ネリマの畑の真ん中で 2006
タンゴちっくな日々
2006.12.31
皆さん、本年もたいへんお世話になりました。穏やかで静かで楽しい1年を過ごすことができました。可能ならば、この平穏が、いつまでも続きますよう。
どうぞよいお年をお迎えください。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.30
書き忘れていたが、このサイトのトップに「たんごちゃんず、はーい」のロゴが登場した。これはデザイナーのアキヤマくんがサービスでつくってくれたものである。感謝。
ところで年の瀬も押し詰まり、恒例のたんごちゃん十大ニュースの発表である。
ぱんぱかぱーん、発表でーす。第一位、特になし!
って、本当に今年は特に大きいことは何もなかったものなあ。ということは平穏無事であったわけで、何よりであります。来年もこうでなくちゃ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.29
原稿。
新宿南口に最近オープンしたのが、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」という店である。何の店かというとドーナツの店に決まってるのである。
ドーナッツといえば、甘ったるい揚げ物で、体にいいとはとても思えないのであるが、にも関わらずにこの店はいつでも長蛇の列らしい。「らしい」というのは、もちろんオレはそんな事実は知らないで単なる伝聞で書いているからである。
当然のことであるが、オレはそんな店に行った話をしたいのではない。年末恒例、漂流の会の話をしたいのだ。
今年の漂流は昨年同様、12月29日に赤羽ということで決まった。なぜ赤羽なのか。さっぱり理由がわからない。幹事であるオレにもわからないのだから、誰も理由はわからないだろうなあ。
集合は6時。であるにも関わらず、11時前に親分からрェかかってきて「おーい、ヒマだよう、早く行こうよう」とのことであった。このタヌキは、飲み会があるといつも待ちきれずに早めに到着し、勝手に一人で飲み歩いて、いい加減出来上がってから集合場所にやってくるというクセを持った人なのだ。
案の定、今回も先乗りの様子、と思ったら最初に登場したのが、1年ぶりのご無沙汰で、だてポンであった。
寒いねえ、久しぶりだねえ、などとぼけっとしゃべっていたら、改札の近辺をうろうろする怪しいタヌキの姿。どっから見ても立派な酔っぱらいである。しかし、このときオレは知るよしもなかったのだが、最も怪しいのは実はだてポンだったのだ。
そこに、いさわし登場。えーじ君とえりずーは遅れるという連絡があったので、4人で年末漂流の始まり始まり。
実は赤羽には川魚を食わせる有名店があって、そこは偉そうに「よっぱらいお断り」なのである。そんな店、こっちからお断りなのだが、食い道楽のだてポン、昨年はずいぶん悔しそうで、今年も行きたい行きたいと言ってたのであった。
ならばその店に行こうかと思ったら、だてポンは「いやまあ、特に…別に…ごにょごにょ」と歯切れが悪い。おっかしーなーと思いつつ、親分に「じゃあ今年もいこいへ」と言ったら「いやあ、ごにょごにょ」とこちらも歯切れが悪い。なんなんだ。
そうこうしているうちにたどり着いたのが「餃子居酒屋 天心」という小さな店である。
なんだこれ、餃子居酒屋って。
ところがここを強く推したのがいさわし。「ここにしましょう、ここがいいです」と力強い。
でもってこれが大正解、やたらとうまい店なのだった。
カウンターばかり13席の小さな店で、おばちゃんが一人で取り仕切っている。
とりあえずビールを頼んだら、親分とだてポン、なぜかいきなり「紹興酒ください」ときた。うーむ、おかしいなあ。挙動不審だなあ。
餃子居酒屋というぐらいだから餃子が旨いのだろう。そう思って、とりあえず焼き餃子と水餃子、あとザーサイなどを頼む。当然手作りの餃子だ。
この餃子が、いやあ、旨かったあ。ちょっとびっくり。
慌てたオレたちは「うまいうまい、はふはふ、うまいうまい」とむさぼり食って、ただちに次の食い物を注文したのだった。
でもって出てくる料理が次から次へと旨い旨い。お通しのピーナッツは生から30分かけていためたもので、じんわりとした味わい。大根餅は、外側がかりかりで、口に含むと中がとろーりと溶け出す絶品。トマトの卵炒めは中国の家庭料理ということで、これまたしみじみと旨かった。
酒は、いさわしとオレも紹興酒に切り替える。瓶からくんでだしてくれる紹興酒だ。これも激うまだったぞ。
酒に弱くていつもはビール一杯にあとはウーロン茶のだてポンも、ぐいぐいと紹興酒のおかわりだ。
と、カウンターに目をやれば、なにやから怪しげな酒が並んでいる。聞けば朝鮮人参の酒にクコの酒だ。
この酒をくれというと、店のおばちゃん(上海の出身だそうだ)、「濃いよ、50度だよ」と言う。
げっ、50度っ。「白酒」という中国の酒だ。
中国の内陸ではこの酒がポピュラーで、互いに向き合って一気飲みするのが大人のお行儀だそうだ。数年前、中国に訪れてそのお行儀につきあったことのある親分は、「気がついたらホテルのベッドで朝になっていた」そうである。同様の体験はいさわしもしていたそうだ。
50度だもんなあ、そりゃあそうだよなあ。
「内陸はやたらと寒いから、あいつらはこれで体をあたためるんだ。でもって、40歳ぐらいでみんな早死になんだ」と親分。ならばこれは行くのが男と、いさわしとオレは50度に挑戦だ。
いや、普通においしかったけどね、ただぐいぐいと飲めないのは確かだったなあ。
さて、何を食っても旨いこの店、我々は十分に満足である。漂流とは別にまた近々ここに寄ろうという話にまとまった。
まったくヘンな川魚の店になんか行かずにこの餃子屋に来てよかったなあ。まったくだなあ。ほんとになあ。
一同、そんなふうにしみじみと振り返っていたら、だてポンが突然目に涙を浮かべて「ごめんなさい、ボクが悪かったです。実はボク、その川魚屋へいってウナギを食ってきたんです。1匹1000円の高級ウナギを。白焼きがやたらと旨かったです、ついでにビールも飲んじゃったです」と仰天告白なのだった。
なんだとお。うぬぬぬぬ。どうりでさほど川魚屋に関心も示さず、ビールを飛び越していきなり紹興酒なわけだ。
ところがだてポン「実は共犯者がいるんです、親分なんです」と仲間を売った。
なんということだ。話を整理するとこういうことなのである。
例によって1時間前に赤羽に着いた親分は、いい調子で一人で川魚屋に入り、ビールでいい気分になっていたのだ。30分前に店を出たら、なぜかそこにいたのがだてポン。やはり早めについてしまっただてポンと偶然にも遭遇してしまったのである。
そこで親分とだてポンが意気投合し、「うなぎの白焼きを食いに行こう」ということになったのだ。でもって親分は今出た店にUターン。おばちゃんに「あらま、また来たのかね」といわれながら、日本酒を飲んだのだった。
そしてだてポンは1000円のうなぎを食いながら、ビールを飲んでいい気持ちだったわけである。
そんなふうに早く到着して二人で勝手に飲みやがっていい気分になり、ばれないようにと姑息にも時間差攻撃で待ち合わせ場所に登場したのが親分とだてポンだったというわけだ。
まーったくあきれたものである。
ではなぜだてポンが早く到着したかというと、新宿の南口に新しくオープンしたドーナッツ屋でドーナッツを食ってから来ようと考えて早く家を出たものの、ドーナツ屋はとんでもない行列で1時間や2時間は軽く待たされそうな案配だったので、仕方なくあきらめて赤羽に来てしまったという事情だったらしい。アホである。
そのアホのだてポン、早い時間からビールに紹興酒なんていうコースだったものだから、店を出る頃にはすっかりできあがり、それどころか顔面蒼白。どっから見ても泥酔状態の千鳥足(ほんとう)で、「う゛う゛、ずみ゛ま゛ぜん゛、ぎぼぢわ゛る゛い゛の゛で、がえ゛り゛りま゛ず〜」と、先によろよろと帰って行ったのであった。
大丈夫か、あいつ。へろへろだったぞ。もっとも写真で見る限りでは、どこから見ても単なるアホだが。
心配する我々を置き去りにして夜の赤羽を泳ぐように帰って行くだてポン。うーむ、大丈夫か、寒いし。
ところが心配というのはだいたいがするほうがアホを見るもので、30分後、いさわしの携帯には「帰りにドーナッツ屋に再チャレンジしたけどやっぱりだめだったよーん」というメールが入ったのだった。うーむ、泥酔状態でドーナツ屋の行列に並ぼうとしたのか。こいつの行動原理はよくわからんぞ。
それはともかくメンバーが3人になってしまった今年の漂流部隊、次に行くのは焼き物の店だ。
客一組に一台の七輪を置いてくれて、いろんな海のものを焼いて食わせてくれる店で、さっきもちょっと気になったところなのだった。
店の名前は「トロ函」という。トロ函とは、魚市場などで見かける、魚を放り込んでおく大きな木箱のことだと思う。
ところがオープンしたばかりだというこの店、えらい人気ぶりで大賑わい。とても座れそうにない。
そこで交渉ごとなら任せろという親分が強引にねじ込んで、店の前にビールケースを積んで即席のテーブルにすることで話がついた。そこに七輪を乗せてもらい、道ばたで熱燗飲んで、はー、こりゃこりゃってなもんだ。
ところが基本的にものすごく寒い。最低気温が1度とかいうことでえらく寒い。
なぜこんな思いをしてまで飲まなくてはならないのか、どう考えても体に悪いではないか、風邪を引いたらどうするのだ。第一これでは家の庭で七輪やってるのと変わらないではないか。
そんな理不尽な思いはなんのその、オレたち3人はビール箱に七輪、ヤカンの熱燗という、いい気分なのだった。
親分「まあまあ、お一つ、わっはっっは」いさわし「さあさあ、安いよ安いよ、旨いよ旨いよ」。
着ぶくれた酔っぱらい二人が大声で陽気に呼び込みをするものだから、いつの間にかつい立ち止まってこちらを観察する人が出る始末。すると、人が人を呼ぶことになってだんだんふくれあがり、我々は見事に店の呼び込み看板オヤジになってしまったのだった。
と、店のあんちゃんが「席が空きましたよ」と知らせに来た。やれやれ、寒かったなあ、ひゅー。
用意してもらったカウンターに座り、引き続き七輪でホッケなどを焼き始めたのである。ところが、寒い外からいきなり中にやってきたものだから、これが暑くて急に弛緩しちゃって頭も体もぼんやりだ。
カウンターに座った我々は、さっきまでの威勢の良さはどこへやら、背中を丸めてぼそぼそと景気の悪い客になってしまったのだった。
どうにも案配よろしくないですなあ。ええ、モチベーションやら、パッションやらがどこぞへと。はあ、ならば出ますかのう。
というわけで、せっかく温かい席にありつけたというのに、我々はそそくさと退散。次の店に行くことにしたのだった。
ここで、えーじ画伯が合流。なんでも会社の納会で3時間飲み続けていたらしい。そのあげくの漂流参加だから、じっつに義理堅いことである。
画伯が入って4人になった我々は、再び漂流。赤羽名物「OK横町」という飲み屋街をただよう。
まあ、けっこう食ったし、飲んだし、別に腰を落ち着けられればいいやなあということで入ったのが、小さな居酒屋。名前も忘れてしまった。
この居酒屋、カウンターになぜか水槽が置いてあって、熱帯魚がひらひらと舞っている。
目の前のその水槽を眺めつつ、頭が空っぽの画伯なのだった。
聞けば実は画伯はかつて熱帯魚を飼っていて、ちょっと蘊蓄があるのだそう。おかげで店の大将と意気投合して熱帯魚談義だ。それを横目に親分は「エンゼルフィッシュってつくだににしたら旨いんだよなあ」と意味不明のことを口走るのだった。
ちなみにこの親分、本日は4時に大宮の家を出てクルマで平塚の取引先に行って朝から一仕事し、それから練馬の取引先にいって二仕事。その後大宮に帰ってクルマを置き、赤羽にやってきて合計5軒、飲み続けたというわけである。
しかも明日も朝から栃木の本社で仕事。うーむ、なんというハードな仕事ぶりなのだ。
オレたちも見習わなくては。あ、いや、見習いたくないな、あんまり。

結局、予定していたえりずーは、仕事が片付かず、残念ながらの不参加に。毎年恒例のメンツによる漂流は、今年も狭いエリアをひたすら漂うというもので終わってしまった。
ま、とにかくこれがないと1年が終わった気がしないよ。来年も元気で会おうねえ。
親分と手を降って別れた画伯といさわしとオレは、埼京線に乗り込んで帰ったのだった。
11時前といういつもなら酔っぱらいで激しく混んでいる時間帯にも関わらず、西武線はけっこうガラガラ。正月休み本番を迎えて、世間は少しおとなしくなっているようだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.28
取材1、打ち合わせ2。
朝、普通に目覚ましを鳴らしていた携帯電話が、昼過ぎ、外出先で突然昇天してしまった。
電源が入らず、画面は真っ黒。試しにかけてもらったら「電波の届かないところに」メッセージが流れたそうだ。
うーむ、シャープの901iである。この機種、以前にも突然壊れてしまい、保証期間中だったので無償で交換してもらったことがある。不良品なのかなあ。
普段は意識しないが、携帯が使えないというのはなんとなく落ち着かなくて、弱ってしまった。気がつかないうちに携帯なしではいられない体になってしまったのか。
考えてみれば電話番号を覚える習慣などとうになくなってしまって、公衆電話から連絡しようにも電話番号がわからない始末。言うまでもなく、その公衆電話すら貴重品になってしまっているし。
夕方、ドコモの店に飛び込んで、こわれちゃったようと泣きついたら、あれ、なんのことはない、電池が完全に放電してしまっているとのことだった。充電すれば何の問題もなく使えるのである。
おっかしいなあ、朝には電池の残量はいっぱいあったのになあ。
世間を騒がせている三洋電機の電池の問題なのか。やれやれ。
結局帰ってきて充電しておしまい。再び普通に使えるようになったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「ダカーポ」
「知的ストレッチ入門」日垣隆・大和書房。現代版の知的生産の技術。一ヵ月に本を100冊読むにはどうすればいいか、などといったノウハウが公開されている。もっともそんな部分より、ブログについて考察しているところのほうが面白かった。
2006.12.27
取材1、打ち合わせ2。
12月とは思えない陽気である。日中は20度近くまで気温が上がって、こりゃあ冬ではなくて秋だ。
この陽気はしばらく続くらしく、そうなると年明けすぐに派手な冬物バーゲンの始まりだ。
もっともこういう気候の時こそ、大地震が起きやすいそうで、うむむ、ちょっとヤバイのではないか。
ヤバイといえば、そもそもは温暖化がもっとやばくて、昨日の冬の嵐も温暖化によるものだ。温暖化というのは単に暖冬を示すのではなく、竜巻や嵐など、予想もつかない局所的な天候変調を引き起こすものだそうだ。うむむ。
隣のオガワさん、「12月はもっとカラッと晴れるものなんだけどねえ」と、軽トラックのハンドルを握りながらつぶやいたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.12.26
取材1、原稿。
「自分探しの旅」(笑)に出かけたのは、かの有名な元サッカー選手である。
自分探しってことは要は自分を見失ったということだから、"ここはどこ? 私は誰?"状態になってしまっての「徘徊」というのが正確ではないのか? 惚けてしまって。
それに30近いいい大人が「自分探し」(笑)って口にするのは、ニートか引きこもりって相場は決まってるし。
なんてことをしゃべりながら、テレビを指さしてげらげら笑っていたら、妻に「人様に刺されるから、そういうことを日記に書いちゃだめだよ」と叱られてしまった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「Number」
2006.12.25
取材3、原稿。
年賀状を書き終えて、投函する。一応建前では本日までに投函すれば元旦に配達されるのだそうだ。
もちろん現実にはそんなことはあり得なくて、それでなくても年賀状配達のアルバイトが集まらずにマンパワーで危機的な状況にあるのに加え、トヨタが乗り込んで直接カイゼンを指導した結果が生んだ現場の混乱がちっとも収まる気配がないため、配達どころか仕分けそのものが今から停滞の予想である。
たぶん来年の年賀状はかなりが遅配。全国あちこちで、あきれたりいらついたりする声が聞かれるだろう。
郵便事業で年賀状の占める割合は12%ぐらいだそうだが、それだけの金額をわずか半月ほどで稼ぐわけだから、何にも増しての最重要事業であるはず。それなのに遅配が当然ということになれば、ますますネットへのシフトは拍車がかかるのだろうなあ。
などと考えながら、宛名を書き、息子も友達やいとこ宛になにやら書いていた。年賀状というのは美しい風習だよなあ。
年末の超忙しいときにやらなければならない作業のため、どうしても文面などは手抜きになってしまうのだけれど、正月の落ち着いた空気の中で自分宛の年賀状を眺めていると、オレももっと考えて凝ったものにするんだったなあと後悔するのも例年のこと。なーに、人からもらった年賀状なんて、そうそう覚えていないってば。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「男坂」志水辰夫・文春文庫。人の意表を突いたり驚かせたりする仕掛けを「けれん(外連)」と言うが、志水辰夫の文体はけれんみを徹底的に削いだ一つの極みである。人生の下り坂にさしかかった、あるいは下り坂の真ん中より下にある男たちをテーマにした短編集である本作では、折々の場面で、なぜそうなったかという説明が極力省かれている。省かれていてなお、その事情が伝わってくる。いわゆる志水節の真骨頂と言えるのではないか。もっともそれが好きかどうかは別問題であって、オレなどは、少々行き過ぎではないか、と思ってしまうのであるが。
2006.12.24
クリスマスイブの休日なので、さて、どこかクリスマスムードを楽しめるところへでも連れて行ってやろうかと思って、どこへ行きたいかと聞いたら「こつうこうえんで、じてんしゃにのりたい」というので、12月末の寒空の中、交通公園で自転車に乗るために出かけたのだった。
交通公園というのは園内に信号などが設置されていて、遊びながら交通ルールが覚えられる正しい公園なのだ。自転車も用意されており、すべて無料である。
友達が続々と補助輪なしで自転車に乗り始めたので少々焦っている息子は、だいぶ前から補助輪を外して自転車に乗る練習を行っている。寒くなってからしばらく休んでいたが、再び練習だ。
とにかく寒い。こんな寒空の、しかもクリスマスイブに自転車に乗るためにやって来る家族連れなどいるものかと思ったら、それなりにいてちょっとびっくり。帽子に手袋と、完全武装なのだ。
ここで息子は、本日は特に根性の入った練習である。今年中に何とかしたいと思っているのか、あるいはここで頑張ればサンタクロースがご褒美に轟々戦隊ダイボイジャーを届けてくれると思っているのか、こっちが音を上げても黙々と自転車を押し続けるという集中ぶり。
2時間以上は確実に園内を走り回った息子は、最初は1メートルですぐに足をついていたのに、最後にはとうとう30メートル以上もペダルをこぎ続け、しかもふらつかずに真っ直ぐに走れるようになったのだ。
その様子を最初からずっと見ていたのだが、短時間でこんなにも上手に乗れるようになるなんて、無駄に思える動きを繰り返す中からある時突然に非連続の突破が起きるという物理学のクォンタムジャンプというのは、まさにこういうことかと驚かされた。一度このクォンタムジャンプを経験し、ある壁を乗り越えてしまうと、もう体が忘れることはない。きっちりと一つのことを成し遂げた息子であった。
じっさい、その様子をずーっと眺めていたら、しみじみと感動してしまったのである。
寒空の下、2時間も自転車と格闘した息子は、息を切らせながらも疲れた様子はなく、実に嬉しそうに「やったあ」と満面の笑みだった。
さて、これからはりさちゃんパパの言うように、もっと大変になるのだろう。それはともかく、これもまた記念日ということで。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」「日経エレクトロニクス」
2006.12.23
原稿。
湾岸地域に住んでいたときはお台場が準地元だったので、クリスマスのイルミネーションを楽しむのもお手軽だった。
練馬の片田舎に引っ込んでからはそうもいかず、地元商店街のしょぼいツリーを眺めるだけだった。おやじたちが地元の子供を喜ばせようと寒い中頑張って飾ってくれたのだから、あんまりケチをつけるものではないが。
でも、もうちょっと派手なのがいいなあと思って調べたら、多摩センターの駅前がけっこうきてるというらしいので、夕方、出かけた。
いやあ、派手でしたな、確かに。ピューロランドがあるせいか「キティちゃんの街」を自称している多摩センター、いたるところにキティがいるのだった。巨大なモニュメントがあちこちに、にょっきりと。
その周囲に何百万個だかの電球がきらきら光って、昔は何もない山の中だったのになあというオレの感慨などどこ吹く風、あきれた賑わいだった。
もちろん子供らは大喜び。多摩丘陵に12月の風がわたるのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.22
取材1、原稿。
久しぶりにスマイリー城へ行って焼き鳥を食う。
遅い時間に行くときは、ヨメの自転車を借りる。これは前後に子供を乗せてもふらつかないで走れるという特別仕様の自転車で、その名も「フラッカーズ」という。ママチャリ界のベンツと呼ばれる自転車だ。
それはともかく、スマイリーはいつものことながら働き者で、今年も31日まで普通に営業し(つまり1時過ぎまで)、元旦だけ休んで、2日から通常営業なのだ。まったくよく働くよなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SoundDesigner」「SPA!」「月刊ASCII」Web2.0とフラット化する世界についての特集が、なかなかに含蓄深く、興味深かった。フラット化については、果たしてどうなっていくのか。しばらくオレもテーマだな。
2006.12.21
取材1、打ち合わせ1、原稿。
アキヤマくんと日本橋の喫茶店で打ち合わせ。
最近はスタバちっくなカフェもどきばかりが増えてしまって、昔ながらの普通の喫茶店を見つけるのは難しい。資料を広げて打ち合わせをするには、やっぱりちゃんとした喫茶店がいい。
もっともそんな客が多いから商売が立ちゆかなくなって潰れてしまうのだろうけれど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「ビッグコミックオリジナル」
「週刊新潮」
「天才のヒラメキを見つけた!」日垣隆・WAC。識者との対談集。岡野雅之(サッカーじゃないよ)との項が面白かった。商売の極意はここにあり、ということが書かれてあって思わず膝を打つ(電車の中で)。それにしても日垣隆、最近は量産体制に入ったのか、と思わせる。
2006.12.20
取材1、原稿。
学生時代、中野坂上に住んでいたのはフジタだった。
やつのボロアパートには何とが泊まりに行ったことがある。朝起きたときに、朝食代わりにリンゴを一個、放り投げてくれたのをなぜか鮮明に覚えている。
あのあとフジタは、銀行へ行ってくると言い残し、新宿まで一人でてくてく歩いてお金をおろしてきたのだった。電車賃を節約するためだったんだろうなあ。
確か六畳一間でトイレ共同、玄関共同。風呂なんてあり得ない。
そんなアパートが当たり前で、中野坂上あたりにはごろごろしていた。
その中野坂上も、今では行ってみてびっくり、高層ビルが建ち並ぶ立派なオフィス街になってしまっている。あの頃軒を連ねていたおんぼろアパートたちは、すっかり影も形もなくなっているのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「ビッグコミックオリジナル」
「週刊新潮」
2006.12.19
取材4、原稿。
この日記を書くのは、だいたい原稿仕事を始める前だ。つまり前日のことを思い出しながら、朝、仕事のウォーミングアップを兼ねて書く、という感じである。
ところがものの本によれば、毎朝、5分間だけ計算問題をやると、1ヵ月後には記憶力が20%もアップするらしい。おお、なんということだ。
これからはこんなくだらない日記を書くのではなくて、5分間だけ計算問題をやったほうが、よっぽどプラスになるというこたか。
世の中の会社も、朝礼などというゴミみたいな行事はやめて、全員で5分間だけ計算問題に取り組んだ方が、よほど業績が向上するのではないか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「敗因と」金子達仁・戸塚啓・木崎伸也・光文社。あのワールドカップの敗因を振り返った本。今になってやっと冷静に分析することができた、ということか。これを読むと、いかにジーコが無能で無策だったかがよくわかる。実際、実績のある選手(海外組)を呼んでピッチに送り出しただけだったのは間違いなかったらしい。さらに、大きな問題となったのが、中田が孤立していたこと。薄々は感じていたが、まさかここまで孤立していたとは思わなかった。結論。ジーコと中田がいなければ予選リーグは突破できていた。実際、そう思っている選手たちも多いみたい。
2006.12.18
取材3、原稿。
ぼちぼち「よいお年を」「来年もよろしく」という挨拶が聞かれるようになった。年の瀬である。
となると、問題は、そう、あのっ、年賀状である。
一応我が家では用意だけはできたが、宛名書きがまったく進んでいない。こういう時のために住所録を整理しておけばいいものを、さぼっていたものだから、結局宛名は手書きしなくてはならないのである。
酒飲んでるヒマがあったら、やっとかなきゃなあ。
ところで来年は年賀状の大幅遅配が今からあちこちで予告されていて、これは見物である。
郵便局は一体どうなっていくのだろう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.17
原稿。
本日はずっとこもって原稿仕事である。その前に近所のホームセンターに行って金魚のポンプを買ってきた。近所で金魚のって(笑)。
休日の朝一番にもかかわらずホームセンターは大騒ぎ。うーむ、なぜあんなにも混んでいるのだろう。
しかもDQN率の異常に高いホームセンターなので、ぐったり疲れてしまうのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.16
年末のくそ忙しいときに、オレは優雅にも本日、ワンちゃんライブのサポートメンバーでギターを弾いたのである。つまり本日は売文業者などではなく、ミュージシャン先生なのである。頭を下げて出入りするのではなく、壇上で熱いまなざしに包まれるのである。
「である」が続くほど、偉いのである。
しかしいつもながらどたばたの準備であるにもかかわらず、最後はどうにかつじつまが合うのがおかしいライブだなあ。最近はここのライブに参加するのがけっこう楽しくなってきた。
本日は息子を帯同しての参加。息子は客席づくりなどに一生懸命汗を流して、さながらローディーなのであった。
写真はステージでギターを熱演する俺様の姿を見て、感動する息子の背中である。息子もきっとオレのようなミュージシャンを目指すのだろうか。息子よ、それは誤った道だぞ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.15
取材3、原稿。
埼玉県の入間市というところまで取材に行く。ここで思い出すのは遠い昔、21歳の頃だ。
当時オレは社会人の仲間たちとブルーグラスバンドを結成して、ギターを弾いていた。オレ以外の全員が働いていて、どういうきっかけで結成したかというと、雑誌の「ギター募集」という投稿に返事をしたら仲間に入れてくれたのがこのバンドだったというわけだ。
このバンドのバンジョー弾きが住んでいたのが入間だった。
今でも覚えているのだが、一度そいつの家へ泊まりに行き、納屋でバンドの連中と練習をしたことがある。寝たのは家の2階。ずいぶんと大きな農家だったことを覚えている。
その駅が確か入間市で、まあ、ずいぶんと田舎だったなあという記憶が残っているのだった。
もちろんもう場所はすっかり忘れていて、入間もそれなりに都会になっているのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「渋滞学」西成活活・新潮選書。例えば「ASEPは自己駆動粒子を扱っているために常に粒子の流れがあり、このような状態を非平衡状態と呼ぶ」といった文章をオレが理解できるかといえばそんなことはまったくなくて、そりゃもう、ちんぷんかんぷんなのだが、渋滞というものを科学的に切っていくその過程はハッとするほど面白かった。渋滞でない状態と渋滞の境界はどこにあるのか。そんな疑問もロジカルに解けていくのであった。
2006.12.14
取材3、原稿。
ノロウィルスが猛威をふるっている。(ああ、なんと凡庸な書き出し!)
藤本ともひこ風に言えば、呪いのウィルス、ノロウィルスなのだ。
幼稚園で芋洗いの息子と、満員電車に乗ってインタビュー仕事のオレが、我が家では一番ウィルスに遭遇するリスクが高い。なので手洗い、顔洗い、うがいは不可欠だ。
服にもくっついているから、帰ったらすぐに着替えて上着は隔離するという徹底ぶりである。これなら大丈夫だろう。どっからでもかかってこい。いや、かかってくるな。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.13
取材3、打ち合わせ1、原稿。
うむむむむ、年末のここへ来て、けっこう追い詰められてきたぞ、オレ。
いや、別に借金取りに追い詰められているというわけではなくて、仕事がおかげさまで、ぎちぎちと。
昼に取材して夜に原稿を書くという生活に突入し、それでも片付かず、取材メモがどんどんたまっていくという非常に精神的によろしくない状況なのである。うーむうーむ。
とりあえず酒でも飲んでから考えよう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「夜消える」藤沢周平・文春文庫。江戸の庶民の人情話。文章はやっぱりうまいなあ。何気なく書かれてあるようで、それでいて決してまねのできないさりげなさだと思う。
2006.12.12
取材2。
東京発9時13分の「のぞみ」15号で新大阪。久しぶりに駅関係とは無縁の取材で、千里中央というところへ行く。ここは昔の万博の跡地の近くですよねーっと聞いたら、聞かれた本人が万博後に生まれた人だったりするので、ああ、時代は遠くなったもんだ。
帰りの新幹線は相変わらず出張帰りのオヤジのビールで臭い、臭い。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「AERA」
「チーム・バチスタの栄光」海堂 尊・宝島社。ノンストップ医療ミステリー。絶賛されるのもうなずける、やたらと面白い小説であった。現役の医者が書いただけあって医療関連のリアリティは圧倒的。それだけでなくて、キャラがすごく立っているのが一番の魅力だった。ストーリーは凡庸といえば凡庸だし、謎解きもどうってことないし。つまり先日途中でぶん投げた「シリウスの道」とどこが違うかというと、やっぱりキャラにあるのだった。ま、それはともかく、買って読んで損はしない小説です。めっけものの一冊。
2006.12.11
原稿。
フリーになった18年前から、「現代用語の基礎知識」「イミダス」「知恵蔵」の3冊はいつも買いそろえてきた。けっこう傾向も中身も異なるので、3冊あっても案外かぶらないのである。
もちろん決して無駄ではなくて、例えば「生命保険の仕組み」などという原稿を書くときは、この3冊をパラパラやるだけで、A4サイズの4ページ、なんていう原稿が書けたりする。案外重宝なのだ。
もっともそれも2002年ぐらいまでで、ブロードバンドが当たり前の今は、何かっていうとすぐにネットだから、これらをレファレンスすることもなくなってしまった。
となると、あとはかさばるだけの荷物。3冊買って、1年間でページを開いたのは結局1回だけ、という年があってから、買うのをやめてしまった。
ところが聞くところでは今年の「現代用語」は異常に面白いという。それはもはや奇跡的といってもいいような面白さらしいのだ。
どれどれ、と久しぶりに買ってきたオレであったのだが、ふうーんとパラパラとめくってみたところ、確かに巻末のページがやたらと面白そう。特に「生活スタイル辞典」はなかなかの企画。
「やっぱりしたくなった人のためのカーリング」とか「派遣のくらし」「うんこを読み解く」「良家子女の思い出」「都市を測るスケール」など、ワンテーマごとに見開きでまとめられている。これなら読み物としても十分である。
このまま小脇に抱えて魚せいに行き、酒を飲みながら読んでもいいとさえ思ったね。
でも、飲み屋のカウンターで「現代用語の基礎知識」を広げて酔っぱらっているのは、どこからどう見てもアタマのおかしいヤツだから、あきらめたが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.10
クリスマス電飾というものもだいぶ広まってきたようで、ずいぶんとあちこちで見かける。
当然、単に光っているだけではダメで、それなりのセンスと相応のコストが要求されるようになった。難しいものよのう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」「Will」「シリウスの道」(藤原伊織)は上巻の途中で放り投げる。こういう企業ミステリーはもう肌に合わなくなってきたのかもしれない。
2006.12.09
原稿。
幼児がいると家で鍋をやるのはためらわれる。我が家でもここ数年、鍋はお休みなのだった。
でも、ぼちぼち子供もわかってくる頃だろうと、今夜ついに鍋が解禁。カキ鍋となったのだった。
やっぱ鍋はカキだよなあ。ああ、うまかった。
妻は最後の雑炊が何よりも好きで、大喜びで食べていた。
来週はせんだって親分からいただいた、きりたんぽ鍋に決定なのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.08
取材5。
夜でもサングラスをかけ、夏でも毛糸の帽子をかぶり、冬でもジーンズをおろして背中からパンツを見せている。
そんな連中が山盛りなのが、渋谷という街である。
ハチ公前の交差点を横切るだけでもうんざりしてしまうぞ。
オレの学生時代は、落ち着いた大人だけのいい街だったのだがなあ。今ではできれば足を踏み入れたくない街になってしまった。道玄坂のヤマハに行くぐらいで済ませておきたいものである。
夜、近所の「魚せい」に行く。最近は客の入りがさっぱりで、今夜もガラガラだ。原因ははっきりしていて、飲酒運転の取り締まり強化によるものである。
つまりそれまでは相当数がクルマで酒を飲みに来ていたわけだ。そりゃあまずいよなあ。
まあ、駅前立地でない居酒屋なんてものはだいたいがこうだろうが。それにしてもここまで顕著だとは、ちょっとした驚きだ。
本日、国家公務員様のボーナス。格差はますます広がるばかり。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
2006.12.07
打ち合わせ1、原稿。
年末が近くなってきて、けっこう仕事が忙しくなってきた。加えて困ったのが、忘年会問題。
欠くことが許されない義理の忘年会が日にちも時間もぴったんこ重なってしまって、うーむと現在脂汗を流しているところである。
はてさて、どうしたものだろう。どっちにもぜひとも顔を出したいし、どっちにも不義理できないし。うーむうーむ。
こうなったらやっぱりかけもちしかないのかなあ。うーむうーむ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.12.06
取材4。
最近はタクシーがちょっと捕まえにくくなっているらしい。運転手不足も顕著だそうで、クルマの稼働率がだいぶ落ちているという話だ。
要は景気が回復した、と続く文脈なのである。もちろんそんな実家を持っている人はごく少数で、なんでも世界の富の4割を2%の人が抱え込んでいるらしい。やれやれ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ダカーポ」
「冬至祭」清水義範・筑摩書房。働き盛りのテレビプロデューサーの子供が不登校になり、それをきっかけに家庭が壊れていく。彼は安住の地の立て直しのために仕事を辞め、地方に移り住む。そういう重いテーマの小説なのである。本来はずっしりとした読感があってしかるべきであるのだが、そういうものがまったくなく、あっさりと流れてしまっているのは、作者が本来的に持っているユーモアセンスがにじみ出ているのでは決してなく、要は力量不足なのだと思う。同じテーマを重松清が描いたらどうなるかを考えれば、そのわけは瞭然だ。少ない登場人物に簡単なストーリーと、お気楽に読める小説ではあるけれど。
2006.12.05
取材5。
自動販売機を見たら、ドクターペッパーが置いてあった。最近では珍しいのかなあ。
昔は大好きでよく飲んだものだ。あの薬臭さがたまらなくってねえ。
そんなことを思い出したら、ついふらふらと手が伸びてしまって。おろろろ。
すっごく久しぶりに飲んだけれど、相変わらずのジャンキーな味だ。これがたまらん。
裏側を見たら、うほほほ、体に悪いものばっかり入っていた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「SPA!」
「すぐに稼げる文章術」日垣隆・幻冬舎新書。こういう題の本を電車の中で読むのはちょっと恥ずかしいのだ。割と興味深く読めた。上手な文章を書くためのちょっとしたティップがいろいろと。
2006.12.04
原稿。
食べ物の好き嫌いは人それぞれである(ああ、なんと凡庸な書き出しなのだ!)。
知り合いのM氏はなぜかバナナが大嫌い。「ピンポーン、こんちはー」とおじゃましてドアを開けた瞬間、その家にバナナがあるかどうかがわかるそうだ。
そこまで嫌うか、バナナを。
広告代理店に勤務していたH氏は、ネギやニラ、ニンニクの類が大嫌い。飲み屋に行って誰かがネギマを頼んだりすると、とたんに期限が悪くなるほどだ。
そのH氏、仕事でエバラ食品の担当を命じられたのだが、「工場へ取材に行って臭いをかいでゲロを吐くかもしれませんよ、それでもいいんですか」と上司に直談判。見事に担当を逃れたそうだ。
そこまでやるかなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.03
幼稚園のお遊戯会。
狭い園舎に300人以上もの幼児がいるため、お遊戯会も二日に分かれての開催である。いったい少子化とはどこの国の話じゃ。
お父さんたちはビデオ係として場所取りのために早くから行列である。オレも、なめられてたまるかと啖呵を切って90分も前に行ったのだが、時既に遅しであった。
先頭から3人は父ちゃん。見ていると様子がおかしくて、ひたすら黙って文庫本を読んでいるのみ。うーむ、いかにも苦行という風情だった。
お遊戯会を見て「あれっ」と思ったのが、年長組になるとずいぶんと芸もしっかりしてくるんだなあということ。合唱もちゃんと音程が取れている。年少組など、誰も彼もがほとんど絶叫しているに等しい状態だったのになあ。
奴らは奴らなりに成長しているのか。って、当たり前か。
夜は仲良しお母さんたちの飲み会があって、当然父ちゃんも引きずられて連れて行かれる。母ちゃんたちがしゃべりまくり、子供らが走り回る居酒屋の一角で、父ちゃんたちはぼそぼそと焼酎をすすりながら「この銘柄は」「あそこの銘柄は」と焼酎談義を繰り広げたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.02
大宮のソニックシティで、本日は「しまじろう」のクリスマスコンサートである。
しまじろうはベネッセの最強キャラ。幼児で知らないものはいないのだった。そのしまじろうを中心に、いろんなかぶりものキャラやお姉さんんが出てきて、歌いまくり、踊りまくる。娘は大喜びなのだった。
それにしてもでかい着ぐるみ姿で、よく激しい踊りができるものだなあ。感心しきり。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.12.01
取材3。
いい子にしていたらクリスマスのプレゼントをサンタさんにメールしておいてやる。だからちゃんと後片付けをするように。
そう言い聞かせられた子供たちは、しっかり後片付けをしたのち、トイザらスのチラシを見てはプレゼントを何にするか、考えている。
妻の話によると、今年は男の子の場合、ダイボイジャーという大型の合体ロボットに人気が集中しているらしい。番台、大もうけですな。
集中しすぎのあまり、いざという時に品切れになってしまっては取り返しがつかないということで、今から買って確保してある家も多いそうな。うむむ、我が家も走らねば。
と思って、今ネットで見てみたら、7000円から1万円まで、ずいぶんと開きがあるのでびっくり。結局、トイザらスのリアルショップで買うのが一番安いということがわかって、来週にでも行くことにしたのである。
でも、トイザらスの買い物って嫌なんだよなあ。接客が最低だからなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「月刊現代」
「ああ娘」西原理恵子・毎日新聞社。男の子の奇行ばかりを集めた「息子よ」に続く、女の子版。基本的に男の子ほどバカではないということがわかった。
2006.11.30
原稿。
すっかり日の落ちるのが早くなってしまって、5時には真っ暗。うーむ、そろそろ年賀状の準備をしなければ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.29
取材5。
赤坂であまりにヒマなのでぼけーっと口を開けて立っていたら、近くを緑の服を着たおっさんが歩いていた。
めざとくそれを見つけたカメラのボロボおじさん、「あれはイエローキャブの社長だ」と教えてくれた。
なに、イエローキャブ。あの巨乳タレントばかりを集めた、汚れプロダクションのイエローキャブか。っていうより、内部分裂によりそのイエローキャブを追い出された名物社長か。
ということは、一緒に歩いているおばちゃんも巨乳なのか。いや、そんなことはどうでもいいか。
とにかくこれが証拠写真である。手前の電話している人は巨乳はなんの関係もなく、単なる普通のサラリーマンである。イエローキャブ本人はその向こうのちっちゃい緑だ。
って、これじゃなんの写真か、わからんな。ほとんど無意味なのだった。
それはともかく、さすがボロボおじさん、足フェチのくせによくぞイエローキャブと気づいたものだ。
関係ないけど、その赤坂で牛丼チェーンと同じ名前のそば屋に入ってカツ丼を食ったんだが、そのまずいことまずいこと。
ご飯はべちゃべちゃで、油もひどく、後で胸焼けがしたほどだった。同じくカツ丼を食ったボロボおじさんも、あまりのまずさにびっくりしていた。
場所だけは一等地のくせに中身は問題外である。アウト・オブ・プロブレム。店の名前を、まず屋に変えた方がよろしい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊プロレス」「SPA!」
「卒業」重松清・新潮文庫。"親の死"をテーマにした中編小説集。本人によれば"ゆるし"もテーマなのだそうだが。収録された4編のうち、臨終を迎えた母の枕元で久しぶりに会った妹と子供時代の母親の思い出を振り返る「まゆみのマーチ」が絶品。自分が親となって知る、母親の無償の愛の深さというものが描かれていて、あまりの美しい内容にただ感動。電車の中なのに泣きそうになってしまった。あの"東京タワー"は単なるマザコン小説に過ぎない凡作(読み返す気にもなれない)だが、この中編小説は名作だと思う。
2006.11.28
取材1、原稿。
朝、4時50分に起きて着替え。新聞を取ってくる。外は真っ暗だ。朝刊を眺めながら一人でご飯を食べ始める。
と、息子が寝ぼけ眼で起きてくる。けっこう律儀にオレの起床に合わせて目覚めるのだ。
たくあん食うかといったらうなずいたので、寝ぼけ眼の息子の口にたくあんを押し込んでやった。たくあんが好きなのだ。こやつは。
好きなたくあんを口の中でぽりぽりやりながら、息子は再び布団に戻っていった。
入れ替わりのように起きてきた妻に、んじゃ、行ってくる、と言ってお父さんは野良仕事に出かけた。6時の電車は当然のように混んでいて座れない。
なぜこんなに早く家を出たかというと、お父さんは今日、つくばという田舎で野良仕事だからである。だもんで、秋葉原に7時集合なのだった。
つくばエクスプレスに乗って、つくばへ。駅前からタクシーに乗って30分、取材先に到着したのだが、ふと見たら、なんとすぐ隣が下妻市。
そう、あの名作「下妻物語」の現地なのである。おお、素晴らしい。
感動したオレは、携帯でぱしゃり。周囲から見たら、まったくヘンなヤツだったろうなあ。
家に帰って、夕方、地元の神社の酉の市に出かける。
小さな神社の小さな酉の市だ。店の一つで、息子と娘にそれぞれ500円の小さい熊手を買ってあげた。
と、店のにいちゃん、「オマケにどうぞ」と小さい亀の置物を二つくれた。えっ、いいんですか。確実に熊手より原価が高そうなのに。
にいちゃん、いい人で「どうぞどうぞ」とえびす顔。うーむ、小さな福の神かも。来年はここで1000円の熊手を買おうと決めたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.27
原稿。
今年も始まりました。何がって、クリスマスのバカイルミネーション騒ぎです。
我が家も取り出してきて、家の周囲をきんきらきんに飾り立てた。
夕刊を配達に来た新聞屋が我が家の様子を見て「お、始めましてね」と一言。うーむ、新聞屋にもチェックされていたのか。
並びの4軒のうち、ヨコカワ家も早速デコレーション。なかなかに賑やかなのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「食品と暮らしの安全」
2006.11.26
家の目の前に区の放送塔があって、大きなスピーカーから大音量で放送が流れる。引っ越した当初は、今時こんなのがあるなんてやっぱり田舎だなあとびっくりしたものだった。
光化学スモック警報や選挙の投票の呼びかけの他、毎夕には音程のずれた「ゆうやけこやけ」とともに「気をつけて帰りましょう」というメッセージが流れる。
このメッセージだが、以前は「大人は子供に一声かけてあげましょう」というのがあったのがだ、最近、カットされた。世情だな。夕暮れに一声かけたら、たちまち危ない大人扱いだ。
もう一点「明日も素晴らしい一日でありますように」というのもカットされたが、これは病気の人や貧乏な人の感情を逆撫でするからという理由らしい。うーむ、そこまで世知辛いか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.11.25
完全オフ。ふっふっふっ。
夜は久しぶりに家族でスマイリー城に行った(ユーイチローよ、たまにはおいで)。
行ったのはいいけれど、店員さんがオレの顔を見ていきなり「タンゴさん、日記見ましたよ〜。あの後、お父さんたちとカラオケ行っちゃったんですね〜。それからタンゴさんて、物書きなんですね〜」と突っ込んできた。
あううう、見、見たんですかあ。
愕然としたオレはひたすら日記の内容を思い出し、確かスマイリーの悪口は書いてなかったよなあ、と確認したのだった。背中をいやーな汗が。
スマイリーは、安くておいしい焼き鳥屋さんでえーす。本当でえーす。
自分で焼けるので、子供たちも大喜びでえーす。
ついでに(ついで?)店員さんもみんな美人で気だてがよくて最高でえーす。
母ちゃんには「日記にはあまりいい加減に悪口書くんじゃないよっ。子供の顔もばれてるんだから」と叱られてしまった。
それでなくても我が家の行動が幼稚園のお母さんたちに筒抜けになってしまって、けっこう恥ずかしい思いをしているしなあ。これも、さやちゃんパパやりさちゃんパパが見るんだろうなあ。
こないだも飯田橋・鳥よしの店員に突っ込まれてしまったし、うう、店関係はチェックが厳しいのう。考えてみれば、店は評判が気になるから、やっぱり自分のところの検索はするだろうしなあ。
ううーむ、などとうなりながら焼き鳥を備長炭で焼いて、むしゃむしゃ食った。ああ、旨かった。
ちなみに、試しにググってみたら、スマイリー城でオレの日記にたどり着くには相当深いところまで行かなくてはならなかった。けっこうヒマなのか? 店員。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.24
取材1、原稿。
駅の立ち食いソバというのは、あれでなかなか重宝する。移動時間に食事を済ませたいときなどは、大いに助かるのだ。
いや、助かるどころか20代の後半などは、一時期、ほとんど主食のように食べていたものだった。
もっとも人がものを食っている姿というのは基本的に見苦しく、恥ずかしいものである。オレのじいさんなどは、その点、厳しかったものだ。
大あわてで立ち食いソバを食っている姿などは、特に人様には見られたくないのである。
それなのに西武池袋線の池袋駅地下にある立ち食いコーナーは、遮蔽物が何もなく、食っている姿が通行人から丸見えなのだ。うーむ。
どんぶり抱えて食っているすぐそばを大勢の人が通っていくので、なんだかとっても恥ずかしい。いつも背中を丸めて、こそこそと隠れるように食っている。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ウェッジ」
「童謡であの日にかえりたい」坂入姉妹・宝島。その例の童謡歌手の本である。一読、けっこう詳しく童謡のことを調べて書いてあって、思わずうなった。知らない話もずいぶんあったなあ。
「夜を走る」筒井康隆・角川文庫。筒井康隆をむさぼるように読んだのは高校時代だった。その頃に読んだ短編のいつくかがこうやって再編集されて発売されているというわけである。
2006.11.23
本日は昼からスタジオでレコーディング。俺様はディレクター様なのである。
歌い手は、れっきとしたプロの歌手で坂イリ姉妹という。その名の通り、姉妹で童謡などをあちこちで歌っているボーカリストなのだ。
そのプロのボーカリストに、なんとオレが作曲し、アレンジした曲を歌ってもらうのである。しかもディレクター様としていろいろ注文つけちゃったりするのである。プロの歌手に。
わはは、偉そうだなあ、俺様。
もちろん収録はうまくいき、俺様はたいへんご機嫌ちゃん。こんな具合だ。
それにしてもサカ入姉妹、とっても清楚でステキなボーカルでありました。いやあ、心洗われたなあ。
発売は来年早々の予定。皆様、先を争ってお聴きください。
そんなご機嫌ちゃん気分で次に行ったのは飯田橋。学生時代の友人が、こなくてもいいというのに大阪からやってきたので、数名がわざわざ集まってぶつくさいいながら酒を飲んだのだった。
店は、鳥よしにしようと思ったら休みで残念。看板を見たいさわしが「ああ、ここがあの有名な」と感心していたから、鳥よしもすっかり名店だ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.22
取材3、原稿。
昼ご飯をデニーズで食べたのだが、何を思ったか天丼にソバというガテンなセットを頼んでしまった。かき揚げ天ぷらが旨そうに見えたのだな。
結局、あまりいい油でなかったのか、ちょっと胸焼けしてしまったけれど。
でも、久しぶりの天ぷらに気をよくしたオレは、帰りに秋津駅で乗り換えの際、家族にも天ぷらを食べさせてやろうと思って、総菜屋で野菜天ぷらをいくつか買ったのだった。だから当然夜も天ぷらを食ったのだった。けっこう旨かったな、これは。
で、夜、魚せいへ顔を出したのだが、さて、帰ろうかなという頃になって「これ食ってけ」とオヤジが出してくれたのが、白子の天ぷら。
いや、これが絶品の旨さなのだが、それはわかるのだが、今日は昼ご飯と夜ご飯が天ぷらで、この上寝る前にも天ぷらを食うというのは、メタボリック的にいったいどうよ。
激しく動揺したものの、サービスで揚げたてを出してくれたのだから、断れるわけもなく、うえっぷと言いながら食べのだった。とほほ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.21
原稿。
今日になってちゃんと聴きましたよー、ビートルズ。いや、ヒマだったわけではありませんが。
なんじゃこりゃ。
聴き終わった後の感想が、これ。なんなんだろう、このアルバム。
あっちの曲のリズムとこっちの曲のボーカルをくっつけて、はい新しい一曲のできあがり。って、残り物寄せ集めて食えって言われたって、んなもん、まずいに決まってるって。
一度聴いて、あとはたぶんもう聴かないコーナーに直行なのだった。
しかし、とふと思ったのだが、サイモンとガーファンクルおたくのオレがもしサイモンとガーファンクルの音源をまぜこぜにしてリミックスしたCDが出たら、どうするだろう。きっと「あ、これはあの部分だ」「あ、こんな音源知らなかった」とマニア喜びをするだろうなあ。
そう思えば、このビートルズのCDにも使い道はあるってことか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「真夜中のマーチ」奥田英朗・集英社文庫。ピカレスクものって案外好きなんだよねー。単純に楽しめて。この作家は、こういう物語を書かせたら天下一品。ろくでもない25歳の3人組が、ヤクザと中国マフィアを相手に大金をかすめ取るという話だ。ああ、面白かった。
2006.11.20
取材5、原稿。
ビートルズの新作が出るらしいが、そんなもの聴かない、しっしっ。
と言ったのは10月18日の日記だった。
その舌の根も乾かないうちに、というか発売のその日に買ってきたのはこのオレです。すみません。
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」のアコースティックデモにオーケストラをかぶせた新アレンジが、ふるえるほど素晴らしい出来だと何かの雑誌に書いてあったので、興味をそそられたのである。
さっきさっそくその曲だけ聴いてみた。
ふーん、まあ、こんなものか。
残りの曲はヒマなときにでも聴いてやる。
しかし、過去の音源を集めてばらしてくっつけてリミックスしたって、そういうこと、やっていいのかあ? ビートルズってつけば売れるからって、そりゃ、やり過ぎじゃないのか?
ちなみに写真は、ビートルズとはまったく関係なく、息子にヨン様のまねをさせた写真である。
なぜか幼稚園のお母さん仲間に「きゃ〜、そっくり〜」と大人気なのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」
2006.11.19
原稿。
石神井公園の駅の近くにある例のインド料理屋がえらく旨くて、時々出かける。そんなに高くない。
息子も娘も、ここがお気に入りで、でかいナンなどむしゃむしゃと平らげる。
カップル、家族連れなど、いつもけっこうにぎわっている店だ。夫婦でやっているらしく、奥さんとおぼしき人が注文を取りに来ては、ややこしい注文でもメモも取らずにすべて完璧に暗記して復唱してみせる。
さすがインド! いつもびっくりし、快哉を送るのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.18
幼稚園で一週間を過ごすと子供も子供なりに疲れるらしく、土曜日は朝から家でごろごろしている。オレはやり残した仕事の後片付けだ。
と、りさちゃんママからメールで、七輪抱えて公演で野宿している、という連絡。我が家も七輪抱えて公演に駆けつけたのだった。
駆けつけたのはいいんだけど、食材を何も持って行かなかったので、りさちゃん一家から野菜や肉などの食材を恵んでもらっては、焼いて食った。もらったのは食材だけでなく、炭までもかすめとったのである。
この公園野宿に駆けつけたのは、さやちゃんファミリーにゆうちゃんファミリー、まなちゃんファミリー。おお、いつもの公園仲良しメンバーではないか。
皆さんアウトドアの大ベテランで、アウトドア苦手のオレとしては何もしなくていいから楽ちんだ。ちみたち、もっと働きたまへ。
もちろん子供たちは大喜び。日が暮れるまで公園を走り回り、ボールを追いかけたのだった。家でごろごろしているよりずっと楽しいなあ。
ただしたいへん残念なことに、クルマだからビールが飲めないのである。焼き物をしながらビールが飲めないのは大変な苦痛である。
そこで帰ってから出直したのが、オレとりさパパとさやパパ。三人で三軒寺の「魚せい」に行ったのだった。
魚せいでは、刺身を食って酒を飲む。途中、電話番号の交換。なんて登録したかというと「りさちゃんパパ」「さやちゃんパパ」だ。これで電話がかかってくると「りさちゃんパパ」って表示されるわけだが、しょうがなかろう、実際そう呼び合っているのだから。
いやいや、それにしても後からやってきて混ぜてもらったよそ者の我が家を快く仲間に迎え入れてくれて、ありがたい限り。実は感謝しているのですよ、りさパパ、さやパパ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.17
原稿。
本日もこもって原稿と格闘。原稿以外のものとの格闘もあって、はあ、疲れた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「戦後の巨星 二十四の物語」本田靖春・講談社。本田靖春の対談集。なんと20年以上も昔に行われた対談の再録である。たけし、落合、手塚治虫、美空ひばりなどの面々が並ぶ。20年以上も前にこの人たちがどういう発言をしていたかと興味深く読めば、今とさして変わることがなくて、なるほど本質を語る人々というのは存在自体も確かに普遍なのだと深く納得した次第。
2006.11.16
原稿。
一日中こもって原稿と格闘。昼は近所のそば屋・やぶ重まで行ってカツ丼。うまー。
午後、頼んでおいた「嫌われ松子」のDVDが届いたので、夜中に観る。
デビュー作「下妻物語」で信じられないような弾けぶりを見せてくれた監督の第二作目、期待して観たのだがテンションあがらず、途中でうんざり。
1時間ほどで、オレはもうここまででいいや、と妻に言い残してやめようと思ったとたん、物語が転がり始め、あれよあれよの凄まじい展開。凄まじいのは映像も同様で、前作をはるかにしのぐ映像美にびっくり。
結局最後まで見通して、感想は一言、すげえ映画だ、に尽きた。
とのかくその異様な迫力にびっくり、ぐったり。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.15
取材5。
酉の市である。毎年恒例、水商売の神様である新宿・花園神社に商売繁盛と家内安全をお祈りするため、今年も足を運んだ。一緒に行ってくれたのは、えーじ画伯である。
ところが本日は最悪の展開であった。
新宿で画伯を待っている間に、予報では一日いい天気だったはずが、雨が降りだしてどんどんひどいことに。
練馬ではとんでもなく大きな雷で、あまりのことに「おとうさんだいじょうぶかなあ」と息子が心配して電話してしまうような天気だったのだ。
雨宿りをしながらそんな天気を恨んでいたら、携帯が鳴った。誰かと思ったら、大阪のヤマグチである。んがー。
何事か。ヤマグチは「来週東京に行くから酒おごれ」ということであった。んがー。
まったく疫病神のような男である。おかげでこの電話をきっかけに雨はさらに激しくなり、土砂降りに。画伯と合流後、近所のユニクロに走って傘590円を買ったのだった。
ところが間の悪いことに、というか間抜けなことに、その2軒先のドラッグストアにはもっと立派な傘が500円で売られていた。なんということだ。これもヤマグチのたたりか。
花園神社でお参り後、境内の露店に入っておでんを食う。表は大雨。
そんなわけで露店は雨漏りして天井からぽたぽたとしずくが落ちてくる。足元は泥がぐちゃぐちゃ。
こりゃたまらんと、我々は避難し、コンクリート敷きの場所に建つ別の露店に飛び込んだのだった。ところがこの店で酒などを注文し、やれやれと一息ついてから店内を見渡した我々は、ぎょっと息をのむ。なんと店員も客も、ほとんどが業界の方々だったのだ。
う、うーむ。黒いスーツの業界の方々が、和服姿の美女なんぞをはべらせて煮込みを食っている。露店で。
画伯とオレはとっとと目の前のものを片付け、這々の体で店を抜け出したのだった。
いやあ、今年の酉の市はさんざんですなあ。こりゃあ来年が思いやられますなあ。まったくヤマグチ疫病神のたたりは恐ろしいですなあ。
こうなりゃゲン直しだということで、寿司どころ・すがわらへ行く。腹は適当にふくれているので、酒だけ飲んだのだった。
聞けばオレが数年前に入れた焼酎のボトルがまだ残っているとのこと。しかもなぜか増えている。そうなのである。この店は、客のボトルが流れると、残った酒をオレのボトルに入れてくれるのである。あーら不思議、飲めば飲むほど増えていく、魔法のボトルなのよね〜。
そんないろんな酒が混じったボトルの焼酎を、画伯はうまいうまいと飲んだのだった。
すがわらからは、帰り、日本酒の残りといなり寿司、魚の煮付けをお土産にもらう。まだ早い時間だから電車での帰宅だ。
ところが駅を降りて畑の中をえっちらおっちら歩いていたら、土産のあまりの重さに袋の底が破れて、寿司折りやら酒瓶やらが道路に惨落してしまったのだ。ああ、ここまでもヤマグチのたたりが。
酒瓶が割れなくて、本当に幸いだった。いや、電車の中で紙袋が破れなくて、本当に本当に不幸中の幸いだった。
困惑したオレは、母ちゃんを電話で呼び出し、自転車で助けに来てもらったのだった。
家へ帰ってすぐに風呂に入り、やっと落ち着いたところで、やれやれ、母ちゃんよ、今日はヤマグチのたたりでえらいメにあってさあ、などと話していたら今度はプリンタが壊れてしまった。印刷すると、紙はちゃんとはき出されるのだが、なぜだか真っ白なのである。
うーむ。たたりのとどめだなあ、これは。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.14
取材1、打ち合わせ1、原稿。
取材で三田の慶應義塾大学へ行ったら、あの竹中平蔵が普通に歩いていた。
あんまりに普通だったので、あれえ、どこかで会った人だったけ、あの人、と一瞬思ったくらい。いや、マジで。
SPどころかスタッフらしき人もいなくて一人で、そんな竹中くんを別に誰もが注目するわけでもなくて。本人、やっぱりこの学問の世界に戻りたかったんだろうなあ。ものすごく穏やかな顔をしてた。
先週は鈴木宗男に今週は竹中平蔵。なんだか政治家づいてるなあ。もっとも旬をちょっと過ぎたあたり、というのがナンであるが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」キャベツがダイエットにいいんだって。それからネクタイ自動保存マシンというのを通販で買ったという日垣隆のエッセイに抱腹絶倒。
2006.11.13
原稿。
集荷の手間を待たずにそのままポストに投函すればよいから、郵便局のエクスパックには重宝している。いつも20通まとめ買いして、事務所に置いてある。
その買い置きがなくなったので、娘を連れて買い物に出かける妻に買ってくるよう頼んだのだが、案の定だった。
今まで20通買おうとするたびに「10通しかありません」「11通しか在庫がないんです」と泣きそうな声をあげていた高ノ台郵便局、とうとう「1通もないんです」とのことだったらしい。
呆れた妻はメールでそのことを報告。
大至急、取り寄せるので30分待って欲しいと言われたそうだ。
商品の在庫が切れている郵便局(笑)。民営化とは何だったのだ。
話題変わって、夜、急にカレーが食いたくなり、カレー宣言をして、近所の市場までレトルトパックを買いに走った。
当然のことながら袋の裏を確かめて、牛肉および牛脂を使っているものは即行オフリミット。結果残ったカレーだけを買ってきた。
その中の一つが、八丁味噌と合わせたというキーマカレー。なんじゃあ、八丁味噌って。
ところがこれが、ゲテモノかと思いきや、案外おいしくて、ぺろーり。八丁味噌の味はしなくて、隠し味に使っているのかな。オリエンタルという名前の不思議な会社の不思議なカレーで、えーと、ちょっとこれははまりそうな味なのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンドデザイナー」
2006.11.12
南町田のショッピングモール、グラベリーモールへ冬服を買いに行く。お目当ては、モンベルだ。
ここの服は大好きで、最近のオレの定番。子供らにも着せている。
難点は置いている店が少ないことだ。
この南町田のショップはモンベルの中でも一番大きいので、なかなかによろしい。もっとも遠いので、半年に一度ぐらいしか行かない。環八、東名という渋滞ゾーンをくぐり抜けていくから、どうしても一日がかりなのだった。
買い物して帰り際、モールの広場でなにやらライブ。聴くともなく耳を傾ければ、おお、なかなかにいい感じの音だ。
どれどれと近寄って、ライブ終了後のメンバーに、CDありますか、と聞く。「あります」というので、一枚購入。10円まけてもらって、ついでにサインもしてもらった。
Round Trippというバンドで、ジャズとロックの融合した感じ。ボーカルもいいけれど、作曲、アレンジ担当のベースがなかなかにくせ者かと思う。ちょっと注目。
帰り、東名の東京インターで事故ということで、川崎で降りてえっちらおっちら帰る。確か、このへん、えーじ画伯のマンションがあったはずだけどなあと思い出しつつ、そういや最近会ってないぞ、と気づく。
ぼちぼち恒例の漂流でも企画するべか?>えーじくん。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.11
原稿。
朝から冷たい雨。雷もなった。
そんな悪天候なのに、予約は予約だから、我が家は地元の氷川神社で七五三である。
息子五歳、娘三歳。二人まとめてだ。
地元のわびしい神社で、訪れたのは我々だけ。娘は神社の雰囲気にびびって「こわいー」と泣いて、中に入らない。
やむなく娘は放っておいて、息子だけお祓いを受ける。と、神主さん、わざわざ神殿を出て娘のところまで行って、お祓いをしてくれた。なかなかゆるくて、よろしいのだった。
その後、街の中を歩けば、あちらこちらで振り袖姿。へー、みんな、ずいぶん気合いが入ってるんだねえ。我が家は普通に普段着である。
近所の回転寿司へ行って「七五三なんですよ」と言ったら、「おめでとうございます」と五百円おまけしてくれた。ラッキー。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.10
打ち合わせ1、原稿。
最近、都内で歩道橋が撤去されるケースが目につくようになった。新宿の花園神社前の歩道橋もなくなったし、神宮前の駅上の歩道橋も撤去されていた。
ほとんど利用されていなかった歩道橋だったので、こんなもの、ないほうがよろしい。神宮前など、あっと驚くほど空が広く見えるようになったぞ。
*
虎ノ門書房というのはその名の通り東京・虎ノ門近辺に構える書店だが、実は南青山にも支店があって、エイベックスの隣のビルの地下に入っている。
特徴のない品揃えのせこい書店だが、近辺に本屋がないのでそれなりに重宝されている。オレも近くを通るときは必ず寄って雑誌や新刊を買ったりしている。
本日もバグリイ「高い砦」を買おうと思って寄ったのだが見あたらず、「月刊現代」だけ買って帰ったのだった。
気分の悪いことに、ここの店員「ありがとうございます」もろくに言えない男だった。
最低の接客用語も知らない小売業なんぞ、ただちにつぶれてよろしい。
*
あの鈴木宗男の自宅は、南青山にある。
具体的に言うと、青山通りに平行した裏道の、ホテルフロラシオンの脇道を入り、「青やま山料理ク楽部」というちんけな居酒屋(ここで出された刺身を食って見事に食あたりした人間をオレは知っている。店は菓子折持って平身低頭だったらしい)の隣の隣が、鈴木宗男の家だ。
本日、その前を通ったら人が数人たむろしていて、鈴木宗男の自宅なのだから鈴木宗男がいるのだろうなあと思ったら、その通りで、自宅玄関前で鈴木宗男がテレビのインタビューを受けていたのだった。
なんだかにこやかな表情をしていたから、きっと事件とかではないインタビューだったのだろうなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「月刊現代」
2006.11.09
取材3。
二件目に行ったのが、久しぶりのゴールデン街。店はかの「深夜プラス1」だ。
オーナーは、コメディアンにして評論家の内藤陳。
果たしてどうかと思ったら店はガラガラで、楽々座れた。10分ほどもしたら、内藤陳が知り合いを連れてやってきた。今はもうあまり店には立たないのかな。
実は内藤陳には10年以上前にインタビューしたことがある。
とある温泉宿に泊まって酒を飲み、一緒に風呂にも入りながらのインタビューだった。けこっう酒を飲んでべろべろになったにも関わらず、寝る前にはしっかり読書していた姿に、なるほどねーと感心したものだった。
久しぶりに会った陳さん。ほえー、けっこう老けたなあ、とちょっとびっくりした。
陳さんの顔を見ているうちに、久しぶりにチャンドラーかデズモンド・バグリイでも読みたくなってきた。
ちなみに一件目は歌舞伎町の寿司屋・すがわら。
「ヒマでヒマでしょうがない」と言うから、ランチをやれ、カラオケを置けとアドバイスしてやったら「ふざけんなあ」と包丁向けて怒られてしまった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「あなた」(上・下)乃南アサ・新潮文庫。案に相違して、ホラーだった。珍しいものを書くものだ。その狙いがうまく成功したとは言い難いが、読みやすさはさすがで、すいすいと物語に入っていけるのだった。
2006.11.08
いやあ、びっくらこいた。つーか、のけぞった。
朝早くから府中の試験場で一日がかりの講習を受け(この噴飯ものの癒着の様子はいずれ詳しく)、へろへろろの体で飯田橋にたどりついた俺を待ち受けていたのは、デザイナーのタケちゃんだった。
タケちゃんは別れ際、オレに向かって「これから鳥よしでしょ」と言ったのだった。
その通り。オレは飯田橋に行ったら鳥よしにいくことにしているのである。本日も最初からそのつもりだった。
で、その鳥よしに行ってカウンターに腰掛けて、あー、ビールね、などと言ってたら、注文を取りに来た兄ちゃんが「あれ、ブログやってますよね」と突然口にしたのである。
瞬時に固まったわたくし。
そう、確かにオレは今までさんざんここで鳥よしのことを書いてきた。適当に、さんざん書いてきた。
それを本人たちが見たというのか。
えええ、みみみみ、みたんですかあ。
「ええ、検索してたら見つけました。写真も載ってたし、すぐわかりましたよ」
涼しい顔でそういう兄ちゃんの言葉を聞きながら、オレの背中には冷たい汗がすーっと。うううう。
えーと、鳥よしの悪口は書いてなかったと思うが、ほめてもなかったのでは。ううう。
まったくネットは恐ろしい。やたらなことは書けないと痛感したのだった。
「ブログで宣伝してくれてありがとうございます」とビールの一本もサービスされるかと思ったら一切そういうことはなかったので、きっとあまりいい印象は持たれなかったんだろうなあ。とほほー。
えーと、鳥よしの皆さん。本日はごちそうさまでした。厚揚げ旨かったです。ポテトサラダも旨かったです。肉じゃがは、ちょっと甘かったです。あわわわ。
飯田橋は地元ではないのでそうそう行けませんが、飯田橋に行ったら絶対に立ち寄りますので、どうぞこれからも。
ふう。
まさしく驚愕の一日であった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「週刊現代」
2006.11.07
取材2、原稿。
いろんなアイデアが生まれたり、考えをまとめたりできるのが、歩行中である。とにかく歩いているときが、一番いろいろと考えられるのだ、オレの場合。
例えば取材してきた原稿をどうやってまとめようかと考えながら歩いていると、5分もすると全体のカタチになって見えてきて、素晴らしい場合には書き出しの一文まで浮かんだりする。
あるいは新しいアレンジをするときも、5分も歩いていると画期的なアレンジアイデアが降ってきて、つい口に出して歌ってしまって不審がられたりしている。
お気楽な場合でも、この日記に何を書こうかということもしょっちゅう歩きながら考えていて、だいたい駅から家に帰るまでの間に、中身も表現も素晴らしい名文が完成していたりする。
ただし、一番の問題はそれらをきちんと覚えていられないことだ。
今日も、さっき帰りながらたいへんに素晴らしい日記ネタを思いついて、一人にやにやして歩いていたのだが、家へ帰ってうがいして顔を洗い、パソコン前に座ってメールチェックしたら、もうすっかり忘れてしまっていた。
うーむうーむ。ただうなるのみ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
「盗聴」真保裕一・講談社文庫。ずっと以前に買ってそのままほったらかしにしていた一冊。読むものがないのに電車に乗る時間が迫ってきたから、適当にカバンに入れたらこれだった。ミステリー短編集。携帯電話が普及してなかった頃のミステリーをこうして読んでいると、今ならそんなことありえなーい、という場面に出くわしてなかなか面白い。例えば公衆電話に盗聴器を仕掛けたりとか。
「早春」藤沢周平・文春文庫。司馬遼太郎は、それこそ学生時代から何度挑戦しても、今に至るも一冊たりとも読み通していない。ならば、名文と名高い藤沢作品でも読んで勉強するべと思ったものの、やっぱり歴史小説はダメなんだよなあ。ということで、現代ものの短編が一つだけ掲載されたこの作品を読む。ああ、確かに文章は絶品だなあ。ところで最近の読書ネタでは、あと上下2巻の10数ページというところまで読み進めて放り出したのが、乃南アサの「風紋」。だって、凡庸な展開でつまんなかったんだもん。それから出だしの30ページほどで放り投げたのが、三浦しおんの「風が強く吹いている」。箱根駅伝を題材にしたべたべたの青春小説というので期待したのだが、出だしからあまりに"ありえなーい"という展開で(なにしろコンビニで万引きした苦学生が実は俊足で、それを駅伝選手にスカウトしようとした、というところから始まる。今時ありえねえって、そんなの)、とても平静に読み進められなかったからだ。こらえ性がないのかも、オレ。
2006.11.06
原稿。
ひたすらパソコンの前で原稿と格闘した一日であった。
一段落したところを見計らって、近所のコナカへ。そう、紳士服のコナカである。
冬物のスーツがいるなあと思っていたのだった。
基本的にこういう買い物は苦痛である。別に欲しくてする買い物ではないから。
コナカ、例によって2着目は1000円というセールをやっている。信じられないことに本当に2着目が1000円で買えるのだ。ものの原価って、いったいなんなんだろう。
ところが5万円を超えるスーツは、1000円にはならなくて5万円引きになるそうな。2着目のスーツ、5万8千円だったので、これが8000円で手に入ったことになる。
んとに、原価ってのは何だろうねえ。そんなに冬物のスーツばかりあっても仕方ないし(ましては2パンツだ)、困るだけなんだけど、安いからってつい買ってしまうのであった。とほほ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」
「日刊スポーツ」
「嗤う闇」乃南アサ・新潮文庫。お気に入りの女刑事・音道貴子シリーズで、この短編集だけ未読だった。ハードカバーに手を出そうとしては"いや、そろそろ文庫になるのでは"と思いとどまってきたのである。それがかなってついに文庫登場。うししし。この逆のパターンで、ハードカバー購入直後に文庫化されて呆然としたのが萩原浩。それも何冊か続いちゃったもんだから、泣きの涙なのだった。
2006.11.05
「ねりコレ」をご存知だろうか。
って、知ってるわけないよねえ。誰も。
「ねりコレ」とは「練馬コレクション」すなわち練馬区の特産物のことであって、地元のまんじゅうとか地酒とかが指定されている。
例えばわかりやすいところでは、練馬大根のビール、というやつだ。ビールは手に入らなかったので、練馬大根の焼酎というのを飲んだことがあるけど、なんなんだかなあという味だった。
それはともかく「ねりコレ」で妻が「練馬カレー」というのを発見。練馬で収穫された野菜だけを使ったレトルトカレーらしい。
おお、中国産でなきゃなんでも一緒とは言え、ネタとしては面白いではないか。売っているのは大泉のJAというので、物好きにも出かけたわけだ。
週末のこの近辺は激しく渋滞するので、うんざり。その中をどうにかこうにかJAにたどり着く。
ところが閉まっている。日曜だから休みなのか。がっくし。JAも役所みたいなものかなあ。だったら、名物なんて偉そうに売らなきゃいいにのなあ。
恨み辛みの中、再び渋滞をくぐり抜けて帰ってきたのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.04
仕事では名古屋には年に何度も足を運ぶ。
しかしほとんどが駅前というか駅中で完結する仕事なので、名古屋駅近辺から抜け出すことは極めてまれだ。
だもんで、栄あたりに行ったのは、本当に10年以上ぶりぐらいではないのか。
こうして久しぶりに名古屋の中心部を見れば、いろんなものが無駄にゆったりと作ってあるのが名古屋だということに気づく。
道路は言うまでもないが、地下鉄の駅の真上になんと観覧車があって、ぐーるぐる回っているのには心底驚いた。何を考えているんだ、名古屋は。
その近くのセントラルパークという公園では、でっかい噴水があって、たまげるような勢いで水が噴き出している。その派手さ具合といったら、見たことはないが巷間よく耳にする名古屋の嫁入り道具の派手さ加減に通じるものがあるような気がした。
他にすることもないので何を考えずに登ったテレビ塔は、高所恐怖症のオレにとっては地獄のような場所であった。ああ、怖かった。
過剰と言えば、名古屋名物の味噌カツのあの味も、過剰と言えば過剰だわなあ。
もっともそんな何事も過剰な名古屋を見て、息子は「なごやって、すごいなあ、すごいなあ」と連発する。
東京の人間がなんで偉大な田舎と言われる名古屋に感心しているのだと思ったが、考えてみれば普段の息子は畑に囲まれた幼稚園生活を送っている、真の田舎ものなのだった。
2006.11.03
西武とラベルという旅行代理店へ駆け込んで、名古屋のホテルを予約して欲しいんですけど、と頼んだらなかなか取れないらしく苦戦し、あげくに担当の娘が何を思ったか「岐阜のホテルなら取れるんですけど」とぬかしやがった。
だって、それ岐阜じゃん。「ええ、でも名古屋から特急で17分です」。でも、それ、岐阜じゃん。「ええ、そうなんですけど」。
なんという不毛の代理店。
心底呆れたオレは、もういいですと店を出て、めぼしいホテルに電話で直撃。わずか2件目で「はい、ちょうど和室がご用意できます」という答えを引き出したのだった。西武トらベルちという旅行代理店はオレの軍門に下った方がよろしい。
というわけで、本日我が家は家族旅行で名古屋に一泊なのであった。
なぜ名古屋か。多くの人にそう聞かれた。わけを話すと長いので省略するけれど、要は新幹線に息子を乗せたかったということですな。
案の定、乗車前から息子はアドレナリンが出まくってたいへん。新幹線で弁当が食べられと聞いた時点で興奮は最高潮。「ポケモンべんとうとプレミアムミックスサンドイッチをたべる。おとうさんは、にほんばしをたべるといいよ」と大騒ぎなのだった。
いいんだけど、ポケモン弁当はJR東日本の売店で売っていて、プレミアムミックスサンドイッチはJR東海の売店だから、けっこう買うのも大変。ついでに「日本橋」という弁当は1300円もして、とほほなのだった。
到着した名古屋こくサイホテルは、けっこう立派で、ほほうと驚いたものの、案内された和室が激しくボロでさらに驚いた。朝食バイキング入れて4人で3万9000円だから、こんなものなのか。
まあ、仕方ない。
それにしても、空調がなくて、すきま風がすうすうするのに文句言ったら、ちゃんと通風口をふさぐ板を持ってきてくれたのには驚いた。いったい冬はどうするんだろう。エアコンなしで。
夜は、栄の「世界の山ちゃん」に突入だ。チキン好きな妻のために、手羽先を山ほど食わせるのだ。
ここでも息子は大喜び。手羽先をむしゃむしゃと食ったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.11.02
取材1、打ち合わせ1、原稿。
久しぶりで新宿南口へ行った。サザンテラスである。
ここらあたりはクリスマスになると非常に派手なイルミネーションでえらいことになるのだが、クリスマスでなくてもえらいことになっているようで、まあ、あたり一面がキラキラと。
いくら電車が地球環境に優しいといったって、その周辺でこんな無駄遣いをしているようでは、あまり説得力ないなあ。
第一、香港みたいだし、あまりよろしくないぞ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
2006.11.01
打ち合わせ1、原稿。
ふふふ、出頭してきました。交通なんとかへ。いやあ、あんまり面白くはなかったなあ。
本人確認の待ち時間が15分、事実確認の待ち時間が15分、処分が決まるのに待ち時間が15分と、やたらと待ち時間が多くて、待ち時間そのものが罰なのか嫌がらせなのかと思ったけれど、本当のところは能力の足りない役人仕事ということなんだろう。
簡易裁判というから、おお、裁判官とお話ができるのかとちょっと期待したら、なんのことはない、窓口で「8万円払って」と書かれた紙を渡されておしまい。ちっ。
そのまま別の窓口へ行って罰金を払うと、ちゃんと領収証もくれた。さすがに「毎度ありー」とは言われなかったけれど。
それにしても俺の前にいたおっさん、罰金6万円と言い渡されて呆然としていた。
「お金持ってますか」と聞かれて「まさかこんな高いと思わなかったので持ってないです」とうろたえ、「じゃあ、銀行でおろしてきてください」と言われても「銀行にもないです、そんなに」。
係員が「では、お宅に戻って取ってこられますか」と言うと「家にもないです」。いよいよ困った係員が「ならば、いつになったら払えますか」と突っ込むと「えーと、一週間後ぐらいなら…」と弱く返していた。
昭和40年生まれというから(本人確認で生年月日を言うからわかった。ちなみに名前も大声で読み上げるから、すぐわかる。芸能人と同姓同名では渡辺徹というのがいた。けっこうな個人情報保護である)、40歳を超えている。
40を過ぎて銀行に6万円がないというのは、いったいどういう生き方をしている人だろうと、ちょっと驚いてしまった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」日垣隆のいじめ問題に関する寄稿は必読。
「うらやましい人」文春文庫。読むものがなくて仕方なく手に取った一冊だったけれど、案外よかった。2003年度のベストエッセイをまとめたアンソロジーとのことで、なるほど、さすがに名文が多かったわい。
2006.10.31
原稿。
我が家の娘は、来春、お兄ちゃんと同じ幼稚園に入園予定である。そのための面接が目前に迫っている。
どうせ全員合格の幼稚園、しかも兄弟枠での受験にほとんど意味はないのだから、面倒なことは省いてもらいたいのだが、建前ではそうもいかないのか、平日に親も子も先生もご苦労なことである。
それはともかく、面接では子供一人でいろいろと答えなければならないので、その練習をずっと行っている。こんな具合だ。
お名前は? 「たんごののかちゃんでーしゅ」
よしよし。何歳ですか? 「3さいでーしゅ」
えらいえらい。好きな食べ物は何ですか? 「おかしでーしゅ」
がくっ。お菓子かよ。じゃあ、嫌いな食べ物は? 「かにみそでーしゅ」
…。ここで妻は「カニ味噌が嫌いって答える3歳児って、いったいどういうことよ」と頭を抱えるのであった。
娘も娘で、何度聞いても「かにみそでーしゅ」と答えやがる。どうやら本心からそう言ってるらしい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.30
打ち合わせ1、原稿。
ジーンズにTシャツという格好で打ち合わせに行ったら、カスカワが「今日はお休みですかあ」と真顔で聞く。だあーっ。これから原稿じゃあーっ。
打ち合わせを終えて帰ってきたら、隣のオガワさんが午前中で仕事が終わりだったらしく「おーい、いい天気だから庭で一緒にビール飲もうよ」と声をかけてくる。だあーっ。
オレはそんなにいつもフラフラしているように見えるのだろうか。困ったものである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2006.10.29
昨日がライブをする側だったのに対し、今日はライブを見る側である。
舞浜のイクスピアリで、杉田あきひろお兄さんと瀧本瞳お姉さんのライブがあったのだ。
いずれも子供の歌の世界では有名な二人。間近で楽しめるライブとあって、けっこう面白かった。
会場は食事しながら音楽が聴けるというライブダイニング。普段はとてもアダルトなのだが、本日はほとんどが子供連れで開演前から幼稚園状態なのだった。
ステージ前が空いていると思ったら、ここは子供が自由に座り込んでいい場所だそうで、コンサートが始まったら子供らが一気に前に押し寄せて大騒ぎ。みんな大コーフンで歌って踊ったのだった。
我が家の娘は特に盛り上がっちゃって、跳ねる跳ねる。ああ、おもしろかった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「天使の卵」村山由佳・集英社文庫。地元が舞台の小説ということで読んだわけさ。うー、臭すぎる恋愛小説できつかったぜ。
2006.10.28
土曜だというのに朝7時前に家を出て、電車を乗り継いでなんと3時間。千葉の外れの長者町ということろへ行ってきた。東京駅から2時間だから、実際、名古屋より遠いのよ、時間的には。
なぜそんなところへ行ったかというと、ライブだったのである。
ボーカルはワンちゃんで、オレがギター、オートモ青年(新婚)がピアノという編成での巡業だったのだ。
写真は、右がワンちゃんで、左がオートモ青年。単線のローカル列車に乗って、トコトコと巡業途中だ。窓は田園。写真では見えないが、我々の座席の周囲は楽器やら巨大な荷物の山なのである。
会場は1000人収容のホールで、客は200人。おお、十分だべ。そのステージでみっちり2時間、ライブを行ったのだった。
ピアノのオートモくんは、本職のジャズピアニスト。ピアノだけで食っている、正真正銘のプロミュージシャンである。片手でピアノを弾いて、片手でピアニカを弾くという器用なこともできちゃうのだ。
お客さんの反応はまあまあ十分。オレのできもそれなりによかったのではないか。
帰りには大きな花束と、房総のおいしい干物の詰め合わせをいただく。片手にギター、片手に大きなバッグといういでたちに加えて、さらに2つの大きな荷物が加わったのだから、そりゃもう大変で。
でかい荷物4つを抱えて、しっかりと3時間、電車を乗り継いで帰ったのだった。ライブより、こっちの方が偉いと思うな、オレ的には。
ちなみにピアノのオートモ青年は、その後、夜にも別件のライブが都内であって、終了後、夜行バスで大阪に向かい、明日は朝からまたライブだという。
うーむ、すげえ売れっ子だあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.27
取材3、原稿。
渋谷のビッグカメラでちょっとした買い物。あの店って、本当に疲れるねえ。レイアウト最悪。あげくに結局欲しいものは見つからず。徒労でありました。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ウェッジ」
「月下の恋人」」浅田次郎・光文社。名手の短編集。さすがではあるが、ちょっと物足りないなあ。最初の情夜という作品がよかった。自堕落な父親を、泣く泣く見捨てざるを得ない息子の思いが、とてもよかった。
2006.10.26
取材1、原稿。
巣鴨でJRに乗ろうとしてスイカで自動改札を通ろうとしたら、エラーになって閉まってしまう。
なんじゃ、こりゃと、有人改札へ。
駅員、オレのスイカを手にとって機械に通して「ああ、これは前回改札口を通っていませんね」とぬかす。
昨日、池袋駅でちゃんと降りたんですけど、と説明しても、いやあ、改札を通っていませんね、と言う。
いきなりキレたオレは駅員に向かって、オレのせいじゃねえだろ、とすごんでしまった。駅員、とたんにびびって、すみません、すみません、今対応します、と処理をした。
いかん、駅で働く人々に向かってご苦労をかけるのはよくないぞ、とオレは反省したのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.10.25
取材5、原稿。
息子を幼稚園に送ったその足で仕事に行く段取りだったもので、スーツ姿で幼稚園に参上したわけだ。
普段はジーンズにTシャツあたりの適当な格好で、のんきなお父さんと思われているオレ。そのオレがいきなりのスーツだから「リストラだわ」「ハローワークだわ」「面接だわ」「ダメだったんだわ」といろんな声が聞こえてきたのだった。
そんなオレを見て、息子の担任のマッキー21歳は「きゃー、すてきですね。男の人のスーツ姿っていいですね」と、いつものように何も考えず、頭に浮かんだ言葉がそのまま口に出てしまうという反応なのだった。
妻は「よかったね、21歳のお姉さんにすてきって言われて」と呆れていた。
オレも、嬉しいような、そうでもないような。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.24
取材1、原稿。
えっちらおっちら。はるばる潮見のアさひクリニックまで出かけて、今年のインフルエンザ予防接種を行った。
そうである、もうインフルエンザのシーズン対策が始まっているのである。
一度接種すれば二週間後に効き目が現れて、およそ5ヵ月間、維持する。つまり今なら3月の終わりまで効き目が持続するってわけだ。
なお、大人は一回の接種でも十分なのだが、二度やればなおよい。
さて、どうしようと医師に相談したら、看護士兼奥さんが「この人なんて三回も打つんですよ」と医師を指さして笑った。そうなのか、この先生は。
ならば、とオレも二回打つことに決めて、4週間後にまたえっちらおっちらと潮見まで行くことにしたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2006.10.23
取材1、原稿。
秋晴れの日が続いたので、久しぶりに冷たい雨の一日となると、やはりずっしりと重い。
そんな中、豊島園の近くまで取材に出かけた。
けっこう立派なお屋敷町でちょっとびっくり。昔の百姓の土地が多いから、敷地が広いのだ。
そういえば我が家の南側の広大な畑の一部が売却され、マンションが建設されることになった。反対側の北側の畑も同様である。
仕方のないこととは言え、ちょっと残念。広い空がどんどん狭くなっていくのかなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「だめんず・うぉーかー10」
2006.10.22
朝、タヌキの親分こと中山親分と一緒に、大宮の河川敷へ行って芋掘り大会に参加する。天気予報では曇りだったのに、Tシャツ一枚でも汗だくになるような陽気。
息子と娘は張り切って山のようなサツマイモを掘り出し、泥まみれ。終了後はお弁当をもらって、河原の芝生の上でお昼ご飯だ。
帰りに親分宅でお茶をごちそうになる。親分、ありがとうございました。
午後、家に帰ってからは、これも以前から約束していた、たこ焼き大会。隣のオガワさんがタコ焼き器を持っていて、庭でたこ焼きを焼いてくれるというわけだ。
奥さんがタコをぶつ切りにしてくれていて、既に準備万端。タコ焼きを焼いては、息子は娘はむしゃむしゃ食ったのだった。
その間、オレは七輪に火をおこして旨いものを食おうと企んで、食材を買いに行く。サンマがなんと55円。これにシシャモと大量のゲソを買って帰った。
ところがなかなか七輪の火が起きず、そのうち雨が降り出してきたので、七輪は残念ながら中断。もっともタコ焼き大会はとても楽しかったようで、息子も娘も大満足なのだった。
親分にオガワさんに、まったく我が家の子供たちは恵まれている。ありがたい話だ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.21
なぜか急にアイスクリームが食べたくなって、石神井公園駅北口のサーティワンに行った。
食べ終わって隣の席を見たら、先ほど席を立ったお母さんが携帯を忘れていた。あわてて店を飛び出して左右を見たら、幸いそのお母さんが見つかったので、「忘れていますよー」と妻が手渡した。
感謝されてなかなかよろしい一日。これで善行を一つである。
昼、近所のそば屋「やぶ重」に行った。
なぜだかそば屋のラーメンというものが無性に食いたくなって、味噌チャーシュー麺を頼んだ。
と、注文を取ったおばちゃんが勘違いして、味噌チャーシュー麺が二つ出来上がってしまった。
こっちが何も言わないのに、おばちゃん、恐縮して「間違えて作っちゃいました。よろしければ二つとも食べてください」と頭を下げる。
うげげっと思ったけれど、断るのもなんだか悪いような気がして、妻と手分けして余分の味噌チャーシュー麺を食べる。うっぷ。
さっき善行をしたから、神様がいいことをプレゼントしてくれたんだよ、と強引にこじつけて、目の前の事態を何とか解消する。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.20
取材1、原稿。
久しぶりに有楽町ガード下の「まつ惣」に行く。
当局の取り締まりにより、一帯の店が路上で商売するのはまかりならんとの指導を受けた際は、店内だけのおとなしい営業であったが、それもいつの間にかなし崩しになり、今では以前のように路上にビールケースを並べて不法占拠の勝手商売。もちろん周囲も同様だから、この一角だけ、戦後の闇市状態での賑わいである。
それが「まつ惣」らしくて、なかなかによろしいのだった。
名物の串カツを食べるのを忘れてしまって、ちょっと後悔。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SoundDesigner」
2006.10.19
原稿。
ふと思いついて、近所のホームセンターに行って七輪を買ってきた。ステンレス製の中型。2500円だった。
何をやるかというと、庭で七輪でサンマを焼いてビールを飲もう、と思ったのである。何の脈絡もなく。
夕方、近所の市場へサンマを求めにいったのに、あれえ、秋なのになぜかサンマがない〜。信じられないぞ。仕方がないので、ホタテ3枚450円を買ってきた。
子供らは公園に行っている。しめしめ、このスキにこっそりやっちゃおう。
と思ったのに、初めての七輪、なかなか炭が起きない。ちゃんと着火剤つかっているのに、炭が赤くならない。あれえ〜。
夕空の下、しゃがみ込んで七輪相手に首をひねっていたら、公園から子供らが帰ってきて、大変。「ぼくにもやらせて」「あだじもや゛る゛〜」と大騒ぎになり、じゃまだ、どけどけと怒鳴りながらの七輪になったのだった。ちっとも優雅じゃないなあ。
結局、悪戦苦闘、子供らもあきて家の中に入った頃に、ようやく炭に火が起きてそれらしくなってきた。
よしよし、こりゃあいいぞ。
とりあえずホタテを3枚焼く。おお、いい感じだ。焼けたホタテを家に持って行って、ひもじい子供らに食え食えとすすめる。
いったん火が起きると、なかなか消えないものらしいので、妻に何か焼けるものはないかとせがんで、シイタケとピーマンを出させる。これもすぐさま焼いて食った。旨かった。
そうしているうちに、すっかりあたりが暮れてきて、隣のオガワさんが仕事から帰ってきた。オガワさんの奥さん、オレを見て「まあ、いいご身分ねえ〜」とうらやましそう。オレもそう思う。
オガワさんは、「おお」と喜んでビールを持参し、オレの七輪にタマネギを乗せた。いやいや、七輪はいいですなあ。これなら寒くなっても外で飲めますなあ。
などとどうでもいいことをしゃべりながら、七輪を間にビールを飲んだのだった。
あとで調べたら、七輪は時間のかかるものらしく、使用する1時間前から火をおこさなくてはならないらしい。炭は極力少なくし、遠火でじっくり焼くのがこつだとか。
よろしいのは、能登の七輪だそうである。
調べたら、七輪愛好会というものも存在するらしい。うーむ、深いぞ、七輪。ちょっとはまりそうな予感。次はカニとイカを焼いてみようっと。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.18
取材2、原稿。
タワーレコードからメールが来て「ビートルズの新作が発売されまっせ」とのことであった。
ん、なんだ? ビートルズってのは解散したのを、おまえは知らないのか? それとも過去から届いたメールなのか?
首をかしげながらほむぺを見たらば、あれえ、本当に新作が出ると書いてある。ジョージ・マーチンが息子と一緒にこれまでのビートルズ作品を再構築した、とある。
一体なんのこっちゃろ。
だいたいなんでそんなことをしたのかなあ。要はビートルズは商売になる、ということなんだろうなあ。えげつない。
聴くかと言われればたぶん聴かないので、メールはそのままゴミ箱なのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊現代」「週刊現代」「サウンド&レコーディング」
2006.10.17
取材2、原稿。
牛丼屋でもファミレスでも居酒屋でもなんでもいいのだけれど、とにかく帽子をかぶったまま食事している人間を見ると、育ちの良くない人間を見たようで、とたんに気分が悪くなる。いや、ほんと。
どういう育ち方をしたのか、あるいは髪を他人に見せたくない事情があるのか。
屋内で帽子をかぶっているのも同様である。特に職場で帽子をかぶっている人間の率が高いような会社は、果たして知性や常識度の点で大丈夫なのかと疑ってしまう。
気をつけた方がいいよ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」「週刊ポスト」
「ニッポン貧困最前線」久田恵・文春文庫
2006.10.16
取材1、打ち合わせ2、原稿。
夜、やたらとサイレンの音がするなあと思っていたら、なんと近所のマンションで悲惨な事件だった。
母親が5歳と5ヵ月の子供を殺害して、自分も首をくくったとのことで、発見者はそのご主人。なんともやりきれない事件だったのだ。
子供の年齢からもしやと思ったら、やはりというか、息子の通う幼稚園の子だった。クラスこそ違うが、同じ年中組。先生は、昨年、息子を担任してくれた人だ。
夏に新しく完成したマンションに引っ越してきて、転入してきたらしい。話によれば仲むつまじい一家で、しかも、なんということか、一昨日に行われた幼稚園の運動会にも元気そうに参加していたらしい。
運動会では、先生たちは子供たち一人ひとりの首に金メダルをかけながら「がんばったねー、また来週あおうね」と声をかけていた。その子が、あろうことか実の母親に手をかけられるなんて、先生の心中は察するにあまりある。
何かあるとすぐに使われる"心の闇"という表現は好きではないけれど、いったい、この母親に何があったのか。新築マンションに引っ越して、子供も幼稚園の運動会で元気に走って。
なんともやりきれない事件だ。何も子供まで連れて行かなくてもよかろうに。世界で最も愛している存在の母親に手をかけられたときの、このお兄ちゃんの心を思うと、まったくため息以外の何も出なくなる。
合掌。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.15
本日は間近に迫ったライブの、ワンちゃんとのリハーサルである。
場所は京急蒲田にある保育園。ギターをかついで、えっちらおっちら出かけていきました。
今回のライブは、千葉の田舎にある1000人収容の大ホールで行われるそうで、げげ、1000人かよ、と一瞬びびる。でもよく聞けば来場者は200人程度しか見込めていないというので、今度は急に寒くなってしまう。
それはともかく、今回はオレのギターにオートモくんのピアノという編成。オートモくんは、現役のプロミュージシャンで、若手の有望株として引っ張りだこなのだ(本当)。
そんなミュージシャンと一緒に演奏するというだけでも恐ろしいのに、オレはアレンジャー気取りでオートモくんに向かって、あー、そのコードはメジャーセブンスにしてね、それから間奏はAメロを2回ね、でもってこっちの曲はオレがメインで弾くからチミは適当にオカズを入れてね、などと好き勝手にディレクションするのであった。
リハーサル終了は9時近く。再び京急蒲田などという地の果てから、えっちらおっちら、ギターをかついで帰ったのでありました。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.14
原稿。
本日は朝から幼稚園の運動会である。運動会と言えば、お父さん参加の競技もお約束である。
今年は「風船わりゲーム」。片足にくくりつけた風船を、100名ほどの父親が一斉に踏みつぶして、最後まで割れなかったやつが勝ち、というゲームだ。
逃げまどいながら、スキを見つけて素早く見知らぬ他人の風船を踏みつける、と。こりゃあ絶対にケリが飛び交い、血を見ますな。うひひひ。
ところが案に相違してゲームは平穏に終了。けが人もゼロであった。
オレはというと、「よーい、スタート!」の合図のほんの一瞬前という確信的フライングによって、素知らぬ顔のまま、隣にいたリサちゃんパパの風船を踏みつぶしてやり、「えーっ」という絶叫を振り返りもせず、逃げ出したのだった。わっはっはっ。ああ、おもしれえー。
間のいいことに、いや、悪いことに、ちょうど奥さんの眼前という絶好のポジション。うひゃひゃ。あとでこの夫婦からさんざんうらまれたのは、言うまでもない。
家に帰って速攻で原稿を仕上げた後、夜は打ち上げ。仲良しファミリーがファミレスに集結して大騒ぎだ。当然、父ちゃんたちは二次会へ。オレの仕切りでスマイリーに突入である。
さんざん食って飲んで、さあ、帰ろうとなったら、マナちゃんパパが突然「シルエットロマンスが歌いたい」と言い出す。何を言ってるんだ、このパパは。だが、憑かれたように「シルエットロマンスが」と繰り返すので、仕方なく駅の反対側のビッグエコーへ。
ここでもさんざん大騒ぎ。みんな歌がすげえうまいんで、びっくり。うーむ。
へとへとに疲れて2時過ぎの帰宅となったが、まあ、こんなよそものの我が家を仲間に加えてくれて、ありがたい話である。卑怯な仕打ちで風船など割ってはいかんかったなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.10.13
取材1、原稿。
岐阜まで日帰りの取材。待ち合わせは名古屋駅に12時だ。
ところがキクチが来ない。カメラのヨシダ氏が電話したら、近くのデパートで買い物中らしい。なにやっとるんじゃ。
息せき切って駆けつけたキクチ、ヒマだから待ち合わせの1時間前にやってきて買い物を楽しんでいたらしい。だから、その待ち合わせ時間が間違ってたっつーの。
ところが事情を聞けば「コマガタさんのメールに1時って書いてあったんですよう。証拠も残ってますよう」とのこと。
うぬぬぬ、コマガタ恐るべし。自分が不在であっても伝説をつくってしまうとは。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「総務部山口六平太」
「車掌に裁かれるJR」斎藤典雄・アストラ。現役車掌がいろいろと裏事情をばらす。それにしても文章がひどすぎる。いくら素人だからって、編集がもっとちゃんとしなきゃあ。
「母のいる場所」久田恵・文春文庫。
2006.10.12
取材1、原稿。
吉田拓郎の「ペニーレインでバーボン」は確かに名曲だが、今ではどのCDにも収録されていない。まともに聴くことのできない、幻の名曲と化している。
理由は「見ているものはいつも、つんぼ桟敷」という歌詞が差別用語とされたためだ。自主規制かなにか、知らないけど。
ところが、何気なくユーチューブで検索してみたら、何かのライブで拓郎が「ペニーレインでバーボン」を歌っているビデオがあった。ほほう、どれどれとしばし眺めていたら、例の差別用語のところを「見ているものはいつも、蚊帳の外」と変えて歌っていた。
いや、別にいいんだけどさ、なんだかオレはずっこけてしまったよ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.10.11
取材1、原稿。
超ハードな取材を済ませたオレは、コマガタと品川で芋焼酎を飲み(タカダ氏も誘えばよかったなあ)、まだ一生懸命仕事をしている連中に電話をかけまくって今から飲みに来いと命令してはひんしゅくを買ったあげく、帰りがけに石神井公園の焼き鳥屋・スマイリー城に寄ったのだった。
スマイリーではテレビがついていて、何気なく見上げたら、おお、パリーグのプレーオフをやっている。いったいなんなんだ、このプレーオフというインチキな仕組みは。子供にどうやって説明しろというんだ。警察も、スピード違反なんかよりプレーオフを取り締まるべきだな。
試合は、日ハムとソフトバンクだ。おお、ハムかあ。
こう見えても学生時代のオレは、日ハムの熱狂的ファンでファンクラブに入ってファイターズのだっさい帽子をかぶって大学に行ってたものだ。
もちろん後楽園球場にも足繁く通い、当時の内野自由席は500円だったが、それより100円安い券をダフ屋から買って(連中はタダの招待券を集めて400円で売ってるわけね)、内野席に座って応援していた。
試合が進んで7回ぐらいになると警備もゆるくなり、指定席へ勝手に移動しても黙認状態だったから、いい時代であった。それにしても窓口よりダフ屋のほうが安いのだから、不人気ぶりがわかる。
そのダフ屋が、一度だけ窓口より高く切符を売ったことがある。近鉄との最終戦、この試合に勝てば念願の後期優勝(当時は2シーズン制)が決まるという大一番だった。いつもはガラガラの後楽園球場が、この日ばかりは満員で、オレは心底驚いたものだった。
当時の近鉄の監督は西本幸雄。憎い敵ながら、あっぱれな知将だった。その近鉄に、最終戦、勝つか引き分ければ優勝が決まるのである。あれは燃えた試合だった。
結局試合は9回の裏、確か5-6の1点ビハインド。しかし、打順は3番からで、ホームランが1本でも出ればその瞬間に優勝が決まるという実にスリリングな展開だった(書いていて興奮してきたぞ)。
まず3番はクルーズ。しかし凡打。4番は、柏原。これも凡打。2アウトとなって絶体絶命だが、5番はあの当たればでかいソレイタだ。ホームランの1本くらい、わけなかろう。そういう期待感が球場を包んだのだが、しかししかし、最後は空振りの三振。夢ははかなく消えたのだった。
帰りの地下鉄、丸ノ内線から日比谷線に乗り換えるホームでファイターズの帽子をかぶって呆然と立ちすくんでいたら、見知らぬおっさんが近寄ってきて「残念だったよなあ、ほんとうに」と話し出した。オレが、木田の調子が悪すぎましたからねえ、と応じると、そのおっさんは「だけど木田のおかげでここまでこれたんだからなあ」と、慰めるような口調で答えたのだった。
当時の監督は大沢。島田、高代、古屋というちびっ子トリオが好きで、3塁線ギリギリのゴロを古屋がさばいて矢のようなボールを1塁に送るシーンが大好きだった。
そのファイターズが、選手もユニフォームもまったく違うけれど、北海道で満員のファンの前で大一番を闘っているのだ。よかったよなあ、あんなださいチームがこんな檜舞台に立てるようになって。
ダルビッシュの好投ぶりに、オレは木田勇の雄姿を重ね合わせて、一人で声援を送ったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2006.10.10
原稿。
春にレーザー治療した目の定期検査。まったく異常はなくて、症状も進んでなく、なかなか優秀。次は3ヵ月後でいいと言われた。
それはいいんだけど、参るのは、検査時の目薬である。
瞳孔が開く薬で、これをさすと4時間ほど、とにかくまぶしくて仕方がないのだ。外ではまともに目を開けられないぐらいである。
従ってひたすらじっと時が過ぎるのを待つしかない。仕事もできないので、幼稚園まで息子を迎えに行ったのだが、この園庭が実にまぶしくて、まともに目を開けていられなかった。
園庭に突っ立って目を押さえてひたすらじっとしているお父さん。さぞ怪しかっただろう。
息子の担任20歳に「どうしたんですかあ?」と聞かれて、説明するのも面倒だったから、目医者で薬をさされてね、と答えたら「ひゃは、資力検査ですかあ、ひゃひゃ」という反応だった。はあ、まあそんなものです、と答えておいた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.10.09
原稿。
こういうのを厄日と言わずに何と言うのか。なんと立て続けに15分間隔で交通取り締まりに引っかかってしまった。
飯田橋で一時停止違反、新富町でスピード違反。結果については言いたくない。どっちも落とし穴に引っかかったようなもので、非常に気分が悪かった。
警官に、オレは今から子供に対して"お父さんは悪いことをしておもわりさんにつかまってしまったんだよ"と説明しなくてはならない、せっかくの休日にそんな説明をしなくてはならないなんてどうしてくれるんだ、と理不尽な言いがかりをつけて逆ギレしてみせたら、警官は「申し訳ない、すみません、本当にごめんなさい」と何度も謝っていた。
ついでに車の窓から顔を突っ込んで「ごめんねえ」と子供たちにまで謝っていた。ヘンな警官だった。
そんな厄日にもかかわらず出かけた有明TFTビル。久しぶりだなあと思ってあたりを見たら、以前にも増してガラガラ。お台場と豊洲にはさまれてますます苦しくなったか。
わびしいものであった。
帰ってきて、夕焼けがあまりにきれいなので庭で娘を膝に乗せながら、西の空を眺める。こうなればもちろん手にはビールだ。
そのうち隣のオガワさんが仕事から帰ってきて、一緒に飲み出す。秋の夕暮れの澄んだ空気に包まれながら飲む酒は、本当に旨いなあ。ちょっとは厄落としになっただろうて。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.10.08
原稿。
東松山の森林公園に行く。園内をバスが走り回るという、たいへんに広い公園だ。
それはいいのだけれど、風が異常に強くてまいった、まいった。
竜巻でも起きるんじゃないか、と公園で子供を遊ばせていた大人たちは口々に話していた。まったく台風並みの風だったなあ。空はきれいだったけど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.10.07
取材3。
来年あたりから団塊の大量退職が始まって、一部では「正月と夏休みが一緒に来たような騒ぎになる」と予言されている。
カネとヒマを持てあました、おそらく史上最初で最後の世代が大量に誕生することで、とんでもなくアホらしい消費の波が起きると見られているのだ。「ちょいワル」などという気分の悪い現象は、その予兆というわけだな。
例えばフィットネス産業もそのおこぼれを狙っていて、都心、郊外を問わずにどんどん新しいショップが誕生している。駅前のティッシュ配り戦争だけでも大変なものだ。
確かにカネとヒマがある初老がやることと言ったら、まずは健康づくりだろうから、その狙いは当たっている。
ところが既に問題も出始めていて、一部のフィットネスクラブは早くも老人ホーム化が始まってるそうな。
ボケこそないものの、老人特有のマナーの悪さ、オレ様ぶり、若者排除の集団化が著しく、それを嫌った若手会員がどんどん退会している。石神井公園前のルネさンスなどはその典型らしい。
同じような問題がフィットネスクラブ以外でも発生すると見てよく、これからはあちこちで鬱陶しい世代闘争が始まるに違いない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.10.06
取材2。
浜松で泊まったのが、駅前の浜松すテーションほテル。一泊6800円のごく普通の地方駅前ビジネスホテルだ。
省力化、低コスト化のためだろう、珍しいことにここの精算は機械式だった。チェックインの際に払ってくれというので、駅の券売機のような機械を使って支払う。
それはまあいいのだが、よくわからなかったのが、朝食だ。なんとルームサービスなのである。
つまり指定した時間になると部屋まで朝ご飯を届けてくれるのだ。
実際、オレの場合も、7時になったらチャイメガピンポーンと鳴ったのでドアを開けたら、おばちゃん(日本人)が立っていて「おはようございます。朝食です」とお盆に載った朝ご飯を渡してもらった。焼き魚にのりのついた、ごく普通のホテルの朝食である。
徹底して省力化しているかと思えば、早朝からこのサービス。わけのわからんホテルだったなあ。浜松。
さて、そんなことより本日はたいへんな出来事が起きたのである。交通事故にあったのである。
取材先は名古屋。コマガタくん、タカダ氏、ツルちゃんといういつものメンバーで名古屋駅前でタクシーに乗った我々は、高速道路に入って目的地に向かっていたのだった。
この運転手、何をぼんやりしていたのか、途中でETCレーンに入ってしまった。オレは後部座席でそれを見ながら、あれえ、さっきは有人ゲートだったのにどうして今回はETCなのだろう、とやはりぼんやりと不思議に思っていたのだった。
と、ゲートが開かないことで目が覚めた運転手、「ありゃ、ありゃりゃりゃ」とあわてふためいて、ゲート前で急ブレーキだ。
きわめて当たり前のことに後続車は、前の車が停まるなんて露程も思っていないからそのまま素直にタクシーの後ろに追突である。
ぶつかった瞬間、あーあ、やっぱりなあ、と冷静なオレたちであった。寝ていたタカダ氏は「目が覚めちゃったよー」と、そのことに不満げであった。
怪我も何もなく、それどころか双方の車がまったく傷ついていないというのに、パトカーがかけつける大騒ぎ。オレだったら、被害もないしここは事故そのものかせせなかったことにしませう、とかいってうやむやにするところだが、名古屋はそうもいかなかったのだろう。
警察に全員の住所連絡先などを控えられ、代わりにあたふたとやってきた代車に乗り込んでようやく再出発したのだった。
代車の運転手、自分が悪いわけでもないのに会社の不名誉とばかりか(確かに客を乗せて事故るというのは一番あってはいけないことだわな)、平身低頭しながら我々を目的地まで運ぶ。別になんもない我々は関係ない馬鹿話。到着したら「お金はけっこうですので」と、1万なんぼかのタクシー代をおまけしてもらって、こりゃラッキーと喜んだのだった。
あー、丹後家一同様、親戚一同様、別に怪我も何もないのでご安心を。それにしてもまた新しい伝説の誕生だったなあ。写真、撮っておくんだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.10.05
取材2。
静岡でのインタビュー終えてオレが向かったのは、ウナギとブラジル人の街・浜松である。
そうなのだ、本日は年に一回、定例と化してしまった浜松でのキベさんとの飲み会なのだ。ついでにカトーもおまけで参加なのだ。
十五間という居酒屋でキベさんと刺身を食いつつ飲み始めたが、昨年はあんなにうまい居酒屋と思ったのに今年はなぜか「?」な出来で、もうここはやめようととっとと退散。
続いて99年の2月に行ったことのあるそば屋に移動。ここにカトーも合流して、飲んで食ったのだった。
けっこううまい店で正解。びっくりしたのが日本酒で、YK35という銘柄を頼んだら、とろけるような味わいで、信じられないことに後から口の中に甘みが漂い始めてくるという酒なのだ。
なんだこりゃあ、うめえっ。あまりの旨さに卒倒しかけたら、一杯2500円という値段を聞いてさらに卒倒。
店を出たら、雨が降っているというのに傘を盗まれてしまって、おかげでずぶ濡れ。再び卒倒だ。
引き続き三軒目で駅前のしょぼい居酒屋へ。ところがここが安い割には案外うまくて、なかなかよかった。高いだけで努力不足の十五間は見習うべきである。
ちなみに支払いは一件目はじゃんけんで負けたキベさん。二件目はじゃんけんで負けたカトー。三軒目は覚えていない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「太田裕美白書」太田裕美・PARCO出版。オレの中では太田裕美に対する評価がけっこう高い。なにしろ松本隆・筒美京平という最高のヒットメーカーと作品を作り上げて消化してきた人間だから。木綿のハンカチーフは実は母から巣立っていく子供の歌、という解釈にはポンと膝を打ったのだった。新幹線の中で。
「JRのレールが危ない」安田 浩一・金曜日。鉄道の保線の現状がどうなっているのか、問題点をあぶり出した本。うーむ、首都圏、特に総武線は相当にやばいぞ。あと、個人的には京葉線もけっこうリスキーだとにらんでいる。
2006.10.04
原稿。
もうすぐ息子の幼稚園の運動会である。
昨年の父兄参加競技は、玉入れであった。通常とは異なり、お兄さんがカゴを抱えて逃げ回って、それを追いかけて玉を入れるという趣向であった。
どうなったかというと、当然予想されたように、まずは逃げ回る兄さんを全員でとっつかまえて押さえつけ、しかる後に動かぬカゴに玉を押し込むという作戦が敢行されたのだった。
ルールを説明されたとたん、父ちゃんたちの頭にはすぐにその作戦が浮かんだというのに、幼稚園側はまったく想定外だったらしく、マイクを通して「ひゃ〜、やめてください〜」という悲鳴が上がったのだった。
さて、今年はどのような趣向なのだろうか。ちょっぴり楽しみな父さんであった。
てなことはともかくとして、昼にKさんより突然の電話。あ、お世話になってます、と出たら「いやあ、実は会社、辞めたんですよ」とのことで、いきなり腰が抜けた。
しかも「で、某外資系保険会社で働いているんです」と続いたものだから、抜けた腰が砕けてしまった。
しつこい勧誘と高い保険料で有名なこの某外資系保険会社(なにしろオレはそのセールスマニュアルを作ったことがあるからねっ)と聞いて、ああ、なるほど、勧誘か、とオレは合点。もちろん夫婦とも既にこの保険に加入しているので、丁重にその旨を説明したのだった。
それにしても、もったいないなあ。辞めちゃうなんて。いったいどういう事情だったのか。今度、TさんかOさんあたりに聞いてみようっと。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.10.03
原稿。
ネットやフリーペーパーによって、コンテンツは限りなくタダに近いという認識をされるようになってきた。相対的に有料コンテンツには、それに見合うだけの価値が求められるようになったわけだが。
特にブログによって膨大な数の書き手が情報を発信するようになり、我々のような受注生産の物書きは相当に脅かされ始めている。むろん有象無象、玉石混淆ではあるのだが、「量は質を決定する」の真理の通り、一定の割合で高い価値発揮のできる書き手も現れるはずだ(これがWeb2.0時代の本質でもあるのだけれど)。
こういう状況において、企業広報を受注生産している我々のような書き手にとっては、「ネットを見りゃ載ってるよ」という評価こそ、一番恐ろしい。ネットでは得られないコンテンツを提供できなくては、お代に見合う仕事とは言えないだろう。
もっとも現状を顧みれば、企業広報業務を請け負っているほとんどが単なるアウトソーシングサービスにとどまっているのは事実であって、それは「自分がやるのは面倒だから外にやらせちゃえ」「社員がわざわざやるほどの仕事じゃないだろ」「そんな仕事は外にやらせて、オレたちは本業に集中しよう」という理由だけで仕事が発注されていることを示す。
フリーコンテンツが雪崩を打って攻めてきている時代には、アウトソーサーではなくて、「さすが」と言われるだけの価値発揮ができるアウトプットを出さなくてはならない。それがソリューションなんだと思う。(そういや昔「さすがコピーライター」というコピーがあったが、本質は変わってないな)
ソリューションではなくてアウトソーシングにとどまっているようでは、この先、けっこうヤバイように感じるのだけれど、これって案外深刻な問題だと思いません?
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「SPA!」神足裕司のコラムが秀逸。川口市で保育園の幼児の列に車が突っ込んだ事故を取り上げて、その事故が生まれた必然性を見事に切り取っている。西原理恵子の短期連載も始まり、この二つだけでも今週号は買いだ。
2006.10.02
打ち合わせ1、原稿。
毎月の検査のためにアさヒクリニックに行ったところ、早くもインフルエンザ予防接種の告知がされていた。10月だから早くもないのか。
接種してから効き目が出てくるまでに1ヵ月。だから遅くても11月の初めまでにやっておいたほうがいい。
ちなみにオレは速攻予約で今月半ばに注射することにした。家族も同じ頃に地元のクリニックで受けさせる予定である。
外からインフルエンザをもらってくる可能性が高いのは、外出の多いオレと幼稚園で芋洗いの息子。まずはここからだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.010.01
ネットで調べて、秩父の小松沢農園というところに出かけた。「ぶどうがりをしたい」という息子のリクエストである。
いってみてびっくり、巨大な観光農園で、観光バスが次から次へと押し寄せる名所であった。旅行代理店などを回って営業した結果がこれなのだろうなあ。観光農業に活路を見出すのは、正しい選択である。
ブドウ狩り、一人700円。食べ放題ったって、一房も食べられない。ブドウなんて半分も食べれば十分だ。
だから食べるというよりもぐのを楽しむというわけだな。持ち帰りは別会計。これだけ見れば楽な商売に思えるが、ここまでブドウを育てることを思えば、決しておいしいわけではなかろう。
ブドウの次は、シイタケ狩りである。
300グラム700円。シイタケって軽いから、取っても取ってもなかなか300グラムに達しない。途中で切り上げて、足りない分は既に収穫してある分から補充してもらった。
そして最後は、流しそうめん。
どこで仕入れてきた知識なのか、この夏、息子はずっと「ながしそうめんがやりたいんだよ」と訴え続けていた。あげくに家の前に流しそうめんの装置を造れとまで言い出していた。
それほどまで流しそうめんにとりつかれていた息子の執念が実ったか、思いもかけず、ここで流しそうめんが体験できることになったのである。小松沢農園、えらいぞ。
流しそうめんは、大人600円、子供400円で食べ放題。いくら食べ放題っても、そうめんだけをそんなに食えるはずもないのだが、息子は念願かなったのがよほど嬉しいらしく、ばくばくと食った。娘もつられて大はしゃぎ。アクロバチックなすくい方などを開発しては披露し、びしょびしょになるのだった。
当然、一家族に一つのセットがあてがわれる仕組みになっている。流しそうめんにはいささか季節外れなのだろう、我が家の他には一家族しかいなかった。
この家族がなぜだか暗くて、親子4人、会話もなくひたすら黙ってもぞもぞとそうめんをすするのみ。息子が暴れ、娘が奇声を発し、父ちゃんがうひゃひゃひゃと笑う我が家とは対照的だった。
静かに流しそうめんを食う家族って、なんだかけっこうシュールでありました。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日本フォーク私的大全」なぎら健壱・ちくま文庫。60年代から70年代の日本のフォークについて、シンガーごとに追いかけた本。ムーブメントの渦中にいた本人の書だから貴重なネタが一杯なのだが、しかし、文章が非常に読みづらくて閉口した。同じセンテンス内に「が」が二度出てきたり、「である」で終わる文が4つも続いたり。人のことは言えないが、編集者はもうちょっとなんとかすべきだったろう。
2006.09.30
インド映画と言えば、おなじみ、「踊るマハラジャ」だ。
とにかくひたすら延々と絶えることなく踊り続けるのがインド映画の特徴である。見ていると、いったいこれにはストーリーというものがあるのだろうか、と不思議な気になってくる。
本日もお昼は、駅近くのインド料理屋。例の寿司屋を居抜きで借りてインド料理を始めましたという店で、畳に座りながらインド料理を食べるという、実に不思議なエスニック空間である。
ここで本日も畳に座ってナンをかじったりしたのだが、店内のテレビではずっとインド映画が流れていて、娘はそれに釘付けだ。うーむ、ひたすら踊り続けるのが、とても楽しいらしい。わからんでもないが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.29
けっこうな緊張を強いられる入国管理をくぐり抜け、これは亡命か、などと叫びながら香港に戻ってきたのだが、そこで見たのはいわゆる百万ドルの夜景である。
かつて東洋の真珠と絶賛された、美しい光景である。
ったって、なーにたいしたことはない、お台場に毛が生えた程度である。
とは言え、1万5000円で使い倒されている人々のすぐ隣で、このエネルギー資源の浪費である。この格差を中国人に見せられるわけがないと上層部が考えるのは、当然だ、
なるほど、返還後も一国二体制を維持して行き来を厳しく制限しているのは、そのためだったのかとようやく深く納得したオレだった。
ちなみに夜景は百万ドルかもしれないが、星が出るのは年に1、2度だそうである。それほどスモッグで空気は汚れきっているのだ。ネオンといい、スモッグといい、環境はここでも激しく破壊されていた。
関係ないけど、香港のディズニーランドは最低につまらないって的士の運転手も言ってたよ。おかげでガラガラらしいから、つぶれる前に行くなら今だぞ。
2006.09.28
定かな話ではないが、中国がもしアメリカと戦争したら、という仮定だ。シミュレーションでは、中国の戦死者は3000万人という数字になったそうである。
それを知った中国の首脳部は「3000万人ならどうってことないよ」と鼻で笑い、アメリカはそのことにびっくりして引っ込んでしまったそうである。
確かになあ、13億人が12億7000万人になったところで国家は何も変わらないよなあ。
とにかく「人が多い」ということが中国のすべてなのである。
工場で1万5000円で働いている女の子たち。交換要員などいくらでもいるし、へたに新しい設備を入れるより人を使ったほうが安上がりである。
工場内にエレベータがないのも、エレベーターを使うより人に運ばせたほうが安上がりなのだ。
資源の少ない日本では人材が最大の資源であるという言われ方をするが、中国では文字通りの意味で人間が資源ということだ。いやはや、なんとも。
その中で生きていこうというわけだから、そりゃあ泥棒もするし、人を押しのけもするし、喧嘩も当然だろう。日本人なんて甘く見えてしょうがないだろうなあ。こんな奴らを相手にするのはしんんどいから、これからはサッカーぐらいは負けてやってもいいと思ったのだった。
なお工場の社員食堂のランチは50円。別棟の日本人向けのレストランでは600円である。
ちなみに工場では1万5000円の人間を直接に雇用しているのではない。いわゆるコントラクトと言って、人材派遣会社にラインを請け負わせているのである。
当然、生産調整に伴う人員の調整は素早いし、労務管理も簡単。ごっそりと1000人単位で人が入れ替わっているそうだ。コントラクトとは、まさにこの国にふさわしい就業体系だなあと改めて実感したのだった。
2006.09.27
取材4。
朝、カメラマンが工場の外観を撮影するために路上に出てカメラを構えた。
すると、道をはさんだ反対側で、人相の良くない男がじーっとこちらをにらんでいた。
地元の案内人に聞いたら「泥棒です」。庶民にとってカメラなど高嶺の花もいいところ。奪って売れば、けっこうなカネになるから、カメラマンなどいいカモに見えたのだ。
車にはねられたらそれは人のほうが悪い、という国だから、泥棒に獲られたらそれは盗まれたほうが悪いという論理が堂々と通用しているのだ。
前夜、我々は地元でも高級な料理店に入って中華料理を楽しんだ。生け簀が並び、生きのいいエビやカニや貝など、どれでもその場で調理して出してくれるという高級店である。
ここで我々はたらふく食べ、大人5人、食べきれずに残してしまうというほどの晩餐だった。それでいて全部で3000円である。1人3000円ではなくて5人で3000円である。
それなのに地元の人はおそらく一生足を踏み入れることはできないという高級店なのだ。なんという格差だ。
工場を取材する。
ラインではクリーンウェアに身をまとった女の子たちが働いている。ハイテク製品の重要なデバイスがここで生産されているのだ。
この女の子たちの給料は1万5000円。つまり日給500円。地元の人が5人で3000円の店に入れないのも当然である。それでも中国では上の階層なのだ。
そんな国にいるんだから、日本人が狙われて当然だよなあ。
オレも夜間の外出は厳しく禁じられた。では、朝ならよかろうとちらっとホテルから外に出たら、一斉に危険な視線を浴びた。オレのポケットにはやつらの給料を軽く上回る現金が入っている。狙われて当然だよなあ。
中国、恐ろしい国である。
ちなみにこの工場では敷地内にマンゴーの木を植えているが、実がなるとすぐに切り落としてしまうのだそうだ。なぜかというと、敷地の土壌汚染がひどく、木の実など重金属をたっぷりと含んでいて、従業員が食べたらたちまち病気になってしまうかららしい。
朝ホテルから外を見たら、スモッグの中に汚い太陽が薄ぼんやりと浮かんでいた。
この国はちっとも地球環境のことなど考えていないのである。
中国産の野菜や果物など、決して口にしてはいけないと痛感したのだった。
2006.09.26
取材3。
前日、香港のタクシーにノックアウトされてしまったオレだが、甘かった。凄まじいのは中国人だった。
香港での仕事を終えて、午後はフェリーに乗って中国へ。社会主義国家、初上陸である。
香港って中国に返還されたらしいけど、移動にはパスポート持って出国・入国の手続きが必要なんだよ。オレはそんなことも知らなかったので、びっくり。なんでこんな面倒なことをするんだと思った。
その疑問は、あとではっきりと氷解するのだが。
フェリーから降りて中国に上陸。入国審査では警官が目を光らせている。こえー。
迎えの車に乗り、2時間ほどのドライブ。
そしてこのドライブが、恐ろしかったのだ。
中国人はむちゃくちゃである。凄まじいのである。
例えば二車線のところを三列になって車が走っている。その間を自転車が走り、リヤカーが歩いている。
リヤカーは当然クラクションの嵐を浴びるがちっとも動じない。オレが先に歩いてるんだとばかりである。
と、車は当然のように反対車線に飛び出して平気で逆走である。当たり前のように、その後に2台、3台と逆走車が続く。気がつけば二車線に三列だったのが、いつの間にか三車線に四列の状態で車が走っている。
当然、反対車線だから対向車がやって来るのだが、こっちは脇に押しやられ、本来は二車線のところ、一車線にされられてしぶしぶと走っている。
ふと目を窓にやれば、センターラインを人が歩いている! しかも逆方向にだ。平気な顔で歩いていて、車も平気な顔だ。
この国に秩序はない。
人と車がぶつかれば、それは人が悪いのだという。割り込みは当然で、悪いのは割り込みされたほうなのだという。
信号は極めて少なく、常時クラクションが響く中、無秩序に車が走り回っている。この中で男どもは「母ちゃんと子供を食わせるのだ」と闘っているのだから、そりゃあ鍛えられるはずだ。日本人はかなわない。
そうである、人が多い、ということがこの国のすべての根底にあるのである。そのことをあからさまに見せつけられてしまったのだった。
2006.09.25
取材2。
成田から香港までは4時間。出発が10時だからチェックインは8時で、それまでに成田に着くには、朝だから乗り継ぎが悪くて池袋を6時の成田エクスプレスに乗らなくてはならない。
池袋に6時ということは、これまた早朝だから電車が少なくて家を5時に出なくてはならない。
家を5時に出るためにはいったい何時に起きればいいのだと、オレはここ数日、呆然として過ごしたのであった。
しかしあれですな、5時過ぎの電車に乗ったら、もう人が一杯で座れません。なんとも日本人は真面目で働き者ですな。怠け者の中国人に見せてやりたいものですな。
4時間のフライトで香港。
いや、これが暑いんだ。9月も末だというのに32度。まあ、沖縄より南にあるのだからそれはわからんでもないが、納得できないのは湿度である。むちゃくちゃな湿度なのだ。
アテンドのMさん(香港在住の日本人)に、一体どういうことだ、と聞いたら「今日は湿度が90度を下回っているので、比較的さっぱりしていますね」と涼しい顔。おいおい、湿度90度だと。香港、あまりに常識知らずである。
常識知らずなのは住まいもそうで、超高層マンションがやたらと建っていて、しかもそれがあきれるほど密集している。例えば丸ビルと六本木ヒルズが10メートル感覚で10棟も並んでいるような感じだ。
おそらく隣のビルは丸見えだろう。下の階はまったく日が差さず、日照権などとという言葉はすっかり無視されている。
聞けば造りもけっこうな手抜きらしくて、壁は薄くて中はボロボロ。雨漏りもしているそうだ。「姉歯なんてもんじゃないですね、きっと」と人ごとのように笑うMさんであった。
そして最大の常識知らずは、香港のタクシーである。的士と書いてタクシーと読ませるのも無理があるが、驚いたのはその運転だ。
日本で言えば首都高のような道をとばしまくる。いくらなんでもそりゃないだろうというような割り込みを、強引にやり、追い越しや車線変更はまったく自分本位。何度、うぎゃっと叫んだことか。
しかも、香港人というのは電車だろうがどこだろうが、携帯電話はあるんだから使うのは当たり前、とばかりにまわりなど気にせずしゃべりまくる。このタクシーの運転手も、猛スピードで激しく追い越しを繰り返しながら、電話がかかってきたら何事もなく出てしゃべりまくる。
当然、広東語である。広東語で大声でしゃべると、ほとんど喧嘩しているようにしか聞こえない。
猛スピードのタクシーの中、片手で携帯を持って喧嘩のように叫び続けるタクシーの中で、オレはひたすら頭を抱えるのみであった。
「地下鉄に乗って」浅田次郎・講談社文庫。
読みのがしていたら読んでみた。ちょっと無理のある話だなあ。今の浅田次郎なら、もっと泣かせる物語にできたに違いない。
2006.09.24
原稿。
近所にある公園の一つが橋戸公園。新しくてきれいで快適なので、子供を連れて良く出かけていく。
本日も子供を遊ばせていたところ、突然警官二人が姿を現し「足立135の運転手さんはいますか」と凶悪犯人を指名手配なのだった。もちろんオレである。
あ、オレでーす、と手を挙げて近づいていったところ「110番通報があってねえ、移動してもらわんとねえ」とのこと。そうである、近くに路駐していたのが発覚したのだった。
なんとまあ、アンラッキーな。まあ、でもしょうがなかんべ。いくら払えばいいですか。
「ここはやっぱり平等でなくちゃいかんからねえ、そうだねえ」などと言いつつ警官は「まあ、せっかくの日曜に家族で公園に来てこれじゃあ悪いから、今日は警告」と、なんと切符も切らずに無罪放免だったのだ。
なんとまあ、ラッキーな。
別に泣き落とししたわけでもないし、言い訳もしなかったし。切符切るというから、あっそ、じゃあね、という態度だったのだが。それがよかったわけでもあるまいに。
まあ、察するに年中110番通報する家で、またか、といううんざり気分だったのだろう。
ともかくラッキー。やる気のないおまわりって最高にステキ♡。
オレはそそくさと車を移動し、近所のコンビニの駐車場に停めたのだった。
昼、石神井公園駅近くのインド料理屋に突撃。以前から行ってみたかったのだ。
噂には聞いていたが、行ってびっくり。なにしろ前は寿司屋だった店内をそのまま使っているので、畳の上でインド料理を食うというわけだ。わははは。こりゃあいい。
店内のテレビでは、例の踊り続けるばかりのインド映画。その音楽を聴きながら畳に座ってインド料理。で、これが案外というかかなり旨いのよね。けっこうなレベルで、まいうー。また行こうっと。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.23
原稿。
還暦を迎えた拓郎を見るために、3万なんぼかの団塊が集まったらしいのである。つま恋に。
うーむ、濃い。実に濃い。
拓郎ファンの濃いおやじどもが集まって(ちなみにオレはキリンラガーのCMでチューリップファンの中年が心の旅を合唱しているシーンが大嫌いである)、うおーとか騒いでいるのである。
見てはいけないのではないか、そういうものは。ふたをしてしまおう。
などと思っていたら携帯がぴりりーと鳴ってメール着信。「今目の前で拓郎が歌ってるよーん」というメールだった。
誰かと見れば、なんと、中山親分。んが。
わざわざ会場に足を運んで拓郎を見ているらしかった。
思い切り脱力したオレは「ボケタヌキめ」と返信してやったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.22
取材1、打ち合わせ1。
盲人が盲人の手を引くとは、まさにこういうことである。
香港出張を目前に控え、オレはその打ち合わせを同行のオノ氏と行ったのだった。
オノさん、頼みますよ、いろいろと。「え、私は海外よく知らないんですよ、逆にタンゴさん、頼みますよ」。えっ。「えっ」。
えーと、成田空港にはどう行くんでしたっけね。「電車ですね」。どこで降りるんですかね。「第一とか第二とか書いてありますね」。ありますね。「どっちでしょう」。どっちかでしょう。
どんなに打ち合わせしても、まだ成田空港にすら到着できないのであった。
たまらなく客先の社内に向かって、タニガワさーん、と大声で呼びかけ、客をここまで呼びつける。タニガワ氏はグローバルなインターナショナル国際人。なにしろ英語でインタビューもできちゃうというおじさんなのだ。
そのタニガワ氏にいろいろと教えを請うた我々は、ともかく成田空港で飛行機に乗るところまではできた。あとは到着すれば向こうの担当者がいろいろと引き回してくれる段取りになっているらしいので、これ以上考えるのはやめにした。
オノ氏「タンゴさん、中華、大丈夫ですか」。えっ、中華ですか。「ええ、中華です」。オレはどちらかと言えば刺身に日本酒の方が…。「そうですか。でも中華です」。
うーむ、やっぱり行きたくねー。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.09.21
取材5。
有楽町までパスポートを買いに行く。通行手形みたいなものだな。
江戸時代じゃあるまいし、今時なんでこんなものが必要なのか、わからん。日本は遅れているぞ。しかも16,000円もするし。なんなんだ、その金額の根拠は。仕事ぶりから察するに150円程度で十分ではないか。
しかも、パスポートと交換ではなく印紙を買って支払うという形式だ。あれですな、パチンコ屋では換金できないから景品交換所でカネにするという隠れ蓑に似てますな。役所の腐敗の臭いがぷんぷんですな。
ぶつぶつと文句を言いつつ、購入する。
その足で隣に店を構える保険屋にいって旅行保険に加入。「あいう」と書いてある保険屋だった。自分の不幸に張るのが保険という商品で、考えてみればひどい話だが、そんな言いがかりをつけてもしょうがないので、飛行機落ちたら1億円というコースに加入。
喜べ母ちゃん、これでローンも完済だ。
続いて丸の内のドコモショップに行く。海外でも使える携帯電話をレンタルするためだ。
ドコモショップって、いつもどこでも混雑している。なんで携帯電話にそんなに用があるんだろう。フシギだ。
ここでも15分ほど順番待ち。やっと呼ばれていった窓口で、海外旅行行くから電話貸して、と頼む。
「今からですと、ご出発当日に空港で受け取ることしかできませんが…」と窓口の女がぬかす。ばかたれ、女。「ご出発の2日前の午後2時までは宅急便でお届けいたします」って、てめんとこのサイトに書いてあったぞ。よーく読め。
文句つけたら、あっさり話が覆って宅急便で届けてくれることになった。やれやれ。
しかし、ほんと、外国行くのってめんどくさいなあ。
息子に話したら、最初は「おとうさんん、せかいにいくの?」と言ってたのに、今は「がいこくにいくんだね」と言っている。「せかいにいく」のほうがよかったなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「父親のすすめ」日垣隆・文春新書。この人の子育て論はけっこうまっとうで、きちんと日本批判にもなっている。見習いたいところも多い。ただ、こうしてまとめて読むと文章が下手なことがよくわかる。本人も自覚しているようだが。
「裁判長!ここは懲役でどうすか」北尾トロ・文春文庫。裁判の傍聴が趣味であるという筆者の、傍聴の体験記。
「SPA!」まあ、いいや。
2006.09.20
取材3。原稿。
非の打ち所のないオレ様であるが、唯一の泣き所は海外が苦手ということである。ふふん。
そうである、外国のことはよく知らないのだ。
そのオレ様に、どういう因果か、海外出張がまわってきた。来週は香港で取材である。
おかげでオレはプチパニック。パスポートはどこで売ってるんだ、携帯電話はどうすれば使えるのだ、あんな野蛮な場所で食あたりはしないか、お小遣いはいくらまでなのか。次から次へと疑問がわいてきて、それをどうしたらいいのか、さっぱりわからなくてただ走り回るばかりである。
都合の悪いことに(悪い?)、めちゃくちゃ忙しくてパスポートすら取りに行けない状態。うーむうーむ。
こうなったら、いっそ、ばっくれるか? そう言ったら、カメラマンのヨシダ氏、大喜びだった。
ま、そんなわけでお仕事関係の皆様、来週は一切連絡はつきませんので、ご了承を。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「ビッグコミックオリジナル」
2006.09.19
取材3。
スケジュールがけっこうずたずたになってきて、それがストレス。
仕事とは段取りが大切なのに、それができない人が多いなあと痛感。「常に後の工程を考えろ」とよく教わったものだが、最近はそういうことを言われないのかしら。なんでもっと早く連絡をくれないのかと、フシギでしょうがないと思うことがしばしば。
言ってはならないのだが、ついにあまりのことにキレてしまって「だったらライターを代えたらどうですか」と口走る。口走った自分に嫌悪して、それがまたストレス。やれやれ。
「請負仕事とは、請けたほうが負け、と書くんだ。いったん請けたら何があっても言うことをきかなきゃいかんのだ」と、駆け出しの頃に当時の社長によく言われたものだった。でもなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」江部康二・東洋経済新報社。糖尿病の世界は今まさにリアルタイムで激しく動いている。そのあたりの事情を知っておくと、医者の見分け方がよくわかる。大切なのはいかに炭水化物を摂らないかに尽きるのだ。
2006.09.18
原稿。
はっ、敬老の日だ。
そんなことをすっかり忘れていて、夜になってあわてて実家の両親に電話して祝いの言葉を口にしたのだった。
やれやれ、すっかり忘れていたわい。
そう一息ついてお茶などすすっていたら、妻が「で、私たちの結婚式記念日は覚えてた?」聞いてきた。
げっ、そうだった、すっかり忘れていた。6年前の9月15日に、俺たちは結婚式を挙げたのだった。敬老の日にしておけば忘れることはないだろうというまったく根拠のない理由でこの日に定めたのだった。
それがまったくすっかり完璧に忘れていた。休日が勝手に変わったせいだ。
とほほほ、母ちゃん、ごめんよー。と謝ったら、なんと「私も忘れていた」とのことで、一件落着。我が家の平和は保たれたのだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.17
最近の息子の大きなテーマが「補助なし自転車に乗ること」である。
幼稚園の友達がどんどん補助なしに乗れるようになってきたのに焦ってるのだ。娘は補助つきですーいすーいと勝手に走り回っているから、妻が一人で二人を見ることは不可能。よって、オレがいないとなかなか練習の時間が取れない。息子は「おかあさんがれんしゅうさせてくれないんだよ」とふてたりして、妻は「まいったなあ」とこぼしているのだった。
そんなわけで、本日は大泉の交通公園に行って自転車の練習。
ここは無料の貸し自転車がそろっており、園内は信号も整備されていて、本物の道路の感覚で自転車を練習しつつ交通ルールも学べるという、大変によろしい公園だ。無料。
ここで、妻はよそ見ばかりしてどこへ行くかわからない暴走機関車状態の娘を見て、オレはど根性で練習の息子を見る。息子はだいぶいいところまできていて、実際、2、3メートルは補助なしでこげるようになっているのだ。
あと少しなのだが、その少しが大きな壁である。もっとも、こういう具合に目標を定めて地道に努力し、それをクリアーして結果を出すという体験はとても重要で、考えてみれば仕事とはその繰り返しなのだ。その意味で、受験というのは非常に意味のあることだと、考えている。
それはともかく、この公園には地元のボランティアのおじさんたちが立っていて、子供に交通ルールを教えている。70歳を過ぎた、はっきりとしたじいさんたちだ。
このじいさんたちが、何人も息子を見ては「ボク、もうすぐだぞ」「こうやってペダルをこぐんだ」とアドバイスしてくれる。ちょっと鬱陶しいものの、心遣いはありがたく、オレも、そうなんですよね、もうちょっとなんですよね、ありがとうございます、と言葉を返している。
でも見ていると、何か言われても無言の親もけっこういるようで、そういう態度は子供の手前、ちょっとよくないんじゃないの、と思うのだが。
で本日はというと、1時間以上も頑張ったのに、結局まだ乗れなかった。でもよく頑張ったぞ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.16
原稿。
「日経ビジネス」の名物企画"敗軍の将、兵を語る"でジーコが登場。キレまくっている。
あの敗戦は完璧に監督のせいなのだが、ジーコは「自分が未熟だった」とは一言も言わず、むしろ「ベストを尽くしたオレは悪くない」と開き直り「ベストを尽くした人間を責めるのは、世界中を見ても日本人だけだ」と意味不明なキレかたをしている。
さらに「電車で居眠りしても平気な国だから、自分で状況判断できない弱い人間ばかりが育つのだ」「20歳過ぎて骨折する人間がいるのは日本ぐらいだ」などと噴飯ものの日本批判を展開。
ある意味、トルシエよりもふざけた批判である。
そのトルシエと比較されることには「不本意」とむくれる。自分は日本の文化をブラジルとさんざん比較して文句つけてるくせに。
「精一杯やったが監督としての自分は未熟だった。選手も実力不足だった。互いに磨きをかけて、いつかもう一度、一緒に世界に挑みたい」ぐらい言うのが世界の常識だと思うが。
日本で16年も過ごしたのにとうとう日本語もまともに覚えようとしなかったこのブラジル人は、最後の最後に後ろ足で砂をかけて出て行った。かつて「日本は治安がよくて安心してサッカーができる」とありがたがってたくせに、日本の治安の良さを敗戦の理由にあげるとは、どういう清心構造なのか。ああ、気分が悪い。
気分が悪すぎて、変換ミスまでしてしまったではないか。
「読売ウィークリー」「美味しんぼ」
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.15
取材3。
前夜は名古屋で飲んだ後に大阪へ移動。新幹線の車中で居眠りした後、駅で降りて歩くのは、けっこうきついのだった。
泊まったホテルは、あれー、1999年にやはり取材で来たときと同じホテル。名前だけは立派なのに中身は情けない普通のビジネスホテルなのだった。
「サウンド&レコーディング」音はエリアによって違う、という話が興味深い。地磁気の影響を受けるそうで、とてもいい音がつとくれる土地と、どんなに頑張っても貧弱な音にしかならない土地があるらしい。面白いねえ。
「J-POPパクリ&パロディ オール白書」コアラブックス。いわゆるパクリの歌を集めた本。内容はともかく、誤植は多いし、文章は手抜きだし、困ったものだ。ホテルで朝食後、1時間ほどで読み終える。そのまま捨ててくりゃよかった。
「男の引き際」黒井克行・新潮社。新幹線で隣に座ったコマガタくんが「何読んでるんすか、もう引退するんすか」とたまげていた。んなわけないだろ。男の引退の決断について記した本だが、中身が薄く、つまらなかった。江夏とか池永とか、題材は魅力的なのだがなあ。読了後、コマガタ君に読みたまへと強制的にプレゼント。
「刺さる言葉」日垣隆・講談社新書。いわゆる悪魔の辞典の日垣バージョン。"もてる男"の項目を読んだコマガタ君は「オレってもてる男じゃなかったんだ」とうなだれていた。読了後、やはりコマガタ君に強制的にプレゼント。
「フライデー」袋とじ企画が滝川クリステル特集。フジテレビの深夜のニュースでお父さんたちに大人気のキャスターである。確かに必見である。その目線やうなずき方のアングルなど、見られることをばりばりに意識したことがあからさまで、それがすげえ面白い。左45度の視線ではっきりうなずくその姿は、我が家ではクリステル式と呼ばれている。観たことのない人は、ぜひ一度。本名、雅美。青学出身。おお、まちゃみは同窓であったか。
2006.09.14
取材3。
名古屋出張。名古屋名物は鳥であって、夜は鳥鍋だ。んまかった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ゴルゴ13」「サウンドデザイナー」ボーカルのミックスダウンの際の注意事項がちょっとわかった。大助かり。
2006.09.13
原稿。
二学期になって初めて息子を幼稚園まで送りに行く。今まで妻任せだったのだ。
久しぶりに担任のマキ先生に会う。若いのだ、とにかく。
先生、オレを見て「あら、お久しぶりですう」と笑う。オレは、別に遊んでたわけじゃないんで、とわけのわからない言い訳をする。
まったく秋の長雨は鬱陶しいのう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.09.12
取材2、原稿。
「伝説の男」といえばガッツである。だが、我々の周囲ではコマガタくんである。
本日は朝から遠く浜松で取材だ。新幹線は8時6分の「ひかり」である。
池袋から東京へは丸ノ内線が一番早いので、いつもは地下鉄に乗り換えるオレであったが、今朝は時間に余裕があったので、電車賃を節約すべえ、と池袋から山手線に乗ったのだった。
ところがすっとこどっこいなオレは、電車賃を節約すると言いながら無条件反射でスイカを取り出して改札を通過したのだった。そのまさに通過する瞬間、ああ、オレ的に伝説をつくってしまった、と激しく後悔したのである。
しかし、そんなことはオレ個人の問題である。誰にも知られるわけはないのだ。ふふふ。
などと思いつつ、東京駅到着。スイカで乗ったんだだから一回外に出なくちゃならないのだけれど、まだ時間に余裕があったから、鼻歌状態のオレ様なのであった。
ところが一回改札を出て再び入場しようと、今度は新幹線の切符を自動改札に入れた瞬間、ピンポーンと鳴って通路が閉まってしまったのだった。これが通勤ラッシュの丸ノ内線なら後ろから「ちっ」という舌打ちが聞こえて、池袋や渋谷や新宿ならグーパンチが飛んでくるところだよ。
首をひねりつつ、オレははじきかえされた切符を手に眠そうな顔をしている駅員の首根っこをつかまえて、どうなっとるんじゃ、と文句つけたわけよ。
そしたらばその駅員、眠そうな顔のままオレを小馬鹿にしたように「ふふふ、だってこの切符、日付が違うじゃないですか。今日乗るなら今日の日付の切符じゃないとダメに決まってるじゃないですか。そんなことも知らないで切符を買って乗ろうとしたんですか。小学校出てるんですか。新聞読まないんですか。朝ご飯を食べない子供はキレやすいんですよ」とあざけりやがる。
悔しさのあまり下唇をかみしめたオレは、涙目になりながら切符を持って、「みどりの窓口」に並んだのだった。
そして窓口のお姉さんに向かい「この切符の日付が今日じゃないのは、コマガタが間違えて買ったからなんだあ〜。もうコマガタはあてにならないから、あんた、この切符を取り替えてくれえ」と訴えたのである。
同情してくれた姉さん、「コマガタじゃあしょうがないですねえ、許してあげてくださいねえ」と言いながら、切符を取り替えてくれた。これでオレは無事に予定通りの新幹線に乗れたのである。
さて、合流したコマガタ、「いやあ、ちゃんと火曜日の切符をくれと言ったんですがねえ。悪いのはJR、JR、JR」と言い訳する。しゃらーっぷ。カメラマンのツルちゃんは「ほほほほー」と笑うのみである。
こうして朝っぱらからまた伝説は生まれたのだ。これからはガッツ・コマガタと呼ぶことにしよう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「SPA!」9.11テロはやっぱりアメリカの自作自演だよ。
「週刊東洋経済」シャープの亀山工場を叩いている。日本のメーカーの生産現場はひどいものだ。最底辺の世界である。その上に築かれた虚構が今の景気なのだ。
「グロテスク」(上)(下)桐野夏生・文春文庫
女王と言えば西原理恵子・中村うさぎ・岩下志麻の三人(これに入ろうとしてあっさりはじかれたのが倉田真由美)であるが、これを極北とすればもう一方の軸が高村薫と桐野夏生である。その桐野夏生が数年前に出したのがこれ、「グロテスク」。
以前の「柔らかな頬」や「OUT」あたりで、この肌触りはちょっとヤだなあと感じて、文庫本になったらと放置していたのだった。
それが文庫化されたので(何しろ最近は読書が移動時間でしかできないので、重量で本を選んでしまう)、早速読んだわけである。お話はご存知、神泉で起きた東電OL殺人事件を題材にしたもの。いわゆる"心の闇"をつっついたものだ。
これがねえ、あなた、何もここまで人間を貶めなくてもいいんじゃないの、というくらいに凄まじく描いている。げんなり、というのが正直な感想だ。
主役である4人の女たちの醜さと、それの周囲の男たちの醜さに、はあー、オレはほとほと気分が悪くなったよ。高村薫も肌に合わないが、桐野夏生もますますグロ化していって、オレは敬遠したい。
2006.09.11
取材1、打ち合わせ1、原稿。
タカダ氏がコマガタくんに言う。
「あー、これこれ。チミの会社では、メールの際にいちいち開封確認をさせるのがルールなのかね」。
コマガタくん、鳩に豆鉄砲状態で「へ、なんのことでごぜえますか、お代官様」とひれ伏す。
「あー、いちいち開封確認されると、ちと鬱陶しいのだがね、おっほん」とタカダ氏。追従してオレも、そうそう、あれってちょっとムッとするんすよねえ、んとに、ったく、んもう。
詳しい説明を受けたコマガタくん、ようやく状況を理解。「げげっ、何という失礼をば、知らなかったとはいえ、許されない所業、どうかどうか、平に、平に」と平身低頭。
要はOutlookとかいうインチキソフトの勝手なデフォルト仕様によるものなのだな、開封確認通知。まったく迷惑な話である。
それはともかく、冷や汗と嘘泣きで許しを請うたコマガタくん、やっと開封確認のチェックを外してくれた。もう大丈夫だよー、と教えてあげたら大変に嬉しそうだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.10
原稿。
最近、魚せいに行ってないので、久しぶりに息子を連れて行こうかと思い立つ。でも、最近は、仲間はずれにされると娘がすねるようになったので、娘も一緒に行こうかと誘ってみる。
予定では妻は留守番して明日のお弁当の支度をするつもりだったのだが、お母さん大好きな娘が「おがあしゃんといぐ〜」と泣くので、結局一家四人で魚せいに行く。
魚せいのカウンターには、茹でた毛ガニが並んでいて、カニと聞くと発狂する息子が早速「かにかにかにかに」と踊り出す。頼んでやったら、息子と娘は二人でカニをむさぼり食う。
こいつらを北海道へ連れて行って好きなだけカニを食っていいと言ったら、どんな騒動になるのだろう。
なんてことはともかくとして、魚せい、珍しいことに我が家以外にも家族連れの客がいた。旦那と奥さん、小さい子供の二人である。
この旦那が「ここの店はおにぎりが旨いんだ、とにかく旨いんだ」と力説し、注文。おにぎりが出てくると「こんなに旨いおにぎりはないんだ、さあ食え、旨いだろう」と、とにかくおにぎりを強調する。
魚が売り物の魚せいはあんまり面白くないだろうし、それ以上に毎日家でご飯をつくっている奥さんが面白くないだろうなあ。
2006.09.09
土曜日は古紙の回収である。
いつも苦々しく思っていたのが、区の回収の隙を抜いて抜き取っていく業者ども。ささやかなシノギではあるのだろうが、イリーガルには違いないわけで、消えて欲しいと思っている。
時々見かけるそいつらは、多摩ナンバーや所沢ナンバーの2トントラック。回収日に合わせて遠方から足を運んでいるだろう。オレの古新聞がそんな連中の手に渡るのはどうにも我慢できない。
いつもそんなふうに思っていたのだが、本日、古新聞をてに表に出たらちょうどその連中と遭遇。案の定、集積所に向かうオレの目の前でトラックが止まり、中からくわえタバコのおっさんがニヤニヤしながら降りてきた。トラックは多摩ナンバー**-11。
おっさん、オレを見てヘラヘラと「ほい」と右手を差し出す。一息置いてオレは、おたく、どちら?と言いやる。
おっさん、ぴたりと動きを止め、「えっと、ダメ?」と聞き返す。その目をにらみつけてやったら、「ダメか」と運転席に戻っていった。
まあ、特に問題はないと思うけれど、子供がいる身としては、後で嫌がらせされないかとちょっと心配。家に戻る姿は見られないようにしたけれど。
一応、妻にはそれとなく気をつけるように言う。こんな時のためのセコムだ。おかしいと思ったらすぐに通報するように。
警備員は10分で駆けつけてくれるのだ。「その10分を、なんとか持ちこたえてくださいねー」と、セコムではちょっと頼りないことを言っていたけれど。
*
隣のオガワさんの奥さんと立ち話。奥さんは、障害者の自立を支援する作業所に勤めている。
そういうところが障害者に払うお金は、一日なんと500円なのだそうだ。いくら障害者の支援を目的としていても「人間の尊厳としてどうなんでしょうかねえ」とオガワさん。
聞けば、障害者施設でも保護者の高齢化が深刻化しているそうで、そういう親たちの願いというのが「子供が一日でも早く自分より先に死んでくれること」なのだそうだ。
気持ちはわかるが、軽々しくわかるなどと言えないよなあ。
*
午後は中野サンプラザに「しまじろう」のコンサートを見に行く。そうである、土曜日は家族のために完全オフなのである。
しまじろうとはベネッセの学習教材のキャラクターで、世間的には無名でも、日本全国の幼児の間ではカリスマなのだ。そのしままじろうが主役のミュージカルが上演されるわけで、中野サンプラザの周辺は子連れで大騒ぎなのだった。
約1時間のステージは、前半は寝ていたからよくわからないけど、それなりによくできていて。特に着ぐるみを着た出演者が最後までまったく同じテンションで激しく踊り、歌い続けていることにびっくり。
歌のお姉さんも、跳んだりはねたり、ぴきぴきと動き回りながら歌っているのに、その声がまったくぶれないのにびっくり。大岩かおりというミュージカル女優らしい。
若いんだねえ、と妻と感心する。
*
一階に布団を敷いて寝ているものだから、季節の動きというものが全身で感じられる。今は何かというと、虫の声だ。
それこそ枕元で鳴いているようなライブ感で、鈴虫が一晩中、じりじりと。うーむ、うるさい。うるさくて寝られない。
風情があると言えば言えるのだが、夜中に目覚めて寝付けないときなど、あー、ほんとにうるさい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.08
取材2。
伝説というものは予期せぬ形で生まれるものである。
本日もまた例によって名古屋。しかも正確に言うなら、名古屋市ではなくて小牧市というところである。名古屋駅からクルマで1時間という、はっきりいってどえりゃー田舎である。
事前の話では「タクシーで5000円ぐらいですよー」ということだったが、とんでもない、その倍の1万円以上かかる距離であった。
しかも「タクシーに乗って某研究所と言えば、誰でも知ってますよー」ということだったのに、名古屋駅前で我々4人が乗り込んだタクシーの初老の運転手は「は?某研究所?知らんなあ」という状態だった。
仲間の運転手もわらわらと集まってきて「知らんなあ」「知っとるけど説明でけんなあ」(意味不明)という有様。名古屋のタクシー業界はこんなもんなのである。
まあ、探しながら行こうかということになり、適当にあたりをつけて走り出す。途中、この運転手は「このあたりは年に一度も来ないしなあ」「行ったことがあればわかるんやけどなあ」(当たり前だ!)と、言い訳にうるさい。
そんな言い訳をしている余裕があるなら、会社に電話して調べるなりすればいいものを、何もソリューションしようとしないのである。
それどころか、助手席に座ったカメラマンのヨシダ氏にナビゲーターを任せ「どっちの道ですかなあ」「国道何号ですかなあ」と、すっかり責任放棄。ヨシダ氏がこれまたいい人なもんだから、地図を見ながら「あっ、そこ左です」「ずっと一直線です」とていねいにナビするのであった。
ところが、最近できたばかりの某研究所はタクシーの98年版の地図(前世紀の地図である)には掲載されていないこともあって、途中で完全に見失う。ヨシダ・ナビも「こっから先は完全に山勘ですから」と頼りない。
一人運転手だけが、メーターは上がるわ、話し相手はできるわで、妙に楽しそうなのだった。
しかし、こうしていてもしょうがない。どこかで人にたずねてみようということになり、山道をUターンしたのだった。
その瞬間、運転者が叫んだのである。「お、郵便屋、おる!」と。
そうである、Uターンしたタクシーの目の前にタイミングよく郵便配達の赤いバイクが現れたのだった。
すいすいと山道を走る赤いバイクに、「おーい、まってくれえ。プップー、プップー」とタクシーは追いすがる。名古屋の田舎の山道での何とも奇妙なチェイシングだ。
ラッキーなことに、本当にこんな山道にラッキーなことに信号があり、さらにラッキーなことにそれが赤だったもので、タクシーはなんとか赤いバイクに追いつき、運転手は窓を開けて「某研究所はどこでっか。知ってまっか」とたずねることができのだ。
聞かれた郵便屋がこれまたいい人で、「あ、こっちこっち」とわざわざUターン。道ばたに停まって、ていねいに道順を教えてくれたのであった。
おかげで徘徊タクシーもなんとか某研究所に到着でき、我々は小牧の郵便屋さんに深く感謝したのであった。いい人だったなあ。
写真は我々に道を教えてくれているときの郵便屋さんである。こうして見ても、実に善人であることがよくわかる。
その日一日中、我々の頭中を運転手の「お、郵便屋、おる!」という絶叫が響き渡ったのは言うまでもない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
「風の墓碑銘」乃南アサ・新潮社。
女刑事・音道貴子シリーズ、おまちどおさまのの最新刊である。このシリーズ、好きなんだよね。そしてこの作品、もしかしたら乃南アサの最高傑作ではないか? 下町の古屋の下から見つかった三つの白骨死体を巡るミステリーで、その背景にあるストーリーが実に泣かせるのである。微妙に張られた伏線に、細かく入り組んだストーリー、何よりもそこかしこにいる人々の思いというものが見事に浮かび上がってきて、感情移入させられる。かつてこの手の作品は宮部みゆきの独壇場だったが、この一作で完全に乃南アサが宮部みゆきを凌いでしまった。傑作。
2006.09.07
取材3。
朝から名古屋。出張も続くと疲れますなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.06
取材1、原稿。
最近は忙しくて音楽活動がちょっとお休み。うーん、残念。
新しいアルバム(おお、かっちょええな)は12曲用意できたが、そこでストップだ。なんとか20曲ぐらいは行きたいのだがなあ。
月末にはボーカルの録音が控えているので、それまで何曲用意できるかが勝負なのだ。って、なんの勝負なんだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.05
取材3。
名古屋まで日帰り出張。朝6時20分頃に家を出て、9時頃に帰ってくる。普通のお父さんみたいだ。
帰りに飯田橋の鳥よしで厚揚げを食ってくるあたりも普通のお父さんみたいだ。
それはそうと、カナウチさん、早く魚せい行こうよ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「名もなき毒」宮部みゆき・幻冬舎
久しぶりの現代小説。ミステリーではない。世の中にあふれる「毒」がテーマの小説である。原田っていう壊れた女の話がなんともすさまじくて、親が哀れだった。北見という探偵が最後に死ぬのだが、なぜこの人が死なねばならなかったのか、どうにもわからない。
「感動をつくれますか? 」久石譲・角川書店
名古屋からの帰りの電車で読んでしまい、持って帰るのが面倒だったので、隣に座ったキクチに強制的にあげて、三日以内に感想文を原稿用紙三枚にまとめてクラスで発表するように、と命令した。キクチは、クラスってなんなんですか、と迷惑そうだった。
「特選いしい・ひさいち」双葉社
わはは。
「SPA!」
案の定、坂本未明と倉田真理子のプチ喧嘩は、単なる仕込みだった。
「週刊ダイヤモンド」
ったく中身のない本。あー、だまされた。これで570円。こいつらは読者をなめている。記事もすべてがすっかかすか。
「ビッグコミックオリジナル」
ありゃ、黒沢が終わっちゃった。なんつー唐突な。主人公が死んで終わりって、そんな。なんの必然性もないではないか。
2006.09.04
取材2、打ち合わせ1、原稿。
朝一番で定期検査のためにアサヒクリニックに行く。
ドクターは、おろろ、マスク姿だ。先生、どうしたんですかあ。応じてアシスタント兼奥さんが答える。「風邪なんですよう、昨日から寒い寒いって言って」。
あらま。そりゃ医者のなんとかだ。
ドクターも続けて「いやあ、バファリンのんだけど効かないんだよなあ」。
バ、バファリンですか、せんせ。腰が砕けました。
ま、ともかくお大事に。「あ、こりゃどうも」。ってなんか逆じゃないすか?
ほのぼのとした、なかなかいい検査であった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.03
原稿。
日曜なのに仕事なのである。偉いのである。拍手。
妻携帯電話を買い換えようと、近所のスーパーの中の電話屋へ行く。テレビが見られる機種にしようと思ったけど、案外に少なくて拍子抜け。
いまどきのママ友達の連絡は、ほとんどが携帯メールである。次が携帯電話で、家の固定電話にかかってくるのは、連絡網などのオフィシャルなものだけだ。
よって母親たちが携帯に求める機能は、一がバッテリーで、二がメールである。
つーことはどの機種も大差ないわけで、息子が意味もなく「これがいい、これにしよー」と言い張った機種に決めたのだった。ちょっと高かったけど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.02
忙しいのではあるけれども、週末の一日はやはり子供のために使うオレである。
本日は、もらつた招待券使ってサンシャインシティのウルトラマンフェスティバルに行く。主催は番台。大人で1800円も取るんだから、たっけー。内容は地方のデパートの展示とさして変わらず。ショーを見て、とっとと退散だ。
ジュンク堂に寄って本を買った後、自宅に戻る。夕方、表に出たら隣のオガワさんが庭でビールを飲んでいる。畑をわたってやって来る秋風が気持ちよさそうだ。
「おーい、一杯、つきあいなよー」との誘いの声を断り切れず、案の定で一杯でおさまるわけもなく、ついつい缶ビール二本を飲んでしまう。そのまま縁台にごろんと横になって空を見上げたら、高く雲が泳ぐ秋の空がなんとも心地よかった。
秋はいいなあ、んとになあ。このまま寒くならないともっといいけどなあ。
そんなことを思っていたら、子供らの「はなのまいにいこーよー」という声が聞こえた。そうだった、晩ご飯は駅前の居酒屋に連れて行ってやると約束したのだった。
「花の舞に行こうって大声で叫ぶ幼稚園児って、いったいどうするのよ」と、妻が俺を責めてくる。面白くていいじゃん、うへへー。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.09.01
取材2、原稿。
朝、空を見たらいかにも降りそうな感じ。しかし予報は「曇り」だ。
こういう時は勝負だ。えーいと、傘を持たずに突撃する。
が、勝負はあっさり決着がつき、すぐに雨に降られてオレの負け。とほほ。情けない。
というわけで、本日より9月である。忙しいのである。とほほー。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「美味しんぼ」
「日本サッカーと世界基準」セルジオ越後・祥伝社新書
しゃべらせると何を言ってるのかさっぱりわからないのがセルジオだが、意外とその論旨は論理的であることがこれを読むとよくわかる。ともかく川淵が辞めなければ日本サッカーはこのまま終わりだ。あれほど権力と共に見事に腐っていった人も珍しい。
「9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ 」ベンジャミン フルフォード・徳間書店
奇書と言うべきか、とにかく一読驚愕の書である。9.11テロがアメリカの自作自演ではないかという指摘は以前からあったが、トンデモ本のたぐいと思っていた。だがこの本では豊富なビジュアル証拠と共に、9.11がどうやってでっち上げられたかが示されている。そうなのである、確かにあの事件はおかしなことだらけなのだ。ともかく一読。あのテロはブッシュのでっち上げだったことがかなり確信できる。もっとも読むに値するのは前半の3分の1。残りは聞くに値しない戯れ言なのですっとばしだ。
2006.08.31
取材1、原稿。
毎度のコトながら夏の終わりはやっぱり寂しいものだ。気持ちの上では秋に切り替わっているとはいえ。
などと情緒的なことを言ってる場合ではなく、えーと、経理のまとめが全然できていなくてヤバイ。そろそろ数ヵ月分まとめて片付けないと。
夏休みの間にやろうと思って、とうとう秋になってしまったわい。宿題じゃあるまいし。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「美味しんぼ」
2006.08.30
取材2、原稿。
どえらく蒸し暑い中、品川まで出かける。ちょっと早めに到着したので、駅構内のスターバックスでふんぞり返ってアイスコーヒーだ。
スターパックスは単なる茶店のくせに偉そうなので、俺は好きではない。だからこっちもせいぜいふんぞり返ってやるのだ。
さんざんふんぞり返っていい気分になって店を出ようとしたら、おろ、俺の前を見覚えのある横顔が。そうである。いとこのシゲちゃんなのだった。
衆人環視の中、おーい、シゲちゃーん、と子供時代のまんまの呼びかけをする。応えて、シゲちゃん、振り返る。
やあやあ、偶然だねえ。こんなことなら一緒にお茶でも飲めばよかったねえ。
子供の頃は一緒に遊び回った相手が、今やこうして立派な社会人として目の前にいる。うーん、感慨もひとしお。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.29
取材2、原稿。
このくそ暑い中、息子はサッカー教室に出かけた。公園で炎天下、ガキどもは喜んで走り回ったらしい。
その後、泥だらけ、汗まみれになったガキども10人を連れて、母ちゃんたち6人は再ゼリアっていうファミレスに突入。炎天下サッカー教室のハイテンションそのままに、再ゼリアでも大騒ぎだったらしい。
あげくにどっかの客が怒って店員に文句を言い、母ちゃんたちは店員に怒られてしまったのだった。
ま、どっちもどっちっつーことで。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」坂本未明と倉田真理子がプチ喧嘩。どうも仕掛け臭い。くらたま、延命に懸命だ。
2006.08.28
取材1、打ち合わせ1、原稿。
先日、新人のカスカワに、チミのお父さんはいくつかねと聞いたら「48歳です」と答えられて、心底びっくりしたオレであった。
おおお、おないどしかよっ、おとーさん!
本日は某所で、就職活動を控えた学生たちの集まりをのぞく。とすると、こいつらの両親がオレより年下という可能性も十分あるわけだな。
そう思ったら再びぐったりしてしまって、オレはしおしおになってしまったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「AERA」
2006.08.27
原稿。
「サンダーバード」がNHKで放映されたのは、オレが小学校4年生の頃だった。今思うと、あのドラマには人格形成上、多大な影響を受けたような気がする。
その「サンダーバード」の全作品のDVDが出たのが数年前。その前半の6巻を買って実家の甥っ子に預けていたのだが、この夏休み、引き取ってきた。目的は、息子に見せるためである。
息子は、ドラえもんファンの妻の計略的取り組みにより、生まれ出たその瞬間からドラえもんファンとなるべく英才教育を施された。それを一気に逆転して、サンダーバードファンにしようという目論見である。
当時、多くの男の子を夢中にさせたメカとストーリーに、息子は案の定、たちまちにしてはまった。してやったり。
妻はちっとばかし悔しそうである。計算外だったのは、娘までもが夢中になってしまったことだ。うーむ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「食品と暮らしの安全」9月号・輸入スパゲティから殺虫剤が検出された。厚労省は頬被りの姿勢らしい。もともとヨーロッパからの輸入パスタは放射能など様々な問題が指摘されていたしなあ。
2006.08.26
楽しかった夏も終わって、一路東京へ。
さあ、秋だ。働くのだ。
山車のおかげで全身がバリバリと異様なまでに痛むのであるが、そして疲れ果てて頭もぼうっとしているのであるが、働くのだ。
ところがここで一つ大問題が。
山車を引っ張っている間中、オレは鉢巻きをしていた。
おかげで灼熱の太陽を浴びて、額にくっきりと鉢巻きの跡がついてしまったのである。ついでに鼻の頭も真っ赤っかで、素面なのに「もう飲んでるのか」と言われる始末である。
このような様相で厳格な仕事の場に姿を現してよろしいのだろうか。忙しい秋に突入したというのに、こりゃまた、情けない話である。とほほ。
ところでこの怪しげな写真は、群馬県は赤城高原サービスエリアで発見したものである。観光地などによくある、立て看板の穴から顔を出してぱちりという、例のアレだ。
で、こいつはというと、わははは、「上毛戦隊 グンマン」という。
中央が「だるまレッド」で右が「こんにゃくブルー」、左が「グリーンキャベツ」(まんまじゃないか)である。で、三人そろって「上毛戦隊 グンマン」(笑)。「群馬にニューヒーロー誕生」「熱烈に群馬アピール中!」とあるから、案外マジらしい。
こういうものを、他県の人間の目に触れるところに堂々と立てておいていいのだろうか、群馬県人。上毛カルタもそうであるけれど、独自のへんてこな文化を創るのが得意なのはよくわかったが、やっぱりこっそり隠しておいてはどうでしょう。
息子は「じょーもーせんたいって、なーに」といいながら、とりあえず喜んで「だるまレッド」から顔を出していた。えーと、ちょっとかっこ悪いぞ、息子よ。
2006.08.25
実は祭りがきっついのは、翌日である。
朝の九時から再び子供の山車と、獅子踊りが練り歩くのだ。
オレは子供を連れて山車に参加。弟も山車である。甥っ子たちは獅子踊り。一族大騒ぎの日なのだ。
実は新潟は、暑いのである。フェーン現象で非常に蒸し暑いのである。東京より遙かに暑いのだ。その中を、朝から重い山車を引っ張って練り歩くのだから、そりゃもう大変。
半端じゃなく重くて、ひーひー言いながら歩き続けた。当然子供もひーひー言うから、それをなだめたり、すかしたり。なんでこんなに辛い思いをしてまで山車を引っ張るのか、さっぱりわかんないが。
それでも午後二時までの約五時間、息子はとうとうギブアップせずに完遂したよ。ぱちぱち。きっと投げ出すと思ったのだが、ちょっとびっくり。
獅子踊りチームはというと、今年は特別にオレの実家の庭で舞うことになっていて、それは見事に踊ってくれたのだった。妻がその様子をしっかりビデオに収録。所沢のおじさんと牛久のおじさんに頼まれているので、ダビングして送ってあげるのだった。
あー、たぶんこれを読んでいる親戚ご一同様も「送れ」と言うのだろうなあ。大宮じゃない、さいたま市のナオコちゃん、必要ならばその旨、メールされたし。
夕刻、ユーイチローをつれて隣の市の楽器店へ。ギターに目覚めたヤツのために、弦などを買いそろえてあげたのだ。
ギターは何を使っているかというと、ふふふ、俺が愛用していたマーチンのOOO-28。クラプトンが使っていることで一気に有名になったが、それ以前に俺が使っていることで有名になってもいいギターである。なんのこっちゃ。
中学生が持つようなギターではないのであるが、だからこそよろしいである。
ひょろひょろの中学生がへろへろの演奏をしていて、なんじゃこりゃ、と近づいてみたらマーチンのトリプルオーのニッパチ(オタクはこう言う)だあ、とびっくりするのがいいのだ。
なお、ユーイチローはギターだけでなくて勉強もしっかりやるように。楽器屋のオヤジが「今から始めたら高校に行ってモテモテだあ」と調子こいていたけど、本気にしないように。
2006.08.24
オレの出身地では子供がどんどん減って、小学校の閉鎖が決まった。つまり数年後には母校がなくなってしまうのである。寂しい話だよなあ。
その母校の校庭に行き、朝の6時半からラジオ体操である。
えっちら、おっちら。ラジオからあのピアノ伴奏が流れると体が自然に動いてしまうから、すごいものだ。日本人なら誰でもそうだろう。ひょっとしたら、これはとんでもない文化なのかもしれないなあ、などと体を動かしながら思った。
夜は、お祭り。一年一度のお楽しみである。
子供の数が減ると共にお祭りはどんどんしょぼくなり、提灯をともす家も減って道筋も暗くなってしまった。それだけに危機感を抱くようになったか、地域で子供を大切にしようという思いが強くなっているような気がする。
祭りの始まりを告げるのは、夕刻からの子供山車だ。
昨年に引き続き、今年も参加である。出身者ではあるが、よそ者。図々しく、子供をダシにしての参加だ。
小学校の同級生どもがいて、ミツオにヒデアキにノリオに挨拶する。みんないいおっさんである。
見知らぬおっさんが「これ使って」とはっぴを貸してくれた。オレは知らないが、向こうは知っているのである。なにしろ弟は地元の有名人。そのアニということで、それなりに顔も知られているようなのだ。
子供たちも地元の子供に快く迎え入れてもらって、よかったよかった。
2時間ほど、山車を引っ張って練り歩く。これが案外きついのよ。
なにしろ子供の数が少なくて、手助けに参加の大人の負担がえらく重い。ひーひーいいながら山車を引っ張るのであった。
途中何度か休憩。このときに眺める田園の風景が、オレはことのほか大好きだ。
青々と広がる田んぼの遙か向こうに、薄ぼんやりとたたずむ深緑の山々。櫛形山脈だ。
一陣の風が田んぼの中を走って、振り返れば向こうにゆっくりと夕日が落ちていく。
たぶん祭りの日にこの景色を見たいために、オレは足を運び、山車を引っ張るのだ。なんとも美しい緑の大地である。
夜遅くからは、神事である獅子踊りが始まる。
昔昔の大昔、獅子が村に攻めてきたのを勇敢な若者が救ったとかどうしたとかいう古事に基づく神事である。
甥っ子の二人がここ数年そのお務めをしていて、ユーイチローが笛を叩いて踊り、ヒロトが踊るのだった。寂れた祭りではあるが、美しくもの悲しい笛の音が不思議な雰囲気を呼び込むのであった。
2006.08.23
実家の近くまで高速道路が延びて、おかげで練馬インター入り口近くの我が家から実家までは4時間を楽に切る距離になった。その一方で、青々とした田園地帯を無粋な高速道路が横切り、田んぼに沈む夕日が隠れたりしてしまった。トレードオフは世の常だから、ま、仕方ないが。
「サイバラ茸5」西原理恵子・講談社
「スローハンド創刊号」自由国民社
「だめんずうぉーかー」
こんなくだらないマンガを読んではいけないよ、と小学生のガキどもに諭された。
2006.08.22
つーわけで、この夏の最大のイベント、新潟の実家へ里帰り。
新潟、暑い。
子供たちをつれて地元のプールに行き、おそらく中学生以来となる海水パンツ姿になって5メートルほどもがく。おかげで筋肉痛。
「プロレス格闘技・超異人伝」洋泉社
「プロレス・格闘技・最後の証言」桃園書房
実家の小学生どもに「こんな本ばっかり読んでるのか」と呆れられた。
2006.08.21
本日より26日の土曜日まで、つまり今週いっぱい、夏休みです。
お仕事関係の皆様、ごめんなさい。連絡はつきますが、ついても何もできない状態です。ご了解ください。
では、いざ、フェーン現象で連日の30度台後半の新潟へ。
2006.08.20
原稿。
本日は娘の三歳の誕生日である。祝。
2,375gという未熟児寸前の小ささで生まれたこの子もすくすくと育ち、今や立派な体格。まったくよく育ってくれたわい。
誕生日のお祝いということで、サンリオ大好きな娘のために、早朝からピューロランドに出かける。夏休みの日曜、それなりに混んでいて、うーん、こんないい天気なのに屋内型テーマパークに来るのはどうかなあ、という気分だった。それにしてもキャラものの遊び場所はカネがかかってしょうがない。
午前でピューロランドを切り上げて帰る。途中、ファミレスのココスに立ち寄る。
誕生日のおともだちにステキなプレゼント、ということなので店員に、ウチの娘が、と伝える。するとアイスクリームとキャラグッズ、ポラロイド撮影のプレゼント。もちろん息子に何もしないわけにはいかないから、別にアイスクリームをオーダーする羽目になった。
練馬に帰ってきて、近所の畑へ行って、ブドウ狩り。そうなのである。練馬とは、地元でブドウ狩りができるほど田舎なのである。初めてこの事実を知ったときは、のけぞったね。
たわわに実ったブドウ畑で、息子ははさみを持たせてもらって、パッチンとブドウを一房もいだ。種がなく、甘くておいしいブドウだった。
日々、厳しい暑さが続いているけれど、確実に季節は動いているのだな。静岡の山中で夏合宿したことが、遠い昔のようである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」
2006.08.19
原稿。
友達がどんどん補助輪なしで乗れるようになったものだから、息子は悔しいったらありゃしないようで、隙を見つけては「じてんしゃにのりたい〜」と言う。
35度だ、6度だという内陸・練馬の異常な暑さの中で公園なぞには行きたくないので、聞こえないふりをしているのだが、さすがに夏休みモードも近いとなって、今日は大泉の交通公園に行く。緑がいっぱいで多少はしのげるし。
ここには交通ルールを学ぶための信号があって、定年退職した近所の年寄りたちがボランティアで子供に指導している。自転車もたくさんあって乗り放題。
息子は汗だくになりながら一生懸命練習。年寄りたちが励ますものだから頑張っちゃって、どうにかペダルに一瞬両足を乗せられるようになった。ここまで来れば、あとは時間の問題だろう。
一方の娘はというと、補助輪自転車に乗って暴走しまくり。よそ見しながら車線無視の前方不注意。というか、前方など見ちゃいない。その都度、かあちゃんに怒られるものだからすぐにイヤになっちゃって、噴水で水遊びだ。
びしょびしょになっておしめ姿でクルマに乗り込む娘なのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」
2006.08.18
取材3、原稿。
お盆が過ぎてから異常な暑さが始まったようで、35度とか36度とかの数字が聞かれる。やれやれ、ふう。
こんな中でも取材とあればスーツにネクタイだ。きっつー。
最近よく口にすることだが、どうもここ数年、ドレスコードがきつくなってきたような気がする。クールビズというふざけた流れの一方で。
だもんで、やっぱりスーツにネクタイという定番になってしまう。ふー、あぢ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」
2006.08.17
取材1、原稿。
東京駅の丸の内側地下通路を歩いていたら、若いサラリーマン風が愛想笑いをしながら近寄ってきた。手には名刺を持っている。
「こんにちわ」と軽い挨拶をしてきたそいつに向かって、オレは間髪入れず大きな声で「なんでしょう」と返す。
変わらない愛想(笑)を浮かべたそいつは、名刺を見せながら「研修期間で、名刺の交換をさせてもらっているんです」と言う。
タコか。
歩く速度を変えず「だからなんでしょう」と、再び大きな声で返してやる。
「名刺を交換させてもらえませんか」と言うそいつに向かってオレは「けっこうです」と一層大きな声で答えてやる。
サラリーマン、ふっと姿を消してどこかに行ってしまった。いずれろくでもないセールスか詐欺か。今時、まともな会社がこんな研修をやるわけないから、どうせ先物あたりのセールスだろう。
困ったものだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ダカーポ」
2006.08.16
打ち合わせ2、原稿。
ふふふ、またまたわたくしの予言の正しさが証明されました。と不遜に自慢するわけでありますが、やはり日本サッカーは長い暗黒の時代に突入したのであります。
イエメン相手に5点以上も取れないなんて、あきれかえってしまいます。何よりもメンバーが小粒すぎるというか。
さらばアジアカップにワールドカップ。ひょっとしたらオシムも案外短期政権かも。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ダカーポ」
2006.08.15
原稿。
隣町の大泉学園に、アワ家そーべーっていう和菓子屋があって、これが時々テレビに出たりしている地元じゃちょいとした有名店。毎朝焼いている限定のどら焼きが売り物だ。
この店の若旦那だか何かがブログをやっていて、これがひどい。
隣の家をキチガイ呼ばわりしたり、従業員を知恵遅れ扱いしたり、子供の同級生の親に逆ギレしたり、ハワイ旅行では奥さんがアテンダントに5000円札を出して「釣りはいらないから今すぐビール持ってきな」とすごんだり、ハワイの店員には「何を食ったらそんなデブになるんだ、ばか」と日本語で罵ってやったと自慢したり。
そんな様子を自慢げにつらつらと綴ったブログを公開しているものだから、有名店の愛想笑いの裏側に潜むDQNぶりにみんなドン引きしてしまい、2チャンネルで叩かれ炎上。ブログも引っ込めてしまった。
もちろん「もう買わない」と声も殺到で、いやはや、ブログってのも恐ろしいのう。
てなこととはまったく関係なく、これは「魚せい」へやってきたオレの甥っ子。コーラで、刺身と天ぷらと焼き魚を「うまいうまい」とむしゃむしゃ食ったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.14
取材1、原稿。
今ちびっこに大人気なのが、ぜんまいざむらいである。平仮名だとわからんな。「ゼンマイ侍」だ。
ちょんまげの代わりにゼンマイを乗っけた侍が、適当に暴れるという、ゆるーいアニメである。3チャンネル。毎朝7時50分からだ。
我が家の子供らも大好きで、幼稚園の友達もみんな大好き。オレは先日アマゾンで、「ぜんまいざむらい百科」という本を買ってあげたのだった。
で、何が言いたいかというと、そのアマゾンにアクセスすると、ちぁーんとオレ向けに「ぜんまいざむらのおもちゃが発売されましたよー」というお知らせが載っているのであった。
反射的に何も考えずに「買う」とクリックしてしまったのは言うまでもない。
まったくアマゾンてのは、クレーム対応などに問題はあるにせよ、とんでもなく商売上手である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「文藝春秋」ふん、川淵がオシムと対談して、自分の正当性ばかり主張してやがる。ふん、サニーサイドの女社長がしゃしゃり出て中田がいかにすごいかを自慢してやがる。
「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎・祥伝社文庫。この作家、すごくうまい。うまいのだけれど、そのうまさが"どう、ボクって上手でしょ"と自慢しているように思えて、時々鼻につく。なんかひがみっぽいかなあ、オレ。
2006.08.13
夏休みのイベント第二弾。ご近所さんバーベキュー大会が開催された。
毎度のことながら、ウチのご近所は仲が良くて、なによりである。今回の話題の主は、中学二年生の少女。ついこないだまでランドセルしょって走ってたと思ったら、もう恋愛騒動である。
それにしても今時の中学生の携帯電話の使い方って、すごいのねえ。10万超えちゃう月もあるっていうから、そりゃあ、親も頭抱えるさ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.12
原稿。
スタジオ・アリスっていうものがあって、何かというといわゆる写真館だ。
一般にはあまりなじみはなく、それでいてお母さんたちには熱狂的に支持を受けている。つまり子供専用の写真館だ。
本日我が家は近所のそこに行った。
何しに行ったかというと、七五三の写真を撮りに行ったのだ。
えーっ、盆に七五三かよ。そう思ったあなたの反応はズレている。なぜなら暑いときに七五三の写真を撮ると、けっこうな割引サービスがあるからだ。
お母さんたちはがっちりしているものなのだ。
ここ数年、スタジオ・アリスはぐんぐん業績を伸ばしている。その理由はというと、写真のできなどどうでもいい、ひたすら接客サービスの向上を目指す、という態度が大当たりしたからだ。
では、それがどんなものなのかと、興味を持って観察だ。
写真の構図はすべてパターンで決まっていて、「どのパターンがいいですかー」と聞かれて選ぶことになっている。そしてパターンごと、ライティングは完全にあらかじめセットされており、後はカメラマンがシャッターを切るだけ。つまり完全にマニュアル化されていて、素人でも撮れちゃう仕組みなのだ。
その代わり、スタッフ(全員女性)は徹底的に客サービスに努める。
父ちゃんは眼中になく、ひたすら母ちゃんと子供の機嫌を取る。会ってすぐに全スタッフが「サキトちゃーん、かっこいいねー」「ノノカちゃーん、かわいー」と名前を呼び、おだてあげる。もちろんスタイリストがいて、衣装とヘアーを、これまたおだてあげながら整えてくれる。
撮影の時も、ぬいぐるみなどを駆使して、徹底的に子供を楽しませ、笑わせる。それを見ている親も、我が子がスター扱いされていて、うすら笑いだ。
でもって、当然予想されたことであるが、写真そのもの上がりはたいしたことなく、ピンは来ていないし、微妙にシャッターチャンスは逃しているし。
これが我々の仕事なら「ボケ、撮り直しじゃ、てめえ、へそ噛んで茶でもわかせ」とののしられるが、考えてみればガキの写真などこんなもんで十分で、それよりもひたすら接客サービスに努めるという戦略は、確かに大正解なのだった。
繁盛するわけだよ。
それにしても、時間待ちの時に見本で置いてあるアルバムをパラパラとめくってみたが、ぶっさいくな面をしたガキどもが似合いもしない服をちゃらちゃら着て、間抜けな笑いを浮かべている。馬子にも衣装といったら、馬子に申し訳ないね、こりゃ。
いったい自分の子供がどれだけ天使に見えているのか、親の顔が見たいとはこのことだね。ははん。
などと心中で笑ってやったが、きっとオレもそう思われているんだろうなあ、世間では。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.11
取材3、原稿。
明日からお盆休みという金曜日、確かに電車の中はだいぶ空いてきた。明らかに夏休みモードの人もちらほら。
久しぶりに「すがわら」に顔を出そうかなと思ったけど、なんだか疲れてしまって帰ることに。練馬で大江戸線から西武線に乗り換えたら、でっかい黒人がボストンバッグのようなものをドンとドアのところに置いて腰掛けている。そのボブ・サップのような風貌に、ひょえー、強そう〜とびっくり。
「すがわら」はやめたけど、食事はまだだったので「スマイリー」に寄る。一度行ったいさわしが、2週間カバンから匂いが取れなくて困ったという店だ。
相変わらず満員。店の外で飲む。明日からしばらく休みなのだそうな。正月は元旦しか休まないのに、お盆はきちんと休むのか。ヘンな店だなあ。
そろそろ帰ろうと会計を頼んだら「混んでるから自分で計算して」と伝票と電卓を渡される。徹底してヘンな店だ。
伝票片手に、えーと、椎茸が一本にねぎまが一本に、と計算し、全部で3,150円だようといいながら伝票と一緒にカネを出す。焼き鳥一本もごまかさず、オレは正直な客。って、いばってどうする。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
2006.08.10
取材2、原稿。
熊谷へ行ってきた。あの「本日の最高気温は、熊谷で38度」としょっちゅうニュースで報じられ、その都度、人々が「ひょえー、熊谷にだけは住みたくねえ、くわばらくわばら」と恐れおののく、あの熊谷である。
いや、暑かったね。噂通り。噂ではないか。
街全体が白っぽくて、本当に暑かったね。
で、汗がだらだら流れたのだけれど、それは暑いせいだけでなく、実は約束の時間に遅刻しちゃったからなんだよね。
クルマで出かけたら、都内がどえらい渋滞で、5キロ進むのに1時間半。とほほほ。心底まいったのだった。
まいったのは帰ってきてからも同じで、某社から「請求書の金額が違ってるので再発行してください。ついでに電話番号も違ってるのでなおした方がいいよ」という留守電が入っていた。
あんれえーと思って確認したら、確かに電話番号が間違ってる。しかも今まで発行したすべての請求書の。
あわててアキヤマくんに確認してもらったら、経理のおじさんが、請求書の電話番号を見て電話したところ「だーかーらー企画事務所じゃねえっつってんだろ。なんべん言えばわかるんだ。がちゃ」と若い男に怒鳴られたのだそうだ。
げげ。
オレの取引先が何かあるたびこの間違った番号に電話して「だーかーらー」と怒鳴られているのかと思ったら、熊谷のような汗が流れたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.09
取材1、原稿。
豪雨の予報。しかしなぜか午後から天気は落ち着いてきて、これなら傘なしで行けるのでは、と思って家を飛び出す。読みは正解で、傘不要で歩けたのだった。
オシムの初戦。まあ、こんなものだろう。格下の相手にホームで勝っていい気分になるという悪いクセは抜けないか。
試合終了後、場外で川淵辞めろデモが起きたというのは朗報である。大きなウェーブにならないかな。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「Sound Designer」
2006.08.08
取材2、原稿。
スーパーオーディオCD、略してSA-CDというものがある。
見た目は普通のCDなのだが、通常はカットしてある周波数もきちんと収録してあるという仕様で、当然のことながら聴くにはそれ専用のプレーヤーが必要となる。
試聴するなら銀座のソニーのショールーム。オレも一度足を運んで試聴したことがある。
聴いたところでどうせ素人の耳には何もわからないだろう。確かにそう思っていた。
ところが聴いてみてびっくり。音の質が明らかに違うのである。こんなにも明確に違うのかとびっくりし、背中を汗が伝い、全身がざわざわしたものだった。いや、オーバーじゃなくて。
プレーヤーは高価だし、ソフトはクラシックとジャズがちょっとラインアップされてるだけだし、現実的には手に入れても使いようがないのがSA-CD。それでも一度耳にすると忘れられないのだ。
加藤和彦がSA-CDについて「やっと演奏家のエモーショナルな部分が再現されるようになった」と評していたが、そうなのである、通常のCDでは我々はエモーショナルでない信号としての音を聴かされているということなのだ。MP3ほどではないが。
ちなみにソニーの社内では「SA-CD」という言い方をすると怒られる。きちんと「スーパーオーディオシーディー」と言わなくてはならない。そんな、めんどうな。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2006.08.07
異常も日々続くと正常になるというのは天候にも言えることなのか、ともかく夏の異常な暑さは珍しいことではなくなった。
特に練馬は内陸部ゆえ、空気が動かず、ヒートアイランドも加わってそりゃもう大変な暑さ。日中の最高気温でいつも笑いものにされている熊谷と、実はあんまり事情は変わらなかったりする。
だもんで、30度は当たり前。35度を超えないと「暑いですねー」という言葉も聞かれないような状態だ。
あぢあぢ。
この暑さにやられたか、近くの交差点、関越出口のところで昨日大きな交通事故。クルマ三台が派手にぶつかって、パジェロなんて完全にひっくり返っていた(これでオレが見に行ってたことがばれてしまった)。
あの交差点、けっこう危ないんだよねえ。知ってる人は危ないからって気をつけるんだけど、関越の渋滞をイライラして抜けてきた人は目の前が見えなくて普通に左折しようとして(ここは右折も左折も禁止)、ぶつかったりしている。今回のはその派手なやつのようだ。
不幸なことにパジェロに乗っていた二人が死亡。話によると、なんと男は既婚者で女は独身の、いわゆる不倫カップルだったらしい。うーむ、土日に避暑地にでも行ってきた果ての出来事か。
遺された方は、マジ、たまらんだろうなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「AERA」
2006.08.06

夏合宿二日目。夜など寒いほどで、朝起きたら体がすっかり冷えていた。
隣の部屋が、順さん、キベじい、親分。これがとにかくうるさい。いびきがすごいのだ。
あまりのうるささに、うるせえと言ってやったら、ピタッと止まったので大爆笑であった。
朝っぱらから焼きそばを食い散らかした後は、スイカ割り。涼しい山の中で食べるスイカは最高だったのさ。
それにしても遠いんだよなあ、ここ。
いい場所なんだけどなあ。
ま、今年で3回目で、ぼちぼち新鮮みもなくなってきたので、そろそろ打ち止めであろう。全員が山口のまねをして「ほなまた来年」と言いながら、腹の中では「ここはもう飽きた」とつぶやいたのだった。
来年は別の場所にしようっと。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.05
医者にカリウム不足を指摘されて以来、オレはバナナを毎朝2本食べるのを習慣としている。
バナナはカリウムが豊富なのだ。ついでにカロリーも豊富で、これはちょっと困るのだ。
それはともかく、いい大人のくせに毎朝バナナを食べている人はそんなにはいないだろうから、大量に買えば必ず余るはずで、それを自宅用にもらって帰ろうという魂胆でショッピングカートに忍び込ませたのが、去年の夏、静岡市の郊外のスーパー・もちづきだった。
ついでに、娘用のおしめもこっそりショッピングカートに忍ばせたのだった。
それがばれてしまい、今年の夏合宿用の買い物では、やはりスーパー・もちづきでの清算前、しっかりとカゴチェックをされてしまったのだ。だが悪知恵ではこちらが上である。カゴチェックが済んだカゴを狙い、オレはキャベツの浅漬けを放り込んだのだった。
わはは、どんなもんだい。ところがこれがどえらくまずい浅漬けで、オレはがっくしだったのだが。
というわけで今年も恒例、夏合宿に行ってきた。今年の夏の大イベント第一弾である。
起床は4時。とほほ。息子と娘を4時45分にたたき起こしてクルマに積み、一路荻窪のいさわし宅を目指した。そうである。今回はいさわしファミリーも参加なのである。
オレは4時起きだったが、驚いたことにいさわしの娘二人は1時に起きたそうだ。いくら興奮したからといって、そんな無茶な。
無茶なのは例によって「青いおじさん」こと順さんで、早朝はバスがなくて集合場所に行けないから自宅まで迎えに来いと親分に命令したのである。親分、しょうがないなあなどとぼやきながら3時55分に大宮の家を出発したらしい。
そこまでしても行くべきものなのか、合宿とは。驚きである。企画したのは誰だ、ってオレだけど。
6時までに東名に乗れば大渋滞は回避できる。ところが6時をわずかに回ったため、ちょっとばかりの渋滞に巻き込まれてしまったのだった。
集合場所は、静岡駅近くのデニーズ。やってきたキベじいさん、「こないだテレビでおいしい豆腐の店とおいしいお酒の店を紹介していたので、場所を詳しく調べてきたからね」と自慢する。ところがその調べた紙をすっかり忘れてきたというから、一同のけぞる。
ちょっとでも覚えてないんですか?「うん、ぜんぜん覚えてない」何かヒントでも?「確か郊外だった」
そうこうしているうちに、別のクルマで追いかけている順さんから「デニーズに行ったらなかった。移転したらしい」と連絡が入る。なかったって、いや、こっちはそのデニーズにいるんだけど。
いぶかる順さんに「国道362号を来てください」と言うと「オレはそんな道は行きたくない」と言い張る始末。こっちにぼけ老人がいるかと思ったら、あっちには徘徊老人か。
その後、スーパー・もちづきで買い物。。バナナとおしめを買わなかったせいか、去年が3万1千円だったのに今年は2万4千円。きっと公金の使い込みをするのは、オレみたいなやつなんだろうな。
ところで順さんはサービスエリアでクワガタを捕まえ、息子にプレゼントしてくれた。大喜びの息子のために、探したのが虫かごである。スーパー・もちづきにはなぜか置いてなかったので、炎天下、近所の文具屋で発見し、購入する。ほとんど朽ちかけたような文房具屋で、虫かごありますかと聞いたら、頭のはげたじいさんが「ええーっと、あったかなあ」と倉庫をひっかり回してやっと見つけてきたような状態。仕入れたのも忘れてしまったかのような代物だった。
しかも、じいさん、虫かごを手に「おおっ、こ、これは高い!」と自分でびっくり。ええっ、と思って聞いたら540円だった。じいさん、いつの時代の通貨で生きているのだ。
はあ、話はなかなか進まないな、面倒だから、ちょっとはしょる。
途中、ヤマメの食堂でヤマメを食って、山道をドライブ。毎年おなじみの金山温泉に到着だ。
いいとこなんだけど、鬱陶しいのが最初で、とにかく全員がそろって挨拶せねばならない。毎年来てるんだから幹事だけでいいだろうと言っても、「ダメです、全員来てください」と強硬だ。聞けば山梨との県境ということもあって、オウム関連の連中が近所に潜んでいたらしい。それで警察もうるさくて、観光客にオウムが紛れていないかをチェックするため、全員が顔を出さねばならないらしい。
なあるほど。道理でここと山梨を結ぶ道路がずっと通行止めになっているわけだ。まったく面倒くさい話だ。通行止めにしたって、来るヤツは来るだろうに。
カネを払い、荷物をほどいて、一息つく。
プールに行くといういさわしファミリーに、息子もついていくと言い出したので、オレもプールへ。娘は寝てしまったので、妻がその見張りだ。
実はむすこは、幼稚園以外のプールは初体験。いさわしに浮き輪を貸してもらい、息子は発狂モノのはしゃぎよう。たちまちにしてプールにのめりこんだのである。
これは非常によろしくない。なぜならオレの唯一の欠点が泳げないということなのだ。これに味を占めた息子が「ぷーるへつれていけ」と言い出して、あげくにオレが泳げないことがばれてしまったら、父親としての威厳がむにゃむにゃ。
プール後、今度は釣り堀でヤマメ釣りだ。まったく子供らが遊ぶには事欠かない場所である。
息子たちは大量に釣り上げ、大満足だったのだ。娘もつり上げたのだが、実際に魚が上がると怖がってきゃーと逃げる。だつたら釣るなよ、と魚も思ったに違いない。
ちなみにいさわしの娘二号は、ヤマメのつかみ取りに挑戦。いさわし曰く「ありゃあねとても人間の手ではつかまえられない。追いかけて回して疲れ果てさせるという作戦でなきゃ無理」とのことであった。
さて、夜はお約束のバーベキューである。ビールを飲んで、野菜を焼く。今回のバーベキューは、まず前菜があって、野菜を焼いて、それから肉という手順だったので、非常においしくいただくことができた。去年まではとにかく肉肉肉また肉肉肉という感じで、すぐに腹がふくれてちょっとむなしかった。今年は大変によろしいバーベキューができたと、幹事はたいへん嬉しく思います。
食後はお約束の花火大会。狂乱の子供たちが火を振り回して大騒ぎなのだった。
2006.08.04
原稿。
「今のところ21世紀の最高傑作」と評されているのがザ・フォーク・クルセダーズのCD「戦争と平和」。間違いではありません。かのザ・フォーク・クルセダーズの再結成アルバムなのであります。
寡聞にして知らずだったこのCDが本日アマゾンから届いたので、酔った頭でぼけっと聴く。
そして聴いて驚く。
なんなんだ、このクオリティは。ぶっ飛びました、わたくし。加藤和彦ってこんなにすごい人だったのか。リメイクの「白い色は恋人の色」ではとてつもないボーカルを披露している。おっさんが、若い女の子のラブソングをどう歌うのかと思ったら、若い女の子より遙かに美しく、清らかに歌っている。正直、背筋がぞくぞくしました。
「感謝」は、人が死ぬ瞬間の気持ちを歌った作品。北山修の詞が、すごすぎ。びっくらこきました。
壮絶なギターバトルの「巌流島」、"しげるやいずみ"も出てくる「ライカはローリングストーン」など、サービス精神もてんこ盛りで、いやはやいやはや。
絶品のアルバムであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.03
取材2、原稿。
あぢあぢ。ようやく夏らしくなって、あぢあぢ。丸の内の照り返しはきつかった。
時間があったので秋葉原に立ち寄った。路上でメイドがビラをまいていたので、おじさんは目を白黒。メイドの服って、うちの娘にも着せようかなあ。きっと似合うぞ。
そうそう、大事なことを忘れていた。
オレの音楽仕事、「遊びと環境0・1・2歳」という雑誌が発売された。
例によって付録にCD付きである。春号は一曲のみであったが、今回は全体のディレクションをやりつつ、半分以上のアレンジを手がけ、おまけに作曲もいくつかだ。
前にも紹介したが「チューリップ」もそのうちの一つである。うーん、いい曲だ。わははは。
親戚一同、その他関係者様は大型書店の隅っこを探してご購入ください。
その上で「とても素晴らしい、感動した」という感想を編集部に送ってください。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「スローハンド」大人がちゃんと読めるフォークの雑誌。ガロのボーカル・大野真澄のインタビューが面白かった。あと、拓郎のペニーレーンがCD化されないのは、差別用語問題だったんだね。知らなかった。
2006.08.02
原稿。
かのイチローが「日本人の品格」と最大級の敬意を払った王貞治が退院して誠実に記者会見に臨んだ日の夜、ちっとも面白くない漫漫画ばかり描いているやく・みつるに「年長者に対する口の利き方も知らないヤツ」と罵倒されたお下劣ボクサーが、この上ない恥さらしな醜態を世界に向けてさらしてしまった。
オレはあまりのことにのけぞったが、あれがボクシングという業界のありようなのか。
読売新聞によれば、ちゃんと敬語も使える礼儀正しい青年というのが素顔らしいが、だとすれば拾いものの軽いネタがいつの間にかお化けコンテンツにふくれあがったことに対するメディアの商売にうまく乗っているということなのだろう。
今の世の中のあり方というものに誰もが多少の苛立ちを抱いているのだから、警鐘を鳴らすべきメデイア(TBS)がこんなことをしていては、本当に日本はダメになると俺は思っている。
などと眉間にしわを寄せていたら、中年ギターデュオ・ももかんのセカンドアルバムがアマゾンから届いた。
早速聴く。安心して聴ける。
カバーの「マイラブ」もよかったが、ラグタイムの「Wuki-Wuki」が絶品だった。気持ちいいなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.08.01
取材2、原稿。
今更ながらであるけれど、要はジーコのやったサッカーって、実績のある選手(つまり既知の選手)を集めてきて、おまえら一生懸命にやれ、というものだったわけだ。これならオレでもできるなあ。
たまたま終了間際にゴールしたり、ロスタイムに決勝点が入ったり、オウンゴールがあったりして勝ってきたけど、それはやっぱりたまたまだったわけだ。
だから「結果が出てるからいいや」と、その間、問題は先送りされ、過去の貯金を食いつぶしながら次の選手は育てなかったということになったのだな。
この問題先送りって、あれえ、今の日本の国全体に言えることじゃん。
医療費の5割を人口の2割に過ぎない高齢者が占めているというのは、やっぱりおかしいし、そういう状況が来るとわかってて問題を先送りにしてきたのだろうな。ほとほと困ったことである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経エレクトロニクス」フラッシュ・メモリがそろそろ騒ぎを引き起こす。SDDによって、来年あたりからハードディスクは激減しそうだ。うーむ、世の中。少し変わるぞ。オレの仕事も変わるかも。
「SPA!」世田谷一家殺人事件の本が話題になっているけど、中身は相当にでたらめで、爆笑ものだと日垣隆がメルマガで笑ってた。あまりに笑えるからぜひ買ってみな、というヘンなすすめかたをしていたっけ。
2006.07.031
取材1。
PC普及黎明期の90年代前半には、今思えば爆笑もののエピソードをたくさん経験した。
例えば、オレがMacintoshを使っていると聞いたあるデザイナーは、オレに向かって「Macのワープロって漢字トークっていうんですよね。漢字トーク」と堂々と口にした。どう訂正していいのやらわからず、ただオレは口ごもるだけだった。
別のデザイナーは、自分がMacを使えるのが自慢だったらしく、つい偉そうな口調になってしまう男で、オレに向かって「Macはアメリカ生まれで日本語が苦手ですからね、原稿は横書きでくださいね。縦書きはダメですからね」と断じた。テキストデータに縦も横もないんじゃないの、と言ったらもごもごしていた。
ある自称プランナーは「いま女房をワープロ教室に通わせて勉強させてるんだ」と自慢して、自分は一生懸命に手書きで企画書を書いていた。苦笑するしかなかった。
そういうオレも、ワープロが打てるというだけで仕事をもらったこともあるから、あまり人のことは言えないが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「躯」乃南アサ・文春文庫。普通のミステリ。
2006.07.30
晩飯のおかずに、うなぎと刺身を買うため、魚せいに行く。すると、明るいうちからカウンターに座っている常連客が「さっき梅雨が明けたねえ」と言う。
へえ、そうなんですか。
ちょっとびっくりして答える。唐突に明けた感じだなあ。
どうやら今年の夏は短く、8月の後半になると早くも台風ラッシュらしい。ちょっと寂しい夏になりそうだな。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.07.29
原稿。
妻の実家でお泊まりの予定だったが、急な仕事が入ったので、オレだけ家に帰って仕事。
隣のオガワさんが「いないときに宅急便が来たよ」と、荷物を預かってくれていた。オガワさん、仕事がヒマで暑いときは、家の前の通路にゴザを敷いてごろんと昼寝している。
ほとんど行き倒れ状態で、誰もがぎょっとする。その行き倒れが起き上がって「預かっておいてやるよ」と口にしたものだから、宅急便の兄ちゃんもさぞ驚いたことだろう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「フライデー」読み終わったので魚せいのオヤジに、袋とじ破っていいよ、と言ったらとても喜んでいた。
2006.07.28
原稿。
息子が言う。「ウチは、よそのいえとちがう」と。
ん? と思い、なぜかと聞いてみる。「だって、よそのいえはおとうさんがかいしゃにいくのに、ウチはおとうさんがうちにいる」と答える。
なーるほど、ぼちぼちそういうことを意識するようになってきたか。どれどれと、なぜオレが家にいるのか、どういう仕事をしているのかをじっくり教える。
果たしてわかったのかどうなのか。
銀行へ行き、ATMからお金をおろす。その様子を見た息子は「なんだ、おとうさんは、ぎんこうからおかねをもらっているのか」。
どうやらさっぱりわかっていなかったらしい。がっくし。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.27
取材1、原稿。
とにかく日本の夏の蒸し暑さはなんとかならんかね。っていまさら何を言ってるんだと自分でも思うが。
最近は取材の際はきちんとネクタイを締めるようにしているので、暑さも倍増。疲労も倍増。
ちょっと出かけてくるだけでぐったりするのであった。
もっとも寒けりゃ寒いで文句を言うのであるが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「食品と暮らしの安全」ガンに効く漢方薬が紹介されている。この記事は保管しておくとあとで便利、とある。なるほど、確かにその通りだ。本当にちゃんと効く薬らしい。
「殺人の門」東野圭吾・角川文庫。さて、困った。「白夜行」のように、大きな事件も謎もなく、ただひたすら淡々と事態が進んでいくという話なのである。つまらなくはないのだが、退屈でもあるのだ。東野圭吾は時々このようなへんてこな作品を発表して文豪気取りをするクセがあるのだが、どうしたものだろう。時間がもったいなかったよ。んとに。
2006.07.26
原稿。
いきなり暑くなって、真夏の様相。もっともこちらは予定が突然キャンセルになって時間がぽっかり空いたものだから、昼間っから床屋へ行ってさっぱりしてきたのだった。
顔を剃ってもらいながら眠り込み、さっぱりした頭で練馬の畑の中をゆっくり歩く昼下がり。
なんともお気楽な父ちゃんだ。
それに対して密かに「ちょいモテ」おやじを目指しているのが、コダニくんである。まだまだ若いのに今から遠大な計画を立てて、ゴルフに、マリンスポーツに、日焼けした肌と白い歯のおやじになろうとしているのだ。
何を考えているのだろう。ちょいモテになってどうしたいんだ? と聞いたら、特にこうしたいという希望はなく、ただなりたいだけらしい。
うーむ、それって、オレはビッグになってみせるぜと鼻息の荒い高校中退フリーター歴5年のあんちゃんと変わらないマインドではないか? そんなことはないか。
まあ、よい。頑張ってモテてくれ。そのモテぶりを、ここで適宜レポートさせてもらおうではないか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.25
取材1、原稿。
本日も4時に起きて家を出る。向かう先は成田だ。
電車が極めて不便な場所なので、クルマである。家を出てびっくり。一面の霧で白いのだ。
濃霧の朝の首都高。うう、恐ろしかったとです。そのまま霧は晴れることなく、成田は山の中なのでますますひどくなって、クルマは手探りで進んだのでした。嘘です、そんなにひどくはなかったです。
帰り道は順調だったけど、あと1時間ほど遅れていたらバスの事故に巻き込まれるところだったと、ニュースで知る。やれやれ、助かった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「美味しんぼ」
2006.07.24
取材1、原稿。
取材で上野駅近くの某所に行く。約束の時間まで余裕があったので、近くの喫茶店に飛び込んだ。
ケーキがおいしいということを売り物にしているらしいが、ま、普通の喫茶店だ。
一人なのでカウンターに座らされ、ランチタイムだったにも関わらず既に食事は済ませてきたので、アイスコーヒーだけ頼み、カバンから文庫本を取り出して読み始めた。
コーヒーを飲み始めてしばらくしたら、目の前をちらちらと動く物体が。そうなのである、カウンターの上をゴキブリがうろちょろと走り回っていたのだ。
隣の客は一瞬固まったが、オレは即座に文庫本をカバンにしまい、飲みかけのコーヒーをそのままにして立ち上がって店を出たのだった。
いや、ま、飲食店につきものとはいえ、やっぱり目につくところにはいて欲しくない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.23
原稿。
「明日来る」という名前のオフィス通販ショップを時々利用しているが、最近気づいたのは、けっこう高いじゃん、ということだ。カタログからほいほいっと頼めるから簡単なのだが、よく見るとそれなりに割高でどうしたものか、という感じ。
面倒がらずにネットの他のショップを探せばもっと安いものが見つかるし、リアルのホームセンターなどに足を運んだっていい。要するに文具なんていうのはコモディティなのだから、安ければいいのだ。そうなのだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「フライデー」用心には用心を入れて買ったので、今週号は死体写真は載っていなくてよかった。
2006.07.22
原稿。
マウスというものが存在する。
何かというと、ドイツの人気キャラだ。
例えば、自転車のヘルメットはどうやって作られるのか。ラクダはバスタブから水を飲むって本当か。ギターの弦の交換はどうやってやるのか。
そういう、別に知らなくても何も困らないような疑問を、実にていねいなドキュメンタリーで解き明かしていくドイツの子供向け番組があって、そのシンボルマークがネズミなのだ。
我が家の子供たちはこの番組が大好きで、当然のことながらマウスというキャラも大好き。本日は花園インター近くのキディランドにそのマウスがやって来るというのでわざわざ出かけたのだった。
マウス、おりました。ネズミがよろよろ歩いておりました。
子供はあまり寄ってこなくて、けっこうゆるい雰囲気でした。呑気なイベントで、なかなかよかった。子供たちはしっかり握手してもらったのだった。
帰ってきて、夕方から光が丘の夏祭りに行く。
友達のりさちゃんたちがステージでダンスを披露するのだった。
それはいいのだけれど、光が丘、人口密度が異常に高い。加えて夏祭りはちびっこヤンキーが大量発生するものだから、異常に鬱陶しい。
あまりの人口密度に(なにしろどの屋台も行列で、焼きそば一つ買うにもえらく苦労する)の酷さに、もう二度と来るもんかと決心したのだった。
そういや、この人混みの中でりさちゃんパパに遭遇。「それはそうと、ワールドカップ、イタリアが勝ちましたが…」とほじくり返され、息子の手をつれて、あわてて人混みの中に逃亡したのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.21
取材2。
この季節、朝4時はまだ暗い。が、5時には十分明るい。4時半は半分明るい。なんのこっちゃ。
4時57分の各駅停車に乗って石神井公園駅を出発。車内は早起きさんばかりである。池袋に行くと、酔っぱらったまま夜明かしした馬鹿野郎さんもちらほらだが。
羽田空港に6時過ぎに到着。コンビニでおにぎり二個を買って、ベンチに座って朝飯だ。
搭乗口前で編集のマキウラ氏、カメラマンのタカハシ氏と落ち合い、7時15分発の庄内空港行きANA便に乗る。そうなのだ、本日は朝早くから山形へ出張なのだった。
8時過ぎに早くも庄内空港着。内陸を通る飛行機は嫌いなんだよねえ。なんまんだぶなんまんだぶ。
山形、雨です。
レンタカーを借りて、早速ロケだ。まず、土門なんたらという写真屋さんの記念館のようなところに行く。が、なんと外壁の補修工事中で、写真が撮れない。あえなく敗退だ。
続いて、本間邸だ。そうである「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」 と言われた大地主、本間様の家を見に行くのである。遊びじゃないよ、仕事だよ。
さすが本間邸、でかい。けど、でかいだけだ。玄関前の松が立派である。ほれ、この通り。
ちなみにこの写真は、俺の携帯を使って、タカハシ氏が撮ってくれたものである。タカハシ氏は、ついこないだまで天下の「文藝春秋」の巻頭グラビアページに連載を持っていた、立派な一流カメラマンである。そのカメラマンに命じて、携帯で写真を撮らせるのが、オレという男である。
つまり「文藝春秋」をあごで使ったようなものだな。かっかっかっ。
ところで説明を聞いたところでは、この本間邸、現代の第10代本間家が私的に管理しているものらしい。へー、今もいたのね、その子孫。やっぱり金持ちなのかな。オレもなりたい、本間さまに。いや、そこまで行かなくてもいいや、どっかのIT社長程度でもいいや。
空き時間ができたので、市役所にクルマを置いて喫茶店でも行こう、という話になる。
市役所の駐車場にクルマを置いたら、ヒマそうにうろうろしている駐車場の番人のようなおっさんがいて、庄内弁で「どごさ、いぐだ、あんたら」ととがめてくる。
いいじゃん、土地ばかりやたらと広いんだから、クルマ置かせてくれたって。だいたい本間さまのくせに度量が小さいぞ、酒田市。
しかし、この番人おやじは、相当にヒマらしく我々に鋭い視線を向けてくる。
鬱陶しいので喫茶店はあきらめて、市役所に偽装で入り、たぶんあるだろうと思ったらありました、地下の喫茶室でコーヒーをすすることにした。
昭和40年代の新宿の場末の喫茶店のような喫茶室に入る。コーヒー200円。安い。安い分、税金から補助されているのだろう、間接的に。さすが本間さまの町・酒田。カネは余っているらしい。
喫茶室にはテレビが置かれ、高校野球の山形県大会を中継していた。カウンターに座ってそれを眺めている市役所の職員らしき人間が3人。あきれたご身分である。酒田市の市民は、こういうのを放置しておくのだな。余裕かましやがって。
昼前に軽くインタビューをすませて、さて、ランチだ。
山形といったら名物はだだ茶豆しかないから、だだ茶豆ランチにしようと提案したが受け入れられず、仕方なく鮮魚センターというところへ行って日本海の旨い魚を食おうということになった。この鮮魚センター「飛島」という名前で、ぎょぎょっ(魚魚っ)、えらい行列だ。ふえー、びっくり。
注文してみて、またまたびっくり。刺身がどえらく旨くて、しかも安い。1000円の定食だが、地元の人の話ではどっかのテレビ局が同じものを築地で出したらいくらかということを(物好きにも)調べたら、3000円ということだったらしい。そうかそうか。3000円のものを1000円で出してくれるとは、さすが本間さまである。いい加減しつこいか、オレ。
ところで「飛島」という地名を京都の「飛鳥」と間違えてしまうというトリックが核になったミステリーを書いたのは島田そーじだった。「んなわけねーだろ」「単なるバカの勘違いじゃん」とマキウラ氏と二人で大笑いしたのだった。
さて、午後の取材も終え、雨の中、庄内空港から再びANAに乗り込む。
それにしても飛行機の人たちって、座席はどこでもいいですって言うと、どうして必ず窓際の席を選んでくれるんだろうね。下が見えて怖いじゃん。だからオレも座席に座ってすぐに窓を閉めて、外が見えないようにし、なんまんだぶなんまんだぶと繰り返したのだった。
東京着19時。マキウラ氏は、驚くべきコトにこれから会社に行き、夜10時からのアポをこなすという。働き過ぎだべ、あんた。
カメラマンのタカハシ氏は「今日はまっすぐうちへ帰る」というから、クルマに同乗させてもらうことにする。タカハシ氏の家は、荻窪なのだ。天下の「文藝春秋」グラビア連載カメラマンをつかまえて、運転手に仕立て上げてしまうオレ。わっはっはっ。
首都高、思いのほかすいてて、8時過ぎに荻窪着。クルマを降りたオレは、イサワシに連絡して飯でもおごらせようかなと思いつつ、まあ、帰るべと石神井公園駅行きのバスに乗る。疲れてぼーっとしていたのだろう、乗り遅れそうになってあわてて走ったオレを認めた運転手、ちゃんと止まって俺を待ってくれたというのに、礼を言うのを忘れてしまった。途中でそれに気づき、なんとなく自分が恥ずかしくなってしまった。
石神井公園に到着して9時過ぎ。「はなの舞」で軽く食事して行くことにする。最近、この店、店長以下スタッフが入れ替わってしまって、ちょっと空気が変わって居心地悪い。もとあまり来るのはよそう。
やれやれ、一日、よく働きました。
庄内空港の売店で買ったお菓子「だだっ子」をぶら下げて、ふらふらと夜道を歩いて帰ったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ビッグコミックオリジナル」だいぶ読むところがなくなったなあ。あぶさんとか、はぐれ雲とか、作者が死ぬまで続ける気だろうか。あぶさんなんて、本当に読んでいる人がいると、作者や編集部は本気で思っているのだろうか。いや、ここまでくると哀れだって。マジで。
「どっからでもかかって来い!」日垣隆・WAC。やたらめっぽう面白い本である。月刊誌の『Will』の連載をまとめたものだ。いろんなところとのケンカの話が中心。たとえば「みずほ銀行」との真正面きっての大げんかなど、読んで快哉だ。
2006.07.20
取材2、原稿。
雨だっていうから室内干ししたのに、天気予報が外れて、ぜんぜん降らなかった。きーっ、悔しい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「新潮45」相変わらず下品な雑誌だ。ライブドアの裏側を暴いたレポートを読みたくて購入したが、うーむ、具体性に欠けるというか。
「週刊文春」隠岐島ではついに産科の医師がいなくなったという。妊婦はわざわざ本土に滞在して出産しなければならないそうだ。ひるがえってオレの近所では子供があふれかえり、待機児童は激増、府中市では幼稚園に入れるために3日前から行列ができるという。まったくこの国はどうもとてつもなくヘンなことになっているようだ。
2006.07.19
原稿。
近所にある「タカハシ」は、主人が麺を手打ちする姿が毎朝道路から見られる、割とおいしいうどん屋だ。
本日はコトの流れから、ユウマくん、トモちゃん、そのママと一緒に、「タカハシ」でお昼ご飯を食べることになったのだった。
相変わらずおいしくて、それはよかったのだが、困ったのが座敷の隣のテーブルで一人で鍋焼きうどんをすすっていたじいさん。いきなり幼稚園状態で大騒ぎとなった我々のテーブルに身を乗り出し、「おお、いいなあ、いいなあ」とよぼよぼの大喜びなのだった。
喜んでくれている分にはいいのだが、「おお、いいなあ、いいなあ、旦那さん、いいなあ、どうだ、ビール飲まないかね、おーい、こちらにビール持ってきてくれえ」といきなりの攻撃。あわてて、クルマだから、と止めたのだった。
よく見れば、じいさん、うどんをつまみにコップ酒を飲んでやがる。一人でガード下気分だったか。
ビールを断られたじいさん、今度は息子をつかまえて「ボク、何歳だ、そうか、5歳か、おりこうさんだ、おーい、ジュース持ってきてくれえ」と爆弾。あわてて、止めにはいるが、店のおばちゃんも「無視してくださいねえ」とオレに耳打ち、というか、じいさんに聞こえるように耳打ちなのだが、馬耳東風とはこのことで「おーい、ジュース持ってきてくれえ」と何度も叫ぶ。ブレーキが壊れた暴走戦車だ。
「いいなあ、いいなあ、子供はいいなあ」と同じことを何度も繰り返してはこちらに話しかけてくるじいさん。困った。
一人で財布持って外食できるのだから惚けてはいないのだろうが、だいぶ怪しいもんだ。
そのうちにじいさん、秋田の事件を引き合いに出して「あんなにかわいそうな子供もいれば、こんなに幸せそうな子供もいる、えーんーえん」と泣き出す。
いや、あの家と比べられても、ちょっとこちらとしては。
ほとほと困ったのだったが、そのうちじいさん、鍋焼きうどんを平らげ、帰って行った。帰り際、畳に頭をこすりつけるように「失礼しました」と挨拶していたから、惚けてはいないのだろうな。
年寄りは大事だし、子供の手前、邪険にするわけにもいかず、かといって昼間っからコップ酒の認知症寸前の無限リピートじいさんの相手をするわけにもいかず、いやいや、困ったランチタイムであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊ポスト」「週刊現代」
そうなのだ、ポストも報じているように、住民税が大幅アップなのだ。我が家は去年の4倍である。マジ、のけぞった。世の中、とんでもないことになっているぞ。それから、現代がJR東日本の裏側を追求するキャンペーンを始めたのには注目。キヨスクで扱ってもらえなくなるため、JRはマスコミにとってけっこうタブーだからだ。果たしてどこまで根性見せられるか、現代。
2006.07.18
取材1、原稿。
朝一番の取材で渋谷へ。
うーむ、相変わらず薄汚い街だ。まだ早朝だから汚いものも少なくて済むが、これが昼を過ぎると夏休みということもあって北関東あたりから大挙して押しかけた汚いものであふれるのだろうなあ。
などと憎まれ口を叩きつつ、帰りは池袋で乗り換える。ここも薄汚くて、うーむ、東京はどこでも薄汚いのか。
という薄汚い文章を書きながら、なぜか今日はカーペンターズを聴きたくなって、「トップ・オブ・ザ・ワールド」などを流しながら書いている。
まったくカレン・カーペンターの声って、ジョン・レノンが「天使の声だ」と絶賛したように、ほんと、美しい。デビューのきっかけが「スーパースター」のデモテープを担当したら、本番よりこっちのほうがいいってことになった、というのは有名な話。ほんとかどうかは別として。
この美しい声に、過小評価されてきたのではないかと思うのが、リチャード・カーペンターのメロディーとアレンジだ。
ボーカルの魅力を最大限に引き出すように計算された無駄のないアレンジ。これぞ、引き算のアレンジのお手本だわな。「イエスタデイ・ワンスモア」がその好例だ。
やはりいいものは時を超えるのだわなあ、と遠い目。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.17
原稿。
夏休みが始まったとたん、雨の連続だ。家の中でごろごろさせるのもかわいそうなので、アンパンマンの映画を見に行く。
同じように考える人が多いのか、大泉の映画館は大変な混雑だ。そのうち絶対つぶれると噂されている映画館とは思えないほどである。
アンパンマンの映画は、いわゆる漫画映画で、CGバリバリの米国映画を見せつけられることの多い今日としては、すごくホッとするのであった。
しかし、エンドロールでしょくぱんまんの声が島本須美であることを発見した俺は、あ、あ、あのナウシカが、ここまでとは…と愕然としてしまったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「僕たちの戦争」荻原浩・双葉社。
荻原浩の二作目。今まで読み逃してきた。だってどこにもなかったんだもん。あまり期待していなかったのだが、ところがどっこい、これは大傑作ではないのか? タイムスリップものなのだが、全編に漂うユーモアの中に戦争の悲惨さと愚かしさが伝わってくる。主人公の生命が、とにかく限りなく愛おしい。
2006.07.16
夏休み初日、どこかへ連れて行ってやらねばならぬということで、息子の希望でよみうりランドに行った。本日より嘘をぶちかますことに決め、娘の年齢を3歳と偽り、チケットを購入。女のくせに年を上にごまかすとは、珍しいヤツだ。ふふ。
それまで年齢制限でいろんなものに乗れず、悔しい思いをしていた娘だったが、晴れて偽3歳となったことで、息子と同等に何でも乗れる。
激しい乗り物ほど大喜びで乗っていたので、ああ、こいつは将来絶対に絶叫系が好きになるのだろうなあと、確信してしまった。
しかしこの季節の遊園地は不気味な客も多い。
慣れない化粧を無理にして、ほとんど歌舞伎のような隈取りの顔になった女子中学生4人のグループが、他のグループにガンをつけていたり、ほとんど口もきかずに園内をうろつく女子中学生と母親の二人組がいたり。
こんなところで遊んでないで、蝉でも捕りに行ったらどうだってなもんだ。
夜は息子と二人で魚せいへ行く。
お通しの数の子、カツオの刺身をうまいうまいと食った息子は、でかいカニがゆであがっているのを発見して驚喜。早速「カニください」と注文して、一人でカニを一匹、まるまる平らげたのだった。
今からそんなことでいいのか、と店のおばちゃんにさえ言われる始末。他人の中学生を笑うことはできないかも。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.15
取材1、原稿。
土曜日なのによく働くオレなのだ。
って、終わった後はそのまま家族と待ち合わせて、石神井の和民で夕食。以前は注文してから出てくるまでにやたらと時間がかかってイライラ指数が高かった店だが、そのあたりすっかりカイゼンされていて、あれよあれよと出てくる。
やれ、うれしや。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.14
打ち合わせ2、原稿。
前日の練馬は35度だと。でもって本日は36度だ。
内陸部ってのは、夏暑くて冬寒いのだ。きーっ。
なのに息子の通う幼稚園の教室にはクーラーがない。扇風機だけである。
なに、子供らは汗だくで走り回ればよいのだ。最近は汗腺が十分に発達しない子供が多いらしいから、夏は汗まみれで過ごすのがよろしいのである。
しかし、先生には心より同情するなあ。卒倒しそうな暑さの中、クーラーもなしで子供らにべたべたくっつかれるわけだから。ま、頑張りなさい。
そのオレも、息子を幼稚園に送ってそのまま駅まで行くのに、今朝はあまりの暑さにめげてしまってバスに乗ってしまった。
いつもは、なんのなんのと15分の道のりをひょいひょい歩くのだが、本日はオレの負けである。
バスの中では敗北感にうちひしがれ、がっくりとうなだれてしまったのだった。
話は変わってヘッドホン問題に移り、結局、ソにーの定番ヘッドホンを買うことに決め、下品な街・池袋のビックばカメラに立ち寄ったのだった。
買おうと決めたソにーのヘッドホンは、日本中のどこのスタジオに行っても置いてあるという定番中の定番。おにぎりで言えばシャケである。
シャケならば、口にする前から味がわかってしまうのであまり面白くない。やっぱりここは明太子かツナか、と迷うところなのだが、長く使うことを考えると最後は定番に落ち着く。ベータマックスでなくてVHS、MacでなくてWindowsなのである。
てなことを自分に言い聞かせつつ、ビックばカメラの店頭でソにーのヘッドホンを見つけ、姉ちゃんをつかまえて、これちょうだいと言う。
姉ちゃん「ありがとうございます、在庫を確認してきます」と姿を消したわけだが、一瞬よぎった疑念が見事に当たり、なんと「ただいま在庫がございません、お取り寄せになってしまいますが」との返事だった。
シャケのおにぎりが切れてしまいました、というに等しい言葉を口にしている姉ちゃんを見つめ、オレは一瞬切れそうになったが、さすが二人の子持ちである。以前ならば「ないもの売るんじゃねえよ」と激怒したところであるのに(無印良品で一度これをやったことがある)、本日のオレは、あそ、とおとなしく引き下がったのだった。
ま、ビックばカメラだからね。池袋だからね。
ぶつぶつ言いながら、その足でオレは次に石橋楽器に向かったのだった。
池袋の石ばし楽器は、中途半端な店ではあるが、それはそれなりに頑張っているので、時々どこで買ってもいいようなものを買ったりしているのであった。
例えばピックは、ろくなものがおいていないので、買う気にはならない。でも、雑誌はどこで買っても同じだから、ここで買ったりしている。
で、ソにーのヘッドホンだが、さすが楽器店、置いてありました。金額は、ビックばカメラより200円高。許容範囲だな。
迷わずそいつを抱えてオレはレジに並んだわけだが、この手の店は、池袋ということもあってか、店内にはロッカーが、ロケンロールのロッカーが、シャケナベッベエーのロッカーが、うろうろしているのである。
中央線に住んで、つぼ八でバイトして、時々四谷のライブハウスで演奏して、休みに田舎に帰ったらけっこう親孝行なフリーターがうろうろしているのである。
激しく鬱陶しいのであった。
基本的にこういう店には朝一番(でも開店は11時)にこなければならないのに、夕方に寄ればこんなんばかり。はあ、疲れるのう。
疲れると言えば、レジである。
例の「ポイントカードはお持ちですか、お作りしましょうか」攻撃だ。
ここではっきり言っておくが、オレはポイントカードというのが大嫌いである。うぜえのである。
今、うぜえなどという言葉遣いをしてしまってちょっと反省しているオレは、最近息子が幼稚園で「ちげえよ」なんて言葉を覚えてきたので激しくぶっ飛ばしたのだった。
それはともかくポイントカードである。
あー、マーケティング的に言うと(一応オレは専門家だからね)、四つのプロモーションの中の二番目の戦略にある「継続買い戦略」の一種類がポイントカード作戦だ。それはそれで間違っているわけではないが、そんなものに乗っかるほど、オレはお人好しではないのだ。
当然、石ばし楽器でも「ポイントカードは」に対して、持ってない、いらない、と即答である。
もちろんどこへ行っても、持ってない、いらない、である。時々は面倒くさいからレシートと一緒に受け取ってすぐに捨てたりしている。
こうしてヘッドホンを手に、やれやれふう、とエレベーターに乗ったわけだが、中はロケンロールの人ばかりで、とほほ。壁に目をやればポイントカードのポスターで、なんと親父カードというものが紹介されていた。
40歳以上のおじさんが石ばし楽器で買い物をすると、親父カードというものが発行され、ポイントが2倍になるというスペシャルらしいのだ。なんともお得な!
…喜ぶとでも思っているのだろうか。
最近のこの手の中年ターゲットのプロモーションには、ほとほとうんざりである。オレは現役だっつーの。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「不発弾」乃波アサ・講談社文庫。ミステリー色の薄い短編集。うまいっ。小料理屋を舞台に、やってくる客の人間模様を描いた『福の神』という作品には、感動したぞ。
2006.07.13
打ち合わせ1、原稿。
最近、欲しい欲しい病にかかっているのが、ヘッドホン。「モニター用にちゃんとしたやつが欲しいなあ」と思っていた。
スタジオで定番のソニーにしようといつも思いながら、店頭に行くと迷ってしまう。
本日も新宿西口のビックカメラに立ち寄って「買って帰ろう」と思ったのに、ウルトラゾーンのヘッドホンがさもよさげに陳列してあって迷い、結局買わなかった。
その一方で、最近ROLANDから出たEDIROLのヘッドホンが妙に気になっていたりもする。
ソニーのは定番中の定番。ウルトラゾーンは電磁波が低い。EDIROLは電子楽器に強い。
それぞれ特徴があって、迷いどころだ。やっぱソニーだよあ。心は傾きつつ、再び迷ってしまい、最後はいつも「ま、今日なくてもかまわないわけだし、今あるヘッドホンでも聴けるわけだし」と、わけだし人間になってしまうのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.12
原稿。
昨年秋に買ったヒタちの洗濯乾燥機がどうもここのところ調子が悪い。
やたらと時間がかかるし、止まったりするし。
今朝など、夜中にタイマーをセットして回していたら、朝、激しい音を立てて止まり、洗面所がいきなり焦げ臭くなってしまっていた。
なななな、なんということだ。洗濯機から発火かよ。
朝っぱらから気分が悪く、9時を待って目立の修理受付に電話した。
が、つながらない。「ただいま大変混み合ってまして」の自動アナウンスばかりが延々だ。頭に来て、朝っぱらからしつこくかけ続け、1時間もたってようやくつながる。
ぜえぜえ。
電話に出たスズキというおばちゃんに、洗濯機が焦げ臭い、なおせ、今すぐなおせと命じる。おばちゃん「あらあら、焦げ臭いんじゃ大変。すぐに手配しますけど、もしかしたら明日になっちゃうかも…」
だーかーらー、すぐなおせ。子供が二人いて泥だらけで゛遊んでるんじゃ。半日たりとも洗濯機を止めることはできないのじゃ。
おばちゃん「あらあら、それは大変。すぐに手配して、なんとか今日中にうかがいようにしますね」
ということで、午後一の約束が3時過ぎになってやっとやってきた下請けサービス業者が二人。蒸し暑い中をご苦労なことである。
考えてみれば、洗濯機は毎日使うものだから、どこへ行っても「今日なおせ、今なおせ、すぐなおせ」のいらいら攻撃にさらされるのだろうなあ。
もっともオレは現場の下請けにはやさしいから、何も言わず、おとなしく見守るだけだった。はっ、それがもしかしてプレッシャーになるのか?
それはともかく2時間ほど格闘して、連中は帰っていった。「まあ、これで様子見てください」という、実に頼りにならない言葉と共に。うむむむ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」「フライデー」今週こそは死体写真がないだろうと確認してから買ったのに、魚せいでカツオの刺身とアジのたたきを食いながらページをめくったら、予期せぬところにどどーんと死体写真が載っているのを発見。その時のオレの気分というものを察して欲しい。
2006.07.11
取材1、打ち合わせ3、原稿。
異常な蒸し暑さの中、桶川まで行く。遠い。すごく遠い。
桶川と言えば、どうしてもあの不幸なストーカー事件を思い出してしまう。街全体、そんな色眼鏡で見てしまう。
まあ、北関東はどこも同じようなものなのだろうが。しかし遠い。遠かった。
家に帰ってから、車で行った方がずっと近くて楽だったということに気がついて、きーっ、悔しいっ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「文藝春秋」
「長生きする人のカンタン食生活」増尾清・角川oneテーマ。うーむ、喫茶店でコーヒーを飲みながら30分で読んでしまった。なんと中身の薄い本なのだ。「農薬は体に悪いと言いますね。でも、悪くないという説もありますね。さて、どっちでしょう」でおしまい。本当に、どっちが正しいのかを言わず、延々とこの調子で本当はどっちなんでしょうかねえ、という内容なのだ。あまりのことにしばし呆然。せっかく長生きしようと思ったのに。
2006.07.10
原稿。
し、し、し、しまったあ。朝起きたらフランスが負けていたあ。
まずい。非常にまずい。
夜逃げするか。偽装離婚か。
いや、そうだ、とぼけてしまえばいいんだ。
えーと、我が家のテレビではフランスが勝ったように見えたけれど、チミたちのテレビは故障でもしてたんじゃないのかね? どうやら新聞も休刊日だし。ネット? いやあ、ネットのネタは信用なりませんからなあ。はははっ。
って、無理ありすぎるか? おろおろ。
てな話はともかくとして、本日はいさわしのレコーディング。ふふふ、かなりいいテイクが録れたんだぞ。お楽しみにー。
2006.07.09
映画「カーズ」を観る。ピクサーの映画だ。
シナリオはひどいけど、ま、お約束映画ということでこんなものかと。ともかくびっくりしたのがグラフィックだ。
ここまでリアルだと、ほとんど嫌みである。
あまりにリアルすぎて途中で退屈になり、居眠りしてしまったほどなのさ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.08
親分が来宅。子供たちは"牛のおじさん"が大好きで大喜びだ。
もっとも遊びに来たわけではなく(いや、遊びか)、ボーカリストとして録音に来たのであって、レコーディング終了まで遊びはお預け。無事に録音ができて(なかなかのいい出来だ)、それからは子供たちが一緒に遊んでもらった。
せっかくなので泊まってもらうことにし、一緒にスマイリーにいって焼き鳥を焼く。さすが親分、焼鳥屋の格好がぴったりであった。
ああ、楽しかった。親分、また来てね。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.07
原稿。
結婚記念日を忘れて嫁さんにぷんすかぷんと怒られるベタな展開がドラマや漫画によくあるが(よく?)、大切な結婚記念日を忘れるなんてバカだなあわはははと思っていた。ところがどっこい、本当に忘れるんだねえ。
一年一度、七夕の日なら結婚記念日も忘れないだろうと、よく考えれば根拠のない思い込みでこの日を選んだというのに、しっかり忘れていやがった、オレってば。
もっとも結婚記念日は忘れても子供の誕生日は絶対に忘れないから、それはそれでいいのだろう。
で、結婚記念日の七夕だというのになぜか幼稚園ではこの日が盆踊り大会なのである。
例年のように狭い園庭に300人の子供にその親。まさしく七夕の芋洗いである。
ドラえもん音頭やアラレちゃん音頭や練馬音頭(ほんとうにそういうものがあるのである)などを激しく踊り狂ったのちは、仲良し母ちゃんたちが集まって飲み会である。金曜の夕方でどこも混んでいるから、場所は華屋与兵衛。つまりファミレスだ。
なんでファミレスなんかで酒を飲むのだ。しょうがないが。
座敷に上がり込んだ我々一同、ガキどもが興奮して絶叫して走り回り、母ちゃんたちがしゃべくりまくって、父ちゃんたちが酔っぱらう。まさしく狂乱の夜だ。
こんな状態のところに電話をかけてきたのがキクチで「丹後さん、まーた飲んでるんですか」と呆れている。
まてまて、幼稚園のつきあいで大変なんだから、もう。「頼みますよ、丹後さん、いいですか、しっかり予定に入れておいてくださいよ、もう」。わかったわかった、大丈夫、えへへ。
と答えたけど、はて、何が大丈夫で、何が予定に入れるんだろう。さっぱりわからん。まあいいや。
父ちゃんたちが集まると話題は当然サッカーだ。
浦和対大宮の試合を川越でやるにも等しい今回の決勝戦。世界一などと言わずにご近所決定戦として地味に開催して欲しいものである。
オレとゆうちゃんパパはフランスの勝ちを主張する。
しょうちゃんパパとりさちゃんパパとさやちゃんパパは、何が根拠か、イタリアの勝ちを譲らない。呆れたものである。
こうなったら何かを賭けようということになり、どうせならでかく勝負しようということで、ローンを賭けることになったのだった。
今月末に新居に引っ越す予定のゆうちゃんパパは、「うひゃひゃ、まだローンが始まってもいないのに、こりゃあ助かるなあ」と早くも勝利宣言だ。確かにフランスが勝てば俺も助かる。
と、ここにしっかりと証拠を残したので、ふふふ、もう逃げられないからね、イタリアに賭けたきみたち。
そんな大きい話をしているそばでは、母ちゃんたちが電卓がわりの携帯を片手に、割り勘の相談である。10円単位で誰が何を食ったと延々と計算している姿を見ながら、我々父ちゃんたちは、なにをけちくさいことやっとんじゃ、こっちは大勝負だあと雄叫びを上げたのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.06
打ち合わせ1、原稿。
明日は結婚記念日である。誰のって、オレのである。そんなことには関係なく、七夕だというのに幼稚園では盆踊り大会なのである。
それでなくてもお気楽父ちゃんと思われているのだから、そんなところにのそのそと顔を出して踊っていては、本当に脳天気オヤジと思われてしまう。
でも思われたっていいから、行くのだ。
関係ないけど、やっぱりブログってのもやっておくべきかなあ。一時ちょっとやってめんどくさくて閉めてしまったけど。この日記は続けられるのにブログは続けられないというのは不思議な心理だな。
この日記はクローズなのにブログはオープンな存在で、そのオープンさ加減が鬱陶しいのかも。きっこみたいにHPとブログを同じ内容にしてしまえばいいのだろうか。それも無意味だが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
「東京 土地のグランプリ」講談社。ずっと探していたムック。やっと増刷だ。東京の土地について、様々な角度からいろんな格付けをしている。我が家の土地はというと、いい方にも悪い方にも出てこない。なんの特徴もない土地ってことか。
「鍵」乃南アサ・講談社文庫。単なる普通のミステリーだな。つまらんかった。
2006.07.05
原稿。
一年一回、恒例の人間ドックに行く。葛西臨海公園駅から徒歩35分(!)、臨海病院だ。
毎月かかりつけの医者に血液検査をしてもらっているから、今の自分の体がどういう状態にあるのかは常に把握しているのだが、どういうわけかここの病院で検査するとどの数値もかなり悪いのである。
いつもがっかりなのだ。
ひょっとして固定客化しようとたくらんで、わざと悪い数値を出しているのではないかという黒い疑惑すら浮かんでくるのであった。
北の国がミサイルを発射したというのでびっくり。どんどん、てぽどん、てぽどんどん〜と、「天才バカボン」の節で歌ってたら、「子供の前でバカな歌はやめてちょうだい」と妻に怒られたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ビッグコミックオリジナル」「デジスパ」
「セメント!!スーパースター列伝」吉田豪・エンターブレイン。インタビュー相手をして"オレよりオレに詳しい"と驚かせることで有名な名手・吉田豪によるインタビュー集。相変わらずインタビューのキレは最高である。しかし、相手がかなりマニアックというか。ストロング小林とか阿修羅原とか鶴見五郎とか。ある種のファンにはよだれが出そうなラインナップである。
2006.07.04
原稿。
蒸し暑いさなか、銀行へ行って金をおろし、郵便局で税金を払う。
暑さもあって、非常に腹立たしい。
郵便局ではついでにエクスパックの封筒を20枚買う。全部で1万円だ。
エクスパックはただいまキャンペーン中らしく、5枚に1つ、郵便ポストの貯金箱がついてくる。「ですので、4つ差し上げますね、色はどれがいいですか」と局員。オレはそんなもの欲しくないから、いりません、と答えたのだが「いいえ、ついてきますので」と強引だ。
これ以上断るのも面倒だから、じゃあ、二つあればいいやと言ったら「いえ、4つついてきますので」と譲らない。んとに、お役所な。
税金を払った領収証とエクスパックの封筒20枚、貯金箱4個の入った紙袋をぶら下げて、幼稚園へ息子のお迎えに行く。暑いので短パンにサンダルだ。
合流した妻に、オレってよそのお母さんたちからは相当お気楽に見えるんだろうなあ、とこぼしたら「そーだよ、そのとーりだよ」とあっさり断じられてしまった。
うーむむむ、昼間っから紙袋下げてぶらぶらしているお気楽父ちゃんか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.03
取材2、打ち合わせ1、原稿。
中田が引退とか。あ、そうすか。
あの惨敗チーム(惨敗でもなんでもなくて当たり前の結果ではあったが)のみっともない戦いっぷりの原因のいくらかは、チームの人間関係が壊れてしまったことにあって、その根源に中田がいたことは誰の目にも明らかなのである。
サッカーの技術は一流であったが、スポーツ選手として、チームの一員として、あるいは社会の一員としては三流の人間だったのだろう。あの程度の小さな社会の中でさえうまく人間関係を作れなかったんだから。
サッカーだけの人間になりたくないと常々公言して周囲を白けさせていたのに、その本人が結局はサッカーだけが一流だったわけだから、皮肉なものである。
そんな人間が外に向かってチームメートを見下したような発言を続けたのだから、そりゃ人間関係も壊れるだろうって。
今後はサッカー界に関わらないらしい。なるほど、後に続く後輩たちに力を貸そう、自分の得たものをサッカー界にフィードバックしよう、次の代表を助けよう、という気はさらさらないようである。
そういうのを恩知らずとかジコチューというのであって、カズを少しは見習って欲しいものだ。
まあ、他人の生き方だから、どうぞご勝手にと言うしかないのだが、呆れたのはそういうのを見て「ヒデらしい」と持ち上げているメディアである。大の男が世界中が見ている中でひっくり返って泣くんじゃねえ、恥ずかしいから、と指摘したらどうなんだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊ポスト」「週刊現代」
「日経ビジネス」
「押し入れのちよ」萩原浩・新潮社。ホラータッチの短編集。ホラーでありながらも、この作者の持ち味である"そこはかとないユーモア感"というものが堪能できる。とは言え、玉石混淆の作品集で、どちらかと言えば石のほうが多いのは残念。ただし、その中で「しんちゃんの自転車」という作品だけはとびっきりの玉だ。この一作で、もしかしたら作者は新境地を開いたのではないか。深い味わいの、珠玉の一編である。
2006.07.02
どえらく蒸し暑い中、近所の公園へ行って息子を自転車に乗せる。途中、ぽつぽつと降り出して、大あわて。
走って帰って、洗濯物を取り込む。まったくこの時期は気が抜けない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.07.01
朝から近所の畑で芋掘りだ。
さすが練馬である、歩いて数分で、そんな体験ができるのである。
ちゃんとした農家の、本格的な畑のイモが掘れるのだ。もちろん子供たちは大喜び。仲良しグループで参加して、両手一杯のイモを掘ったのだった。
オレは収穫のジャガイモを持ち帰る係として参加。両手に袋をぶら下げてえっちらおっちら帰ってきた。
当然全部食いきれるものではないので、両隣のオガワさんとヤマモトさんにお裾分け。畑で取れたイモをおすそわけなんて、本当の田舎みたいだなあ。わははは。
夜、久しぶりにゴダイゴを聴く。名曲が多い。「ガンダーラ」のあの有名なイントロがなんとも心地よいのだった。
「この曲は、このテンポがいいんすよねー。このテンポは、本当に難しいんですよ」と教えてくれたのは、鎌田だった。
タケカワ・ユキヒデは、果たして歌がうまいのだろうか。一時そんなことを議論したことがあったけど、いさわしがなんて言ってたっけ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.30
取材1、原稿。
毎度のことながら、とうに夏至は過ぎて、この日で一年も折り返し。まったく早いものだ。
上半期は、まあ、ぼちぼちだったか。
下半期は、もっとよくしたいなあ。
庭に植えたキュウリが小さな実をつけた。枝豆もだいぶ大きくなった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.29
取材1、原稿。
家から自転車で10分ほどの公園には、白子川という清流が流れていて、蛍の飼育が行われている。
夜、暗くなるのを待ってから妻は子供たちを自転車の前かごと後ろかごに乗せて公園まで出かけ、蛍を見せてあげていた。
妻によれば、息子が草に止まって光っている蛍を発見したらしい。友達もたくさん集まっていて、みんなで大騒ぎだったようだ。
オレが子供の頃は近所の小川でたくさん舞っていたものだった。大人になってからは蛍なんて見たことないなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」「週刊新潮」
「小さき者へ」重松清・新潮文庫。相変わらずツボを押さえるのが上手な作家である。自分の子供と故郷の母親の折り合いが悪くて、夏休みの里帰りで連れて行くのに心が痛いという短編「海へ」は、いやはや、涙なしでは読めない話だった。
2006.06.28
打ち合わせ4、原稿。
一日中打ち合わせで走り回り、戻ったら即日締め切りという原稿と格闘。なんだか久しぶりに忙しい一日であった。
大手町では喫茶店で打ち合わせしようということになり、話題の店へ行く。大手町ビルの「大手まちかフェ」という店である。俺の大嫌いなロハスを売り物にした店で、行列の出来る人気スポットなのだそうだ。けっ。
1時過ぎに行ったところ、確かに行列が出来ていた。それはともかく「14時までは食事以外の客はお断り」という張り紙がしてあったのには心底びっくり。
なんだなんだ、これでも客商売か。今時あり得ない姿勢だ。
こんな店に行列して入ってはいかんな、大手町。地下の店なのにグリーンが過剰に配置され、オープンカフェふうの演出になっている。こんなのにだまされてはいけない。基本的な客商売の姿勢が出来ていないのだから、ゴミである。「おーて町カフェ」。
仕方ないので、別の店を探してうろうろする。
同じフロアにあった喫茶店に入ろうとしたら店員が「何名様ですか、お食事ですか」と聞く。答えると「お待ちください」と言って引っ込んで別の店員が出てきて、信じられないことに「何名様ですか、お食事ですか」と同じことを聞く。
明らかにバトンタッチして出てきたのに、なんの引き継ぎもされていなくて、それを当たり前と考える無神経な店なのだ。あげくに奥のテーブルが空いているのに、食事じゃないとわかったら、入り口脇の落ち着かないテーブルを案内しようとする。
書類を抱えた人間が4人もいるのだ、そんなテーブルで事足りると思っているのか。無神経な店で、呆れてそのまま出てきてしまった。
大手町、丸の内界隈のランチ事情は聞いていたが、ここまでひどいとは。需給のバランスが崩れると接客サービスは一気に中国並みとなり、おそらく供される食事の内容も中国並みになるのだろう。それでいて家賃がそのまま反映された値段だ。
こういうのを、ぼったくりと言うのだから、大手町の人々は反乱を起こした方がいいのではないか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.27
原稿。
今年はやっぱり空梅雨なんですかねえ。九州ではあんなに大雨だっていうのに。
なんて話を、隣の庭で寝転がっているオガワさんと交わす。
オガワさんは屋根職人で、日中汗だくになって働いて、帰ってきたら夕方の風に当たりながらビールを飲んでいる。こっちも飲みたいのだが、そうもいかないので、代わりに飲んでもらおうと冷蔵庫のビールを差し出す。
隣の畑で作業していたおばちゃんが、とりたての枝豆をオガワさんにくれた。それをお裾分けしてもらって、我が家の食卓に並べた。
まったく練馬もはずれまでくると呑気なものである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「SPA!」うーむ、9.11のテロは、実は自作自演だったって説。マジかよ。
2006.06.26
打ち合わせ1、原稿。
夜中にテレビをつけたらご苦労なことにサッカーやってる人たちがいて、あれ、まだワールドカップってやってたのか、などとベタすぎるギャグをかましてはひっくり返る。
それはともかくとして、監督としては仕えないやつだったが、選手及び人間としてのジーコはなかなかに愛すべき存在で、これで日本とは縁が切れるかと思うと、寂しいものがある。
これから先は、にほんとはいい友人でいてくれたらいいな。
トルシエが日本を去るとき、誰も名残惜しまなかったが、ジーコはいろんな人に見送られるのだろう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊ポスト」「東洋経済」
「駆け込み交番」乃南アサ・新潮社。このシリーズ、案外好きなんだよね。交番勤務の若いお巡りさんが、いろいろもまれて成長していく話。まあ、人情話に近いかな。宮部みゆき的世界だ。普段は人間の悪意を徹底的に描く著者が、これに限っては性善説に基づいて書いているように思える。そのあたりが心地よいのかもしれない。
2006.06.25
昨日は三軒茶屋でのワンちゃんのライブにギタリストとして参加。演奏をいろんな人にほめられて、けっこういい気分だった。「もっと練習しないといかんなあ」と、素直に思ったのだった。偉いぞ、オレ。
バンドのベーシストは、絵本作家の藤本ともひこ氏。最近は打ち込みに凝っているらしく「楽しいんだよねえ」"仕事やらないで遊んでるでしょ"「そうなんだよねえ」と盛り上がる。
ワンちゃん作詞、オレが作曲の新曲を発表。これがけっこういい歌で、なかなかにいい気分。偉いぞ、オレ。
帰り、ギターを抱えてタクシーに乗る。ダライバーはおばちゃんだ。
最近は女性のタクシーも珍しくなくなったなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.24
日本ポップス史上最大の作曲家である筒美京平は、ヒット曲至上主義で「どんなにいい曲だってヒットしなければ価値はない」と断言し、その言葉通りにヒット曲を連発してきた。筒美京平ヒット全集なんていう6枚組のCDがあるのだが、聴いてみるとあれもこれもこの人だったのかと呆れてしまうほどだ。
対して「いい曲なら10年かかってもじわじわ売れていくはずだ。瞬間的な流行歌には価値はない」と断言し、「一度書いた歌詞は絶対に直さない。直せというなら仕事を降りる」と突っ張っていたのが、松本隆だった。
この二人が真正面からガチンコ勝負でぶつかったのが一時期の太田裕美。
「木綿のハンカチーフ」は、価値観のあまりの違いにほとんどぶち切れた松本隆が「だったらこの詞に曲をつけてみろ。どうだつけられないだろう」と繰り出した剛速球を、筒美京平が「なんのこれしき」とこれまた真正面から打ち返して場外ホームランにし、松本隆が「恐れ入りました」と帽子を脱いだ歌なのである。
こんなわけだから、この時期の太田裕美(ベスト盤の女王)の作品は今聴いても非常に素晴らしいテンションなのだ。
それに対して、安物の音源、安物のミキサー、安物のマイク、安物のソフト、ついでに人間までもが安物のオレがつくる音楽というのは(ちなみに"創る"という書き方はどうにも気にくわなくて、ほとんど絶対に使わない)、情けないほどにぺらっぺらのひらひらなのである。
最近特に困っているのがノイズで、安物の機材やコードやパソコンのモニターやら、いろんなものの発する電磁波が複雑にからみあって、それが曲の通底音のように「ザー」「ジー」というザ行もしくはバ行のノイズになってしまっているのだ。いわゆるヒスノイズと呼ばれるやつですな。
とほほ、なんとかならんかいな、このノイズ。
そんな思いで泣きながら過ごしていた日々、やはり人間は思い続ければ必ず願いはかなうのであって、ついにネットで見つけたのがヒスノイズなどをきれいに除去してくれる「ノイズキラー」というシェアウェアなのだった。
殺虫剤みたいな名前ですな、「ノイズキラー」。作者は「サウンドエンジン」という有名なソフトの開発者で、ならばさすがにしっかりしているだろうとダウンロードして試してみたら、おお、なんとも見事にノイズが掃除されている。
感激したオレは、早速1900円を払って、こいつを手に入れたのだった。
安いよねえ、んとに。くだらんソフトがバカみたいな値段で売られているのに、これはとても嬉しいよねえ。
おかげでオレの薄っぺらい音楽もちょっとは洗練されたのではないかと思うので、そろそろ筒美京平の後釜でも狙うか。
って、なんだ、話はそこへ落ちるのかと脱力されてしまうわけだが、実はそうではなくて、「ノイズキラー」は助かったけれど、一方で困っているのがカレンダーという話なのである。
お仕事関係の皆様はご存知だと思うけれど、オレはウェブで仕事のスケジュールを公開している。さながら芸能人のツアースケジュールのようなものだ。すっからかんだけど。
こいつがどういうわけか案配悪くなっちゃって更新できないのよ。とほほ。
ならば代わりに「Outlook」というアホな名前のソフトがウェブ対応というので試してみたけど、マイクロソフト製品がまともに動くと期待したオレがバカであって、ちっとも思った通りにならない。
そんなわけで、お仕事関係の皆様、仕事の予定表の公開はしばしお休みです。ごめんなさい。
都合については面倒でもお電話かメールで聞いてください。とほほほ。
誰か代わりのいいソフト知りませんかあ。ちなみにYahoo!のスケジューラーは嫌いだからパスね。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.23
原稿。
4時に起きてブラジル戦を見る。半分寝ながら見始めたが、ところがどっこい、とてもいい動きをしているのに気づき、ちゃんと起きて見出した。
玉田のゴールは、ビューティフル。オーストラリア戦でこういう試合をやっておけば、どうってことはなかったのに。
いずれにせよこの前半は、この三連戦でようやくまともなサッカーをしてくれたなあ、という感じだった。
もっともさすがなのはブラジルであって、別にいつでも取り返せるから、という感じでまったく焦ってなくて、あっという間の逆転劇。
ロナウドの調整に付き合ったばかりか、ゴールキーパーまで代えられるという屈辱ぶり。いいように遊ばれてしまったなあ。4点どまりだったが、あと2点、取ろうと思えば取れたのにやめたのは、やはりジーコにあまり恥をかかせるわけにも、という配慮だったに違いない。
それでもこれだけ一方的な点差となると、次のアジア枠が心配になるほどだった。
それにしても、相変わらず選手交代は意図不明だったなあ。さすがジーコ。最後までジーコであった。
呆れたのは試合後の中田だったな。コートにひっくり返って一人、涙目で感慨に浸って、あはは、自己愛もここまで来れば見上げたものだ。
孤高の人を気取るのはいいけれど、中田は結局最後まで中田。年下の選手が誰も寄りつかず、陰で"あの人、痛いよね"などと言われているわけだから、人間関係は最悪だったのだな。
いずれにせよ、20年に一度と言われた代表メンバーの試合はこれで終わり。ということは、20年後までワールドカップはおあずけか。
いや、マジでその可能性はあるだろうなあ。そうならないよう、まずは川淵に辞めてもらわなければ。権力は必ず腐敗する、その見本のような存在である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.22
原稿。
土曜日にライブ出演が控えているので(おお、かっちょえーなあ)、その準備のために石橋楽器まで行く。ギターのフィンガーイーズを買うためだ。
ついでに書棚をのぞく。「宅録生活」という本が面白そうなのでついでに買う。
それにしてもこのタイトル。レジで恥ずかしかったなあ。
いいおっさんが、まじめな顔して宅録生活(笑)。"子供に頼まれてしょうがなく買いに来たんだよ"という顔でレジに立ったが、きっと笑われてたんだろうなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
2006.06.21
原稿。
あのさ、オーストラリア戦とクロアチア戦の二つでインチキゴールを一つあげるのが精一杯だったチームが、どうしてブラジル相手に2点以上取れるってのさ。冷静になりたまへ。と、言いたくなるような報道ばかりでうんざりだなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ビッグコミックオリジナル」
2006.06.20
原稿。
子供ってのは時々びっくりするような高熱を出す。
明け方、息子の体が熱いなあと思って計ってみたら、なんと38.8度。朝一番で医者へ連れて行き、その後、静養していても体温は下がらず、最高で39.4度までいった。
さすがにここまでくるとだるそうにしている。
これが大人だったら大変な騒ぎになるところだが、幼児は40度を超えなければまず大丈夫。一応、解熱剤は用意しつつも、落ち着いて経過を見たのだった。
基本的に一時的な風邪によるものなので、身内の皆様方、どうぞご心配なさらぬよう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.19
取材2、原稿。
背中をイヤな汗が流れるような居心地の悪い取材をこなした後、石神井のスマイリーで晩飯にしようかと思ったのだが、今日はなんとなく焼き鳥という気分ではないし魚も食いたいなあということで、乗換駅の飯田橋で途中下車し、鳥よしに立ち寄った。
鳥よしも焼鳥屋なのだが、オレは焼き鳥など食ったことがない。ここで唯一旨いのは、厚揚げである。
カウンターに座って、その厚揚げとしめ鯖を食いながら本を読み、ほどよい気分になったところ、いきなりどこかのおっさんに背中からのぞき込まれた。
「おお、タンゴ先生でねえべか」
白髪の下には、すっかり酔っぱらった真っ赤な顔。紅白のなんともめでたい色合いのこのおっさんは、おお、オレのお得意先のマルイワ常務ではないか。
げげっ、ジョーム、何してるんすか、こんな場末の飯田橋の、さらに場末の小汚い焼鳥屋なんかで。
「がははは、飲んでるに決まってる。タンゴ先生も何してる」
何してるって、飲んでるに決まってるじゃないすか。
「がははは、そうそうか、がははは」
軽くからまれたオレは、しかし、この寂しがり屋の常務の相手を優しく務めてあげたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「旬なテーマ」初めて手にした月刊誌。長州力のインタビューが読みたくてね。在日であることを、ヤツは堂々のカミングアウト。割と面白いインタビューだった。あと、西川きよしのインタビューは出色。けっこう感動するぞ。
「紙の爆弾」とうとう、やっと、ついに、TBSが筑紫哲也を見限ったそうだ。だからと言って後継が、みのもんたというのもどうかと思うが。それにしてもたったこれだけの噂話を、いろんなところからのパクリネタを集めて無理矢理7ページもの記事に仕立て上げるのもどうかと思うが。
2006.06.18
藤沢のいとこの結婚式が「父の日」の今日、富岡八幡宮で行われた。それに出席するために新潟の両親が上京してきたので、わずかな時間ではあったが、式場の近くで会う。
せっかくだからと足を伸ばして式場をのぞき、もう何年も会っていなかったいとこの花嫁姿を見せてもらう。
よかったねえ、ほんとに。心からの祝福だ。
息子は初めて見る花嫁さんに興味津々。娘は、びっくりしたみたいで走って逃げ帰った。
それにしても、懐かしい面々が。いとこのカツエちゃん、久しぶり。30数年ぶりじゃないかねえ。このページを見てくれているそうで、いや、恥ずかしい。お会いできて嬉しかったです。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.17
息子が「くんれんしたい」と言うので、近場の公園へ行く。くんれんとは、宇宙飛行士になるための訓練のことである。
最近、宇宙の不思議にはまっている息子のために、スペースシャトルを解説した絵本を買ってあげたのだが、その中に宇宙飛行士の野口さんが体力作りをしている写真が掲載されていた。それが岩登りのシーンで、同じ器具が近所に遊園地にあることを思い出して「くんれんしたい」と言い出したわけである。
ということは、つまり息子は宇宙飛行士として生きていくことを決意したということである。
「医者になりたい」「ミュージシャンになりたい」「フリーターになりたい」と言われるよりは、親としては喜んだ方がいいのかも。ちなみに学生時代のオレは、将来をたずねる母親に向かって「スターになりたい」と口にして、ぶっ飛ばされた思い出がある。
そんなわけで息子の訓練に付き合うために公園まで行ったのだが、例の駐車の取り締まりが気になって、遠くのホームセンターまで車を置きに行ったのだった。この蒸し暑い6月に、まったくしんどいことだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.16
原稿。
学生時代のオレは「五木ひろしじゃないか」「いや、高中正義だろう」「いっそ糸くずってのはどうだろう」と言われたものだった。何のことかというと、目が細いということである。
そんな細い目をしているオレに向かって「精一杯ひろげろ、つぶるな、もっと開けえ、ぴしっとしろ、ぴしっと、くわっと開けろおおお」と医者は言明したのであった。
そう、先週に引き続き、今週は右目にレーザービーム、レーザービーム、レーザービームなのだった。
眼球の裏側がじりじりと焼けるのが実感できる治療法というのは、それなりのインパクトがあったためか、友人一同や親戚一同から電話やメールをいただいた。ご心配おかけしました。しゅん。
でも、大丈夫です。網膜が剥離ってるわけじゃなくて、そうならんように予防しているわけですので。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.15
打ち合わせ1、原稿。
池袋で大挙して乗ったバカが渋谷で大挙して降りる。それが、山手線という電車である。
基本的に乗っていて気分の悪い電車であり、できるだけ乗らないようにしている。
そういう人って、案外多いような気がするが、さて、どうだろう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」「Number」ワールドカップやオリンピックがあると、この雑誌は必ず買って、捨てずに取っておく。あとで読み返すと、意外と面白いんだよね。
2006.06.14
取材1、原稿。
先日、駐車違反の取り締まりをする民間人(アキヤマくんいわく、グリーンの悪魔)を向ヶ丘遊園の駅前で見かけた。うろうろとうろつきまわっては、駐車しそうなクルマがいたらダッシュで駆け寄って「だめだよー」と注意していた。
宅急便もダメ、タクシーが年寄りの荷物を家まで持ってあげるのもダメ。
それなのに郵便配達車は除外されているというのは、これはとんでもないことだと思う。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経ビジネス」
「夜離れ」乃南アサ。新潮文庫。恋愛に狂った女どもの狂気を描いた短編集。まったく人の悪意を描かせば、こんなにもうまい作家はちょっといないなあ。
2006.06.13
取材1、原稿。
後半39分を過ぎて3点入れられて逆転負け。しかも選手交代がことごとく失敗。これがワールドカップのゲームかよと世界中を笑わせた敗戦も、まあ、監督がジーコだからしょうがねえや(笑)という一言で片付けられるわけで、実際、世間の反応は「ちぇっ、白けちゃったなあ」という程度のもの。青いレプリカを着ていた人たちは、京葉線の電車に乗ったとたんにディズニーグッズを身にまとった自分が恥ずかしくなるのと同じ感覚を味わっているに違いない。
それにしても「まだチャンスはある。2つ勝てばいいんだ」と言い張る人がいるのはびっくり。マジすか〜。
クロアチアに勝ってブラジルに勝ったら、一気に優勝候補だ。その日本に勝ったオーストラリアは、優勝の大本命になってしまうがな(笑)。
初戦で負けて、しかも2点差というのは、絶望的以外のなにものでもない。日本のワールドカップはもう終わったから、あとは世界の大国の真剣勝負を楽しみましょう。
てなことはどうでもよくて(ブラジルとクロアチアの試合はすごく見たいが朝の4時ではねえ…)、驚いたのが郵便局である。
ピンポーンとチャイムが鳴ったから出てみたら、「石神井郵便局です」と名乗った若いあんちゃんが「暑中お見舞いハガキをおすすめしております」とハガキのセールスに来ていたのだった。
ふえー、ごくろ。
「こちらは新しいお住まいのようなので、転居のご通知をかねてぜひいかかでしょう」と、新米セールスがない知恵を絞ってとってつけたトークなど口にしていた。
アホか。引っ越してきたのは一昨年じゃ。チミも一昨年来たまへ。
それにしてもご苦労なことである。現場は。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経ビジネス」
2006.06.12
打ち合わせ1、原稿。
毎年この季節になるとやってくるのが、住民税の通知である。
自営業であるオレは給料から天引きされるんじゃなくて個別に支払うことになっている。年4回の分割なのだが、基本的に気分の悪いことはとっとと終わらせてしまいたいたちなので、1年分を「けっ」と言いながらまとめて納めるようにしている。
今年もその通知が本日やってきたのが、その額面を見て腰を抜かすほど驚いた。とんでもない額なのだ。
毎年のこととはいえ、とにかくとんでもないのだ。
ったく、日本代表の初戦の日だというのに、気分はサムライブルーである。
そのブルーの気分に拍車をかけてくれたのが、当の代表の連中である。
ハーフタイムに母ちゃんにオレは言ったね。勝利のサバ缶を出せ、と。焼酎のつまみにサバ缶が食いたかったのだ。
しかし母ちゃんは言ったね。「勝利にはまだ早いんじゃないの」と。まったくである。
ともかくこれでワールドカップは幕である。あとは勝手にやっとくれってなもんだ。
サッカーの神様が1点おごってくれたっていうのに、「超ラッキーじゃん。ちょろい、ちょろい。おーい、サバ缶おくれー」となめた試合運びをしたジーコがすべて悪い。ついでに税務署も悪い。
何が気分悪いって、あのかつて韓国の監督だった野郎の得意げなガッツポーズを見せられたことが一番気分が悪い。
日本のサッカーで最も屈辱的だった5分である。さあ、めったに見られない歴史的なシーンを目撃したことを自慢しようぜい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「AERA」
「生活習慣病クリニック2」寺本民生・中公新書。網膜剥離についてわかりやすく解説してあったので精読。なるほど、そういうことかと納得。対処が早かったので心配はいらないらしい。目に限らず、体のことは何事も定期的な検査と早期発見が重要だ。
2006.06.11
ついこないだのことだと思っていたら、前回から今回までの間に娘が生まれて練馬に引っ越して息子が幼稚園に入っているのだから、それ相応の時間がたっていたのだな。
言うまでもなく、ワールドカップのことだが。
今回の日本代表は、20年に一度のチームである。よって次回以降ワールドカップ出場は遙かな夢になってしまうのである。
で、今回の成績はというと、普通に三連敗。
実際、クロアチアあたりの立場になれば、こんなに楽なグループに入れてよかったよかった、ということになるだろう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.10
遠く、多摩テックという遊園地に行く。乗り物系が中心の遊園地で、男の子にはなかなかよろしい。
昼にホットドッグを注文。ところがこんなジャンクな食い物なのに4人で4千円とやたらと高い。高いぞ、もう一度計算してみてくれ、と注文つけたら案の定、計算間違いで本当は2千円。アルバイトの店員、平謝りなのだった。
夜、妻が所用で不在なので、子供とオレだけで夕食。その弁当を駅前のクイーンズ伊勢丹で買ってきた。
レジでカネを払ったら4500円とやたらと高い。おかしいと直感したオレはレシートをチェック。案の定、弁当を二度打ちされていた。今日はこういう日なのか。
もちろん即座にレジに文句を言って返金してもらったのだったが、このレジがついぞ一言も謝罪の言葉を口にしなかった。クイーンズ伊勢丹石神井公園店は、多摩テックのアルバイト以下の店である。
などと書いていたら、所沢の叔父から「目玉をどうしたのだ」という電話が入る。日記をチェックして、心配してくれたらしい。すまぬすまぬ。
ご親戚一同様、どうぞご心配なく。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.09
というわけで、突如行われた網膜のレーザー治療なのだった。
頭部を固定され、強制的にコンタクトレンズをはめられ、しっかりと開かせられた左目に向かって、レーザービーム、レーザービーム、レーザービームだ。
イチローのようにレーザービーム、レーザービーム、レーザービームなのだ。
開いた目にコンタクトでレーザー直撃だから、そりゃあなた、まぶしいってもんじゃありません。しかもレーザーで眼球の裏側を焼き付ける(どうしてそんなことができるんだ?)わけだから、基本的に眼球の裏側が痛い。あまり精神的によろしいものではない。
治療後はぐったりで、はあはあと息を荒げたのだった。
同じ治療を、今度は来週、右目に行う。再びレーザービーム、レーザービーム、レーザービームなのだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「文藝春秋」
2006.06.08
原稿。
まったく年を取ると体のいろんなところの案配が悪くなるようで、今度は目の網膜の剥離がリスクのレーザーだという。んあー。
定期検診で、糖尿の影響は全くなくて正常という判断だったのだが、生来、目の血管が未発達で、それが加齢によって弱ったから網膜がはがれ始めていて、放っておくと最悪失明するというのだ。んあー。
スティービー・タンゴというのも今更ナニだし、しょうがない、ここはレーザー治療といくべ。医者は「高いけどいいんですか」と聞いてきたけど、あーた、ゼニカネの問題じゃなかろうて。
というわけで、明日急遽レーザービームなのだった。んあー。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
2006.06.07
打ち合わせ1、原稿。
出先からの帰り、石神井公園のスマイリー城に寄る。いつもの焼鳥屋だ。
別に焼き鳥がそんなに好きというわけではなくて、うまい酒とリーズナブルな値段、好ましい接客が心地よいからである。
家に帰ってからは、実家の父親に送ってもらった「越乃寒梅」を一杯飲む。
ちなみに酒は血糖値をまったく上げない。高カロリーゆえに間接的によくはないが、酒そのものが血糖を上げることはないのだ。
と、書くことがないから意味のないことばかり書いてしまった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「SPA!」
2006.06.06
取材2、原稿。
地下鉄大江戸線の乗客のマナーが悪いのは電磁波のせいだ、という説がある。
実際、車内で電磁波を計測してみると、発車・加速時には計測器の最大値を示すらしい。これは、例えばテレビの画面に顔をぴたっとくっつけている状態に近いそうだ。
嘘か本当か知らないが、だとしたらあんまり気分のいい話ではないな。
ちなみにコードレス電話が普及し始めた1980年代末期から90年代にかけて、子機から出る電磁波が頭に悪影響を及ぼす、という説がまことしやかにささやかれていたっけ。あれは"写真を撮られると魂を抜かれる"と変わらない与太話だったのか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ビッグコミックオリジナル」「月刊現代」
2006.06.05
原稿。
頭の中でなにがどうなってしまったのかわからないが、最近の娘のお気に入りは、顔にバンドエイドを貼ることである。
まったく意味不明である。別にけがをしているのでもなく、ただ貼っているのだ。
よくわからんが、たぶん本人はお化粧か、アクセサリーか、といったところなのだろう。一体どういう刷り込みなのだ。
当然、いろんな方面から「あらー、どうしちゃったのー」と聞かれる。その都度、親は「実はこれは飾りでして…」と頭をかいている。
まあ、その程度で済むからいいのだが、しかし、娘よ、これから夏本番である。絆創膏を額に貼ったまま過ごすことのリスクを、おまえはわかっているのか。
妻は夏が過ぎたときのことを思って今から頭を抱えている。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.04
昼ご飯はバーベキューにしようと思い立ち、前から行きたいと考えていた日高のサイボクというハム工場に出かけた。
サイボク、要するに埼玉の牧場ということだな。広い敷地にハム工場やバーベキューレストランや温泉やパターゴルフ場まである。しかも、ものすごい人出。
バーベキューコーナーにいったら20分待ち。紙に名前を書いて申し込み、ようやく料理にありつく。
肉、野菜、焼きそば、アイスクリームがセットになったコースを三人前オーダー。運ばれてきた皿を見たらば、思わずえっと口走ったほどの大量の食材。「これで三人前でごぜえます」と店員がわざわざ口にするのも当然の、爆発的なボリュームだった。
普段肉など食わない我が家では、このときとばかり肉をまとめ食い。わしわしと食ったのだが、ととととと、とても食いきれない。バーベキューに来て、信じられないことに肉を残してしまったのだ。もちろん野菜も焼きそばもアイスクリームも。残してしまった。
ああ、食った食った。
温泉好きの息子が、おんせんの文字を発見して「はいるはいる、ぜったいはいる」と騒ぐので仕方なく温泉へ。ここも思っていた以上に気持ちいいお湯だった。
サイボク、なかなかよろしいかもしれん。ネックはひどい人出ということで、今度は平日の暇な時を狙って出撃しよう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.06.03
6月3日は雨ザーザー降ってくるものだが、オレの場合は、幼稚園が降ってきた日なのであった。
まず、父親参観日である。普段会社に行ってて忙しいパパたちに幼稚園に来てもらおうというイベントである。
しかしオレの場合、連日のように息子と娘を連れて幼稚園に行き、園長と世間話をしたり、若い先生たち(息子の担任は21歳!)に悩殺光線を浴びせたり、他のお母さんから怪しまれたり、ガキどもに蹴られ殴られカンチョーされたりしているものだから、今更かしこまって行くほどでもないのだ。
狭い園庭に300人の園児とその両親。つまり1000人ほどがイモ洗いとなって、激しくも無様に「はとぽっぽ体操」からスタート。その後はお父さんと子供のゲームだ。
実は年少組のゲームほど、お父さんは恥ずかしい格好をしなければならないように仕組まれている。日頃会社でソリューションやプレゼンテーションしている自分はホンモノではなく、園児の父親としてここにいる自分がホンモノだということをわからせるための、一種のショック療法なのだ。
今年のはというと、頭に猫の耳をつけて、チョウチョのように両手をひらひららさせて走り回り、子供の名前を大声で二度叫ぶというものである。書いてて思ったが、これはほとんど拷問だな。誰が考えたんだ、園長か、21歳か。
年少組のお父さんたち、顔をやや引きつらせながら、注視の中、園庭を舞う。中には振り切れたか、日頃から自意識を失っているか、新しい自分に感動したか、ニコニコと心底楽しそうに子供とのコラボレーションに励むお父さんもいたのだった。
さて、年中のオレはというと(今思ったが年中って中年の逆なのね)、隣のお父さんと手をつなぎ、間に子供を入れて走るというゲームである。パートナーは、ミリュウくんのお父さん、あ、こりゃどうも、などと言いながら無事にゲームをこなし、結果は年中組で最下位なのであった。
決して、けっ、いいトシしてやってられっかよ、などと思って手を抜いたわけではない。
ゲームの後は、教室に入り、一緒にお遊戯である。紙芝居コーナーでは率先して手を挙げて読んであげたのだった。
こうして午前中は父親参観日で過ごし、よっ、おつかれ、などと園長の背中を叩いて帰ったあとは、息子の仲間にしてライバルのユウヤくんの日舞の発表会に駆けつけたのである。
会場は練馬文化センター。リサちゃんファミリー、ユウマくん親子を我が家のクルマに押し込んで一緒に向かった。
ユウヤくんがなぜ日舞などというものを発表することになったかというと、オレは実はまったく知らない。そもそも日舞などというもの自体、知らないのである。えっへん。
発表会をちらりとのぞいたら、おや、舞台では梅沢富美男のような人が梅沢富美男のような踊りを踊っている。ほとんど梅沢富美男ですなあ、などと隣のリサちゃんパパにもらしたのであった。
さて、いよいよユウヤくんの出番である。
立派に化粧して着物を着たユウヤくん、なんと驚くことに一人で堂々の舞だ。どうせ少年少女合唱団のように大勢の中の一人として踊るんだろうと思っていたので、ええっとびっくり。正直、たいへん驚きました。
立派に踊り上げたユウヤくん、万雷の拍手である。控え室へ行って、子供たちが花をプレゼント。こういうのって、ちゃんと覚えていられるのかなあ。この頃の記憶って、どうなんだろうね。
さて、夜は仲良しグループの家族が集まっての飲み会である。全部で6家族。えーと、リサちゃんファミリーにマナちゃんファミリーにユウヤくんファミリーにシオンちゃんファミリーにサヤちゃんファミリーにたんごちゃんファミリーだ。今この一文をちゃんと読んだ人は絶対にいないね。
店は、注文してから出てくるのが遅いので有名な「鳥よし」である。
あれえ、「鳥よし」って、昨日も行ってないか?オレ。不思議だなあ。
ってさも気づいたように言ってるが、もちろんこれは計算ずくのぼけである。名前こそ同じだが、場所も経営者も中身もまるで違う店である。ちょうど大沢と関川のような関係だ。って、誰もわからないギャグをかましてスルーされるオレ。
そしてなぜかこの飲み会で、オレはべろんべろんに酔っぱらう。
父ちゃんたちは父ちゃんたちで固まって激しく飲み続け、母ちゃんたちは母ちゃんたちで固まって激しくしゃべりまくり、その間をガキどもが走り回って奇声を上げるというなんとも迷惑な集団。と思ったら、他にもひまわり組が飲み会をしていて、要するに父親参観日のある日の石神井公園周辺の飲み屋は完全に幼稚園に制圧されてしまっているというわけだ。カップルはかわいそうだな。
一足先に娘を連れて自転車で帰った妻と別行動で、オレは息子を連れて先に店を辞し、べろべろタクシーで帰る。
あまりにべろんべろんになってしまって、会費を払わずに帰ってしまって、おろろ、かあちゃん、どうしようと土下座したら、かあちゃん、自転車をかっ飛ばして会場に駆け戻ってきっちり精算してくれたのだった。
「だって、アタシ、幹事だから」。ありゃ、そうだったのけ。ご苦労さんでした。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
2006.06.02
打ち合わせ2、原稿。
そうだそうだ、Numberのワールドカップ特集が出ているんだった、と飯田橋の書店で手に取り、迷うことなくレジへ。
さ、日本酒でも飲みながら読むべ、と「鳥よし」のカウンターでページを開いたら、げえっ、先週号でやんのっ。
ああ、だまされた、だまされた。まったく悪酔いしてしまったわい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「新日、K-1、PRIDEタブー大全」別冊宝島。新日の悪口のオンパレード。もうプロレスは終わったのかなあ。
「岳物語」椎名誠・集英社文庫。再読。初めてこれを読んだのは21年前のこと。当時、椎名誠ファンだったオレは、確か初版で読んでいる。一読、これはたいへんな傑作ではないかと思ったことを記憶してるのだった。今、実際に息子を持つ立場になって改めて読んでみたのだが、やっぱりこれは傑作であると思う。全体に漂う空気が、とても心地よくて、なんだか穏やかなのである。
2006.06.01
原稿。
6月である。夏なのである。だからっていきなりこんなに暑くなることはないじゃないか夏のばかやろうと叫んだくらい、暑かった。
夜、駅前の焼鳥屋・スマイリーに乱入しようとしたら、前の道路でサラリーマン10人ほどが寝そべったり叫んだりしてトランス状態。
店のねえちゃんに、すごいねえと話しかけたら「もう、今まですごかったんですからあ」とぐったりしていた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
2006.05.31
取材1、打ち合わせ1、原稿。
しっかし、どうしてオレはキーボード(タイピングね)がうまくならないんだろうなあ。そりゃ、うまくなろうという努力をしていないからなのだが。
努力をしないでキーボードのせいにしているから、目新しいキーボードを店頭で見つけるとつい手に取ってしまう。今押し入れには確実に10以上のキーボードが収納されているし。
ユーイチローに指摘されたからではないが、それはそれでやっぱり反省しているオレとしては、ちょっとは我慢しようという思いがあって、本日も有楽町ビックカメラで面白そうなキーボードを見つけたにもかかわらずレジへ持って行くのは耐えたのだ。えらい。
えらくないか、別に。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「オンチは楽器がうまくなる」向谷実・草思社。ギターのちょっと変わった練習法が紹介されていて、おお、なるほどこりゃあいいや、と思った次第。どんな本にも一つぐらいはいいことが書いてあるという好例である。著者はカシオペアのキーボード。
2006.05.30
原稿。
原稿の日などと言いながら、隙を見つけてホームセンターに急行し、野菜の苗を買ってきた。
やらねばやらねばと思いつつ、なんやかんやで先延ばしにしていたのである。
トマトやキュウリはすでになく、ピーマンと枝豆、それから放っておいても育つニガウリの苗を購入。半額で投げ売りされていたナスとカボチャもゲット。
こいつらを、幼稚園から帰ってきた息子と一緒になって猫の額以下の庭に植えたのだった。
ここいらはもともと広大な畑だった場所である。作物を育てるにはまっこと具合によろしい土なのだ。先日はひまわりも植えてある。
基本的には植えてそのまんま。それでも夏にはいろんなものが育つだろう。すでに雑草もぼうぼうだし。
夕方には水たまりができるほどの土砂降りの雨。まっこといいタイミングであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.29
8月に出る「あそびと環境0・1・2歳」秋号のおまけCDの、本日はトラックダウンの日である。
偉そうにそんなことを言うオレは、今回、ディレクター様なのである。えっへん。
しかし名前は偉そうだけれど、実はエンジニアにおんぶにだっこのディレクターなのである。だからちっとも偉くないのである。
そのエンジニア様のおかげでトラックダウンも無事に終わったので、その中の一曲をここに堂々の公開である。
「チューリップ」という歌だ。伝承の絵描き歌で、それにオレが曲をつけ、アレンジして、オートモくんというピアニストが演奏してオレの妻が歌っているのだ。
これはけっこう自信がある曲だぞ。うーん、シンプルで美しいメロディだなあ。自画自賛。わはは。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊ポスト」
「リアルなMIDIの作り方教えます!!」米谷知己・ヤマハ。なんつータイトルだ。けど中身は案外しっかりしていて、とても役立ちそうな本なのであった。
2006.05.28
光が丘のダイソーに行ったら、100円の品物ばかりが山のように並んでいて目がくらくら。しかも黒山の人だかり。頭がぼんやりしてきたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「食品の暮らしの安全」回転寿司の"くら寿司"というのは添加物を使っていないんだって。へー。
2006.05.27
取材5、打ち合わせ1。
渋谷にある東京都児童会館のホールの、歌のおねえさん、つのだ・りょうこのコンサートに出かける。
児童会館なんて久しぶりだなあ。学生時代にこのステージに上がっていた時と、基本的に何も変わっていない。あれから四半世紀もたつというのに。
クルマをどこに停めようかなと心配していたのだが、案に相違して周囲には駐車場がやたらと目についた。そういうものなのか?
コンサートは、思っていた以上に楽しめた。バックは、ギター、キーボード、バイオリンの3人。キーボードがステージ上でMacを操って、打ち込み音源をカラオケで鳴らす。その様子が面白かった。
ところで、このりょうこ姉さんには(姉さんと言いつつ、結婚しているのだが)、非常に濃いヲタのファンがついている。そいつらのサイトを見ると「りょおこお〜」などと叫んでいて、今年初めてのコンサートだから、頑張って応援せねば、と盛り上がっている。
キモオタなのだ。もちろん30超えた毒ばかり。
そういうやつらも来るんだろうなあと思っていたら、隣に座ったのがビンゴ。眼鏡をかけた30過ぎのおっさんが一人、家族連れに混じって座っていた。
コンサートが始まったら、そのおっさんは薄ら笑いを浮かべつつ、幸せそうな目線をステージに送り続けていたのである。うーむ。
それでいいのだろうか。いいのだろうなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.26
原稿。
終日こもって原稿と格闘。久しぶりのいい天気だもんだから、中にいるのは案外つまらんなあ。こういう陽気には、家の前で昼間っからビールでもあおりたいものだ。
話は飛んで。
新しい音楽環境を構築しようと、ヤマハの新しい音源を買ってきたのだが、これがとんでもなく素晴らしい音で、いやはやびっくり。いろいろいじっては遊んでいるのだ。
それはいいのだけれど、いざハードディスクレコーディングをやろうとしてミキサーをつなごうとすると、いきなり話はちんぷんかんぷんでさっぱりわからなくなる。セッティングすらできないのだった。
うーむ、悔しい。このままではブタに真珠、猫に小判、宝の持ち腐れである。
近日中に渋谷のヤマハに乗り込んで、こっそりと教えを請うてくる予定である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「サイゾー」相変わらず見出しの面白さで引きつけておいて、中身で裏切るという雑誌である。
2006.05.25
取材1、原稿。
沖縄のおばさんたちのバンド、ネーネーズが好きだったけれど、だいぶ前に解散してしまった。
そのリーダー格だった古謝美佐子という人のアルバム「天架ける橋」を購入。中の「童神」という歌が聴きたかったんだけれど、これがほんとにもう、涙なしでは聴けないような素晴らしさだった。
初孫(!)の誕生を前に書いた歌とのことである。なんつーか、幼い子供たちへのあふれるばかりの愛情が込められた、本当に美しい歌なのである。
もっとも原曲はほとんど外国語。解説の訳詞を見ながら聞かないと、意味がさっぱりわからないけど。
続いて、日本最大のヒットメーカーで、オレが音楽家として二番目ぐらいに尊敬している筒美京平のベストアルバムとDVDを購入。DVDにはその他の日本を代表する作曲家もいろいろ出ていて、裏話を披露している。こちらもなかなかに興味深いのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「Number」ワールドカップ直前特集。そんなものよりカーリング娘のドキュメンタリーが面白かった。ワールドカップは…まず確実に三連敗。過去の貯金と未来の投資を食いつぶして生まれた現在の代表で、日本のワールドカップの歴史は幕を閉じる。ちなみに、クロアチアがブラジルに勝ってしまって、一抜け確定。最終戦で日本とブラジルが二位をかけてガチンコ対決をする、というのがもっともしびれる状況である。これはぜひ見たいなあ。
2006.05.24
取材3、打ち合わせ1、原稿。
日中、久しぶりにさわやかな五月晴れと思ったのに、夕方からどんどん暗くなってとんでもない雷雨になる。駅についてもとても歩けるような状況でなく、仕方ないので(仕方ない?)、スマイリーで雨宿りする。
って、わざわざ雨宿りに焼鳥屋を選んでビールを頼むってのはどういう了見だ、オレは。
結局1時間たっても雷雨は収まらず、ずぶ濡れになって帰る。
家に帰っても雷雨は収まらず、ひどくなるばかりで、子供たちは雷が頭上で鳴るたびに美々って大騒ぎだ。雷様がへそを取りに来たぞーっと脅したら本気で怖がって逃げまどう。なかなかよろしいぞ。
ついには予期せぬことに突然の停電。1分ほど、真っ暗になってしまった。
21世紀の今の時代に停電とは恐れ入る。ここは北の国か。
この停電によって子供たちのパニックには拍車がかかり、早々に布団に潜り込んでしまったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「死神の精度」伊坂幸太郎・文藝春秋。売れている作家だけが、徹底的なエンタメ系と思っていて手を出さなかった。ところがどっこい、これはすごかった。死神が、次に死ぬべき人を調査するという連作短編集なのだが、その仕掛けはともかくとして、話の運びがいい。6つの短編のうち、特に後半のの三つが来るのである。切ないラブストーリーが、ああ、こうして完結されるのかと、しみじみと心にしみいるのだった。なかなかのアタリである。
2006.05.23
打ち合わせ1、原稿。
リリー・フランキーの「東京タワー」がベストセラーで、著者には一日150万円ぐらいの印税が入ってくるらしい。なんとも、いやはや。
それはともかく、あれはオレも読んだけど、そこまで絶賛するほどの作品ではなかったと思う。一度読んで即座にブックオフ行きの段ボールに放り投げたくらいで。
もちろんそれなりに面白くて、よく書けている。ちゃんと泣かせどころも押さえているし。
ところが全編を通じて落ち着きの悪さを感じたのも事実だ。その理由は、最近わかったのだけれど、たぶん「親の死」というものへの覚悟のなさなのだと思う。
多くの人が、意識的であれ無意識であれ、親の死というものを精神的に受け入れる準備をしているものだが、この著者にはそれがなかったのかと思われるほどのうろたえぶりなのだ。むしろ配偶者の死をきちんと受け入れた父ちゃんのほうに、共感を覚えるのである。
そんな思いに至ったのも、最近の子供たちを巡る事件を経てからだった。子供を失うことに自覚的な親なんていないから、辛いよなあ。まったくひどい世の中である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「夜市」恒川光太郎・角川書店。日本ホラー大賞受賞作。ホラーは基本的に好きなのよ。でも、これは読まなきゃよかった。つまらない。選んで推薦した連中は、何を考えておるのか。
「『みんなのうた』が生まれるとき」川崎龍彦・ソフトバンク新書。NHK"みんなのうた"のディレクターの著書。何かうたづくりの極意でも書いてあるのかと思ったら、単なる自慢話のオンパレードだった。ほんに団塊は困る。
2006.05.22
原稿。
最近息子が熱を上げているのが、日本地図である。
テレビで天気予報の時間が来ると、「あ、にほんちずだ」と歓声を上げたりしている。
そもそものきっかけは、いとこのアヤちゃんのママの誕生日プレゼントだった。ジグソーパズルのように都道府県の形をしたピースをはめ込んでいくパズルをもらった息子は、こちらの懸念をよそに、たちまち夢中になったのである。
いったん面白いとなると、尋常ならざる集中力を発揮するのがこの年頃の男の子。「これは、しまねけん」「こっちが、かながわけん」などと言いながら、どうにかすると県のシルエットだけでたちどころに当ててしまうほどに覚えてしまったのだった。
幼児の頭は完璧に初期化されたハードディスクのようなもので、フラグメンテーションをまったく起こしていないということがつくづくよくわかる。
東海道線の全駅をそらんじているというまったく無意味な特技を持っている子供を時々見かけるが、なるほど、さもありなん、だ。
そんな息子と長距離のドライブに出かけると、カーナビが「東京都に入りました」「埼玉県に入りました」というたびに反応を見せてくれるので面白いやら鬱陶しいやら。
先日、新潟から東京に戻ってくるときは、ナビが「群馬県に入りました」と言ったきりしばらく反応しないので「はやくさいたまけんになれ」と騒ぎつつ「ぐんまけんなんて、ながくてきらいだ!!」と激怒していた。
いわれのない難癖をつけられてしまった群馬県の人々には、深く同情する次第である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.21
東松山インターから10分のところにある森林公園は、一辺がなんと4キロもある広大な国営公園である。有料。
夏用な暑さの中、子供向けの巨大な遊具(ほんとに巨大なのだ)と、フィールドアスレチックで子供を遊ばせる。これがなんともハードで、大人はぐったり。全身が痛いのであった。
休日の父ちゃんは大変だなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.20
5月14日に引き続き、学研の秋号のCDの歌の収録を目黒のスタジオで行う。本日の歌い手さんは、うちのお母ちゃんだ。
子供をじいちゃん、ばあちゃんに預けて、夏の陽気の中を目黒へ行き、日も差さない地下のスタジオで夕方まで過ごす。できあがりの具合は、お楽しみに。って誰も楽しみじゃないか。
今回はわらべ歌と絵描き歌の特集。基本的に地味ー。聴きながら寝てしまうでありましょう。
サンプルでもアップしようかと思ったけど、まだ市販されていないことだし、やめときます。
スタジオを出たらいい天気だったのに、山手線に乗って新宿についたあたりで大豪雨。超びっくり。
じいちゃん、ばあちゃんちへ行く妻と分かれて、オレは石神井公園駅前のはなの舞で雨宿り&晩飯。
食い終わって店を出たらすごくすっきりと晴れ上がっていて空気もさわやか。そんな中を酔っぱらった頭を抱えてふらふらと歩くのは、なんだかすごくもったいなかった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ゴルゴ13」
「美味しんぼ」
「AERA増刊ワールドカップ特集」
「ビッグコミックオリジナル」
2006.05.19
原稿。
本日も一日家にこもって原稿と格闘していたのだった。しっかしすっきりしない毎日が続きますなあ。もう梅雨なんでしょうかねえ。鬱陶しいですねえ。
本日は茨城の牛久のおじさんよりメールが来て「聴いたよ」とのことであった。「こねこ」である。ほめてもらったので嬉しいのである。が、身内はやっぱり恥ずかしいのである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「制服捜査」佐々木謙・新潮社。北海道の駐在所のお巡りさんが、新たに赴任した田舎町で様々な事件に巡り会うという連作短編集。非常にどろどろとした田舎の人間関係などが描かれている。横山秀夫の世界に近いかなあ。同じ交番シリーズでは乃南アサの"ボクの町"というのがあるけど、色合いは正反対。面白いけど、好みは分かれると思う。でも、最後の短編「仮装祭」は、すごい話だった。一読の価値がある。
2006.05.18
原稿。
2月11日に目黒の学研のスタジオで収録した歌のCDがついた雑誌が一昨日発売され、本日手に入れたのだった。「遊びと環境0・1・2歳」という雑誌である。
全国の書店で普通に売っているぞ。いや、部数が少なくてなかなか見かけないから普通ではないかもしれないが、オレの実家の中条のヒラセイという本屋でも売ってたから、やっぱりもしかしたら普通かも。
どういう曲かというと「こねこのワルツ」という曲である。クリックして聴いてくだされ。ついでに聴くだけでなく書店に走って注文して買って、「とてもいい曲でした」と感想のハガキを数枚、編集部へ送ってくだされ。
これはオレが学生時代につくった作品である。作詞はカトーくんという静岡の人間でもオレが作曲なのだ。
歌っているのは、例によってオレの妻である。妻はこのようにけっこう歌がうまいのだが、本人にその自覚がないので、けっこう歯がゆい。もっと前へ出ろと思うのだがなあ。
ちなみにこのCDには、オレの友人のいさわしの新曲も入っている。もちろん本人の歌唱だ。こちらもぜひ聴いてくれい。一応オレの曲ではないので、リンクはやめとくけど。
ちなみにアレンジはオレではなくて、NHKなどで大活躍のアレンジャー、シモちゃんである。そういう巨匠にアレンジしてもらったということを、さりげなく自慢しているわけだがね。
つーわけで、こねこのワルツ、さあみんなで聴きましょう。大宮のおばさんも、ぜひどうぞ。CDいるんなら送りましょうか?
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
「広告」
「SPA!」
2006.05.17
原稿。
本日は久しぶりに籠城して原稿の日。朝、息子を幼稚園まで送っていった以外は一歩も外へ出ず、パソコンの前でずっと書き続けたのだった。
おかげでお金もまったく使わずにすんで、あ、こりゃいい案配だったなと。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.16
取材2、打ち合わせ1、原稿。
丸ビルの一階にツネ様がやってきてなにやら脳天気にトークなどをやっていた。その様子を横目でにらんでいたら、同ビル33階にビニール傘を忘れたのに気がついた。
ビニール傘だから、これが適当な店だったら放っておくのだが、仕事関係だとそうもいかないので、オータケさんに「受付に傘忘れました。ビニ傘なので放っておいてください。今度取りに行きます」と伝えたのだった。
オータケさん、とてもいい人で「はいはい、わかりました」と傘立てまで確認しにいってくれたらしい。後ほど電話がかかってきたのだった。
「タンゴさん、傘立てにそれらしい傘がないですよ。ミニ傘っていうから探したんだけど」はっ? いや、ビニ傘で…「ああ、ミニ傘じゃなくてビニ傘。わたし、ビニール傘のことをビニ傘って言うの、初めて知りました(笑)」
うーむ、もしかしてビニ傘って一般名詞じゃないのかしら。ミニ傘もあまり聞いたことがないけど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「いつもの朝に」今邑彩・集英社。"本の雑誌"で絶賛されていたから、どれどれと読んでみたのだ。ところが、途中からうーんと首をひねりだし、とうとう最後までひねりっぱなし。登場人物たちの行動に"普通、そんなことはしないだろう"と首をかしげ、あっちこっちと変わる視点に首をかしげたのである。文体も、吉村達也みたい。1000枚も読まされて、ひたすら時間の浪費だった。
2006.05.15
取材5、打ち合わせ1。
丸ビルにいったら、ワールドカップイベントとして「宮本カフェ」なるものが出現していた。
写真のように巨大な宮本がいて、その入り口には丸の内OLの姉ちゃんどもが「ツネ様、ツネ様」とつぶやきながら行列を作っているのである。
こらあ、宮本、タコなことやってんじゃねえよ。
OLの姉ちゃんたちに袋だたきにあってはたまらないので、こっそりとつぶやいて走って逃げたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.14
本日は新しいCDづくりのために、一日中地下のスタジオで過ごした。お盆過ぎに発売される「わらべうた」のCDである。
今回はなんとオレがディレクターである。
偉そうに人々に命令するのである。ふふふ。申し訳ねえなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.13
原稿。
ハッと気がつけば、春ももう残り少なくなっている。一年で一番気持ちいい季節も、もう終わってしまったのだな。一年中春だったらいいのにな。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.12
原稿。
その昔、南町田という辺境の地があった。
田園都市線と小田急線が交差するその駅の周辺は、首都圏をぐるっと取り巻く国道16号線と東名高速の横浜インターがあるということで車でのアクセスは良好であったが、いかんせん都心よりえらく遠く、通勤などとても考えられないという理由から住宅地としてはまるで発展しない荒れ地であった。
オレは15年ほど前、取材先がこの近くにあるというのでよく足を運んだが、そのたびにあまりの何もなさに呆れ果て、こんな僻地に住む人間の顔が見たいと思っていたのだった。
ところが急遽思い立って訪れてみたところ、あまりの変貌ぶりにびっくりのけぞった。オレに顔を見てもらいたいと思った人間が山ほどいたということなのか、周囲には巨大なマンションが建ち並び、何もなかったはずの駅前が一大ショッピングモールに変身していたのだった。
なななな、なんなんだ、ここは。
ショッピングモールの中を歩いていたら、マジで途中から方向感覚がなくなってしまうほどの変わりようであった。南町田、辺境の地であるくせに分不相応ではないか。オレは天を仰ぐのみだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経ビジネス」
2006.05.11
取材4、原稿。
名古屋駅で16時25分発の東京行き「のぞみ」を待っていたら、13番線を「試運転」と表示された新幹線車両が走り抜けていった。
おや、と思って車体を見れば、案の定、新型車両のN700である。
そうかそうか、営業線での試験を行っていたのか。偶然に見ることができてラッキー。
と、思わず携帯をかざして写真を撮ってしまったオレは、はっ、もしかして立派なテツ?
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「刑事の墓場」首藤瓜於・講談社。広告を読んで、よっぽど面白いのだろうと期待して手に取ったら、ああ、眠気を催すほど退屈な作品だった。視点がころころ変わって読みづらいったらありゃしない。通常だと、たとえ新刊であろうとくだらない本は時間の無駄だからすぐに放り出すのだが、新幹線の中だとほかにすることがないという理由だけで、最後までつきあったのだった。
「文藝春秋」うーん、総合月刊誌は今月はどれもつまらんのか。浅田真央のインタビューが載っていたが、果たしてそれにどれだけの意味があるというのだろうか。
「だめんずうぉーかー10」倉田真由美・扶桑社。週刊SPA!で一番面白い連載がこれ。単行本を買ったのは初めてだけど、こうしてまとめて読んでも面白いなあ。サービスで入っているくだらないレポートは思い切り不要。
「食品と暮らしの安全・5月号」いわゆる正しい消費者になるための雑誌。今月号の"マックとモスバーガーはどっちを食えばいいのか"という記事が読みたくて、1年間の定期購読を申し込む。だって書店売りしてないんだもの。"ベルダ"をやめたから、ちょうどいいかと思って。で、マックとモスだけど、結論は"マックのポテトは絶対に食っちゃダメ"というものだった。
2006.05.10
取材2、原稿。
たとえ改悪であろうと、なにごともデフォルトで使用するのが嫌いな俺は、パソコンの起動音も息子の声にしている。
毎朝、スイッチを入れるたびに「おとうさん、がんばって、ファイト」とパソコンが叫ぶのだ。それを聞いてお父ちゃんは、あくびをしながら机に向かうと、こういう仕掛けなのだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「中央公論」理屈くせえ。だもんで、さっぱりわからん。
「週刊文春」世の中、イヤな事件が多いねえ。
「本の雑誌」30年前とまったくつくりが変わっていないことに驚愕。
2006.05.09
取材1、打ち合わせ1、原稿。
昨日、新潟から戻ってくる際に気づいたのが、この季節としては異様なほど雪が残っていることだった。
確かにとんでもない豪雪だったことがうかがえる。特に魚沼地区は、田んぼにもまだ雪が残っていて、田植えなどとてもとてもという状態。これでは今年の米の収穫は、かなりヤバイのではないか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「悪魔の羽根」乃波アサ・新潮文庫。悪意を持った人間の心理を描くのがとても上手な作家だなあ。短編の切れ味も抜群。ただ、悪人ばかりがやたらと登場するので疲れてしまう。
「カリスマはいらない」和田勉・日経BP社。USEN社長についての本。後半にやたらと登場してくる人物に今日会ったのだけど、著者の和田勉ってガハハのおじさん?ととぼけたことを言っていた。内容そのものは30分で読める。
「放射能で首都圏消滅」古長屋 稔・三五館。東海大地震によって御前崎の浜岡原発が被害を受け、放射能が放出されると、東京の人のほとんどが重大な健康被害を受けて死んでしまうらしい。この浜岡原発、なんと活断層の上に建てられているから、なおのこと恐ろしい話だ。マジで。ぜひご一読されたし。詳しくはこちらを。うーむ、恐ろしい…。
てわけで、移動時間を利用して一日三冊読んでえらいでしょ。えっへん。
2006.05.08
本当ならば幼稚園が通常通りにやっているのだが、Uターンの渋滞がイヤで平日に東京に戻りたいために、休ませたのだった。つまり息子にずる休みを強いた、オレはろくでなしの親なのである。
確かイギリスだったと思うが、バケーションのために子供に学校を休ませた親に、憲法違反という判決が出たと記憶している。
それを取り上げて、日本の評論家が、"教育の義務を忘れて遊びの権利ばかり振りかざすバカな親は思い知れ"とどこかで叫んでいた。とほほ。
そんなバカな評論家のことはともかくとして、目論見通り前日まで大渋滞だった関越道はがらがらで、ああ、いい気分。
そういや高速の入り口でどっちが先にゲートに飛び込むか、なんとなく競争を仕掛けてくるクルマというものがある。
当然、そんなバカは相手にせず、しかも先にゲートに入れておいて通行券を受け取るのにもたもたしているすきに、こっちはETCでスーイと抜けていく。
すると、オレに抜かれたバカ車は遠目にも逆上したことがはっきりわかり、必死になって追いかけてきてオレを抜こうとするのだった。
まったく鬱陶しいことよのう。
2006.05.07

ユーイチローだけでなく、けっこうな数の親戚もこの日記を見ているということが判明し、おろおろする。
うーむ、身内に見られるというのもなんとなく座りがよろしくないというか、むにゃむにゃ。
ユーイチローは「もっとオレのことを日記に書いてよ」と言ってた。親戚一同もそうなのだろうか。もっと自分のことを書いて欲しいのだろうか。
藤沢のおばさんや、大宮のおばさんも、そうなのだろうか。
それはともかく、ユーイチローの父親(すなわちオレの弟)は、中学校の教頭先生なのである。偉いのである。
ところがこの教頭先生、アルビレックスの熱狂的サポーターで、試合があるとテレビの前でレプリカに着替えて旗を振り、周囲にも「拍手しろ」と強制するのである。
その姿も写真に撮ったのだが、教育者としてのメンツもあろうかと思い、公表するのは控えたのだった。
今年のアルビレックスは調子いいよねえ。このままなんとか上位に残って欲しいものだよねえ。
「文藝春秋」5月号だ。つまりあと数日で書店から消えてしまう古い号だ。読みのがしていたので、あわてて買ったのだった。読んでからあわてる必要も買う必要もなかったのだったと気づいたのだった。
2006.05.06
ガキどもの親分である14歳のユーイチローは、俺の甥っ子である。ちょっと前までよちよち歩きで俺の後ろをくっついてきていたのに、今やヒゲをうっすらとたくわえた立派な中学生である。
そのユーイチローは、この日記を毎日見ているそうで、まったく中学生への教育的配慮もしなければならないのだから、俺もご苦労なことである。
ユーイチローは俺に対して「毎日ヒマそうに遊んでいて、いろんなくだらない買い物ばかりで無駄遣いしている」と指摘してきた。
まったくなんでそのような指導まで受けなければならないのか納得がいかないが、けっこう当たっている指摘だったので、反論もできず、へろへろの巻。
「奇跡を起こした村のはなし」吉岡忍・ちくまプリマー新書。書店で偶然手に取った新書。中を見たら、あれえ、隣村の黒川村についての詳細なレポ。ちょっとびっくりした。あんなへんぴな村について、こんな有名なジャーナリストが書いているなんてねえ。ここに書かれてある極めて貧しい山村の姿は、確実にオレの記憶にも残っていて、そう、確かにあれはつい最近の話なのだった。タンゴ家親戚ご一同様、よろしければぜひご一読を。皆様の若かりし頃の黒川村の話が出てきます。
2006.05.05
新潟の実家には、14歳から2歳までのガキども5人が集まって大騒ぎなのだった。
ちなみに我がふるさとはどういう経緯なのか知らないけれど、いつの間にかチューリップ生産量日本一の町になっていた。それに由来しての町おこしなのか、毎年、この季節には広い畑に呆れるほどのチューリップと菜の花を植えて、チューリップ祭りというのをやっている。
このイベントの会場は開眼近くの砂地を利用しているので、ほこりは舞うし、靴は汚れるしで、やっかいなのだ。でも、子供は大喜びで、菜の花の迷路などを走り回っている。それを追いかけて、大人はへろへろの巻。
「現代」月刊誌のほうである。あんまり面白くなかったなあ。この本、基本的にどっちつかずの態度がなんとなく鬱陶しいんだよなあ。
「毎日かあさん」西原理恵子・毎日新聞社。シリーズ第三作である。二人の子供も、それぞれ大きくなって、子育て騒動も新たな局面へ。特に上の男の子はバカに拍車がかかり、学校から連れて帰ってくる友達もさらにバカが進んでいる。男の子とはそういうものなのだ、と妻に教えたら、妻は「うああ」と頭を抱えていた。
2006.05.04
朝になったらなんとか息子の熱も引いたので、新潟の実家目指して出かけることにする。もっとも関越道は大渋滞。空いてる午後にしようかと思ったけど、時間を持てあましてしまったので、午前中に出発。そしたら20キロぐらいの大渋滞でへろへろの巻。
2006.05.03
などと言ってたのに、夕方になって息子が急に39度という高熱を出したので、医者に行くはめに。
アンパンマンの生まれ変わりかと噂されている小児科のその医者は、熱が下がるまで遠出はいかんのじゃアンパンチー!とご宣告。我々はとほほほと泣きながら家に帰って、こうしておとなしく連休を過ごしているのだった。
目の前の関越道の入り口を見れば、早朝から激しい渋滞。50キロを超えるひどさだという。
かっかっかっ、こんな渋滞の中をどこへ出かけるのだ、日本人。連休なんか家でごろごろしてるに限るねー。
なんて、普段からこういう悪態をついているから罰が当たったのさ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」
「Will」普段はこんなつまらない雑誌は読まないのだが、他に読むものもなかったのでしょうがなく読んだ。で、読んだそばから内容を忘れた。
2006.05.02
原稿。
なんでも今年のゴールデンウィークは曜日の並びがいいらしく、9連休というところが多いのだそうである。
って、嘘に決まってるだろ。そんなに休むわけがねえべ。
と思ったら、世間知らずは俺のほうで、けっこうな会社が1日・2日も休みなのだそうだ。へー、びっくり。
そういや幼稚園にも、けっこうなお父さんがお迎えに来ていたものなあ。
というわけで、俺の連休は明日から8日まで。仕事再開は9日からです。お取引先各位、なにとぞなにとぞ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.05.01
打ち合わせ1、原稿。
突如の熱帯気候で、内陸の練馬は昼に30度超えの真夏日である。
こんな日にもかかわらず、やむにやまれぬ事情で、秋葉原まで出かけ、音楽機材を買いに行ったのだった。まあ、いずれバージョンアップせねばならぬと思いつつ、5年以上もほったらかしていたのだから、ちょうどいい機会ではある。
向かったのはラオックスの音楽専門店。ソフマップのMIDI館がなくなった今(本当になくなったかは知らないけど)、頼りになるのはここだけである。
まず手にしたのはヤマハの音源MOTIF RACK。今まで使っていた音源の新しいヤツだな。
同時にシーケンサーとしてCUBASEも購入する(Windowsにしたから)。楽譜作成ソフトはすでに最新版を導入済みだからよろしいのである。
ついでにヤマハの新しいミキサーMW10も購入する。
そして問題はここだ。CUBASEというソフトには松竹梅があり、松だと約10万円、竹だと約6万円、梅だと約3万円である。俺は当然梅の3万円を購入しようとした。
で、ヤマハのミキサーをと見れば、こちらは2万円である。2万円であるのだが、なんとそこにはCUBASEの竹がバンドルされているのである。
ん? まったく何のことか、さっぱりわからんが、要は単体で買うと6万円のソフトが、市場価格22000円のミキサーを買うと、そこにくっついてくるのである。市場経済をまったく無視した不思議なことが秋葉原では起きているようなのである。
ともかくこれを買わない手はない。要は6万円のソフトをただで手に入れてしまったのだ。
やれ、嬉しや。ついでに音源もセールで5%引きだし。
喜び勇んででっかい荷物を二つも抱えて帰ったのだが、やはり真夏日にこういう買い物は汗でぐったりなのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「Google」佐々木俊尚・文春新書。グーグルという企業の考えていることについての徹底分析。思った以上に鋭い指摘がなされていて、けっこう勉強になった。
2006.04.30
連休という以外に理由がまつたく見あたらないのだが、なんと豊島園が大盛況。いつもはあんなにガラガラなのに、信じられないものを見たような気分だ。
その一角で子供を遊ばせていたら、小さなガキがカートに乗ったまま俺にぶつかりそうになった。それを見て「こら、オマエ、どこいってんだよ」と声を荒げたのが、隣のテーブルでずっとメールをぴこぴこ打っていた茶髪。
放ったらかしにしていた我が子をオマエ呼ばわりで怒鳴りつけ、ぶつかった俺にはわびるどころか目も合わせず、またすぐにメールを打ち始めたこいつは、典型的な馬鹿っ母。
バカがバカを拡大再生産する時代になってしまったわけで、ああ、日本の未来は暗いぞ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2004.04.29
原稿。
先日は巣窟・フォ ーク酒場に潜入してきたが、実は俺は「戦うオヤジの応援団」というものにも入っている。
これはギター好きオヤジのコミュニティで、俺は戦ってもいないしオヤジでもないが、単にギターが好きというだけで入ったのだ。
入ったから別に何があるというわけではない。ただ入ったというだけだ。
どうもこのあたりのムーブメントは、団塊のオヤジどもが、カネとヒマを持てあましたことから始まっているらしい。まーた団塊かよ。まったく鬱陶しい限りである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.28
取材3、原稿。
週末で大型連休前夜、しかも初任給の直後となれば、街は酔っぱらいであふれるに決まっている。こんな時の電車は憂鬱なものだ。
夜10時過ぎ、東京駅から丸ノ内線に乗り込んでぎょっ。床に若いサラリーマンがひっくり返っている。ちょうどボブ・サップに負けたときの曙みたいな格好だ。
それを初老の男性が揺すり起こしている。
その後の経緯を見ていたら、この男性は親切な第三者で、若い兄ちゃんが酔っぱらってイスから転げ落ちたのを介抱していただけらしい。
結局この兄ちゃんはけがもなく、泥酔したまま再びイスに座って寝たのだった。
池袋から西武線に乗ったら、大学生と思われる馬鹿姉ちゃんが、大声で電話している。車両全部に内容が筒抜けだ。親にばれずに友達をどうやって家に泊めてあげるかという相談をしているようで、こっちの頭が痛くなるような馬鹿っぷりだ。
石神井公園の駅についてやれやれとホームを歩き出したら、後方で「駅員さんいませんか、急病人です、人が倒れています」という大声がする。みんななんだなんだと振り返る。俺も振り返る。
けど、振り返っただけで歩みを止めることはしなかった。誰もみんなそうだった。
あとでふと思ったんだけれど、ギタリストが倒れたときも、こんなふうに「急病人です」と叫んでくれた善意の第三者がいたのだろうか。周囲はこんなふうに足早に通り過ぎるだけだったのだろうか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経ビジネス」最近の会社の社員管理はすごいことになってるんだねえ。まるで監獄と囚人。おら、こんなとこでとても生きてゆけねえだ。
2006.04.27
打ち合わせ1、原稿。
この春から息子は幼稚園のサッカー教室に入った。地元のスポーツクラブが出張開催している教室である。
サッカーったって5歳児のこと、ただボールとじゃれているだけである。それでも週の半ばに運動すると疲れるのか、家に帰ってくるとぐったりなのであった。
その疲れのせいなのか、夜中に足がつったみたいで七転八倒の泣き方。おかげでこっちも足をさすってあげたりで、ぐったりなのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「決断」アンソロジー・新潮文庫。警察小説の短編集。相変わらず横山秀夫が抜群のうまさだ。
「美味しんぼ」イカが食いたくなってきた。
「FRIDAY」犯罪がらみのネタが多くて、ぐったり。
「Number」日本は優勝するのだあ。本気か、それ。ワールドカップ特集。
「Sound&Recording」歌詞とメロディを入力すればちゃんと歌ってくれるソフトがあるなんて、俺は今まで知らなかったんだよう。今度試してみよう。
2006.04.26
取材4。
有楽町のビックカメラに行く。目的は音楽ソフトの購入だ。
高いんだよねえ、この手のソフト。必要なものではあるが、とほほと泣きながら買ったのだった。
で、ここで初めて目にしたのがスイカ付きのポイントカード。ビックカメラで買い物するとポイントがついて1点1円として使えるが、このカードだとポイントでJRに乗れるのである。
話には聞いていたけれど、詳しく知ったのは初めて。へえー便利じゃん。
そう思って申込書をもらってきた。でもクレジットカードがつくんだよね。JCBとか。あんまりクレジット持ちたくないなあ。
そんなわけで、しばし思案中。まあ、そうしょっちゅうビックカメラで買い物するわけでもないし。
話はさらに飛ぶが、以前から悩ましかったのがキーボード問題。どうにも標準のキーサイズでは小さくて使いづらく、おかげで原稿もへたくそなのだった。
このたびネットで発見したのが、ガキ仕様のおもちゃキーボード。EVERGREEN EG-KBCL1という製品だ。不器用なガキでも使えるようにとにかくキーがでかい。おまけにファンクションキーもなければテンキーもない。何もない。
使いやすいのか、ものすごく使いづらいのか、さっぱり見当がつかないキーボードだ。なので、面白いから早速ネットで購入。すぐに届いたので使ってみることにしたのだった。
そのインプレッションは、また後日。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」
2006.04.25
取材2。
昨日、線路が曲がっちゃったために山手線が停まってしまったという騒ぎがあった。ニュースでは線路を歩く人たちとともに、改札口にできた長蛇の列を報道していた。
いやあ、今時、山手線なんかに乗らなくたって、どこでも行けるべ。
だから、全然騒ぎになんかなってなくて、落ち着いたもんだったべ。
そう思っていたら、改札の長蛇。ニュースは「乗り換えの案内などを求める人たちで」と言ってたが、だから今時山手線なんかに乗らなくたって、とテレビの中の行列の人たちに向かって突っ込んでいたのだった。
ところがあれって、スイカで入って電車に乗れなくなってまた出ようとしていた人たちの列だったんだってね。
スイカを使ってて不便なのが、入場券として使えないことである。つまり渋谷駅に入ってまた渋谷駅から出ようとすると自動改札が閉まってしまうのだ。入場券は券売機で買わないといけないのである。
一昨日は、電車に乗ろうとしてホームに行った人が、そこで山手線が停まっていると知り、あわてて地下鉄なりに乗り換えようと駅を出ようとして、スイカが自動改札で止められてしまったという人たちだったのだ。
事情もわからず、勝手に突っ込んでてごめんね。
では、なぜスイカは入場券として利用できないかというと、単にJRの怠慢なんだそうである。
つまり、コスト削減のために入場券として利用できるように設計するのを省略、はっきり言えば手抜きしてしまったのだ。
中途半端なシステムほど、長年使われるに従ってその修正コストがどんどん上がっていく例にもれず、このスイカの場合も入場券として使えるようにシステムを修正すると250億円もかかるそうだ。
当然、そんなものは知らんぷりをしたい。JRとしては。だからどんなに行列ができようとも知らんぷりなのである。東京の電車に不慣れな人たちが、乗り換えを教えてもらうために我慢強く並んでいるということにしちゃったのである。
以上のネタは、日垣隆のメルマガから仕入れた。
まあ、しかしスイカ片手に並ぶほうものんびりしてるというか。平均45分の行列だったそうだから、呆れたものである。緊急にスイカ精算用の窓口を増やせと、暴動ぐらい起こしてもよかったんじゃないかね。
それはともかく、もっと呆れたネタがあるのが、数字の名前のコンビニ。流通業で一番数字の名前のこのチェーンについては、近日中に。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊アスキー」エクスなんとかというブラウザのバージョンが勝手にアップされたと思ったら、キヤノンのプリンタドライバがとたんにおかしくなった。あれえーと思っていたら、この雑誌を見たらばやっぱりエクスなんとかのバグだと。キヤノンサイトからパッチをダウンロードして一件落着。便利なんだか、不便なんだが、さっぱりわからん。
2006.04.24
原稿。
一足先に初夏を迎えたかのような心地よい陽気の一日。本日は、実は息子の5歳の誕生日である。
もう5年もたったかという思いだなあ。
新潟からわざわざ一升瓶をぶら下げて新幹線でやってきたオヤジとともに、息子の誕生に立ち会ったのが、ついこないだのような気がする。
夜にはケーキを手作り。テーブルにはささやかながらお祝いのごちそうが並んだのだった。
息子が春で娘が夏、妻が秋でオレが冬。我が家では家族四人、それぞれ誕生日の季節が違うので、それもまたバランスがよろしいのだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経PC21」Dドライブの使い方を知りたくて読んだ。
2006.04.23
石神井公園という駅であるからには、石神井公園という名前の公園がちゃんと存在するのである。こんなことを偉そうに言うオレというのもナンだが。
その石神井公園では毎年一回、照姫祭りというのが開催される。
その祭りが本日だった。
照姫という伝説のお姫様の格好をしたねえちゃん(一般公募)がそのへんを練り歩くという祭りだ。
だからどうしたというわけではなく、別にそれを見に行ったわけでもないが。
特に書くこともない日は、こういうことでスペースを埋めるしかないのである。とほほ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「鎖」(上)(下)乃南アサ・新潮文庫。うーむ、すごい話だ、という言葉に尽きる。ここで描かれているある女の悲劇は、現代では決して他人事ではない話だから、余計に背筋が凍るような思いがするのだ。
2006.04.22
取材3、原稿。
朝、息子を幼稚園まで送った後は庭の草むしりをし、昼には隣のオガワさんとビールを飲みながらそばを食べ、軽く昼寝した後に幼稚園まで息子を迎えに行き、夕方には近所を一時間ほど散歩して、子供たちと風呂に入った後は何も考えずに速攻で布団に入る。
そんな生活をしたいと思っているのだが、土曜日でも忙しいのであった。ありがたやありがたや。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「サイゾー」久しぶりに読んだ。テレビの特集。どってことはなかったな。
2006.04.21
取材1、原稿。
夕方の丸ノ内線・池袋駅のホームで、おばあさんが倒れかかっているのを目撃。身内のような女の人と駅員が、支えながら手当をしていた。
さほど緊迫した雰囲気でもなかったから、たいしたことはなかったのだろう。
周囲はちらちらと目をやりつつ、急ぎ足で通り過ぎていくという感じだった。当たり前のことだが。
先日は、池袋駅の西武線からJRへの乗り換え通路で、60前後のサラリーマンが担架で運ばれているのを目撃した。
ちらっと見やればシャツの前をはだけられて横たわっており、目をつぶってほとんど意識はないようだった。心臓か、頭か。
いずれにせよ無事では済まないだろうなあというのが咄嗟に見て取れた。
満員電車での通勤のストレスって、想像以上に重いのかもしれないな。みんな、気をつけようね。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「SPA!」年下好き女の鬱陶しさについての特集がおもれい。
2006.04.20
原稿。
そういや以前、三軒寺「魚せい」に舞の海がやってきたときのことを思い出した。
付き人も入れて、数人でやってきたのだが、店に入るなり、付け人が財布ごとポンと投げてよこし「足りなくなったら言ってくれ」と口にしてから、座敷に上がったそうな。
財布の中には30万円。
うーん、相撲の世界の人の飲み方って、やっぱり江戸っ子なんだねえ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「週刊文春」
2006.04.19
取材2、打ち合わせ1、原稿。
コマガタが言う。「タンゴさんの最近の日記、昔話が多いですねえ」。ん? 現実逃避と言いたいのか? 「いやいや、めめ、めっそうもございやせん」。
そんなコマガタのご期待にお応えし、本日はさらなる現実逃避の世界、フォー ク酒場というものに行ってきた。
名前からして、すでに現実逃避だよねえ、フォ ーク酒場。読んで字のごとく、昔の歌声酒場のようにフォークソングを歌いながら酒を飲むという店だ。もちろん弾き語り。
最近密かなブームらしく、そのリサーチに行こうと思った次第である。
だが、そんな中年ヲタの巣窟に一人で乗り込む勇気などない。ここは一発、タヌキでもぶら下げていこうと親分を誘ったのだった。
目指すは神田。「しょう和」という店である。
待ち合わせは7時。なのに5時になったら携帯に「もう一人で焼鳥屋で飲んでるんだよーん」というメールが入る。親分である。
まったくこの人はどこで待ち合わせても先に来て、一人で焼鳥屋に入る人だ。夜行性。
親分が言うには「もう一人、フォークなオヤジも呼んだよーん」とのことなので「青い人?」と返信したら「ピンポーン」という返事が来た。焼鳥屋で明るいうちから一人、メールしながら酔っぱらってるオヤジ。
神田北口で7時に親分と遭遇。「青い人」こと順さんがなかなか来ない。迷ったか? 順さん。と、親分の携帯が鳴って「ここだよー」という連絡が入る。はて、どこだろう。「だからここだよー」と返ってくる。
ところが、なぜか背中からも「ここだよー」という声が聞こえる。怪しいので振り返ったら、俺たちの真後ろに立って「ここだよー」と電話しながらベロを出している青い人がいたのだった。この人のやることは、さっぱりわからん。
北口近く「昭わ」を発見。迷うことなく突撃だ。
地下一階、狭いっ。思い切り狭い。そこにステージがあり、ギターが並べられ、ドラムセットもおいてある。うーむ、ここがフォークヲタの巣窟か。実に息苦しい。
とりあえずビール。うーむ、飲み物もつまみも貧弱だなあ。しょうがないか、ステージがあるから我慢しろということだな。
青い人、順さんは自慢のカバンを見せてくれた。トートバッグ、いわゆるお買い物カバンである。ファスナーがなくて、ぶら下げて持つやつね。
順さん、ここに新聞とか財布とか、なんでもかんでも突っ込んで持ち歩いているそうな。「軽くていいんだよー、キミたちのショルダーカバンなんて、とっても重そうだねえー」と自慢する。
仕事でも使ってるんですかと聞くと「あったりまえだのクラッカー。お客さんのところもこの買い物カバンで行くんだよーん。なめてるのか、客を、と怒られるけど、はーい、なめてまーすと返事してる」とのことであった。
さて、フ ォーク酒場である。
ステージでは店員らしきおっさんが、ギターで弾き語りだ。五つの赤い風船「遠い世界に」である。続けて拓郎の「都万の秋」。なんという濃さだろうか。
隣のテーブルには、おばはんの5人組。こいつらが早速話しかけてきやがった。「拓郎、いいよねー、さいこー」と実に馴れ馴れしい。おばはんだから、しょうがないが。
話を聞くと、こいつらがとんでもない拓郎ヲタで、年がら年中拓郎を追っかけていて、秋に予定されている嬬恋のライブも、前夜から乗り込むらしい。もちろん旦那も子供もほったらかして。
馬鹿である。思い切り馬鹿である。
この馬鹿おばはん集団が「あんたらも嬬恋に来なさい、絶対だかんな、絶対だぞ」としつこい、くどい、うるさい。順さんは「はいはい、行きます、ネギのたくさん取れる群馬の嬬恋ね」とあしらって「ばーか」とぼそぼそ罵るのであった。
このおばはん集団をあしらいつつ、じゃまされつつ、何でも店のルールとかで、新入りは2曲、弾き語らなければならないということらしく、強制的にステージに上げられた。オレがギターで、親分がボーカルだ。順さんはおばはんにケリを入れながら転がってビールを飲んでいる。
親分が選んだのは「賀茂の流れに」と「僕の胸でおやすみ」。かぐや姫だ。
店内、盛り上がる。大歓声。もちろんこんな程度の曲、オレなんか鼻をほじりながら逆立ちして弾いてやったね。
兵役のようなステージを終え、再び馬鹿おばはん集団に邪魔されながら飲む。
このおばはん、なんとでっかい旗を広げて、ここに「寄せ書きをしろ」とオレたちに命じてきた。あちこちの飲み屋やライブでこうして拓郎ファンの寄せ書きを集め、9月の嬬恋ライブで披露するのだそうだ。サッカーファン並みの、あきれた馬鹿である。
あまりにあきれたのでオレはしょうがなく「昨日にも向かって走れ」と寄せ書きしてやった。
おばはん、「なるほどー、そうかあ、いいメッセージだなあ」と感心していた。馬鹿にしたつもりなのに琴線に触れてしまったらしく、まったく馬鹿の相手は難しい。
さて、ステージはと見れば、次々とおっさんたちがギターを手にして、いろんなのを弾き語りしている。拓郎は言うに及ばず、岡林とかディランセカンドとかユーミンとか。それが驚くことに、みんなすげえうまいんでやんの。びっくりー。
ギターなんか、とっても上手なんだよ。たまげた。こいつら、絶対に仕事しないで毎日弾き語りしているね。あきれたもんだ。
あきれたというか、のけぞったのが、アリスの「チャンピオン」を弾き語りした二人組。スーツ姿でアタマはつるんつるん。どう見ても部長と次長なのである。この二人が激しくギターをかき鳴らしながら、しっかりハモるのだから、ああ、だんだん頭が痛くなってきた。
ギターと言えば、店内には何台かギターが壁に掛けられている。そのうちの一台が、青いのだ。それを見た順さん、「あのギター欲しいなあ、持って帰ろうかなあ、欲しいなあ」とずっとつぶやいていた。
それはともかく、店内、時間とともに狂乱のステージである。さだまさしに中島みゆきに山崎ハコ。隣では馬鹿おばはん集団が「拓郎ちゃーん」などと絶叫している。まさに巣窟だ。
なんなんだろう、この過去に向けられた鬱屈したエネルギーは。あまりに気持ち悪い。基本的にヲタであり、はっきり言えば不健康なんだよねえ。そんなに昔がよければ泣きながら昔に帰れ。この世は平成、オラは現役だあ。
だんだんアホらしくなったオレは、順さんとともにぼちぼち退散しようということにした。ここで馬鹿おばはんが「帰る前にもう一曲」と言うものだから、しょうがない、親分とオレでチューリップ「サボテンの花」だ。あまりにアホらしいので、今度は南京玉すだれを踊りながら足で弾いてやった。
うんざりしながら、ぐったりして店を出た我々三人。順さんは「もう帰る」と改札に向かい、親分とオレは「ちょっとお清めをしないと帰れないね」と意見が一致し、会社帰りのオヤジが焼き鳥ほうばって人の悪口を言うのにふさわしい、いかにも神田な飲み屋に寄ったのだった。ここでしばし休憩し、憑きものを落とす。やれやれ。
というわけで、フォ ーク酒場、もうこりごり。二度と近寄らない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」
2006.04.18
取材1、原稿。
我が家に鯉のぼりが飾られたように、息子の通う幼稚園にも堂々たる鯉のぼりが泳いでいる。
園庭のポールのてっぺんから園舎の軒までロープが張られ、そこにでかい鯉が三つほど、ぶら下がっているのだ。
これだけの仕掛けだもの、近所のおじさんとかが手伝ってかけたのだと思っていた。だって園にいるのは若い娘さんたちだけだし。
「そうじゃないですよ、先生たちが自分であげているんですよ」。念のためにと思って園長に突撃取材したら、予想とはまったく違う答えが返ってきたのでびっくり。ひえー、そうだったんですかあ。
「しかも毎朝上げて、夕方には片付けてるんですよ。上げる鯉のぼりも、一日ごとに取り替えてますし」。
なんともまあ大変な労働をしていたのだった。近所のおじさんたちが手伝って、などと決めつけて悪かった。すまぬすまぬ、園長よ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「町長選挙」奥田英朗・文藝春秋。
あれれ、意外や意外、けっこう面白いぞ。先日読んだシリーズデビュー作は、まあ、平均点のできだったのだが、最新作のこれは案外に面白かった。この差は何なんだろう。
2006.04.17
原稿。
気がつけば4月も半ば。
ということで、あわてて鯉のぼりと兜を取り出してきて、飾った(鯉のぼりは"立てた"か?)。
穀雨の緑の風を受けて、青空に元気に鯉のぼりが舞ったのであった。というわけにはいかず、例の練馬の強風の中、からまりまくってはくるくると回っていたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.16
社会人一年目、エレベーターに閉じこめられたことがある。
おんぼろの6階建て雑居ビルの最上階に会社はあって、朝、掃除してゴミを捨てに行くのは新人の役目だった。その日オレはいつものようにゴミ袋を手に、6階からエレベーターに乗り込んだのだった。
突然、そのエレベーターが2階と1階の間でガクンと停まってしまったのである。朝の半分寝ぼけた頭でオレは、あれえ〜と首をひねり、しばし呆然としていたのだった。
そして、じっとしていてもらちがあかないと思い、両手でどあをえっこらしょと押してみたのである。そしたら簡単に開いたね、エレベーターのドア。
よく見ると、ドアの向こうは、上半分が2階の床、下半分が1階の天井だ(そういやポール・サイモンに「僕の天井は君の床」という階層社会を皮肉った名曲があったな)。
それを見てオレは何も考えずに2階の床にはいだし、ゴミ袋も拾い上げて階段で捨てに行ったのであった。今考えてみればけっこう危ない話だよねえ。
その後、エレベーター会社がやってきて修理をしていた。実はその前日が定期点検の日というわけで、何とも役立たずなエレベータ会社なのだ。
オレはそいつらのところへわざわざ行って、今朝閉じこめられたんだけど、と文句を言ってやった。連中は「すんませんでしたあ」と頭をかいていた。のんきな話ではあるなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「東京ルール」都会生活研究プロジェクト・中経出版。
上京してきた人のために教えてくれる東京ルールの数々。例えば、ハチ公の前で待ち合わせしてはならない、といったようなものだ。30分で読了。
「イン・ザ・プール」奥田英朗・文春文庫。
奥田英朗と萩原浩は、そのテーマの取り上げ方やタッチなどがだいぶ似通っているとは思うけど、人間に対して奥田は突き放し、萩原は抱き寄せるような違いがあると思う。
「ジーコスタイル」中小路 徹・朝日新聞社。
買って家でページを開いてから、増島みどりの本じゃなかったんだと気づいた間抜けは、このワタクシです、はい。ジーコを通じた代表の分析論。一次リーグ三連敗で最後のワールドカップはもうすぐだあ。
「死んでも忘れない」乃南アサ・新潮文庫。
ごく普通の家庭が、旦那が痴漢の嫌疑をかけられ、子供がいじめにあい、妻が近所の噂に壊れていくという、どうにも救いようのない話。最後にきちんと救いは用意されているのだけれど。
2006.04.15
隣のオガワさんの奥さんが「光が丘の行き方を教えてくれ」というので、どうしたのかと聞いたら「図書館へ行きたい」のだそうである。なんでも石神井の図書館はあまりに貧弱で、とても使えないらしい。それで光が丘に行ってみるのだそうだ。
読みたい本があって、それはリリー・フランキーの「東京タワー」。石神井の図書館で予約しようとしたら、なんと1年7ヵ月待ちなのだそうである。びっくり。
ああ、惜しい、その本なら読み終わって、先日ブックオフに売っちゃいましたよ。二束三文で。そう言ったら、奥さんにえらく悔しがられた。だいたいの本は売るか捨てるか人にあげるかしちゃうからなあ、オレ。そう言ったら、「今度からこっちに捨ててくれ」と言われたので、そうすることにしたのだった。
幼稚園でサッカー教室が始まったので、それ用のサッカーボールを買いに行く。サッカーのコーチが言うには、朝霞のフタバスポーツがこのへんでは一番安いということなので、幼稚園のお母さんたち、なだれをうって自転車で、あるいは父ちゃんの車で、フタバスポーツに駆け込んでボールを買っている。きっとフタバスポーツの店員も、びっくりしてるに違いない。
買ったのは当然のことながら公式認定ボール。デザインは、おお、代表モードだ。代表のハーフパンツをはかせて代表のボールを蹴らせるのはオレにしてみれば当然の選択なのだが、母ちゃんにとってはとてもイヤなことらしく、店頭でしばし衝突。結局、ボールは代表仕様、シャツは家にあるTシャツ、ということで手打ちとなったのだった。
しかし、こんな身の回りの細々した雑記ばかり書いてあって、このページ、読んでいて面白いのだろうか。まあいいか、日記なんだし。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「AERA in FOLK」
大昔のフォーク少年から金を巻き上げようという意図で企画された、あの頃はよかった本。AERAらしいこんな手にあっけなく手をひれられてしまったのは、このワタクシです、はい。吉田拓郎の「オレはメロディ至上主義」という発言にずっこけてイスから転げ落ち、加藤和彦の「今のロックの連中はセンスがない。ほとんど芸人」という発言にイスから飛び上がったのもこのワタクシです、へい。
「にほんのわらべうた 楽譜とCD」近藤信子・福音館書店。
わらべうたがなんと118曲、楽譜とCDになった一冊だ。お買い得♪〜。
2006.04.14
原稿。
原稿はワープロでなくてエディタで書いている。
たぶん職業的に文章を書いている人のほとんどがワープロは使わず、エディタ派なのではないか。オレもMac時代はJedit、Windowsに移行してからはいろいろと迷った末にWZ Editorという製品を使っている。
Jeditはいいエディタで、せめてこれだけでもWindows移行後も使いたかったほどだ。なのにWindowsではなかなかいいエディタが見つからず、有名どころの「秀丸」でも納得できなくて、結局WZ Editorで妥協して使っているというのが現状だった。
ところが本日、ネットで検索していたら面白いエディタを発見。O's Editor2という、まったくセンスの悪いネーミングのシェアウェアなのだが、名前にもかかわらず、これがなかなかの使い勝手ぶり。
詳しくは言わないけれど、全体の感覚がどことなくMac的なのだ。大学ノートや下校用紙、シナリオ、読書など、いろんなフォーマットが用意されていて、リアルタイムに全体の文字数がわかるというのも超べんり。
原稿を書いていて、なんとなく楽しいエディタなのである。
しばらく使ってみて、なじんできたら金を払おうかなと思っているところなのだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「en-taxi」
そうだそうだ、忘れていた、この文芸誌の特集がプロレスなのだった。もはや死に体になってしまったプロレスというジャンルについて、昭和を中心に懐かしむという、たいへんなに素晴らしいテイストの特集であった。
「月刊現代」
中田のインタビューはやや期待はずれ。要は増島みどりの新刊の宣伝だったわけだ。
2006.04.13
取材1、原稿。
通勤電車には女性専用車両があるんだから、わざわざこっちに乗ってくるんじゃねーよ。
と毒づきたくもなるのが、ちょっとカバンをごそごそやっただけで、こっちを振り返ってにらんでくるバカ女だ。今朝もそんなのが一人。あー、本当にうざいから、こっちに乗ってくるんじゃねーよ。
そういうことは本人に言いなさい。はい、そうですね、わかりました。
てなことは別として、幼稚園のオプションとして用意されているサッカー教室がスタートし、息子も参加したのだった。
当然カタチから入る主義のオレは、日本代表ユニを着せようと思っていたのだが、妻が「恥ずかしいから」と強硬に反対。悔しい思いをしていた。
ところがオレはすっかり忘れていたのだが、以前、代表のハーフパンツを買っていたらしくて、妻がどこからか引っ張り出してきた。こりゃ素晴らしい。
早速来週の教室からはかせてやるのだ。
息子には、絶対フォワードを取れと言ってるのだが、あの足の遅さじゃ無理だろうなああ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」何の脈絡もなく、突然佐山・前田対談が載っていた。しかも中身はすっかすかで、読むべきところなど何もない。加えて立会人が、真樹日佐夫といううさん臭さ。何なんだろう、これは。臭うぞ、ぷんぷんと。
2006.04.12
取材1、原稿。
オレは青山学院大学の英米文学科の卒業である。
ここ20年ほどの大学経営の信じられないような迷走ぶりからその評価は地に落ちてしまったかの感もあるが、オレがいた70年代当時は、なかなかの名門ではあったのである(自慢)。
英米文学科はAからHまで、7クラスがあった。オレがいたのはGクラス。50数名のクラスの学生のうち、男子は7名で、残りの50名弱のすべてが女子であった。
女子が多いとは聞いていたものの、まさかこれほどとは。
入学して直面したあまりの現実に呆然とした7名の男子は、必然的に少数派ならではの一致団結を果たし、教室の片隅に固まるばかりでなく、食事もトイレもいつも一緒という情けない状態になってしまったのだった。
当然そんな状態の男子に女子が目を向けるわけもない。机やイスなどの備品を見るのと変わらない目で肩寄せ合っている男子を見ては、そこにオトコなど存在などしないかのように視線を素通りさせていたのである。
そうなるといっそ気が楽になるのが少数派。当初のうろたえからも脱出し、落ち着きを取り戻した目で、遠くの女子どもを冷静に観察するようになったのだった。
しばらく見ていると、女子どもは三つのクラスターに分けられるようになった。
一つめが、高等部からエスカレーター式に上がってきた連中で、家柄もよく、かなり裕福な環境にいることが一目瞭然のルックスをしている。
二つめが、都内の高校から入学してきた連中で、"高等部から来るのはバカばっかり"という態度と視線をあからさまに、それでいて慶応あたりを落ちて第二志望で妥協したという屈折した心境が露わになっているという状態だった。
そして三つ目が、地方から上京して入学した連中。高校時代にピカピカに磨き上げられた第一、第二のクラスターの中にあって、そのイモぶりは一目で田舎出身とわかるほどだった。
そこにヒエラルキーがあるとすれば、当然一・二・三の順になるのだろう。しかし当然ながらコトはそんなに簡単ではなく、三つのクラスターそれぞれがグループを形成し、互いに決して交わることなく、時には視線で戦って威嚇し、時には無視したりしていたのだった。
少数派の男子は、相手にされない気楽さからそんな状態を高みの見物だったのである。
そんな緊張感が漂う前期を過ごしたのち、夏休みを迎えて後期が始まったとき、教室では実に面白い光景が見られたものだった。
第三のクラスター、つまり地方出身のイモたちが、この最初の夏休みでデビューしてしまい、それは見事に使用前・使用後の変身を遂げてしまったのである。そしてその変貌ぶりは、とっくに高校時代にデビューをすませていた第一・第二のクラスターの連中にとっては、大笑い以外のなにものでもなかった。
実際、化粧を覚えたばかりのイモたちのたたずまいのイタサは、傍目にもきつかった。そして、第一・第二の連中がびっくりして口を開けた後、薄い嘲笑を浮かべているのが、遠くからでもはっきりわかったものだった。
そんな冷ややかな戦いのラウンドを眺めながら、相変わらずどこからも相手にされない男子7名は、依然として教室の隅に固まっては、背中を丸めていたのである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「楽天市場がなくなる日」宮脇睦・洋泉社。
楽天がいかにあこぎな商売をしているかという悪口がふんだんの前半より、SEOやらを詳しく解説した後半の方が意外と面白かった。
「食品の裏側」安部司・東洋経済。
食品添加物のトップセールスマンだった人が、現代の食品の実態について告発した本。なるほど、いかに食品が添加物まみれであるかがよくわかった。子供らにジュース類を飲ませるのはやめなきゃなあ。
「日本サッカーが世界一になる日」川淵三郎・NHK。
オフト時代から現在までの代表とJリーグを振り返る。やっぱりドーハの頃が、読んでいて一番面白かったなあ。カザフスタン戦で交代出場した中田のシュートがあと数センチずれていてゴールに入っていたら、その後の日本サッカーーはきっと今とは違ったものになっていたのだろうな。
2006.04.11
取材2、原稿。
久しぶりに月島から晴海トリトンまで歩く。潮見に住んでいた時代にはよくこのへんに家族でやってきたものだった。
月島には気のいいおばあちゃんがやっていた小さな本屋があったのだが、今日見たら、真新しい飲み屋に様変わりしていた。もう町の本屋が生きていける時代ではなくなったのである。
話は変わって娘のこと。2才の娘は、お兄ちゃんの送迎にくっついて毎日幼稚園まで通っており、ついでにいつも園庭でしばらく遊んでいる。本日はその園庭で、年中、年長の男の子2人を相手に、取っ組み合いの大げんかを繰り広げてしまった。
その様子を見ていたお母さんたちは、喝采を送るやら、呆れるやら。
先が思いやられる娘である。親の顔が見たいものだよ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.10
取材3、原稿。
新しい年度がスタートし、息子、今日から年中のひまわり組である。担任の先生も新しい人だ。
もっとも園舎のボロ具合は相変わらずで、うひゃ〜ボロっ、と指さしたくなるぐらい。大笑いなのであった。
もちろんこれでよいのである。園舎などボロで十分なのである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ウェブ進化論」梅田望夫・ちくま新書。
なるほど、爆発的に売れているだけのことはある。非常に含蓄ある内容の一冊だ。Googleがいかにすごいポテンシャルを持っているか、納得。
2006.04.09

春休み最後の日曜日、お約束の豊島園へ行く。
お約束というか、困ったときの、だな。
足を踏み入れたら、おりょりょ、怪しい格好の連中が徘徊している。
例えば左の写真はメリーゴーランドに乗るセーラームーンだ。
そのへんに転がっていそうなねえちゃんが、無理にセーラー服を着て鞄を提げ、にこにこ笑いながら行列し、メリーゴーランドに乗っている。
大人はちらちらと視線をやりつつ、目は合わせないようにしているが、ガキどもは大喜びで「セーラ!」などと声をかけている。
声がかかると姉ちゃん大喜びで手を振ってくれる。この写真もそういうタイミングで撮ったのだが、腕が悪くて失敗。
セーラームーンは人気キャラのようで、右側のは着ぐるみだ。こういうのが豊島園の中をうろうろしているのである。
息子はげらげら笑い、娘は怖がって引いてしまっていた。
おかしかったのはオタクかマニアか、着ぐるみじゃないほうのセーラームーンにとりついてカメラを話さない兄ちゃん推定26才がいて、セーラはセーラなりに困惑していたのだった。
息子は、これもお約束、ガンダムと握手してもらって大満足。
いや、本当にこういうガンダムが豊島園の中にたたずんでいるんだってば。しかもキャラがかぶりまくりで、ガンダムだけで10本以上。
本という単位でいいかどうかわからんが、そうと呼びたくなるぐらいなのだ。
だってここまでくると着ぐるみというより装置だもん。
しかしガンダムファン、いわゆるガンをタは、すごいよなあ。
ガンダム好きが高じてこれだけの大道具を自分で作って、それを休日にわざわざ豊島園まで運んできて、自らかぶってひたすらじっとたたずんでいるのだから。
ガンダムになりた〜いという想いがそこまでやらせるのだろうか。
オレがやるなら、絶対ナウシカだな。ナウシカになってメーヴェに乗れるなら、オレも休日をつぶすのは惜しくないと、ナウシカおたくのオレは心底そう思う。
てなことはともかく、夜は息子と二人で、魚せい。
明日から年中組だし、そのキックオフという意味を込めて。ったく、酒飲みってのは何が何でも理由をつけて酒を飲むものだ。
魚せいのカウンターに座った息子、目の前にでかいカニを発見して驚喜。息子はカニが大好物なのである。
ご存じのように、魚せいっていうのは魚屋のおっさんが趣味でやっている居酒屋で、魚がうまいというか魚しかない店なのだ。
当然高い。高いくせに、しかもカニだから、お父さんは頭を抱え、泣きながら酒を飲んだのだった。しかも三杯。
帰り道、夜7時前の練馬の空を見上げたらこれが本当にきれいな群青色で、息子の手を引きつつ、いい宵だなあとしみじみした次第。こういう時間がおれの宝物だ。
その後、息子を風呂に入れ、寝かしつけたのはいいけれど、自分もあっさり寝てしまい、はっと目覚めたら深夜二時。変な睡眠リズムで寝付けなくなって、こうして日記を書いているオレは大丈夫なのか。明日は朝から取材だっつーのに今二時半。とほほ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.08
原稿。
幼稚園では今日が入園式。スーツを着たお父さんに手を引かれて歩く子供たちの姿が道にあった。
我が家も一年前はこうだった。
月並みだけれど早いものだなあ。月曜日からは年中組でスタートである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「Friday」「SPA!」「日経ビジネス」
2006.04.07
取材1、原稿。
名古屋まで日帰り取材。近いものである。
新幹線と言えば、靴下を脱ぐオヤジである。なぜオヤジとは、新幹線に乗るとあんなにも簡単に靴を脱いでしまうのか。
以前そんな疑問をぶつぶつ言ってたら、息子が「新幹線オヤジって新幹線に住んでるのか」と疑問をぶつけてきた。そうだよと答えてやったら、かあちゃんにどつかれた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「op.ローズダスト」(上)(下)福井晴敏・文藝春秋。
読みやすい文章の原則は一文一義。つまり一つの文で一つのことを言うのだ。ところがこの小説の場合は、例えばこうである。「臨海副都心を縦貫する有明運河の下流、南側に横たわる有明埠頭の足もとには、やはり粘土層と砂礫層が堆積する洪積層が横たわっており---共同構内で爆発したエネルギーが地下に向かい、有楽町層を貫いて洪積層を打ち据えた結果、氷河期時代に形成された堅固な地層は反射波を打ち返した」。……一読して主語がどれか、すぐ理解できる人はどれだけいるのだろう。こんな調子の文章が、上下巻合わせてなんと1100ページも延々と続くのだった。それでいてのめり込むように読んだのは、ただひたすら面白かったからである。日本を脱出した4人の若きテロリストたちが、5年後に日本に復讐するために戻ってきて、警察庁、警視庁、機動隊、公安、自衛隊、果てはCIAまでも巻き込みながら派手に暴れまくるのだ。その舞台がお台場。アクアシティで派手な戦闘があったり、豊洲からヘリコプターが飛び立ったり、有明の清掃工場が大爆発したり、ともかくよく知っている場所を舞台に派手な騒ぎが繰り広げられのである。こりゃあ面白いに決まっている。
「糖尿病専門医にまかせなさい」牧田善二・文藝春秋。ふむ、ちょっとこれは驚きの一冊。なるほど、糖尿病にそんなアプローチがあったのかと、感心してしまった。著者は銀座にクリニックを持つ。どれどれと早速電話して、診察の予約を取ったのだった。もっともどうせ混んでいるだろうと思って1ヵ月後にお願いしたのだが、話を聞いたところではどうやら来週でも予約が取れたみたいだった。
2006.04.06
取材2、打ち合わせ1。
朝、新聞を広げたら片隅の死亡記事欄に「絵門ゆう子」の名前と写真。その写真に、ひょっとしたらと思ってネットで調べたら、やっぱりそうだった、かつてNHKの美人キャスターとして人気を集めた池田裕子その人だった。
NHKを辞めてフリーとして独立した頃、何度か一緒に仕事をしたことがある。美人で、頭の回転は速そうだったが、なにしろ気が強かった。付け人をぞろぞろと連れて現れ、遅刻しても自分は決して謝らず、付け人に頭を下げさせる、そういう人だった。
その後、改名し、女優業も始めたが、けっこうあちこちでトラブルを起こしていたと聞く。仕事ではフリーになってからさほど目立ったことはなく、NHK辞めなきゃよかったのにと思ったものだった。
乳ガンだったらしい。49才。まだ若いのにねえ。残念。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.05
取材1、原稿。
新しい春が始まって、あちらこちらで新社会人の姿を見かける。おなじみのIDカードをぶら下げた姿もあれば、お約束で着慣れぬスーツでポケットに手を突っ込んだ姿もある。
でも、なんだか例年よりそうした姿を見る機会が少ない気がする。
新入社員というものが減ったのか、あるいはそうとは悟らせぬくらい今時のワカモノはすぐにとけ込めているのか。
振り返ればオレが社会人としての第一歩を踏み出したのははるか昔の3月16日、月曜日。
新宿のはずれにある、まさに場末と呼んでいいようなボロマンションの7階の一室にあった広告会社のドアを開けて、新しい生活を始めたのだった。あのとき一足早く入社していた同期は、1年で会社を辞めてコックを目指して転職したのだった。今はどうしているのだろうか。
ちなみにこの会社はとっくにつぶれて今はなく、そのボロマンションも先日前を通ったらとっくに建て替えられていた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.04
原稿。
一日突貫作業でパソコンに向かっていると、やれやれ、さすがにぐったりしてしまう。
最近は春の風がすごくて、今日も夕方以降は強風。なにしろ家がみしみしと揺れるような風で、参ってしまうのだった。
それでもやっぱり一年で一番張るが好きだなあ。
関係ないけど、本日届いたCDが太田裕美の童謡集。ちょっと期待したのだったけれど、大外れ。失敗買いだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.03
取材1、打ち合わせ1、原稿。
春の嵐の中、幼稚園のお母さんたち主催の花見が近所の公園で開催された。
オレは行かなかったが、妻によればそれはそれは悲惨な花見だったらしい。なにしろ畑に囲まれた練馬のこと、嵐もなれば激しく砂が舞い、髪も服も弁当も砂まみれ、子供も全身砂まみれだったそうな。
帰ってから風呂に直行、服は2度も洗ったらしい。
こんな状態でも子供らにはうれしかったらしく、全員大騒ぎで走り回っていたそうな。かっかっかっ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.02
妻子を迎えにいったあと、最近急に恐竜が大好きになった息子のために、所沢のユネスコ村、大恐竜館に行った。
どうせ子供だましと思ったらとんでもない、なんともリアルな世界で、思わずぎょっとするほどの迫力。船に乗って恐竜の間を旅するのだが、想像以上のおもしろさで、これはけっこうおすすめかも。
ただし併設されている遊園地はタコである。こちらで遊んではいけないのだった。
と、ここでなんの脈絡もなく、今日はスペシャル企画。癒しの名曲
「ねんねんねむねむね」がタダで聴けます。タダったって、作詞・作曲・アレンジ・打ち込みオレ、ボーカルはかあちゃん。突然音が出るからびっくりしないでね。2001年春の作品。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.04.01
原稿。
いつまでもこのままではいかんと決心し、突貫工事で原稿を片付け、放りっぱなしになっていた出るのパソコンのセットアップに取りかかる。ああ、めんどくせえ。
妻子は妻の実家へ。隣のオガワさんが「羽のばしたら」というが、そんな場合ではないのだった。ああ、めんどくせえ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「フライデー」
2006.03.31
打ち合わせ5、原稿。
どーしたことか、ここのところえらく忙しくて、嬉しい悲鳴だ。ひーっ。
先日届いた出るのパソコンの梱包すらほどいていないっていうのに、今日はキヤノンのプリンタがいかれて、四苦八苦。結局修理に出すしかないということが判明して、その手配にてんやわんや。
ったって、最近は便利なもので、なんでもネットだ。キヤノンのサイトから申し込めば、ヤマト運輸が勝手に取りに来てくれるので、梱包もしないでそのまま渡せば適当に修理してまた持ってきてくれるそうだ。料金はヤマトへの代引き。
へー、超便利だねえ。つーか、それより簡単に壊れないプリンタつくれよ。
息子が「なきむし にんじゃが ぬまで ネクタイ のこす」という奇妙というかアホらしいというか、そんな歌をずっと口ずさんでいるので、耳に残ってしまったわい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.3.30
原稿。
映画「ドラえもん のび太の恐竜」を観て以来、息子は恐竜好きになってしまった。今まではロボット好きだったので、メカから一転、生き物に走ったわけである。
そんな息子の「ボク、きょうりゅうずかんが欲しいんだよ」とのリクエストに応じて池袋のジュンク堂へ連れて行き、お望みの図鑑を選ばせてやった。
そのご自慢の図鑑を持って息子は友達の家へ遊びに行ったのだが、残念なことに友達に見せびらかしたのに誰も関心を示さなかったのだそうだ。
激しく落ち込んだ息子は帰ってきてからさめざめと泣きながらその事実を報告。父ちゃんは、よしよし、時代がそのうちお前に追いつくぞと慰めたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.03.29
取材1、打ち合わせ2、原稿。
2年ほど前、カーナビを取り付けたばかりで嬉しくて仕方ないという人の車に同乗したことがある。
この人は、地元の人が親切に「道案内しますから後をついてきてください」と言うのと「や、ナビがついてますから」としっかり断り、帰りにはまっすぐの田舎道を引き返すだけなのに「えーと、駅は」と目的地をしっかりセットし、あげくに曲がるところをしっかり間違えていた。
後部席に座っていたオレは、その道を知っていたので、そこじゃなくて次を曲がったほうが、まだ車線変更しないほうが、と口にしていたのだが、その人にことごとく無視されてしまった。あげくに道を間違えられてしまったわけだから、あのときの車内の雰囲気は非常に困ったものだった。
ほんと、見ていて恥ずかしかったなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.28
原稿。
パソコンやモニターは、もう粗大ゴミとして引き取ってはくれなくなったのね。
ではどうするかというと、各パソコンメーカーにカネを払って直接引き取ってもらうらしい。ああ、面倒。
今、オレのデスクの上にはパソコンのモニターが3台並んでいて、先日、新しく出るのデュアルモニターのパソコンが届いたから、放っておくと5台のモニターが並ぶという異常事態に陥ってしまう。そこで古くなったアップルの15インチを処分しようと思ったわけだ。
アップルに対してその旨ファクスで申し込んだところ、カネを払えと振り込み伝票が送られてきた。振り込みが確認されたら専用の用紙が送られてきて、郵便局経由でモニターを送るという段取りらしい。
ああ、面倒。
面倒といえば、さっきも書いたように出るの新しいパソコンが届いたにもかかわらず、仕事が忙しくて設置したりするのが面倒なものだから、まだ段ボールの梱包すらほどかず、そのまま積み上げてある。意味ねえことしてるなあ、オレは。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」「週刊現代」
2006.03.27
取材1、原稿。
夕べ、妻の両親が『笑っていいとも』に出ているという夢を見た。なんなんだ、これは。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.26
原稿。
本日はワンちゃんこと王貞治じゃなかった犬飼聖二のミニライブが三軒茶屋で行われたので、家族で見に行った。
以前、オレがバックでギターを弾いていたライブである。なぜ今回は弾かなかったかというと、頼まれなかったからである。ん? 体のよいお払い箱か? うむむむ。
それはともかく、夕方からのライブに参加。子供向けの歌や踊りが盛りだくさんで、息子は大喜び、娘は関係ねーよとばかりに傍若無人に振る舞って、かあちゃんぐったりなのだった。
帰りに息子は絵本作家の藤本さんにサインしてもらいご満悦。寝る前には嬉しそうにその絵本を読んでいたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.25
六本木ヒルズでドラえもんのイベントをやっているというので、練馬の片田舎からクルマに乗ってバブルの塔・六本木ヒルズまで出かける。
ドラえもんのイベントったって、なーに、テレビ朝日の映画の宣伝の一環なのだけれど。こっちにはドラえもんオタクの妻がいる。たいていのことは妻に聞けば教えてもらえる。クイズ正解者にもれなくプレゼントって言われたところで、もう答える前から正解したも同然なのである。
って無意味に威張っている場合ではない。出かけてみたら、お約束のドラえもんショーのはじまりはじまり。着ぐるみをかぶって、寸劇の開始だ。妻によれば、この着ぐるみ、昔のドラえもんで使われていたものだそうだ。オタクの目には子供だましは通用しないのだ。
イベント初日ということもあってスペシャルゲストも登場。なんと着ぐるみをぬいだら、ホリエモンが現れたのだ。ってウソですがな、ウソ。現れたのはなんと登場人物の声優さんたち。大山のぶよか? ちゃう、水田わさびだかからしだかという、新しい声優である。
以下、それぞれの担当声優が舞台に現れ、一気に豪華なステージになったのだが、同時に楽屋ネタのトーク大会になってしまって子供たちは一斉に引いてしまったのだった。
ステージ後、ドラえもん関連のゲームみたいなのをやって、お約束のグッズも買わされて、六本木ヒルズを後にする。妻は初めて見るヒルズにびっくり。オレは自慢げに案内しようとして迷ってしまって面目をなくす。
ヒルズを後にして向かったのは、一気にドのつく田舎、大泉交通公園である。ここで自転車に乗ってぐるぐると遊んだのだ。安上がりでよろしい。
夜は、居酒屋の華の舞で食事。
ところが妻が「今日あたりは幼稚園や小学校のお母さんたちの打ち上げがいっぱいで、入れないんじゃない?」と指摘したとおり、華の舞、いっぱい。なんとか予約の来ていない席に、50分だけという約束で座ったのだった。
速攻で食べ物を頼んで、速攻で日本酒を二杯。ほとんど一気飲み。当然あっという間にべろべろだ。
お母ちゃんたちが居酒屋で気勢を上げていると、それを苦々しく思うのか、白い目を向ける年寄りがいたり、ネットに悪口を書き込むやつがいたりする。いいじゃん、別に。自分のカネで普通の店で飲食して、文句を言われる筋合いはなかろうて。子供から解放されて伸び伸びできるのは、年に数回、あるかないかだ。母ちゃんたち、おおいに羽を伸ばしてよろしい。
酔っぱらって店を出たら、すずらん組のさーやちゃんのママに会う。華の舞で飲み会だという。そーかそーか、おかげでオレは一気飲みだったぞ。しっかり酔っぱらってくるように。
娘を自転車に乗せて連れて帰る妻を先に出し、オレは息子を連れてこっそりとスマイリー城に忍び込んで焼き鳥だ。
店内、いっぱい。しょうがなく道ばたのテーブルで息子と二人で飲む。息子はジュース、オレは久保田。華の舞で一気飲みの上にさらに久保田二杯だからべろべろが、べろんべろんまでエスカレートしたのだった。
ここに息子のなぞなぞ攻撃。「では第20問でしゅ。口を開けて立っているものはなーんだ」えーと、天然バカ。「ぶっぶー、正解は、ポストでした」がーん。
そんななぞなぞ攻撃が39問まで続き、おかげでオレはべろんべろんがさらに進んだのだった。
妻によれば自転車で帰る途中、やはりすずらん組の打ち上げに向かうりさちゃんママに会ったらしい。今夜はりさちゃんパパ、娘のおもりでお留守番かあ。こっちは酔っぱらってて申し訳ねえだ。また一緒に飲もうね。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.24
取材3。
畑の真ん中にある我が家では、春になると強風との闘いに明け暮れるということは、既に書いた。本日もそうである。こんなにいい天気でも、ちょっとでも風が吹くと、もう洗濯物を干せないのだった。
さらに強い風になると、いろんなものが飛んでくる。
コンビニの袋にチラシの切れ端に、今日などは2リットルのペットボトルまで飛んできた。おかげで玄関前はゴミ集積所のごとしである。
当然のことながらここにいろんなものが飛んでくるということは、逆に我が家にあるいろんなものも遠くに飛んでいってしまうということである。そのことに気がついたアナタは偉い。
先日など、子供たちの自転車2台にかけておいた大きな自転車カバーが二つとも行方不明になってしまった。あんなものが風に舞ってふわふわと目白通りを漂っていったのかと思うと、あまりのことにぞっとする。
まあ、近くで交通事故もなかったようだから、一安心だが。それにしても煉瓦ブロックで四隅をしっかり押さえていても飛んでいってしまったのだから、処置なしである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.23
取材7。
某秘密ルートから、魔法戦隊マジレンジャーのマジピンク、小津芳香(ほうか)のサインを入手した。ご覧のようにれっきとした本物。息子の名前入り、日付入りである。
どんなもんだい。
マジピンクこと小津芳香は、22歳。主人公の小津兄弟の長女役なのである。
もちろん小津芳香は役名であって、芸人としてどういう名前の人なのか、知らない。
それでもともかくサインを手に入れたので、オレは今までマジブルーにして次女役の小津麗(うらら)20歳のファンだったのだが、これからは芳香ファンに転向することにしたのだった。
そのことを妻に告げたら「よかったじゃん、やっとロリから離れられて」という。ななななな、なんだとっ、オレのことを今までロリコンだと思っていたのかあっ。
「だって麗ちゃんに山崎さん(女子高生役、16歳)のファンだったじゃない。ロリに決まってる」といわれてしまった。うーむ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「SPA!」
2006.03.22
原稿。
日本人はそんなに野球が好きだったのか。ちょっとびっくりの、ワールドベースボールなんたら。
それにしても韓国が「こっちは二勝一敗だから日本が勝つのはおかしい。どっちが本当に強いかを決めるため、秋に一騎打ちさせろ」と申し入れてきたのには、心底うんざり。大嫌い。本当に鬱陶しい国だこと。
うるさいから適当に相手して負けてやればいいべ。金持ち喧嘩せず。
それで"勝った勝った、こっちが世界一だ"と騒いでもらえば、世界が嘲笑してくれるだろうて。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「冷たい誘惑」乃南アサ・文春文庫。連作短編集。こういう連作ものはあんまり好きではないのだが、それなりにうまいのであった。
2006.03.21
おお、気がつけばお彼岸ではないの。暑さ寒さも彼岸までと、昔の人はうまいことを言ったもんだわい。これから2ヵ月ほどが、1年で一番いい季節になるのだった。
そんなことは関係なく、子供たちを暴れさせようと、大泉学園にある交通公園に連れて行く。無料。園内にある自転車が乗り放題で、本物そっくりの信号などを見ながら交通ルールを学べるという仕組みである。
息子は速くも補助輪なしの自転車に挑戦したのだが、1、2時間でどうにかなるものではなかった。娘は16インチの自転車を平気な顔で乗り回していたが、ブレーキも方向転換もできないので、ひたすらフラフラと暴走してはどっかに突っ込みそうになるというパターンであった。
おかげで、なんのことはない、一番疲れたのは親だったというオチである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.20
原稿。
幼稚園が春休みになって、どこのお母さんも子供を持て余しているらしい。
だもんで、今日はどこそこの家、明日はどこそこの家と、どこかで集まっては子供たちを遊ばせることになるのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「編集長を出せ!」岡留安則・ソフトバンク新書。"噂の真相"のトラブル対策集。いろんなトラブルを抱えていた同誌の裏話なのだが、案外に弱腰だったという印象を受けた。
2006.03.19
当初の予定では東武動物公園に行くつもりだった。マジレンジャーショーの初日だったし。
ところが天気予報を見れば、強風のうえに真冬並みの寒さだという。こりゃいかん。予定を変更して東京ドームシティの「おもちゃ王国」に変更なのだった。
ちなみにこの東武動物公園、先日夫婦で出かけたというイイムラ選手は、あまりのガラガラぶりにびっくりしたそうな。「あれじゃあ、あっという間に全部乗れちゃって、カップルは時間が持ちませんよう」と笑っていた。
確かにカップルならば待ち時間も楽しいから、適度に混雑していたほうがいいよなあ。でも、子連れとなると待ち時間ゼロはやっぱりありがたいのだった。
それはともかく、予定変更して出かけた「おもちゃ王国」。東京ドームに隣接したアトラクションの一角にある。
いろんな屋内型のおもちゃ(プラレールとかブロックとかリカちゃんとか)を集めて、子供らに思い切り遊ばせようというコンセプトなのだ。
3時間1000円。それはいいのだけれど、屋内で家にもあるようなおもちゃを使って遊んでいるというのは、果たしてこれでいいのか、外は寒いけどいい天気だし、あまりに不健康ではないか、という気になってしまった。
それに全員靴を脱いで遊ばなくちゃいけないから、室内全体にどことなく靴下の臭いが漂っているし。
そんなわけで2時間も遊ばせたところで、親のほうがギブアップ。もっと遊びたいとわめく子供を引きずり出して、食事にしたのだった。
東京ドーム併設のベースボールとかいうレストランに突撃。食事にする。高い。思い切り高い。レタス山盛りのサラダを頼んだら1200円。高くてひっくり返る。
おまけにメニューが、考えてみれば店名が店名だから容易に想像できたはずなのだが、ハンバーガーやハンバーグ、ポテトなど、馬鹿なアメリカ人が野球を見ながら口に入れる馬鹿な食い物ばかり。アメリカの牛肉がどれだけ仕込まれているか、わかったもんじゃない。メニュー選びには苦労したよ。
ところでこの頃からあたりを見回せば、なにやら怪しげな仮装をした連中ばかり。原色のカツラをかぶって、ひらひらのスカートをはいて。ここはアキバか、コミケか。
なにしろ男性トイレに入ると、洗面台でロングスタートの女が化粧している。ぎょっと思って横目で見たら、女装の男なのだった。
混乱に拍車をかけるべく、「はやくはやく」と叫びならがら小さな男の子を連れて飛び込んできたのが若いお母さん。おしっこがもれそうなのか。
このお母さん、洗面台の女装を見て激しく固まり、男性用トイレのつもりで子供を押し込もうとしたら実はここは女性用だったのか、いや、どうみてもこれは女の格好をした男、さてはこれは変質者か、いやいや、男性トイレに男がいるんだからこれでいいのか、むしろ私のほうが問題なのかも、ということが一瞬にして脳裏を駆けめぐったことがありありと見て取れたのだった。
それはともかくどうやら東京ドームの地下のゲームセンターを借り切って、コスプレ大会が開催されているらしい。それで関東中のコスプレオタクがとっておきのコスチュームで参集したということなのだろう。
中にはお約束のラムちゃんもいるかと思ったら、そんな昭和なキャラはどこにも見あたらず。妻も「マジレンジャー以外、さっぱりわからない」と目を白黒なのだった。
そう、実はこのコスプレの中にはマジレンジャーがかなり見られたのである。コスプレオタクにも人気だったか、マジレンジャー。喜んだのは娘で、マジレンジャーを見かけてはきゃっきゃっと歓声を上げて相手から喜ばれるし、その他のコスプレを見ても「かーいー、かーいー」と大喜びなのだ。
どうやら娘の将来はきっちりと刷り込まれてしまったようである。父ちゃんとしてはあたたかく見守るのみである。
さて、コスプレ連中に混じって我々が行列に並んだのは、東京ドームお約束のヒーローショー、「ボウケンジャーショー」である。コスプレの連中の間に子供を連れた家族連れが行列を作って、それはそれでなかなかに不思議な異空間であった。
先日までマジレンジャー一色だった子供たちは、新番組が始まるとあっさりと頭のスイッチが切り替わったようで、幼稚園でもボウケンジャーが最大のヒーロー。子供ってのはそんなものである。
さすが、番台のマーケティング。商売上手である。
どこが商売上手と言うかというと、そのヒーローどもの必殺武器が乗り物なのである。サンダーバードのパクリという指摘は横においといて、トラックやら、ショベルカーやら、とにかく子供の好きな乗り物が瞬時に武器に変身するという設定なのだ。
当然その数だけ高いおもちゃが発売されて、父ちゃんが泣き、子供が喜び、番台は高笑いという世の中なのである。
それはともかく、一人1000円の金を取って始まったボウケンジャーショーを見る。後で聞けば電車が止まった東京では12年ぶりという風塵が舞ったというとんでもない強風で、予報通りの真冬並みの寒さという悪条件の中、着ぐるみを着たヒーローばったばったと悪役どもをなぎ倒していく。ご苦労なことである。ぶるぶる震えながらじっと座っている我々もご苦労なことである。
この強風に、ショーの間中、いやーな予感がしていたのだが、家に帰ったら見事にビンゴ。トイレの窓が開けっ放しになっていて、そこから大量の砂ぼこりが家に侵入していたのだった。
練馬の片田舎で畑に囲まれた我が家は、ちょっとでも強い風が吹くとたちまちにして砂嵐に襲われる。まっこと春は風との闘いなのだった。
関東ローム層の赤茶けた土に加え、秩父方面からの杉の花粉、ひどいときには中国大陸からはるばるやって来た黄土まで、いろんなものに襲撃される。実に恐ろしい季節なのである。
そんなわけで、家に帰ってきた夫婦二人は、腰を落ち着ける間もなく、ぞうきんに掃除機、クイックルワイパーを持って激しく掃除にとりかかったのだった。
外に出てみれば、自転車が三台、強風になぎ倒されている。チェーンでしっかりくくりつけてあるにも関わらず。とほほほと泣きながらオレは自転車を引き起こし、それが目の前で再び強風になぎ倒されるシーンを見て、天を仰いだのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.18
取材2。
土曜日だけど、取材が入って、出かけるたらば、途中、池袋駅で突然ショルダーバッグの金具が壊れて、肩にかけられなくなってしまったのだ。
これはビックル一気飲み。。仕方がないので、手で提げて持ち歩いたのだ。
エディバウワーのビジネスバッグで、けっこう長いこと使ってる。そろそろ寿命ということか。
買い換えようかと考え始めていた頃だったので、潮時かも。モンベルのバッグが欲しいと思い、帰ってネットで注文した今日この頃、皆さんいかがお過ごしですかと、きっこ風にまとめてみたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.03.17
原稿。
春休みのお約束、ドラえもんの映画が始まったので、家族で観に行った。平日の昼間っから申し訳ねえです。
声優が全部交替し、アニメの作り方も大きく変わった第一作。いわば新生・ドラえもんだ。
感想はというと、えーと、悪い冗談を2時間近く見せられたという感じ。例えばタケコプターが飛ぶところも徹底的にリアルを追求していて、髪がなびくし、ヒゲが動く。
現実にタケコプターが存在していたら、羽ではなくて自分の体が回ってしまうらしいが、そんな様子も取り入れた表現もあったりした。
昔のドラえもんにあまりになじみすぎたのだろう、とにかく落ち着かないこと、この上なし。
もっとも子供にとってはこれがリアルタイムのドラえもん。大喜びで映画を観て、帰ってからは塗り絵で遊んでいるのだった。
そうそう、そういえば先日は「THE 有頂天ホテル」を観た。
三谷幸喜の脚本・監督で、さすがのできばえ。ノンストップエンターテイメントである。とにかく出てくる役者が豪華で、みんな芸達者。ジェットコースターのような喜劇であった。
舞台と同じ感覚で、ワンシーン・ワンカットが基本。その長回しが適度な緊張感を生んで、なかなかによろしかった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.03.16
原稿。
本日をもって息子の幼稚園での年少組は終了。無事に終業式を迎えたのだった。
息子は「たんぽぽ組」で一年を大過なく過ごした。先生もとてもよくて、何よりも野生児系の雰囲気を大切にしている幼稚園の空気がよろしくて、なかなかにいい一年だった。
終業式と同時に次年度のクラス分けも発表され、今度は「ひまわり組」に。春の花から夏の花に育ったということか。
「たんぽぽ組」には、暴れん坊の悪ガキどもが山ほどいて、息子も含めてこいつらが年中闘いごっこというのを繰り広げていたらしい。その連中も、年中では見事にバラバラだ。
その中の一人に、新しいクラスは何組なんだと聞いたら「たんぽぽ組に決まってるじゃんか!」と腹を殴られ、うぐっ、そうじゃなくて年中のことだよと突っ込んだら「知らねえよ」と蹴りを入れられ、ついでに足まで踏まれてしまったのだった。ほんに怪獣ぞろいのクラスだったわい。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「子供の世話にならずに死ぬ方法」「生きることは始めること」どちらも俵萌子。まったく身も蓋もないタイトルの本だよなあ。一応言っておくけど、仕事で読んだんですからね、身内の皆さん。
2006.03.15
原稿。
昨年末に出たウィルコムの新しい携帯端末がなかなかによろしくて、ずっと欲しいなあと思っていたのだ。
本日、アキマナくんに聞いたら、しっかり発売と同時に入手して使っているらしい。具合は、とたずねたら「なかなかいいっすよ」とのことであった。
そうかそうか。オレも欲しいなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「未練」乃南アサ・新潮文庫。女刑事シリーズの短編集。児童虐待とか、どうにもやってられない暗い犯罪ばかりを取り上げていて、気持ちはぐったりなのだった。
2006.03.14
原稿。
税理士から「買ってもいいよ」というお許しが出たので、新しいパソコンを買うことにした。出るのデュアルモニター仕様である。
出ると言えばネット販売だが、この仕様のパソコンはリアルサイト、つまり店でしか売っていない。なので、新宿のビックカメラまで足を運んだ。
池袋から新宿へ、午後の山手線。
車内では若いあんちゃんが携帯で大声でしゃべっているし、駅に着けば降りる人をかき分けておばばが座席を求めて勢いよく乗り込んでくる。まったく日中の山手線は精神衛生上、よろしくない。
日本は本当にろくでもない国になってしまったよ。
新宿のビックカメラは西口小田急ハルクの3階から6階にある。ここへ行くのにもけっこうかったるい。エレベーターに乗っていたら、後から乗り込んできたあんちゃんが人を押しのけて平気な顔をしている。ああ、疲れるなあ。
ビックカメラの中にある出るのリアルサイトで実物確認。
スペックの割に割安なのははっきりしている。それでも一応他の機種なども眺めつつ、声をかけてきた店員に「これちょうだい」と頼む。
ところがこの店員、なんと中国人であった。もちろん日本語ぺらぺら、少々トーンにクセはあるが、ちゃんと会話ができる。隣ではやはり中国人の店員が台湾からの客に商品の説明をしていた。
うーむ。こういう時代になったのか。こういう国になったのか。
これが出るのやり方であるならば、そりゃあ安く売れるのも道理だわなあ。
感心しつつ、驚きつつ、また電車を乗り継いで家に帰る。以前はマックの新機種が出るたび、半年ごとに新しいパソコンを買っては喜んでいたものだったが、今ではすっかりその熱も冷め、パソコンなんて道具だからスペックとコストパフォーマンスだけで判断すればよろしいと割り切っている。だもんで、当然選ぶのはウィンドウズマシン。
まあ、仕事で使うんだから、妥当だべさ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.03.13
原稿。
かつて地方における巨人軍の存在感は圧倒的で、特にV9時代が小学校から中学校にまたがったことでオレの中におけるそれは絶対だった。
だが、ヒーローとは長嶋茂雄ではなくて、王貞治だった。
前者のその底抜けの明るさがあまりに表日本的であるのに対し、後者のまじめ一筋で忍耐こそ美徳という姿が裏日本の雪国にはふさわしいと、子供ながらに感じていたからである。
その正直一徹の王貞治が、自らの都合で平気で判定を覆すというアメリカ野球に対して「野球がスタートした国でこういうことがあってはならない」と、まさにこの人らしい静かな怒りを口にしていた。
2002年の日韓ワールドカップの時、韓国では「こんなに盛り上がるなら来年もやったらどうだ」という世論が高まって、世界中から笑われた。それと同じメンタリティが、このアメリカ野球からは臭ってくる。ぷんぷんと。
そもそも国際試合であるのに審判のほとんどがアメリカ人であるという、まさに"我こそが世界の警察"を地で行くインチキな大会だ。野球を「道」としてまで究めようと、誰よりも自分に厳しく接してきた侍の姿は、あまりに孤高である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「スポーツタブー&スキャンダル」ミリオン出版。消えた有名アスリートということで、スポーツ選手の"あの人は今"みたいなノリのムックだ。まあ、東スポを読んでいるような印象の本で、スマイリーで焼き鳥をつつきながら読むにはちょうどよかったなあ。
2006.03.12
晴天だが風が強く、外遊びには向かないということで、なんの気まぐれか、お台場の大江戸温泉物語に出かける。
最果ての地・潮見に住んでいたときは、なんで地元で風呂に入るのにカネがいるんだよ、ばーろ、と近寄りもしなかったのに、東京のチベット・練馬に引っ越したら高速に乗っていそいそと出かけていく気になるんだから、おかしな話である。
混んでました、大江戸温泉物語。
ディズニーランドの土産袋さげた若い女の子がいっぱいいました。なんでわざわざ休日に田舎から来て、埋め立て地の温泉に入るのか、オレにはわかりませんでした。
たんなるスーパー銭湯とはいえ(一応本物の温泉だけど)、さすがに手の込んだつくりに演出。それなりに心地よい風呂であった。
ただし、高い。バカ高い。
親子4人、しかも一人は2歳なので無料であるにもかかわらず、風呂に入って昼飯食ったら、1万5000円。びっくらこいた。腰抜けた。
埋め立て地の温泉に入るだけでこんなに取られるなんて、わなわなわな。あきれながら帰ったのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.11
原稿。
先週自転車を買ったので、今日も近所の公園で走らせに行く。
息子は一人で気ままにすーいすい。途中転んで頭に大きなこぶを作っていた。
娘はお兄ちゃんのおさがり自転車にしがみつく。
まだうまくこげない。と思っていたら、みるみるうちにコツを覚え、ちゃんと地力でペダルを回せるようになった。
ところが足下ばかり見ているものだから、前方をまったく見ることなく、ただひたすらずんずんと前進するのみ。妻が一緒に走って必死になって方向転換させるのであった。
なんのことはない、親が一番の運動になっているのであって、うららかな春の一日、しっかりと汗をかいてしまった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.10
打ち合わせ1、原稿。
久しぶりに新宿の寿司屋・すがわらに行く。
根性は悪いけれどネタはいい寿司屋だ。
引き戸を開けた瞬間、店に誰も客がいなくて、しまったと後悔する。ぼられるに決まっているからだ。
大将、寿司を握りながら「最近はオレの店は態度が悪いというのが歌舞伎町でも有名になったみたいでよ。がははは」と笑う。そのせいか、この不入りは。
とうとう店を辞すまで(4時間近くいたんだけどなあ)、他の客は一人も来なくてガラガラのまま。オレは財布を開いてとほほほと泣きながらカネを払ったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「祖国とは国語」藤原正彦・新潮文庫。"国家の品格"の著者。当書に感銘を受けたので、他の作品もと思い読んでみたのだった。書いてあることは同じことの繰り返しだった。学者の書く本なんてそんなもんだよな、とカナウチおじさん。なるほど。続けておじさん、実はさあ、と語り始めたのだが、その内容はここには書けない。
2006.03.09
取材1、原稿。
朝、息子を幼稚園に送った帰り道、マナちゃんパパに声をかけられて一緒に歩く。昨日はあったかかったですね。これからお仕事ですか。そんな話をしながら歩く。
その実、オレは激しく二日酔い。別れ際、二日酔いなんで午前中は横になってますわ、とほほ、と情けなくも白状したのだった。
うーむ、ダメな父ちゃんだと思われてしまっただろうなあ。とほほ。最近とほほが多いな。
それはともかくとして、酔っぱらってアマゾンなんかにアクセスしてはいけない、と自分を戒めたのはつい先日、3月6日のことである。
それなのに「クイックジャパン」に出ていた広告に激しく動揺し、酔っぱらった頭で即座に楽天にアクセスして目指す商品を見つけたオレは、勢いにまかせてそのまま速攻で注文してしまったのだ。何がって、ドラえもんギターである。
二日酔いに苦しんでのたうち回っているオレの頭にピンポーンというチャム鳴り響き、這って玄関に出て開けたドアの前にそのドラえもんギターを抱えた佐川急便が立っていたのが、本日の昼。
そう、とうとうそのドラえもんギターが届いたのだった。ついでに言えば、ドラえもんピックというのも頼んでいたので、そちらは一足早くヤマト運輸で届いたのだった。
ドラえもんギター、まったくこの写真のまんまである。早速オレはこいつを抱えてジャラーンと弾いてみたね。ぎゃはは、なんつー間抜けな姿じゃ。大爆笑。
あまりの間抜けぶりに家中大騒ぎだったのだ。
そんな興奮もさめやらぬ夕刻、異常に早く腹が減ってしまって「早飯にしてくれえ」と叫ぶオレのために妻が晩ご飯を用意してくれたのが5時前。まだ外は明るいというのに我が家では夕餉の食卓が始まったのだった。
そしてテーブルがあらかた片付いた頃、再びピンポーンというチャイムが鳴ったのである(ちなみに本日チャイムが鳴ったのは5回。そのうち4回が宅急便で1回が毎日新聞の勧誘だった)。
何事かと出た妻が受け取ったのが、おお、なんと巨大なドラえもんぬいぐるみとドラえもんガチャガチャ。マジで腰を抜かした。
まったく日記には書いてみるものである。7日の日記で軽〜くねだったところ、番台に座っているマツモトがしっかり送ってくれたのだった。うーむ、感謝。ありがたいことである。
妻はでっかいぬいぐるみに感動。娘もしっかり抱きしめてラブラブなのだった。
ガチャガチャは、大騒ぎ。組立もままならぬくらいの大騒ぎ。組立が終わっても大騒ぎ。
外はまだ明るいというのに、食後の団らんが賑やかに繰り広げられたのだった。
さて、子供らが寝たらオレはドラえもんギターを手にして高中正義でも弾いて、一人、トランスするのだ。うししし。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「週刊文春」
「花散る頃の殺人」乃南アサ・新潮文庫。引き続き乃南アサである。短編集だ。あんまりミステリーっぽくないのがよろしい。表題作は絶品。一編の映画を観るような人生模様が描かれていた。
2006.03.08
原稿。
タマダ氏、タニガワ氏と一緒に、久しぶりに三人で飲む。
出だしは荒木町のバー。瞬く間に「いいちこ」を空け、もう一本入れたところで場所を渋谷に移す。
荒木町がタマダ氏の店だったのに対し、渋谷はタニガワ氏の店。再び激しく焼酎を飲みながらカラオケを絶叫する。
タマダ氏60代、タニガワ氏50代、オレ40代。
おっさん三世代が激しく飲みながら、様々なものに当たり散らし、暴走した、そんな夜だった。
あー、でも楽しかったなあ。また飲みましょう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.03.07
打ち合わせ2、原稿。
ウッチーと打ち合わせ中、カナウチおじさんが通りかかったので、ドラえもんグッズ分けてちょうだいよ、とせがむ。
おじさん、ドラえもんがポケットからいろんなものを出してくれるという、とてもワンダホーなおもちゃを持っているのだ。で、それを机の上に置いて、機嫌がいいかどうか、ドラえもんの表情から読み取るように、と周囲に宣言しているらしい。なんとラブリーな。
ところがカナウチおじさんは「やだよ、やらねえよ」とつれない。あげくに「どうしても欲しいならコマガタにもらいな。ヤツは机の下に隠してある」と、上司のくせに部下を売るのである。
困ったなあ。欲しいんだけどなあ。
するとカナウチおじさんの顔がぱっと輝いて「そうだ、マツモトにもらえ。オレがメールしておいてやるよ。がはは」と素晴らしい思いつきを口にした。
そうか、その手があったか。番台に座っているマツモトなら、確かになんとかしてくれるに違いない。ぐへへ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ダカーポ」「クイックジャパン」
「凍える牙」乃波アサ・新潮文庫。そうなのだ、ハッと気がつけば、乃南アサは「結婚詐欺師」ぐらいしか読んでなくて、ほとんど未踏の地だったのだ。これはいいことに気がついた。これからは読むものが見あたらなかったら、とりあえず乃南アサを手に取るようにしよう。
2006.03.06
原稿。
定期検査の結果がよくなくてがっくり来たもんで、焼酎のお湯割りでやけ酒をあおりつつ、濁った頭でうすぼんやりと「報道ステーション」をながめていたら、いきなりサディスティック・ミカ・バンドの面々が演奏を始めたのでびっくりして腰を抜かした。
おお、加藤和彦に高橋幸宏、高中正義までいる。
何事かと思ってどんよりした目をこすってよく見れば、キリンクラシックラガーのコマーシャルだと。
ほほう、そうきたか。
団塊の世代狙いに、あまりにヒネリのないストレート。オヤジはやっぱりラガーだべ、ロックだべ。今時の軟弱ギターキッズにゃ、大人のロックの味わいなんぞわかんねえべ。なんだよ、スキマスイッチって。デフテクって。
って、まったく団塊どもは鬱陶しいなあ。ビートルズと同じぐらいにうざい…あわわわ、つい本音が。
それはともかく、抜けた腰をよっこらしょと持ち上げて、パソコンの前に座り、キリンのホームページを見る。
案の定、コマーシャルが見られるようになっていて、嬉しいことにメイキングのコーナーまである。やれ、嬉しや。
半開きの口をした呆けた顔のまま、メイキングビデオを見る。
おお、加藤和彦がすっかりはげ上がっている。高橋幸宏はよれよれじゃねえか。まてまて、高中正義がかけているのは老眼じゃないか? 小原礼は、単なるおっさんだあ。ぎゃはははー。
ボーカルだけは、なんだか若くてイキのいいねえちゃんだ。
さすがに加藤和彦がボーカルをやらせていた嫁さんと離婚したことが解散理由だったバンドだけある。ミカの復活だけはかなわなかったようだな。
ピンチヒッターのこのねえちゃん、けっこういいボーカルじゃないの。木村カエラ(足立区綾瀬出身)というらしい。ふーん、要チェックだな。ってオレって遅すぎ?
それはともかく、ネットの動画って、相変わらずひでえなあ。単なる映りの悪いテレビじゃねえか、こんなもん。
ストリーミングだかストーリーキング(ふるっ)だか知らないけど、こういうのをありがたがるってのが、オレにはわからん。
とろけた頭でそんなことをぶつぶつとつぶやきながら聴いたのは、あの名曲「タイムマシンにお願い」だ。って、こいつらはこの曲しかないじゃないか。
いや、「サイクリングブギ」もあったか。とにかくタイムマシンは名曲であるな。
加藤和彦のつくる歌っていうのは、とってもシンプルなものばかりだけど、なぜかほかの誰にも真似できない独特のものを持っている。
これは井上陽水も同じだ。陽水の「飾りじゃないのよ涙は」なんて曲、職業的作曲家にはとても書けない作品だろう。
ヤクザじゃないのよ堅気は、はっはーん。
こうなってくると危険なのはアマゾンである。
オレも酔って昔の曲を耳にした時のお約束で、そうだ、アマゾンだ、と叫んでクリックしてしまったのだ。
サディスティック・ミカ・バンドと検索したら、おお、あるある、ずらりと出てくる。
久しぶりに高中もいいなあなどと思いついて高中正義をクリックしたら、さらにずらずらと出てくる。おお、これだこれ、あれも聴きたい、これも聴きたい。
よく見れば昔のライブのDVDも再発売されていて、「虹伝説」で巨大なかぶり物を着ながらギターを弾いたという、天才・高中、ついに気が触れたかと世の中を騒然とさせた82年のライブの映像も売られているのだった。
酔って興奮した状態でこういうものを目にするのは非常に危険である。
前後の見境なく、何枚も何枚もCDやDVDを買ってしまうからだ。
だが紺屋のオレ、ちがう、なんだそれ、今夜のオレは冷静だった。
酔った自分に待て待て待てともう一人の自分が言い聞かせ、「購入する」のクリックを思いとどまらせたのだった。
おかげで上がりっぱなしだった血圧も、ちょっとは下がったのではないかと思う。って、なんのこっちゃ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「宣伝会議」
2006.03.05
原稿。
朝起きたらとても春らしいいい天気で、突然、そうだ、息子に自転車を買ってあげよう、と思い立つ。
大泉の「あさひ」で購入。そのまま公園へ行って走らせる。
今まで息子が使っていた12インチ自転車は、娘が引き継ぐ。息子は18インチに昇格。
このまま本格的な春になればいいのだが、というような天気だった。
夜は息子と二人で、三軒寺・魚せい。じゃこ天と白菜の漬け物を食う。
畑の中、息子の手を引きながら空を見上げたら、きれいな三日月が浮かんでいた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.04
うららかな春の一日、我が家はなんともお手軽なことに豊島園へ出かけたのだった。単なる暇つぶしである。オレは暇ではないのだが、お父さんとしては仕方がないのである。
豊島園では、イベントとして大道芸人がショーを演じていた。息子は、ジャグリングの芸にすっかり夢中になり、ジャグラーの前から動かず、すさまじい集中力でその芸を見つめていたのだった。
ショーの最後に、ジャグラーが息子を手招きして、一緒に皿回しをしてくれた。息子に棒を持たせ、その上でちゃんと皿を回してくれたのである。当然のことながら4歳児は狂喜である。
別れ際、ジャグラーは息子に「どんな動物が好き?」と聞いて、息子の「キリン」という返事を受けて風船で器用にキリンを作ってプレゼントしてくれたのだった。
舞い上がらんばかりに喜んだ息子は、後生大事にその風船を抱えて帰ってきたのだが、当然のことながら次第にしぼんでしまい、息子は家の中で大泣き。
しばらく家中に悲鳴のような鳴き声が響き渡って参った参った。その息子に、なぜかなんの理由もなく娘が蹴りを見舞う。阿鼻叫喚の地獄絵図である。
夜はおなじみのスマイリー城で焼き鳥。
妻と娘は一足早く帰り、息子の手を引いてのんびり歩いて帰る。もうすぐ幼稚園は終業式。年少の「たんぽぽ組」も終わりである。
「みんなバラバラになるのがさびしいんだよ」と息子は言う。それなりに感傷があるらしい。一方で「新しいクラスのみんなの名前が覚えられるかどうか心配なんだよ」と不安も口にする。
一つ先のステップへ進むことについて、いろんな思いが胸にあるようだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.03.03
取材1、原稿。
ひな祭りである。
幼稚園の「ひなまつりかい」では、息子の嫌いな草餅が出たらしい。それでも頑張って食べたと息子は自慢しているのだった。
草餅、うまいよねえ。
夜、新宿のビックカメラに行って、楽譜作成ソフト「Finale」を購入。楽譜出版にも使われるプロフェッショナル仕様のソフトなのだ。
最近、ちょっとした採譜の仕事があったりするものだから購入したのだが、それにしても6万3000円は高い。うーんと逡巡した末の導入なのだった。
そうそう、ビックカメラのDELLストアで見かけたのが、19インチデュアルモニターのPC。メモリ1Gとスペックも十分で、まさに欲しかったジャストのPCなのだ。
しかも価格は199,000円。これ、お買い得だべ。オフィスもくっついてくるみたいだし。
5月何日かまでの限定販売となっていたから、5月になれば値下げすると見た。それまで待つか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2006.03.02
取材5、原稿。
朝早くから取材のために出かける。
丸ノ内線の混雑した車内、背後に立った朝青龍みたいなOLが異常に臭くてとても困ってしまった。香水が臭いのである。
混雑していて逃げられず、そのうち次第に目がしょぼしょぼしてきたほど、臭かったのである。ありゃあ、いい迷惑だ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」「ナンバー」アマラオのインタビューにびっくり。胸が熱くなった。サッカーファンならぜひご一読を。
「噂」萩原浩・新潮文庫。一読、びっくり。このミステリー、傑作じゃん。いやいや、かなりのレベルのミステリーだぞ、これって。心底驚いた。本当にこれは萩原浩の作品なのか、と途中で作者を確かめたほどである。拾いものであった。ただ、内容は完全なミステリーで、おもしろいときの東野圭吾、と思ってもらえばよろしい。
2006.03.01
取材4、打ち合わせ1。
やれやれ、やっと春だべ。でも、寒いのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006年2月28日
取材5、原稿。
なんでいきなり日付表示に日月が入ったかというと、ATOKで「今日」と入力して変換すると「今日の日付」が表示されるのに気づいたからだ。便利なものよのう。
ところで先日ここでも紹介したビール注ぎロボット「ロボッ庫」だが、どうしても欲しい欲しいとわめいているのに妻は「だめ、じゃまになるからだめ」と許してくれないのであった。うーむ、何かいい作戦はないものか。
というわけで、本日で長かった冬もようやく終わり。明日から待ちに待った春なのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.27
おお、そうだ、伊藤園のそば茶事件の顛末を記しておかなければ。
2リットルのペットボトルのそば茶の中に、カビのようなものがふわふわと、まるで雪みたいに待っているのを発見してクレーム電話をしたのがバレンタイン。
いや、別にクレームってわけじゃないか。いつも飲んでるやつだし、好感度の高い企業だし。
商品を送ったら、先日、代替品とともにおわびが送られてきた。そばの成分が固まったもので、なんら問題ないけど、不快な思いをさせてごめんなさいね、と書いてあった。
一件落着。菓子折でも持って謝りに来いと思ったけど、よく考えたら来られても困るから、これでいいのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.26
2歳の娘の最近の好物は、ガリである(溜息)。
ガリとは何か。そう、寿司につきものの、あの漬け物である。
回転寿司に連れて行くと、娘はろくに言葉もしゃべれないくせに、ガリの入れてある箱を指さしてなにやらわめき出す。ガリをよこせ、と言っているのである。
無視しているとますます暴れて、早くよこせ、すぐによこせ、いい加減によこせ、と暴力的になる。しょうがないので二切れほど皿に載せてやると、驚喜してしゃぶっている(嘆息)。
まったく困った娘である。とほほ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「天晴れ!筑紫哲也NEWS23」中宮崇・文春新書。筑紫哲也がおかしくなりはじめたのは、2000年前後に沖縄を取り上げ始めた頃だった。最近ではその暴走ぶりはすさまじく、もはや目も当てられない無様さ。老害とは、まさにこの人のことだろう。「インターネットは便所の落書き」と言い放ったように、筑紫哲也はネットを毛嫌いしている。なぜならネットでヤツは徹底的に攻撃され、笑いものにされているからだ。この本は、そうしたネットでの筑紫攻撃の代表者がつづったもの。これを読めばいかに筑紫哲也が終わっていて、NEWS23が日本を腐らせているかが、よくわかる。おすすめの一冊。
2006.02.25
東武動物公園に行く。動物園と遊園地が一体となった「ハイブリッドレジャーランド」なのだそうだ。なんだそりゃ。
到着してビックリ。とにかく広い。呆れるほど広い。さらにビックリなのが、ガラガラだということである。うーむ、大丈夫か東武。
そのだだっ広い中、動物は一通りそろっていて、ウサギやモルモットなどはだっこできるようになっているから、子どもたちは大喜びなのだった。
遊園地は子ども向けにもそれなりのものがそろっていて十分。ここはなかなかよろしい遊園地である。
ともかくやたらと広くて、そこをたっぷりと歩かされるから、健康にもよろしい。子どもたちもたっぷりと疲れ果ててくれる。
レストランが、やたらと高くてまずくて待たせられる以外は、なかなか満足なのだった。まあ、遊園地のレストランなんて、どこもしょうもないものだが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.24
打ち合わせ1、原稿。
ぽかぽかと暖かかったと思ったら、冷たい雨が降ったり。まっこと三寒四温とはよく言ったものである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.23
原稿。
確定申告の書類ができたというので、顧問会計士の事務所に行く。秋葉原だ。
2005年度一年間の売上と経営状態を振り返り、親子四人がともかく生活でき、税金もきちんと払うことができたという点に、まずは胸をなで下ろす。ホッ。
今年から消費税を払わなくてはならなくなり、その金額の大きさにちょっとびっくり。それでもどういう仕組みになっているのかを聞いてみると、抜け穴だらけのザルであることが判明。いい加減なものだよなあ。
秋葉原は久しぶりなので、ラオックスの楽器館による。ヤマハの新しい音源と、シーケンサーを見たかったからだ。うーん、欲しいなあ。どうしようかなあ。迷いつつ、よだれを垂らしながら、店内をうろつく。
それにしても秋葉原、少し来ないうちにずいぶんと変わったものである。びっくりだ。
以前、パソコン少年だったオレが通っていた頃とは大違いの様相である。
そういや、かつてSEをしていた頃の妻は、ケーブルやらパーツやらを買うためによく秋葉原の路地裏のジャンクショップに出かけていた。どの店も、現役のSEである妻のことを「上司に難しい買い物を言いつけられて困っている女の子」と誤解して、妙に優しく接してくれたのだそうだ。
駅に隣接して、どかーんと、これがあの噂のヨドばしばカメラが建っていたので、ふらりと立ち寄る。すげえでかい。呆れるほどでかい。
しかしそのでかさに欺されてはいけない。楽譜作成ソフト、ラオックスでは63000円だったのが、ここでは64000円だった。なんだ、高いじゃねえか、ヨドばしばカメラ。
ちなみにこのヨドばしばカメラ、派遣店員への暴行が発覚して裁判沙汰だ。ろくでもない体質の企業なのである。宣伝目的以外のマスコミ取材は一切お断り、ディスクロージャーも最小限。経営の真の姿が世に出ることのない、まったくもって不透明な企業なのである。
コンシューマ商売の会社がそんなことでいいのかよ、とオレは大いに疑問に感じているから、この店で一円たりとも買い物する気はないのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」「ベルダ」
2006.02.22
取材1、取材ドタキャン1、原稿。
「天空の城ラピュタ」と「風の谷のナウシカ」の2本を、現代のアニメ技術でもう一度作ってくれないかなあとマジに思うぞ。あの2作品のストーリーは最高だものなあ。
そんなことはともかく、バカ息子が、自転車の荷台から転がり落ちて地面に激突しちまった。ほんにバカである。
あれほど自分で勝手に降りるんじゃないと言われていたのに、空っぽの頭の中を右から左。ほいほいと身軽に降りられるつもりでずっこけてしまったのだ。
西原理恵子の「息子を育てていると、死ななきゃいい、と思うようになる」というメッセージに激しく共感するのは、こういう時なのだ。
幸いケガもなく、脳しんとうもなく、無事でありましたので、身内の皆様はどうぞご心配なく。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「サウンド&レコーディング」音楽制作の世界は絶望的に奥が深く、ひたすらうなだれるのみ。オレなんか出入り禁止だよなあ。とほほ。
「イージー・クリエイティブ・ツール」なんだこの雑誌。映像、音楽制作のための新しいパソコン雑誌だそうだ。スマイリーで酔っぱらって読んだけど、なんだこりゃで終わりだ。
「ボクの町」乃波アサ・新潮文庫。先日読んだ警察小説のアンソロジーで感心した作品の、いわば本家。交番警察の日常を描いた作品で、その地道さと根底に流れる暖かな視点が心地よい。
2006.02.21
原稿。
やむなき事情で買ったのがソニーのMP3プレーヤー。その名もウォークマンという。
みんながiPodを持っているから、あえてこの時期だから、ソニーのウォークマンを選んだのだ。この協調性ゼロの天の邪鬼め。わはは。
しかし音楽をいっぱいためておけるのは便利だねえ。でも、なんだか不具合がいっぱいあるぞ、このウォークマン。バッテリーが切れたら、中に入っていた曲が全部一瞬にして消えてしまったのには、腰を抜かすほど驚いた。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.20
打ち合わせ1、原稿。
最近はフラッシュを使ったギャグがネットに満載で、中には爆笑ものの作品もある。この「もすかう」もそうだ。
日垣隆のメルマガで紹介されていたものだが、いやはや、抱腹絶倒。ぜひご覧あれ。
もっとも果たしていつまでリンクされているから、わからないけれど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」
2006.02.19
本日のタンゴちゃんはミュージシャンである。
某出版社が保育者向けの講習会を行うことになり、その講師を務めるシンガーソングライターのワンちゃんのバックでギターを弾いたのである。
講習会っても一日がかり。午前中他の講師が担当している間にリハーサルを行い、午後は2時間以上もステージを務めた。一日中ギターを弾きっぱなして、へろへろなのであった。
しかも、恐ろしいことにオレの作った曲を弾き語りするというコーナーもあって、歌までデビューしてしまったのだ。
参加者は保育関係者、つまり若い保育士さんばかり130人ほど。妙齢の女の子が山盛りになっている前でギターを弾いて歌うというのは、今思い返しても卒倒しそうなほどのプレッシャーなのであった。
とりあえず、ワルツを歌いますけど名前はタンゴです、という練りに練ったギャグだけは、つかみとして通用したか、数人の「うふふふ(笑)」という反応を勝ち取ることができたのだった。
終了後、さぞやキャーッと叫びながら押し寄せてくる美女に囲まれるだろうと覚悟していたのに、さっぱりでがっくし。どうやらオレのパフォーマンスは失敗だったらしい。とほほ。
それにしても西は岡山、東は宮城と、各地から自腹で交通費、受講料を払って参加している保育士さんたちは、なんと偉いのだろうと本当に感心。さほど多くもないであろう給料の中から何万円も割いて、洋服やCDを買うのじゃなくて自己啓発にこれだけの金をかけて、心底前向きなんだよなあ。
就職しなきゃいけないからとりあえず保育士になりましたということなくて、きっと自分から進んで選んだという人が保育士になっているのだから、こういう姿勢なのだと思う。向上心というのは教わるものじゃなくて、間違いなく一つの才能なのだ。
終了後、スタッフの皆さんと打ち上げ。その場で「先生、先生」と呼ばれてまいってしまった。おらあ先生なんかじゃねえべ、業者だべ。
飲むうちに出版社の部長さん2人と同年代と判明。やっぱ拓郎ですなあ、いやいや、六文銭も素晴らしかったですよ、あの頃の浅田美代子ときたらほんとにもう、などという話題で大いに盛り上がり、3人でガロのコピーバンドを結成することに決定。今度の講習会の休憩時間にデビューすることまで決めてしまった。
「そんなの聴かされても、保育士さんたちは困惑するだけですよ」と周囲は止めるのであったが、しかし、他人はのことなど知るもんか、俺たちが演奏することに意味があるのだ、と言下に却下。酔っぱらったオヤジがつるんだときの暴走は、誰にも止められないのであった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.18
早春のお約束、いちご狩りに出かける。今年は埼玉の久喜市だ。
東北道の久喜インターで降りて、農園へ。早く来ないとなくなっちゃうよと脅されたとおり、けっこうな人出で、大勢の人間がいちご畑の畝の間をうろうろとしているのだった。
もっともいくら食べ放題ったって、いちごなんて腹一杯食えるわけではない。10分ほどで10粒もつまめばもう十分なのだった。
いちごはやっぱり春。
北関東の空は、心なしか霞みがかかっている。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.17
原稿。
東京ガスが工事に来て「マイツーホー」というサービスを導入していった。
なんだそれ。
外出先で「ガスを消したかなあ」と不安になったらメールまたは電話すれば遠隔操作で調べてくれ、つけっぱなしだったら同じく遠隔操作で消してくれるというサービスである。ついでに家にいるときでも、消し忘れと思われる状態が発生したら電話で教えてくれるのである。
なるほど、便利ではないか。
これで月々500円。安心料としてなら安いものである。
技術の進化とは便利なもので、インフラにこういうシステムが導入されてこそ、本当に社会の役に立っていると思えるのだった。
しかし、それにしてもこのネーミングはなんとかならないのか。「マイツーホー」。まるでホイコーローみたいだ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「美味しんぼ」「るるぶジャパン」
2006.02.16
取材ドタキャン1、原稿。
インタビューして大量にメモを取るという仕事柄、筆記具にはどうしても神経質になる。
以前よく使っていたのはドクターグリップだった。それなりに手になじみ、使いやすかった。
その後、しばらくはパイロットの太いペンを使っていた。書き殴る、という使い方の場合、太いやつのほうが使いやすかったからだ。
現在はゼブラの3色ペンを使っている。メモは黒で書き、そのまとめは赤で行う、というノウハウを開発したからだ。ノウハウってほどのものかどうかわからんが、この程度のことはライターならば誰でも知っているのかな。決まったやり方があるわけじゃなくて、それぞれが独自に工夫しているのは間違いないと思うが。
本日、東急ハンズで見つけたのはパイロットの「FEED」というボールペン。2色・プラス・シャープペンだ。
試し書きしたら、これがなかなかの書き味で、しかもとても持ちやすい。指の当たるところがぐりぐりしているのも好感触だ。
いっぺんで気に入って2本購入。1本500円と割高だが、それに見合うだけのペンだと思う。しばらくはこれを使い続けてみよう。ボディの色がカラフルなのも楽しいぞ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.02.15
原稿。
うーん。
久々に物欲を刺激するモノに出会ってしまった。アサヒビールのおまけ企画「本生ロボッ庫」である。
お腹が冷蔵庫になっている小型ロボットで、缶ビールをセットすると自分で取り出し、フタを開けてジョッキに注いでくれるという。うーん、欲しいっ。
駄菓子屋のくじ引きを箱ごと買って欲しい賞品を確実に手に入れる方法を「大人買い」というらしいが、さすがに「本生ロボッ庫」では大人買いは不可能。缶ビール1つについてくる応募券36枚で一口の応募というから、好きでもないアサヒビールをひたすら飲み続ける以外にない。
あーあ、誰か売ってくれないかなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2006.02.14
原稿。
バレンタインデー。息子の通う幼稚園では、チョコレートのやりとりは禁止らしい。今時はどこでもそんなもんか。
オレは娘からもらう予定だった。だが、チョコを手にした娘が、これを父ちゃんに渡すと自分の食べるチョコがなくなると気づいて、受け渡しを拒否。自分で食ってしまったのである。
だもんで、オレは今年も一個もチョコをもらわなかった。トホホ。
そんなことはともかく、オレは健康のために伊藤園の「そば茶」をネットで段ボール箱買いして飲んでいる。ヘビーユーザーなのだ。
ところが新たな2リットルペットの封を切ろうとして中を見た妻が「これ、おかしいよ」と、異物混入を指摘。よく見ると、カビのような白い繊維状のモノが、ペットボトルの中で雪のように舞っているのだった。
念のため近所の安売りショップで同じ製品を買ってみたら、こちらはそんなことはなくてきれいなものである。
これは伊藤園にクレームせねばということで、早速お客様相談室というクレーム係に電話したのだった。
電話に出たクレーム係、慣れたふうで「ああ、雪のようなやつですね。それはそばのルチンという成分が固まってしまったものです。でも、飲む気になれないでしょうから、お取り替えします。送料着払いで送ってください。ごめんね」と低姿勢での対応であった。なかなかの好印象の窓口である。
早速郵便局のゆうパックで着払い発送。さて、どうなるだろうか。
伊藤園あたりともなると、ネットでの風評にも敏感だろうから、検索エンジンでいろんなチェックをしているんだろうなあ。この日記も引っかかる可能性があるぞ。まあ、ほめているんだから問題はないが。
それはそうと、ゆうパックを出しに行った郵便局、「おまけです」と郵便ポスト型のマグネットクリップをくれた。これがけっこう可愛いデザインでなかなかよろしい。
もっともこれがサービス向上とは直接関係ないということを、郵便関係者には自覚してもらいたいものだが、まあ、モノをもらっておいて文句つけるのもあんまりだよな。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」「ゴルゴ13」
2006.02.13
取材2、打ち合わせ1、原稿。
キーボードとマウスをワイヤレスに替えたところ、使い勝手はなかなかよろしくて満足なのだが、どういうわけかスクリーンセーバーが動かなくなってがっくし。続いてATOKを最新の2006バージョンに取り替えたら、キーの割り当てが微妙に違っちゃって、がっくし。
直せばいいだけのことではあるのだが、まあいいやと放っておいてある。
ついでに「DTMマガジン」を読んで、付録のDVDを使おうとしたらこのパソコンにはDVDドライブがついてないことが判明して(今まで知らなかったのか、オレは)がっくし。あわててアマゾンから外付けドライブを発注した。
そういえば、確かに「楽天」のビジネスモデルってかなり危ういよねえ。網羅性という点ではgoogleにかなわないし、特化性という点ではモールにする意味がないし。どこかの本に書いてあったように、もしかしたら崩壊の可能性がないでもないのかもしれない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「日経ビジネス」「DTMマガジン」「週刊現代」
2006.02.12
原稿。
朝4時に起きてメールをチェックしたら、ヤマシから「急ぎの原稿です。助けてくださいー」というメールが入っていた。
立派なことにオレはそのまま机に向かい、原稿を書いて、6時前にメールしてやったのだった。そしたら心底驚いたことにヤマシから「原稿ありがとうございますー」という返事が来たのだった。
腰を抜かしていたら、忙しくて徹夜で働いているとのこと。うえー、日曜の朝によくやるよなあ。
それはともかく、前日、突然携帯が使えなくなってしまった。なんの前触れもなく、電源が入らなくなってしまったのである。やれやれ。
すげえ面倒くさかったけれど携帯がないと仕事にならないので、光が丘のドコモショップに行き見てもらった。「コンビニで売っている充電器を使いませんでしたか」といわれたので、そういうケースが増えているのかも。
内部の回路がいかれてしまっているようで、結局機器交換に。買ってから1年未満ということで一切カネはかからなかったが、これを言い訳に最新機種に買い換えようかと目論んでいたオレは、ちょっと残念だったのさ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.11
朝、幼稚園の作品展に行く。要は文化祭みたいなものだ。
4歳児のつくったがらくたやら落書きが所狭しと並べられていて収拾の付かない状態の教室に行って、やれやれ、こりゃ幼稚園の先生も楽ではないわいと感心する。
午後、目黒にある学研のスタジオに行き、レコーディング。
実は「遊びと環境0・1・2歳」という雑誌の夏号(5月16日発売)に付録でつくCDに、オレの作曲した歌が収録されることになり、そのボーカルを妻がやることになって、その録音が行われたのである。
身内のオレが言うのもなんだが、実は妻のボーカルはプロ級なのである。たいしたものなのである。本人は謙遜するが、立派なのである。
プロデューサーのシモちゃんのもと、収録は順調に進行。妻のボーカルはかるーくOKが出たのだった。
オレはエンジニアの働きぶりに興味津々。暴れる子どもたちを押さえつけながら仕事の様子を見学させてもらい、うーん、さすがプロと、感心することしきりなのだった。
ちなみにこのCDには、去年までは社長で今はプーの、いさわしも自作曲を持参して参加。一曲歌っている。その収録も立ち会ったが、いさわしらしい飛びまくる名曲を、素晴らしいボーカルで歌い上げたのだった。
やっぱりスタジオは楽しいなあ。音楽の現場はいいなあ。ぼちぼちオレも復活するかなあ。
ともかくこの「遊びと環境0・1・2歳」という雑誌は書店売りしているので、誰でも買える。何冊でも買える。関係者はぜひ購入するように。購入してCDを聴くように。聴いたかどうか確認するので、発売日になったらすぐに買うように。
さて、来週は今度はオレがワンちゃんのライブでギターを弾かなくてはならない。ふふふ、ミュージシャンじゃん、オレって。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.10
取材4,打ち合わせ1,原稿。
昼過ぎの移動時間を利用して、東京ドーム脇のプリズムホールに寄り、「石川フェア」をのぞく。残念ながら早瀬さんには会えず。なんでも急な来客で連絡がつかなかったそうだ。
また来年も来てねと電話で挨拶して、水道橋を後にする。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ゴルゴ13」「フライデー」
「鼓動」新潮文庫。警察小説の短編ばかりを集めた作品集。乃南アサの、普通の警察官の日常を描いた作品が、拾いものと言ってはベストセラー作家に失礼だが、案外に面白かった。
「快適習慣の落とし穴」田上幹樹・NHK出版。うーむ、実に心臓に悪い本。現役の医者が、こんな生活をしていた人がこんな病気になってこんな風に死んでいきました、という実例をこれでもかこれでもかと示してくれるのである。読み進めながら、げっ、げげっ、とのけぞる。オレと変わらない年齢のヤツもたくさんいるしさあ。
2006.02.09
原稿。
知らなかったけれど、アメリカの歌手、ジョニー・キャッシュって一昨年ぐらいに死んでいたんだね。残念。
ジョニー・キャッシュはカントリー、ロカビリーの大物歌手で、ギターを抱えてすっくと立って歌う姿がとても格好良かった。何よりも素晴らしいのはその歌声で、太い低音などは本当にほれぼれ。
ニッティー・グリティーの「永遠の絆2」で聴かせたあの歌声には、本当にしびれたものだったなあ。
死んでしまったのは残念だけど、あの歌声は永遠だ。アマゾンでベスト盤でも頼んでみるか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.08
打ち合わせ1、原稿。
西原理恵子の「子育てをしていると、どんどん志が低くなる」というのは、けだし名言だと思う。
知能を高めたい、情操教育をしたいという思いはどこへやら、子育ての現実に追われているうちに「死ななきゃいいや」という開き直りが芽生えてくることを意味しているのだ。まっこと納得である。
これに影響されたわけではないが、最近、オレは子どもに対してどこまで責任を取れるのだろうと考えることがよくある。どんなに長く面倒を見たいと思っても、結局は親のほうが先に死ぬのだし、永遠に責任を取ることなんてできないのだ。
要は、天寿を全うできるように生きていく力をつけさせることが、親としての究極の使命なのではないか。
最近ではそんなふうに思っている。天寿を全うすることが、実は人間にとって最も幸せな生き方なのかもしれないし。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「グッズプレス」
2006.02.07
取材2、打ち合わせ1。
遠く幕張まで取材に行く。遠く、ったって東京駅から30分だけど。
この街のことを、あるデベロッパーは「失敗作」と評していたが、なるほど、確かに何もない湾岸地帯に突如姿を現す高層ビル群はいかにも不自然だし、昼間人口と夜間人口のアンバランスさはいかにも人工の街にふさわしい。
そんな独特の雰囲気を漂わせる街ではあるが、ここが春、3月を迎えると一転してあたたかな土埃の舞う懐かしの街に変わるのだ。その空気感というのは、他の街では感じられないような湿り気を持つ独特のものである。
あの、春の幕張の、国道脇の風の具合というのは、けっこう好きだなあ。
うーん、そうだ、今年は房総あたりにタンポポでも観に行くかなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.02.06
打ち合わせ2、原稿。
毎月の検査のために、朝一番で潮見のあサひクリニックに行く。12月末の血液検査の結果は良好。すべての数値が正常値であった。
「とは言っても全体に高めですからねえ、やはりお酒は気をつけてくださいね」と医者。そうなんですよねえ、わかってるけと、やめられなくて。「そうですよねえ、人生にはうるおいも必要ですしねえ」。
そんな緩い会話を楽しみつつ、そういや先生、インフルエンザの具合はどうですか、と取材する。
聞けば、A型はそろそろピークを越え、これからB型がやばそうだとのこと。A型には「香港型」と「ソ連型」があり、それぞれ別のタイプだ。従って今年もうインフルエンザにはかかってしまったという人も、これからB型にかかる可能性もあるから、油断できない。「運の悪い人は、香港型、ソ連型、B型の全部にかかっちゃいますからねえ」と医者も言ってた。
というわけで、これから1ヵ月、皆さん気をつけましょう。人混みではマスクする、帰ったら必ずうがいして手を洗う、できれば顔も洗う、ということを徹底すればかなり防げるでしょう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「日経ビジネス」
2006.02.05
原稿。
ここしばらく家族がかわりばんこに風邪ひいて伏せていたので(妻と娘はインフルエンザだ)、今日の外出は実に久しぶりである。
特にあてもなかったのだが、向かったのは、よみうりランド。多摩丘陵の冷たい風を受けながら、子供らを遊ばせようというわけだ。
日曜というのにガラガラで、確かに今やディズニーランド以外どこもダメなのだろうなあ。でも子どもにはそんなことは関係ない。あちらこちらの乗り物に乗って大はしゃぎなのだった。
ちなみにオレは高いところは大の苦手。せがまれて、ここの観覧車に乗せられて、死ぬような思いをした。マジで。
体をくの字に折り曲げて、膝の間にアタマをはさみ、ずーっと目を閉じていたのである。妻にはあきれられ、息子にはからかわれ、娘には笑われ、ああ、父ちゃんの威厳台無し。
でも怖いんだもん。マジで。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.02.04
季節を分けるから「節分」。つまり節分が過ぎれば、もう春なのだ。
もちろん実際にはそんなことはなくて、本日は真冬の寒さ。ぶるぶる震えながら、オレは住吉のトヨタまで車検のために車を持っていったのだった。
遠い道のりを自らクルマを持っていって、しかも代車も要求しないという気前よさ。ほんと、いい客だよなあ、オレ。タイヤまで交換したし。
って、実はわざわざ住吉くんだりまで足を運んだのには、実は下心がある。駅近くのどら焼き屋「福どら」に寄りたかったのだ。
「福どら」のどら焼きは、実に美味で、一度食べていっぺんでファンになった。あんこに生クリームを混ぜた「生どら」が一番のおすすめだ。この「生どら」と「カスタード」それに「ブルーベリー」をそれぞれ大量に買って帰る。これを手に入れることが最大の目的で、車検はその次なのだった。
久しぶりに食べた「生どら」、旨かったあ。まさに絶品である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ガール」奥田英朗・講談社。お局やシングルマザーなど、30代の女をテーマにした短編小説集。毒にも薬にもならない作品ではあるのだが、うまいことは確かだ。
2006.02.03
取材2。
最近耳について気になっているのが「真逆」という言い方である。「まぎゃく」と読んで、意味は「正反対」とか「全然違う」というようなものだ。
「今度のカレって前のとは真逆のタイプなのよー」「そんなことを言うお前のほうが、見た目と中身が真逆じゃねえか」「きーっ、くやしいーっ、あんたこそ前と後ろが真逆じゃないのさっ」「やかましい、お前なんか真逆にしてやる」「あれー、助けてー」というのが使用例である。
実際、まぎゃくって響きを耳にすると、なんだかとっても落ち着かない。あるライトノベル作家が、「まさか」というつもりで真逆と書いたのを、読者が「まぎゃく」と読んでしまったことが語源という説が有力らしい。それがどうであれ、ともかく据わりの悪い言葉だよなあ。
ちゃんとした大人は使わないようにしましょう。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「新日本プロレス崩壊の真相」宝島社。崩壊したのか、新日は。あ、ほーかい。それはともかく、スマイリーでこれを読んでたら店員に「タンゴさんはプロレスが好きなんですねえ」とチェキられてしまった。プロレスというより、プロレスを巡るどろどろした人間関係や汚いカネの流れとかが好きなんですよ、うへへ、と答えてやったが、通じたのだろうか。ちなみにいい大人はチェキられたなどという言葉づかいをしてはいけません。
「コンプリートDTMガイドブック」藤本健・リットーミュージック。ずっと休んでいた音楽活動を、そろそろ再開しようかという気になってきて、今度はWindows環境での構築を検討中。いろいろ勉強を始めたのだ。最近はソフト音源が主流らしいね。ふーん、知らなかった。
2006.02.02
取材9。
朝8時集合、夜11時解散(しかも立川!)というハードな仕事をこなす。
バブル時代の証券マンは早朝から深夜までの異常な働きぶりから「セブンイレブンの戦士たち」と恐れられていたものだが、それに匹敵するアホさである。
ちなみにそれを超える異常な働き方を強いられているのは現在のソフトウェア開発者たちだ。組み込みソフトの開発現場なんて悲惨なものである。
建設業界とまったく同じ構造となっているソフトウェア開発業界で業界を揺るがす致命的なトラブルが発生しないのは、末端の技術者たちがおのれのプライドを掛けた自己犠牲的な働きでダム崩壊を防いでいるからだ。いずれソフト業界のアネハ事件が起きるのは間違いないだろうね。
そんなことはともかく、夜の8時、取材の空き時間に立川駅近くのデニーズで撮影スタッフと共に食事をとる。
少し離れたテーブルに、小学校低学年の男の子2人を連れた母親の姿。平日のこんな時間に外食か。
どんなに面倒でも、一品だけのおかずでも、母親が手を掛けたものを家で食べさせるのが、子どものためには最善なのに。まあ、毎日家にこもってストレスがたまって、たまには晩ご飯も外食したくなっただけかもしれないな。
それはいいとして、驚いたのが、この母親、まったく子どもにと会話するのでなく、食事中、ずーっと携帯でぺこぺことメールしていたことである。男の子2人がじっとしているはずもないから、時々騒ぎ立てるのだが、そのときだけキツイ声と表情で「うるさい!」と言い渡し、直後、携帯をぺこぺこ。
うーむ、なんなんだ、この乾いた母親は。
と思ったものの、もしかしたら日中、父親が交通事故にあって、今頃病院にいて、そのどたばたでとても食事を準備する余裕もなく、一方で親戚、友人たちへのメールでの連絡に追われているのかもしれないわけで、そういう可能性も否定できないのだから他人が勝手な思い込みで適当な推察をしてはいかんよな。
だいいち4歳児を飲み屋に連れて行って酔っぱらっている父親のほうが、よほど問題かもしれないし。
11時に立川で取材チーム解散。電車を乗り継いで家に帰ってくる。深夜、都心に向かう上り電車だからすいていること。らくちんなのであった。
スマイリーにでも寄ろうかなと思ったけど、もう遅いし、あきらめて素通り。夕食はしっかりとったから、腹が減っているわけでもない。
家の近くへ来たら、あれ、な、な、なんだこれ、前の道路のフェンスが激しくひしゃげている。
うへえ。びっくり。
暗闇の中、近づいてよく見たら、金網のフェンスが激しく引き倒されて、一部が引きちぎられてさえいる。人の手ではこうはいかない。どう考えてもクルマが押し倒したとしか思えないのだ。
帰って妻に聞いたら、気がつかなかったというので、日中の出来事ではないようだ。
こういうのが一ヵ所でもあると、ゴミを捨てられたりして荒んでいく。ニューヨークの破れ窓理論だよね。だから早急に直してもらわないといけないのだが、どうすればいいんだ?
この畑の主が、役所関係と調整することになるのだろうなあ。いずれにせよ、やれやれである。疲れた一日だった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「ナンバー」
「急がば疑え!」日垣隆・日本実業出版社。連載評論集をまとめたもの。相変わらずのキレっぶりが素晴らしい。
2006.02.01
取材4。
すげえ雨だった。土砂降り。そのうえ、夜には地震。
気がつけば2月。まっこと時の過ぎるのは早いのうと思いつつ、天変地異である。
その他、諸々はまた近日中に。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ダカーポ」「週刊現代」
2006.01.31
打ち合わせ1、原稿。
今の日本では、4分の1の世帯が貯蓄を持っていないという。貯蓄しないで消費に回しているのではなくて、所得が減って貯蓄どころではないというのが理由だ。
働けど働けど我が暮らし楽にならず。それを切実に感じているワーキングプアがえらい勢いで増えているのも現実だ。仕事がないわけでなく、それどころかフルタイムで働いているものの、年収が100万、200万という層だ。
明らかに二極化が定着した日本。90年代初頭にこの状況を予言していたのは、確か林真理子だったなあ。
まあ、ともかく、アメリカ型の二極化というのは、どうにもいやな話である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「国家の品格」藤原正彦・新潮新書。名著である。欧米型の合理主義と論理性重視の時代は終わりを告げ、今や日本ならではの情緒と形の文明を見直すべきだという提言なのであるが、ともかく読んで快哉を叫んだというのが本音。いかにアメリカ型の世界観がゆがんだものであり、いかに日本が古来より受け継いできたものが素晴らしいかと、再度納得。ぜひご一読を。
「プロレス・K1・PRIDEヤミ裏事件簿」オークラ出版。あのビル・ロビンソンは今は高円寺に住み、寺西勇は建設作業員なのだそうな。
2006.01.30
取材4、打ち合わせ2、原稿。
早朝から取材で飛び回る。家を出がけ、どうも調子が怪しいというので、妻からお守りをもらう。タミフルである。
そう、インフルエンザの特効薬である、あのタミフルである。
こんなものを持ち歩いているおっさんはそうそういないだろう。嬉しくなったオレはさんざん見せびらかしたのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.29
原稿。
キーボッツというものがある。
キー(カギ)+ロボットでキーボッツ。バンダイのキャラである。
当初こそちょいと寒いキャラで、こんなものが流行るわけがないと思われたが、何が子どもの心をとらえるのかわからん、じわじわと人気が出て、息子もすっかりはまってしまった。
そうなると機を見るに敏なのが知財ビジネスというか版権商売というか、一発当てれば大商いのキャラもの屋さん。あれよあれよという間にシリーズのロボットが10体を超えてしまったのだ。やるなあ、バンダイ。
シリーズ化とギアのラインナップ化は、キャラもの商売の鉄則。案の定、息子もキャラカタログを毎日眺めては、毎日「欲しい欲しい」と泣き叫んでいる。困ったものである。
今日も、風邪で寝込んだ妻と風邪をひきかけている娘を家に残し、息子を板橋のこども動物園に連れて行って、ポニーにさわらせたり、ヤギにエサをあげさせたりしたのだが、途中から「キーボッツ欲しい、キーボッツ買いたい、トイザらスに連れて行け」とわめきだした。
何の動物を見てスイッチが入ってしまったのかわからん。あるいは、外出したらとりあえずトイザらスへ連れて行けとわめいてみる、万一連れて行ってもらえたらめっけもん、という回路ができつつあるのかもしれない。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.01.28

妻が風邪を引いて寝込んでしまったので、父ちゃんは大騒ぎの一日なのであった。
夕方、ふう、やれやれと一息ついて、そうだ、子供たちに晩飯食わせなければと思い至り、魚せいに行くことにする。するって、なぜそのシチュエーションで居酒屋なのか、自分でも不思議だが。
ところが外はあまりに寒く、こんな中を子供を連れて行っては申し訳ないと正気に返り、娘は病気の妻に任せて息子だけ連れて行くことにする。書きながら、えーと、自分で自分に呆れているが。
ともかく息子と二人でいった魚せい。いや、最近、週末は息子と一緒に行くことが多いのよ。旨いものをさんざん食って、息子はホタテの刺身にハマチの刺身を旨い旨いとむしゃむしゃ食った。
最後になって魚せいのおやじが「これ旨いから食って帰れ」といって売りつけてきたのが、白子の天ぷら。おおう、なんという贅沢な。
食ってみたら、これが旨いのなんの。サクッと揚がった衣をかじると、中から白子がとろーりとにじみ出てくる。この絶妙の甘さがたまりませんぜ、旦那。
というわけで、写真のように息子は4歳にして白子の天ぷらなどというものをばくばく食っているわけだが、はて、これがいいことなのかどうなのか、わたくしにはちっともわかりません。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.27
原稿。
毎年夏に、学生時代の仲間と誘い合って合宿を行っていて、最近は静岡県の山奥にある金山温泉が定宿となっている。
夏休み真っ盛りに行くのでいつも半年以上も前に予約するのだが、今年はなぜか既に申し込みのメールを送ったにもかかわらず、なしのつぶてである。
うーむ、嫌われたか。もう来るなということか。
小心者のオレは、どうやって確かめたらいいかもわからず、おろおろするのみである。
宿の手配は、やっぱり順さんや中山さんに頼むべきだったかなあ。営業一筋30年。無理を通す道理を知っている強者たちに。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「ベルダ」
2006.01.26
取材1、原稿。
誕生日である。誰のって、オレのである。
年男である。何回目のということは置いておいて、年男である。めでたいのである。
独身時代は、誕生日だろうがバレンタインだろうがクリスマスだろうが、まったく関係なく仕事して酒を飲んでいたが、よき家庭人となった今は妻と息子と娘がつくってくれたバースデーケーキを食べ、穏やかに過ごすのであった。酒を飲むことに変わりはないが。
来年もこうして心穏やかに誕生日を迎えられるよう、ありたいものである。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2006.01.25
原稿。
どうも最近はキーボードの調子が悪くって、原稿を書いていてけっこうストレスなのよ。うーん、困ったなあ。
また明日にでもビックカメラでキーボード買ってくるかなあ。また母ちゃんに笑われちゃうかなあ。
それはともかく、連日寒い寒い。
寒くて空気が澄んでいるので、午前中いっぱいぐらい、家の前の歩道橋から富士山が見える。
富士山というのは、どんなに遠くからでもとてつもない存在感を放っているのがわかる。たとえようもなく美しいし。まさに霊峰だよなあ。
いつ見ても、何度見ても、富士山は富士山。日本人の心を揺するのだ。
昔はこんな調子で東京のどこからでもあの美しい山が拝めたわけだから、日本人の心の形成というものに少しは影響を与えたんじゃなかろうか。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ブラックジャックによろしく 13」「美味しんぼ」
2006.01.24
取材5、原稿。
大雪は21日。以後、晴天が続いているのだが、東京のチベットであるネリマはご覧のような状態。真ん中の三角の家が我が家で、手前が庭ならたいしたものなのだが実はよその畑で、いまだに一面の雪景色。
これで東京だっていうんだから大笑い。チベットどころかオホーツクだわな。
当然朝は冷え込んで、地面に霜柱が立つ。畑のそれを、息子はザクザクと踏んでは喜んでいる。
道路は依然としてところどころ凍っていて、息子と娘を連れて幼稚園までの送り迎えをしている妻は「命がけよー」と泣いているのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「紙のプロレス」「ウェッジ」「迷宮Xファイル3」芸文社。プロレスの暴露もの。こういうのはいつ読んでも楽しいなあ。
2006.01.23
取材9。
朝早くから取材のアポがあったので7時過ぎに石神井公園駅に行ったら、ホームが人であふれている。なんだなんだと思ったら「飯能と高麗の間で停電が発生し、電車が車庫から出られなくなって大騒ぎ」というアナウンスが入る。あま、大変だ。
とにかく電車が来ないんじゃしょうがない。通勤の時間帯だからホームに人があふれ、ホームに入りきれない人が駅にあふれ、そのうち駅にも入りきれなくなって入場制限になる始末。
その時点でオレはホームにいたから駅の入場制限というのは後で知ったことであるが、やっとこさやって来た電車は隣の駅でもう人が乗り切れないという騒ぎで、到着したものの降りた人数分の2、3人程度しか乗れないという状態。その間も通勤時間帯で人は駅にやってくるから、こりゃもう混乱の極みなのだ。
10分に1本くらい電車はやって来るが、乗り切れず、ともかくじりじりと空きが出るのを待つしかない。満員の各駅停車が停まって、乗れないこともなかったが、いやな予感がしたのであえて見送る。あとで聞いた話では案の定、ダイヤが乱れまくって途中停車が続き、結局終点まで15分のところ、1時間半もかかってしまったらしい。
そうこうしているうちに急行列車になんとか乗れたので、やれやれと一息。乗るまでに30分も待たされて、この時点で既にアポには遅刻が判明したのだが、まあ、しょうがなかった。
朝からどっと疲れた一日だった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2006.01.22
原稿。
FOMAを使って新潟の弟にテレビ電話をかけ、お互いの近況を報告し合うのが最近の休日のお約束になっている。
音声と画像と、なんとなく微妙なタイムラグがあるので、元気ですか、元気ですよ、のやりとりだけでけっこう時間がとられたりする。
画像は粗く、不安定。自分の顔がモニターに出るのだが、オレの母親など「自分はこんなに老けているのかっ」と腰を抜かしていた。
遠く離れた身内どうしのコミュニケーションに、テレビ電話はまさにぴったりだな。美しい使い方ではないか。ふふふ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2006.01.21
原稿。
朝起きたら一面の銀世界。
って表現がオーバーじゃないのが、ここ練馬の外れ、畑の中の我が家なのだ。練馬は東京のチベットと言われているが、その練馬でもチベットの隣と言われているのが、我が家の近辺なのであるからして。
ともかく朝からずんずん雪が積もる。ずんずんずんずん。
当然、息子と娘は大喜びで飛び出して雪だるまにかまくらなどを作って大喜びなのだった。
関係ないけど、ワールドカップ、どう考えても3連敗だという気持ちが強くなってきて絶望である。しかもこれが最後のワールドカップ出場になってしまうかもしれない。
もっともサッカーが強い国にはろくな国がないので、サッカーごとき弱くなっても幸せな社会が取り戻せるなら、それでかまわないという気もするが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.20
取材9。
朝から晩まで、一日中かけずり回って取材する。おかげで書くべき原稿がどんどんたまり、メールもどんどんたまる。ありがたい話である。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」
2006.01.19
取材1、打ち合わせ4。
寒いぞー。続きは後ほど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」
「あの日にドライブ」萩原浩・光文社。そりゃあこれが相手では東野圭吾「X」ごときでも直木賞が取れちゃうわな。中年男のノスタルジーを延々聞かされたところで眠くなるだけで、この作家本来の持ち味がまるで出ていない。続きは後ほど。
2006.01.18
原稿。
東京三菱とUFJが合併した結果、街中いたるところに三菱東京UFJの赤い看板がぶら下がるようになった。交差点を挟んで対角線上に二つの支店(有人無人であれ)が向かい合うところも珍しくない。陣取りゲームなら圧勝。呆れたもんだな。
UFJのATMはなかなかに優れもので、24時間、いつでも振り込みができたりする。
ところが「そんなサービス、やめちまえ」と言い出したのが、吾輩の辞書には"顧客"という言葉はないと公言している三菱側。個人のゴミ客の利便性向上のためにシステム投資をするなんてあほらしいというわけだ。
さすが三菱。唯我独尊、国家はオレのもの。
かくして統合によってアホを見るのは一般個人。もともと統合というより、UFJからは支店を買った程度にしか考えていなかったのだから、まあ、結果は見えていたが。
でもって改めて考えてみたら、これによって結果的にオレは4大金融グループのすべてに口座を持っているということになってしまった。みずほのは学生時代に使ってたやつだからどうなったか知らないし、三井住友は住宅金融公庫から融資を受けたときに開いたのでごくわずかな残高しかないし、りそなはかつてのメインだったもののわずかな残高しかないけれど。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「サイバラ茸4」西原理恵子・講談社。相変わらずの抱腹絶倒。離婚に至る過程を描いたシーンには絶句だ。
2006.01.17
取材2、原稿。
今日も今日とて1月26日クラブの4人が仲良く川越のバス停の前に立って、冷たい北風に吹かれておりました。
って、そんなことはどうでもよろしい。
考え起こせば、あれは実に不思議なゴールだったという話である。
フランスワールドカップ出場をかけて予選を戦っていた1997年の秋、加茂監督が解任されて日本中が混乱していた中でのウズベキスタン戦のことだ。
0-1で負けており、残りあと1分。もうワールドカップ出場がたたれてしまうという絶望の中での89分の出来事である。もう時間がないということで後方から井原がフィードしたロングボールが、呂比須のアタマをかすって不思議なコースで転がり、まるで生き物のようにキーパーの手をすり抜けるという奇跡が生まれたのだった。
まるで何かに欺されたかのような、なんとも神懸かり的なゴールだった。
ここで引き分けに持ち込んだことで首の皮一枚つながり、やがてジョホールバルへと話は展開するのだが、あの不思議なゴールこそ、日本サッカーの歴史を変えたものに違いないと思っている。
ヘディングとも言えないヘディングを繰り出した呂比須は、ジョホールバルでのイラン戦、延長戦で相手からボールを奪って中田につないだが、それが岡野のVゴールに至ったのだった。
考えてみると呂比須という選手は、日本のピンチをこんなにも目立たない形で救っていたのだった。不思議な選手だったのだなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「いい加減にしろよ(笑)」日垣隆・文藝春秋。日本の警察の無力さ、人権派弁護士のいかがわしさを鋭く追求している筆者。ここであかされる日本の少年犯罪の実態は、背筋が寒くなる。
2006.01.16
取材2、原稿。
「こんなに広い 世界の中で なぜかお互いにオンリーユー」っていうのは、タケカワ・ユキヒデの「Happiness」という歌だったが(長い引用だな)、遠い花火化の進むコマガタくんと、カメラマンのオーツキ氏と、オレの3人は、なぜか偶然にも誕生日が一緒、つまり全員1月26日生まれなのである。
こんなことってあるんだねえ。
3人顔を合わせるたび、そう言いながらしみじみとお茶をすするのであった。
今日も今日とてこの3人がチームとなって取材仕事をしていたのだが、取材先の窓口であるフクウラ氏にそんな話をしたら、なんとフクウラ氏も1月26日生まれだという。
これ、ホントの話。こんな偶然があるなんて、本当に仰天だ。
我々3人もフクウラ氏も大きく目を見開いてびっくり。こ、こ、こんなことって、本当にあるんですねえと泡を吹きながら、打ち合わせブースの中で「こんなーにひーろーい せーかーいーのなーかーで」と肩を組んで歌ったのだった。
しかし、びっくりしたなあ。1月26日生まれのグランドスラム。きっと何かが起きる。
誕生日の同じ人間が4人、まったく偶然に一堂に会する確率っていくつなんだ? ネットで調べたら「同じ誕生日の人が出会う確率」という計算式を見つけたけど、式があっても計算できないオレは、文系出身(ついでに言えば、英語のできない英文科出身)。
もっとも、こんなことに大切な「偶然」というものを消費するのは、ちょっともったいない気もするが。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ああ、息子」西原理恵子+母さんズ・毎日新聞社。男の子を育てている最中のお母さんたちから寄せられた、息子どもの仰天の行状報告を集めた一冊。まったく男ってバカだなあ、と男であるオレが感心するほど、抱腹絶倒、電車の中では読んではいけない本なのだった。ああ、おかしい。
2006.01.15
どこの家庭もそうだと思うが、子育てとはおもちゃとの格闘でもあるのだ。ガキっていうのは、どうしてこうも後片付けができない生き物なのか。
オレはつくづく自分が子供に生まれなくてよかったと思っている。
今も息子が食卓の上をキーボッツというおもちゃで占領していたので、片付けなければ全部捨てるぞと脅してきたところである。
やれやれ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.14
原稿。
いつの時代もガキどもは戦隊ものが大好きであり、我が家でも息子と娘が「魔法戦隊マジレンジャー」の大ファンである。
「マジレンジャー」と口にすると、誰もが「マジかよ」と突っ込みを入れるのが面白いというか、情けないというか。情けないと言えば娘であって、女のくせにプリキュアなどには見向きもせず、お兄ちゃんと一緒になって朝から「マジー、マジー」と暴れているのである。
この「マジレンジャー」、5人の戦隊で、そのうちの二人が二十歳前後の娘である。そしてお約束でミニスカートである。
ミニスカートのまま敵と戦って娘は倒れ、カメラはそこをやたらと下からのアングルで撮る。そう、日曜に早く起こされて不機嫌なお父さんのためのサービスカットが満載なのだ。
それはともかく「マジレンジャー」、残念なことに2月で終わり、お父さんたちは再び不機嫌になるのだが、なーに、大丈夫。続いて「ボウケンジャー」というまったく同じコンセプトの戦隊ものが始まるのである。
それにしても「ボウケンジャー」である。
よくぞ思いついたというか、よくこれが残っていたというか。企画の中身より名前を考えるほうが大変なシリーズなのだろうなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「VS」引退した前園の今を追ったレポートが読みたくて購入。680円損した。
2006.01.13
取材1、原稿。
"心を亡くす"と書いて、"忙しい"と読む。
だからあまり「忙しい」を連発すると、心がどこかに行ってしまうのだ。
とは言え、暇になるととたんに不安感に襲われるのがフリーランスの貧しい性。やっぱり「忙しい忙しい」と言いながらかけずり回っているほうがいいよねえ。
というわけで、来月のお仕事をただいま募集中。なんともイージーな営業だな、我ながら。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「バスジャック」三崎亜記・集英社。あり得ないはずの日常を描いた、不思議な作品集。例えば表題作は"今バスジャックがブームである"という書き出しで始まる。ね、不思議な雰囲気でしょう。で、全7編あって、正直、玉石混淆なのだが、この"玉"が実は凄いのだ。どう凄いのかというと、これが説明しづらいのだが。例えば動物の形態模写を商売にしているOLを描いた"動物園"とか、死者との別れを描いた"送りの夏"とかが、しびれた。特に"送りの夏"での別れのシーンは、出色。月明かりの海の、恐ろしいまでの神々しさがありありと浮かび上がってくるのだ。この描写力に脱帽。
2006.01.12
取材3、打ち合わせ3。
打ち合わせにいったら若いムスメ(娘はみんな若いか)のウッチーに「きゃあ、今日のタンゴさん、素敵ですねえ」と言われて、おじさん、いい気分になる。
なんでも「駅の中吊り広告の、イケてる男の特集から抜け出てきたみたい」だそうである。なんだ、ユニクロもけっこういけるじゃん。
もちろん今冷静に考えれば単なる思いつきで調子に乗せられただけだとわかる。
それはともかく、風邪薬のせいか、やたらと眠い一日だった。取材の合間にうとうと、移動の車中でうとうと、帰りの電車でうとうと。
一日中寝ていたような気がする。春眠暁を覚えず。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「フライデー」ページの真ん中に矢部美穂のエッチな袋とじがあったのだけれど、スマイリーのオヤジ(昭和10年生まれ)は俺の手からそれを取り上げ、びりびりと破いて中身をうへへへと眺めたのであった。それを見た女の店員、若いですねー、と呆れていた。大事な袋とじを勝手に取られちゃってちょっと悔しかったオレは、焼き鳥の一本でも負けてもらえるのかと期待したのに、しっかり取られてがっくし。
2006.01.11
取材4、原稿。
アンパンマンからもらった風邪薬、特に鼻水の薬がやたらと眠くなるもので、非常に困った。
寝れば確実に治る。そりゃそうだ。でも、それができないかにら困っているのだよなあ。
などとぶつぶつ言いながら、カメラマンの車でしばし熟睡。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「現代」ヒューザーの小嶋社長の半生を追ったレポートが出色。
2006.01.10
打ち合わせ1。
ノドが痛くなって、鼻水がじゅるじゅる。うーむ、また風邪ひいてしまったようだ。情けないなあ。
しょうがなく(しょうがなくってことはないか)、地元のアンパンマン病院として有名なノぐちクリニックに行く。
「お薬出します。三日してまだ熱があったらまた来てね」と言われる。院長、そりゃあ言われなくたってまた来るべよ。
にごった頭でぶつぶつ考えながら、薬局で薬をもらって帰ったのだった。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」読後、カナウチおじさんに"お年玉だよ"といって恵んでやった。
2006.01.09
暮れの31日に娘が水ぼうそうにかかってしまって「一週間外出禁止!」と言い渡された我が家は、文字通りの寝正月を送らざるを得なくなってしまって初詣にも行くことができず、結局正月も9日になった今日になってやっと近所の神社と寺にお参りできたのだった。
足を運んだのは地元の氏神の氷川神社と石神井公園の三宝寺。日中でも池に氷が残っている、寒い一日であった。
帰ってきて原稿仕事をする予定だったのに、ちょっと風邪気味なので薬を飲んだらついホットカーペットの上で眠り込んでしまって、とうとう仕事モードに切り替えられなかった。弱い自分がいたというか(アネハ)。
さて、明日から本格的に仕事モードに切り替えて頑張ろう。息子の幼稚園も三学期のスタートだし。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.08
豪雪の新潟から犬ぞりに乗ってはるばる我が家までやって来たのが、甥のユーイチローである。どうしてもスマイリーで焼き鳥を食いたいという執念が、ヤツを堀江兼一もかくやという冒険に駆り立てたのだった。
そのユーイチローが、オレの日記を書く姿を見たいというので、酔っぱらった勢いで書いたのが昨日のこれ↓。
最後の一行がいったい何を書こうとしてこんなことになってしまったか、まったく不明である。
それはともかく一日明けた本日、タンゴ家父方親戚一同による新年会が銀座の某ホテルで華々しく開催されたのだった。もう10数年も続くこのイベント、まったくよくぞ飽きることなく集まるものである。感心感心。今時こんなに仲のいい親戚も珍しいだろう。
それはともかく、集まった親戚の多くから「ホームページ見てるぞ」「おかしなものを毎日書いているようだな」「タコなものを公開しているようだな」「目が腐る」「逮捕するぞ」と言われてしまった。やめてくれえ、人の日記を勝手に見るなあ。
まったく身内にこういうものを見られるのは非常に居心地がよろしくない。ジャニオタの大宮のナオコちゃんには、大きなお世話にも「今度は赤羽じゃなくて大宮で飲みな」と言われてしまうし、まったく何が悲しくて大宮なんかで酔っぱらわなくてはならんのだ。
新年会は、ガキどもにとっては当然集金の場となるわけで、息子と娘とユーイチローはしっかりとお年玉をせしめて、もはやこのまままっすぐ帰るなんて許されない状態。銀座のホテルで上品に大騒ぎをしでかしたあとは新橋の博品館に直行しておもちゃを買ったのであった。
本日も東京はいい天気。家の中では暖房は不要で、むしろ暑くて汗をかくほどである。「今年は異常なほど灯油の減りが早い」と弟が言うほど寒さの厳しい新潟とは大きな違いだ。
新潟県人の雪に対する思い、トンネルを開け、新幹線を通し、高速道路を引っ張ってきた田中角栄に対する思いは、東京の人間にはわかんねえべなあ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.07
取材1、原稿。
つーわけで、ユーイチローとこの日記を書いているのである。父ちゃんは寝ている。
では、ユーイチローにインタビューだ。えーと、こんばんは。
「オレ、なんか言うの? こんばんは。え、ちょっと待って」
今日はどうですか。
「えーつと、えへへ、日記書いてるとみれて面白かった。はい」
スマイリーは。
「えっとね、焼き鳥旨かった。はい。そんな、なんだこのインビュー。え、まだなんか言うの」
沈黙。
「まあ、ちゃんが、て、ーふ。」
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.06
原稿。
やっぱり今年の年賀状は昨年以上に遅くなっている。なにしろ同じ練馬区内でクリスマスの日に出したという人の年賀状が、なんと今日になって届いたのだ。
ネットの掲示板でも話題になっているようだし、この問題、郵便事業破綻の端緒になるような気もする。なにしろ郵便事業で最大の稼ぎ頭がこうなんだから、サービス構造そのものがゆがんでいるのは明らかだな。
しかし、年賀状と言えば、えーと、この人誰だっけ、とどうしても差出人が思い出せないはがきが必ずあるよねえ。今年もありました、オレの場合。
一通、どうしても思い出せない。「転職しました、よろしく」という挨拶だったから仕事関係なのだろうが、うーむうーむ、いくら考えてもわからない。
メールを検索し、取材して原稿を書いた人かもと思って原稿も検索したのに、ヒットしなかった。どうしよう。どうしようもないか。
もしこれを見ていて心当たりのある方は、メールをくださいまっしー。
風邪は、なんとか回復基調です。でも、まだ食欲がなくて昼だけ食べました。情けない限り。おかげでやせたけど。
デブは食わなきゃやせるんだよ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.05
取材1、打ち合わせ2、原稿。
明け方4時頃、突然の吐き気に襲われて目を覚ます。気持ち悪い〜。
冷たいお茶を飲んで、なんとか鎮めて寝る。
しかし、朝起きたら吐き気はひどくなり、しかも下痢である。食欲などゼロ。とりあえずヨーグルトだけ胃に収めた。
こんな状態ではあるが、仕事は待ってはくれない。這いながら電車に乗り(ちょっと話を作ってる)、転げながら先方につき、もだえ苦しみながら取材を行う。
途中から頭の頭痛がひどくなり、胃の胃痛もひどくなる。
どうやら風邪ではないか。いや、きっと風邪だ。風邪に違いない。
そんな状態で残りの打ち合わせを終えたオレは、白目をむきながら家に帰り、ばたんと倒れて伏せたのであった。
昼も夜も食べられず、おかげで体重もちょっとは減ったことだろうて。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「高血圧は薬で下げるな!」浜六郎・角川oneテーマ21。なかなかの良書。高血圧だと医者に脅されて降圧剤を飲んでいる人は読んだ方がいい。だいたい加齢と共に血圧が上がるのは、体がそれを必要としているからであって、それを無理に抑えてもかえって必要な栄養分が運ばれず、免疫力が低下してガンになりやすくなってしまうのだ。
2006.01.04
原稿。
ひょっとしてと思ったら案の定で、犬を飼う人って増えているらしい。どうりでやたらと見かけるわけだ。
ここを見ている人にも犬好きが多いのでめったなことは言えないが、オレは戌年生まれながら犬とは天敵関係にある。ばうっっ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.03
いろんな方から年賀状をいただき、中には「日記を見ています」というメッセージもあった。うーむ、恥ずかしい。
特に親戚関係の皆様、恥ずかしいです。見ないふりしてくださいまし。
それにしても今年は去年にもまして年賀状の届くのが遅れているなあ。
「出したけど、届いた?」と言われたのに、3日になっても届いていないのもあったりする。民営化にあおりを受けて、儲かる「ゆうぱっく」への営業活動に力を入れすぎた結果、処理能力以上の荷物が殺到してとても年賀状に手が回らないという無様さを露呈した昨年の二の舞なのか。
はっ、もしかしてオレの人徳で、そもそも年賀状をくれる人が減っただけなのかも。うーむ、あり得る…。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2006.01.02
『ALWAYS 三丁目の夕日』、残念ながらきっと見逃すことになるだろうと思っていたが、ひょんなことから時間が取れたので、劇場に駆けつけた。
開演30分前だというのにすでに座席は残りわずか14。なるほど大変な人気だ。
普段あまり劇場に足を運ばないような50代、60代のカップルが目立つ。あのころの自分の姿が見られると思ってのことだろう。
話は、ベタである。もう実にベッタベタ。橋田壽賀子ドラマかNHK連続テレビ小説かといったベタ加減である。
例えば、売れない小説家が預かって面倒を見ていた小僧が、実はある金持ちが愛人に生ませた子供だったというエピソードがある。
小説家はわざと冷たいことを言って小僧を突き放し、迎えに来た金持ちの車に押し込めるのだが、しかしというか、やっぱりというか、感情が高ぶって「淳之介えー!」と叫びながら車を追いかける。
それを見ながらオレは、転ぶぞ転ぶぞ、きっと転ぶぞと思ったのだが、まったくその通りにほーら転んだのだ。
全編こんな調子で、実にベタベタ。緩いとまでは言わないが、お約束のオンパレードなのである。もちろんそれが悪いと言ってるのではない。でも、シナリオを磨くのではなくて、子役の演技で泣かせようというのは、寅さんと微妙に重なる観客層を想定して仕組んだマーケティングなのだと思うのだ。
そんなわけだから、登場人物のキャラも立ってこなくて、薬師丸ひろ子は画面の中でもやっぱり薬師丸ひろ子で、泣かせのシーンでも、あごが二重になっておばちゃんになっちゃったなあと思ってしまうのだった。
三浦友和はちょい役のいいところで出ているのだけれど、老けづくりに無理があって、どこをどう見ても三浦友和。(三浦友和演じる老医師が、お土産に焼き鳥を買って帰って家族で食べたつもりが、実はタヌキにバカされた夢だったというネタは、どう考えても間抜け過ぎはしないか)
キャラの立ち具合ということを思うと、改めて『下妻物語』の凄さがわかってくる。
そうしたベタさの中にあって、どうしても映像にしか目がいかないのは仕方のないことであるが、ところがどっこい、これが実に凄いのだ。
東京タワーが建設中の東京の街並みを再現した画像は、確かに刮目するできばえだ。特に冒頭の長回しシーンには絶句。よくぞここまで描いたと心底驚いた。このオープニングを見るだけでも十分に元は取れる。
全体を通じてのカメラワークも絶妙。よく動くカメラなのだが、落ち着きのなさと緊張感が紙一重、ギリギリのところでとてもいい動きを保っている。
とにかく全編、セットと特撮の融合が見事で、よくぞここまで現実と虚構を融合させて、一編のファンタジーに仕上げたと感心する。
最後、青森に里帰りする娘が列車の窓から身を乗り出して手を振るシーンで、隣の座席で本を読む中年男が明らかに人形であることから、ミニチュアの列車に娘の手を振る実写を合成したということが一瞬でばれて興ざめなのだが、ま、お愛嬌ということで。
舞台となった昭和33年は、オレが生まれた年である。だから記憶にあるはずがなく、少しも懐かしさは感じなくて、感情移入もできなかった。
ただ、オレの父親と母親がイキイキと毎日を生きる姿が見つかると思って期待していた。その期待はハズレだったなあ。
2006.01.01
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
いやあ、すごかったですな。何がって小川と吉田の試合です。小川を応援していたのですが、リングに上がった二人を見た瞬間、カラダの違いは明らかで、小川の負けが見えてしまいました。
最も興奮したのは、ホイスとやった所ですな。なにものでしょう、こいつは。いい試合をします。いっぺんでファンになりました。
しかしK-1を見ればホイスが寝技を繰り出し、同じ時間帯にPRIDEを見ればミルコが蹴られて逃げまくっている。どっちがどったなんだあと頭を抱えてしまいました。
何よりもあきれたのがボビーの「曙は体重より脇の臭いが苦しかった」というコメントです。正月早々、顔をしかめたくなる発言でした。
正月早々と言えば、我が家は娘が水ぼうそうで一週間の外出禁止令。まったく最低の正月となりました。とほほのほ。おかげで初詣にも行けません。今年一年が思いやられるスタートとなりました。
ともかく今年も頑張りましょう。いい一年にしなければ。
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ベルダ」