ネリマの畑の真ん中で 2008

2008.12.31
大掃除は昨日のうちにやってしまったので、今日は南町田のグランベリーモールまで買い物に行く。
モンベルでは、例によってロッククライミングの疑似体験を実施中。息子は2回目のチャレンジを果たしたのだった。
それなりに登坂技術も上達しているようで、10メートルほどの高さまでロープでするすると登っていった。ご苦労なことである。
というわけで本年もこれにて終了。
今年一年、皆様にはたいへんにお世話になりました。
日本全体的にはあまりよろしくない世情の一年だったことは間違いなく、考えられないような残酷な事件や事故が頻発し、わずか1ヵ月というスピードできりもみ落下の景気は100年に一度の重大局面だという。
来年は少しでも世の中がよくなって欲しいものだ。
ともかく遠く実家のご先祖様の方を見て、一年の無事に感謝し、来年の家内安全商売繁盛を祈るのだった。
この日記も本日分で丸9年分が終了。来年は10年目。公式には。
皆様、ともかく本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
お互い、よい年を迎えられるよう祈願しつつ、さて、紅白歌合戦。
今年の日記の総文字数、約24万字。来年はもっと長く書きたいと思います。
妄言多謝。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.30
親分から電話があって、クルマの荷台に指輪が落ちていたが、チミのではないのか、という問い合わせだった。
荷台とは、昨日、大塚から赤羽に移動する際に放り込まれたクルマの荷台ということである。
言われてふと左手を見たら、ちゃんと指輪をしていた。
ダンナ、あっしじゃねえですよ。
そうかそうか、じゃあ、誰のだろう、まあいいや、見つかるまでオレがはめとくわ、と言って親分は電話を切ったのだった。

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2008.12.29
本日はいろいろ忙しいのであった。
まずは丹後湯にて新作アルバムのレコーディングである。朝、9時半にいさわしの自宅まで出迎えに行き、10時からいさわしのレコーディングがスタートだ。
風邪気味のいさわし、頑張って2曲を歌う。
続いて午後、歌手のエージ吉江とだてポンがやってきて、それぞれ持ち歌をレコーディングしてくれた。なかなかにご機嫌な出来である。
3時過ぎ、今度は新人の伊豆原くんがレコーディングに来てくれた。
伊豆原くん、新人とは思えぬ堂々とした態度でプロデューサーのオレに注文をつける。腰の低いオレは、心優しくそれを受け止め、腹の中で"誰が言うことをきくものか"とあかんべえをする。
それにしても年末の忙しい時に、練馬の片田舎まで呼び出されて、歌わされるのだから、皆さんには心より同情する。オレに目をつけられた身の不幸を嘆き給えってんだ。
しかも歌う時間はわずかなのに待ち時間がやたらと長く、その間に息子や娘の相手をさせられたのは、本当に気の毒というか博愛の精神というか。息子など、覚えたばかりの囲碁の相手がたくさんやってきたので驚喜だ。
嬉々としてルールの説明をしては対局に持ち込み、勝ち逃げして大満足であった。
肝心のレコーディングは順調。素晴らしいボーカルが録れたのである。
さあ、早春のリリースを待たれよ。ぼちぼちアルバムタイトルも決めなければ、と。
予定より早くレコーディングか終わったので、年末恒例、全員で漂流に出かけることにする。場所は、なぜか大塚だ。
昨年までは赤羽だったが、例によって親分の「赤羽は飽きた、池袋にしよう」というわがままな一声で右往左往。年末に池袋を酔って徘徊しては、オヤジ狩りの皆さんにどうぞ襲ってくださいとお願いするようなものだから池袋はやめたほうがよいのではないかという歌手・エージ吉江の意見により、ならば隣の大塚にしようということになったのであった。
はて、大塚。
オレは10数年前に一度降りた記憶があるが、どんな街だったか、さっぱりわからない。エージ吉江やいさわし、だてポンの3人は一度も行ったことがないというし、伊豆原は「予備校が大塚にあった」と威張るものの、予備校生じゃ飲み屋など知らないだろうし。
まあ、ともかく降りて徘徊してみようじゃないかということになって、降り立ったのが大塚駅南口。駅前の山のような放置自転車を前に、場末の街・大塚にて呆然とたたずむ師走の夕暮れなのであった。
ともあれ漂うか、ということになって南口の飲み屋街らしき通りで何軒かのぞく。
ここがよさそうかと思って足を踏み入れた居酒屋では、たった今すれ違いに客が出て行ったにも関わらず、こちらの顔を見て激しく手を振って断られたのであった。
要は一見客お断り、常連しか店に入れたくないということか、大塚。はるばる師走の忙しい時間を縫ってやってきた我々に対して、しかも初めて降り立ったという人間もいるというのに、大塚はそういう態度に出るのか。
かなりムッとする。
この時点で大塚は"悪い街"に決定だ。
しばらく漂って、都電の踏切脇にいいあんばいに寂れた店を発見。5時過ぎに突入する。今度は入れた。
入れたのはいいが、せ、狭いっ。かなり狭いっ。写真のようにだてポンが苦笑するぐらい、狭い店である。
畳に座って小さいテーブルを囲む5人の大人。あれですな、年を取ると畳の飲み会というのは辛いですな。みんな「いてて」とか「あっとと」などと口走りながらよっこらせと足を畳む。
親分によれば、茨城の宴会は畳が絶対で、イスの宴席となると途端にブーイングなのだそうである。大塚が茨城でなくてよかった。
ビールを頼み、こういうわびしい店での鉄則である「火を通したものを注文しろ」というルールに則ってハムカツなどをつっつく。
我々が口開けの客であるのだが、時間と共にカウンターにぼちぼちと客が座り始め、恐ろしいことにその全員がどう見ても60代以上、明らかに70代もちらほら、という状況になってきた。いさわしが後に「僕が一番若かったですねえ」と胸を張ったように、客も店もとんでもなく平均年齢が高かったのである。
大塚、すでに限界集落と化しているようだ。
さて、6時に近くなったので駅前へ行くことにする。一応、飛び入り参加の人は6時に集合ということになっているからである。
もちろん今までに一度も飛び入り参加などなかったから、6時に行っても誰もいないに決まっているのだが、まあ、ルールはルールだ。みんなで守ろう、交通安全。
おあいそをする。大人5人で飲み食いしたのに6000円。マジかよ。
昼にデニーズでメシを食ったのだが、デニーズより安いじゃねえか。さすが限界集落、大塚である。
さて、当然のように6時になっても誰も来なかった大塚駅前を後にして、我々は2軒目を目指して漂う。行く先は大塚銀座という商店街だ。
いいですねえ、銀座。大塚銀座。
ところがこの銀座が名前倒れもいいところで、全然店がなく、あっても閉まっていて、開いていたと思うと中を覗いたエージ吉江が「ここはヤバイっす。ヤバイ客がいるっす」と人差し指を左右に振るような店だったりする。
うーむ、危険な街だ、大塚。
結局我々は、これは南口ではなく北口に移動すべきではないかという結論になり、全員で北口へと漂ったのであった。
そしてたどり着いたのが、焼鳥屋。いさわしが「ここは絶対にうまいはず」と断言したのだが、いさわしはなぜかこういうカンがとてもよく働くので、これならばと突入した次第である。
おそらくいさわしの場合、何度かの中国出張の経験で、飲み食いに関しての触覚が鋭くなったのだろうなあ。
店に入る。
カウンターと小さなテーブルが一つだけの店だ。驚くべきことに客の全員が職人風。サラリーマン風は一人もいない。
さっきの客の全員が後期高齢者目前という店も驚きだが、ここもたいしたものだ。
だが、職人ばかりということはきっと安くて旨いに違いない。女の客が一人もいないのも、質実一点張りの店だからだろう。
そして、いさわしの見立て通り、この店が大正解。実に旨かったのだ。
唐揚げを頼んだら、レンジでチンではなくて、その場で油でからっと揚げてくれた。
だてポンが卵焼きを頼んだら、ちゃんと目の前で卵をとき、「ちゃんとネギが入って、だし汁も入ってましたよ」(だてポン)という案配。
なかなかいい店ではないか。雰囲気も、ほれ、伊豆原が肘をついて眺めているように、これぞ飲み屋という風情。決して居酒屋や小料理屋ではなく、あくまで"飲み屋"の佇まいである。オヤジ以外が足を踏み入れてはならぬ、男の世界なのだった。
当然、金額も安く、やっぱり6000円ちょっと。大塚、なかなかやるではないか。しかも北口。
7時を過ぎ、今日も仕事だったという親分から連絡が入って、大塚に到着したとのこと。大先輩の、しかも仕事をしていた人の、合流である。のんびりと飲んでいる場合ではない。全員で親分を迎えに行くことになった。
親分、今どこですか。「えーと、大塚の北口の歩道橋の前。商店街がある」。ん、北口。ならばすぐ近く。今から行きますっ。
しかし、どんなに見回しても歩道橋などないっ。もしやと思ったら、案の定、歩道橋ではなくて横断歩道のことだった。しかも北口ではなくて南口であった。
どうにか親分と合流できた我々一行、6人。再び南口の後期高齢者の街の中を漂う。
そして、片っ端から飲み屋をのぞくのだが、これがどこも満員。入れない。
やっぱり南口は、そういう態度に出るわけだな、あくまでも。
そこまでして我々を拒絶するか、大塚・南口。
断られ続けた我々がようやくたどりついたのが、そば屋であった。
ああ、砂漠にオアシス、大塚にそば屋。
ここも座敷だったので、我々は再び「あいてて」「っとっと」などといいながら足を畳んだのであった。
ところでこのそば屋、さすがオアシスで、けっこう旨かった。そばの実の入ったそば味噌はつまみに絶品。腰の強いざるそばをつまみにして、そば湯で割った焼酎をぐびぐび呑んだ。
ちょっとこの店ではオレも記憶がおぼろ。焼酎のボトル、1本をみんなであっさりと空けてしまった。
仕事から直行した親分、実はクルマであった。当然呑めない。呑めないのに誰よりもテンションが高いのが、親分の親分たる所以である。
この親分、呑めないから食うということでカレーそばなるものを注文。カレーうどんというのは知っているが、カレーそばは初めて見た。
親分「これは旨い」と絶賛。へー、そんなに旨いんだ。今度挑戦してみよう。もし大塚に来たら、であるが。
こうして大塚で3軒を徘徊した我々。1勝1敗1分けというところか。
カネを払ってこの戦績であるから、当然我々としては納得できない。やっぱり大塚で勝負したのが間違いだったのではないか。
ここは初心に返って赤羽の、あのごくウマの餃子居酒屋に行くべきではないか。
誰ともなくそういう話にまとまり、しかもタイミングのよいことに親分はクルマで来ているのではないか。ふふふ。使えるものは大先輩でも使え。
ところがここで問題が発生。我々は6人でクルマは5人乗り。計算が合わないのだ。
しかし、親分にかかればそんなことは問題もなんでもない。商売道具がたくさん搭載されたバンの荷台をざっと片付け、オレのケツを叩いて中に放り込んだのである。
うーむ、50年の人生の中で荷台に放り込まれたのは初めての経験である。
しかも、パトカーに見つかってはいけないというので上からビニールシートを被せられる。なんという極限状態。親分には、追突だけはされないでくださあーいと懇願し、そうしないと吐いちゃうからねと脅し、荷台で丸くなったのであった。
時折、こっそりブルーシートをどかして顔を出し、リアウィンドウから外を見れば、街灯や灯りを消したビルなどが師走の人気のない道路をまるで映画のように後ろへと流れていく。なんとも美しい光景なのであった。
しかし、ごつごつした荷台で不自然な格好で横たわっていたので、体はけっこう痛かった。
「あと2キロだ、がんばれ」という親分の応援を受け、オレは耐える。
と、やがて後方に流れていく街の景色の中、右手にデニーズ、左手に西友本社が見えてきた。そうである、赤羽に到着である。後方に流れていく街の ああ、なんと華やかな街の灯りだろう。大塚に比べて、圧倒的に華やかなのだ。
全員、声を大にして「(大塚に比べれば)なんてにぎやかなんだろう「(大塚に比べれば)なんて都会なんだろう」「(大塚に比べれば)なんてイルミネーションが派手なんだろう」と絶賛する。かつて赤羽という街がこれほど絶賛されたことはなかったのではないだろうか。
こうして我々は漂流の4軒目、締めに赤羽の餃子居酒屋にたどり着いたのであった。
カウンターだけの、狭い店。一年一度、年末に来るようになって3度目である。
中国人のママは「おう、ことしも待ってたネ、よく来たネ」と歓迎する。
中に入ろうとしたオレたちの目の前で激しく手を振って拒んだ大塚南口の薄汚い小料理屋とは大違いである。
さて、この店でいつものように絶品の餃子やトマトと卵の炒め物などを注文する。飲み物は紹興酒。
ここの料理が、実に旨い。激しく旨いのだ。
写真でカウンターに座った親分の後方、ぶれてしまっているが、これは伊豆原が白いメシを食っているところである。
なぜこんなことになったかというと、この店の激うま料理を食った伊豆原、「旨い旨い、旨くてメシが食いたくなってきた」と、白いご飯を注文して、いきなり晩ご飯にしてしまったのだった。
さすがなのは伊豆原、この後にこれまた激うまのチャーハンを頼んだところ、これも「旨い旨い」と一人前をぺろりと食ってしまったのである。
だだだ、大丈夫か、イズ。しかし「オレは夜中にいくら食っても太らないの」と平気な伊豆原であった。
さすがに学生時代から今に至るまで、外食では必ず大盛りを頼むという伊豆原である。
さて、こうしてうまい中華を食い、紹興酒を呑んで、大塚のことはきれいさっぱり洗い流した我々は、今年を振り返りつつ、来年もこうして健康でまた一緒に呑もうねと誓い合って解散したのだった。
親分、ありがたいことに近場のオレたちを送ってくれるという。
えっ、また荷台ですか。
川崎在住のだてポンとエージ吉江は電車で帰ることになったので、幸いにしてオレは普通のシートに座れたのだった。
ああ、楽しかったなあ、年末漂流。
また呑みたいなあ。どうでもいい話しかしてないけど、それが楽しいのだ。
ちなみにこの写真は、大塚から赤羽の移動の際、荷台の中でこっそりシートから顔を出して撮った、後方に流れゆく街の風景である。
ぶれているのは酔ってるせいではなくて、クルマが揺れるのと、外が暗いためである。
車中では、レコーディングしたばかりの歌が流れていた。それに続いて、かつて我々がみんなで歌った「僕たちの出発」という歌が流れ、車中の6人、それぞれに小声で「はじめは一人でも〜」と歌ったのだった。
酔っぱらいオヤジたちの、ささやかなシングアウト。
いい歌だよねえ。しみじみと誰かがそう口にする。
なぜだかこの夜、もっとも幸福感を覚えた瞬間だった。

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2008.12.28
午前中にミックス作業に没頭してしまったものだから、大掃除の予定が消化できず、結局中途半端。
リビングの電球が切れていたのをこの機会に総取り替えしようと思い、セーユーの家電売り場へ。
今の電球を写真に撮って、売り場でおばちゃんにそれを見せながら商品番号を伝えたところ、まったくもって用を為さず。あげくに「お客さんの今までの電球はどこの? 東芝? じゃだめだ、ウチは東芝、置いてないから」という返事。
別にパナソニックだろうが日立だろうが、電球なら何でもいいに決まっているだろうに、あまりに返事に怒る気もせず、はいはいと退散する。
結局別のセーユーにいって、ナショナルと書かれた電球を買うことができ、用が済んだのだった。電球ごときで大騒ぎの午後なのだった。

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2008.12.27
本日は朝からレコーディングである。
何かというと、オレの新しいアルバム(題未定)の歌入れなのである。
ねりま丹後湯(オレの自宅だが)に朝からやってきたのが、タヌキ親分。子どもと遊びながら、いつものように絶好のボーカルを入れてくれた。
午後、正月休みで里帰り中の実家からえっちらおっちら歩いてやってきたのが、後輩の文野くんである。
今回はどうしても文野くんのボーカルが欲しかったのである。
そして文野くん、まったくもって素晴らしいボーカルを披露。ソロで一曲、親分とのデュエットで一曲、入れてくれたのだ。
特にソロは、タツローばりのできばえである。オレのオケでは申し訳ないほどの出来である。
以後、文野くんはねりま丹後湯の専属ボーカリストに決定なのである。迷惑だろうが、決定である。
さて、週明け、年明けにも続けてレコーディングの予定だ。
着々と進む新作アルバム。
現在の悩みはタイトルだ。ビートルズのホワイトアルバムにならって、いい曲が多いがまとまりがないということでホワイトアルバムにしようかと思案中。

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2008.12.26
原稿。
ぱんぱかぱーん。恒例、今年の十大ニュースの発表でえーす。
今年は夫婦で相談して決めた。第一位は、息子が小学校入学。ぱちぱちぱち。
あと何かあったっけ? あれ、何もないぞ。
まてまて、そういや息子がリレーの選手になった。それは四位ぐらいだな。娘もかけっこで一等賞になった。それは五位でいいだろう。
えー、あと何かあったっけ。えーとえーと。
というわけで、世間は大変なことになっているが、我が家の中に限って言えば今年も平穏無事に過ごすことができたと。
息子はまだ一日も学校休んでないし、娘は一日しか休んでないし、大病も事故もなく過ごせたというわけで、それだけでもありがたいと思うのだった。

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2008.12.25
原稿。
夜中にプレゼントを忍ばせた靴下を持って起きた子どもたちは、お望みのものをサンタが届けてくれたと知って大喜び。
息子は「サンタさんがたべてくれるかも」と、一片のケーキを皿に載せ「おさらは、あらわなくていいです」という添え書きとともにテーブルの上に置いて寝たのだが(当然それは深夜にヨメの胃袋に納まったのだが)、その皿が空になったのを見て「ちゃんとたべてくれた」と納得であった。
息子のクリスマスプレゼントは囲碁とその入門書である。
本人の希望だから仕方ないのだ。将棋、チェスときて囲碁とは、将来は勝負師になるつもりだろうか、こやつは。
好きなものを手にすると、子どもの集中力とはすさまじい。
息子も早朝5時半に目覚ましをかけて起きては、入門書を真剣に読み、囲碁のルールを覚えるのに必死である。そして、それに付き合わされて、覚えたてのルールを教えられ、勝負の相手をさせられるオレの身にもなってみろってんだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「美味しんぼ」「週刊文春」5分で読み終える。例によってすっかすかだ。「Number」森島のインタビューが読みたくて購入。森島も名波も辞めちゃったなあ。今年は寂しいなあ。どっちも好きな選手だったなあ。


2008.12.24
編曲。
クリスマスケーキを買いに行く。
地元の「お」は有名店だが、何度も言うように数年前のクリスマスケーキで呆れかえるような思いをしてから一度も立ち寄っていない。
本日向かったのは、おなじみ、コージーコーナーである。
決してホスピタリティが高いとは言えない店であるが、慣れないアルバイトの対応もあんなものだろうし、目くじらたてることもなかろうと自分を落ち着かせる。
早く寝ないとサンタクロースは来てくれないぞと脅しつけて子どもを寝かせ、オレは一人、魚せいに向かったのであるが、どうせクリスマスで誰も来ないだろうと決めつけたに違いなく、9時過ぎなのに既に閉店なのであった。
そんなことだろうと思ってた。

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2008.12.23
原稿。
朝から原稿仕事を片付けて、昼前に家族で家を出る。向かった先は有楽町。クリスマスミュージカルがあったのだ。
中川某さん主催「ともだち」という名前の即席劇団が、子ども向けのミュージカルをやってくれる。ケロぽンズとか、ピアニカ王子ことオートモくんなど、知り合いもけっこう出る。
えっと、ステージに出た人でも、一緒にバンドでやったことのある人が2人、同じステージで共演したことのあるのが1人、アレンジをしてあげたことのあるのが1人。おお、こういうふうに言うと、オレもけっこう業界っぽいというか、なかなかやるもんだというか。
と言いつつ、オレにはお呼びがかからず残念。って、ミュージカルができると思ってんのか、オレは。
それはともかく、予想に反して、反してというのも失礼だが、なかなか楽しく笑えるミュージカルだった。
ステージに出ずっぱりでキーボードを弾いていたオートモくんが、なかなかいい味でしたな。さりげなくテンションコードを交えたキーボードを弾いて、さすが、王子である。
終了後は電車に乗って汐留に移動。クリスマスイルミネーションを見たのだ。
まずは日テレのイルミネーション。雪をイメージした白いイルミネーションで、途中、本当に雪が降ってきたのにはびっくり。子供らは大喜びで「つめたいつめたい」と走り回るのだった。写真はその雪が降ってきた瞬間である。
続いてパナソニックのショールーム。機関車の形のイルミネーションで、やっぱり子どもが大騒ぎ。
そして最後がカレッタのイルミネーション。これはすごいぞ、何十万個かの青いライトが、うひゃー、地球温暖化も一気に加速しようかという勢いで点灯しまくりで、その幻想的なムードにカップルは既に上気し、家族連れは口を開け、年寄りは拝み始める始末である。
いいのか、このイルミネーションは。やり過ぎではないのか。
大げさでなく、山手線のラッシュ並みの混雑で、おったまげたのだった。やれやれ。
なんと過抜け出して大江戸線で帰ってきた我々は、練馬の田舎の家々に飾れたしょぼいイルミネーションを眺めて心落ち着けるのだった。

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2008.12.22
取材9。
朝8時に池袋集合で、途中、六本木に移動して、今年最後のインタビュー仕事をこなす。
インタビューっていうのは、本当に難しいなあ。よし、うまくできた、というのは年に一、二度、あるかどうか。
夜、そのまま五反田に移動して、忘年会に出席。
久しぶりに会った人々もたくさんいて、来年はいい仕事がしたいね、などと話す。音楽仕事は商売っけ抜きでも続けたいものである。
二次会の途中で失礼して、山手線途中下車、渋谷から副都心線で帰る。忘年会帰りの酔っぱらい集団を避けたくて、ちょっと遠回りしたのだ。
座れて帰れるから、副都心線の不人気ぶりは嬉しい限りである。
これで年内の外仕事をすべて終え、あとは、えーと、ちょっと面倒な原稿仕事に編曲仕事、年賀状書きに大掃除に、えーと、免許の書き換えは来年にまわすとしても、なんだかまだまだやることはたくさんありそうだ。

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2008.12.21
原稿。
子どもたちを連れて、竹橋の科学技術館に行く。
割引券を使って3人で1000円。安い。
あまり期待はしていなかったのだが、これが案に相違してなかなかに面白く、子どもたちは大はしゃぎ。大人も十分に楽しめる内容で、午後の理科教室など、大人も一緒に静電気の実験で歓声を上げたのだった。
問題があるとすれば、メシだな。
海の家のほうがマシというレベルで、弁当持参の家族連れが多かったのもうなづける。ある作家が「入場料を払って入る場所のメシが旨かったためしがない」と断言していたが、まったくその通りである。

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2008.12.20
原稿。
朝8時に新潟を発ち、関越トンネルを通って11時半に家に帰る。
雪深き湯沢のあたりも、今年はまったく雪はなし。快晴でからからなのだった。
ああ、温暖化はありがたいなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.19
取材1。
実家を出て、朝から取材。
クリスマスが近いということで、訪れたミッション系の大学ではクリスマス行事が行われていたのだった。
学内で礼拝の後、有志の聖歌隊がキャロリングと称して、市内の老人ホームや病院をまわって、へたくそな賛美歌を歌う。寒い12月、一日中閉じこもって時間を潰す日々を送っている年寄りたちが、その歌声を聞いて本当に涙を流すのだった。
こういう若者たちが不利益を被らないような世の中にしたいものだよなあ。
ちょっと前まで戦後最長の好景気などと浮かれていたが、ほとんどの人が実感もなかったのだからやっぱりあれはバブルだったのだろう。
その上澄みの泡が弾けたのがごく最近の不景気というわけだ。
やれやれ。
そういや昨日の夜のクラブワールドカップ、ガンバ対マンUの試合、明らかにマンUが流しているのがわかって、ありゃりゃってなもんだった。こんな大会、果たしてやる意義があるのだろうか。
ないな。

「新潟日報」


2008.12.18
取材3。
朝、6時半に家を出て、関越で新潟に向かう。
12月のこの時期に取材があると聞いたときは、当然新幹線での移動だと思ったものだが、珍しいことに雪はまったくなく、豪雪地帯の上越地方もいい天気で気温はぬるく、やっぱり温暖化はありがたいなあ、と思ったのだった。
新潟でいろいろ取材。実家に泊めてもらう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「G-SPIRITS」辰巳出版。前号に続いて全日プロの特集。前号は買わなかったが。全日ということで暇つぶしに読んだのだが、これが案に相違してむちゃくちゃ面白く、特にグレート子鹿のインタビューは男気いっぱいの実に味のある語りだった。


28.12.17
原稿。
京都のお土産と言えば、八つ橋である。あんこである。生なのである。
対して名古屋のお土産と言えば、赤福である。こちらも、あんこである。
帰りの新幹線で座席に着くやいなや、赤福をテーブルにどかんと置いて包みを広げ、食い始めたのはウッチーさんである。
赤福を弁当のように食う人を、オレは初めて見たのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」


2008.12.16
取材2。
名古屋で朝を迎え、午前中に名古屋で一仕事を終え、大阪に向かう。
京都行って名古屋行って大阪に行くという、ほとんど移動と時間つぶしが仕事みたいなものだな。
新大阪駅の地下で昼飯。
サンプルの前に立ち止まってメニューを確認していると、店の中からすぐに人が飛び出してきて「いらっさいいらっさい」とセールスする。まったく大阪は鬱陶しい。
鬱陶しいで思い出したが、昨日の清水寺、中国語も鬱陶しかったが、その中国語の連中が一ヵ所で群がっていて、なにごとかと思ったら2人の舞妓を取り囲んで記念撮影しているのだった。
この舞妓はんが、どう見てもパチもんなのである。
サンプル。ダミー。要するに偽装舞妓。なんちゃって舞妓なのだ。
そういや清水寺への道の両脇の商店街の中に「あなたも舞妓さんになれる。舞妓さん体験教室」という看板がかかっていた。
観光客に舞妓の格好をさせてくれるというサービスなのだろう。それにころっとだまされてしまったのが中国語の連中というわけだ。
普段、違法コピー品を世界中にばらまいているから、たまには偽物にだまされてみるのもよかろう。もっともヤツらのことだから偽物とわかっても喜んでいるのかもしれないが。
なお、写真は昨日訪れた雪舟寺という上品な寺で撮った写真である。
格子窓から落ち着いた庭が見える。
タクシーの運転手によれば、この部屋で石原裕次郎と宇野重吉が日本酒のコマーシャルを撮影したらしい。
だが、俺たちにお茶を振る舞ってくれた、振る舞ってくれたって有料だけど、寺のばあさんはそんな自慢話をちらともせず、とても好感が持てたのだった。
すべての仕事を終え、5時過ぎののぞみで東京へ。たまったメールの数にしばし卒倒する。

「朝日新聞」
「あの時、マイソング ユアソング」都倉俊一・新潮社。都倉俊一が週刊新潮に連載していたエッセイをまとめたもの。都倉俊一という作曲家は、オレの中ではどう位置づけたらいいか困るような存在である。あれ、パクリじゃん、という曲は多いし、アレンジも基本的にセンスないし。でも、あれだけビッグヒットを量産しているのはたいしたもので、やっぱり音楽的マーケティングの才人なのだなあ。感心する。
「毎日かあさん」西原理恵子・毎日新聞社。サイバラの最新刊。まったく子どもを持ってみると、ここに描かれているような馬鹿話がホラではなくて現実であるということが実感できる。いやまったく、昔の人は偉かった。
「プロレス リングとカネ」別冊宝島・宝島文庫。まったくどうしてプロレスファンというのは、毎度毎度同じスキャンダル話を読んでは喜んでいるのだろう。全部聞いたことのある話で、それをまた一からほほう、へーえ、と感心しながら読んでしまう。アホだな、プロレスファン。いや、まったく。


2008.12.15
取材2。
4時起床。当然、真っ暗。子供らも4時半に起きてきた。えらいえらい。
5時過ぎに家を出て、6時50分の新幹線に乗る。ようやく外が明るくなってきた。
それにしても5時過ぎの電車でもう座れないのだから、日本人は働き者である。きっとこの不況も乗り切るに違いない。
向かった先は京都である。もちろんお仕事である。
京都に朝イチ。おかげで途中の休憩時間はたっぷりあった。
そこで修学旅行以来となる清水寺に行ってみることにした。京都駅からはバスである。
清水寺と言えば清水の舞台であるが、300円とられる。暴利である。よって外から眺めるだけにする。
目の前の杉山が、写真のように大きくはげていて、おそらく杉の植え替え中。興ざめもいいところである。
境内を歩けば、あちこちで飛び交う大きな中国語。台湾か、香港か、本土か。なぜに大量の中国人が、しかも大声で。
興ざめもいいところであった。
夕刻、名古屋に移動。金山という駅へ行く。
どうせ駅前にも何もないしょぼい駅だろうと思っていたら、案外に都会でびっくり。石神井公園よりよっぽど開けているのであった。

「歌謡曲名曲名盤ガイド」シンコーミュージック。60年代から80年第2かけての歌謡曲を作曲家ごとに分析。たいへんな労作である。名古屋のタカシマヤの書店で手にして、迷わず購入。


2008.12.14
原稿。
「お」という地元では有名なケーキ屋がある。なんで有名なのか、さっぱり理解できないケーキ屋である。
ケーキそのものが旨いかと言えば、まあ、ごく普通の味であろう。それはよい。
問題は接客力というか店頭オペレーションというか。
オレは3年前のクリスマスで呆れ果て、それまで我慢していたのだが遂に限界を超えたので、以来、まったく近寄らなくなった。
少しは改善されたかと思ったら、ネットを見るとそんなことはなくて、相変わらずケーキ一つ買ってもレジで15分かかるという有様。空いててそうなのだから、おかげで長蛇の列で、それがさらに混乱に拍車をかけてるわけだ。
一言、とろい。接客態度も最悪。
店の周辺はバスも通るというのに路駐のカタマリで、近所はいい迷惑だ。
なぜあんな店が存在するのか、心底不思議だなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.13
原稿。
サンタクロースにも郵便番号があるそうだ。HOHOHOというのがそれで、ヤツの笑い声にちなんだものらしい。
それを知った息子は、さもいいことを思いついたように「それより、電話すればサンタクロースのこえがきけるじゃないか」と言う。
続けて「でも、ぼくは英語ができないからなあ」と肩を落とす。
いくつまでこういうことを言ってくれるのだろうなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.12
取材2。
午後から甲府へ行く。今回は電車だ。「あずさ」である。
甲府、意外なことに暖かい。やっぱり今週は全国的にぽかぽかだったんだなあ。
冬の甲府の、ぴーんと張り詰めている澄んだ空気が好きなのだが、しょうがない。
遠くに富士山。
暖かいと、やっぱりぼんやりとしていた。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル増刊号」
「あかんべえ」(上)(下)宮部みゆき・新潮文庫。宮部みゆきの時代小説は初めて手にする。一読、さすがのリーダビリティ。話をぐいぐいと引っ張っていくのは、たとえそれがどんなに底の浅い話であっても、さすがである。ところで、宮部みゆきってスティーブン・キングだよねえ。初期は結構パクリもあったし。この作品も、出だしで延々と物語の背景を説明するくだりは、まさにキングそのもの。そして、この出だしがあってこそ、後の物語が生きてくるのであった。


2008.12.11
取材3。
品川で時間つぶしに喫茶店に入る。ルノアールだ。
スタバやらのカフェばかりになってしまってちっとも落ち着けなくなった今、ルノアールは貴重である。
ゆーったりした空間にゆるゆるのイス。居眠りしても注意されない。サービスにお茶まで出てくる。
こういう喫茶店は大好きだよ。本日は嬉しくてついケーキセットを頼んでしまった。
もっとルノアールが増えると、社会は平和になると思う。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ウェッジ」「週刊文春」「週刊新潮」
「プロレスラー肉体の真実」ミスター高橋・宝島社。ああ、またプロレス本を買ってしまった。案の定、つまらなかった。わかっていてオレはなぜ買ってしまうのだろう。やっぱりとことんプロレスが好きなのだよ。


20008.12.10
取材1、原稿。
午後イチの新幹線で名古屋へ行き、元気に仕事をこなしたオレは、夜の新幹線でご機嫌に帰ってきたのだった。
そして、ご機嫌のあまりぐっすり寝込んでしまい、網棚に乗せたお土産をすっかり忘れてしまったのだった。
中身はお約束の赤福である。生ものである。旨いのである。
改札付近まできて気がついたオレは、あわわわ、しまったなどと口走りながら新幹線まで戻り、掃除のおばちゃんに楽しんで座席付近を探し回ったのだが、見つからなかった。
おばちゃんに聞いてもなかったというし。
なななな、なんとゆーことだ、見知らぬ他人のお土産、しかも生ものを持って帰る人間がいるとは。しばし呆然。
結局、格好がつかないオレは、東京駅で塩豆大福を土産がわりに買って帰り、ヨメに本当に名古屋に行ってきたの? という疑いの目で見られたのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「AERA」「文藝春秋」
「告白」湊かなえ・双葉社。
冒頭から50ページ。延々と一人称の語りが続く。それが終わり、さーて、と思ったらさらに別の人間の語りが始まる。こうして一冊まるまる一人称の物語が続くのだったが、それでもすらすら読めたのは抜群に文章がうまかったからだろう。中身はというと、これが暗くて、イヤになるような話。落ち込んでるときにはすすめられない。
「八百長野郎」kamipro編集部・エンターブレイン。プロレスの試合の台本まで載せて、うわあ、そりゃダメだろう。


2008.12.09
取材2、原稿。
取材を終えて部屋を出たら、本降りだった。最近の天気予報はよく当たる。
それなのに傘を持つのを面倒くさがったオレは、外れる方に賭けたのだった。
そして見事に玉砕し、ひた降る12月の冷たい雨を呆然と眺めるオレがいたというわけである。
駅までは10分。
うーむ。絶望的な顔で立ちすくむオレの目の前に、しかし、神は現れたのであった。
「こんにちは、タンゴさん」と、その神は言った。見ればコンビニで買ったビニール傘を持ったキクチであった。
おお、キクチくん。君はとても素晴らしいものを持っているじゃないか。ちょっとそのビニ傘を僕に貸してくれないか。いや、なに、ほんの一瞬、ちょっとそこまで。
神は「しょうがないなあ」という顔をして優しくほほえんだ。
「いいですよ、別に返してくれなくていいですから」。
いやいやいや、キクチくん、それじゃまるでオレが。あ、いや、そうか、そうなのか。そこまで言うのなら、では、そのように。お返しに今度鳥よしでおにぎりをおごるよ。
「ふっ、あくまで鳥よしなんですね、ふっ」
そう、あくまで鳥よし。とことん鳥よし。
神は再び嘆息し、傘をオレに手渡したのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.12.08
原稿。
朝、眼科へ定期検査に行く。
毛細血管に異常がないか、以前治療した網膜に変化はないか、3ヵ月に一度検査を受けているのだ。
眼科っていうのは痛くはないけれど、目の検査だけあってちょっと煩わしい。眼底の撮影ではいつも目をつぶってしまうし、それでなくても細い眼をもっと開けと言われて閉口するので、最近では看護師に指でまぶたを押さえてくれと頼んでいる。
加えて瞳孔を開かせるための点眼だ。これをやるとほぼ半日、目の前がまぶしくてまぶしくてしょうがない。クルマには乗れないし、原稿仕事もできない。もちろん人前で話すのも無理だから(要は目を開けてられないのでとんでもない顔つきになってしまう)、結局半日以上仕事にならない。
そのため前後の仕事のスケジュールを調整して、支障がないようにして検査を受けている。
結果は幸い問題なし。やれやれ、ホッ。次は3月。卒業式の季節だなあ。
夕方、今度は近所の内科に行く。初診。
血糖値、尿酸値、中性脂肪などなどの定期検査を頼むのだ。
実はこの医者、いつもオレが行く魚せいの常連なのだった。先日、たまたまそのことが発覚したので、今度診てくれ、と頼んだのである。
患者としては初対面の本日、風邪予防のマスクをしていたオレを見て(実際、医者に行って風邪を引くケースのなんと多いことよ)、この医者は「風邪でもひきましたかあ」と呑気な声を出した。
いや、ほら、魚せいの、と言ったらようやく思い出したらしく「ああ、ああ、そーか」と納得してくれた。
うーむ、しかし飲み屋で並んで馬鹿話をしていた相手が、今度は医者となって目の前にいるというのは、なんだかシュールで面白い体験だった。今度魚せいで会ったら、どういう感じがするのだろう。興味津々。
医者は薬を出してくれたが「寝る前にのんでくださいね。お酒を飲んだ後でも大丈夫ですよ」と言ってニヤッと笑ったのがおかしかった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」鈴木康之・日経ビジネス人文庫。オレが駆け出しの頃、まさにコピーライター1年目にむさぼるように読んだのが、この著者の『名作コピー読本』だった。ボロボロになるまで読み、書き込みで中は真っ赤っか。とうとう新たに買い直したほどだった。オレが今でもこうして下手くそな文章を書きつつも何とか食えているのも、その何分の一かは『名作〜』のおかげであることに間違いない。その著者が文庫用に新たに書き下ろしたというので半分感謝の気持ちも込めて購入。一読して、言っていることは『名作〜』の頃から、つまり27年前とまったく同じであることにちょっとびっくりしたのだった。
「ビートルズの謎」中山康樹・講談社現代新書。たまたまビートルズが続いたのは、ジョン・レノンの命日だからか。関係ないか。昨日のビートルズ本が中身ぺらぺらだったのに対し、こちらはさすがに講談社新書、しっかりマニアに照準を絞った内容となっている。従ってマニアでも何でもないオレにはちんぷんかんぷんだったのだが、それでも第一章の"レイモンド・ジョーンズは実在したか"という項は良質のノンフィクションのごとく、とても緊張感にあふれたいい内容で楽しめた。


2008.12.07
長距離ドライブの時はサービスエリアに売っているわけわからん選曲のCDを買うのが楽しみだと先日書いたが、先週買ったのはさだ・まさしのベストとCM洋楽特集と、オールディズの2枚組。どれもすべて1980円だから、カルテルだな。
それはともかく、CM特集は懐かしの「ハッスル」や「ウィズアウトユー」が聴けた。「ハッスル」って久しぶりだけど、あれえ、こんなにつまんない曲だったっけと不思議な発見。
オールディーズ2枚組は、2枚で40曲ぐらい入ってこれで1980円と相当にお買い得であった。が、しかし、クルマのCDプレーヤーに突っ込んで一曲目「イエスタデイ・ワンスモア」が流れてきた瞬間、愕然。音がまったく違うのであった。
他の曲も同様で、おかしなエコライザーかけてmp3に落としてネットを経由して安いラジカセで再現したような音なのだ。
うーむ、こりゃひどい。つーか、ある意味すごい。
「幸せの黄色いリボン」も「マサチューセッツ」も、ぜんぶシャリシャリ。頭を抱えながら聴いたのだった。
さて、もう一枚がださ・まさし、違った、さだ・まさし。高速のSAは言うに及ばず、駅構内の安売りCDコーナー、ホームセンターの980円均一CDコーナーにも必ず置かれているのがさだ・まさしのベスト盤である。
なぜなんだ、さだ・まさし。
考えてみればオレはさだ・まさしなど一枚も持ってなくて、まあ、ちょうどいいから買うかと思って1980円を払ったのである。入っていたのは「案山子」「朝刊」「追伸」「雨宿り」「関白宣言」など比較的初期の歌ばかり。もっとも初期以外の歌は知らないわけだが。オレ。
高校の頃、オレは友人のヨシオカとフォークのデュオを組んでいて、ヨシオカがリードボーカルでオレがリードギターだったのだが、この「キログラム」(なんつー不毛の名前だ)というフォークデュオの十八番が「追伸」だった。
「精霊流し」ではなくて「追伸」というあたりが、ちょいひねくれの思春期である。
そして、その当時は何も思わず考えず、ただ口を開けてぼけっと歌っていたのだが、30数年ぶりにこうして聴いてみたら、この「追伸」という歌は相当におかしなストーカー・ソングだったんだなあと改めて思った次第である。
最後のわがままに肩幅教えてくれって、ちょっと怖いぞ〜。
おかしいのは「朝刊」もそうで、えーと、こういう歌の存在意義がどこにあるのだろうと、オレは本気で首をかしげたのだった。もっとも当時は、何も考えず、ただ口を開けてラジオから流れるのを聴いていたわけだが。
そんな中で「案山子」だけは今聴いても美しいのであった。
親が子を思う普遍の気持ちを歌ったこの曲は、つたない技巧に走っている点には目をつぶって聴けば、とても美しい歌なのであった。関越道で越後湯沢のあたりを走りながらオレは、「案山子」を聴きながら胸を熱くしたのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「産経新聞」「真実のビートルズサウンド」川瀬泰雄・学研新書。著者は現役の音楽プロデューサーにしてビートルズマニアらしい。それにしてはあまりに内容が薄いのは、広く浅く売ってやろうという新書版戦略ゆえか。うーむ。レットイットビーでポールがピアノのミスタッチをしている、とさも重大な発見をしたように書かれても。


2008.12.06
原稿。
本日は娘の幼稚園のおゆうぎ会である。
いつものことながら先生方のご苦労には、よくぞここまで仕込んだものだとつくづく感嘆させられる。
我が子の歌って踊る姿こそとてつもなく可愛らしいのだが、他人の子のちいちいぱっぱなど、面白くもなんともない。そこを仕込むのだからたいしたものだと、思うのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.05
取材4。
12月ともなると5時にはもうあたりは真っ暗。残念なことに、昼前から激しい雨が降り、みんなが楽しみにしていたクリスマスツリーへの点灯式は屋内で行われることになった。
もちろん自由参加である。このような宗教じみた儀式は、辛気くさいというか、ちょっと引くというか。
けれども三々五々集まってくる学生や教員はみんなにこにこ顔だ。
ズボンをずり下げたバカ学生も、にこにこしながら友だちとやってくる。そして、みんなで賛美歌を歌い、終わった後にふるまわれた紙コップのココアを旨そうにすすっている。
この大学は偏差値で見ればほとんど底辺と言ってよいほどである。そのため、学生は「自分は頑張れなかったんだ」という劣等感を抱きつつ、敗者や弱者の思いで入学する。
だからかもしれないが、障がい者や高齢者などの弱者に対してとても優しいということに、オレは気がついた。知的障がい者と一緒にゲームをして笑い、認知症の年寄りの手を引いて歩く。そういういたわりが自然にできるのだ。
その姿を見てオレはちょっと感動したのであるが、疲弊しきった地方で高齢化と介護の問題が深刻化している中、こうした福祉の若い担い手たちが胸を張って頑張れるような世の中にならないといけないと思うのだった。

「新潟日報」「週刊文春」「ビッグコミックオリジナル」「大人のロック」サイモンとガーファンクルがちょっと書かれてあったので買ったのだが、その中身の薄さはさておき、雑誌のタイトルがどうにもイヤだなあ。それはそれで置いておいて、ジョージ・ハリソンの評価が最近は高いようだ。"オール・シングス・マスト・パス"40周年のためか? って、オレはこのアルバムを聴いたことはない。時々、マイ・スウィート・ロードが聴きたくなってユー・チューブで見るぐらいだが。


2008.12.04
取材4。
中学、高校時代、新学期を迎えると、参考書を買うからと親に小遣いをねだったものだった。いや、実際に参考書を買ったのだよ、それで。
小遣いをポケットに入れたオレは、友だちを誘って駅まで行き、電車に乗って隣の市で降りて、街中の大きな書店に入り、参考書を買った。それだけで勉強した気になっていたものである。
実際、たいした書店ではなかったとは思うのだが、当時の田舎の小僧にしてみれば、それはそれで立派に見えたのだった。
そんなふうにちょっと大きな買い物をするとなると誰もが足を運んでいたのが隣の市、新発田市である。
その新発田市の駅前の商店街を何十年ぶりかに歩いて、愕然としてしまった。かつてあった店がなくなっているなどというのではなくて、商店街のほとんどがシャッターであることに驚いたのだ。
それはほとんど衝撃的ですらあったぞ。
シャッター商店街というものをニュースでは見聞きしていたものの、まさかこれほどひどいとは思わなかった。地方の疲弊は、ここまで進んでいたか。
そんな感想を地元の大学教授にもらしたら「これが構造改革の現実ですよ。東京にいたらわからないでしょうけど」とつぶやいていた。
うーむ、これはさすがにひどい。ほとんどショックを受けてしまった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.03
原稿。
昨日、日本を代表するCGアニメのスタジオへ取材に行ったのだが、びっくりしたことが二つあった。
一つはクリエーターのパソコンが全部Windowsだったこと。なんでMacintoshじゃないんですかあ〜。
「Windowsのほうがソフトとか環境が整ってましてねえ」という返事で、へえー、アニメーションの世界ではずっとWindowsだったのかとちょっと新鮮だった。音楽ではいまだにMacintoshが優勢であるが。そしてオレは、Macintoshに見切りをつけてWindowsにすり寄ったが。
もう一つびっくりしたのが、全員、マウスじゃなくてペンタブレットだったこと。なんでれすかあ〜。
再び聞いたら「ペンタブレットのほうが全然疲れないんですよ」という返事。へー、そうだったのか。
これはいいことを聞いた、早速オレも。
ということで家に帰ってすぐさまアマゾンでペンタブレットを注文。けっこう高いのでびびったけど。
それが本日届いて早速試してみたら、あれれ、けっこう難しいぞ。思った通りになかなか動いてくれなくて、ヘンなとこに力が入ってかえって疲れてしまった。
うーむ、このペンタブレットを使えば、紙に書くような感じで楽譜が書けると思ったのだがなあ。これはしばらくは猛特訓が必要である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.12.02
取材3。
朝から晩までずっと取材。ずっとカメラのヨシダ氏と一緒。
先日、二番目が生まれたばかりのヨシダ氏、今が一番大変なときで奥さんは家に中に籠もりっきりで育児に追われている。
「そんなときにふらふら飲んでられないんですよね〜」と少し寂しそうであった。
考えてみれば、我が家もそうだったよなあ。あの頃はとにかく寝られなくて、難儀したものだった。
36時間起きていたヨメが倒れるように眠って、その後オレが24時間起きていたりして。うーむ、育児はやっぱり若いうちがいい。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「月刊現代」最終号。「読売ウィークリー」こちらも最終号。


2008.12.01
打ち合わせ1。
朝からずっと、何か忘れていたような気がするなあ、何だっけと、もやもやしながら過ごし、夕方になってそれが目医者で定期検査を受ける予定だったのを思い出し、あまりのぼけぶりに情けなくなったのであった。
夜、久しぶりに会ったビトー氏の「飲みに行こう光線」に抗えず、神楽坂のこじゃれた小料理屋へ。後からそこにコマコマも合流。最後はやはり神楽坂のそば屋に流れ、キクチとカスカワも合流し、月曜だというのに日付が変わるまで飲んだのだった。
一軒目はビトー氏におごってもらって、えーと、二軒目は誰が払ってくれたんだろう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.30
夕方、髪が伸びてきた息子を連れて近所の床屋にいった。
混んでる。3人待ちだと。
どうしようかと思ったが、出直すのも面倒だし、となるとまた一週間先に延びてしまうし、急ぐわけでもないから待つことにした。
マガジンラックには週刊ポストに女性セブン。これではしょうがないので、向かいのセブンイレブンでコミックを買うことにする。
「ドラえもん」はもう読んでしまったので、えーと、他に何かないかなあ、ないなあ、うーん、と考えた末に選んだのが、あの「こち亀」だ。ぷぷっ。
小学校1年生に難しくないかと懸念しつつも買って、オレには読み逃していたNumberを買って、床屋に戻った。
「こち亀」を手に読み始めた息子は、たちまちにして食い入る。そのうち「ひっひっひーっ」と肩をふるわせて笑い始めた。
そそそ、そんなに面白いのか、こち亀。
ジャンプの連載が始まったのが1976年というから、おいおい、オレが大学に入学した年、32年前だぞ。うーむ。コミックスは既に160巻を超えているというから、もはや正気の沙汰とは思えない。
こち亀を前にしたら、サザエさんもあぶさんも可愛いものだ。いや、あぶさんは1973年のスタートというからこち亀より古いのか。35年間も現役でトップクラスという野球選手というのも、正気の沙汰とは思えないが。
もっと長いのがゴルゴ13で、なんと1968年、オレが小学校4年生のときに連載スタート。妻が生まれた時には既にゴルゴは始まっていたというのも凄い話だな、改めて。
ゴルゴは、もともと正気の沙汰とは思えないような男の話だからさほど違和感はないが、あぶさんは正気の沙汰ではないな。と、オレも少しくどいか。
それはともかく、話を戻してこち亀であるが、まさかこんなに息子がこち亀を喜ぶとは思わなかった。新潟の実家に行くとこち亀が山のようにあるぞと教えたところ、既に指折り数える始末。まあ、生きる楽しみが増えたのは喜ばしいことである。
もっとも妻は、こち亀の単行本を集め始めたらえらいことになるからこれ以上教えないでくれと天を仰いで懇願するし、確かにそれはオレもイヤだなあと思った次第である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「Number」アジアサッカー特集。日本代表裏話が面白かったなあ。三都主がフリーキックを蹴ろうとするとみんなが止めに入って、それでもなお蹴ろうとすると"強制送還するぞ"と脅す選手もいたとか、三都主が税関を通ろうとすると必ず"本当にお前は日本人か"と足止めを食ったけど、考えてみりゃどう見ても日本人には見えないからそれも当然だよなあ、という話などが載っていて、こち亀を読んで肩をふるわせている息子の隣でオレも肩をふるわせたのだった。


2008.11.29
朝から息子の初めての学芸会。
1年生全員による狂言だ。きょ、きょ、きょーげん? そうなのである、狂言なのである。
息子に、では一体何の役をやるのだと聞いたら「たろーかじゃだよ」という返事。太郎冠者というのだから、本当に狂言なのだろうなあ。
そして実にまったくその通りで、舞台にはたくさんの太郎冠者が現れて、順番にセリフを言うのだった。けっこう面白かった。
しかしあれですな、私立幼稚園だとある程度均質的な集団ができあがるものだが、公立小学校ともなると子どもも親も様々な階層、キャラ、嗜好、志の混じり合った集団ができるものですな。
よく言えばダイバシティ。
そういう中でもまれるのは子どもにとってたいへんにプラスになると思うのだが、どうだろう。
そういや先日、小学校で行われた子どもの工作教室というのを見たのだが、講師の「では、好きな色の紙を選んでください」の言葉に子どもが紙を選ぼうとすると、すかさず親が手を出して「これにしなさい、これに」と言うのには驚いた。
その後も切るのを手伝ったり、貼るのを手助けしたり。
オレは一切手を出さなかったが、そうしていたのはあと1人ほどで、残りはとことん親が口出し。これじゃ子どもの教育にならんだろうて。一人でやって、そして失敗することから学ぶことも多かろう。
雨の降る前から傘を差し出すような子育てをしては、結局は子どものためにならなくて、雨が降ったらぬれる、ぬれるのがイヤだったら自分で傘を用意しなくちゃならない、傘がないなら誰かに頭を下げて傘に入れてもらわなきゃならない、ということを体で覚えさせるべきだと思うがなあ。
どうも、頭を下げて傘に入れてもらうという体験をしていないから、主体的に判断する力を持たない人間が増えてきたように思う。特にアレですな、団塊ジュニアのあたりからですな。
などという言いがかりは置いといて、夜、パソコンの前に座って焼酎を飲みながら好きな音楽を聴くのが至福の時なのだが、いつかやるだろうなあと思っていたとおり、今夜、いい気分になって焼酎を入れた湯飲みをひっくり返してしまい、マウスとマウスパッドをダメにしてしまいました。
自業自得であります、はい。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.28
原稿。
三の酉まである年は火事が多いといわれる。今日はその三の酉だ。
朝から原稿仕事を始めて、今日中に終わるかなあと思ったら、なんと午後早くにはすべての原稿が完了。素晴らしい。
親分と新宿で待ち合わせる予定が7時だからまだ十分に時間がある。そう思ってふと携帯を見たら、あらら、メールが。
親分からだ。いつ来てたんだろう。気づかなかった。
中を見たら「仕事が早く終わりそうなので5時半に新宿!」という超フライング指令だった。んげえ。
大慌てでしたくして副都心線に乗って新宿三丁目。ちょっと早く着きすぎたので、新星堂にいって音楽関係の本をチェック。読もうと思っていたレココレのビートルズ特集を手に入れる。
親分と落ち合い、新宿花園神社。6時前だからまだガラガラだ。
神様に500円を放り投げて、家内安全商売繁盛と100万回唱えた後、適当な屋台に入る。ガラガラだ。貸し切り状態。
ビールを飲み、おでんを食って、焼き鳥食って、日本酒を飲む。そのうち気がつけば店の中は満員だ。
と、ここで、えーじくんが合流。続いて、いさわしが合流。
ほとんど漂流だな、こりゃ。
ほどよく酔っぱらったところで境内を一回り。目もくらむような熊手の陳列に、やっぱりこりゃ凄いなあと感じ入る。日本の文化だ。
えーじくんが500円の熊手を3本買い、2000円を差し出して「釣りはいらねえ」と気っぷの良さをみせる。オレと親分は買わない。
オレは地元の神社で熊手を買うのだ。
また来年もこうやって来られるといいなあ。と、しみじみ。
寄った頭を抱え、副都心線でビートルズ本を読みながら帰ったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「レコードコレクターズ ビートルズ名曲ベスト100」3000人アンケートで決めるビートルズのベストとワースト。ベストワンは意外や意外、いちご畑であった。そんなにいい歌か?ちなみに2位が私の人生の中で3位がなすがままに、だ。続け読めば、いちご畑で永遠に私の人生の中はなすがまま、だ。なんだこりゃ。なお、オレが一番好きな宇宙渡りは12位という中途半端な順位であった。


2008.11.27
取材。
6時に家を出て、関越道→圏央道→中央道で甲府へ向かう。
初冬の甲府盆地は、えらく寒いけどとても美しいのだ。空気が澄んでいてきりっとしており、紅葉の山々が広がって、遠くに富士山の姿。
んがっ、しかしっ、今日は残念なことに雨なのであった。
単なる雨のロングディスタンスドライブ。ああ、つまんねえ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」


2008.11.26
取材1、原稿。
ベルリンの壁崩壊に匹敵する歴史的出来事と書いた石神井公園の地下自由通路の開通であるが、どうやら南口の連中はベルリンの壁ではなくて38度線と思っているらしい。
"ついに38度線が破られた、北口の連中が難民のように攻めてくる"と。
なんということだ、南口のやつらはオレたち北口の人間を北朝鮮だと思ってやがるのだ。
まあ、確かにかつては避暑地として名を知られた豪邸が建ち並ぶ南口に比べ、北口は歩いて埼玉県に行けてしまうようなところ。南北格差の根は深かったのも事実だ。
しか、南口がそういう立場だというのなら、北口にも考えがある。こうなったらオレが北口を代表して南口に攻め入り、店という店に足を踏み入れてやろう。
そう考えて立ち上がったオレであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「マスタリングの全知識」葛巻善郎・リットーミュージック。エコライザーや波形編集などについて、オレ程度の素人相手にわかりやすくまとめた本。とても役に立ち、ためになる一冊であった。ずっと手元に置いておこう。
「漆黒の果て」藤沢周平・新潮文庫。昨日呼読んだ捕り物シリーズの二作目。要はミステリーだな。登場人物が多くて、オレの空っぽの頭では覚えきれなかった。


2008.11.25
取材1。
昼前の新幹線で新大阪。到着後、時間調整のため駅構内の喫茶店に入る。メンバーは4人。
会計の際になって、おなじみウッチーさん、「お金がないのでカードで」と言い出す。
あー、めんどくさい。オレが払うっ。
出張に行くのにそれなりの現金も持ち合わせないのか、こやつは。
「キャッシュカードならあるんですが、都内しか仕えないカードなんです」って、なんだ、そのカード、聞いたことないわ。
夜、新幹線の時間まで新大阪駅下のインチキ臭い串焼き屋でビールを飲む。カメラマン・ヨシダ氏、次男の名前が決まって絶好調。
会計の段になって、ウッチーさん「お金がないのでカードで」と言い出す。あーっ、めんどくせえっ、オレが払うっ。
と、ウッチーさん、オレのことを「タンゴさんってATMですねえ〜」と言う。
ATMタンゴ。
うーむ、ATMと呼ばれたのは人生で初めてのことである。おそらく今後もあるまい。
19時27分、新大阪発の「のぞみ」に乗る。
11時過ぎに家に着き、風呂に入る。あがって、焼酎のお湯割りを飲みながら、考えてみれば7時半に大阪を出て12時前にはこうして風呂上がりの焼酎を飲んでいるんだからすごい話だよなあ、とヨメと話す。
雨もすっかりあがり、明日はいい天気だ。

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「消えた女」藤沢周平・新潮文庫。昔なら時代物、それも捕り物など絶対に読まなかったのだがなあ。今読むととても引き込まれ、読んでいる間が幸せな気分になる。トシとったのかなあ。


2008.11.24
地元のブログで「ベルリンの壁崩壊にも匹敵する歴史的出来事」と書かれているほどのインパクトである。
何かっつーと、石神井公園駅に南北を結ぶ地下通路ができたのだ。
これを機に長年の悲願だった、つーかオレはまだ引っ越してきて4年とちょっとしかたっていないわけだが、線路の高架化の工事が本格的に始まるのである。
それに伴っておんぼろの石神井公園駅も解体・新築される。
今時こんなボロ駅があるのかよ〜と、初めて来た人は誰もが同じ感想を口にするほどおんぼろの駅であった。
でも、オレはなぜかけっこうこのボロ駅が好きで、どこの私鉄の駅前も似たような風情になる中、ずっとこのままおんぼろ路線を維持して欲しいと願っていたのだ。
ああ、時代は変わる。チェーンジなのだ。
前夜、「きょうはどうしても焼き鳥がたべたい。つくねきぶんなんだよ」と言う息子のために、線路を越えて南口の焼鳥屋まで進出してみた。南北融和の第一歩なのだ。
娘を乗せて先に帰ったヨメを見送り、帰り道、息子と一緒に駅の地下道に初めて足を踏み入れる。歴史的一歩なのだ。
なんだか遠回りするようで、前より不便になったんじゃないかなあ。とほほ。
このおんぼろ駅が建て替えられるのは、息子が高校に行く頃じゃないかと思っていたから、ずいぶん早く変わるのだ。この古い駅舎のことは、息子は大人になったらすっかり忘れているのだろうなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.23
地元の情報を紹介しているサイトを見て、城北公園というところへ行く。工作などの催しがあるというのだ。
参加費50円。
公園を拠点にボランティア活動している人たちが企画したようで、公園のドングリや松ぼっくりで工作などを教えてくれる。子どもにはちょうどいい。
火をおこして調理もしていたので、のぞいてみたら、なにやらフライパンで煎っている。
なんですか、それ、と聞いたら「ドングリですよ」との返事。へえ〜、ドングリって食えるの?
知らなかった。
銀杏のように煎ったドングリを、一つ分けてもらって食う。うーむ、普通の木の実の味。
格別旨いわけではないが、まのあ、話のタネに、ということで。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.22
地元にお好み焼きの店ができたので、晩飯を食いに行く。
評判では可もなく不可もなく、というところか。
満席。どうしようかと逡巡したら、「満席なんですけど」と答えた店の姉ちゃんを押しのけるように関西弁のおばちゃんが「なんで、お客さん帰すんや」と言いながら出てきて、「どうぞどうぞ」と我々を招き入れる。
見ていたら、一人客を相席させて、オレたちの席をつくってくれた。恐るべし、関西おばちゃん。根性座ってるな。一度くわえた客は二度と放すもんか。
味は、まあ可もなく不可もなく。お好み焼きなんつーものは、どこで食ってもこんなもんだろう。
ただアルコールが基本的にビールだけで「飲みたい人は持ち込みでどうぞ」と書いてあったのは、参った。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.21
原稿。
もう一つのゴミ問題が、古新聞である。
土曜日が資源ゴミの収集日で、古新聞や古雑誌、段ボールなどを出すことになっている。
これを狙って早朝からゴミ収集業者のトラックが近所を走り回るのだ。もちろん違法、というか行政処分の対象である。
どうせ捨てるゴミであるから誰が持って行こうが関係ないといえば関係ないのだが、どことなく気分が悪い。イリーガルな行為を目の前でやられるのは、よろしくないのだ。
だもんで、ある時など、現場に遭遇して「あんた、誰だ」と鋭く迫ってやったわたくしなのであった。
走り回っているトラックを見れば、所沢や遠いところでは栃木ナンバー。早朝、あんな遠くからガソリン代使ってわざわざやってきて、荷台いっぱいの古新聞を集めて、いったいいくらになるというのだろう。
そんなわずかばかりのカネでも必要な人たちなのかと思うと、まあ、放っておいてよかろうという気もなくはないが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「美味しんぼ」


2008.11.20
取材1、原稿。
ゴミ収集所に、よそから持ち込んで捨て逃げするヤツがいる。近所で共同利用している4軒は非常にマナーよろしく使っているので、大迷惑なのだ。
近所でいつも腹が立つと話し合っているのだが、ある時、隣のオガワさんが捨て逃げの現場を目撃し、おっさんをとっ捕まえて説教してくれた。
近所のアパートに住むおっさんだったそうだ。屋根職人のオガワさんは、一見強面で眼光鋭く迫られれば、たいてといはびびってしまう。このおっさんも以降は姿を見せなくなった。
ところがそれでも捨て逃げはなくならない。
今度はオレが目撃したのである。
今日、エプロン姿のおばちゃんが大量のゴミを持ち込んで捨てているのを発見。慌ててクルマから降りたオレは、おばちゃんを追いかけたのだが、すぐに見失ってしまった。
だが、エプロン姿と大量のゴミ袋から推理して、たぶんあそこだろうと見当をつけたのが定食屋。さん珍というラーメン屋の隣に夏頃に新しく近所にオープンした店だ。
開店前のこの定食屋をのびいたらビンゴ。逃げたエプロン姿のばばあがいた。
頭に血が上ったオレは店のトビラを思い切り開けて、「ゴミ捨てただろう、捨てるな!」とねじ込んだのだった。
ばばあは「なんのこと」とすっとぼけていたが、亭主らしき定食調理人は、店をやるのに地元を敵にしてはマズイと判断したか、素直に「はい」と引き下がったのだった。
おそらく店の生ゴミ等を事業用として処分するとカネを取られるのがイヤで、こっそりとここまで捨てに来たのだろう。
まあ、あのばばあの様子だとまた隙を見て捨てに来そうな気配がある。時間は10時半頃。また来たら、現場を取り押さえて、今度は清掃局に通報してやるぞ。けっ。
あの定食屋には一度だけいったが、そしてオガワさんも一度だけいったらしいが、マズイから二度と行かない、ということで意見が一致したことがあった。今後も決して行くことはないだろう。
午後から外出。空気が乾燥してきたので、「ビッグコミックオリジナル」を買うついでにマスクも購入しようと駅前のサン*スに寄る。
「ビッグコミックオリジナル」とマスクをレジに差しだし、袋いりません、と言ったら案の定だ、シールを貼ろうとしたのだ、レジのバカ姉ちゃんが。
すかさず、貼らないで、と命じたのに勢いが止まらず、マスクにシールを貼りやがったのである、サ*クスのバカ姉ちゃん。貼るなって言っただろうが。
なんでオレが金を出して買ったものに、断りもせずに勝手にシールを貼るのだ。セブンイレブンはそんなことはないが、フ*ミマとかは絶対そうする。
コンビニではないが、先日新潟の書店で雑誌とCDを買って、袋いりません、と言ったら例によってすかさずシールを貼ろうとしたから(なんで本に貼るんだ、ばかやろ)、貼るなと言ったのだが、「でしたら袋に入れないと…」と言うのである。だったら入れたら、と言い放ったのだが、ったく鬱陶しいことである。
空気が乾くと、心まで乾燥してしまって、ささくれてくるのかなあ、オレ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
「ビッグコミックオリジナル」「サウンド&レコーディング」「「ミュージック・マガジン」
「サンレコ」「ミュージックマガジン」はどちらも中田ヤスタカの大特集。cupsuleの新アルバムのプロモーションなんだろうな。中田ヤスタカのロングインタビューはなかなかに貴重なので興味津々に深読みする。中田ヤスタカの音の面白さは、自由気ままに音を創っているとこにある。その楽器、そんな使い方はしないだろう、というかその音程はその楽器では出ないだろうという音でも平気なのだ。インタビューでは"演奏することを想定していないから"とあっさり。創りたい音を創っているだけで、それが勝手にヒットしているという感覚らしく、別に仕事をしているという意識はないようだ。信じられないほどの大量生産を続けているのも"休んでも寝るぐらいしかないから"らしい。中田ヤスタカでオレが個人的に興味深いのは、どことなく"やっつけ仕事"感が漂うことだ。どの曲にも。入念に作り込まれてはいるものの、でも、なんか適当に手を抜いているよなあ、という空気があるのだ。手癖のメロディー、手癖のコード進行、手癖の音色のせいもあるだろうけど。この手抜き感覚が不思議な面白さを伝えてくる。インタビューではプライベートスタジオが公開されていて、ほんとにパソコン一台で完了。使っているソフトもオレと同じCubaseだ。なーんだ、オレも中田ヤスタカと変わらないじゃん(笑)。スタジオ写真には、噂に聞いていた電話ボックスも写っていた。ボーカルブースである。本当に電話ボックスのような箱が部屋の中に置いてあって、こんなチープな箱の中でも十分にボーカルが録れるんだと感心した。笑ったのが"何を創ってもピコピコで片付けられてしまう"と不満を漏らしていること。単なるピコピコ音楽と片付けて欲しくないのか。そうかそうか。小室、つんくの後の新たなメガヒットメーカーに君臨した中田ヤスタカであるが、しかし、近田春男が"歴史的音楽"と絶賛するほどでもないとは思う。それでも音作りの姿勢と、あの音のつぶし方は、そこまでやっていいんだ、という意味で非常に共感できる。


2008.11.19
取材4。
高校時代、古文の先生がナガイという名前だった。この男、長野県の出身で、今にして思えば地元の採用試験に落ちて近隣に流れてきたということなのだろう、なんの縁もゆかりもない新潟県で教員をしているのだった。
このナガイ先生が「新潟に来て一番驚いたのが冬に雷の鳴ることだった」と無駄話をしたことがある。
そのときは、何を当たり前のことに驚いてんだ、このセンコーは、と高校生・タンゴくんは思ったわけだが、こうして故郷を長く離れていると確かに冬の雷鳴は北国独特のものだということがわかってくる。そして、陰鬱な冬の空にそれが鳴り響いたときのうんざり感というのもわかってくる。
前夜から雷鳴が鳴り響き、深夜にはあられの大騒音に目が覚めたオレは、早朝、庭に停めたクルマの天井が真っ白になっているのを見てうぎゃっとひっくり返ったのだった。
そうである。11月もまだ中旬だというのに、新潟では平野部でさえもう冬景色なのである。
もちろんこたつに当たってミカンなど食っている場合ではない。オレはこの気候の中、関越道を走って東京まで帰らねばならないのだ。
天気予報を聞くと、夜には本格的な雪になって翌朝は凍結とのこと。ともかくなんとしても夜が来る前に関越トンネルを越えねばならないのである。
というわけで、大急ぎで仕事をこなし、残った分は居残りチームに、後はよろしくっと託し、2時過ぎにオレは関越道に飛び乗って激しく降る雨あられの中を走り出したのであった。
いやあ、これがまったくひどい天気で、雨が急にみぞれになり、道路には早くも積もり始めてしまい、さらに強烈に横風が吹いてハンドルを取られる始末。風であおられてシャーベット状に積もったあられで滑ったりしたら、シャレにならん。空は真っ黒。オレはよろよろとひたすら関越トンネルを目指したのであった。
そしてどうにか関越トンネルまであと10キロといったあたりまで来たら、おお、なんとういうことだ、急に空が明るくなり、青空が広がり始めたのである。しかも道路はまったくぬれてなくて、ここは深い山奥だというのに別世界。晩秋の爽やかな空気が広がるのだった。
唖然として石打サービスエリアで降りてみれば、木々がきれいに色づいて紅葉が見事。夕日が色とりどりの山を美しく染め上げながら沈もうとしていたのである。
まったく呆れた天気であった。
そのままオレは穏やかにトンネルを越え、無事に雪国から脱出。関越の夕方の渋滞も、心穏やかにやり過ごすことができ、ちゃんと家に帰ったのである。
東京は寒いけれどいい天気。山一つ隔てた新潟があのような厳しい天候にあるとは想像もつかない。
雪国の厳しさってこうだよなあと、改めて知ったのだった。

「新潟日報」「週刊プロレス」「週刊文春」


2008.11.18
取材4。
企画もののCDが好きである。
駅のコンコースで売られている安いCDはよくのぞくし、高速道路のサービスエリアの売店ではよくCDを買う。
本日も女性ボーカル特集のCDを関越のSAで買ったのだが、山本リンダと研ナオコとル・クプルが一枚に収まっているという素晴らしい選曲センスの一枚だ。
こないだは「ウェディングベル」(シュガー)に始まりウクレレえーじ(誰だ?)で終わるという悶絶CDも買ってしまった。
かように企画もののCDはオレの心をとらえて離さないのである。
そして、こうした企画もので必ず入れられる、鉄板曲と呼んでいい歌がある。「木綿のハンカチーフ」は、そのチャンプだろう。
まあ、日本の歌謡曲史上屈指の楽曲だから、納得ではあるが。

「新潟日報」


2008.11.17
ここのところいろんな地方取材の話があっても、スケジュールが合わずにお断りするばかり。
佐世保に仙台に札幌。うーん、残念。
今までいろんな地方の取材にいったけど、岐阜の山奥、根尾村にはまた行ってみたいなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.16
原稿。
ぼちぼちサンタクロースに何をお願いするか、という季節になってきた。
息子と娘に聞いたら、それなりに希望があるようで、お母さんがサンタにメールしてくれるから、と言ったらそれなりに納得していた。いつまでこういうのが通用するのだろう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.11.15
食事のマナー違反にもいろいろあると思うが、オレが最も嫌いなのが帽子をかぶる、というやつである。
食事時に帽子をかぶっても許されるのは、皇族晩餐会だけだろう。
それなのに近頃はファミレス、居酒屋、回転寿司を含め、いろんなところで帽子をかぶったまま口を動かしている人間を見かける。
オレは心底嫌いなの。
回転寿司で隣に帽子をかぶったままのオヤジが座るだけで、オレはその店を出たくなる。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.11.14
原稿。
ここ数週間、クルマの運転席パネルにエンジン異常を示すマークが点灯している。
初めの頃は放っておけば数分で消えていたのだが、それが十数分になり、数十分に延びてしまって、やっぱりこれは放っておけないなあ、とため息をつきつつ、近くのトヨタに持って行った。
購入したのは江東区時代なので、ディーラーまで行くとえらく時間がかかる。地元の系列販売店で済まそうと考えたのだ。
向かった先は、実は数年前に車検飛ばしが発覚して新聞沙汰になった店。その罰としてしばらくメカニックの対応ができないという恥ずかしい処分を受けた店だ。いわゆる過去のある店ですな。
実はこの店には、アンドー君の高校時代の友人が勤めていた。だからってアンドー君と車検飛ばしは何の関係もないわけだが。
それはともかく、うんざりした顔でトヨタにクルマを持って行き、見てもらったところ、エンジンまわりの何かのセンサーがイカれてしまっているらしく、交換だと。しかも二つセットなんだと。工賃と合わせて7万なんぼ。
がーん。
金融危機のあおりをまともに食らって、半年ほど前には倍にまで増えた投資信託があれよあれよとついに元本割れしてしまったことを今日の銀行からの通知で知ったオレは、この巨額の修理費用にめまいを起こし、その場に泣き崩れたのだった。
夜、魚せいに行く。まだ5時過ぎだ。
なぜこんなに早い時間に行くのか。まともな社会人の生活とは思われない。
事情はこうである。
魚せいのオヤジは新潟出身、中卒で東京に出てきて魚屋一筋で、やがて一国一城の主となった。今日はその中学時代の同級生で、やはり東京に出てきている友だちが店で飲み会を開いてくれるというのである。
「店がガラガラだったらみっともねえじゃねえか」ということで、オヤジ、常連に5時過ぎには来いと動員をかけたのである。
60過ぎたじさま、ばあさまばかりだというのに、中には中学時代に胸ときめかせた相手でもいるのか。オヤジ、妙に張り切っているのであった。
動員をかけられたほうは「ったく、面倒くせえなあ」などとぼやきつつ、その実、呑める口実になるならなんだっていいやというのが正直な胸の内。その証拠に、ほれ、5時を待たずにオレなんかいそいそと出かけていったのである。
途中、夕刊フジを買おうとセブンイレブンに立ち寄る。雑誌の棚を見たら、スケベな写真雑誌の表紙に「永作博美のパンツ」という見出しが堂々と躍っていて、オレは格別なファンでもないのだが、つい「うほほほほ」と雑誌を手にとって立ち読みを始めてしまったのだ。
と、そこに思わぬ方向から「あら、こんにちは」の声。ぎょっとして見やれば、幼稚園のお母さんであった。
あわわわわわ、えらいところを見られてしまった。中途半端に地元で顔が知られていると、どうにも案配よくないなあ。
家に帰ってヨメにコトの顛末を話したら「気をつけてくださいね」と叱られてしまったオレである。ごめんよう、母ちゃん、あんな熟女のパンツによろめいたオレが悪かった。そういって頭をかいたら「熟女ですって? 同い年だけどっ」とさらに怒られてしまったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」


2008.11.13
取材1、原稿。
名波が引退である。
日本代表を支えてきたレフティーだ。中田が引退したときは何も思わなかったけれど、名波の引退には感慨深いものがある。
そうか、名波が引退するのか。
2002年のワールドカップ、トルシエに中村俊介が選ばれなかったことが話題となったが、オレとしては名波の名前のないことのほうがショックだった。名波〜。
初めて生で名波のゲームを見たとき、本当に左足しか使わないのに感心したものだった。中盤で無理な姿勢から「おらよっ」と左足でパスを押し出すその瞬間が本当に格好良かった。
一度、ジュビロのバスを甲州街道で発見し、そのまま追っかけよろしく後をついていったことがあった。到着した先は西新宿のヒルトン。
バスの後ろにクルマを停めて、急いで入り口の前に向かって選手が降りてくるのを待っていたら、出っ歯の服部に続いて降りてきたのがガキ大将の名波だった。
ファンの女どもが「なっなっみさぁ〜ん」とプレゼントを差し出すのに目もくれず、すたすたと歩き去っていくのが格好良かった。
1年だけ、イタリアに在籍。ぱっとした成績を残せず、すごすごと帰ってきたのだが、直後の試合で見事な仕事をして「イタリアにはパスタを食いに行ってたわけじゃないんで」と見得を切ったのが、格好良かった。
聞けば、優男のルックスに似合わず、相当のジャイアン性格らしい。猿山のボスよろしく子分をまとめ上げ、他のボスともびしばしやりあっていたのだろう。
根っからの体育会系だそうで、代表で名前を売って、周囲が自分を持ち上げすぎるものだから、逆にパシリ気分を味わいたくてイタリアに渡ったのだという説もあった。さもありなんという雰囲気の男だった。
引退してどうするんだろうなあ。解説者は似合わないなあ。テレビでへらへらする名波は見たくないなあ。
どこかでひっそりと次世代のレフティを育てる仕事をしていてくれたら、もっと格好いいのだけれど。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」まったく目も当てられない凋落ぶりだよ、文春。
「ブラック企業の闇」ムネタカスミト・晋遊舎。誤字脱字がやたらと多いし、文章もひどすぎる。
「菊夜月」山本周五カ・新潮文庫。どうも戦前戦中の山本周五カは説教臭くてかなわん。こういう作品集も戦後のだけを選んで読むようにしている。


2008.11.12
取材1、原稿。
本八幡で取材仕事があるので出かけようとしたら、携帯に電車情報のメール。いや〜な予感がどんぴしゃで、西武線が止まっているという知らせだった。
どうするか。
ともかくクルマに足を切り替えて、ルートを検討する。そうだ、本八幡なら中央線、荻窪から1本ではないか。
そう判断したオレは、ただちに環八を南下するルートにクルマを乗り入れる。幸いにして環八は空いていた。こうして書くとなかなかのドキュメンタリーだな。
駅前のコインパーキングにクルマを置き、荻窪駅に飛び込んでやってきた電車に乗る。ここで反対方向の八王子行きだったとなればネタとして最高なのだが、オレはそんなサザエさんなことはしないのだった。
結局、無事にアポの時間前に現地に到着、取材を行うことができた。
帰りはそのまま荻窪まで戻って、駅前のコインパーキングでクルマを取り出す。
つい下心が出て道をショートカットしようとしたのが失敗。こぢんまりとした杉並区の細々とした路地にはまってしまい、しかも一方通行地獄、帰宅歩行者地獄、無点灯自転車地獄の責め苦に遭い、ループ状態。蟻地獄からなかなか抜け出せない。
ようやく信号のある通りに出たと思ったら、ほっ、いさわしの家に続く道ではないか。本八幡、荻窪と、今日はなんとなくいさわしつながりの一日だったなあ。
東京マラソンは漏れたらしいが、別のマラソンに出るそうで、頑張ってるなあ。タマダさんが会いたがってたぞう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」


2008.11.11
原稿。
そういや、ちょっと古い話になってしまったけれど、例の小室哲哉だ。
作者が逮捕されたからって過去の作品すべてを封印してしまうのは、どう考えてもおかしいだろうべ。だったらビートルズもローリングストーンズも全部封印しろっつーの。
まあ、オレは小室なんたらは「マイリボリューション」ぐらいしか知らないが。他には「ラブマシーン」かな。って、あれはちゅんくだ。
一番笑ったというか、呆れたというか、心配になったのが、あの寺内貫太郎だ。
好戦的ですぐ訴訟に持ち込みたがる寺内貫太郎は、驚いたことに「だからコンピュータでつくった音楽なんて心が通っていないんだ」というコメントを載せていた。
心底ぶったまげた。
それと小室の詐欺とどう関係があるのだろう。つーか、コンピュータでつくった音楽なんてものはなくて、コンピュータを使って人間がつくった音楽なのだ、ということを知らないのだろうか。
そんな無知であり、無知であることに対して無自覚である人間が、音楽業界のしかるべき地位にいるとは、恥ずかしくないのだろうか。
誰か、デブがつくった音楽なんて心が通っていない、と言ってあげたらどうだろう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.11.10
取材2、原稿。
前々日にオレが予告した通り、西武の優勝で幕を閉じた日本シリーズ。西武線沿線の主婦たちの間では、さあ、西友のセールだと待ち構えていたのになんで西友は何もやらないのかしら、という不穏な空気が漂っている。
そうである、実は西友は西武グループではなく、ウォルマート傘下。今や立派な外資系なのだった。
おかげでレジのパートのおばちゃんたちも、あたしら外資だべさ、と胸を張る始末。
などということを考えながら本日仕事で向かったのは久しぶりの浅草である。
そして、仕事を終えて立ち寄ったのが、前から狙っていた楽器問屋なのだった。ここは実はウクレレの専門問屋で、ショールームも併設されていて、小売もやっている。
ここにオレが以前から狙っていたウクレレが置いてあるという情報をゲットし、というかネットで検索しただけなのだが、何かのついでがあったらチェックしてやろうと思っていたのだった。
探し当てたショールーム。ところがカギがかかっていて、営業部に声をかけてください、の張り紙。ビルの2階に上がってドアを開け、ショールームを見たいんですが、と声をかけると「はあーい」の返事。無事に潜入することができたのだった。
壁を見ると、一面にウクレレ。その中に、おお、ありました、目的のウクレレが。
実はこれ、秩父の山の竹を使って、秩父に住むルシアー(楽器職人)がつくった、竹のウクレレ、通称・竹レレなのである。
ウクレレは、通常、ハワイのコア材でつくられる。
だが、住宅同様、湿気などの気候の影響を受けやすい楽器も、その地で育った材料を使うのが、その場所の空気感にぴったりの音が出るのではないかというのがオレの持論だ。住宅だって、日本の木材を使った在来工法が一番快適だものねえ。
だもんで、秩父の山で生まれた竹レレを見つけたときは、ポンと膝を打ってあいてててと叫んだのである。
そして、見事にそれを探し当てたオレは、というかネットに書いてあったとおりに見つけただけだが、壁から外してもらった竹レレを試奏したのである。
ウクレレというのは、普通、コロンコロンという可愛らしい音がする。だが、竹である。きっと鋭いとがった音がするのではないかと思っていた。
弾いてみたら、確かに張りのある乾いた音がする。やや硬質だ。予想以上に、ということはまったくなくて、このスペックにこの値段ならこの程度の音だろうと思っていたとおりの音だった。
その意味では期待以上でも期待以下でもなく、まあ、こんなものかと。
というわけで、納得したオレは店員に向かって、これください、カードでね、と頼んだのだった。
こうして念願の竹レレを手に入れたオレは、やっぱり嬉しくなって、そいつを抱いたまま電車を乗り継いで石神井公園まで帰ってきて、駅前の「春」に立ち寄って一人で乾杯したのだった。
いいですよー、竹レレ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」「AERA」


2008.11.09
原稿。
マイナーなミュージシャンを取り上げてうんちくたれるのは、オレはみんなの知らないところにもちゃんと目配りしているんだぜ、えへへ、というNHK臭ぷんぷんのイヤらしい態度であることは重々承知のうえ、決してそういうつもりではございませんと言い訳しつつ、ステキなCDを2枚。
まずは知り合いのデザイナー・タケダくんが送ってくれたCD。おおっぴらに書くとマズイかもしれない。ハシ*トという女の人のCDだ。
いわゆるシンガーソングライター。きれいなピアノにきれいなメロディーのきれいな声が載る、心地よいアルバムである。癒し系と言えなくもないか。
こういう端正な音楽は好きである。武田君に感謝。
いつも送ってくれて、ありがとうございます。このジャケットが武田君の仕事なのだろうか。
相変わらずいい仕事してますなあ。
もう一枚が、知り合いの篠笛奏者・ことちゃんのブログに紹介してあったミュージシャンのCD。erimba with HARCOという二人組だ。
名前は英語だが、正体はれっきとした日本人。れっきとした、っていうのもヘンだが。
eribaというのが大橋エリという人で、マリンバ奏者。HARCOはそのサポートのようで、要はマリンバによるジャズアルバムなのだ。これがなんとも心地よい。HARCO どうやらオレは本質的にスウィングジャズが大好きなようで、しかもオリジナルでなくて、それをいろいろとアレンジした音が好きなようで、このMARICOVERもたいへんにご機嫌なのだった。
ことちゃんのブログを見てすぐにアマゾンに発注。本日の午後に届いて、そのままずっと原稿書きながらエレンドレスで流したのだった。
いつも同じことを書くけれど、こういうふうに流行に流されずに落ち着いた音楽を創っている人がたくさんいて、それはそれでちゃんと生活できている時代って、とてもいいことだと思う。

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2008.11.08
録音、原稿。
今年の日本シリーズは、3試合目が終わったあたりで「これは完全な出来レースだ」という話が一気に広まった。
どっちに転んでも、4試合で片付けるより、まるまる7試合までやったほうが儲かるし、話題にはなるし、人気回復に役立ちそうだし、WBCへの前振りにはなるし。
しかも第7戦は、日テレの中継なのか? もはや最終戦までもつれて巨人が優勝するのは、NWAチャンピオンが日本でタイトル戦をやって負けても帰国する前にはきっちり勝って帰るのよりも自明な、あるいは、猪木がチョチョシビリの柔道着を口にくわえても歯を折られることがないのは前夜に練習して進行を打ち合わせしていたのよりも自明な、既定の方針なのであった。これならWBC原監督も筋が通るし。
もっとも、CSが変に盛り上がって、日ハム-中日なんていう日本シリーズになっていたら目も当てられない3位どうしの惨めな貧乏シリーズになっていたわけだ。考えてみれば、それもそれで面白いけど。

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2008.11.07
取材8、原稿。
なんだか朝からオレの頭がおかしくて、山手線の御徒町で降りるべきところ、何をどう勘違いしたか、ずーっと鶯谷と思い込んでいて、その通りに鶯谷に降りて駅前の道を歩き始め、どうもおかしい、ここじゃないぞと慌てて引き返して再度山手線に乗った次第。
うーむ、ぼけたか。
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2008.11.06
取材2。
日中、霞ヶ関と赤坂で取材。
赤坂のやんごとなきお方のお住まいの前に位置する郵便局には、やんごとなきお方への郵便発達チームが特別にあるのだそうだ。しかも、年賀状も普通に届くのだという。へえ、知らなかった。
夜、日本橋で懇親というか飲み会というか情報交換というか。
20代1人、30代1人、40代2人、50代2人、60代1人という、実に幅広い年齢層の人間が一つのテーブルを囲んだ、とても楽しい飲み会になった。
あんまりものを食べなかったので、帰りに腹が減り、石神井公園駅前の「春」で軽く一人二次会。

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2008.11.05
原稿。
「ゆとり」っていうのは、今や完全なあざけりの言葉だそうだ。例の悪名高い「ゆとり世代」のことである。
ゆとり教育を受けた世代がぼちぼち社会に出てきて、そのあまり基本的な常識の欠如、知識レベルの低さから、彼ら、彼女らが何か摩擦を引き起こしても周囲は「ああ、彼はゆとりだから」で納得するのだそうだ。
なるほど、そういう時代なのか。
すると、あと数年もすると、このゆとり世代の人間が親として教育・保育の現場に進出してくるわけだ。
ひどいことになるのだろうな。教育関係者には、今から深く同情する。

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2008.11.04
原稿。
酉の市の前夜祭。今年は三の酉まである。
それまで毎年行っていた花園神社の酉の市に、去年、20年ぶりぐらいに行かなかったら、あんまり売上がよくなかったので、今年は行くことにした。
一人では寂しいので仕事関係を何人か誘ったが、全員に断られた。うう、オレって。
お参りしたのち、熊手を眺めて、何も買わずに久しぶりに「すがわら」に行って寿司を食う。
相変わらず寿司は旨いが人柄は悪い店だ。
すがわらも店に大きな熊手を飾っている。聞けば、4万円だそうだ。ほほう、なんと立派な。
「それがよう」とすがわら。なんだ? どうした?
「この熊手を売ってる店のヤツがたまたま寿司を食いに来て、これは3万だというわけよ」
は? じゃあ4万円というのは?
「頼んでるヤツが1万抜いてたんだよっ。手間賃5000円やってたのに、抜きやがったんだよっ」
がははは〜。店でぼられた仕返しかあ? お互い人望がないねえ。んとに。

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2008.11.03
一昨日行ったお台場のモンベルがなくなってしまっていたので、今日は南町田のモンベルに向かった。
グランベリーモールというでかいショッピングセンターにある店で、実はモンベル最大の店舗でもある。
そしてここにはピナクル、要はロッククライミングの練習場が併設されているのだ。
小学生以上ということで以前は息子も不可能だったのだが、今回はOK。岩の前へ連れて行って、やるか?と聞いたら「やりたい」といので、スタッフの前に連れて行って申し込ませた。
申し込ませた、というのは、要は本人にやらせたのである。店もあまくで本人と直接話して、親はその話に入れない。
ちょっと離れてその様子を見ていたら、案の定、相当厳しいことを言われている。
「遊園地の乗り物じゃないからね」「誰も手伝ってくれないよ」「途中で怖くなっても、やめるかどうかは自分で決めないといけないぞ」云々。要は自己責任ということを子どもにもわかるように教えているのだな。
大人が本気の顔で厳しいことを言ったので、息子もこれは遊びじゃないんだということが心底わかったらしい。それからおよそ15分もその場に立ちすくんで、じっと考え込んでいた。
やってみたい。でも怖い。ということで相当に悩んだらしい。ぼちぼち助け船を出すかと思ったところ「やっぱりやる」と言い出したのだった。
申込書も自分で書く。お金も自分で払う。
途中、昼飯をはさんで13時5分からいよいよクライミング初挑戦だ。
高さおよそ10メートル。3階建てのビル程度の岩(もちろん人工の岩である)にロープが何本かぶら下がっており、息子は靴やらヘルメットやらを装備して岩の前に立ちはだかり、一本のロープを手にしたのだった。
そして、スタッフが下から「手を出して」「右にいって」「膝は使わない」などと言うのに従ってじわじわと登っていく。途中、びびったのか膝ががくがくしているのがかわかり、足がかけられずに難儀しているのも見えたけれど、約10分、とうとう息子は登ったのだった。
黙ってみていたこちらも、つい汗をかいていて、おそらく途中で怖くなって泣きが入るだろうなあとの親の予想を見事に裏切った息子に、完全に降参だ。
登ったあとは、ロープをつたってポンポンと跳ねる要領で降りてきた。うーむ、たいしたものだ。
スタッフに感想を聞かれた息子は「楽しかった」と一言。スタッフは「今度はお父さんもぜひ」と笑顔のセールストークだったが、オレは、ぶるぶる、とてもできまっしぇーんと逃げ帰ったのだった。
というわけで本日は息子の初登頂記念日。下から見上げていた娘が「よーし、がんばるぞ」と次は自分の番だと信じて早くも気合いを入れていた。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ママの狙撃銃」萩原浩・双葉文庫。萩原浩でこれは読み逃していたので、文庫になったのを幸い、手に取った。一読、こりゃ面白い。平凡な主婦が、実はかつてアメリカで暗殺を仕事にしていたことがあるという設定で、この主婦が旦那のリストラや娘のいじめなど闘い、再び狙撃に手を染めるという話。カタルシスたっぷりの楽しい話だ。何も考えずに読む楽しみを味わうにはぴったりの一冊。


2008.11.02
夜、久しぶりに知念で沖縄料理を食う。
子どもたちが「ちびまるこちゃんをみたい」というので、カウンターに座った。
「まるこ」に「サザエさん」も終わったとき、後ろのテーブルにいたおそらく家族連れプラス友人家族という組み合わせの客のオヤジが「すみません、野球に変えていいですか」とオレに聞いてきた。
ああ、日本シリーズね。どうぞどうぞ。と10チャンに回してやる。
野球が始まると、このオヤジ、自分のテーブルを離れてオレたちのカウンターの裏に立って「あ」「よしっ」「ちくしょっ」「やった」とうるさい。どうやら西武ファンのようだ。
もう一方、カウンターに座っていた兄ちゃん二人連れは巨人ファンらしく「今のはファールだろ」「今のは獲れるだろ」と、こちらもうるさい。
野球にまったく興味がなく、ましてや日本シリーズなど全然相手にしていない、日ハムファンで西武線沿線に住んでいるオレは、息子の「ストライクがみっつでおわりだよね」「あうとがみっつでこうたいだよね」「うらとおもてってなーに」などという会話の相手をして野球のルールを教えつつ、小笠原を返して欲しいんだよね、とぼそっと巨人ファンに聞こえるようにつぶやいたりするのだった。
そして、試合が進むにつれて後ろに立ってうるしい西武ファンはますますやかましく、それと反比例するようにツレのテーブルはしらけていくのだった。
まったくみんなでメシ食いに来てるんだから、一緒に会話するなりすればいいものを、みんな放り出して野球を見ているとは、しらけたオヤジであるなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.11.01
久しぶりにお台場に行ったので、最近ろくに服も買ってなくてストレスがたまっていたら、よーし、これはモンベルで服を買い倒さねばと思い、銀行でたっぷりと引き出して財布を膨らませて、ついでに土曜日だからってんで自分の口座なのに103円の手数料まで取られて、そんな思いまでして張り切っていったのに、ああ、お台場のモンベル、いつの間にか閉店になってしまっていた。
きーっ、と地団駄踏むオレ。
しょうがなく、最大限の妥協と自分への言い訳を繰り返しながら、他に行くところもないので向かったのが、アメリカのユニクロ、アメリカの西友、アメリカのしまむらであるエディバウワーである。
この長袖いいじゃん、と思って買おうとしたら「2着で3800円ですから2着買ったほうがお得ですよ」と店員に薦められる始末で、いろいろと買いあさったのに全部で2万円ちょっとで、しかも会員カードで5%オフとかで、こういう買い物がしたかったんじゃないのに安かったからまあいいかと自分を納得させながら両手に買い物袋を提げて駐車場へと向かったのだった。
東京に木枯らし一号が吹いた日。でも、20度だった日。
それにしてもお台場、相変わらずである。休日は激しく混むのに平日はガラガラで、平均してならせばたいした売上にもならないからインフラ投資がさっぱり進まず、休日だけ駐車場が激しく混雑するという状態だ。
ホテル練り餡(旧名)をのぞけば、あれれ、今日は大安吉日なのか披露宴の予定がずらりと10数組で、本人たちはいいけど貴重な三連休を潰される招待客はいい迷惑だなあ、はっ、そう言えばオレたちも三連休に式を挙げたんじゃなかったっけ、えーと、でもその方が田舎から両親兄弟親戚を呼び寄せるのに都合がいいしなどとつぶやく。ロビーでは人前結婚式のカップルが喝采を浴びていた。
それにしてもお台場で結婚式とは、行き帰りの足が面倒だよなあ。
帰り、レインボーブリッジに乗った途端、大渋滞。ぐえ。
連休だものなあ、しょうがないなあ、って平日も混んでいるのだが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」「週刊ポスト」新田恵利、40歳の初体験セクシーショット。おお、そうか。これは買わねば。とコンビニの店頭で頭に血が上ったオレがバカだった。詐欺である。いや待て、冷静に考えれば新田恵利が40歳という時点で既に詐欺ではないか? あれで新田恵利を名乗るとは、悪い冗談か、犯罪に決まっている。いったいオレは何を言ってるんだ。


2008.10.31
原稿。
メーラーは、最近はThunderBirdを使っている。
一時期、ジャストシステムのShurikenを使っていたのだが、それも1年ほどという長い時間だが、結局あんまり使い勝手がよくないので、昔のThunderBirdに戻したというわけだ。
ThunderBirdはフリーソフトである。タダでこれだけ使い勝手がいいのだから、ありがたい話だ。こういうフリー化の流れはどんどん加速するんだろうな。
フリーではないが、薬もいわゆるジェネリックという安いヤツがもてはやされるようになってきた。
同じ薬効なら、特許切れの後追い製品を、ということだ。
これはこれで理由もわからないでもないのだけれど、でも、行き過ぎると新薬開発に悪影響が出る気がしないでもない。
新薬開発には莫大なカネがかかるわけで、それを今使われている薬でボロ儲けした分でまかなうというのが製薬会社のモデルだから、やっぱり高い薬がある程度は売れてくれないと困るのだ。社会的にも。
決して儲からない難病向けの薬が開発されるのも、ボロ儲けできる薬があるからだし。
もっとも最近では銀座で飲むのは医者ではなくて製薬会社のMRらしい。そう聞くと、やっぱりあんまり儲けさせるのはイヤだなあという気になってくる。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ドラえもん」
「新・ブラックジャックによろしく5」生体移植の話であって、魚せいで飲みながら呼んだのだけれど、ついマグロの赤身をオーダーしようとして、とても食いながら読めないなあとストップしてしまった。あ、刺身の注文をね。


2008.10.30
取材5、原稿。
仕事で、久しぶりに代官山に行く。
久しぶり、ってもともとそんなに代官山に詳しいわけでもなんでもないが。
そつなく仕事をこなし、渋谷経由、副都心線で帰る。
最近は副都心線も遅れることがなく、しかもラッシュ時も余裕で座れるというガラガラぶりで、とても快適である。不快な山手線に乗らなくて済むのでありがたい。
夜、一人でこっそり「魚せい」にいく。オームラが酔っぱらっている。
「タンゴさんもさあ、来年は一緒に飲もうよ」と運動会での飲酒を誘う。今年は1.リットルの焼酎を仲間と3本も空けたのだそうだ。
しょうがねえなあ。ああいうことをしちゃダメだぞ、と大人として注意してあげる。
本日は昼にセムコがやってきてちょっとした工事をしたのだが、セムコ、やれと言ったことはやらず、頼みもしていない防犯カメラ設置の見積書など持ってきて「旦那さんが心配なさっていたので」とほざいたらしい。
オラ、別にそんなことは一っ言も口にしていねえだよ。見積もり17万。誰がそんなものつけるか。
やることやらず、やらなくていいことをやる。セムコ、終わりかけている。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.29
取材1、原稿。
「サザンの新曲、涙がちょちょ切れますよ」と言ったのは、学生時代の伊達ポンだった。「いとしのエリー」のことだった。
「勝手にシンドバッド」「気分次第で責めないで」と続いて、ぼちぼち色物バンドとしての地位を確立し始めた時に出た三曲目だった。このあたり「青春の影」でアイドルグループから路線変更に成功したチューリップと似ている。
だがオレは「いとしのエリー」をちっともいいとは思わなかったのである。
そればかりではない。ビートルズの「イエスタデイ」も「レット・イット・ビー」もジョン・レノンの「イマジン」も、それどころか、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」でさえも、どこがいいのか、わからないのである。
そうなのだ。オレは、人が"いい"と言う曲に限って、その良さがわからないのである。
これは感性に何か決定的に欠けるものがあるのではないか。
そう思いつつ、エリーからもはや20年近く。今でもちっともいいとは思わないのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「隠蔽捜査」今野敏・新潮文庫。さすがブレーク作だけあって、面白かった。偏屈な警察官僚を主人公にした警察小説。最初は鼻持ちならないエリート官僚に見えた主人公が、次第に好ましい頼れる男に見えてくるから不思議。基本的に十分にキャラの立った小説だと思う。


2008.10.28
取材1、原稿。
品川駅前の老舗ホテルが、リーマンショックによって外資に買われてしまったことが波紋を広げている、らしい。
その品川駅前にいったら、おお、やってるやってる、老舗ホテルの従業員たちが街宣車仕立てて駅前でアジテーションだ。
わたしたちわあ〜けいえいじんのお〜云々。
「SPA!」でコータリも書いているように、その声にはなぜか悲壮感は感じられず、なんとなく朗らかだ。一種の躁状態になってテンションが上がってしまっているんだろう。
それにしても、あのホテル、そんなにいいホテルだったのか? 100年以上の歴史があるというが、それは素晴らしいけど、ホテルとしてはどうなんだろ。
その品川と言えば、今やメインは港南口だ。
かつては何もない荒れ地で、食肉市場と東京新聞以外は寂れた飲み屋が点在するだけの街だった。それが今や高層ビルが林立し、新幹線まで停まるという発展ぶり。びっくらこくほどの変貌である。
朝8時台、9時台にJRの改札を出て港南口に向かってみると、そこはさながら海に向かって突進するレミングの群れ。恐ろしくなるほどの人の流れなのだ。
かつて新宿西口の高層ビル街に向かう通路が「世界で一番悲惨な通勤路」と外国メディアにからかわれたことがあるが、今やその地位は品川港南口が奪い取ってしまったのではないだろうか。
朝、その高層ビルの階上に登って、今も残る食肉市場を見下ろすと、余り肉を狙って集まった膨大な数のカラスの集団が凶暴化して舞い踊るというシュールな光景を目にすることができる。
嗚呼、品川。
今も一日に300頭の牛の命が消えていく屠殺場の街。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「読売ウィークリー」「SPA!」「ジャーナリズムの崩壊」上杉隆・幻冬舎新書。


2008.10.27
原稿。
JR東海がリニアモーターカーによる計画を具体的に発表したことを受けて、JALの社長が記者会見して「悔しかったら新幹線でソウルまで飛んでみたら」という意味不明の発言をした。
なんじゃ? これ。
この発言に対してネットでは大騒ぎ。2チャンネルの反応は「悔しかったら東京駅で乗れる飛行機飛ばせ」「悔しかったら無事故で飛んでみろ」「銀行と政府にやっと助けられている分際で」「インフラや国のことを一切考えてないさすが墜落に定評のあるJAL」「国策で保護されている企業のトップが言う言葉じゃないな」「自己資金で建設するのに何を文句言ってるんだ」と至極真っ当なものばかりだ。
まったく意味不明のアホ発言だものなあ、JAL。よくこんなのが社長で、社員は恥ずかしくないものだ。
それにしても「500系に翼つけたら飛ぶんじゃないか?」という2チャン突っ込みには大爆笑。確かに飛びそうだなあ〜。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.26
取材6。
オレの卒業した小学校が、来年で廃校となる。子どもの数が絶対に足りないのだな。
たまたまタイミングよく文化祭をやっていたので、数十年ぶりに校舎に足を踏み入れる。んとに、30数年ぶりじゃないかな。
何か記憶に残っているかと思ったら何も思い出せず、うーん、こんな校舎だったっけ、と首をひねる。校庭に百葉箱を見つけ、ああ、これはあったなあ、とやっと思い出した。
小学校時代のことなんて、ほとんど覚えていないなあ、オレ。とすると、息子も今のこの輝かしい少年時代のことを、大人になったら忘れてしまうのだろうなあ。
それでよいのだろう。子どもは後ろを振り返らず、前だけを見ていればいいのだ。過去はどんどん流れていっていいのだ。
小学校を後にしたのち、今度は一昨日、昨日に引き続き某大学へ。学園祭の様子を見ながら仕事する。
タコ焼きやら白玉ぜんざいやら、あちこちの屋台のものをぱらぱらと食ったおかげで、腹が膨れたんだか減ってるんだか、よくわからない状態が続く。
そのままよくわからない腹を抱えて、夜、関越に乗って東京に帰る。
途中、越後川口や石内塩沢、赤城高原などのSAに立ち寄ると、どこでもスリーダイヤモンドの入った赤いシャツの集団に遭遇する。なんじゃ、こいつら、三菱自動車のセールスキャンペーンか。
違った、悪名高いレッズサポーターなのだった。
よく考えれば、今日、新潟でアルビレックスと試合があったのだった。
ここのところの暴れぶりを思えば比較的おとなしく、話す声も穏やかで、のどかに新潟土産などを買っている様子からすると、今日の試合には勝ったのだろう。だが、満面の笑みではないから、きっとしょうもない勝ち方をしたのだろう。
いずれにせよ、埼玉から新潟まで日帰りのバスツアー、たった90分ぽっちのサッカーのために、ご苦労なことである。
本社の三菱自動車が、あちこちの工場で減産を決定したというのだから、レッズも少々景気が悪くなっても仕方なかろう。あきらめなさい。
よくそこまでサッカーにのめり込めるなあとあきれつつ、週末の関越の渋滞の中、あくびする。

「新潟日報」「坂崎幸之助とJ-POP Friends」日本フォーク界の慰問係・坂崎がいろんなミュージシャンとしゃべる。けっこう面白かったよ。井上陽水の"心もよう"、最初の歌詞が没くらって書き直したのが今の歌詞だって。へえー、知らなかった。小田和正と泉谷しげるって昔っから仲がいいんだねえ。


2008.10.25
取材2。
学園祭シーズン真っ盛り。この某大学でもこぢんまりと、高校に毛が生えた程度の規模で学園祭が行われた。
メインのイベントがお笑いライブで、ゲストがスケバンの格好で竹刀を振り回すキャラが売り物の*っくん。
しょぼっ。
きっと、こういう下り坂のピンのお笑い芸人を日帰りで呼ぶのが一番安く上がるのだろうなあ。
ついでだからと仕事の合間にライブをちらりと覗いてみたら、けっこうまともな話芸をやっていた。へー、*っくん、基礎がしっかりできているのかも。
でも、キャラで売れるとキャラ替えが厳しいから難しいだろうなあ。などと余計なお節介。

「新潟日報」「ケーフェイ」「オール読み物」こういう良質の中間小説誌は、工夫すればもっと売れると思うのだけれど。


2008.10.24
取材2。
新潟の某大学で取材。実家の近くなので、実家に泊まることにする。
偏差値は決して高くない大学で、むしろダメなほうで、多くの学生たちが"自分は頑張れなかったんだ""頑張ったけどダメだったんだ"という自己否定状態で入学してくるのだけれど、それだけに弱者の痛みを知っているのだろうか、老人や障がい者といった人たちにやたらと優しい子が多いのよ、この大学。
車椅子の年寄りの手を引いたり、知的障がい者とサッカーやって笑わせている様子を見ると、こういう若者たちに未来を託せるなら、日本はまだ大丈夫だよな、きっと、と思うのだった。

「朝日新聞」「新潟日報」「週刊文春」


2008.10.23
原稿。
セコムがやってきた。
加入してまる4年。機械の点検だという。
しかし、5年契約の完了まであと1年、契約切れが縁の切れ目とならないようにフォローしようという魂胆に違いない。そんなことはオレはとーにお見通しなのである。
だが、実際は相手が上手だった。
点検という名目で、営業に来たのだった。
実家にもセコムを入れろ、損害保険はセコムのほうが安い、ついでにがん保険も始めたら入れ、年末の大掃除の手伝いもやるぞ、旅行に行くなら留守中の郵便預かりもあるぞ、とあれこれ売りつけられたのである。
結局、火災報知器は取り付けることにしたのだが、ああ、すごい営業攻撃だった。
あげくにこっちがコピーライターということを知ってから「セコムしてますか、っていうコピーはどうでしょうか、いいでしょうか、よくないでしょうか」とまで聞いてきた。そんなこと、知らんっつーの。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.22
原稿。
毎週木曜日は「かがくる」の発売日、火曜日は「そーなんだ」の発売日である。何かというと息子の定期購読している雑誌である。
買ってくるのはオレの役目だ。
「かがくる」は、理系分野のあれこれについておもしろおかしく解説してくれる雑誌。時々「ムー」がかっているというか、ややオカルトチックな話題が取り上げられていたりするのが困ったものだ。
「そーなんだ」は、そのイージーなタイトル通り、思わずポンと膝を打つような豆知識ばかりが掲載された雑誌だ。理系編と社会編があって、例えば「ワールドカップはいつ開催されたか」「閏年は100年に一回普通の年になる」という豆知識が満載である。
これらの雑誌を買ってくると、、息子は脇目もふらずにむさぼるように読んでいる。子どもの集中力というのは、興味の向く方面だと、さすがである。
おかげで息子の頭の中は豆知識でいっぱいだ。このまま進めば、将来は間違いなくうんちくオヤジである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊朝日」


2008.10.21
原稿。
本日からぽっかりと空いてしまって、取材も打ち合わせもないのだった。大丈夫か、タンゴ事務所。
現在、ねりま丹後湯では3枚目、通算ではえーと11枚目のCDを制作中である。関係者以外にはなんのことかさっぱりわかないでありましょうが。
忙しさで遅々として進まず、まだ10曲程度しかアレンジができていない。うーむ、年内の収録は厳しいかなあ。
ともかくこういう空き時間を見つけては、頑張るのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」「SPA!」


2008.10.20
取材6、原稿。
WBCの監督について、結局最終的には星野へ持って行こうという流れができつつある中、ついに星野嫌いを公言するイチローが「北京のリベンジととらえる空気があるなら足並みは揃わない。本気で最強チームをつくろうとしているとは思えない」と痛烈批判。わははは、正論だ。
そのイチローに対して賛同の声が上がる中、「マリナーズを本気で強くしようと思っていない男が何を言う」と、これまた真っ当すぎるほど真っ当な批判が飛び出てさらに大笑い。
星野でなければ困るという勢力がいるのは確かなようだが、オレ的に期待するのは、すったもんだの末に星野が監督になって、それに反発したイチロー以下、実力選手が次々辞退し、当然ダルビッシュも辞退し、中日、阪神も大反発し、星野が涙目で怒るという状態である。
それでも懲りずに二線級のメンバーで出場した星野ジャパンはボロ負けして大恥をかき、開き直った星野が辞退した連中を罵りながらオレには責任はないと開き直るというのが、一番面白い展開なのだがなあ。
プロ野球がそんなことになっている中、もっと凄い事態が進行中なのが、ご存知「あぶさん」である。
今週号はすごいぞ、ついに引退を発表した王監督のもとをたずねた景浦が「私も現役を引退します」と告白(なぜ監督に言うんだ?)。それを聞いた王監督が、なんと、景浦に引退を撤回するように迫り、景浦が引退するかどうするか、迷ってしまうという展開だ。
誰か水島新司に早く楽になるように言ってあげればいいのだが、ここまできたらいっそ好き勝手にやらせて本人が恥をかけばいいじゃん、と思っているフシがあるな、編集部。ほとんど星野状態だよ、これ。
はっ、待てよ、もしかしてオレのこの日記も同じなのか?

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経エレクトロニクス」「ビッグコミックオリジナル」


2008.10.19
原稿。
朝から一日中原稿と格闘。なんとか勝利へと持ち込んだのだった。
夜は、たまたま一緒になった櫻井家と和民でメシ。和民は久しぶりだ。はなの舞より、メニュー、接客、雰囲気のいずれもよほどマシだ。
客層はほとんどファミレスなのだが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.18
本来ならば朝から原稿仕事をせねばならなかった。週日の取材でたまった素材を週末に集中して原稿化するというパターンが、この繁忙期にはお約束なのであった。
ところが空を見れば快晴。天気予報は、絶好のお洗濯日和にお出かけ日和とあおる。
おまけに息子が「どこかいきたいけど、おとうさん、おしごとしていいよ」などと言うものだから、ええい、後は野となれ山となれ、明日は明日の風が吹く、おいらは気ままなその日暮らしと心を入れ替えて、遊びに行くことにしたのだった。
向かった先は、久しぶりに日野にある多摩テックである。
多摩テックはホンダが関係しているのか? クルマ関係のアミューズメントパークだ。
ゴーカートやバイクやら、子供が自分で運転できるチビな乗り物が集められている。
息子はここで自分でゴーカートを組み立てて分解するというコーナーに挑戦だ。
約1時間半。昼飯もとらずに係のエンジニアの指導をマンツーマンで受けてクルマを無事完成させた。費用は1000円。自分の子供でも1時間半もつきっきりで何かを教えるのはうんざりなのに、多摩テック兄さんは偉いものである。
よほど楽しかったか、息子に将来はクルマのエンジニアになったらどうかと言ったら「うん、ぜったいになる」という返事だった。これで工業高校だな、進路は。
一方の娘は、チビバイクに挑戦だ。バイクったって三輪車。ゆる〜いスピードでゆる〜く乗る遊びである。たいそう気に入ったらしく、リピートしていた。
ここでは乗り物に乗るとカードをくれて、カネを払えばそのカードはラミネートされて偽物免許証に早変わりという仕組みだ。これをパスカードに入れると、子供の収集本能は激しく刺激され、たちどころにいろんなカードを集めたくなるというわけだ。
なるほど、よく考えられている。
こうして一日たっぷり遊んで帰ってきて、息子に、明日はお父さんは一日仕事するからね、と言ったら「きょうはつれてってくれてありがとう、あしたはしごとしてね」と立派な返事。よーし、父ちゃんはがんばるど。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.17
取材1、原稿。
ぼちぼち電車の中でマスクをしている人を見かけるようになった。季節の変わり目だからなあ。
この冬はやっぱり新型インフルエンザに注意だ。真冬から早春にかけて、気をつけなくては。
それとは別にいつものようにインフルエンザの注射も早めにしておこう。
かかりつけのあさひクリニックが閉まっちゃったから、今年はどうしようかなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「美味しんぼ」
「傍聞き(かたえぎき)」長岡弘樹・双葉社。短編集。週刊文春の書評で、いいときの横山秀夫とあおっていたので、その気にさせられて読む。あおりのせいで期待が大きかったためだろう、普通の小説のような気がしたが。もちろんそれなりにいい出来ではあるのだが、文庫になるのを待って、他に読むものがないときに買ったら、もっと違う印象だっただろう。


2008.10.16
取材2、原稿。
朝6時過ぎに携帯に「西武線が止まっている」というメールサービス。あらら、最悪の時間帯だねえ。
幸いなことにというか、本日の外出は午後からなので特に差し障りはないのだが、一日ずれていたらと思うと頭がクラクラする。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊現代」「ナンバー」野茂英雄引退特集。これは永久保存版だな。


2008.10.15
取材2。
自転車に乗せてあげようかという母親の誘いを「おとうさんと、おしゃべりしたいから、ぼくはあるくよ」と嬉しいことを言って断って、息子はオレの隣を歩く。
お前は大きくなったらどんな人と結婚したいんだとたずねると、息子は「うーん、やさしいひと」と答える。そしてすぐさま「でも、やさしくないひとなんていないから、えーと、しぜんをたいせつにするひと」と続ける。
自然を大切にする人か。うーむ、なんと素晴らしい答えなのだ。自然破壊な行き方をしてきた父さんはじっと我が手を見るのであった。
では、結婚したら子供は何人くらい欲しいのだ。息子は「いっぱいいるといいなあ」。
いっぱい欲しいのか。それはなぜだ。
「だってしぜんをたいせつにするひとのこどもなんだから、いっぱいればしぜんをたいせつにするひとがふえるから」。
なんと、自然を大切にする人の子供がいっぱいいれば、自然を大切にする人が増えていく、というわけか。なんともマルチな、いや、ねずみ算な、いや、ステキな。
まるでジョン・レノンのような答えにオレはびっくりし、オレは我が息子の頭をくしゃくしゃになででやったのだった。
息子は「やめてよ〜、せいでんきがおきるよ〜」と抗議するのであった。

「日経新聞」「サウンド&レコーディング」「SPA!」
「みんなのプロレス」斎藤文彦・ミシマ社。内外のプロレスラーについての様々なアプローチをしていて、それはかなり知的なものであって、550ページ・2800円という大著であったものの、オレにとってはアドリアン・アドニスの4ページのみがたいへんに価値があったという本だった。


2008.10.14
取材1、原稿。
名古屋泊。久しぶりに山ちゃんに行った。
山ちゃんとは何でしょう。名古屋の名物、手羽先を食わせる居酒屋で、東京にもばんばん進出し、名古屋市内にも至る所に出店しています。
名店というよりは名物、か。
その山ちゃんに久しぶりに立ち入って、びっくり。テーブルの上には12インチほどの液晶パネルが置いてあり、タッチパネル式のそいとをポンポンと押していって注文するという仕組みなのだ。
これぞまさに15年前にオレが予言した通りのオーダーシステム。
要は情報通信が進化すれば省力化が進み、一方でものを運ぶという機能だけは残るから、物流がこれからは儲かるぞ、という予言であった。
その予言が当たって鼻高々の丹後ちゃん。
しかし、タッチパネルでのオーダーはたいへんに便利であって、あまりにも便利なものだから、すみませ〜んと声をかけて店員に直接オーダーすると、店員はものすごく面倒くさそうな顔をすることがわかった。
なんだ、だめじゃん。
自動販売機の前でメシ食ってるんじゃないからさあ、これじゃいかんなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「みぞれ」重松清・角川文庫。軽い、あまりに軽い。


2008.10.13
原稿。
どうも最近は長い小説が読めなくなってきた。こらえ性がなくなってきたことが一つと、長い時間をまとめて読書に割けるのが新幹線の車中ぐらいになってきたのが一つと、移動中の電車で読み継ぐには長い小説は不向きであることが一つと。
一番大きいのは、小説を読むより楽しいことがたくさんあるからなのだが。
最近も、スティーヴン・キングの最新刊「リーシーの物語」を上巻が終わったところ で中断中。上下巻とも2段組、各350ページという大作で、上巻はなんとか読み終えたのだが、下巻に入ってしばらくしたところで一時中断。
このまま断念するか、それとも続きを読み始めるか。いずれにせよ、物語そのものはまったくシンプルなので途中からいくらでも入り込めるのだが。
机の上には未読の本がまだ山積みになっていて、うーむと唸る。困ったものだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.12
原稿。
さて、前日とは打って変わって気持ちいい秋晴れとなった本日は、雨天順延による幼稚園の運動会の開催である。
こうして運動会に参加するのも4年目か。長いものだなあ。
娘は年中、息子はその応援である。
ここのところ毎日行われていた運動会の予行演習で、娘はずっと「かけっこ、いちばんだよ」と胸を張っていた。オレは、はいはいはい、適当に頑張ってね、と聞き流していた。
一番のわけがないからである。
この年齢にして既に歩くのが嫌い、自転車とクルマ大好き、という娘が、かけっこで速いわけがないのである。
そう決めつけていたのであったが、娘よ、オレが悪かった。
本日見事にかけっこで1位となったのであった。ぱんぱかぱーん。
ちなみに上の一行は、一週間前の息子の運動会からコピペして持ってくれば、そのまんま赤い字もちゃんと出るので、とても楽なのだった。
しかも、かけっこだけでなく鈴割りにおいても紅組が勝ったので、こちらも確かに一番なのだった。
すまぬすまぬ、娘よ、信じてやらない父が悪かった。確かにお前は一等賞だった。
オレに似たのは、とぼけた顔と、ひねくれた性格だけでなく、カモシカのような俊敏さも含まれていたのか。
写真はそんな大いばりの運動会直後、先生からもらった金メダルを首から提げて、仲良し三人娘の記念写真である。
子供たちの一生懸命走る姿っていいよなあ。今年は我が子は関係ないのに、年長組のリレーをつい本気で応援してしまった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.11
レコーディング。
本日は本来なら朝から娘の幼稚園で運動会だったのだが、しとしと秋の長雨が降っていて、あっけなく中止となったのだ。
仕方ないので(仕方ない?)、昼から麻布十番のスタジオに入ってレコーディングである。
今回は学研の保育雑誌「0・1・2歳」4月号と同じ幕「ピコロ」3月号の付録CD用の歌、14曲をすべてオレがアレンジ。今日一日で全部録音してしまおうという予定である。
歌手はヨメを含めて全部で6人。テキパキと、テキパキと、録音は終わらせ、夜に入ってからはスタジオにこもってエンジニアのイイジマ氏とミックス作業だ。
相変わらずイイジマ氏、素晴らしい仕事ぶりである。その様子を背景から見ていて、オレはOKを出すのみ。以前ならば淡々と作業は進んだが、本日は時々イイジマ氏から「これ、どう思います?」と意見を求められるようになり、オレも少しはアテにされるようになってきたのかも、と少し嬉しくなる。
レコーディングした中から二曲ほど「ねりま丹後湯」のページで紹介。お聴きくださいまし。わらべ歌をラグタイムやハワイアンやブルースにアレンジしてしまって物議をかもした三曲が聴けます。
12時前にミックスは終了。無事に1日で14曲というハードな仕事は完了だ。
当然晩飯抜きの仕事だったので、編集を入れて3人で麻布十番の焼き肉屋。久しぶりの焼き肉である。やっぱり旨かった。
1時近く、お疲れ様と言い合って解散。タクシーを拾う。
麻布十番から六本木、信濃町と経由して曙橋にさしかかったところ、左前に停車していたタクシーがウィンカーをつけながらゆっくりと発進。オレの乗ったタクシーの前に割り込んできた。
と、そのタクシーの先、反対車線でバイクが右折してこちらの先を横切ろうとしている。当然クルマが通り過ぎてから右折すると思っていたら、なんと、驚いたことにそのバイクはオレの前のタクシーの鼻先を強引に横切ろうとし、失敗して車体もろともはね飛ばされたのだった。
一瞬出来事であったが、その真後ろで一部始終を目撃していたのがオレとタクシーの運転手。
はねられたバイクはすっとび、運転していた兄ちゃんもすっとんで、街頭に横向きになって胸から激突。激しくもがいていた。
よくて胸の骨折、悪ければもはやこれまで、といった案配だった。
こういう話が出ると"一瞬なのにまるでスローモーションを見るようだった"というお約束の表現が使われるが、まさにその通りであって、ほんの2、3秒のこの一連がくっきりはっきりと網膜に焼き付けられたのだった。
こうして深夜の交通事故の目撃者となったオレと運転手だが、運転者は速度をゆるめることなく「あらららら」と通り過ぎ、「後ろのタクシーが停まったから大丈夫でしょう」と行き過ぎたのだった。さすが事故慣れしていると言うのか、クルマで商売する人間としてそれはどうよと言うべきなのか、ともかくオレも一瞬のことに、はあ、と呆然とするばかりだった。
ウィンカーを出していたタクシーの前に右折禁止の場所で右折して正面から突っ込んでいったのだから100%バイクが悪いのだけれど、タクシーが不利なことにならなければいいのだがなあ。
などと思いつつ、オレは昼からこもって取り組んだスタジオ仕事の疲れで、シートに身体を埋めるのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.10
取材2、原稿。
新幹線には岐阜羽島というマイナーな駅が存在する。
某大物政治家が「オレはどこで降りればいいんだね」とねじ込んで作らせたとされる駅である。
駅前には、その政治家と、一歩下がるように傍らにかしずく妻のどでかい銅像がどーんと建っている。
この駅を降りて遠くに見える和食レストラン「さと」の看板を目印に10分ほど歩くと、左手に唐突に出現するのが「ティファニー」である。
なんですか〜、ティファニー。皆様ご存知、ニューヨークにあるあのお店とはまつたくございません。岐阜のロードサイドにたたずむ、開業30年はたっていると思われる喫茶店であります。
昼飯のためにこのティファニーに突撃した我々5人。昭和な、あまりに昭和な店内で大いに盛り上がったのだった。
しけた喫茶店かと思いきや、実はどこぞの名店で修行したと思わせる佇まいのシェフがキッチンで腕をふるう本格派。分厚いメニューを見れば、うわあ、なにやら旨そうなものばかりが並んでいる。
かっちゃんが頼んだのは、インディアンスパゲティであった。なんじゃそりゃ。
スパゲティにカレーがかかったものであった。
オレが頼んだのは、スパゲティセットであった。セットというだけあって、ライスと味噌汁とお新香とサラダがついている。そしておかずがナポリタン(笑)。
ナポリタンをずるずるとすすりながら、ご飯を食べて味噌汁を飲み、時々お新香とサラダに手が伸びるというランチであった。わははは。
食後、例のウッチーが「エードって…なんですかね」と誰にともなく聞く。どういうことかといえば、メニューにコーラエードというものがあるというのだ。
エードって、レモネードのエードだからホットな飲み物の意味じゃね? えっ、ということは、ホッとコーラということかっ!
男らしかったのはかっちゃんで、即座に「コーラエードください」と注文。キッチンでは「えっ、コーラエード」「えっ、初めてだよ」というひそひそ声が交わされる中、例のシェフはおもむろに鍋を取り出してコーラを煮始めたのであった。
このへん、全部本当の話であります。
そして出てきたコーラエード、ロシアンティーのようなガラスのこじゃれた容器になみなみと注がれたそれは、確かにホッとコーラであった。しかもレモンが浮いていて、あったまっている。
「きっとアチッて言うだろうな」といいながら口に運んだかっちゃん、「アチッ」といいながらそれを飲んだのだった。味はコーラであった。
かっちゃん、満足げに「こーら、ええど」とつぶやいたのであった。ここの部分、ウソです。
大興奮の我々は大騒ぎ。カメラマン・ヨシダ氏は一眼レフをとりだして料理や店内やらを撮りまくる。迷惑この上ないのだが、店は悠然としたもので、一切おとがめなし。接客態度も最高であった。
岐阜羽島のティファニー、恐るべし。近年行った中ではまれに見る鋭くも魅力的な店であった。ぜひまた行かねば。そして小倉サンドを食わねば(ホッとトーストにあんこがはさまってるやつで、これがえらく旨かったのだ)。
名店、というか名物と呼びたい店である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「月刊現代」「文藝春秋」「週刊新潮」
「あやし うらめし あなかなし」浅田次郎・双葉文庫。怪談集。そんなに怖くない。哀しい話、特に男と女の悲話を書かせたら、浅田次郎はやっぱりすごいなあ。


2008.10.09
打ち合わせ1、原稿。
どんなに小さな構えであろうと、やっぱり街に一つは書店が必要である。
幸い石神井公園には駅前に八重洲ブックセンターがあるので助かる。小さな街の書店だから雑誌とコミックで稼ぐしかなく、必然的に棚は寂しいが、贅沢を言ってはいけない。絶対に潰れて欲しくないのだ。
出かけたときの行き帰りにはだいたい立ち寄って平台を眺めるのが楽しい。
そして、こんなに小さな本屋であっても、読んでいない本のほうが圧倒的に多いから、いくらいても飽きるということはないのだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンドデザイナー」
「空気の読み方」神足裕司・小学館101新書。コータリが適当に書き殴った本かと思ったら、意外や意外、けっこう役に立つことが書かれてあった。取材ノウハウは参考になったぞ。
「サッカー事件史」宝島社。サッカーがつまらなくなったけど、まあ、別にいいんじゃないの、サッカーぐらい、という気分である。


2008.10.08
取材2、原稿。
山梨までクルマで往復。関越から圏央道経由なら1時間だ。
さすがに山梨は涼しい。それでも紅葉はまだ。
山の中はやっぱり気持ちいいのだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「SPA!」


2008.10.07
取材2、原稿。
朝バナナダイエットが人気なのだそうである。おかげでスーパーでもバナナが売り切れだ。
朝バナナ?
オレは医者の指導により、ずっと以前から毎朝バナナを食っている。理由はカリウムの補給だ。
カリウムがやや少ないという健康状態であるため、カリウムを豊富に含むバナナがいいでしょう、というご指導によるのである。惜しいことしたなあ、あさひクリニック様。
そもそもバナナは栄養的に完全食品だ。バナナだけ食ってりゃ健康だ。
でも、問題はやはりカロリー。医者も「ただねえ、バナナはカロリーがねえ」と苦笑していた。
バナナがダイエットに効くかどうかは、ここ数年、毎朝バナナを食ってきたオレの体型を見ればはっきりするだろう、皆の衆。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「仕事道楽」鈴木敏夫・岩波新書。スタジオジブリの仕事ぶりについての、社長の語りおろしだ。聞き書きとはいえ、それなりのクオリティにまとめるあたり、さすがは岩波新書である。しかし、宮崎駿とか、あのへんの人たちとは一緒に仕事したくないなあ。


2008.10.06
原稿。
ここのところはまっているのが、朝6時半からNHK教育でやっているラジオ体操である。
テレビでやってるから、テレビ体操というのか? ともかく朝っぱらから15分間、体操をしているのだ。
だいたいは目覚めたばかりの息子も一緒に、おいっちに、さんしー、とやってる。
画面にはレオタード姿のお姉さんたち。
いや、別にそれが目的でわざわざ体操してるわけではないですが。
体操しながらこのお姉さんたちを見ていると、面白いことに気がつく。真ん中のお姉さんはいつもイスに座って体操しているのだ。
これは足腰の弱った年寄りが座ったまま体操するのを想定してのことだろう。注意深く見ているとこのお姉さんは、手の振りとか速さとか、微妙に年寄りじみているのだ。
まったく芸の細かいことよのう。感心させられる。
体操の人なんだから体操がうまくて当たり前。カネをもらうにはプラスαの何かが必要である。
まっこと商売とは厳しいものよのう、オレも気合いを入れ直さねば、などと朝から自分自身と向き合うオレなのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.05
昨日、なぜそんなに頑張って原稿と闘ったかというと、それは本日のためである。
何か。そうである、息子の小学校で運動会が開催されたのである。
秋晴れのもと、半端な田舎である練馬の片隅で行われた運動会で、まず息子は1年生のかけっこに登場だ。
5人1組で走る。距離は40mという、なんとも中途半端な。
そしてこのレースで、息子はボルトのような走りを披露し、見事にかけっこで1位となったのであった。ぱんぱかぱーん。
まさに往年のオレのような美しくも躍動感にあふれた力強い走りであった。時を超えてオレが練馬の片田舎によみがえったかのようであった。
笑わば笑え。
続いて午前最後のプログラム、紅白で言えば前半終了、5分間のニュースをお届けしますの直前にあたる中締めのタイミングで、息子はリレーの選手に選ばれて出場したのであった。
チームは残念ながらむにゃむにゃ中のむにゃむにゃ位に終わったのであるが、第6走者として出場した息子は見事に一人抜いたのであった。ぱんぱかぱーん。
お父さんは鼻高々。リレーの日本チームに推薦したいくらいである。
それにしても、子供の走る姿ってこんなにも素晴らしいものだったのかと再認識。1年生のかけっこは全部のレースをビデオに撮影したのだが、見ていて胸にグッと迫るものがあった。
一生懸命だなあ、子供たち。
ところで終了間際に知り合いの**に会ったのだが「あー、飲み過ぎた」と泥酔状態。運動会のどこで飲んでるんだよと問い詰めたところ、看板の裏でポットボトルに入れた焼酎水割りをしこたま飲んでいるらしい。
うーむ、地元の事情通どもはこんなに悪いことをしていたのか。「タンゴさんも来年どうよ」と誘われてしまったが、しかし、オレは誘惑を絶ちきる覚悟である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.04
原稿。
本日は朝から晩まで、一日中原稿と格闘。さすがに肩こりするなあ。
夜は、一人で「魚せい」。
おばちゃんがゴルゴ13のファンなので、コンビニで買って一冊プレゼントすると、とたんにサービスがよくなる。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ゴルゴ13」


2008.10.03
取材2。
本日は昼から京都どすえ。その後、大阪でんがな。
京都駅に到着したら、おなじみウッチーさんが、おなじみの「領収証がない、やばい」と騒ぎ出す。
改札前でカバンを広げ、がさごそがさごそ。ヨシダ氏とオレは、またかよ〜と呆れる。
案の定、しっかりとカバンの中から見つかったのだった。タクシーの領収証。
大阪での仕事を終え、カツミ氏を交えて新大阪駅の居酒屋で軽くビールを飲む。
19時7分の「のぞみ」をやり過ごし、1時間遅れの自由席で帰ることにした。
ほどよくいい気分になったところで改札に向かったら、本日二度目のお約束、ウッチーさんが「ない、新幹線のきっぷがない」と騒ぎ出す。
やっぱりなあ、またかよ〜、と呆れるヨシダ氏を尻目にウッチーさんは新大阪駅の改札前でしゃがみ込んでカバンをひっくり返して探し始めるのだった。
自由席だからぐずぐずしてると座れなくなっちゃうよ。身勝手なオレはとっととホームに出て新幹線に乗り込み、3人分の自由席を確保したのだった。
きっぷなんて、どーせすぐに出てくるに決まってる。
案の定、やっぱりカバンの中からきっぷが見つかったのだった。しかも姑息にもウッチーさん、「タンゴさんには、おばあちゃんに道を聞かれて案内して遅くなったってことにしてください」とヨシダ氏に頼んで、隠蔽工作をしたのである。
出張に行くたび、ウッチーさんはこうして一度は「ない、やばい、ない」の騒動を引き起こすのである。
お約束である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「環境問題はなぜウソがまかり通るのか3」武田邦彦・洋泉社。シリーズの3作目。書いてあることはいいんだけど、基本的に同じネタの使い回し。シリーズ1だけ読んでおけば、2と3は不要だと思う。


2008.10.02
取材3、原稿。
話を聞くと、どうやら息子はよく校長室に出入りしているらしい。
どどどど、どういうことだ?
よくよく事情を聞くと、校長先生は校内にいろいろとクイズを仕掛けていて、「正解がわかった子は校長室まで答えに行く」ということになっているらしい。
そして、正解だと校長先生から手作りのしおりをもらえるのだそうだ。このしおりは、校庭の花などを押し花にした素朴なものである。
息子はクイズを発見しては喜び勇んで校長室に行って、正解の賞品としてしおりをもらってくるらしい。ずいぶんと得意そうだ。
いい校長先生である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.10.01
原稿。
夕べ、コンビニでドラえもんのコミックを買ってきた。300円。オレが読みたいのではない。ドラえもんファンのヨメへのお土産なのだ。
今日になってそのコミックを見つけたのが息子。今日は「都民の日」とかで学校が休みで、一日中ごろごろしておったのだ。
息子は何気なく手にしたドラえもんを、それから一心不乱にとんでもない集中力で読み切った。
座椅子に座って足を投げ出し、無我夢中でマンガを読みふけるその姿は、いやあ、いっぱしの男の子そのもので、なんだかおかしかった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.30
取材3。
前日は沼津から浜松へ行く。
以前、東海道新幹線に新駅が誕生することになったとき、候補に挙がったのが沼津。だが当時の市長が反対したためにこの話は流れて、結局、三島駅が誕生したのだそうだ。
そのせいだけではないだろうが、沼津駅前は寂しい地方都市そのものであった。
しかし最近の地方都市の若い女の子たちの小汚さはどうしたものだろうなあ。化粧も身なりも、もはやゴミのレベルにまで達していて、ああ、みすぼらしい、見にくい。
浜松へ移動して、久しぶりにキベさんと会う。行ったのは駅前の居酒屋「いっこもん」である。
今月の初めにコマちゃんたちとも来ているので、一ヵ月に二階もこの店に来られるとは、なんとも幸せなことで感謝。ともかくこの店、居酒屋としては相当なレベルにあるのは間違いない。
まず酒と食い物が抜群に旨い。酒は例の國香だ。うーん、美味しいですねえ、この酒。
食べ物は、当然厚揚げだ。買ってくるのでなくて、注文を受けてからその場で揚げるのだ。ふわふわのクリーミー。最高の厚揚げですな。昨夜はこれに加えて鶏の唐揚げも頼んだら、これがまたパリッパリに揚がっていて、うまー。
ネットのグルメ紹介を見れば「新幹線の出張族に鍛えられた味」などと適当なことが書かれてあるが、んなわけないだろう。
駅前という立地に手を抜くことなく、きちんと真面目に仕事しているのだと思う。客の顔を見て、注文を受けてから一つひとつきちとんつくって、味わってもらうという、そういうしっかりした仕事ぶりなのだ。
酒の扱いにもそれは現れていて、一升瓶からコップに注いだその後は、よく見ているとその都度、きちんと中の空気を抜いてから冷蔵庫にしまっているのがわかる。
空気による酸化を抑えるための、小さいけれどとても大切で、とても面倒な心配りだと思うぞ。これも、杜氏が大切に造ってくれたおいしい酒を大切に扱いたいという姿勢なのだ。
この「いっこもん」でキベさんとたらふく飲み、しかもじゃんけんに勝ってしまって一線も払わずに済んだ。やれ、うれしや。
調子に乗って2軒目に飛び込んだら、これがまさに駅前立地にあぐらをかいた店で、酒も食い物も接客もすべてが最低で、一杯だけ飲んで逃げるように帰ったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ダイヤモンド」「日本鉄道旅行地図帳」「週刊現代」「SPA!」
「おこりんぼさびしんぼ」山城新吾・廣済堂文庫。タレント本の中ではピカイチなれど長らく絶版だった一冊が、ここへきて復刻。おそらく山城新吾の先行きを見て商売になるとふんだのだろうな。イヤらしいことではあるが、復刻はなかなかによろしいことである。若山富三郎と勝新太郎の史上最強でたらめ兄弟の人生について、舎弟としてつぶさに見ていた山城新吾の回想録。まあ、傍若無人というか総天然というか、とにかくでたらめなエピソード満載なのであった。


2008.09.29
取材2。
凄いものを見つけた。
韓国出身のギターリストZackKimである。
人間には手が二本あるから、ギターも二本一緒に弾けるよね〜。そんなたわごとを本当にやってしまったのだ。
ともかく百聞は一見に、というわけで、ますは 「スーパーマリオ」だ。
どうです、腰が抜けたでしょう。あたしゃ、イスから転げ落ちました。
では続いて これ
ちょっと前からネットでは大騒ぎになっていたらしい。うーむ、凄いとしか言いようがないぞ、これ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.28
原稿。
昨日、家族で晩飯に行ったのが、沖縄料理の店・知念である。
旨いのだ、ここの料理は。
娘はなぜかこの店に来ると必ずもずくを注文して「お肌すべすべ〜」と喜んでいる。ならば家でも食えばいいものを、家では絶対に食べないのだ。よくわからん。
このおかしな性格は誰に似たんだ。オレか。
ともかく知念だ。知念でビールを飲みながら、カツオのサラダにゴーヤチャンプルを食っていた。
と、そこに突然現れたのが隣のヤマモトさん。
おや、こんなとこでお会いするとは。
やあやあどもどもなどと挨拶を交わした、平和な週末の夜なのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.27
原稿。
息子の小学校では、自前で給食を作っている。今はみんなそうなのか?
一ヵ月分のメニューを見ていると、ほほう、いろんなものが出てくるぞ。
枝豆ご飯にサンマの蒲焼き丼、練馬スパゲティーに梅茶漬け、ジャンバラヤまである。ここはデニーズか。
練馬スパゲティーとは、パスタのうえに練馬大根がかかっているものである。旨いんだか、どうなのか。
父兄が給食を食べる会というのがあって、カレーを食ってきたヨメによれば「けっこう美味しかった」そうだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.26
取材2。
5時半に家を出て(息子が起きてしっかり見送ってくれた)、東京駅に向かう。
電車の中で、日経新聞最終面に紹介されていた児童詩「しんだおかあちゃん」を読み、涙する。こんな詩だ。
「おかあちゃん 「し」のしょうじょうもたろよ ふでばこもろたよ バッジも もろたよ おかあちゃん みんな おぶつだんのところへならべとくよ おかあちゃん これ さわってね」
昭和30年代になるかならぬか、といった頃の詩らしい。人というのは、母親にほめられるのが最高に嬉しいのだなあ。どんなに先生にほめられても、それを母親にほめられるのが一番なのだろうなあ。
東京駅着。7時10分発「のぞみ」で大阪に向かった。
大阪は雨。ちっ。鬱陶しいことである。
取材を終え、19時半の新幹線で東京に向かう。大阪駅では、わずかな時間を見つけてエキナカのカフェでヨシダ氏とビールを飲む。
新幹線の車中、隣のウチがずーっともぞもぞしている。うるさいなあと放っておいたのだが、あまりにもうるさいから、どうしたのだと声をかけたら、きっぷをなくしたという返事。
タコである。
もぞもぞあちこち探しまくって、そのうち3人がけの隣でパソコンを打っていたおじさんまでもが「改札のあと、ズボンのポケットに入れてましたよ」と教えてくれる。ああ、みっともない。大騒ぎだ。
トイレに落としたんじゃないのかと言うオレに、ウチは「そんなはずはないです」と涙目。オレは、なんとも親切なことに通りかかった車掌を連結器のところまで追いかけて、ツレがきっぷをなくしたんですが届いてないですか、と聞いてやる。
車掌は「届いてないですね−。荷物とか、もっとよく差がしたらどうですか」との返事。なんということだ、ウチのせいで小学生並みの扱いをされてしまったではないか。
結局きっぷはどうしたか。
そうである、予想通り、トイレに落としていたのである。
このばかたれが。オレは一発頭を殴ってやったのだった。通路をはさんだ反対側では、車中でもビールを飲み続けたヨシダ氏が熟睡中であった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」「FRIDAY」


2008.09.25
取材2、原稿。
家に帰ったら、おおと、届いていたぞ、「ねんきん特別便」。
ニュースでは見ていたが、これが実物かと思うと、ひときわ感慨深い。ウソだけど。
これが届いたということは、オレの年金記録にもインチキがあったということか。ちょろまかされていたということか。
ちょっとワクワクする。
だって堂々と役所に乗り込んで文句を言えるのだから。しかも、それが正論なので少しもやましくないから。水に落ちた犬を叩いても非難されないなんて、そうそうチャンスはないから。
ところが封筒を開けて中をチェックしたら、どうやらオレの年金記録はまったく間違っていなかったようだ。がっかりしたような、ホッとしたような。
考えてみれば、こんなものを送ってくるなんて、あらゆる意味で本当に無駄なカネが使われいるんだなあ。

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2008.09.24
取材2、原稿。
子供たちが寝る前に、布団の中で絵本を読んで聞かせるのはヨメの役目である。
オレはというとめんどくさいので、絵本ではなくて、お話でお茶を濁す。それも、口から出任せのオリジナルストーリーだ。
最近のヒット作は「ウサギにそっくりのウナギの話」。
そのまんま、ウサギにそっくりな格好をしたウナギが、いろんな人に見つかって食べられそうになるが、その都度、ボクはウナギじゃなくてウサギです、と言い逃れるというハラハラドキドキのストーリーである。
これが子供たちに大好評で、いつもゲラゲラ、大笑いなのだ。そして「あしたもつづきをきかせてー」と、せがまれる。
問題は、もともと酔っぱらったときに口から出任せで考えついた話だけに、考えた本人がすっかり内容を忘れてしまっているということなのだった。

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2008.09.23
ゲロゲーロ、ゲロゲーロ。
秋晴れの気持ちいい秋分の日である。暑さ寒さは彼岸までとは、昔の人うまいことを言ったもんですな。すっかりと秋めいて、明け方なんざ肌寒いほどでありやした。
そんな中、我が家が向かったのが、ゲロゲーロ、梨狩りである。
埼玉県は桶川市の某梨園、我が家からだと高速使っても1時間半と、まあまあの距離なのだが、昨年に続いて行くことにしたのだった。
車一台がようやく通れるくらいの道の奥にあるこの梨園、そのために観光バスが入ってこないので落ち着いて梨狩りできるのがよろしい。横浜でサラリーマンをしていたお父さんが、やむなく実家を継ぐことになって経営を始めたという梨園だ。
サラリーマン時代はきっと営業だったに違いないと思わせるような人当たりのよさで迎えてくれたそのお父さん、今年も元気そうである。お腹、出てきたけど。
まずはサービスの梨を一つ食べて、その後、梨園に突撃だ。
子供たちは大喜び。お父さんは雨上がりの地面で子供を抱え上げて泥だらけ。
梨狩りが終わったら、次はぶどう狩りである。
ぶどう園を、元営業マンの如才ない説明を聞きながら一通り歩いて、いくつかの種類を味見。その上で好きな種類のぶどうをハサミでちょん切るというシステムだ。
梨もぶどうも、料金は量り売り。当然のことながら獲るのが面白いから籠は瞬く間に一杯になってしまって、会計の際に苦笑いのお父さんなのだった。
まあ、よかろ。こんな休日を過ごせるのも、あと5年かそこらだろうから。
娘は自分で見つけて自分で獲った梨が気に入って、絶対に人にわたさないと言う。そうかそうか。好きな梨を好きなだけ食べたらよろしい。

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2008.09.22
ゲロゲーロ、ゲロゲーロ。ガマ王子はわがまま王子。
中島哲也といえば鬼才と評されることの多いCMクリエーターだ。サッポロビールの卓球編とか、あの何とも言えないテンションに満ちた映像表現が特徴だ。
映画も手がけて、最初の「下妻物語」は、いやあ、最高に面白かった。それまでの日本映画をぶっ飛ばすような傑作だった。
続く「嫌われ松子の一生」は、ちょっと待て、さすがにそれはやり過ぎだろうというエログロ趣味の一作で、ただ、最後の松子の魂がようやく故郷へ帰るシーンはとても美しかった。
そして三作目が「パコと魔法の絵本」だ。
今日見てきて、一言、凄かった。ただひたすら凄かった。
何というか、まず映像表現が飛びまくっていて、このビジュアルを考え出した頭はいったいどうなっているのかと。好き嫌いをもはや超越した凄さだ。中島哲也独特のサイケデリックなカラー表現に加え、今回はCGを使いまくっていて、画面中を蛙が走り回る。ちなみに蛙じゃくてカエラも出ていた。
役者は、役所広司がさすがで文句のつけようがなく、土屋アンナも、わははは、ヤンキー看護婦というこれ以上ないはまり役。
刮目させられたのが子役のアヤカ・ウィルソンだ。ななななな、なんだ、この美少女は。まさに壮絶な可愛さ。天使だなあ。きっと大人になったら別人になってしまうのだろうなあ。
このアヤカ・ウィルソンと役所広司の交流が実に見事で、涙がちょちょ切れるのである。
が、しかあーし、そんな感動を、最後に中島哲也はぶっ壊すギャグをかますのだ。まさに映画の出演者一同が「えーっ?」と叫んだのと同じく、こちらも「えーっ」とイスから転げ落ちるのである。
オレも一生懸命積み上げた何かを一発でぶちこわしにするのが大好きだが、そしてたぶんサッカーの松井も仲間が苦労してつないだパスなのに隙あらばオレが無理なドリブルを披露して台無しにしてくるわがははははと考えているフシがあるあたりやはりぶちこわしが大好きに違いなく、中島哲也もおのれがここまで積み上げてきた感動の世界を一瞬にしてぶち壊して見せたのだ。
そして、その直後、あっと驚く涙のどんでん返しが待っていたのには、まさにあっと驚かされたのである。
そそそ、そうきたか、その伏線を張っていたのか。オレは完全にノックアウトで、水の中にずぶずぶと沈んでいったのだった。
映画の途中から涙が流れっぱなし。そして涙を流したまま爆笑という体験は初めてで、まるでジェットコースターのような映画だ。
「崖の下のポニョ」(ビートたけしは"股の下のポニョ"というギャグを営業上の理由から封印されてしまったらしいが、さしていい出来のギャグでもなかろう)なんぞと比べるのもレベルが違いすぎるが、ともかくポニョなんか見るヒマとカネとツレがあるなら、パコだ。ポニョよりパコ。
中島哲也、今回はエロもグロもありません。でも、子供に見せるかというと、うーん、ビミョー。オレも家族を放り出して一人で見に行った。
それはともかく、オレの心にはいつまでも役所広司のあの叫びがリフレインするのだった。
ゲロゲーロ、ゲロゲーロ。ガマ王子はわがまま王子。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.21
二の線あたりの芸人が身体を張って水の上を渡ったりマットを転がったりするバラエティが大好きな息子は、夜、たまたま「DOORS」というスペシャルをやってるのを発見して驚喜したのだった。
なんじゃ、この番組。ヨメに聞いたら「去年も一昨年も見てたよ、私も」との返事で、そそそ、そうだったのか、知らなかった。
とは言え、夜も遅い。明日は月曜。8時になったらスイッチを切る、続きは明日ビデオで見る、と約束させて見させたのだった。
8時まであと何分とカウントダウンしながら大騒ぎしている息子に水を差す、というか、油を注いだのが、芸人どものネタである。
芸能界で微妙な立ち位置の芸人たちなので、全国ネットのゴールデンという絶好のチャンスを活かすべく、とっておきのネタを用意し、編集でもあまり切られずにどんどん流したのだ。おかげで息子はネタが始まると「こら、ジャマだ、早くやれ」とテレビに向かって怒り出す。
そんな息子をそれ以上に激怒させたのが、コマーシャルである。
さあ、スタートです!と福沢アナが盛り上げると、その瞬間コマーシャルが始まるものだから、息子は激怒。とうとうしまいには泣き出す始末である。
「こら、やめろ、コマーシャル、やめろ」と泣きながら怒っていて、ちょっと待て、一応お父さんもその隅っこで生息しているのだが、とオレは苦笑い。
いずれにせよ、日曜の夜の平和で呑気なお茶の間なのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」


2008.09.20
原稿。
台風の予報だったのが微妙に進路がずれて、結果、朝からどえらい暑さ。厳しい残暑となったのだ。
9時の時点で早くも隣のオガワさんは庭でビールを飲みながらギターを弾き始めた。おお、旨そうだなあ。
残念ながらオレは仕事なので、冷蔵庫に入っていたキリン「秋味」を差し入れる。
夕方、いいあんばいに涼しくなってきたので、カンテレを持ち出して、庭で弾き始める。秋の高い空に、澄んだ音が吸い込まれていくようだ。
オガワさんがギターを休めて「それはなに?」と聞いてきたので、フィンランドの楽器だよと説明する。「ふーん」と興味津々。
貸してあげたら、早速ギターの譜面を見ながらカンテレで童謡を弾き出した。
なかなかにきれいだなあ。
息子も縁台に座って弾き始めた。得意の「きらきらぼし」である。
その様子を見ながら、今度はオガワさんからもらったビールを飲んだのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.19
取材2、原稿。
先日も書いたように、今、我が家の庭はひまわりが満開だ。近所の笑いものである。
しかもまだ朝顔が咲き、コスモスがそろそろいい感じに満開を迎えようとしている。
どうしてこんなことになったのだろう。
思い至る理由はただ一つ、雑草である。
こまめに草取りしなければなあと思いつつ、ほったらかしておいたらとうとう手が着けられなくなり、おかげで育つものも育たなくなってしまったのだ。
先日、ヨメが一日がかりで全部草を刈ってくれて、それでようやくなんとか見られるようになったのだが。
それにしても草取りって大仕事だよなあ。キベさんが3時間やったら2キロ減ってぶっ倒れてしまったというのも、よくわかる。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「美味しんぼ」
「平成日本タブー大全2008」宝島社・別にタブーでも何でもなく、誰でも知ってるようなことを大仰に並べただけ。品川で山手線に乗って読み始めて、池袋に着いて駅のゴミ箱に捨ててきた。
「ウクレレ快読本」小林正巳・日本評論社。ウクレレ全般についての解説。興味深いこともたくさん書いてあって、人による奏法の違いなどがよくわかった。要はみんな好きなように弾いてるというわけだ。もっとも、ボリュームを膨らまそうと企んで、どうでもいいネタも押し込むから、全体に水っぽい薄い内容になってしまうのだ。


2008.09.18
原稿。
北の国からカンテレが届いた。ようやく届いた。
なんですか〜、カンテレ。
お答えしましょう。それはフィンランドの民族楽器です。弦楽器で、乾いた透明な、それはそれは美しい音のする楽器なのです。
小樽で偶然見かけたストリートミュージシャンがダルシマー弾きで、ネットでそのリンクをたどっていったらたどり着いたのがカンテレの音。一度で気に入ってしまって、早速インディーズのCDを注文したのである。
そして、聴くだけでは当然飽きたらず、オレもカンテレを弾くのだと決心。なんとか手に入れようとネットで調べ回ったのだった。
だが、努力もむなしく、結局日本ではカンテレは入手不可能と判明。さて、困った、どうしよう、ということでまったく未知の相手である札幌のカンテレ弾きに、どうしたら買えるでしょう、と突然ぶしつけな相談メールを送ったのだった。
遙か東京のまったく見知らぬ相手からメールが届いたというのに、このカンテレ弾きはとてもいい人で「だったら、一緒にフィンランドに注文してあげましょう」と言ってくれたのである。
やれ、嬉しや。渡りに船とはこのことで、図々しくもお願いしたのである。それが去年の10月。
そしておよそ1年がたって、やっとそのカンテレが今日届いたという次第である。
冒頭、北の国から届いたと書いたがこれは比喩でもなんでもなくて、本当にフィンランドから札幌経由で送られてきたのだ。ずいぶん長旅をしてきたカンテレだなあ。
フィンランドってのは、どういう国だろなあ。
早速荷ほどきし、カンテレを広げる。緩衝材代わりにフィンランドの古新聞が入っていたのが、妙に嬉しかった。
届いたカンテレ、木の香りがする。それはいいのだが、ふと考えたら、オレはカンテレの弾き方どころかチューニングすら知らない。正しい指の運び方など、想像も付かない。
まあ、いいや。なんとかなるべ。
ということで、いろいろといじりまわしているうちに、なんとか形になってきて(それが正しい持ち方なのかどうかさえ不明だが)、曲が弾けるようになった。
とりあえず、カンテレ届いたらこれを弾きたいと決めていた「蘇州夜曲」を弾いてみる。おお、なんと美しい音色だ。あまりのことに、ちょっと感動する。ヨメも「へえー、きれいだねえー」とびっくりだ。
夕方、帰ってきた子供たちにも、これがカンテラだ、フィンランドから来たんだぞ、と自慢する。そして目の前で、つっかえながら「蘇州夜曲」を弾いてみせる。
息子が「どうなってるの」と聞いてきたので音階を教えたら「ふーん」と言いながら、なんと息子は最初に触ったにも関わらずすらすらと「きらきら星」を演奏してしまったのである。
ありゃま。マジで宅の息子は楽器演奏の天才ざます、と喜ぶ。
外は台風の雨。上がったら、高い秋空の下、庭先でビールを飲みながらカンテレを弾くのが楽しみだ。きっとフィンランド生まれの澄んだ音が、練馬の青い空に吸い込まれて行くに違いない。空はつながっているんだよなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.17
取材1、原稿。
手帳についてる来年のカレンダーをぼけっと眺めていたオレは、ななな、なんだこりゃと、つい声を上げてしまった。
なんと、来年の9月には、何の脈絡もなく5連休が予定されているのである。ぶほっ、5連休だよ、9月に。
19日が土曜日で20日が日曜、それから21、22、23日と赤丸なのだ。
そのかわり、15日の敬老の日が消えている。どうやらこの辺に理由がありそうだ、というわけで調べてみたら、なんと来年は21日が敬老の日なのだという。
どうやらいつからか、敬老の日は「9月の第三月曜日」ということになっていたのだそうだ。ハッピーマンデーというやつだな。今年はたまたま第三月曜が15日だっただけらしい。
そして、21日が月曜日になったため、23日の秋分の日にはさまれた22日が、祝日にはさまれた日は休みにしちゃえ法律によって休みになってしまったというわけだ。
こういう脈絡があったのだな。
結果として、9月19日〜23日まで、突然の5連休。そうです、来年は秋休みがあるのです。
どうせなら涼しいこの時期に旅行とかに出かけるのも手ですな、皆さん。
なにしろカレンダー上ではゴールデンウィークと変わらない長さなのだ。これはきっと、ゴールデンウィークに対抗して、新しい名称がつけられるだろう。シルバーウィークみたいな。ベタか。
でも、この時期にこういう長い休みがあると、けっこう楽しみだな。どこか出かけるか。1年後。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
「サウンド&レコーディング」ポール・サイモンのコールミーアルの解説が嬉しかった。特集はエコライザーの使い方。何度読み返しても頭の悪いオレは、理解できない。エコライザーもコンプレッサーも。
「究極のウクレレ練習帳」IWAO・リットーミュージック。究極ってほどでもないぞ、これ。ここ2ヵ月ほどウクレレを弾いてみて、だいぶ様子がわかってきたのだが、どうやらこの世界、けっこういい加減らしい。相当にうまいとされている人の演奏を聴けば、なんじゃこりゃ、というレベルだったりするし、奏法も人によって様々だし。そういう基準に合わせてみても、一体オレがどのレベルなのか、要はオレってウクレレがうまいのか、ヘタなのか、まるで見当がつかないのだ。でもって、最近は開き直ってオレはオレの弾き方で弾く、と決定。いろんなソロを、自分で勝手にアレンジしては、自分の好きな方法で弾いている。その際に開いているのが「ポピュラーソングのすべて」という分厚い楽譜だ。オールディーズ中心に、なんと1001曲も楽譜が載っている歌本。メロディーとコードだけが書いてあって、それを見ながらアドリブでアレンジし、気に入ったらちょっと考えてじっくりアレンジし、弾いている。ギターと同じで、楽器なんざ楽しければいいのだ、わはは。もう既に何曲か自分のオリジナルアレンジでマスターしたぞ。それにしてもこの歌本、550ページもあって定価6500円。とんでもなく高いけれど、これ一冊あれば、えーと、あの歌なんだっけという疑問もたちどころに解消。すぐさまメロディーもパクれちゃうという優れものだ。1001曲で6500円なら1曲6円だから安いぞ。オールディーズが山盛りなので、隣のオガワさんに見せてあげたら、とても喜んでいた。


2008.09.16
編曲。
秋の運動会シーズンを迎え、その練習が真っ盛りである。
運動会で一番盛り上がるのが、リレーだ。年少組や年中の頃、園児たちのリレーで親が激しく興奮しているのを見て、親ばかにもほどがあろう、と冷ややかな目をしていたオレであるが、昨年、いざ自分の息子が年長となって全園児参加のクラス対抗リレーが行われた際、ばかたれ、もっと速く走れ、よそ見すんな、足引っかけてやれ、とつい本気になって絶叫してしまったのである。
なんとも大人げない。
それほどの魔力がリレーには秘められているということが、先のオリンピックで棚ぼたの3位だったのに日本中が大騒ぎしたことでも証明された。
そして、今年の秋、息子は小学生である。
小学生ともなると全員参加のリレーではなく、選ばれた精鋭たちによる真剣勝負の戦いが繰り広げられるのだ。
そして、なんということだ、我が息子がそのクラス対抗リレーの代表選手に選ばれたのである。ぱんぱかぱーんなのである。
息子は「せんしゅにえらばれたんだよ」と嬉しそうだが、それ以上に燃えているのがオレである。さながらアニマル浜口のごとく、今から気合いだ根性だとうるさいのであった。
こうなりゃ本番には親族一同、集合の号令をかけちゃうか、ってな勢いである。
なお、公然の秘密であるがオレは中学高校時代と陸上部で短距離の選手であった。このカモシカのような身体を見れば誰でも納得なのであり、足は速かったのである。
それでも早生まれの宿命で、小さい頃は負けてばかりで、ようやくクラスの1位になれたのは小学校6年の時であった。
この素晴らしい血筋を引いた息子である。リレーではボルトばりの稲妻走りを見せてくれるに違いない。
そうだ、ゴールしたときの勝利の稲妻ポーズを教えておかなければ。
さあ、忙しくなるぞ。

新聞休刊日。


2008.09.15
編曲。
敬老の日である。
ところが、すっかり忘れていたが、今日は結婚式記念日でもあったのだ。
忘れないように祝日に結婚式を挙げよう、そうしよう、と言ったのが8年前。すっかりとそのこと自体を忘れていたのだった。
さすがにヨメは思い出して「そういえば今日じゃなかったっけ」と言ってた。その直後、二人で顔を見合わせて、そういえばそうだったけど、まあ、いいか、とスルーして終わりにしてしまった。
まあ、こんなものである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.14
編曲。
畑の中の我が家なので、いろんなものがいる。
家の中を小さなクモがのそのそと歩いていても、ちっとも珍しくない。初めの頃こそ、娘はきゃーきゃー騒ぎ、オレも捕まえては家から出していたが、今では誰も何も言わなくなった。そのへんをのそのそ歩いていても、ほったらかしである。
クモも適当にまた出て行くようだ。それにしても、一体どこから入ってくるのだろう。
家中、隙間だらけなのかもしれないなあ。
庭に出て石をひっくり返せば、ヤモリが駆け出す。
ヤモリの由来は「家を守る」だ。だから、大切にするんだよ、と子供らに教えたらへえーと感心していた。
バッタなども珍しくなく、生まれたての頃から棲み着いていたりする。
ただ、こないだでっかいガマガエルがのしのしと歩いていたのには、さすがにびっくりした。隣のオガワさんちにもいたということなので、きっとこの辺のヌシでしょうなあ、ということで意見が一致した。
ここまでぐらいなら許せるのだが、最近は畑でマンション工事が始まって追われたためか、ネズミの姿を見かけるようになった。
区役所からネズミ駆除のお知らせが配られるような土地である、練馬区は。ネズミは珍しくないのだろうが、やっぱりやだなあ。
あまりに見かけるようならクスリでも撒かなければならないだろう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.13
電話取材3、原稿。
三連休初日。秋の行楽日和だというのに、オレは朝から部屋にこもって仕事なのだった。
あーあ、梨狩りにでも行きたいなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.09.12
取材3、原稿。
朝、名古屋へ行こうと6時に家を出たら、はやり仕事に出かける隣のオガワさんが駅まで送ってくれた。
隣の家の人に駅まで乗せてもらうのも珍しいが、軽トラックというのも、相当に珍しいだろう。駅前で降りるとき、ちょっといい気分である。
名古屋、相当に暑かった。
暑さにやせられたわけではなかろうが、駅ビルの階段の一番上で女子高生3人が寝転がっていたのには心底驚いた。うち2人は短いスカートの制服姿である。
これは作り話でも大げさでもなんでもなく、心底、本当の話である。
その階段を、我々一行4人はやむなく登ったのであるが、これはほとんど暴力であるなあ。名古屋、熱すぎるのではないか。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」
「酒とつまみ」ここ数年では一番面白い雑誌がこれである。季刊でありながら、今年初めての発行の11号が届いた。一応定期購読しているのである。こんな雑誌に定期購読などというシステムがあるということ自体、不思議だが、表紙をよく見たら「できれば季刊」と書いてあるから、開き直ったらしい。しかも編集後記にはもう面倒だから廃刊にしようよという声が載っていたりする。おそらく廃刊になっても世間の誰も困らないとは思うがなあ。なにしろ内容は酔っぱらってゲロしたとか、そんな話ばかり。特集が「マドラーに向くつまみは何か」という意味不明な企画で、そうめんをマドラー代わりに使ったら折れてしまった、という記事が載っている。なな、なんだ、この記事は。あるいは、バナナチップを水に浸けて食ったら味がしなかった、という記事が載っている。バカもここまで来ると、確かに廃刊したくなるだろうという気になる。あるいは読者の投稿に「二日酔い 枕を汚す ゲロと髪」という川柳があって、要は読者もバカなのだ。あるいは広告に「誰にも相手にされなくなった人のために、酒飲み友だち派遣」という人材派遣の広告が載っている。広告までバカなのだった。これで381円。今月号で定期購読が切れましたので継続するなら3号分前払いしてくださいというお手紙と、1400円と書かれた払込用紙が同封されていた。3号で1400円(笑)。しかもたぶん3年分。しかも「1号あたりナント40円もお得!」と威張っている。文藝春秋の何倍も面白い雑誌であることは間違いない。お暇な方はぜひどうぞ。大きな本屋にしか置いてないけど。
「ナイチンゲールの沈黙」(上)(下)海堂尊・宝島社。前作"チーム・バチスタ"が新人のデビュー作にしては面白いけど続けて読むには微妙、というレベルだった作者の二作目。文庫になったので読んでみた。結論、もう…次は読まなくていいかな、という感じ。もっとも一度は放り投げたのを、思い直して拾って読んだわけだから、途中からはそれなりに面白かったのは事実である。後半のテンポを、ぜひ前半から展開して欲しかった。
「気をつけ、礼。」重松清・新潮社。重松清、久々に読む。うまい作家なんだけど、時々見え隠れする"オレってうまいだろ"という上から目線がなんとも鬱陶しくて最近は遠慮していた。文春とナイチンゲールを読んでしまって帰りの新幹線で読むものがなかったので、名古屋駅構内で購入。先生と生徒をテーマにした作品集。先生にわけもなく嫌われていた生徒の話"にんじん"がよかった。いじめとか、こういうマイナスのテーマを描くと、この作者は特にうまい。


2008.09.11
取材1、原稿。
午前中はあんなにいい天気だったのに、午後、渋谷にいたらざーっと雨に降られてしまって、たんごちゃん、へなへなの巻。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.09.10
取材2、原稿。
夜、原稿仕事に疲れてふーっと言いながら切り上げ、テレビの前でぼけっとしながらウクレレを抱え、何気なく10時台のニュースを見る。
どこも総裁選の話。つまらん。
切り替えたら、どこかがギャグ番組をやってた。ずいぶん古い言い方だが、ギャグ番組。
何も考えず、ウクレレを弾きながら、ぼけっと見る。つまらん。くだらん。どこをどうすれば、こんな番組ができるのだ。
こんなバカ番組を見ている時間があるなら、少しは仕事をしたらどうだろう。そう気づいたオレは、ウクレレを手にしたまま、仕事部屋に戻ったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」もはや目を覆うしかない惨状の文春である。"内田なんたらという女子アナがオバサン化してきた"とか、そんなどうでもよさでは極北にあるのではないかと思うような記事ばかり。週刊誌ジャーナリズムの本道である調査取材に基づくスクープなど皆無だ。鈴木幸一やカーナベ、中村うさぎ、近田春男などのコラム陣が優秀なだけに本体は見る影もない。実際、カーナベなど、自動車ジャーナリズムでありながらここまで突っ込んだ正論を、しかも、おもしろおかしく述べることができるなんて、ただ者ではない書き手だぞ。これから文春はコラムだけにしてしまえばいいのだ。


2008.09.09
取材2
本日は、山梨県は大月市で取材である。この方面だと車が一番早い。
ただ、どういうわけか高井戸から下りの中央道に入る口がないので、以前ならばずーっと遠回りして調布か永福から乗るしかなかった。これが時間かかってよう。
しかし、圏央道がつながってからは楽ちん楽ちん。1時間半で到着したのであった。
山があるのに山梨県。さすがに秋の気配が濃厚で、夕方は涼しいのを通り越して肌寒いほどだったぞ。
なお、写真は先日東京駅のホームで偶然に見かけた黄色い新幹線である。なぜ黄色いかというと徹夜明けだからである。ウソである。
これは新幹線の線路とかをチェックするための検査用車両、通称ドクター・イエローである。いつ、どこに現れるか、誰も知らないという忍者のような列車である。
そのため、こいつに偶然とはいえ遭遇するのはとてもめでたいこととされている。
鉄道関係者の間では、ドクター・イエローを見ると幸せになれる、と言われているほどだ。おいおい、幸せの黄色いリボンかよ。ドーン。
今、YouTubeで軽く聴いてしまったけど、いい歌だなあ。
ところで黄色いと言えば、ひまわりである。
我が家の猫のつま先ほどの庭には、一昨日あたりからひまわりが咲き出した。9月も半ばになろうというこの時期にである。
はっきり言って、近所の笑いものである。
しかも、夏に咲き散らばっていた朝顔がまだしぶとくを花をつけ、一方でコスモスがにょきにょきと背を伸ばしてつぼみを膨らませている。
このままいくと、ヘタしたら朝顔とひまわりとコスモスが同時に並んで咲き乱れるという、この世の終わりのような庭が出来上がるわけだ。ガーデニング関係者は頭から湯気を発するだろうが。
そこまでいけば、それはそれで面白いと思っているのだが、どうだろう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.09.08
取材1、原稿。
午後から浜松で取材。浜松に行ったらキベさんと飲むのがお約束だが、今回は翌日に山梨に行かなくてはならないので、残念ながらパスだった。
5時に仕事を終えて新幹線に乗ろうと思ったら、タクシーの中から浜松駅前の居酒屋「いっこもん」を発見。おお、國香が呑みたい!
結局、新幹線を2本おくらせて、コマちゃん、ヨシダ氏、ビトー氏と「いっこもん」に寄ることにした。
旨かったですよ〜、「いっこもん」。相変わらず。
カツオと生シラスが絶品。シラスに醤油をちょっと垂らして、日本酒と一緒に口にすると、ううう、たまりません。
厚揚げは例によってその場で揚げてくれるから、揚げたてのふわふわ、とろーり。最高の一品ですな。
そして、國香だ。「こっこー」と読む、地酒である。これが旨いのよねー。口に含んだ瞬間、フルーティーな味わいがさーっと広がり、そして、たちどころにすーっと引いていく。その、さーっとすーっが絶妙で、ああ、旨い旨い。
おかげでけっこう酔っぱらってしまい、みんないい気分。コマちゃんとビトー氏は売店でウナギ弁当を買って、新幹線で食っていた。
オレとヨシダ氏はいい気分ですっかり寝込んでしまい、ヨシダ氏は降りる予定だった新横浜を乗り過ごして品川まで行ってしまう始末。
あ、そうそう、キベさん、「いっこもん」、奥さんが元気に復活してましたよ。病気は大丈夫ですかと聞いたらにっこり笑ってましたよ。
今度またぜひご一緒に。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
「うつうつひでお日記」吾妻ひでお・角川文庫。驚いた。前書きに"この本はつまらないです"と作者自身が書いていて、単なる前振りだと思ったら、本当につまらなかったからである。うーむ、これでは文句が言えないではないか。


2008.09.07
原稿。
朝起きて練馬のパン屋までパンを買いに行く。一週間に一度、楽しみのためにパンを食べるのだ。
携帯のニュースでサッカーの結果を確認。オレの予想は0-1で負けだったが、おお、勝ってるではないか。
しかも3-2のスコア。これはきっと、1点を先取され、ようやく追いついたらすぐまた引き離されて1-2、このままじりじりと時間が過ぎ、よもやこれまでと思われた後半ロスタイムに劇的に2-2に追いつき、その勢いで延長戦でついに逆転という劇的な試合だったに違いない。って、延長戦はもともとないわけだが。
と思って、ネットで詳細を見たら、なななな、なんと、3-0できて、最後の最後に2点入れられ、しかも1点はオウンゴールだという、こりゃお笑いサッカーですな。
その様子を楽しみにして夜のスポーツニュース及びダイジェストを見たわけだが、いやあ、本当にお笑いサッカーであった。闘莉王、よかったなあ。これで引き分けてたらガンバサポーターに袋だたきだったなあ。
ともかく勝ち点3というのは最高の結果だろう。早くもオレの予想が外れたのは、ちと悔しいが、暗黒時代に突入した日本のサッカーを思えば上出来である。
だが、しかーし、こんな程度の相手にあたふたしているようでは、これからの相手はもっと強いから目も当てられない。つーか、こんなレベルでワールドカップに出ても、また恥をかくだけという気もするのだが、どうだろう。
そんな日本サッカーの行く末を暗示するかのように、夕方にはお約束のゲリラ豪雨。なんつーネーミングじゃ、ゲリラ豪雨。
あっという間に石神井公園の池もあふれんばかりになるほどで、そりゃ、電車も止まるだろうて。
それもこれも報道ステーションによれば地球環境が破壊されたためらしい。そうですか、そいつは困ったなあ。電車が止まるのも、砂漠化が進むのも、ゲリラ豪雨も、闘莉王のオウンゴールも、全部環境問題なのね。

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2008.09.06
原稿。
で、その携帯であるが、面倒くさかったが仕方ないので朝一番にぴっかりが丘のNTTコドモへ持ち込んだのである。
10時5分にいったら一番で、やれ嬉しや、待たずに受け付けなのだった。
カウンターに座って、この携帯、通話もできなきゃメールもできない、ネットにもつながらない、さあ、どうしてくれると身を乗り出す。
担当の兄ちゃん、あくまで低姿勢で「ははあ、それはそれは、ご迷惑をば」と頭を下げる。そして、下げた頭を上げながら「で、お客さま、再起動、なさりましたか?」と切り返してきた。
あ、そーか、再起動。
その瞬間、オレの目は踊り、さささ、再起動という手があった、忘れていた、と呆然とする。
結果、再起動一発、簡単に治ってしまったのである。修理完了。もちろんタダ。ついでに駐車券にハンコをもらう。
忘れていたよ、再起動。携帯に限らず、パソコンはもちろんのこと、あらゆる電気ものは、何かあったら再起動が鉄則ではないか。なぜこんな重要なことに思い至らなかったか。
オレは我が頭の間抜けぶりを呪いつつ、あきれつつ、笑いつつ、とぼとぼと携帯片手に帰ったのであった。

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2008.09.05
取材3。
本日は新大阪駅に9時集合である。わおー。
4時に起きて準備していたら、4時半に息子が目をこすりながら起きてきて「いってらっしゃい」をと見送ってくれたのだった。
5時前の電車に乗る。さすがに座れた。
池袋に到着。改札前には若者の集団がいくつも見える。徹夜明け、いわゆるオールだろう。元気なことである。今だけだ、大いに騒いで大いにバカをやりなさい。
朝食の駅弁を買って6時16分発の「のぞみ」に乗り込む。満員。新大阪までの車内は全員が眠り込んだ、寝台車状態だった。
昼、新大阪駅の改札前にぼけーっと突っ立っているサングラスに短パンの兄ちゃんがいた。手には山のような荷物。
なんと、これが保阪ぴー希。へえー。って、実はオレはそれがどういう人なのかよく知らず、ただ、へえーっと言っただけだが。
駅構内での撮影中、腕章をまいて立ち会う。駅関係者であることが一目瞭然のため、番線や乗り換えをたずねる旅行者が声をかけてくる。
だが、オレには誰も声をかけない。
たぶんあれだ、関係者はたとえ制服を着ていなくても駅では習慣的に目配りしてしまうのだ。そのため旅行者と目の合う確率が非常に高いのだ。
その点、オレはぼけっと立っているだけだから、誰とも目が合わず、声もかけられないのだ。これが、いわゆるオーラの有無の正体だろう。
5時に仕事を終え、京都駅構内の店で、コマコマ、ヨシダ氏と軽くビールを飲む。つまみは鰊の棒煮だ。鰊と書いてニシンと読む。知らなくて、いったい何と読むのだと3人でメニューを囲んで大騒ぎなのだった。
18時2分京都発の「のぞみ」で帰京。生八つ橋のお土産を手に、丸ノ内線、西武線と乗り継いで、えっちらおっちら帰ってくる。
昼過ぎまでなんともなかった携帯が、夕方当たりから急につながらなくなって、メールもできない。あれえ。おっかしいなあ。
家に帰ってヨメにかけてもらったら「ずっとお話中だよ」との返事。
ばかたれ、この忙しいのに電話が壊れたのか、このやろ。
ちょうど半年前の3月6日にも壊れて、オレは激怒しながらドコモに乗り込んで返り討ちに遭っている。その顛末はこの日記に詳しい。
あのときも忙しかったが、今はそれ以上に忙しい。来週も浜松だ、山梨だ、名古屋だ、渋谷だと、全国を飛び回らねばならぬ。携帯が使えないのは、非常によろしくない。
このクソ忙しいのに、またドコモショップで時間を浪費しなくちゃなんねえのかよう、とオレは泣きながら眠りに就いたのだった。

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「ビッグコミックオリジナル」「サッカーマガジン」「週刊新潮」
「犬神家の一族」横溝正史・角川文庫。"たたりじゃあ〜"が先日読んだ八つ墓村であるのに対し、こちらは水面から二本の足が突き出た写真で有名な作品である。もちろん初読。それなりに面白かったが、たたりじゃあ〜のほうがずっと面白かったなあ。


2008.09.04
取材2、原稿。
朝、久しぶりに娘を送って幼稚園まで行く。先生、つまり若い娘さんに「おひさしぶりですね〜」と言われてちょっといい気分になる。
夕方、取材から帰ったら家が空っぽ。原稿仕事をしていたら、「ただいまー」と大きな声で息子が帰ってきた。みんなで公園に行ってたらしい。
その息子が「きょうは、かがくるだよ」と言う。
そうなのである、「かがくる」という子供向け科学週刊誌が、毎週木曜日に発売され、息子は創刊号からずっと楽しみに読んでいるのである。それを買ってくるのが、いつの間にかオレの役目になっていたのだった。
それをすっかり忘れていたので、夕立をぬって車で書店に行き、今日発売の最新号を買ってくる。
特集が、おお、なんということだ、「鼻くそは何でできているか」だと。
息子はこの雑誌が大好きで、最新号を手にすると、いつも何時間も一心に読んでいる。すみからすみまで、じっくりとだ。
今週は、その恐るべき集中力で鼻くそについての知識もしっかり修得してしまうのだろう。まっこと、人生とは無駄な知識と時間で埋められていくものなのだなあ。

「Number PLUS」オリンピックとかワールドカップかがあると、その総集編を買うのが好きである。10年ぐらいたってから見返すと、けっこう感慨深いのだ。これは北京オリンピック特集。日々を綴ったデイリーナンバーという企画が最高。競泳男子100mが行われていた頃、日本では釧路で「サンマー投げ世界選手権」という、サンマをどれだけ遠くまで飛ばせるかという今日が行われていた、などということが紹介されているのであった。どのページも、写真はさすがのクオリティ。ナンバーは、写真でもっている雑誌だよ。
「陰日向に咲く」劇団ひとり・幻冬舎文庫。単なるお笑いタレントが書いたとは思えぬクオリティの小説と聞いていたので、文庫になったのをきっかけに読んでみた。確かにその評判通り、見事な出来であった。文章に粗さは残るものの、タレントの余技を完全に超えている。たいしたものだと脱帽だ。


2008.09.03
取材2、打ち合わせ、原稿。
朝の「こだま」で静岡に行く。晴天。静岡の秋の青空は特に穏やかだ。
静岡駅の東海道線ホームに上がる。そこでびっくりして立ち止まってしまった。
駅のホームには、時々、立ち食いそばの店がありますなあ。カレーショップもたまには見かけます。
しかし、ここ、静岡駅の東海道線のホームには、なんと立ち食いのおでん屋があったのだ。仰天。
しかも、ビールやら日本酒やらチューハイやらも売っている。
朝から当然のように店が開いていて、オレが行ったのは昼前の11時ごろだったのだが、おやじが一人、堂々とビールを飲みながらおでんを食っていたのである。晴天のお昼前に。
穏やかすぎないか? 静岡。しかし…旨そうだった。
午後は東京に戻って別の取材をし、夕方、別の撮影に向かうカメラマンのヨシダさんと「我々現業部門は地道に汗を流しましょう」と励ましあい、オレはオレで六本木の別の打ち合わせに向かったのだった。
そして帰ってきて、速攻、原稿仕事に取りかかり、一心不乱に働いたのである。
駅のホームで昼前からビール飲んでおでんを食うような生活が、オレにもできるのだろうか。あ、いや、それはそれで、冷静に考えればそんなにいい生活とは思えないかもなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「月刊現代」今月号はつまらんなあ。つまらんから廃刊が決まったのかなあ。
「八つ墓村」横溝正史・角川文庫。ふとしたきっかけで、横溝正史を再読しようと思ったのである。昔ちょっと読んだなあ。"獄門島"の"気違いだからしょうがない"というトリックには、うーむ、と唸らされたものだった。今回手にしたのは、未読だった"八つ墓村"である。昭和史に残る大犯罪、津山30人殺しを下敷きにしたミステリーだ。ちなみに津山30人殺しって、地元ではタブー扱いされているせいか、それとももはや歴史なのか、岡山出身者でも知らない人が多いらしい。それはともかく、八つ墓村、トリックらしいトリックは何もなく、むしろ昭和初期の閉塞的な山村の空気というものを存分に感じさせる雰囲気が見事だった。いや、実際、電車を降りるのももどかしいぐらい、わくわくしながら読むことができたぞ。こんなに面白かったのか、横溝正史。個人的には松本清張より好みである。ただ、どうしたことだ、7月頃にはリバイバルのフェアでどの書店でも文庫コーナーに平積みされていたのに、わずか2ヵ月後の今では探すのが困難で、書店によってはまったく置かれていない。売れなくて、相当に邪魔だったのだろうか。このままフェードアウトされては困るので、見つけたら主要作は手に入れて読んでおこう。


2008.09.02
取材3、原稿。
新横浜まで行き、外も暑かったが中身も暑い取材を行う。
帰りにシューマイでも買って帰ろうと思ったが、考えてみれば池袋の西武で年中普通に売っているから別にわざわざ買うこともないだろうと、スルー。
それにしても新横浜駅の混雑はひどいなあ。急激に増えたビル人口に、横浜線が追いついていないのだろう。

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2008.09.01
原稿。
本日は三ヵ月に一度の眼の検査日である。
検査の際は、瞳孔が開く薬を差される。別に痛くもなんともないのだが、この薬を差されるとほぼ半日、まぶしくてほとんど眼が開けられないようになるのだ。
光を調節する機能が麻痺するんだろうなあ。とにかくまぶしくて仕方ないのだ。
当然、ほぼ一日、何もできない状態。よって忙しいときにはなかなか受けられない検査だ。
というわけで、本日は仕事はほぼあきらめて、ぼけっと療養する。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊現代」月刊誌のほうは年内での廃刊が発表されたばかりだが、週刊誌は相変わらず元気である。今週号はとうとう中田英寿に踏み込んだ。まったくあの男ほど、人間性の評価を下げた人物はいないなあ。オレも今では顔も見たくない。
「蝉しぐれ」藤沢周平・文春文庫。子供の頃から、まずご飯をわしわしとかきこみ、続いておかずに箸を伸ばしていた。つまり旨いものは後に取っておくタイプだった。そんな性分ゆえ、藤沢周平の代表作も今までの楽しみにしていたのであった。もちろん期待に違わぬ作品で、なんとも鮮烈な読後感である。父親の非業の死、かなわぬ恋、熱い友情などを経験しながら、一人の少年が青年武士へと育っていく様を描いた作品である。とりわけ、手を伸ばせば届きそうだった恋がいつしかかなわぬものになっていった後の人の世のはかなさというものは、なんともしみじみとした味わいなのだった。


2008.08.31
夏休みの終わり、最後の日曜日である。
朝から取りかかっていた原稿仕事を終え、夕方、庭先でご機嫌でウクレレを弾いていたら、急に空が曇りだした。
お約束の雷雨だろう。やれやれ、困ったものだ。
夜、キャトレールちゃんがブログで"すごい"と紹介していたNHKの特番「東京海底谷」を視る。"かいていこく"と読むのだが、字面を知らないと「東京会・帝国」という右翼のような名前に聞こえるのであった。
東京湾の秘境に棲むというゴブリン・シャーク、すなわち悪魔のサメを追いかけた番組だ。案内役の漁師がいい味を出していて、東京湾にもこんな人がいるのだと感心する。
やがて姿を現した悪魔のサメは、いやあ、想像を絶する悪魔ぶり。餌を捕獲するその姿を見た妻は「うぎゃーっ、気持ち悪いっ」と叫んで悶絶し、泡を吹いて卒倒したほどであった。
まっこと海の中というのは人智を遙かに超えた不可思議の世界。番組では、いったいこいつらは何のために生きているのだろうという生き物がわんさか出現するのであった。
ビールも回ってほどよく気分がほぐれたあたりで、そうだ、夕方に録画した番組を見せたまへ、と妻に命じる。
オレはテレビで録画した番組を自分で見ることができないのだ。えっへん。
何の番組かというと、被災市場、違う、久石譲のコンサートの放送があったのだ。当然のことながら宮崎アニメの音楽ばかりの演奏である。
参加した楽団員がなんと千人以上ということで話題を集めたコンサート。うひゃあ、なんなんだ、その規模は。
ところが妻はこの録画を忘れていて、前半30分が視られなかった。激しく折檻し、わびを入れさせる。もっと、文句を言うなら自分で録れよなあと、オレも思わないでもなかったが。
そのコンサート、「あの夏へ」とか「風の通り道」とか、オレの好きな作品、久石の中でも割といい作品が演奏されず、ちょっとぷんすかぷん。
何十人だか何百人だからわからないが、客席も含めて会場いっぱいに広がったブラスバンドが「君をのせて」を演奏するシーンには、こりゃあ、いったいモニターをどうしたんだとびっくり仰天した。
よく聴くと微妙に全体のテンポにズレの生じているのがテレビでもわかった。それにしてもこれだけの広がりの楽団をシンクロさせるのは不可能だろう。
いったいどんなPAをやったのか、興味津々だ。サンレコあたりで解説してくれないかしら。
ライブの最後は「となりのトトロ」。それはまあいいんだけど、えらい人数のオーケストラと、えらい人数の合唱団が、それはそれはドラマチックに「トっトロぉ〜、トっトロぉぉぉ」と演奏していたので、ずっこける。
お、お、お、おいおい、トトロだよトトロ。そんなにシンフォニックに盛り上げてどうするんじゃあ、聴いてるほうが恥ずかしいぞう。思わずビールをあおったのであった。
さて、季節は秋。
仕事中に流すCDも、夏の香りのものはラックにしまって、秋用の何枚かを取り出してきた。久しぶりに聴くカマールのクワイエットアース、なかなかに心地よいのであった。
学校と幼稚園も始まる。オレも仕事だ。

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2008.08.30
原稿。
最近のお約束で、日中は曇ったり太陽が顔を出したりしても、夕方になると一気に凶悪な雲が張り出してきて、雷鳴が轟き、激しい雨がおそってくる。
今日もそうだった。
夕方になってぽつりぽつりと降りだして、しかし、めげることなく、隣町の夏祭りに出撃。現地に着く頃にはたいした土砂降りになっていて、悲惨な状態だった。
そんな中を、ずっと楽しみにしていた地元の子だろう、浴衣の上に黄色いレインコートを羽織り、傘差して雨の中、親に手を引かれて祭の会場に出かける様子があちこちで見られた。
祭といっても、地元のちょっとした市場が主催するもので、大きな屋根が張ってある。基本的に雨が降っても大丈夫。
とは言え、外で並べる予定だった屋台なども一斉に屋根の下に寄せ集められたものだから、会場はとんでもない混雑。もちろん人も全部屋根の下だから、ほとんど真夏のサマーランドのような難民キャンプ状態になってしまっていた。
そんな中、子供らは金魚すくいに挑戦。
どうして子供ってのは、家に金魚がいるっていうのに、また金魚すくいをやるのだろう。毎日世話しているオレの仕事が増えるだけではないか。
夏休みも残すところあと一日。こうして輝く少年の日は過ぎていくのであった。

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2008.08.29
取材3、打ち合わせ2。
朝から大雨、土砂降り、この世の終わりという天気予報だったから、気合いを入れて傘を持って出たというのに、雨などまったく降らず、それどころか時折日が差す天気となった。
おかげで用もないのに傘を一日中持ち歩き、ランチを食べたインド料理店にはその傘を忘れてしまってあわてて取りに戻り、ああ、鬱陶しいと、泣きながら空に向かって傘を振り回した。
あげくに、家に帰り着いたまさにその途端、間髪入れずに天には雷鳴が轟き、一寸先も見えないような土砂降り。オレの傘は、なんということだ、雨が降らないように、というおまじないだったのか。

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2008.08.28
取材1、原稿。
夜、カツミン、コマにゃんと品川で飲む。
名前だけは可愛らしいが、なんのことはない、おじさん3人だ。プロレスの攻めと受け、カースト制度など、幅広いテーマで語る。
帰ってきたら土砂降りの雨。あわててコンビニに飛び込み、ビニール傘を買う。
やれやれと一息ついて歩き始めたら、5分もしないうちにすっかり上がってしまって、オレの400円を返せバカヤローと、空に向かって傘を振り回した。
夜中、とんでもない轟音に飛び起きる。雷だった。
遠くで、、近くで、どがーん、どがーんと鳴り響く。その都度、家が揺れ、地面が揺れる。
これではまるで戦場ではないか。なんとも凄まじい。
半起き状態で呆然としていた午前3時、息子ももぞもぞと起きてしまって「のどかわいた、おちゃ、ちょーだい」と訴える。二人でペットボトルからお茶を飲み、すごい雷だなあ、とため息をついて、また布団にもぐったのだった。

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2008.08.27
取材3。
抜群の就職人気を誇る某有名金融関係の採用担当のお姉さんが言った。
「履歴書の写真見るだけで、この子の本命は航空、この子の本命はアナウンサーってわかります」と。
へえっ、化粧見ただけでそこまでわかるんですか? 心底驚いてそう聞いたら「もちろんですよ、ふふん」とあっさり答えられた。
うーむ、さすがの眼力である。女っていうのは。
確かにスッチーや女子アナと並ぶ美貌の社員ばかりがそろった会社であって、眼力も相当にハイレベルに鍛えられているのだろうと納得。

「SPA!」「週刊ポスト」ありゃ、もとモー娘。の加護ちゃん、インタビューに答えてセキララな告白。うーむ、演技派俳優への脱皮でも狙っているのか。てゆーか、もう引退したほうがいいと思うのだが。


2008.08.26
取材3。
早朝の新幹線で名古屋へ。駅まで隣のオガワさんが軽トラに乗せてくれた。駅っていっても東京でも品川でもないよ。石神井公園だよ。
名古屋では夜、新幹線口近くの「はな火」という居酒屋に一人で潜り込んだ。
旨そうな店だったが、出されるものがどれもひどくしょっぱくて残念。夜中にえらく喉が乾いてしまったよ。

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「サッカーマガジン」北京へ移動するわずか3時間のフライトだったのに、サッカー代表チームの降りたあとの座席は、目も当てられないほど汚れていたという。食べ物ののこりは床に捨てられ、毛布はくしゃくしゃにされ。こんチームが一刻の代表とは恥ずかしい、と記者が嘆いていた。まあ、サッカーの強さとは関係ないが、そもそもサッカー選手の人間性なんて、そんなものじゃないのか?
「新日本プロレス 伝説の40番 完全解明」案外と面白かった。あの試合の真相はこうだったのか、へえー、と。
「季節のない街」山本周五カ・新潮文庫。いつの時代のどことも知れぬ架空の街を舞台に、そこで生きる様々な人たちを描いた作品。基本的には社会の底辺層の街である。おかしな連中ばかりの姿を面白く、時に皮肉たっぷりに描写する。中でも『プールのある家』が哀切きわまりない作品。これは震えるほど悲しい作品だった。


2008.08.25
原稿。
宮崎駿の映画は、やっぱり「ナウシカ」と「ラピュタ」に尽きるだろう。それ以降のはすべて自作を模倣した駄作と言っていいのではないか。
「千と千尋」まではなんとか付き合ってみたが、「千」のあまりの駄作ぶりに力が抜け、次の「なんとかの動く城」は最初からパスだった。
では、テレビから連日奇妙な歌が流れている「ポニョ」はどうか。ポーニョポニョポニョさっかなあーのこっ、と歌いながら走り回る娘を押さえつけて、見てきたのであった。
手描きに戻したという絵柄は、さすがに素晴らしい出来であった。特に中盤、海の上をポニョが疾駆するシーンは、うーむとうなる迫力。
でも、これだけだったなあ。
詳しくは書かないが(なんせ宮崎ファンから文句言われたことがあったからなあ)、話の展開は破綻しているし、キャラクター造形はいつもお約束から抜け出ていないし。声優もひどすぎるし。
見ている間中、ずっと頭にあったのは、これは一体誰に向けて作られた映画なのだろう、ということ。誰が見たら喜ぶ映画なのか、さっぱりわからなかった。
困った映画である。

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2008.08.24
原稿。
最近、娘が突然号泣するのである。
いきなり火がついたように激しく泣き出すのだ。
もちろんびっくりして、あらゆることを放り出して駆けつけるわけだが、別にケガをした様子もない。
泣きわめく娘を抱きしめながら、どうしたんだ、と聞き出すと「うれしなったの〜」という返事。ななな、なんだ?
要は急に何かを思い出して、それがあまりに嬉しくて、泣いてしまったらしい。
ではいったい何を思いだしたのかというと「わすれた〜」。がっくりである。
ちなみに本日はオレの実家で夏祭り。今年は行けなくてちょっと寂しい。
どんな様子か思って電話したら、宴席の酒に酔った弟が出て「今年は雨だよう」と残念そうに言うのだった。
これが終わると新潟も秋だなあ。

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2008.08.23
季節は一転、何がどうなったか、いきなり秋の長雨の様相だ。朝晩など肌寒く、娘は日中でも寒い寒いの連発である。困ったものだ。
こうして見ると、つまり今年はあんまり暑くなくて、例年通りに戻ったということか。やれ、ありがたや。
このまま本格的な秋に突入すればいい案配なのだが、たぶんそんなことはなくて、きっと厳しい残暑がやっぱりやってくるのだろうなあ。
暑いと疲れるんだよなあ、スーツにネクタイは。やれやれ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「G-SPIRITS」ネタ切れか、"もうひとつのUWF史"と題して、第一次Uの特集だ。意外なことに、新日全日の引き抜き合戦は途中から互いに示し合わせての出来レースと化していって、猪木と馬場が裏でうまいこと示し合わせていたのだそうだ。へえー、知らなかった。途中、新日のクーデターで計画は頓挫したが、あのまま進んでいれば日本マットは今とはまったく様相が違ったものになっていただろうなあ。


2008.08.22
取材2、原稿。
女子ソフトボールの優勝は慶賀の至りでしたが、解説のおばちゃんはどうしようもなかったですね。聞けば前の監督だったそうで、解説の立場を忘れて「(私が監督だったらもっとマシなのに)ひどい、これじゃダメ」とぶつくさうるさかったようであります。
どうやら監督時代には選手に一切の私語を禁じていたという話で、げほほほっ、マジかよと驚きました。
まあ、そんなおばちゃんのことは忘れて、いやあ、よかったですねえ、陸上のリレー。アメリカやイギリスの失格による棚ぼたではありましたが、そんなことはどうでもよろしい。選手は大いばりでよいのだ。
3位で飛び込んできた朝原の姿は感涙ものでした。なによりも翌日の読売新聞のスポーツ欄の写真が秀逸。第三走者の高平が朝原にバトンを渡した直後の写真で、全速力で宙に舞いながら両手でガッツポーズ、鬼の表情で朝原になにやら絶叫しているという写真でありました。
万感の思いを込めた叫びが聞こえてくるかのような写真で、今回のオリンピック報道では一番でしょう。
なのにその瞬間の写真がネットに見あたらない。とほほ、残念。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」


2008.08.21
取材1、原稿。
惜しくも敗れたサッカー女子。決められる時に決めておかないから負けるのだ、という批判は男子と共通のものではあるが、ガンガンと攻め込んでボールを奪ってはぶちかますスタイルは気持ちのよいものだったぞ。
さすがなのはドイツで、さすが、試合の勝ち方を知っているという感じ。抜くところは抜いて、どこで勝つべきかをちゃんと知っている。
しかし、あの15番は、顔を見た瞬間に大嫌いな女だと思ったのだが、それに2点も入れられて、オレはドイツが大嫌いになった。もうソーセージ、食わない。
試合が終わってふうとため息をついたら、画面が北京からスタジオに切り替わり、げっ、あの城が大映しになった。
その瞬間オレは「げっ、ジョーだ」と叫んでテレビをぶっちぎった。それを見ていた息子は「おとうさん、どうしたの、なにかいいながらきったけど、どうしたの」と不思議がり、妻は「子供の教育によくないからそういう態度はやめてください」と激怒したのだった。
ったく、すべてはジョーが悪いのだ。

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2008.08.20
取材3、原稿。
品川のスターバックスに入ったオレたち3人は、じゃんけんで負けたヤツがおごるということになった。
最初に言い出したのは確かにオレだが、しかし、負けた人がまとめて注文に行くというのはどうだろう、と提案したに過ぎなかった。それを大きくしたのが、ご存知、コマコマである。
「それなら負けた人がおごることにしまょう」と言い出したのだ。
ヨシダ氏が「甘いものも食べたいな」と口にすると、コマコマは「いやあ、飲み物以外は自分で買うことにしましょうよ」と中途半端に気弱なことを言う。
その気弱さの陰に予感があったのだろう、コマコマはあっけなく一人負け。自分が言い出しっぺのくせに、3人にアイスコーヒーをおごることになってしまったのだった。
ついでに後片付けもじゃんけんしたのだが、こちらも見事にコマコマの負け。暑い中、ご苦労なことであった。
そんなお笑いの一日も終わり、夜は我が家で誕生パーティーだ。
娘、本日で5歳である。
生まれたときは未熟児寸前。新潟からじじばばがかけつけて、誕生を祝ってくれたっけ。
そんな娘も早くも5歳。しっかり人並みに大きくなって、女の子らしい生意気な口もきくようになった。
息子と二人で誕生ケーキを手作りし、電気を消して歌を歌ってお祝いである。ささやかであるが、こういう時間は至福だ。

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「マイナス・ゼロ」広瀬正・集英社文庫。確かキベさんが昔から絶賛していたSF小説だ。復刻され、書店の店頭で強力プッシュされていて、そう言えば未読だったと気がついて手に取った次第。なるほど、タイムトラベルものの、これはよくできた傑作だ。文章がこなれていないのが気になったけれど、なんとも不思議な味わいの小説なのだった。


2008.08.19
取材3、原稿。
本日より毎年恒例、秋の激務に突入である。
昨日まで惚けたような夏の日々を送っていたために、心身共にいきなりの激務について行けず、一日にしてお疲れモードである。
一度に三つ以上のことを考えられない頭脳であるため、思いついたことは忘れないようにポストイットに書いてパソコンのモニターに張っておく。例えば「歯医者に予約する」「スーツをクリーニングに出す」といった具合だ。
「歯医者に予約する」なんて、ポストイットに書いて貼ってる手間を考えれば即座に電話してしまった方がよさそうなものだが、そう思うのはだいたいが夜。歯医者は閉店。困ったものである。
さて、明日は娘の誕生日。早いものでもう5歳だ。
誕生日プレゼントは既に渡してある。あとは夜、ケーキを作って家族でお祝いするだけだ。
なんとしても気持ちよく仕事を終わらせ、汗をかきかき、急いで帰ってこなくてはっ。

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2008.08.18
打ち合わせ1。
世界1位との対戦というのだから、男の場合ならブラジルとの準決勝ということになるのか。
男の場合と大きく違うのは、その戦い方だな。
攻める攻める、負けても攻める。勝つんだと決めつけて攻める攻める。
実に見事な、男らしい戦い方であった。後半ロスタイムの怒濤の攻めなど、本当に気持ちよかったぞ。
前半の立ち上がりのパスサッカーも。素速くパスをつないで回転するように攻めていく様は、おお、かつて生意気なフランス人監督が偉そうに口にしていたウェーブという秘密兵器ではないか。いやあ、実に男らしいぞ。
それでも負けたのは、単にアメリカの姉ちゃんたちが美人で上手かっただけだろう。2点目のノールックシュートはブラジル人のように見事であったし、3点目のあれは、読売新聞によればパスミスとのことだが、オレには狙い澄ましたループシュートに見えたから、やっぱり個人技の差がここに出たのかと。もっとも素人のオレにどう見えようが、関係ないだろうけれど。
それにしても1点目は手が届いていた、3点目はうっかり前に出すぎていたということで、キーパーがネットでいじめられてるらしい。こらあ、いぢめるんぢゃないよっ。
実際、あのキーパーのおかげでけっこう救われていたところはあったと思うのだが。なかなかにいいキーパーだぞ。あと、コーナー蹴っていた8番もいい選手だと思う。
次は3位決定戦である。ドイツである。なかなかによろしいのである。
もう男子サッカーは暗黒時代に突入し、この先10年、なんの楽しみも持てないのだから、いっそオグシオでもスカウトしてみてはどうだろう。2トップがオグシオ。
どっちがオグでどっちがシオか、敵が混乱しているうちに勝負を決めるのだ。きっと可愛いから敵も許してくれるだろう。
って、オレは何を言ってるのだ。

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「柳橋物語・むかしも今も」山本周五カ・新潮文庫。女と男の悲しい生き方を描いた中編が二編。前者では男のたった一言を信じたために過酷な人生を歩むことになった女の哀しみが描かれていて、後者では一人の女に愚鈍なまでに尽くした男の愚かさが描かれている。どちらも最終的には救いが用意されているのだが、それにしても見事な筆運びであったぞよ。


2008.08.17
一転して秋の長雨という風情の一日。
うーん、なんとももの悲しい。
肌寒い、そんな空気の中を、弟一家は車に乗って新潟へと帰っていった。遊びに来てくれてありがとうね。
昼飯は回転寿司。中学生のヒロトはさすがの食いっぷりで、一人で16皿もたいらげた。実に気持ちのいい食い方であった。
さて、弟の運転する車を見送って、これでオレの夏休みはすべて終了である。今年も夏休みも堪能したなあ。
子供がいると、忙しい忙しいと文句を言いつつ、実は親も夏休みが楽しいのだった。
西武園の花火見物など、やり残したことはあるけれど、ともかくこれでオレの夏は終わりである。さあ、秋だ。今年も秋は忙しいぞう。

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2008.08.16
朝からものすごい暑さ。と思ったら、午後には一転してとんでもない土砂降り。
そんな中を、弟一家は遊びに来てくれたのだった。
子供は総勢5人。狭い家の中で転がって一緒になってドリフのDVDを観ながら大声で笑い、一緒に飯食ってビールをのむ。いとこどうし、なんの屈託もない夏休みのワンシーンだ。
こういう時間を持てることを、しみじみとありがたく思うのであった。

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2008.08.15
原稿。
また女子サッカーである。4強なのである。
準決勝をかけてのトーナメント試合。相手は完全地元の中国。しかも終戦記念日(笑)。
これ以上ないというしびれるようなアウェーで、守りに入らず、攻めて勝ったのだから、ああ、気分がいいわい。男の子たちも少しは見習うように。
ノルウェーに続き、楽しい試合が見られた。
我が家的に一番ウケたのは、相手の7番だ。これがどこからどう見ても田舎の気のいいお父さんという顔で、コーナーキックで大映しになるたび、我が家は「とっつぁんだ、とっつぁんがけるぞ〜」と大はしゃぎなのだった。
佇まい的によかったのは、相手の9番だな。
前線に張り付いて、眼光鋭く、隙あらばぶった切るぞ、という雰囲気でぎらぎらしていた。ああいう選手は好きである。
日本の男子チームにスカウトしたらどうだろう。

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2008.08.14
原稿。
お盆である。猛暑である。しかし、雲の形はどことなく秋の気配を漂わせている。
炎天下、仕事で屋根に登ってきた瓦職人のオガワさんは、「暑い暑い」と言いながら帰ってきた。庭でビールを飲む。
「暑けりゃ暑いで文句を言うが、秋めいてくると、やっぱり寂しいよねえ」とオガワさん。いや、まっことその通りと相づちを打って、オレも一緒にビールを飲む。

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2008.08.13
原稿。
アテネ五輪では二連敗で予選敗退。ドイツワールドカップではオーストラリア相手に大恥の3連続失点、そしてあっけなく予選敗退。今回の北京オリンピックでは、予想通りとは言え、ごくごくあっさりと三連敗。
要するに日本のサッカーはあのトルシエ時代を頂点に既に暗黒の時代に突入したというわけだな。北京のチームを見ていると、こいつらがこれから10年間日本の主力になるのかと思って、脱力もののため息が出た。
勝てば自分の手柄、負ければ日本人の国民性、という人間性には相当にうんざりさせられたが、今となってはトルシエ時代が懐かしいわい。
浦和と大阪で小競り合いなどしている場合ではない。
オーバーエージ枠の扱い一つとっても協会以下、現場に至るまで、意識がまるで統一されていないことがはっきりしている。やれやれ。あと10年は日本サッカーは世界で勝てないなあ。
まあ、いいけど。サッカーごとき。
しかし、ふがいない男子に比べて、女子の暴れ方は素晴らしかったな。
0-1となった段階で、やれやれ、いつもの展開かと呆れたのだが、直後に同点、後半は怒濤の4連続得点と、いやあ、久々に気分のいい国際試合だった。
なでしこの試合のほうが、男よりよっぽど面白い。
後半、ノルウェーの選手が接触プレーで倒れたとき、そのめくれ上がったシャツを日本の選手がさりげなく下ろしてあげていた。背中とは言え、肌が露出されないように、という心遣いだったのだろう。
こういう何気ない気配りこそ日本人の品格のようなもので、きっと世界はこんなところを見て日本に対して敬意を覚えるに違いないと思った。
それはそれとして、ノルウェーのキーパー、ちょっとした美人ではなかったか? 萌え〜。

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2008.08.12
「あぜみちジャンピン」という映画のロケが進んでいるらしい。
なんじゃ、それ〜。
どうやらヒップホップダンスに燃える女の子たちの青春群像という映画らしく、ほとんどを新潟の魚沼でロケするというのだ。魚沼ってのはコシヒカリの名産地で、豪雪地帯だな。
なぜこんな田舎でロケをするのかわからんが、あの地方の美しい田園地帯と新潟弁がふんだんに込められた映画なら、それはそれでとても楽しみである。
あ、待てよ、これは、まんま「スイングガールズ」でわないか。
まあ、よい。頑張って何かを成し遂げる青春群像という映画は、理屈抜きに楽しいから、よいのだ。
地元紙には、ステージシーンのエキストラを募集する小さな囲み記事が載っていた。ちょっとばかり楽しみである。

「新潟日報」


2008.08.11
夏休み。子供らと新潟に帰省して命の洗濯だ。はあ、極楽極楽。

「新潟日報」


2008.08.10
夏休み。子供らと新潟に帰省して命の洗濯だ。はあ、極楽極楽。

「新潟日報」


2008.08.09
夏休み。子供らと新潟に帰省して命の洗濯だ。はあ、極楽極楽。

「新潟日報」


2008.8.08
地元紙を見て久しぶりに呆れる。
新潟では、来年開催の国体に合わせて新たに野球場を建設中である。
これが「せっかく新しく造るというのにドームにしなかった半端な球場」らしい。確かに1年の3分の1が雪で覆われる地にあってこそ、ドームは真価を発揮する。球児たちも、これで冬も練習できる、と喜ぶだろうに。
察するに予算の関係でドームはあきらめたのだろうなあ。いずれにせよ、乏しい予算をやりくりしてなんとか建設する球場には違いない。
ならば、ちょっとでもカネを集めようと、球場の名前を販売する、いわゆるネーミングライツを考えるのも当然だわなあ。
そこに沸いたのが、なんとこの球場を「ドかベン球場」という名前にしようという話である。どういう経緯かよくわからんが、なんということだ。
びっくりしたのは地元紙に載っていたドカベん作者のインタビューである。
高名にして高齢の野球漫画家(というか野球しか描けない漫画家・新潟出身の大阪在住)は、どカベン球場という名前にすべしと決めつけたうえで「高知の"坊ちゃん球場"のように、新潟はドカへン球場とすべきである」と語っていた。
どうやら自分のことを夏目漱石と並ぶ存在だと思っているらしい。
そして「企業の名前をつけるというならオレは降りる」と言い、知事がオレに頼みに来ればそれですべては解決だと断言している。要は、大阪のオレのところまで挨拶に来いと言ってるわけで、ほとんど恫喝ではないか。
こういう勘違い甚だしい望郷意識は迷惑以外の何ものでもないと、関係者ははっきり言うべきだろう。
オレが新潟を有名にしてやったんだという自意識の醜さ、新聞の連載マンガ並みに惰性で掲載されている十年一日のマンガで(実際、あぶさんとか、ちゃんと読んでいる人がどれだけいるのだろう)印税たっぷり、あとは故郷に銅像をというスケベ根性。
故郷を思うなら黙って遠くから思っておけ。まったく大阪の真夏のよどんだ空気のように暑苦しい漫画家である。

「新潟日報」「m9」「ララピポ」奥田英朗・幻冬舎文庫。まさしく下流文学で、読んでうんざり。これを中島哲也が映画化するらしいのだが、うーむ、うんざりしそうで、あまり見たくない。


2008.08.07
夏休み。子供らと新潟に帰省して命の洗濯だ。はあ、極楽極楽。

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2008.08.06
原稿。
いよいよオリンピック。つーか、オリンピック前にフライングで始まるサッカー。つーか、女の子のサッカー。
まあ、引き分けで最悪は逃れてよかったなあ。
今回のオリンピック、採点競技は軒並み日本はダメだろうなあ。ったくあんな国でオリンピックなんて…今さらだけど。
というわけで、オリンピックを見たいからではありませんが、明日から私は夏休みに突入です。
お仕事関係の皆様、なにとぞなにとぞ。

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2008.08.05
取材2、原稿。
関越道から都心に向かう主要道路が目白通りだ。この大動脈は我が家の目の前を走っている。
それがここ二、三日、とんでもなく渋滞している。一日中、ぎっしりなのだ。もともと渋滞する場所ではあったが、この酷さはおかしい。やっぱり例の首都高の火災による通行止めが影響しているのだろう。
まったく迷惑な話だ。
だいぶ以前、10年以上も前、首都高の代々木あたりで化学薬品を積んだトラックが横転し、首都高が全面通行止めになったことがあった。あのときは運転手が責任を感じて代々木公園で自殺してしまった。
そんなことにならなかっただけ、まだ今回は救いがあるが。
救いのないのは、Googleである。
日本版でついにストリートビューが始まった。何かというとGoogleマップの写真版、実写版である。
アキヤマくんが「Googleはいったい何をやりたいのでしょうね」とメールしてきたが、まさしくその通り。Googleは何をしたいんだ。
もしやと思ってオレは自宅の住所を入力したのだが、なんと我が家も、車も、写真にばっちり写っていた。航空写真じゃないぞ、人の目線の写真だぞ。
昼間っからビールくらって、庭のゴザの上で昼寝しているオガワさんの姿まで写っているのではないかと思ったら、冬に撮った写真らしくてそんなことはなかったが。
さすがにこの機能にはびっくり仰天で、ネットでも「これわすごい」「やりすぎ」と大騒ぎ。
確かにネットでストーカーができるようになるんだものなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「週刊ポスト」山城新吾が老人介護施設で一人寂しく孤独な老後を迎えているそうだ。川島なおみでも見舞いにいったらどうだ。
「深川安楽亭」山本周五カ・新潮文庫。相変わらずの人情ものを収録。比較的後期の作品である。中にはかったるいものもあるし、昔の女性観を押しつけてきて辟易させられるものもあるが、例えば表題作などの雰囲気は実に見事で、文章力の凄みというものを実感させられる。


2008.08.04
原稿。
そのご近所バーベキューには、一軒おいた隣の女子高生も友達連れで参加した。ここに引っ越してきた当時はランドセルしょってた女の子が、今や携帯片手に「ちげーよ」などとしゃべってるのである。感無量。
女子高生の話題となれば、そりゃもう男の子話に決まってる。しかもジャニーズだ。
友達と二人でジャニーズ話でぎゃーぎゃー盛り上がるが、こっちとしては話の半分も理解できない。
ところがヨメは毎朝スポーツ新聞を読んでいるものだから、けっこう芸能通。女子高生の話題にもしっかりついて行けるのであった。
おかげで女子高生は、話のわからん大人の中に唯一の味方を発見したとばかりに嬉しそうにヨメにアイドル話を振ってくる。
あげくに近々ニュースとかいうグループのコンサートがあるから、一緒に行こうとヨメを誘う。
別にジャニーズなど観たくもないヨメは「うーん、そうだねー」と適当に相づちだ。すると、遠慮して尻込みしていると勘違いしてか、女子高生は「大丈夫だよー、けっこうおばさんとか、いっぱい来てるよー」と激しく腰砕けの誘いをヨメにかけてきたのだった。
ヨメは張り付いた笑顔をぴくぴくさせ、女子高生の母親は思わず頭を抱えてしまったという、夏の夜の平和な一こまだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.08.03
さて、夏合宿二日目である。
広〜い部屋にわずか3人で寝ていた、タヌキと安藤君とオレ。実際、やたらと広くて部屋数があるので、女性陣など一人一部屋なのだった。
まだ4時半というのにごそごそ起きだしたタヌキは、続けて安藤君を起こし、オレも起こす。なんでも早朝から漁港の堤防へ出て釣りをするのだそうだ。はい、行ってらっしゃい。オレはいいです。
寝ながら快く見送ったオレであった。釣果はというと、ほとんど入れ食いらしく、いろんなものが釣れたらしい。「アジにサバにマグロ」と安藤君は言ってたが、本当だろうか。魚屋に寄ってきたのではないだろうか。
朝はパンに焼きそば。そして最後がスイカ割り。
お約束であるが、こういう単純なのが子供にはえらい楽しいらしく、大騒ぎなのだった。
こうして楽しかった夏合宿も予定をすべて終了。えらくいい宿で、すっかり気に入ったタヌキは「得家にここにしよう」と決定を下したのだった。
帰り道、伊豆の海を右手に見ながら、オレは高中正義の「伊豆甘夏納豆」を聴きながら車を走らせる。夏の伊豆でこの曲を聴くのは初めてだけど、そうか、こんなにいい気分なのかとちょっと感動した。
東名を降りて環八のデニーズでランチ。その後、解散となってオレは行くときとは逆に荻窪でいさわしファミリーを降ろして帰ったのだった。
家に帰って車を停めたら、息子が心底嬉しそうな笑顔で「がっしゅく、ほんとうにたのしかったよ、おとうさん、つれてってくれてありがとう」と言った。
この笑顔とこの一言があれば、親としてはもう何もいらないのであった。少年時代の夏休み、息子は宝物のような思い出を手にすることができたようだ。
忘れてしまうかもしれないけれど、それはきっと心の奥底、深いところでずっといつまでも残って行くに違いない。
さて、疲れて帰ってきても、ホッと休む間もないのである。というのも、実は本日はご近所さんバーベキュー大会が行われるのであった。
熱海でバーベキューして、翌日は地元でバーベキューかよ。おいおい(笑)。多くの人に笑われつつ、予定の都合でこういうことになってしまったのであった。
既にヤマモトさんは大きなバーベキューセットを準備して気合い十分に水まきなどをしている。隣のオガワさんは、大量のビールをガンガンに冷やしている。オレも負けてはいられない。早速準備に取りかかったのだった。
地元バーベキューは5時ごろから始まったが、1年一度、父ちゃんたちが酒を酌み交わし、母ちゃんたちがおしゃべりに興じる。地元の交流にはとても素晴らしい企画なのであった。
今年はこれに向かいのサーフショップのオーナー夫婦と従業員が参加。さらに盛り上がったのである。
毎年のことではあるが、こういう地元のつながりは大切にしたいものだ。近隣に大きなマンションができて知らない人も増えてきたから、なおのことである。
夜でも暑さの引かない練馬のじっとりとした空気の中、道ばたで子供たちが花火ではしゃぐ声を聞きながら、そう思ったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.08.02
さすがに朝の4時となると、真夏でもまだ暗い。
ごそごそと起きだしたオレは、順番にヨメと子供らを起こし、荷物とともに車に積んで荻窪に向けて5時に家を出たのであった。
息子は夏休みの宿題の一つに「よあけをみる」というのがあるそうで、しきりに外を眺めていた。
向かった先は、いさわし宅。5時20分頃に到着すると、いさわしは気持ちよさそうにシャワーで散水していた。挨拶を交わし、続いていさわしと娘1号・2号を車に積む。
そうである。本日は1年一度のお楽しみ、夏合宿なのである。
目的地は熱海のはずれ、網の代と書いてあじろと読むすすけた漁村の脇にある貸別荘だ。とても楽しい一日の始まりなのだった。
6時前だというのに、環八、混んでいる。いったいこんなに大勢の人がこんなに朝早く、どこへ行くというのだ。去年も同じことをいさわしと言い合った記憶がある。
6時過ぎに東名に乗る。目論見通り、渋滞はまだ始まっていない。これが30分も遅いと、もう本格的な渋滞が始まっているだろう。横浜町田で4キロほどののろのろ運転に引っかかったほかはまったく順調。すすいのすーいと熱海に到着したのだった。
ちなみに6時半に練馬を出発したタヌキ号は、わずかな時間差だというのになんと20キロもの大渋滞にはまってしまったのである。
さて、子連れの我が家といさわしは、ともかく子供らを遊ばせるのが大きな目的だ。そこで到着したのが最初の目的地、熱海の海水浴場である。
長浜海水浴場という今年オープンしたビーチで、真新しいだけにさすがに手入れが行き届いている。浜辺の砂は新しく入れ替え、遠浅の海も、わざわざ砂を入れて遠浅にしたようだ。地元の人に聞いたら、千葉から砂を持ってきて埋めたらしい。
もちろん防波堤もしっかりで、波がほとんど入ってこない。つまり、きれいで遠浅で完璧に安全な、家族連れにはこの上ない海水浴場なのである。当然、カップルやグループは少ないのだが。要は面白味に欠けるのだ。
従っていさわしとは「おお、これはなんともいいあんばいですな」「まったくまったく。豊島園のプールなんぞ、あほくさくて入る気がしませんな」「いやいや、まったくですな」と言い合いながら着替えをしたのだ。
着替えって、要するに海の家は一人1100円も取られるのでやめましょう。車で着替えましょう、男は外で着替えましょう、ということなのだが。
真新しいビーチだし、非常に混んでるのではないかと予想したのだが、案に相違してガラガラとまではいかないまでも相当に空いている。実によろしいのである。
その中で9時前から子供らを海に入れて遊ばせたのであった。
息子も娘も大はしゃぎ。「うみって、こんなにたのしいのか!」と興奮の極みなのである。
しかし、アレですな、海水浴ってのは大人にとってはたいへんな重労働ですな。1時間も付き合ったらぐったりしてしまいました。
あげくに、日焼け止めなんぞいらん、と見栄を張ったらしっかり全身焼けてしまい、あろうことか眼鏡の跡まで顔にくっきり。えらい顔になってしまったのだった。
こうして2時間ほど大はしゃぎで子供らを遊ばせ、大人はぐったりして海水浴は終了。この間、タヌキ号は渋滞の中、音楽監修で過ごしていたらしい。
さて、シャワーで汐を流した後、我々が向かったのは網代漁港である。さむざむとした、ひなびた、時間の流れが止まったままの漁港である。
何が目的かというと、釣りなのであった。
実はこの網代漁港には、海上生け簀というのがあって、漁師さんにお願いすれば船で200Mほど沖合の生け簀に連れて行ってくれ、海釣りが楽しめるのである。もちろん手ぶらでOK。料金は竿一本あたり2500円だ。
最初は漁師のあこぎな小遣い稼ぎと思っていたのだが、いざトライしてみたら、漁師の連中は実にフレンドリーで親切。こちらを楽しませることに徹して、十分にもてなしてくれたのだった。
しかも水深6Mという海上での本格的な釣り。餌はエビ。恐ろしくもゆらゆらと揺れる生け簀の上で、あっちこっちと動き回り、竿やタモを持ってはバランスを崩しそうになる娘を必死の思いで押さえながらの釣りだった。
そんな状態なので、何度も携帯が鳴ったのだが、とても電話に出るなどという芸当はできなかった。タヌキの親分、ごめんなさい。
どうせ釣り体験などといって、釣らせるつもりはないだろうと見ていたのに、なんといきなりいさわしの娘一号が20センチはありそうな鯛を釣り上げる。正直びっくりした。うっひゃー、こりゃ子供だましどころじゃないじゃん、本当に釣れるんじゃん。
と、生け簀で世話をしてくれている兄ちゃんが、こっちこっちとオレの手を引く。何事かと思ってついていったら、娘の手に新しい釣り竿を持たせてくれたのだった。娘がそのリールをそろそろと巻き取ったら、おお、なんとこっちにも20センチはありそうな鯛が。
うひゃーと奇声を上げる父ちゃん、つまりオレは、びっくりして声も出ない娘の傍らで、大慌てでタモを使って鯛を引き揚げたのである。いやあ、本当に釣らせてくれたのね。
制限時間は30分。迎えの船も来たし、そろそろ引き上げようかとなったとき、なんというタイミングだ、今度は息子の竿に20センチはありそうな鯛がかかった。うひゃー、釣果3匹。大量ではないか。
この鯛はクーラーボックスに入れて持ち帰り、その夜、刺身と鯛汁と蒸し焼きの3種類に調理しておいしくいただきました。子供たちは自分の釣った魚をしっかりお腹に納めたことで、命の大切さ、食べ物の大切さを知ったのでありました。
そして息子は、夏休みの思い出を2枚描きなさいという宿題の、一枚の絵は釣りにすると決めたのであった。いい思い出になりました。
大漁旗を振りながら漁船に乗せてもらって港に戻ったら、ようやく到着したタヌキ号が待っていた。いやいや、待たせたね、ちみたち。
時間は12時を回っているので、食事に行くことにした。向かったのは網代の隣町、宇佐美にあるトンカツ屋「かつ源」である。ここは去年もいった店だ。
実は網代、まともな飯屋がないのである。
先日いさわしと下見に来て、飯事情のあまりの貧弱さに天を仰いだほどだった。そこで仕方なく去年と同じ店にしたという次第。いや、もちろんこのトンカツ屋はそれなりに旨いので文句はないのだがね。
飯を食った後、神戸からワラビの実家へ里帰り中に途中下車して立ち寄ったという「かつ源」ファンのらすちゃんを、みんなで宇佐美の駅まで見送る。来年はぜひトンカツだけでなく夜もご一緒にね、らすちゃん。
その後、いよいよ我々一行11人は、地元のスーパーに向かって今夜の買い出しである。いつもこの買い出しでは失敗して買いすぎてしまい、予算不足になってしまうのだった。今年こそはそういうことがないよう、気をつけましょう、と会計係のさとこ様から厳しい注意があった。
それに従って三々五々散らばる我々。オレは、おう、酒だ酒、といいながら安藤を引き連れてビール売り場に向かった。オレがビール3ケースを籠に入れると、安藤は「多すぎるんじゃないか。余ったのをもらって帰るつもりじゃないか」と鋭くチェックする。ビールだけじゃダメだ、焼酎も日本酒も必要だとオレが手を伸ばすと、再び「余ったのをもらって帰るつもりじゃないか」と厳しくチェックする。
ああ、うるさいうるさい。忘れていた、こいつは学生時代、クラブの会計係で、いつもいかにして部費をごまかそうかと考えながらカネを払わずに逃げ回っていたオレを「部費部費」とブタのように念仏を唱えながら追い回していたのだった。あのときのことを決して忘れていないのであろう、安藤はオレの顔を見れば「タンゴは絶対にごまかす」と決めつけているのであった。
ふふふ、鋭いではないか、安藤君。確かにオレは毎年買い出しではごまかしている。
子供が小さいときは、買い物籠におしめを忍ばせて成功。それがばれて、翌年からは清算前に全員でカゴチェックというシステムが導入されたのだが、なんのことはない、チェック後にこっそり滑り込ませればばれないだけのことだから、オレは今度はバナナをちゃっかりせしめたのであった。
昨年はというと、"山だから大量の殺虫剤を用意した方がいい"と周到な出任せを言い、大量にキンチョールを買って余りをしっかり持ち帰ることに成功した。
そういう過去の行状があるから、まあ、安藤君がオレに鋭い目を向けるのもよくわかる。
ところが今年は買い物上手になったのか、レジを通過したら、予想以上に金額が少なく済んだことが判明。会計のさとこさん、大喜び。
なぜこんなに少なかったのか。全員で頭を寄せて検討した結果、「そういえば、今年はキベさんが不参加だ」「そうか、キベさんがいない」「キベさんはいつも値の張る物ばかり買う」「どんどん買う」「いっぱい買う」「だからキベさんがいると高い」「つまりキベさんがいない今年は安く済んだ」という結論に至ったのである。
ところがこれには大きな落とし穴があった。
なんと、せっかく買い物籠に入れたのにレジを通過し忘れていたカートがあったのである。中身はスイカやパンや焼きそばなどなど。
キベさんのせいではなく、カートを通し忘れた誰かのせいなのだった。
さて、買い出しを終えた我々が向かったのは網代の山のてっぺんから熱海湾を一望する貸別荘、マリンテラスである。ふふふ。
誰もが絶景にびっくり。えりずは、到着した途端「ひゃー、来年もここにしましょう」と決めたほどであった。室内も広々。三階建てで、やたらと広い。しかも風呂はガラス張りなので外を眺めながら入れるという温泉だ。
こんなにも豪華でありながら、実はびっくりするほど安いのである。大人だけで頭割りしても9000円ちょっとだ。
荷物を下ろして3時過ぎ。我々はてんでにバーベキューの支度などに取りかかる。眼下に夏の海。ヒグラシが大音量でなく伊豆の山中。風は気持ちよく、いやあ、実に美しい夏の午後なのだ。
時折トンビがくるりと輪を描いて降りてきて、バーベキューの食材をじーっと眺めている。やつらは間違いなく狙っているのだった。青い空に悠然と舞うトンビも、それはそれで美しい眺めだった。
さて、夕暮れを迎えてバーベキューを楽しみ、子供は子供どうし、風船を追いかけてはしゃぎ周り、夏の夜はにぎやかに過ぎていった。
昔からの仲間たちも確実に年取って、夜が弱くなっている。9時10度もなると目はうつろ、寝よう寝よう、もう寝ようのオンパレードだ。実に健康的であるな。
こうしてみんな寝てしまった夜11時、安藤君は一人風呂に向かったのである。例の、夜景が楽しめるガラス張りの風呂である。
そして、頃合いを見計らってオレとタヌキは、ウクレレにギターを抱えて突然その風呂に乱入し、お湯に浸かっている安藤君に向かって「ババンババンバンバン、は、びばのんの〜」と大声で歌ったのだった。そして相の手に「歯、磨けよ〜」「ちんちん、洗えよ〜」と叫んでやったのだが、安藤君、「うるせえ、うるせえ」と怒って、洗わずに出てきてしまったのだった。わははは。


2008.08.01
取材3、原稿。
夏場のノーネクタイもすっかり定着してきたようで、スーツにネクタイ派は完全に少数派である。
昨日、昼に溜池の交差点で信号待ちしていたサラリーマンの中で、ネクタイをしていたのはオレを含めてわずか3人であった。けっこう本気でびっくらこいた。
もっとも、ちゃんと考えてジャケットやシャツを着こなしている人はいいけれど、そうではなくて、単にスーツでネクタイを外しただけ、という格好のおっさんはやっぱり見苦しい。それじゃ、単なる朝帰りだべ。
そんな見苦しい格好をするくらいなら、ネクタイしていたほうが、よっぽどいいって。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「現代」「週刊新潮」この8月、東京を壊滅的な地震が襲うらしい。


2008.07.31
原稿。
本日、息子は一人で床屋に初挑戦である。
道順を確認し、お金を持たせ、店に行ったらいつものようにお願いしますと言うんだぞと伝え、送り出したのであった。
だが、こちらもバカ親である。心配だから、こっそりあとをつけて行った。
息子は角を曲がるたび止まっては様子を見て、注意深く進み、無事に店に着いたのである。
オレはというと、その様子を見て一安心。引き続きそのあたりに姿を隠して、息子が店から出てくるのを待ったのだった。
昼間っから物陰に身を隠して床屋をうかがおお父さん。うーむ、相当に怪しかったに違いない。
待つことしばし、ようやく息子が床屋から出てきた。ちゃんとカネも自分で払った様子である。
それを電柱の陰で見ていたら、息子を送って店から出てきた床屋のお姉さんが、オレのほうを指さして息子に何やら言ってる。
なななななな、なんだ、すっかりばれていたのか。
まったく間抜けな父さんなのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」


2008.07.30
取材1、原稿。
「うるさいから」という理由で盆踊りが取りやめになるご時世である。
ご近所のぷっつんにキレられることを思えば、早朝のラジオ体操をやらなくなったのも、仕方ないと思える。しかも、行き帰りは人通りの少ない時間帯に子供だけだし。
でも、やっぱり夏休みには朝のラジオ体操だよなあ。
日本の美しい風景だったのになあ。
とても残念である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.29
取材1、原稿。
あんまりに暑いと、取材を終えて帰ってくる頃にはぐったりしてしまう。
世間で働いている皆様にはたいへんに申し訳ないのだが、すぐさまスーツを脱いで風呂に飛び込み、全身にさっぱりシャワーだ。
汗を落とし、気分もすっきりしたところで冷たいお茶を一気飲み。そのままふう〜とため息をついて横になると、世間で働いている皆様には本当にたいへんに申し訳ないのだが、ついうとうとと30分ばかり。
あ、いや、もちろんすぐさま起きてパソコンに立ち向かい、ほれ、このとおり、ちゃんと原稿は仕上げております。
夕方、まだ熱い空気が残る中、ヨメがうんざりした顔で娘を自転車に乗せて出かけていった。
なにごとかというと、夏休み恒例、セブンイレブンのポケモンラリーだ。4ヵ所のセブンイレブンを回ってスタンプを集めるとシールがもらえるんだと。
ガキ業界のカリスマキャラに収集本能を刺激する仕掛けがついたわけだから、最強の組み合わせ。毎年、親たちはたいへんに迷惑している企画である。
都内だからいいけど郊外だとセブンイレブン4ヵ所はしんどいだろうなあ。
もっと迷惑なのがJR東日本のポケモン企画で、6つの駅でスタンプを集めるとポケモングッズ、なんと96駅のスタンプを集めると超スペシャルアイテムがもらえるというものだ。首都圏96の駅だぞお。JR東日本は気が違ったか。
そして、まことにご苦労なことに、本気で96の駅のスタンプを集めようとするガキは少なくなく、お母ちゃんたちはこの発狂的な気温の中、今日は千葉の外れ、今日は神奈川の片田舎、明日は埼玉の名も知らぬ駅と、泣きながら子供の手を引いて電車を乗り継いでいるのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「AERA」「読売ウイークリー」「SPA!」「週刊現代」文春の目を覆わんばかりの失速ぶりとは対照的に、最近とても快調なのが週刊現代だ。秋葉原事件直後の弟の手記、3週連続掲載は見事であって、あれによってどれだけ見当外れの分析めいたものを聞かされずに済んだか。今週もジャニーズのクスリ写真だ。確かにこの写真はマジでやばいな、と素人目にもわかる一枚。さすがに警察も動き始めたらしいから、ちょっとした騒動になるかも。ジャニーズの圧力に屈しなかった講談社は偉いぞ。


2008.07.28
原稿。
夏休みの父ちゃんは大変なのである。
今日は朝から子供を車に乗せて、東京ドームのドラえもんイベントに出かけていった。月曜日ということで会場は空いていて、いい案配である。
子供らが遊べる迷路などがそろったイベントであるが、よくできているのは宝探しゲームだ。
ICチップの入ったSuicaのようなカードを渡され(接触型のカードだからチップはRF/IDではない)、会場のあちこちに仕掛けられたポイントで、情報をカードに蓄積し、全部揃うとおまけがもらえるという企画だ。
子供は本能的に"収集"という行為に弱いので、もうそれだけで子供らは夢中である。うまいのは、どういうプログラムになっているのか、一度ダメだったポイントでも、時間を空けて改めてチェックすると今度は大丈夫、という点だ。
おかげで子供らは同じ場所でもあきることなく、何度も行ったり来たりするのであった。なかなかによくできたイベントであると感心。
はっ、世間の皆様が酷暑の中仕事をしているというのに、こんなことがばれたらまずいことになる…。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.27
夕方、生まれて初めてといっていい、不思議なものを見た。
西の空は夕焼け。しかし東の空は荒れていて真っ暗で、雷が光っている。
そして雨が降ったり止んだりしていて、なんと虹がかかっていたのだ。
つまりですな、背中に夕日を浴びつつ、正面には虹がかかり、その向こうでは雷が光っていると。
子供たちは、生まれて初めて虹を見て、大喜び。しかも、めったにないことに、虹が二本、重なってかかっているという珍しい現象に大興奮だ。
そこに雷と夕日なのだから、こちらは大人のオレも生まれて初めての光景であった。なんとも不思議な。
夜、魚せいで日本酒を飲みながらアジの刺身を食っていたら、遠くに聞こえた救急車の音がだんだん近づいてきて、あららら、店の前に停まったよ。
続けて救急車にパトカーもやってきて、店の前は大騒ぎ。
どうやら隣の会社経営者宅に一人で暮らしている婆さんの連絡が取れなくなったのをいぶかしんで、親戚が救急に様子を見てくれるよう、養成したのだそうだ。考えようによってははた迷惑な、と思ったら、ぎょっ、ドアを押しやぶって突入した救急隊は、既に事切れていた婆さんを発見したというのだ。
オレが酔っぱらっている店の前は、どんどん騒ぎが大きくなっていく。不審死ということで警察も大騒ぎだ。
そんなところにガラッと格子戸を開けてご機嫌な様子で出て行き、ごっちゃんでした〜と自転車でふらふらと走り去るのも案配よろしくない。おかげでオレは店から出るに出られず、とほほほ、帰るに帰れないのだった。
やっとこ救急が帰って、やれやれ、これでオレもようやく帰れると思ったら、野次馬で出ていた店の親父が「まあ、迷惑かけたな、もう一杯呑んでくれ」と勝手に酒をつぐものだから、うわさ話に付き合って、ますます帰るタイミングをなくしてしまったのだった。
それにしてもあれは不思議な空だったなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「総務課山口六平太」


2008.07.26
取材1、原稿。
20世紀前半に活躍したウクレレ弾きが、ロイ・スメックという人である。
誰じゃ、それ。わたくしも、先ほどまでそう思っておりました。
なんでも「弦楽器の魔術師」と呼ばれ、ウクレレ、バンジョー、ギターなどの楽器を魔法のように弾きこなしたミュージシャンだそうである。
こんな時に便利なのが、出ました、YouTube。さっそくRoySmeckと入力してみる。すると、おお、100年近くも昔なのにけっこう映像があるではないか。
どれどれと、その中の一曲「タイガー・ラグ」をクリック。その一瞬後、あたしゃ、ぶっ飛びました。
なななななな、なんだ、このおっさん。信じられないような速度で、信じられないようなテクニックを駆使してウクレレを弾いている。いやあ、たまげた〜。
こんなすごい人が大昔、いたんだ。今のウクレレ弾きやギター弾きの誰も叶わないのではないか。
惜しむらくは、この人、ボードビリアンとして活躍、名をはせたらしく、ミュージシャンとしての扱いは受けてなかったようだ。残念。
それでも一枚だけCDが手に入るということで、早速1枚をアマゾンで購入。到着が楽しみだ。
数年前に廃盤になったCDは、今や1万円のプレミア付きである。
最近はオレもへたくしそなマンドリンをかき鳴らしているが、こんなにすごいミュージシャンを知ることができて、なんとも幸せである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.25
取材1、原稿。
朝から取材で都心へ行く。暑い。えらく暑い。
電車は満員。さらに暑い。
こんな日でも隣のオガワさんは仕事で屋根に登っていたらしく、「上は40度以上あるんだよう」とうんざり顔だった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.024
取材5。
コマーシャルが流れるたび、娘は「あ、ポニョだ〜、かわい〜」と喜んで、しばらく「ポニョポニョ」と唄っている。
楽しそうだから、じゃあ、今度ポニョの映画見に行こうか、と言うと「ううん、みたくない」と答える。なななな、なぜなんだ。
もしかしたら、子供目線ではとてつもなくつまらないか、とてつもなく気持ち悪いか、4歳児としてそれを本能的に感じているのか。
いったいどうなんだろう。誰か見た人、います?
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」「中央公論」「日経PC21」


2008.07.23
原稿。
秋葉原に続き、八王子。東京というのはなんて怖いところだろう、と田舎の人間は思っているらしい。
それにしても、である。今度は33歳が「親が」ときたもんだ。
親が相談に乗ってくれない、親を振り向かせたい、って33歳がいう言葉だろうか。秋葉原もそうだったたけれど。
最初はおそらく鬱関係の薬のせいだろうと思ったのだが、いったいどういうことなのかなあ。この世代の親って、団塊か?
よくわからんが、ともかく世も末だというありきたりの言葉しか出ないのであった。
午後、近所のディスカウントストアまでペットボトルのお茶を買いに行く。
「おーいお茶」2リットル入りが1本147円だ。500ミリリットルが定価150円なのに、その4倍の2リットルが147円。どどどど、どうしてこういうことが起きるのだ。
その2リットルペットボトル・6本の段ボールを抱えてレジへ行こうとしたら、近くにいたおっさん数人が「ありがとうございます」と言った。おろろっ、なんだなんだ、と思って見たらどうやら伊藤園の営業が3名。
暑い中、大量の段ボールに入ったお茶を納品中らしかった。
2リットル・6本入りの段ボールで売価が882円。うーむ、これを伊藤園はいったいいくらで納品し、どれだけの粗利を挙げているのだろう。
大の大人が数人、炎天下でお茶を運んでいることを思えば、これもせつなくなるような商売だなあ。
原稿仕事を終え、水まきをし、ウクレレとビールを持って庭に出る。
さすがに夕方になると畑をわたる風も落ち着いて、なかなかに心地よい。
ウクレレを弾きながらビールを呑んで、ご機嫌な田舎のお父さん。隣のオガワさんもビールを片手に出てきたのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.22
取材8。
夏休みが始まって、息子は毎朝、ビニールバッグを片手に学校のプールに通い始めた。8時を過ぎると友達が迎えに来るのである。
夏の朝の空気の中をのーんびりと歩いていく子供らの姿を見ていると、ああ、夏休みだなあと感じ入る。
オレの小学校にプールができたのは確か4年生か5年生になった頃だったので、それまでは信じられないことに田んぼの中を流れる川で泳いでいた。夏休みを前にすると地元の親たちが総出で川底の掃除をして危険物をさらい、土手の草を刈って、子供たちの夏休みのために備えてくれていた。
水はまだ美しく、冷たく、魚を捕まえたりしながら遊んだものである。ありがちな話ではあるが、大人になった今、その川を見ると、よくぞこんなに小さくて汚い川で泳いでいたものだと、驚かされる。
という話を庭でビールを呑みながらすると、隣のオガワさんは「オレは神田川で泳いでいたよ」とびっくりするようなことを言う。中野生まれ、中野育ちのオガワさんたちは、学校では禁止されていたものの、夏休みには隠れてこっそり神田川で泳いでいたというのだ。
へー、そういう時代だったんだなあ。
さて、オレの今年の夏の楽しみは、朝早くから原稿を片付けて、夕方には完全フリーとなって庭先でウクレレを弾きながらビールを呑むことである。うーん、夏はいいなあ。

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2008.07.21
「ぴあ」が経営危機と聞いて、うーむ、と感慨を深くするのは70年代から80年代にさんざんお世話になった世代だろう。
一つの卓越したビジネスモデルを確立したことによって独自の成功を得たものは、そのビジネスモデルゆえに時代の変化について行けずに衰退するという、まさに絵に描いたようなケースだ。
有り体に言えば、成功体験にあぐらをかいていい気になっていた、ということだ。
最近までネットの「びあ」で野球のチケットを買おうとすると、1回につき4枚までというふざけた制限があったしなあ。これじゃあ5人家族が野球を見たいと思っても買えないじゃないか。
それに今では球場がネットでチケットを売っているから、「ぴあ」は完全な中抜きだ。情報企業に転身しなければならなかったのにタイミングを逃してしまったようだ。
そういう企業は、これからたくさん出てくる。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「花のあと」藤沢周平・文春文庫。武家ものの作品集。さすがでござる。素晴らしい作品ばかりでござる。


2008.07.20
本日もまた東武線に乗って埼玉方面から大量のDQNがやってくることで知られる光が丘の公園の祭に行き、一日中大汗をかいてぐったりと過ごした。
帰ってきたら、隣のオガワさんちの若奥さんに「焼けてますね〜」と驚かれたほどの有様である。
夜はそのまま子供と一緒に庭で花火。昼、一緒に祭に参加したりさちゃんもやってきて、にぎやかに花火だ。
子供のやることとはいえ、やっぱり花火を見ると夏だという気分になるなあ。
オガワさんもビール片手にのぞきにやってきた。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.19
野茂の引退が人々の心を揺すぶるのは、読売新聞が書いているように「ただ純粋に幻の蝶を追いかけて高みに上り詰めただけで、自慢はおろか感慨めいた言葉さえ聞いたことがない」という真っ直ぐな生き方がまぶしく映るからだろう。
大男が力いっぱい投げたボールを、大男が力いっぱいに打ち返す。ただそれだけを楽しみたくて野球を続け来ただけ。
最初の米オールスターに先発投手として出て、地元の子供たちと満面の笑みでハイタッチを交わす姿を衛星中継で見たとき、この男はすごいなあと思ったものだった。そしてこの様子は、アメ公の連中をも感動させたらしい。
マイナーに落ちても、しぶとく這い上がろうともがいたのは、ひたすらもっと野球を続けたかったからなんだろうなあ。武士道という言葉さえ連想される、よき日本人だと思う。
ときて、ここでひるがえるわけだが、この野茂に比べて、サッカーあがりのあの"旅人"はどうなんだ。ワールドカップ敗退が決まった後、ピッチにひっくり返り、およそ10分間も涙したというのにチームの誰も近寄らなかったという、世界をドン引きさせたあのシーンを見れば、この"旅人"の精神というものがトルネードの万分の一もなかったことが想像できる。美しくない日本人の代表だな。
というフリとは何の関係もなく、本日から子供たちは夏休みである。ずっと家にいるのである。
困ったことに息子は、夏休みの約束として「まいにち、おとうさんと、しょうぎする」と書いて提出したらしい。おかげで今朝も朝飯前から将棋しなくてはならなくなった。これが一夏続くと思うと、父さん、今から夏バテ。
将棋がすんだと思ったら息子は突然ドミノを並べだして、要はヒマを持てあましているのかどうか、ともかくずらっと並べて、さあ、いよいよドミノ倒しのスタートでーす、ぱんぱかぱーん、というまさにその瞬間に娘にちょっかいを出されて全部倒されてしまったのである。当然、息子は大泣き。叱られた娘も大泣き。
最高気温34度といううんざりするような夏休みの初日は、こうしてけたたましく過ぎていき、ああ、先が思いやられるのであった。
昼、スーパーに買い物に行ったら、レジのおばちゃんが息子の顔を見て「ボク、カブトムシ欲しくない?」と笑う。なんと、夏休みの企画で先着順でガキどもにカブトムシを配っているのだそう。
カブトムシ欲しくないかときかれて"いらない"と答える夏休みの小学生がいたら見てみたいものである。案の定、息子は「ほしいほしい」とクイックレスポンス。当然のことながら虫かごや餌は有料で買うはめになった。
金魚すくいで金魚すくったはいいものの、その後の世話はすっかり忘れていつの間にかそれが父親の仕事になってしまったという息子の過去がある。今回もおそらくそれだろう。将棋の相手に加え、カブトムシの世話もこの夏のオレの仕事になってしまうのかと、これまたうんざりなのであった。
午後、今度は光が丘の公園の祭に向かった。梅雨も明けていないのに34度という発狂的な空の下、妻子は自転車で、オレは徒歩で30分以上もかけて出かけたのであった。
この祭では、子供らが入っているダンスサークルの発表会が行われる。もちろん炎天下である。集団でそろって何かするということが苦手というか嫌いというか許し難いというか、ともかくダメなオレは、その様子をビデオにおさめる係となって行った。ああ、暑いのに。
ダンスの開始までに1杯、録画中に1杯、終了後に1杯、生ビールを呑む。しかしビールってあれね、一瞬の喉の渇きは潤うものの、基本的な熱中症対策にはならないか、呑んでも呑んでも喉が渇くのであった。
加えてビデオの録画というのは、実は思いのほか腕が疲れるのである。40分もカメラを高く掲げて撮影していたら、発狂的な暑さにビールの酔いも加わって何がなんがわからない状態になってしまった。
さらに加えて問題なのが、この公園の祭にやってくる連中である。東武線に乗って埼玉からやって来る連中が限りなく薄らバカで、非常に気分が悪いのである。ビデオを撮っているそばで東武線に乗って埼玉からやって来た若い主婦同士が「がははは」と笑ったりするものだから、オレの頭も真っ赤っかだ。
難行苦行の末、お役目を終え、ようやくオレはりさちゃんパパと一緒に長い道のりをとろとろ歩いて帰ってきたのであるが、速攻で飛び込んだ風呂のなんと気持ちよかったことよ。しかも洗い立てのぱりぱりのシーツがとても心地よく、たちまちにして眠りに落ちたのだった。
夢の中では、寝る前に見たPerfumeのビデオがリフレインされ、一緒にビタミンドロップ〜などと唄ったオレである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.18
原稿。
そのキヨシ小林の追加発注のCD2枚がアマゾンから届いた。
便利なものである。いい時代である。路面のレコード店が立ちゆかなくなるのもある意味、当然だろうなあ。便利さという点では、路面店はネットにかないっこない。本も。
とくれば、一部の書店がそうであるように、レコード店も独自の品揃えをして、足を運ぶこと自体に楽しみが見出せるようにしないと存在価値はないだろうなあ。
タワーレコードとか新星堂とか、大手が苦しんでいるのもさもありなん。
さて、そのキヨシ小林のCDであるが、やっぱりなかなかによろしいぞ。「ブラックマウンテンラグ」をウクレレ一本の早弾きでやってるのはご愛敬としても、あの「夢で会いましょう」を美しいスウィングジャズで聴かせてくれたのは感涙もの。まーったく涙なしには聴けないほど、美しい曲だものなあ。
なんでも1920年代の曲らしい。いいものは時代を超えるのであった。当たり前か。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「病気が逃げ出す生き方」安保徹・石原結實。講談社。インチキ健康本っぽいタイトルだけれど、著者も中身もけっこうしっかりしているのである。食べる量を抑えて健康になる、という説には説得力があるなあ。なお、片足で1分ほどフラミンゴのように立つと50分歩いたのと同じだけの引き締め効果があるそうだが、本当かよ。


2008.07.17
取材1、原稿。
雑誌の広告に何気なく出ていたのが、キヨシ小林のDVD。ウクレレらしい。
誰だ? キヨシ小林。知ってる人、います? 
こんな時に便利なのがいつものYouTube。早速検索したところ、ほほう、なかなかにご機嫌なジャズを、ウクレレで演奏しているではないか。時は夏。これはナイスですねえ。
というわけで、面白そうなCDを一枚、アマゾンで購入。それが届いたので本日聴いてみたところ、おお、これがけっこうなかなか。
一曲目の「LOVE」から、とってもいいノリで、一気に気に入ってしまったのである。
スウィング感あふれるウクレレは言うまでもなく、ザッザッザッザッとバックで軽快に4ビートのコードを弾きまくるエレアコがなんとも気持ちいいのである。
「夏の日の恋」「バーボン・ストリート・パレード」「キャラバン」そしてあの「スマイル」と選曲もなかなか。これほどの名曲を軽快なウクレレで弾きまくるのだから、気持ちいいに決まっているのだ。
うーん、いいですねえ。1枚を流し終えて、たんごちゃん、たちまち気に入ってさらに2枚をアマゾンで発注してしまったのである。
今年の夏はキヨシ小林のウクレレで決まりだな。合間に笹川美和の「紫雲寺」もはさみつつ。
ああ、夏合宿に出かける日の朝、湯河原の海岸沿いを走りながらこのウクレレを聴くのが楽しみだなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
「港町食堂」奥田英朗・新潮文庫。直木賞作家が、船に乗って辺境の地へ出かけ、旨いものを食ってレポートするという旅もの。軽く読めて、何の引っかかりもない本である。そして、これならオレでも書けるわい、と思わせるほどの軽さの裏側に、実はけっこうな力業が潜んでいるのだということが感じられる。


2008.07.16
原稿。
かかりつけのクリニックの閉院が決まった。今月いっぱいである。
詳しい事情は知らないが、ともかく残念である。場所は潮見。毎月、血液検査のために通ったものである。
思えば開院当初、潮見にはろくな医者がなくて、息子が熱を出すたびにクルマであっちこっちと走り回って大変だった。このクリニックができたときはホッと胸をなで下ろしたものである。
そして、予期していた以上に素晴らしいドクターで、以来、ずっと頼りっきり。
何がいいって、きちんと向き合って説明してくれるのだよ。子供が熱を出せば、診察後「もしかしたら今晩、もっと熱が出るかもしれませんが、心配いりません」とか「念のための解熱剤は出しますが、基本的には放っておけば治ります」と、教えてくれるのである。
親にとって一番のパニックパターンは、医者に診せたはずなのに事態が変わらない、もしや別の重篤な病気なのでは、という思いにかられることだ。だから「熱がもっと上がるけど、心配ないよ」と言われると、本当に安心なのである。
とにかく息子も娘も、大変お世話になった。娘など、ヨメのお腹にいるときからの付き合いだった。
そして、オレ自身も、毎月血液検査してもらっては、一緒になって方針を話し合ったものである。「こうしなさい」というのではなくて「さて、どうしましょう」と意見を聞いてくるのである。こういうドクターも珍しいよなあ(笑)。
家庭の事情故の閉院である。残念だが仕方ない。
本日、最後の診察を受け、別の医師への紹介状を書いてもらった。「こっちの都合なので紹介状はタダでいいです」と値引きしてくれた。
今までお世話になったことに深くお礼し、復帰することになったらぜひ連絡して欲しい、と伝えてクリニックを辞去したのだった。もうこれで、最果ての地・潮見に行くこともないだろうなあ。
話は変わって、夜、呼び鈴が鳴ったので、出てみたら朝日新聞の販売店であった。どうしたかと思えば、1年間の購読期間が終わるので、また契約して欲しい、とのことだった。
朝日新聞の販売店からは、朝日新聞と日経新聞、日刊スポーツを講読している。オレはとてもいいお客さんなのだ。
さらに加えて、契約更新のお願いをされて、ああ、いいよう、どれだけ? 1年? いいよう、ここにハンコ押すの? と、機嫌良くニコニコと延長に応じるのであった。
朝日新聞の販売員、お礼を言いつつ、洗剤をくれようとする。あ、いや、別にいらんよ、と言うのに置いていった。
ヨメによれば「みんな、いろいろ景品をもらうのが当たり前なのに、父ちゃん、いい人すぎるべ」とのことであったが、その景品類もすべて販売店の負担なのだ、オレは現場に負担を強いるようなことは嫌いなのだ。
新聞販売店というのはどこも苦しくて、そこで働く若者もけっこう苦学生が多いから、そういう人たちに威圧的に出るのは好きじゃないなあ。
そういや、オレが幼児の頃、実家では山羊を飼っていて、その乳を温めては飲んでいた。冬など、雪をかき分けて新聞配達に来てくれたおばさんにそのホットミルクをすすめ、上がりかまちに腰掛けて休んでもらったものだった。
当たり前のように家まで新聞が届けられることもちゃんと感謝しなければ、ということを教わった気がする。大切なことだべよ。
もっとも朝日新聞自体は偏向しているし、記事の中身もアホらしいものばかりで嫌いなのだが、そういう偏った意見もあえて目を通しておくことでバランス感覚を保ちたいという意識があるから、講読している。できればもう一つの偏向新聞として毎日新聞も取りたいくらいだが、今でも古新聞に辟易しているので、我慢なのだ。
ともかくこれでまた1年間、偏向新聞とお付き合いである。ついでに日刊スポーツと日経とも。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」今週もほとんど読むところがない。おかしいぞ、文春。
「私のこだわり人物伝」NHK知るを楽しむ。森達也の悪役レスラー伝説だ。ああ、哀しみのアンドレ・ザ・ジャイアント。この人はプロレスの本質というものをよーくわかっているなあ。関係ないけど、プロレスの他の特集が横溝正史で、そういや横溝正史ってぱらぱらとしか読んでいなかったことを思い出し、どれ、また改めて読んでみるか、と思った。まずは獄門島からだなあ。
「偽善エコロジー」武田邦彦・幻冬舎新書。あちこちでエコのいんちきさを告発している著者の新刊。基本的に他の著書で言っていることと変わりない。ペットボトルのリサイクルも、スーパーの買い物袋の廃止も、すべてがインチキなのである。だいいち、オレも地球が温暖化しているとは思えないのだが。


2008.07.15
原稿。
夏はやっぱり風鈴だよねえ。風鈴は、ガラスもいいけれど、やっぱり南部鉄の澄んだ高音だよねえ。
というわけで、飲みながら楽天を見てついクリックしてしまったのが、南部鉄の風鈴。本日、届いたのであった。
どれどれとセットして、どこに吊り下げるか考える。どこに吊そうと文句が出そうにないのが、畑に囲まれた我が家のいいところ。えっへん。
しかし、年中風が吹いているから、場所を考えなければ勢い余って窓ガラスに衝突して悲惨なことになるのは容易に想像が付く。
結局、物干し竿の端っこに引っかけることにしたのだった。
子供らはその音を聴いて、「いやされるねー」と年寄りじみたことを言っている。もっとも雨戸を閉めたらほとんど聞こえなくなって、なんだこりゃ、なのだが。
あと、夏はこれだよね〜というものをあげるとすれば、バーベキューである。
両隣4軒が集まって、畑の中にいるのをいいことにわいわいとバーベキューするのである。今年も日程を調整したところ、8月3日と決定。
よく考えれば前日が熱海で夏合宿で、当然ここでもバーベキューするから、焼き物の二連戦となるのがちとむにゃむにゃだが、ま、これも夏休みのご愛敬ということで。
もちろんこのお庭バーベキューはだれでもウェルカムなので、幼稚園友達の皆さんも、どうぞ手ぶらでいらしてください。差し入れ歓迎。
そして、その本番を前に、隣のオガワさんとは「やっぱり何度かリハーサルが必要でしょうなあ」「そうでしょうなあ」という話でまとまった。うむ、夏はいろいろと忙しいのである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンドデザイナー」「サウンド&レコーディング」


2008.07.14
取材1。
とにかく「暑い」という言葉しか聞かれないような一日であった。
目覚めたのは3時。わははは。まだ暗かったぞ。
夜明けを迎えつつ、ちびパソコンのセキュリティ関係のセッティングをして、てゆーか、早起きしてこんなことしかやることがないというのが情けないところであるが、6時前にゴミを捨てにようやく外に出たら隣のオガワさんが軽トラックのエンジンをかけていたので、仕事? と聞いたら、「この暑いのに屋根に登るんだよ」と既にうんざりした顔なのであった。この一文163文字。
午後から夕方にかけて取材で出かけたところ、背中がぐしょぐしょになるような暑さで、すっかりへろへろ。7時過ぎに帰ってきて、世間で働いている皆様には申し訳ないがとにかく風呂に直行して、熱いシャワーを浴びてようやく息を吹き返し、ふう、やれやれ、などといいながら食卓に座って缶ビールの栓を抜いて冷えたビールをコップに注ぎ、おかずのナスの味噌炒め(好物)をつまみにグビーッと一気飲みしてぷはーっと息をついて、ああ、まるで普通のお父さんみたいでよろしいなあ、とつぶやいたのだった。この一文185文字。
天気が暑苦しいと日記も暑苦しくなるというのが本日の教訓である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」

「文藝春秋」8月号。皇太子、雅子妃への手紙という巻頭特集をみて、こりゃ今月号は外れたな、と思ったところ、他の記事が存外に面白く、こりゃ、当たりだった。"エコ予算/1兆円が食いつぶされる"という記事では、エコ関係の予算がいかにいんちきな使われ方をしていて、なぜこれが大問題にならないのか、不思議に思われた。エコロジーは、だいたいが胡散臭い話である。別の記事で櫻井よしこの対談相手が"砂漠化は温暖化が原因じゃなくて、温暖化すればむしろ植物の生育が早くなるから砂漠化が止まる"と発言したのにはぽんと膝を打って大笑い。そう言えば、赤道の下のツバルという島国が、温暖化による海面上昇で沈みかけていて大変だと大騒ぎになっているが、あれはアメリカ軍が基地を作ったときの工事によって海岸線が地盤沈下しただけなのであった。大笑い。あと文春では"これがガン予防の生活六ヵ条"という記事が期待以上に面白く、オレにしては珍しいことに切り抜いて保存しておくことにしたのであった。


2008.07.13
原稿。
もらいものの日本酒四合瓶を冷蔵庫に入れようとして手が滑り、そのまま右足の親指に急降下直撃させて、うぎゃっと叫んだままひっくり返って悶絶したときのオレの気持ちと痛みを想像してみ。
なんていうことのあった夜であるが、昼には全国で熱中症が出たという暑さの中、物好きにも豊島園まで子供を連れて行ってきたわけだ。
行ってみて、びっくり、園内にはえらい数のコスプレプレーヤーがうろうろしている。
おいおい、セーラームーンやら乱太郎やら、さっぱりわけがわからん。ただ、見ていて非常に不愉快であり、目障りなのは確かである。
どうやら今では豊島園はコスプレの"聖地"とまで呼ばれているようであり、本日もその集会があったらしいのだ。聖地だろうが何だろうが、家族連れの集まる遊園地が何を血迷ってそんなもの誘致しているんだ。
豊島園、不愉快きわまりない。
頭に血が上ったままレストランに入れば、思い切り冷凍のチャーハンがちょこんと載っただけで750円もとりやがる。暴利もいいところだ。
どうせ暴利をとるなら、これならしょうがないとあきらめが付くぐらい豪華な飯を出せっていうのに、貧弱この上なく、まったく呆れ果てた遊園地だ。
プールシーズンの今、ここでは水着のまま乗り物に乗ることができる。
よって、園内にはよく発育したお姉さんたちが面積の少ない水着でうろうろし、肌と布の割合が9対1ぐらいの素晴らしいお姿を披露してくださっている。そのお姿をありがたく拝見しているそのそばを、紫のカツラをかぶったセーラームーンが通り過ぎていくのだから、思わず殴りかかりたくなる。
ともかく豊島園は、もう終わっている。
これが結論だ。
あまりのことにオレは、もう豊島園には来てはならぬ、と家族に命じ、行くなら浦安の富士額ネズミの遊園地にしろ、と断じたのである。
それを受けてヨメ、「だったら早起きして開門前から並ばなきゃ」と一気に燃え上がったので、いや、別にそんなに熱くならんでも、たかが遊園地ごときに、と制したところ「なにを甘いことを言ってるのよ!」と一喝され、お父さんはしゅんとしてしまったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.12
原稿。
いやあ、困った困った。
息子が小学校に行きだしてから我が家の朝が早くなり、おかげで早朝から目がばっちりだ。
その当然の結果として、眠くなるのも早いのである。
10時になるともう眠い眠い。11時ではもう耐えられない。
どうにかすると8時で既に眠くなる。
本日など9時に、さあ、寝よ寝よ、と寝てしまう始末である。9時だよ、9時。
おいおい、今は江戸時代かよ〜。
まあ、エコによろしいというインチキな言い方もできなくはないが、果たしてこの生活パターンがまともな都市型ビジネスマンのものと言えるかどうか、かなり怪しいものである。
はっ、待てよ、練馬の片田舎のお宅ライターという時点で、既に"都市型"でも"ビジネスマン"でもなくなっているのかもしれなかったりして。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.11
取材1、原稿。
久しぶりに朝から突貫作業で原稿と格闘。どっと疲れたがとうとう終わらず、タイムアップで、幼稚園の盆踊り大会に突入だ。
突入って、ちゃんと仕事終わらせてから行けよ、オレ〜。
狭い園庭に300人以上の園児と、それを遙かに上回る大人。盆踊りったって、文字通りの芋洗い大会だ。へろへろ。
遊具が使用禁止なのに、遊びに来ている小学生のガキどもは平気な顔をして登っている。周囲の大人が注意しろよなあ。
どうにもそういうのを黙ってみていられない性分なので、毎年のことながら、何度かガキどもを見上げて、降りろ、と命じる。降りなさい、でもなく、危ないよ、でもなくて、ガキには一言、降りろ、と命令すればいいのだ。
だいたい子供が親に言われることなど、子供にとっては理不尽きわまりない内容なのである。そこに変に言い訳めいたことなど付け加えることはない。理不尽な命令を下せばよろしい。
降りろ、と命じられたガキどもは不満げながらすごすごと遊具から降りる。だが、ガキというのはバカなもので、一瞬前に言われたことをすぐ忘れて、また登ってしまう。かくしてオレもまた理不尽な命令を下すために遊具に歩み寄らねばならないのだった。
んなことするのはオレだけで、他の大人は知らんぷり。ガキがバカなら、大人はタコだ。
いや、傍目にはオレがバカに映っているのかもしれないが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.10
取材1。
小説新潮とかのいわゆる中間小説誌や、あるいは文藝春秋などの総合月刊誌の類の表紙デザインのみっともなさには、いつも困ってしまう。どうしてあんなにもごてごてと、汚いデザインしかできないのだろうなあ。
書店で手に取る意欲も失せてしまうではないか。
そう言えばこれって何かに似ているなあ。えーと、なんだっけ。
で、思い出したのが、そうだ、これは洗濯の洗剤にそっくりじゃないか、ということだった。
洗濯洗剤の箱のデザインって、本当に汚いよねえ。アタックしかり、ニュービーズしかり。どこをどうすれば、あんなに汚いデザインになるのだろう、と不思議に思うほどだ。
だから、ホームセンターで洗剤を買うときは、どれにしよう、どれも手にしたくない、と深く落ち込んで、結局、どれでも一緒と手前にある適当なものをつかんでしまうのだった。
正直、どの洗剤の箱も、家の中には置きたくないデザインである。
ところが、新しい小説誌の「yomyom」が、鮮烈な蛍光色一色でべた塗りという表紙で一気に売れてしまった。洗剤もこのパターンが必要だぞ。
変に自己主張しない、それでいて個性があってセンスのいいデザインの洗剤が出れば、オレは迷わずそれを買う。きっと売れ行きも相当なはずだぞ。
どこか考えてくれないものかなあ。

「新潟日報」「週刊文春」


2008.07.09
取材7。
実家に泊まって、本日も続いて朝から新潟で仕事である。
こういう地方はどこでも共通しているが、ロードサイドのホームセンターやブックセンターは、とにかく広大で品揃えがすごい。都内の店ではとてもたちうちできない。
しかも駐車場もゆったりしていて、前から適当に突っ込んで停めても、ちっとも苦労せずに出せる。
近くにもこういう店があるといいなあと、いつも思うのだった。

「新潟日報」「読売ウィークリー」


2008.07.08
取材1、打ち合わせ1。
はるばる新潟まで行って仕事なのだった。
7月初旬の新潟に行くなんて、何十年ぶりじゃないか? 
田んぼの緑がびっくりするほどきれいだった。うひゃー。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「yomyom」「ビッグコミックオリジナル」「ゴルゴ13」


2008.07.07
「海水浴客が減少している」と朝日新聞。80年代前半氏比べると半減らしい。
レジャーの多様化、紫外線嫌い、などを理由としてあげているけれど、まあ、若年層が大きく減ったからしょうがないだろう。
てゆーか、先日、いさわしと網代への合宿の下見に行った際に意見が一致したことなのだが、要は海水浴場がレジャー施設としてあまりにひどすぎるからではないか。
ぼろぼろの海の家に、高くてマズイ飯。遠くて高い民間の駐車場への強引な客引き。その利権がらみかと疑ってしまうほど、公共駐車場は数少ない。
着替えもトイレも飯も、金と時間使ってなんでこんなみじめな思いをしなくてはならんのだ、という貧弱さだ。
もっときちんと金をかけて整備し、サービス業としてきちんとした商売をすべきである、というのがそのときのいさわしとの一致した意見であった。
まあ、プールだってひどいもので、昨年いった東京さマーランドや西ぶ遊園地では、本当に情けなかったぞ。豊しま園が、多少なりともまだマシ、というレベルであった。
海に話を戻せば、ともかく海水浴はこのまま間違いなく衰退するね。やれやれ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.06
休みになるといつもより早く目覚めるのが、息子である。
早く起きて自分で勝手に遊んでればいいのだが、退屈なのだろう、こちらを起こおこしにくる。今日だって、日曜だというのに6時前に起きて、オレなんか、6時半から将棋に付き合わされたのだ。
朝6時半から将棋だぞ。たまらんぞ。
その将棋について、朝飯後、息子が「はさみしょうぎがやりたい」と言い出した。そういや、あったなあ、はさみ将棋。
でも、ルールは完璧に忘れている。息子にせがまれても、思い出せない。
そこで、しょうがない、お父さんはこれからタイムマシンに乗って昔に戻って、ルールを調べてくるよ、と言い放ち、オレは部屋に入ってネット検索だ。
すると「さはみ将棋」一発で、フリーのはさみ将棋ゲームができるサイトにつながって、しばしゲームを体験。なるほど、単純きわまりないルールだった、ということを思い出し、タイムマシンで調べてきたぞ〜と言いながら戻ったのだった。
まったく日曜の朝から、オレもご苦労なことだわい。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.05
練馬は暑い。内陸だからか、とにかく暑い。
東京の熊谷と言われる所以である。誰も言ってないが、オレが言うからそうなのである。
しかも、梅雨の合間とあって非常に蒸し暑い。じめじめ、どろどろ、うじうじ。まるで陰気な夫婦の陰気な食卓のように、非常に鬱陶しいのであった。
いや、別に我が家の食卓が鬱陶しいわけではありせんので。単なる比喩ですので。
こんなへろへろの天気の中、本日は息子の通う小学校の夏祭りなのであった。
午後遅めの時間から出かけていき、ゲームやら焼きそばやら。ヨメはPTAの仕事で、ゴルフゲームの係なのであった。暑い中、んとにご苦労さんなのだった。
途中で合流の櫻井家と佐伯家。共に第一声が「あぢー」であるのは当然のことだろう。
夕方からは、盆踊り。
しかし「きよしのずんどこ節」っていう選曲、どうにかならんのか。
まったくどんな振り付けなのかもわからず、それでも息子は延々と1時間半も踊り続け、「つかれたけど、たのしかった。たのしかったけど、つかれた」と真っ赤な顔で戻ってきたのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.04
原稿。
真夏日。
夕方、チャイムが鳴った。郵便屋が例のプロ野球のチケットを、書留で届けに来たのだった。
印鑑を持って玄関を出たら、なんと隣のオガワさんが早くもゴザを敷いてちゃぶ台を置き、ビールをのんでいる。ちゃぶ台の上には冷や奴にスルメだ。
傍らのラジカセからは、なぜだか知らないがジェットストリームの音楽がでかい音で流れている。
ご機嫌なオガワさんの様子を見て、郵便屋、思い切りのけぞる。
そしてオレであるが、ついふらふらとご相伴することを決めてしまい、なにしろ暑かったからなあと自分に言い訳しながら、缶ビールを冷蔵庫から取り出して、さっき買ってきたイカの刺身を持ちながら、庭に腰を下ろしてしまったのである。
ああ、やっぱり外で呑むビールはうめえ。
なお、写真はオガワさんのちゃぶ台にちゃっかり座り、晩ご飯を食べている娘である。一応正座しているから、お呼ばれされたつもりらしい。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.07.03
打ち合わせ1。
朝9時に荻窪でいさわしをピックアップして、一路、静岡は熱海市、網代港へと向かった。8月の夏合宿の下見に行ったのである。
オレは幹事であるから行くのが当然だ。しかし、幹事でも何でもないいさわしがなぜ行ったかというと、オレが一人で行くのはイヤだから誰か付き合ってくれ、というただそれだけの迷惑な理由であった。ごめんねえ、いさわし。
網代港、時間が止まっています。港の近くの町は、完全に昭和で、昼間っから漁を終えたじいさんたちが縁台でくつろいでいる。赤ら顔でたくましい体つきの、海の男たちだ。
かっちょえーなあ。
この、のんびりとした昭和の街並みを歩いていると、心もすっかり癒されるのであった。
が、しかし、ここが合宿地として最適かというと、そういう問題はまた別の話であって、いろいろと頭の痛いことが発覚したのであった。

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2008.07.02
取材1。
「駅すぱあと」というソフトがあって、要は電車の路線を調べるソフトだが、こんな程度のことはネット&フリーで十分と思って年間更新料(1万円!)を断った。
ところがネット&フリーでは十分じゃない、やっぱり見慣れたいつもの画面がいい、という結論に達し、年間更新を申し込む決意をしたのである。情けない。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「現代」総合月刊誌で一番面白いと、堂々と広告で見栄を張っておきながら、実はそんなに面白くなかったぞ。
「フォークソング されどわれらが日々」文藝春秋。かつてのフォークシンガーたちが昔を振り返るという、ああ、なんで買ってしまったんだという本。文章はヘタだし、人選は脱力だし。


2008.07.01
「そんなにひまなら、きょうもみにきてよ」という無言の圧力に負けたわけではないが、本日も息子の小学校の授業を見学に行ってきた。学校公開である。
1時間目が国語で2時間目数学、3・4時間目は生活だ。息子は「ぜんぶみて〜」と言うが、冗談じゃない、いくらヒマでも世間の目というものがある。
1時間目の終わりと2時間目の始まりを見れば、国語と算数を見たことになる、授業の半分だ、これでどうだろう、とごまかして、なんとか納得させた。
その2時間目の数学のことである。
先生はいきなりプリントを配り始めて「計算問題ですよ、ちゃんと解くんですよ」と抜き打ちテストだ。中身は1ケタの足し算が20問。2+4とか6+2とかがずらりと並んでいる。
教室の中に「え゛〜っ」と上がる声。だが息子は冷めたものだ。すいすいさらさら〜と問題を解いていき、なんとクラスで一番早く出来上がったのである。
ぱちぱち〜。
文系のお父さんは鼻高々。タクの息子は天才ざます、とふんぞり返る。
「終わった人は、プリントの裏で計算の練習をしてください」という先生の言葉に従って息子は、テストをひっくり返してなにやら書き始めた。自分で問題を考え、そこに答えを書き込み始めたのである。
それを何気なく見たら、げっ、512+512とか2048+2048などという問題を自分で考えては、答えを書いている。げげげっ。2+4とかの1ケタの計算問題の裏にそれかよ。
親でありながら、オレはちょっと本気でたまげたのであった。まあ、学研やら進研ゼミやら、なんだかよくわからないけど、もっと難しい問題をやってるからなあ。もっともオレは家では勉強しろなどと言うこともなく、ただ、生活リズムと飯のことだけは口うるさく言ってるぞ。
早寝早起きでちゃんと三度のご飯を食べ、本を読む習慣を身につけさせれば、あとは学力なんぞ勝手に伸びていくのである。
もっとも息子の場合、さっさとテストができたのはいいのだが、余った時間で答えを見返すということをしなかった。過信によるケアレスミスで100点を逃すタイプだな、こりゃ。
だから、家に帰ってきた息子をつかまえてオレは、こりゃ、ちゃんと答えを見返さなきゃダメじゃないか、うっかりミスしちゃうぞ、と言い聞かせたのである。
そういうオレは、今朝、ネットでプロ野球のチケットを買ったのである。8月15日の試合を人から頼まれていて、その発売開始が今日の10時だったものだから、息子の小学校から帰ってすぐさま「ぴあ」にアクセスし、お目当ての試合に申し込んだのだ。
当然1塁側のS席である。枚数は5枚。
まだ十分に空きがあったので、余裕で5枚ゲットし、クレジットカード決済なのだった。そして、決済のOKをクリックしたまさにその瞬間、あろうことか、申し込んだチケットの日付が「8月15日」ではなくて「8月18日」になっていたことに気づいたのである。が〜ん。
愕然として何度も見返すが、おお、確かに8月18日の切符を5枚も買ってしまったではないか。しかも説明を見れば、決済後は何があってもキャンセルも変更もできないと書いてある。まあ、当然だわな。
パニックになりつつ、なぜこんな失敗をしでかしたのかと考えたら、なんと、試合開始が18時15分であり、「18:15」と表記されたそれをチラッと見て「8月15日」と勘違いして、迷わず申込みのクリックをしてしまったのである。
ああ、ネットの怖さよ。リアル店舗ならこんなことは絶対にないのだ。
おのれのあまりのアホさ加減を思い知らされたオレは、ショックのあまり、膝から崩れ落ち、突っ伏して泣き叫んでしまった。おーいおいおい。
息子に、テストの答えはちゃんと見返すように、ときつく言っておきながら、オレは確認画面をろくに見ることなく、へらへらとクリックしていたのである。
結局、よろけながら本来の8月15日の1塁側S席の切符5枚を買い直したのは言うまでもない。そして、間違って買った8月18日の1塁側S席の切符5枚をどうしたかということは、もう書きたくない。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」「SPA!」コータリのコラムが久しぶりに秀逸。柏市で起きた、祖父が一家を惨殺したという、どんな説明でも納得のできない事件について、背景には向精神薬の存在があるはずと指摘。確かに、大病を患ってトイレ以外はほとんど寝たきりだった老人が、ある朝、突然長さ5mものハンマーを振り回して一気に4人を殺害するというのは、どうこじつけようと説明がつかない。そんな説明の付かないほど強烈な殺人衝動を引き起こすのが、ある種の向精神薬なのだという。今や仮面をかぶった殺人鬼が世に普通の顔をして潜む時代になったということか。


2008.06.30
原稿。
おお、なんということだ、今日で1年の半分が終わってしまったではないか。
毎度のことながら、まったく進歩というものがなかったぞ、この半年。ただ「あっ」という間に過ぎていっただけで、この調子で後半も無為に流れていくだけなのだろう。ああ、無情なり。
本日もヒマな企画事務所である。原稿は昼過ぎでだいたい片付き、後は草むしりにアレンジで過ごした。アレンジは…なかなか気分が乗らない。困ったものである。
そういや、朝、学校公開があったので、息子のクラスを覗いてきた。学校公開というのは、どのクラスでも自由に覗いていいのだ。
このオレが我が子の教室風景を見に行く時代が来たというだけでも驚愕であるな。
息子のクラスは31名。若い女の先生は、このクラスをうまく仕切ってまとめているようであった。いい先生だな。
本気で怒らせるときっととても怖いぞ、という雰囲気を子供にもわかるように伝えていると感じた。なかなかによろしいことである。

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2008.06.29
さーて、最終予選の組み合わせが決まったところで、セルジオ丹後先生の大予想である。
初戦はアウェーでバーレーンか。わははは。しょっぱなからイヤーな予感が漂いますなあ。
とにかく2位狙いで行くしかない日本は、この初戦がカギ。絶対に勝たなければならないのは見えている。ああ、それなのに、日本はこの大事な初戦を引き分けてしまうのであった。うひゃひゃひゃ。
当然、日本中大騒ぎ。サッカー協会もいきなりパニックだ。その頃の会長っていったい誰なんだろう。
続く10月15日は、ウズベキスタン。ホームだし、今度は絶対勝たねばならない。それもできれば大量得点差で。
ああ、それなのにそれなのに、あろうことか、あの青いユニフォームの馬鹿たれどもは、またまた引き分けるのであった。いやー、たまりませんなあ。
当然、国立は暴動。他に楽しみのないサッカーファンが暴れまくります。ついでにガンバとレッズのサポーターもどさくさ紛れで大暴れだあ。役立たずの大久保なんぞ、トマトをぶつけられて大笑いである。ついでに巻も。
相手をUAEに変えれば、なんだかいつか見た光景。うーん、ぞくぞくします。
確実に2連勝を目論んでいたのに、ありえない2引き分け。ここに至ってやっとこさ、岡ちん、クビです。やれやれ、よかったわい。
もっともサッカー協会が替わりの監督を用意しておくほど気がきくわけじゃないから、ここはしょうがなく、オシム・カムバックだ。世論の後押しもあるし。
こうして最終予選2試合目にして早くも日本は崖っぷち。3試合目のアウェーのカタール戦に臨んだである。
このカタール戦、序盤に1点を入れられてその後ずーっと追いかけるもゴールを外しまくって89分まで0-1という、一番疲れるパターン。そして、もはやこれまでと誰もが思った後半ロスタイム、内田の18番のヘッドによるフィードミスが決まって、誰もがあっけにとられるゴールとなり、ようやく1-1に追いついたのであった。
ああ、まるでロペスが乗り移ったようだなあ。
こうして年内に予定されている前半の3試合を3連続引き分けで終了。日本は絶望の淵に立たされたのであった。って、この展開じゃ予選突破は無理か? ならば日本の最終予選は前半で既に終焉を迎えたのであった。
どうだ、この大予想。当たったら大いばりだなあ。

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2008.06.28
入間に大規模なアウトレットができて以来、圏央道が大渋滞らしい。
ええ、そりゃもう、インターを出るだけで2時間もかかるというのだ。マジかよ〜。
その噂を確かめるために、一人、オレは梅雨の晴れ間の湿った空気をぬって、てくてく歩いて行ってきましたとも。歩くったって、ヨメの実家からだが。それでも5、6キロはあったんだが。
いやあ、確かに中はたいへんな人出でした。えらく混んでいて、おいおい、これじゃ昼飯も食えねえよ状態。店もあちこち混んでいた。
肝心の商品はと言えば、おお、確かに安い。安いが、昼飯を我慢してまで買うほどは安くない。
しかもアウトレットだけあって、微妙に商品がむにゃむにゃ。
モンベルとリーガルだけのぞいて断言するのもナンだが、これならネットで買った方がむにゃむにゃ。
どのブランドもけっこうな人だかりがしているのに、なぜかマックスマーラだけ閑散としていたのがおかしかった。マックスマーラ買うような人は、こんな田舎のアウトレットに行列なんてしないということか。わはは。
結局オレは無印良品アウトレットのぬるいウーロン茶100円を1本買っただけで帰ってきた。別にこれも買いたくて買ったのではなくて、喉が渇いたというのに自販機がまったく見あたらなかったからである。

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2008.06.27
午後、ウォーキングで一回り。
いい汗をかいたので、晩飯のおかずに刺身を買うついでに、魚せいでビールをのんでしまう。ああ、明るいうちから飲むビールはうめえ。
いい気持ちになって、刺身の包みをぶら下げながら通称オレンジ公園に向かったら子供らがいたので、一緒に帰る。明るいうちから赤い顔で公園をうろつくお父さんを見て、他のお母さんたちはどう思っただろう。って、なんと可哀想なお母さんと思ったに違いない。わはは。
子供らと一緒に家に帰ったら、隣のオガワさんが庭先で焼酎を飲んでいる。今日の現場は松戸の先で、えらく遠かったらしく「もうあんなところに行きたくねえよ」といいながら焼酎をあおっている。
ふとオレの手元を見れば、買ってきたばかりの刺身。
そうそいや今日、ネットで頼んでおいた大吟醸・常山が届いて冷蔵庫の中で冷えているじゃありませんか。
早速ヨメに命じ、庭先のテーブルに刺身とカツとお新香を並べさせ、届いたばかりの大吟醸の封を切ったのだった。
その様子を見た通りがかりの人たちは、なんて可哀想なお母さんと思ったに違いない。

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2008.06.26
原稿。
必要な本があったので、朝イチで池袋のリブロに行った。開店10時。
向かい側のジュンク堂もそうだけど、このリブロもレジは各フロアにはなくて、1階か地下1階でまとめてする形式になっている。
だもんで、異なるフロアの本を買うときは、何冊も本を手にして違うフロアに移動することになる。最初の頃はこれに慣れなくて、ちょっとどぎまぎしたものだった。
さらにリブロ本店の場合、広くてコーナーがあちこちに散らばり、百貨店内の普通の通路を通って行かなくてはならないから、未精算の本を両手に抱えたまま店を出て通路をうろつくという、一歩間違えたら万引き確信犯のような状態になる。
気弱なオレなど、万引きに間違われないかと、けっこうドキドキするのだった。
ちなみにリブロで何気なく掃除中の店員に、白書はどこですかとたずねたら「たいていのものは1階にありますが、どういう白書をお探しですか」と聞いてきたので、厚生労働省の白書を探しているんですが、と答えたら「それでしたら4階のカウンターの右側に置いてあります」と迷わず教えてくれたので、ちょっとびっくりした。
いい書店である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」最近の文春はつまらんなあ。「食と暮らしの安全」こちらもつまらんなあ。
「扇野」山本周五カ・新潮文庫。男女の愛をテーマにした小説集。いやあ、堪能したぞ。9編の小説、どれもがうーんと唸らされるできばえで、感動ものである。特に「滝口」という話は見事で、女の深い業のようなものを描きながら、最初はどうしようもない人間に思えた男が次第に純愛に生きる美しい人間へと印象が変わり、しかも、話の進行と共にいつしか主人公も入れ替わってしまうという、凄まじい作品であった。山本周五カ、恐るべし。
「ウェスト・コースト・サウンド」レコード・コレクターズ増刊。カーペンターズの特集が読みたくて購入。リアルタイムでカーペンターズを聴いていた世代であるが、あの頃はそのすごさがわからなかった。歌謡曲と変わらないじゃないか、と思っていたのである。ついでに言えば、歌謡曲というのはロックやフォークに比べて一段低い音楽と思っていたのである。しかし今になって、カレン・カーペンターのボーカルのすごさ、リチャード・カーペンターのアレンジの素晴らしさがわかる。ほんと、エバー・グリーンの一言に尽きるんだよねえ。YouTubeにはカーペンターズのライブ映像がアップされているけれど、それを見ると、カレン・カーペンターのピッチがまさにパーフェクトであることにびっくりさせられるぞ。
「ラクをしないと成果は出ない」日垣隆・大和書房。体言止めが多いなど、いつもの著者の作品に比べてずいぶん文章が粗いなあと思ったら、なんと、語りおろしであった。うーん、やっぱりそういうところには出ちゃうんじゃないかなあ。後書きで"やれるものならやってみなよ"とは書いてあるけれど。
「DTM for Super Beginners」高井竜郎・BNN。超初心者のためのDTM、という本か。時々仕事で音楽やってるくせに、中身はビギナーのまんまというのが、ねりま丹後湯のオレである。なのでこういう本もきちんと読んでおくのだ。予想以上に丁寧なつくりの内容であった。ただ、実際に役立つかと言えば、網羅的である分、中途半端なところも多くあった。


2008.06.25
打ち合わせ1。
連日の副都心線ネタである。
本日も渋谷の地下深く潜って、副都心線で帰ってきた。半蔵門線からの乗り換えである。
半蔵門線を降りて案内板に従って副都心線を目指したら、途端に周囲の人が少なくなって、通路はガラガラ。案内係の姿だけがやたらと目立ったのだった。
6時半というラッシュの時間帯なのに、乗り込んだ飯能行き急行は例によってガラガラ。当然、ゆったりと座れた。急行なのに。帰宅の時間帯なのに。渋谷なのに。
発車間際に駆け込みで乗った人数名が立っている程度の混み具合である。
いやあ、快適ですなあ、副都心線。いつまでもこんなにガラガラでいて欲しいものである。
さて、話題は変わって隣の畑問題だ。
我が家の隣には広大な畑が広がっている。畑とはいってもほとんど放ったらかしの空き地状態というのが、現実なのだが。
空き地なら空き地でそのままにしておいてくれれば雑草が生い茂って土埃も飛ばなくなろうに、それでは生産緑地の指定を受けている手前、格好が付かないためか、地主の農家は時々思い出したように草を刈ったり、農薬をまいたりするのである。
実際、洗濯物を干している身としては、隣で農薬なんぞまかれるとたまったもんじゃないのだ。
だから農薬をまきそうな気配がすると、大慌てで洗濯物を取り込むのであった。
本日もそうで、朝から農機具が広げられており、イヤな予感がしていた。洗濯物を干したものの、常に窓の外をチェックし、いつ農薬攻撃が始まるかもしれぬという緊張感たっぷりの一日を過ごしたのである。
幸いにも昼過ぎには洗濯物を取り込むことができ、夕方になってから農薬攻撃が始まったのだ。まったくはた迷惑な話なのである。
洗濯と言えば、息子が小学校へ行き始めた4月から、我が家の朝は今までより1時間早くなり、6時起床である。朝食は7時。
だもんで、朝食前の7時には洗濯と掃除がすっかり終わっているという状態だ。いやあ、朝早いと時間が有効に使えて嬉しいなあ。
そういや、本日、夜7時過ぎに石神井公園駅に着いた副都心線を降りて隣のホームを見たら、上り電車に乗って帰宅途中の幼稚園の先生2名を発見した。
2人ともおしゃべりに夢中でこっちには気づかず、その姿を見れば気楽なジーンズ姿のよく似合うごく普通の若い娘さんたちであった。
今頃帰りということは、家について8時過ぎか。うーむ、幼稚園の出勤時間って朝7時だから、ほぼ12時間労働。偉いなあ、んとに。
心から尊敬してしまうのだ。オレの社会人1年生の時の情けなさ、バカさかげんを思えば、本当に頭が下がる思いである。
時々、広告業界では「オレら、夜遅いから、出てくるのは昼頃なんスよね−」とほざくバカがいる。そういうバカはだいたい室内でも帽子をかぶってたりする。
夜遅いたって、朝も遅ければ同じだろうが。そんな計算もできないところがバカのバカたる所以であって、おのれのスタンスが完全に顧客志向ではなくて自分志向であることにも気づいていないのだろう。
そんなことを思いつつ、池袋に向かって駅を出発した電車を、ホームの跨線橋から見送ったのだった。

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2008.06.24
高校のクラス会の通知が届いた。
クラス会なんてもう10年以上行ってないなあ。はがきには「みんな50歳を超えて」とあるが、そうか、10代の多感な時期を共に過ごしたあの連中が、一斉に50歳になってしまったのか。
そう思うと感慨深いものがあるけれど、今年は都合があって欠席。ごめんねえ。
と、「不参加」に○を付けて出そうと思ったら、あれれれれ、往復はがきの返信面に案内文が載っていて、往信面に参加・不参加の○をつけるようになっている。
わははは、要は往信面と返信面の印刷を間違えて、そのまま気がつかずに出してしまったのだろう。人数分。
まったく「50歳を超えて」と書いておきながら、50にもなってこの不始末ぶり。
大笑いで、どれどれどいつがこんな間違いをしたのだろうと見たら、ああ、なんだ、畳屋のトキタじゃねえか。一瞬にして17歳の頃のトキタの色黒の馬面が浮かんできて、あのやろならこんな間違いもやりかねねえな、と一人でニヤニヤしてしまった。
先物取引に手を出して追い詰められて自殺したものがいれば、かつてのクラス会でぼそっと「みんなに会うのはこれが最後だ」とつぶやいて、その2年後に事業失敗の責任を取って自殺したものもいる。この2人をのぞいた残りの連中は、みんな元気なんだろうか。
いずれまた会う機会もあるだろうから、元気でやってくれい。
そんなことを思いながら副都心線に乗ったら、なんとガラガラであった。
久しぶりに新宿の「すがわら」に行ったのであるが、最寄りの東新宿駅まで、オレの石神井公園駅から乗り換えナシで行けるようになった。たいへんに便利である。
なにしろ、池袋のあの発狂的な乗り換えをしなくて済むのだから。
しかも、同じく都心方面へ行くのに池袋で乗り換えなくて済む有楽町線が常時たいへんな混雑ぶりであるのに対し、副都心線てばガラガラでやんの。
「すがわら」へ行くときは反対方向だから空いてて当たり前だけど、帰りのラッシュの時間帯でも、東新宿から余裕で座れるというのはどういうわけだ。ああ、ありがたや。
おかげでいい気持ちで寝てしまい、すんでのところで寝過ごしてしまうところだったわい。恐ろしや、副都心線。いや、ちっとも恐ろしくないか。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.06.23
取材1、原稿。
毎夜のようにヨメが読み聞かせしたおかげか、息子は大の本好きに育った。
将棋の入門書を手にすればいつの間にかまるまる通して黙読してしまうし、毎週「かがくる」という学習雑誌を自分で買っては、声も立てずに一心不乱に読みふけっている。
その息子に、オレは「お父さんが子どもの頃に夢中で読んだのはシートン動物記という本だった」と教えたら、俄然興味を持った。そこで、一緒に本屋に行ったときに、書棚でそれを見つけ、息子は買い求めたのである。
小学校高学年向けの本であるが、息子はその一冊を手に一心不乱に読んでいる。さすがに手強いらしく、なかなかページは前に進まない。
オレが胸躍らせて読んだ動物たちの冒険譚は、世代を超えても人の心に届くのだろうか。そういうエバーグリーンな物語というのは、貴重である。
ウチの子供ももちろんテレビを見るが、やっぱり本を読む時間は大事にしたいなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」


2008.06.22
一昨日の読売新聞夕刊(だっけ?)にも出ていたが、最近面白いのがNHK教育テレビで朝7時やってる「シャキーン!」という番組である。
12歳のラップ少女・小島あやめが、ジュモクという名前の木と一緒にMCを務めており、小気味いいテンポで次から次へとクイズやら紹介されるのだ。
我が家の子どもたちが大好きなのはもちろん、大人もつい見入ってしまうのであった。
この「シャキーン!」に使われている音楽が、全体にけっこうセンスいいなと思っていたら、6月になって始まった「みずのたび」という歌に完全にノックアウト。これが涙が出るくらいにいい歌なのよ、朝っぱらから。
誰がつくったんだと思ってサイトを見てみたら、サキタはヂメという音楽家である。誰だこれ。
こんな時に便利なのがYouTubeで、早速検索。すると、おお、ライブ映像が見つかった。
なんと、このサキタハぢメという人、のこぎり奏者として世界的に有名な人なんだと。
なななな、なんですか、のこぎり奏者って。はい、お答えしましょう。言葉通り、のこぎりを演奏する人です。
YouTubeのライブを見てのけぞったのだが、本当にのこぎりを弓でひいて音を出している。うひゃー、びっくり。
しかもその音が倍音たっぷりで、なんとも心地よいのである。ヒーリングだなあ。
さっそく、アマゾンでCDを注文。本日届いたので、ざっと聴いてみた次第だ。
基本的にきれいな音に落ち着いた雰囲気で、なかなかにグッド。ただしアレンジが今一歩か二歩か三歩。余計な音が多すぎるのよ。
もうちょっと音を間引きして、ゆったりしたアレンジにして欲しかったなあ。そのあたりは次回作に期待である。
というわけで、明日も「シャキーン!」が楽しみだ。月曜日のオープニングは、声クササイズだぞう。
などと書いてるうちに対バーレーン戦が終了だ。
いやあ、驚きましたな、バーレーンの弱さに。そのバーレーンにタメの試合だったのですから、日本の弱さに世界中が驚いていることでしょう。
オレも驚いた。
別に勝つ必要はまったくなかったので、新しい可能性を見せてくれればよかったんだけど、新しい収穫は何もないくせに結果的に勝ってしまって、要は最悪の結果じゃ。わはは。
最後のへなちょこゴールで自分の手柄のように喜んでいる、あの背の高いフォワードはもう使うな、岡ちん。ついでに君も使うな。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ミュージックマガジン」こんな雑誌、何年ぶりで買っただろう。"CDはどこへ行く"という特集にひかれてレジに持って行ったのだった。実際、深い問題だよなあ、パッケージとして残るか、配信になってしまうのか、という問題は。オレはCDというパッケージは好きであるが、しかし、音楽的なクオリティからすれば16bit/44.1kHzという品質はやはり問題がある。以前、ソニーの銀座ショールームでSACDを聴いた際、あまりの音質に背中を汗が流れるほど驚いたのだが、データ配信であれば確かに24bit96kHzという高音質も可能なわけだ。"CDで聴くよりパソコンで聴いたほうが音がいい"という言葉の意味には、一部、これも含まれている。そうした問題も含めて、パッケージか、配信かという問題は、どうにも決着はつかないように思う。


2008.06.21
ヒマとはいえ、土曜日なのだから堂々と休んでいいのだ。えっへん。
しかも本日は夏至。一年で一番日の長い日である。最高なのである。この日から季節は陽から陰へ転じるのである。
ああ、それなのに、雨なのである。であるばかりなのである。
しょうがない、雨でも遊べるところとなると、田無の多摩六都科学館か、青山の「こどもの城」だ。
どっちがいいかと娘にきいたら「おんがくがいい」というので、「こどもの城」に行くことにしたのだった。
3年ぶりぐらいか、こどもの城。
前回は思ったほど面白くなかった印象があったが、今回はそれなりに楽しめた。さほど混んでなく、それほど空いてもなく、ほどよい賑わいでもあったし。
ミニコンサートでは娘は最前列でボンボンを振って大はしゃぎ。息子は工作教室にいって、自分一人で申込み、指導員の指示に従って工作をやってた。
一日遊んで大人500円の子ども400円。さすが、公共施設だけあって、格安だ。
問題は駐車料金がバカ高いのと、レストランがバカまずいことだ。
駐車場は30分300円で、まあ、周辺の価格を思えば仕方ないところだろうが、施設利用者には割引があってもよかろう。レストランと、ええーっ、この味でこの値段かよ〜と、思わず寝込んでしまったようなカツ定食だった。
結論。安くて一日遊べるのだから、自転車に乗って弁当持参で行くのがよろしい。
つーことは、つまり地元以外は行ってはならぬということか。うぬぬ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.06.20
そろそろ新しいCDづくりでも始めるか。
と思いつつも、なかなかモチベーションが上がらず、モチベーションてほどでもないのだが、どうにも手が進まない丹後湯なのであった。
それにしても、ヒマだと眠いのはどうしたわけだろう。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「美味しんぼ」


2008.06.19
ヒマだもんで、子どもを幼稚園へ連れて行ってから、庭仕事だ。
猫の額どころかブタの尻尾ほどしかない庭であっても、ほったらかしだったから雑草が茂って、荒れ放題。長靴、長ズボン、長袖に着替え、頭には手ぬぐいをまいて、えいやっと庭に出て、草むしりだ。
梅雨の合間、湿気をたっぷり含んだ空気が身体にまとわりつく。暑い。しゃがんで草むしりなので、腰も痛い。あー、いい運動だ。
一段落したところで、ナスとキュウリの苗を植える。
続けて、朝顔とひまわりとコスモスの種を蒔いて、フラワーガーデン計画を実行に移す。
無計画にばらまいたから、こいつらが全部芽を出し花を咲かせたら、えらいことになるのだった。
それにしても暑かった。終わったらぐったり。汗を洗い流すために、オレはシャワーを浴びたのだった。
*
そのシャワーを浴びていたとき、ピンポーンとチャイムが鳴った。
ありがちなパターンである。起きて欲しくないことは、最悪のタイミングで起きるものだ。マーフィーの法則か。
ともかくオレは、慌ててシャワーを止め、バスタオルで身体を拭いた。と、タイミングよくそこに帰ってきたのが、外出していたヨメで、彼女が宅急便を受け取って事態は無事に収まった次第。
最悪の事態は、最善の方法で回避されたのだった。
その宅急便の中身はというと、アマゾンから届いた原田知世のCDが2枚。
そうである、あの原田知世、時をかける少女だった原田知世のCDが、えらく評判いいのである。どれどれと、とりあえずベストと25周年記念(そんなにたったのか!)の2枚を買ったのだ。
ベストは、えーと、ちょっと落ち着かないなあ。適当に流す。
もう一枚の「Music&Me」というアルバムは、これはなかなかよいぞ。全体にボサノバで、なんというか、春、3月のぽかぽかとした土手の空気の雰囲気なのだ。
アレンジが絶品。とても心地よく、美しく、ホッとする。
そして原田知世のボーカルも、へー、うまいねえ、ホッとするねえ。「時をかける少女」もセルフカバーしていて、ボサノバのなんともいい味の仕上がりだ。YouTubeで聴けます、このライブ。
ちょっとボーカルが前に出すぎている感じのするミックスは、個人的には好みではないが、それを別にすればとても良質なアダルトミュージックである。なかなかよいど、原田知世。
*
庭仕事で疲れた身体を原田知世で癒した後、えいやっと気を取り直して、昨日届いていたもう一つの宅急便の箱を開けた。
なんでもネットで買うようになったから、毎日いろんなものが届くのである。ヨメは、1500円で浴衣を買ってたし。
こっちの箱の中身は、オレが使っている音楽製作ソフト「Cubase」のアップデートである。
今時、アップデータならネット配信が当然だろうが、ここはかたくなにパッケージで届けてくる。その姿勢は、わりと好きだぞ、ヤマハ。
Cubase3を4にアップデート。ソフト音源などが不要なので、選んだのはCubaseStudio4というミドルエンド版だ。
そして、この手の音楽関連ソフトというのはとことん不親切でわかりにくく作られていて、アップデートするだけでも大騒ぎであり、必死の思いでアップデートを終えても、まず100%間違いなく音が出なかったりと、設定に必ずトラブるのである。
だもんで、気合いを入れて"よしっ"と取り組めるときでないと、パッケージを開く気がしないのだった。
まあ、今日はヒマだし、やらねばならない音楽仕事は昨日収録が済んだから、ここで音が出なくなってもたいして困ることにはならない。
そういうわけでなんとかアップデート作業を終えたら、案の定、やっぱり音が出ない。わははは。
あーでもない、こーでもないと、長い時間あちこちいじりまわして、どうにかこうにか音が出るようになった。ふう、やれやれ。
ソフトのアップデートでこの有様だから、ヤマハの新しい音源に入れ替えるのも、なかなか踏ん切りがつかない。Cubaseでの作業が落ち着いてきたら、ぼちぼち入れ替えるか。
そう思いつつ、そういえば昼に国民健康保険料が決まったから払えという通知が来ていたことを思いだし、その金額のあまりの高さに熱中症のようなめまいを覚えたことを思えば、新しい音源を買うのも、もうちょっと稼いでからにしようか、という気になったのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「SPA!」


2008.06.18
原稿。
本日は夜、レコーディングである。いつもの学けん様の幼児教育雑誌のお仕事である。
録音は2曲。「モーモーファミリーものまねショー」と「おならがプップー」だ。なんとも愉快な(笑)。
一曲目、「モーモーファミリー」は作詞・作曲のクロス先生がボーカルである。
先生、ずいぶん歌いこんできたなあ。昨年よりずいぶん上手くなってきて、陽気なお父さんの感じで歌ってね、というこちらのリクエストにばっちり応えてくれたのであった。
続いて二曲目「おならがプップー」は作曲もオレである。ボーカルは、篠笛奏者のことちゃんだ。
どういう歌かというと、おならがプップーってタイトルのまんま、イモを食ったらおならが出たよ、プップー、という空っぽな歌である。それを、うら若き乙女のことちゃんに、申し訳ない、歌わせてしまったのだ。
ことちゃんは篠笛奏者として独自の活動を続け、着々と世に出てきている。5月25日の日記にも書いたように、オレもそのライブを時々見に行っている。
ファンも増えて、今注目のミュージシャンなのだ。
そのことちゃんに、おならがプップー(笑)。すまねえだ。
出来はというと、なかなかのもので、ことちゃん、ボーカリストとしてもやってけるよ〜。
「ねりま丹後湯」のページに関係者に内緒でアップしたので、ぜひお聴きくださいまし。見つかったら速攻削除だ。って、作曲はオレだから大丈夫だろう。宣伝だって言えばいいんだし。
エンジニアは、いつものようにイイジマ氏。うーむ、いつもながらさすがの職人仕事。勉強させていただきました。
そうそう、中目黒のスタジオに行くのに初めて副都心線に乗ってみた。おれんちの石神井公園から渋谷まで、たまたま快速に乗れたためか、えらく楽ちんであった。
なにしろ池袋の乗り換えは発狂ものだからねえ。あれがないだけでも、こんなに快適とは、びっくりだ。
もっとびっくりなのが、ガラガラだったこと。行くときは反対方向だから空いているのだろうと思ったけれど、帰りの終電間際の時間帯も、渋谷から座って帰れたよ〜。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「G-SPIRITS」最高に面白いプロレス雑誌。今号は、ヒロ斉藤のインタビューが傑出である。素晴らしい目の付け所だなあ。編集センスの勝利である。


2008.06.17
原稿。
名古屋の「山ちゃん」で手羽先ばかり食っているというカナウチおじさんからメールがあった。時計についてであった。
特に内容は秘すが、要は時計は大切だ、という意図のようであった。
それに触発されたわけではもちろんないのだが、とうとうオレも買ってしまった、新しい時計を。そう、スイスの国鉄のオフィシャル時計、モンディーンの腕時計である。
長い逡巡の末、ついに買ったといっても、なーに、コマちゃん時計の半分もしないし、ゴトー氏の時計に至ってはその100分の1の値段だ。
だが、オレは満足だ。なにしろ長い間欲しかった時計なのだから。
さっそく届いた時計を手にすると(アマゾンで買ったのだ)、おお、なんともいえず、いかにもドイツ職人らしい精緻なつくり(ってスイスじゃなかったっけ)。
腕にはめては、ニコニコとご満悦のお父さんなのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」「週刊ポスト」現代だったかポストだったか、忘れたけど、秋葉原事件について久しぶりにまともなことが書いてあった。


2008.06.16
取材2。
カメラマンのタカハシ氏が「こわかったよ〜、地震」と涙目で訴える。
そうである、あの岩手の大地震の日に、花巻に泊まっていたのである。
恐ろしい地鳴りがしたと思ったら、ホテルが信じられないくらい、揺れたらしい。
新幹線が運休だったので、帰りはレンタカーで東京まで行こうと考えたそうだが、バカ高かったので、別のホテルにもう一泊してから帰ったそうだ。
いずれにせよ、地震は怖い。当たり前か。

「朝日新聞」「日刊スポーツ」
「AERA」25歳にもなって、父親が悪い、母親が悪い、小学校時代はよかった、ネットで無視される、と口にする。かと思えば、まだ25歳なのに、彼女がいない、将来が暗い、と嘆く。秋葉原や派遣など、現代的なキーワードが目を引くが、決して世代論的な背景があるわけではなくて、単に後先考えないバカが逆ギレしただけのことだ。そういう事件をAERAは、この雑誌にしては比較的まともにとらえていたような気がする。それにしてもさあ、25歳の男の犯罪に、無理矢理両親を引っ張り出して謝罪を求めるマスコミってさあ。ところで、ナイフに規制をかけるというなら、トラックにも規制が必要ではないのか?(笑)
「うしろ姿」志水辰夫・文春文庫。50代から60代の男を主人公にした、人生の無常ばかりを描いた作品集。徹底的に暗くて、徹底的に救いのない物語ばかりで、なるほど、人生のうしろ姿ばかりだわい。浅田次郎を暗く暗くした物語を、けれんを徹底的に排した文章で描いている。興味深いのは後書きで、今の時代、いかに小説家が無力なのかを嘆いている。しばし共感。


2008.06.15
取材1、原稿。
午後3時50分の東京発「のぞみ」に乗って、新大阪へ。
でんがなまんがなで取材をして、次は静岡。夜の10時半に「ひかり」で静岡に到着だ。
飯にしようと、静岡の夜を徘徊。念のため言うが、日曜の夜である。地方は早いのである。
と、なにやら旨そうな雰囲気の店を発見。近寄る。
だが、オレの本能の奥深いところが警報を発する。けして入るな、と。
その店を見ているうちに遠い記憶がよみがえってきた。
あれは2004年。今から4年前の夏、6月19日だ。
オレは確かにこの店に一度入っている。そして、えらい目に遭っている。
その証拠がこれだ、「泥酔日記2004」。
そのままここにコピペしよう。
***
次の店は、いかにも「おぬし、なかなかやるな」という店構えの「ますおか」という店。5時を過ぎてのれんが出てきたところで、こりゃあ刺身が旨そうだ、と期待に胸を膨らませて突入したのだった。
んが、大失敗。おおはずれ。場末のさらに場末にあるようなスナックもどきの店内に、板前が一人。カウンターに座った我々は素早く目配せし、ビール一本で切り上げることで話を決めたのだった。ところが「ますおか」のバカ野郎は、頼みもしないのにビールの栓を2本も抜きやがった。お前は歌舞伎町のぼったくりか。
しかも、数日前から生シラス食いたい病にかかっていた親分が、黒板のメニューを見て狂喜して生シラスを頼んだところ「今日は台風で荒れていて、市場にないのよ」との答え。
まったく徹底的に使えない店であった。カツオの刺身だけ頼んで、おあいそ。5000円。
****
ああ、こういう日記をつけていて便利だなあ。よかったなあ、としみじみ思った静岡の夜であった。
では、どうしたかというと、このバカ店の向かいにあった「海ぼうず本店」に突入。おでんが名物というので、夏に熱いおでんをはふはふ言って食ったのだった。
何もない深夜に開いていてありがたかったので文句を言うつもりはないが、全体にちょっと塩がききすぎていたぞ。あと、ほっけは失格。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「重力ピエロ」伊坂幸太郎・新潮文庫。この著者の最新作「ゴールデンスランバー」にある"雅春、ちゃっちゃと逃げろ"というセリフは、日本の小説史上、まれに見る感動的な名台詞だと思う。それと同様、この重力ピエロの"他人のくせに親父面すんじゃねえ"も、この場面のこのタイミングでこの男が言うのか、という衝撃に満ちていた、涙なしには読めない名台詞だった。父と子の切なくなる物語。ご一読を。
「メタボの罠」大櫛陽一・角川SS新書。1時間ほどで読んでしまった新書であるが、なるほど、かなり深い内容であった。そもそもは本屋で何気なく手にとって"どうせよくあるお手軽な健康本だろう"と思ってページをめくったところ、ハッとするような深い内容が書かれてあると気づいてあわててレジに持って行った次第。その見立て通り、メタボリックシンドロームキャンペーンの裏にある黒い陰謀が、実名で告発されていた。さらに生活習慣病の真実についても、かなり深い内容で書かれている。あの近藤誠の著書と合わせて読むと、長生きできることは間違いない。いや、ほんと。1時間で読んだ本であるが、これからその何倍もかけて読み返すことになるだろう。コレステロールや血圧や、そんなものが気になる筆はご一読を。


2008.06.14
原稿。
だいぶ改善されてきたが、それでも幼稚園児の娘にはまだカキクケコとダヂヅデドの区別がつかないことがあるらしく、マグロは「マグド」、おつかれさまは「おつかデさま」になるのであった。
かわいらしいものである。
その娘と一緒に、本日の昼はみんなで回転寿司。
息子は最近、かんぴょう巻きがお気に入りで、すぐさまかんぴょう巻きを注文してはにこにこと食っている。小学校1年生にしては渋すぎないか?
娘はというと、マグロが大好物で、本日は初めて自分で「マグドください」と大きな声で注文したのだった。
応えて板前、「あいよっ」と、わさび抜きで小さくカットしたマグロを、お花の形に並べてくれたのである。やるねえ、銚子丸。
もちろん娘は大喜びだ。
ちなみに娘の名前には「花」という漢字を使っている。
だからきっとお花の形にしてくれたんだよ〜、よかったね〜、と娘に言ったら「しらないから、そんなわけないよ」と返されてしまった。うぬぬぬ、こしゃくな。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.06.13
原稿。
コマガタくんが新しい腕時計を買った。その向かいに座ったゴトー氏は、なんたらミュラーという3桁の値段の腕時計をしていた。
なのにオレはビッグカメラで買った1万円のアルバ。
どの時計も同じ時間を指しているというのに、明らかに見た目が違うのはなぜだ。
しばらく前からスイスの国鉄で使用されているモンディーンというブランドの時計を買おうかどうしようか本気で悩んでいたのに、それだって2万なんぼ。
うーむ、いい年をしたオレなのだから、もっとちゃんとした腕時計をすべきなのだろうか。音源に加え、買い物の悩みは広がるばかり。
さらにオレを悩ませるのが、21世紀の新しい楽器、TENORI-ONだ。
テノリオン、と読む。つくったのはヤマハ。値段は12万なんぼ。はっきり言って驚愕の楽器、いやオモチャだ。
数年がかりで開発されたこの楽器は、シンセサイザーの一種であるが、今までになかったまったく新しいインターフェースが特徴である。名前からも類推されるように、テルミンに近いニュアンスだ。
ひとたびこれを見てしまったら、ああ、欲しい欲しい、どうしても欲しい病にかかってしまったのである。オレ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」


2008.06.12
取材2、原稿。
ヤマハから新しい音源が出た。
定価16万なんぼ。安売りで14万2000円。
た、た、高え〜。
全身、脂汗である。
先日、目の玉の飛び出るような住民税を郵便局でまとめて支払い、あまりのショックにしばらく布団をかぶって寝込んでしまった身である。どこにそんなカネがあるというのか。税務署にあるのか。
しかし、商売で使うとあればなあ。
ソフトは新しいバージョンに惑わされることなく、自分の使いやすいものを使いこなせばいいのだが、音源だけは出音を直接左右するだけになあ。うーむうーむ。
ねりま丹後湯の亭主としては、今はひたすら腕組みして脂汗を流すのみだ。
うーむうーむ、出音だからなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」文春、最近つまらん。一部のおかしな新入社員の言動をとらえて、近頃の若者は、と断じるようなゴミ記事でページを埋めるとは、こいつは週刊現代か女性自身か。


2008.06.11
取材1、原稿。
一昨日の夜、1年生の息子が「あしたはテレビをみないんだよ」と言う。
そうだ、思い出した、学校のお手紙に「毎月10日はノーテレビデー、ノーゲームデーです」と確かに書いてあった。
その約束を守って、昨日は一度もテレビを見なかった。当初は「いやー、みたいー」と泣きわめいていた娘も、すぐに事態を受け入れて、テレビがないならないで気ままに過ごしていたのだった。
小学校のローカルルールを、幼稚園の娘が強いられるというのも、理不尽ではあるのだが(笑)。
ちなみに我が家にはゲームはないので「ノーゲーム」は関係なし。もともとオレはあんまりテレビを見ないから平気だったが、それでも朝は時計がわりにつけているので、ちょっと落ち着かなかった。
大人が困るのは何だろう。今ならやっぱり「ノー携帯デー」かな。あとは「ノーネットデー」も、禁断症状の人が出るかもしれない。
ところで息子の通っていた小学校では、ノーテレビデーの日の給食が「練馬スパゲティ」だった。
わはは、なんだそれ、練馬スパゲティって。
想像の通り、練馬大根のおろしたやつをかけたスパゲティだそうである。うわー、食ってみたい、いや、見てみたい。
辛いんじゃないか? と聞いたら、「からくなかったよ」と息子。案外に旨く、好評だったようである。
息子の小学校の給食は、国内産地にこだわった食材を使って、学内で調理している。それだけでなく、このように地場の産物を使って食べやすいメニューを考案し、子どもたちに食べてもらおうというのは、素晴らしいことだと思う。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」
「青べか物語」山本周五カ・新潮文庫。連作短編集なのに、読み終わるのに時間がかかったなあ。今はディズニーランドが大きな顔をしている浦安のあたり、かつては葦の茂る広大な沼地で、"沖の百万坪"と呼ばれていたらしい。この魅惑的な呼称の場所を舞台に、昭和初期の庶民の暮らしを描いたのがこの作品だ。描かれるのは狡猾で下品で卑猥でろくでなしの人間ばかり。それがどうにも魅力的に見えてしまうのは、やはりとんでもない筆力によるものだ。なんとも人間くさく、素晴らしい物語である。しかし、こんな凡庸な間奏しか書けないオレは、やっぱりアホだなあ。


2008.06.10
原稿。
アマゾンから、笹川美和のアルバムが届いたので聴く。
誰じゃ? 笹川美和。
お答えしましょう、私の生まれた故郷の隣町出身のシンガーソングライターです。エイベックス所属で数年活躍した後、「自分のペースでやりたい」と契約を解消し、地元でインディーとして音楽活動している女性アーティストです。
などと、さも以前から知っていたかのような書きぶりだが、そんなことはまったくなくて、つい先日、地元の新聞「新潟日報」にインタビューが載っていて、へえ、こんなミュージシャンがいたんだ、同郷のよしみでいっぺん聴いてみるべえ、と思った次第。
最近インディーズから出した新作もよさそうだが、新潟限定でシングル2000枚しか販売されなかった「紫雲寺」という曲が収録されたアルバム「夜明け」をとりあえずのファースト・チョイスとしてみた。
「紫雲寺」と書いて「しうんじ」と読みます。こういう名前の歌があるのです。
というだけで、我が故郷出身の丹後一族は「おお〜っ」とどよめくと思うのだけれど、「紫雲寺」と聞くと蒼い松林の浜辺と夏の日本海が頭に浮かんでくるのである。この一曲を聴くだけでもCDの価値があると思ったのだ。
おおたか・しずるとか、夏川りみとか、あのあたりの女性ボーカリストに近い世界観を持っている人みたいだね。この人。
基本的に暗いです。そこに、絶妙に和のテイストと、さらに、おお、なんということだ、アイルランドのケルトの匂いをミックスしたような歌世界である。アレンジは職人芸だな。拍手。
ボーカルもなかなかのものです。新潟の、あの田舎からこういうボーカルのできる人が出たんだということに、まず驚いてしまった。拍手。
それにしてもいい歌です、「紫雲寺」。"さあ行こう 粟島と佐渡島 見える防波堤の上へ"というフレーズはたまらんなあ。
地元の夏祭りのお囃子が、うすーくノイズのように漂っています。それに載せて、穏やかなメロディーが流れてきます。
なんとも美しい歌、美しい声だ。じわーっと染み入る歌だなあ。
夜、冷たい日本酒と旨い刺身でほどよく酔ったあとに、深く腰掛けてゆったりと聴くといいだろうなあ。
などと、偉そうに書いてはいるが、実はけっこう知られた人だったりするの? オレだけ知らなくて、今さらだったりして。う、あ、あ、ありえるかも(恥)。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.06.09
原稿。
潮見に行ったので、ついでに例のマンションを見学しようと立ち寄る。今や警官の姿もなく、最上階のブルーシートもなく、何事もなかったかのような穏やかさだった。
続いて、近くまで来たんだからと秋葉原によろうかと思ったが、さすがにまだ生々しく、冷やかしで立ち寄るのは悪趣味だろうと自制する。
それにしてもなんであんな驚愕の事件が起きたのだろうなあ。日本社会はどんどんとんでもない領域に進んでいるのだろう。
潮見も秋葉原も、どっちも派遣ワーカーが犯人というのは、何かのキーワードになるのかなあ。
日々、目の前の仕事を展望もなくコツコツとこなしている自分がわずかな金額しか得られず、そうでない連中がネットや何かでわけのわからぬまま大金をせしめているという、理不尽きわまる格差の現状が鬱屈を呼んだか。
てなこと言っても、潮見の犯人はタクシー通勤の金持ちだったわけだし。
昨日の夜、例の「魚せい」でもこの話題で持ちきりだったが、中卒で上京して魚屋に奉公し、以来、働きづめでやってきた「魚せい」の大将が「生活が苦しくて、って、何、寝言ほざいてやがる。こっちはこの年になってもまだ生活が苦しいんだっ」と切り捨てたのが、妙に納得の一言だった。
要は甘えなんだろうなあ。
というわけで新聞休刊日。
「サウンドデザイナー」「病気の9割は薬なしで治る」高田明和・健康人新書。脳ドックは受けてはいけないのだ。


2008.06.08
原稿。
前夜は、日中どっと疲れた体を引きずって沖縄料理・知念へ夕食に行ったのだが、そこにたまたま西山家(にしやん)が居合わせて合流し、後から松本家(まっちゃん)と齋藤妻(まなママ)も交わって、結局4家族そろっての宴会となってしまい、オレは調子に乗ってついつい飲み過ぎたのだった。
へろへろになりながら息子の手を引いて、いや、たぶん息子に手を引かれて帰って、風呂に入ってバタンキュー。ヨメに言わせると、入ったか入らなかったかわからない、とのことだが、半分眠りこけていた息子に言わせると「おとうさんはおふろにはいったよ」ということらしい。
酔っぱらっていたときは、まっちゃんに向かって「オレはどんなに酔っても絶対にサッカーは観るから」と宣言していたくせに、家に帰ったらとっとと寝てしまい、はっと気づいて目が覚めたのが深夜1時。当然のようにあくび一発、そのまま再度寝たのだった。
よってオマーン戦の結果を知ったのは、今朝の日刊スポーツ一面の見出し「1-1ドロー」によってだった。
なんだなんだ、このレベルの相手にアウェーとはいえ、ドローとは。日本はどうやらアジアでは2番手グループに成り下がったらしいなあ、おい。
試合内容を読めば、おいおい、楢崎がPK止めたからよかったものの、この超ラッキーがなければ日本サッカーはえらいことになっていたのではないか。当然、岡田解任。
楢崎のファインプレーが日本サッカーを暗黒の歴史から救ったのだと、10年後、語られるに違いない。ということは、川口だったら日本サッカーは暗黒時代に突入していたということか。わははは。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新・ブラックジャックによろしく(4)」


2008.06.07
原稿。
梅雨の合間の、蒸し暑い一日。そりゃもうけっこうな暑さで。
そんな中、幼稚園で父親参観だ。
息子が小学校へ行くようになって改めて思うのだが、幼稚園時代というのは、子も親もつくづくと幸せな時間なのだったなあ。こういう時間を持てることに感謝しなくては。我が家は娘が残っているので、あと1年半、幼稚園児の親でいられる。
本日の出し物は、えーと、娘と一緒に電車ごっこの要領で輪に入って走り、途中で娘を抱え上げてタンバリンにタッチし、その後、相手を見てバッチグーといいながら親指を突き出す、という競争だ。まったく何のことだか、さっぱりわからんな。
いったい誰が考えたんだ、これ。
汗まみれ、土埃まみれで昼間で過ごす。幸せな楽しい時間であるのだが、暑いのにはかわりないのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.06.06
取材2。
更に続けて中国ネタであるが、女子陸上一万メートルの選手が、中国合宿以来体調を崩し、オリンピックを断念したというニュースが入ってきた。
入ってきたって、別にオレのところに通信社から送られてきたんじゃなくて、普通に新聞に載っていただけであるが。わはは。
病名はウィルス性感染症。中国での合宿中に、正体不明のウィルスに感染してしまったのだ。
赤血球を破壊し、白血球を変形させる(!)凶悪なウィルスが、全身を循環して骨や筋肉をぼろぼろにしたのだという。うーむ、恐ろしい。
こんなウィルスに感染されていたとは、そして潜伏期間があったということは、既に日本にも持ち込まれているということではないか。近所の人にうつっているかもしれん。
鳥インフルエンザも恐ろしいが、このウィルスだって、オリンピックにやってきた人々を通じて世界にばらまかれる可能性がある。いろんな意味で、今年のオリンピックは歴史的なものになるのではないか。
ちなみに中国では「八」は縁起のいい数字とされ、オリンピックは8月8日の8時に開幕する。フジテレビか、こいつらは。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」


2008.06.05
取材2。
ところで中国の大地震だが、震源地より西方の情報がまったく出てこないのは、そこに核施設があるからだそうである。
そんなところに仰天情報で、中国のメディアによれば、地下の核施設が爆発して地上にコンクリート破片が噴きだしたらしい。"まるで歯磨きチューブをしぼり出すように"コンクリートが噴出したというから、ひゃー、恐ろしい。
そしてこの事態、地震で核施設が壊れたのではなくて、地下の核施設が爆発してしまったので、あの地震が誘発されたという説もある。
うーむ、恐ろしや、中国。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊朝日」「現代」「Will」「論スポ」


2008.06.04
本日より今週いっぱい、ワタクシは新潟へ出張です。遊びではありません。仕事です。
お取引先各位、どうぞご了承くださいまし。一応ちびパソコンは持って行きますが、果たしてEモバイルがつながるかどうか不安もありまして、十分なご対応ができぬかもしれませぬ。なにとぞなにとぞ。


2008.06.03
原稿。
今、トヨタのエスティマに乗っているのだが、これは娘が誕生するときに買い換えたものだ。
当時、息子は2歳。
これから10年間、つまり息子が小学校を卒業するまではこのクルマに乗り続けることになるだろう、と思ったものだった。
あれから5年。まだ4万8000キロで、なんのトラブルもなく順調に走っている。買い換えなければならない理由はまったく見あたらない。
それでも新型のエスティマが気になったり、トヨタの新しいワゴンを横目で見たり、という心理を否定できないのは、たぶんにクルマは見栄の要素が大きいからなのだろうなあ。
家族持ちになってから、クルマは安全に走ればどうでもいいやと思っているのは事実であるものの、まだオレも乾いてしまったわけではない、ということか。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.06.02
打ち合わせ2。
6月に入った途端に梅雨入りだそうで、ああ、やれやれだ。
例年はもっと遅かったはずなのに。去年と比べると関東地方は20日も早い入梅だそうである。
そういや今年こそ朝顔を育てたかったのに、タイミング逃してしまったか。うーむ、残念。
それはともかく入梅によってオレの頭の中もムシムシじめじめ、カビだらけになってしまったのだろう、ワールドカップ予選のあることをすっかり忘れて打ち合わせを入れて待ったのである。わははは。
帰宅してから、ヨメに頼んであったビデオをこっそり見る。ヨメも子どもも既に寝静まっているので、ボリュームはぐっと絞る。
それでも聞こえてくるのが解説のあの二人の声。こっくろーちキタザワと、とまとのジョーだ。
「いやあ、やっぱ気合いですよ」「結局は気迫でしょう」。
こんな解説、本当に必要なのか? サッカー選手からサッカーを取ったら何も残らないという見本のようなものだ。
もっとも中にはサッカーを取り上げたら肥大した自意識だけが残ったという、職業「たびびと」もいるけどな。世界を何周もして手に入れたものがそのおかしな髪型と品のない目つきだけか、とナカタを見るたび呆れてしまう。
何の特権でVIP席に座っているかわからんが、頼むから画面に映さないでくれえ。今の日本のイヤなところが全部集約されているんじゃないか、あの上から目線には。
などという悪態をつきながら試合を見ていたら、ちぇっ、3-0かよ〜、本当なら4-0の相手だろう、とずっこける。タイは、バーレーンに2-3と肉薄したらしいから、こりゃ本当にタイあたりにころっとやられちゃうかもなあ。
まあ、これで最終予選出場はほとんど決まりであるのだが。
それにしてもかっこよかったですなあ、中澤くん。やつのガッツボーズが出りゃ、どんな試合ももらったものだ。あとは松井。いやあ、最高でした。3点目の左サイドでのボール奪取シーンは、久々に何度もリプレイで観たほどだった。
今までになかったタイプの選手ですな。こりゃ。
日経新聞が「規律と自由。ドリブルと奇想」と評した通り、周囲に合わせつつ隙あらば一発で台無しにしてやろうという佇まいがたまりません。
見る側に幸福感を覚えさせてくれる選手は、小野伸二以来だと思うぞ。しばらくは松井に注目である。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「AERA」「週刊ポスト」


2008.06.01
こないだ買ったチビパソコンでは、なるべく普段使っているデスクトップとは別の環境にしようと考えている。
よってばっか高いMSオフィスを入れるのはやめて、あのオープンオフィスにしたのだった。サンが開発して提供している、MSオフィスと完全な互換性を持つ完全なフリーソフトである。
ダウンロードして、どれどれと使ってみたらば、これがなかなかに快調なのだ。軽快で美しい。
オフィスよりもよっぽど使いやすいオフィス互換ソフト。もちろんエクセルもパワーポイントも、完全互換で完全フリー。つまり一切無料だ。
なかなかによろしいなあ。
なお、ブラウザ上で使用する完全互換のシンクオフィスも考えたのだが、ブロードバンド環境でないと意味がないので、モバイルには適さないとあきらめた。
そういや、今日の新聞広告にドコモの動画サービスが出ていたけど、要は携帯で映画とかライブ映像が見られるわけ? すごい世の中になってきたなあ。
某有線は、ちょっと油断している間に世の中に取り残されつつあるのではないだろうか。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「クイックジャパン」


2008.05.31
最近のお父さんは、すっかりPerfumeがツボである。
言うまでもないがアクセントはfuにはない。Peにアクセントを置くのが今なのである。
3人娘の名前もよく知らないのだが、毎日、YouTubeで踊る姿を見ては、クルマの中でピコピコ、パキパキ鳴ってる歌を聴いている。よいですなあ、ビタミンドロップにコンピューターシティ。
本日もそんなお元気3人娘の歌を聴きながら、頭の中は完全にお花畑状態。その状態で到着したのが、三軒茶屋のライブ会場なのだった。
そうである、久しぶりに本日はワンちゃんのサポートメンバーとして、ギター抱えてライブ出演なのだった。
Perfumeのバックバンドならもっとよかったなあと思いつつ、でも、あいつらにバックバンドなんかないじゃないか、それどころか完璧な口パクじゃないか、と自分を戒め、オレは息子と会場に乗り込んだのである。
およそ1年ぶりのライブ出演である。大丈夫か、オレ。
大丈夫であった。秘密兵器のドラえもんのエレキギターを抱え、お遊び唄やら、名曲・誕生日などを華麗に弾きまくったのである。拍手だ。
もっと拍手なのは息子であって、オレのローディーとしてリハーサルに連れて行ったところ、会場のセッティングから受付までこなしたのである。セッティングではミュージシャンのリョータから「おお、サキト、ちゃんと使えるじゃないか」とほめられた。受付でも、入場料のお金を預かってお釣りを返すという仕事を(たぶん)ちゃんとやってた。
保育関係者が多いものだから、息子もきちんと扱ってもらえるのだ。感謝である。
終了後は、打ち上げをパスしてクルマで帰る。頑張った息子は、相当に疲れたらしく、帰ったら風呂にも入らずに寝たのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ゴルゴ13」


2008.05.30
原稿。
コマガタくんは知らないだろうが、世の中には子育て雑誌というジャンルがあるのだ。
最近ではお受験組はもちろんのこと、そこまでいかなくてもしっかり勉強のできる子にしたい、いい子を持ったいい親でありたい、と思う高学歴の父親をターゲットにした雑誌が特に花盛りである。
もちろん書店でそんな雑誌のコーナーを見かけても素通りするのであるが、今日はちらっと見てぎょっとしてしまった。「日けいkids+」という雑誌のことである。
「専業ママvs働くママ」「地方出身パパvs都会出身パパ」のどっちが子どもを伸ばすのか、という特集なのだそうだ。
うひゃ〜、相当のアホだあ。
働くママは時間不足、専業ママは孤独感。さて、どっちが…って、時間に余裕のある働くママもいれば、友達がたくさんいる専業ママだっている。
今どき、ステレオタイプな二軸を用意して比べるなんてことはまったく無意味だっつーのに、しょうもないアナクロだな、この雑誌。
日けいと朝ヒのどっちが偉いでしょうか、という特集でも組んでみたらどうか。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」


2008.05.29
原稿。
ほどよく酔っぱらったら、一人、机の前で音楽を聴くのだ。そんな時によろしいのが、ご存知、YouTubeである。
QUEENやらウィリー・ネルソンやらのライブ映像のあと、なぜかビートルズ経由でポール・マッカートニーに流れて、久しぶりに「ゴールデンスランバー」を聴いたのであった。お〜、いい歌だなあ。こんなにいい歌だったんだなあ。ひっく(酔)。
次、太田裕美に行く。「木綿のハンカチーフ」だなあ、やっぱり。
この歌、実は母親から息子へのラブレターだったのだ、ということを最近知って、おお、なるほど、と深く納得した次第。そういう見方をすると、親心の切なさがぐんぐんと迫ってくるのだった。
この状態で米良美一の「ヨイトマケの唄」など聴いてしまっては、感極まって、枕を涙でぬらしてしまう。いかんいかん。
そこで、締めはやっぱりこれでしょう、Perfumeちゃん。
かあい〜でしょ〜、ビタミンドロップ。うふふふ。最高ですね、コンピュータ・シティ。絶対故障だ〜、てゆーかありえない〜。
頭の中をテクノのパキパキやピコピコが思いっきりループして、酒と一緒にシャッフルされ、お父さんはいっちょあがりなのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」


2008.05.28
原稿。
とある会合で、アベちゃんが隣に座った。
久しぶりですな、アベちゃん。太ったんじゃないの? それはお互い様か。
「そろそろ書生でも置いたらどうよ」。は? 書生? おいおい、オレは政治家でもなけりゃ文豪先生でもないぞ、アベちゃん。
「その書生に子育てもさせて、サウンドエンジニアもやらせりゃいいじゃん」。へ? なんでそんな音楽ネタを知ってるの?
「だって読んでるからさ。最近じゃPerfumeのところが秀逸でしたな、かっかっかっ」。ぎょっ、アベちゃん、この日記読んでたのかよ、おいおい。
別に困りはしないが、そんなにヒマなのかよ、アベちゃん。
「あの日記、ぼちぼち出版社から本にしようという話はないの? ないか、わはは」。
そんな話がありましたら、アベちゃん、ぜひ持ってきてくださいよ、お願いしますよ。
「わはは」。そう笑いつつ、アベちゃんはいつの間にか席から消えていたのだった。どこに行ったのだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」「AERE」幼稚園出身のママと保育園出身のママ、つまり専業主婦とフルタイムワーカーの主婦が正面から対峙するのが、子どもが小学校1年生になったとき。そこでの軋轢が、互いが互いを"ムカツク"と罵るような事態にまで発展するのだという。父ちゃんは気楽なものだ。1年生父ちゃんは立ち読みすると面白いと思う。なんなら貸します。
「人情裏長屋」山本周五カ・新潮文庫。し、しぶっ。山本周五カだぜ、おいおい。どうしちゃったんだよ。いやいや、藤沢周平を読み始めたとき、ああ、ここにまだ目を向けていなかった鉱脈があったのか、と思ったものだった。せんだって、山本周五カもいいと聞き、とりあえずということでこの短編集を読んでみたのである。それが、よかったのだ。江戸の人情もの中心の話で、基本的にハートウォーミングな、ユーモアもたっぷりの、そんな話ばかり。オレは『雪の上の霜』という短編が特によかった。何事にも妥協せず、自分は損をしても、筋は絶対に曲げないという、主人公の浪人の姿が実に格好良かったのである。うーむ、こんなに面白かったのか、山本周五カ。また新たな鉱脈を見つけた気分だ。昭和8年とか10年とか、オレの父親が生まれた頃の作品も多く、もしかしたら青年期の父親はこれらの作品を読んでいたのかなあ。それにしても、読みたい本があるととりあえず買って机に積んでおくのだが、最近のオレの机は藤沢周平に山本周五カに永井龍男(名文家!)にヘミングウェイと、実に渋すぎるのだった。そこに京極夏彦がさりげなく混じっていたりするのではあるが。わはは。


2008.05.27
取材2、原稿。
「どうせたいした試合じゃないですから、見なくていいんじゃないですか」とコマガタが言う。そんな時間があるなら原稿を書け、というわけだ。
まあ、それもそうだが、しかし、ダメなときにもきちんと付き合ってやらなくてはいかんだろう、ということで見る。対パラグアイの代表戦、キリンカップだ。
仕事がちょっとかぶったので、前半20分ほどから見る。
見終わって、とほほほと泣き崩れる。なんつーひどいチームなのだ、こいつらは。
松井はよかったですなあ。日経新聞が「ポップな動き」と評するように、躍動感あってピッチを自在に駆け巡り、常に前へ向かっている。長友も想像以上の戦力で、この二人の動きを追いかけるのはけっこう楽しみだ。
楢崎も、まあ、ミスはあったけど、とりあえずの安定感。失点ゼロはツキもあるが、キーパーには大事なことだね。
それ以外は、ダメ。タコ。巻とか阿部とか、何考えてるんだ、いや、考えてないのか。阿部、いつまでもバックパスに全力するんじゃないよ、ったく。もうこのクラスは代表には不要だなあ。鈴木も。高原も。
なんだ、レッズじゃねえか、いらないのは。わははは。
来月の三次予選、オマーン2連戦は無難に乗り切るだろうけれど、その後のタイ戦が案外ブラックホールになってしまうのではないか。オマーンを乗り切って先が見えてきたところで気を抜いて、タイにころっとやられてしまうような気がする。アウェーだし。
地力ではタイは楽ちんもいいところなのだが、それでも負けるときは負けるのがサッカー。日本だってブラジルに勝ったことがあるんだ。Bチームだけど。
ともかく監督を取り替えてくれないかなあ。あと、会長も。

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2008.05.26
原稿。
近所のスーパーで。イナゴの佃煮を買ってきた。
小学生の頃、母親が弁当のおかずに毎日イナゴの佃煮を入れてくれていた。新潟地震で傷んだ校舎を建て替えるために、3年生の1年間、給食が休みだったのである。
イナゴの佃煮は、見た目は虫そのまんまでグロなのだが、けっこう美味である。子どもながらに大好物で、よく食べたものだった。
それが今でも売ってるとはちょっとした驚きだ。妻に聞いたら、案外好き、らしい。
食卓に並べる。
オレと妻は、旨い旨いと食う。
「こりゃだめだ〜」と思い切り引いていた息子は、親の様子を見て「ん?」と思ったらしく、一つ、二つ食べて「おいしー」と驚く。それを見た娘は、おそるそおそるという感じで口に含み「おいしー、でも一つたべたからもういいー」。
懐かしの味を堪能して、食卓もにぎやかだったという話である。

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2008.05.25
日暮里に本行寺という寺がある。別名・月見寺で、江戸時代から観月の地として有名だったらしい。JR日暮里駅北口を降りて目の前だ。
その月見寺を通り過ぎて坂道をずんずん下っていくと、谷中商店街に入る。近頃の「やねせん」つまり谷中・根津・千駄木ブームに乗って、日曜日の本日は街探索の人出で大賑わいだ。
それにしてもさすがディープな東京下町、思わずありえねーと叫んでしまうような店が並んでいて、この怪しさにぜひ飲みに来なくてはならない、と決心したのであった。
漂流も東口じゃなくて北口でやるべきだったね。
その谷中商店街のごく普通のラーメン屋でごく普通のチェーン店ラーメンを食った後、先ほど後にした月見寺に向かった。本日はこの寺でライブがあるのである。
出演は、オレの知り合いの篠笛奏者・ことちゃんと、パーカッション奏者の山口とも。篠笛とパーカッションのジョイントコンサートなのだ。
なお、ことちゃんの歌声は、オレのサイトの「ねりま丹後湯」に載っている。「おでんの歌」のボーカルがことちゃんだ。近々、ことちゃんには「おならの歌」という歌も歌ってもらう予定になっており、篠笛奏者もこれのようなインチキアレンジャーにかかれば、さんざんな目に遭うのであった。
それはともかく、コンサートである。ライブである。
山口ともは、NHKの教育番組などで知られたミュージシャンで、本日は一斗缶とかバネとか水道管とか風呂桶とか、そういう廃品を組み合わせて作った打楽器で演奏するのである。そこに篠笛のメロディーが乗るのだから、そりゃあ面白いに決まってる。
子供らもにこにこ、わははは、と大喜びなのだった。
約90分のライブを終えて、クルマで帰る。途中、娘が寝込んでしまった。お寺の本堂は、満員の人出で、しかも照明がぎらぎらで暑かったからなあ。きっと疲れたのだろう。
雨上がりの蒸し暑い日曜だった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.05.24
原稿。
そうだ、忘れていた、今日はサッカーだった。
ということで、子どもの風呂はヨメに任せて、オレはテレビの前に座ったのであった。
どこだ、相手は。コートなんとかって、どこなんだ。誰だ、君が代は。このおばちゃんらは、誰なんだ。企画倒れではないか。
試合はというと、前半はよろしかったですな。
特に松井に長谷川に、あと、なんだっけ、新人のなんとかくん。バカみたいな文章だな。
それと、楢崎だ、楢崎。安定感抜群でしたなあ。点を取られる気がしなかったですなあ。
相手のセットプレーの時、大歓声で指示の声が闘莉王(ああ、びっくりした、トゥーリオって入力したらちゃんと闘莉王って変換したぞ、阿波徳島のATOK)に届いていないと知るや、コーナーポストをシューズでガンガン蹴っ飛ばして闘莉王に気づかせたあのシーンは、最高に格好良かったですなあ。本日のベストシーンです。
あ、右サイドに流れた長谷川に向かって、人差し指で左前を指しながら全力で走り出した玉田も、格好良かったです。こっちもベストシーンです。
今日の試合、川口だったら確実に1点、へたすりゃ2点は取られていたでしょう。さすが完封男の楢崎。
これからの正キーパーは楢崎で行きましょう、岡ちん。
って、問題はこの岡ちんですな、やっぱり。はやく辞めてくれえ。

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2008.05.23
取材5。
アキヤマくんに教えを請い、一緒に新宿のビックばカメラへ行く。
アキヤマさま。どの機種がよろしいでしょ。
「うむ、これとこれにしたまへ、ちみ」と恭しいお告げ。
オレはお言葉に従い、A5サイズの小さいパソコンその他諸々を買ったのである。
なんだよ、その他諸々って。はい、お答えしましょう。無線LANのハブです。初心者マーク付きです。
これをBフレッツの終端装置につなげて、リビングにA5パソコンを置いて、おうちの中でネットワークしちゃおうという魂胆なのだった。
パソコンは、ウィンドウズが載っていて80ギガで6万円。ところがeモバイルの通信を契約すると3万円値引きしてくれると書いてある。つまり80ギガパソコンが3万円で買える。OS付き。
はい、もちろんそうさせていただきました。考えてみれば、外出先ではおうちネットワークも意味がないですから、モバイルも必要ですわなあ。
そこでeモバイルの月々2000円コースを申し込んで3万円でパソコンを買ったのである。3万円儲かったからLANのハブ1万3000円も実質タダ。ポイントカードを使って4ギガのUSBメモリもタダ。
いやあ、いい買い物でしたなあ。
両手に大きな紙袋を持って家に帰り、妻に向かって「セッティングしておくように」と言い渡して、オレは風呂に入った。そうなのだ、妻はSEだったのである。ネットワークの設定なんぞ、お手の物なのである。
風呂上がりの後、再度オレは「後はよろしく」と言い渡し、酒を飲んで寝たのだった。

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2008.05.22
取材6、打ち合わせ2。
ビデオで「それでもボクはやってない」を観てから、どうにも電車の中が落ち着かない。ご存知、痴漢にでっち上げられてしまった男の映画である。
えん罪というのはこうして作られるのかということが恐ろしいほど実感できる内容であって、男としてはこんな状態に陥ったらたまったもんじゃない。電車の中ではなるべく女を避けて乗るようにしている。
女性専用車両があるなら、男性専用車両も作るべきだな。

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2008.05.21
原稿。
一年一度の人間ドック。本日は、新しいドックにいってみた。
今まで、昭和付属、聖ろ加、臨海、練マという4つの病院でドックを受けてきたが、今回のは病院ではなくて人間ドック専門の施設である。病院じゃないものだから、オレも「患者さん」ではなく「お客様」と呼ばれたのだった。
内容は、まあまあ、ドックとしては合格点。検査内容も設備も対応も、過不足なく、という感じだった。普通にドックを受けるなら、十分だろうなあ。
金額は病院より安く、また、女性だけが受けられるレディース・デーもあるなどサービス体制は十分である。
気になる結果は、ふふふ、素晴らしくてまったく異常なし。元気なものであった。
前立腺や肺がんの検査もオプションしたけど、どっちもまったく平気だったのである。えっへん。
ところで、おせっかいなことに、頼みもしないのにウェストを計測されてしまい、「ちょっとオーバーですね、メタボですね」と指摘されてしまった。
現場の医師たちも首をかしげる男性で85cm以下という基準は、いったい何なんだ。完璧にインチキだな。
オレのかかりつけの医者も「これをクリアーする男性はいないでしょ」といい、今日のドックの医者も「この基準はちょっと現実的じゃないけど」と苦笑い。製薬会社が暗躍した結果の数値なのだが。

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2008.05.20
原稿。
昨日、偶然にも近くに新しい居酒屋がひっそりとできていたのを発見。店の佇まいはそこそこに居心地良さそうで、どれ、これは偵察せねば、と雨の中を出かけていったのだ。
ところが店は提灯が消え、看板の明かりも消えているというのに、中は大賑わいの様子。うーむ、貸し切りか。
店から離れてしばし様子を観察していたら、時々酔っぱらったじじいが出てきて携帯でタクシーなんぞ呼んでいる。うーむ、地元の年寄りどもの集会で貸し切りかよ。
ならば店の前にはそう書いておくべきだよな、当然。
しょうがないのでとぼとぼと雨の中を退散し、家でビールを呑んだわけだ。ついでにネットで調べてみたら、民主党の参議院候補が、自分のブログの中で「この店の集会に顔を出した。おいしかった」と書いていたのを発見。
うーむ、とすると昨日の集会もこういう議員がらみの集まりだったか。年寄りが多かったし。
政治の臭いのする飲み屋なんて、ろくなもんじゃねえよな。

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2008.05.19
原稿。
小学校入学を機に息子は、あらかじめ与えられていた自分の個室を好きなようにカスタマイズし始めた。
室内のレイアウトに始まり(なぜかゴミ箱を収納棚のトビラの内側に仕舞っている)、机の周辺と手を広げ、先日はとうとうドアに「ノックしてはいること」という張り紙を掲示した。
わけを聞いたら「だって、ののかがかってにはいってくるんだ」と、妹対策であることを明らかにした。いつの時代も、どこの家庭も、みんな同じだなあ。
本日はついに「きょうは、ぼくのへやでねたいんだ。おとうさん、いっしょにねよう」と言い出した。
ああ、わかったよ、いいとも。
こうしてちょっとずつ自立とか親離れとか、そういうものが進んでいくのだろう。それは楽しみであり、寂しくもあって、こうして親子の日々を重ねていくのだなあと改めて思ったのだった。

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2008.05.18
本日は朝6時45分に集合して、みんなで潮干狩りである。
前夜まで子供の体調が今ひとつで、行くのは止めようと考えていたのだが、息子が大泣きしながら「どうじでも゛い゛ぐ〜」と暴れたものだから、結局参加することにしたのだ。
やれやれ、めんどくせえ。
といいながら一番早く4時半に起きたのがオレであったりするのだが。
さて、仲良しの家族たちと4台のクルマに分譲して向かった先は、ご存知、千葉の富津漁港である。ご存知なのか?
首都高、アクアライン、館山道と乗り継いで、ご苦労にも延々2時間、早朝ドライブでやっとこさ到着したのであった。
いやあ、海はいいですなあ。初夏はやっぱり海ですなあ。
などと呑気なことを言ってる場合ではない。潮干狩りの聖地として名高い富津漁港、既に駐車場は一杯で、潮干狩り場もあふれるほどの人出である。レッズ対ガンバの混乱どころではない騒ぎだ。
それにしてもこっちは7時前に出て9時前に到着したというのに、おいおい、既にこれだけの人出とは、いったいチミたちは何時に家を出てきたのかね。
まっちゃんにいわせれば「きっと4時ごろ出てきたんでしょうねえ、物好きですねえ」ということであった。
まあ、物好きはお互い様なので、こっちもクルマを停めてえっちらおっちらと浜辺へ繰り出す。
もちろんタダではない。富津漁協の皆さんが仕切っていて、ちゃーんとカネを取る。
大人1400円、小学生700円、幼稚園タダ。高いのか、安いのか。よくわからんな。
このカネと引き替えに渡される籠にいっぱいアサリを獲ることができる。籠からあふれた分は、別途、カネが必要という仕組みだ。
それにしてもこの入場チケットを買うだけでもたいへんな行列で、いやあ、たまげた。行列嫌いのオレ(というかみんな嫌いだわな)としては、しかしここは楽しい家族行事、不平も漏らさずにこにこと並んだのであった。
さて、浅瀬に出て陣取り、アサリの潮干狩りである。
熊手をざくざくと振りかざし、貝をほっていく。子供たちは砂の上にしゃがみ込んで貝をほじくっては「あったあった」「ここにもあった」「おがーざーん」「こっちこっち」「そっちそっち」と大騒ぎ。母親も「そこよそこ」「ここよここ」「お尻が汚れてるわよ」「遠くへいっちゃダメよ」「転んじゃダメよ」と大騒ぎなのだ。
それを尻目に、父ちゃんたちは海の中にずんずんと入っていき、膝まで使ってアサリ探しである。うーむ、このように食用の生き物を捕獲するという行為は、人間の原始の何かを刺激するのだろうか、父ちゃんたちの目は真剣である。
それを遠くに見やって母ちゃんたちは、しゃがみ込んで一心不乱に足元の砂を掘るのであった。脇目もふらず。
やはりあれだ、原始の時代の、父ちゃんは狩猟に出て、母ちゃんはかまどの支度をして、という図が21世紀の富津港でも再現されるというわけだな。
さて、こうして2時間ばかりアサリを掘り、我が家は網に3つ、いっぱいにアサリを捕獲したのだった。
帰るときにはこの網を見せて、入場時に買ったチケットを渡すというシステム。網の数とチケットの数がちゃんと合うか、確認されるのだ。
ということは、つまり。と、まったゃんが発見したのであるが、網が少なければチケットを渡す必要がなかったのである。要するに3人であっても網一つでいいや、と思ったらチケットは1枚で平気なのだ。
なるほど、これは盲点。裏技だ。
帰りには国道沿いの回転寿司で昼飯を食う。家に帰り着いたところで、隣のオガワさんに収穫の半分をわたす。そりゃあ、バケツ一杯のアサリなんて、我が家だけでとても食いきれない。
その後、ぐったり疲れたオレは明るいうちからビールを飲んで子供を風呂に入れ、7時前に寝てしまったのだった。

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2008.05.17
原稿。
サザンオールスターズが活動停止だと。
おいおい、バカこくでね。
あれはバンド発足時から既にバンドではなかった。桑田&原とそのバックバンド、まあ、プラスチック・オノ・バンドみたいなものだったのではないか。
普通、バンドを解散すると、例えばジョン・レノンがビートルズの幻影と闘ったように、あるいはポール・サイモンがS&Gのイメージを乗り越えようとしたりするものだが、サザンの場合は、サザン自体が桑田をどう乗り越えようかと無意味な闘いを続けてきたのだった。
さすがにその無意味さに気がついて休もうということなのかもしれん。だとした大笑いだが、60歳近くになって「復活です」といって出てきたら、もっと大笑いだ。

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2008.05.16
原稿。
新しいデジタルものとしてそろそろ注目されそうなのが、ライフレコーダーだ。
何かっていうと、名前の通り生活記録マシンである。なんのこっちゃ。
つけていると、歩数とか血圧とか脈拍とかカロリーとか、まあ、日々のいろんなことを記録してくれて、パソコンと連動させれば健康管理にもばっちりよ、というガジェット。
要は万歩計の進化形ですな。
先月の「日経エレクトロニクス」でも特集されていたし、間もなくヒットの兆し。とくれば、買わないわけにはいかないが、どうもまだまだ機能の割には高いから、もうちょっと様子見だな。
半年もすれば価格的にもこなれてくるでしょう。
その頃には、はっきりいって、この商品は「買い」だと思いますよ、キベさん。
買って試してみてください、よければオレも買う。
キベさんといえば、先日教えてくれたのが「野の花」という蜂蜜である。
なんだと、野の花だと? オレの娘と同じ名前じゃないか、このやろう。
このメーカーに、勝手に娘の名前を使うんじゃねえ、誠意を見せろ、と因縁つけに行かなくてはならぬのか、と思ったらそうではなくて、面白いから買ってみな、という話であった。
ほほう、どれどれと早速楽天で注文しましたよ、キベさん。届いたのは、まさしく「野の花」という名前の蜂蜜でありました。
娘に、お前の名前の蜂蜜が届いたよ、と教えてあげたら「わーい」と大喜びで早速独り占めだ。
それはいいんだけど、我が家はパンなど食べないし、いったいどこに蜂蜜を使うのだろう。うーんうーん、とうなったものの使い道のないのが蜂蜜なのだった。
ま、これもガジェットということで。

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2008.05.15
取材7、原稿。
池袋の西武デパートの地下食品売り場で買い物していたら、見たことのある人物が総菜屋の前で買い物していた。
えーと、誰だっけ。えーとえーと。
思い出した、あの人だ。加藤さんとか言ったか、さんまの日曜の番組で長髪のオタクだった人。
素人のおもしろビデオなんかを紹介する番組だよ。
あの人が、総菜屋で買い物しているのに遭遇したのである。
手には花を持っているのが、やっぱり変わっている。あのキャラは地か? いや、そんなわけはないな。
そんなどうでもいいことを思いながら、こっちは春巻きを買ったのだった。
話はまったく関係なく広がるのだが、先日えらく焦った。
言葉が思い出せなくて困ることは誰にでもあるものの、こないだのは今までにないことで、ぎょっ、オレはもしかしてぼけたのか、とちょっとびびったのである。
クルマに乗っていて、ふと、そういやアレだけど…と突然思いついて、そのアレのビジュアルはばっちり浮かび、それどころかアレがこういう名前なのだ、というのもしっかりわかっているのに、その名前が頭に出てこないのである。
その名前は知ってる。頭のここにその名前がある。なのに、出てこない。
名前が思い出せないというより、名前にたどり着けない…ちょうど店は知ってるけど行き方を忘れてしまった、という感覚に近かった。
もちろんしばらくたって(しばらくかよ!)から思い出したのだが、その言葉というのが「煙突」である(笑)。
そうなのだ、オレは煙突という言葉を思い出せなくて、呆然としてしまったのだ。加藤さんは思い出せたのに、煙突は思い出せないのかよ。オレ。ぼけたか? うーむ。
ある種の人は、バナナの食べ方を忘れてしまって、バナナを渡されると困ったような顔をして思い出せずにいつまでも突っ立っていると聞いたことがあるが、オレも似たようなものなのか。とほほ。

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「時雨みち」藤沢周平・新潮文庫。人間の悲しさを描いた作品集で、さすが、天下一品の切れ味だ。この人の作品はなぜにこうも心を落ち着かせてくれるのだろうなあ。


2008.05.14
取材1、原稿。
昨日の娘に続き、本日は小学校で個人面談である。
最初だからというので、今度はオレも自ら出張ることにした。平日の午後三時。
小学校の教室で先生と向かい合っていろいろと話をする。へーそうなんですかあ、それはそれは。いやはや、ごもっとも。
などと調子いいオレ。
ともかく学校というところは、時間の流れがゆっくりなのだろうなあ。こういう流れも心地よいものだと思った次第。

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2008.05.13
原稿。
幼稚園で保育参観があり、本来は父親の出番ではないので行くつもりはなかったのだが、娘が「きてね、きてね、ぜったいきてね」と可愛く言うものだから、よろよろと出かけていった。
案の定、周囲は母親ばかり。娘のクラスでも、父親で出席はオレ一人だ。
もっとも他のクラスにはちらほらと父親の姿が見えるから、「パパたちも増えたねえ」と妻がこぼした感想も的外れではなかろう。
娘はオレと妻の姿を見つけては、手を振っていた。やっぱり嬉しいのだろうなあ。
大変なのは先生で、これだけの親に囲まれて子供の相手をするのは、やっぱり神経を使うようだ。まあ、ウチの園はあんまりうるさい親はいないし、基本的に野生児系でOKというところだから、ゆったりしたものだが、それでも先生にとってみればしんどい一日なのだろう。

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2008.05.12
原稿。
電車の中で化粧するバカ女を見ると腹が立つが、電車の中で鼻をほじるバカ親父はもっと腹が立つ。
本当にいるのだ、そういう親父が。堂々と。
化粧女を非難するのは団塊世代に、そういう親父は多いと思う。
今日も電車の中、オレの目の前で堂々と鼻をほじっているバカ親父がいて、呆れてみていたら目があった。親父は視線に気づかぬよう、素知らぬ顔をして目を閉じた。
どこぞの団体職員か、子会社に天下りしたメーカーの部長か。
いずれ、ろくな人間ではあるまい。きっとこいつの娘が電車で化粧をしているのだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「東洋経済」子供格差という特集にひかれて読む。そういや面倒くさくて書いていないけれど、これでも日経ビジネスは毎週きちんと読んでいるからね〜。親父みたいだけど。でも、日経ビジネスもお約束雑誌だから、あんまり面白くないなあ。ところで子供格差だけれど、例えば私立小学校進学率を23区で比較すると、外周部の区から中心部の区へ向かって見事に高くなっていくのがよくわかる。ほえ〜っ。でも、こういう格差って別に今に始まったことではなくて、昔からあったのではないか? ついでに学歴社会(本質は学校歴社会)については、オレが中学の頃から"解消されなくてはならない"と言われ続けて30年以上たった今も状況は変わっていないのだから、たぶんこの先も変わらないと見ているのだが、どうだろう。
「ウツボカズラの夢」乃南アサ・双葉社。乃南アサの魅力は、人間の底意地の悪さを描くところにある(女刑事音道貴子シリーズはどれもおすすめ)。特に短編の鋭いヤツは、人間の醜さを鮮やかに切り取って見事だ(短編集「花散る頃の殺人」は絶品)。しかし乃南アサ、交番ものシリーズあたりから妙に人情ぶった話に走っている(「いつか陽のあたる場所で」とか「しゃぼん玉」とか、がっくり)。そこから再び底意地路線に戻ろうとしたのか、今回のは日常の"悪意"をテーマにした長編である。貧乏で不幸な女の子が、金持ちの遠い親戚の家に棲み着いて、その家の家族の不幸を拡大させていく話。娘が妊娠し、夫婦がダブルで不倫して、という、まあ、お昼のドラマそのまんまに話は転がる。前半の緊張感は見事なのだが、後半は何をどうしたいのかがよく見えず、ころころ変わる語り部もただ読みづらいだけ。うーむ、乃南アサ。女刑事シリーズに戻ってくれ。オレは音道貴子に会いたいのだよ。


2008.05.11
なんだかちょっと疲れたので、今日は完全オフ。
昨日は地元の石神井公園で「こどもまつり」というものがあって、我が家の子供らも野外ステージのダンスの発表会に参加した。
ところが昨日は朝から雨。
当然、中止だろうと思ったら驚いたことに予定通り開催だという。まさかと思って公園まで見に行ったら、本当に祭をやっててびっくりだ。
もちろん会場は悲惨なことになっていて、人出はガラガラ。雨合羽を着た子供と、主催者の大人がちらほらという状態だ。
ダンスの発表会も予定通り行われて、息子と娘は屋根のない野外ステージで踊らされて頭から雨をかぶっていた。なんともひどい様相で、子供をこんな目に遭わせておいて、なにが「こどもまつり」だと。
かなり怒ったオレであった。
参加している各団体も、おかしいと思わなかったのかね。主催者が決めたことだから従うというのでは衆愚だ。きちんと主張しろ。まったく関係者すべての見識を疑うイベントである。

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2008.05.10
原稿。
浜松のホテルを朝6時にチェックアウトして、6時57分の「ひかり」で東京に戻る。
この時間の新幹線は、普段だと出張のサラリーマンだらけで、車内はしーんとし、スーツとワイシャツのモノトーンの世界なのだ。
ところが本日はびっくりしたことに、女の子3、2人のグループやカップルばかりで車内は満員。朝早いのにみんなニコニコとおしゃべりしている。
こんな新幹線は初めて見たなあ。
なるほど、休日の朝だからみんなディズニーランドへ行くのね。
稼ぐのは大変だけど、使うのはあっという間なのがお金。そのお金を使いに行くのだから、みんな楽しいに決まっている。
あいにくの雨だが、ぞんぶんに楽しんでおいで〜。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」 「ケーフェイ4」
「通販な生活」日垣隆・講談社。週刊現代の連載をまとめたもの。この人の買い物依存はすさまじく、それだけに通販での失敗ぶりも笑える。


2008.05.09
取材1。
朝、7時30分の「こだま」で浜松。
「のぞみ」なら東京・名古屋は1時間半なのに、「こだま」だと東京・浜松が2時間。う〜ん、のんびりすぎる。当然、車内は早起きのサラリーマンたちがぐーすか寝ているのであった。
午前で取材を終え、お約束のウナギを食ったのち、ホテルにチェックイン。浅田次郎の文庫本を読んでいたらつい寝てしまった。
目覚めて、まだ約束の時間まで間があったので、駅ビルの本屋へ。さっき藤沢周平の文庫本を買ったばかりだというのに、また3冊も買ってしまった。出張に出て、別にそこで本を買って重い思いをして持ち帰らなくてもいいだろうにとは思うものの、買わずにはいられないのであった。
そういや20年前、フリーランスの道を選んだとき、"カネ"という動機はまったくなかった。今にして思えば当時はバブルのまっただ中だったのだが、金儲けがしたくて独立する、という意識はゼロであった。これ、ほんと。
ただ、好きな本があったら迷わず買えるぐらいのお金が稼げたらいいな、とは思っていた。サラリーマン時代、読みたい本があっても給料が安くて泣く泣くあきらめることが多かったからねえ。
それはともかく、買った本を袋に入れて、そのまま浜松駅の改札でキベさんと待ち合わせ。久しぶりに飲む約束をしているのだ。
一軒目は、浜松駅前の名店「一刻者」。おいしい刺身と日本酒の店である。
以前、偶然見つけた店だったが、これが大当たり。本当に旨い店なのだ。
本日は、昼に揚がったばかりのカツオの刺身、もちがつおをいただく。なるほど、もちっとした不思議な食感だ。
カツオ大好きなオレは喜んでいただく。カツオって生臭くて、好き嫌いがあるようだが、オレは大好きだなあ。
ちなみにこの店では、静岡の銘酒・国香が飲める。なんともフルーティーで、おいしい酒なのだよ。ああ、旨かったなあ。
夫婦経営の「一刻者」、去年来たときは威勢のいい奥さんがニコニコとお酒をついでくれたが、今、病気療養中なのだそうである。うーむ、お大事に。
30人ほどで一杯になる店で、オレたちが口開けの客。テーブルは全部予約で埋まっていた。聞けば間もなく団体客が来るのだという。
ならば、その前に退散しようとしたら、マスター「ほんと、もっと長居してもらいたいんですよね〜」と残念そうに言う。団体客が入っててんてこ舞いの時、カウンターに新しく次から次へと客が入ってくると大変だら、という理由らしい。なるほどねえ。
どんなに忙しくてもカウンターが空いてたら客を断るわけにもいかず、それなら同じ客に長時間、じーっくりと粘ってもらったほうが楽ちんなわけだ。
まあ、それもわからぬではないが、こっちにもこっちの都合がありまして、おあいそ。
二人で7200円。じゃんけんで負けてしまい、オレが払うことになってしまった。とほほ。
ここでキベさんと打ち合わせして、後で合流予定のカトーとじゃんけんするとき、二人で示し合わせて"最初はパー"と出してカトーを負けさせようというこのに決定。
二軒目は、そのカトーを待ちながら飲もうということで、浜松駅構内の炉端焼き。
うーん、食い物はいいのだけれど、酒がちょっと高め。何よりも天井が高くて、客の声が店全体にわんわん反響している。
オレ、こういう環境の店、苦手なんだよなあ。耳が痛くなってきて、頭がぼーっとしてくる。会話にも集中できない。
キベさんは「あんたは耳がいいから」と言うけれど、いやあ、たぶん老化で聴力が落ちてきたせいでしょう。そのキベさんにお願いして、こういう音の中にいるには耐えられないので、と最初の一杯で出ることにする。
3000円なんぼ。じゃんけんで今度はオレが勝つ。
さて、三軒目はどうするか。個人経営の静かな店に行きたいということで、昨年の秋に訪ねていったら休みだった店「くそばばあの店」に再挑戦である。本当にこういう名前の居酒屋があるのだ。
大通りを渡って目指すビルの二階に足を踏み入れたところ、今日は営業していて一安心。時間が早くて店の中はガラガラで、おばちゃんがヒマそうにぽつんと座っている。
そのおばちゃんに向かい、キベさんはずんずんと近づいて「くそばばあですか」とたずねたのであった。おばちゃん「はい、くそばばあです」と応じる。キベさん、大喜びで「実はワシ、くそじじいです」と自己紹介。なんなんだ、これは。
この店のカウンターに座ってカトーを待ちながら酒を飲む。つまみは何食ったか忘れた。
連休に浜松では大きな祭があって、浜松の人はこの祭にすべてのエネルギーを注いでしまうから、連休後の今はヒマでしょうがない、とくそばばあが言う。そこにカトーから連絡があり、合流。
席をテーブルに移して、3人で乾杯。客は、安いOLふうが一人で飲みに来て、カウンターに座っていた。
壁にギターが飾ってあったので、勝手におろして弾き始める。なごり雪とか、サボテンの花とか、アドリブでやると安いOLに大受けで、リクエストに応えて調子に乗ってやった。
くそばばあに日本酒は何があるかと聞いたら「お祭りであらかたでてしまって、これしかないんだけど」と、聞いたことのない銘柄を差し出す。なんと、くそばばあの弟が酒蔵で杜氏の修行中であり、その弟がつくった酒なんだと。
へー、こりゃ珍しい。他では飲めない酒だ。どれどれと味わってみる。と、おお、なんとも軽やかで爽やかな味ではないか。いっぺんで気に入る。
惜しむべきは銘柄を忘れてしまったことだ。もう一度飲みたいのだがなあ。キベさん、ヒマなときにちょっと調べてきてくださいな。
最近はあちこちで無名の日本酒が造られるようになり、聞いたことのない銘柄の酒を楽しむのがちょっとしたブームである。こういう酒が飲めるのは、嬉しいよなあ。
さて、ここでじゃんけん勝負。先ほどキベさんと示し合わせたとおり、最初はパーといってパーを出し、カトーの一人負け。かかかっ、ごちそうさま。
四軒目、音楽が聴きたくなり、カントリーの店に行く。「June」とか、なんかそういう名前の店だ。
ところが店内、確かにカントリーがかかっているものの、うるさくてきこえない。席を移動し、一番よくきこえるという場所に行っても、ちっともきこえない。
だめだ、こりゃ。
とっとと見切りを付け、後にした。ここは誰が払ったんだろう、記憶にないな。
もっとちゃんとカントリーが聴ける店にしようと、我々が向かったのが、うーむ、浜松駅前の悪魔の巣窟、「駅馬車」である。素面ではとても行けない店なのである。
実はこの店は店名の通り、西部劇ファンのじじいが経営している店で、このじじい、普段もカウボーイハットにジーンズにブーツ、もじゃもじゃのひげ面という、西部劇そのまんまの格好で生活している有名人なのだ。あまり近づきたくないタイプの人なのである。
ところが本日は幸いなことに西部劇じじいは店にいなくて、兄ちゃん2人がカウンターにいた。たずねれば、なんと2人とも西部劇じじいの娘の旦那、つまり義理の息子なのだそうである。なんとも物好きな。いや、大きなお世話か。
ともかく駅馬車というだけあって、店内にはカントリーががんがん流れている。おお、いいですなあ。
ここで我々はバーボンのソーダ割りなどを飲みながら「ジョニー・キャッシュが聴きたい、ジョニー・キャッシュをかけろ」などと西部劇の息子どもに無理強いしたのだった。
そのうちカトーが、娘の彼氏が挨拶に来た、と不機嫌そうな顔で話し始めた。そりゃ年頃の娘がいたらそういうこともあるだろう、問題はその彼氏に対して目も合わさず、思い切り不誠実な対応をしたチミの態度にあるのではないか、と鋭く突っ込んでやった。そのせいでカトー、切れてオレの頭を殴りやがった。になすんだ、このやろう、おめーの娘なんかロバのヨメにでもくれてやれってんだ。
と、そこへ浜松の悪魔、西部劇じじいが西部劇のカウボーイの格好で出勤してきたのである。げげげっ。慌ててオレたちは退散することにし、じゃんけんで、なぜなんだ、オレが負けてしまい、7140円を払うことになったのだった。とほほ。
その後、キベさんが「もう一軒行こう」と、最初の店「一刻者」に乱入するも、既に閉店とあっさり追い返される始末。
すっかり眠気を催したオレは、もう帰って寝るわ、と駅前でみんなと別れ、ホテルに戻ってシャワーを浴びて寝たのだった。あー、飲み過ぎた。

「日経新聞」「ウェッジ」「霧笛荘夜話」浅田次郎・角川文庫。まあ、手癖のような作品集だなあ。


2008.05.08
取材1、原稿。
またである。またくじけてしまったのである。
オレは今まで司馬遼太郎の本を一冊も読んだことがない。
これは日本人として恥ずかしいことではないかと、書店で文春文庫の棚の前を通るたびに、自分を責めていたのだった。
本日、久しぶりに"今後こそ"と思い、平台にあった「坂の上の雲」を購入。おお、どうだ、この青雲の志あふれるさわやかなタイトルは。
ところが長野新幹線に乗り込んで読み始め、3ページほど進んだところでギブアップ。放り出してしまった。
ああ、今回もダメだった。やっぱりオレには司馬遼太郎は向かないのだ。
この国民作家の本を、ほとんど新品のままゴミ箱に捨てるなんていうオレは、もしかしたら非国民なのかもしれないなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊プロレス」「週刊文春」「週刊新潮」


2008.05.07
取材1、原稿。
昨日のPerfumeという言葉に鋭く反応して早速メールを送ってきたのがコマガタ先生であるが、Perfumeなんかよりもっと大切なことがあったのを忘れていた。つなげなサラダだ。
4月13日の日記に書いた、いさわし仕掛けの新製品が渋谷のLOふT限定で登場。渋谷のおしゃれでナウなギャルたちに大フィーバーなのだった、つなげろサラダ。
要は携帯ストラップのようなものでありますな、これ。
歌っているのが仕掛け人のいさわしで、呼び込みはタヌキの親分。途中、オレのヨメや息子も動員されたというプロモーションソングもついている。
どうやら店頭ではこのプロモーションソングと呼び込みの声が流れているらしいので、ぜひ足を運んで欲しいものである。
そして、PerfumeのCDを買ったりヤフオクでライブチケットを入手する無駄なカネがあるなら、ぜひLOFとでこのサラダを大量に購入して欲しいものである。コマガタ。
既に大宮の一部で大ブレーク中。なぜ渋谷限定で売っているのに大宮でブレークなのか、よくわからんが、流行というのはよくわかないから流行なのだと、マーケティングの大家であるかのコトラー教授も言っているではないかというのは大嘘である。なんつー悪文だ。
それはともかくとして、おつなげサラダをつなげたら、きっとキミもぱわ〜あ〜っぷなのだ。さあ、今すぐ買いに走ろう。宣伝費ちょうだい、いさわし。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」駅前の"鳥よし"という店で読んだのだが、この店、最初のビールが出てくるのに3分もかかり、しかもビールが出てこないのに"おつまみはお決まりでしょうか"と注文取りに来やがった。まだビール出てねえじゃねえか、早く持ってこい、と最初のぶち切れ。お通しだけ出して、飲み物も出さずに注文とは、どういう神経だ、このやろ。ようやくビールが来て"本日のおすすめです"とメニューを渡され、じゃあ、サバの文化干し、と注文したら"品切れです"だと。おらおらおら、おめーんとこは、売ってないものをおすすめするのか、このやろ。二度目のぶち切れ。以前も来たとき、コロッケ一つに1時間もかかったことがあって、激しくぶち切れたのだが、相変わらずの店だった。うまい、まずい以前に、飲食店として基本的な何かが決定的に欠けているのではないか。店内あちこちに"水にこだわってます"という張り紙がしてあるのだが、全体に非常にしょっぱくて、後で激しく喉が渇く。水よりも味をなんとかせい。


2008.05.06
原稿。
Perfumeという女の子三人のグループが人気者なのである。古いか?オレ。
プロデューサーはあの中田ヤスタカだ。
Perfumeは知らなくても、中田ヤスタカは昔から知っていたのが、オレの自慢なのである。えっへん。
中田ヤスタカはカプセルというユニットをやっていて、そのテクノな音楽はなかなかに気持ちよくて、特に「スーパースクーター」という歌は、聴き終わると気づかないうちに息が上がってしまっているという名曲だ。時々クルマの中で聴いては、ぜえぜえいってるのである。
中田ヤスタカのびっくりするのは、ボーカルの録音以外のすべてを自宅のパソコン一台で完結させてしまっているという点である。な〜んだ、オレと同じじゃねえか。
コロンブスの卵的なのは、その音である。
つまりコンピュータ使いまくりの宅録の場合、オレもそうなのだが、いかにしてリアルな音に近づけるかというとがメインテーマなのである。ところが中田ヤスタカは、デジタルはデジタルでいいじゃんいという開き直り的音楽というか、どこをどうとっても徹底的に作り物の音で音楽を構成しているのだ。
楽曲がよければ音なんてリアルでもデジタルでも関係なかんべ、という自信のなせるわざなのか。その点はリスペクトなのであった。
そうして実績を重ねてきた中田ヤスタカが放ったのが、Perfumeというわけだ。
いやあ、気持ちいいですよ、実際。聴いていると。
テクノまんまの音で、ドラムとベースが強烈なリズムを刻み、パキパキやピコピコがその上で縦横無尽に走り回る、と。
この感じ、たまりません。
かつてYMOにはまったオヤジ世代がすっかりはまってしまって、通勤電車のiPodでPerfumeが聴かれまくっているというのは、さもありなんというわけだ。
いいですよ〜、ビタミンドロップ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.05.05
原稿。
こどもの日の朝に新潟を出発して、昼に家に帰ってきて、命の洗濯はもう終わりで、仕事なのだった。とほほのほ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.05.04
新潟の実家で、命の洗濯。子供ら5人が集まって大騒ぎ。


2008.05.03
新潟の実家で、命の洗濯。子供ら5人が集まって大騒ぎ。


2008.05.02
取材2。
今年は日にちの並びが悪いとかで、連休はなかなか休めないらしい。そうかそうか。
そう言いつつ、我が家は5月2日金曜日の午後2時、つまりたった今のこの瞬間から休みに突入で、新潟へ行くのであった。
関係各位、すいませんね。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」


2008.05.01
取材1、原稿。
ドリフターズは偉大である。
ツタヤディスカスから届いたレンタルDVDが「8時だよ全員集合」であった。いつの間に申し込んだんだ、こんなの。
きっと酔っぱらって申し込んでしまったに違いない。しょうがねえなあ。
ぶつぶつ言いながらもプレーヤーに挿入して再生を始めたところ、最初は遠くでぼけっと見ていた子供らが次第にテレビの前ににじり寄ってきて、しまいには志村けんと加藤茶を指さしてぎゃははははと大笑い。
最後には娘が「まだねない〜もっとみたい〜」と泣きわめく始末だった。
昭和50年代の番組なのに、21世紀生まれの子供にも大受けのドリフターズ。なんとも偉大であると、再認識なのだった。
なお、このDVDに収録されている番組が放送されたとき、オレは既に就職していて、ヨメは幼稚園児だったことが発覚。うむむむむ、オレはもしかして人でなしか?

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「霧の朝」藤沢周平・新潮文庫。わずか数行で物語り世界に引き込んでしまう、その筆運びの見事さよ。なんとも濃密な小説世界なのであった。ドリフも偉大だが藤沢周平も偉大なのである。


2008.04.30
取材1、原稿。
4月も終わりである。爽快なのである。
えっちらおっちら、地下鉄を乗り継いで江東区のはずれ、南砂町まで出かけたら、駅の周りがすっかり変わってしまっていて、仰天する。ここは地の果てと思っていたら、ちゃあんと道も通っていたし。
続いてタクシーに乗って、潮見まで行く。
今何かと話題のマンションをちらりとのぞいたら、別に警察もいなかった。
潮見もどんどこ新しいマンションが建っていて、ちょっとびっくり。
それにしても、汗ばむほどの陽気だった。

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2008.04.29
原稿。
確か「みどりの日」という名前だったはずなのに、いつの間にか「昭和の日」と呼称変更されてしまったらしい。ともかく一年で一番季候のいい時期である。
なのにオレってば、朝から原稿仕事だし。
ところで近所でひったくりや空き巣、痴漢などの犯罪が発生すると緊急にメールで報せてくれる警察のサービスを利用しているのだが、春のせいか、ここのところ、痴漢やら露出狂やら、やたらと多いのだ。練馬で。
メールには「40代、眼鏡、小太り」などと犯人の特徴も書かれてあって、困ったことに、なかなか散歩もしづらくなっているのである。いかにもウォーキングしていますっていう格好じゃないと、おちおち徘徊もできなくなったのである。
って、するなよ、徘徊は。

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2008.04.28
取材3、原稿。
インタビューした相手が、なんと偶然にも同じ駅の人だった。オレは北口で、戦法は南口。
これはこれはなどと言いつつ、照姫行きましたか、と聞いたら「ええ、そりゃあ、もちろん」という笑み。
わはは、やっぱり石神井の住民はあれしか行くところがないんだよ〜。

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2008.04.27
練馬区には、照姫まつりというものがある。
石神井公園の池に身投げしたお姫様をお祭りするという、由緒正しい伝統的な行事である。
というのは真っ赤なウソで、身投げしたお姫様の話は単なる作り話で、祭が始まったのも平安時代ならぬバブル時代の1988年と、極めて最近である。
そんな祭に価値があるのかと皆が首をかしげつつ、区長の人気取りであるのは明らかだというのに、まあ、他に催しがあるわけでもないし、今さら止めるのもなんなんだかなあ、というノリで続けられている不思議なイベントである。
というちっとも由緒正しくないイベントだというのに、人気だけは抜群で、毎年10万人もの人出があるのだそうだ。他に行くところがないからなあ、というのは当の区民誰もが一度は口にする自虐コメントである。
当然、我が家も行きました。かっかっかっ。
というのも、祭のステージで息子の所属するヒップホップダンスチームの発表会があり、息子もダンスを披露するからなのである。将棋をしたり、ヒップホップダンスをしたり、給食を食べたりと、小学生になってから忙しい息子である。
照姫まつりのメインイベントは、一般公募で選ばれた照姫役の女性を主役に、戦国武将に扮した行列がものものしく街を練り歩くというものだ。史実でもなんでもないホラ話なのに、どういう意味があるんだ、この行列。
だが、どうせホラなら何でもありだろうと思うのは主催者側でも一緒のようで、今年など、お姫様と戦国武将の行列の前には、ビキニ姿のサンバダンサーズ数十名の行列と、その真後ろにはアロハをまとったフラダンスばあさん数十人の行列が続くという、思わず目を覆うしかないような惨状が繰り広げられたのである。
さらにその行列の先頭に目をやれば、地元の子供たちの演奏するミッキーマウスマーチに乗って、警視庁のマスコットのピーポくんがパトカーから手を振って飲酒運転撲滅を訴えるという、ああ、この街はいったいどうしたんだ、なぜ誰も歯止めをかけないんだ、という地獄絵図なのであった。
会場の公園内には様々な露店が出ており、オレは一つの露店の前で生ビールをせしめ、ついでに1パック100円で売っているイカのキムチを、閉店間際になったら2パック100円で買ってやろうかと交渉したら塩をまかれてしまった。
しょうがないから、ステージでのダンスを終えた息子の手を引いて、オレは帰り道にうまく自転車の妻をまくことに成功し、見事にあかるいうちからうなぎ屋に潜入することに成功したのである。
このうなぎ屋でオレは、なぜか息子と一緒にドジョウの柳川を食いつつ、日本酒を飲み、ああ、こりゃいい気持ちだわい、と夕方から酔っぱらったのであった。
なお、写真は祭の公園ではしゃぐ娘たち、仲良し三人組である。
こんな年齢でもオンナが三人集まるとうるさくて手に負えず、まったくオンナってのはどうしてこうなんだと、父ちゃんたちを嘆かせるのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.26
将棋を教えたら、7歳になったばかりの息子は自分で将棋の解説書をじーっと読んでは、勉強している。好きになれば、子供の集中力ってのはたいしたものだ。
いちいち相手をするのも面倒なので、フリーウェアでごろごろしている将棋ソフトを落とし、パソコンで相手をさせてみた。
しばらく勝手にやらせていたら、なんとなくいい形の駒の動きをしている。
ほほう、頑張ってるなあ、と声をかけたら「いびしゃぼうぎんせんぽうだよ」との答え。
ななな、なんなんだ、それ。
慌てて本棚の息子の参考書を開いてみたら「居飛車棒銀戦法」というのが確かにあった。ふえー、いつの間に、とびっくり。
もはやオレでは歯が立たない。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.25
取材3、原稿。
某大学の大学院で、社会人として学ぶ人たちをインタビューする。
そのうちの一人の差し出した名刺を見ると、見覚えのあるマークが。
そうである、あのパンクラスのレフェリーだったのである。
なんでもスポーツのルールの体系化を学問的に研究しているそうで、うひゃー、パンクラスの人なんですかあ〜、もしかしてシューティングの佐山ルールも研究しましたか、と質問したら、「おお、詳しいですね、もしやあなたも格闘家?」と聞かれてしまったのだった。
ぶるぶる、とんでもない、ほれ、腹もこの通り、と自己紹介し、しばし格闘技話で盛り上がる。なんにせよ、パンクラスのレフェリーだぞ、現役だぞ、本物だぞ。
リングスの旗揚げ見に行きましたよ〜と言ったら「おお、私も行きましたよ、横浜アリーナ」という返事。おお、なんということだ、過去に同じ会場で同じ試合を見ていたのか。
単純にミーハーと化したわたくしは、このレフェリー様と格闘技話、プロレス話で盛り上がり、仕事そっちのけの至福の1時間を過ごしたのでありました。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サイゾー」
「バンドライフ」吉田豪・メディアックス。インタビューの名手、吉田豪によるバンドブームの頃の連中へのインタビュー集。登場人物にはほとんど興味はないが、吉田豪のインタビューはいずれも一読の価値ありで購入。やはりインタビューものでは当代一流だよな、この人。徹底的に調べ尽くして白紙で聞く、というインタビューの鉄則をここまで極めれば、たいしたものである。


2008.04.24
取材4、原稿。
息子の小学校生活初めての遠足の日だったのに、残念、雨で延期となったのだった。
これぐらいの雨なら決行しろよ〜と思ったオレは、しっかりと傘を差して出かけたのであるが。
ところで今年も毎年恒例の夏合宿が8月に予定されている。
幹事のオレとしては、ぼちぼち来月ぐらいには下見に行こうかと思っていて、キベじさまと、たぬきの親分に都合を聞いたわけだ。
すると、うぎゃっと、びっくり「下見は行かなくていいんじゃない? 当日のお楽しみということで」という返事。
あ、あ、あのなあ〜。
そもそも去年と同じ場所でいいという大方の意見に逆らって、「下見がしたいから新しい場所にしよう」と言い出したのは当のおっさんではなかったか。
そのわがままに付き合って、ここではどうですか、あそこはいかがでしょうと、お伺いを立てながらようやく宿を手配したのが、幹事であるこのオレなのである。
そそ、それなのに「行かなくていいんじゃない?」とは、なななな、なんということだ。
心底呆れ果てたオレではあったが、まあこの二人のわがままは今に始まったことではないし、ぼけているんだと思えば腹も立たぬわ。
仕方がないので、しばらくたって、再度、下見に誘うことにした。その頃には、今回の発言をすっかり忘れていることも十分に考えられるし。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」


2008.04.23
取材4、原稿。
去年から使っていた加湿器の調子が悪くなったので、仕方なく新しい加湿器を買ったのだったが、まだ3ヵ月も使っていないっていうのに、息子が派手にラーメン丼をひっくり返してしまって、あっけなく昇天。粗大ゴミシールを貼って、引き取ってもらったのだった。
まったくもう、高かったのに。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「美味しんぼ」


2008.04.22
原稿。
鯉のぼりってのも、劣化するんだねえ。
どれ、ぼちぼち今年も、と思って箱から出してきてセットを始めたら、ポールの先に取り付ける矢車っていうのか、あれがぼろぼろになっていた。プラスチック製だし。
息子が生まれた年の四月に、義理の父に買ってもらったやつだから、もう7年目か。早いものだ。
矢が取れてぼろぼろではあるが、今年もなんとかこれで行くべか、と思いながら四月の畑の上を泳ぐ鯉たちの姿を眺めたのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.21
取材6。
昼着の「のぞみ」で名古屋へ。東京駅のホームでは偶然に隣にドクターイエローが停まっていて、おおっ、と感動したのだが、隣席のコダニくんはまったく無関心。「へ?なんすか?」てなもんである。
名古屋、暑い。
26度。夏日ではないか。何につけてもゆるいのである、名古屋は。
タクシーで某社の支社前を通り、おお、カナウチおじさんは元気だろうか、時間があれば酒でもおごってもらうのだが、と後ろ髪を引かれる。
取材終了後、名古屋駅の居酒屋で軽くビールを飲んで手羽先を食う。
本当なら世界の山ちゃんに行きたかったのだが、時間がなくて、残念。
新幹線の座席でコダニくんと待ち合わせたのだが、現れず、あれえ、どうしたのかなあ、と思っているうちに新幹線は出発。あれえ、と思っているうちにすっかり眠ってしまったのだった。
あとで聞いたら、単なる乗り遅れだったらしく、こりゃどうもお疲れさんでした。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「週刊現代」
「会社は頭から腐る」冨山和彦・ダイヤモンド社。そうである、会社は頭から腐るのであった。人間もか。
「調べる技術・書く技術」野村進・講談社現代新書。みんないい仕事をしているなあ。


2008.04.20
小学校が始まって、元気ではあるものの、さすがに緊張しているのだろう、一週間が終わる頃には息子も疲れた顔をしている。
だから土日は基本的には休養だ。
本日も家でごろごろ。地元のスーパーに買い物に行ったくらいで、あとはのんびり過ごすのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
「プロレス 悪夢の10年を問う」別冊宝島。へえー、阿修羅原って実家に帰って元気で暮らしているんだ。ちょっとびっくり。悲惨な老後を送るレスラーが多いので、ちょっと嬉しい。ましてや阿修羅、やばい借金がらみで業界を追われただけに。


2008.04.19
そのダンスサークルの発表会があったので、練馬公会堂まで見に行く。
壇上にどーんと並んだガキども。その中に我が子とヨメがいて、みんなであらえっさっさーと踊るのだった。
それを、口を開けて眺めてはビデオに撮る父ちゃんたち。ご苦労なことである。って、オレもだけど。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.18
原稿。
地元のダンスサークルに入っている妻と子供たちが、今日は練習日だというので、会場の小学校まで送っていった。もんのすごい雨風である。
体育館前でおろしたついでに、そうだ、豆腐を買おうと思っていたんだと思いだし、そのままクルマで隣町の大泉学園へ向かった。
なぜ豆腐か。
地元の顔も知らない人がやってるブログに、えらい面白いのがあって、そこに紹介されていたのが地元の小さい豆腐屋だったのである。
枝豆を使った薄緑の豆腐や、赤大豆を使ったピンク色の豆腐があって、これが冷やしても温めても、えらく美味なんだと。
もちろん特に有名な店ではなくて、普通の商店街の普通の豆腐屋なのだそうだ。
その豆腐の写真を見てから、おお、食いたい食いたい、冷や奴にしてみょうがをたっぷりのせて、しみじみと食いたい、と思い詰めていたのである。
よしよし、今夜は豆腐三昧だ、お総菜もいいのがそろっているという話だし。そう決め込んで向かった春の嵐の午後なのだった。
目的地に行くには、隣の駅まで行って踏切を渡らなくてはならない。まあ、嵐とはいえ、午後ののんびりした時間帯だ、そんなに待たされることはなかろう。
そう思ったら、これが大騒ぎ。5分たっても10分たっても遮断機が下りて警報機は鳴ったままだ。
西武線の開かずの踏切は悪名高いので、だいたい慣れっこになっているが、さすがにこれはおかしい。朝晩なら15分待ちもあり得ようものの、この時間帯でこれは不穏だ。
狭い踏切を渡る狭い道でじりじりしながら待っていて、そのうちもぞもぞと尿意を催してきたオレ50歳は、あ〜あ、しょうがねえなあとつぶやいてあきらめ、とうとうその道から脇に入り、家に帰ることにしたのだった。
と、帰る途中で携帯がぴろろろーと鳴る。メールだ。
信号に停まったすきにそそくさと手元を見ると、案の定である、人身事故で西武線が停まっていまあす、というメールだった。そういう交通情報を配信してくれるサービスを利用しているのである。
結局、こうして激うま豆腐はあきらめてしまったのだった。うーむ、近々、再挑戦である。いわゆるリベンジだな。
ついでに家に着いてから直行したのはお便所である。
さて、落ち着いたところで、昼に届いた宅急便の包みを開けた。中身は、ココセコムである。
なんですか〜、ココセコムって。
はい、お答えしましょう。GPS端末です。要するに徘徊老人やペットにくくりつけておけば、行方不明になっても携帯やパソコンで検索することで、すぐに居場所が地図上に表示されるというサービスであります。
だが我が家には徘徊老人も徘徊ペットもいないではないか。
ふっふっふっ、そうではない、かわいい小学生がいるのだ。
そうである、これは世の中の犯罪から我が子を守るための防犯グッズというのが真の正体なのだった。
昔のポケベルのような端末をランドセルに忍ばせておけば、息子が今教室で授業を受けているのか、それとも既に校門を出て家に向かっているところなのか、あるいは既に家に帰っていてそれに親であるオレが鼻からちょうちんで気づいていないだけなのか、携帯をぴぴっとやるだけでたちどころにわかるのだった。
しかもだ、マジな話、怪しいヤツが後を着いてきたと思ったら、端末のスイッチを押せばよい。すると、セコムから警備員がその現場へ急行して子供を保護してくれるのである。
逆に携帯で子供の位置を確認したら、どうもおかしい、こんなところにいるはずがないという場所だという場合、セコムに連絡すればそこに急行してくれる。
ああ、ありがたや。なんとも安心のサービスなのだった。
しかも、これで料金は月々900円。9000円じゃないよ、900円だよ。
こりゃ当然使うでしょう。というわけで、申し込んでおいたのだった。
いや、実際、小学校が始まって2週間。早くも二日目には、ミスでまったく違う登校班に振り分けられて、全然反対の方角へ帰って行って"ここはどこ、僕は誰"状態で呆然と突っ立っていたのを先生に発見され、その間、ヨメは髪振り乱して町内中を走り回っていたというし、その数日後には下校時間にヨメが間に合わせずにたまたま通りかかったオレが偶然にも息子を拾って帰ることができたし、先日は予定より早く帰ってきたものだからオレもヨメも不在でカギがかかった玄関の前で、息子は呆然とたたずむしかなかった、という事態があったのだ。
これは我が家だけでなくて、聞けばどこの家でも起きているのだという。サヤちゃんも違う登校班に連れて行かれて、知らない道ばたで泣いているのをたまたま通りかかった知り合いのお母さんが発見してくれたというし。
この二週間、下校時間になると、お母さんたちの間では「ウチの子がいないのよ〜」「ウチのもいないのよ〜」「どこかしら〜」「どこかしら〜」「誰か」「知ってたら」「教えて〜」という電話やメールが飛び交っていたのである。
オレも、息子には"おかしいと思ったら、おとなしく着いていかずに、声を出しておかしいと言え"と強く命令した。どうにも1年生の母親たちにはまだ幼稚園時代の感覚が残っているようで、先生は子供を親に手渡すまで、きちんと責任持って面倒見てくれると思っているようである。
見ているとそんなことはまったくなくて、校門を一歩出たらあとは親の責任、まあ、行きがかり上、通学路の途中までは付き添うけど、親一人ひとりに渡すまで面倒はみてらんないからね、というのが先生なのである。確かに校門を一歩出たら、あとは親の責任というのはオレもそう思う。一歩出たら自分の身は自分で守るということを子供に教えるのが、親の役目なのだよ。
世間には、むきだしの悪意というものが存在して、ふりかかる火の粉があれば自分でふりはらわなくてはならない、ということを徐々に教え込まなくてはならないのだ。
この世はいい人ばかりの楽園などではなくて、それを信じて失敗したのは北の国なのである。
などと話は勝手に暴走しているが、要は900円で多少なりとも子供を見守る"目"が手に入れられるなら、あるいは、万一の時にプロが現場に急行してくれるなら、これは安心料として極安だろうということだ。
もっとも現場急行はその都度1万円とられるから、いたずらでボタンを押すんじゃないよと息子に念入りに言い聞かせた。ただ、本当に怖いと思ったときにはためらわずに押してもらわないといけないから、そのあたりの言い聞かせが難しいところではあるが。
もちろん練馬区では小学生全員に防犯ブザーを無料配布している。それはランドセルにぶら下げている。
見えるところに着けることで、抑止効果とする、という考えだな。
それとは別にセコムをランドセルにこっそり忍ばせる我が家。めんどうだから学校には確認を取っていない。勝手に入れておくのである。
昔はセコムって金持ちが利用するものと思っていたけど、今は普通なんだよなあ。いいことだと、思うが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.17
原稿。
夜、新宿で仕事の打ち上げがあったので、早めに行って東口の新星堂をのぞいた。
まず、アコースティックギターのコーナーに行き、岸部真明の最新CD「マイ・フェイバリット」を買う。いわゆるカバー集だな。
岸部真明は、派手さはないが、しっかりと落ち着いた、きれいなギターを弾く。聴いていて気持ちがいいんだよなあ。
続いて隣のビルの楽譜のコーナーに行く。目新しいものは特になく、ミキシング関係の本を一冊購入。レジで、かばんに入れるからそのままでいいよ、と言ったら、ああ、ここにもいた、シールを貼りたがるバカ女が。
シールをお貼りしていいですかと聞くから、ダメです、だったらこのCDの袋と一緒にしてください、と命じる。まったくなんで人の買った本に勝手にシールを貼るのだ。
この手のシールオンナに出会うといつもぐったりなので、4階のDTMコーナーに行こうと思っていたのをとりやめて、だらだらと打ち上げ会場のある歌舞伎町はさくら通りに向かったのだった。
途中、客引き女が「アントニオ猪木の酒場が本日オープンでえす」とチラシを配っていたが、ななな、なんだ、そりゃ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「サウンド&レコーディング」5月号。6人のエンジニアが同じ曲をミックスして、その仕上がりを比べる企画はよかった。いやあ、みんないろいろと技を持っているのね〜。へー、こんなことするんだ、という裏技がいっぱいで、とても勉強になりました。
「レコーディング/ミキシングの全知識」杉山勇司・リットーミュージック。トラックの荷台に荷物を詰め込むように2ミックスする、か。なるほど。カクテルパーティー効果ね、なるほど〜。と、打ち上げ帰りの混んだ電車の中で、ふむふむとうなずきながら読んだのであった。


2008.04.16
取材1、原稿。
美輪明宏の「ヨイトマケの唄」が長い間放送禁止に近い扱いを受けていたのは、「土方」という単語が職業差別にあるという判断によるものだったらしいが、最近になってさすがにこういうアホな自主規制の無意味さに多くの人が気づいたらしく、桑田佳祐や槇原なんたら、森進一といった連中がカバーするようになった。
その決定版とも言えるのが、これだ、米良美一。
そーである、「もののけ姫」のタイトルを歌ったもののけである。これは差別用語である。
これが、凄まじい。YouTubeにいっぱい動画がアップされているからぜひ視てくださいまし。泣けるから。
米良美一と言えば、あの中世的な妖しいテナーだ。
ところが「ヨイトマケの唄」では仰天、なんと野太い男の声で叫ぶように、振り絞るように、歌うのである。
さすがクラシック畑の歌い手はモノが違う。大きなホールでもマイクなしの地声で会場の隅々にまで届くよう鍛えているだけあって、第一声を発した途端に表現力、声量がまったく違うことが納得できる。
本人のカミングアウトによれば、米良美一、実は先天性の骨格の病気で体は生まれたときからぐにゃぐにゃ、まともにおっぱいを飲むこともできなかったそうだ。今のあの体型というか佇まいというか、あれも病気のせいであって、これまた差別用語の要は奇形、フリークスなのですな。
そんな米良を心の底から愛していた両親は、高い治療費を稼ぐため、土木作業員として必死に働いたのだそうだ。
そういう話を知り、米良が野太い声で母に届けとばかりに絶叫する歌を聴きながら、その背景に幼い米良を満面の笑顔で抱きしめる母親の写真を見せられたら、こりゃ、あなた、忘我の涙で当然です。
いやあ、泣いた泣いた、泣いてすっきりだ。
ぜひYouTubeでご覧くださいまし。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「文藝春秋」大阪の知事のインチキぶりを暴いている。うさんくさいものなあ。宮崎のあの人も同じ臭いがするけれど。
「流行り歌に隠されたタブー事件史」別冊宝島。パクリや放送禁止などにまつわるスキャンダル集。タモリがジャスラックを激怒させたという封印アルバム、が聴きたくなった。と思ったら、YouTubeで聴けたよ、タモリの戦後歌謡史。リンゴの歌がサンゴの歌だものなあ、大笑い。サンゴは何にも知らないけれど〜。
「学校がアホらしいキミへ」日垣隆・大和書房。中学生から高校生に向けたメッセージ。世の中には悪意というものがあり、また、生きていくには求められる納期と品質に応え続けなければならないのである。学校教育法の第一条"教育の目的は人格の完成"について、人格が完成したら"神"じゃねえかよ、と突っ込んでいたのには大笑い。
「G-SPIRITS」特集は、ああ、言っちゃった、"猪木は本当に強かったのか"。ビル・ロビンソンに言わせれば強かったらしいがなあ。鈴木みのるが"他のプロレスラーより自分のほうが圧倒的に強いけど、オレがやりたいのはプロレスだから、スキルは出さない"と言い切っているのがえらくかっこよかった。


2008.04.15
原稿。
すっかり朝6時起床が定着してしまって、なんと7時前には食事も掃除も洗濯もみんな済んでしまっているという素晴らしさだ。
ああ、4月の朝の風が気持ちいいなあ。
8時前に小学校に向かう息子を見送り、その後、娘の手を引いて幼稚園まで行く。なんという平和なお父さんなのだ。
家に帰ってきてお茶などすすり、ヨメに向かって「じゃ、行ってくる」と言い置いて2階へ出勤。おお、なんという理想的な生活なのだ。
そのまま事務所にこもって、一日かけて長い原稿を仕上げる。
途中、気分転換菜洗濯物などを取り込んだりして。
なんだかこのペースはとても気持ちがいいなあ。でも、確実に社会の流れから取り残されてるっていう感じもするなあ。大丈夫か、オレ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.14
原稿。
寡聞にして知らなかったが、スイーツ脳というものが世の中を席巻しているらしい。
なんじゃ?それ。スイーツ脳って。
そう思ったあなたに、ネットからサクッとコピペである。

スイーツ脳女の特徴
・テレビからの情報を鵜呑みにする
・テレビや雑誌で「健康によい」と特集されるとその食材ばかり買う
・一定期間過ぎるとそのことも忘れ、新たなブームに手を出す
・自分の外見に関して、他人が思っている以上にかわいいと過大評価
・女は社会的弱者だから、優遇されて当然 わがままも当たり前
・女性専用車両の存在に何の疑問も抱かない
・「泣ける」と銘打った映画、小説が好物 「泣ける」と書かれただけで泣ける
・「パスタ」はスパゲッティのオシャレな言い方だと思っている
・目的のために、正しい情報を得ようとする能力に欠ける
・あふれる情報の中で、どれが正しいものか見抜く力に欠ける
・流行とは、自然に流行るものではなく、事前に「これが流行です」と提示してもらうものである
・個性を大事にしたい、といいつつ他人と違う行動をとることを極度に恐れる
・自分が働いてない(もしくは並みの所得)にもかかわらず「惨めな生活はしたくない」という信念だけは人一倍強い
・働かずに金ヅル男にありつけるのは美貌と愛嬌を持った女だけ、ということに全く気づいていない
・もしくは自分がそのような女ではないということに全く気がついていない

わははは、いるいる〜、そういうオンナ。でも、もしかしたらオレも当てはまるかも、ってちょっとドキッとした項目がないわけでもなかった。
ともかくスイーツ脳、そういうオンナである。ふふん、と笑ってやり過ごそう。
同じような文脈では「昭和脳」というのもあるらしい。これは団塊世代の精神を持つヤツのことだな。
オレは違うぞう。

新聞休刊日。夕刊だけ読む。


2008.04.13
親分といさわしが、ねりま丹後湯にやってきて、本日は録音である。
この4月から、ってもう4月も半ばであるのだが、渋谷のど真ん中で始まるヘビープロモーションに使用するキャンペーンソングの録音なのだ。
おされな渋谷の街に響く、おされな歌。さあ、聴け、これだ。
と言いたいのだが、なぜかまたサーバがmp3ファイルのアップを受け付けない。うーむ、なんなんだ。この問題が解消されたらアップしよう。
それまで待ちきれないという方は、渋谷の街に出かけて、直接聴いてくれたまへ。「あら、失礼しちゃうわ」に思い切りこけるだろう、ってなんのこっちゃ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.12
初めての小学校生活を一週間経験した息子は、当然だけれどそれなりに疲れたのだろう、一日中ごろごろと過ごしたのだった。
昼は、以前から気になっていた宮本ファームへ行く。練馬の真ん中、アンドー君ちの近くにある、農家直営のレストランだ。こういうものがあるのだ、練馬には。
ここのレストランでは、地元でとれた野菜と、うまー肉を食わせてくれる。
評判は高いようで、どれどれとランチを食いに行ったのだ。
そして、このランチが、おおっと驚くほど旨かったのである。ああ、うまー。
焼き肉定食だったのだが、肉も野菜も絶品。うーむ、こんなに旨い焼き肉なんて何年ぶりだろう、いや、初めてではないか。
いや、まてまて、普段我が家は肉などほとんど食わないから、単に肉という食材そのものを旨いと感じているだけではないか。
そんなことを言いながら、むさぼり食った4月の土曜日の昼下がり。帰りのクルマの中では「赤いスイートピー」がかかっていたのだった。
ちなみにこの宮本ファームでは、テーブルにビールのサーバーがついていて、客はジョッキだけもらってあとは自分で欲しいだけビールを注ぐというシステム。サーバーには計量器がついているので、飲んだ分だけ払うという画期的な量り売りシステムなのだった。
今度一緒に食べに行こうよ、いさわし。

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208.04.11
取材3。
「タンゴさん、覚えといたほうがいいよ」と、独立間もないオレに向かって、コバヤシさんは言ったものだった。
「初日にお茶が出てくると人は平身低頭し、二日目になると"どうも"と言い、三日目には何も言わなくなり、四日目にお茶を出すのをやめると"今日はお茶も出ないのか"と言う。それが人間というものだよ」と。
20年も前のこのアドバイスは今も妙に頭に残っていて、オレは四日目にお茶を出されても初日と変わらない態度でいられる人間でありたい、と思っている。
決して取扱注意だけがオレではないのだ。

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2008.04.10
原稿。
息子が小学校に通うようになった今週から、我が家は6時起きである。
7時50分に息子が家を出るためには、仕方ない。
当然、息子が家を出たら、そのまま娘も続けて幼稚園に向けて家を出ることになる。送っていって帰ってきても、まだ8時半前だ。
メールを片付けて、ちょっとした仕事を片付けて、それでもまだ9時。
おお、なんと健康的なことか。まったく朝の時間を有効に使うと一日が充実していて大変によろしい。
それにしても幼稚園の先生方は7時が定時出勤だし、小学校も似たようなものだろう。教頭をしているオレの弟など、6時には職場に出ているそうだ。娘の前の担任も5時に家を出ていたし。
まったく教育関係者には頭が下がるなあ。
なお、話はまったく関係ないが、音楽紹介のページをきちんと整理しなきゃと思っていて、ようやく手を付けた。トップページの「ねりま丹後湯」から行けます。一度ご覧くださいまし。
音楽紹介ページの何がネックかというと、音源を載せておくのにサーバの容量に限りがあるということだ。ソネットは、今、毎月50メガで1200円くらい取られている。
なんとかしなきゃと思っていて、無料のサーバを利用することにして、音楽紹介だけそちらに飛ぶようにした。
忍者というサーバで、ドメインは和風のものがいろいろそろっていて、好きなのが選べる。見たら、ちょうど「iiyudana」(いい湯だな)というドメインが残っていたので、迷わずこのサーバに申し込むことを決定。
利用は無料で、サーバの容量は100M。おいおい、ソネットは何をやってるんだ?
ただ、この忍者のサーバ、なぜかmp3ファイルを受け付けないことがある。アップできるときと、アップが許可されないときがあるのだ。
忍者ではダメだったファイルがソネットではアップできたりするから、おそらくサーバの側で制限をかけているのだろう。mp3など、著作権がやばそうなデータについて。
ただ、ほとんどのmp3ファイルは大丈夫だったので、どこで選別しているのか、よくわからんのだ。ファイルのデータ自体に何かの記号が書かれてあって、それで選別しているのだろうなあ。
誰か教えてください。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.09
原稿。
ということで、聖火の話である。
パリを走った聖火がえらいことになったおかげで、ネットの住人も大騒ぎだ。
「フランス、かっけー」「レベル、高杉」「火が消えないように守る消防士を初めて見た」などなど、興奮の極みである。
そして、当然のように返す刀で「長野は大丈夫か」と早くも舌なめずりだ。
これを知ってか知らずか、もともと保守王国・長野なんてのは外界に興味はないから知らないに決まっているのだが、長野市の職員がテレビのインタビューに答えて顔をさらしながら「長野は治安がいいから大丈夫」「あんなバカなこと」と堂々と述べたものだから、これまた大騒ぎ。
「治安と聖火リレーは関係ねえべ」「虐殺への抗議行動がバカなことなのか」といちいち正論だらけ。さらに長野の経済界の人間が「聖火リレーで観光客が押し寄せると期待したのに、これじゃ逆効果」と口走って、「長野は、人が虐殺されることよりも、自分の儲けが大事なのか」と攻撃される始末だ。
そんな中、地味〜に輸入がストップしていたのが、中国からのもやしの豆。
国産のもやしであっても、その種となる豆は、90%が中国からの輸入だったという衝撃の事実がこれにて発覚したのであった。
その豆の輸出を、中国は突如ストップしてしまったのだが、理由ははっきりしていて、要は毒入り餃子事件への逆ギレなのだな。「てめ、ぶつぶつうるせえから、もう食い物、分けてやらね」というわけだな。報復絶倒。
日本国内の業者は、数ヵ月分の在庫を確保しているから、当分大きな影響はないらしいが、このまま続くと年末あたりにはもやしが食えなくなりそうだ。うーむ。
まあ、中国のものなら、食えなくなっても、あきらめがつく気がしないでもないが。
なお、聖火に関してアグネス・チャンが「きっとそう言うだろうなあ」と誰もが思うようなことを言ったらしいが、残念ながら聞き逃してしまった。悔しいぞ。
あれだけ日本に長く住んでて、あれだけ日本語が下手な外人ってのも、珍しいよなあ。わざとか?
なお、オレがこの世で嫌いなもののトップスリーが、飲み屋で見知らぬ客から話しかけられることである。
こちらは静かにおとなしく過ごすのが好きだから、わざわざカネ払って一人で飲んでいるのだ、別に人恋しいわけじゃねえ、全身に漂っているこの話しかけるなオーラがわかんねえのか。
それなのに、軽くちょっかい出されて、軽くキレてやった、春の宵なのだった。だからオレは「取扱注意」などと陰口をたたかれるのだろうなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ゴルゴ13」「ドラえもん」「サウンドデザイナー」5月号
「続・オーディオ常識のウソマコト」千葉憲昭・講談社ブルーバックス
「脱・偽装食品紀行」中山茂大・光文社


2008.04.08
原稿。
土砂降りと強風のなか、息子はランドセルをしょって家を出た。
オレは本日、幼稚園の入園式で会長さんの挨拶をしなくてはならない。傘を差し、スーツで、家を出たのだった。
幼稚園の門では、明るいスーツに身を包んだ保護者と、まだよく事態を理解していない顔も入園児が、並んで記念写真を撮っている。
入園式の雨は10年ぶりだそうで、気の毒といえば気の毒であった。
それにしても、我が子の3年前を遠い昔のように思い出す。あの日の我が家も、今ここにいる家族たちのと同じ顔をして写真を撮っていたのだなあ。
つくづく振り返って思うのだけれど、幼稚園時代っていうのは、親も子も、本当に幸せな時間なのだった。
入園式が始まり、壇上で挨拶をする。
園からは、職員の紹介と担任の発表がある。
発表と同時に、入園児を抱えたお母さんたちは、イスに座ったまま手元を隠すようにして携帯に文字を打ち込み始める。隠していたところで、壇上からははっきり見えて面白かった。
担任がどの先生になるかは、お母さんたちの一大関心事。入園式で初めて発表されるとあって、年中、年長の友達から情報を頼まれていたお母さんたちが、競うように一斉にメールしているというわけである。
別に明日になれば普通に担任が誰かはわかるわけだし、人より早く知ったところで好きな先生を選べるわけでもないし、だいたい誰が担任になってよかったの悪かったのって、幼稚園ごときで大差あるまいし。
という話を前日にゆうやパパとしたばかりだったかに、入園式そっちのけでメールを打ち込むお母さんたちが、おかしかったよ。
明らかに携帯メールの影響で、200字以上の長い文章が読めない大学生が増えているのだそうだ。バカな学生は昔からいたから、まあ、これをもってして騒ぐのもどうかとは思うが、確かに携帯メールだけがコミュニケーション手段というのは、あんまりいいことではないなあ。
携帯よりも電話のほうが確実で早いという用件も確かにあって、今やできるビジネスマンほどメールを使わないのだった。
って、なんで話が入園式から現代ビジネスマン事情に飛んでしまうのだ、オレは。
まあ、ともかくこうして父母会長としての仕事もおしまい。
はあ、いろいろと大変だったけれど、それなりに面白かったなあ。いい経験をさせていただきました。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」「週刊女性」


2008.04.07
原稿。
朝からすっきりせず、どんよりとした雲が広がる中、息子は玄関先でえいやっとジャンプしたのだった。
3年前の4月にジャンプしたときは、幼稚園への第一歩だった。
今日のそれは、小学校へ向かうジャンプであった。
幼稚園と小学校はまるで違うのだということを教え込み、自分なりに緊張と不安を抱えた朝を迎えたのだろう、起きてからもうろうろと落ち着かず、やたらとべたべたしてきたのだった。
しかし、一歩外に出ればやはり晴れがましい気持ちになるらしく、途中であったりさちゃんと一緒に、背中のでかくて空っぽのランドセルを揺らしながら通学路を走ったのである。
夜、布団の中で、今日のことを、こわくなかったか、と聞く。
「ちょっとこわかったよ」と息子は答えた。
これから先もいろんな初めてのことがあって、不安になったり心配したり、こわく思ったりするだろうけれど、最初の一日をちゃんと過ごすことができたんだから、これから先も絶対にうまくいくよ、と話してあげたら、枕を抱えて安心したようににっこりと笑ったのだった。
幼稚園ではずいぶん深く関わったつもりだけれど、小学校ではもう距離を置こうと思っている。だから小学校でどんな風に過ごしているのかは、息子に聞くしかないのだ。毎日こうして、食卓で、風呂で、布団の中で話を聞いてやろうと思う。
入学前に息子と約束したこと。
別に勉強やスポーツで一番にならなくてもいいけど、学校で一番たくさん図書館の本を借りる子になってごらん、と。
でも、本心は大過なく健康で穏やかに大きくなってくれれば、それ以上のことはないと思っているのだった。
ともかくこうして長い6年間が始まったのだなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.06
雪が降ったら、翌朝には待ちのあちらこちらで雪かきが行われる。道行く人が滑らないようにという、市民の良識である。
ここ練馬では、風が吹いた翌日には、道ばたにつもった泥を片付ける"泥かき"が行われる。これは本当の話である。
"てめんとのこ土だ、とっとと持ち去れ"とばかりに無駄に広がる畑や空き地をにらみつけながら泥かきをする人々の姿が、あちらこちらで見られるのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.04.05
本日は学研の保育雑誌「ピコロ」8月号と9月号の付録CDの録音なのである。「の」の多い文章なのである。
今回はオレのアレンジした5曲を収録したのであるが、ともかく大騒ぎなのであった。なぜかというと、お子ちゃまコーラスがあったからだ。
写真は、録音風景をのぞき見ては、一緒に踊っているお子ちゃまコーラス隊の皆様である。ほとんど幼稚園状態なのだ。
楽しいと言え楽しいし、騒々しいと言えば騒々しい。
しかし、なにしろ保育専門雑誌だから、スタッフも子供には慣れたもの。なにより、歌手の皆さんが現役の保育士だったりするから、むしろ子供がいた方が乗りがよかったりして、けっこういい雰囲気で歌が録れたのであった。
それにしても今回もエンジニアのイイジマ氏が絶妙のテクニックを披露してくれた。
ハンドクラップの録音をどうしようかとずっと悩んでいたのだが、バラで録ったものを、後で切り貼りして、完成させてくれた。サンプリングと同じやり方であるが、それをサンプリングくさくないように仕上げてくれて、うーむとディレクター様であるオレはうなるのみ。
さらに子供の扱いが抜群にうまくて、お子ちゃまコーラス隊を仕切るやさしいおじちゃんに変身。一同拍手喝采で、さすがに三人の娘の父親なのだった。
そのイイジマ氏と編集長のキムラ氏、そしてオレの三人が、もうすぐ子供たちの入学式に出席。春はやっぱり楽しいなあ。

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2008.04.04
取材3、原稿。
某女子大で、女子大生にインタビューする。19歳、ぴちぴちだ。
「えーと、お名前は?」
「某マユミでえーす」
「マユミさんって、どういう字を書くの?」
「えっと、写真の真に、弓矢の弓でえーす」
「ああ、五輪真弓の真弓だね?」
「…誰ですか、その人」
「えっ、知らないの?」
「…知らないです」
「…」
「…」
「えっと、あの、お父さん、いくつ?」
「47ですけど」
「………」
散り始めた桜の花びらが、都心の空に美しく舞うのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「月刊現代」


2008.04.03
打ち合わせ1、原稿。
この春から息子は小学生である。
今までは幼稚園の登園・降園は親が一緒だったが、これからは行きは登校班に混じって、帰りは一人であるいは友達と、ということになる。そこで、学校からの案内にも書かれてあったことだし、事前に通学路を歩く練習をさせたのだった。
行きは、息子と一緒だ。
ここはクルマが危ないのでふざけちゃいけない、角を曲がるときはいったん止まるように、怪しい人が着いてこないか時々後ろを振り返るように。
そんな細々した注意を与えながら、校門まで約300m、5分の道のりを一緒に歩いたのだった。
校門に着いてから、帰りは一人で歩けるかと聞くと「だいじょうぶだよ」というので、じゃあ、一人で帰ってみなさい、と背中を押す。「うん」と答えた息子は、小さな冒険を始めるかのように、やや誇らしげに胸をそらして、早足で歩き始めたのだった。
その50m後を、オレはこっそり様子を見ながらついていく。
いつもよりやや早足になって歩きながら、息子は言いつけを守って、時々後ろを振り返るのだった。たぶん緊張しているのだろう、振り返りはするものの、オレの姿は目に入ってこない様子だった。
路地を抜け、幹線道路脇を歩き、歩道橋を渡って約5分。息子は無事に家にたどり着き、一人でドアを開けて中に入っていった。
それより遅れてたどり着いたオレが、どうだ、怖くなかったか、と聞くと「んと、ちょっとこわかった」と、息子は少し嬉しそうに答えたのだった。

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2008.04.02
取材3、原稿。
山崎まさよしがカバーした「大きなタマネギの下で」を聴いて、ペンフレンドが待ち合わせの席に来てないのなら、嘆く前にまず電話しろよ、と突っ込んでしまう。もちろんこの歌が作られた頃には、携帯などなかったわけであるが。
改めて見回せば、歌にしろ小説にしろ、携帯前後ではまったく話の展開が違ってくるのに気がつく。「めぞん一刻」なんか、特にそうだよなあ。落語的なすれ違いの面白さが、携帯以降では存在しなくなっている。

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2008.04.01
原稿。
あえて名を秘すが、先日、とある飲食店にて酒を飲んでいたら、地元の医師が隣のテーブルで看護士の姉さんたちと共に飲んでいるのに遭遇した。
一度も行ったことはないが、近くをよく通るし、名前だけは知っている医師である。
聞くともなしに聞いていたら、この医師、大きな声で患者の悪口を言い始めた。びっくりした。
どうやらその患者は店に飲みに来る人らしく、悪口ついでに、店のマスターにまで「よく言っておいてよ」と文句言ってた。
医師は続けて他の患者の悪口も言い始め、医師が医師なら看護士も看護士で、お追従する必要があるわけでもなかろうに、一緒になって悪口を言うのだった。
もちろん患者の名前をあげて、である。声が大きいので、病状も含め、しっかりオレにも聞こえてくるのである。
まあ、医師として、という以前に職業人として最低の男だな。
こういうのは、どこかに通報してやりたいくらいだ。

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2008.03.31
取材3、原稿。
ガソリンがなにやら騒がしいことになっていて、明日からの値下げを前に本日は買い控えらしいのだが、明日、行列に並ぶのが鬱陶しくて本日JOMOに行ってガソリンを入れてしまったのだった。
こんな状況で朝っぱらからガソリンを入れるなんて、きっとスタンドの連中は「ははーっ」と最敬礼だろうと思ったら、けっこうクルマが並んでいて、ちっともそんなことはなかった。残念。
ところでJOMOと言えば、行きつけのJOMOが工事中で、近々セルフスタンドに生まれ変わるのだそうだ。なんだ、ここもセルフかよ〜。
セルフスタンド嫌いのオレは、さらに行き場をなくし、スタンド難民となってしまう予感がある。練馬の果てに越してきて、最初に使っていたスタンドが廃業となり、次がセルフ化だ。
やっぱり近所にスタンドがないというのは、ちょっと不便なことなのであった・

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2008.03.30
今年は桜の開花が早く、本日、満開である。
そこで昨年同様、幼稚園の仲良したちと一緒にさくら公園で花見を兼ねたバーベキューだ。
毎度のことながらバーベキューをやりながらビールを飲めないのは、非常に辛いのであった。
終了後、ヒロトをクルマで大宮駅まで送る。
大宮は道が狭くて混んでいて、しかもDQNなドライバーがたくさんいて、運転していて非常にイヤになる街である。あ、ナオコちゃん、ごめんねえ。
でも、所沢ナンバーを見かけると、つい避けてしまう俺なのであった。

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2008.03.29
新潟からヒロトが遊びにやってきた。小学校を卒業し、来月から中学生である。
なんと、新潟駅での在来特急から新幹線への乗り換えも一人でできたそうで、いやあ、まったく子供っていうのは大人が思う以上にたくさんのことができるようになるものである。既に一人旅ができるんだものなあ。
そのヒロトとの約束で、西武ドームまで野球を見に行く。ライオンズ対ホークスだ。
プロ野球の観戦に足を運ぶなんて、20年ぶりだなあ。西武ドームとなると、ほとんど30年ぶりだ。
どうも屋内で見る野球は好きじゃないので、中途半端な西武球場も落ち着きがなかった。それよりなにより、両チームの中に知っている選手が一人もいないのにびっくり。腰が抜けた。
もっとも全然野球なんて見ないから、それも当然か。それにしても西武、かつての黄金時代を思えば、なんとも貧相なチームになったものである。
試合は序盤からお粗末で、エラーや残塁の山。2回までで既に1時間もかかってしまい、当然のことながら4歳の娘はすっきり飽きてしまい、ヨメが連れて先に帰ってしまった。
残ったヒロトと息子とオレは、なんとか7回の風船飛ばしまでは、と頑張ったのである。
ぼけっと見ていて、時々オレに質問してきた息子も、うすぼんやりとではあるが、野球というもののルールをつかんだようだ。あそこの座布団と次の座布団とそっちの座布団をぐるっと回って一周すれば一点なんだよと、教えたら「そんなめんどうなことしないで、ちかみちすればいいんだよ」と返されて、ずっこける。
深夜、何気なくつけたテレビで「タイタニック」をやっていた。誰だっけ、この主演。ブラピ? デカプリオ? どっちでもいいや。
途中から見始めたとしても、世界中の誰でも完璧に理解できるほど、わかりやすい脳天気なストーリーである。ただ、映像の迫力だけはすごいから、ついつい最後まで見てしまうのであった。
単に船が沈んだというだけの話をここまで壮大にするのだから、たいしたもんだ。というか、そうくるか、という感じ。

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2008.03.28
原稿。
YouTubeでいろいろ聴いていると、もっと聴きたくなって、ついアマゾンで検索してはクリックしてしまう。
非常に危険である。

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2008.03.27
まあ、順当にいけば、最終戦を前にバーレーン1位、日本2位で、両国の三次予選通過は決まっている。当然、最終戦は新布陣を試しつつ、怪我だけはやめようね、お互いに、という親善試合ムードになり、一人、テレビ朝日だけが「絶対に負けられない試合がある」(って、負けていい試合ってものがあるのかよっ)と空気も読めずに盛り上がることが予想される。
今朝の読売新聞が書いているように、一つ負けたぐらいで慌てることはまったくないのである。
だからオレが気にくわないのは、何かやって負けたというのではなくて、何もしないで負けたということなのだ。しかも、バーレーンなんぞという国に。
おい、こら、なんで3バックなのだ。あのフォワードはなんなんだ。
いい加減、川口は使うな。絶対に完封できないキーパーなんて、いらん。
ああ、腹の立つ。
岡ちゃんって、こんなに無能だったのか? オレは改めて驚いたのだった。日本の将来は暗い。最終予選は、このままでは無理だろうなあ。

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2008.03.26
打ち合わせ1、原稿1。
で、本日届いた「ちあきなおみ全曲集」を聴きながら書いているわけだが、全曲集とはとんでもないはったりで16曲しか入ってないのね、これが。インチキ。
それはともかく、いやあ、すごいなあ、ちあきなおみは。
夜明けの道玄坂を下ってくる途中に見える渋谷の街を海に例えた「かもめの街」は、出だしの「やっと店が終わって」の一言で完全にぶっ飛ぶ。おなじみ「喝采」は、新しいアレンジのバージョンだ。うーむ、なんという味わいだろう。
最も聴きたかったのが「黄昏のビギン」と「星影の小径」だ。「黄昏」はアレンジが服部隆之なのね〜。
「星影の小径」では、一番で一人コーラスをやっていて、これが背筋ぞくぞくの鳥肌ものである。うーむ、この人は、なんてすごい歌手だったんだろう。って、まだ生きているけど。
実は「冬隣」という歌がすごくて、天国に行ってしまった旦那を思いながら焼酎を飲んで"私も早くそっちに行きたいよ〜"と、泣き笑いで歌う絶品なのだが、これが入っていなかったので(なんせインチキ全曲集なもので)、続けてこっちも買いたいなあと思ったけど、いきなりちあきなおみばかりというのもなんだし、ちょっとこのCDを聴き続けよう。
ああ、聴いてたら、なんだか夜桜が見たくなってきたなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
「4-2-3-1」杉山茂樹・光文社新書。サッカーの戦術についての本。なるほど、そうかと納得。ジーコってやっぱりバカだったんだ。
「儲かる音楽 損する音楽」持田騎一郎・ソニーマガジンズ新書。なんのことかというと、BGMについての考察なんですな、これが。でもって、BGMはTPOを考えましょうといったしょうもない内容でありましたとさ。


2008.03.25
原稿。
ひ、ひさびさに、噴いた。三度見て、三度とも七転八倒しながら噴いた。
「ニコニコ動画」のここである。(果たしていつまで見られるかな?)
えーと、「初音ミク」というソフトがあります。いさわしもよく知っているソフトですな。コンピュータに歌を歌わせるソフトで「さくら〜さくら〜」と入力すると、コンピュータがその通りに歌ってくれるのであります。
これを使えば、あら便利、ボーカリストがいなくてもボーカル入りのオリジナルソングが作れちゃうというわけですね。オタクたち、大喜び。
実際、今この「初音ミク」は大ブームで、特集したDTMマガジンなどは別冊を出すほどの天狗ぶりなのだった。
このブームに目を付けたか、スペインのニュース番組が「初音ミク」を取り上げたのである。そしてこの内容が、七転八倒なのだった。
紹介された「初音ミク」、なぜか全裸である。すっぽんぽんで、正面を向いているのである。
これを見たオタクたち、大発狂。「ニコニコ動画」の画面は、嵐のような文字であふれるのだった。「こらあああ」「ぐわーー」「なにをするー」というその激怒ぶりが、いやあ、七転八倒におかしいのである。
まったくスペインのニュース番組、頭悪すぎ。
しかも、ミクの次のニュースが、いったい何のことだか、「デフラグの湯」と大書されたパッケージ。オタクたちは混乱の極みで「デフラグの湯?」「デフラグの湯?」とパニックの書き込みである。
実際、何なんだろう、デフラグの湯って。
ともかくバカなスペイン野郎のニュースで、オタクたちがパニックになる、痴呆のような騒ぎが異常に面白いのでした。ああ、久々に腹の底から笑った。
いさわし〜、必見だぞ〜。

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2008.03.24
取材1。
フィンガーファイブを初めてテレビで見たのは中学生の頃だったろうかねえ。
テレビに登場していきなり踊りながら歌うその姿に、田舎の中学生はただびっくりして、隣に座っていたばあちゃんに、うひゃー、ぶったまげただ、と報告したものだった。
そんな雄姿も、今はネットで鑑賞できる。ああ、ありがたや、YouTube様。
今見てもあのトンボ眼鏡の僕ちゃんのボーカルは、なかなかのものだったことが確認できる。驚いたことに、この人、最近になって芸能界に復帰していたのね。大人になった今、ライブで「個人授業」を歌っている様子もYouTubeで見られるのだった。
あ、ちなみに「個人授業」って、ビートルズの「ゲット・バック」だよねえ(笑)。

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「ちあきなおみ 喝采、蘇る」石田伸也・徳間書店。消えた歌姫・ちあきなおみも、今年で60歳らしい。まったく惜しい歌手だよなあ。その歌は、今聴いても、というか、今だからわかるすごさだ。カバーの「星影の小径」をとてつもなく聴きたくなって、ベスト盤をアマゾンでクリックしてしまったぜい。


2008.03.23
いやあ、「うる星やつら」の「ラムのラブソング」っていい歌だねえ。エンディングの「宇宙は大変だ」も最高だなあ。
「うる星やつら」テレビ主題歌全曲集ってCDを買って聴いたら、うーん、とってもいい気持ち。名曲ばかりだなあ。(こうしてメインストリームから外れたものを取り上げて、プチ目利きのように自慢するのは、NHK的体臭がぷんぷんであるな)
クレジットを見たら、「ラムのラブソング」をはじめ、多くの曲が小林いずミの作曲・編曲であると知って、びっくり。
小林いずミって、高ナカ正義の初期のバンドで、下手くそなキーボードを弾いていた露出女ではなかったか。その、あまりのヘタさ具合に、だてポンが「高ナカのオンナに決まってるでしょ。そうでなきゃ置く意味がない」と見破ったエピソードがあるほどだ。
なるほどねえ。表舞台でパフォーマンスするのではなくて、裏方としてつくる側に回ればいい仕事をする人だったのか。今はどうしているんだろうなあ。
そういや、最近、太田裕美の全曲集「オールソングスコレクション」の予約受付が始まった(2月〜だけど)。なぜ"受付"というかというと、完全受注生産だかららしい。
25枚組3万9800円。だははは。3980円なら買ってもいいけどなあ(笑)。
ちなみに太田裕美のサイトに掲載されている松本隆のインタビューはけっこう面白い。筒美京平とのタッグは、やっぱり最強だったわけだ。

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2008.03.22
原稿。
ヨメが幼稚園の打ち上げだとかで居酒屋をはしご予定なので、オレは子供らに晩飯食わすために駅前の居酒屋「春」に行ったのだ。幼稚園児二人を連れて居酒屋ってのもどうかと思うが、この店ならばあたたかく迎え入れてくれるのだ。
なにしろ店主とは飲み友達だし。
たらふく食ったオレは、今日は母ちゃんがいないので自転車がなく、それならたまにはタクシーでも奮発しちゃうか、と思ったわけだ。それで駅前のタクシー乗り場へとトコトコと、幼稚園児二人の手を引いて向かったわけだ。
駅前のタクシー乗り場には空車が一台。しかも誰も並んでいない。
ああ、こりゃタイミングよかったなあ。
空車まであと2メートルぐらいでそう思った瞬間、なんと横から同じような子供の連れを引いたおっさんがさっと割り込んで後部座席に滑り込んだのだ。こちらの顔を見ようともせず。
ちょっとびっくりしていたら、続けてそのヨメと思われるおばはんが、やはり子供の手を引いて助手席に滑り込んだのだ。やっぱりこちらの顔を見ようともせず。
いやあ、びっくりしたねえ。
人の親として、子供の目の前でそういうことを堂々とやれる神経というのが信じられず、こっちの顔を見ようともせずそそまさと乗り込んだから、それなりにやましいと思ってはいるのだろう。そのときの歪んだ思いというものが、子供にどう伝わるのかねえ。
普段のオレならでかい声で嫌みの一つも言うのだが、そこは子供二人と居酒屋でいい気分になった後のこと。ははあ〜とあきれたため息をついて、走り去るタクシーを見送ったのだった。

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2008.03.21
取材1、原稿。
面白いサイトをGoogleが紹介していた。
「BROKEN SELF」というサイトである。
ぜひ行ってみてくださいまし。相当びっくりします。
できれば、パソコンの音はなるべく大きくしてから、訪れてくださいまし〜。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」「ナンバー」


2008.03.20
気がつけば、3月も20日である。まっこと早いものだ。
自分なりに気をつけていたつもりではあったのだが、はやりいつの間にか幼稚園仕事には物理的にも精神的にもどっぷりと漬からざるをえなくなっていたようで、卒園式を終えて、これにてひとまず終了、お疲れ様となった途端、なんだかやることがなくなった虚しさのようなものが押し寄せてきたのだった。
やれやれ。
バーンアウトというのは、これのひどいものの状態を言うのかも、というのがなんとなく実感できたのである。大げさか?
まあ、それはそれとして、来週からは大きな仕事も始まるし、ぼちぼち本格的に社会復帰だ。音楽仕事も本腰を入れなければならないし。
それにして改めて振り返ると、母親たちの中に父親一人という不思議な立場で幼稚園に関わるっていうのも、それはそれで面白い体験だった。

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2008.03.19
本日は息子・6歳の卒園式である。
早いもので、もう3年たったか。この3年間、ちっとも成長していないようで、実は息子は息子なりに着実に成長していたのだろうなあ。
毎朝、親子4人で幼稚園まで通った小道を、こうしてみんなで歩くのも今日が最後である。それなりに感慨深いのであった。
さて、卒園式といえば、そうである、挨拶である。
言うべき内容はしっかり準備したものの、実際のべしゃりは、ああ、思い出したくないほどの出来で、すっかり自己嫌悪なのだった。諸君、忘れてくれ給え。
ともかくこれで幼稚園関係のごたごたはほとんど終了。あとは残務整理みたいな仕事がいくつか残っていて、4月からは普通の父ちゃんに戻れるのであった。
ふう、やれやれ。

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2008.03.18
今日も園にいる。
練馬区民なら誰でも知っているこのフレーズそのままに、オレは今日も幼稚園にいるのだった。
本日は謝恩会。卒園児120名とその母親が一堂に会した中、オレは唯一の父親として乗り込み、全員の前で挨拶をしたどころか、ギターまで弾かされたのだった。
ギターは何千人の前であろうとあがらないのだが、べしゃりは苦手なんだよなあ。
とほほほほほほほ、と頭を抱えて自己嫌悪に陥り、オレは明るいうちから酒に逃げたのである。

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2008.03.17
世間はいよいよ年度末を迎え、オフィス街では鋭い眼光で走り回る人々の姿が目に付くことだろう。
ああ、それなのに、ここ練馬の片隅では、いい年をしたおっさん(オレね、オレ)が、今日も朝から幼稚園にいて、やれ、謝恩会の準備だ、意見の調整だ、飲み物の買い出しだと、鋭い眼光で走り回っているのである。
時々ふと立ち止まっては花曇りの弥生の空を見上げ、あ〜、何やってんだか、とため息をつくのであった。挨拶もしなきゃいけないし。

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2008.03.16
太田裕美に「ファーストレディになろう」という歌がある。
セレブに憧れる専業主婦が、それとはあまりに対照的な自らの日常を愚痴るという脱力ものの、アンチ竹内まりや的自虐歌だ。
その中にあるのが「炊事洗濯掃除、8時に眠くなる〜」という傑作フレーズ。
いやあ、休日ともなるとオレも子供を寝かしつけようと一緒に布団に入るのだが、晩飯に飲んだ酒のせいもあってつい一緒に寝てしまう。主婦でなくても、子供に合わせて生活していると、本当に8時に寝てしまうのだ。
おかげでアナタ、夜中の1時に「あー、よく寝たよ〜」と言いながら伸びをして起き上がり、時計を確かめてぎょっとする始末。
結局、そのまま寝そびれてしまって、こうして深夜にどうでもいいような駄文を書き連ねてはため息をつくばかりである。
待て待て、「どうでもいい駄文」って、そもそもどうでもいいから駄文というのではないか?

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2008.03.15
夏の酒といえば、ビールで決まりだ。うだるような日中をやり過ごし、ヒグラシが鳴き始める頃、乾き果てた喉をなだめるように一気に飲み干す爽快感は、なにものにも替え難い。
対して冬の酒と来たら、日本酒にとどめを刺すだろう。しかも熱燗。湯気のたつ鍋を囲みながら、古い友人たちと差しつ差されつの味わいは、心まですっかり温めてくれる。
ウィスキーに似合うのは、秋の夜更けだ。深夜、物思いにふけながら、好きな音楽を一人で聴いているときには、オンザロックのグラスを手にしていると、自意識も満足してくれる。
では、春の酒は。かの開高健に訊けば「よろしよろし、なんでもよろし、旨ければよろし」と目を細めてくれそうだ。そんなわけで、今宵もオレはビールで始まり、日本酒で快く酔い、焼酎のお湯割りで締めるのであった。

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2008.03.14
原稿。
バター不足という新聞記事が出ていた。スーパーの店頭では購入制限が始まり、既に仕入担当者の間では争奪戦になっているという。
原因は、生乳不足である。
では、なぜ生乳が不足したか。一番大きな理由は、乳牛を育てて乳を生産するという仕事が儲からないものになってしまったからだ。
牛乳は常に安く据え置かれている。消費量も減っている。
なのに乳牛を育てるには時間がかかり、野菜と違って毎日餌をやらなければならないし、乳搾りもしなくてはならない。むちゃくちゃハードな労働だ。
加えて飼料コストは上昇。きつくて、儲からないという仕事ならば、誰だって跡は継ぎたくない。
その積み重ねで、日本の乳業は衰退の一途をたどってきた。数年前から関係者は危機的状況を予測していたそうである。
こうした状況を招いた大きな悪者の一つが、メガスーパーだ。実際、イオンは牛乳の仕入を叩きに叩き、悲鳴を上げた業者が値上げを交渉しても、バイヤーは「値上げなんか受け入れたらオレがクビになる」と、頑として認めないそうだ。
生産業者を育成することを考えず、徹底的に叩き、自分の店だけが儲かればよいと考えているような小売業者が、果たして社会的に意義ある存在と言えるだろうか。
今やどこの地方にもあるイオンの巨大なショッピングモール。必ずといっていいほど、その地元にはシャッター商店街がある。
今のニッポンをダメにした一つが、イオンとキヤノンであると、最近のオレは半ば本気でそう思っている。

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2008.03.13
取材1。
4時半に起きるつもりでセットしていた目覚ましがなぜか鳴らず、念のためにとバックアップでセットしておいた携帯電話のアラームが鳴ったのが5時過ぎ。
げげっ。叫びながら飛び起きて、あわててバナナを食いつつスーツに着替え、家を飛び出して5時45分の各停に乗って、羽田空港に向かったのだった。
行き先は、まだ雪の残る秋田である。ああ、遠かった。
帰りには空港の土産物屋できりたんぽを買う。こんなものしかないのか、秋田は。ないのだ。
夕方、家に帰り着く。子供らは、いよいよ迫ったお別れ会や謝恩会やらで、連日遅くまでどたばたである。そういやオレも、謝恩会でギターを弾くことになっているのだった。練習しなければなあ。
寝坊している場合ではない。

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2008.03.12
原稿。
いつものように魚セイに行く。
と、店に「ホームページできました」というチラシがある。なんだこりゃ、おいオヤジ、生意気にホームページなんぞ作ったのか。そんなもの、営業にはならんぞ。
と、オヤジ、眉にしわを寄せて「それがよう」と語り出しのだった。
聞けば、客に飲食店サイトを運営している人間がいて、許可も取らずに勝手に掲載しているのだと。一応、無料らしいが。
「写真撮らせてくれ、って言うからなんのことかと思ったんだがなあ」とオヤジ。サイトには、「遠くから来た客にはサービス」「ホームページを見たと言えば、一品サービス」と書いてあるが、すべて勝手に記載されたもので、一切そんなサービスをするつもりはないとのことである。
まったくしょうがないなあ。
いわゆるグルメサイトの実態がこれなのであろう。店も迷惑、客も迷惑。
ほとんど詐欺ではないか。

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2008.03.11
原稿。
ところでNHK教育の子供番組「ゆうがたクインテット」をご存知か。
You gotta Quintetに引っかけた番組名で、その名の通り当初は夕方だけの放送であったが、最近は朝(7時50分)もオンエアしている。
これが実に質の高い音楽番組で、大人の鑑賞にも十分堪えられるのだ。実質的に取り仕切っているのが、マツケンサンバの作曲で大もうけした、アレンジャーの宮川アキラ。宮川泰の息子という血筋のせいもあってか、こやつが実にセンスのいいアレンジをする。それを聴くだけでも一興だ。
これに加えて、4人のマペットキャラが登場。声優(一人はあの大澄ケンヤ)が美声を披露している。歌の上手いヘタはともかく、その持ちネタやキャラの作り方などが、なかなかに面白いのだった。
子供番組でありながら大人も楽しめるように真剣に作ってあるところが、さすがである。シンプルな編成でも、これだけ説得力のある豊かな音楽ができるという、これはいいお手本だ。

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2008.03.10
原稿。
夜、カメラのタカハシ氏、編集のミヤケさんと、四谷のしんみち通りで飲む。
7時半から飲んで10時には切り上げるという、大人の飲み方である。
こういうペースでの飲み会は、なかなかによろしいと思うぞ。

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「解体されるニッポン」ベンジャミン・フルフォード、青春新書。アメリカのFRBって実は民間企業だったんだったて。へえー、知らなかった。


2008.03.09
南町田のショッピングモールへ買い物に行き、お気に入りのモンベルへ立ち寄った。
レジでカネを払おうとしたら、メンバーズカードを作れ、としつこい。ポイントカード嫌いのオレは、カードをすすめられると即座に断るのに、このレジはそれでもあきらめない。
ポイントカードは嫌いですから、とはっきり言ってやったら、普通のポイントカードとは違うので、とさらに食い下がってきた。ため息をついて、けっこうですから、ときっちり断った。
ポイントカードは、鬱陶しいから、いい加減にして欲しいものである。
帰りに環八添いのスタンドでガソリンを満タンにしたら、なんと9000円も取られた。ぎょえ〜っ。こないだまで7000円しなかったのに〜。
こちらはせいぜい日曜日の買い物に乗るぐらいだけれど、車が生活必需品である地方の人たちにとっては、このガソリン高は深刻な問題だよなあ。

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2008.03.08
地元のケーブルテレビ局が今年から新しく始めたサービスが、地震速報。つまり地震が発生する直前に警報を発するというサービスですな。
P波がどうしたこうしたとかいう仕組みになっていて、地震の揺れが到達する前に報せてくれるという仕組みである。昔のモデムのような機械をテレビの上にちょこんと載っけてくれて、これで月額500円ぐらい。
本当にこんなオモチャで効くのかいな。
これが効きました。本日未明、突然大音量のブザーと「地震です」の絶叫が家の中に響き、なんじゃこりゃ、と目を覚ました瞬間、ぐらぐらっと揺れたのであった。
な〜るほど、効果抜群、効き目絶大。
なんとなく警報から揺れまでの時間が短すぎるような気もしたが、実際に効き目のあることがよくわかった。もっともこっちの反応が鈍いのは機械のせいではなくて、ヨメに向かって、地震だぞお、と叫んだのは既に揺れが始まってからであった。

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2008.03.07
原稿。
後輩のドバシくんに新作「花と星」を送ったら、お返しにということで、杉真理のデビュー30周年CDをというのを送ってくれた。ふむふむ、ありがとう。
どれどれとクレジットを見てみたら、ぎょえ〜、ドバシくんがディレクターでやんの。
ディレクターってことは、つまりあれか? ゲストミュージシャンが竹内まりあや伊藤銀次だから、スタジオでは卓の前に座って「あー、まりあちゃん、そこの音程、ちょっと気をつけて、もうワンテイクいってみようか」とか「銀ちゃんさあ、もっとシャウトしちゃっていいんじゃない?」とか、とっても偉くしているということだよな。
うーむ、すごい。たいしたもんだ。
かつてはクラシックギター界の革命児として世界に知られたカマタ、子供番組を中心に桑原永江という性別不明のペンネームで作詞活動を続けるくわも、そしてナイアガラ系音楽ライターとしてラジオ番組まで持っているドバシくんと、オレの所属としていたサークルもけっこうな人材を輩出しているものであるなあ。
そのケツにくっついて、せこい音楽をつくっては小遣い稼ぎをしているオレも、いつかもっと世に出るのだ、と決意を新たにしたのだった。

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2008.03.06
原稿。
当然と言えば当然なのだが、父母会の会長であるオレは、幼稚園の卒園式で会長として挨拶しなくてはならないのだった。
挨拶? んなもん、その場の雰囲気で適当にどうにでもなるわなあ〜。
だが、甘かった。どうにもならないのだった。
本日は卒園式の通しの練習。テレビでいうところのランスルーだ。式が順調に進んでいよいよオレが呼ばれてステージに上がる。その瞬間、げげっ、頭は真っ白、目はくらくら。まあ、要するにアレですな、上がってしまったというわけですな。だははは。
リハーサルでこれですから、本番はもうヨレヨレ必至。既に今から背中をいやーな汗が流れています。
ヨメは「ふうん、お父さんてそんなに上がる人だったんだ」と鼻で笑う。ば、ばか言え、ギターなら何千人の前で弾いても平気だぞ、と自意識を守るためまったくむなしい抵抗をするオレ。
ああ、卒園式がこわい。
どうやって逃げようかと考えつつ、午後にオレが向かったのが、ぴっかりが丘のNTTコドモであった。
せんだって、いさわしが丹後湯までレコーディングに来てくれた際、「何度も電話したのに電源が切れてましたよ」ということがあった。充電したばかりだったのに。
以来、調子が悪く、一日に何度も勝手に電源が切れてしまう状態。アホか。
ああ、めんどうくせえ、なおさなければ、ということでようやくぴっかりが丘のNTTコドモにやってきたというわけだ。
ところがコドモの窓口、混んでるんだよなあ。つーか、基本的に人手が少ないんだろうなあ。しかもオレの前に修理に来ていた母娘が絵に描いたようなバカ母娘で「えーん、どうしよう、どっちがいいのー、おかーしゃーん」「そんなのあんたがきめなさい、よくわかんないから」状態を延々と繰り返している。娘たって、どうみても大学生以上なのだが。
こんな母娘のおかげで、なんとオレは50分以上も待たされたのだった。
電話が故障したのはオレのせいではなく、ここに来たのも来たくて来たわけではない。まったくオレになんの落ち度もないのに、なんでこんなに時間を無駄にせにゃならんのだ。
窓口でようやく呼ばれた時点で既にオレは切れており、全身、待たせやがってこの野郎という激怒オーラを発していたのだった。
窓口の「こーの巣」という名札をつけた娘さんに向かって、オレはむっつりと状態を説明する。
一日に何度も電源が切れる。切れたまま立ち上がらない。その都度、電源を入れ直すのだが、またしばらくすると勝手に切れる。以前の機種でも同じようなことがあった。これじゃ電話と言えないよねえ。仕事にならないよねえ。オレに落ち度はないのに、なんでこんなことになるのかねえ(怒)。
と、娘さん、「失礼します」とオレの携帯を手にとって「ははあ、水に濡れましたねえ、これこのとーり」と水濡れマークを示す。げっ、オ、オレの落ち度だったか。
ちょっとよろよろしつつ、素早く体制を立て直し、で、でも、これじゃあ、仕事にならないじゃないかっ、どうしたらいいんだっ、と迫る。
娘さん、「うーん、少々お待ちください」と言って後ろに引っ込み、しばらくして出てきて、「実は、こういうことは本当はいけないんですが…」と声を潜めて、裏技を教えてくれたのだった。
まあ、その裏技は裏技というほどでもないので、あえてここには書かない。それより何よりとても面倒くさくて、何度もここに足を運ばないといけないので、その都度待たされてはかなわないのだ。
うーん、と困った顔の娘さん「同じ機種に交換するのでも1万9000円かかっちゃうんですが…」と言う。なんだ、交換できるんじゃん、とっとと換えてくんろ。
こうして結局50分待たされて、それから1時間のやりとりをして電話を交換してもらったのだった。その際も、娘さん、「これを使えばこうなりまして、このポイントをこうして、それからこのサービスが使えますから」となにやら様々な手練手管を繰り出し、あーら不思議、1万9000円の電話機がなんと8000円になってしまったのである。
なななな、なぜそんなことができるのだ。
鳩が豆鉄砲くらったような顔のオレを尻目に娘さん、ふふふ、と笑う。
なんだかわからんが、まあ、安く手に入れられたので、よしとしよう。カウンターに座った時の激怒はどこへやら、帰りにはすっかり尻子玉を抜かれたような顔になってしまったのだった。
って、尻子玉なんて、今時、言うのか?

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2008.03.05
取材1、原稿。
バート・バカラックの新作CDがいいと書いた。
それから繰り返して聴いているが、うーむ、2曲目の「ホエア・ディド・イット・ゴー?」という歌の"怒り"はすごいなあ。
すごくきれいなメロディーとサウンドに乗せて、バカラック本人が「12歳の子の僕は一人で地下鉄に乗っていた。今僕には子供がいるが、いつも心配している。あの安全な世界はどこへいったのだ」と、怒りをたたきつけてくるのだ。
うーむうーむ、これはすごい、とただ唸るのみのタンゴなのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ビッグコミックオリジナル」「月刊現代」恐ろしいことに、中国では農薬を使った大量殺人が普通に起きているらしい。うーむ、だから毒入り餃子事件にしても、別にそんなに騒ぐほどではなくて、むしろ死人も出てないのに何を大げさな、というのが正直な感情なのだそうだ。ところでアメリカがオリンピックで必要となる食料品すべて米国から持ち込むと発表し、中国側がそんなの認めないと反発した騒ぎは、その後、どうなったのだろう。ちょっとワクワクしているオレであるが。
「懐郷」熊谷達也・新潮文庫。昭和三十年代に真摯に生きた女たちの物語。なるほど、ここに描かれているのは、あの頃の空気だ。三丁目の夕日的な甘ったるいウソ世界ではなく、切なくて、汗臭いリアルな物語なのだ。熊谷達也は気になっていた作家ではあるが、重すぎるのではないかとちょっと遠ざけていた。これからもっとちゃんと読まなくては。


2008.03.04
取材3。
午前中に幼稚園で最後の役員会を終えて、昼前の新幹線で長岡に向かった。
平日のこんな時間に新潟へ向かう新幹線なんてがら空きだろうと思ったら甘かった。指定席は売り切れで、自由席も満員。
家から大宮駅まで車を飛ばして頑張って飛び乗った新幹線で、結局はずっと立ちっぱなしなのであった。
本日の東京は、風はやや冷たいものの、穏やかな春の日ざしに包まれたいい陽気。なのに上越新幹線で大清水トンネルを抜けた途端、横殴りの吹雪である。
しまった、忘れていた。冬支度で来るんだった。
それでも市街地に降りれば、空気は温んでいて、確実に春の訪れが感じられる。そうなのだ、新潟はこの季節が素晴らしくいいんだよなあ。
3月頃から5月いっぱい、春こそ新潟が一番輝く季節だ。
長岡での取材を終えて、6時半の新幹線に乗り8時前に大宮。駅ビルに停めていた車に乗り、20分ほどで家に帰り着く。
電車で池袋経由の3分の1の早さだよ〜。やっぱり練馬は埼玉だな。とほほ。

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2008.03.03
ここのところエバーグリーンな音楽に心ひかれていて、中でもバート・バカラックをきちんと聴き直したいという思いにかられていた。
今日は秋葉原の顧問税理士のところに深刻な経営相談をしにいった帰り、これ幸いとばかりに駅前のヨドバシカメラに寄り、7階のタワーレコードでバート・バカラックを買おうとしたのである。
ところがロック・ポップスのBのコーナーを何度ひっくり返しても、バート・バカラックが見つからない。
Burtだったっけ、Bart? それともBirt?といろいろ考えたのにとうとう見つけられず、しょうがなくて、背中で思い切り"声をかけるんじゃねえぞ"光線をを発している兄ちゃんにバート・バカラックはどこですかと丁寧に聞いたのであった。
すると兄ちゃん、嫌々光線を思い切り発しながら「こちらです」と案内してくれたのが、げげっ、イージーリスニングコーナーであった。げほほほっ。思わずむせつつ「イージーリスニングなのかよっ」と兄ちゃんに攻め込んだのだが、あっさり無視されてしまったのだった。
ともかくこうして買ったバート・バカラックのCDが二つ。一つはベスト集で、おなじみのポップなメロディーがたっぷり。いいですねえ、"遙かなる影"に"恋にさようなら"そして"アルフィー"。うーん"サン・ホセの道"もすてきだぞ。
たっぷり堪能した後、続いて新作を聴く。
そうなのである、まだ生きていたバート・バカラック、なんと77歳にして新しいオリジナル・アルバムを制作、発売したのである。
これだけでも驚愕なのに、そのコンセプトが"怒り"というのだから、これはアメリカでも暴走老人が社会問題化しているのか、と恐れおののいたのだが、いざ聴いてみたら、これがとても77歳とは思えない鮮烈なサウンドでびっくり。
うひゃ〜、このじじい、まだ本気で現役だよ、おいおい。
あまりのサウンドの素晴らしさに続けて3回聴き、ふう、やれやれ、とため息をついたのだった。
じじいということで脈絡もなく思い出したのが、文藝春秋から増刊号で「長寿の食卓」という本\1,000のことだ。これをぽつりぽつりとめくっているのだが、案外に面白いぞ。
五木寛之の対談本でも明らかだったように、じじいに食と健康を語らせると、だいたいが"医者の言うことはでたらめだ。酒は飲めば飲むほど健康になるのだ。その証拠にオレは健康だ"とか"常識はでたらめだ。肉は食えば食うほど健康になるのだ。その証拠にオレは健康だ"あげくは"世間の言うことはでたらめだ。食いたいときに食いたいものを食いたいだけ食うのが一番だ。その証拠にオレは健康だ"という自分の健康自慢に終始するのが常である。
だから、読んでいて非常におかしい(←楽しくて笑える、の意)。
この本でも同様の座談会では同じパターンの健康オレ自慢大会で、なかなかに楽しいのだった。そのあげくに興に乗ってしまったのか、"食うに困らない生活をしていて肉体労働をしていなきゃ、痛風や糖尿になるのは当たり前だあ"という開き直りにはずっこける。
なるほど、当たり前なのかと、にやにやしてしまったのだった。

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「hon・nin列伝」吉田豪・太田出版。以前ブログでこの作者の本の感想を書いたら、しっかり作者自身が見に来ていたので、ちょっとびびった。ホームページでもそんなことをしているのだろうか。まあ、これはなかなか面白かったです。"原稿チェックでもめるのが目に見えているから、飲みながらのインタビューはしない"とか、ちょっと舞台裏をそこまでばらしてどうなのよ、という部分はあったけれど。


2008.03.02
原稿。
どうやらキベさんも体調がよろしくなく、おかげで2キロもやせたらしい。やっぱりデブも食わなければ、やせるのだな。
そんな体調にもめげず、昨晩は近所の沖縄料理屋にいった。
将棋をやっている息子は、ラフティー(角煮)というメニューを見て「あ、かくなんとかだ」と言った。つまりこやつは、既に角とか飛とか金とか銀とか桂とかの漢字が読めてしまうのである。
さすがに「煮」という字は知らなかったので、メニューを見ながら紙に書き写し、しっかりと「角煮」と書いて注文したのだった。
角煮って書ける幼稚園児っていうのも、えと、ちょっとどうかと。
それはともかく、体調不良のオレは、その店でももずくしか食えなかったのだった。

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2008.03.01
引き続き、風邪の具合がまったくよろしくなく、食欲もさっぱりわかなくて、それでもさすがに何も食わないのはマズイだろうと、昼にそばだけ口に入れたのだった。
夜は、もずくのみ。
おかげで体重もちょっと落ちて、おお、こりゃあいいと喜んだ次第。やっぱりデブは食うからデブになるのだな。真理。

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2008.02.29
2月最後の日、明日から春だという間の悪いタイミングに、風邪を引いてしまった。まったく情けない。
夕方までは何ともなかったのに、薄暗くなってから急に体調がおかしくなり、頭痛に胃痛にだるさだ。
この急変ぶりは、普通の風邪などではなく、ひょっとしてノロか、インフルエンザか。はっ、もしかして新型インフルエンザの、これがパンデミックの始まりなのではないか。
こんなことで歴史に名を残すなんてイヤだなあ。
などと、ひどい腹痛とだるさで眠れない中、ぼんやりとしょうもないことを考える。当然、子供に移してはならないので、オレだけ一人、カーペットの上で毛布をかぶって寝たのだった。げほげほっ。

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2008.02.28
ついに完成であります。何がって、オレの新しいCDであります。
1970年代から90年代にかけてのオリジナル名曲ばかりを寄せ集め、いかにもトータルコンセプトのもとに制作されたかのように見せかけた、その実は行き当たりばったりの思いつきで作られた珠玉の名盤であります。
アレンジと演奏はもちろんオレ。練馬たんご湯というアーティストネーム(ほんとか?)のもとでの仕事ぶりだ。
歌ってくれているのは、天使の歌声、エンジェル・クレアーたち。って、ヨメも歌っているので、こんなふうに持ち上げるのはちょっとナンですな。
ともかく歌の上手な人たちが上手に歌ってくれました。
例によってご希望の方には、送料含め、一切無料で差し上げています。早い者勝ち。ウソです。いつでもいくらでも差し上げます。
さあ、正式リリースは3月1日。
それを待たず、かつての少年サンデーや少年マガジンのように一日早く神保町方式でフライングリリースだ。先を争って求めよ、皆の衆。
ちょっと偉そうなのは、1年がかりでようやく完成して、ちょっと舞い上がっているからでした。

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2008.02.27
ビジネスとプライベート、両方の作品のミックスダウンに一日がかり。ふう。
ところで「SPA!」に書いてあったけれど、今やコンビニよりも歯医者のほうが多いんだって。へー、ちょっとびっくり。
コンビニだって潰れるんだから、歯医者が潰れるのも不思議じゃないよなあ。

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2008.02.26
書き忘れていたが、昨日、神童・いさわしが我が家の「ねりま丹後湯」に足を運び、レコーディングを行った。さすが神童と呼ばれただけあって、最高のボーカルが録れたのである。
おかげで新作CDも間もなく完成。最後のテイクを今週録って、完成だ。
ただいま絶賛予約受付中。かみんぐ・すーん!
そのいさわし、杉並に住んでいるのだが、連日の春の嵐で家の中は砂だらけだという。我が家の周囲の畑と、近辺の惨状を見たいさわしは「なーるほど、練馬から砂が飛んできたというわけか!」と一人納得。杉並区民を代表して練馬に文句を付けるのであった。

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2008.02.25
商売柄、テキストエディタは、いろんなものを試している。現在は「EmEditor」と「LightWayText」を気分によって使い分けだ。
当然新しいエディタが見つかれば、早速ダウンロードして試してみる。
そして本日は、史上最高のエディタをついに発見したぞ。「チラシの裏」というソフトだ。
わははは、名前が「チラシの裏」。その名の通り、チラシの裏にでも書くようなエディタである。
なにしろ作者自身が「メモ帳を下回る低機能ソフト」と胸を張るエディタである。
何がすごいって、新規ファイルが保存もできなければ、開けもしないのである。繰り返すが「保存もできなければ、開くこともできない」のである。
わはははは。大爆笑。
なにゆえこんな低機能なのか。おそらく理由などなく、ただそうしたかったからであろう。まさにチラシの裏である。
しかも、あきれたことに、これでもバージョンアップしてのだそうだ。だははは〜。
暇な人はぜひダウンロードしてお使いください。まったく使い道のない、ソフトです。

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2008.02.24
加藤和彦ってのは、60歳を過ぎてますます瑞々しくなり、一方で長年にわたって蓄積してきた音楽的な深みというものが発酵してきたようで、若々しさと円熟が同居するという素晴らしい境地に達しているかのようだ。
仕事場は、「あの素晴らしい愛をもう一度」(5分で作曲したらしい)の印税で建てたプライベートスタジオ。
朝6時に起きてこのスタジオに入り、午前中に2曲ぐらい作って、午後からはプロモーションなどの外仕事、夕方から旨い酒を飲んで、という生活を送っているらしい。なんとも理想的な。
その加藤和彦が「帰ってきたヨッパライ」を、なんとボサノバでやったのがこれ、「Bossa Parai 」。テレビ番組の企画のようで、YouTubeで見ることができる。
あのお笑いソングをボサノバだなんて。ところがこれがけっこうよいのでありました。
パートナーは、例によってアルフィーの坂崎。まったく芸達者な二人が、いろいろとやってくれるものであります。

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2008.02.23
原稿。
春一番である。
よって例年通り、隣の畑は大荒れで、街中砂嵐だ。冗談でなく、道の向こう側がかすんで見えるほどである。
今年の場合、それは我が家周辺だけでなく、練馬区内全域だったようで、ネットを見ると「洗濯物が全滅だ」「街が黄色い」「家の中がじゃりじゃりしている」と各地で悲鳴が。
「やっぱり田舎だった」という悟りのような書き込みもあった。
やれやれ、これからこの砂嵐との戦いが2ヵ月ほど続くのか。今年は隣のマンションの工事で、騒音と振動がこれに加わるのであった。

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2008.02.22
おお、2並びじゃねえか、なんとめでたい。って、そうか?
よろよろっと暖かくなってきて、いいあんばいですな、こりゃまた。
と思っていたところへきて、新幹線の弁当が偽装ですと。うーむ、なんてこった。
健康被害は出ていないだろうけれど、新幹線でウソはマズイべよ、ウソは。

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2008.02.21
取材1、原稿。
新潟のおじいちゃんに教わってから、息子は将棋にはまっている。
好きになれば、子供は楽々とハードルを跳び越える。小学生向けの将棋入門という本を読みながら、毎日研究に余念がない。
コマの読み方もすっかり覚えてしまい、娘までその影響で「ふ」とか読んだりする。
そして毎日のように相手をさせられるのが、オレである。
といったって、オレも駒の動かし方を知っている程度。幼稚園児とどっこいどっこいだ。
だいたい一日二回戦って、一勝一敗に持ち込むようにしている。これがけっこうたいへん。とりあえずあと二、三手で詰むという状況にまで持って行って、息子に好きにやらせて流れを見てこっちが詰んだり、息子に詰ませたり、というわけだ。
勝負事はやっぱり勝つ喜びを味わわないと長続きしないものなあ。
本日は、たまたま遊びに来た幼稚園の友達が、実は将棋ができることがわかり、息子は大喜び。二人で将棋盤を囲んだのだった。
相手は1年のキャリア。息子は半月。
それでもどうしたはずみか息子が勝ってしまい、大喜びだ。一緒に将棋盤を囲んでくれる友達がいるなんて、いまどき、ありがたい話だよなあ。幸いにして小学校も同じなので、これから先も仲良くしてもらわなければ。
ところで今使っている将棋は、子供向けのもので、コマにちゃんと動き方が矢印で書いてある。やりなから自然とルールを覚えられるもので、まあ、よくできているよなあと感心。盤は真ん中から折れるやつだ。このセットで1900円だから、まあ、安いものである。
しかし、この調子でいったら、いずれおもちゃではなくて、ちゃんとしたものを買わなければならないかも。ちょっと調べたら、げげっ、将棋盤って軽くン万円もする。ちょっとびびっているお父さんである。

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2008.02.20
原稿。
お役目として、私立幼稚園の先生たちが集まる研修会というものに出席したのだけれど、朝9時半受付なのに9時過ぎには長蛇の列。聞けば8時15分の来ても一番にはなれなかったらしいから、まっこと先生たちは早起きである。
いつも感心するばかり。
もっともオレの弟も5時に出て、6時には職場に着いているというから、教育関係者はみんなたいしたものだ。ひたすら尊敬するばかり。
もっともそういう教育者たちを統括するお役人どもは、どう見てもしょうもないやつらで、研修会でもそれが初対面の人間に対する態度かよ、というような振る舞いをする中年が多くて、激しく不愉快であった。よっぽど教育長とかいうやつに文句を言ってやろうかと思ったほどである。
もっとも周囲を見回せば99%が若い娘さんたち。オレなど完全に浮き上がっていて、こりゃ隅っこで小さくなっているしかないな、という雰囲気であった。

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2008.02.19
取材3、原稿。
久しぶりにお台場へ行って、歩く。
春のお台場は、それはそれで、なかなかにほんわかしていて心地よいのだ。人工的な街も、それなりのよさがある。
ところがびっくり、なんということだ、デックスとビーナスフォートがどちらも休館日だと言う。やってるのはアクアシティのみ。
銀座と新宿が閉まってしまったような、あるいはイオンとイトーヨーカ堂が一緒に倒産したような、それほどのインパクトがあった、お台場的には。
おかげで買い物もできず、食事もえっちらおっちら、アクアシティまで足を運ばなければならなかった。
休日は駐車場に長い行列ができるほどの混雑ぶりなのに、平日はどこもガラガラという格差は、相変わらずお台場が構造的な抱える大問題として解決されていないようだ。
平日に行く方が悪い、というのも確かにアリだが。

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2008.02.18
原稿。
中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」は、やっぱり傑作である。
あれだけ少ない音であれだけ盛り上がる曲ができるのだから、井上陽水は天才なんだろうなあ。初めて聴いたとき、これは職業作家には絶対に書けない曲だなあ、と思ったのを覚えている。たとえ書いたとしても、発表するのをためらっただろうなあ、とも。
じゃあ、久しぶりに聴いてみようか、となったときに便利なのが、おなじみYouTubeである。
どれどれと検索して、聴いてみる。
これがびっくり。「夜のヒットスタジオ」で、中森明菜・22歳が井上陽水と安全地帯をバックにして「飾りじゃないのよ涙は」を歌っているのを発見したのだ。
そして、このパフォーマンスというか、ボーカルの迫力に唖然とした。なんなんだ、22歳にしてこの圧倒的な存在感と迫力と技巧と色気は。
バックコーラスを務める井上陽水と玉置浩二が、すっかり食われて、おどおどして見えるほどだ。秋なの手玉に取られているなあ。
ぜひ皆さんも「中森明菜」「飾りじゃないのよ涙は」で検索を。すぐに見つかります、夜ヒットバージョン。

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2008.02.17
原稿。
でもって、本日は息子のサッカーの試合である。
相も変わらず弱くて下手くそな息子のチームは、本日もボロ負けだ。2月のだだっ広い光が丘公園以上に寒い試合だった。
さすがに毎度毎度こんな試合しかできないようでは、続けることに意味があるのか、疑問がわいてきたぞ。

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「松田聖子と中森明菜」中川右介・幻冬舎新書


2008.02.16
本日はレコーディングディレクター様である。ワタクシ。
早くも6月号、7月号のCDの収録なのだ。7月号のはなかなかによい出来である。新機軸。
暇な人は聴いてくれい。

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2008.02.15
取材1。
0時08分池袋発の準急は、金曜の夜ということもあって、そりゃもう激しく混んでいた。リアルに乗り切れない人がいたほどである。
そんなひどいラッシュの車両に、合コン帰りと思しきOLふうが4人。
「だいたい、あいつさあ、いくつ?」
「38ぐらいじゃない?」
「違うよ、その一回り上って言ってたよ」
「げっ」
「げっ」
「じゃあ、50?」
「きもっ」「きもっ」「きもっ」
オレの背中で響く輪唱。
「カジマケンセツって大手?」
「大手じゃない?」
「ふうん」
どうやら50歳は鹿島の人間らしい。ちなみに"建設"は付かない。
「あ、メールだよ」
「げっ、マジで来てたりして」
「げっ、マジだよ」
「げっ」
「どれどれ…わっ、きもっ」
「え、どれどれ…わ、きもっ」「どれどれ…きもっ」
「ぶっちしていいかな」
「いいよいいよ」
衆人の中、罵倒され尽くした50歳、あえなく撃沈。
「だいたい、年くってるヤツに限って若い子が好きなんだよね」
「そうそう、そうなんだよ」
「若い子好きが多いんだよね〜」
「アタシ、全員50っていうのに誘われてるんだけど」
「えっ、全員、50歳??」
「ありえねー」
「どうしよっかなあ」
「全員50かあ」
「金取るの?」
「タダなら行きなよ」
「そうだよ、タダなら行きなよ、勉強のつもりで」
「そうだよそうだよ、学生ですからお金ありませ〜ん、って」
オレを含む周囲の全員が、図々しいにもほどが…と思った瞬間であった。
話の端々から30過ぎと推定。ちらりと見たら、4人とも髪が黒かったから、金融か、教育か、そのあたりの業界だろう。
50歳の武運を祈る。

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2008.02.14
取材6、打ち合わせ1、原稿。
ここ数年、ひっそりとだが、確実に増えているのが、家電製品の回収である。理由の多くは、突然の発火の可能性だ。
これは企業のコンプライアンス意識が高まったせいなどではなくて、実際に突然の発火が増えているからである。つまり家電が火を噴くのだな。
原因は、これまたはっきりしている。はんだだ。
20世紀から21世紀にかけて、エコロジー意識の高まりから、エレクトロニクス業界では鉛を使わないはんだ、通称、なまりフリーはんだというものが急激に浸透した。
古くなった家電が違法廃棄され、中から漏れ出したはんだの鉛が土壌を汚染するといった事態が社会問題化し、そうした問題を回避するためにもなまりフリーはんだの導入が一気に進んだのだ。
ところが、今にしてなのだけれど、当時でも一部では、鉛を使わないことによる劣化の可能性が指摘されていたのだそうだ。その懸念が、導入から数年たって今になって現実のものになり、劣化したはんだ部分からの発火が起きるようになったわけだ。
となると、この問題は今後ますます拡大していくことになるのではないか。もし自動車の部品の劣化による発火などということがおきたら、けっこうやっかいなことになると思うが。
ところで自動車といえば、にっ産がちょっと危険らしい。ゴーン改革による社内疲弊が極度に高まっており、それによる生産ラインでの不具合の発生が考えられるからだ。
実際、現場のモチベーション低下は相当なものらしいぞ。うーむ。買うなら中古に限るということか。

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2008.02.13
原稿。
朝から原稿仕事を片付け、買い物ついでに昼飯を食おうと思ったわけだ。ヨメは所用で不在だし。
大泉のスーパーバリューで買い物したあと、近くの「銚子丸」に寄ろうとしたのだが、一人で入る回転寿司っていうのはけっこうわびしいものだなあと思いだし、急遽方針を変えて駐車場をそのままスルーしたのである。
で、どこへ向かったかというと、新聞を読みながら食えるというだけの理由でそば屋「やぶ重」だ。とくれば、カツ丼だな。
気分上々で乗り込んだ「やぶ重」だったが、ところががっくし、定休日であった。残念。
仕方なく、同じ町内の別のそば屋「大村」に向かった。ところが、どういうことだ、「大村」も定休日。なにも近所の同じ店どうし、休日までそろえることはなかろう。
ちょっとご機嫌ななめになる。
さて、どうするか。そうだ、たまにはトンカツにしようとやや軌道修正し、石神井公園の脇のトンカツ屋に狙いを定める。ついでにその近くのJAの直売所で、白菜の漬け物でも買って帰ろうと決める。
ところが、どういうわけだ、踏切を越え、狭い路地をぬってようやくたどり着いたというのに、このトンカツ屋、「準備中」のでっかい看板である。午後一時で「準備中」とは、要は、今日はやる気がないということだな。
ついでにJAの直売所まで閉まっていた。
まったく今日はどういう日なのだ。オレはたたられているのか。
がっくり肩を落として、しょうがない、こうなりゃ駅前のそば屋「辰巳庵」で我慢するしかないか。
そう決めて引き返したのであるが、おおお、絶対にこれはたたりだ、「辰巳庵」まで閉まっているのではないか。ここまで連戦連敗だと、さすがにオレも相当ブルーになってくる。
これは基本的なところから立て直さなければ、という気持ちになって、一挙に路線を変えてラーメン屋にしたのであった。
とくれば、駅前の「玉屋」である。駐車場はないが、こうなりゃ近くのコインパーキングに停めてでも食ってやる。
ああ、それなのにそれなのに、そのコインパーキングが満杯。とほほほ。とことん昼飯に見放されたのであった。
しょうがない、当初の目論見通り「銚子丸」に戻ろうかと思ったが、時計を見たら1時50分。今からでは、2時までの味噌汁無料サービスに間に合わない。それはものすごくしゃくなことである。よってこの計画は破棄。
その後はしばらくあてもなくさまよい、結局ちょっと離れた土支田のそば屋「美好」で安いカツ丼を食ったのであった。食う価値のないカツ丼であった。
こうしてよれよれの精神状態と、油にもたれた胃を抱えて帰ったオレを待ち構えていたのは、干していたシーツが風にあおられて地面に落ちてしまっているという衝撃のラストシーンなのだった。
その後は言うまでもなく、ほとんど乾いていたシーツを再度洗って乾燥機にかけるという、実にむなしい作業にいそしんだのであった。ああ、哀しみの如月二月の旅すがら。
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2008.02.12
オレはペットボトルのお茶を飲むのは伊とう園の「へーいお茶」と決めている。
ウッチーが駅などで待ち合わせした際、顔ではなくて手元を見て、持っているペットボトルが「ほーいお茶」だと確認してからオレの顔を見るほどである。
なぜ「あーいお茶」か。別に理由はないのよ。ただなんとなく。
この「うおーいお茶」であるが、150円の500mlが安売り店へ行くと98円で売られていたりする。うーむ、この価格は何なんだろう。
どうしてこんなに安く売れるのか。
国産茶葉とでっかく書いてあるから、原料は国産だとしても、製造工程はちゃいなだったりするのかしら。ネットを漂えば、不穏な噂もあるみたいだし。
もっともこの会社、けっこうネットのチェックはしてるみたいだし、あんまりここで適当なことを書いても、いきなり怒られたりしたらかなわないから、曖昧にしておくのだった。
でも、緑茶だけでなく、「そばのお茶」もネットで箱買いしているから、けっこういい客なんだよ〜。
話は一転して大きく変わるが、メーラーのShurikenがバージョンアップして、けっこうよくなった。
以前、Shurikenを使っていたが、親切すぎて操作が鬱陶しいのと、デザインセンスがダサいのとで、ThunderBirdに乗り換えたのである。けっこうよかったよ、ThunderBird。
だが、Shurikenのメジャーバージョンアップがけっこう良さそうだったので、再びよりを戻したわけだ。こいつが確かにけっこうよくなっていて、おお、よしよし、再び面倒見てやるか、という旦那様状態のオレ様である。
もっとも相変わらずデザインはダサくて、とほほだ。働き者だが器量はいまいち。うーむ、愛人ではなくて良妻タイプだな。何を言ってるのだ、オレは。
あれれ、「けっこう」ってばかり書いていて、まるでオレはニワトリじゃないか。
ここーこーこーこー、恋するニワトリ〜は谷山浩子。
はっ、恋するニワトリのNHKつながりで突然思い出したけど、NHK教育テレビの夕方放送されている「おじゃるまる」、エンディングテーマがいつの間にか作詞:桑原永江になっていた。
オレの後輩の、くわも先生である。えらい作詞家の先生である。
くわもの野郎、いつだったかNHKで「おじゃるまるのエンディング、やらしてください、やらしてください」と熱心に売り込みしていたが、その営業努力がついに実ったか。
まずはよかったよかった。印税がっぽりか、そうかそうか。日本橋は住みよいか。そいつはなによりですな。
ちなみに桑原永江をネット検索すると、ずずっと結果が並ぶ。トップをクリックしてくわもの野郎のプロフィールを見れば、おおっ、けっこうご活躍。我々の出世頭ではないか、このやろ。
ついでにオレの名前を検索してみたら、上から二番目に「丹後のホテル・宿予約」と出た。ばかたれっ。
「週刊ポスト」へー、今週の現代は珍しく面白いじゃんと思ったら、ポストだった。


2008.02.11
ところで年末に阿久悠の作品集を買ったのだが、この人が書いた「時代おくれ」っていう作品はどうにも好きになれんのう。
はやったのがバブルの頃で、こりゃあバブルに乗れない男の開き直りを歌ったから好きになれないのかと思ったのだが、今も嫌いだということはバブルとは関係なく、要するに向上心のない男の歌だからオレは嫌いなんだな、と一人納得する次第である。
そんなことはともかくとして、その高校以来のスキーであるが、タンゴ一族8名で向かったスキー場は、これぞ雪山という具合に美しく晴れ渡り、汗を流すぐらいの陽気でいい気持ちだったのだが、オレは靴を履き替えるだけで「いててて」と筋をひねり、平地で10メートルも滑ったらもうぐったり疲れてしまって「もういいや」と止めてしまったのだった。
その間、息子はおじいちゃんとおじちゃんの指導でなんとか滑れるようになり、それどころか娘も生来の怖いもの知らずの性格のまんまに直滑降で滑り、一人、オレだけが幼稚園児以下のレベルで悶々として「目立たぬように、滑らぬように、時代おくれの男でありたい〜」と口ずさんでいたのだった。
それはそれとして話題はまったく変わるのだが、夜テレビを見ていたら千昌夫が「北国の春」を歌っていて、そのバックで白シャツに黒パンツ、茶髪の姉ちゃんたちがオーバーアクションでウーアーコーラスをしていた。えらいものを見てしまった。
ははあ、これはあのVoja族だな。
カメブチ率いるVojaは、数年前の紅白で世間に姿をさらし、ゴスペルもどきの勝手気ままなアクションのコーラスで世間の耳目を集めた。それはそれでよいのだが、困ったのはその上っ面だけを真似たVojaもどきが大量生産されてしまったことだ。
それが如実なのは、アマチュアのゴスペルコンクールである。
おんなじような格好をしたねえちゃんにいちゃんが、同じような薄笑いとオーバーアクションで、自意識過剰に歌う姿が続出で、ああ、これが困ったことなのだ。
それに合わせて「北国の春」っていうんだから、オレはたちまち頭を抱えて、潜ってしまったのである。
あ、関係ないけど今、阿久悠作品集の「人間は一人のほうがいい」がかかった。うーむ、この歌も嫌いである。
暗いから嫌いである。


2008.02.10
無謀にも、スキーのために新潟の実家に行く。
なぜ無謀かというと、高校卒業してからスキーをしたのは、学生時代の1回と24歳頃の1回しかないからだ。
25年ぶりのスキー。実質的には高校卒業以来のスキーである。
しょうがないからスキーウェアを買いに行ったら、同行した弟に「10年後も着られるぞ」と言われ、60歳になってもスキーをしなきゃならんのかオレは、とがっくり肩を落としたのだった。

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2008.02.09
作品展、まあ、文化祭のようなものが幼稚園で開催される。
我が子の成長は、日々一緒にいると感じないものだが、こうして絵や工作などを眺めていると、年少と年長でははっきりと差があるのがわかり、それなりに成長したのだと実感できる。
先生たちもご苦労なことで、一つひとつ、丁寧に名前を付けたり、台紙に貼ったり、並べたり、いやあ、頭が下がる。おらんとこのバカ息子んために、申し訳ねえだ。
準備もさることながら、後片付けも大変だろうになあ。まったく幼稚園の先生という職業には、頭が下がるばかりだ。
面白かったのは、ママの絵を描くコーナーだ。
洗濯しているママ、お料理しているママはいいとして、ゲームしているママ、昼寝しているママあたりになるとだんだん怪しくなり、トイレに行くママでは爆笑だ。
家の中でどんなふうに過ごしているかが暴露されちまって、ママは冷や汗なのだった。ちなみに我が家は、お洗濯でありました。

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2008.02.08
隣の空き地に11階建てのマンション建設が決まってからずいぶんたつ。
先月末から工事が始まる予定だったのに、その気配がないから、たぶん近隣の年寄りたちともめているのだろうなあと思っていた。
と、本日、クマガイ組が手ぬぐい片手にやってきて「来週から工事が始まります」とのことであった。
そうか、ようやく決着したか。ご苦労なこった。
やってきたおっさん(現場監督らしい)に、いったいどうやって決着つけたかを聞いたら、区議会の調停を入れて、駐車場の台数を減らすことでなんとか折り合いを付けたのだそうな。
ふうん、駐車場か。
もともと地下に収容するタイプの駐車場で、それを3層分から2層分に減らしたらしい。えーと、地下に収納するタイプなんだから、減らしたところで近隣の影響はまったく関係ないのだから、これじゃ、ごねるためにごねていたということではないのか。
カネ払って解決したの? と聞いたら、クマガイのおっさん、いやーな顔をしていた。
これで全戸駐車場付きではなくなって、およそ3分の1が駐車場なしのマンションになってしまった。かわいそうに。
駅から15分以上で、近くにスーパーもない環境なのだから、車は必需品。これで駐車場が100%でないとしたら、売れ残りが出るのは必至だな。ただでさえマンション不況が始まっているというのに。
それはともかく、いよいよ来週から1年半ほど、隣でがんがんマンション工事だ。
家が傾いたりしないよう、事前に証拠写真を撮りに来るらしい。ああ、面倒くさいなあ。

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2008.02.07
本日は朝から目の検査。瞳孔を開くので、ほぼ一日、目がぼんやりする。仕事にならないので、ほとんどオフだ。
昼飯に行こうと、家を出て歩いていたら、頭にぽちゃんと何かが当たった。イヤーな予感がする。
まあ、昨日降った雪が電線に残っているし、それが溶けて頭にぽちゃんと落ちのだろう。そう自分に言い聞かせてひそろそろと確認してみたら、哀号、なんということだ、案の定、鳥の糞であった。
この広い空から落ちてきた糞がオレの頭を直撃する確率は、宝くじの一等ぐらいはあるのかないのか。
嘆きつつ、天を仰いでオレは家にとって返し、女子高生の朝シャンのように洗面所でシャンプーしたのだった。
気を取り直すように、本日届いたCDを開く。
谷山浩子のベスト盤2枚組だ。
幼稚園で子供たちが合掌していた「恋するニワトリ」という歌が気に入って、それが谷山浩子のだと知り、おお、それなら「お早うございますの帽子屋さん」も聴きたい、とアマゾンしたのだった。
「恋するニワトリ」は、ニワトリが風見鶏に恋をして、「かなわぬお方〜」と慕いながらココココと嘆く歌である。フルコーラス聴いたが、なかなかによろしい。こういう歌は好きだなあ。
もっともアレンジが、あれれれという感じで、クレジットを見たらギタリストの岡崎リンテン。ううーむ、ギターだけ弾いてくれればよかったのに。
続いて「帽子屋さん」を聴く。懐かしいなあ。きれいなメロディーラインをしばし楽しむ。
谷山浩子をちゃんと聴くなんて初めてだが、ピッチは怪しいし、ボーカルはあんまりうまくないなあ。それでもこれだけのキャリアが続いているのは、この独特の感性が好きだという根強いファンがいるのだろう。
メロディーには手癖があって、時々ずっこけるが、世界観はなかなかにユニークで面白いのであった。
CDと言えば、オレの新作CDのジャケットがついに完成。いさわしの力作だ。
タイトルは「花と星」。なかなかに完成度の高い一作である。えっへん。
あと一曲、ボーカルを収録すれば終了である。そのボーカルは、いさわし本人。
いつでもいいからね〜、いさわし〜。

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2008.02.06
取材2、原稿。
妻が聞く。「今日はいったい何の試合なの」と。
たわけ、ワールドカップが始まるのじゃ、闘いじゃ、寝ぼけとるんじゃない、とかます。
妻は「ふーん」と言いながら味噌汁をよそう。
息子は「にっぽんたいろーまでしょ」と言う。なんだ、その情報は。だいたいローマは国じゃないぞ。
そのような環境の中、オレは孤独にテレビに向かったのであった。タイ戦。
始まる前にオレは妻に「今日は4-0で勝ちだ」と大胆予想。ほぼその予想通りになったのが、ちょっと自慢だ。
相馬やら小倉やらがうるさいので、BSで見ていたら1-1にされちゃって(まーったく川口なんか使うからこうなるんだよっ、あの無意味な飛び出しをなんとかしろってんだ、なぜこいつはいつもいつも完封できないのだ)、仕方なくゲン直しにTBSを我慢して見ることにしたのだった。
大笑いは、夜中のテレビ朝日のスポーツニュースですな。解説が、なんと沢登だという。
日焼けサロンのDQN営業みたいな風情の沢登り、緊張のあまり目は泳いでかみまくっていた。
だいたい、かつて「ギャラが低くて割に合わないから」と代表収集を辞退したくせに、いったい何様のつもりで代表の試合を解説するのだろう。ちょっとは恥ずかしいと思ったほうがいいぞ、沢登。
ま、試合に関しては、だいたい中澤がニタッと笑うシーンが見られれば、勝ちと決まっている。まずは好発進。

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2008.02.05
原稿。
コピーライターという仕事について、ほとんど人に教わることなくやってきたオレ様である(実際、駆け出し代を過ごしたプロダクションは今では考えられないほどひどい会社だった)が、唯一、師匠と仰ぐのがプランナーのサカイダ氏である。
氏にはマーケティングとプランニングの基本を叩き込んでもらった。企画をロジカルに組み立てた上で、感性を働かせるのがクリエイティブだとも教わった。
その氏に、質問したことがある。企画力とは、要するに一体何なんですか、と。
師匠はこう答えた。「それは才能と若さです」と。
そんな身も蓋もない言い方をしなくても。そういう表情をしたオレに向かい、氏はさらに続けたのであった。「だから私は、若いあなたたちが怖い」と。
20年以上も前の、このときのやりとりが妙に今も心に残っていて、確かに「才能と若さ」ということも実感するのだった。

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2008.02.04
取材2、原稿。
大雪が残り、道路が凍結したせいで、交通事情は大混乱。
子供たちが通う幼稚園でも、「ひー、遅刻ですう〜」と駆け込んでくる先生たちの姿が見られたのだった。
普段でも、先生たちの朝は早い。
いつだったか、たまたま朝7時ごろに幼稚園の前を通ったら、もう先生たちが出勤していた。
娘の担任は茨城県から通っている長距離通勤組。聞けば、いつも5時に家を出て、7時に幼稚園に出勤しているのだそうだ。
ひえ〜。
心底びっくり。時々オレは、名古屋だ大阪だ沖縄だと言いながら日帰りを嘆きつつ、5時出発にびびっている。しかし、先生にとっては毎日が日帰り。あ、いや、毎日が5時起き。
うーむ、たまの5時起きでびびってんじゃねえぞ、偉そうにしてんじゃねえぞ、オレ、というのが我が家での自らに対する戒めなのである。
マジな話、見習わなければなあ、ほんのちびっとでも、と思うのだった。

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2008.02.03
原稿。
朝から大雪。当然子供たちは大騒ぎだ。
この大雪の中を、なんの因果か、息子はサッカーチームのスキー教室に出かけたのである。しかも大笑いなことに、屋内スキー場だ。
集合場所まで連れて行って、コーチに「そんなこと行かないで、この辺で滑ったらどうだ」と言ったら、「まったくその通りです、へっへっ」と平身低頭だった。
夜は、節分なので、豆まきである。
雪に覆われて真っ白になった畑に向け、窓から子供たちが「おにはそとーふくはうちー」と叫びながら豆を放り投げる。その絶叫は、しんと静まった家々に響き渡ったのだった。
深夜、まだ雪の降る中、オレはでかい長靴を履いて、魚せいへ向かった。「なにもこんな晩に、そんな格好してまで」と妻はあきれていたが、こういう時に行くとサービスがいいのだ、と言い放ち、オレは"雪の降る町を"を歌いながらずんずんと魚せいに向かったのだった。
案の定、サービスがよくて、おしんこを一皿、おまけでつけてもらった。
ちなみに写真は翌朝の幼稚園である。1年に一度もない、雪化粧の園舎。

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2008.02.02
原稿。
たまたま立ち寄った光が丘の書店で「大人の科学」という雑誌を手にしたら、おお、なんと付録がテルミンである。
テルミンとは、シンセサイザーの元祖。
ロシアのテルミンという博士が1920年代に開発した世界最古の電子楽器だ。
その演奏する様子を一度見たことがあるが、楽器の前に立ち、空中で手を踊らせるとなんとも言えない美しい音が漂い始めるという、まか不思議なものであった。
つまり、手を触れないで操作する楽器なのである、これは。
近くで手を前後することで音が出る仕組みなので、まるで空中に漂っている音を手でつかみだしているような、不思議な感覚が味わえるのだ。
そのミニサイズのテルミンが付録なのだった。組み立て式。
何かを組み立てたり、工作することが苦手なオレは、当然のごとく妻にテルミンの組立を命じる。妻は迷惑そうな顔をしながら組み立ててくれた。
そこで演奏しようと思ったのだが、これが実はけっこう難しくて、うーむうーむ、今はとりあえず眺めているだけなのだった。

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2008.02.01
取材3、原稿。
ううう、寒いっ。
しかし、寒い中、早起きしてまた名古屋に行ってきた。日帰りではなくて、昼帰りだ。味噌カツ駅弁というのを食べたが、重かったなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」カーナベが相変わらず絶好調だ。
「しゃぼん玉」乃南アサ・新潮文庫。人の善意を描くのがうまいのが宮部みゆきならば、悪意を描かせて天下一品なのが乃南アサ。底意地の悪い、救いようのない人間の醜さがこの作家の持ち味だろう。であるのに、この作品では脳天気に明るい善人ばかりが出てくる。言ってみれば、救いの物語なのだな。うーむ、似合わないって、乃南アサ。テレビドラマのようなプロットと絵づくりも、どうにも座りがよろしくなかった。


2008.01.31
取材5、原稿。
中国の毒入り餃子がたいへんな騒ぎになっている。
騒ぎが起きても、知らん顔してなかったことにしてしまうのは、偽ディズニーランド騒動で明らかになった通りだ。
人口が多いということがすべての価値観を決定づけるかの国では、市場経済の導入によって、人の命よりカネ、という常識が根付いてしまった。やっぱり中国のものは口に入れてはいけないなあ。
ぶるるるる。
ところで、この騒ぎが発覚するちょっと前に、JT株が大量に売られたらしい。
発覚から発表まで1ヵ月も空いていることを思えば、間違いなくインサイダーだ。関係者か? またNHKか? 
ネットではそっちのほうも騒ぎになっている。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「一茶」藤沢周平・文春文庫。生涯に2万とも3万とも言われる俳句を残した小林一茶。その生涯を追った小節である。史実に基づくとは言え、そこは手練れの藤沢周平である。なんともリアリティあふれる物語となった。父子の別れを描いた冒頭から、ぐいぐいと引っ張っていく。一茶はかなりの俗人であったようで、人々に俳句を教えながらいくばくかのカネをもらって暮らしていたらしい。何ものかになるべく、故郷を捨てて、江戸に出てきたものの、漂泊の暮らしに身を委ね、結局何ものも手に入れることはできず、40を過ぎて一人暮らし、あばら屋でぼそぼそと白菜の漬け物を食らうシーンは、絶望的なまでの孤独が描かれていて、思わずぞくり。さらに晩年、60を過ぎて一茶を襲った幾多の悲劇は、人生というものの残酷さを際立たせている。藤沢周平の最高傑作は「蝉しぐれ」ではなく「一茶」だという声があるが、まさしくその通りの作品だ。50を過ぎた男ならば、ぜひ一度は読みたい小説。一茶の孤独さが、ひしひしと悪意地のように染みこんでくる無情に、心の身震いだ。


2008.01.30
取材2、原稿。
さて、オリンピック問題であるが、成長期に日本が一体となって何かに燃えるという空気に身を置くことは決して悪いことではないと思うので我が家的には誘致に賛成なのであるはあるものの、現実的にワールドカップなんかのからみを考えるまでもなく、開催はあり得ないだろうなあ。
もちろんそんなことは石原の慎ちゃんは織り込み済みで、承知失敗の責任を取って辞任し、その流れで小泉と一緒に新党をつくる計画なのではないか、というのがオレの推測である。これに宮崎の元・汚れ芸人がからむと、もっと面白いのだが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊アスキー」


2008.01.29
取材3、原稿。
最近はいろんなフリーぺーバーばやり。
今朝、品川駅で手にしたのは「めざましmagazine」というフリーペーパーだ。フジテレビの「めざましテレビ」に連動した雑誌のようである。
中を見れば「恋愛女豹度チェック」という特集。なんだ、女豹度って(笑)。
女豹というのが、これからの女の基準なのか。めひょ〜。
そんな女はイヤだなあ。「よし、これからは女豹だぜ」とかいいながら企画を考えている編集の連中はもっとイヤだなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.28
取材1、原稿。
今日は燃えるゴミの日。
ゴミを出すのはオレの役目なので、今朝も7時過ぎにゴミ袋を持って道路に出た。
と、既に出ているゴミ袋を、カラスがあさってやがる。
当然、青い網がかぶせられているのだが、そこからはみ出しているゴミ袋を引っ張っては、突っついて穴を空け、中身を散らかしているのだ。
カラスはオレの姿を認めて逃げる。しかし、すぐ目と鼻の先に止まって、知らん顔で、こっちをうかがう。
オレは舌打ちをして、ちらかったゴミを片付け、しっかりと全体に網をかぶせ直す。そして一旦その場を離れ、フェイントのようにゴミ置き場に戻る。
と、案の定、カラスが再びすぐ近くにやってきて、ゴミを狙っているところだった。
とこでオレは周囲を見わたし、道路脇に煉瓦ブロックが落ちているのを発見。それを片手に再び網をしっかりとゴミ袋にかぶせ、さらに煉瓦ブロックで隅っこを抑えたのだった。
これならさすがのカラスも手出しができぬだろう。けけけ。
だが、カラスというのは悪知恵に関しては天下一品。人間の顔も覚えるらしい。人間がカラスの顔を覚えるとは聞かないから、カラスの方が頭がいいのか。
もしかしたらオレもカラスに覚えられ、指名手配されてしまうのかもしれない。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」


2008.01.27
原稿。
今年は花粉の飛ぶ時期が早く、しかも大量らしいではないか。花粉症の皆様は、お気の毒。
だが、我が家では花粉よりももっと迷惑なものに悩まされるのである。これからの季節。
それは何か。畑の土埃だ。
隣のばかっ広い畑が、生産緑地とは名ばかりで、土がむき出しのまんま。冬の間の乾いた空気ですっかり乾燥してしまった土が、春の風と共に舞い上がり、近所一帯を砂嵐の中へと誘うのである。
もちろん洗濯物など、干せません。道を歩くだけで、頭から砂をかぶってしまう有様。
家の中も悲惨で、あらゆる隙間を塞いだものの、微小な砂がどこからともなく入り込んでくる。ネットを見て、これはと思うホコリ防止グッズを発見しては試しているのだが、決定打は見あたらず、結局こまめな掃除しかないのであった。
もちろん迷惑しているのは我が家だけでなく、付近一帯みな同じ。
隣のオガワさんの奥さんは、ついにしびれを切らして、区役所に何度か通報したのだが、改善の気配はなし。区役所は「指導しているんですがねえ」という返事だったらしい。
そんな悲惨な状況の春が、もうすぐやってくる。
いや、春を待たず、既に今日も土埃が舞っていた。まだ冬なのに、なんということだ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.26
原稿。
誕生日である。誰のって、オレのである。
以前も書いたが、実は1月26日生まれの人が、オレの周囲にはなんと3人もいる。
カメラマンのオオツキ氏、元クライアントのフクウラ氏、そしてご存知コマコマである。これにオレを加えた4人が、全部1月26日生まれ。一堂に会して顔を合わせたときは、グランドスラムで何かが起きると恐れたものだったよ。
さて、誕生日になってどうなったかというと、いきなり50代に突入である。
50、フィフティ、半世紀である。
オレを産んだ母親は「ひえー」と驚き(あんたが50年前に産んだっちゅーの)、妻は「30代と40代はまあまあだったけど、30代と50代だとえらい年の差に思える」とうなだれている。
そんな中で子供たちだけが「ごじっさいだ、やったやった」と喜んでいる。なにしろヤツらの頭の中では、年上ほど偉いという価値観が幅をきかせているからなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「食品と暮らしの安全」


2008.01.25
取材3。
4時半に起床し、沖縄へ向かう。日帰りである。
沖縄日帰りは、これで3回目。とほほ。日帰りができてしまうから、日帰りになってしまうのだ。
その時間の東京はまだ真っ暗。深夜だ。けれど6時前の羽田空港はけっこうな人。なんてみんな早起きなのだ。
朝飯を食おうと思ったが、どこも開いていない。24時間空港なのだから、せめて軽食の摂れるカフェなどは深夜営業すべきだな。
沖縄は16度。すれ違った娘どもが「寒い〜」とふるえていたので、思わず説教をくれてやりそうになる。
現代の沖縄の抱える問題を鋭く取材した後、8時半の飛行機に乗って羽田に戻る。
ところが同行のカメラマンのタカハシ氏が、機内預けのカメラ機材を受け取ろうとしたところ、手渡しの指定をしたにも関わらず、コンベアの上をぐるぐる回っているのを発見。
プロの商売道具である大切なカメラ機材。万一壊れたり、人に持って行かれたりしないよう、手渡し指定にしたというのに、あきれた手違いだ。
出口で職員に激しく抗議する。会社は穴。
客がいるのに店を開けない空港といい、穴といい、航空関係はダメではないか。
ところで沖縄では、昼飯に名護でカツ丼を食った。沖縄まで行ってカツ丼を食うのもなんだが。
このカツ丼が変わっていて、ご飯の上に普通のカツが載っていて、その上に卵でとじたタマネギがかかっている。つまり勝つそのものは卵でとじられていないのだ。
ふーん、ヘンなカツ丼だと思って食べたところ、これが案外な美味。うむう。
空港のレストランにも同じようなカツ丼があったし、沖縄ではこれがスタンダードなのか。
さすが、ブタを食うことに関しては他の追随を許さない沖縄だ。なんとも旨い、カツ丼もどきであった。

「日経新聞」
「セル」(上・下)スティーヴン・キング・新潮文庫。久しぶりにキングを読む。新刊だ。携帯電話を通じて流された電波により、人類が殺戮の時代に突入するという、お得意のパターン。いつものキングとは違い、冒頭から書き殴りだ。やがて生き残った4人が旅をしながら本当の悪との対決を目指す。このあたりの流れはマキャモンの「スワンソング」そっくり。そして文章もマキャモンそっくり。というか、三流のパニック小節そのものだ。キングの得意の、しつこい描写でリアリティを構築していく様子が見られず、残念。B級の安いドラマを見せられた、損した気分だった。


2008.01.24
取材3、原稿。
朝早くから取材に出かけていたら、現場近くの小学校で、先生が校門に立って子供らに「おはよう」と声かけしている。
その先生の姿が、なんと半袖Tシャツに短パンだ。
この冬一番の寒さと天気予報が言い、北風が強く吹いているというのに、この先生は神経がないのか。見ているほうはけっこう鬱陶しかった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「週刊文春」「ナンバー」カール・ゴッチの生涯という記事が読みたくて購入。前半のみ。なんとも哀しくて切ない時代を過ごした男だったのだ、このレスラーは。


2008.01.23
取材3、原稿。
NHKの記者のインサイダーが話題になったけれど、実はオレも案外そうしたネタを手に入れることがある。
なにしろ仕事でいろんな企業の上層部に会うことが多いので、自然とそうした情報を耳にするのだ。
その中でも今日耳にしたネタは「ええーっ、マジすかっ」と叫ぶほどのびっくりネタ。久しぶりの仰天情報なのだった。
でも、インサイダーになっちゃうといけないから、ここには書けないのだ。残念。
どうしても知りたい人は、メールください。こっそり教えちゃう。
と書こうと思っていたのだが、実はちょっと調べてみたところ、5年ほど前に既に新聞報道されていた情報だったことが判明。がっくし。
どういうネタかというと「山手線に新駅が誕生する!」というものである。
ね、びっくりでしょ? 山手線に新駅ですよ、山手線に。
場所はというと、品川と田町の間。山手線で最も長いこの区間に、新しい駅が誕生するのである。
そしてこの情報、実は2003年の暮れに新聞に掲載されていたのだった。ひっそりと載っていて、しかもずいぶん前にそのまま放置されたネタだったから、誰も注意を払っていないみたい。
でも関係者によれば、準備は着々と進んでいるということのようだ。ふーん、知らなかったなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.22
取材1、原稿。
新作CDのジャケットについて、いさわしよりデザインアイデアが送られてきた。
これがあーた、思わず大笑いの大傑作! いやあ、そう来たか、と脱帽でありました。
さすが、いさわし。
世間の皆様、期待してお待ちください。って誰も待ってないか。

「ビッグコミックオリジナル」「SPA!」
「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.21
取材1、打ち合わせ1、原稿。
フリーランスの場合、「上司に相談します」や「持ち帰って調整します」ということがないから、たいていの場合、即断・即決を求められる。
そもそも代わりなんぞいくらでもいるフリーランス、新しい仕事の話があって、えー、どうしようかな、とまごついていると「じゃあ、他あたるから」とあっさり引き下がられてしまうのである。
経験的には、どんなことでも2秒で決断しなくてはならないという訓練ができてしまっているのだった。
長くやっていると、これは無理しても引き受けたほうがいい仕事だとか、これは安請け合いするとやけどするぞとか、こいつとはいずれ衝突するだろう、といった判断がきくようになる。
だから、そういう素早い判断が下せないケースに遭遇すると、てめ、早く決めろよ、ぼけっとすんなよ、あー、とろくせえ、といらついてしまうのである。フリーはせっかち、というより、いらつきのイヤなヤツなのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.20
と昨日書いておきながら、本日、もう一曲のアレンジが完成。うふふ。
いさわし、よろしくね。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「中央線で行く東京横断ホッピーマラソン」大竹聡・酒とつまみ社(仮)。東京駅から八王子駅まで、中央線の各駅で降りて、酒場でホッピーを飲み続けたというレポート。なお、八王子からは京王線で帰ってきたので、付録として京王線バージョンも載っている。


2008.01.19
原稿。
突如、録音にやってきたのが、名ボーカリスト・中山親分。
「風花の咲く日に」という隠れた名曲を歌ってくれたのだ。
これこれ、こういう心象風景をイメージしながら、人生で最も哀しい出来事を振り返るように歌って欲しいとアドバイス。ついでに、あのジョニー・キャッシュのようにお願い、ともリクエストしたのだった。
「合点だ」と親分。絶妙の、心ふるえるボーカルを披露してくれたのであった。うーん、これは絶品。キベさんが聴いたら涙するであろうぞ。
これで22曲中、21曲の録音が終了。残るは1曲だが、こちらはまだアレンジもできていないのである。うーむうーむ。
ちなみに今週、ワタクシは誕生日を迎えまして、大台に乗ります。その大台記念にリリースしようと企んでいたのでありますが、かなわぬ夢となってしまいした。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.18
取材2、原稿。
6時53分発の「こだま」に乗るために、5時起床で5時半に家を出る。
外は真っ暗だ。でも、もう朝刊が届いている。新聞屋は早起きだ。
石神井公園の駅に着いたら、急行電車に乗り換えるために各駅停車から降りてきた一人の青年が、おもむろにホームにしゃがみ込んで、電話をかけ始めた。手にはA4サイズのリスト。
上から次々にかけては「おはよう、がんばってな」と大声で話している。
おそらく人材会社の現場マネージャー。つまり日雇い派遣のワーキングプアたちが、ちゃんと約束通り就業先へ行くか、確認がてらのモーニングコールをしているのだろう。
大声で電話しつつ、別に恥ずかしがる様子もないので、毎朝ここで見せている光景なのだ。見たところ20代後半。6時前の駅、寒風吹きすさぶ中、ご苦労なことである。
液晶テレビがどんどん大型化する陰に、携帯がどんどん安くなる陰に、こういう毎朝のシーンがあることを知らなければならないと思う。
東京駅に着く。
と、同行のウッチーから「タンゴさん、大変なことになりました(汗)」という電話。
どうした、テロでも起きたか、それとも地震か。いや、おおかた寝坊して遅刻しますという連絡だろう。
と思ったら、実は新幹線の切符、間違えて昨日の日付で買ってしまっていたらしい。アホな、あまりにアホな、電話であった。
早起きしてご苦労なことである、みなさん。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ウランバートルの森」奥田英朗・講談社文庫。ジョン・レモンが主夫の時代にどう過ごしていたか、という空想小説。あまり面白くなかった。
「週刊文春」
「冷蔵庫の上の人生」アリス・カイパース、文藝春秋。話題になりかけているお涙小説。東京駅構内の書店で買って、丸ノ内線・西武線と乗り継ぐ30分少々の間に読み終えてしまった。1260円。これなら藤沢周平の500円の文庫のほうが、よほど人生とは何かを教えてくれる。


2008.01.17
原稿。
我が家では、布団に入った子供たちに一冊ずつ好きな絵本を読んで聞かせるのが、日課となっている。
読み手は、妻が6割で僕が4割といったところか。
息子と娘それぞれにお気に入りのお話があり、何度でも同じ話をせがんでくる。
そこで変化を付けるべく、僕は外人ふうに読むことにした。「それでーわ、みなすわーん、おやしゅみ、なさーあい」という具合である。
これが大受けで、子供らには「外人で読んで外人で」とせがまれる。妻はとても迷惑そうである。
外人同様に大受けなのが、天地真理である。
絵本の途中でいきなり「あなたーをまつのー、テニスコートー、おほほほー」と歌いながら登場し「もうすぐなつまつりでーす、ほほほー」と甲高い声で物語を読むのだった。
もちろん子供らは大喜びで、天地真理、天地真理とせがむのである。妻は相当に迷惑げだ。
最近はこれに森進一が加わり、「こんばんわ、もり、しんいちですすすす」としゃがれ声で挨拶した後「そらまめくんわわわ、いい、ましたたたた」としゃがれ声で物語を読むのだった。
もちろん子供らは大爆笑で、眠気も一気に吹っ飛ぶのである。
ここまでくるとさすがの僕も、教育的に果たしてどうかと疑問に思わないでもないのだが、それはそれとして、妻の「だいたい天地真理なんて、今時のお母さんも知らないわよ」というあきれ顔に、僕はうなだれるのであった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.16
取材1、打ち合わせ1。
飯田橋に行った帰りに、今年初めて「鳥よし」に寄った。いつもながらオヤジでいっぱいの、普通の居酒屋である。
なんだか今年も忙しいような、忙しくないような、そんな始まりであるなあ。
世間的には、サブプライムのせいでいよいよ経済的におかしくなりつつあり、ちょっとイヤな雰囲気である。
今年は息子が小学校に入学するという一大イベントが予定されていて、その前にオレは卒園式で父兄代表の挨拶をしなくてはならず、それが今からけっこうプレッシャーなのだった。とほほ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「幼子われらに生まれて」重松清・幻冬舎文庫。バツイチどうしの結婚で、そのぎくしゃくした親子関係をテーマとした小節であるが、若書きだったのか、どうにも薄っぺらい内容であった。それでいて技巧に走ろうとするから、上から目線の気持ち悪い話になっている。
「週刊プロレス」
「東京人」地下鉄特集。新木場から小田急ロマンスカー直通が出発するんだって。それも今年3月から。うひゃ〜っ、凄まじくびっくり。霞ヶ関・桜田門の間の秘密の連絡線を使って(本当)、乗り入れるのだそうだ。どうする、コマコマ。


2008.01.15
取材5、原稿。
キューバの議長がそろそろ危ないらしい。
そんな噂が確かなものか、先日までキューバに取材に行っていたというカメラマンのタカハシ君に聞いたところ「本当みたいですよ」とのことであった。
作家のヒガキ・タカシは、そのタイミングを3月頃と読んで、それに合わせてキューバ旅行を計画しているらしい。なんという行動力か。
それにしても中南米通のタカハシ君によれば「メキシコに住むか、キューバに住むかと聞かれれば、僕はキューバですね」とのことだ。
確かにキューバって、貧しいけれども、みんな心穏やかに暮らしているっていうイメージがあるよなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「G SPIRITS」最近はこの雑誌がえらく面白い。プロレスは作り上げられたエンターテイメントだという前提のもとに様々な検証をしている。小川・橋本戦ガチンコの舞台裏なども興味深いが、前号から続いたキラー・カーンのホンネインタビューが絶品だった。
「SPA!」


2008.01.14
原稿。
冬の必需品は加湿器である。
我が家では冬の間中、リビングルームで加湿器が稼働しっぱなしだ。何かの拍子につけ忘れて寝たりすると、翌朝はかすかに喉が痛く、ひりついている。
風邪の予防にも、一家に一台、加湿器なのだ。
ところがその加湿器が、ここのところ調子が悪い。突然止まってしまうのだ。しかも電源が入らない。
パナソニックに社名変更を発表した会社の製品である。
要は電源コードが壊れちゃったみたいで、もう保証期間も過ぎているし、しょうがないから買い換えた。
西友にいったら、時期的にこの類の製品はもう終わっていて、売れ残りしかなく、目の付け所がシャープな会社の製品しかなかった。しかも、ばっかたけえ。
泣きながらオレは仕方なくそいつを買って帰ったのであった。
ありがちな話ではあるが、パナソニックに社名変更を発表した会社の加湿器は、突如、自分が捨てられることを悟って、再び正常に働き始めたのであった。馬鹿ものめ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.13
本日は、毎年恒例、丹後家一族の新年会である。おんなじ顔をした年寄りから幼稚園児まで、23名も銀座ホテルのレストランに集まって、バイキングだ。
もう20年近く続いている催しである。たいしたものだ。
こうして一族がきちんと正月に集まれるのは、とても感謝すべきことだと思っている。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.12
数年前に3ヵ月で14キロやせた経験を持つオレは、そのリバウンドの経緯も含め、一つの真実をつかんだのだった。
それは「デブは食う」である。
太っているのは体質でもなければ運動不足でもない。食うからである。
それをマキウラ氏に言ったら、「そんな身も蓋もない」と呆れられたが。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「いつまでもデブと思うなよ 」岡田斗司夫 ・新潮選書
「空中ブランコ」奥田英朗・文春文庫


2008.01.11
取材2。
その京都で朝から取材仕事。オレは京都には住みたくないなあ。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.10
取材2、原稿。
夜まで名古屋で取材を行い、9時半の新幹線で京都へ。
京都はなにげに怖い街で、裏通りの夜道を歩いていたら、ぶつぶつつぶやきながら歩く人間、道路の中央で立ちつくして空を見上げている人間などがいた。
これだから京都は。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「偽装国家II」勝谷誠彦・扶桑社新書
「週刊文春」「文藝春秋」「週刊現代」今年の予言。果たしてどれだけ当たるか、ここに記録しておきましょう。1月末に関東地方に大雪で、交通機関が麻痺。8月には水不足が深刻になる一方、東京で大地震が発生する。9月13日には名古屋でM8.6の大地震が発生する。


2008.01.09
原稿。
どうにも正月ボケが抜けないようで、昨日のインタビューではぴりっとせず、今日はスケジュール調整でうっかりミスによるダブルブッキングをしてしまった。やれやれ。Oh, my goodness.
って、今英語を打ったのは、最近どういうわけがATOKが、日本語を入力すると勝手に英語に翻訳してくれたりするからである。ありがたいような、お節介なような。
それはともかく、ダブルブッキングは速攻でごめんなさいをして、事なきを得たのだった。
いかんいかん、ぼちぼち仕事モードに戻らなければ。
昼、息子の学習机が届く。
夕方、待ちかねたように自分の部屋に飛び込んだ息子は、我が机を大喜び。妹の協力も得て、ぞうきんがけして、本棚に本を並べたりと、たいへんな張り切りようなのだった。
どの親も同じだと思うが、我が家でも、大人になるまで、あるいはなってからでも使えるよう、大きめのデスクを買った。これから息子は、この机にいろんな思い出を刻んでいくんだなあと思ったら、とても愛おしく思えたのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.08
取材2、原稿。
オレの実家は、新潟県内でも山形寄り。
だもんで、子供の頃に天気予報を見るときも、新潟の天気予報より山形の天気予報が気になっていた。みんなは新潟を見ても、オレは山形の予報を見なくちゃいけないのだ、と思いつつ。
毎日そんなふうに考えながら天気予報を見て育ったものだから、そうした価値観がしっかり刷り込まれてしまい、異端こそ善、迎合は悪、多勢に加わらず独善を貫くのだ、という人間に育ってしまったのである。
つまりオレの歪んだ人間性は、天気予報のせいなのだ。
そんなことを思いつつ、今も隣の和光市や新座市の天気予報を気にしているのである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ビッグコミックオリジナル」唯一読み続けているマンガ雑誌。完全に惰性だが、最近は『岳』がけっこう面白い。
「AERA」オダジョーの結婚にねちっこくかみつくこの雑誌の歪んだ性格が、オレは嫌いだね。
「DTMマガジン」初音ミクで突如馬鹿売れしてしまい、とうとう初音ミクのポスターまでついた増刊号を発売するらしい。初音ミクバブルである。よかったねえ。
「SPA!」中国の鳥インフルエンザは、実はけっこうヤバイのではないだろうか。うーむ。


2008.01.07
原稿。
最近、家で飲んでいるのはウィスキーである。
以前は焼酎が多かったが、飽きてきたので、切り替えた。氷と水があればいいので簡単である。
ここ数年、日本のウィスキー事情は劇的に素晴らしくなっていて、地名を冠にしたブランドものと呼ばれるものが主流である。そのどれも、いやほんと、心からしみじみと旨いのだ。
以前、サントリーの山崎蒸留所を取材した際、樽からくんだばかりの「山崎」を「ストレートで飲んでみてください」と言われて口に含み、そのあまりの旨さにびっくりしたことがある。
家で飲むのに「山崎」とはいかないから、「北杜」や「軽井沢」といった2000円から3000円台の酒が中心であるが、それでも十分に旨い。ニッカの「余市」などは絶品である。
本日も近所の安売りで「軽井沢」を買ってきたのだが、ふと隣の棚を眺めてみれば、かつては高かった洋酒がびっくりするほどの安値である。オールドが1200円ぐらいでリザーブは1500円、以前なら3000円はしたフォアローゼズがなんと今日は960円だった。
本気でのけぞったよ。
4000円だったメーカーズマークの赤でも2000円台。洋酒人気が落ちてきて、値段も落ちたというのか。
びっくりしつつも、しかし、最近の日本のウィスキーは本当に旨いんだよなあと改めて納得しつつ、お父さんはグラスに氷を入れて、今日はキリンのヌーダで割ろうと企んでいるのだった。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」


2008.01.06
練馬区の一戸建てに引っ越して驚いたのが、外の音のうるささと冬の夜の寒さだった。
バス通りに引っ越した、さやちゃんパパことまっちゃんが「バスが通ると家が揺れるのでびっくりした」と驚いたほどではないが、大通りから一本引っ込んだ我が家でも、夜にはトラックの地鳴りのような振動で目を覚ましたものだった。
だが、慣れというのはたいしたもので、3日もするとまったく気にならなくなり、平気でぐっすり眠るようになったのである。
対して、いまだに慣れないのが冬の寒さである。
練馬という寒地であることに加え、寝室が地面のすぐ上という環境、しかも布団、さらに隣は寒風吹きすさぶ荒れた畑であるため、この季節は布団に入っても体が凍えるのである。
ふるえる我が身を抱きしめつつ、涙声でそんな寒さを訴えても、しかし、妻は「ちっとも寒くないよ」と平気な顔。そりゃあ皮下脂肪の差ではないのかと、下を向いて聞こえないようにぶつぶつ口ごもるオレであった。
ともかく、この冬も布団の中で凍えながら過ごすのは勘弁してとばかり、オレは自衛に走った。何かというと、湯たんぽである。湯たんぽがちょっとしたブームと小耳にはさんだこともあり、湯たんぽを買ったのである。
西友で980円。本当は金物がいいのだけれど、なかったから塩ビのちゃちなやつにした。
どれどれと試しにお湯を入れて一晩使ってみたところ、これが夜中に「おおっ」と驚くほど快適なのである。
低温やけどに気をつけつつ、布団のあちらこちらに移動させてみれば、朝までずっと布団全体がほんわりぽかぽかなのだ。
電気とは違う、柔らかな暖かさ。これはとってもいい発見であった。昔の人はいいものを使っていたんだなあ。
難点はといえば、わざわざお湯を沸かして入れなければならないことであるが、今のところは妻がやってくれているので、大助かりである。その妻に、きみも使ってはどうかね、とすすめたところ「別に寒くないから」とあっさり断られた。
そういや昔、実家にいた頃は、ばあちゃんが豆炭あんかを使っていた。丸みをおびた四角い箱をぱかっと開くと、中には綿がぎっしりと詰まっていて、その中央に真っ赤になった豆炭を入れて使うというものだった。
あれもずいぶんと暖かかったなあ。
ちょっと調べてみたら、昭和30年代当時、豆炭あんかは480円。豆炭は一個1円だったそうである。
ちょっとびっくりすることに、豆炭あんか、今でも製造されていて2250円。豆炭は一個40円くらいだ。今でも買えるとはねえ〜。
それはともかく、この冬のオレの愛用品は湯たんぽに決まりである。
加えて、パジャマの下にユニクロで買ってきた2着1500円のフリースの長袖Tシャツを着れば、完璧だ。
ちなみにこのユニクロTシャツ、サイズがきつめで、Lサイズでもつるんつるん。洗濯したら、もう外では着られません。寝間着にぴったりである。

「朝日新聞」「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」


2008.01.05
息子の机に載せる電気スタンドを買いに行く。まずは、オレの嫌いなヤマダ電機で下調べだ。
ヤマダ電機、略称・マダデン。我が家ではさらに略してダデンという。
ダデンと聞くと、ダメな電器屋の略みたいだが、実はまさにその通りなのであります。どんどんっ。
向かったのは、オーイズミのダデンである。
2階の照明器具売り場に行ったら、なぜだかわからないけど突発的なものだと思うが、レジは長蛇の列。およそ20人も並んでいる。
一方のレジはというと、3つか4つあるうちの1つしか開いていない。
ありゃまあ、お客さんはご苦労様なこって。
その様子を横目に店員は知らん顔。レジを開くでもないのである。ダデンとしては。
じれたお客が、メーカーの派遣店員に「なんとかしろ」と文句を言うものの、言われたほうだって困って頭を下げるのみ。その様子を尻目にダデンの店員は、レジを開けるでもなく。
店内に貼られた「接客日本一を目指します」の垂れ幕が、正月早々、いい冗談に見えてきたのだった。
で、我が家はどうしたかというと、ダデンで下調べをして、その足で西友へ行ってスタンドを買ったのでありました。ほほほ。

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2008.01.04
仕事始めの原稿。
獣神サンダーラインガーの試合が面白いのは、本気を出したらたぶんこいつはものすごく強い、という空気を身にまとっているからだ。
実際、ライガーはガチンコでも強い。いったん切れると手がつけられないほどの気性の激しさと、技術を持っている。
それを隠してエンターテイメントプロレスを展開する姿は、ふところに真剣を忍ばせて演舞しているような緊張感をかもしだしているのだ。
そんなことを本人に聞いたら(インタビューしたことがあるのだ。自慢)、「よく言われるけど、そんなことはないですよ〜」と笑っていた。
オレが同じような空気を感じるのが、北の国のハードネゴ外交官にそっくりな顔をしたお笑い芸人の笑福亭鶴瓶である。
今までも数々の事件を引き起こしたこの男は、とぼけた味を漂わせつつも、隙あらば何かしでかしてやろうというガチンコの空気を持っている。アホ顔の裏側には、実は取扱注意のシールがべったりと貼られているような男だ。
紅白でもその空気は健在で、隙あらばポコチン出すぞ〜という姿勢がとても好ましかった。
ところがどうした心境の変化か、途中からその空気が消えていって、人畜無害のお笑い芸人になってしまった。非常につまらん芸人であった。
その切替が行われたのは、餅なんとかという中年男の歌のあたりだった気がする。
小椋桂と谷村新司のきたないところを足して割ったような顔をしたこの中年は、さだまさしそっくりの曲調で切々と母恋い歌を歌ったのだった。
しかし、曲調こそさだまさしであるものの、その世界はさだまさしでは決してありえないような情けないものであって、ありゃまあとこけてしまった。
50過ぎたいい大人が、えーと、死んだ母ちゃんに甘えている歌である。母を懐かしみ、母を慕う歌なら素晴らしいのだが、母に泣きついて甘える歌である。恥ずかしくないのだろうか、この人は。恥ずかしくないのだろうなあ。
紅白のテレビを見ながら、こっちが恥ずかしくなってしまった。

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2008.01.03
本日は年末に続いてレコーディングである。スタジオは我が家である。歌手は、えりずー姉さんだ。
姉さん、この1年で歌力が大幅アップ。感動の迫力ボーカルを披露してくれた。
完成が楽しみである。って、人ごとではない。オレがやらねばならぬのだった。
夜、息子が楽しみにしていたNHK「ダーウィンが来た!正月スペシャル」を見る。
なにしろ一番人気は、南米はコスタリカのバシリスクである。
こやつは、なんと水の上を走るトカゲだ。右足が沈む前に左足を前に出し、左足が沈む前に急いで右足を出すという、理論上及び妄想上では十分に可能なこの奇天烈走りを、実際にやらかしてくれる生き物である。
おかげで男の子たちには大人気。
正月特番らしく、このバシリスクの走りを人間が再現するにはどうしたらいいかという実験を見せてくれたのが、今夜の番組である。
結論。でんぷんをたっぷり入れた粘りけのある水の上だと人間でも走ることができた。おっさんが実際に水の上で足をばたばたやって、沈まずに走っている映像は、抱腹ものだったわい。

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2008.01.02
ヨメの実家にお年始に出かけた帰り、田無のニトリで息子の学習机を購入する。

ランドセルは去年、西友で店員を恫喝して購入済み。引き続き学習机も手配して、これでもうばっちりなのであった。

ニトリ、ガラガラだったなあ。


2008.01.01
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
紅白を眺めつつ、まったくいつの時代の歌手なんだよなあとぶつぶつ言い、しょうがないとチャンネルを変えて格闘技を見れば船木が復活って、ったくしょうがねえなあ。
などという大晦日を過ごして元旦。地元の氷川神社で初詣したら、それなりの行列。
目の前に並んだ親子連れが犬を連れていて、さすがに本殿にあがる前に父親が「犬はあげちゃいかん、そのへんで待たせておけ」と言ったのだが、どう見ても20歳は超えている娘が「えー、大丈夫だよ、狛犬ってものもいるぐらいなんだし」というアホなことを言い出して犬をあげそうになったので、思わず目をむいてしまった元旦の風景であった。

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