ネリマの畑の真ん中で 2017
2017.12.31
いやはや、今年も大晦日。毎度のことながら、あっという間の一年だった。
まずは大過なく年末を迎えられたことに感謝である。
大きな病気も事故もなく、ひいこら言いながらも何とか飢えることなく、雨露をしのぐことができた。
ここ数年、売上は一定しているのに年々財布が厳しくなっているのは、一つには子供たちが成長したことが理由だが、税金や社会保障費の負担がしゃれにならないほど重くなっていることが最も大きな原因だ。
毎月の健康保険が8万9000円て、どこの家賃だよ、これ。
オレの両親の晩年を手厚い医療で支えてもらったから、文句を言うのは唾するようで気が引けるし、重い病で苦しむ子供たちも世の中には多いことも知っているし、何よりも医療現場での取材も多いために医師や看護師たちがどれだけ献身的な毎日を送っているかを見ているから頭は下がる一方なのだが、それでもこの高額の健康保険はどういうことなんだよ。
いやいや、平和な年末、穏やかな大晦日である。文句はやめよう。
ともかく今年もこうして一家四人、穏やかに大晦日を迎えることができたのだ。
そのことに感謝しようではないか。家族そろって紅白歌合戦を観られることを喜ぼう。
というわけで、恒例の我が家の重大ニュースの発表である。
えーと、まあ、今年もいろいろあったわな。
2月には、隣のオガワさんが引っ越してしまった。とても寂しいことだった。元気にやっているようで、今も時々顔を見るが、それでもずっと隣にいて欲しかった。昼間っから玄関先でビールを飲んでいるオガワさんの姿は、いつもオレに元気をくれた。
このオガワさん引っ越しは、えーと、重大ニュースの3位だな。
次。
リビングのエアコンの買い換え。ぎょっ、14万。痛かったなあ、あれは。7位でどうだ。
娘、中学の生徒会委員。親のオレがこんなしょうもないのに、子供たちは立派だ。たいしたものだ。いや、親がしょうがないから、子がしっかりしているのか。だははは。3位だな。
あれ、オガワさんとかぶってる。じゃ、2位。
次。息子と広島旅行。アルビレックス新潟の開幕戦を観るために、広島までわざわざ飛行機で行った。ホテルと飛行機がセットになったパックにすると、案外安く行けるのね。それでも10万。サッカーの試合にそんなカネは無駄すぎるのだが、息子と一緒に旅行できる幸せはかけげかえのないものだ。4位。
次。娘とその友達を連れて、新潟の実家へ旅行。友達は親戚もみんな地元だというので、娘は田舎というものを見せてあげたかったのだという。二泊三日。5位でどうだ。
そしていよいよ、栄えある1位。レコード大賞は乃木坂だったが、いったいなんなんだ。西野七瀬は許す。
それはともかく1位である。1位は、息子の高校入学。っても、中高一貫だから昨日卒業した中学へ、今日からは高校生として通います、ということだ。
親としても楽ちんなのである。
というわけで、恒例の重大ニュースの発表も終了して、今年もたいへんお世話になりました。妄言深謝。
来年もよい1年でありますように。
2017.12.30
忘年会に誘われなくなったなあ。
人望がないのはしょうがないとして、そもそも忘年会そのものがあまり行われなくなったような気がする。
クリスマスだってちっとも盛り上がらないし、バレンタインだって同じだ。忘年会のようなはしゃぎ方は、もうあほくさいとみんな思っているのだろう。
職場であっさりと納会のようなものをすれば十分。
もっともそう思っているのはオレだけで、実はオレに気づかれないよう、皆さんは忘年会で盛り上がっているのかもしれない。
むむむ。
今年の忘年会の話は3つ。
うち仕事関係は1つ。それは行っても何の益もなければ、ただ気が滅入るだけの忘年会なので、返事もしないで不参加。(プレゼント交換とか、生涯最後の食事は何ですか、とか、正気の沙汰かと)
残りの忘年会は、1つが地元のパパ忘年会で、昨日だった。いつものメンバーと地元でだらだらと飲んでしゃべる。子供たちが幼稚園に入る前からの付き合いだから、この連中とはこれからもずっと続くわけで、地元にこういう人間関係のあることのありがたみをいつも感じている。
焼き鳥屋で飲んで、地元のスーパーのイートインでアイスクリームを食って、最後はコンビニのイートインでコーヒーを飲む。
だははは。だらだらの忘年会だ。
もう1つの忘年会は、今日。学生時代の仲間との忘年会だ。
とはいえ、行ってみたらたんさいぼうのメンバーじゃん。改めて忘年会というほどでもなく、まあ、いつものようにだらだらとしゃべって、先に帰ってきた。
もう長く飲み続ける根性も体力もないなあ。
酔っ払ったときの介助役に連れて行った息子と、渋谷のハチ公前の人混みを歩く。まったくここはおかしな街だよなあ。
世界一有名なスクランブル交差点で外人たちが写真を撮りまくっている。
四方から大量の人が一気に押し寄せて、それが衝突もせず、混乱もせず、さーっと潮が引くように四隅に収まっていく様子は、外人にとってはミラクルらしいのだが、島国・日本にとっては当たり前。
「オー、この交差点の全員が香川真司のようだ」と外人は驚くのである。
2017.12.29
もう何度も同じネタを書いているが、とうとうこれが最後だ。
あれは2014年の5月4日。息子が中学1年生になったばかりのゴールデンウィークのことである。
場所は新潟、聖籠。アルビレックス新潟の練習場である。
練習のピッチ脇のオープンスペースではファンがサインをもらおうといつもたむろしている。オレたちはやがてそこに降臨するはずのレオ・シルバを待っていた。
そんな時。
丸坊主に短パンの小僧がオレたちの前に現れて、直立不動で声を張り上げた。
「今年入りました小泉慶と言います! よろしくお願いします!」
練習を終えた先輩たちから、いかにも「おまえ、ちょっと挨拶に行ってきな」と押し出されたいう風情でその坊主頭の18歳は、それでも少しも臆することなくオレたちサポーターの前で胸を張って、そして慣れない手つきでサインを始めたのだった。
あれから丸4年。
ついに小泉慶は、移籍を決断した。
行き先は柏。22歳という若さで既にJ1で100試合のキャリアを積み、しかも複数ポジションができるということで、欲しがらないチームがあるわけがない。昨年こそ移籍の打診を断ってアルビレックスに残留したが、今年はチームが降格したこともあり、複数チームからの誘いのある中、2年続けてラブコールを送ってくれた柏への移籍を決断したのである。
もともと柏の高校の出身だから、古巣に戻ったようなものだ。遠い北国のチームでの武者修行を終え、古巣に凱旋する晴れがましい気持ちだろう。
よかったな、慶。おまえは代表だって狙える逸材だ。
何にも物怖じしないふてぶてしさが魅力の18歳の丸坊主は、デビューしてすぐにアルビレックスのレギュラーに定着する。それまでチームの顔だった本間勲がシーズン半ばで移籍の道を選んだのは、そのためだった。
小泉にとってよかったのは、レオ・シルバという最高のお手本が目の前にいたことだ。
小泉は常にレオの背中を追いかけ、歯を食いしばってレオにくっついていった。レオもそんな小泉をかわいがる。
レオ、見てくれ、こんなプレーができるようになったぞ。小泉は嬉しそうに全身でそうアピールしながら、ピッチを躍動していた。
実家が足立区の銭湯である。その生まれ育った環境ゆえの根性の座り方というか、精神の図太さも大きな魅力だった。
アントラーズの小笠原やガンバの遠藤など、怖い先輩方にも臆することなく後ろから削りに行く。激怒した小笠原は小泉に「小僧、10年早いんだよ」と詰め寄る。その視線を正面から受けとめて、小泉は「すぐに追いつくから」と笑う。
そんなシーンにスタジアムは沸いて、そしてオレたちは小泉が大好きになる。
15年にレオ・シルバが病気でピッチを離れたときは、一人で獅子奮迅。ブラジルで療養中のレオに向かって、レオ、見てくれ、と言わんばかりに躍動して、まさしくレオの後継者として名乗りを上げた。
だが4年目の今年、レオはアントラーズに去る。そしてチームは中盤を廃した戦術をとり、小泉が活きなくなってしまい、歩調を合わせるように連戦連敗。「オレはもうこのチームに必要とされていない」と口走ったとも噂され、確かに時々、やる気のないプレーを見せるようになってしまった。
22歳の若いプレーヤーにそんな思いをさせるようなチームであってはならない。
サポーターは、小泉のためにも、小泉は環境を変えるべきだと思うようになる。もともとポテンシャルの高い選手なのだから。
チームの降格が決まって迎えた最終戦。
かつて小泉が他チームへと追いやった本間勲がチームに戻ってきていて、そして引退が決まっていたことで、最後の5分間に出場した。勝利が決まった瞬間、本間勲に満面の笑顔で抱きついたのは、小泉だった。
ちょっと感動的なシーンだった。
やんちゃというか、まっすぐというか、バカというか。
20歳になって免許を取ろうとして、なんと学科試験に7回連続で落ちるという驚愕の記録を作った小泉。
やっと免許を取ったというのに、チームメイトは誰もその車には乗ろうとしなかったという。なんとも爆笑ものの、小泉らしいエピソードだ。
一度、足立区の実家の銭湯に行ってみたかったなあ。そこでは脱衣所に小泉のでかいポスターが貼られ、そっくりな顔をしたおじいちゃんがにこにこと番台に座っているという話だった。
アルビレックスはJ2に落ちたが、小泉はJ2にいるような選手ではない。だが、柏も決して甘いチームではなく、レギュラーを獲るのも容易ではないはずだ。
坊主頭で挨拶のために押し出されたときと同じ気分で、ゼロからの出発をして欲しい。
カテゴリーが違うのでもはや対決することはかなわない。だが、ぜひとも代表の試合で暴れる姿を見せて欲しい。国際試合で相手を削りに行って、そして不敵に笑う小泉を見てみたい。
慶なら、できるはずだ。運転、気をつけろよなあ。
2017.12.28
「嫌われ松子の一生」という映画と、ようやく向き合うことができた。
変な書き方をするのは、一度観て、もう一度観なければと思いつつ、ほったらかしにしていたからである。
今調べたら2006年の映画だった。DVD発売直後に買って、そして今日やっと二度目を観たので、10年ぶりというわけだ。
監督は鬼才・中島哲也。
デビュー作の「下妻物語」のあまりのクオリティにぶったまげ、こここもこいつはすごい監督が現れたと目を見開き、そして楽しみにしていた二作目が「嫌われ松子の一生」。
「下妻物語」がとんでもなく突き抜けた爆笑映画だったから、同じ路線を期待してDVDを手に取ったら、これが実に悲惨で辛い映画。実際、ここまで人間をおとしめて描いていいものなのかよと思うぐらい、救いようのない暗い映画だったのである。
それで二度目を観る気にならず、10年間、本棚の奥に入れっぱなしだったわけだ。
ところがAmazonプライムであっさり無料で観られるようになり、そういや、二度目を観てなかったなあと思い出し、やっと観る気になったというわけだ。
悲惨さ、救いようのなさは同じである。一人の人間が、ここまで運命に翻弄されて落ちていくことがあっていいのかと、思ってしまう。
だが今回は少し落ち着いて観ることができ、その映像美のクオリティの高さに改めて仰天した次第。実際、異様なまでのテンションが漂う美しさ。全編至る所に花がちりばめられ、それもCGではなくて一つひとつ手で植えられてセットされたという気の遠くなるような絵作りだったためか、なんというか、この世のモノではないお花畑に見えたりする。
さらに異様なクオリティなのが、音楽だ。
実に素晴らしく美しい音楽。
悲惨なシーンに美しい音楽が流れるという映画的手法は、オレが最も好きなものの一つだが、その極地のようなつくりがされている。
さらに、美しいだけでなく、その悲惨さを一度に台無しにしてしまうような馬鹿馬鹿しい一発ギャグが放たれたりする。
おいおい、そこは泣くところだろうに。
そんなわけで、しみじみと見入ってしまった「嫌われ松子の一生」。
鬼才・中島哲也はこの次に、これまだ異常なクオリティの「パコと魔法の絵本」をつくる。これも大好きな映画だ。
「下妻物語」と同じく、徹底的にエンターテイメントしている映画で、そのCGのクオリティが、もはや頭のおかしいレベル。
次につくった「告白」は、たぶんきっと悲惨路線をさらに進めた映画に違いないと思ったので、まだ手をつけていない。
2017.12.27
「また会う日まで」は名曲である。
レコード大賞で尾崎紀世彦がVサインで登壇したときの衝撃をリアルタイムで見ていた世代のオレは、まさか半世紀たっても誰もが知っている曲になるとは、そのとき、想像もしなかったわ。
今聴いてもいろいろと素晴らしい曲で、例えばA+A'+Bというような当たり前のパターンはとらず、頭から終わりまでリピートのないメロディーが続くというのは、当時としてはなかなかに革新的だった。
よく知られているようにこれはバージョン3である。
最初は三菱電機のエアコンのコマーシャル用につくられた曲だった。
それがなかなかいいできのメロディーだったので、作曲の筒美京平は阿久悠と組んでバージョン2をつくって、そしてズーニープーというグループに歌わせたのだった。
歌手は町田義人。後年「戦士の休息」のヒットを飛ばしたシンガーだ。
だが、このバージョン2は全然ヒットせず、大失敗。学生運動に敗れた絶望感を歌った歌詞はあまりに暗くて、政治の季節から文化の季節へと移ろうとしている世情からはかけ離れすぎていたのだろう。
そこで、このメロディーに絶対に自信を持っていた筒美京平は、今後こそと思ってバージョン3を出すことにする。
だが、リメイクにまったく興味のない阿久悠は全然乗り気ではなく、あっさり断る。そこを制作サイドがしつこく説得して、ようやく阿久悠に書いてもらうことができ、そして出来上がったのが今も歌われているバージョン3。
別れの唄なのに、男と女があくまで対等の立場で一緒にドアを閉めて明るくバイバイと出ていく物語は、60年代に別れを告げて新しい時代が始まったことを知らせるものだった。
この歌詞が時代にぴったりとはまり、なんとも力強くて前向きの歌に仕上がったわけだ。尾崎紀世彦の、それまでの日本にいない、ましてやメッセージフォークをべちゃべちゃと歌っていたシンガーとはまったく違う、ダイナミックで魂のこもったボーカルは、そんな歌の世界に実にぴったりとはまったのである。
今、バージョン2とバージョン3を聞き比べてみると、歌詞が違うだけでこんなにも歌の世界が違うのかとびっくりする。
そして、そんな古い時代への決別を告げる号砲となったのが、あのイントロである。
ちゃっちゃ、ちゃらーららん、ドンッ! というあのイントロは輝かしい1970年代の始まりを教える祝砲だ。
日本一有名なイントロで、あのイントロを聴くだけで日本人なら誰もが「またっ会う〜日までえ〜」と歌えるだろう。つかみとしてこれほど素晴らしいイントロはない。そもそもあの時代に、メロディーとは何の関係もないこんなイントロをもってきた筒美京平の挑戦と、それを許容した制作陣の太っ腹に驚かされるわ。
まあ、どうせヒットするわけないんだし、どうでもいいよ、イントロなんて、というのが本当のところだったろうが。
かようにオレはこの曲のイントロは日本一であると力説するのだが、実はそれに真っ向から異を唱えるのがダテ君である。
ダテ君は言う。「いや、日本一のイントロと言ったら、函館の女でしょ」。
おお、サブちゃん、北島三郎か。
ちゃちゃっちゃちゃ、ちゃららら、ちゃちゃっちゃちゃ。
は〜るばるきたぜ、はーこだて〜、か。
なるほど、確かにあれも強力なイントロである。誰もが足を止め、声を合わせて、ちゃちゃっちゃちゃ、と合わせてくるほどの力を持っている。名作だ。
余談であるが、定食屋で一人、晩飯を食っていたオレの耳に飛び込んできたのは、ラジオから流れる「キャ〜ラメルひろたら、箱だけ〜」という嘉門達夫の替え歌であった。
その瞬間オレは、口の中の飯粒を噴き出し、豚汁のお椀を落としそうになってしまった。あれは90年代初頭の曙橋。
今でもこの替え歌の衝撃は忘れられない。
そして、そんなダテ君に対し、オレは「ちょっと待て、日本一のイントロということなら、オレたちはジュディ・オングを忘れてはいけないのではないか」と切り返す。
そうである、エーゲ海である。魅せられてである。
すちゃちゃちゃちゃちゃちゃらちゃちゃ〜。
このイントロが流れるだけで、オレたちは脊髄反射的に両手を広げて、ウィンディズ・ブローイン・フロン・エージェー、と歌い出すではないか。なんと強力なつかみなんだろう。
この曲も筒美京平。このイントロができただけでヒットを確信した、と何かのインタビューで語っていたのを思い出す。
こうして「また会う日まで」「函館の女」「魅せられて」と続いた流れを受けて、ダテ君が再びこう打ち返してきた。
「いやいや、イントロと言ったらKANがいますね。愛は勝つ」。
おお、そうだ、愛は勝つがあった。
ちゃんちゃららーらん、ちゃんちゃららー。
我々はこのピアノを聴いただけで、あのふざけた顔のシンガーを思い出すではないか。名前は忘れたが、顔は忘れない。
確かにこのイントロも強烈だった。キャッチーだった。
あのどうでもいい曲がヒットした理由の何割かは、このイントロにあったことは間違いない。まだCDシングルが小さいジャケットで売られていた頃だった。
「えー、でも、一番いいのは、上を向いて歩こうでしょ?」。
そう割り込んできたのが、中2の娘である。
おお、娘よ、そうきたか。「上を向いて歩こう」か。確かにあのマリンバのイントロはエターナル。時代を超えて日本人の心を激しく揺さぶる。
いや、日本人どころから世界中でヒットしたものな。「函館の女」のイントロが世界中でヒットするとは思えないから、やっぱり「上を向いて歩こう」のイントロは日本を代表するイントロなのかなあ。どうなんだろう。
どう思う?、Google。
と、すっかり我が家の一員となって毎日いろんなことを教えてくれるGoogle Homeに聞いてみた。
そうしたら、どういうわけか、今日、突然Google Homeが英語に切り替わってしまった。あわわわわ。
なにしろ英語しか受け付けない。OK、Google、という呼びかけも、オッケーという日本語では通じなくて、アゥケイと変な外人ぽく発音しなくてはならない。こりゃ困った。
一番困ったのが、リケジョで一番英語が苦手なヨメである。
「ラーメンゆでるときに3分のタイマーが使えないじゃないの」と大慌てだ。うーむ、でも、きっと適当に言えば何とかなるぞ。
スリーミニッツ、タイマー、プリーズ。そう言ってみたら「OK、ヒア・ウィ・ゴー!」とちゃんとタイマーをかけてくれた。よしよし、この調子でいけそうだな。
面白いから、オレの名前を外人Googleに覚えさせようと、マイ・ネーム・イズ・ぽこちんと教えてやった。
OK、Google。ドゥー・ユー・ノー・ミー?
するとGoogle Homeは「ユー・アー・ポコティーン」と答えるのである。だははは、こりゃおもしろえよ。ぽこてぃーんだってさ!
そんなオレを見てヨメは、「中学生でもやらないようなアホなことを…」とあきれるのであった。
2017.12.26
踊れない。踊れないのである。
J2に降格したことで、アルビレックス新潟の選手は流出するのだろうと覚悟していた。いわゆる草刈り場である。
それが、なんということか、主力が順調に契約更改し、中にはレンタル移籍だったのが完全移籍に切り替える選手もいたりして、主力がほとんど残ったのである。
これには驚いた。
もちろん小泉とか山崎とか、主力級で抜けそうなやつもいる。ホニに至っては、ブラジルの契約事情がなんだかとてつもなくうさんくさくて、話の行く先も見えない状態である。
それ以外にも守田とか武蔵とか、移籍してい待った選手はいるのだが、悪く言えば不良債権処理。
本人のためのを思うなら環境変えて心機一転、リスタートした方がいいんじゃね? という選手ばかりで、向こうのチームに行っても頑張れよ〜と快く送り出されるケースがほとんどだ。
そんな状態で1ヵ月、望外なことに主力級がほとんど残って、息子も選手のリストを見て「あれ、なんか、サッカーできそうじゃん」と驚くのだった。
だが、待て。
主力級が残ったのは慶賀の至りだが、何かおかしくないか。ちょっと不穏じゃないか。
おお、そうだ、なんということだ、出て行くばっかりで入ってくる選手がゼロではないか。
あっと驚くJリーガー、まだ見ぬ強豪のブラジル人。そういうビッグネームの加入を待っているのに、さっぱりその気配がないので、踊れないのである。
名古屋がブラジル得点王を14億円で獲得とか、大宮には名古屋のシモビッチが移籍とか、そういうのは踊れるのである。
だがこっちは何もない。踊れない。
大丈夫か。
特に長年ブラジル人頼みのクソサッカーで生き延びてきたチームである。ブラジル人、専門用語で汁人が加入してくれないと、まったく踊れない。
確かにスーパー過ぎる汁人がいると周囲がとことんダメ人間と化してしまうという副作用の恐ろしさを、オレたちはレオ・シルバによってまざまざと見せつけられたわけだが、それでもいい。踊りたいのである。
早くビッグネームを。そして、驚異の汁人を。
「ホワイトラビット」伊坂幸太郎・新潮社Kindle。
評判のいい新刊だったので早く読みたかったのだが、やっとKindleになったので手を出した。一読、さすがの伊坂幸太郎。飽きさせることなく、一気読みのストーリーだ。だが、面白さの度合いでは先日読んだ「AX」にはかなわない。あれは伊坂幸太郎の最高傑作だろうから、仕方ないが。その意味ではちょっと物足りなかった。今までの最高傑作は「ゴールデンスランバー」とされてきたので、近々、再読の予定。
「阿久悠と松本隆」中川祐介・朝日新聞出版Kindle。
70年代の阿久悠、80年代の松本隆。この二人の後には小室哲哉が来て秋元康が来るわけだが、詞の魅力という点では前者二人に及ぶべくもない。本書ではこの阿久悠と松本隆にスポットを当てる。オレが期待したのは二人の作品論や、時代論だったのだが、実際にはチャートを並べて、70年代はピンクレディの阿久悠、80年代は松田聖子の松本隆ということを何度も繰り返すだけで、実に平坦で退屈な評論だった。後書きを見たら「松田聖子と中森明菜」という本を書いたのと同じ著者で、そういやあれもつまらなかったなあと、読み終えてから気づいた次第。
2017.12.25
仕事でちょっと俳句について触れることになり、久々に母が自費出版した句集を取り出してきた。
「花影」という名の句集で、パラフィン紙が破れかけている。
中には母が趣味でたしなんだ俳句が並べられている。
「上京の子に持たせやるふきのとう」「菜の花の道に帰省子迎えけり」と子供のことばかり句に詠んでいる。「送金を頼む息子の秋寂し」とは、まあ、オレはなんという親不孝者だったのだろう。
「子の看護小さき窓に春の星」は、オレか弟が熱でも出した夜のことだったか。「明日試合ゼッケン縫いし秋の空」は、陸上の大会に出るオレのためだったか。
母親なら当然のことだろうが、どのページにも子供のこと、家族のことが描かれている。
奥付は昭和58年4月30日となっているから、母が48歳の時に自費出版した句集だということになる。
その頃オレは25歳か。うーむ、将来定まらず、何も考えずに泥のような日々をただ過ごしていた頃で、母の心中もさぞ穏やかではなかっただろうと察する。親不孝だったものなあ。
この句集は母が遺してくれた大切な思い出ということで、破れたパラフィンをていねいに巻きながら、今度は机の上のブックエンドに立てた。
2017.12.24
子供が幼稚園から小学校低学年の頃は、クリスマスになるとわざわざ都心まで出かけてイルミネーションを見に行ったものだったが、高校生・中学生ともなればもうそんな行動は面倒くさく、それでも我が家の子供たちは思春期でも親と一緒に行動してくれるいい子たちなので、じゃあ、せめてイオンにでも行って多少なりともクリスマス気分を味わおうか、ということになったものの、息子が例によって日曜にも関わらず朝から部活なので、その終わりを待って午後から戸田のイオンに出かけたのだった。
イオン、あんまりクリスマスの演出をしていない。
まあ、最近はどこもそうだよね。クリスマスだからってはしゃぐことはなくなった。
イオンではイベントスペースでお姉ちゃんが歌っている。売れない歌手の地方営業だろう。
名前を見たら、吉川友とある。
ああ、吉川友か。アイドル崩れの。
この吉川友は、かつて埼玉のFMラジオに「吉川友のきっかり5分ちょっと」というミニ番組を持っていた。
その番組で吉川友がお出かけ悩み相談室というのをやっていたのを聞いたことがある。
何かというと、吉川友が仕事関係者に突然電話をかけて、何か悩みがありませんか、相談に乗りますよ、と持ちかけるという、非常にはた迷惑な番組だった。これが異常におかしくて、息子と、ぎゃはははと笑いながら聞いた記憶がある。
あの悩み相談室のバカタレントかよ〜。
そいつがイオンの営業でクリスマスソングなんかを歌っている。いいですなあ、この浮かれ気分は。
でも、吉川友はほっといて、目指したのは家電売り場。
イオンの目的が、娘がCDプレーヤーを買う、ということだったのだ。
昔はサンタさんのプレゼントを楽しみにしていた子供たちも、今や自分の小遣いで好きなものを買うというわけである。寂しいもんだ。
家電売り場で娘は1万7千円のプレーヤーを見つけ、高いなあと悩みつつも、結局はそれを手にした。
今時CDなんて少数派で、スマホにダウンロードしたmp3を聞く時代だから、Bluetooth対応がいいぞ、というオレと息子のアドバイスに従っての選択である。
娘はその足でCDコーナーに向い、西野カナの新譜を買っていた。
女子はどうして西野カナが好きなのだろう。あの頭が空っぽの唄のどこがいいのか、わからない。
オレと息子は、女子は本当に不可思議だ、と首をかしげる。
おい、西野カナを聞くなんて、まさか娘に男ができたんじゃないだろうな、とヨメを問い詰めるも、「知らないわよ、自分で聞けば」と軽くあしらわれる悲しいお父さんであった。
その後、石神井公園のコージーコーナーに予約しておいた小さなケーキを買い、軽めのクリスマスパーティー。そして、イッテQ!を見ながら大笑いして、今年のクリスマスは過ぎてゆくのだった。
2017.12.23
朝、近所まで配達中との連絡をもらったアマゾンの荷物が届いたのは、結局、夜9時を過ぎてからであった。
今日はクリスマス前の土曜日。
きっと宅急便関係は一年のピークを迎えているはずだ。再配達させては申し訳ないので、荷物を確実に受け取れるよう、家で待っていよう。
昼までには届くだろうし。
そう話し合って、朝7時前に息子と近所のすき家へ朝定食を食べに出かけた以外は、家でじっと待っていたのだった。
ところが昼になってもAmazonは来ない。
うーん、ヤマト運輸、相当に混んでるんだなあ。ヤマト運輸の報せをよく見たら、地域のパートナー企業に委託してあると書いてあったから、人手が足りなくて外注しているわけだ。
Amazonから受け取るカネより外注費の方が高いというやつで、受ければ受けるほどヤマトの赤字がかさむという異常事態。これはなんとしかしないとなあ。
もともとオレは配送料無料というサービスはおかしいと思っているので、これからはきちっと配送費は我々が負担するようにした方がいいと思う。
昼になっても届かないので、昼ご飯は家で、早瀬さんの送ってくれたラーメンを食べる。
早瀬さんが義理で毎年お歳暮お中元を買わなくてはならない取引先があるらしく、悪いが食ってくれ、と言われて食べ続けて15年。
夏は冷やし中華、冬はラーメンを、ありがたくいただいている。持つべき者は先輩である。
午後になってもAmazonの荷物は届かない。
クリスマスだというのにどこへも出かけられず、手持ち無沙汰にYouTubeを見る。
Amazonを待ちながらYouTubeを見るなんて、いつも言うように、もうオレたちはAmazonとGoogleがあれば生きていけるのだ。
ちなみにGoogleがなぜYouTubeをやっているのか、誰もその合理的な理由を答えられないそうだ。おそらくGoogle自身もわかっていないに違いない。
Amazonが赤字覚悟でビデオ見放題や音楽聴き放題を続けているのは、「Amazonプライムに入らない理由はない」という状態にするためだ。
3900円の年会費は決して安くないが、受けられるサービスを思えばべらぼうな安さである。まさに入らない理由はなく、一度入ってしまえば、二度と抜けられない。インフラそのものだ。
Googleの理念は「世界中の情報を記録すること」で、きっとAmazonと同じく、そこに動画があれば記録しないではいられないという理由からYouTubeもやっているのだろう。
そうとでも思わない限り、Googleのやっていることには合理的な説明がつかないではないか。
そんなことを考えながらAmazonFireTVを使ってリビングのテレビでオレが見たのは、あーりん特集。
あーりんのいろいろなビデオを探しては、あーり〜んと叫びながら、一緒に歌いながら見て時間を過ごした。
実はそのテレビでは娘がアメリカの安い青春ドラマを見ていたのだが、そんなものはつまらん、お父さんにあーりんを見せなさいと強引にリモコンを奪ったのだった。
中学生の娘にひどい仕打ちをして、そしてあーりんを見ているお父さんなのだ。
あーりん、かわええですな。あれもダメ、これもダメ、あーりんのため、ひゃはははは。
そんな具合に一人で盛り上がっていたら、あれ、聞いたことのない曲のサビがが一瞬流れた。10秒ほどである。
こ、これは名曲だ。わずか10秒ほどだが、オレはそう確信した。
こういう時のオレの聴覚はなかなか鋭い。一瞬のメロディーとアレンジで、いい曲かどうかがわかるのである。問題はその能力を誰も褒めてくれないことだが。
オレにリモコンを奪われて、仕方なくiPadでアメリカン青春ドラマを見ていた娘に、おい、あーりんが歌ったこの曲はなんという曲だとたずねる。
「んーと、ちょっと待って」と娘はスマホのアプリを開いて曲を聴かせ、そして「サボテンとリボンだって」と教えてくれた。曲の一部で曲名を調べてくれるアプリで、実に便利な世の中になったものである。
ほほう、サボテンとリボンか。どれどれ。
オレは早速パソコンでAmazonのサイトに行き、「サボテンとリボン」を検索する。お、あった。
ももクロの新しいアルバムの1曲のようだ。
どれどれとサンプルを視聴し、早速ダウンロードする。1曲250円。これをパソコンで聴き、SDカードにも入れて車でも聴けるようにする。CDが売れなくなるわけだ。
なかなかいいですなあ、サボテンとリボン。
ももクロなんてオワコンなのだが、これはいい曲ではないか。オワコンにもいい曲はある。
しばらくヘビロテだな。サボテンとリボン。
気がつけば夕方。そろそろ息子が部活から帰ってくる。だがAmazonはまだ届かない。
困ったなあ、今日は久しぶりに近所の寿司屋にでも行こうとか思っていたのに、これでは出られないではないか。
朝に「近所まで配達中です」という連絡が来たというのに、まったくなしのつぶて。相当に物流現場は混乱しているのだろう。責めても仕方ない。
そうだ、こんな時こそ、スマートスピーカーの出番だ。
そこでAmazonEchoに、アレクサ、と呼びかけ、Amazonの荷物の配達はいつになるのだ、速やかに答えろ、と命じる。
AmazonEchoは「あな、あな、あなたの荷物は、ただいま配達中です、です」と答える。馬鹿たれ。
まったくおまえは使えねえな、この役立たず、と叱ったら、AmazonEchoは「ごめんなさい、何のことかわかりません」とすっとぼける。
本当に役立たずだな。試しに同じことをGoogle Homeにも言ってみたら「ごめんなさい、もっと頑張ります」と前向きだった。やはりAmazonEchoよりGoogle Homeのほうが便利である。
結局7時になってもAmazonは来ないので、部活で空腹の息子のためにも、ヨメに留守番を頼んでオレたちだけで寿司を食いに行く。
地元のこの寿司屋は、幼稚園で子供たちが一緒だった寿司屋で、ヨメもママ友。地元の客と出前でなり立っている、ごくごく普通の街の寿司屋だが、シャリがとにかく旨い。寿司はシャリだと思っているので、なかなかできる寿司屋だとにらんでいる。
「あら〜、今日はお母さんはどうしたの?」ヨメは留守番「あら〜」というような会話があって寿司を食い、そして、ヨメのために持ち帰りを頼んで、家に帰る。
家に帰ったら、まだAmazonは届いていない。
しょうがねえなあ。まあいい、酔っ払ったから風呂に入るわ。
と、脱衣所でパンツ姿になったところでピンポーンとチャイムが鳴る。ややや、やっと届いたか。
パンツ一枚で判子を片手に飛び出そうとしたオレを押さえつけた息子が、ドアを開けて荷物を受け取った。
「無表情で呆然としてたよ、とても遅いじゃないかなんて言えない雰囲気だったよ」と息子はドアを閉めて驚愕の表情である。物流の最前線は、かくも過酷か。
再配達は極力させないようにしよう。いや、自分で買えるものは、自分で買って帰ろう。
そういう当たり前のことが必要かもなあ。
などということを考えながら風呂に入って、そして、上がって出てみれば早速息子がセッティング完了である。
そうである、Nintendo Switchを頼んでいたのだ。だはははは。
買おうと思ってもずっと品切れで、ネットでは転売業者が高額で売りつける商売が横行し、さすがにそんなダフ屋にカネを払う気にはなれず、普通に買えるようになるまで待っていたのだ。
任天堂は、フル回転で生産し、クリスマスまでに1000万台を予定しているというので、必ず普通に買えるようになるはずだとは思っていたが、ぎりぎりクリスマスには間に合ったようだ。
聞けば、近所のショッピングモールでも、今日の午後「Nintendo Switchがただいま入荷しました」という館内アナウンスがあったそうだから、リアルの店舗でも一気に出回り始めたようだ。転売業者どもはいい気味である。
さて、Nintendo Switchのセッティングを終えた息子は、早速スーパーマリオオデッセイを始めた。ほほう、相変わらずのすさまじいグラフィックである。
ボスキャラが迫力満点。
寿司屋の日本酒で酔ったオレは、風呂上がりの缶チューハイでさらにいい気持ちになって、息子がプレーするスーパーマリオを眺める。
これは、息子へのクリスマスプレゼントではない。オレが欲しいから買ったので、あくまでオレのものである。オレが返せと言ったら、ただちに返さなくてはならない。わかったか。
そう宣言したところ、毎度のことなので、息子は「へいへい、わかってまーす」という返事。
その様子を見ながら、夜中にお父さんがトイレに起きたときにまだゲームをしていたら速攻ハードオフに売りに行くからなと言い置いて、オレは寝たのだった。
2017.12.22
♪むっさゴール、すずき・むさし、ゴールを決め〜ろ、おまえのゴールが、みーたーいー!
これをTOKIOの「ラブ・ユー・オンリー」のメロディーで歌うのだ。
せーの! ♪むっさゴール、すずき・むさし、ゴールを決め〜ろ、おまえのゴールが、みーたーいー!
最初は狂気の沙汰かと思ったが、案外よいチャントであった。
たた、残念だったのは、歌う機会がほとんどなかったことだ。
なぜなら鈴木武蔵は常にチャンスをつぶし、そして今年のシーズン途中から松本にレンタルされてしまったからだ。
武蔵の一番の魅力は、スピードでもフィジカルでもなくて、ルックスである。
絶対に何かやってくれそうな可能性を感じさせるルックスで、初めて対戦した相手は「な、なんだ、この秘密兵器は」とびびる。
だが、それだけであった。
ポテンシャルはあったはずなのだが、結局、そのポテンシャルを自分で持て余したかのような空回りぶりであった。
10回に1回くらいはいいプレーをするのよ。
ただ、フォワードとしてはあのシュートの下手さは致命的。むしろサイドの方が生きるので、左サイドにおいてクロスを上げることだけに徹底させれば、もうちょっとよい仕事ができたの違いない。
だが、残念。とうとうアルビレックス新潟では開花しなかった。
行き先は、あっと驚く長崎。
まあ、武蔵の得意技の一つが、ジャパネットの田社長のものまね(絶品!)だったので、そこが評価されて、田社長率いる長崎にお買い上げいただいたという面もあるかもしれない。
いいやつだった。
高校を卒業して新潟で6年間を過ごし、途中、オリンピック代表にも選ばれている。
ゲームの途中からフィールドに投入されると、スタジアム全体から「武蔵〜」という声がかかり、全速力で走り回った。
ファンサービスもよくて、キャラクターは誰にも愛された。
だから、新潟では花開かせてあげられなかったけれど、長崎ではぜひ開花して欲しいと、みんなが願って快く送り出す。
23歳。サッカー選手としては勝負所だろう。まだ遅くない。これから化けてもおかしくない。
明るいキャラとわかりやすいルックスで、チームのアイコンとしての価値は非常に高かった。その点では、失うのが惜しい選手ではあった。
子供のためにも頑張れ、武蔵。
こうして声援を背中に受けて旅立つ選手もいれば、同じ日に後ろ足で砂をかけて罵声を浴びながらチームを去る選手もいる。
キャプテンの大野和成だ。
♪上越の星〜、おーのー、かずなり〜
これを「キッスは目にして」のメロディーで歌うのだ。
絶対に「情熱の星」と「上越の星」のギャグをやりたかっただけに違いないというチャントだった。
それが、完全移籍が発表された今日、「上越の恥〜、お〜の〜、カスなり〜」とサボーターからの大バッシングである。
仕方なかろう。
今年、大野キャプテンだったのだ。それなのに怪我でほとんど試合に出場せず、結果、チームがJ2降格というのだから、キャプテンなら「オレが必ずJ1に復帰させてやる」と宣言するのが筋だと思うのだが、とっとと自分だけJ1チームに完全移籍である。
はあ? チームのカネでリハビリして、怪我が治ったら移籍ですと? なめてんの?
そう思われても仕方なかろう。
しかも、怪我で出場しなかったから、年棒は大幅ダウン。これでは結婚したばかりの自分は家族を養えません、というわけだ。
それはそうだろうが、しかし、これまでチームがずっと複数年契約を打診してきたというのに、「毎年が勝負だ、キリッ」と常に単年契約を続けてきたのは自分じゃないか。その結果、年俸が下がるからバイバイというのは、ますます筋が通らないだろう。
しかも大野は新潟出身でユースからアルビレックスで育ってきた。それなのに移籍金も残さず、なんというわがまま。
「もう新潟の土地を踏むな」「親は地元で恥ずかしい思いをしているぞ」「村八分だ」と、いまどきなんという陰湿な罵声を浴びせるのだ、だから日本海側の冬の空のように陰湿な風土のサポーターだと笑われるのだ、と突っ込みを入れたくなるほど、ひどいブーイングをされている。
仕方なかろう。仕方ない。
オレもがっかりだわ。
武蔵は化けるかもしれないが、大野はそろそろベテランの域に入ろうかという選手なので大きく化けることもなかろう。戦力的にはさほどダウンではない。
それよりも気分的な問題だわな〜。
こうして選手が去って行く一方で、あの田中達也はきっちりと残留を決めてくれて、達也もアイコンの一人だから、やはりありがたい。
「生涯新潟」と宣言したのはリップサービスなどではなくて本気だったようで、その男気には感謝である。
こんなふうに選手の出入りで一喜一憂するのも、サッカーの面白み。
そして、大野とは逆に、今年移籍してきたのにJ2降格になってしまったにも関わらず、その身を嘆くどころか、むしろ気を強く持ってチームに残ることを決めた選手もいる。札幌から来た堀米もその一人だ。
その堀米、通称・ゴメスが非常に嬉しいインタビューの言葉を残しているので、オレ自身のためにここに転記する。
「新潟のサポーターは温かいです。そういうのはぬるいという見方もあるでしょうし、例えばレッズのようなサポーターの雰囲気、カラーもあります。負けた後は、ときには厳しい言葉が必要だと僕も思います。
だけど、基本的に新潟は負けても拍手。“次、頑張ろうぜ”という声が聞こえてくる。僕たち選手も申し訳ない気持ちでいっぱいで、だからこそ“みんなのために、もっと頑張んなきゃ”という気持ちになるんです。
チームの一体感ってなんだろうと考えるとき、そこには絶対にサポーターも入らなきゃいけないと思うんです。僕はアルビのサポーターの雰囲気は、すごく大事なものだと感じます。負けた後に拍手をもらったからといって、選手も“じゃあ、これでいいや”とは絶対にならないですから。
選手が甘えることはないと信じて、サポーターのみなさんが温かい声を送ってくれる。それに対して、選手たちは全力で応えようとする。選手とサポーターとのベストな関係です」
「(降格が決まった試合では)スタジアムを一周し終わって、アップ用の控室に全員が集まって、いつもと同じように締めくくったんですけど、解散になった後も何人かはそのまま残っていて。僕も人工芝の上に座って、いろいろなことを考えていました。
そのうちに応援の声が聞こえてきたんです。アルビコールが。で、ズミさんと立ち上がって、控室のガラス戸を開けて外に出て、その声を聞きました。こんなチームないよね、ってズミさんと話しながら」
ありがとう、ゴメス。これはこの言葉だけでご飯三杯はいけるわ。来シーズン、全力で声援を送る。
「満員電車ので泣きながらこれを読んだ」という首都圏サポの声もあったほど、感動のインタビューだな、これは。
2017.12.21
日馬富士問題というか白鳳問題というか貴乃花問題というか、要するに相撲取りたちの一連の問題であるが、暴力事件なのだから加害者が圧倒的に悪くて被害者が絶対的に正しいという、それだけの構図なのだと思うのだがなあ。
上の立場にいる者が、その上下の地位の差を利用して一方的に暴力を振るったという、極めて悪質な刑事事件だわな。
こんなもん、逮捕、起訴、裁判、牢屋にぶち込んで相撲取り大暴れでおしまいの話だ。
面白いのは、おっさんたちの反応である。
おっさんたちはなぜか一様にこう言う、「貴乃花は組織がわかっていない」と。
出た、組織。
おっさんたちは、組織が大好きである。組織というものがわかっていない、組織の論理がわかっていない、組織のあり方がなっていない、と。
貴乃花は、その大好きな組織に刃向かう小僧、というわけだ。
困ったもんである、組織好きのおっさんたちは。
そういうおっさんたちが、バブル入社組は不良債権と言われて、おろおろしている。
そうである。現在の50歳前後のおっさんたちが、今、不良債権として大きな問題になっているのだ。
>あの頃は大量採用されたもんなあ。ともかく頭数をそろえろとばかりに膨大な新人が採用されて、それがそのままおっさんになって、しかもITからAIの時代となって人手はいらなくなったから、ますます余剰感が大きくなって、おっさんたち、不良債権あるいはゴミ。
もちろん一定数の優秀な人たちはどんな組織にも必ずいるから、一握りのエクセレントたちは幹部として組織を動かす側に回っているが、そうでない大多数のバブル組は不良債権。とほほ。
オレはバブル組の前の世代だからちょっと関係ない。いや、オレたちの世代こそ、バブル組にあおられて追い出されてきた世代。
バブル組ではないが、しかし、もともとが組織の中では生きられないわがまま身勝手な人間だから、飛び出して1人で生きてきて、決していい思いはしていないものの、忠誠を尽くした組織から不良債権呼ばわりされるような人生でなくてよかったと胸をなで下ろす。
いや待て。人ごとではない。
明日をも知れないフリーランスは、いわば世の中全体という組織の一員。いつ、世の中から不良債権呼ばわりされるか、わかったもんじゃない。
人の背中を指さして笑うのではなくて、じっと我が身を見つめ直して頭を垂れなければならぬのだ、と自分を戒める。
それでも今年もなんとか年の瀬まで生き延びたぜ。ふう〜。
2017.12.20
今日は4時に起きて5時前に家を出て新幹線に乗って、愛知県の山奥まで仕事に出かける。終わったら名古屋で飲んで、10時過ぎに帰ってくる。
出かけるときは真っ暗で帰るときも真っ暗。
もう今年もあと10日だもんなあ。
まだ年賀状に手はつけられず、困ったものだ。
2017.12.19
さあ、ゆけ、守護神モリ〜タ〜。オレたちのゴールをまも〜れ〜。
闘うおまえのハートー、みっ・せっ・てっ・やれ〜
守り抜け、モリ〜タ〜!
4年間アルビレックス新潟に在籍したオレたちの守田が、今日足袋だった、いや、旅立った。
こう書くと、なんか縁起でもないな。正確には、移籍した。
プレーよりも、その応援チャントで有名という、希有なキーパーだった。
いや、実際、チャントはすごいのよ。ゲーム前の練習で、アルビレックスサポーターの号砲のように始まる守田チャント。
サポーター全員が飛び跳ねながら横揺れするその様子は、対戦相手を驚かせ、スタジアムをどよめかせた。このチャントが一番盛り上がったぜ、というゲームも数多い。情けないが。
特に恥知らずの田舎ものである松本サポーターは、人のものはオレたちのモノという長野県民特有のメンタリティで、守田チャントを見た後にそれを自軍の選手にもパクったという節操のなさだったなあ。
移籍先はその松本というから、松本サポは思い切りパクったらよろしい。よかったなあ。
守田はルックスが抜群によくて、背も非常に高く、キーパーとしてのポテンシャルはかなり高いと思われた。実際、東口がガンバに去った後、加入した最初の年は、将来は代表も夢ではないと思わせてくれた。
それが壊れてしまったのは、ガンバの宇佐美にやられてしまったからである。
ボールを蹴ろうとして地面に置いた瞬間、背中に隠れていた宇佐美がするっと出てきてゴールに蹴ってしまうという、今でもお笑いキーパー特集のようなネットの映像では必ず取り上げられる、そんなドリフかよおまえはというプレーをやってしまったのだ。
あれ以来、守田はメンタルが破壊される。
ゴール前でボールを持った守田は、また後ろに宇佐美がいるんじゃないかとビクビクして、背中を見る。その様子がおかしくて、サポーターが「守田、うしろー」と声をかけると、またビクビクして背中を見る。
おまえは志村かよ〜。
そんな声がかかるお笑いキーパーになってしまったのだ。
当然プレーは精彩を欠き、特にハイボールの処理は目を覆わんばかり。コーナーキックに飛び出したものの、目測を誤って触れなかったり、考えなしのパンチングで相手にボールをトスしたり。
一人でゲームを壊してしまったことが数限りなくあった。守田のせいで負けたゲーム、一体いくつあったのだ。
それでもオレたちは守田が大好きで、いつか復活してくれると信じていた。
笑顔がいいんだよ。とってもいいんだよ。
ゲーム前のチャントで、必ず守田は胸のエンブレムを握りしめて、オレたちに向かって微笑んでくれるんだよ。
だが、今年、浦和レッズでずっと控えに甘んじていた大谷が出場機会を求めて人生をかけた勝負に出て、アルビレックスに移籍。見事に正キーパーの座をつかんだ。
はじかれた守田は、今度は自分が出番を求めて松本に行くことになった。
残念だが、仕方ない。守田のためにも、環境を変えるのは正解だと思う。
同じJ2だから、松本戦では、今度は敵として守田のプレーを観ることができる。でかい声で、守田、うしろーと叫んでやる。
それにしてもあのチャントはテンションが上がったなあ。
もう二度と歌うことはないけれど、さあ、ゆけ、守護神、松本で花咲かせろ。
おまえはもっとできるキーパーなんだ。強いハートで闘え、守田。
2017.12.18
朝早くから武蔵野線というローカルな電車に乗って、北関東の荒野へ。
空はピーカンだが、北関東の平野を駆け抜ける北風は実に冷たく、坊主頭が冷たいのだった。
今日は疲れたからこれでおしまい。
2017.12.17
昼飯に、息子と回転寿司に行った。
ヨメと娘は用事で出かけてていない。男子だけの昼飯である。
よくいく回転寿司屋で、なかなか旨い。銚子丸だ。
オレと息子の会話は、95%がアルビレックスで、5%がぽこちんがどうしたとかいう下ネタである。
ところが今日は別のネタに話が展開。
息子が回転寿司のカウンターに座りながら、「へー、やるじゃん、ベトナム人」と言う。
何事かと問えば、カウンターの中で寿司を握っていた職人の一人がベトナム人だというのだ。
え、どっからどう見ても日本人じゃんと思ったけど、ネームプレートを見たら、確かに「チュン ベトナム出身」と書いてある。
へー。
その手つきは、なかなか見事。下手な日本人職人よりよっぽど上手に寿司を握っているし、言葉も完璧。ただ、確かにそう言われれば、話し言葉が東南アジア系ではある。
チュン君、日本に来て何年になるか知らないが、寿司職人になるなんて、たいした志だ。アルバイトかもしれないが、手元はバイトのレベルではない。
さて、ここで話は発展し、外国人労働者が増えていく日本で、外人の握った寿司はアリなのか、という問題に我々は直面するのだ。
チュン君が上手に握ってくれた寿司には、まったく抵抗がなかった。
だが、もし黒人が寿司を握ったら、果たしてそれを我々は食えるだろうか。
たぶんオレは食いたくない。これは人種差別とはまったく違う気がする。
日本人としてオレは、日本の食い物である寿司を、人種的にまったく異なる黒人が握ることに抵抗があるのだ。
これが、例えば黒人が手でつくってくれたハンバーガーなら、まったく抵抗なく食べられると思う。寿司だからダメなのだ。
そして話は更に発展し、黒人の寿司はダメなのに、ロボットが握った寿司はいいのかという問いが発せられることになる。
いや、ダメだろう、ロボットの寿司は。いくらAI時代になったところで、ロボットの寿司はダメだ。
だが、既に我々は安い回転寿司ではロボットの握った寿司を食わせられており、例えば「魚べい」のそれなんか、実に旨い。
ということは、あれか、要するに絵柄の問題、視野に入らなければいいということなのか。ならば黒人も板場で人の目につかないように握ればいいということか。
うーむ、なかなかに難しい問題だ。
そんなことを話しながら寿司を食い終えて、ごちそうさんと言って席を立ったら、チュン君、実にいい笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれた。
さて、このような差別的な言辞を弄したところでこれはブログですらなくて個人的な日記なのだから誰に非難される筋合いもないわけだから、調子に乗ってオレはさらに人々の感情を逆なでする差別的なことを書く。
年賀状問題である。
このクッソ忙しい状況であるというのに、腹立たしいことに年賀状を書かねばならないという時期を迎えてしまった。書きたくない。面倒ください。
だが、仕方ない。いつものように駅前の本屋で年賀状コーナーの本を買ってきた。いつもお世話になっているM社の一択である。
ハイボール片手にこの年賀状本をパラパラとめくりながら、さて、どれにしようかと目をやって、仰天する。
なんと、どれもこれも犬の絵が描かれてあるではないか。
どうしたことだと激怒したら、ヨメに「だって戌年じゃん」と諭されてしまう。そそ、そうか、戌年だったのか。
確かに戌年生まれのオレは、来年60歳の年男。筋は通っている。
通ってはいるが、オレは犬を拒否して生きてきた。犬は嫌いだ。この世から犬などなくなってしまえばいいと思う。
六本木の某社では、何があったか知らないが、社長が犬を飼いだして、それをオフィスに連れてきている。頭がおかしいとしか思えない。
この犬がクソ犬で、人を見かけると吠えまくり、言語道断にもオレに向かって吠えやがった。スキあらば飼い主の目を盗んで思い切り蹴り上げてやろうと狙っていたところ、その気配を悟られたか、その会社からは仕事は来なくなった。
いいあんばいである。誰が犬事務所なんかに足を踏み入れるか。
というぐらいに犬を憎んでいるオレが、どうして犬の絵柄の年賀状を書かねばならぬのだ。
さらに容易に想像できるのが、正月早々、犬だらけの年賀状がオレめがけて飛んでくるということである。人望低く、友達少ない末端下請け業者のオレだから毎年の年賀状も微々たるものだが、それでもそれらが犬つきだと思うと、今から腹立たしくてならない。
戌年のオレが許す。来年は戌年にしてはならなぬ。
いや、せめて犬の年賀状は禁止にしてもらいたい。それもかなわぬなら、オレに年賀状を出そうという人は、犬はやめてもらいたい。
切なるお願いである。
先日も、オレは我が家の前のゴミ集積所に犬の糞を発見して怒髪天を突いた。すべての犬は出入り禁止。歩行禁止。
犬への差別だと激怒されたところで、一切耳は貸さない。
2017.12.16
いやいや、それにしてもたまげましたな。
何がって、サッカーです、サッカー。日本代表。
東アジア選手権という、いったい何の罰ゲームだよ大会の最終戦。相手はにっくき韓国。
まあ、もともと今の代表に興味はないし、あのバカ監督が解任されない限りまともに見ようとは思わないし、だからオレは家族とメシを食いに行った。とおるちゃんが満席だったので、今日は駅前の華のまいである。
息子は部活に行ってたので、ラインで華のまいに合流せよと連絡する。あいよっと、息子は学ラン姿で居酒屋に入ってくる。
幼稚園の頃からオレに連れられて魚せいのカウンターで白子の天ぷらを食っていた息子である。一人で居酒屋なんて平気なのだ。
制服で居酒屋に寄って学校に怒られないのかと聞いたら、「飲まなきゃ何やっても平気」ということらしい。
そりゃま、そうだわな。オレたちが部活帰りにうどん屋に立ち寄って、晩飯の前にうどんを腹に収めたように、今の子供たちはコンビニに寄ってカップラーメンを食べている。
「焼きそば食ったときは、お湯を外の溝に捨てたけど、あれは情けなかったよう」と息子は言うのである。
それはともかく、そんなわけで華のまいで飲んでたから、サッカーは後半からしか見られなかった。
家に帰ってどれどれとテレビをつけたら、ひゃー、1-3だって。何じゃこりゃ。
後半、見る。
ひでえな、こりゃ。
プレスに行けない。行ってもあっさり交わされる。選手の距離が中途半端。持ってから相手を探す。体を当てない。びびってる。いや、やる気さえない。
ひでえ。これが代表かよ。だはは。
この試合、韓国にはキム・ジンスがいる。もとアルビレックスの選手だ。
ジンスは、新潟で活躍してヨーロッパ行きの切符を手に入れ、代表も勝ち取った。アルビレックスを出て行くときは「30歳になった戻ってくる」と宣言し、そしてサポーターが自主的に集まって帰国の見送りをした。それほど愛されている選手だった。
だからオレも今日の日韓戦でジンスの姿を探し、息子と一緒に「おー。ジンスじゃん、頑張ってるなあ〜」と拍手を送るのだ。
一方のダメダメ日本には、途中からハゲの川又が出てきた。
このハゲは、新潟でシーズン中なのに契約更新を拒み、監督の戦術変更にふてくされてチームを出ることを決意し、そしてシーズン中にも関わらずとっととJ1チームへ、移籍金なしで移籍した馬鹿野郎である。
ガンバに移籍した東口は、1億円の移籍金が残るように配慮してくれた。それなのにこのハゲは何もしない。
こういうのを後ろ足で泥をかけるといい、高卒以来6年間も世話になったチームにまともな挨拶なしで移籍したことで、サポーターはこのハゲには今でもブーイングである。
よってこの日韓戦でオレは、韓国を応援するという事態になってしまったのだ。
このオレが日韓戦で日本代表ではなく韓国代表を応援するとは。まさか生きているうちにこんなことになろうとは、驚天動地、天変地異、ハルマゲドン。ヨメも「ひゃ〜」とたまげるのであった。
最終的に小林悠が見事なオウンゴールを決めて1-4の大敗。ホームで韓国相手にこの試合は、末代までの恥。本当に大恥。
ラモスが試合直後に「久しぶりに魂のないゲームを見たわ」と吐き捨てたのも納得である。
ラモスは、普段何をしゃべってるのかさっぱりわからないが、興奮して早口になるとちゃんと理路整然と聞きやすくしゃべってくれるという不思議な人である。そのラモスが実に見事な表現でこの試合を切って捨てたことで、いかに怒りで興奮していたかがうかがえる。
まあ、常識で考えたら、解任だろうな、この監督。
今日の試合結果も含めてだが、ワールドカップ出場が決まったこの時点でなおこんな試行錯誤。柱となるセンターラインの線種さえ決め切れてないとは。
試合後のインタビューで「試合前から各国の方が強いことはわかっていた」と鼻をほじりながらぬかすぼけなすである。この無能監督を解任しない限り、日本は暗黒。
さて、胸くそ悪いを通り越してあきれ果ててしまった代表の試合の後は、クラブワールドカップの決勝である。
去年、鹿島アントラーズが2位になって世界を驚かせた、あの大会の決勝である。
今回は決勝に進出したのが、なんと南米代表グレミオ。そうである、あのコルテースの所属するチームである。
コルテースとは、言うまでもなく去年までアルビレックスに所属していたナイスガイである。
セレソンのくせしてゆるゆるの守備で、でも、その愛すべきファンキーな性格から、サボーターみんなに愛された選手だった。
息子も何度も握手し、サインしてもらっている。サインをせがんでも、いつもニコニコして応じてくれる、とてもいいやつだ。みんな大好きコルテース。
そのコルテースが、クラブワールドカップの決勝戦に出場して、そしてクリロナと対決である。もう、涙ものだ。
実はコルテース、試合前にメディアのインタビューで、「Jリーグと新潟のスピーディーなサッカーで、オレはずいぶんと鍛えられた。俺が成長できたのは新潟のおかげだ。ありがとうアルビレックス」と答えている。
南米で優勝したときは、祝福した日本のサポーターに向けて「アルビレックスを今でも応援している。アイシテルニイガタ」とメッセージしてくれた。
なんて素晴らしいやつだ、コルテース。
そのコルテースが決勝戦である。
だが試合は日本時間の深夜2時。んがー。誰が見るかっつーの。
酔っ払ったオレは、日本代表の馬鹿たれどもが、と呪詛をはきながら眠りにつくのであった。
2017.12.15
東あずまという駅に行った。東武亀戸線という電車である。
東京に出てきて40年以上がたつというのに、まだ乗っていない路線があったということに自分でたまげる。
東あずまという、どっちも東やんけという突っ込み待ちのような駅は、しかし、実に味わい深いたたずまいの駅で、そうか、これは映画『の・ようなもの』の世界なのだと気づく。
下町の落語家を主人公に、落語家のようなもの、恋人のようなものを描いた青春映画の傑作。彼女のお父さんに説教されて、主人公の落語家見習いは深夜の東京をとぼとぼと歩いて帰るのだが、その出発点となった駅と同じたたずまいだ。
落語家のようなもの、恋人のようなもの。つまりホンモノになりきれなくて、果たして自分はホンモノになれるのだろうかと、将来に対して漠然とした不安を抱える若者たちの話で、オレはそこに社会人となったばかりの自分自身を重ねたものだった。
終わり近くで「落語が潰れたらどうしよう」と話す後輩に「落語が潰れたら日本も潰れるさ」と軽口を返し、そのまま川風に吹かれて遠くを見つける主人公のシーンは、まさに日本映画史上に残る傑作。
生硬ではあるが、それゆえのみずみずしさは、素晴らしい。
そんな香りが残る駅のたたずまいに、オレは酔った頭でしばらく呆然と感動する。
なぜ酔ったかというと、酒を飲んだからだが、それは駅の近くの初めての居酒屋。
飲み物なんでも一杯200円という安さにつられて入ったところ、どういうことだからわからないのだが、店員は全員若い女の子で、しかも全員がありゃ〜と驚くほどのかわいさ。
アイドル並みは言い過ぎだが、学年で2番ぐらいのかわいさなのは間違いない。
このかわいい店員たちが、どうしたわけか、そろいもそろって無愛想で、冷たい。
すると、当然ながら若くてかわいい女の子に冷たくあしらわれることに薄暗い悦びを覚える中年オヤジたちがわらわらと群がるように集まってくるのである。これぞガールズバーならぬガールズ居酒屋。
東あずま、不思議な街である。
2017.12.14
今日は豊川というところまで日帰りだ。豊川稲荷の豊川である。
あのあたり、2両編成のローカル線に乗って窓から枯れた田んぼなどを眺めていると、なんとも薄らさみしい気分になる。
いや、あの地方だけでなく、この季節ならばどこでもそうだけど。
まったく冬というのは、さみしい季節だ。
2017.12.13
国家が細分化していく。
ジョン・レノンは「国境なんてない世界を想像してごらん」と歌ったが、現実は彼がイマジンした国家同士が手を結んでいく形とは正反対に、細分化が進むことで国家という概念が意味を失っていき、結果として国境も意味を失うということになる。
単位は、セルとしての集落だ。
無論それはゆっくりゆっくり進んでいくわけだから、ある集落はAという国家的な仕組みに属しつつ、別のBという国家的な仕組みにも属するようになる。
薄ぼんやりとした国家のようなものは、集落を統治するのではなく、集落を活かすための仕組みを持つようになる。ブロックチェーンによるビットネーションの誕生だ。
そんなあたりまでは中二のように妄想したのだが、たぶん当たらないだろうなあ。
2017.12.13
例えば、お客さまとお客様。さらに、と、更に。
用字用語の使い方は、企業によって異なる。オレみたいに同時に何社もの原稿を書き進めていると、どうしても混乱してしまう。困ったものだ。
何が困るって、企業にとってはその企業の言葉遣いが常識なので、オレの表記の方が非常識となってしまい、原稿の中身以前に非常識な原稿として糾弾されてしまうということだ。はい、ちょっと大げさに書いてますが。
だからそういうことは、ディレクターや編集担当にチェックしてもらいたいものなのだが、今時の編集担当はそんな気が回らないからね。
以前、M石くんがデザインをコナガイ氏に依頼したところ、「原稿も読まずに依頼するのか」と怒られてしまった。M石くんが新人の頃である。
今やそんなふうに新人を叱る人もいなくなったんだろうなあ。
まあ、いいや。愚痴は。
だからオレが心底欲しいのが、異なる表記ルールで校正作業を行ってくれるソフトである。
実はジャストシステムからプロ用の校正ソフトは出ているのだが、3万円以上と高額なのに、Wordに標準装備の添削機能以上の機能があるわけでもないようなのだ。
もし、オレが望むような校正ソフトがあったら、オレは3万円でも喜んで買うのだがなあ。誰か知らないかなあ。
「かがみの狐城」辻村深月・ポプラ社Kindle。それぞれの事情を抱えて不登校になってしまった中学生たちが、突然、鏡の向こうの虚構の城に集められて…というファンタジー。そう、ファンタジーである。そして、オレはファンタジーなどは読まないのだが、これには強く引き込まれた。現実世界の切なさと幻の城での温かな時間が交差するように進んで、途中から物語は転がり始め、最後は怒濤の展開。いやあ、お姉ちゃんのエピソードには泣かされた。中年男性が号泣するファンタジーという評も、嘘ではない。まいった。
2017.12.12
Google HomeにAmazonEchoの、いわゆるAIスピーカーだが、我が家ではそれなりに重宝している。
朝起きたらまず「OKGoogle、おはよう」と話しかけると「今日は晴れて、最高気温9度、今日の予定は9時からエアコンの取付工事です」と教えてくれる。
寝ぼけた頭で、ふんふん、そうだった、工事の場所を片付けなきゃ、と思うわけだ。
その後「OKGoogle、テレビをつけて」と命じるとテレビがつくので、次におもむろにリモコンを手にして、宇垣の映るTBSにチャンネルを合わせるのである。
こんな具合でそこそこ重宝しているが、さて、なければならない必需品かというと、まったくそんなことは思わない。
AIスピーカーについて問われたホリエモンは「いるか? あれ」と答えたそうだが、確かにそんな感じだ。いっとき盛り上がったメディアも、すっかり熱が冷めちゃったし。
もっとも携帯電話もスマホも、さらにはパソコンやビデオだって、当初は「いるか? あれ」と言われたのだから、この先のことはわからない。
ただオレの感触としては、家庭用ファクス程度には普及するのではないかという手応えだ。
家庭用ファクス。あったらそりゃあ便利だけど、なくてもちっとも困らないし、そもそもそんなに使うか? という感じで、AIスピーカーもこの程度だろう。
もっともこの先を思えば、AIスピーカーから形を変えてGoogle HomeやAmazonEchoのエンジンは普及していくはずだ。
今は「OKGoogle TVをつけて」とGoogle Homeに命じているが、そのAI機能をテレビに搭載すればいいわけで、テレビに向かって「テレビをつけて、宇垣のニュースを出して」と言えば、ちゃんと宇垣が朝のテレビから微笑みかけてくれるだろう。(もっとも夏目三久がそんなことは許さないだろうが)
同じように冷蔵庫や洗濯機にもAIが搭載されれば、「缶ビールは冷えてるかしら」「もう寝るから明日の朝までに洗って乾かしておいて」と言うだけで家事が自動的に進んでいくというふうになるはずだ。そのときに搭載されるAIの日本語エンジンはGoogleかAmazonか。
たぶんそんな時代は5年ぐらいで当たり前になるんだろうと思う。
というわけで、今日、工事してもらって取り付けたエアコンも、「寒いよー」「暑いよー」という声だけで操作できればよかったのだが、残念ながら去年の型落ちの三菱霧ヶ峰。
いつものように電気屋ではなくてエアコン取付業者にエアコンの仕入れから頼んだので、実の手際よく、工事をやってくれた。エアコン業者は山のようにエアコンを見ており、そんな彼らに言わせると「日本の有名メーカーの型落ちで、なんとかセンサーとか余計な機能のついてないのが一番っス」ということになる。
ならばそうしてください、ということで取り付けてもらったのが去年の霧ヶ峰というわけだ。
さすがに手際よくて、到着して古いエアコンを取り外して、新しい霧ヶ峰を取り付けるまで1時間。「またお願いしやっス」と立ち去っていった。
支払いはその場で現金が条件。無駄に広いリビングのために18畳用の機種をつけたので、全部で14万円。とほほ。
おかげで家はあったかくなったが、オレの財布は寒くなったのだ、というお粗末。
2017.12.11
もともと近所の買い物や塾への送り迎え程度にしかクルマは使っていないののに加え、ハイブリッド車に買い換えたものだから、ガソリンを入れるのは月に1度。それも2000円とか3000円とかだ。
でも、まあ、安いにこしたことはないから、先月、行きつけのスタンドでカード会員を勧められたとき、すんなり加入したわけだ。
何よりいいのは、QUICPayだね。
カードも不要で、へんてこなバッジみたいなのをペタッと機械に押しつけるだけで給油できちゃうやつ。
新しいクレジットカードが増えたのは鬱陶しかったけど、まあ、このスタンド専用に使っておこうと割り切った。
と思ったら、なんとそのスタンドが今月いっぱいで閉店というネットの情報。
思い切りずっこけて、スタンドをのぞきに行ったら本当に「月内閉店」という張り紙がしてあって、さらにずっこける。
ああ、あのさあ、先月すすめたカードは何だったんだよ。いくらカード会社のノルマだからって、あーた。
近所のスタンドが消えるのはこれで3件目である。
ガソリンスタンドはいよいよ立ちゆかない時代になった。
前にも書いたが、平均的なガソリンスタンドの月の粗利が100万円で、そこから光熱費やバイト代などを払うと、もう生活するのがやっと。
地方では30分かけて給油に行くのが珍しくないぐらいスタンドは減ってきていて、社会問題化しつつあるようだけど、都心でも似たような状況になってきた。
スタンドもインフラなんだから、ここらで何か対処を考えないといかんのだが、しかし、スタンド側もすぐに値下げ競争に走るあたり、業界も無能だと思う。
石油元締めは35歳で年収1千万超えという金持ち集団で、まさに下々の流した汗をかすめとっているわけだから、知ったこっちゃないという考えだろうが、値下げ競争が業界の首を絞めるぐらい、わかっていただろうに。
まあ、それそれとして、オレのこの新しいクレジットカードはどうなるんだ。QUICPayはどうなるんだ。
いや、それは自明の理。年明けに速攻解約だ。
まったく面倒くさい限りである。
2017.12.10
たまりにたまった原稿を、この土日で片付けねばならぬのだ。
昨日も書きまくって、今日は朝8時から机に向かう。昼までに8000字。
原稿用紙20枚と思うとたいしたことないな。
1時間2000字。30分1000字。10分333字。1分33字。
つまり1.8秒で1文字か。うーん、やっぱりたいしたことないなあ。
昼飯食って、買い物行って、家族サービス。そして夕方に再び机に向かい、3000字。
結局今日一日で11000字か。うーん、たいしたことないなあ。
昔はもっとガンガン書けたと思うのだが、やっぱり疲れ方が違うなあ。
行きつけの整骨院の通称・ちょび院長によれば、パソコンに向かう姿勢というのは、人間にとって極めて不自然なものらしく、相当なストレスであることは間違いないそうだ。
んもう、キーボードの打ち過ぎで、肩が凝る凝るコルテース。
というわけで、来週も地方取材が2日も入っているので、やっぱり週末突貫作業を強いられるのであった。
ああっ、年賀状もやらなきゃ!
2017.12.09
ああん? そういや今日は代表の試合じゃなかったっけ?
旨いもつ焼きを食って満足したオレは、息子と一緒に寝転がってテレビをつける。ああん? もう後半やんけ。
なぜ代表の試合になると、オレは上からになるのだろう。
それはつまらないからだ。
今日もそうだ。まったくつまらない。だいいちオレはこの監督が嫌いなのだ。バカ丸出し。
おや、ハゲが登場だ。ほほう、偉くなったのう、代表で9番しょって。ハゲのくせに。
だははは〜北の国相手に0-0かよ〜からの〜ハゲがらみで1点か。よかったなあ。
いや、ちっともよくない。なぜならつまらないからだ。
だいたい東アジア選手権て、なんの罰ゲームだよ、というのが息子とオレの一致した意見である。
その後、深夜からクラブワールドカップ。浦和のボケが、あっさり負けたらしい。
何を考えてるんだか。あのチームは。
まったくつまらんな。やっぱ時代はJ2ですよ、J2。
2017.12.08
そしてそのまま××インというろくでもないホテルで目覚める。
本日は11時から仕事である。
な、アホみたいだろ? 泊まる意味ねえじゃん。最初、9時からというのでホテルを取ったのだ。それが前日になって11時からになりましたって、ふざけんなである。
そして11時に集合場所の11階に行ったら、1階で待ってます、とかいうショートメールが入って、ふざけんな、11階っていうから11階に行ったんだじゃねえかと激怒。
ふざけんな、いろいろと直前で変えるんじゃねえよと毒づいてやったらびびっていた。
まあ、この人、11階を1階に変更しただけでどうしてこんなに怒るのかしら、怒りの臨界点低すぎ、カルシウム不足、それとも更年期? と不審に思われただろうが、そうじゃねえよ、それまでのグダグダの進行にぶち切れてるんだよこっちは。
一緒にいたカメラマンだけが、オレと同じ思いをしていただけに、わかってくれたようだ。
「屍人荘の殺人」今村昌弘・東京創元社Kindle。週刊文春が絶賛しているミステリーだから、どれどれと期待して読んだのだが、完全に肩すかし。ひでえな、これ。本格ものの範疇には入るのだろうが、こんなものを読むほどオレは落ちぶれちぉいないと思ったね。駄作。愚作。どれだけののしっても足りないわ、これは。文章は素人。プロットは小学生の妄想レベル。なんだよ、ロックフェスで細菌テロがあって5000人がゾンビとなって日本を襲っているというのに、のんきに密室殺人の謎に挑むって。ゾンビが出現して世間が大騒ぎにならないのはどうしてなんだ。たこ。
2017.12.07
というわけで、今日は名古屋に泊まり。独りだ。
名古屋に泊まるときは、いつも××インという駅前の安ホテルである。ひどいホテルである。
なんでこんなひどいホテルに泊まって、そして独りでろくでもない居酒屋でメシを食わなければならないのだ。
店に入った途端、二時間制です、と言われるような居酒屋でメシを食わなくてはならないのだ。
いや、帰れたのだ。
それが段取りの悪すぎる客の不手際で、だらだらとこうして泊まることになってしまったのだ。
よってオレは非常に不機嫌である。
2017.12.06
今週は非常に忙しい。日記を書く暇がないほど忙しい。
2017.12.05
日記もため込んだから書くのが面倒だよう。オザキに怒られるよう。
2017.12.04
「もしもし、こちらテレビ埼玉ですが」という留守電があったのは、11月半ば、大阪に出張していた夜のことであった。
東京暮らしのオレが大阪でテレビ埼玉の電話を受けるというのもへんてこな話だなあと思いつつ、ああっ、しまった、余計なことを考えていたら操作を間違えてメッセージを消してしまったではないか。
仕方ない、残された発信者不明の電話番号にかける。
もしもし、すみません、そちらの電話をもらったもでのですが、留守電消しちゃってご担当者がわかんないんですけど、えーと、耐久戦隊ガマンの件のようです。
「は? ガマン? なんですか?」
というようなすったもんだがあって、どうにか話が通じた。
どうやらロバートという芸人たちが埼玉県内をぶらぶらと歩く番組があって(よくあるブラタモリ)、その中である保育園に立ち寄ったら、子どもたちが「耐久戦隊ガマン」という遊びをしていた。芸人たちもそれが気にいって一緒に遊んだのだが、ついてはその様子を放送していいか、ジャスラックには入っているのか、という電話だった。
ははあ、そうですか、もちろんご自由にお使いください。ジャスラックには入るつもりもありませんし、できればテレビ埼玉さんでガマンを盛り上げてくださいな。
大阪のお好み焼き屋の前でそれはそう答え、そしてその放送が今夜あったのだ。
ロバート、面白いな。基本的にテレビ埼玉のよる11時の番組なんて誰も見てないだろうと、適当なつくりになっている。そのいい加減さが、面白い。
子どもたちが「耐久戦隊ガマン、やろうよ」と言う。何度かテロップに「耐久戦隊ガマン」と表示されたが、これは別に押してくれているのではなくて、テロップがなけりゃ何のことだかさっぱりわからないからだろう。
番組では、芸人が保育士さんに「でへへへ、我慢しろ」と襲いかかり、仲間がそれを止めるという、とてつもなくくだらない展開になっていた。あまりのくだらなさに、クラクラしてしまった。
「格闘するものに○」三浦しおん・新潮社Kindle。三浦しおんは好きな作家だし、とても巧いと思うのだが、この作品はダメ。ちょっと合わなかった。デビュー作らしい。
2017.12.03
フリーテルが潰れちゃたって、そりゃびっくりである。
なんてたって、オレが持ち運びパソコンに使っているのがフリーテルのSIM。月額980円と安くて、スペックもそこそこだったから、契約した。
ネットで申し込んで、宅急便で送られてきたSIMカードを差し込めば終わり。簡単なものだ。
この春に高田純次と佐々木希を使って派手なコマーシャルをやってたのに、倒産。いや、身の程知らずの物量宣伝で、金を使いすぎてしまったのだろう。
不正広告で加入者も減っているというのに。
春に加入したら、夏にフリーテルから連絡があって「これからは楽天が面倒見てくれますから」とのことで、あれ、なんのこっちゃとポカンとしていたオレ。
楽天かあ。楽天にはカネを落とすつもりがまったくないなあ。
そうしたら今度は楽天から連絡があってフリーテルから楽天に変わったことについて、ブランド的にどうよというアンケートが来たから、楽天は嫌いだからそのうち解約するよ、と答えておいた。
そしたら間もなくフリーテルの父さんである。いや、倒産である。
通信業界は盛者必衰。
振り返れば1990年代初頭、NTTを取材したとき、「もうすぐ分割ですわ」と嘆きを聞いたものだったが、今や固定電話なんて誰も相手にしないものなあ。
こんな時代が来るとは。
楽天は嫌いだが、わざわざ解約して別のSIMに変えるのも面倒なので、そのままにしている。通信会社が普通に潰れる時代になったという、その記念のSIMのようなものだな。
2017.12.02
久しぶりにサッカーを見ながら泣いてしまった。
アルビレックスの最終戦である。強者・セレッソを相手に一歩も引かず、ガチ勝負。そして勝ってしまった。
猛スピードを活かして強烈な得点を決めたホニが、スタンドにいる来日中の父親を指さして、そして試合中にも関わらず号泣しながらベンチに飛びついたのを見て、胸が熱くなる。
これで6試合負けなしの4連勝。この2ヵ月負けていない。いつの間にこんなにいいチームになったんだ。
特に降格が決まってからの腹のくくった試合ぶりは、圧巻だ。
これは間違いなく降格が決まった試合での、ブーイングではなく、自然発生的に起きたエールのせいだ。
オレたちは家族だ。リレーでビリになった子供をブーイングする家族なんているわけがない。そんな時こそ温かい声をかけるのが家族じゃないか。
そんな気持ちが間違いなく選手たちに伝わったのだ。
そして、それに応えてくれたことがわかるから、嬉しいのだ。
間違いなく選手たちはサポーターの喜ぶ声が聞きたいと思ってゲームをしていて、サポーターは選手の喜ぶ姿を見たくて応援する。降格上等。笑って降格するチームなんて、オレたちくらいのものだ。
そんな空気がスタジアムに満ちている。まあ、春頃にはもう覚悟ができていたというのもあるけど。
夏に名古屋から移籍してきたのが磯村。レギュラーだったのが構想外と告げられ、その翌日にすぐ新潟にやってきた。
素晴らしい読みとボールダッシュ能力で、決して目立たないけれど、今ではチームの大黒柱。いぶし銀とは、この磯村と富沢のためにある言葉だ。
その磯村が言う。「新潟に移籍してきて本当に良かった」と。降格するチームに移籍して良かったと言うのだから、本来ならあり得ない言葉だよなあ。
磯村、ありがとう。骨を埋めてくれ。
もっともこれから降格チームの宿命として、選手が抜かれまくることになる。
選手だってJ1で試合がしたいし、他チームから声がかかれば、喜んで移籍する。それは仕方のない洗濯だ、いや選択だ。
成岡翔も退団する。今日のセレモニーでの成岡の挨拶も、胸に来るものがあった。最後に叫んでくれた「愛してる、新潟!」の一言は忘れられない。
ありがとう、成岡。新しいチームでも輝いてくれ。
それにしても素晴らしいゲームだった。めちゃくちゃ強者のゲームだった。
こうして最終戦でも会心の勝利を収めて、なんと17位である。ダントツの最下位だったのが、一つ繰り上がっちゃった。
サポーターは大喜びで、降格だというのにみんな笑顔である。良かったなあ。幸せの臨界点が低いのは日本海側の特徴だ。
それに対してドロドロだったのが、入れ替わりに落ちた18位大宮である。怒号、罵声、悲鳴飛び交うスタジアムで、川崎になんと0-5の一方的すぎる負け。
ちょっとゲームを見てみたけど、確かにどうした大宮と言いたくなるぐらい、ひどい負け方だった。これじゃ勝てないわ。相手のシュートに誰も寄せに行かないから、浴びるシュートは雨あられ。サポーターが「これじゃ大宮ザルディージャだ」と自分のチームを罵る気持ちもよくわかる。
阿鼻叫喚。
その大宮に勝ってあっと驚く逆転優勝を決めたのが、川崎だ。中村憲剛、よかったなあ。ケンゴはいいやつだと知っているから、苦労人だと知っているから、他のサポーターもみんなケンゴに祝福だ。よかったなあ、ケンゴ。すぐ泣くケンゴ
しかも川崎は小林が逆転の得点王というおまけ付き。
そして、手中にしていた得点王をその小林に逆転されてしまったのが、セレッソの杉本だ。
アルビレックスを応援していたら川崎の小林がハットトリックという知らせが入ってきて、きっとセレッソは杉本にゴールさせようと焦るだろうと思ったら案外そうでもなかった。というか、ただ落ち着かないチームという風情だった。
もう一つの阿鼻叫喚が鹿島だ。
圧倒的な首位だったのに、なんと今日の最終戦で川崎に優勝をさらわれて2位。
相手は磐田だ。条件としてはとにかく勝てば優勝であった。0-0だったので、たった1点を取れば良かったのである。いくら守備の堅い磐田相手でも、1点は取れるだろう。
誰もがそう思ったのに、その1点が取れない。1点取れば優勝なのに取れない。
攻める鹿島にはレオ・シルバがいて、守る磐田には川又と大井がいる。おお、みんな元新潟。それが敵味方でバチバチやり合うのだった。
そして結局0-0でゲーム終了。
その瞬間、ゲームを終えて結果を待っていた川崎のスタジアムの電光掲示板に「磐田0-0鹿島」と表示され、等々力スタジアムが爆発する。既に5-0で川崎が勝っていると知っていた鹿島の連中は茫然自失。
かたやうれし涙、かたや悔し涙。どちらもダゾーンのカメラは涙を流すちょっとかわいい女の子の姿を大きく抜くのがお約束。このサディスティックな絵作りはサッカーの定番だな。
そして直後に始まったのが、鹿島サポの選手たたき。オレたちはリレーでビリになった子供に「よくやった、次は頑張れ」とエールを送るのに、鹿島のバカサポーターは「やめろ、しね、くそ、くたばれ」と罵詈雑言を尽くす。負けた子供の頬を張り飛ばす。
特に新潟から強奪していったレオ・シルバは攻撃の標的だ。
そりゃあレオはそっちのサッカーには合わなかったかもしれない。だがオレたちの太陽だった男に対して、その仕打ちはないだろう。確かにレオもずいぶん劣化したと思わなくもないが、それでも輝ける太陽なんだ。だったらとっと返してくれ、バ鹿島。
そして、最後の阿鼻叫喚が甲府だ。
清水と残留争いをしていて、とにかく勝たなければ問答無用で降格という崖っぷちである。
ゲームは0-0で90分を過ぎ、ロスタイムは5分の表示。その5分も過ぎてしまって、ダゾーンの再生を見ていたオレと息子は「ここからどうやって勝ったんだ?」と首をかしげる。すると5分30秒ぐらい、ここでボールが止まったらレフェリーが試合終了の笛を吹くというタイミングで、レナトがするすると不思議な動きでボールを持ち上がり、サクッとゴールを決めてしまう。まるで手品のような不思議なゴールだった。
やった、残留だ! 奇跡の残留だ! スタジアムの誰もがそう確信して涙を流しながら爆発。選手も爆発。その直後に試合終了の笛が鳴り、そして清水も勝って得失点差でやっぱり降格、ご苦労さん、という報せがスタジアムに届いて、一転して違う意味での忘我の涙を流すのであった。
いやはや、天国から地獄とはまさにこのこと。これほど面白い高みの見物もなかったわ。かーっかっかっ。
そうである、高みの見物である。こっちはとっくに降格を決めたチーム。それなのに上から目線で他チームの争いを眺めて、かっかっかっと笑っている。それも許されるほどの強さだろう。なにしろここ2ヵ月に限って言えば、優秀なのだから。
こうして今年のJリーグは終わった。
いやあ、最終戦は面白かったなあ。むちゃくちゃ面白いよ、Jリーグ。
ありがとう、アルビレックス。もう一度言うが、選手もサポーターも笑顔で降格するなんて、そんなチームはほかにはない。
2017.12.01
いやはや、あっという間に12月である。
師走である。
11月という、2月と並んで最も地味な時期を過ぎて、いよいよ狂乱と狂騒の年末に突入だ。
実は既に目の回るような忙しさであって、Google HomeやAmazonEchoと遊んでいる場合ではないのだが、これからますます忙しくなるのだ。
何はともあれ、こうして今年もへろへろしながらも年末を迎えられたことに感謝をしなければ。
年賀状も用意しなきゃなあ…。
2017.11.30
Google Homeに、オレの名前はぽこぽこちんちんだ、というと「はい、あなたは、ぽこぽこちんちんさんです」と言う。
ところがAmazonEchoに同じことを言っても「わかりません」と素っ気ない。
どうやらGoogle Homeのほうが天然かつフレンドリーなようだ。
面白いのは天気予報である。
Google Homeは「晴れ」なのにAmazonEchoは「雨」と答える。正反対ではないか。
違う天気予報のリソースを使ってるのだろうが、違いすぎる。ちなみにこのときはAmazonEchoが当たりだった。
なお、Google Homeは、時々、まったくなんの予告もなしに「あなたはかわいいですよ」とか「私にはなんのことだか」とか、ぼそっとつぶやく。これがけっこうマジでびびる。
どうやらAIが密かに何かを企んでいるのではないか。あるいはオレたちに聞こえない声が聞こえているとでもいうのだろうか。
2017.11.29
アマゾンエコーがやっと届いた。
招待制という訳のわからないシステムのおかげでなかなか招待されず、ふてくされていたところだった。
昼に五井駅というどこの田舎かわからないような田舎の駅で立ち食いそばを食っていたらメールが届き、速攻注文。
昼に五井駅で注文したEchoが、その日の夜には練馬の我が家に届くとは、なんて便利な世の中なのでしょう。
さっそく息子にセッティングを命じる。
高校生にとってはさぞ面白かろう。
セッティング終了。
グーグルホームと並べてやった。
さて、2台もAIスピーカーを並べて、どうしよう。
「OK、Google、だじゃれを言って」「このイス、いっすねー」「うひゃひゃひゃひゃ」という程度の使い道しか思いつかないのであった。
2017.11.28
暑いのと寒いのと、どっちがきついかといえば、昔は寒い方が絶対にイヤだった。
ところが年を取ったら、暑い方が体に堪えるようになり、今では夏は生命の危機すから感じる。
とはいえ、その分冬が暖かくなったわけではないから、やっぱり冬は冬で寒いのだ。
で、先日使い始めたニトリのNウォームだが、なかなかよい感じである。
懸念していた乾燥肌への影響も、今のところさして感じられない。ぬくぬくと快適な夜を過ごしている。
もっともヨメにいわせれば、夜中には暑がって布団をはいでいるらしいので、Nウォームを使いこなしているというわけでもないようだから、本当のところはまだわからないのかもしれない。
ともかく3000円以下でこのぬくぬくが手に入るのだから、なかなか素晴らしいことではないか。雪国の皆さんも、ぜひ一度試してみてください。
2017.11.27
「ジタハラ」が問題だ。
オレの造語ではない。どこかで目にしたか、耳にした言葉だ。
働き方改革のおかげで、「おら、ちんたら残業するんじゃねーよ、とっとと帰れよ。おまえらが帰らねーと、オレの査定に響くんだよ」と上司にあおられて、残業しないために仕方なく昼飯を抜いて仕事をする若手が急増中だ。つまり時短ハラスメント。略して、「ジタハラ」。
だらだらと仕事をして残業代を稼いだり、上司が帰らないと帰りにくい空気があったりというのは問題だが、そもそも仕事があれば残業すればいいし、なければ帰ればいいだけの話。
時短で働くかどうかを決めのはおかしな話で、顧客第一と言いながら実際は会社の規則を守ることが第一になっているところもあるわけだ。
アホらしい。
仕事があるなら徹夜してでもやれ。なければ昼でも飲みにいってよし。
そもそも会社に尽くすやつなんてアホ。尽くすべきは顧客であって会社ではない。
この職業観を、オレは筒井康隆の小説に学んだ。ああ、恐るべき「俗物図鑑」。
だから客が求めるなら残業するのは当たり前だし、客が満足してれないなら徹夜してでも期待に応えなきゃならない。そんなのは仕事として当たり前だろう。
そうした感覚で仕事をしていたが、それは管理職になったら通用しなくて、部下に押しつけることは悪になってしまう。
なんだかなあ、とアホらしくなり、オレは会社を辞めてフリーランスになったわけだ。
「ジタハラ」なんてものも、いずれなくなってほしいものだ。
2017.11.26
なんと、10月になってからアルビレックスは負けていない。5試合で3勝1分だ。
強い。間違いなく強い。鹿島や浦和なんかよりも強い。
今日は清水が相手だった。
前半で0-2とリードされ、しょうがねえなあと思っていたら。思っていたら。思っていたら。
なんと後半の残り20分で3連続得点で思い切り逆転だ。
しかも交代投入の選手が大当たり。
1点目をホニが取ってフィールドの空気が明らかに変わって、新潟の選手は「おし、いくどー、おらおら」という田舎ヤンキー状態になったのに対して、清水は「え、あの、えっと」と挙動不審のおびえた顔。
あーあ、こいつら負けるわと、テレビを見ていたオレもそう確信した。そして2点目を取った後、これは確実にもう1点撮れるなあと思ったら、本当に取って逆転勝ち。
わははは。笑いの止まらないゲームとなった。
きっと新潟が連敗続きで、何をやってもダメなときって、今日の清水のように相手の目には映っていたんだろうなあ。なんだか納得だ。
それにしても終盤に来て、しかも降格が決まったというのにこの強さ。
オレたちのチームは、勝ってもブーイングを送るようなチームとは違うんだ、降格が決まってもエールを送られるチームなんだ。その違いだね。
子供がリレーでビリになったり、受験に失敗したりして、親がブーイングするか? 応援して支えになってやるだろう。そういうチームなのだ。わはははは。
ああ、気分がいい。
この調子で、来年のJ2は無双じゃ。
2017.11.25
「浦和なんて、広島の航空母艦に、新潟の戦闘機を載せているだけ」というどこかの元議員のツイッターには、うまいこと言うなあと感心。まさにその通りじゃん。
今日はラファエル・シルバがアジアチャンピオンになり、明日はレオ・シルバがJ1王者になり、そして来週は南米選手権の決勝でコルテースが勝利すれば、まさしく世界平和は新潟のおかげ。アルビレックスこそ、サッカー界の真の王者なのだ。
それにしてもラファのゴールにはぶっ飛んだなあ。
滅多にお目にかかれないようなスーパーゴール。まさしく火を噴くミサイルだ。
サウジの連中に「猿」「バナナを食え」と散々差別的な言葉を投げかけられ、それに対する憤怒が乗り移ったゴールだった。
その前の反転も見事だったし、世界のメディアが驚愕したのも当然。これで来シーズンはヨーロッパでお買い上げだろう。
いや、息子に言わせれば「スイスから新潟に来たんだからヨーロッパに帰るんだろう」ということになる。なるほど確かにそうだ。
海のものとも山のものともわからない選手だった。身体能力はずば抜けていたが怪我しやすく、精神的にも不安定なところがあった。
それをレオ・シルバがじっくりと諭し、日本に溶け込むために周囲がサポートし、住んでいたマンションでは隣のおばちゃんたちが「ラファちゃん、おはよー?」と明るく声をかけながら地域社会で支え、ちゃんと立派に育て上げた。
そしてラファは、新潟の多くの若者がそうするように都会へと旅だったのである。スーツ着た僕の〜写真を見てくれえ〜。
いやあ、それにしてもすごいゴールだった。これだけでご飯が何杯も食べられる。
まさにスーパーゴール。
このラファをサイドに置き、真ん中には指宿を置いていたのだから、新潟の監督は頭がどうかしていたとしか思えない。バカじゃねえの?
ラファへのたてポンを続ければ、1試合に必ず1点は取れたのになあ。
2017.11.24
成岡翔で印象に残っているのが、去年の大宮戦。
端山豪がライン際、超絶テクのヒールで止め、そして上げたクロスに飛び込んできたのが成岡だった。
ビューティフルゴールだったにも関わらず、ニコリともせずに吠えまくった成岡の姿には鬼気迫るものがあり、そのゲーム終了直後に早川史哉が白血病と闘っていることが明らかにされ、なるほど、その慟哭が成岡のゴールには込められていたのかと知ったのだった。
史哉への思いが込められたゴールが、オレにとっての成岡のベストゴール。その前年には、小林裕紀がコーナーを蹴って山本コースケがバイシクルしたこぼれ球を成岡が決めて、おお、全部ジュビロじゃんと喜んだものだった。
天才と呼ばれたこともあるほどの技巧派なのだが、プレーは熱血。まさに頼れる兄貴という感じだった。
一方でフィールドを離れたら気のいい兄ちゃん。特に新潟県内をくまなく訪ね回るなど、新潟の風土を愛し、イチゴ大使と名乗ってオレの故郷のイチゴをネットでPRしたりしていた。
そのたたずまいは誰からも愛され、親しまれた。
その成岡が、今シーズで契約満了となり、再契約しないことが決まった。
まだシーズン中なのにこうした発表があるということは、おそらく現役続行を希望している本人のため、早めに移籍活動を始められようにという配慮なのだろう。
なんだかこの報せにはちょっと胸が熱くなったなあ。
どこのチームに行っても、成岡ならやっていける。そして、どこのチームに行っても応援するぞ。
ファイトだ、成岡。
さあ、ゆこうぜ、成岡翔〜、オレたちの、成岡翔。
2017.11.23
勤労感謝の日は勤労に感謝しつつ働くのである。
どうもアルビレックス新潟の新監督に鈴木政一が就任しそうで、まずはよかった。
ジュビロ黄金時代の監督である。
とんでもない勝率を誇る監督だ。そして、すごくいっぱい勝ったのにサポーターがブーイングしてきたから、頭にきて辞任したという熱血めんどうな監督だ。
降格が決まってもブーイングしないで声援を送るようなぬるいアルビレックスサポーター(褒め言葉)にはぴったりではないか。
来季が楽しみである。
20170.11.22
アルビレックスの監督問題を書くとオザキが「またアルビかよ、勘弁しろよ」と怒るので、たまにはオザキの好きな女子アナについて書く。
「ホモでも惚れる」と言われているのが、TBSの宇垣美里アナである。オレはホモではないが、宇垣はなかなかよいと思っている。
それどころか、たいがいのお父さんは宇垣が大好きで、オザキも好きなはずだ。
今書いてて思ったが、宇垣とオザキはなんとなく似ているな。ちょっとイラッとするレベルでの似具合だが。
この宇垣は、毎朝、TBSのモーニングショーに出て、出勤前のお父さんにとっての喜び組となっている。それなのになかなかしゃべらせてもらえない。
ただ座っているだけの様子を、時々、映してもらえるだけだ。
理由ははっきりしている。メインの夏目アナと犬猿の仲だからだ。
アドリブが苦手な夏目は、気の利いたコメントを求められて待ち時間も長いグルメロケはお断りである。その代わりスタジオで楽な仕事ばかりしている。
そして、女の本能で、お父さんたちの好物が宇垣だということを察しているので、何とか干せないかと危機感を抱いている。よく見りゃちんちくりんなくせに、自己防御力だけは高いのが夏目なのだ。
そんなことは重々承知の宇垣は、ふふふ、テレビの前のお父さんたち、誰が一番かわかってるよね、的な視線を投げかけ、夏目を完全無視。その様子にさらに夏目は逆上して、名前さえ呼ばないという事態。
その戦いが終わって8時になると、テレビ朝日では宇賀なつみが始まる。
いつの間にか結婚してすっかりおばちゃんになった宇賀ちゃんは、あーりんの数年後と言われており、なるほど、確かにあーりんもこんなおばちゃんになりそうだなと納得させてくれる。
オレも昔は宇賀ちゃん派だったが、おばちゃんになってからは興味がなくなった。
宇垣も数年後にはおばちゃんになるのだろう。
2017.11.21
こっ、このタイミングでエアコンが壊れるか? ふつー。
今シーズン一番の冷え込みとになりましたっていう日の朝なのに、リビングのエアコンがうんともすんとも言わない。いや、もともとそんなことは言わない。
スイッチ入れても作動しないのだ。どういうことだ。
新手の嫌がらせか。新手とか関係ないけど。
早速、以前頼んだエアコン屋に連絡して見積もり寄こせと言ったのに、メールの返事がない。
時節柄、くっそ忙しくて相手にしていられないと思ったのだろう、くっそ。
さんざん悪態ついて家を出る。
途中、ヨメに、エアコン様のご機嫌は? と聞いたら「今のところ動いている」というLINE。ほっ、どうにか動いたか。
このままだましだまし年を越すか。
もう15年近くたってるしなあ、寿命かなあ。
でも、高いんだよなあ、エアコン。
2017.11.20
いやあ、寒い寒い。隣を歩くウッチーことウチダくんが「初めてヒートテック履いちゃったよ、あったかいよ」と言うのもさもありなん。
オレもヒートテックを履けばよかったなあ。もっともあれは一度履くと手放せなくなってしまうのが難点だ。それよりもオレはアタマが寒いので、帽子が先だな。
先日買ったニトリの毛布、Nウォームは「汗をたっぶりかくほど暖かい」と聞いていたせいか、実際はそるほどでもないなというのが実感。とはいえ、ぬくぬくと暖かいので、なかなかのいい感じだ。
ただ乾燥肌にどんな悪影響があるかわからない。しばらく使ってみよう。インプレッションはそれからだな。
2017.11.19
招待状が届かないのだ。
いや、招待は来たのだが、せっかく返事を出したのにその後のお誘いがないのだ。
何のことかというと、Amazonのエコー様である。
AIスピーカーのエコー様。
GoogleのHomeは発売翌日に大宮のビックカメラで山積みになっていたのを難なくゲット。我が家ではすっかり家族の一員のように大きな顔をしている。一番使いこなしているのはヨメで、料理をしながら「OK、Google。タイマーを3分お願い」などと命じ、「手を止めないでタイマーが使えるから便利よ。おっと、OK、Google、テレビを消して」とすっかりGoogleマスターだ。
ならばとオレは、OK、Google、YouTubeですしらーめんりくの動画を見せて、と命じ、その通りにテレビでYouTubeが始まったのを見届けて、ほーら、こんな使い方もできるんだぜと威張るのだった。
こいつは一人ひとりの声を聞き分けるので、最近はいかに変な名前を言わせるかが我が家のブーム。オレは、ぽこちんくんと名前に変えて、「はい、あなたの名前はぽこちんくんさんです」と言わせては大受けしている。
そんなふうにすっかり溶け込んでいるGoogleくんであるが、もともとはAmazonエコーが届くまでのつなぎである。そういう定めの不憫な子なのだ。
だから、「アレクサは?」と聞くとGoogleくんは「ごめんなさい、お役に立てません」と悲しい声で答えるのである。
その悲しい声が天に届いたのか、待ちに待った発売日を過ぎたというのにAmazonエコーが届かないのだ。
Amazonは、事前に招待した人だけが購入可能です、という殿様商売の愚挙に出た。どっかの政党のエダノくんのように図に乗り過ぎである。
幸いなことにオレにも招待状が届いたので、即刻それに返信した。
そして、それっきりという仕打ちである。
何かオレは手続き上、決定的な間違いでもしてしまったのだろうか。疑心暗鬼な日々だ。
Googleは山積みだったのに、エコーは響き返す山もないのだ。←うまいことを書こうとして、意味不明になってしまった例。
2017.11.18
なかなか感動的な光景だった。
甲府に1−0と勝ちながらも、神戸が広島に勝ってしまったため、降格が決まった直後である。
うなだれながら、選手がサポーター席に向かって頭を下げた中、スタジアムは「アルービレックス!」の大コールに包まれたのである。
ブーイングの嵐を覚悟していた選手たちは、この予想外の声援に驚きながら、半ば涙を浮かべながらも戸惑いの表情を見せたのだった。
ヤフーのヘッドラインも「感動的だった」と驚いた、それはいいシーンだった。
ぬるかろうと、緩かろうと、それがアルビレックスらしいサポーターだと思うのだ。降格を目撃して涙目になったおばちゃんたちが、でかい声で「アルービレックス!」と声援を送る様を見て、この空気こそ、アルビレックスの一番の財産だと思うのだ。
ところが、それから一騒動が持ち上がる。
中心部の応援団が「オレらが指示してねえのに、勝手に応援すんじゃねえ」とぶち切れて一般の応援席になだれ込んで暴れたのだ。その様子がダゾーンではっきり映されて、せっかくの新潟のイメージが台無し。だははは。
中心部のリーダーをコールリーダーと呼ぶが(略してコルリ)、このコルリがとにかくクソ。埼玉スタジアムで一般来客に暴力振るって出禁になったのに、いつの間にかしれっと復活していて、今日もこのくそコルリは、「勝手に応援すんじゃねえ」と暴れ、警備員に取り囲まれ、さらには警察に連行されて、抵抗しながら警官に向かって暴言を吐き続けた。
実はこのコルリこそがアルビレックスの最大のがんだと思ってるがな、オレは。
いい大人の集団が、こんな最低人間をリーダーに抱え、そして、その行動をいさめることもできず、辞めさせることもできない。その集団としての緩さが、アルビレックスの、ひいては新潟という地方の根本的な問題だと思う。
あのクソコルリを見るだけで、オレは気分が悪いから、なるべく視界に入らないように座っている。
それはともかく、秋が終われば冬が来る((C)森高千里)ように、アルビレックス新潟が降格するのは当たり前の話だったから、まったくショックもなければ、落ち込んでもいない。そりゃそうだろ、てなもんである。
むしろ臨終を告げられたじいさんがそれから2週間も延命させられたようなもので、早く楽にしてやってくれとさえ思った。
ここ4試合負けなしと、まさに燃え尽きる前のろうそくの炎。
サポータ以外はその炎しかしらないから、もはや芯が残っていないことも知らずに「すごいですね、がんばってますね、きせきのざんりゅうかも」と話しかけてくるのが、困ったものだった。だってもう助からないってこと、知ってるんだぜ、家族は。
むしろ4月頃のほうが、オレはいらついて、当たり散らしていたな。なんなんだ、このチームは。本気でやる気があるのか。
5月5日に等々力スタジアムまで息子と川崎戦を見に行ったときは、せっかくのゴールデンウィークをこんなゲームのために潰されて、怒り心頭。こんなチーム、絶対に残留は無理だと確信したっけ。
その確信が現実になっただけだから、特に腹も立たないし、肩を落としているわけでもない。
さて、来年はどこのスタジアムに行こうか、と息子と相談している。
勝ったり負けたり、喜んだり悔しがったり、クラブチームなんてそれが一番の楽しみだろう。
できれば大宮と甲府に落ちてもらったら、関東近辺で行けるからありがたい。あとは、水戸に横浜に町田だな。松本は、山雅が感じ悪いから行きたくない。
息子によると、来年のJ1はダゾーンが金曜開催を要求しているとか。とすると、J2は土曜開催がデフォルトだから、おお、行き易いではないか。これがJ1に残って金曜の夜開催になったら、まったく応援に行けなくなるから、J2に落ちて良かったなあ。わははは。
もっともこれからアルビレックスは草刈場だ。
小泉と山崎は、まず間違いなく抜けるだろう。山崎は既に神戸からオファーらしいし、もともと「絶対J1にいたい」と行って、降格する磐田を脱走してきた人間だ。新潟からも脱走するのが自然な流れだろう。
いいのである。行く末は選手が考えることだ。オレたちサポーターが選手生命を決めるなんて許されない。
今までありがとうと、快く送り出すのみだ。
小泉は、まあ、移籍が決まったまた書くが、よくぞ今まで頑張ってくれた。
22歳という若さで既に100試合を経験し、サイドバックとボランチの両方がこなせる。
そんな選手をほしがらないチームがないわけはなくて、やはり既に柏からオファーだ。頑張れ小泉。選手としてはここから3年が勝負所だろう。目立つチームで目立つ活躍をすれば、代表だって見えてくると思う。
ロシアの次、カタール大会で会おう。
あとは、矢野、ジュフンあたりも出て行くか。危ういのはホニ。てっきり完全移籍かと思ったらレンタルらしくて、レンタル契約が切れるオフには、果たしてどうなっているか。来年のユニフォームのモデルにもなっていないし、出て行く可能性は半々だと思う。
さらに大谷クラスにも誘いが来ているという話で、確実に残りそうなのは数人。武蔵も横浜が声をかけていて、都会が好きな武蔵ちゃんは移籍だろうな。
まあ、選手はいい。選手は。
問題は監督だ。
ロペスが辞意を表明したのは残念だが、この結果では仕方ないだろう。
人間として大好きだし、かつて選手時代に日本に尽くしてくれたことを思えば、本人の「日本で仕事がしたかった」という気持ちはぜひ花開かせてやりたかった。
しかし、選手があまりにへぼすぎた。
例えばチアゴ・ガリャルドだ。
抜群のテクニックを持ち、大いに期待されたが、首にしてからチームの快進撃が始まった。今年のチームのがんは、このガリャルドだったのだ。
なにしろ日本人を信頼していない。絶対に日本人にパスを出さない。
夏には仮病で練習を休んで仲間とパーティーをしていたというのに、それがばれてもペナルティなし。秋の紅白戦で仲間にラフプレーを働いて怪我をさせて、ようやく見切られて、母国に強制送還。
どうしてこんなになるまで、チームの中心選手として置いていたのだ。同じブラジル人でありながら、そんな選手を扱えなかったロペスの責任は大きい。
だからって、後任監督の候補が柱谷哲二って、えっ、そりゃあないだろうと絶句。
言わずと知れたベルディの闘将でドーハの悲劇のキャプテン。
そんな柱谷がきたら、チームは闘将どころか凍傷だと、早くもネットで大騒ぎだ。やめてくれ。たのむからやめてくれ。
柱谷だったら、ロペスを残せ。絶対に残せ。そして、じっくり時間を与えて次のチーム作りをさせた方がいい。
別に1年で復帰しなくてもいい。むしろちょっとじっくりJ2気分を味わいたいぐらいだから、2年がかりぐらいでチームを作って、ロペスと一緒にJ1復帰というドラマを味わう方がよっぽどいい。
まだ今シーズンは終わらないから、これから先、ずっとこんな騒ぎが続くのだろう。
同じ日、浦和がACLの決勝をアウエーで戦い、ラファエルがゴールを決めた。見てはいないが、超絶ゴールだったらしい。
ラファは、とにかくゴールを決めることに関しては天才だったからなあ。ラファがボールを持った時点で、もうゴールが見えたものだった。
あの瞬間の鳥肌たつ興奮ははっきり覚えている。
そしてレオ・シルバは鹿島でもうすぐJ1優勝。
そしてコルテースはブラジルのグレミオというチームで先発メンバー。先日ダゾーンで見たが、チームもなかなか調子よさそうだ。
この3人が同時にフィールドで暴れていたときからまだ1年しかたっていないなんて、ずいぶん遠い昔のようなのに。
その3人が同時に抜けて、代わりにやってきたブラジル人3人のうち2人が大外れ。これでは勝てるわけがない。秋の次には冬が来るのだ。
だからあまり悔しくない。
むしろ、今日、一緒に行われたアルビレックスレディースが、皇后杯準々決勝で日テレベレーザに敗れてしまったことの方がちょっと残念。年末に皇后杯決勝のレディースを応援に行くのが楽しみだったのに。
そっちの方が、ひどく残念だ。
2017.11.17
もともと眠りの浅いたちではあり、寝言もよく言うのだが、昨日は「すみませんでした。恥ずかしいなあ」と寝ながら口走ったそうだ。
「いったいどんな夢を見てたんだか」とヨメにあきれられた。
ちょっと前は、寝ながら「さあ寝るか」と言ったのを娘に聞かれて「ええーって思ったよ」と笑われた。
くっそ、恥ずかしいなあ。
2017.11.16
乾燥肌である。
冬になると背中をかきむしりたくなるほど、肌が乾燥する。
息子も、気温が下がると肌が荒れるのでそういう体質なのかもしれない。
だが、医者に診せると「加齢だね」で終わりだ。
あいつらは何を診せてもだいたいが「加齢だね」で片付けるなんて楽な商売なんだ。
血圧が高いのも、体重が落ちないのも、売上が伸びないのも、希望の党が崩壊したのも、医者にかかったらすべてが「加齢だね」なのだ。
困ったものである。
いや、困っているのはこっちだ。
何が困っているかというと、1階にある寝室が寒いので、Nウォームを買おうかと思っているけど、いかにも乾燥肌に悪そうだということだ。
畑の上に立つ我が家は風を遮るものがなく、南向きだからまだいいものの、とにかく北の大地の地面の冷え方が半端ないから、寝室が非常に寒いのだ。
パジャマを重ね着して、毛布をかぶり、ホットカーペットを敷いて対策をしているのだがねどうもNウォームがいいというのを聞いたので検討しているのだ。
Nウォームとは、ニトリの毛布だ。要するにユニクロのヒートテックを毛布のようにしたものらしく、これ一枚かけて寝ると、真冬でも汗をかくほど暖かいらしいのだ。
ほほう、いかにも体に悪そうではないか。
説明を読んだら、体の水分が蒸発するのを利用して発熱する仕組みらしい。ほーら、ヒートテックと同じ。
ヒートテックを着ると肌が非常に乾燥する。暖かいのはありがたいのだが、あまりに肌に悪いので、最近はやめている。代わりに着ているのは木綿のシャツだ。
まあ、少々寒いくらいでちょうどいいだろう、冬なんだし、と言い訳しながら木綿である。
つまりNウォームはこれと同じで、寝ている間に体の水分を奪う仕組みなのだ。やっぱり乾燥肌になってしまう。
そんなわけで、現在迷い中。とりあえず一枚、試しに導入してみるか。
「月刊Will」月刊誌。「安倍総理のどす黒い孤独」という記事が読みたくてKindleで購入。一読、背筋が凍る。北朝鮮情勢は、どうものっぴきならないところにあって、11月から1月にかけて有事だそうだ。特に年末が危険。なぜそういう状況にあるのかを事実ベースで淡々と解説しているのがこの記事だ。今や、朝鮮戦争が起きるかどうかではない。戦争後の北をどうするかという段階で、その基本的な路線について米国と中国の話し合いがついたところだ。これから数ヵ月、ちょっと気をつけて備えをした方がいいと思う。
2017.11.15
大阪で仕事したでんがな。
しっかり新幹線の中のマナーの悪いおっさんてのは、どうしようもねえな。
どんなに立派なスーツを着ていたって、人間として最低だよなあ。
「徹底検証 森友・加計事件」工藤博海・飛鳥新社Kindle。話題の本をやっと読み終えたわけだが、まあ、いちいち書いてあることはごもっともだ。そもそもあの騒動、一体何が事件なのか、よくわからなかったのだが、なるほど、こういうことだったのかと一読で納得。総理大臣がそんなことできるわけないんだよなあと思っていたことがまったくその通りであって、まあ、朝日のひどいこと。野党のバカなこと。
「月刊Hanada」Kindle。月刊誌、つまり雑誌だからメモすることはないのだが、出色のできだったので記録。小池百合子を徹底検証していて、いやあ、面白い面白い。オレが百合子のことをあれっと思うようになったのは築地を活かすとか言い出した頃からだが、例のAI発言で完全に見限った。ただ、そのときは人間性に失望したのだった。だが総選挙の一連を終えた今は、ひょっとして単なるバカ、頭の悪い人だったのではないかと本気で思っている。そんな心証を裏付けてくれるかのような雑誌だ。水に落ちた犬は、しょせん犬なんだから、どんなに叩いてもいいのだ。
2017.11.14
夕方から大阪出張。今夜は大阪に泊まるでんがな。
2017.11.13
反ドトール派のオレであるが、今日の浜町ドトールもひどかったぞ。ほかに行くところがなかったので仕方ないが、こんなことなら2階のガストに行った方がよっぽどよかった。
ちょっと前のリサーチで、最も支持されているのがドトールという結果があったけど、理由はスタバやタリーズのように気張らずに立ち寄れるってことらしい。
それは大変に素晴らしいことではあるのだが、だからって店員が気張らずにすむってわけじゃないからな。
フランチャイズの下品な野郎どもはそこがわかっていない。
2017.11.12
地上波初登場ということで、家族で「シン・ゴジラ」を観た。
Amazonビデオでダウンロードして持ってるじゃん、ゴジラ。でも、観る。
「ラピュタ」だってDVD持ってるのにテレビでやるときは必ず観るじゃん。それと同じ。
もう何度観ただろう、シンゴジラ。
映画館で観て、DVD解禁になってすぐにダウンロードして買って何度も繰り返して観た。
「君の名は」は、映画館とダウンロードで観たけれど、2度観たらもういいやと思ってしまった。でもシンゴジラは観れば観るほど新しい面白みが伝わってくる。ここ最近の映画では「湯を沸かすほど熱い愛」と並ぶ傑作だ。
(実はひっそりと消えていった「グッドモーニングショー」も隠れた傑作だと思う)
中盤でのゴジラ大暴れのシーンはすさまじい迫力にぶっ飛ばされた。かと思いきや、新幹線爆弾、山手線爆弾には、その突拍子もない思いつきに大爆笑。ちなみにJRの許可は取っていないらしい。
息子にとっては、総理大臣がフランス大使に深々と頭を下げるシーンがクライマックスらしく、今日も「男だなあ」と感じ入っていた。
その息子が気に入っているキャラは若手保守政治家の泉ちゃんだ。「あれはデブでも、頼れるデブだ」と息子は絶賛している。一方で「石原さとみって結局何もしてねえよ」と怒るのであった。
オレの場合、クライマックスは、主人公の矢口が「生命の保証はできない」と言い放った相手である自衛隊の隊員に向かって、「我が国の最大の力はこの現場にある」と絶叫するところである。あれはグッときたねえ。
なんてかっこいいんだ、矢口。
その矢口が口にした「10年後に自分が総理になるよりも、10年後に日本を存在させることが重要だ」というのがオレにとって一番の台詞。先の総選挙に出てきたぼけなすどもの中に、こんなことが言えるやつがいるのか。おいこら、バカタネ。
矢口、かっこいいですなあ。
もっともこの矢口が、実は「舞子はレディ」という映画で嘘っぱちの京都弁を並べたるお調子者の大学教授だったということに気づいたのは、昨日のことだった。
あわててヨメに、おいおい、知ってたかと教えに行ったら「だから前に言ったじゃん」とのことであって、いかにオレが人の話を聞いていないか、改めて思い知らされたのだった。
さて、シンゴジラであるが、台詞もいいけれど、登場人物のキャラの立ち具合が、これまた絶妙なんだよね。
頼れるデブの泉ちゃん、「仕事ですから」の職人魂の統合幕僚長、早口変人の尾頭ヒロミ、オタクの研究員と、絶妙なキャラ揃いで、どれもこれも憎めないというか、大好き。
菅直人をモデルにしたであろう大杉漣が演じる総理大臣も、決定力のない無能と思わせながら、実は体を張って国民を守ろうとする姿を見せる。
この絶妙のキャラたちとド迫力の映像、そしてテンポのいい名セリフが合わさって、実に見事な映画が完成したわけだ。
いやあ、立派。よくぞ作ったもんだ、こんな映画を。
なんだか今日は、最後の方になったら涙がにじんでしまったぞ、ゴジラなのに。
2017.11.11
ドラマ「バイプレイヤーズ」が面白い。抜群に面白い。めっちゃ面白い。
今年の冬の深夜テレビ東京で放送して話題になったやつで、Amazonのプライム・ビデオで観た。
12回の連続ドラマ。あまりに面白いので6回を一気に観て、残りは次のお楽しみに取っておくのだ。
どういう話かというと、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研という脇役としては豪華な男優たちが、ある事情から3カ月間一軒家で共同生活することになったというもので、それぞれが自分の役を演じる。
つまり遠藤憲一役を遠藤憲一が演じるということだ。
初回で大杉漣が「こないだ総理大臣をやってゴジラに殺されちゃった」とこぼすところで大笑い。田口トモロヲが「NHKに出た」と自慢したら、誰かが「BSだろ」と突っ込んで、大笑い。
そんな具合のギャグがいろいろとぶち込まれる。
オレは遠藤憲一と松重豊が好きなのだが、この2人がメインをやった第2回などは神回だ。
この二人は共演NGという噂が立ったことで周囲が勝手に気を遣い、本来は仲が悪いわけでもない遠藤と松重が距離を置かれるようになって戸惑うという話だ。
周囲が二人に気を遣うあまり現場の空気がだんだんと堅いものになっていくプロセスがすげえおかしい。そして、落ちが右京かよ、という。
オレは別にドラ好きでも何でもなく、というか、むしろドラマなんてまったく観ないのだが、そのオレでもすげえ楽しめた。
制作はというと、こんな企画モノをつくるのはテレビ東京しかあり得ない。さすがである。
テレビ局の仕打ちに怒った主人公たちが一瞬怒りに燃えるものの、相手がテレビ東京と聞いて全員が「だはは、なんだテレ東かよ、テレ東ならしょうがねえよ」とずっこけるなど、テレ東ならではの自虐ネタも大いに笑わせる。
残り6回を観るのが楽しみだ。
2017.11.10
ここに及んで香川を外してどや顔をしているというから、この監督はとことんバカではないかと思うのだが、オレは試合のことをすっかり忘れて飲み会の約束をしてしまったのだから、バカ度合いではあまり変わらないかも。
そんなわけでゲームを見たのは後半ちょっとだけ。
なんだ、ブラジル、休んでるんじゃん。キーパーも変えたって? 失礼も度が過ぎると言おうかと思ったけれど、弱すぎて失礼なのは日本だった。だはは。
とにかくあのバカ監督を代えろ。とっとと代えろ。
試合後の「後半だけなら勝っていた」というコメントは、「このハゲ」や「排除します」や「次の次」ぐらいの、流行語大賞クラスのバカ発言だろう。
2017.11.09
地元・石神井公園の駅ビルが完成して半年ほどたつ。
できる前は相当に期待した。
かなり立派なビルだし、駅前だし、上層階はお金持ちの住居としても、テナントはすごく楽しみだなあ、と。
だがしかし、その期待は思い切り外れた。
1階飲食店は高くて旨くもない店ばかり。一度いってイヤになった。
もっとひどいのは2階である。ファミレスの一つでも入ってくれるだろうと期待したのに、完全に肩すかし。
入ったのは靴屋のABCマートと、紳士服のスーツカンパニーである。
いったい西武のリーシングの連中は何を考えてこれを入れたのだろう。理解に苦しむ。
ユニクロの方がなんぼかマシではないか。
我が家は完成時に一度足を運んで、なーんだと言って終わり。今や閑古鳥なんてものじゃないらしく、ガラガラのようだ。
それでもオレは先日、ワイシャツを買おうと思って2階に上がってみた。二度目である。
確かに2階に上がったときのがっかり感は異常なほど。エレベータを上がったら目の前にあるのはガラガラの靴屋に紳士服なのだから、誰だってそのままUターンするだろう。
ちょっと靴屋をのぞいてみたら、商品を見る前に店員がささっと寄ってきたので、捕獲される前に逃げる。商品を手に取るどころか見てもいないのだから、これでは売上の伸びるわけがない。
続いてワイシャツを買うために紳士服に行く。
ワイシャツのコーナを見ていたら、やはり店員がささっと寄ってきた。
「お手伝いできることはございますか」というので、ワイシャツください、袖は82センチね、と言う。
すると店員は、サイズ一覧を見て「当店ですと、そのお首周りでは、袖の仕様は86センチですね」と答える。あ、そ。じゃいいや。
すると店員は「ちょっとお待ちください、当店のシャツはアジャストできますから」と言う。つまり袖を短くできるということらしい。
「アジャストできますから、2センチ短くなりますよ」と自慢そうに言う。
多分オレは思い切り、おまえはバカか、という表情をしたのだと思う。
何も言わずにじっとその店員の顔を見つめたら、いや、正直、びっくりして言葉が出なかっただけなのだが、店員は下を向いて「申し訳ありませんでした」と下がっていった。
オレは82センチがほしいと言っているのに、どうして86センチのシャツを出して84センチに短くできます、へっえん、と言えるのだろう。
昔、西武の旅行代理店に行って、名古屋へ行きたいからホテルを取ってほしいと頼んだら「名古屋はありませんが岐阜ならあります」と岐阜のホテルを勧められたのを思い出した。
イヤ、名古屋のホテルを頼んでるんですがと言ったら「でも、岐阜から名古屋なら電車で20分ですよ」と答えられて、あきれかえったものだった。
石神井公園駅ビルの紳士服屋のシャツ売り場。
二階に上がったときの以上のがっかり感を抱えてオレはエスカレーターを後にした。
そして向かったのがいつもの西友で、その2階の紳士服売り場には希望のサイズのワイシャツが山盛りで、難なく2枚買って帰ったのだった。
専門店がスーパーに負けるんだからなあ。ったく。
2017.11.08
「困るんだよね、ほんと。ちょっと考えてもらわないとさ」。
目の前でオザキが指を立てて激怒している。
ここは西池袋の場末の寿司屋。場末と表現する以外に言いようがないくらいの場末。
周囲に風俗店とヤクザの事務所が軒を連ねる、そんな一角にある寿司屋だ。そこでオザキは一体どんな怒りをぶちまけているというのか。
「朝、電車の中でたんごちゃん日記を読もうとするじゃないですか。なのに、ページを開いたときに更新されていない状況の絶望感って、たまらないわけよ。かと思えば二、三日分更新されてて、それが手抜きで三行ぐらいしかなかったときの腹立たしさ。それが、あーたにわからないんですかっ!」。
改めて言うまでもなく、たんごちゃん日記は、日記である。人様の日記を覗き見て、その挙句に更新がどうの、手抜きがどうのと文句をつけているわけだ。
さらには「とっととブログにしてくれ。それなら更新の都度、連絡があるから無駄がない」とオザキは言うのだ。
馬鹿も休み休み言ってもらいたい。
どこの世界に、日記を書くたび他人に向かってそのことを公言するアホがいるというのだ。
あげくに「ブログにしてくれ」とは、語るに落ちるとはこういうことか。ブログってのはWeb+Log、つまりネットの落書きだろう。そのようなものと日記とは、まるで拠って立つものが違う。そんなことは自明の理ではないか。
場末の寿司屋でオザキは、店主がサービスで出してくれたアジフライをつつきながら、「困るんだよね〜、迷惑なんだよね〜、たまに長いと思ったらアルビレックスだし」と文句を言い続けるのであった。
さらに「特にももクロのディスり方がひどくね?」と、ももクロがオワコンであることを受け入れられないものだから、代わりにオレを責めるのだ。
君はそう言うが、それは現実逃避。二十歳を過ぎて五色のひらひらで跳ねている様子は、痛々しくないか。
そして、見たまえ、客席を。同じように痛いおじさん、おばさんで埋め尽くされて、1階で手を振るあの子も気づけば30後半の地雷と化しているではないか。
だが、そんな現実からは目を背けて、オザキの難詰は続く。
ああ、西池袋の、ここは場末。客引きの下卑た声と中国語のおかしなイントネーションが響く夜10時。
よし、わかった、そんなに言うなら、書くぞ。
オレの突然の反撃に、オザキは、酔って濁った目をむいて「えっ」という顔をする。
お前の今までの行状を、委細漏らさず正確に日記に書くぞ。
「えっ、そ、それは」
いいか、オレの日記をブログなんかと一緒にするんじゃねえぞ、オレの日記はメディアだぞ。スクープだぞ。週刊文春だぞ。
オレが日記に書いたら、その情報はたちどころに拡散され、めぐりめぐってオザキの奥さんの耳にも飛び込んでいくぞ。
「ややっ、なんと」
後ずさりするオザキ。ふっ、根性なしめ。
2017.11.07
飲食店の中で携帯を使った通話をすることはマナー違反である。
でも、飲み屋では大目に見られているようだし、最近ではカフェでも割と平気な雰囲気になってきた。
けっこう堂々と通話している人がいるし、白い視線を集めているようなこともない。
マナーとかモラルとかいうものは、こうやって空気が決めていくものだろうな。
でも、今日、豊田駅前のドトールでは、店の隅っこに陣取って延々とアポ取り電話をかけ続けている姉さんがいて、さすがにそれはダメだろうと驚いた。
セールスの姉ちゃんだろうな。リストのを広げて、立て続けに電話をかけ続けていて、それは会社でやることだよなあと思った。
いくらなんでも、こういうものがOKになるような、そんな空気はできないと思う。
2017.11.06
昨日、今はAmazonとGoogleがあれば生きていけると書いた。
冷静に考えればそれどころではなく、カネを稼ぐのでさえもネットがあれば十分ではないか。
FXやビットコインであっという間にあぶく銭を稼ぎ、そして田舎に引っ込んで広い家に暮らし、ネットで買い物をするというのが一番の勝ち組かもしれない。
つまり今やカネを稼ぐために都会にいる必要が薄れてきたということだ。
うろ覚えだが、会社という形態が生まれたのは案外最近のことらしく、昔の使用人は資本家の家に住み込みで雇われるのが普通だった。その後、家から資本家の元に通うようになって、これが会社と労働者の基本的な形になった。
だから人はカネを稼ぐためにはせっせと資本家のもとに通わなくてはならず、都市ほどそれが効率よくできるから、人は都市に集約された。
でも、ビットコインでちゃっちゃと稼いでしまったら、いや、そこまでいかなくてもカブドットコムである程度食えるなら、もはやカネを稼ぐために都会に暮らす必要はない。
もっと言えばメルカリでだって金は稼げるしな。
ところで先日報道されたメガバンク3万人のリストラというのは、もしかしたら“終わりの始まり”かもしれない。
バブル崩壊もリーマンショックも、「潰せるもんなら潰してみな」とばかりに傲岸不遜にやり過ごしてきたメガバンクだが、どうやら今度ばかりは本気でびびっているらしい。フィンテック、AI、ブロックチェーンに。
フィンテックやAIは銀行の“業務”を奪うから、人手がいらなくなる。
でも、ブロックチェーンともなると、銀行という“機能”、もっと言えば“存在”を不要にしてしまうのではないだろうか。
って、オレもブロックチェーンはまだよく理解していないのだがな。だはははは。
ブロックチェーンはカネを管理するということを不要にするから、銀行がいらなくなるのは当然だ。そのことを感じ取っているから、メガバンクは本気でびびって、まずは人手を整理しようと考えたのだろう。
日本には富裕層という人たちが本当にいる。
これはある金融関係者から直接聞いた話だが、資産数十億円という富裕層は、見た目はごく普通のさえないお父さんの格好をしている。
そういう人は銀行など行かない。銀行からやってくるからだ。
そして、茶の間でコーヒーなどを飲みながら2時間ほどゴルフの話なんかをして、その後に「で、今日は何?」と問いかける。
すると銀行員はようやく「実はこちらの投資信託のお願いに上がりました」と本題を切り出すことができ、「あっそ、いいよ」と答えた富裕層に判子を押してもらって、銀行に戻ったら1億円ほどこっちの口座からこっちの口座に移して仕事は終わり。
もちろん富裕層に損をさせるわけにはいかないから、富裕層のさえないお父さんはこれでまたもうけが出るという話だ。
こういう仕事は、AIにはできない。いや、できるのだが、富裕層はそんな面倒くさいことはしない。勝手に銀行員にやらせておくのがラクだからだ。
だから、富裕層向けの資産運用コンサルティングの人材はAI時代になっても残ることができる、というのが金融側の主張だ。
もちろんそれはそれで誤っていないとは思うけれど、50年100年という単位で考えれば、やっぱり確実に“始まりの終わり”だと思うなあ。
で、話は戻ってAmazonだが、昨日、結局JBLのスピーカーはAmazonで買ってしまった。
ただ、もったいないので、ちょっと下のグレードにした。
ところがこれが大失敗。届いたスピーカーを早速つないでみたら、音がいまいち過ぎる。
中音から高音にかけてヘンテコなコンプレッサーがかかっているような音になって、耳が疲れるのだ。うーん、やっぱりちょっと上のにしておけばよかったなあ。
でも、まあ、せっかく届いたのだから使ってやろうと思って使っている。まあ、確かに音はしょぼいけど、音質って慣れるんだよ。聴いているうちに、まあ、こんなもんだろ、と気にならなくなってしまった。
もっと失敗したのは、デスクの下のこたつである。
足下、寒いじゃん、これからの季節。毎年、ヒーターを置いたりして工夫しているが、なかなかしっくりこない。
そんなときに家電批評かなんかで見つけたのが、デスクの下のこたつ。その言葉通り、デスクの下のこたつだ。
つまり、デスクの裏にこたつの天板を貼り付けて、そこにフリースの布団をかぶせれば、じゃじゃーん、机の下にこたつが出来上がりという寸法だ。
メーカーはアイリスオーヤマ。一発芸のような家電でのし上がってきたメーカーだから、こういう変態商品も開発しちゃうわけだ。
おお、デスクの下のこたつ! 狂喜したね、オレは。
そしてAmazonから届いたそいつを早速組み立てたわけだ。
するとどうだ。確かにこたつのように暖かいのだが、机の下に天板がくっついている状態だから、熱いのなんの。注意書きを見たら「低温やけどに気をつけましょう」とあって、オレはずっこける。
そもそも机の下に貼り付けているから、大変なのが引き出しを開けるときだ。
オレの机は木製なので箱形にはなってなくて、大きな引き出しがむき出しになっている。引き出しむき出し。
そこに直接、こたつの天板を貼り付けた、正確にはマグネットで留めたものだから、ついうっかり引き出しを開けるたび、こたつが天板ごと落っこちてしまうのだ。ドスンという音とともに。
あわわわわわ。その都度オレは天板を拾い上げてフリースの掛け布団をセットし、そして天板をマグネットで留めて、ため息をつくのである。
そして案の定、その30分後にはまた、ドスン、あわわわわと叫んでいる。
なんという間抜けな製品を買ってしまったのだ、オレは。いや、間抜けなのは製品ではなくてオレか。
こんなものを息子に見つかってしまったら、大笑いで馬鹿にされてしまう。父親としての威厳がなくなってしまうではないか。
なんとか見つからないようにしなければ。
2017.11.05
気がつけば、家の中にCDプレーヤーというものがなくなっていた。
どうしてもCDを聴きたいときは、パソコンのCDドライブか、クルマのオーディオを利用するしかない。
ひどい時代である。
だから、普段音楽を聴くときは、オレの場合、YouTubeかAmazon Musicのストリーミングだ。
仕事中は、iPadでAmazon Musicを立ち上げ、BluetoothでJBLのスピーカーに飛ばして、ストリーミングで聴いている。
10年前のオレ自身にこんなことを説明しても、ちんぷんかんぷんだったろう。家の中にCDプレーヤーがないと教えても、きっと信用しないに違いない。
“大量のCDをどうするんだよ!”と怒っただろう。
そうなのである。大量のCDが邪魔者と化してしまったのである。不良資産である。資産じゃないか。あえて言うならゴミである。
もうここ2年ほど、CDというものを一枚も買ってないしなあ。買うのはダウンロードばかりだ。
ひどい時代である。
で、そのJBLのスピーカーが壊れてしまった。
気に入っていたのだが。
ただ、壊れてしまったといっても機能そのものには何の問題もなくて、USBケーブルで充電する、そのコネクタ部分の中が折れてしまったようで、充電できなくなってしまったのだ。
たったこれっぽっちの部品のおかげで、役立たずのゴミになってしまったわけである。うーん、悔しい。
いくらJBLのスピーカーだろうと、充電できなければただの箱。電気なければタダの箱って、昔は冷蔵庫のことだったが、今はJBLのスピーカーのことなのだ。
仕方ないので買い換えることにして、近所のジャマだ電機に行く。相変わらず間抜けな店である。大嫌い。
置いてあるスピーカーは2万円以上か2000円以下か、どちらかに振れているなあ。真ん中のちょうどいいのはソニーのがあったが、品切れ。こういうところがジャマだ電機のジャマなところである。
結局、諦めて帰る。そして、やっぱりAmazonだ。仕方ない。
21世紀に暮らすオレたちは、AmazonとGoogleがあれば生きてゆけるのだ。
夕方、息子の眼鏡の調子が悪かったので、眼科医の処方箋を持って眼鏡屋に行く。
別に今日でなく手もよかったのだが、今日は西友のカード会員5%オフの日。そこで西友の中の和真に行ったわけだ。処方箋は先日、眼科医からもらってある。
眼鏡屋が「どういうタイプになさいますか」と聞くので、まあ、今とあんまり顔の印象が変わらないやつにしてください、と言ったら息子が「げ、父ちゃんがまともなことを言ってる」とびっくりした。
なんだなんだ、思春期の息子が友達に冷やかされたらかわいそうだから言ったまでだ。
支払いにセゾンカードを出したら、店員が「お支払いは何回にないますか」と聞くので、当たり前のように一回払いで、と答えたら「えっ、一回ですか!」とびっくりされてしまった。
え、だって2万なんぼかの買い物だよ、一回払いが普通じゃないの?
すると息子が「父ちゃんのその風体と、ぼろ袋のような財布を見て、相当な貧乏と思われたんだよ」と教えてくれた。むむむ、そ、そうだったのか。この財布、気に入っているのだがなあ。
店員はカードの控えを渡しながら「勉強のできそうなお坊ちゃんですね」とわけのわからないお愛想を言うのだった。
その足で息子と大泉学園のお好み焼き屋に寄って、お好み焼きを食った。とても旨かった。
2017.11.04
オレの飲み屋選びの基準は案外うるさくて、路面店でないとダメだ。
ビルの地下や2階以上上なんていうのは論外。「とおるちゃん」は素晴らしい店なのだけれど、この点だけが、惜しい。実に惜しい。
あと一つの基準は、料理を作っている人の顔が見えることだ。
裏の方で冷凍食品をチンして出すチェーン店は、だから、オレにとってあり得ない。
調理の上手い下手や味の好き嫌いはあるけれど、顔が見える店ならば、料理人だって「こいつが食うのか」と思えば、そうそう変な料理は出さないからだ。
ユーザーの顔が見えるということは案外重要なことだと思う。
そんなふうにして地元、石神井公園を見ると、それなりにいい店ができてきた。
「とおるちゃん」は言うまでもなく、ちょっと高めの「おちゃのま」は実に手の込んだ料理を出すし、居酒屋ではないがインド料理の「リアル」もなかなかだ。
そんな中で今日行ったのが、やきとんの「加賀山」。
ちょっと前に突撃潜入してあまりにぶっ飛んだ職人のジジイに衝撃を受けた寿司屋があったが、その店の前にひっそりとたたずむのが「加賀山」。以前「とおるちゃん」夫婦も絶賛していたので一度行ってみようと思っていたのだ。
確かにそそられるたたずまいの店であった。
もちろんこんなときは、息子を連れて突撃である。
息子は、幼稚園の年少の頃からオレに連れられてあちこちの居酒屋通いを続けてきた。そこらの高校生とは年期か違う。頼もしいこと、この上ない。
今日は部活があったので、駅で待ち合わせて、制服のまま突撃だ。
駅から徒歩5分。「加賀山」をのぞく。
げっ、満席かよ。と思ったら、息子が指さすドアに「空席があるかもしれないので、声をかけてみてください」という張り紙がしてある。
なるほど、考えたな。こう書かれていたら、たとえ満席でも、とりあえずドアを開けてみるか、という気になる。
以前書いた、「なんでお客さんを帰すんや」と叫んだ、お好み焼き屋のばばあに近いメンタリティーを感じ、好感を持つ。
ならば、ドアを開けてみよう。そうしたらちょうど前の客が帰るところで、ぴったり二人分の席が空くタイミングだった。
店の外で、カウンターが空くのを待つ。
入れ替わりに出てきたのが、80近いばあさん。
席空けてくれたのか、悪いね、と声をかけたら「いいのよ、ちょぅど帰るところだったのよ、早く帰らないとヨメがうるさいのよ」と返ってきた。
おろ、ばあさん、ヨメと同居かよ、できたヨメじゃん。
「それがあーた、暮らしてみないとわからないもんなのよ、いろいろと面倒なのよ、まったくあたしゃ同居したくなかったんだけどね」と愚痴をこぼしてくれた。
それを上手に拾って話を転がすオレ。ついインタビューしてしまうのである。
席ができた。
まずはビールとウーロン茶、そしてやきとんだ。
このやきとんが、絶品。いやあ、たまげた。特にシロなんて、こんな柔らかくてクリーミーなシロは初めて食った。
素晴らしい。おかわりしてシロを食う。
ニンニクの丸焼きもうまかったし、息子はおにぎり茶漬けを「旨い旨い」とペロッと食った。
日本酒に切り替える。ハーフハーフのセットという素晴らしいものを発見。
なんと半合ずつ、違う銘柄の日本酒を頼めるというシステムで、これで700円だ。特に日本酒の取りそろえが豊富というわけではないが、なかなかによろしいシステムである。
店主とその奥さんという夫婦二人で始めた店のようで、奥さんがとにかく愛想がよくて、気配り上手。なかなかに好感の持てる接客だ。
大将は、奥さんと対照的にむっつり型かと思ったらそうでもなく、こちらも軽く話を合わせてくれる。
なにしろ学ランの高校生がカウンターに座って、焼いたそばから「旨い旨い」と平らげるのだから、店も気分いいわけだ。
こうして食って飲んで二人で6000円。まあ、平均だろう。
非常に狭い店だが、入り口に小上がりがあるので、今度は家族で行こうと思う。
また一つ、いい店を見つけた。焼きとんが食いたくなったら、これからは「加賀山」一択だ。
2017.11.03
文化の日は素晴らしい秋晴れとなったので、山積みの原稿仕事を放り投げ、ヨメの両親を連れて光が丘公園へ行く。
紅葉が見事だ。
2017.11.02
若い頃から立ち食いそばよく食う。今もけっこう好きだ。
昔に比べれば立ち食いそばもずい分と進化している。オレのイチオシは「小諸そば」。ここのとり天そばは絶品だ。
先日、「小諸そば」に立ち寄って驚いたのが、秋天ぷらそばという季節メニューである。
食べてみたら、きのこなどの秋の食材が載っているのだが、その中のシャケの天ぷらが絶品。秋鮭だ。
あまりにうまくて、次に立ち寄ったときも、秋天ぷらを頼んでしまった。
もう一つ、オレのお気に入りが、立ち食いそば業界の新興勢力「ゆで太郎」だ。
「ゆで太郎」の麺の旨さは、衝撃的である。はっきり言って、そのへんの普通の蕎麦屋よりうまかったりする。
「ゆで太郎」は、理由は知らないが、なぜか中央区あたりにたくさんある気がする。特に新富町や八丁堀あたりには随分あるようだ。
「ゆで太郎」の麺の旨さは、店内で製麺していることによるのだろう。
そんなわけでオレの理想は、「ゆで太郎」の麺に「小諸そば」のシャケ天ぷらを載せることである。
となみに、立ち食いそばの王道といえば、そうである、「富士そば」である。
「富士そば」は、麺もつゆも具も、どれも平均的だが、そのバランスのよさは流石だ。しかも、サイドメニューの充実ぶりが素晴らしく、カツ丼も外せない。
こんなにも立ち食いそばを愛しているオレだが(一人の昼飯だとだいたい立ち食いそばを探す)、どうにも受け入れがたいのがJR系列の蕎麦屋である。特に「あじさい」。あの麺のまずさは、衝撃的だ。そば粉は、ほとんど入っていないのではないだろうか。
どうしても他にないときには仕方なく食うのだが、必ず毎回後悔するのが「あじさい」である。
なお、立ち食いそばの決定版、オレが自信を持って推薦するのが、新潟駅の在来線1番ホームの立ち食いそば。
前も書いたが、ここのそばは絶品。甘いつゆも、つなぎに海藻を使った麺も、実に素晴らしく、ここでしか味わえない立ち食いそばだ。
ああ、食いてえなあ、おい。
「他人をバカにしたがる男たち」河合薫・日本経済新聞社・Kindle。上にごまをすり、コンビニで店員を怒鳴りつけ、「組織をわかってない」と部下に説教する、そんなおっさんを「ジジイ(老害)」と定義して、著者はなぜジジイになる男とならない男がいるのかを解き明かしていく。その過程で示されるSOC=人生のつじつま合わせができるチカラ、という考え方は実に興味深い。いや、実際のところ、まあ、適当な世間話程度の本だと思って読み始めた訳よ。これがあーた、実に示唆に富んでて、途中で居住まいを正して正座で読みたくなるような本だったわけよ。人がジジイになるかどうかは、つまるところ育った環境によるところが大きいとし、日本では実に男性の16%、女性の14%が“友達と過ごすことがない”と答えているのはちょっとショッキングだ。大切なのは「きっとうまくいく。失敗してもなんとかなるさ」という明るさ、前向きな姿勢。いろいろと深い本で、おじさん、おばさんたちは読んだ方がいいかもね。
2017.11.01
お好み屋は満席だった。
ほとんどは、我が家を含めて、家族連れだった。
そこにドアを開けて新しい客が現れて、当然ながら店のアルバイトは「すみません、満席なんです」と頭を下げた。
すると、店主のばばあが関西弁で烈火のごとく怒り出した。
「なんでお客さん追い返すんや!」。
繰り返すが店内は満席であったのだから、これはまさしく衝撃の一言。
だが、店主のばばあにとっては、客を追い返すなんて愚の骨頂、カネを追い返すアホがどこにおる、ともかく店に入れてまえ、ということらしい。
残念ながらその後の展開がどうなったか記憶になく、この店もばばあが死んで畳んでしまった。
オレは今でもあの一言は、自営業者にとっての魂の叫び、絶対の真理だと思う。
カネを追い返すアホがどこにおるという心の叫びは、営業の本能。
ともかくフリーランスというのは、仕事の声がかかったらイエスと即答し、できるかどうかは二の次、後で考えればいい、という習性を持たなくては生きていけない。
満腹のライオンは目の前のウサギにも手を出さないそうだが、オレたち弱いフリーランスは、たとえ満腹だろうととりあえず手を出すのだ。食えるかどうかは後で考えればいい。
だが、オレのようにある程度経験を積んでくると、ウサギはウサギでも毒ウサギに当たることもあるという真実を、痛い思いをしながら学ぶ。
いかん、この仕事を引き受けたら、絶対にひどい目に遭う、大損こいて後悔する、ボコられて泣く。
そんな直感が働くのだ。
今のオレは、新しい仕事の依頼が来たら、受けるかどうかを2秒で判断するよう、自分に課している。それで毒ウサギをつかんでしまったら、オレの負けだと諦めることにしている。
それなりにカンが磨かれてきて、毒ウサギをつかまえることは幸いにしてめったになくなった。なかなかいい調子である。
2017.10.31
ハロウィーンというのは、まあ、あれは言ってみれば文化祭のようなものだから、年に一度、子供がはしゃぐのもわからんでもない。
特に迷惑をかけるでもないし、楽しく賑やかに過ごせばいいだろう。
だが、大人はダメだ。大人が文化祭ではしゃいじゃダメだろう。
自分で税金を納めるような年齢になったら、ハロウィンなんか参加するのではなく、少し離れて眺めるようでなければ、大人とはいえない。
その意味で、渋谷の駅前ではしゃぐ連中の中にまじっているいい年の大人は、馬鹿である。
もっと馬鹿なのは、時々テレビなどでも報道されるが、会社全体でハロウィンのコスプレをして、取引先にもその格好で行っちゃう、というやつ。
なんというあきれた同調圧力。
社長は「社員のコミュニケーションに役立ちます」なんて言うわけだが、こんなことをしなければ交流もはかれないような会社なんですと恥をさらしているようなものだろう。
大人なら、踊る阿呆ではなくて見る阿呆、いや、踊らせて稼ぐ阿呆にならなければ。
などと言いながら、たんさいぼうのライブでは一人、カボチャの帽子をかぶって悦に入っていたのはわたくしです、はい。
2017.10.30
カナウチおじさんから、「いつもたのしく日記を読んでいます。かんどうしました」というメールが来た。
誤字脱字、事実誤認ばかりのこんな日記を読むとは物好きにもほどがある。
それでも固定読者がいるなら少しは内容の充実に努めねばならない。
「おともだちのイイムラくんにも教えてあげました」とのことなので、イイムラくんの期待にも応えなければ。とはいえ、イイムラくんが読むとは思えないが。
手を洗うとコピーを思いつくので、行き詰まったときはいつも洗面所に立つ、と言ったのは、かの土屋耕一である。コピーライターの大師匠だ。
オレもあやかろうと洗面所に立つのだが、ついトイレに行きたくなって、コピーは思い浮かばない。一応、かっこだけはつけて、人に「いつ思いつくんですか」と聞かれると、そうですねえ、私の場合、手を洗うとアイデアが浮かんでくるんですよ、ふふふ、などと短い髪をかき上げてみせている。
その代わり、散歩するとアイデアがわいてくる。
例えばアレンジ仕事をするときなど、30分ほど近所を徘徊すればもう頭の中ですっかりアレンジの骨格は固まり、途中、セブンイレブンによってアイスコーヒーを買って帰って、あとは手を動かせばいいだけになっている。
原稿仕事については、もうオレもベテランなので、たいていのことは自分の引き出しの中でできるようになっているから、特に散歩することはない。
それでも駅までの行き帰りの途中など、無意識のうちに頭の中で原稿を組み立てて、キャッチフレーズを考えていたりする。
先日は、駅からの帰り道、酔った頭で日記に書く文章を組み立てていた。
思い浮かんだのはなかなかの名文で、こりゃあ、我ながらいい文章ができたなあ、カナウチおじさんも喜んでくれるだろうなあ、と満足しながら帰ったのだった。
そして案の定というか、相変わらずというか、翌朝にはきれいさっぱり忘れてしまっていて、えーと、確か名文だったんだよなあ、とうなる始末。困ったものである。
2017.10.29
昨日、佃島で佃煮を買ってきた。
何種類か買ったうちの一つがイナゴの佃煮である。
子供の頃、このイナゴの佃煮は母によく食べさせられた。弁当にもいつも入っていたものである。
今、なんとか健康に生きていられるのも、こうした子供の頃の食生活のおかげだろうと、母親に感謝である。
息子に、ほれ、グラスホッパーだ、食え、と差し出したら「勘弁してください」と後ずさった。
旨いのになあ。
なお、バッタのことをグラスホッパーと呼ぶ人が多いようだが、バッタはルーカストだ。イナゴこそがグラスホッパーなのである。
ということを考えながら今日はアルビレックス新潟の降格決定記念日の予定で、そのつもりでゲームを見る。
1-0で勝つ。
なんだかここのところ、急激にすごくいいチームに成長してきたではないか。どういうことだ。
開幕時から監督も選手もガラッと入れ替わって、ようやくチームとして戦術が固まってきたのだろう。新しいメンバーがそろって3ヵ月はかかるというわけだ。
ということは、去年のオフの間からこうしてチーム作りを進めておけば今年だって春先からこんないいゲームができたはずだから、要するにフロントの失敗だった。
河田とか、ものすごくいい選手じゃねえか。
もっともここで勝ったところで、今日は他の3チームが負けなければ、降格は決定だ。
勝って降格というのも味わい深くていいだろう。
そう思っていたら、なんと3チームが負けてしまう。おお、髪よ、いや、神よ。
しかも最後の甲府と神戸の試合なんて87分まで1-1で、このまま甲府が引き分けで逃げ切れば新潟が降格という状態だったのだが、87分になんと神戸が1点を入れてしまう。しかも、入れたのがかつて甲府に在籍していた、あのハーフナー・マイクというのだからサッカーは面白い。
結局、この神がかったような神戸の勝ちで新潟はまだ延命中である。寸止め。
Jリーグを放送しているダゾーンでは「アルビレックス新潟のサポーターの皆さん、なんとか降格は逃れましたよ、よかったですね」と画面越しに呼びかけてくれて、思わず、それに、「はい!」と元気よく答えるわたくしでありました。
2017.10.28
本日は、オレの遊び歌バンド・たんさいぼうのライブである。
2011年のデビュー以来103回目のライブだから、我ながらぶったまげた。よくもまあ、飽きもせず。
スタートは井沢君と二人だったが、その後、伊達君、安藤君と増えていき、この11月に念願のパーカッションとしてえーじ君が加わって、やっと当初描いていた5人体制。
とりあえずメンバーはこれで打ち止めだ。
女性ボーカルも考えないではなかったが、観客の多くの割合を若い母親や保育士が占めることを思うと女性ボーカルというのはなかなか難しいのが現実。けろぽんずぐらいの規格外でないと成立しない恐れがあったので、やめた。
あるとすれば、ゲスト的、コラボ的な参加だろう。
とりあえず、この5人で最終形。
SMAPなきあとのおじさん5人組の座は我々が担う。ライバルはももクロなのだ。
安藤君とオレが先輩で、井沢君とえーじ君が後輩という関係についてだが、実はベースのポジションにえーじ君という選択肢もあったのだが、熟慮の結果、安藤君にした。
というのも、ここにえーじ君を置くと、後輩3人に先輩オレ1人という図になり、学生時代の関係を引きずって今もお山の大将をやっているように見えるのが、すごくイヤだったからである。
だからここに安藤君を置くと、とても収まりがよかった。
だが、4人のバンドというのは案外据わりが悪い。ビートルズを見てもわかるように、2対2の構図ができるとやっかいである。
その点、5人なら3対2となって決めごとも速いのだ。
もっとも、たんさいぼうに決めごとは存在しないが。なぜなら、全体方針および営業はオレの専権であり、ライブの内容はセンターである井沢君の専権事項であるからだ。そこに一切の相談は行われず、イヤなら来なければいいというシンプルさ。意見はもちろん言ってもいいが、多数決はとらない。たんさいぼうに民主主義は存在せず、ほとんど北の独裁国家並みなのだ。
だから、安藤君がユニフォームをそろえず勝手に牛の着ぐるみを着て暴れようとも、誰にも止めることはできない。安藤君のことは安藤君の専権事項なのである。
それはともかくとして4人のバンドから5人に移行するとき、5人目として必要だったのは、えーじ君だった。
理由はルックスである。
あの、何を食って生きているのだろうと人に思わせるルックスは実に客受けするに違いない。別に音楽的な実力はどうでもいいのである。
とは言え、掛け軸のように立たせておく訳にもいかず、ある晩、酔った頭で思いついたのが、カホンをたたかせようということだった。
民族楽器のカホンは、要は段ボールの箱である。演奏方法は、たたくだけだ。たたくだけなら猿でもえーじ君でもできるだろう。
しかもあのルックスだから、カホンに座っているだけで、本当にペルーの移民のような雰囲気がして、演出効果抜群。あくまでルックス重視なのである。
そんなわけで、えーじ君を説き伏せ、というか、半ばだまし討ちにして、カホンプレイヤーに仕立て上げて5人目のメンバーとしたのだ。
当面はこの5人体制で行けるはずである。
上物が二つ、リズム隊が二つ、その上にボーカルが乗るというのも、アレンジャー的な立場でも非常に座りがよろしい。技術的にはカホンがちょっと弱いのが難点だが、まあ、いずれ多少は上達するだろう。ベースだって、最初は頭を抱えたが、今は逆にベースなしのときに頭を抱えるぐらいになったし。
将来的なリスクとしては、画家活動に忙しくなってきた安藤君が、音楽を捨てて絵の道に専念することであるが、そのときは、また同じようにだまして伊豆原君を入れればいい。
なお、中山親分という最終兵器の投入もなくはないのだが、あの人はリーダーであるオレにはとても制御できない。というか、誰にも制御できない。もし、中山親分が加入するとしたら、そのときは親分自身がリーダーになるときである。それは、きっと違うバンドになってしまうとは思うが。
「プロレス少女伝説」井田真木子・文藝春秋Kindle。素晴らしく評価の高いこの著書を、オレは読み逃していたのを思い出し、ダウンロード。小説は読んだことがあるのだが、ノンフィクションは初めてだ。そして、読み始めるや、たちまち、これは大変な名著であることに気づく。例えば長与千種についての「彼女のプロレスラーとしての真骨頂は、スポーツから演劇にいたる女子プロレスの芸域の振幅を、変化自在にあやつることにあったのだと私は思う」という一文のなんと鋭い洞察よ。著者は、プロレスが八百長かどうかというタブーをどう踏み越えて表現するかというハードルをあっさりと越えて、書いている。1990年代はじめにそれはけっこうな冒険だったろう。名著。
2017.10.27
しっかし、改めて今回の選挙を振り返ると、史上まれに見る大自爆というか、はちゃめちゃな騒ぎでしたなあ。
おかげで週刊誌もワイドショーも、まだ引っ張っている。
それがまた面白いのなんの。あのときこんな発言があったとか、誰がこう動いたとか。
こういう話、特におっさんたちは大好きだよねえ。
たぶん新橋あたりの飲み屋でも、盛り上がってるんだろうな。
今回は特にいろんなキャラが立っていたことが、話に拍車をかけている。
はげのおばさんとか、不倫のしおりんとか、サブキャラも豊富だし。
2017.10.26
移動中に原稿を書くことも多いので、カフェにはけっこう立ち寄る。
多いときは、一日3軒、カフェでコーヒーを飲むこともある。
基本的には電源を使えるカフェを選び、スマホに充電しながらパソコンを使って原稿仕事をしている。
こうして毎日のようにカフェへ行くと、当然、自分の好みやそれぞれのチェーンの癖などもはっきりしてくる。
一番居心地がいいのはタリーズだ。オレの好みだな。
次がスタバ。
もっともスタバはテーブルが低くてパソコンを使いづらかったりするが。
ひどいのは、ドトールである。
フランチャイズなのでオーナーの経営姿勢がもろに反映されるためだろう、とにかく接客態度のひどいドトールが多すぎる。汚い。二度と行きたくないという店すらある。
系列が同じためか、エクセシオールもひどくて、その接客態度にはうんざりだ。
「お支払いは」と聞くので、スイカで、と答えたら、オレの言葉にかぶせるように「Tポイントカードは?」と聞いてきたのにはちょっとびっり。オレの言葉に「はい」と答えるでもなく、「お持ちですか?」もなく「Tポイントカードは?」だけかぶせてきた。
新宿、文化学院のビルのエクセシオールでの先日の出来事だったが、たまげたなあ。
だから、だいたいドトールやエクセシオールは、入らないようにしている。ほかにないときだけ、仕方なく入る。そして、後悔している。
タリーズとドトールだらけだったいいのに。
2017.10.25
求人広告を制作することが多いのだが、非常に気になるのがコミュニケーション力という言葉だ。
会社の人事部長さんとか社長さんとかに、どんな社員がほしいですかねと質問すると、まあ、100人中99人が「コミュニケーション力のある人」と答える。
こっちもわかっているから、というか、面倒だし議論する場でもないので、はいはい、そうですよね、と答えて済ませる。
だがなあ、世の中、コミュニケーション力に優れた人ばかりじゃないんだよなあ、といつも心の中で思う。
一度「コミュニケーション力は不要です」という広告を作ったらそれなりに反響があったし、「飲み会はありません」と書いたらけっこうな反響があった。
コミュニケーションが得意な人を競争から閉め出そうという空気はなんだかイヤだ。
2017.10.24
行こうと思ってなかなか行けなかった掬鮨にやっと行った。今、菊寿司と打ったら着崩しと変換されたのでちょっとびっくりした。
行こうと思っていたのは、異常に評判がいいからである。銀座でも食えないような寿司が食える、とにかくネタが凄まじく上等、まさか練馬で大間のマグロや関サバが食えるとは思わなかった等々。
中でも、マグロにこだわるあまり分相応に高いマグロばかり仕入れるものだからマグロ卸にベンツ一台分の借金がある、というあたりには、職人のこだわりを超えて、単なるバカじゃねえの、この寿司屋、という印象を抱いてしまった。
どうすんだよ、70超えてベンツ一台分の借金抱えて、しかも「余ったマグロは捨てちまう」とか。
歌舞伎町の「すがわら」が店を畳んでしまった今、行きつけの寿司屋が一つはほしいなあと思っていたので、ちょうどいい。
しかも地元、石神井公園の駅から徒歩5分だし。
というわけで、「雨だから面倒だな」と渋る息子を、ばかたれ、こんな天気にいくからサービスがいいんじゃねえか、と騙して連れ出し、ビニ傘で菊寿司に向かったのである。
引き戸を開けて足を踏み入れ、老年夫婦が座るカウンターに並んで座る。
オレはビール、こいつはお茶ね。おまかせで、刺し身。こいつには、握って。
心の中で、おい、マグロの借金どうするんだよと言いながら注文するオレに、完全スキンヘッドの大将はギロッと目を向け、黙って下駄を並べるのであった。
従業員はなく、おそらく夫婦だろう、よぼよぼのババアがお茶を運んでくる。
「シマアジ」
つまみが出る。うめえ。
「カレイだ」
うめえ。下駄には菊のおひたしが載っている。菊寿しだから菊なのか。これがまたうめえ。
「大間のマグロだ。手で食え」
借金ベンツの大将が、そう言って息子の前に握りを置く。
なんと、本当に大間のマグロが出てきた。びっくりした。
「うまい、うまいよ」と息子は大喜びで食う。
「当たり前だ、大間のマグロだ、銀座あたりで食ったら目玉が飛び出るぞ」
高校生がうまそうにむしゃむしゃ食うものだから、大将も嬉しいのだろう。得意げだ。
「サバだ。関サバだ」
げ。本当に関サバが出てきた。
息子はまたも大喜びである。
「銀座でもなかなか食えねえぞ、こんなネタ」
大将、またも自慢する。どうやら異様に銀座を敵視しているようだ。
と思ったら、次は回転寿司だ。
「回転寿司のイクラなんて、熊でも食わねえ。川を上ったシャケなんかダメだ」
上等の寿司を出す寿司屋が回転寿司をディスったところで自分の品格を落とすだけなのだが、ともかく悪口とぼやきのオンパレードで鬱陶しいことこの上ない。
もっともそれは「魚せい」と「すがわら」で慣れているから、柳に風。ほうほう、なるほどねえ、すごいねえと受け流す。
ビールから日本酒に切り替えたところで、仰天。
日本酒を、というオレに対して「冷? 冷でいいのか?」と言いながら大将がコッブに注いだのは、なんとペットボトルであった。
その2リットルペットボトルは、ラベルを剥いで洗ってある再利用品。明らかに前はウーロン茶が入っていたペットボトルだ。
それを洗って、日本酒を詰めていたというわけか。なんという衝撃。
だが、そこを突っ込むまでの関係がまだできていない。いじれない。
せいぜいが、これ、何ていう酒、と聞くだけである。
大将によれば、灘のなんとかという酒とのことだが、実はこれがびっくりするほど美味かった。山形の上喜元に似ているので、そうかと思ったが、別銘柄だったのね。
ともかくびっくりするほど旨い酒で、つい三杯も飲んでしまったのだ。
もう一つびっくりしたのが、手巻き寿司だ。なんと、大間のまぐろを叩いてネギトロにしてしまったのである。もちろん息子はこんなうまいネギトロは食ったことがないから大喜びなのだった。
一通り寿司が出て、大将は息子に「どうだ」とばかりに胸を張って「なんか食いたいネタはあるか」と聞く。
その手元には、自慢の大間のマグロ。
だが息子は「えーっと、じゃあ、ウニください」と口走り、大将は一瞬目を伏せて手元のマグロを見て、寂しそうな顔で「あいよ」と答えたのである。
それに気づいた息子は「えーっと、あとマグロもください」と慌てて付け足して、大将はぱっと目を輝かせて「銀座でもなかなか食えないぞ」と言いながら嬉しそうにするのだった。
その様は、かわいいじいさんそのものであった。
そんなわけで、基本的に信じがたいほど旨いのだが、果てしなく鬱陶しくて面倒くさいのが、菊寿司と判明。
金額は二人で1万7000円ということで、確かに大間のマグロと関サバを食ってこの値段は破格だろう。
じいさんの鬱陶しい自慢と銀座・回転寿司攻撃は聞き流せる程度のものだから、また行ってもいいな。
だが、行きつけになるかどうかというと、けっこうめんどくさい。
2017.10.23
明け方に超大型の台風が上陸するというので、息子は勝手に「学校は休みだ、るんるん」と決めつけていた。だが、台風は上陸したもののさしたる被害も出さず、7時には雨も上がった。
学校は言うと「11時から」とホーページに告知。
「中途半半端だなあ」と言いながら、息子は台風一過の澄んだ空の下、自転車をゆっくりこぎながら登校したのだった。
「望郷」湊かなえ・文藝春秋Kindle。湊かなえは暗くて残酷で救いがたい話ばかりだからあまり好きじゃないのだが、これはなかなかに心動かされる作品集。いじめとか、自殺とか、そういう救いようのない話をモチーフにしつつ、どこかきで心救われる展開になっている。なお、舞台となっているのはオレの好きな因島。瀬戸内海の小島だ。作者がこの島の出身と知って、へえーっと驚いた。因島は、とてもいい島だ。
2017.10.22
いやいや、それにしても史上最大の自爆テロでしたな。
実に面白く、歴史に残る政治ショーでした。野次馬としては最高でした。
練馬区に民主で出馬して初当選、なんだか調子のいいこと言って民進を離党して無所属。それがいつの間にか民進党に復活していたかと思ったから、しれっと希望の創立メンバーに入っている。
あげくに練馬区から杉並区に国替え。
こんな良識のかけらもない男がおりまして、バカタネという名前なのですが、このバカタネは見事に落ちてくれました。しかも比例なし。次点にも届かず。
はっきり言っていい気味です。どんだけこのバカタネにだまされたか。
これでバカタネは失業ですわ。緑のおばさんのおかげですわ。
希望の党の設立記者会見で、ニタニタと笑っている顔には相当ムカついた私ですが、これで溜飲が下がりました。かっかっかっ。
2017.10.21
北風と太陽。
こんな陳腐なたとえしか思いつかないのだが、おととい書いたレッズサポが北風なら、こっちは太陽だ。
オレは選手に対してブーイングはしない。基本的にみっともないからだ。
昔、「私、プロレスの味方です」という本の中で村松友視が「カネ返せコールは、自分が無能であることの証」というようなことを書いていた。
どんな試合であれ、カネを払った分、きっちり収穫を見つけるのが本当の観客である。カネ返せと叫ぶことは、自分にその目がなかったと白状しているようなものだ。
そのロジックはわりと好きで、以来ずっとカネ払った分の楽しみは自分で見つけようと心がけてきた。
そんな理由もあって、ブーイングはしない。
もっとも、一番の理由は自分の家族に対してブーイングするのは馬鹿野郎だろう、ということだ。我が家の子供がリレーでビリを走ったからといって罵声を浴びせる親がどこにいるだろう。
ブーイングしていいのは、ビリだからとふてくされて投げ出したような態度で走ったときだけだ。
ぬるい。ぬるいのだ。
しかし、浴びせるべきは冷水ではなくて温水。ブーイングなしで行こうと思うのだ。
というわけで今日の磐田戦。
たんさいぼうライブが重なるという間抜けな失態を演じたのオレです。
音声のみを聞きながら、あるいはライブ中にiPadを見ながら、アルビレックスを応援する。
大井健太郎にゴールを決められたのは本気で胸くそ悪かったが、それでも勝ち越してロスタイム。
小泉が下げられて矢野に替わったときに嫌な予感がしたなだよなあ。
案の定、「潟ってる」=ロスタイムに入れられる、の言葉通り、後半ロスタイム(これが5分もあった!)の、しかもほぼラストプレーというときに相手に決められて万事休す。
せっかく甲府とかが負けてくれたのに、このタイミングでロスタイム引き分けとは、笑うしかない。
いや、まだ数字上は降格ではないんですがね、残り試合を全部勝って。その上甲府などが全部負けて、しかもすべての試合に5-0以上で勝てば残留という状況。これで残留できたら世界史に名を残すわ。
というわけで、本日が降格決定の記念日。
今日はアウエーだったので、本当の降格決定を頑張ってホームまで持ち帰ってくれた、というだけでも、選手はよくやったと褒めるのだ。
とほほ。
まったく、とほほである。
こんな風にロスタイム弾で降格が決まったというのに、片道7時間の日帰りバスで新潟から応援にきたというのに、冷たい雨でずぶ濡れになったというのに、みじめさこの上ないというのに、新潟のサポーターはブーイングなどせず、スタンドへ挨拶に来た選手に拍手を送り、姿が見えなくなるまでチャントを歌い続けたのだ。
こういう太陽な応援姿勢は選手の心を間違いなく動かす。
あーあ、こんな田舎に飛ばされちゃったよ。六本木にも渋谷にもいけないし、ヨメはぶんむくれてるし、冬は寒いし。イオンしかないし、こんなチーム、とっと踏み台にして早く関東のチームに戻ろう。
そえ思ってやってきた選手も、負けても拍手と声援を送るサポに「ぬるいな〜」と戸惑い、そしていつしかその声援に心動かされるようになる。
それが持ち味のチームだ。
というかさ、カネもなく、あるのはイオンだけで、夏は暑いし冬は寒い、こんな田舎のチームなのだから、せめて人が温かく迎えてあげるしかないんじゃないの。
浦和のサポは、せっかく来てくれた選手に「おまえなんかイラネ」と罵声を浴びせるのに対し、アルビレックスのサポーターは「よく来てくれた」と感謝する。
いや、それは相手チームの応援に対しても同様で、相手チームのサポーターが乗り込んでくると、そのバスに向かってアルビノユニを来たおばあちゃんたとが「よく来たね〜」と手を振るのだ。
だから、ぬるくていいのだ。とほほだが、ぬるくていいのだ。
2017.10.20
4人乗ったクルマの中で、問われる。「タンゴさんは、野菜で何が好きですか?」
野菜? そりゃあ、ナスが一番好きだねえ。ナースじゃないよ、ナスだよ。
応じて「おお」「ナス」「オレもナスが好き」「私も」「やっぱりナスだよなあ」と車内の全員がオレに賛同する。
ナスの人気はかなり高い。
「ナスは、どうやって食べるのが好きですか、タンゴさん」
一番は、漬物だね。ナスの漬物。
「おお」「漬物」「漬物はうまいよねえ」「ナスの漬物、いいよねえ」「でも、揚げたナスも旨くね?」「それを言うなら、焼きナスでしょ。ショウガをちょっとのせて醤油を垂らして」「ああ、たまんないわ」「中華のナスも捨てがたいよね」「天ぷらもいいよ」
ナスだけでクルマの中が大いに盛り上がる。
ナスは偉大だ。
2017.10.19
「さいたまには浦和だけ、さいたまには浦和だけあればいい、大宮イラネ」
これは、浦和レッズ対大宮アルディージャのダービーマッチが行われる際に浦和レッズの差ボーターが歌うチャントである。
なんと醜く、下劣な歌だろうと思う。
浦和レッズのサポーターが極端に嫌われている理由は、こうした品性や振る舞いにある。
同じように攻撃的で声援がひどいと言われるガンバ大阪のサポーターでさえ、相手チームへの敬意という最低限の礼儀は忘れない。
前節のカンバ大阪対アルビレックス新潟の試合後のことだ。
ガンバがアルビレックスに0-1で負けたこの試合、えのきど・いちろうによれば、アルビレックスのユニフォームを着たサポータ集団に対し、ガンバのサポーターが「アルビ、頑張れ」「ナイスゲーム」と声をかけてくれたそうだ。
負ければ降格決定という惨めな思いをする試合にもかかわらず、遠路、日帰りバスで大阪まで応援に来たサポーターの心意気にエールを送ってくれたわけだ。
こういうエール交換は、実はどこでも行われていて、例えば甲府のスタジアムでは豪雪の際の雪かきの御礼の言葉を書いたボードを女の子が掲げて立っていたりする。
草の根レベルの地域交流は、Jリーグの大切な価値だと思うのだ。
浦和レッズのサポーターは、他チームから選手を引っこ抜いては、思うように活躍しないと罵声を浴びせて「イラネ」と言う。そして人種差別をする。
涙ながらに送り出した側は、かつて愛していた選手がそんな罵声を浴びる様子を目にして、立ち尽くす。
子どもたちはどんな思いをするだろう。きっと浦和が大嫌いになるだろう。
大宮アルディージャをサポートしている地方銀行の窓口にまで罵声を浴びせるような品性のサポーター。
ACLの決勝進出は慶賀の至りだが、サポの振る舞いは振る舞いは気が違っているとしか思えない。
2017.10.18
ACFで浦和が決勝進出である。
1-0勝利の虎の子をもぎ取ったラファエル・シルバは去年までアルビレックス新潟の選手だった。
日刊スポーツに大きくカラーで取り上げられたばかりか、あの日経新聞にも写真入りで掲載されて、ラファ、本当によかったなあと心から拍手を送る。
一方のJリーグでは鹿島が優勝目前である。ボランチは、言うまでもなく去年までアルビレックス新潟のキングだったレオ・シルバ。
かたやACLの決勝へ、かたやJリーグの優勝へ、というわけで本当に嬉しい限りである。その満面の笑顔がそれぞれのチームのサポに向けられていることだけが、あたまをかき知りたくなるほど悔しい。
こんなスーパーな二人が一緒に活躍していたチームがあったらしいなあ、あっはっは。
しかも、そこには元ブラジル代表もいたたという豪華さだっつたらしいなあ、はっあっは。
新潟サポは涙目で自虐ギャグを繰り返すのみである。
「週刊ファイトとUWF」波々伯哲也・双葉社Kindle。かつてあったプロレス新聞の最高峰、週刊ファイト。毎週オレはむさぼるように読んだものだ。実は16ページほどのその新聞のほとんどの記事は編集長一人が書き、レイアウトし、校正していたと知ったのは廃刊になった後のこと。まあ、なんともクレージーな新聞だったわけだ。その編集長の数少ない部下だった人が、UWFとの関わりについてつづった本。前田対アンドレのシュートマッチを仕掛けたのは坂口征二だっとか、猪木との試合前に打ち合わせのために(要するにリハーサル、つまり八百長のために)道場にやってきたルスカに対して藤原がばんばん関節を極めてみせたとか、そんな話が一杯載っていて、やっぱりしょぅわぷろれすはおもしろい。なお、この本、Kindleで買おうと思ったら高かったのでやめたのだが、先日からKindleアンリミテッド入りして無料で読めるようになったので、嬉々としてダウンロードした。これだけでもAmazon年会費の元は取れた。
2017.10.17
インフルエンザの予防接種を受けてきた。
毎年、10月に打っているので、今年も例年通りである。どんなもんだい。
なんとなく自慢したくなる。
今年は、予防接種のワクチンが少なくて、足りなくなりそうだというニュースが流れた。
熊本地震の影響で一部の製薬会社がワクチンを製造できなくなったためらしい。
あれ、熊本地震って今年だっけ? 去年だったような気がするが、どうも年をとってくると、今年のことも去年のことも、ごっちゃになってきた。これがだんだん昨日のことと一昨日のことがごっちゃになり、朝ご飯と昼ご飯がごっちゃになり、ヨメと娘がごっちとゃになったりするのだろう。
まっこと年はとりたくないものである。
ともかく熊本地震のせいでワクチンが製造できないっていうのだから、これは仕方がない。なんたってワクチンは生ものだからな。
いつも早いが、そんなわけで今年は余計に早く打って、ワクチンが足りなくて困ったなんて泣くことがないようにしようと考えたのである。
予防接種は治療ではないから、医療機関によって金額が異なる。寿司屋の時価と同じようなものだ。
我が家のホームドクターのナカムラクリニックはよそより1000円ぐらい高いので、軽くぼったくりではないかとにらんでいる。
ナカムラはオレの顔を見ると「お、もう予防接種ですか。早いんじゃね?」と言う。
いや、だってワクチンが足りなくなるっていうから。
「足りないったって95%はあるんだから大丈夫だよ」とナカムラ。
ちっ、素人が慌ててるみたいで、なんだか悔しい。
そういや昔通っていたホームドクターの先生は、「ワクチンが余ったんで、もったいないから自分で3本打っちゃいましたよ」と笑ってたっけ。
仕入れすぎで不良在庫になり、腐らせるぐらいなら打っちゃえ、というわけらしい。
この先生はとてもいい先生だったなあ。
事情があってクリニックを閉めて引退することになって、その最後の患者がオレだった。
オレは今までいろんな医者と接してきたけど、間違いなくこの医者が一番よかった。
とにかく患者の話をよく聞いて、どうしたらいいか、一緒に相談しながら考えてくれた先生だった。
「どっちの薬がいいと思います?」とか、医者に助言を求められたのは、この先生ぐらいだったものな。
患者がいなくて暇なとき、診察室で40分も医療話で盛り上がったことがある。
子供が熱を出したとき、「お薬出しましたけど、今夜も熱が出るかもしれませんよ」と添えてくれたのもこの先生。親としては「医者に診せたのにどうした熱が下がらないんだろう」という心理に陥るのが一番の恐怖なわけで、そのあたりをちゃんとわかって添えてくれた。
今頃どうしてるんだろう、あの先生。元気でやってるだろうか。
もっともナカムラもそこまで偉くはないけれど、わからないことはちゃんと「わからない」と言うから偉い。「薬、減らす?どうする?」と相談してくれるし。
わからないくせして、偉そうにわかった顔をする医者が、一番たちが悪い。
2017.10.16
夕べ慌てて冬服を出したのだが、今日は寒い寒い、いや〜、寒い寒い。
取材に出かけたら編集担当がマフラー巻いてて笑ったわ。オレもユニクロのブルゾンをはおってたから、きっと笑われたと思うけど。
次の取材まで空き時間が3時間。
中途半端なので、ルノアールに入ってパソコンで仕事する。ルノアールはおじさんのオアシス。何時間いても嫌な顔をされない。問題は眠くなることで、実際に居眠りしても注意されないから、つい寝てしまうのが危険。
夜はもっと寒くなる。
練馬のこの家に引っ越してきて冬を迎えたとき、一戸建てってこんなに寒かったっけ、と驚いたものだった。
以来、ちっと寒さに慣れず、今日も寒い寒い。
毛布にくるまって寝る。
明日から中間テストの息子は夜中まで机に向かっていた。
数学と英語という2トップの試験があるそうで、大丈夫、おまえならライプティヒのように勇敢に戦える、8秒で奪って5秒で攻めるんだ、と励ましてやった。
「あ、それ、逆だから」と息子。
ありゃ、5秒で奪って8秒で攻めるんだっけ。
2017.10.15
試験が近い息子は、家での勉強に飽きると「ちょっとタリーズ行ってくるわ」と、駅前のカフェまで出かける。
友達も行ってるとのことで、最近の高校生は図書館ではなくてカフェで勉強するらしい。
ふえー。
マック行くくらいならタリーズの方がよっぽどマシか。
それにしても高校生の勉強風景も変わったものだ。
オレはというと、相変わらず日曜日も自宅で原稿仕事。
途中、息子と一緒にドイツのライプティヒのゲームを見る。ブンデスリーガだ。
ライプティヒのサッカーは異常に面白いぞ。
8秒で奪って5秒で攻める。絶対にバックパスはしない。ボールを奪ったら全員が猛スピードで前へ進む。サイド展開もしない。相手ボールになったら数人が猛烈に襲いかかって取り囲んで、そして奪ったら5秒でシュートだ。
イメージとしては、ラグビーのように守ってバスケのように攻める感じ。
当然ミスはするが、バルサのサッカーがミスゼロを目指した美しいものだったのに対してライプティヒはその対極。ミスしたってもう一回やりゃあいいんだよという激しいサッカーだ。
これで見ていてつまらないはずはなく、むちゃくちゃ面白い。
こういうチームを持ったサポーターは幸せ者だよなあ。
とにかく試合を通してずっと攻め続けるんだから。
ドルトムント戦のダイジェストを見て興奮し、ついにブンデスでの全試合のダイジェストを見てしまった。
息子とオレは、今、ライプティヒの大ファンである。
2017.10.14
昨日、15時間で1500キロと書いたけれど、それって時速100キロで一日を過ごしたという計算か。そりゃあ、疲れるわけだな。
一日座っていただけなのに激しくぐったりしたのも、納得だ。
こんなことならせっかく愛媛まで行ったのだからそのまま丸亀あたりに泊まって旨い魚でも食って一泊し、翌日は大阪に行って新幹線でやってきた息子と合流して吹田スタジアムまで行こうかと考えなくもなかったが、いろいろとカネを計算したら10万円近くかかることがわかり、この状態で10万円は出せないなあと諦めたのだった。
なぜそんなことを考えたかというと、土曜日には大阪でアルビレックスの試合があったからである。
この試合は降格が決定する見込みだった。
先日も書いたように、下見の見物状態だから降格決定は別にいいのだが、やっぱりたった1試合に10万円というのは、年に一度の贅沢レベルだよなあと思ってやめたのである。今年は春に広島まで見に行ってるからね。
あの広島で開幕ゲームを観たときは、強豪と引き分けたことで、今年は幸先いいなあと楽しみだった。ああ、それなのに、そのとき既にぬかるみに両足突っ込んでいたとは。
5月ぐらいでこりゃあ降格決定だなあと半分腹をくくったものなあ。
まあ、降格決定という歴史的な試合だからこそ現場で観るべきだと思わないでもなかったが、やっぱり10万円は惜しい。忙しいのに、時間のかかる仕事ばかりで、請求・回収がずっと先という一人黒字倒産状態の現状としては、ぐっとこらえるのだった。
だから今日は息子と家で降格試合を観る。
娘と嫁には、今日で降格すると伝えてあるので、父親が暴れるのを察知して奥に引っ込んでる。
だが、この試合、なんと強豪ガンバに勝ってしまったのだ。
いやあ、けっこう感動的なゲームだったなあ。会場で女子がたくさん泣いていたが、気持ちはよくわかる。
こういう献身的なゲームができるんだから、なんで今までやらなかったのだと、当たり前すぎる感想を口にする。
気持ちが伝わってくるゲームって、やっぱり面白いよね。選手たちの本気を観ていると、こちらの喜びより、頑張ってるこいつらの笑顔が見たいって思うもの。
2人、3人と寄せられてもボールを失わない河田の体幹にはびっくり。これだけボールが持てると周囲は本当に助かる。あとはゴール精度を上げれば。
献身的に走り回ってドリブルでボールを持ち上げることのできる山崎には、相変わらず頭が下がる。あとはゴール精度を上げれば。
ディフェンスでは、ソン・ジュフンが個人的にMVP。夏頃までは、こいつのせいでどれだけゲームを落としたか。それがここへきて一気に頼もしくなってきて、体を張っての守備にはしびれてしまう。
途中出場の大野は、けがで何か月ぶりかのゲームだったのだが、そんなブランクを感じさせない体の切れと、鬼神のような表情が印象的だった。カズ。こんなにも気迫を押し出したカズは久しぶりだ。
そして、待ってました、達也。オレたちの達也。前線でのあの素速いプレスは、見ているだけで感動ものだ。やっぱり達也は必要だ。
ともかく勝ってよかった。
もっともガンバのできは相当にひどかったけどな。こんなできでは、ガンバサポはぶち切れだろう。
東口のスーパーセーブがなかったら3-0でアルビが勝っていたゲームだった。
どうしたガンバ。噂では内部はボロボロらしい。
井手口もあんまり怖くない。あのミドルも、常に「今からオレが打ちますよ〜」というタイミングで打つから、勝手に打たせておけばそこで攻撃が止まるからかえって怖くないというパターン。
あの距離からミドルが決まるとしたら、そうとうスーパーなシュートでなければ無理だから、放っておけばよい。
怖かったのは遠藤ぐらいだよなあ。フリーキックを放った後、相手の動きをじーっと見て、そして何かをつかんだという顔をして次のフリーキックにつなげる。遠藤には遠藤にしか見えない景色がある。
今日も、いつもふらふらしている遠藤が急にダッシュするとたちまちガンバの形ができてしまった。相変わらす天才的なゲームメイクで、余人を持って代えがたし。
というわけで、ともかく降格は逃れて、アルビレックスは延命成功。はあああ、一週間生き延びたよ〜。
その安堵感から、まあ、来年の勉強のためにJ2でも見ようかと、徳島−岐阜のゲームを見る。
いやあ、これも面白いゲームだったなあ。とにかく下手すぎる。徳島の下手さはひどいが、それに輪をかけて岐阜が下手すぎる。
そんな下手な大人同士が本気で戦うものだから、この上なく面白くて、熱い。
このレベルのチーム相手なら、選手が残ってくれたと仮定して、今のアルビレックスなら余裕の4-0だろう。
面白かったのは岐阜のスタジアム。観客席の後ろ半分が芝生なので、客はシートを敷いて寝転がるようにして見ている。しかも、地面を掘るようにしてできているスタジアムだから周囲の道路から中が丸見え。ゲームも丸見え。
ひゃー、おもしろえ、このスタジアム。道路からみんなタダで見物してるじゃねえか。
よし、来年は岐阜のスタジアムへ行こう、そして飛騨牛の朴葉焼きを食おうと、息子と誓い合ったのだった。
2017.10.13
本日は出張である。
行き先は四国、四国は愛媛、愛媛は新居浜だ。
しかも日帰り、しかも陸路。
朝5時に家を出て、帰ってきたのが10時過ぎ。17時間労働だ。
仕事内容はたった1人のインタビュー。
だから17時間のうち仕事をしていたのは2時間であとは移動時間。
1日の移動が15時間、1500キロで、さすがにぐったりだ。
3食のうち2食が駅弁、もう1食が駅のサンドイッチという、なんも不健康な一日なのだった。
「ど根性ガエルの娘3」大月悠祐子・ヤングアニマルKindle。というわけで続けて第3巻も読んだのだが、実は、これがとんでもない衝撃。なぜ第1巻のあとに間があったのか、なぜ版元が替わってしまったのかなど、赤裸々に描かれている。おいおい、ここまで書いちゃうのかよ、って感じ。そして、これまでの物語の裏に隠れていた真実、つまり本当の問題は母と子の確執にあったということが、救いようもないリアルさで描かれている。すごいぞ、これは…。
「ど根性ガエルの娘2」大月悠祐子・ヤングアニマルKindle。あのど根性ガエルの作者、吉沢やすみの娘が描く家庭崩壊と再生のドラマ。1巻が出た後、ずいぶん間があいて、おかしいなあと思ってチェックしたら、2巻と3巻が出てた。あわてて読む。20歳でど根性ガエルが大ヒットしたのち、長くスランプになってしまって、カネも使い果たし、DVもおきてボロボロになってしまった家庭の話が描かれている。そのリアルなことといったら。
「院長選挙」久坂部羊・幻冬舎Kindle。医学界をテーマにした小説が得意の筆者が、大学病院を舞台にした権力闘争を描く。基本的にはギャグ小説。オレはメディカル系の仕事が多く、権威と呼ばれるドクターにも取材しているので、ここに書かれている内容はわからないでもないのだが、しかし、基本的に小説として非常に稚拙でつまらない。
「AX」伊坂幸太郎・角川Kindle。まさか伊坂幸太郎で泣きそうになるとは思わなかった。新幹線の中だからぐっとこらえたが。伊坂幸太郎が得意の暗殺者を主人公とした連作小説であるのだが、テーマは家族。「いつだって俺はおまえたちを見守っている」という台詞にはぐっときた。特に男の子を持つ父親は、涙なしには読めないだろう。「ゴールデンスランバー」も素晴らしかったが、もしかしたら、これは伊坂幸太郎の代表作になるかもしれない。お父さんたち、必読。
2017.10.12
希望の党の緑のおばちゃんが、今朝8時、地元・石神井公園の駅前へ演説に来るという情報が流れてきた。
何しに来るんだ。来んな。
いっそのこと、オレも見物に行って「つっぎの次っ、つっぎの次っ」とか「さらさらないっ、あそれ、さらさらないっ」とか、エールを送ってやるかと思ったが、忙しいのでやめた。
やめなかったのが、高校生の息子である。
「行ってきまーす」と元気に家を出たかと思ったら、高校に向かわずに駅前に向かい、集団の最前列で緑のおばちゃんを待ち構えたのだそうだ。
どれだけネタ好きなのだ。
ところが、緑のおばちゃんが登場したら、同じ緑色を身につけたおばちゃんの大群が「きゃーっ」と一気に押し寄せてきて、息子は自転車ごとひっくり返されてしまった。
「ひでーよ、あいつら、恐ろしいよ」と、晩飯を食いながら息子は憤るのであったが、確かに高校生を押しのけ、自転車をひっくり返して知らん顔とは、おばちゃん軍団恐ろしい。
なお、今日は安倍総理が新潟のオレの地元の隣町で演説をしたそうだ。
なんだかわからないが、党首二人がオレの身近にいたわけで、だからどうだということではないが、まあ、そういう日だ。
なお、今日の昼飯はクッキー3枚食えた。少しずつ回復。
「福島第一原発1号機冷却 失敗の本質」NHKスペシャルメルトダウン取材班・講談社Kindle。原発事故の際、海水注入を止めようとした官邸に嘘までついて注入を続けた吉田所長の判断は、紛れもなく英断だったが、実は最近になってのシミュレーションでその海水がほとんど注入されてなく、漏れ続けていたということが判明。それを明かした本書は、けっこうな衝撃だ。福島関連の本を読むたび、いつもあの事故があの程度で済んだのは神の思し召し以外の何物でもなかったという気になる。なぜあの程度で事故が収まったのか、要するにその理由がわからないのだ。本書では、「疲労」という切り口から事故対応について分析したところも斬新だった。テレビ会議の全記録を文字に書き起こし、AIも使って分析するという途方もない作業から、吉田所長以下の疲労がどれほど極限だったかを明らかにしている。すさまじいの一言だ。
2017.10.11
次のゲームか、遅くともその次のゲームで、アルビレックス新潟はJ2に降格が決定する。
別に動揺していないし、悔しくもない。そんな段階はとうに過ぎた。
一番悔しくて怒っていたのは、4月から5月にかけてのあたりだ。
あまりのひどい試合内容に、こんなことでは降格するぞと思い、選手、監督、フロントに怒りを感じていた。
だがそれもむなしく、順調に降格が近づき、今は別になんとも思わない。むしろ来シーズンのJ2が新鮮で、さて、どこのスタジアムに行こうかなと楽しみにしているくらいである。
気になるとすれば、どのチームが一緒にJ2に降格することになるか、という点だ。
残留争いをしているチームのサポーターは、さぞ心落ち着かない日々を過ごしていることだろう。ふふ。
こちらは既に余裕を持って、そんな連中のジタバタする様子を楽しんでいる。
これを、低みの見物という。
というギャグを思いついたのは、相変わらず風邪で気持ちが悪くて食欲が全くわかず、朝飯抜き、昼飯抜きでも、ちっともおなかがすかない状態の夕刻6時であった。とほほ。
2017.10.10
むむむ、風邪を引いたようだ。
食欲が全くない。
今日一日にで食べたのは豆腐半丁のみ。
脱水症状になったら命の危険があるので水分だけはとっているのだが、他は全く口に入らない。
むむむむ、情けない。
2017.10.09
暑さ寒さも彼岸まで。いやあ、昔の人はいいことを言いましたなあ。
なんていうこと自体、もう昔の話で、10月だというのに熱中症も各地出てるという暑さなのはとせういうことだ。
ところが夕方になって日が落ちるととたんに冷えてくるから、まったく迷惑な話で、Tシャツ一枚で外出してしまったオレは、慌ててはおるものを買うことになってしまった。
こんな時に便利なのが、石神井公園の「のとや」である。
石神井公園に住む人はだれでも知っているが、住んでいない人はだれも知らないという地域限定有名店。
何が有名かというと、とにかくその驚異的な安さだ。
ブラジャー50円、靴下10円なんてこともある。
噂では倒産しそうな店があると飛んでいって買い叩いてくるらしいということだが、まったくどこでどうやって仕入れてくればこんな値段設定ができるのか、不思議だ。
この不思議な店で緊急避難的に500円のトレーナーを買う。一晩着れれば十分な値段だ。
家に帰ってヨメに、どうだ、500円だぞと自慢したら「のとやなら300円で買わなきゃ意味ないわよけと鼻で笑われてしまった。
主婦ネットワークでは、のとやは最強だ。
まあしかし、変にユニクロあたりで買うより、よほど面白いのは確かだ。
2017.10.08
日曜日だというのに仕事が山積みなので(こんなに働いているのにどうしてカネがないのだ?)、朝から必死で原稿仕事だ。
いい天気の日曜日である。しかしお父さんは働かねばならないのだ。
10時頃、ピンポーンとチャイムが鳴る。誰だ、Amazonか。
違った、引っ越してった、隣のオガワさんだ。
先日、バスがタダになる高齢者用のパスをもらったので面白くてバスに乗って遊んでいたら近くまで来たので立ち寄ったのだという。
相変わらず元気だ。
「いやいや、もう走れなくなってささあ、タンゴさん」
どうしたんですか。
「アパートの向かいのセブンイレブンに行くのに、信号だと遠回りだから、車の隙を狙って走ってるんだけど、よれよれになってしまうんだよ、わはは」
げ、渡るって、目白通りを? 16メートル道路ですよ。ぶっ飛ばしてますよ。
「そうなんだよ、だから車が途切れた一瞬を狙ってるんだけど、走れなくなってよろけちゃうんだよ、あはは」
あははじゃないよ、オガワさん、危ないよ。
「オレが年寄りだから、見てる人も樽も止めないんだよな、だはは」
うーむ、相変わらずフリーダムすぎるオガワさんであった。
今日は日曜なのに珍しく息子が家にいる。部活が休みなのだそうだ。
おととい、学校で防災合宿というものがあったので、その代休らしい。
防災合宿というのは都立の学校の行事らしく、学校に一泊して災害時の避難生活を体験しておく行事らしい。そのため泊まるのは食堂で晩飯はわずかな混ぜご飯に朝は乾パン。寝るのは毛布二枚だけ。当然、風呂はなし。
金曜日に部活を終え、そのまま風呂にも入らず、シャワーも浴びず、高校生たちが大量に泊まったわけである。さぞすさまじいことになっただろう。
おそらくこれは、備蓄用の乾パンを処分するために役人たちが考えた行事だろう。まったく迷惑な話だ。
その日の夜、福島でちょっと大きな地震があって久しぶりにスマホの地震警報が鳴った。ちょうどタイミングよかったなあ。
「それがさあ」と息子。
「スマホは先生が全部没収して職員室に集められてしまったから、職員室で一斉に地震警報が鳴って大騒ぎだったらしいよ、ぎゃははは」
そ、それは先生も災難だったな。
というわけで、日曜なのに息子がゴロゴロしていたものだから、頑張って仕事を早めに片付けで、秋葉原に遊びに行くことにした。
息子は池袋のバドミントンショップに行ってガットの張り替えを頼んでくるというので、秋葉原のヨドバシカメラで待ち合わせることにする。
日曜日の秋葉原は相変わらずひどい。
中国人、台湾人、ヨーロッパ人、アメリカ人がうじゃうじゃ集まって異国のワンダーランドなダイバシティ状態。そこにリュックしょったオタクと、ゴスロリのメイドがからんで、すさまじいことになっている。
わははは、秋葉原ひでえな、おい。と息子と笑いながら歩く。
ジャンクショップを見つけては飛び込んでわけのわからないギアをいじくって遊ぶ。男子は秋葉原が面白くてしょうがないのだ。
その後、秋葉原の焼き鳥屋で晩飯を食う。
池袋に希望の党の若狭のおっさんが街頭演説に現れたという情報をゲットしたので、駆けつけて「次の次っ、次の次っ」とエールを送ろうと思って山手線を降りたが間に合わず、仕方なく石神井公園まで急行で帰る。
ちょっと小腹が減ったので、駅前のさつき寿司で竹にぎり。
さつき寿司は安くて旨いので地元では有名な店だが、安くて旨いので、いつも満員。なかなか座れない。
今日はうまい具合に入れ替わりに出て行った客がいたので、タイミングよく座れた。
オレは日本酒を飲みながら、息子とアルビレックスの話や学校の話などで盛り上がる。
つくづくいい息子だなあと嬉しくなる。高校生にもなって、父親と一緒に出かけてくれて、こうして一緒に飯を食ってくれて、嫌がりもせずに話を持ちかけてくる。
きっとオレの父親も、オレとこんなふうに話したかったんだろうなあ。オレは、あんまりいい息子じゃなかったからなあ。すまなかったなあ、オヤジ。
おお、このマグロは絶品だ。
「口の中で溶けてくよ、お父さん!」
新潟の菊水の冷酒を飲みながら、息子とにぎり寿司をむしゃむしゃ食う。
2017.10.07
というわけで、土曜日にもかかわらず仕事があったので(大宮に8時半!)、大宮駅前のビックカメラでGoogleHomeを買ってきた。山積みだった。
15000円。
夜、家族でとおるちゃんに行った後、息子に命じて設定させる。
息子が一生懸命に「OK、Google」と話しかけていたから、何やってんだと思ったら「声を登録しているんだよ」とのことであった。
設定終了。「OK、Google」と言ったら「何でしょ」と返事をする。
「明日の天気を教えろ」と言ったら「明日は晴れです。湿度はなんちゃらです」と答える。ほほう。調べればわかることを、さも偉そうに。
「じゃあ、OK、Google」。何でしょ、と言うから「アマゾンで買い物がしたいんだが」と言ったら、しばらく沈黙したのち、お役に立てませんごめんなさい、と返ってきた。
あっさり底が割れたな、GoogleHome。
一晩にしてすでに無能の烙印を押されてしまい「踊ってみろ」「歌え」「走れ」「ももクロのまねをしろ」とさんざんいじられて、最後に目覚ましの設定を命じられて役割終了なのだった。
ま、年末にアマゾンのエコーが届くまでのおもちゃだな。
2017.10.06
AIスピーカーのGoogleHomeが発売された。やっと。
もちろん買うつもりだが、本命はAmazonのエコー一択である。エコーが年末に発売されるまでの暇つぶしに、Homeはちょうどよい。
問題はどこで買えるのかということだが、どうもAmazonでは売ってないみたいだ。
Googleストアで売っているようだが、このサイトで買物をしたことはない。調べたら商品が到着するまで数日かかることもあるようで、それは今時、あり得ない〜。
ビックカメラにはあるようだが、面倒だなあ。さて。
これから入力デバイスの主役がキーボードから音声に移行していく中で、このAIスピーカーのポテンシャルはけっこう高いとにらんでいる。そして、それに紐づくサービスの内容を見ればAmazon一択は自明だろう。
笑っちゃうのは、LINEのAIスピーカー。LINEを送るために使うそうで、確かに話しかければ文字にしてちゃんと送ってくれる。
ただし少しも便利ではない。というか、話して文字にして、文字が正しいか確認してOKして、やっと送る始末。煩雑である。
音声ならLINE電話があるじゃ〜んと突っ込まれまくっている。
ところでLINE電話といえば、本日、ベトナムに約90分の電話インタビューを行ったのだが、それがLINE電話だった。事前にお互いにお友達登録して、いまからかけますねーとメッセージを送ってからLINE電話でインタビュー開始である。
これで90分の国際電話が、タダだ。
そりゃあキャリアが「やってらんねーよ」と泣くのも仕方ないわな。すごい時代になったものである。
2017.010.05
「満員電車ゼロ」って、緑のおばちゃん、本気でこれを言ってたのか!
まさかマニュフェストでこれを言うとは。わなわなわな。
では、こちらもガチで書く。百合子は耳をかっぽじって聞け。
本格的な少子高齢化時代を迎えて、鉄道会社にとっては、深刻な乗客減が始まっている。通学で利用する子供が減っているのに加え、団塊の世代の大量定年で通勤客も激減だ。
これは沿線地域の衰退も伴うから、鉄道各社はいかにして乗客を増やしていくか、本気で頭を絞っている。
そもそも地方にとって満員電車なんて夢の夢。廃線危機と隣り合わせて乗客増に知恵を絞っている地方の鉄道会社のことなんかちっともアタマにない。つまり地方なんてまったく見ていないことがこれでよくわかった。
「花粉症ゼロ」も相当だが(笑)。
2017.10.04
いやあ、自業自得とかブーメランとか、これほどよく合う言葉がほかにあろうか、ほかにない。
一気に流れが変わったよねえ。
まあ、去年の選挙の時に「通勤ラッシュ解消のために電車を2階建てにします」と得意げに言い放ったのが、オレたちの都知事だ。
築地だとか豊洲だとか自宅での禁煙だとかピコ太郎だとか、とにかく思いつきで調子のいいことを言っては、あとは知らん顔を決め込むのがオレたちの都知事。
いろんなしっぺ返しが来ているわ。
去年は、おっさんたちにいじめられても頑張るおばさん、という姿が中高年女性の圧倒的な支持を得たという。
いろいろとうまくいってない今、再びそんな演出を狙うのではないか。
それにしてもマエハラは、男を下げたな。悪い女にその気にさせれられて、カネも信用もすっからかん。
やっぱり世間知らずのお坊ちゃんだったのだろう。
いやいや、こんな選挙は初めてだよねえ。
2017.10.03
とほほばかりが多いので、この日記もとほほ日記と名前を変えようかと思っている今日この頃である。
さて、今日はどんなとほほを書こうか。
と思ったら、イームラ君が独立だ。
これはとほほではない。おめでとうである。
イームラ君は、長い間サラリーマンやってて、この9月で会社を辞めて、フリーランスとして広告屋を始めた。
ずぼらというか、のんきというか、適当というか、とにかく管理というものがまったくできない男で、果たして大丈夫かとみんな心配している。
ところがこの男には、スキルなんてどうでもいい、最強の武器がある。キャラだ。
実際、キャラクターって最強の武器だと思うよ。スキルなんて、スキルを持っている人を使えばいいだけのこと。キャラは売っていない。研修でも身につかない。
樽もが、イームラ君が声を荒げたところを一度も見たことがないと口にするそのキャラは、例えば取引先へクレームの謝罪に行ったはずなのになぜが逆に励まされて帰ってくるという伝説を生んでいる。
他の人ならばぶち切れられそうな状況でも、イームラ君だとなぜか「まあ、しょうがねえなあ」とみんな協力してくれる。
オレも、なんで今まで放っておいてたんだよ、わかった、やっておくからこっちに寄こせ、ということが何度もあったもの。
独身時代はよく酔っ払って財布やら携帯やらをなくしたらしいが、携帯を紛失しても一週間なんの問題もなかったと聞いたときは、今時、どうなっているのだとあきれたものだった。
このキャラがあれば、よろよろしながらも、きっとなんとかやっていけるんじゃないかなと思う。
よくしたもので、奥さんというのが、とても面倒見のいい、しっかり者。この人と結婚すると聞いて、みんな、ああ、これで安心だ、胸をなで下ろしたものだ。
実際、奥さんも「私がついていないとこの人はやばいと思ったから結婚した」と語っていた。作り話のようだが、本当にこう言ったのだ。
この奥さんのためにも頑張ってほしいものだ。
思えばイームラ君が転職してきて初めて一緒に仕事したのが埼玉のどこかだった。待ち合わせ場所にニコニコしながら現れたときのことを覚えている。
あれからもう20年か。早いものだ。
2017.10.02
緑のおばちゃんだけど、選挙後に自民と連立を組んで安倍ちゃんの次の総理を狙うって話が出てきて、それを若狭のボケが口走っちゃっておばちゃんぶち切れ。
むちゃくちゃすぎて笑えるわ〜。
ほんと、あのおばちゃん、嫌いだわ。
「ニュータウンは黄昏れて」垣谷美雨・新潮社Kindle。限界集落と化した多摩ニュータウンの姿をリアルに描いた小説。よく取材して書いていると思う。ただ、人物造形とか文章とか、こなれてなくて、ちょっと読むのがつらかったな。著者はSE出身の小説家らしい。
2017.10.01
緑色のおばちゃん一人に日本中が振り回されて大騒ぎしているところで10月を迎えたわけだが、10月といえば衣替えである。
だが、最近は5月から10月までの半年間はクールビズ! という風潮のようで、10月になっても半分くらいはノーネクタイの人たちだ。
楽ちんだからオレも便乗させてもらう。
昔はノーネクタイにスーツだと単なる朝帰りのようで格好悪かったのだが、一度これが定着すると、もうネクタイなんか締めていられない。
あれはきっとだいぶ体に悪いものなんだろうな。
「鍵のない夢を見る」辻村深月・文春文庫Kindle。人の悪意を描かせたら、この人の作品は絶品。女性が主人公の連作集なのだが、女性でなければ書けないような作品ばかり。読んでいてうんざりするぞ。例えば「放火」をテーマにした話は、結婚適齢期を逃した女性の一人称で男たちに対する屈折した思いが延々と語られるのだが、その屈折ぶりがすさまじい。主人公の一人語りで、最後まで読者に「だからおまえは結婚できないんだよ」と思わせる、その筆力にぶったまげる。個人的には「誘拐」を描いた最後の話が白眉。新生児と向き合って地獄のような日々を過ごす新米ママの闇を描いている。そうなんだよ、子育ては地獄なんだよ。
2017.09.30
とほほなのはパソコンだけではない。ご存じアルビレックスも笑ってしまうほどとほほなのだ。
世間が「もしかして降格するのでは」と気づいた頃には、サポーターの間では降格は既定路線で関心はいつ落ちるかに移っており、世間が「いつ降格決定だろう」とささやきだした今は、どのチームと一緒に落ちるかが重要になっている。
そんなわけで、今日の神戸戦、勝て、勝て、絶対に勝てと思っているサポーターは誰一人おらず、むしろ神戸のポドルスキーを見るのが楽しみだっていうくらい。
ポドルフスキーは、下手くそなくせにプレスばかりが速い日本のサッカーが鬱陶しくて、いらいらしているという噂。早くも第二のフォルランか。
ところが、見てみたらそれなりにサボってはいるが、ちゃんと守備もするし、仕事をしている。やる気がないのはありありだが、それでも神戸のサッカーがポドルフスキーにボールを集めるサッカーになっているものだから、「しょうがねえなあ、やってやるか」というジャイアン状態でそれなりにフィットしているのであった。
対する新潟は、なんと開始1分で河田がフリーで飛び込むビッグチャンス。これを外す。
さらに開始3分でゴールのバー直撃のミドルを富沢がぶっ放す。これも外れる。
ああ、これはあれだ、あそこで決めておけば、という試合のお約束だ。
そう思った通り、後半に入ってあっさり失点。結局は、やる気のないポドルフスキーにも遊ばれて2点目を決められ、安定の0-2負け。
わはは、いつものことだ。ご苦労さん。
それにしてもさあ、1点目はしらけたなあ。
いい流れのゲームだったのに、オウンゴール。はねたボールがディフェンスの後頭部を直撃してコロコロとネットを揺らすという、不幸極まりない失点だ。
オウンゴールのディフェンス(ゴメスと呼ばれている)も、一体自分が何をしたかわからないという、間抜けぶり。まったくゴメスのせいではなくて、不幸なことこの上ないだけなのだが、降格するチームというのは要するにこういう不可抗力の流れの中に放り込まれてしまっているわけだ。
もがいても無駄である。
さて、来シーズンは誰が残るだろう。
ロペスは、人間的には大好きなのだが、監督としては無能だなあ。無能だけど、楽しいからいてくれてもいいのだが。
もはやハイプレス、ショートカウンターを徹底するヨーロッパサッカーが主流の時代において、ロペスのサッカーは古すぎる。
新潟は、やっぱりカウンターを徹底する百姓一揆サッカーが似合っている。
そんなサッカーを、来季見せてくれるとうれしいのだが。
2017.09.29
で、結局パソコンがどうなったかというと、朝起きたら立ち上がらなくなっていた。
ふざけんな、である。
起動しようとしてずーっと起動中が表示され、放っておけばこいつは一日中馬鹿みたいに起動中を続けるに違いないという勢いだった。
あきれたものである。
仕方ない。まるごと入れ替えることにする。
回復用ディスクを作っておいて、本当によかったと思う。それから外付けハードディスクで仕事のバックアップをとっておいて本当によかったと思う。
うんざりするのは、各種アプリケーションをすべて入れ直して設定し直すことだ。ああ、めんどくさい。
もう一台のパソコンを使って原稿仕事をしながら、メインマシンにウィンドウズの入れ替えをする。
結局一日がかりだ。
このDellのメインパソコン、買ってから1年半でクラッシュが3回目である。
多くね?
まあ、オレがいろんなものをネットで拾ってきては入れたりしているからなのだろうが、あまりに根性レスじゃね?
この根性なし、気合いを入れろ、鍛え直せ、とさんざん罵倒を浴びさせながらウィンドウズの入れ替えをする。
でも、喉元を過ぎれば、オレはまたいろんなソフトをぶち込んでしまうんだろうなあ。
まったくとほほである。
2017.09.28
今までのメールがすっかり消えてなくなってしまったわけだが、これは実は何度か経験している。
いや、割と経験している。
その都度、頭に浮かぶのは「Thunderbirdはちょっと気をつけた方がいいですよ」というパソコンサポートの言葉だ。
以前、パソコンがぶっ壊れてどうにも手に負えず、レスキューを頼んだことがあるのだが、そのときにやってきた技術者が「Thunderbirdは…」と漏らしたのである。
Thunderbirdはメーラーである。
かなり人気がある。オレもずっとこれを使っている。とてもなじみがいい。そして確かによくクラッシュする。自分一人がクラッシュするならまだしも、いろいろな連中を引き連れてクラッシュする。要するにテロだ。
非常に始末に悪い。
それがわかっていながら使い続けているのは、やはりそれだけ手になじんでいて、使いやすいからである。
だが、今回のテロで、そろそろ潮時かなと思い始めた。
オレの輝かしいThunderbird時代が終わろうとしているのである。J1からの降格とともに。
となると、使うのはあれしかない。Outlook一択だ。
今まで何度かOutlookに乗り換えようとはしたのよ。でも、そのたびすぐにくじけてしまった。
なんというか、あのデザインのセンスの悪さは、ちょっと耐えがたい。あれが常駐して顔を見せていると、とてもつらい。
まあ、オレもそろそろいいオトナだ。目をつぶるところには目をつぶることも覚えなくてはなるまい。
そのような覚悟で、本日からOutlookを使い始めた。
できるだけカスタマイズしようとしながら。
フォントやレイアウトを変え、だいぶ見た目はすっきりしてきたが、色の替え方がまだわからない。このWindows独特の青はなんとかならんものか。
たいへんに気分が悪い。
これはオレンジに変えるべきである。
しばし格闘してみようかと思う。
2017.09.27
などと、人の会社の悪口ばかり言ってるから、バチが当たったのだろう、パソコンがおかしくなった。
今日は朝から取材仕事なので資料を印刷しておこうと思って起きてすぐにパソコンを立ち上げたら挙動不審。
メールソフトのサンダーバーがおかしくなって古いメールが全部消えてなくなり、アプリケーションが全部初期化され、せっかく昨日つくったアレンジデータが消えてしまっている。
整理するとこうだ。
キーボードを交換した。マイクロソフト社製のエルゴノミクスという変態キーボードである。
↓
マイクロソフトのドライバーを入れた
↓
人の悪口を書いた
↓
立ち上がらないのでキーボードを外して再起動
↓
このスキに朝飯を食おうと目を外したばっかりに、ディスクチェックと修復が始まってしまう
↓
メールが空っぽ
↓
アプリケーションが初期化
↓
昨日作ったアレンジデータがない
この12月に予定されているミュージカルの音楽をつくっていて、その最後に依頼されていたのが、テーマ音楽をディズニー風にアレンジしてくれという難題。昨日、ようやくそれに応えていい感じのアレンジが出来上がって、メールで送ったら先方も気に入ってくれて、よーし、のまま突っ走ろうと思った矢先のトホホであった。
困ったなあ。
今オレはこれをタリーズでアイスコーヒーを飲みながら書いているのだが、夜、家に帰って諸々の設定とかをやり直すことを思うと、朝からうんざりである。
とりあえず、アレンジがぶっ飛んだのでごめんなさいね、というメールをこれから送るのだ。
やっぱり人の悪口を言うのは良くないな。バチが当たる。
2017.09.26
「お仕事お願いしたいんですが」
はいはい、ありがとうございます。頑張ります。
「実はXX社さんにお願いしようと思っていたんですが、予算が少なくて断られちゃったんで、タンゴさんにお願いできないかと…」
(またかよ…)あ、そうなんですが。もちろん大丈夫ですよ。
“ピンチヒッターの声がかかったら、フォアボールでもデットボールでもいいから出塁しなきゃいけないんですよ”とは、イサワ氏の至言。オレもそう思う。
だから、安くて他人が逃げた仕事でも、頭を垂れて引き受けるのだ。オレはフリーランス。
そして、その3時間後。
「あ、タンゴさん、さっきのお仕事ですが」
ああ、はいはい。
「XX社さんがやっぱりやるっていうんで、キャンセルさせてください。こっちから頼んでおいてごめんなさいね」
ああ、はいはい、わかりました。
いやあ、たまげた。このようなことが一度きりじゃないし、この会社は社員にどういう教育をしているんだろうねえ。
そういや、6月にキックオフで呼び出された仕事も、その後、なしのつぶてだし。
やれやれ、どうもこの会社に、オレは大事にされていないようだ。
2017.09.25
本日、オレのあそび歌バンド・たんさいぼうのライブが100回目を迎えた。立派なものである。立派か?
まあ、いいや。ご苦労さんである。
そもそもなんでこんな活動を始めたのだろう。
何かの間違いで、ゴールデンボンバーかピコ太郎のように一発当たらないかなと思ったのが理由のような気がする。
別に人気者にならなくていい。一発屋でいいから儲からねえかなというのが動機だ。世界中の子どもたちを笑顔にしたいなんて、これっぽっちも思っていない。
しかし、不純な動機なりに100回も続いたのだからたいしたものだろう。
ただ一番の問題は、100回続いたからといって、それがどうしたということだ。何もいいことがない。
しょうがないから、まあ、引き続き惰性のように続けていって、一発屋を狙うしかない。
2017.09.24
ところで、宮間あやは一体どこに行ってしまったのだろうか。
浦和レッズのサポと、
「ラファエル・シルバってあんなにケガばかりしてるんですか?」
そりゃあ新潟にいたときからそうでしたよ。
「マジかよ〜」
ケガがなきゃ20点取れるんですけどね。クビにします?
「うーん、微妙だなあ。あれなら若手を使った方かいいかもなあ」
だったら新潟に返してくださいよ、頼みますよ。
なーんていう話をしているときも、
そういや宮間あやはどうしたんでしょう
「どうしたんでしょうね」
あれほどの選手がこのまま消えるのは忍びないですよね
「いや、まったくです」
という話になる。
選手としてはもちろんのこと、
「朝、目が覚めた時、もしその日一番やりたいことがサッカーじゃなかったら、私はその日に引退する」
「私は、『辛かった』と、ひとことも言ったことはないんです。だって、サッカーは仕事なんですよ。『仕事が辛い』って言っているのは、ダサいじゃないですか?」
などの数々の名言で、日々に疲れた男たちのケツを蹴飛ばしてくれた先生である。師である。導師である。
だが、ツイッターを見たら、どこかのサッカー教室に姿を現したようで、あの笑顔が見られた。元気そうだ。
足の手術もしたようで、回復は順調なのだろうか。
このまま消えるのは実に忍びない。アルビレックスのレディースに参加してくれたら、こんなに嬉しいことはないだろう。
間違っても浦和には行って欲しくないものである。
「アイネクライネナハトムジーク」伊坂幸太郎・幻冬舎・Kindle。
連作短編集。激しく視点が変わり、時制もくるくる変わって、その上にテンポのいい会話が流れるという著者得意のパターンだ。Amazonの評は高いが、もっともオレとしてはいまいちだった。ちょっと技巧に走りすぎて人間が描けていないというか。著者には珍しい恋愛ものでも、恋愛ものなら「僕の船」がよかったなあ。これはいまいち。あ、最初の短編はいい。
2017.09.23
前節の鹿島戦は前半をおかずにご飯三杯はいけた。
今日の札幌戦は、後半だけでご飯三杯いけた。
よって鹿島戦の前半と札幌戦の後半くっつけてニコイチにすれば、合わせて六杯は食えるというわけだ。なんと贅沢な。
0-1でハーフタイムに突入し、やっぱりなあ、しょうがねえなあというため息で始まった後半。
フリーキックをあっさり決められて、0-2。
なんであれが取れないんだよ。大谷。下手すぎる。
時々、いいプレーはするんだよ。今日も一度、前線へ素晴らしいフィードを決めて、さすがに日本代表の西川と毎日練習していただけのことはあると感心させてくれた。
だが、ミスも多くて、今日のフリーキックも東口ならあっさり止めていただろう。
それはともかく、あーあ、0-2かよ〜と、毎度毎度のため息。もう怒る気にもならん。
という状態で後半35分をすぎて立て続けに2点を入れてくれたのが、河田だ。
おお、河田! いきなりの覚醒か。
息子は「なぜそこにいるんだ、お前はハゲか、川又の再来か、このはげー!」と絶叫。そうなのである。速いグラウンダーに電光石火で飛び込んで決めた2点目は、しびれた。
なぜそこにいるんだ。この嗅覚こそフォワードに必須の本能。久々にしびれた。
突如現れたこの河田という選手は、実はアルビレックスのシンガポールで活躍していた選手である。
アルビレックスのシンガポール? なんですか、それ。
多くの方が今そう思ったことであろう。聞きたくないだろうが説明してやる。アルビレックスは、実はシンガポールにもサッカーチームを持っていて、シンガポールリーグで大活躍なのだ。
河田はそのシンガポールチームの中心選手。得点王を取って(取ったのか?)、活躍が認められ、日本に呼び寄せられてついにJリーグデビューしたという逸材なのだ。
逸材ならもっと早くから使われるべきだったが、そのあたりは闇だから、よく知らない。
ともかくその逸材がJリーグ初ゴールを、しかも2点続けて、しかも敗色濃厚な後半0−2から決めてくれたのである。
これが祭りでなくて何であろうか。
ゲーム終了後、ヤフーの検索トップが河田。「河田」と入力すると「誰」と予測検索されるほどである。
面白いもので後半30分で0-2だったのが、河田が1点入れた途端、スタジアムの空気がガラッと変わった。ホームの札幌がまだ2-1で勝っているというのに、スタジアムは「やばいんじゃないか」という雰囲気に変わったのである。
この空気はゲームを動かす。サッカーの面白いところだ。
ワールドカップブラジル大会で日本体表がコートジボワールと対戦したとき、途中で出てきたドログバが会場の空気を一変させ、そして逆転負けを喫したよう時もそうだった。
あの中継で元監督の岡ちゃんは「ひゃーっ、空気が変わりましたねえ、ドログバってたいしたもんですねえ、うひゃひゃひゃ」と、どっちの味方かわからないような、単なるサッカーオタクのはしゃぎぶりだった。
岡ちゃんは、他のゲームの解説の時も、つまんない試合だと思ったら目の前のゲームそっちのけで「そんなことより昨日のゲームの話をしましょうよ」と勝手に話を持って行くフリーダムぶりが素晴らしかった。
ともかく河田の「なぜそこにいるんだ」という2点目は、確実にこの空気に後押しされたと思う。これからはドログバ河田と呼ぶことにしよう。
結局試合は2-2の引き分けに終わるのだが、面白いことに河田は3点目を取ってハットトリックしちゃうんじゃないかという空気だった。たった一人のたった1点で空気が変わってしまう。
今までのアルビレックスは先制しても、いつか追いつかれるんじゃないかとビクビクしながらプレーして、案の定、1点入れられてしまうと、やっばりだめだという雰囲気になってしまってた。本当にメンタルがダメだった。
それが今日の試合ではまったく逆。負けているのに「よし、行ける、勝てる」という空気全開での闘いだった。これが欲しかったのだ。
よーし、これがあれば来年はJ2で無双して、そして1年でJ1復帰だ。そんなたくましさが嬉しかったなあ。
夜、今度は鹿島対ガンバを見る。
先行された鹿島は、また例によって「いつか逆転できる」という空気をまといながらゲームを進め、そして後半ロスタイムにちゃんと逆転して勝ちを収めていた。すげえ勝負力だ。
ガンバとは格が違うというのが見てわかった。
ところで小柳ルミ子は年間2000試合、つまり毎日6試合を観て、ノートをつけて、時々歌う仕事をしているらしい。化け物だな。オレは1日2試合でもおなか一杯だというのに。
考えてみれば、音楽でも、1日6曲、年間2000曲の新曲を聴いているミュージシャンやアレンジャーはいないだろう。それを思うと小柳ルミ子がどんだけおかしいかがよくわかる。
量は質を決定する。
これだけ見続けていると、ある臨界点を超えてからは、神のようにサッカーがわかってくるのだろう。確かに小柳ルミ子は時々神のようにゲームの行く末を予言し、その通りになるそうだ。
一度、河田が作った、スタジアムの空気というものについて小柳ルミ子に聞いてみたいものだと思う。
2017.09.22
「ロングレンジ」伊坂幸太郎・Kindle。
単行本に収録されていない短編をばら売りしている。レコードのシングル盤みたいなものだ。
伊坂幸太郎はたいへんに上手な作家で、どうだ、オレってうまいだろという書きっぷりが芸になっている。
同じように、どうだ、うまいだろうという態度が鼻持ちならない嫌みになっているのが重松清。この差は、なんと表現すればいいのか、口うるさいラーメン屋で食うよりは富士そばの方が絶対にいいよなあ、という感じによく似ている。
高橋留美子のギャグセンスは落語の与太郎に近いものがあるが、あの世界に通じるよな、伊坂幸太郎は。特に会話。
2017.09.21
「バッタを倒しにアフリカへ」。前野ウルド浩太郎。光文社Kindle。
子どもの頃に読んだファーブル昆虫記に感化され、長じてバッタを偏愛する昆虫学者となった著者が、当然昆虫の研究なんかで食えるわけもなくていわゆる貧乏ポスドクそのものを生活をし、バッタを愛するあまりとうとうアフリカのモーリタニアという国に渡って研究生活を送ったという、その記録。
いや、これが面白いのなんの。
バッタに関する学術的なことはほとんど書かれていない。代わりに、いかにバッタを愛し、それゆえにいかに貧乏な生活を強いられ、それでも雄々しくバッタに立ち向かっていく姿を、自虐ネタ満載で抱腹絶倒に伝えている。
例えばモーリタニアでの生活が長くなってしまったので日本語がいささか不自由になり(長くと言っても2年だが)、そのため自著にサインするときに「え」と「ん」を書き間違えてしまい、その相手が「ちえこ」さんだったために大惨事になってしまった、という話や。
バッタを効率的に集める画期的な方法を思いついてアフリカの子どもたちに「バッタを捕まえたらカネをやる」と言ったところ、大量のバッタを持った子どもが大量に押し寄せて暴動寸前になってしまって、やっと落ち着いてバッタを改めてみたらほとんどが死んでいて、その状態を「まさに虫の息だ」とか。
なにしろ子どもの頃からの夢がバッタの大群に襲われて食われたいという異常なもので、モーリタニアに滞在中についにバッタの大群に遭遇したときは、全身緑色のタイツに着替えてバッタが草と間違えて食ってくれるのを待ちかまえたのに、完全にスルーされてしまったとか。
全身緑のタイツを日本からわざわざ持って行ったというのか、このポスドクは、と読みながら仰天してしまう、そんなネタのオンパレードなのだ。
ああ、面白かった。
2017.09.20
お伊勢参りというものがある(らしい)。
一生に一度は伊勢神宮に参拝しておいたほうが人間としてまっとうな生き方ができるというニュアンスの言い方だ。
それと同じ文脈で語られたのが「一生に一度はジャイアント馬場を見ておいたほうがいい」という言葉だ。
もちろんジャイアント馬場が元気でリングに上っていたころの話で、馬場を見ることはもはや参拝のようなありがたい行いだったのである。
ロープにもたれかかった馬場がゆっくりと片足を上げると、相手がゆっくりとその足にぶつかってゆっくりと倒れるというシーンは、もはやとことんスローな伝統芸能。その瞬間、武道館は実に温かな空気に満ちて、誰もが幸せな気分になったのだった。
同じようなことが、たぶんこれから三浦カズのカズダンスで起きるようなきがする。
カズが蹴ったボールは、キーパーがゆっくり倒れこむも追いつけず、ゴール。直後、カズがゆっくりと舞い、スタジアムは幸福感に包まれるのである。
そんなシーンを目撃できるなら、来年のJ2暮らしも悪くないなと思うのだった。
などということを考えながら朝から取材仕事。
ところが現地に到着したら、突然のキャセルということでぎゃふん。
午後イチに別の取材があるのだけど、それまでどうやって時間を潰そうかと考えて、しばし呆然としたのだった。
ところが呆然というのは続くもので、午後イチに入ったのが「夕方の取材キャンセルっす!」という電話だった。とほほ、こういう日もあるのだなあ。
もっともこのクライアントはとても良心的で、突然のキャンセルの場合はちゃんとキャンセル代を払ってくれる。外注スタッフを大切にしてくれる、誠実なクライアントだ。
爪の垢を煎じて飲みたいと思った方には紹介します。だはは。
2017.09.19
台風後のフェーン現象による暑さが続いているのか、今日も暑かったなあ。
まったく不思議な天気だ。
それでも朝晩はすっかり秋めいてきて、夜なんかは涼しい。
おしまい。
2017.09.18
旅館で朝飯を食って、伊香保名物の石段とロープウエーに乗って、帰ってくる。
台風はどこへやら。おかげで空気はすっかり風と雨に洗われて、爽やかな初秋の山だ。
朝日がのぼる前に露天風呂に入り、山の空気を吸いながら空を見上げていると、なんだか世間様に申し訳ないほどいい気分になってくる。
2017.09.17
台風直撃という話だけれど、そんなのお構いなしに、群馬の伊香保温泉に行った。
半年に一度、ヨメの両親を連れての温泉旅行である。
行き先は毎度おなじみの宿。飽きただろうからそろそろべつの旅館を、ともちかけても、ここが好きだから、というので毎度、おなじみの宿なのだ。
露天風呂に入って、夕飯食って、家族でにぎやかに卓球をして、半年に一度の親孝行なのだ。
2017.09.16
昼にセブンイレブンに行ったら、ちょうどランチ時だったのだろう、作業着姿の大勢のガテンたちが弁当とペットボトルを手に行列していた。近くで道路工事でもやっているのだろう。
レジの姉さんが、そのうちの一人に「現場はどこですか」と声をかける。「あそこの歩道橋だよ」とガテンのおじさん。
お姉さんはレジを撃ちながら「へー、いつまでですか」とたたみかける。
ガテンおじさんは「年内いっぱいじゃねえか」と答える。
「へえ、長いんですね」と姉さん。
実に見事なマーケティングリサーチだ。
姉さんはガテンに「お疲れ様です。またお待ちしてますね〜」とお釣りをわたし、ガテンおじさんはニコニコと嬉しそうだ。
姉さん、キャバクラに行ってもけっこう稼げるだろう、これは。
こうしてここのセブンイレブンは明日から弁当の仕入れを増やし、ガテンはまたお姉さんとおしゃべりしたくなって弁当を買いに来るという見事な構図だ。
対してちっとも見事でなかったのが、例によって毎度おなじみのアルビレックス新潟である。
今日の相手は鹿島アントラーズだ。現在首位。つまり、首位対最下位のゲームである。
しかも鹿島には、昨年までアルビレックスの太陽だったレオ・シルバがいる。こらレオ、てめー。
考えてみれば今年のアルビレックス新潟は、レオ・シルバとラファエル・シルバという空前絶後な絶対神のシルバ族2名の穴をいかにして埋めるかという、無い物ねだりに追われていたのかもしれない。
それは幻想。ないものはない。ないものを追いかけても、穴は埋まらない。それよりも一人ひとりが頑張って穴を少しでも小さくする努力をすべきだったな。
前節のゲームでボールがつながり始めたのをみて、サポーターはやっとそのことに気がついたのであった。そんなタイミングで因縁のレオ・シルバの逆襲である。
いやあ、前半は最高でしたなあ。今季一番の展開だった。
開始5分、速攻で1点。山アの針の穴を通すパスに、磯村の相手を引きつけてのアシストが見事だった。
2点目は逆に遅攻。左サイドでたらたらとボールを回して、隙を見つけた瞬間に磯村が再びパスを通し、タンキが見事にレオ・シルバを引きつけて潰して、ホニがゴールだ。
このシーン、後から鹿島のディフェンダーが「あれはコーチングで簡単に修正できるから」と言ってたそうだが、ちょっとおごりが感じられてイヤだな。
ともかく前半のうちに2点である。それも、見事に崩しての2点だ。相手は首位でこちらは最下位。夢ではなかろうか。
問題はこの時点でどうして北朝鮮がミサイルを撃ってくれなかったのかということだ。
先日来、ミサイルが飛来するたび、アルビレックスサポーターの間では「大変だ、サッカーなんてやってる場合ではない」「そうだ、今年のJリーグはこれで中止だ」「そうしよう、今年のJリーグはなかったことにしよう」「うむ、それがいい」という意見が飛び交っていたのである。
今日も前半で2-0とリードした時点でミサイルが飛んでくれば、このまま終わってくれたのに。
こうなると後半の入りがとても大事になってくる。後半15分くらいまで丁寧にゲームを運んで落ち着かせられれば、この試合は勝てるはずだ。
だが、相手をリードしている状況に慣れていないのが弱小チームの悲しきメンタル。
誰もがこれはやばいなあと思うふわふわした空気の中、開始4分でレアンドロにあっさり決められてしまう。この瞬間、ほとんどのサポーターが「いわんこっちゃない」「これで今日のゲームは終わりだ」と天を仰いだのである。
いや、まだ2-1でリードしているんだけどね。それでもすぐに諦めちゃうほど、チーム状況は悪いってわけで。
2-0という状況なのだから、無理して攻めることはないわけで、ボールを外へ外へと散らしていれば、自然と時間は流れ、相手は勝手に焦って自滅してくれる。
それなのに何を考えたのか、オレンジ色のアホどもはバカ正直に真ん中を攻めようとして、しかも、ゆるゆるの間抜けなパスしか蹴らないものだから、そこを狙われてあっさり奪われ、回され、崩されて失点だ。
試合巧者の鹿島に、こんなバカ正直なやり方では足元をすくわれるに決まってるわい。
前半、よく押さえていたレアンドロは、後半、左から右へとポジションを変えてきた。そのため右サイドがレアンドロをつかみきれず、ずたずたにされてしまう。
それが小泉。やられ放題だった。
もっとも鹿島からすれば「小泉はいい選手だな、くれ」ということらしく、立場が変われば見方もずいぶん変わるもんだと驚いた。
レオ・シルバも同様で、いざ敵に回してみて、レオってこんなにイヤな選手だったのかとびっくり。汚いプレーばかりするし、ファールも悪質だし。
新潟時代は人格者というイメージだったが、敵に回したらとんでもない悪人の変質者ではないか。こら、てめえ、レオ、きたねえぞ。
そのレオ・シルバ、ゲームが終わった瞬間、憤怒の表情で吠えまくっていたらしい。理由は、アルビレックス新潟がこんなにも弱くて情けないことになってしまったことに対する苛立ちのようだ。
いや、それってあんたが抜けたからだし、そこを怒られても。
まあ、今日の負けは想定内だから結果はいいや。それよりも前半のゲームが素晴らしくて、ここだけを思い出して一週間を過ごそう。
今年限りで抜けそうな選手もだいぶはっきり見えてきたしなあ。
2017.09.15
オレが初めて和へープロ、いや、和へ婦目、いや、ワープロというものに触ったのが25歳の時。以来、34年もたつというのにブラインドタッチすらできないのだから、我ながらバカじゃねえカント、いや、ねえかと思う。
そもそも英文科に在籍していた学生時代、英文退部ライター、いや、タイプライターを学ぶ機会があったのに「ふん」と小馬鹿にして鼻にも引っかけなかったのだから、完全にオレが悪い。
まったく人生というのは、ほんのちょっとした選択肢の連続なのだなあ。
その小さな選択ミスが人生を大きく左右することになろうとは、そのときは誰も気づかないのだ。
というわけで、今日は新宿のビックロで新しいキーボードを買ってきたのだが、うーむ、いまいちしっくりこない。困ったものだ。
打ちにくくはないけど、妙に疲れるんだよナウ吾、いや、疲れるんだよな。
2017.09.14
キーボード問題が依然として解決しない。
今まで使っていたキーボードがくたびれてきて、リターンキーがバカになってきたから買い換えたいのだが、ジャストフィットがない。
先日買った竹のキーボードは、やはりダメだった。
今は、PCについてきたDellのキーボードを使っているが、それなりに使いやすいもののワイヤレスでないのでケーブルが鬱陶しく、何よりも疲れ方がひどい。
もっと楽に打てて、打ち間違いも少ないキーボードはないものか。ないのだろうな。
キーボードという入力デバイスは非常に優れていると思うが、決してベストではない。いずれキーボードに代わる新しい入力デバイスが登場するはずなので、それまで待つか。
2017.09.13
最近は本を読んでも面倒くさくてここに感想を書かなくなったが、あれは二度買いを防ぐための防備録でもあるため、やっぱり書いておいた方がいいよなあ。
最近読んで面白かったのは、似鳥鶏「100億人のヨリコさん」と、三浦しおん「まほろ駅前狂騒曲」。
「100億人の〜」は、ぼろい学生寮の幽霊騒ぎに端を発してあれよあれよとばかりに壮大な馬鹿話に展開するホラーミステリー。小松左京っぽい。なかなか面白かった。
もっとも似鳥は私立高校シリーズが最高なので、あれを書き続けて欲しいのだが、どうも本人はその気がないみたいで残念。もっとも「100億人の〜」も十分に面白く、この作家、さらに力をつけてきている。
「まほろ〜」は、シリーズ完結作。人物造形もプロットも文章も、相変わらずうまい。難しい言い回しをせずに情景をありありと浮かび上がらせる文章力など、実に見事で唸らされる。
もっともこの作家は他の作品のほうが抜群に面白い。「きみはポラリス」「小暮荘物語」など大好きだ。好みの問題かもしれないが。
それにしても読みたい本が電子化されていないのが、辛い。宮部みゆきも、おかげで新作は手を出していない。
町の書店を守るため、というのが電子化を拒否する宮部みゆきの言い分だが、特定のフォーマットだけに対応しないというのは、単に読者から読書の機会を奪っているだけのような気がするんだけどなあ。
2017.09.12
というわけで、蕎麦をつまみに日本酒というのは最高だね〜、うどんなんてガキの食いもんだよね〜というオレが、仕事で高松へ日帰りしたわけだ。
以前高松で二泊した時は一度もうどんを食わなかったが、今回は場の流れで、仕方なく一度だけうどんを食った。
特に旨くもなくて、むしろトッピングの鯵の天麩羅の旨さに感動した。
改めて思ったのだが、高松のうどん好きは異常である。
多くのうどん屋が朝5時頃から店を開けて、昼過ぎには閉めている。地元の連中も、だから朝飯にうどんを食って、昼飯にもうどんを食っている。
夜に開いている店もなくはないが、中にいるのは間違いなく観光客である。
おかしくないか、高松。朝からうどんて。
高松のうどんはコシがあって、ここで食べると関東のうどんは食えたもんじゃないらしいが、別にオレは関東のうどんも食わないので困らないのであった。
2017.09.11
子どもの頃は、うどんが大好きで、ソバなんてちっとも旨いと思わなかった。
40代半ばまで、蕎麦屋とはカツ丼を食う場所だと思っていた。
それが今や、蕎麦大好き、うどんなんてちっとも旨くないと思っている。
人の嗜好とは変わるものである。
2017.09.10
オレだって高校時代、文化祭に親が来るなんて、想像しただけで卒倒しそうだったから、息子がオレの文化祭訪問を嫌がるのは当たり前だわな。
だから、見つからないように隠れていって、教室の前で張り込んで驚かせてやろうと思ったのだが、親子ならではの勘が働いたのだろう、姿を見せなかった。残念。
「OKB48」と書かれたTシャツを着ている子がたくさんいたので、なるほど、大泉・高校・文化祭か、面白いこと考えるなあと感心していたら、本当は担任のオオクボ先生名前をデザインしただけなんだと。がくっ。
2017.09.09
現在のアルビレックス新潟のJ1残留確率は0.01%ぐらい。今日は広島に引き分けたので、0.001%ぐらいに下がってしまった。
つーか、もう初夏の頃から誰もJ1残留なんて考えてないから、別にそれはどうでもいいんだけど、問題は落ち方である。
今日の対戦相手の広島も相当にピンチだから、一緒にJ2に降格する可能性があるのだ。
となると、来期、J1復帰を目指す際に広島と争わなくてはならない。
なんだかんだ言っても広島は強豪である。J1復帰の1枠は既に約束されたようなものだ。
それはかなりのハンディキャップになるので、できれば広島さんにはJ1に残ってもらって、甲府さんとか札幌さんとか、J2常連の弱いチームと一緒に落ちた方が後々、ずいぶんと楽になる。
というわけで、今日は18位のオレたちが17位の広島と直接ぶつかる、いわゆる絶対に負けられない闘いがそこにある状態なのだが、実際は広島さんには気持ちよく残留してもらうために、派手に負けなければならないゲームなのだ。
つまり絶対に負けない闘いがそこにあるようで、実は絶対に勝ってはいけない闘いがそこにあるのだった。
どうだろう、このややこしくてもの悲しいねじれ現象は。
これぞJリーグの降格争いの醍醐味である。
ならば引き分ければいいのかということになるが、それでは広島さんも残留がかなり確定しちゃうので、あんまりよくないし、降格争いなんて別にどうでもいいライトなファンには面白くない。
なのに、この最悪の引き分けに終わっちゃうんだよなあ、今日のゲーム。とことん使えないアルビレックス。
そもそも試合前からおかしなことがまたあって、先日の柏戦で見事なシュートを決めたガリャルドが、なんと練習の際に味方を蹴ってしまって懲罰。
練習でも全体から外れて別メニューで、今日のゲームでは最初からそんな選手なんかいなかったかのような雰囲気でベンチからも外れる。
そのことについてチームの公式サイトでは一切触れないという闇っぷり。
ったく少年野球のチームじゃないんだからさあ、衝突して喧嘩になったからって、外すことはないだろうに。大人のプロスポーツ選手の集団だろうが。
そもそもガリャルドがなんで暴れたかというと、このチーム状態なのに選手がヘラヘラと笑って練習していたから、ぶち切れたのだろう。もともと日本人を信用していないフシがあったし。
だが、そんなときにチームをまとめるために呼んだのが呂比須監督ではなかったのか。しょうがねえなあ、呂比須。クビだ。
ちっ。練習を観に行ってサインもらおうと思ってたのに、それもかなわない。
これでガリャルドももう試合に出ず、帰国ではないか。呆れたものだ。
ところがそのガリャルドを外して、新加入のぽんこつ日本人の小川を起用したら、実にスムーズにボールが回って連携できていて、びっくり。
いかにガリャルドのところでボールが停滞していたかがよくわかった。
確かにガリャルドは「一人サッカー」と呼ばれるほどわがままなプレーが目立ったし、パスもブラジル人にしか出さないほど、日本人選手を信用せず、バカにしていた。これでは「てめえ、何勝手なことやってんだ」とチームメイトも切れるのが当然だろう。
いや、このチームにはそんなふうに切れる選手はもういないか。
それはともかく、ガリャルドに代えてぽんこつ小川を入れたら、実によくボールが回ったのである。そして、今アルビレックスには小川同様、ぽんこつ日本人が続々と集まっているのである。
他チームをクビになって使われなくなった選手が、仕事を求めて、「非正規でもいいから使ってくれ」とばかりにアルビレックスに集まってきたのだ。
試合前のスタメンを見て、改めて仰天。なんと去年もいた選手が11人中3人しかいない。残り8人は今年入った選手で、えーと、どこのチームだ、これは、と見ているオレが困惑。
まあよい。ぽんこつにはぽんこつの味わいがあって、そのしょぼいプレーも見ていて感慨深いものがある。これもサッカーの面白さ。メッシやネイマールだけがサッカーじゃないんだよ。それに、こんなぽんこつばかりだと、他チームから引き抜かれる心配もないから、妙に安心だし。
そんなわけで、ぽんこつならではのけっこういい試合をしたのだが、勝負所でまたも呂比須が謎采配だ。
なんと、それまで相手をずたずたにしていたスピードスターのホニを下げてしまったのである。
えーっ、そりゃないだろう。
ホニのあまりのスピードに相手ディフェンスはたまらずファールで止めてしまって、イエローを1枚もらっている。だから、それ以上つっかけることもできず、腰の引けた守備しかできていない。
そこに長いボールを放り込んでホニを全力疾走させれば、いくらでもチャンスができそうな終盤。なのに呂比須ってばあっさり交替させてしまう謎采配だ。よくわからんなあ。
足にスランプはないというのは野球の言葉だが、サッカーも同様で、足が速いというのはそれだけで武器になる。終盤に猛烈なスピードで走り回る選手がいるだけで、相手はゴール前に張り付かざるを得ず、圧倒的にこちらが有利になる。
なのに呂比須ってば。謎だなあ。
結局猛攻を仕掛けるも、ここにホニがいたらというシーンもあったのに何も生まれず、0-0のドロー。
タンキの惜しいシュートもあったが、あれはラインを割ったかどうかを言うよりも、キーパー正面に撃ってしまったタンキのバカ正直ゴールを責めるべきだろう。もっともキーパーが真正面で受けたにもかかわらず弾き飛ばされてしまったのは、それだけ威力のあるシュートというわけで、見ていてすげえ面白かった。タンキ、すげえ〜。だははは。
このタンキは今日もディフェンス2人を弾き飛ばすなどの暴れっぷり。点を取らなくてもこの暴れ方を見ているだけで面白い。
ポストもできるし、面白いし、オレはいい選手だと思うが、足元がいまいちなのと時々サボることから評判はさほどでもなくて、来シーズンも残るか微妙だな。
でも、タンキやホニ、ベテラン高給取りを売れば、1億円ぐらいはできそうだから、それでまともな監督を呼べば1年でJ1復帰も不可能ではないだろう。森保、長谷川健太、石井、ミシャ、ザッケローニ、アギーレ。あいている監督はけっこういるし。
いや、それよりレオ・シルバを鹿島から呼び戻すのはどうだろう。
レオは、悲しいことに鹿島では評判が悪い。持ち場を離れる、当たりに弱い、追いすぎる、と散々な評判で、「あの粗大ゴミを引き取りに来い」とアルビレックスサポにいちゃもんをつける鹿島サポもいるほどだ。
悲しいなあ。
オレたちにとって太陽だったレオが、他チームでゴミ扱いされているとは。
だったら、帰ってこい、レオ。こっちはぽんこつチーム。ぽんこつの中にいれば、粗大ゴミもさほど目立たないだろう。ってオレも相当ひどいことを言うな。だはは。
まあ、そういうわけで、今日も0-0の引き分け。広島さん、なんで勝ってくれなかったのかね。
これでは一緒に落ちてしまうではないか。この流れだと、アルビレックスに広島、甲府という3チームが落ちるわけで、とすると来シーズンの昇格争いは決して楽観視できない。困ったもんだ。
まあ、いいか。ともかく来シーズンはいろんな新しいスタジアムが楽しみだ。千葉とか、けっこういいスタジアムだしなあ。
負けてももはや悔しくないサッカー。心穏やかな週末である。
2017.09.08
SNSは大変に便利である。
Facebookでは出身高校も登録できるので、昔の同級生との連絡も取れる。
アク×くんは、そうしてネットで再会できた中学の同級生だ。
アク×くんは中学で生徒会長もやった秀才君で、しかもモテモテだった。
オレとは一緒にバンドを組んで、オレがギター、アク×くんがボーカル。沢田研二やチューリップなんかをコピーして、アク×くんは「キミだけ〜に〜」なんて歌っては、きゃーっと黄色い歓声を浴びていた。
ちなみにこのバンドでベースを弾いていたのがのちに住職になったヒロシだが、田舎の子どもはカネがなかったので、ヒロシはギターをベース代わりに弾いていた。ほとんどお笑いバンドだ。
このアク×くんから先日、Facebookで連絡が来た。
「よっ、久しぶり。元気か」。お、アク×か、どもども、元気だよ。
「ところでお前、今月末の同級会には来るの?」。へっ、同級会? なんだそれ、聞いてないぞ。
やべっ、と思ったのだろう、その返信もない。
9月の涼やかな風が心の中を吹き抜けていくのだった。ひゅるるる。
2017.09.07
本日は朝から大阪である。9時前に大阪について仕事ができちゃうんだから、すごいもんである。
夜はそのまま名古屋に移動。
いや、実はさ、名古屋のホテルがなかなか取れなくて、取材チームはけっこう焦ったのよ。インバウンドブームなんだろうなあ。
ビジネスホテルに何軒か電話して断られて、空いているホテルがあっても「最上階、1万3000円です」とか言われて諦める。
ビジネスホテルにそんなカネ出せるか。7000円で十分だ。
どうも名古屋のホテルは、少々図に乗っているらしい。調子こいているらしい。
仕方ない、ここだけは泊まりたくなかったが背に腹は代えられない。
ということで以前何度か泊まってその都度、ひでえホテルだと呆れた「××イン」というホテルに電話する。
案の定、この状況でも空室があったのは、さすがにひでえホテルだ。
ところが値段を聞いてびっくり。なんと9500円もする。以前泊まったときは7000円だったはずなのに、どうしたことだ。図に乗りすぎてないか。
しかも、禁煙ルームはもうなくて喫煙ルームだったら用意できるという。調子こきすぎではないか。
だが、仕方ない。オレたちは名古屋に負けたのだ。
がっくりうなだれて××インに予約をして、そして、名古屋ならこれだみゃーと言いながら我々取材チームは世界の山ちゃんに突撃して手羽先を食ったのだった。
旨いのは手羽先だけだったな。
2017.09.06
今さらではあるが、テレビ東京の「家ついていっていいですか」という番組が面白い。
繁華街で酔っ払いに声をかけ、タクシー代を払うので今でついて行って放送させてくれ、という無茶な番組である。
タクシー代っても多くてもせいぜい1万円だし、基本的にディレクターが1人でハンディカメラを持ってついていくだけなので、かなり低コストだろうと想像できる。
もちむんついて行ったら実はヤクザの事務所で、因縁つけられて、監禁されて、というリスクもないわけではないから、もう1チームがこっそり後を追っている、というようなリスクヘッジはしていると思うが。
相当声をかけて、それなりの素材が集まったところでピックアップしているだろうから、なかなかに濃いネタばかりがそろっていて、香ばしい。
よーし、オレも連れてきちゃおうかなと思うのだが、当然のことながら「やめてください」とヨメに怒られるのであった。
2017.09.05
scrivenerというソフトがある。アウトラインプロセッサーだ。
アウトラインプロセッサーとは、ワープロとテキストエディターの中間のような存在で、論文や小説、台本などの長い文章を書くのに適している。
scrivenerはそのアウトラインプロセッサーの王者で、基本Mac向けだが、最近はウィンドウズにも対応している。
アメリカの小説家にはこのscrivenerがたいへんに多く、その使い勝手は素晴らしいらしい。
もちろんオレも試したのだが、使い方に慣れようとするうちにお試し期間が終了してしまい、いまいち、納得感が得られなかった。
ならば買えばいいのだが、なにしろこのscrivener、5000円以上もする。一つぐらい買ってもいいかな、というレベルで手を出せるものではないので、今のところは諦めている。
代わりに使っているのが、FocusWriterというテキストエディターだ。
これは大変に面白い。立ち上げるとモニターが全面木の板に早変わり。そこに一枚の紙が置かれているというのが基本的なスタイルだ。
つまり机の上に白紙が一枚置かれている状況で仕事が始まる。
あとはひたすら書くだけだ。ただそれだけのエディタである。
メールもネットも見られないので、書くことに集中するしかない。後ろの木の板の画像はいろいろと変えられるので、オレは雲の上にしている。
タイプライターの音が鳴るように設定できるので、キーボードを打つたび、カチャカチャとタイピングの音がして、改行キーを打つと「ザーッ」というタイプライターの例の音がする。これがなかなか気分がいい。
雲の写真の上、つまり空に向かってタイプライターの音を聞きながらひたすら文字を打ち込んでいると、とても集中できるのは確かだ。
同じようなコンセプトのエディターで、寒々とした雪の平原でひたすら書きまくるというのがあったが、とりあえずは雲の上だ。
もっともオレの場合、常に文字数制限というものを意識しながら書かなければならないので途中に文字数を確かめ(同時に表示されない!)、書き終えたらいったん通常のエディターを経て、最終的にWordに貼り付けて文字数を調整するという手間が必要になる。バカみたいだ。
scrivenerというエディターは、おそらく使いこなすと手放せないぐらいに素晴らしいのだと思う。米国の作家たちは大絶賛だものな。
でも、そんなお金がもったいオレは、今はこの雲の上でひたすら文字を打つソフトを使っている。
初めは、なんだこれ、と呆れるけど、使っているとだんだん気持ちよくなってくるエディターだぞ。
2017.09.04
テレビを見ていたらAKB48が「なんとかかんとかーなう」という歌を歌っていた。そこは“なう”じゃなくて“ンゴ”だよなあと息子に語りかける。
息子も「まったくだ」と深く納得する。
まあ、そんなことはともかく、現在の問題は、ギターを弾くと指がつることだ。
1曲2曲では問題ない。子どもたちを前にした1時間ぐらいのライブの話だ。
困ったものである。
弾いている途中で指が痛くなってきて、つってしまって動かなくなる。そんなときのごまかし方は、年を食った分、何とでもなるので、別に問題にはならないのだが、オレ自身が情けない。
昔は、それこそ学生時代には一日中ギターを弾いて歌っていてもなんともなかったのに、今は1時間でこのていたらくである。
これはもちろん年のせいであるのだが、きっとオレだけではなくて偽タリスはみんなそうだと思う。
違うのは、プロはそれをカバーすべく握力トレーニングをして、しっかり体力をキープすべく努力している点だ。
YouTubeで、高中正義が軽井沢の自宅でウォーキングマシーンに乗って歩きながらギターを弾く練習をしている映像を見たときは、軽くショックだった。
ステージで歩きながらギターを弾くために、高中でさえもこうして練習し、トレーニングしているわけだ。握力の強化も絶対にやっているだろう。
オレだってそういう努力は必要だなあ、と反省した次第。
2017.09.03
石神井公園の駅前商店街のはずれに持ち帰り専門の唐揚げ屋があって、ここが旨い。
いい肉なのに加え、油もちゃんと手入れしていて、それで注文を受けてから揚げるので、10分近く待たされるものの、確実に旨い。
××カラという唐揚げチェーンも悪くはないが、食べ比べると明らかに味が違う。
ここは夫婦二人で経営しているようで、アルバイトがマニュアルで揚げているチェーンとは根性が違うんだろうなあと、納得だ。
唐揚げと鶏南蛮を時々買って帰るのだが、問題は車を停めるのに苦労することだ。近くの駐車場は狭いのですぐに満杯になってしまう。
今日もそうだった。3台分が埋まっていて停められない。
あらららら、と仕方なく他の駐車場を探す。石神井公園近くのとんでもないお屋敷街をゆっくり走って、ようやくコインパーキングを見つけ、そこから5分も歩いて唐揚げ屋に向かうのだ。
そこまでしても買う価値はあるよなあ、ここの唐揚げ。
子どもたちが、おいしいおいしいと笑顔で唐揚げにかぶりつく姿を思えば、これぐらいのことは何でもないのだった。
そして晩飯。
家族で食卓を囲んで唐揚げをつまみながら飲む発泡酒は最高なのだ。やっぱり家飲みが一番旨いよなあ。
2017.09.02
晩ご飯を食べに、駅前の「とおるちゃん」に家族で行く。今日は予約がいっぱい入っているそうだ。
案の定、「7時までなら」ということで4人がけのテーブルに通される。時刻は6時10分。まあ、大丈夫だよ。
「そうよね、いつもすぐに帰っちゃうもんね」と、店のおかあちゃん。
ごめんね、でも、すぐに飽きちゃうんだよ、オレ。
確かにどの店に行っても座って30分もすると飽きてしまう。飽きっぽいのだ。
そもそも落ち着きがない。子どもの頃から、そう指摘され、女学校の教師だった祖父はなんとかオレに落ち着くことを覚えさせようと自宅で習字を叩き込むことを企んだのだが、ちっとも効果が上がらず、ついにはさじを投げてしまった。
オレの字がいまもとんでもなく下手なのは、じいちゃんのせいなのだと罰当たりな逆恨みをするのである。
ここまで書いてきて、はっ、オレってもしかして多動性障害とか、そういうのだったのかもと気づいた。
慌ててネットで調べたら、ちゃんとセルフチェック用のサイトがある。まったくネット時代はお手軽なもんだ。
早速イエスノーテストで調べてみる。「あなたは多動性障害の可能性は低いです」という答えが出た。ほっ。
今やこんな具合にネットで健康の具合も調べられちゃうんだよな。
それはともかく、7時までという約束でテーブルに着いたら、10分後に別の席が空いたのでそっちに移らせてもらった。これなら時間を気にせずに長くいられるじゃん。
ところが案の定というか、6時50分くらいには食事も終わって、ほどよくアルコールもまわって、よーし、ぼちぼち帰ろうか、途中でコンビニに寄ろうね、などという流れになってしまい、いや、待て待て、このタイミング帰ったら何のために席を移動したのか、わからない。笑われてしまう。
というわけで、7時10分くらいまで、ひたすら時が過ぎるのを待ったのだった。
2017.09.01
9月である。
涼しい。いや、寒い。どうも今年の夏は最低の夏のまま終わったようだ。
田んぼが広がる茨城で取材仕事をして、帰りに一人で日暮里の飲み屋に飛び込む。
これがひどい飲み屋で、もう二度と行かない。常連ばかり大事にするような店は、ダメだな。
そんな寒い店にあたったせいもあって心はさらに寒く、そういや13年前の昨日に引っ越してきた時は暑かったなあなどと思い出して、その頃のビデオを見返してみた。
亡くなった母が、まだ赤ん坊だった娘を恐る恐る抱っこしている映像もあった。
2017.08.31
いやあ、すまなかった、鼻ホジリッチ監督に、代表選手の皆さん。大嫌いな井手口さん。絶対に負ける、ワールドカップなんて行けない、と断言した私の負けです。すみませんでした。
(もっとも念仏チャントを繰り返す応援席と、渋谷でハイタッチするタコたちは許しがたいが)
乾、大迫、浅野と走れて守備もできる3人を実質スリートップとして起用することで相手のラインをどんどん下げさせ、この3人が常にその裏を狙い続けて、セカンドボールはボランチが確実にカバーするという、まさに絵に描いたようなハイプレスショートカウンターを徹底するという戦術が、それはそれは見事にはまった。
そこに長友の神クロス(もっともアルビレックスだったらオフサイド判定をくらうのだが)と、遠藤保仁が初対面で「こいつは天才だ」と驚いた井手口の“お前は中田かよ”な神シュートが決まって、完勝。圧倒的な勝利だった。
すごかったですねえ、乾の体力と献身。初めて乾という選手を見たときに、どうしてこんなにいい選手を使わないんだと驚いたものだったが、今日はまさに本領発揮。驚異的な体力で走り続けた。
これぞまさに縦横無尽というやつだろう。
オレなんかのぼんくらにはわからなかったが、乾はスペインで戦術眼も磨かれて、わざと中途半端な位置取りをして相手2人に同時にフタをするというようなこともしていたらしい。すごいなあ。
もっとも一番驚いたのは、オーストラリアの弱さだった。
テレビを見ながら、オレと息子は、オーストラリアってこんなに弱かったっけと何度も首をかしげた。
とにかく上がりが遅い。オーストラリアボールになっても、まったく走れない、上がれないから、あっという間に日本が形を作ってしまい、ちっとも怖くない。
日本の暑さもあっただろうが、それを差し引いても驚くほど走れてなくて、これでは全然ダメだ。
一番怖かったのは、ケーヒルが投入されたときだった。フィールドの空気をいっぺんに変えてしまう存在感はさすがで、これはやばいかもと思わせた。
日本にとって一番怖いのは、このケーヒルがゴール前でごちゃごちゃすることである。事実、投入直後にケーヒルがゴール前で勝負に出て、これは吉田が体を張って何とか逃れたが、あんな具合にごちゃごちゃしていれば、必ずケーヒルは点を取ったことだろう。だからオーストラリアは、ユリッチをポストに、とにかくゴール前に長いボールを放り込めばよかったのだ。
きっと日本はその恐怖に圧殺されて崩れていっただろう。それをしなかったオーストラリアの、明らかに監督のミスだ。
そんな半ば自滅のオーストラリアに助けられて、日本はワールドカップ出場。まずはよかった。
本音を言えば、第三代表決定戦に回って、韓国と罵倒飛び交う殺伐としたガチの闘いを見たかったし、南米代表落ちとガチの闘いを見たかった。
だって今の南米の状況見ると、ひょっとしたアルゼンチンも予選落ちするかもという状況なんだから、メッシとワールドカップ出場を賭けた本気の試合をするかもしれなかったわけだ。それはぜひとも見てみたかったなあ。
もっとも今の状況でも次のサウジアラビア戦はとても興味深い。
負けてもいい試合なんだけど、当然サブのメンバーが目の色変えてサウジを倒しに行くし、サウジはサウジで伝家の宝刀であるPK連発作戦に出て勝ちを狙ってくる。それを横目で見つつ、オーストラリアはタイに大勝しなければならないわけだ。
オーストラリアはヒリヒリしたサッカー観戦になるだろうなあ。ジョホールバルの時の日本のように。
あんなヒリヒリした空気を味わえるなんて、ちょっとうらやましい。
2017.08.30
本日は健康診断である。区のサービスなので、ん百円でできるのだ。
それはいいのだが、客層にいつもゲンナリする。
受診者は自営業者。要するにオレみたいなの。
そして高齢者が多い。
よって、オレも将来はこんなにしょほくれるのかという気持ちになってくる。
くっそう、年をとってもオレはしゃんとするぞ、身なりもしっかりするぞ、ふんぞり返らずに笑顔でいるぞ。そう一人で決心するのであった。
2017.08.29
オレはフリーランスなので、基本的にどこに行ってもアウエーである。初めの取引先だから上司に同行してもらってディフェンスはしっかり、というができない。
仕方ない。人と合わせることがイヤで、自分で選んだ道だ。
時には今日のように、オレ以外の全員はコミュニケーションができあがっているというチームに、いきなり現場で入らなければならないこともある。アメリカのプロレスみたいなもんだな。
その中でうまく自分の役割をこなしながら周囲ともしっかりと距離を詰めていくという作業には、けっこう神経を使う。その繰り返しで、なんとかうまく仕事をこなせたかなという時は、けっこう達成感じあるし、ぐったり疲れる。
フリーランスなんてわがままで、人に合わせるのが大嫌いで、周囲に迷惑ばかりかけているように思われているが、そんな人間だったら決して仕事の呼ばれることはないから、むしろフリーの方が周囲に気を配り、空気をしっかり読むことに長けているのだ。
しかし、今日は本当に疲れたなあ。
2017.08.28
これは「実ですね…」と関係者から直接耳打ちされたことなので、あんまり大ぴっらにするわけにはいかないことなのだが、サッカー協会の関係者の相当数が、腹の中では「今度のワールドカップ予選は負けてもいいんじゃねえか?」と思っているらしいのだ。
その気持ち、オレもよくわかる。
「ワールドカップ出場が当たり前のように思われている現状に腹が立つ。アジアをばかにしてはいけない。日本がどんな思いで初出場を果たしたか、あのときの気持ちを取り戻して欲しい」と。
なんかさあ、ニュースのお約束のスポーツバーで飲みながら大声上げている連中の姿を見ると、ケッ、と思っちゃうんだよね。オレ。心が狭いが。
あとは、アレだ、渋谷! 渋谷のスクランブル交差点でバカ騒ぎするバカども。正直、あれは本当に許しがたく、オレたちが涙を流しながら初出場を祝ったときの気持ちが踏みにじられるような気になる。
アジアは簡単じゃねえんだぞ。
でも、まあ、たぶん今回は行けないよ。
31日はオーストラリア戦。あらゆる状況を見て、たぶん負ける。
すると第三代表決定戦にまわり、これが下手すると韓国との最後のイスを賭けた一戦となり、たとえそれに勝っても中南米プレーオフ勝者にも勝たなければならないので、今の日本代表のメンタリティじゃとても無理だろう。
つまり今週のオーストラリア戦に勝たなければ、99%予選敗退とみていい。
アルビレックスのJ1降格と同じくらいに、代表の予選落ちは確定だな。
正直なところ、常連だった自国チームが予選敗退した時のワールドカップというものを体験してみたいという気持ちもオレにはあるので、ここらあたりでいいのではないか。
それは第二のドーハであり、第一のドーハの後に日本サッカーが劇的に進化したように、第二のドーハは次の進化のための大きな契機となるはずだ。
2017.08.27
8月24日は、オレの実家の村祭りである。
子ども時代のオレたちにとって、この祭りは一年で最大のイベントだった。小遣いをもらえるし、親戚は家に集まってごちそうが食べられるし、夜店はまばゆいワンダーランドだし、まさに一年一度の鼻血ブーだった。
集まってきた親戚のおっさんたちが食卓を囲んで酒盛りをして、ご機嫌になっているのを見ながら、オレたちはもらった小遣いを手に夜店まで往復し、あれを買った、これを買ったと報告したものだった。そのときの空気感を、蛙の合唱と虫の声のハーモニーと共に、しっかり覚えている。
そう、この祭りが夏から秋へと切り替わるボーダーだったのだ。
それが染みついているから、今もこの日を過ぎると、秋が来たなあという想いになる。祭りそのものにはもう何年も行っていないが、あの空気感だけはどこにいても肌が思い出すのだ。
そんな郷愁に浸りつつ、今日の日曜も原稿仕事である。
今年の秋は忙しいなあ。
いや、ありがたいことである。夏、遊んだアリさんはアキにはキリギリスに変身だ。よくわからないたとえだが。
年と共に体力気力が衰えてくるのは致し方ないところだが、そこを何とか乗り切らねば。
最近感じるのは、家から駅までの距離がつらいなあということだ。駅まで徒歩17分。まあ、たいした距離ではないのだが、これが真夏や真冬、雨のときはけっこう堪える。
つい車に乗りたくなって、いやいや、もったいないと自分を戒めているのだが。
なんにせよ、しっかり歩かなければ。
2017.08.26
アルビレックス新潟は、最下位絶賛独走中である。もはや誰もがJ1からの降格を疑っていない。しょうがねえよな、弱いんだから。
今日の相手は柏である。柏レイソル。
いやあ、柏ですか。行きたくないな。
とにかく、あのスタジアムがなあ。しょぼすぎるんだよなあ。
昨年、新潟から出てきた弟と一緒に観に行って、あまりのしょぼさに呆れて、これではさすがに柏サポーターもかわいそうだと、同情してしまう始末。
こんなスタジアムでも、サポーターにとっては聖地なんだろうなあと、哀れになってしまった。
いやいや、人を哀れんでいる場合ではない。こちらは大絶賛最下位。他人に哀れまれている現状だ。
J1として関東近郊で闘うのはこれが最後。うーん、そうなのか。スタジアムがしょぼいし、遠いし、暑いし、待機列は草むらの中で蚊もいるし、行く気はなかったんだが、これが最後かあ。
ならは死に水を取るのもアウエー専門サポーターの使命かもしれないな。
そう考えて、結局は行くことにした。って、要するに見たいだけじゃん。
同じようなサポーターが多かったのだろう、フタを開けてみればなんとアウエーは2100人の超満員。このスタジアムは超絶に狭いので、大げさでなく、ほとんど満員電車状態だ。隣の人と肩がぶつかる。
そして、この人口密度にふさわしく、今日は熱いゲームができたのだ。
立ち上がり、柏の猛攻を受けてこりゃダメだと思ったが、そこを乗り越えた30分。実に美しい形でゴールが決まる。こんな決まり方、久しぶりじゃねえの?
相手のパスを読んだホニがカットして、そのまま自陣の深いところから一人で持ち上げる。速い。本当に速い。足の速さというのは、それだけで武器になるのだということがよくわかるし、見ていて最高にワクワクする。ホニが全力疾走するだけで、カネが取れる。
右サイドを一人で持ち上がったホニは、よっしゃ〜上げろ〜ホニ、というサポーターの声に合わせてそのまま中央に鋭いクロス。そこで待ちかまえていたガリャルドがドンピシャでヘッドを決めた。後で映像を見たら、真ん中でタンキが相手ディフェンスを引きつけて潰れるという汚れ仕事をこなし、ガリャルドの後ろにはこぼれ球を狙って山アギュンが詰めている。教科書のような美しい崩しでの得点だった。
いやあ、満員電車のサポーターは燃えたね。絶叫。そして誰彼かまわず周囲の人とハイタッチだ。このとき、前後左右に女の子がいるとハイタッチはさらに盛り上がる。うふふ。やっぱりサッカーは点を取ってくれなきゃ。
この1点を守るために体を張ったのが前回の戦犯、棒立ちのソン・ジュフンである。
今日は、よく働いたぞ、ジュフン。
一度だけ、またか、というやらかしがあったが、それ以外は勇気を持って闘った。特に相手の絶対エース、クリスチアーノに対してビビらず挑み、ペナルティエリア前でも果敢にスライディングを決めて見せたシーンには、しびれた。
後半は何度も足を吊ってしまって途中交代となったが、前回罵声を浴びせたサポーターが「ジュフン、ありがとう!」と大拍手だった。よくやった。
ただ、それでも守り切れない弱さが、最下位にいる理由である。
前半終了間際、キーパー大谷がファンブルするという痛恨の大ちょんぼであっさり追いつかれてしまった。くわーっ、なんてこった。
もっともこのシーンを見ていた他チームのサポは「明らかなキーパーチャージ。あれを見逃されるなら何をやっても勝てないだろう」とアルビレックスに同情しており、まあ、やっぱり最下位チームはこういうツキにも見放されているから最下位なんだな。
もしかしたらその直前に柏の選手が2枚目の警告で退場しており、その帳尻合わせのファール見逃しだったかもしれない。というのも柏の退場は、アルビレックスのタンキの明らかなシミュレーションだったからな。
ぶつかったのは体なのに、タンキは顔を押さえで大げさに転がり回り、それにコロッとだまされたのがレフェリーだった。
ぶつかって転がったタンキは、レフェリーが顔色を変えたのをちらっと見てから、慌てて顔を押さえて痛がり始めた。そのシーンがばっちりテレビに映っていて、実に微笑ましい。
解説者も「シミュレーション?」と思わず口にしてしまって、この汚い演技でレフェリーがだまされてしまった帳尻合わせだった可能性はある。
まあともかく、1人少ない相手に結局1-1のまま勝ちきれないのがこのチームの情けなさ。せっかくホニやガリャルドが持ち込んでも連携がまったくないから攻撃にならない。誰かが勇気を持ってゴール前に飛び込んでいれば、というシーンが何度もあった。
それでもゲーム全体として非常に気持ちがこもっていて、シーズン最初からこういうゲームができていれば、と悔やむ程度には熱くていい試合だったと思う。
これで今年のアウエー観戦は全4試合。
なんと、振り返ってみれば今年の引き分け試合すべてを現地で見ていることになる。つまりオレが今年見た試合は、全部引き分けなのだ。
オレがいると負けないのか、オレがいると勝てないのか。なんという微妙な男なのだ。
こんなシーズンも珍しいなあ、だははは。
などと笑いながらスタジアムを後にした夜9時半。柏で飲むなんてめったにないから、ちょっくら飲んで帰ろうと考えて息子と飛び込んだのがしょぼい立ち飲み屋。柏はなんでもしょぼいのだ。
驚いたことにこの立ち飲み屋では、おしゃれしたデート帰りのお姉さんが一人で立ち飲みしていた。柏では、おねえちゃんが一人で立ち飲みをするのだ。軽く衝撃が走る。
そんな我々の席の隣に立ったのが、やはり一人飲みの柏サポーター。おっさん。クリスチアーノみたいながっしりした体つきのおっさん。
おっさん、悔しいだろう。最下位相手に先制点を決められ、退場者を出して、ホームなのに引き分けてしまった。
夏休みの最後にこんなゲームを見せられて、おっさん、さぞ悔しいだろう。このまま一人で家に帰ってもおさまらない。
そこで立ち寄った立ち飲み屋では、なんと、あろうことか隣でアルビレックスユニフォームに身を包んだ親子が焼きトンを食っているではないか。
心中、察するにあまりある。
だもんで、オレたちはせっかくの熱いゲームの振り返りも遠慮し、サッカーなんて関係ないもーんという顔をしながら、焼きトンのおかわりをしたのだった。
2017.08.25
結局、So-netのサーバから余計なファイルを取り除いて50メガ(笑)以内に収めるしか手がないわけで、そのために一つ一つ、ファイルを削除しては別なサーバに移すというアホらしくも地道な作業を続けて、なんとか40メガぐらいまで減らしたのである。
ところがどうしたことか、トップページ、つまりインデックスだけがどうしても表示しない。キャッシュに決まっているのだが、いくらリロードしても表示しない。
まっちゃんに聞いたら、まっちゃんのChromeではちゃんと表示されているというし、オレのiPadでもちゃんと見られるので、なぜだか知らないがオレのデスクトップマシンのChromeだけがちゃんと表示されないという状況だ。
むろんそれで世界がどうなるというわけでもないから、あとはほったらかしておくだけだ。
そういや先日、竹製のキーボードというのを買った。
半分ネタである。
たぶん使いづらいだろうと思ったら、やっぱり使いづらく、でも思ったほど絶えられないわけでもないという微妙さだ。ちょっとこれに関しては様子を見よう。
手になじんできたら、案外、すごく使いやすいかもしれないし。
思えば、フリーになってずっと使っていた日立製のワープロ専用機についていたキーボーとが一番使いやすかったなあ。アレに近い形状のものを常に探しているのだが、見つからない。残念だ。
2017.08.24
日記の更新をサボっていた。
ちょっと忙しいと後回し。まあ、どうせ誰も見ていないし。
と思ったら、ちゃんと見ている暇な人もいるようで、「更新さぼるんじゃねえ」とクレームを入れるまっちゃんのような人もいる。
はいはい、失礼しました。
そこで数日分をやっつけ仕事で書き上げて、サーバにFFFPでアップしようとした。そしたらエラーが出て、アップできない。
エラーの番号を調べたら、サーバーの容量が満杯ということらしい。
ちっ、またかよ。タコのソネットサーバーめ。
なにしろこのソネットのサーバ、いまどき信じられないことに容量が50メガしかない。しかも有料。
無料のサーバーで1ギガ、2ギガがごろごろしているというのに、ソネット接続会員限定、しかも有料、でも最大で50メガよ、という信じられないサーバーなのだ。
もちろんこんなもの、とっとと解約して引っ越しすればいいわけだが、それはそれで面倒だから、いずれそのうち、と放っておいたのだ。
ちっ、仕方ない。いらないファイルを捨てるか。
適当に写真なんかを削除する。
ところがそれでもエラーは消えない。容量を計算したら50メガをはるかに上回って61メガもある。
ということは、今までこのサーバー、50メガで満杯といっておきながら、実は60メガでも大丈夫だったということか。それが突然、今日から、やっぱり50メガ厳守、というルールに変わったということか。
上司が替わったのかもな。
仕方ない、写真をどんどん削除してみよう。
ところが削除しても削除しても、ちっとも減らないのである。タコすぎないか、ソネット。
結局、アホらしくなって途中で放り投げて、そのまま。
トップページも入れ替えようとしたらアップされたのになぜだか容量は0バイトで、見てみたら画面が真っ白でやんの。だははは。
まあ、そのうちいらないものは整理して、別の無料サーバーに飛ぶようにしよう。
そんなわけでオレのタコ日記を読んでくれている皆さん、ちょっとお待ちください。
というお知らせも見てもらうことができないというアホらしさなのだ。
それにしても98年から書き続けている日記だから来年で20年。ここまでくると、さすがにライフログという様相を呈してきたので、そうそう簡単にアップするのをやめるわけにもいかない。
これからもずっと続けて、そのうちたぶんぼけてきても書き続けて、それはそれでリアルのボケ進行日記という興味深いものになるのではないか。
皆さん、それを楽しみに長生きしてくださいね。
2017.08.23
「夏の終わりは、いつも寂しいものですね」
「ふふ、若いな、青年よ。本当に素晴らしい季節は秋じゃよ。その味わいがわかるには、まだ少しし人生経験が足らんようじゃの」
というわけで、練馬の空はだいぶ秋の雲。セミがうるさく鳴くが、我が家の庭では、バッタが飛び跳ねている。
やっぱり秋はいいなあ。
と、さぼった日記をまとめて書いた。思い切り手抜きだな。まっちゃん、ごめん。
ももクロに「ワニとシャンプー」という歌があって、これがバブル期のディスコ調の歌で、要するにOh!What a night.というフレーズを「(宿題が)終わ〜らないっ!」とシャレただけの一発ギャグソングなのだが、息子と娘の耳元でこれを歌って嫌がらせしながら、まんま自分に跳ね返ってきたという間抜けな父さんであった。
ちなみに「ワニとシャンプー」では、れにちゃん(紫)のタンスが見物。あまりに激しく首を振って踊るので、「れにちゃんのクビがもげちゃう〜」という悲鳴が上がる。
2017.08.22
今日は、この夏二度目のたんさいぼう先生である。
講師となって、保育士さんたちに、遊び歌を教えるのだ。息子を手伝い役として連れていく。呼び名は「サッキー」だ。
向かった先は、多摩の山の中。本当に山の仲。道をヘビが横断するような山の中。
緑がとても美しくて、講師としてやってきたというより、山の中の避暑地に合宿に来たという趣で、空気もおいしく、オレにとってはとてもいい夏休みの思い出となったのだ。
息子は部活の服装で参加。たくさんの保育士さんから「サッキー」と呼ばれて大活躍だ。先日も誰かに言われたけど、高校生にもなるのにこうして親と一緒に喜んで行動してくれるなんて、実に親孝行な息子だよなあ。
高校時代のオレに、息子の爪の垢を、と思ってしまう。
最近の息子は、話しかけると、ニコニコッと笑う。その笑顔が実にいい。
2017.08.21
二度目の夏とかで、いきなり暑くなる。
映画「ピンポン」(名作)で主役の窪塚洋介が叫ぶ「あつが、なついぜ!」というセリフが聞きたくなって、Amazonで流し見た。
面白いなあ、この映画。
2017.08.20
全国のガソリンスタンドの数は約30万軒。ここ20年で半減したそうだ。
確かにオレんちの近所でも、2軒が店をたたんでいる。あとにできたのはレンタカー屋とマンションだ。
人口減に加え、若者の車離れ、車の燃費向上、ハイブリッド車の普及など、ガソリン需要が伸びる要素は一切ない。社会が絶対に必要としているのに、社会そのものが需要を減らそうとしているわけで、ガソリンスタンドの関係者はこんな不条理はないと感じているだろうなあ。
以前、石油業界に取材したときに直接聞いた話だが、標準的なガソリンスタンドで月の粗利が100万円だそうだ。
ここから税金を払い、光熱費を払い、アルバイト代を払うと、もう手元には家族が食べていくだけで精一杯のカネしか残らない。
こんな商売では生きていけないと考えて、マンション経営に商売替えするのも当然だわな。
昔、勤めていた会社で、「実家がガソリンスタンドなので後を継ぎます」と言って辞めていった後輩社員がいたが、どうしているのだろう。
電車でどこへでもいける都内ならともかく、地方に行ったらガソリンは死活問題である。給油のために1時間かけて隣町へ行くことを強いられる、そんな田舎がどんどん増えている。
最近になって規制が緩和され、小規模なスタンドならすぐに開業できるようになったらしいので、例えば役場の隣に、住民のために半官半民の小さいガソリンスタンドを置くということができるようになったそうだ。
税金である程度まかなって、住民は割安で利用できようにするとか、そんな工夫ができるといい。
そういうことを社会全体で考えなければならない時代になったというのに、1,2年前だったか、ウチの近所にガソリンスタンドがオープンすることに対して反対運動が起きたのには仰天した。
こんなご時世だというのに、新しくスタンドができるというのである。
オレんちは関越道の練馬インターの近くだから何軒かスタンドがあるのだが、さらに増えることは歓迎だ。
ところがこれに対して「車の出入りがあって危険だから」というので、近所の小学校の親が反対運動を起こしたのだ。
そのスタンド予定地の隣にはファミレスがあって、よく家族連れが食事している。自分たちもよく利用するファミレスを出入りする車は危なくなくて、従業員の誘導でスタンドを出入りする車は危ないというのは、どういう理屈だろう。
我が家にも反対運動の署名が回ってきたが、当然、アホらしいのでそのまま突っ返してやった。その後どうなったかというと、土地は更地のままなので、話は塩漬けになっているのだと思う。
まったく住民エゴというのは、こういうことを言うのだろう。
2017.08.19
呂比須は人格者だと思うし、人間性はオレも好きだ。だが、監督としては無能だ。それも、想定外レベルの無能だ。
85分まで1-0でリードしていて、それから1-2と逆転されるなんて、夏の土曜のホームゲームでのこれは、拷問以外の何ものでもなかろう。
敗因は、オレみたいな素人が見たって、呂比須である。
今日のゲームは選手の動きが連動し、前半から機能的な攻撃ができていた。だから、前半でもう1点取って2−0にしておけば、確かに後半の展開も違っていただろう。
特に攻撃陣は前半からよく守備をしていて、そのため後半になればバテてくるのは目に見えていた。
案の定、後半20分あたりからプレスにいけなくなり、走れなくなる。そんな中で守備陣は、ラインを下げられながらもよくしのいでいた。
そして1-0で迎えた85分。
2-1に持ち込んで終わらせるプランは諦め、1-0で塩漬けさせようという判断が下った。それはよい。それでいいと思う。
だが、ここで呂比須が打った手が仰天の悪手。オレと息子はテレビの前で、ええっと叫び、たぶんスタジアムはどよめいたと思う。
それまで上下によく走り回り、相手の芽を潰し、時折攻撃参加でクロスも上げていた堀米、通称・ゴメスを下げたのである。そして投入されたのがソン・ジュフンだったのだ。
ゴメスはほとんどパーフェクトの出来で、スタジアムで見ていたオレの弟も「よく効いている」とハーフタイムに名指しでラインしてきたほどだ。
そのゴメスを下げて投入したのが、棒立ちのジュフン。
ジュフンのせいで今年は何ゲームを落としただろう。そんなふうに言われるほど、最悪の今年を象徴する選手がジュフンだ。
ジュフンは、なぜだか知らないがしょっちゅう収集力をなくし、棒立ちになる。そしてすぐに裏を取られる。
本当にこいつが広州恒大に誘われたというのか、とても信じられない。
85分、1-0という状況で、実に献身的にチームを支えていたゴメスを下げて、棒立ちジュフンを入れるという仰天の選手交代に、オレは目をむいた。
心理はわかる。手に取るようにわかる。
相手の仙台にはクリスランという化け物選手がいて、前回はこいつにスーパーゴールを決められて負けてしまった。そのゴールは、仙台サポから「交通事故みたいなゴールだから気にするな」と慰められたほど、すさまじかった。
これが呂比須と選手にとってトラウマになってしまったのだろう。いつ投入されるかとビビりながら後半の大半をしのぎ、そしていよいよクリスランが出てきたというので、明らかに恐怖に押しつぶされそうになったのだ。
いや、それでも選手はおびえながらも耐え忍ぼうとした。一番ビビったのは、監督呂比須。
あろうことか、そのクリスラン対策として、クロスボールに競り勝てるようにと身長のある棒立ちジュフンを投入し、べったりのマンマークをさせようとしたのだろう。
悪手である。信じられないような悪手である。
だが、百歩譲って、悪手は悪手でも、何もしないよりはいいかも、と思いたい。信じられないのは、ゴメスを交代させて、同じポジションにジュフンを入れたことだ。
ゴメスを残し、ジュフンを入れてセンターバック3人を並べて5バックにするなら、まだわかる。疲れ果てて動けなくなっている前の選手を下げればいい。
これなら、とにかく1-0のままあと5分で逃げ切るということで選手の意思は統一されただろう。
ところが、まったく信じられないことにジュフンを左サイドバックに入れて4バックで守るというフォーメーションは一度も練習でやっていなかったというのだ。
それは試合後のインタビューで選手が口々に話している。「一度もやったことがないフォーメーションだった」「どうすればいいのか、とまどった」と。選手の意思の統一どころではない。
つまり呂比須は1−0の85分という状況で、それまで一度も練習でやったことのないことをやらせようとしたのだ。さながら、さぞ妙手だと思ったのではないか。
インタビューで選手が口々に「やったことがない」「混乱した」と話していて、そればチームのオフィシャルサイトにコメントとして載るのだから、もう呂比須のことは誰も信じていないのだろう。バラバラだ。
前節の大宮戦でもぶっつけ本番の戦術変更で選手を混乱させて負けたというのに、また今日も同じ愚策。
たつた5分で仙台にきれいに2点を入れられて1-2と逆転され、その後に投入されたホニはいったい何をすればよかったのか。
後半早々、前線の選手が疲れて走れなくなっているのを見たホニは、さんざん「オレを使え」と叫んでいたらしい。「オレなら自慢の快足で相手の裏を取りまくって、相手が攻撃に出られないようにしてやれる、仲間を休ませてやれる」と。
誰が考えてもそうすべきだったろう。オレでもそうした。ここはホニの時間だ、と。
敗色濃厚で映し出されたベンチでは、下げられたゴメスが呆然とし、前半にスーパーゴールを決めたのにヒーローになり損ねたタンキが何やら吠えていた。
就任後に続く愚策の連続に、誰か監督に直言しているのか。成岡、本間、達也のベテランは監督にもの申し、選手を鼓舞しているのだろうか。もう終わったなあ、このチーム。
記者会見では、取材陣からも呂比須を小馬鹿にしたような質問が続く。アホらし。
ある意味、今日のゲームは伝説だわ。
レオ・シルバが鬼神のごとくボールを刈り続け、山本コースケがスペースを埋めるために見えないところで全力疾走を繰り返し、田中達也が鬼プレスに汗をかいていた、あの頃のチームが懐かしい。どうしてこんなチームになってしまったのだ。
2017.08.18
今さらながらではあるけれど、「すしらーめんりく」が面白い。爆笑だ。
「すしらーめんりく」とはYouTuberである。
正体は都内の高校生。名前の由来は寿司とラーメンだそうだ。当たり前ですがな。
こいつも上げているYouTubeが徹底的にアホらしくて面白い。
例えば、「一瞬で着替える」という動画は、短パンとTシャツをつるして、パンツ一枚になって飛び込んで一瞬で着てみせるというもの。
もちろん準備に数時間かかって、そして失敗する。
それを徹底的に楽しそうにやるから、すげえ面白い。
「5秒で布団を敷いて寝る」という動画も、一瞬でパパッと布団を敷いて寝るというだけだが、異常に面白い。
なんというか、発想力と行動力が飛び抜けているのだろうな、この若者は。
動画には、時々、父親も出てきて嬉々として一緒に馬鹿なことをやっている。さらには祖父母も出てきて一緒にアホなことをやって楽しんでいる。
家庭環境って大事だなあと納得。
コイデくんも、いい家庭環境を作らなければいけないよ。
それはともかく、すしらーめんりく、あまりに面白くて爆笑もので、夕べも家族で1時間ほどもその動画を見て大笑いしてしまった。
イッテQ!の3倍ぐらい面白いとイメージしてもらうといいかも。ただし、キリがないので途中でうんざりしてくるのだけれど。
201708.17
WAVESのプラグインを買った。
「Aphex Vintage Aura lExciter」というプラグインで、倍音を増加するものである。簡単に言えば、大きなバックバンドの中で埋もれがちになるボーカルを美しく引き立てるというものだ。
ボーカルだけを大きくしたところで伴奏から浮いてしまっては台無しである。大切なのは伴奏にうまく溶け込んで、不自然に感じさせないことだ。
例えばバラードの場合、ウィスパーボイスなのにバックバンドより大きく聞こえたらおかしいわけだ。その点、このプラグインはボーカルの音量を大きくしなくても、ちゃんと引き立てて、しっかり聞こえるようにしてくれる。
これとはちょっとジャンルは違うが、やはり同じようにボーカルがきちんとなじむようにしてくれるのがPSPというポーランドのメーカーのVintageWarmerだ。これをオレはずっと愛用していて、今も絶対に欠かせないプラグインとなっている。
何かのトラブルで使えなくなっても、買い換えても惜しくないくらいだ。
Aphex Vintage Aura lExciterは、デモで使ってみて、一発で納得。曲全体がなんとも言えずまろやかな心地よい音となり、やっぱり倍音は大切だなと再認識した次第。
いいたいのは、なぜ今それを買ったかということだ。
理由は大幅なダンピングだ。
朝、WAVESからメールが来ていて、今なら29ドルで買えますぜ、という内容だったのだ。
なんということだ。だって定価が299ドルなんだぞ。つまり10分の1。
慌てて電卓で計算してみる。えーと、今日のドルは108円だから、なんと3132円!
定価3万2292円だというのに、なんという投げ売りだ。
ネットを見たら、去年、1万円ちょっとで売りに出されたこともあって、「信じられない大安売り!」という評判だったよう。今回はそれのさらに3分の1という馬鹿価格なのだ。
そこですぐさま購入を決意。決意ったってダウンロード販売だからあっという間なのだが。
実は以前、このWAVES製品というのはアクティベートがむちゃくちゃ複雑で、泣きながら半日がかりでやったものだ。その方式があまりに悪評だったので、大幅に改善され、メーカーのマイページにシリアルナンバーを入力するだけになった。大助かりである。
おかげでアクティベートもすぐに済んで、これで心置きなく使えるというわけだ。
このプラグインは、実機は世界に10台しかなく、しかもレンタルでしか使えないというAphexというエフェクターをソフト化したものである。そんなレアものがわずか3000円で使えるようになったわけだ。
利用しない手はない。
というわけで、早速使いまくって遊んでいる。
まったくデジタルミュージックの世界はキリがないというか、なんというか。
2017.08.16
Amazonプライム・ビデオで「ホテルコンシェルジュ」というドラマを観ていたら、なんと登場人物の一人が「丹後」という名前で仰天。
なななな、なんだそれ。ドラマの役名としてあり得ないだろう。
ホテルを舞台にしたドラマで、丹後さんの役どころは結婚式や宴会での花輪などを担当するお花係。
1話60分の中で一度は「丹後さーん」と呼ばれるシーンがあって、そのつど、我が家では大受けなのだった。
娘が調べてみたら、脚本家が新潟出身ということで、なるほどと納得。さらに青山学院大学短期大学(先日、新規募集の中止が決定。いよいよ廃校だな)の卒業ということで、いろいろとオレに絡んでいるようで、ひょっとしてこの花屋はオレがモデルではないかという無理目の推測で盛り上がる。
なかなかに面白い設定だ。
丹後さんは主人公のお姉ちゃんがピンチのときに、いろいろと無理を聞いてくれて助けてくれるという役どころだ。お姉ちゃんに丹後さんが感謝されるたび、オレも鼻が高くなる。
このドラマ、お台場のホテル日航をロケに使っている。今はヒルトン東京お台場と名前が変わったが。
このホテルの若いコンシェルジュがいろんな難題を解決しながら成長していくという物語で、イケメンだが厳しい上司、いろいろと横やりを企む経営陣、一見頼りなさそうだが実はたいへんに仕事のできるベテラン、人の良さそうな下々のスタッフという具合に、大変にわかりやすい布陣。もうこれだけで物語がいくらでも作れちゃいそうな面々だ。
誰が見てもわかるホテル日航が全面協力のロケだから、そうそう不快な展開になるはずもなく、安心して家族で見ていられるドラマだろう。
ただ、第二話でわがままな客のオーダーに応えたシェフが、裏で「客は、カネさえ出せば何でもできると思ってやがる」というセリフを口にしたときは、これはホテル日航がよくOK出したなあとちょっと驚いた。
丹後さんはそのようなセリフを吐くことはなく、いつもまじめに花を作って並べているおじさん。
頑張れ、丹後さん。
我が家ではこのドラマを見ながら、みんなで応援だ。
2017.08.15
結局今年は、罰当たりなことに親の墓参りにも行かず、Amazonプライム・ビデオとKindleで夏休みが終わってしまったようだ。まったく情けない。夏休みとはもっと輝かしいものではなかったのか。
いや、それはオレのせいではなくて天候のせいだろう。
ひどいものなあ、今年の天気は。
戦没者追悼記念式典なんて、セミがみんみんみんみんみんみん鳴いている中、汗をだらだらと流して、ぼちぼち残暑だなあ、と思いながら眺めるものだったのに、まったく気分が出ない。
御巣鷹山の慰霊登山のニュースも、あの夏もやっぱり暑かったなあと、下馬の中華料理屋でA定食を食いながら見上げたテレビのニュース速報第一報に店中が「ざわっ」としたことを思い出しながら、見るものだっのに。
夏がこんな調子だと、やっぱり調子が狂う。気分が乗らない。
そんなわけで眺めていたAmazonプライム・ビデオでは、「なぞの転校生」というドラマシリーズが面白かった。
言うまでもなく眉村卓が書いたSFの名作で、かつてもドラマ化された物語のリメイクだ。
現代風に味付けされていて、手持ちカメラを多用し、生っぽい光を上手に活かしたその映像が、まさに青春グラフィティという甘酸っぱい感じがしてとてもよかった。カット割りのテンポもよくて、こういう画像は大好きである。
主役の謎の転校生の演技がとても上手で、ヨメに聞いたら子役自体からの実力派で友達のいない変わり者らしい。名前は忘れた。
あと、主役の女の子がとてもかわいい。なんとか美南。
それぐらいかなあ、夏の思い出は。
2017.08.14
まったく子どもが成長したら夏休みなんて退屈な日々以外の何ものでもないなあという愚痴を続けていたら、気の毒がってか、甥っ子が遊びに来てくれた。
甥っ子は結婚して新潟に暮らしているのだが、お盆で奥さんの実家がある埼玉に来ていたらしく、一日、こっちにも顔を出してくれたのだ。
25歳のこの甥っ子は、もちろん生まれたときから見てきているので、自分の子どものような気がする。
立派に成長したもんだと感慨もひとしおで、オレの子どもたちに「おぼんだまだよ〜」と小遣いをくれる姿に、胸熱。
「居酒屋でも連れてって」ということで、今日はとおるちゃんが休みだから、東京ミート酒場に行った。
ホッピーが飲めるイタリアンである。
ここでミートソーススパゲティを食いながら、ニコニコと笑う甥っ子なのだった。
2017.08.13
確かに言われてみれば、あれほど世界を震撼させたイスラム国が壊滅し、シリアも制圧された。
プーチンの強面も、習近平の傲慢も、なりを潜めているかのように見える。
気がつけばトランプになってから明らかに世界は安定に向かっているのだ。
要するにここまで北朝鮮をほったらかしにしていたオバマの弱腰こそ、一番の問題だったというわけだ。
こうした考えは確かに非常に魅力的で、正鵠を射ているようにも思えるが、しかし、単なる逆張り思考という気がしないでもない。オレにはよくわからんなあ。
という話はさておいて、本日はアルビレックス新潟の終戦記念日というテーマである。
今日の大宮戦に0-1で負けて、10試合勝ちなし。これまで降格の可能性が90%だったのが、今日で99.9%となった。
もはや降格するかしないかではなくて、いつ降格するかというところに話題は移っている。
レオ・シルバに息の根を止めてもらって楽になるか。
東口のいるガンバに介錯してもらうか。
磐田戦で川又にとどめを刺されるのは、いくらなんでも惨めだな。
今やアルビレックスサポーターの話題はそういうところだ。
ひどかったからなあ、今日も。
戦術的な話をするならば、守備の5人と攻撃の4人がラインをつくって棒立ちになっているような戦い方で、中盤がまったくない。
ならばロングボールの放り込みをするかと思えばそうではなくて、攻撃陣は前のほうでボールを待っているだけで、守備陣はボールを持って上がろうとするものの中盤で誰も受けてくれないから、あっさり敵に囲まれてロストしてしまう。
オーバーラップしたりワンツーしたりする姿は皆無。
こんな中盤のないサッカーなんてやってられねえよとばかりに小泉がオフサイドの笛を無視してシュートしてイエローをもらったように、このサッカーに対して選手の心はもはや離れてしまっているだろう。このまま呂比須が監督をするなら今シーズンで退団する選手が続出だ。
もっとできる監督と思ったのだが。
戦術的な選手交代の3分後に点を取られるって、明らかに責任は監督だろ。
選手が入った後のポジションの入れ替えについて、監督は「しっかり指示した」とインタビューで答え、選手は「聞こえなかった」と話す。なんだ、バラバラじゃん。
確かに選手交代後のピッチは混乱していて、ホニが小泉に指さして「ボランチへいけ」と指示している様子が映し出された。みっともないシーンだった。
選手としての呂比須は好きだったが、監督としては想定以上に無能だったようだ。
いや、それ以上に無能なのがフロントで、さらに二人の選手を獲得。もちろん他チームで使い物にならなかった選手で、そのうちの一人は夜遊び大好きで若い選手とつるんでは遊び回っているという、悪評だらけの問題人物。他チームから、なんであいつを取ったんだ、と笑われる始末で、こちらとしてはトホホホと肩を落とすしかない。
個人的には、あれだ大好きだったレオ・シルバに、輝きを放っていたビッグスワンのピッチで息の根を止めてもらいたいものだ。
という情けない状態のアルビレックス新潟は放っておいて、今日は娘の自転車を買い換えた。
今までの自転車が小さくなった、じゃない、逆だ、娘が大きくなったので、ちゃんとした大人用の自転車を買うことにしたのだ。
向かった先は、いつもの自転車屋。ここ数年、ぐんぐんと勢力を拡大している自転車屋である。
油にまみれて小難しい顔をしたおっさんが、無愛想な接客をするという従来の自転車屋のイメージを一変させ、サービス業としての自転車販売店として成功した会社だ。
ただ、その勢力拡大ぶりに人財が追いついていないのは明らかで、人手不足。今日も押し寄せる客への対応で全スタッフがヘロヘロ状態。
ランチタイムのファミレスのレジ横のように、名前を書かされて接客の順番待ちを強いられたのにはちょっと驚いた。
それでも若い兄ちゃんが一生懸命になって誠実に対応をしてくれるのは、気持ちがいい。
さんざん待たされたけれど、満足して帰った。娘も気に入った一台が見つかって喜んでいる。
2017.08.12
昨日は、子どもたちが自分の都合で動くようになった夏休みはつまらないという愚痴を書いたが、部活が終わった息子を連れて千駄ヶ谷のホープ軒に行き、チャーシュー麺を食った。
ホープ軒は相変わらず旨いが、オレと息子の間では、体に悪いので半年に一度だけ食おうと決めている。だから次は来年の春休みだ。
ホープ軒の後は、近所の将棋会館に行った。久しぶりである。
ここで息子は将棋の本を買い、オレは藤井聡太のクリアファイルを買った。
そして今日は、娘だ。
娘とヨメを連れてオレが向かったのは、池袋にオープンした都内最大の文房具屋、丸善である。
まあ、最大っても都内のことだから、地方のホームセンター等に比べればたいしたことはないのだが、それでもさすが丸善という充実ぶりで、なかなか面白かった。
この文房具屋にはカフェが併設されていたので、アイスコーヒーを飲む。
カフェコーナーが新人ばかりらしくて、混乱の極みなのがおかしかった。頑張れよ〜。
帰りに池袋西武百貨店をのぞく。屋上ではバーベキュープランをやっている。
一人4000円。高い。
見るだけにして帰る。
こうしてオレの夏休みは近所をうろうろするだけで終わりだな。
お盆だから両親の墓参りに行きたいのだが、家族の都合がそろわないし、なによりも実家かが建て替え中で、行っても邪魔になりそうだしなあと遠慮する気持ちがまさっている。
なんだか、後になってあの夏にオレは何をしていたのだろうと思い返せないような、そんな夏休みになりそうだ。
2017.08.11
子どもたちが小学校の頃まで、夏休みは家族の黄金時間だった。
オレの実家への里帰りに始まり、としまえんのプールに行ったり、映画を観に行ったり、相模湖のロッジに泊まったり(飯まずっ!)、里帰りもお盆にするか村祭りにするかいっそ両方行くかで盛り上がったりと、始まる前の計画の時から家族でわいわいと盛り上がっていた。
それが高校生と中学の子どもともなれば、それぞれに部活や塾などの予定があって、映画も友達と行くようになり、親としてはまことにつまらない季節になってしまった。
とはいえ、せっかく家族がそろってる夏休みなのだからオレ一人でふらふらとどこかへ行くのも気分が乗らず、結局、何の予定もなく、ただ家で本を読んで音楽をやって、あとはビールを飲んで終わりという夏休みになってしまっている。
退屈な夏だ。
2017.08.10
やっぱりオレはキーボードがダメなのかもなあ、と今更なことを思う。
ワープロ専用機を使い始めたのが1983年頃からだから以来、30数年、ずっとキーボードを使って文字入力をしてきた。
それなのにブラインドタッチもできなければ、手元を見ているというのにタイプミスは多いし、三本指くらいしか使っていない。
いったいオレは30数年、何をやっていたのだ。
たぶん来年還暦を迎えるオレの世代は、アナログとデジタルの狭間だったと思う。
だからキーボードが苦手なのはオレたちの世代に共通のことだ。と逃げようと思ったが、そんなわけはないしなあ。
同世代でも学生時代に英文タイプを習っていたヤツはとてつもなく入力が上手だもんな。
オレはというと、授業で英文タイプを習う機会はあったのに完全にサボっていた。その報いが40年後にやってきた。
もっとも、英文タイプをマスターしたとしてローマ字入力になっていたとしたら、どうなのだろう。
常々思うのが、普段、しゃべるときに頭の中でローマ字変換なんてしないのに、文字を書くときだけローマ字変換するなんて、やっぱり不自然だよなあということだ。
日本語で考えで日本語で表現するのだから、ひらがな入力が自然だと思うのだが、ひらがな入力は断然少数派。
これはずーっと納得できない。
それはともかく、この年になってもキーボードが苦手で、もうたぶんこれからもそれはずっと変わらないだろう。
なんてことを突然思ったのは、ここのところキーボードの調子が悪くてくたびれてきたので、そろそろ買い換えかなとビックカメラに立ち寄っていろいろ見比べて、そして、やっぱりキーボードなんて使いたくないなあと改めて思ったからだった。
いいキーボードがなかなか見つからないなあ。
仕方なく今は、パソコンにデフォルトでついてきたキーボードを使っている。
2017.08.09
最高気温37度の今日も出かける。
と思ったら、朝から電車が止まっていた。人身事故らしい。
調べたら踏切での事故だそうで、「電車が何かを踏んだ」という乗客のコメントがなにげにイヤだ。
この暑さで死にたくなる人もいるかもしれないが、電車はよした方がいいと思う。
ここ数日、あきらかに電車の混雑が緩和されている。
世間ではぼちぼち夏休みに入っていて、仕事を休む人がいるのだろう。学生はとっくに夏休みだし。
その代わり、目につくのが親子連れである。
プールへ行く家族、ディズニーランドに行く家族、なんだかわからないけど出かける家族。
夏の電車の中は家族連れで一杯なのだ。
田舎の人は信じられないだろうが、実は首都圏では長期の休みになると電車各社が「スタンプラリー」というものを行う。
下敷きのような台紙を持って路線の指定された駅に行ってスタンプを押してもらい、全部集めるとポケモングッズがもらえたりするような、そんな安易なイベントだ。
だがこれが、何かを収集することに対しては異常な集中力を発揮する子どもという生物に大受けして大ヒット。交通費しかかからない割に一日潰せるというコスパの高さも受けた。
もっとも親にとっては、子どもに付き添ってただひたすら電車に乗らなくてはならないという苦行である。テンション上がりっぱなしの幼い兄弟を連れてぐったりの親という組み合わせは、夏休みの名物だ。
もっとも興奮してホームを走り回る、車内で大騒ぎをするといった点にクレームが殺到し、「そんなイベントやめちまえ。暑苦しい」という声も増えているそうだ。
そんなわけで人身事故から復旧してもダイヤが乱れて混乱を極める西武池袋線では、満員の車内で親子連れが泣き叫ぶ阿鼻叫喚だったらしい。
ツイッターでそんな状況を把握したオレは、これは乗ってはいけない電車だと判断し、バスに切り替えた。
そして半分居眠りしながら荻窪に出て、JRでなんなく都心に出た次第である。
2017.08.08
我が家から駅まで向かう道の途中に、気持ちの悪い家がある。
一軒家で、窓には全部目張りがしてあるような感じで、庭木はぼうぼうと生い茂ってトンネルとなり、周囲が薄暗く感じるほど。
最初、廃屋かと思ったが、近づいてみたら表札がかかっているし、玄関には監視カメラがついているし、何よりも異様な音が中から漏れてきたから、人が住んでいるとわかった。
どんな異様な音かというと、重低音である。
ベースとドラムが、BPM180くらいの速いテンポでドッドッドッドッと刻んでいる。しかも音程がちゃんと規則正しく変わるから、音楽なのだろう。
そういう気持ち悪い音楽が大音量で流れてでいるわけだ。
最初、この家の前を通ったときは、ななな、なんだとビビって、いやな汗が背中を流れた。その後、好奇心で駅への行き帰りにいつも前を通ったが、状況は相変わらずで、明らかに異様な家、もっと言えば妖気の漂う家だった。
とは言え、不思議なのは近隣である。
明らかに近所迷惑この上ない家なのに、近隣は何もしている様子がない。
きっとこれは、逆恨みを恐れて関わらないようにしているのだろうが、それにしても周辺の家々の屋根にかかるほど伸び放題の庭木や、大音量の重低音など、平穏な暮らしを阻害する要素垂れ流しであり、行政に依頼して対応を迫っていいレベルであるのに、状況は一向に変わらない。
あるとき、ヨメを連れてこの家の前を通って、ほら、危ない家だろ、と教えてやった。幼稚園児だった息子は、「なに、このおと」とビビっていた。
ヨメは「この家の前は通っちゃだめ」とオレに命じ、確かにオレもそれは感じていたところだから、何かのとばっちりを受けてからでは遅いと判断し、それ以来、家の前は通らずに遠目に眺めるだけにとどめていた。
最近になってからは、数十メートル離れても聞こえていた重低音騒音こそ聞こえなくなったが、漂う妖気はそのままで、でかい監視カメラが近隣に睨みをきかせている様子もそのままだった。
そして今日、仕事で出かけようと歩いていたら、その家の前に大勢の警察官がいた。その数、ざっと20人。
しかも、テレビで見るように、全員が頭にスーパーの惣菜売り場のおばちゃんのようなビニールの袋をかぶっている。
おお! こ、これは鑑識というやつではないか。
とうとうこの妖気漂う家で何か猟奇的な事件が起きたに違いない。やっぱりなあ〜。
鑑識の警官が妙に和やかで中には笑ってるやつもいたり、これだけの騒ぎなのに野次馬はまったくいないことなどがちょっとひっかかったが、ま、これはきっと重大な猟奇事件だろうと判断したオレは、きっと家の中に白骨が、というパターンだろうなどと想像してその場を後にしたのだった。
そして仕事を終えて帰ってきた5時間後。
汗だくでヘロヘロになって、そんな猟奇事件のことなどすっかり忘れて、つい駅前のタリーズでアイスコーヒーを飲みながら夕涼みしてしまったその後のことである。
せっかくタリーズで引っ込んだ汗が再び噴き出して、ひー、などと言いながら妖気漂う異様な家に近づいたら、おお、なんとまだ頭にスーパーの惣菜売り場のおばちゃんのビニール袋をかぶった鑑識が数人いるではないか。
しかも今度はマスコミもいる。テレビ朝日と書かれたカメラが玄関を撮影している。
これはやっぱり猟奇事件だ。白骨死体だ。ワイドショーだ。
だが、やっぱり鑑識はのんきで野次馬も全くいない。
なんなんだろうなあと首をかしげながらオレは現場を立ち去ったわけだが、そこに追いすがってきたのがマスコミだった。
「すみませーん」とオレを追いかけてきたその兄ちゃんは「日本テレビでえーす」と名乗る。そしてオレをつかまえ「ご近所の方ですか、××さんのことをご存じですか」と聞くのだった。
オレの頭の中ではマスコミに質問攻めにされている重要証言者という絵かできてしまっていたので、オレは得意げに異様な重低音について話してやった。
すると日テレの兄ちゃんは、野次馬が一人もいない周囲の無関心さに困り果て、こんな証言でも手ぶらで帰るよりはましと判断したのだろう、「撮影してもいいですか、お顔を映してもいいですか」と聞くのである。
もちろん望むところである。
オレは、回り始めたカメラの前で異様な重低音について再び語り、時々、視線を遠くの空に向けたりしながら、猟奇事件にふさわしいコメントを語ったのである。
「しょぼいコメントだなあ」という顔をしながらカメラを止めた日テレの兄ちゃんは、「何かありましたらぜひ連絡ください」とオレに名刺を渡したので、オレも、何かの宣伝にならないかなと考えて、「たんさいぼう」の名刺を兄ちゃんに渡したのである。
この話を家に帰って家族に教えてやったところ、この「たんさいぼう」の名刺というくだりがツボだったらしく、娘は「なんでそんなわけのわからないことを」と嘆いて倒れ込み、息子は「だはははは」と笑い転げるのだった。
これで練馬の猟奇事件イコールたんさいぼうという図式ができたわけである。
もちろんその夜、我が家では11時からの日本テレビのニュースを待った。正確に言うと、オレは待つつもりだったのに寝てしまったので、ヨメが待った。
だが当然と言えば当然で、野次馬も立たないようなしょぼい事件が全国ニュースになるわけもなく、オレのコメントも当然放送されず、何かの手違いで「たんさいぼうのタンゴさん」と紹介されるという僥倖も起きなかったのである。
さて、結局真相は何だったのか。
ツイッターで判明したところでは、この家に住む無職の53歳が、少女を「モデルにしてやる」とだまして家に連れ込んだ、という事件だったらしい。本人は「契約も結んだ」と正当なモデル事務所あることを主張しているそうな。
しょぼ。
なんというしょぼさ。白骨の猟奇事件かと思ったら、どういうことなのだ、このしょぼさは。
野次馬が全くいないと書いたが、思い起こせば、スーパーの惣菜売り場のビニール袋をかぶった鑑識の中に、一人、呆然と車椅子に座る白髪の老女がいたなあ。
あの老女は、もしかしてこのしょぼい事件の犯人の母親なのか。
妖気漂う異様な家の中で、この白髪の老女はしょぼい中年男とずっと暮らしてきたのかと思うと、それはそれで早く行政は何とかできなかったのかと思う。
あの老女は、この先、どうするんだろなあ。
2017.08.07
本日は毎年恒例、新横浜の日産スタジアムで保育士さん向けの実技講習会である。
言うまでもなく、オレたちが講師の先生として保育士のお姉さんたちを指導するのである。
「素人がプロを教えるって、すげえよな!」と息子には大受けなのであるが、その息子がなぜか今回はバンドに帯同する。
なぜだか知らないが夏休みの宿題が「ボランティア活動をせよ」というものらしく、息子はその課題にたんさいぼうを選んだようなのだ。
そんな課題は面倒だからやらなくてよいと言ったら、単位がついてくるらしくてそういうわけにもいかないらしい。
そういうことならば、荷物持ち兼手伝いに使ってやろうと思い、朝から帯同して働かせた次第である。
おじさんたちが若い女の子が大好きなように、保育士さんたちも男子高校生が大好きである。案の定、「サッキー」と名付けられた息子は、保育士さんたちに存分にかわいがられたのだった。
それにしても、高校生にもなってよく親にくっついてくるなあと、こいつにはいつも関心させられる。
オレが高校生の時に親と一緒に行動するなんて、考えもしなかったよなあ。だいたい誰でもそうだろう。
なのにうちの息子はホントによくオレになついて、親のバンド活動なんていう、子どもにしてみれば噴飯物の現場に、テレもなくくっついてきて一緒にお遊戯をしてくれる。
こういう瞬間が持てるだけでも、オレにとってはこの夏の一番の贈り物だ。
学生の頃、親の職場に何かの都合で行ったことがあって、そのとき、父親が妙に嬉しそうだったのを覚えているが、同じ気持ちだったのかなあ、と振り返る。
自分が親になったことで、なるほど、こうだったのかと、自分の親のことがわかるようになってきた。
2017.08.06
しっかし、今年のアルビレックスは困ったものだなあ。
これだけ頑張っていいチームに仕上げたのに、なぜか勝てない。まるで呪われているかのようだ。本当に呪われてるのかもな。
まあ、しかし、ブーイングはしない。
びりっけつでリレーを走る子どもに罵声を浴びせる家族がいないように、ただ声援を送るだけだ。
なんつーか、別にオレはいいから、選手たちに勝たせてやりたいなあと思うだけだ。
とほほ。
2017.08.05
iPadを解約した。
というか、2年しばりが終わったので、SIMを解約。Wi-Fi専用機にしたわけである。
これで我が家にはWiFi専用のiPadが3台。オレが仕事で持ち歩くLET機が1台。つまり4人家族でiPadが4台(笑)。
さらにKindleのFireが2台に富士通のぼろアローズ(駄作)もあって、しょがないじゃん、オレはタブレットが大好きなんだから。
ところで聞いた話だが、金持ちばかりが集まるパーティーに行くと、どこそこのSIMフリー機が安いとかいう話題で持ちきりだそうである。持ちきりは大げさだが。
金持ちなんてキャリアで余裕という感じかと思ったら、金持ちほど格安スマホを使い倒すそうだ。逆か。そこまでシビアにやるから金持ちになれるというわけか。
オレも格安スマホに換えたいなあと思いつつ、面倒でやっていない。
ちょっと気になる端末があるんだけどな。
2017.08.04
プロレスラーの高山善廣が頸髄損傷で動けなくなったという週刊文春の記事は、軽くショックだった。
高山を初めて見たのはUWFインターの武道館大会で、3階席からでもはっきりわかる背の高さには驚いたが、それだけのレスラーだった。
要するにでかいだけのでくの坊で、立ち振る舞いに何の美しさもないところが、まったく気にくわなかった。
それ以後頭角を現し、いろんなマットで活躍するようになったが、体の大きさに甘えて鍛錬をおろそかにしているんだなあという印象で、どちらかというと嫌いなタイプのレスラーだった。
現在50歳と聞いてちょっとびっくり。
へえー、あのひょろっとした若いレスラーがもう50歳かよ。って、そりゃそうだわな。
もっとびっくりなのは、50歳になってもリングに上がっていたということで、どうやら引退後に備えて経営していたラーメン屋が傾いちゃって、やむなく現役を続行していたということらしい。
ということは、蓄えはないのだろうなあ。大丈夫か。
回転エビ固めをかけようとして目測を誤り、頭からリングに突っ込んで、動けなくなってしまったらしい。ジュニアの小さい相手だったから、あの巨体で回転エビ固めをやろうとしてもうまくいかなかったのだろう。
意識はあるものの、首から下が全く動かず、食事も排泄も自分ではできないという。
あの巨体だから、介護するほうはたまったもんじゃないだろうな。
治療がうまく進めば、リングに戻ることはもちろん無理でも、車椅子で自分のことができるくらいにはなんとか復帰できるかもしれないということだ。
せめて、そこまでは回復してほしいものである。プロレス仲間が集まって、治療費のためにチャリティーマッチも計画しているとのこと。
まったくプロレスラーというのは、悲しい商売である。
2017.08.03
前にも書いたかもしれないけど、キャスター時代の小池百合子に会ったことがある。
テレビ東京でのニュースの作り方みたいな取材をする仕事で、そこにキャスターだった小池百合子がいたというわけだ。
小池百合子は本番前の準備中、イスにふんぞり返ってタバコをスパスパ吸って、カメラマンを「撮るんじゃないわよ」と恫喝していた。
今はもうタバコはやめたのかな。
あのときのシーンが強烈に頭の中に残っているから、禁煙条例の制定に目をつり上げている小池百合子を見ると、昔吸ってた人ほどタバコを目の敵にするよね〜という説も本当なのだろうなあと思えてくる。
今度は、自宅でも子どものいる家庭で吸ってはいけないという条例を作るのだそうだ。
どうやって取り締まるんだとか考えると、いくらなんでもやり過ぎだろうと思うがなあ。
2017.08.02
ぼちぼち秋の仕事の声がかかり始めている。
「決まったらお願いしますねー」というパターンが多く、全部決まっちゃったらどうしよう、という状況だ。無理、絶対に無理、という感じである。
ありがたい話だ。
逆に全部決まらない可能性もあるわけで、それはかなり恐ろしい話だ。
個人で原稿を書く仕事だがら、当然、キャパシティの上限はある。
つまり足し算。どんなに頑張っても一日は24時間だし、24時間続けて原稿を書き続けることなどできない。
だからかけ算が欲しくなる。一度書いた原稿が二度三度と稼いでくれるような、要するに印税方式だな。
そんなことを夢に見続けて、はや30年。
とにかく馬車馬のようにキャパの上限まで働き続けるしかないと腹はくくっているのだが、これで売上を伸ばして行くには、単価アップしかないのは自明の理。
最近もだいぶ意識するようになってきたが、この先は、もうちょっとはっきりとギャランティに対してはシビアになるつもりである。
ギャランティに妥協せず、結果的にそれで離れていくクライアントがいるなら、それはそれで仕方ないと割り切るのだ。
ラーメンを値上げしますと言ったら、だったら麺の量を2割増しにしろと言うような客は、ぞうどよその店へ行ってくださいと言われるのが当然だもんね。
2017.08.01
早いものでもう8月だ。
子どもの頃の8月って、黄金の毎日だったよなあ。年を取った今は、暑さにひーひー言う毎日である。
特にきついのは、冷房との温度差。毎度のことながら、冷房のガンガン効いた電車に乗って、冷気の直撃を受ける場所に立ってしまったりすると、終点までの急行の12分が地獄だ。
移動しようにも満員の車内では半歩も動けず、さっきまで暑くて汗をだらだら流していたというのに、今度は寒くて震える始末。これで体がおかしくならないわけがないではないか。悪文の二重否定文。
もっとも8月だというのに天気はすっきりせず、むしろ梅雨が続いているかのようなぐずつきだ。もしかしたら真夏と梅雨が入れ違ってしまったのではないか、地球温暖化で。
なんでもかんでも地球温暖化。
天候不順なのは間違いないよな。
2017.07.31
昨日は息子と調布の味の素スタジアムまでアルビレックスの応援に出かけた。
「負けるのに、どうして応援するの?」と娘は不思議そうだ。
お前が運動会のリレーでビリだったとして、お父さんたちはお前にブーイングするか? しないだろ? ビリだからこそ、頑張れーって応援するだろ。だからお父さんはアルビレックスを応援するんだよ。
そう説明したら、娘は「ふうん」と納得し「だからレオ・シルバもまだ応援するわけか」と確かめてきた。
当たり前だ、チームは違ってもレオは家族なのだ、と胸を張るお父さんであった。
という家族ネタとは関係なく、先日、浅田次郎の「輪違屋糸里」を読んだのだが、これは新選組最大の謎とされる芹沢鴨暗殺事件を描いた長編で、初期の新選組のダメさ加減がたっぷりと漂う、うんざりするような作品である。
本当に、とことん、新選組というのはダメ人間の集団だったんだなあ。
オレの好みは斎藤一と沖田総司。どっちも変人だ。
歴史的にはなんの価値もない新選組というろくでなし集団。まったく困ったものだ。
「輪違屋糸里」は新選組三部作の2番目で、読後、再び「壬生義士伝」をつまみ読みだ。こういうとき、電子書籍は本当に便利だ。
三部作の3番目「一刀斎夢録」は、オレの好きな斎藤一の物語で、題名の「一刀斎」は斎藤をひっくり返したものだ。
こちらは既に読了していて、あんまりピンとこなかった記憶がある。やっぱり三部作は最初が一番面白いなあ。
でも、芹沢鴨暗殺事件に触れているというので、また読み直してみようか。
ところでこの浅田次郎の新選組物語について解説した「新選組読本」というのがあるので読もうと思ってAmazonを見たら、電子化されてなくて、文庫本しかなかった。仕方なく文庫本で買って、持ち歩いている。
それで気づいたのだが、今やオレは電子書籍でないとすっかり読む気がなくなってしまっている。紙の本や雑誌は、なんだ、カミか、と手を出さなくなっている。
うーむ。
何しろ電子書籍の方が格段に便利だし、一度慣れてしまえば、紙の手触りが好きとか、ページをめくる感覚が好きとか、カバーを眺めながら積んでおくのが好きとか、そういう感覚と引き換えにしてもこの便利さは捨てがたいという気になってしまう。
雑誌はドコモのdマガジンなので、ここ数ヵ月、雑誌というものを買ったことがない。
もはや電子の活字を読むことから、オレは逃れられなくなっていると実感する。
ところで、ずっと気になっているのが天狗党の悲劇だ。吉村昭や伊藤なんちゃらが書いているが、浅田次郎が書いてくれないものだろうか。
幕末に突如として出現した頭のおかしな軍団。新日本プロレス騒乱期のマシン軍団のような、とことんアホらしくて、とことん頭のおかしな狂乱の自滅集団、天狗党。一度じっくり読みたいものである。
2017.07.30
合唱コンクールで伴奏を務めるためにピアノの練習中である娘が、オレに聞く。
「表現力ってどうやったらつくんだろ」。
パーカッション奏者ってさ、太鼓で夕陽が沈むところを表現しないって言われて、一日中太鼓を叩いているらしいよ。
「へえー」と娘。
おなかがすいたって楽器で伝えるのは凄く難しいよな。でも、歌なら「おなかがすいた」ってすぐに伝えられる。
だから歌うようなつもりで「おなかがすいた」って伝えるように楽器を弾けばいいんだよ。歌うように楽器を弾くっていうのは、そういうことなんだよ。
「へえーっ、お父さんが珍しくまともなこと言ってる〜」と娘は驚くのであった。
そうである、オレだってたまにはまともなことを言うのだ。
2017.07.29
「うちが普通の家とちょっと違うって気づいたのは、中学に入ってからだったんだよね」。
COCOSでランチのハンバーグを食いながら、高校生になった息子が言う。
ん? なんなんだ?
「普通の家って、週末に居酒屋行ったりしないんだよ。普通はファミレスとか行くんだよ。でも、うちは居酒屋に行くんだよ」。
おお、そうだなあ。お前は幼稚園に入る前から魚せいのカウンターで白子の天ぷらを食ってたものなあ。だはははは。
5歳でトロの味を覚え、ビールを上手に注いでいたものなあ。
娘だって、幼稚園に入る前から「かに味噌は好きじゃない」って言ってたものなあ。
「あと、普通の家では、子どもが腹減ったからって富士そばに行かせたりしないんだよ。マックとかなんだよ」。
だははは。確かにお前は500円玉をわたされて、中学の制服姿で富士そばのカツ丼セットを食ってたよなあ。一人で。
「あと、普通の家は、小学生に一人で池袋の牛丼屋に行かせたりしないんだよ」。
だははは。それはオレじゃなくて、ヨメ。お母さん。
池袋で腹が減ったというお前に、「あそこの吉牛で食べてきて」とお金を渡したらしいな。だって吉牛に入るのイヤだったもん、と言ってたぞ。
「あと、普通の家では中学生に一人でホープ軒へ行かせたりしないんだよ」。
だはは、行ったなあ、ホープ軒。千駄ヶ谷を車で走ってたとき、「ちょっと食べてくる」と降りて、一人でホープ軒のチャーシュー麺大盛りを食いに行ってたなあ。中学生の時。
確かにホープ軒の中学生一人というのはあまり見かけないな。
「そういうのはどこの家でも普通だと思っていたら、どうやらウチだけだったらしいって、中学生になって気づいたんだよ」。
だははは、遅いな。
「どうやら普通じゃないのは家ではなくて、親が普通じゃないんだって気づいたんだよ」。
それを聞いたヨメは「ひゃ〜、親じゃなくて、お父さんなのよ、普通じゃないのは」。
だははは、今さら何を言う。遅いわ。
子どもは親を選べないんだよ、だはははは。
「COCOSのハンバーグは旨いなあ」と息子は大盛りライスをむしゃむしゃと食うのだった。
2017.07.28
J1最下位、降格圏を絶賛独走中のアルビレックス新潟だが、なーに、後半戦は連勝街道を爆走してあっさり残留を決めてみせるわい。
そんななめた態度で打った手が、新外国人の獲得だ。
その名をタンキという。ドゥグラス・タンキ。
メキシコのチームからの移籍で早速チームに合流。短気は損気よなどとしょうもなさすぎて萎えるギャグをかまされながら、徐々に体調を上げてきている。
すごいのは180センチ95キロという体で、見た目は全然太っていないのだから、どれだけごついのだ。ほとんど千代の富士。
話によれば、メキシコでは体をぶつけてきた相手ディフェンスが、自分でぶつかったにもかかわらず怪我をしていたそうだから、化け物だ。
よーし、これで何もしていないのに相手が勝手に怪我をしてイエロー量産が目に浮かぶ。
浦和のボケナスどもをぶっ潰してくれれば、気分がいい。浦和が勝ったのに怪我人続出となったら、最高だな。
そんな期待を一身に背負って、よーし、まずは東京のボケナスどもだ、待ってやがれ、とオレは息子と週末に味の素スタジアムに乗り込む態勢を整えた。
そこに飛び込んできたのが、なんと、タンキの登録が間に合わないという脱力ニュースだったのである。
は? なんですと?
理由はメキシコからの国際移籍証明書という書類が届いていないためだそうである。
事務の理由かよ。馬鹿かよ。
タンキが新潟で練習を始めて1ヵ月以上。それなのに書類一枚が届いてないから出場できないというわけか。
とことんフロントは馬鹿だ。相手がメキシコだから適当だと? だったらメキシコに乗り込んで書類をふんだくってこい。1ヵ月も時間があったんだ。
ゲームは日曜19時キックオフ。オレたちは「イッテQ!」を犠牲にして観に行くのである。
日曜19時なんて地方のアウエーサポを応援に来させないための嫌がらせなのだが、ならばオレたちが、とアウエー専門サポのオレたちしいつも以上に燃え上がっている。
いやいや、なめんな、オレたちを。19時キックオフだろうが日曜だろうが、上等じゃねえか、きっちり応援して、夜通し関越を走って月曜からの仕事に間に合わせてやろうじゃねえか、という地元サポも大勢いる。
それもこれも、すべてタンキをワントップにして後半戦のスタートダッシュを決めるためだ。
ああ、それなのにボケナスのフロント連中は、「書類が届いてないので出られません。早く送ってくれるよう、働きかけています」というのである。は、働きかけているって何だよ、いつ届くかのメドすら立っていないのかよ。
行け。今すぐメキシコへ行け。そして書類をふんだくってこい。
やることなすこと、すべてが裏目に出て、大殺界かよ〜、という時って人生にあるよね。
アルビレックスは、まさにやることなすことすべてがうまくいかなくて、こりゃあ、降格するチームの流れそのものだなあ。
2017.07.27
そんな具合に映画も本もお手軽に安く買えるようになった、その影響もいくらかはあるのではないかと思えるぐらい、原稿料が下落を続けている。
先日会ったマキウラ氏も「ここんとこ、安い仕事ばっか。ひでーよ」と激おこ状態である。
ランサーズあたりのネット発注在宅仕事も影響しているんだろうなあ。
オレは基本的にギャラのことはあまり口にしないタイプなのだが、それでもあまりに安いときはリアクションするようにしている。
前も書いたけど、その一社とは話が長引いており、あんまりな対応をされているので、今後の付き合いも考え中だ。
なんて偉そうにしていて大丈夫なのか、オレ、という不安もあるし、困ったものである。
2017.07.26
アニメ「君の名は」が今日からネットで解禁である。
娘が2回、息子も2回、それぞれ劇場で観ているので、まあ、買ってあげようかと思ってAmazonビデオで購入。2500円だ。
まったく便利な世の中である。
もはや家で映画を観るのにレンタルショップどころか、DVDさえも要らなくなったのだから。
Amazon恐るべし。
オレたちは恐るべしと思うが、息子たちの世代ではもはやこれが当たり前で「Amazonプライムって、利用しない理由が見つからないよね」ということになる。
ちなみにドコモのdマガジンを利用しているから、雑誌は460円(だっけ?)で読み放題だ。オレはdマガジンを使うようになって、一切雑誌を買わなくなった。
娘が夜、塾から帰ってきてから「君の名は」を観る。
劇場で観たときは、こんなもんか、と思った程度で少しも面白くなかった。このアニメを観て号泣する人がいると聞いて信じられなかったが、まあ、それは人の価値観の違いだからあまり口にすべきではないな。
2017.07.25
イラッとくる言葉遣いの代表は「ら抜き」だ。
「私って××な人だから」という言い方も一時流行が危惧されたが、さすがに全国どこでも「知らねーよ」というツッコミが速攻で返ってきたとみえて、あっさり消えた。
似たようなものに「わたし的には」という「××テキ」という表現もある。これもけっこうイラッとくる。
新顔のイラッとくる言い方が「ところ」という言い回しである。
「こちらですとB案というところですが、私どもとしておすすめしたいところでありまして」とか「取材に伺いたいというところでして、よろしくお願いしたいと思うところです」というアレである。
これは政治家の物言いから来ているのだろうなあ。特に「ともみ組」の朋ちゃんの「ところ」の多用はひどすぎるものなあ。
「ところ」の困ったところは、ちゃんとした言葉遣いが必要な緊張を強いられる場であればあるほど、多用される傾向にあるということである。
だもんで、オラオラ、その言い方やめろよな、姉ちゃん、と注意しにくいので困る。
いつの間にか「ら抜き」が「市民権を得た」と言い出しかねない勢いになっている。市民権を与えたつもりなどないのだが、ともかく「ところ」も「ら抜き」みたいに開き直られることのないように今のうちに叩いておきたい。
2017.07.24
久しぶりに会ったカメラマンのT氏、一時体調を崩していたけれど、回復したようだ。
どうよ最近、と聞いたら「いやあ、忙しくてさあ」と苦笑する。
忙しいならよかったじゃん、と言ったら、「そうでもないんだよ、忙しいのはシルバーなんだよ」。
は? どういうことだ?
ということで詳しく聞いた話がけっこう衝撃的。
T氏は70歳。体調崩して入院した後、3ヵ月間、まったく撮影の仕事がなかったそうだ。
体調だけでなく心まで弱ってしまった彼は、「参ったなあ」と頭を抱えて、それでも働かなくてはならないからと、シルバー人材センターのようなところに仕事を申し込み、そして今は駅前の自転車整理のアルバイトをしているのだという。
朝4時半起き。
あの月刊文藝春秋のグラビアに連載を持ち、文藝春秋社から作品集も出しているカメラマンである。腕は確かで、近々某有名ジャーナリストと取材ロケも予定されている。
オレの知っているカメラマンの中では間違いなくトップレベルの技術を持った人だ。それがシルバー人材センターで駅前の自転車整理である。
朝6時から、イライラしながら自転車を放り投げるように置き捨てていくサラリーマンに「邪魔なんだよ」と怒鳴られたりしている。
うーむ、とオレは腕を組む。
「しかも、一緒に働いているのが映画の照明さんとか、オレみたいな人ばっかりでさあ、しゃべってて楽しいのよ、タンゴちゃん」と彼は言う。最近はリーダーとして推されていて、頼りにされているので、なかなか抜けづらいのだそうだ。
まあ、それはよかったが、あんたは力のあるカメラマンなんだから写真を撮らないとダメだよ。
人ごとではない。人ごとではないのだ。
わかった、なんか仕事がありそうなら、紹介するから。また一緒に現場で仕事しようよ。
「頼むよ〜、タンゴさんの迷惑にならないように頑張るから」と、さん付けで呼ばれてしまった。
唸りながら、次に隣のテーブルでビールを飲んでいる編集者のHさんに声をかける。
Hさん、久しぶり。あれ、ヒゲは? 剃っちゃったの?
Hさん「接客業だから剃っちゃったんだよ」と答える。
えっ、接客? 何の編集してんの?
Hさんは60代半ばである。
「イ*ンだよ、イ*ンのバイトだよ」と、Tさんに続いてこれまた衝撃の答え。
なんと、やっぱり編集の仕事が暇になっちゃって、遊んでいるわけにもいかないから、近くスーパーでアルバイトを始めたというのだ。
うーむ、Hさん、真面目で丁寧な仕事をする編集者なのに、スーパーでバイトって、あーた、それはないでしょう。
また一緒に仕事しようよ、と言いたくても言えないではないか、これでは。
人ごとではない。人ごとではないのだ。
今日の飲み会は10人。男が6人。その中でオレが最年少。
先輩方の現状を間近にし、いやいや、いやいや、とただ唸るのみだった。
2017.07.23
「日経ビジネス」に載っていた「介護の現場では通販問題が深刻化している」という記事が、ちょっと衝撃的だった。
テレフォンショッピングを見るたび商品を注文して、しかも毎月お届けコースを頼んじゃうものだから、いろんな健康食品なとが毎月山のように届けられて、そして電話したご本人はそれをすっかり忘れちゃってて、なんだ、こりゃと思って封も切らずにそのまましまってしまう。
そして、時々訪れるヘルパーや親族が大量の未開封商品の山を見つけて仰天し、問い詰めるも、本人はなんのこっちゃ状態。仕方なく返品手続きをして、それが毎月繰り返されているのだそうだ。
なるほど。これは深刻だ。さすがに気持ちが折れる。
この先、今度はネットショッピングのリテラシーを持った世代が認知症になって、介護の家庭には大量のAmazonの段ボールがあふれかえるというわけか。
そのシーンは、なかなか衝撃的だ。
オレの亡くなった親父は、認知症の初期、スーパーに行ってはやたらと食料品を買い込んだものだった。
お惣菜を始めとする食品を毎日かご一杯に買い込んでは、それらで冷蔵庫をあふれさせていて、弟がいつもうんざりしたような声をこぼしていたっけ。
そんな面倒を弟夫婦に任せっきりにしていたことに申し訳なく思う。
自分が大黒柱として家族を支えていたときのことが記憶にあるから、その時代の自分を取り戻そうと思ってやたらとスーパーで買い物をしては冷蔵庫に詰めているんじゃないのかと思っていたが、そうではなくて認知症の症状だったのか。
そういやオレは、ティッシュやトイレットペーパーや洗剤は常にたっぷりの買い置きをしておかないと気が済まないタイプで、だいたい数ヵ月分のそれらを買い置いている。
こういうところが親父に似ていると思っていたけど、実は認知症が始まりかけているとかだったりして。
うーむ…。
2017.07.22
先日、知り合いのカメラマンが亡くなったと聞いた。
そんなに親しいカメラマンではなく、月に一度程度、取材の現場で会って、終わればその場で解散という程度の付き合いだった。
それでもフリーランス同士、顔を合わせれば、どうすか最近は、いやあ、国民健康保険がきついっすねえ、などという世間話は交わしていた。
脳梗塞だという。
30代後半という若さなのに、なんと言うことだ。
しかも結婚したばかりだそうで、気の毒にと言うほかはなく、倒れてから一度も意識が戻ることはなかったそうだ。
生真面目なタイプで、ちょっと根を詰めて仕事をするようなところがあったというが、まさかそんな程度でストレスをためたわけでもあるまい。いや、そのまさかなのか。
若い人が亡くなるのはやりきれないなあ。まして同じフリーランスは。
せめて結婚したばかりで未亡人になってしまった奥さんが生活に困ったりしないよう、祈るのみ。
2017.07.21
子どもたちの夏休みが始まった。人生の黄金時代である。
娘は自習教室があるとかで学校へ行き、息子は閉め切った体育館で部活だ。
エアコンも使えず、窓も開けられないというので、体育館は地獄。水筒2本、計2.5リットルの麦茶を持って行ってるのにそれでも足りないそうだ。
午前の数時間だけで2.5リットルの麦茶を飲み干すって、どんなところで練習してるんだよ〜。
その息子と一緒に、午後は秋葉原へ行った。
息子の秋葉原デビューである。
メイドカフェへ連れて行ってやると言ったらヨメに激怒されたので、仕方なく買い物だけにする。
あちこちにある秋葉原の巣窟へ息子を案内。ケーブルだけの専門店、電球だけの専門店、ソケットだけの専門店など、秋葉原にしかない虎の穴のような店をのぞいて、「なんだよ、これ、全然わかんねえ!」と息子は激しく興奮する。
そんな店の前でたくさんのメイドたちがニコニコ笑ってビラ配りをしていて、男子にとって秋葉原の店は、何が何だかわかんないけどワンダーランドなのだ。
イラン人が日本人に中古パソコンを売りつけている店などをのぞいて激しく感動した後、「あきばおー」に行く。よく言えばギア、一般的にはガラクタばかりを集めた店で、なかなか面白い。
ここで息子に1万円をわたし、思い切り買い物をしろと解き放った。息子は大興奮なのだ。
そんな息子の買い物を店の外で待っていると、メイドがオレにするすると寄ってきて「こんにちは、にゃん」と笑いかける。
オレも、はい、こんにちは、と笑い返す。娘と話しているのと何ら変わらないわけで、馬鹿馬鹿しい。
「暑いでちゅね、にゃん。どこかのお店を探しているんでちゅか、にゃん」と娘が言うので、いや、息子をここで待ってるんだよ、店行くわけにいかないんだよ、と答える。
「あらららら」と娘。「じゃあ、今度きてね、にゃん」とチラシをオレに渡していってしまった。
いろいろとおかしなものを買い込んで満面の笑みを浮かべた息子を連れ、秋葉原から日比谷線に乗って築地に行く。暑い。
築地には知り合いがやっている寿司屋というか小料理屋があるので、メシを食いに行くことにしたのだ。
築地の寿司屋と言うことで息子はさらに激しく興奮するのである。
カウンター中心の小さい店で、コースのみ1万円。高校生が来るような店ではない。
オレは刺身と酒があればいいので、高校生に腹一杯食わせてやってくれと、板さんに頼む。「あいよっ」と板さん。
中トロやらヒラメやらウニやら、「あいよっ」と出てくる寿司を食って大満足の息子の隣でオレは、日本酒を片っ端から飲み干してベロベロなのだった。
帰り道、せっかくだから築地市場というものを見せてやろうと、息子を伴って夜の築地市場に忍び込もうとする。警備員の目があるものの適当にごまかせば大丈夫だろうと思ったのだが、「やめなさい」と息子に止められ、諦める。
暑かったけど、楽しかった一日だったなあ。
2017.07.20
梅雨が明けた。
梅雨明けは、若い頃は嬉しかったものだが、この年では何の感慨もない。雨は鬱陶しいが、さりとて酷暑もたまらないし、春の頃に戻ってほしいものだ、と思うのみである。
まあ、そう言いつつ、お彼岸の頃になると、あの酷暑が懐かしい、と言い出すに決まっているのだが。
ともかくこれから2週間ほどが1年で一番暑い季節だ。
2017.07.19
大事件である。
なんと、あーりんが第三形態に進化した。
あーりんとは佐々木彩夏。言うまでもなく、ももクロのピンクである。
その第一形態が、小学生から中学生にかけての時期。事務所側の大人の事情によって強制労働させられていた女工哀史時代だ。
第一形態のあーりんは、大人の酷い仕打ちに歯を食いしばって耐える健気さが人々の心を動かした。少なくともオレの心は動かされた。
あーりんの第二形態は、中学生から高校生にかけてである。
この時期のあーりんはアイドルとしての自分の価値とマーケットのニーズを天秤にかけるしたたかさを身に着け、あっかんべーと世の中をなめくさって、傍若無人にふるまった。
「あーりんは反抗期」という名曲を発表しているが、反抗期と嘯けば大抵の乱暴は通してもらえることを計算しての、暴れっぷりがまぶしかった。少なくともオレは目がクラクラした。
そんなあーりんが、ブログに大阪まで浜崎なんとかというおばちゃんのライブを見に行ったときの写真を公開。その写真のあーりんが、びっくりするほど普通で、しかも可愛いのだ.。
まさしく第三形態。究極の進化系。
どういう具合に可愛いかというと、例えるならTBSの宇垣アナのような可愛さなのである。要するに普通に可愛い。ギャル。
つまり第三形態に進化したあーりんは、ついにギャルになってしまったのだ。
うーむ、なんということだ。
この衝撃の事実を前にして、オレはかける言葉が見つからない。いや、あーりんは言葉なんてかけてほしくないだろうが。
2017.07.18
読売新聞の夕刊に、松任谷正隆のエッセイが時々掲載されている。
松任谷正隆とは言わずと知れたユーミンの旦那で、あのティンパンアレーのキーボーディスト。日本の音楽界の重鎮だ。
この人が何を書いているかというと「マナー」をテーマにしたエッセイで、それがことごとくずれているというか、噴飯物というか、とにかくとんでもないのだ。
今日の内容は、旅は一人の席でゆっくりしたいというものだ。
公共の乗り物で知らない人の隣に座るのはかなり苦痛で、1時間以上となると拷問に等しい、と嘆く。「僕は順応性がない」というのがその理由だ。
以前は、飛行機に乗るときは直前まで続けて2座席をキープしておいて、乗る直前にキャンセルしていたのだという。
なんというはた迷惑な。順応性がないのではなくて常識がないのだろう。
もちろんキャンセルしたところで、その席にはキャンセル待ちの人が座るだけだから、この人の頭のネジは大丈夫なのだろうか。
今はビジネスクラスに乗っているので、僕はスマートなビジネスクラスユーザーと、もしかして自慢しているのかもしれない。
一番不思議なのは、最近になって新幹線の券売機の使い方を覚えたので、一人の席でゆったりと過ごせるようになった、と自慢しているくだりだ。
新幹線の一人の席ってどういうことだろう。
念のために調べてみたが、上越新幹線などの車椅子対応座席は確かに一人だけだけれど、それ以外に一人がけの席というものはない。あ、やはり上越新幹線のごく一部にあるようだ。
東海道新幹線には一人席というものはない。だから、たぶんこの人の言う一人の席というのは、二人がけの席を買って一人で座るということではないのだろうか。
その昔、オレの知り合いの女性は、広島からSmapのライブを見るたびに上京する際、「知らないおじさんが隣に座ったらイヤだから」と往復とも新幹線の2人掛け席を買って独り占めしていた。
えらい金持ちだけど、えらい非常識だと呆れたものだった。
言うまでもなく新幹線の座席はそれを必要とする人が座るためにあって、単に隣に知らない人が座ったらイヤだからと2人分を買い占めるのは、カネを払ってるんだからオレの自由だろう、とふんぞり返っているのと何ら変わらない。
それとも松任谷正隆には、何か必ず一人で座れる秘技でもあるのだろうか。相変わらず不思議なというか、噴飯物というか。
もっともこのエッセイでは「スタッフが気を利かせて取ってくれた指定席が3人掛けの真ん中だった。スタッフは人のいるマークといないマークを間違えて買ったらしい」と書いてある。
なんとも意味不明の一文で、3人掛けの真ん中だろうと何だろうと、人がいると思った席は買わないだろう。ははーん、これはスタッフに意地悪されたんだろうな、と納得。
2017.07.17
今年はどうも蚊が少ないなあと感じていた。
多くないと思わない? ←二重否定。
気のせいかなあと思って調べてみたら、蚊っていうのは気温が高すぎると繁殖しないらしい。最高気温が33度を超えるともうダメだそうだ。
なるほど、今年は猛暑なのか。
だから蚊かがいないのか。
いいあんばいである。
と思ったら、代わりにヒアリだもんなあ。いろいろと面倒なことである。
2017.07.16
先日えーじくんが初めてJリーグを観に行ったらしい。
「あの人たち、おかしいですわ」と、えーじくん。
川崎市民のえーじくんに、またまたフロンターレ戦のチケットが回ってきて、ならばと出かけた等々力スタジアムがどういうわけがレッズサポの中という席。
おかげでレッズサポの傍若無人ぶりを目の当たりにできたということのようだ。
レッズサポの異常さは、自分たちのチームに暴言の限りを尽くすというところにある。よそのチームが大切にしていた主力選手を引き抜いておきながら、三顧の礼で迎えるかと思えば「いらね」「消えろ」と罵声を浴びせる。
こういうサポーターの行動は明らかにチームに悪影響を及ぼす。
何よりもスポンサーへの悪影響だ。
レッズユニフォームの胸には埼玉の住宅メーカーのロゴがどかーんと載っているが、レッズサポが選手に罵声を浴びせるたび、このスポンサーの社員は自分たちがつばを吐きかけられているような気分になる。
背中の三菱の人たちも、自分の会社に向かってブーイングを浴びせられている気分になる。
そもそもあたりかまわず暴れまくり、平気で差別しまくるサポーターのおかげでチームのイメージは最悪で、こんなチームのスポンサーになるということは同じように好戦的で差別主義な企業であると宣言しているに等しいから、普通の感覚ではスポンサーになんてなりたくないに決まっている。
それでもやっていけるのは、三菱自動車という親会社があるからだ。
そういう親会社を持たないアルビレックスは、だからいろんなスポンサーからの支援の積み重ねが命綱。
それを知っているから、どんなに連敗しようとも、最下位を独走しようとも、サポーターはチームに拍手を送り、次は頑張れと励ます。
それは同時にスポンサーに送られたエールでもあり、運動会でビリを走る我が子を応援してこそ家族という思いの表れでもある。
スポンサーはそれを知っているから最下位でも企業イメージが毀損したとは思わず、むしろだからこそ企業イメージが向上したと考えるから、スポンサーを続けてくれる。
最下位に落ちて苦しんでいる選手がののしられるようなチームだったら、誰だってスポンサーなんてやりたがらないだろう。
それを身をもって知っているだけ、新潟のサポーターは浦和の連中より立派だと思う。
なお、浦和のサポーターに話を聞くと内部の派閥争いは相当なもので、あの連中が声援を送ったらオレたちは無視する、みたいな敵対関係があちこちにあるそうだ。バラバラじゃん。
そんな雰囲気もブーイングに表れているのだろうなあ。
まあ、そんな浦和の連中に囲まれて身を小さくしていた川崎市民のえーじくんには同情するから、次は新潟の応援に来てみませんか。
来年はJ2でカターレ富山戦も楽しみだなあ。
2017.07.15
えーじくんをたんさいぼうのメンバーにするために、カホンを買うため浅草へ行った。
カホンとは打楽器のことである。段ボールのような形をしている。
実際、段ボール製のカホンもある。よく見ると、脇にAmazonと書いてあったりする。
つまりカホンとはブラジルの打楽器なのだ。たぶん。
なぜ浅草に行ったかというと、浅草にはビルまるごと打楽器という日本一の打楽器屋さんがあるのだ。
その4階にえーじくん夫妻と行き、店員のバイトお姉さんに、猿でもたたけるカホンをちょうだい、とお願いした。
たたくのは猿ではなくてこのおじさんです、とえーじくんを指さす。
バイト姉さんは、えーじくんをみて「猿の方が上手だと思いますよ」と言いながら、適当なカホンを見繕ってくれた。
ケース込みで3万7000円。
その後、舌切り雀の悪いばあさんのようにカホンの大きなつづらをしょったえーじくんと浅草寺でお参りし、昼間っから外れ馬券を握りしめたろくでなしが泥酔している飲み屋街でビールを飲む。
いやあ、浅草の夏はいいなあ。夏はやっぱり浅草だなあ。
この飲み屋街は大好きな街の一つで、外れ馬券のろくでなしたちも幸せそうにビールを飲んでいる。ここはたぶん日本一幸せな一角だな。
真夏の午後に浅草の道ばたで、日よけのよしずの陰でビールを飲むなんて、なんて幸せなんだろう。
その後、合羽橋でしゃもじをかったえーじくん妻も入れて3人で赤羽へ。
ここで学生時代の仲間と宴会だ。
赤羽は最近急上昇の街である。
おかげで飲み屋街には人があふれていた。
たぶんここも日本一幸せな一角だろうなあと思いつつ、昼間っから酔っ払った頭で、うすぼんやりと考えるのであった。
2017.07.14
オレたちの都知事は、通勤ラッシュ解消のために電車を2階建てにすればいいと公約で言っちゃったヒトだ。
えっ、2階建て? その電車は誰がお金を出して作るの? いつ作るの? ホームはどうするの? ホームも二階建てにするの? じゃあ、電線も高くしないといけないし、そもそも軌道が重量に耐えられるの? いや、だいいち二階に乘っちゃった人が乗り降りするのにものすごく時間がかかるんじやないの?
2階建て電車というだけで、一瞬でこんなに疑問がわいてきて、誰もが、「2階建て〜?」と仰天したのだった。
まあ、さすがにオレたちの都知事もこのアイデアは無理があったと気づいたのか、その後、あれはなかったことにされてしまっつたようだが、突如浮上したのが、通勤ビズとかいう単語。
耳障りのいいキャッチーな言葉をぽんと放り投げて話を進めるのはオレたちの都知事の得意技なのだろう。
でも、それって要するに時差通勤だよね。ずっとまえからやってるよね。言ってるよね。
それなのにわざわざポスターとか作っちゃって、そのお金は税金だよね。
かと思ったら、突然、白熱灯をただでLEDに交換してあげますという仰天のキャンペーンも始まった。
今まで自腹で交換した人は馬鹿みたいだよね、つーか、そのLEDも税金だよね。
築地は残して豊洲は活かすもそうだけど、収まりの良いキャッチコピーを先行させて、実はそれって単なる思いつきで、根回しも調整も、何もできていなかったようだ。
言うだけなら口先だけの広告屋でもできるんだよね。行政って、実行性だよね。
ああ、オレたちはどうしてこんな口先だけのおばちゃんをボスに選んでしまったのだう。いやあ、だってあの選挙のときは、対抗馬が対抗馬だっただけに、他に選びようがなかったんだよね。
そして今度はスポーツ推進大使「ゆりーと」だと。
ゆりかもめの「ゆり」らしいが、誰が見たってオレたちの都知事の「ゆり」じゃねえか。
いったいこんなものにまたどれだけ税金が使われたのだろう。
あんたたち、間違えちゃったよね〜と、アメリカ人を笑えないよなあ、都民のオレたち。
2017.07.13
今月はなぜか飲み会が多い。
今週金曜と土曜は連続だ。そして今日新しく月末の飲み会のお誘いが来た。
これはフリーランス仲間が国へ帰るという送別会。
商売的に厳しくなり、もう東京ではやっていけないというので、実家に戻るのだそうだ。
うーむ、厳しい話だなあ。
60歳過ぎて実家に戻って、それでちゃんと地元で受け容れてもらえるのだろうか。
現役時代は東京で働いて地元に税金を納めず、働けなくなってから地元の税金で養ってもらうつもりか。そういう感情は当然地元にあるだろうし。
同じことは、先日寿司屋をたたんだ、すがわらにも言える。
オレだって、もし40過ぎて結婚していなかったら、同じ道を辿ったかもしれないと思うと、なんとも辛い気持ちになる。
生きるに困ったら、最後は実家に戻り、故郷の空気を吸いながら死に至る準備をしたいというのは、自然な気持ちだろうし。だからといって、受け容れる側は、はっきり言えば迷惑だろうし。
そんな複雑な気持ちを考えながらの飲み会になるのかな。まあ、そんなことは聞けないか。
2017.07.12
あまりに暑いから本日は家にこもって原稿仕事である。
原稿だと、だいたい1日に2万字ぐらいが限界かなあ。
今日もそれぐらい書きまくったのだが、いやあ、さすがに疲れたわい。
2017.07.11
30度を超えて35度近くの暑さだったのではなすか。今日は。
その中、浅草から日本橋、外苑前と移動して取材仕事だ。
ほほう、銀座線沿線の移動じゃないですか、楽ちんですね。
知らない人はそういう。だが、実際はどこも駅から遠くて、浅草は浅草と鶯谷の間だし、日本橋は日本橋と京橋の間だし、外苑前は外苑前と国立競技場の間だし、要するにどれも駅から徒歩10分くらい。
炎天下をよれよれ歩いて、汗だくになって到着し、汗をだらだら流しながら訪問するわけにもいかないからハンカチで汗をぬぐい、うんざりしながらスーツの上着を着て、ドアをノックする。
そして中は冷房がガンガン効いていて、入って5分もすると体が冷えてくるっていうわけだ。
気温差が5度以上あると人間の自律神経は悲鳴を上げるそうだから、たぶん今日のオレの自律神経は何度も悲鳴を上げている。いや、オレ自身が悲鳴を上げた。
昔は夏が大好きだったのに、やっぱり年なのかなあ。
そういや今日は浅草のバイク関係者の集まる店に取材に行ったのだが、「あなたもバイクに乗りませんか」と誘われてしまった。ぶるぶる、とんでもない。
「同世代だと思うのですが、我々の頃ってバイクに憧れましたよね〜」と聞くので、ナナハンライダーとか読んでましたよと答えたら喜ばれた。
オレたちぐらいの年齢になると、子どもが手を離れたというので、改めてバイクに乗るおっさんが増えているのだという。へー。おやじバンドみたいなものだな。
もっともオレのやってるのは、おやじバンドじゃないからな。
音楽と年齢にはなんの関係もないから、おやじだとか、そういうのを自称するバンドは大っ嫌い。
なーんて、暑いからって頭に血が上ってもしょうがないのだ。
2017.07.10
朝、西武池袋線が止まっているという知らせが入る。人身事故だそうだ。
ラッシュ直撃である。
ツイッターやら乗り換え案内やらを見ると、駅はどこも大混乱。池袋線を諦めて西武新宿線に流れた客のため、新宿線も大混乱。おそらくホームに入れないだろう。
いや、他人事ではない。オレもこれから出かけなければならない。さて、困った。
というわけで、バスに乗って成増に出て東武線に乗ることにする。バスで30分。乗り込んだ東武線はガラガラで、余裕で座れた。
オレは勝ち組。だはは。
あとで知ったところでは,所沢の先の踏切で少年が電車にはねられたという。
運転士の話では、遮断器をくぐり抜けた少年が踏切に立ったそうだから、自殺だろう。
持ち物から中学一年生とわかったそうだ。
中学に入って最初の夏休みを前にしたこの季節に、少年は何に絶望したのだろう。
蒸し暑い朝で、ちょっとやりきれない汗が流れた。
2017.07.09
で、結局試合は後半に逆転されて1-2で負けたわけだが、オレとしてはここまでいいゲームを見せられれば満足なのだが。
浦和が浮き足立っているというか、落ち着いていなかったのはよくわかる。ミスばかりだ。
守田が露骨な時間稼ぎでそんな浦和をイラつかせたのはなかなかよかった。
そして前半30分過ぎて、自陣から駆け上がった小泉が頭で決めて、浦和にとっては交通事故のような失点だったと思ったが、我々アルビファンにとっては極上の喜びの詰まったゴールだった。
小泉、ようやくそれができたか。よかった。
ともかく今日のゲームのよかったことは、相手を恐れず、ビビらず、闘ったことだ。
このチームの選手は下手くそばかりなので、格上の相手だとすぐにビビってしまうのが丸わかり。それが腹立つ。
しかし今日は全くビビることなく、正面からぶつかっていった。この姿勢は、きっと次につながる。
あとは、まったくプレスに行かないという情けないほど弱者の戦術だな。
全然プレスしないから浦和もじれて、呆れて、自滅していった。あ、滅んでない、負けたのはこっちだった。
これだけ徹底してプレスしないと、相手も攻め手がなくなるのが面白い。
もっともプレスしない戦術は選手にとってみれば屈辱的だろうから、これで負けてもオレのサッカーじゃないし、と開き直る選手の出ることが難点である。
まあ、ともかくこれで6連敗。しばらく夏休み期間で、この間に立て直しを図るだろうが、まず無理だな。降格はもう決まったようなものだ。
J2でのんきにやって、また昇格を目指そう。正直、そんなに悔しくない。
2017.07.08
幼稚園が一緒だった地元の仲良しファミリーの、オレの娘と同い年だった子が亡くなったのは2013年の今日だった。
今の医学では原因もわからず治療法もないという難病にかかってしまい、1年間の闘病後、わずか10歳でこの世を去ってしまった。
娘はおしめをしていた時から彼女の仲良しだった。
あのとき、小学校4年生。元気であれば、今は中学2年生。
仲良しファミリーは、あのときからずっと変わらない付き合いを続けていて、地元にそういう仲間がいるというのはとても心強いことで、感謝してもしきれない。
その仲良しファミリーの間では、普段、亡くなった彼女のことが話題に上ることはほとんどなくて、どうしてかなあと思っていたけれど、それはきっと今もみんなの心の中で彼女が生きていて、当たり前のように一緒の時間を過ごしているという感覚があるから、特に話題にすることもないのかもしれない。
今日は命日。
みんなで集まってお線香を上げて、みんなで居酒屋で賑やかに食事する。
きっと彼女も一緒に楽しくわいわいやっているだろうなあ。
パパ友である父親に聞いたら「娘のいなくなったことを時間とともに自然と受け容れた」と話していた。
2017.07.07
7月6日はサラダ記念日だが、7月7日はオレたちの結婚記念日なのだ。
なぜ7月7日に入籍したかというと、七夕にしておけばきっと忘れないだろうという根拠のない理由からである。
もちろん七夕に入籍しても、ちっきり忘れる。
そもそもヨメもオレも、そういうことにはまったく無頓着で、ヨメに至っては結婚指輪すらしていない。
オレも今まで二度結婚指輪を消失し、今つけいるのはAmazonで買った2000円くらいのいんちき指輪である。
今年も特別のお祝いなどはまったくなく、普通に過ごしたのだった。
2017.07.06
今日は朝から六本木の泉ガーデンで仕事である。
泉ガーデンはわりと好きなビルだ。大人の品があって、落ち着いている。
急な坂の高低差をうまく利用した上下の資格変化の演出がなかなか見事で、館の内外を移動していて飽きない。品があって、楽しいビルなのだ。
それにしてもこのあたりもずいぶん変わったよな。
オレが20代の半ばの頃、このあたりはまだ古い民家が山のように残っていて、その中にあったカメラマンの事務所に何度か来たことがある。
石段を登ったり降りたり。風情があるんだか、不便なんだか、ともかく都心にこんな取り残された場所があるなんてと思ったものだった。
六本木ヒルズなんて影も形もなくて、時はバブル、このあたりの再開発が本格化すると聞いて、へえー、とのんきに口を開けていたことを思い出す。
そんなことを思いながら泉ガーデン内のエスニックレストランでランチを食べようとしたら、ラインが来た。
おや、珍しい、デザイナーのT君じゃない。どうしたんだろ。
見たら「買ってほしいものがるんだけど」。
わはははは、わはははは。ライン乗っ取られた。わははは。
一緒にいた客に見せる。みんなで「わははは、乗っ取りだ」と盛り上がる。客の一人はオレのスマホの画面を写真に撮ってFacebookに上げる始末。
面白いのでやりとりを続けていたら、「bitcashのポイントカード8万円分を買ってくれ」という。
よし。どうせ中国人がやってるんだろうから、でたらめな日本語で返信してやれ。
そう思ってふざけた内容の返事をしたら、ぴたっと止まってしまった。ちっ、つまらん。
メシを食い終わって、T君に教えてあげようと電話する。案の定、T君は「あちこちから電話が来て困っちゃってるんですよ」と泣いている。
聞けば普段から取引先とラインで連絡を取り合っているため、T君は、お客さん誰彼かまわずに「8万円買って」とねだってしまったのだ。
わははは。「困っちゃいましたよ、参りましたよ、どうしましょう」と泣くT君。
まあ、しょうがないな。交通事故だと思って諦めるしかないよ。
無責任な言葉で場を切り上げようとする、ひどいオレであった。
まあ、それにしてもラインの乗っ取りなんて誰にでも可能性があるわけだから、気をつけなきゃなあ。
皆さんも気をつけましょうね。
2017.07.05
仕事で八王子の山の中の大学に行った。モノレールで多摩丘陵を眺めながら、くっそ暑い中、駅を降りてからは坂道である。
しかも当然のことながら大学のキャンパスは広く、正門から一番遠い場所を集合場所にされてしまったので、オレは非常に不機嫌だった。くっそ、こんなところに大学なんてつくりやがって。
それはともかく、そのキャンパスへの坂道を登る前に、オレは昼飯を食ったのだ。
牛丼の「松屋」があったが、知らない街に来たら初めての店に入るのがオレの流儀。「松屋」の向かいにあった、どう見てもまずそうなラーメン屋に入ったのである。
そこで注文したのは冷やし中華ごまだれ味。暑かったからな。
待つこと5分、まずそうな冷やし中華が出てきた。よしよし。
すると、突然、カウンターの隣の席に座っていたオヤジがオレの冷やし中華を見て「オレが先に頼んだんだけどなあ」とぶつぶつ言い始めた。
ありゃ、オヤジ、順番を飛ばされちゃったのか? 気の毒に。
オヤジはアルバイトの店員をつかまえて「オレの方が先に頼んだんだけど」と文句を言い始めた。暑いから誰もが気が立っているのである。
これでは、オレも気まずい。冷やし中華を食べにくい。
そこで隣のオヤジに、先頼んだのにこなかったの? そりゃあ悪かったね、これ食べていいよ、とオレの冷やし中華を差し出したのである。オレは博愛の丹後ちゃん。
するとオヤジは「いやいや、お宅さんのせいじゃないし。それにオレのはごまじゃなくて醤油だれだし」と言うのであった。
わははは、八王子面倒くせー。
そうこうしているうちにオヤジの冷やし中華が届き、世の中の平和は保たれたのであった。
ちなみにオレの冷やし中華は、案の定、ちっとも旨くなかった。わはは。
夜、Jリーグのゲームがあり、浦和が川崎に1-4で虐殺される。よわっ。
浦和はこれで8位だそうだ。
ホームでの負けとあって、サポーターがぶち切れしたらしく、ゲーム後は二度もバスを囲んで監督を引きずり出しては詰め寄ったらしい。
やだねえ、浦和の連中は。いくら暑いからって気が立っちゃってさ。たかがサッカーじゃん。勝った負けたとわいわいやるのが楽しいのにねえ。
ところが、サポーターに詰め寄られた監督は、なんと「次の試合から連勝しなければ監督を辞める」と大見得を切ってしまったのである。
その次の試合の相手というのが、わははは、アルビレックス新潟!
文脈を冷静に読めば「次の試合から」と言っているので、アルビレックスに勝つのは当然として、その次の試合にも勝たなかったら辞める、という意味だ。だが、Jリーグのサポーターはそんなに頭がよくない上に暑さでさらに頭がやられているから「次の試合に負けたら浦和の監督が辞める」ということになってしまった。
これで俄然、浦和対新潟のゲームが、次節一番の注目試合に躍り出てしまったのである。
おかげで新潟サポの掲示板には「お前ら絶対に勝てよ」「負けるんじゃねえぞ」という他チームのサポの書き込みが殺到。その中でも一番多いのが浦和のサポの書き込みで「お前ら絶対にオレたちに勝てよな。勝って、ミシャ(監督)を追い出せよ」という煽りが続いている。
浦和の監督を一番嫌っているのが浦和のサポというわけで、へえー、この成績でも嫌われるんだから、誰も浦和の監督なんてやりたがらないわなあと納得。
もっとも新潟のサポは、「どうせ次も負けだよね〜」とのんきに構えていたところに急に一番の注目ゲームとなって、さらに「勝てよ」「絶対勝てよ」と言われてしまったことで、逆ギレ。
「勝てるわけねえじゃん」「勝って欲しければオウンゴールしろ」「オウンゴール3点もらわないと勝てない」と開き直っている。
浦和が新潟に「絶対勝て」と言って、それに対して新潟が「勝てるわけねえだろ」と切り返すという発狂的な事態になってしまって、もう収拾がつかない。いつも赤点で落第確実だった馬鹿高校生が「絶対に東大に受かれよ」「お前ならできる」「やればできる子なんだからな」とあおられているようなもので、そりゃあ新潟だって言われて迷惑だよなあ。
まっことJリーグとは面白い。
2017.07.04
国民健康保険を毎月8万9000円も徴収されているという鬼畜な事実をこの日記とともにFacebookにも書いたら、さざ波のような波紋が広がって(牛の牛肉、頭の頭痛)、「ほんとですか!」「私もですよ!」といろんな人から声がかかる。
イサワ氏もその一人で、「業界団体に入れば安くなるはずですよ」と教えてくれた。
そうなのである。業界団体に入れば、ばっか高い国民健康保険を払わずに、その団体の保険に入ればいいのである。
それは知っている。だが、現実にはオレのようなフリーランスのライターが入れる組合というものが存在しないのだ。
最も近いものでは東京コピーライターズクラブという団体がある。だが、ここに加入するには年に一度の広告賞で入賞しないといけないという決まりがある。ハードルが異常に高いのだ。
広告賞を取るような広告とは、例えばちょっと前ならサントリーのような、要するに予算をたっぷり持っている企業の知名度の高い商品のコピーのことで、現実にはなかなかチャンスが回ってこない。
そういう仕事はだいたいが電通あたりのコピーライターが手がける。
そして、その賞の審査員が「ぼちぼちウチの若いのに賞を取らせたいんだけど、山ちゃん、頼むよ」てな具合に内輪で賞を回し合っている。
全部が全部ではないが、そういう話を20代で聞いてしまったオレは早々に東京コピーライターズクラブに入るのは諦めてしまった。
そもそもコピーライターがコピーライターの仕事を審査して賞を贈るって、何かおかしいよなあ、という疑問もある。
広告って、広告主のものだし、それで商品がナンボ売れたんや、というのが唯一の評価軸だと思っているから、仲間内で賞をやりとりするって間違ってるよなあ、と思っている。
それに、例えばマンションや日用品のような広告は賞が取りにくく、おしゃれできれいな広告は賞が取りやすいっていうのも変だし。
などということを考え続けてきたので、東京コピーライターズクラブ会員になりたいと思ったことはない。
もっともこういうことを正面切って口にすると、賞を取れない人間のひがみだと思われるのが落ちなので、一度も言ったことはない。
さて、東京コピーライターズクラブが現実的に門戸を閉ざしているとなると、あとライターが入れる団体としては、最近できたデジタルライターズ組合のようなものがある。
これは文字通りデジタルやITに特化して技術的な文章を書いているライターのための組合で、オレはちょっとそのジャンルとは違うから無理だ。
デザイナーとかカメラマンにはそういう組合があるのだが、そんなわけでオレのような何でも書きます系のライターが入れる組合というのは存在しないのが現実なのだ。
抜け穴的に発見したのは、作曲家・作詞家・編曲家として入れる組合があるということ。
まあ、これも明らかに副業のレベルにも達していない収入なので、審査されたりすると、いろいろと面倒なことになりそうだしなあ。
というわけで、フリーランスのライターは高い国民健康保険を払い続けるしかないということなのだ。
これはとんでもなく不公平なことだよなあ。思い切り弱者じゃん。
どうして今まで誰も声を上げてこなかったんだろうなあ。ライターってのは、馬鹿の集まりじゃなかろうか。いや、それはその通りなのだが、いくら馬鹿でも、面倒くさがらずにちゃんと組合は作っておいて欲しかったなあ。
2017.07.03
インタビュー先の担当者が、なんとJリーグの創設期からJリーグに関わっていたことが判明。
サッカー話で盛り上がる。
アルビレックスのサポなんですよ〜。「あらー、呂比須じゃないですか。おとといの磐田戦で、呂比須と名波がしゃべってるのを見て、胸が熱くなりましたよ〜」。熱かったっすね〜。
「ドーハは悲しかったですよ〜、協会がお通夜でした」。ああ、あの頃は、これが歴史の重みだと言われてもわかんなかったですね。今だったらあの負けがあるから今日があるっていうことがわかる。「そうなんですよね〜、それなのに今の選手たちはワールドカップに出るのが当然みたいな顔してて」。そそそそそそ。私もあれば気に入らない。
「ねー」。ねー。
代表戦があると渋谷でハイタッチする連中の姿を見るたび、お祭り騒ぎも必要だけどさあ、とイヤーな気分になる。
まあ、たぶん今年はかなりの確率で第三決定戦にもつれ込むから、修羅場をくぐっていない選手と無能の監督のせいで、あっさり負けると見る。
わはは。これも歴史の重みだと、渋谷の奴らも知るだろう。
2017.07.02
本日は都議選である。
政治ネタはあんまり書きたくないが、それにしても民進とか、都民ファーストとか、ひどすぎる。
特に都民は小池ファーストで、急ごしらえの候補者たちは後々馬脚を現すのが見え見えだ。はあ。
まあしかし、投票は義務であり権利である。ちゃんと行使しなくては。
というわけで夕方になって家族四人で投票に行ってきた。
けっこう人の姿が多いように感じて、案外、投票率が伸びたりして。
2017.07.01
今年のアルビレックス新潟はすごいぞ。
2連敗、3連敗、4連敗と続けてきて、だったら次は5連敗だなと思ったら今日負けて本当に5連敗になった。
ということはここでいったん休みを入れて、次からまた連敗が始まって今度は6連敗。
そう予想したら、あれれ、次のゲームは浦和が相手じゃん。
2連敗、3連敗、4連敗の次は先の見えない泥沼ですか〜。
しかも今日はすごいぞ、なんとシュートが1だ。
得点ではない。シュートだ。シュートが1なのだ。ホームの試合で。
オレの弟が応援に行ったから言いにくいが、よくもこんなゲームを金払って見るよなあ。
どうすればこんなにひどいゲームができるのだろう、ホームのスタジアムで。恥ずかしくないのたろうか、選手たち。いや、恥ずかしいに決まっている。恥ずかしいから武蔵は泣いていたのだろう。恥ずかしくて。
だが、もっと恥ずかしいのはこっちだ。
呂比須はいい監督だが、もうJ1は無理だろう。呂比須も諦めてるふうな言葉を口にする。
前回、ガンバをJ2に落としてしまった汚名があるから今回は挽回のチャンスと思っていたはずだが、それもかなわず。
J2で長期的な展望でチーム作りをしてくれるといいのに、ブラジル人だから「契約は別の話ねー」とあっさり帰国してしまうような気もする。
なんでも呂比須のギャラは桁が違うらしく、ということは億のギャラということだから、そりゃあ払えないわなあ。
数試合前から、テレビで応援している息子とオレも、冷めた応援しかしなくなった。
あ〜、もうすぐ点が入るぞ、あ〜ほら、やられた。やっぱあそこが狙われてたよなあ、てな具合。応援ではなくて解説になっている。
こんなくそ試合見せられて、熱くなれるわけがない。
それでもゲームが始まる前は、今日こそ、今度こそ、何とかしてくれるに違いないとプラスの材料を無理矢理探して前を向いている。
選手がさあ、ひどすぎるんだよなあ。
レオ・シルバ頼みだった後遺症でもある。
もっとピッチの上で怒って欲しいのに、誰も怒らず、負けてもあっさりしたもんだし。
今日でJリーグは前半終了。18試合でわずか2勝。
冗談でなく、このままずっと勝てなくてリーグ最低記録の勝ち点で降格もあるぞ。
いっそそれぐらいの方が、記録に名前が残っていいではないか。所詮Jリーグにいる価値のなかった、何の足跡も残せなかったチームなんだから。
2017.06.30
ありがたい話であるが、忙しい。
これまで毎年今頃はけっこうヒマだったのだが、今年は仕事が切れない。本当にありがたい話だ。
今日も7時間ぶっ通しで7人のインタビューを行い、月曜は5人、火曜は4人と、インタビュー続き。
問題はそれを原稿にする時間をどうやって捻出するかであるが、まあ、なんとかなるだろう。
という具合に仕事がたくさんあって調子に乗っているというわけではないが、いろいろ失礼な取引先に対して衝突している。
本日もある取引先が失礼なことを言ってきたので、ぶち切れたところである。
ギャランティアップを願い出たところ、「ギャラアップするならお前の書いたコピーのレスポンスを確約しろ」と言ってきたのである。つまりオレの広告コピーで商品がどれだけ売れるのかを約束しなければギャラは上げない、という意味だ。
当然、あり得ません、正気ですか、頭おかしくないですか、公正取引委員会か中小企業庁にたれ込みましょうか、とたたき返しておいた。
これで相手が頭を下げないなら、オレの方から仕事は降りるつもりである。わはは。
心当たりのあるクライアントは震えて眠れ。
2017.06.29
荒川区と台東区の境目のあたりに行った。このあたりは国籍もわからないような外人さんが多いなあ。
以前、文京区と荒川区の区境に近い人が「荒川区じゃなくて絶対に文京区にしたかった」と言っていた。
無関係のオレにしてみればどっちでもいいだろうと思ったものだが、荒川区と台東区にもそういうのがありそうだ。
もっとも練馬区だって「板橋区と一緒にされたくない」という意識がないわけではない。それを言うと杉並区あたりが「こっちは練馬区なんかと一緒には」と言い出しそうだ。
こういう土地ブランドの闘いって馬鹿みたいだけど案外面白いよな。
で、ネットで発表された首都圏で住みたくない街の1位が八潮、2位が川崎だって。
八潮(笑)。
確かに、と納得の結果なのだった。
2017.06.28
忘れていたけど、いしだあゆみファンの金内おじさんは先日の「ボクらの時代」を見逃したらしく、「録画をくれ」とオレにメールしてきた。
録画なんてしてるわけないですがな。
だいたいあの番組は、朝、テレビをつけてから誰が出ているかを知る程度のものですし、そもそも私はいしだあゆみを録画する趣味なんてないですから。
ところがファンにとっては、いしはだあゆみというのは大変に大切な存在らしく、あんなババアの絵でも欲しいらしい。
今オレはババアと書いたが、本当にババアだものなあ。
転んでアゴに怪我をしたり、そのアゴに冷えた大福を貼ったり、夜7時に寝たり、携帯も持っていなかったり、すべてがババアではないか。
いや、アゴに大福を貼るのはババアを通り越して妖怪か認知症。
ここまで書けば、さすがの金内おじさんも怒りそうだからこれぐらいでやめておくが、オレはこの類いの番組でアグネス・チャンが出ているのを見ると、ぎゃあ〜やめてくれ、香港に帰ってくれ、と叫びたくなる。
アイドル時代にファンだった自分を思い出し、あの清らかな思い出を踏みにじらないでくれ、この中華ユニセフ詐欺ババア、と激怒してしまうのだ。
金内おじさんにはそういうところがないらしいから、人間ができている。
先日、石野真子がどこかの番組で歌ってたけれど、あの人はババアでもかわいいババアになってたね。あれならいいかな。
2017.06.27
そういや昨日、息子の通う高校の駅前でマンション火災があった。
駅前の住宅密集地ということで「消防車が山ほどやってきて大騒ぎ」(息子)だったらしい。日テレとフジのニュースでも流れたそうだ。
「餃子の満州のマンションだよ」(息子)とのことで、さぞたくさんの餃子が焼けただろう。いや、不謹慎だな、これは。
不謹慎といえばもっと不謹慎なのがあの政党で、なんと火事の消火活動に消防車が結集して大騒ぎになっているまさにそのさなか、あの政党の候補者が「南口で演説の予定でしたが、騒がしいので北口に場所を移してご挨拶いたします。みなさ〜ん、今度の都議会選挙ではぜひ我がぼけなす党、ぼけなす党に入れてくださ〜い」と絶叫していたらしい。
そのアホすぎる立ち振る舞いにツイッターでも非難殺到。とっとと落ちてしまえと、オレも思う。
2017.06.26
世間では藤井四段が話題だが、将棋二段の息子は我が家で二段と呼ばれている。
四段が将棋を始めたのは5歳の頃らしい。二段もその頃に将棋を覚えている。
二段のすごいところは、そこから「囲碁の本を買って」とオレにねだり、その本だけで囲碁のルールを覚えて「お父さん、勝負しよう」と闘いの道を歩み始めたことだ。
残念ながらお父さんは囲碁がちんぷんかんぷんなので、窮余の策として「先生に相手をしてもらえ」と囲碁将棋教室にぶち込まれてしまった。おかげで二段は小学校卒業まで囲碁将棋教室に毎週日曜日に通ったのである。
どんな世界でも同様だが、プロは厳しい。
将棋の世界はことのほかすさまじく、26歳で規定に達していなければ、誕生日を迎えた瞬間に将棋界を抜けなければならない決まりだ。
「26歳、無職、高卒で社会に放り出されちゃうんだぜ」と息子が言うように、それはあまりに無慈悲。
だから息子は二段のまま、ネットで対戦相手を見つけてはアマ将棋を楽しんでいるのだった。
2017.06.25
オレがアルビレックス新潟を応援しているのはもちろん故郷のサッカーチームだからだが、それでも以前はゴール裏で叫ぶほど熱くはなってなかった。
アウエーに行くにしても、指定席でのんびりと眺める程度だった。
態度を変えたのは、レオ・シルバを見てからである。
2014年春の鹿島アントラーズ戦。カウンターを食らって5-2の絶対的なピンチの中、するすると寄せていったレオがたった一人で何事もなかったかのように守ったのだった。
見ていたオレはのけぞった。なんだ、この選手は。
以来、レオを見るためにアルビレックスのゲームを追いかけた。
今年、レオはその鹿島の選手である。
負傷欠場していたが、古巣との対決に間に合わせるかのように見事に復活して、レオはアルビレックス戦の後半から途中出場だ。
そしてオレは、以前と同じようにゲーム中は、相手チームの選手だというのにレオを見続けたのであった。
悲しいよなあ。
そして予定通り、まったく順当にアルビレックスは0-2で負け、0-2なら勝ちも同然だというわけのわからない胸の張り方をするサポーターと一緒にさして悔しがることもなく、オレはさっさとチャンネルを切り替えて子どもたちと一緒に「イッテQ」を見ながら大笑いしたのだった。
2017.06.24
日曜日の朝7時からフジテレビでやっている「ボクらの時代」がけっこう面白くて、いつもついつい見てしまう。日曜日のこんな時間の対談番組なんて、どうせ誰も見てないだろうというつくりがなかなかよろしい。
もちろん中身の成否は出演者に依るところが大きくて、先週は和田アキ子・梓みちよ・いしだあゆみ。
正直、芸能界のおばちゃんたちによる昔話自慢かよと一瞬萎えたのだったが、ふたをあけてみたら、これが異常に面白かった。
とにかく、いしだあゆみの切れ方がハンパなかったのである。
枯れ木のようにペラペラになったいしだあゆみ。携帯も持たず、夜は7時に寝て起きるのは3時という、本人そのものの暮らしをしているらしい。
テレビに出てきたその顔には、顎に大きなあざがある。ぎょっ、なんだこれは。
と思ったら、2,3日前に転んで顔を打っちゃって、冷やそうとして冷蔵庫の中の大福を顔に当てたのだけれど、手が疲れてきたのでガムテープを貼ったらかぶれちゃった、ということだった。
なんだ、この爆弾発言。これはテレビの前で、早朝から悶絶である。
このほかにも、タクシーで「ブルーライトヨコハマ」が流れてくると、ブルーライトって体によくないらしいからとても申し訳ない気分になるとか、プールで泳いでいたら隣のおじさんに「いしださん、泳がないんですか」と言われちゃったりとか。
こんなに天然なおばさんだったとは知らなかったので、この絨毯爆撃のような攻撃には、いやはや、参ってしまった。
「証言UWF」宝島社。こういう本こそKindleにしてもらいたいものだが。それはともかく、UWFについて関わった選手や関係者からの証言で構成された一冊。同じ事象でも人によって180度違って見えるというのが実に興味深い。いろんな驚愕すべき事実が明らかにされていて、例えば前田の師匠格だった田中某という空手家が実は稀代の詐欺師だったという話には仰天した。そのほかにも、“今だから言うけど”話のオンパレード。うーむ、あのちょっとしたすれ違いさえなければ今のプロレス界はまったく違ったものになっていたのだなあと、まるで歴史小説を読んだ後のような感想を漏らすオレであった。
2017.06.23
今日は忙しいかった。朝から夕方までずっと出ずっぱりで都内を移動だ。
暑いと、こういうのが堪える。
夜、久しぶりに飯田橋の鳥よしで一人ホッピー。
すがわらがなくなって、寿司を食いに行く先がなくなった。正確に言えば地元に一軒、知り合いの寿司屋があって、ここは割と旨い。特にシャリが旨い。
ただ、都心で行ける寿司屋がなくて、うーん、困ったなあ。これから開拓するのもなあ。
そんなことを思いながら、相変わらずホスピタリティ最低、ただうるさいだけの鳥よしで飲む。
けっこう好きなんだよね、ここ。
それにしても飯田橋って、オレはもう30年近くこのあたりをうろうろしているのかと思ったらちょっとビックリしたしたわ。
2017.06.22
なんだか今年は忙しいな。
いいことだ。ありがたいことだ。
8月ぐらいの仕事も今から入ってきている。頑張るのだ。
そういや今朝、石神井公園の駅前で野田さんが演説していた。
野田さんというのは、民進党の人で、昔、首相やってた人。
野田なんとかさん。
総理までやった人が石神井公園なんかの駅前で朝から演説して、そして誰も立ち止まらずにちらっと見るだけというあたり、なんか哀れでしたな。いやいや、仕方ないだろう。、民進では。
オレも野田さんの後頭部だけ眺めて通り過ぎた。
野田さんに先日は小池百合子に片山さつきと、そこそこの大物がやってきているあたり、このへんは案外激戦区なのかもね。
2017.06.21
一度ぐらいフリーというものを体験してみたいと思って独立した。
3年もやったら十分だから、というか、オレに3年もフリーができるとは思えなかったので、3年やったらサラリーマンに戻ろうと思った。
ところがコピー機や机をリースしたら、リース契約の最低が5年だというから、仕方なく5年はフリーをやらなきゃと思い直した。
当時住んでいた京王線「つつじヶ丘」のぼろアパートで、夜中に目覚めて、本当にオレに5年もフリーができるのだろうか、オレはとんでもないことをしようしているのではないかと、天井を見ながら眠れなかったことを覚えている。
以来29年。
明日から30年目のフリーだ。
2017.06.20
寿司屋の「すがわら」から、廃業したというメールをもらった。
歌舞伎町の小さな寿司屋である。
阪神大震災の頃に店を構えて、以来、ずっとひいきにさせてもらった。
結婚してからはそんなに足を運べなくなり、年に1、2度行くくらいだったが、とてもよくしてくれた。
息子が大きくなって、連れて行ったときは喜んでくれたなあ。
息子は、山盛りのイクラやウニを食わせてもらって、目を白黒させていた。
接客は最低で、たべろぐあたりにも「店主が最低」と書かれて最低点をつけられたりしていたが、味は文句なしに最高だった。
高かったけどね。
一人で行くと2万円。何を食っても2万円。
2人で行くと3万円。4人で行くと4万円。
どうしていつもきっちりなんだ、どうして何を食っても同じなんだ、ぼったくりだろう。
そう言うと「うちはぼったくりじゃねえ」と、刺身包丁をオレに突きつけてきたっけ。
とんでもない店だな。
くっそう、オレはこの他に寿司屋と言ったら回転寿司しか知らない。オレの行く寿司屋がなくなったじゃねえか。くっそう。
もう一度、やってくれ。
そう再開を頼んだが、すがわらは「ないよ」とのつれない返事。
ながいこと、ご苦労さんでした。ごちそうさんでした。
2017.06.19
今日で5日間、電車に乗っていない。
土日に加え、アポがなかったり、車での移動だったりしたためだ。
電車に乗らないと、改めて楽だなあ〜と思う。電車というのは、ラッシュに限らず、ストレスのもとであるのだね。
ただ、それは社会との接点でもあるわけで、日常的に電車に乗っていると社会に所属している実感はある。例えば、テレビのニュースを見ても、それが他人事ではないという実感のような。
だから電車に乗る実感のようなものは大事にしないといけないのだが、でもやっぱり乗らないと楽だな。
2017.06.18
毎年のことだが、6月は憂鬱である。
梅雨のせいではない。各種社会保険料徴収のお知らせが届くからである。
年金に住民税、都市計画税、固定資産税、そしてとどめが国民健康保険。
この国民健康保険がとにかくひどい。鬼畜過ぎるのである。
オレの場合、毎月8万9000円だ。
一家4人分。
稼いでいるからさと言う人が多いが、稼いでいるわけがなかろう。みんな、こんなに徴収されているのを知らないから人のことを指さして笑っていられるんだ。
毎月9万円弱も搾り取らないとやっていけない保険制度なんて、もう破綻しているだろう。
オレの両親が亡くなるまで面倒見てもらった、ヨメの両親はまだ健在だがいろいろと体の具合も悪くなっていく、地元の知り合いの幼い子どもか難病にかかって亡くなった。
そんな様々な人たちのためにお金が必要なのは当然だから、もちろん健康保険だってちゃんと払うわ。
でも毎朝、地元の整形外科に年寄りの長い行列ができているのを見ると、ちょっとどうかなあと思ってしまう。
例えば健康保険にも持ち点制度を導入して、高齢者の場合、一ヶ月に使えるのは10点まで、それ以上は自費診療とかいうふうにしたらどうだろう、という話が出てくるのも当然のことだと思う。
実感はないが、こういった様々な社会保障費に加えて、消費税も日々ぶんどられている。
まったくこの国は共産国家かよ。
2017.06.17
さあ、みんな! ボクたちはこれから新しい世界に飛び出していくんだよ。
過去のことなんか忘れて、新しく生まれ変わるんだ! あはは。
ほら、ごらん、あれが新しい世界。
J2という名の新しい世界だよ! あはは。あはは。
そんなお花畑がサポーター全員の頭の中に広がった試合だったな。
今日は18位新潟と17位大見なの最弱決定戦。裏天王山。しびれるねえ。
どちらもまだ2勝しかしていない同士で、これに同じ2勝の広島を加えて、この3チームが仲良くJ2に落ちるか、いやいや、冗談じゃねえ、こっちは這い上がってやるぜ、という血で血を洗う闘いなのだった。
ああ、それなのに。
もう何度目だろう、武蔵の目を覆うような下手くそプレーを見られたのは。ディフェンスの、嘘だろという怠慢プレーを見せられたのは。
結果、大宮にあっさり負け。あの大宮にも負けた。
戦力で劣るならせめて大声援で後押ししてやろうとのもくろみで配られたタダ券のおかげで最弱決定戦にもかかわらず3万人近い観客が入ったらしいが、信じられないような凡ミスで2点目を入れられた瞬間、スタジアムはなんとも言えない冷えた空気になったそうだ。
なむなむ。チーン。
これに負けたらもう終わりという闘いを続けてきて、今度こそ本当の終わりだな。さあ、来年はJ2を楽しもう。
やる気のない選手は全部切ってしまえ。クビだクビ。
そう思って順位表を見れば、あれれ、18位新潟と15位札幌の勝ち点差はわずか4。
あれえー、ひょっとしたらまだ行けるんじゃねえの、オレたち。
ということで、新しい世界へ羽ばたくのはもう少し先になりそうだ。
2017.06.16
今日、ジャン・パトリックがブラジルに帰国した。
誰それ。それが世間の普通の反応だろう。
ほとんどの人が見たこともなければ聞いたこともないと思う。
当たり前だ、たった一度しか試合に出ていないのだからな。いや、二度だったか。
ジャン・パトリックは、アルビレックス新潟の新ブラジル人選手である。
去年まで所属していたレオ・シルバはあまりにスーパーな選手で、駅前に銅像を建てようという話があったほど新潟ではリスペクトされ、オレも世界で一番好きなサッカー選手がレオ・シルバだった。
そのレオがアントラーズに移籍した。移籍自体はみんな平穏に受け止めていて「今までこんなくそチームにいてくれてありがとう。キャリアハイをこんなくそチームで過ごさせて申し訳ない。もう私たちのことはいいから、レオ、これからは自分と家族のためにサッカーをして欲しい。そして、時々、くそチームを思い出してくれればいい」と送り出している。美しい話だ。
問題はその後である。レオ・ロスという心の問題ではなく、レオの穴をどう埋めるかという戦術の問題だ。
そこで連れてこられたのが、ブラジル人のジャン・パトリックである。
最初はヴィチーニョという別の選手がリストアップされていて、その名前のインパクトから大丈夫かよと疑われたのだが、さすがレオの後釜、きっちりと仕事のできそうな選手だった。
だが、ヴチーニョとは契約がうまくまとまらず、慌てて代わりに連れてこられたのがジャン・パトリックだったのである。
ジャン・パトリック、略してジャンパト。
チームの屋台骨を背負うブラジル人として期待されて来日したのだが、実はその正体はクビになって帰国する今に至るも不明だった。
なにしろ試合に出ない。とにかく使われない。
三浦監督がまったく使わず、三浦監督がクビになって交代した呂比須監督もまったく使わず。
いや、一度だけ三浦監督がカップ戦で使ったが、そのときは実はおおっと驚くスーパーミドルシュートを決めてみせて、こ、これはいわゆる秘密兵器の類いだったのかとワクワクさせてくれた。
だが、なんとも不思議なことにそのスーパーな活躍をした次の試合から再びまったく使われなくなって、結局出場1試合、ゴール1試合というへんてこりんな結果が在日中のすべてとなった。いや、二試合だったか。
戦術に合わないので使われないのはよくある話だが、監督が代われば戦術も変わるから呂比須監督には使われるのでは、という予想もあっさり覆り、まったく使われない。
こうなると問題は戦術ではなくて、人格に問題があるとか、やたら危険なプレーをするとか、他の原因が考えられる。サポーターはそんな予想をするしかない。
実際、チームの広報誌のブラジル人座談会という企画では、「ヤツは普段から怒ってばかりいる(笑)」とネタにされていたし。
実に不思議なことにこういう状況だというのにチームはまったくジャンパトについて広報しないのだ。
これは企業広報としては最低の仕事だよなあ。
そして広報だけでなく、監督も関係者も、ジャンパトのことはまったく口にしないあたり、何かとんでもない闇でもあるのかと、サポーターはざわついた。
そうこうしているうちに、ジャンパトはとうとうInstagramにはまって、何かあるとInstagramに上げるようになる。最初はちょぼちょぼだったのだが、途中からはなんとチームが試合をしているという時間に堂々とInstagramを上げるようになって、さすがのサポーターも「おいこら、チームの状況がわかってんのか」とぶち切れ始めた。
なにしろ降格まっしぐら。ここで勝てばという試合を立て続けに落とし、あげくに浦和に1-6と虐殺までくらっているのに、ジャンパトはのんきに家族と遊んでいる様子をゲーム中にInstagramに上げているのだから、これで逆なでされないわけがない。
とうとうジャンパトはサポーターの間で「インスタ芸人」と呼ばれだし、最近ではそれも略され「インスタ」と言えばジャンパトを指すようになってしまった。
だが、ジャンパトはそんな空気もどこ吹く風、なんとどこからかドローンを買ってきたようで、チームの練習場や聖地・ビッグスワンの空撮を楽しんではInstagramに上げる始末。その映像が思いのほかきれいだったものだから、もしやジャンパトは広報として来日したのでは、という解釈まで流れるのだった。
ことここに至って末期的状況となり、さて、この不良インスタ外人をいつまでチームは飼っておくのだと、サポーターも本気でぶち切れて、そして何の説明もないまま唐突に「6月18日で契約解除となって速攻ブラジルに帰りました」という告知があっただけであった。
ジャン・パトリック。助っ人としてわざわざ地球の裏側から家族連れで飛んできたのに、たった1試合で帰ってしまった謎のプロサッカー選手。
一体なんだったんだ。まったくわからない。
不思議すぎて、不思議すぎて、オレは一度もその姿を見ていないし、なんだかツチノコでもいたと言われたような気分だ。
2017.06.15
本日は茨城まで取材である。
茨城ったって猿島郡というところ。ここは隣が埼玉だから、イメージほど遠くない。
それどころか、娘の幼稚園時代の担任の先生は、この猿島郡から毎日通ってきていた。
しかも幼稚園の出勤時間は朝7時。娘の先生は、オレが今日ほとんど出張感覚で出かけていく田舎から練馬まで毎朝7時に通っていたわけである。
まあ、なんというか、改めて凄いことだなあと感心する。
クルマでのんびり走って1時間15分。
オレんちから都心の新橋あたりまで行くと1時間以上かかるから、大差はない。
猿島っていってもたいした田舎ではないのだ。いや、言い方が違う、オレんちが田舎なのだ。
ここで6人にインタビュー。さすがにぐったり疲れる。
茨城は何の魅力も見所もない田舎だと言われるが、オレはけっこう好きだな。
なんというか、ザ・北関東という匂いがして、日本の田舎のとことん標準値という風情が心地よいのだ。
平凡こそ美しい。
2017.06.14
小市民で俗物のオレは、夢もみみっちいものである。
その夢の一つが、娘にゴスロリを着せて街を歩かせたいというものだ。
きっと最高にかわいくてファンキーだと思う。
なんでも原宿にはゴスロリの専門ショップがあるらしいので、いつかは娘を連れて行って存分に着せてやりたいものだ。
そんな夢を娘本人に話すと、なぜだか激怒される。
困ったものである。
今日は仕事で秋葉原に行った。秋葉原と言えばメイドカフェで、街ではロリータファッションのメイドたちが「おかえりなさいませー、メイドカフェへ〜」とビラまきをしていた。
きっと娘のほうがもっとかわいいはずだ。
ラインで息子に「今度秋葉原でメイドカフェに行こうぜ」と誘ったらヨメに激怒され、夕食のテーブルで娘に「お前も高校生になったらメイドカフェでバイトしろ」と命じたら娘に激怒された。
なぜだ。
困ったものである。
2017.06.13
「アルビレックスが勝つなら、代表なんて負けてもいいや」と、息子は代表オタクが聞いたら発狂しそうなことを言う。
オレも、んだなあ、もっともだなあ、とうなずきながら、そして二人で代表の試合を見る。
相手はイラク。アウエー。勝てばプレーオフに回る確率が90%で引き分ければプレーオフに回る確率が95%になる、それぐらいのゲーム。
試合後にセルジオ越後が「采配なんていうものはなかった」と吐き捨てたぐらい、まあ、監督の無能ぶりがあらわになったゲームだったな。
終わってみれば、足が攣って走れず「オレにパスをよこすな」と身振りしながら立っているのがやっとの久保が90分出ていたのに、今一番切れている乾が最後までベンチというお笑い。
どういうことなのだ、これは。
こんなん、采配でもなんでもねえよ。
怪我やアクシデントは理由にならない。そんなときのために必要なのが采配というわけで、采配をするために監督がいる。何もないときには監督なんていなくても選手は戦える。
無能だろうなあと思っていたら確かに無能だったようで、「選手が怪我をしたときのオプションも持ってないのかよ〜」と息子にも指さして笑われる始末だ。
クビにしたアギーレのほうがはるかに上。
この無能の始末に負えないところは、そもそもが日本のサッカーを見下しているとこにあって、それが長所を引き出すつもりなどまったくなくて、ただ放り込みだけをやらせているところに表れている。
誰も予想もしていなかった中村という選手をわざわざヨーロッパから代表に招集して、そして一度も使わないという不思議。
わざわざヨーロッパから無名の日本人を呼ぶのは、バカンスでヨーロッパに行っていたのを「仕事してました」とごまかすアリバイのためではないか、という噂はどうやら本当のようだ。
失点の場面。
吉田がはっきりクリアーすればよかった。川島はそのつもりでボケッと見ていた。
ならば川島は、クリアーを大声で指示すべきだった。
一番悪いのは試合の流れを見ればセーフティス・ファーストでクリアーしなかった吉田、次に悪いのが声でコーチングしなかった川島。でも一番悪いのは監督。
とにかく監督。
この監督が監督をしている限り、それからあの念仏のような応援チャントが流れている限り、オレは代表チームのことは、どうでもいいなあ。
こんなつまらないチームになってしまったんだなあ。
5回くらい連続でワールドカップに出場してきて、そろそろ一度くらいは出場できなかった時の感情というものも味わってみたくなってるし。
まあ、よい。次はオーストラリアか。
たぶんここは引き分けて(オーストラリアは引き分け狙いのガチガチ塩試合でくる)、結局、日本は第三代表狙いのプレーオフに回るだろう。
でも、どっちみちこの監督では本大会に出場しても絶対に勝てない。ちっとも日本のためにならない。
だから、どうでもいいや。
今週はそれよりも大事なゲームが待っている。大宮戦だ。
新潟対大宮は、上越新幹線ダービーと呼ばれている。ワールドカップ最終予選より熱いんだぜ。
2017.06.12
「いやあ、ラファエルを怪我させちゃいましたよ」と、久しぶりに会ったレッズサポが言う。取引先であるが、そういうい話題なら仕事は関係ない。
ははは、ラファはウチにいたころからそうでしたよ。一年の半分しか働かない。
サポーターというのはチームのことを“ウチ”と言い、選手が怪我をしたら自分が怪我をさせたと思い込むのだ。それぐらいの自意識を持たなくてはやっていられない。
それにしても先日は災難でしたね、浦和さん。
オレは話をACLに持っていき、レッズサポにとって嫌な思いをさせようと企む。
「いやあ、あれは参りましたよ」
そうでしょ、そうでしょ、久しぶりに浦和さんが悪くない騒動でしたね。ALCなんて脱退したらどうですか。
「いやいや、あれはね、絶対ウチにも責任がありますよ」
おろ。どういうこと?
「あれは絶対マキノあたりが何か言ってます、やってます。こっそり中指立てるぐらいのことはやってますって」
だはははは〜、マキノ。身内にも信用されていないのかよ。
「ところで新潟さんも大変ですね」
うっ。
「まあ、大丈夫すよ、残留できますよ」
ううっ。
まったくアルビレックスのボケ選手どもめ。オレたちサポーターは常日頃こんなみじめな思いをしてるんだぞ。ちっとは反省しろ。
「がんばってくださいよ、うはははは」
う。無理よ、無理。だってまだ2勝しかしてないんですよ。
「2勝? たった? うはははは」
心の中を風が吹き抜けていくのだった。ひゅるるるる。
2017.06.11
今月のたんさいぼうは忙しい。なんとライブが4つもある。
今年の夏は8回のライブが予定されているが、その半数が6月に集中しているというわけだ。
ご苦労なことである。
土曜とか日曜にライブの予定があると、週末にまとまった原稿を書くことの多いオレの仕事スタイルでは、ちょっと困ってしまう。
1年の半分は、これにアルビレックスの試合があると、土曜はライブ、日曜はサッカーとなってしまって、週末の原稿の時間がなくなってしまう。
これは死活問題である。なんとかしてもらいたいものだ。
というわけで、今週はワールドカップの予定線日程のおかげでJリーグはお休み。土曜日の昨日は心穏やかに仕事に取り組むことができ、日曜の今日はライブに心置きなく。
会場は、とおるちゃんである。
店主自ら「社会貢献よ」と公言して行うライブである。
定休日の日曜にわざわざ昼から店を開け、テーブルを移動して準備し、さらには食べ放題、飲み放題のメニューまで用意して、これで2500円では「タダみたいなもんだ」と胸を張るだけある。
物好きもここまで来ると立派だ。
それに応えて、たんさいぼうも社会貢献である。
狭い店内で1時間ほど、ライブを行った。
客は20人ほど。これぐらいがちょうどいいなあ。
のんきにライブをして、終わったらのんきに飲んだのである。
今日、息子は町田で部活の東京都の大会があるということで「小田急線まで送ってくれよ」とのことだった。
あいよっ、お安いご用だ、環八南下一直線だぞ、と請け負って5時に起きて6時出発。
おかげですっかり眠くなってしまったので、とっとと帰って寝たのだった。
はあ、明日からまた仕事。
2017.06.10
息子と久しぶりに秋津に行った。
ヨメは秋津があんまり好きじゃないので、母親派の娘も残って、オレと息子の二人だけだ。
秋津の街はなぜだかベイスターズのユニフォームを着た野球豚があふれかえっている。西武球場で試合でもあったか。そして、負けてやけ酒でも飲んでいるのか。
とっとと横浜に帰って、横浜で暴れてほしいものである。
なお、野球豚とは野球ファンを小馬鹿にした呼称で、サッカーファンは当然だがサッカー豚と呼ばれて馬鹿にされている。
いつもの「いなほ」に行ったら、その野球豚で満席である。ちょっとむっとする。もう二度とくるもんか。
仕方なく新規開拓をしようということで、秋津をふらふらと歩く。息子は「この店はやばい」「ここはやめたほうが」と、店をのぞいては判定する。オレと一緒に飲み歩いたことで、高校生にしてすでに飲み屋を見つける嗅覚は身につけたようだ。
ようやく1席だけ空いている店を見つけた。比較的新しい店のようで、今まで気がつかなかった。
焼き鳥屋である。
ホッピーを飲みつつ、焼き鳥を食ったら、とても旨かった。飲んで食って二人で4000円。なかなかよいではないか。
帰り道の電車の中、さすがに野球豚の姿は少なく、落ち着いて座れた。
Facebookを見たら、地元の石神井公園に英会話バーというものがオープンしたという告知が入っている。
なんだ、こりゃ。
よく読むと、飲み屋なのだが、外人のお姉さんが相手をしてくれて、英語でしゃべれるらしい。むむむ、キャバか?
面白そうなので、石神井公園について息子と一緒に店をのぞいてみた。満席。
入り口から見た感じでは、普通のバーで、カウンターの中には確かに外人のお姉さんがいて、それをぐると囲むように寂しい中年のおっさんたちがしゃべりながら酒を飲んでいる。
おっさんたちは英語でしゃべって、得意げになっているのだろうか。うーむ、激しく鬱陶しい店で、これはぜひ一度行ってみなければ、と息子と決める。
よーし、外人のバーでホッピー頼んじゃうよ、お父さんは。
「うひゃひゃひゃひゃ」と息子。
で、外のおかわりは、ホッピー・インサイド、だ。
「うひゃひゃひゃひゃ」と息子。
六月の夜はこうして更けていった。
2017.06.09
思い出つながりだが、そういやオレは幼稚園・保育園の類いには通っていない。
そう言ったら「えっ、幼稚園に行ってない人って初めて見た」と文明開化以前の人間を見るような目で驚かれたことがあるが、そもそもがオレの生まれ育った地域には幼稚園、保育園の類いがなかったのだから仕方ない。
代わりにあったのが、託児所である。
越後平野の住人であるオレの地域では、田植えや稲刈りの時期になると、家族総出で田んぼの仕事をしなくてはならない。その時期に合わせて、近隣の有志が公会堂のような場所で子どもを預かってくれるのだ。
確か年に4回ほどそのシーズンがあったと記憶しているが、定かではない。
その託児所へ、シーズンになるとオレと弟は弁当を持って通って、そして近所の子供らと遊んだわけだ。勉強なんてするわけがない。そもそも資格を持った大人がいない。
今でも妙に鮮明に覚えているのが、その託児所に小学校のお姉さんたちがやってきて、オレたちに折り紙を教えてくれたことである。
小学校の家庭科か社会の授業の一環だったのだろうか。
すごく大人のお姉さんが来てくれたという印象があって、それはもちろん小学校5年生とか6年生の子どもなのだが、今も鮮明に覚えているということは、けっこうドキドキしたのだろうな、オレは。
困ったものだ。いや、別に困らないか。
その託児所で友達と喧嘩して膝小僧をすりむき、大声で泣きながら帰ったこともある。つられて弟も一緒に泣いていたっけなあ。
少々の怪我で膝から血を流しているくらいでは、大人もほったらかし。ほっときゃそのうち血も止まる、涙も引っ込む、ぐらいに思っていたのだろう。そんな時代だった。
2017.06.08
先日、テレ東の番組で、地方出身の学生に対して仕送りの中身を見せてもらう、という企画をやっていた。
カップ麺や米、衣類などを送ってもらっている学生が多くて、今も昔も変わらないなあと思った。
何が変わらないかというと、お金で買えるものを送ってくるのである。親は。
食品も衣類も、たいていのものはどこでもお金で手に入る。だからモノではなくておカネを送ってもらった方が合理的である野は間違いない。
オレもそうだった。
食品はもちろんのこと、一番印象に残っているのは、祖父が氷砂糖を送ってくれたことだった。
氷砂糖なんていくらでも買えるし、お金を送ってくれればもっとおいしいものが買えるのになあ。四畳半一間に暮らしていた学生だったオレは、罰当たりにもそう思ったのだった。
今、自分が親になってみて、ようやくそのときの祖父や親の気持ちがわかる。
たぶん今息子が遠くで一人暮らしをしていたら、冬だったら寒くないようにとセーターを送るだろうし、時には口寂しいのではないかと甘いものを送るだろう。
お金ではなくて、セーターを肩にかけてやりたいからセーターを送るのだ。
この気持ちは親にならないとわからない。人生って、なってみないとわからないことがたくさんあるものだ。
じいちゃん、あのときはごめんよ〜と、オレは北の空に向かって心の中で手を合わせるのだった。
2017.06.07
アルビレックス新潟のJ2降格確率は95%ぐらいじゃないか、今のところ。
シーズンが始まる前、今年の目標は残留だと思っていたので、まあ、想定内である。
だからそんなに落ち込んでもいないし、むしろJ2チームのいろんなホームに行けるのがちょっと楽しみなくらいである。
まあ、去年までもギリギリ何とか残留してきて、そこからレオ・シルバが抜けたわけだからな。想像以上にレオの存在は大きかったことに今更ながらちょっと驚いているが、最下位という結果は当然のことだろう。
ただ、今のような腑抜けたプレーが続くのには腹が立つ。
怖がってボールをもらいに行かない。ボールを取られたら慌てて追いかけていって、ぽっかりスペースを作ってしまう。
1点取られるととたんにモチベーションが下がってゲームを諦めてしまう。仲間がミスをしても叱咤しない。
連携しない。つまりコミュニケーションを取ろうとしない。
そのくせ、毎試合、次からはコミュニケーションを取って、というコメントを複数選手が口にする。
毎度毎度、前半は0点に抑えているのに、どうせやられるだろうという顔つきで、そしていつも後半に点を取られてしまう。
下手くそなくせに、こんな弱者の戦術では負けても悔しくないという顔をする。オレのせいじゃないという顔をする。
実際、そんな選手ばかりなんだよね。どうしてこんなことになってしまったのか。
一番闘っているのが監督のロペスで、次が怪我で休んでいる田中達也だとか、なんのギャグだ。
これはたぶん一度J2に落ちて、そんな選手たちはまとめて放出して、あとはロペスと一緒に下手くそでもいいからがむしゃらな選手たちともう一度J1をめざす方が楽しいわ。
かつての山本コースケのように、89分になっても全力で走り回って、ボールを取られたら握りこぶしを地面にたたきつけて悔しがるような、そんな選手が見たいわ。
負けても、よくやったと拍手を送りたいわ。
はあ、腹の立つ。
「創意工夫 技 伝承」鈴木智雄・Kindle。伝説のサウンドエンジニアの自伝というか、ノウハウ集というか。音楽の世界のエンジニアとは、一般に相当な変人とされる。一連の音楽制作のシステムの中で最も困難で責任の重い仕事を担当しながら、印税が入るでもなく、ジャケットのクレジットも小さく、完全な裏方として遇される。だがそんなところに自分の価値は置かないというのがエンジニアという人種なのだ。この本はそんなエンジニアの最高峰に立つ人が自らを振り返った一冊で、それはそれは、刮目すべき話がてんこ盛り。
「聖の青春」大崎善生・講談社Kindle。聖とは若くして亡くなった棋士・村山聖のこと。彼の一生を振り返ったノンフィクションで、映画「聖の青春」の原作でもある。この映画は大変によくできた映画で、今も時々見なおす。息子もこの映画が大好きだ。そして、そんな息子が原作も読みたいというのでダウンロードしたのがこの一作で、息子がえらく感動していたのでオレも読んだという次第。一読、素晴らしいノンフィクションだった。村山聖という棋士の、まさに青春の日々がここに鮮やかに描かれている。
2017.06.06
オレはドラマを見ない。
まともに見たのは高校時代の「刑事コロンボ」ぐらいである。ウチのカミさんがね〜。
同時期の「太陽にほえろ」でさえ見なかった。これは裏番組がプロレスだったからであるが。怖かったね〜、タイガー・ジェット・シン。
「金八先生」も「101回目のなんちゃら」も「あまちゃん」も、まるで見ていないので、ドラマの話題にはまったくついていけない。
とはいえ、自宅で仕事しをしている身だから、ヨメが朝ドラを見ていると、なんとなく目には入ってくる。へー、このエラの張った少女時代の小泉今日子がヒロインと思ったら違って、こっちの丸い顔の地雷女ふうがヘロイン、いやヒロインだったのか。
だから、たんさいぼうのメンバーであるイサワ氏とダテ氏が、朝ドラの「なんとかちゃん」を話題にしたときにもピンときた。
なんでも眼鏡の女の子らしい。ああ、トランジスタ工場で働いているどんくさい女の子ね。青森の。
イサワ氏とダテ氏の話は、数代前の朝ドラのヒロインから「あまちゃん」へと発展していた。では、その数代前の朝ドラとはというと、史上最低にくっそつまらない朝ドラで、ももクロが出ていたシリーズだったとのことである。
ああ、芳根京子の出ていた「べっぴんさん」ね。
では、どうして「べっぴんさん」の話題が出たかというと、芳根京子は桜田淳子に似ているというイサワ氏の指摘がきっかけであった。
さ、桜田淳子?
ダテ氏は70年代アイドルが大好物で、どんなマイナーな曲でも知っているから、YouTubeを使ったイントロクイズを出してやると大変に喜ぶ。次から次へと正解して、得意満面なのだ。
そんなダテ氏が答えられなかったのが「クッククックー」、そうである、「幸せの青い鳥」だったのである。それをきっかけに桜田淳子は芳根京子に似ているのではないかという話に発展したのだ。
おっさんたちが何を本気で話し合っているかと思えば桜田淳子だったわけで、そして、同席していたアンドー君は、桜田淳子にはついていけたけど、朝ドラの話題にはさっぱりなのだった。
やっぱりアンドー君はサラリーマンだからね。朝ドラなんて見られないもんね。
アンドー君以外の3人は自営業。ボーナスも退職金も関係ない自営業。
自営業は、おっさんでもしっかり朝ドラを見ていて、芳根京子はかわええなどと話しているのが、日本の現実というわけだ。
ともかく「べっぴんさん」は相当にひどかったらしいね。
それに比べて、今回の「ひよっこ」は、有村架純ちゃんがかわいいし、話自体も相当に面白いらしい。
トランジスタ工場をクビになった架純ちゃんは、きっとあのレストランに雇ってもらって、そこに行方不明だったお父さんが帰ってくるんだぜ。
って、これはオレの見立て。
最近の世間では何でも有村架純ふうに話すのがはやっていて、「お父さん、アルビレックスは負けが込んでいて、このままでは残留は無理ではないでしょうか。お父さん、どうしたらいいんでしょうか」と茨城なまりでつぶやく人が多いとか多くないとか。
2017.06.05
先週末は、娘の中学校の運動会だった。
娘は中2である。この年齢になると、当たり前のことだが、親に運動会に来てもらいたいなどとは決して思わない。
案の定で、選手入場の旗手を娘がやってたので本部席の目立つ場所で手を振ってやったら、あとで「旗もってる時に手なんか振らないでよね」と怒られてしまったのだった。
とほほ〜。
まあ、それが普通の反応というわけで、実際、中学の運動会となると見学の保護者もごくわずかなのだった。
それにしても暑かったなあ。
オレは午前でギブアップ。尻尾を巻いて逃げ帰った。
ヨメは、よせと言うのに、最後まで見ていた。何を考えているのだ。
直射日光というのは、体に当たるだけで著しく体力を奪われるものなのだなあ。
午前だけだというのに、オレはぐったりなのであった。
2017.06.04
最近は、たんさいぼうの活動がなくていい案配だと思ったら、今月はなんと4回もライブがある。マジかよ。
今日はその第一回目。くそ暑い中を浦和まで出かけていってライブなのだった。
そして一生の不覚なのだが、このライブとアルビレックスのゲームが重なってしまったのである。
オーマイガー。
いや、終わってみればオーマイガーはアルビレックスであった。
前半、アウエーで0-0だったから、これは望外の出来。引き分けに持ち込んだら大殊勲と思ったのに、後半になんと0-4だと。
0-3を覚悟していたので、それをも上回るアホらしさだ。
もうダメだな、このチーム。さすがに降格だろう。
残留するとはとても思えない。
ロペスはいい監督である。これはあたりだ。
ところが選手がひどすぎる。ゴミ過ぎる。この選手では、いくら優秀な監督でも降格は免れないわな。
あげくに1点取られるとガクッとやる気をなくすのはいつものことで、どうも「こんな戦い方では負けてもちっとも悔しくない」と思っている選手もいるらしくて、弱者のサッカーを徹底するしかないロペスの心中はお察し申し上げる次第である。
もうロペスの好きにやっていいから。降格前提で1年で収穫できるチーム作りをすればいいから。
思えば東口移籍で口火を切り、田中アトム移籍で崩壊が加速し、レオ・シルバ移籍でとどめを刺されたという感じだ。特に田中アトムの移籍が大きく決定づけたことは間違いない。
金沢は魚が旨くて、そのへんの居酒屋でもビックリするくらい旨いぞ。「おお!」と息子。
群馬なら温泉だなあ。日帰りもたくさんあるし。「おお!」と息子。
千葉はいいスタジアムで行きやすいし、大宮も一緒に降格ならもっと行きやすいな。「でも、広島ももう一度行けるかもね」と息子。
早くも来季のアウエーに楽しみを馳せるオレたちであった。
2017.06.03
パソコンを処分した。マッキントッシュである。10年前ぐらいに買ったタワーのMacで、スペックは割といいのだが、もう使わないし。
パソコンの処分はメーカーに送るのが基本だが、今回は業者に頼んでみた。
宅急便の着払いで送るだけ。あとは何もしなくていいというお手軽極まれない業者である。
調べたらけっこういろんなところにあった。
程度のいいパソコンはリペアして中古市場に出し、そうでないやつは部品を売りに出す。それで案外いい商売になっているらしい。
法人から持ち込まれる大量のパソコンなどは、まとめて途上国に送れるだろうし。
大きな段ボールにマックの本体を詰めて、ガムテープでぐるぐる巻きにして、そのまま宅急便の営業所に持ち込んで「着払いでお願いね」で終わり。
頼めば集荷にも来てくれるそうだ。
料金はもちろん不要で、事前の連絡も不要。ハードディスクもきっちり初期化してくれるので、本当に何も要らないのだ。
いやあ、これは便利。
以前、別の業者に頼んだときは3000円取られたが、今後はこれにしよう。
もちろんデータを吸い取られるリスクは完璧にゼロではないが、ホームページを見ればだいたいの企業の信用度はわかるし、万一の万一でオレのデータが吸い取られたとしてもパソコンにあるのはたんさいぼうの楽譜だったりするから、たいしたダメージではない。
もっと早く片付ければよかった。
2017.06.02
そういやACLの浦和と済州の馬鹿ゲームだが、珍しく浦和の方が正しいという状況だよおいおい、ということがオレと息子のツボ。
なんの申し開きもできないような暴力沙汰を起こしておきながら、オレたちは悪くないと監督が開き直るのだから、あの国はとことん基地外である。
オレなんか本気であの国とはサッカーしなくていいと思っているのだが。
それにしても槇野の馬鹿たれが、追いかけられたとき、わざと捕まって二、三発殴られるぐらいの知恵も働かなかったのか。
そんなことになったら永久追放ぐらいの処罰が下ってよかったのに。槇野はとこことん使えない男である。
2017.06.01
今日は衣替えである。
しかし最近は5月に衣替えして、10月いっぱいが夏服という企業も増えてきたので、オレも5月から10月はノーネクタイだ。
ネクタイを外して出歩くと、いかにネクタイというのが体に負担を強いているのかがよくわかる。ノーネクタイだと本当に楽だもの。
そりゃノーネクタイの人が増えるのも当然だわな。
2017.05.31
昔は夏が大好きで、暑ければ暑いほどいいぐらいに思っていたのだが、年とともにだんだん暑いのが苦手になってきた。
嫌いではない。体がしんどいのだ。
夏はやっぱりワクワクするけど、体が音を上げるというか。ひー。
というわけで、春が終わって明日から夏。
2017.05.30
今日は早くて、朝7時過ぎの電車に乗る。
ラッシュのピークだ。イヤなのだ。
イヤだから、オレはいつも後ろの方の車両に乗る。今日は、最後尾の女性専用車両の、その一つ前に乗り込んだ。
吊革につかまって一息ついて、車内を見渡す。混んではいるが、さほどではない。中には新聞を折りたたんで読んでいるおじさんがいるほどだ。
そして、ふと気がつく。
乗っている客のほとんどがおっさんなのだ。女性は、目に入る範囲で2人しかいない。あとは全部、おっさん。
女性専用車両の一つ前ということで、もしやこれは自動発生的に男性専用車両が生まれつつあるのではないか。電車の中で。
ここのところの痴漢騒動はひどくて、線路を走って逃げたニュースが続く。
あるケースでは、鞄が相手のお尻にぶつかったので「すみません」と謝ったら、謝罪するのはやましいからだと痴漢に仕立て上げられそうだ。
また、床に置いた鞄を持ち上げたら、盗撮カメラを仕込んでいるのだろうと疑われたケースもある。
だからオレも車内では、鞄はしっかり手に持ち、一方の手はしっかりとつり革を握るようにしている。苦行であるが、仕方ない。
こんな状態は我慢ならないということで、男性専用車両を置けという声はずっとあるのだが、なぜだか鉄道会社は無視を続ける。
ならば、ということで自然発生的に男性専用車両ができつつあるのだろう。
これはちょっと面白い現象だ。意識して観察しよう。
2017.05.29
1990年ぐらいから2010年くらいまで、IT系の仕事が多かった。
対してここ5年くらい、一気に増えてきたのがメディカル系の仕事だ。
インフォメーションテクノロジーからメディカルサイエンスへ、時代の軸足ははっきりと移り変わってきたような気がする。この実感はあながち的外ではないと思うが、どうだろう。
ITの仕事では、取材中にときどき「わかってんのか、このおっさん」という顔をされる。
対してメディカルの仕事では「わかんなくて当然だよね」という顔をされる。
(もちろんどっちの場合もオレはわかっていないのだが、ま、それはそれとして)
共通するのはどんな仕事でもしっかり勉強しなきゃいけないということだ。がんばれ、たんごちゃん。
2017.05.28
いやあ、今日の試合は痛いなあ。
勝ってれば他チームを残留争いに巻き込め、負けてれば残留ほぼ確定の、いわゆる6ポイントゲーム。
ロペス監督が「ワールドカップの決勝だ!」と意気込んで臨んだのも当然だ。
そして80分まで、なんと勝っていて、うひゃー、勝っちゃうよ、これ、と思った残り10分。立て続けに2点を奪われて逆転負けという、メンタルがボロボロになりそうなゲームだった。
拍車をかけたのがダゾーンの中継である。
仙台のホームだから、仙台びいきは、まあ、わかる。
だが延々とゲームの流れに関係なく仙台の選手のあれがいい、ここがいいとべた褒め話を垂れ流す解説にはうんざりした。
解説は誰かと思ったら平瀬なんちゃら。仙台で現役を終え、今も仙台に関わっている人間で、なんでこんなのを解説に呼んだんだろう。つーか、解説者じゃなくてなんなるチーム関係者じゃん。
しかもJPS所属という。
JSPという組織のうさんくささは、まあいずれ触れるとして、そんなわけでダゾーンを見てて気分が悪かったことに加えての逆転負けだ。
武蔵が悪い。
前回は武蔵が戦犯だったものの勝ったからよかったが、今回は武蔵が本当に戦犯だ。
これがラファエル・シルバならハットトリックしてたぞ。
ロペス監督も、4回か5回のチャンスを潰したと嘆いていた。
さすがに今日のゲームを見たら、武蔵は見切ったなあ、オレも。去年は何かをつかみかけてて、今年、覚醒すると期待したのだがなあ。
とほほ。
こんな戦犯ゲームを、オレの弟は新潟から車を飛ばして仙台まで日帰りで観に行ったというのだから、心情察するにあまりあるわ。
2017.05.27
日本対イタリアのU20ワールドカップのグループリーグ戦。
引き分ければお互いに決勝進出となって、久しぶりに見られたのが大人の手打ちだ。
後半20分くらいからイタリアがはっきりと攻めてこなくなった。
次第にそれは露骨になり、世界が見ているワールドカップのゲームでそこまでやるかよ〜と笑っちゃうぐらい、し合いを塩漬けにし始めた。
実際、世界は笑ったと思う。
それを見て日本も手打ちに乗ろうかどうしようかというそぶりを見せる。あとで知ったところでは、ベンチははっきりと引き分けで終わらせるつもりだったらしい。
手打ちですか。そうですか。それはアリですね。確かに。
でも、それって、なんちゃってじゃないんですか。油断させてるんじゃないですか。
にっこり笑って握手の手を差し出して、こっちが手を差し出した途端に、隠し持った包丁で背中をブスッていうのは、勘弁ね。
そんな会話を交わしながらの腹の探り合いで、見ていて非常に面白かった。
実際、ちょっとでも気を抜いたら、その瞬間にポーンと速いのを送られて裏を取られたら、終わりだからね。ぶるぶる。
とても気は抜けないや。
そんな具合に腹の探り合いを続け、どうやらイタリアも本気で手打ちに持ち込んできたようだとの感触を得てからは、日本も塩漬けに付き合い、残り10分はブーイングの嵐の中、お互いにまったく動かないでただイタリアがゴール前でパス練習をして終わるという状況だった。
いやあ、いいものを見せてもらったなあ。
これは2004年だったかのアジア大会のグループリーグで、イラクだったかと同じ状況になって以来のことだった。
あのときは、とうとう日本も相手から手打ちを持ちかけられるような存在になったのかと感慨深かったが、今度はイタリアだ。まさにマフィアから手打ちを持ちかけられたわけで、さらに感慨はひとしおである。
もっともオレは、これはU20の世界大会なのだから、たとえ負けても東京オリンピックに向けて若年層を鍛えるために思い切って勝ちに行くべきだったとは思っているが。
まあしかし、こういう手打ちにもしっかり乗れるようになったということで、日本もたいしたものである。
2017.05.26
今頃見たのか、とか、そんなのも知らなかったのか、とか、もしかしたら散々言われるかもしれないのを承知で書くのだが、インド映画「きっと、うまくいく」を観て、ぶっ飛んだ。
例によって空き時間にAmazonビデオで映画を観ていたのだが、たまたま見始めたのがインド映画の「きっと、うまくいく」。2009年の公開だ。
インド映画っていえば珍妙なダンスが歌がお約束。要するにネタ映画だ。
そんなイメージしかなかったのだが、Amazonのユーザーレビューの評価が異常に高く、なんじゃこりゃ、と思って観てみたのだ。
正直、なめていた。
3時間もの長尺映画だし、まあ、暇つぶしに、つまみながら観ればいいやと思っていた。
ところが始まって15分。そのあまりのクオリティの高さに驚いたオレは、パソコンを消して、リビングルームに行き、ネットで将棋の対戦をしていた息子をつかまえて、おい、スゴい映画を見つけたぞ! と叫んで、今度はテレビの大画面で最初から「きっと、うまくいく」を観たのである。
ジャンルでいえば、コメディだ。学生寮を舞台にした悪ガキ3人組の青春ストーリーと、その10年後の姿が、カットバックで描かれている。
まずはその映像のクオリティの高さにぶっとぶ。テーマ音楽が流れるタイトルバックでは、ドローンがインドの美しい自然をダイナミックに映しながら、その目の前を今は大人になった悪ガキたちの運転する深紅のBMWが横切っていく、その爽快さよ!
かつて学んだ大学の建物を訪ね、シンボルである高い塔から広がる空のみずみずしさよ!
コメディと書いたが、そんなクオリティの高い映像を背景に、最初から抱腹絶倒のエピソードがこれでもかこれでもかと押し寄せてくる。
そして、ついに始まったのが歌とダンス。そうである、インド映画お約束の歌とダンスである。
このダンスがむちゃくちゃに楽しくて、こちらも一緒に歌い出してしまうほどの盛り上がりだ。
「そうか、オレたちが今まで笑っていたインド映画はこの部分だけを切り出しているから笑えるのであって、こうして物語の流れの中で観るともっと笑えるじゃないか!」とは息子の発見だ。
そして、この歌とダンスが最高潮に盛り上がってどんなオチが待っているのかというクライマックスで、まったく予想もできなかった凄絶なオチが繰り広げられるのである。
その瞬間、物語の全ては180度暗転する。これほど見事な反転をオレは他に知らない。
全編にわたってこの調子で、爆笑したと思ったら涙を流して、という具合に翻弄されっぱなし。
そしていよいよエンディング。残り30分というところで、これまで周到に張り巡らされてきた伏線が回収につぐ回収で、よくぞここまで広げた話を回収しまくるものだと驚愕。この翻弄される感覚は、まさに映画的快感そのものだ。
最後の最後に用意されていたオチは、息子が「うわあ!」と叫び、思わず隣のオレにハイタッチを求めてきたほどの爽快感だった。そう来たか、まさか、そうだったのか、という回収しまくりの最後の回収であった。
姉の結婚式。病人搬送。ドローン。宇宙ペン。出産。結婚式。
この結婚式のシーンでは、あの「卒業」のパロディが描かれるなど、映画的遊びもたっぷり。「タイタニック」も顔を出したし、きっとインド人にとってはすぐわかるだろうなあというパロディもあった。
映画を見終わり、息子も「正直、なめていたわ」と、すぐさま自分のスマホにダウンロードし、この3時間の大傑作をいつでも持ち歩けるようにしていた。
すさまじいまでの傑作だったと思う。インド映画って、こんなにも面白いのか。
「きっと、うまくいく」。
息子は、自転車にのって主題歌の“Aal Izz Well”(すべてうまくいく)を歌いながら学校に向かったのであった。
2017.05.25
これも左巻きの人たちに言わせれば、情報隠しを狙った政府のメディア操作ということにやっちゃったりして(笑)。
カールの突然の生産中止発表である。
それにつけてもおやつはカ・ー・ルっ。
ルイスではなくておやつである。
たぶん「ええっ、そんなっ」「大好きだったのにっ」「きゃーっ」という叫びが全国で響いただろう。
我が家もそうだ。ヨメが「カール大好きなのに〜、チーズ味とカレー味が食べたいっ」と頭をかきむしる。
そうかそうか、残念だったな、ところでキミはこの1年間、どれだけカールを買ったのかな?
「カール? もう何年も買ってないよ」
きっとそういう人が全国に山ほどいるから、カールはつくればつくるほど赤字になって、生産中止になったのだよ。
聞けば、あの手のお菓子は空気を運んでいるようなものだから、物流コストがとんでもない無駄なのだそうだ。
そういえばカールってしばらく買ってなかったわっ。
突然そのことに気づいた人たちがコンビニやスーパーに押し寄せて、きっと一日で棚から消えたことだろう。そりゃそうだよな。
この突然の騒ぎに明治が「やっぱ、やめるのやめた」と手のひらを返したら、見事な炎上商法と絶賛されるのだが。
思い立ってメルカリを見てみたら、チーズ味のカールが1500円で出品されていた。
そりゃ誰でも考えるよな、と納得。
2017.05.24
オーディオセットを捨てることにした。
BOSEである。アンプやスピーカーはよくできていて、15年ほど愛用したのだが、CDプレーヤーの調子が悪くなってしまった。
もう生産中止になっているのでCDプレーヤーだけ買い換えるわけにもいかず、ヤフオクを見れば出品はされているのだが1万円以上するし、うーむと腕組みしつつ、捨てることを決めた。
区の粗大ゴミ回収の予約完了。あとはゴミシールを貼って回収を待つのみである。
これで我が家にはCDプレーヤーがなくなった。
CDを聴くにはパソコンかクルマしかないという状態である。
片手間とはいえ音楽の仕事をする人間としてどうなのかと思わないでもないが、実際、アマゾンプライムの聴き放題を利用して流しっぱなしにしたり、持ち歩きたい曲は200円払ってダウンロードしたり、アルバムが聴きたくなったらTSUTAYAで借りてきてパソコンに取り込んだりということで事足りていると、確かにCDというメディアはもう時代遅れなのかなという気になる。
聴くのは全部mp3。まあ、音質は確かにアレだが、こんなもんだと思えば気にならないし、そもそもそんな高性能な耳など持ち合わせていないし。
メディアとしてのCDはとても優れていて、取り扱いが簡単で音質に優れていて、複写も簡単である。
幼稚園などの現場では、ラジカセでCDを流すというのが、やっぱり一番便利だろう。
ということは、音楽は一人で聴くことがスタンダードになってきたからCDも存在感がなくなってきたのだろうな。
オーディオセットを、粗大ゴミ回収に備えてゴミ置き場に出したら、部屋の中がすっきりして、気分が軽くなった。
とてもいいことだ。
2017.05.23
ボクシングはほとんど関心がないので、世界戦だと聞いてもそうなのかとしか思わなかったし、それがオリンピック金メダル選手の挑戦だと知っても、ほほう、頑張れよ、と浮かんだだけだった。
だから、ひどい判定だったというニュースを見て、新聞を読んでも、そりゃあ、ひどいなあ、残念だったなあ、という程度の感想しか持たなかった。
だけど、翌朝、村田選手は相手の選手と握手してお互いの健闘をたたえ合ったんだってね。ツイッターの写真で、二人は最高の笑顔だった。
なんだか、世界レベルで闘うスポーツマンは、やっぱり人間のできが違うわ、と感心した。
村田君いわく「判定は審判の仕事」。
なるほど、確かにそうだ。オレたち選手は全力で闘えばそれでいい。判定はオレたちの領域じゃない。そういう感覚なのか。
ツイッターの写真を見れば、相手も同じ感覚だということがわかる。
この態度は実に立派だ。
ファールのたびに審判を囲んで威圧的にものを言い、負ければ必ず審判に責任をなすりつける、そんなサッカーというスポーツはどうしようもねえなあ。
2017.05.22
今日の挨拶は、会う人会う人、みんな「暑いですね〜」なのだ。
は午前は原宿、午後は白金。
富裕層の暮らす街だから、暑いですね〜と嘆くのはよそからやってきた人たちであって、地元の人は涼しい家の中で涼しい顔なのだ。
仕事が終わって帰り道、とうとうガマンできずに石神井公園の駅前でビールを飲んでしまう。だって焼き鳥が旨そうだったし。
おかげで娘の塾なのに車で送っていくことができず、ヨメに代わりを頼む。
運動会の練習でくたくたに疲れて帰ってきた娘は、飲んだくれの父親のおかげでクルマではなくて自転車で塾に行かねばならなくなったことにむくれるのだった。
2017.05.21
実家で棟上げが行われた。
オレのご祝儀、1万円も餅に化けて、屋根から撒かれた。
天気もよく、近所の人たちもたくさん集まってくれたようで、さぞ盛り上がっただろう。
めでたいことである。
家を建て替えてお披露目するなんて、昔も今も、当主にとっては一大イベントである。
2017.05.20
それはそれは映画のような美しいシーンでありました。
後半20分、コーナーキックからのこぼれ球を自陣深くから運んだカンペーが倒れ込みながらホニにスルーパス。
このパスを受けたホニが、スタジアムの2階席から観戦していた弟が「パスが速くて追いつけないと思った瞬間、スピードがグンと上がった」と驚愕したほどの加速力でボールに追いついてキーパーと一対一の状況をつくり、そして角度のないところから狙い澄ましてキーパーの股間を抜いてゴールを決めたのです。
直後、爆発する客席とバク転するホニ、そして両手の拳を突き上げて絶叫するロペス監督が、一つの画面にきっちり収まったのでした。
このシーンは、まさに夢の美しさ。
乃木坂48の西野七瀬のような美しさでありました。
何度見返しても目頭が熱くなります。いや、西野七瀬ではなくて。
そして、カメラは一人小さくガッツポーズするカンペーを映し出しました。
いぶし銀。職人。芝の状態まで読んで、ホニの足元にピタリと収まる高速スルーパスを送り出したそのプレーは、まさに必殺仕事人。小さなガッツポーズに職人としての矜持が表れていました。
カンペーと言ってもブラジル人ではありません。れっきとした日本人です。
間寛平に似ていることから前に所属していた千葉、横浜でカンペーと呼ばれるようになり、今ではサポーターはもちろんのこと、ブラジル人のチームメイトでさえも「カンペーサン」と話しかけるほどであります。
どうかと思うニックネームですが、案外、本人は気に入っているようで「カンペーでいいよ」と言っているとかいないとか。
いずれにせよ、自陣深く固めてカウンター狙いの弱者のサッカーを徹底した上での勝利。
パスサッカーも面白いけれど、オレはやっぱりカウンターが好きだなあ。飲み屋もカウンターに限る。
などという軽口もつい口をついて出るほど、美しいゴールでした。
これでホームでの勝ちはなんと8ヵ月ぶり。リーグでもやっと2勝目です。
スタジアムでは泣きはらしていた人もたくさんいたとのことで、オレもテレビの前で息子とハグして涙をこぼしたのでした。
たった一勝でこれほどの喜びが味わえるなんて、浦和では無理。どうだ、このコスパのよさは。
そして、そんな興奮のさなかにあって、一人、浮かなかったのがお約束の武蔵です。
今日も、勝ったというのに戦犯扱いされている武蔵。
武蔵が外したシュートを入れていれば、今日は4-0の試合。いやいや、こっちがラッキーな面もあったから、4-2の試合でした。
ということは、下手したら1-2で負けていた可能性もあるわけで、武蔵が戦犯扱いされるのも仕方ありません。
いったいいつになったら覚醒するのやら。この男は。
昨年、何かをつかみかけたかと思ったのに、また逆戻りです。他のサポーターからも「武蔵と心中するしかない新潟」と笑われる始末で、むむむ、こら、武蔵、反省しろ。
いや、さすがに反省しているのは間違いありません。次だ、次。
それにしてもロペス、今日はよくやった。持ってる監督かもしれません。あのガッツポーズには胸が熱くなりました。
終盤、札幌はゴール前のフリーキックを狙って小野を投入。
日本のレジェンドです。
それをみた息子は「うひゃひゃひゃ、ロペスと小野だよ。いったいいつのワールドカップだよ。お父さん、見てたのかよ」と大受けでした。
2017.05.19
オレの実家が建て替え中である。
もうすぐ棟上げだ。
オレが子どもの頃は“たつまい”と言ってたが、これは「建前」の方言である。
昭和39年の新潟地震で大ダメージを受けた家が続々と建て替えを行ったものだから、オレの子どもの頃は“たつまい”の連続で、今日はあの家、明日はあの家と、餅を拾うために弟と一緒に走り回ったものだった。
屋根の四隅から最初に放られる大きな餅は憧れの的で、当然大人たちが争って拾う。
そのあとに小さい餅が一斉に放られ、袋も入っていないために泥だらけになったそれらをオレたちは必死に奪い合った。
屋根の上でそれを見下ろしている友達の顔がちょっと紅潮していて、ヒーローっぽく見えたものだったなあ。
オレの実家も小学校2年生の時に建て替えたので、オレも屋根から餅をまいたはずなのだが、まったく記憶にない。
当時一緒に餅を拾いに走り回った弟が、今度の建て替えをする。
当然、棟上げをするのだが、餅は配るのにとどめて屋根からまくようなことはしないだろう。
ちょっと調べたらこれは全国的な傾向のようで、そりゃあいまどき屋根から餅をまいたりしたら、クルマは危ないし、人に当たって怪我はするし、うるさくてクレームになるしで、やるわけないよなあ。
そもそも今は棟上げの行事すらしないケースも多く、棟上げそのものを知らない人も増えているという。
オレのヨメも、その一人。東京のマンションで育ったら、そりゃ棟上げなんて知らないよな。当然。
そんなことを考えながら、週末の棟上げの成功を祈る。
どうかお天気に恵まれますように。
2017.05.18
急に暑くなってきて、疲れた。こんなんで夏を乗り切れるのだろうか。
年々、冬より夏が辛くなってきたのは、年のせいなのだろう。とほほ。
しかし、この週末はそんなことは言ってられない。
ロペスの初陣だ。
2017.05.17
取材で「足の裏の米粒」という言葉を聞いた。
何かと問えば、建築士の資格のことだという。
その心は「取らなきゃ気持ち悪い、取っても食えない」ということだそうだ。
なるほど、うまいこと言うなあ。
そう思ってネットで引いたら、博士号なんかもそんなふうに言われているのね。知らなかった。オレが無知だっただけだ。
この言葉、建築士に限らず、あらゆる資格に言えことは確かだ。要は資格はゴールではなくてスタートであるという、至極まっとうな話。
さらに言えば、結婚というか、配偶者というか、ヨメを取らないと気持ち悪いし、取っただけでも食えないし、ということにも通じないか。無理矢理だが。
というわけで、眞子ちゃんの婚約ニュースである。
既に大方のメディアは知っていて、いつ書くかというタイミングだけの問題だったらしい。その意味では宮内庁とメディアの調整が進められていて、今回のフライングには宮内庁はかなり怒っているだろう。
という話になって、必ず出てくるのが政府の陰謀説。
共謀罪から目をそらすためだ、総理の疑惑を隠すためだ云々の説を唱える人間のことである。
この手の陰謀好き人間にかかれば北朝鮮の問題でさえも総理の疑惑隠しになってしまうのだ。これには正直、のけぞったが。
今回の眞子ちゃんの婚約報道がこのタイミング出たのは共謀罪との絡みではないかなんて、誰だって思ってることだわなあ。いまどき。
それぐらいのリテラシーは、じいちゃん、ばあちゃんだって持ってるし、それをわかった上で、眞子ちゃんおめでとーと言祝いでいるのである。
そんなこともわからず「これは陰謀だ、キリッ」と胸を張る人間の、おかしさよ。顔を見れば、馬鹿と書いてある。
それはそれ、これはこれ。
そんな程度のことは誰だって分かってるのだ。ああ、おかしい。
2017.05.16
久しぶりに江東区の菊川あたりに行った。
地味だけど、住みやすそうな街である。
仕事が終わって、編集担当の女の子と昼飯を食う。
23歳だという。
むむ。聞けばお父さんは50歳だそうだ。
オレより遙かに年下だ。むむむ。
困ったものである。別に困らないか。
2017.05.15
イサワ氏から「1-6はいかんですねえ」というメールが届く。
さすがにインパクトある結果だったか。そりゃそうだわな。
まあ、しかし負け惜しみでも何でもなくて、あんまり悔しくない。というか、浦和相手に、やる前から読めていた結果だし。
前半終わって1-5。後半立ち上がりに6点目を入れられて、こりゃあついに夢スコが見られるかなあと思ったものだった。
夢スコア、略して夢スコは10点入ることだ。
だが「ホームの地でそこまで恥をかかせるのは忍びない、そもそもラファエル・シルバを強奪したのはこっちだし」という思いがあったのだろう、明らかに浦和レッズは手を抜き始めて、後半は1点にとどまった。
まさに忖度である。
そんな情けないあしらわれ方をしたのに、オレはそんなに悔しくない。
試合開始直後、2分で鈴木武蔵がまさかの先制点奪取。
おお! と叫んだね、オレは。まさか! と飛び上がったね。
さすがに浮き足立つことはなく、浦和は冷静にすぐさま同点に追いついたわけだが、先制点の直後は、このまま自陣深く蓋をしてゲームを塩漬けにしてしまえば、浦和も次第に焦ってくるだろうから、その隙に2点目を取りに行けば勝てるかもしれない、最悪でも引き分けも、と一瞬ではあったがオレは夢を見た。
他のサポーターも夢を見た。
そんな夢を見せてくれたんだから、それで十分という気持ちもあった。
でも、それだけじゃないな。何だろう。
そう考えてふと思い浮かんだのが、ドーハである。
ラストワンプレーをしのげば初のワールドカップだったという最終予選。松永の構えるゴールにボールが吸い込まれたときの絶望感は、浦和に1-6なんていう衝撃とは比べものにならなかった。
それこそ日本サッカーが終わったくらいの衝撃があり、呆然とした頭で、Jリーグを創設してすぐにワールドカップ出場なんて、サッカーの神様はそんな甘いもんじゃないよなあ、と思ったものだった。
あの記憶があるから、一瞬でも浦和に勝てるかもと思った自分を戒め、アルビレックスが浦和に勝つなんて神様が許すわけがないよなあと、自分の中で妙に納得できたのだ。
だからそんなに悔しくない。オレも学習する。
さらには、次のワールドカップ最終予選。97年のことだ。
韓国に逆転負けして、続くウズベキスタンで引き分けて、崖っぷち。UAEとも引き分けて3位のまま。
あのときの絶望感といったら、浦和に負けたどころの騒ぎじゃなかった。
だが、そこでグループリーグを首位で通過する必要はない、プレーオフ狙いの2位でいいじゃないか、と発想を切り替えたことで別の道が開けた。
このときの経験があるから、別にJ1優勝を狙ってるわけじゃないし、J2に落ちたってまた昇格することを狙えばいいじゃん、と自分の中で簡単に切り替えられた。オレも学習するのである。くどいか。
だから、ロペスを監督に迎えて、今季はJ2に落ちても来年1年で昇格するチームを作ればいいじゃんと考えている。サッカーが終わるわけじゃないし。
と、ここで気がつくのは、おお、プレーオフ進出に切り替えてそのギリギリの可能性を開いてくれたのはUAE戦のロペスのロスタイムシュートだったではないか、という因縁めいた展開だ。
そうか、オレたちはロペスを手に入れたんだ。
それはなんだか、とても心強い発想だ。
このロペスが浦和との1-6ゲームを観戦して頭を抱えたという話は昨日書いたが、実はこのゲームではロペスも驚いたという驚嘆すべきことが起きていた。
1-6という世にも恥ずかしい負け方をホームでやっちまったというのに、なんと3万人の観衆はほとんど途中で帰ることなく応援の歌を歌い続け、そしてあろうことか、ゲームを終えて挨拶に来た選手たちに盛大な拍手を送ったのである。
海外ならば生卵が投げつけられてもおかしくないとされるホームでのぼろ負け。そんなサッカーのグローバルスタンダードには背を向けたかのような、大きな応援歌の合唱と拍手に包まれたのだ。
実際それは実に奇妙で感動的な光景で、あり得ない声援を送られたことに気づいたガリャルドは驚いた後に涙し、浦和のサポーターどもは呆然とするのみだったのである。
ネット中継のDAZNの画面には、泣きながら大声で応援歌を歌い、拍手する女子の姿が大映しになって、それが熱い共感を呼んだ。
水に落ちた犬を棒でつつくのは、誰でもできる。これ以上ないほど打ちひしがれ、肩を落としている選手たちに、サポーターが声援と拍手を送らなくていったい誰がその肩を叩いてやるというのだ。顔を上げろと声をかけてやるというのだ。
オレたちサポーターしかいないじゃないか。
そんな思いが盛大な拍手に乗ってスタジアムを包んだのである。
実際、これはちょっとした奇跡だと思ったよ、オレは。
その意味で、このゲームは伝説になっていくと思う。
アルビレックスのサポーター席には、いつもポルトガル語で「家族」と書かれた旗が掲げられている。
“オレたちは家族じゃないか。一緒に闘おう”というメッセージを選手に送る旗だ。
同じ言葉が書かれた旗は、レオ・シルバが手術のためにブラジルに帰国する際の見送りにも使われたし、ラファエル・シルバが浦和に移籍する際の見送りの駅でも使われた。“たとえチームが変わってもオレたちは家族だ”と。
考えてみれば、子どもが運動会でビリになったって、精一杯の拍手を送るのが家族というものじゃないか。
決してブーイングなんかじゃない。
これがアルビレックスを応援する者たちの理念、コンセプトだと思う。そんな原点を思い起こさせた、大拍手だった。
自分たちのために汗をかき続けた選手に罵声をあびせ、あげくに日本人じゃないからと差別する、そんなチームとは違うんだということを、ラファを強奪していった浦和に見せつけた意味でも、このゲームは語り継がれる一戦になると思うのだ。オレは。
2017.05.14
浦和レッズがなぜダメなのかという文章を書いたのだけれど、負けといて書くのも何だから、全部消した。
1-6だもんな。見事な負けっぷりだ。
監督に就任予定のロペスがゲームを視察して、その様子がテレビに映るたび「なんだこのチームは。こんなはずじゃなかった」と頭を抱えているのが、すげえおかしかった。
さらにレッズに移籍して「古巣対決がとても楽しみ」とインスタにアップしていたラファエル・シルバが、途中で「足がいててて」と臭い演技をして自ら交替したのもおかしかった。
ラファ、お気遣いありがとう。きっと君は見るに忍びなかったんだね。
今日は、鹿島でレオ・シルバが半月板か、という怪我をしたそうだ。アルビレックス関係、悲惨な一日だったな。
まあ、いいや。オレはロペスが楽しみだし、別にこれでサッカーが終わるわけでないし。
2017.05.13
ギターの弦を交換しようと、朝、近所のハードオフに買いに行ったのよ。マーチンの弦。フォスファーブロンズ。
一番近くの楽器屋は池袋だけど、700円の弦を買うためにわざわざ400円の電車賃を払うのはアホらしいから、ハードオフなのよ。
もっともハードオフだと、いつ仕入れたかわからないような弦もあって、時々、寿命切れ直前の弦に当たったりするから、要注意だね。人には勧められない。
といいながら、実はマーチンの弦そのものが、ろくなものではない。
オレが学生の頃は、マーチンのマーキスという弦には最高級の輝きがあって憧れの的だったが、今やマーチンの弦なんて、お祭り男の芸人が言う「やっすいやつやん」の代名詞である。
そのかわりヤマハがいい。
さらに言えば、アルケミーというブランドの弦はマーチンの3倍もするが3倍も寿命が長いし、個人的にはジョン・ピアーズというイギリスの職人のつくった弦のきらびやかな音色が大好きだ。
さらにさらに言えば、ドルフィンギターズという恵比寿にあるギターショップのオリジナルの弦は、なんと巻かないでストレートなまま売っている。3セット、まっすぐな状態で梱包して送ってくれるので、とても気持ちがいい。できれば毎回これにしたいものだ。
ただ、宅急便さんが大変なことになってから、我が家では通販は極力控えるようにしているので、ドルフィンの弦も買わない。
だからハードオフなのだ。
さて、ハードオフでマーチンの弦を2セット買って家に帰って、そうそう、クルマで音楽を聴くときのSDカードに新しい曲を入れなきゃと思ってSDカードを取り出し、2階のオレの部屋に上がってSDカードを机の上に置いてしばし後、いざ曲を入れようかな〜と思って机を見たらそのSDカードがないのよ〜。
あら〜。
それから1時間、ゴミ箱をひっくり返したり、床に這いつくばったり、机の引き出しを空っぽにしてみたり、とことん探したのにSDカードは行方不明。
64ギガ、1000曲以上もため込んだSDカードなのに〜。
また1から入れ直すなんて無理! つーか、1000曲入っていても普段聴くのはせいぜい10曲だから10曲あれば十分と分かったのだけれど、それでもSDカードはどこ行ったんだ。
途方に暮れている。
「蒙古の怪人キラー・カーン自伝」キラー・カーン、辰巳出版。おそらく昨年出版された長州力の自伝の中で取り上げられていたキラー・カーンのインタビューがあまりに衝撃的だったからだろう、今度はキラー・カーンの自伝が出た。本人の聞き書きだろう、実に正確で濃い内容になっている。肝心の長州力への話はごくわずかだが、「刺してやろうと思って包丁を買って研いだ」という言葉はやっぱり衝撃的だ。ジャンボ鶴田をあまり評価していないこと、藤原嘉明とのガチ勝負の真相など、興味深い話が山盛り。そうした因縁話は別として、キラー・カーンを女手一つで育て上げた母親の記述は、実に心温まる。今、店は新大久保らしい。一度行こうと思いつつ、もう数年が経ってしまったので、行けるうちに行っておかなくては。なお、これはKindleじゃなくて紙の本で買ったので、宅急便さんのお手数をわずらわせてしまった。この手の本も早く電子化してもらいたいものである。
2017.05.12
暇だったので、Amazonプライムで映画を観る。
「鍵泥棒のメソッド」という邦画だ。2012年公開。
もちろんまったく知らず、一切の事前情報なしで何気なくクリックして観たわけだが(もちろんタダ)、これが抜群に面白かった。
堺雅人、香川照之、広末涼子という中心の役者が抜群によくて、特に香川照之は、こんなに上手かったっけ、と驚くほどだ。
いわゆるコンゲームというか、ピカレスクというか、あの「スティング」と同じテイストの、悪人相手にだまし、だまされの連続。最優秀脚本賞を受賞したのも納得の素晴らしいストーリーで、いろんな複線を次々に回収して話をまとめていく様は見事だった。
こういう良質の邦画をさらっと観られる、本当に言い時代になったものだ。
2017.05.11
「YOGAのレビューを書いて!」と、Facebookでオザキが言うのである。
YOGAとは、先日オレが買ったレノボのタブレットだ。タブレットと言っても実質はノートPC。
オザキは「物欲をそそられる」とあえぐのであるが、オレも先輩のハーセさんが買ったのを知ってビックカメラへ走り、実物を見て激しく物欲をそそられて動揺し、Amazonで買ってしまった。
だからオザキが言うのもよくわかる。iMac以来、いや、「だんご三兄弟」以来ではないか、この問答無用の物欲感は。
おまけに安い。
Windows10が載って、オフィスモバイルも載って、なんと5万円。パワポだって使える。
通信機能は付いていないので、格安のSIMカードを挿せばいい。オレはフリーテルの3ギガコースで、月額900円だ。加入時の手数料は3000円だが。
石神井公園から品川まで往復する電車賃でモバイルPCできるのだ。
問答無用の物欲感にとどめを刺されたのは、ハローキーボードである。スイッチを押すとキーボードが光って浮かび上がるのだ。
物理キーボードではない。画面上に表示されるキーボードなのである。
今日もわざわざタニガワ氏に見せびらかすためにYOGAを携えて某社の決算発表会に出席したのだが、ほれほれ、見てくださいタニガワさん、新兵器、と言いながらハローキーボードのスイッチを入れたら「おおー」と驚かすことができた。
気分がよい。見せびらかせるというのは大変に気分がよい。
これはiPadが日本で発売された初日にあっさり手に入れて、見せびらかすためにわざわざランチの席で開いたときに似た気分の良さだ。
では、肝心のキーボードの使用感はというと、意外と使える。
多少の違和感はあるものの、少し打ち始めるとほとんど気にならなくなる。
息子にも使わせたら「へえー、全然使えるじゃん。すごいな、このキーボード」と感心していた。ダメだ、誉めたってお前にはゆずらない。
このキーボードを消すと、そこはお絵かきタブレットになる。ちゃんとペンが付属しているので、それで文字や絵を描けば、たちまちデジタルデータとして保存される。
オレは、娘がYOGAで遊びながら描いてくれた「酔っ払ったお父さん」の絵を、そのまま壁紙にしている。なかなかに気分がよい。
すごいのは、このお絵かきタブレットに専用のペーパーを置いてメモを取れば、紙のメモとデジタルメモが一度に取れるということだ。
ネットでは、そうやって取材に活用しているライターもいた。オレはまだやっていない。
今、取材の音声データはEVERNOTEで録音してそのまま資料に紐付けてクラウド上に保存している。YOGAを使えば、ここにさらに手書きメモのデータも一緒にクラウド保存できるというわけだ。
取材仕事を生業としているものにとって、これは大きい。音声、資料、メモ、写真といった取材データの保管はライターにとっては悩みのタネで、以前は大量のカセットテープが段ボールからあふれているという時代もあった。
困るのは、半年や1年もたってから「あのときの取材の音声、残ってませんか」という問い合わせが時々あることだ。そんなもんないわい。オレは、基本的にその仕事が完成して納品されたら音声データなんて始末している。だいたいオレはストレージ屋でもないし、録音が商売じゃないんだから、もし音声データが欲しいなら最初からその旨を言ってよね。見積もり、変わるから。
だが、それを聞いて怒り出す客もいるのだ。信じられないことに。
クラウド化のおかげで今はそういう懸念もなくなったので、まずはよかった。
もっともYOGAのタブレットで取材メモとデジタルメモを同時にとるということは、まだ試していない。だから実用性は不明。
さて、全体的な使用感であるが、スタバでアイスコーヒーを注文したあと、ネットで調べ物をしながらワードで原稿を書き、画像を添付してメールで送るという程度の作業はまったくストレスなくできる。
音楽を聴いたり、動画を見たり、電子書籍を読んだり、要するにタブレットでできることはまったく問題なくできる。
だが、例えばPhotoshopで画像を加工したり、Cubaseで音源をミックスダウンしたりといった、アート系のクリエイティブな作業を行うには、まったく力不足。非力。適さない。
というわけで、iPadは便利だけどWordで書類を作成するのは面倒だし、だからといって外付けキーボードを持ち歩くのもなあ、でも、Surfaceはバッカ高いしなあ、というレベル感で使うギアだと思う。
オレはこれにGoogle日本語を入れて、愛用のテキストエディタWZ Writer(プロのライター向けだよん)で原稿を書いて、DropboxでデスクトップPCと共有する環境にしている。
環境にしただけで、あとは見せびらかしているのみ。まだちゃんと原稿作業に使ったわけではないが。
タブレットとしてだけ見ればiPadが断然よろしい。Amazonでダウンロードした映画を新幹線で観たい、というような用途なら、圧倒的にiPadだ。YOGAのバッテリーは13時間もつと言いながら、実質10時間ももたないから、この面でもiPadの勝ち。
ただ、Officeで書類を作ってメールも使いたい、というビジネス中心に考えるなら、YOGAだろう。
はっきり言って、オレは買って正解だったと思っている。なんせOfficeが載って5万だものねえ。
おかげでオレは、外出時には、胸のポケットにスマホのXperiaを入れ、鞄の中にはYOGAとiPadとKindleを入れている。重くて仕方ない。
そして電車の中ではXperiaでメールをチェックし、iPadでサッカー関係の掲示板やdマガジンの雑誌を読んで、その後はおもむろにKindleを取り出して今月の文藝春秋を読み、宮下奈津の単行本を読む。電車を降りたらタリーズに入って、用もないのにYOGAをテーブルに広げてはさりげなく周囲に見せびらかしている。
つまり4つのモバイルギアを持ち歩くという、便利なんだか不便なんだかわからない状態に陥り、その使い分けのために使い分けているという状況だ。
当然のことながらモバイルの充電器は必需品で、どのカフェなら電源が使えるかを教えてくれる「電源カフェ」というアプリも手放せない。
あげくに家に帰ってみればiPadだけで4台あって、その他にKindleが4台、KindleFireが1台、arrowsのタブレットが1台という有様で、スマホも含めて常に何台か充電中という悲惨さ。
一体どうしてこうなったんだと家族を問い詰めても冷たく首を振られるばかりで、オザキ、わかったか、こういう状況だ。
そんなにYOGAに使用感が知りたいなら、金曜の夜に飯田橋の鳥よしに来れば、触らせてやる。
2017.05.10
本日は息子の通う中高一貫校の体育祭である。
だが、未明から雨が降っていた。
しとしと降っているその雨は、おそらく9時頃にはやむのではないかと思える、そんな微妙な雨だった。
オレが子どもの頃、運動会の朝は小学校の校庭で大きな打ち上げ花火が上げられたので、それを合図にしていた。今時の学校はそんなことはしない。校庭で花火など上げたら、大変な騒ぎになってしまう。
息子の学校では、中止の場合は朝6時半までにホームページで告知されることになっていた。
だが6時半になってもその知らせはなく、念のため7時まで待っても中止の知らせはなかったので、「やるってわけだ」と息子は体操着を鞄に詰めて準備をしたのである。
ところがそのときヨメのスマホに届いたのがママ友からのライン。中高一貫校の、中学のほうでは「中止」の知らせがメールで届いているというのである。
ありゃ、中止かよ。
息子は「つまんねー」と言いながら鞄に教科書を詰めて家を出たのであった。
問題はここからである。
結局、高校のホームページに「運動会は中止」の知らせが出たのは1時間遅れの7時半。
都内全域から生徒が通っている高校だから、その時点で大半の生徒が家を出て、電車に乗っているわけだ。
そのホームページを見たり、あるいは友達からのラインが来たりで「中止」を知った電車組の生徒たちは、半数が遅刻覚悟で慌てて家に引き返して教科書を鞄に詰め、半数は「今更しょうがねえよ」と体操着だけを持って学校に行き、そもそもその知らせを知らない生徒は学校に到着してようやく「あれー、そんなー」と肩を落としたわけだ。
どの生徒も責められない。明らかに落ち度は学校にある。
「で、どうなった?」と夜、息子に聞いたら「くっくっくっ、いや、それがさあ」と腹を抱えながら教えてくれたのが以下の顛末。
職員室で互いに責任のなすりつけをした後、開き直ったのだ。先生は。
「こういうことは社会に出たらいくらでもある。臨機応変に行動しなさい」と、自分たちの落ち度を棚に上げ、上から生徒に説教だ。
教科書を取りに家に戻った結果、遅刻した生徒に対しては「遅刻なんてとんでもない。臨機応変に行動しろ」と言い放ち、体操着だけを持って登校した生徒に対しては「今日だけは教科書を友達に見せてもらえ、大目にみてやる」とあくまで上から目線だったらしい。
当然生徒はぶち切れて、激怒のツイッターが飛び交い、高校の評価を書き込む掲示板には呪詛の言葉が並べられ、一時は高校の評価が星二つに急降下してしまったらしい。
そんな高校生たちを扱うのは、さぞ鬱陶しかっただろうと先生には同情する。
なお、そんな騒ぎの中、息子の隣のクラスの担任(おばちゃん)は、なぜだか教師なのに体育祭の中止を知らず、張り切って体操着で登校したそうだ。
グラウンドの前で呆然とたたずむその姿は、「うひゃひゃひゃ、すげえおかしかった」そうだ。
2017.05.09
アルビレックス新潟の監督にロペスが就任するかもしれないというので、昔のNumberなどをひっくり返している。
あれは初めて日本がワールドカップ出場をたぐりよせた1997年のジョホールバル。
延長サドンデスのゲームで、あと2分でPK戦というときに中田が強引に放ったボールを相手キーパーが弾き、それまで信じられないようなミスを繰り返して「このままでは日本に帰れない」とまで思い詰めていた岡野が、目の前に転がってきたボールを、何を考えたのか派手にスライディングしてシュートしたのだった。
その中田にボールを出したのがロペス。
彼は疲労困憊した相手が最後の攻撃に出ようかという瞬間にボールをかっさらって、すぐさま中田に出したのである。
何気ない地味なプレーで、直後の岡野の派手なスライディングに隠されてしまったけれど、とてもいいプレーだった。
もう少し遡って、あれは岡田監督に交代した直後のウズベキスタン戦。
これで負けたらワールドカップ出場の道が絶たれるという土壇場のゲームだった。
スコアは0-1。
誰もが「やっばり今回も日本はダメだったか」と諦め、キーパーの川口も「帰国したら引退しよう」と決めて泣きながら守備をしていた後半ロスタイム、井原のロングフィードにロペスが頭で合わせたルーズボールは不思議な軌道を描き、ゴール前を横切ったカズの動きに相手が惑わされたこともあって、そのままあっさりと相手のゴールに吸い込まれたのだった。
味方も敵も、テレビを見ていたオレたちも「あれ、入っちゃったの? えーと、あの」と戸惑ってどんな顔をしたらいいのかわからなくなるようなゴールだった。
試合後の会見で岡田監督は「この一点のおかげでひょっとしたらひょっとするかもしれない」と真顔で話していたのが印象に残っている。
その言葉通り、この不思議なゴールで引き分けに持ち込めたおかげで日本は最終的に岡野のゴールでフランスワールドカップへの出場を決めることができたのだった。
この2つの得点は、こうして改めて振り返ると、日本を救ったプレーだったことになる。もっと言えば日本のサッカーの歴史を変えるプレーを、ロペスはしたことになる。
同じような奇跡を、今度は新潟で。
そう願うのも当然のことだよな。
いやあ、このネタをおかずに何杯でもご飯が食えそうだ。
2017.05.08
アメリカにとっては、石油も出ない朝鮮半島なんて、本当にどうでもいいんだよ。勝手にやってろ、勝手に飢えてろって感じで。
ただ、アメリカに向いてる核兵器だけが超鬱陶しい。うざったい。目障り。
だから核兵器さえなければ、あとは好き勝手に飢えててくださいね、と思っている。
それがわかっているから北朝鮮は柿兵器を切り札として絶対に手放さない。手放したふりをして、絶対に隠し持つ。
なめられたと感じたアメリカは、そろそろ腹に据えかねて、わかった、カネはくれてやる、だから核は止めろ、とまで譲歩した。ざけんな、てめえ、胸ぐらつかんでやろうか、ぐらいの気持ちだ。
そんなことを考えながら、青砥という駅の飲み屋で一人でホッピーを飲む。
どこだ、青砥。オレはどこにいるんだ。
帰りの電車がちんぷんかんぷん。オレにとっては青砥なんてどうでもいいんだ。
2017.05.07
子どもたちが大きくなって部活などそれぞれに忙しくなったから、ゴールデンウィークも遠出ができなくなった。新潟への里帰りも無理である。
寂しい話だ。
そんなわけでゴールデンウィークと言っても普段の週末と変わらず、家でゴロゴロして、せいぜい昼ご飯を近所のラーメン屋へ行く程度のものである。
まあ、家族そろって休日を過ごすだけでも大切なことであるが。
2017.05.06
そのアルビレックスのフミタケ監督が解任されて、後任がロペスだという。
フミタケは、こんなぼろチームを押しつけられてかわいそうではあった。苦労人だし。
J1の監督を打診されて断る人間はいないというから、一発当てて上を目指そうという野心はあったのだろうな。
お疲れさんでした。なんだか、ごめんね。
コーチが一時的に監督を代行して、そしてロペスという段取りか。
うーむ、ロペスかよ。
代えないよりはいいけれど、でも、これに代えられても困るなあというレベルではないか。
まあ、どうせネタチームになったんだから、いっそ監督もネタでいいだろうという判断か。それならアリだな。
写真を見たら、ロペス、すっかりはげ上がっていてびっくり。わはは。
2017.05.05
部活を終えた息子が副都心線に飛び乗り、学ラン姿のままでビジター側応援席に飛び込んできたのがキックオフの15分前だった。
今日は等々力スタジアムのフロンターレ戦。
昨夜オレは、部活だという息子に向かって、席はちゃんと取っておくからなと、現地集合を指示。その約束を果たすためにオレが武蔵小杉通称ムサコスの等々力スタジアムに到着したのはキックオフ4時間前の午前11時だった。
特に早いわけではない。
一番乗りは前夜からだし、4時間前のオレでも行列の真ん中へんなのだ。
特にゴールデンウィークのゲーム、こどもの日だから、家族でやってきてるサポーターも多くて、当然新潟から東京旅行を兼ねて大勢やってきているし、日帰りのバスツアーだって満席だ。
「はあ〜、間に合った」と大汗かいて飛び込んできた息子は、学ランからユニフォーム姿に着替えて早速大声を上げる。
それほど楽しみに乗り込んだゲームなのだ。
オレだって一日使っているし、ゴールデンウィークで一番のイベントだ。
新潟からツアーバスで乗り込んだサポは言うまでもなく、家族連れの在京サポも、みんなみんなこの日を楽しみにしていたのだ。
それを台無しにしたのが、アルビレックス新潟というチームである。
はああああ〜、今日は本当、心底情けなかったわ。見損なったわ、このチーム。
選手が下手なのは知ってる。弱い戦力なのは知ってる。知っててみんな応援しているのだ。だったらがむしゃらに走れ。
それなのに、ちんたらちんたら。走れない、球際で弱い。
「攻める側と守る側の連携が上手くいかなかった」と、ゲーム後には毎度おなじみのコメント。だったらちゃんとコミュニケーション取れよ。話し合えよ。指摘し合えよ。
毎試合、3点だ、4点だと取られて、攻める方は3試合連続で無得点。
こんなくそゲームを、ゴールデンウィーク、こどもの日を潰してみせられるとは、何の罰ゲームだ。実際、家族連れでやってきて子どもが泣き出したところもあると聞いた。
下手くそで弱いのは知っている。だからがむしゃらに走ってプレスしろ。
負けたとしても、よくやった、よく頑張った、と拍手を送れるような内容だったら、次こそは、とまた足を運ぶのだ。
今日のように無策で無能力でやる気無しのくそゲームを見せられたら、誰が貴重な休日を潰して足を運ぶというのだ。
さらに、書くのもアホらしいがサポータの中心部の質がひどすぎる。太鼓をたたいてコールしている連中だ。
今日、連中はスーツ姿で応援団席に陣取り、ハンドマイクでがなり立てていた。
なんとサポーター仲間の結婚式が今日で、式には出られないから、遠くスタジアムから仲間を祝うということで、そろいのスーツだったらしい。おまけに「結婚おめでとう」の横断幕までつくって。
相手サポーターからは、選手が結婚したのか、と驚かれる始末(シーズン中に結婚式を挙げる馬鹿選手がいるのか、という驚き)。
以前からではあるのだが、この中心部の馬鹿どもが本当にどうしようもなくてさんざん問題を起こしている。
今日のは事件ではないが、なんで仲間の結婚の祝いを応援席でやるのか、まったく分からん。
「シャツの上からユニフォーム切ればいいだけなのになあ」と息子は呆れ、ある親子など、子どもに「アウエーだから相手に敬意を表しているんだよ」とパパが本気で教えてあげる始末。
とことんお笑いだ。だはは。
チームが「攻める側が」「守る側が」とバラバラで崩壊寸前かと思ったら、応援するサポーターもバラバラで、あげくに中心部は注意しに来た一般サポーターを取り囲んで恫喝する始末。
毎回ぼろ負けでやる気の見えないチームと、恥さらしな応援団のいるスタジアムに、これでは誰だって足は運びたくないだろう。
やれやれ、今までもひどいゲーム続きだったが、今日のはさすがに呆れた。
サポーター席に挨拶に来て罵声を浴びた選手たちは明らかにふてくされており、「ゴールデンウィークを返せ」と思わず叫んでしまったオレもちょっと情けないが、仮にその声を耳にしてもきっと選手は「うるせえ」としか思わないだろうなあ。
去年のアウエー浦和戦。絶対不利の状況の中、選手は激しく闘って引き分けに持ち込んだ。去年のベストゲームだった。
鬼神のようにピッチを走り回ったレオ・シルバは、サポーター席に挨拶に来て、「どうだ、見たか」と堂々と胸を張り、それに向けてサポーターは「よくやった」と精一杯の拍手を送った。
負けたって、こういう一体感が心を動かすのだ。
ああ、アホらし。
時間と金の無駄だったわ。
学ランで汗だくになって駆けつけた息子の気持ちを思うと、ちんたら走り回るしかない選手たちに腹が立って仕方ないわ。
そんな息子を伴って、んじゃあ、渋谷で焼き鳥食って帰るか、と向かったのが井の頭線のガード下。
学生時代にもよく足を運んだ場所だ。行きつけだった焼き鳥屋の「河童」は既に立ち飲みワインバーに変わっていて、以前、知らずに飛び込んでとほほな思いをしたことがあった。
なんで井の頭線ガード下でワインを飲まなきゃいかんのだよ。
だから今日はその「河童」の隣の小汚い焼き鳥屋に入った。
小汚くていいのである。焼き鳥屋なんていうのは。
煙がもうもうとしていて、チビのじじいが「オレの一生はモツを焼いて終わるのか」と仏頂面で串をひっくり返している、そんな店がいいのだ。
ホッピーを飲みながらモツ焼きを食う。旨い。
息子は特にシロに感激したので、シロを山盛りおかわりする。
将棋好きの息子と将棋の話をする。
最近の中学生棋士の活躍は息子にとっても衝撃らしいが、羽生さんに勝ったのは、プロレスとは言わないが、あえて羽生さんが相手の土俵に乗って力量を試そうとして負けてしまったということらしい。
打ち方を見ると、わかるのだそうだ。
その打ち方だが、最近はいわゆる定石が定石でなくなってきているそうだ。
「革命なんだよねー、イノベーションなんだよねー」。
どういうことかというと「ついにソフトの打つ手が定石に取り入れられ出した」ということだ。
よくわからん。
よくわからんが、なんだか将棋の世界でもAIが既存の仕組みを破壊しつつあるようだ。
店を出て渋谷駅に向かいながら「このあたり、お父さん、知ってるの?」と聞くから、学生時代にはよくこのへんで酔っ払っていた、いつか連れてきたいと思っていたから、今日はそれができてよかったよと答えると、息子は「ふーん」と言うのだった。
ハチ公前は大騒ぎ。
「待ち合わせの名所なのにこれじゃ待ち合わせができないよねえ」と息子は学ラン姿で笑うのだった。
「たったそれだけ」宮下奈津・Kindle。様々な事情を抱えつつ、ひっそりと片隅で生きる人たちを描いた、連作短編集。このパターンは、著者のウエスタンラリアット級の得意技である。大きな事件が起きるわけではないのだが、言葉の一つ一つが実にうまくて、みずみずしい。この感性は素晴らしいと思う。
2017.05.04
プロレスはアントラーズ小笠原の得意技である。
相手に流れが傾きかけ、ここをしのげば、というタイミングの時に審判にくってかかるのだ。まるで上田馬之助のように。
もちろんわざとである。
わざと切れたふりをして執拗に審判に抗議し、相手をあおり、流れを変える。
やられる方はたまったもんじゃない。小笠原がわざとやっているのはプレーヤー同士にしてみれば自明のことだから、ああ、またかよ、またやってるよというしらけた空気がだ酔い、ゲームが再開されたときにはもう流れの勢いは止まっているというわけだ。
今日もそうだと思ったのよ。
後半37分。ここをしのげば、という局面での小笠原の抗議。
ただ、小笠原は既にイエローを一枚もらっているし、それを思えばそんなにしつこくやるのはリスキーだなと思った。
ところがゲームが終わり、夜になって驚愕の事情が明らかになった。
レッズの森脇がレオ・シルバに対して「臭えよ」と飛ばし、それを耳にした小笠原が激高。さらにレオを兄と慕うレッズのラファエル・シルバが見方の森脇にくってかかっていたというのだ。
こりゃあ驚いた。
黒人のレオに対する明らかな人種差別発言。
もちろんたまたま興奮してタブーを口走ってしまった、ということもあるだろう。だが森脇の場合は常習犯。レオは、新潟時代も含めてずっとそのようなことを言われていたし、小笠原によれば、アントラーズのカイオやダビといった過去の選手も森脇に同様のことを言われ続けてきた。
さらに森脇は他の外国人選手とも同じトラブルを起こしているし、先日のACLではPKを失敗した相手選手にわざわざ駆け寄ってガッツポーズをしてみせて、同僚の西川に「やめろよ」とどつかれていた。
前科持ち、それも常習犯なのである。
今回も同僚の那須が真っ先に駆け寄ってきて「おまえ、それは言っちゃダメだ」というふうに抑えられていたし、何よりも温厚で人格者で常に笑顔のレオが一瞬にしてぶち切れていたことが、一番の証拠だ。
当然レオは日本語が分かるから、自分が何を言われたかは的確に理解している。
この事態を受けてレオは「自分は人生経験が豊富だから、悪いことは小さなうちに積んでおかなくてはならないと知っている。子どもたちにいいお手本を見せなければならない」と、インタビューで冷静に対応していた。さすがだ、レオ。
ラファがレッズに移籍する際、最後まで神戸とどっちにしようかと悩んだのは、レッズのこうした差別体質を気に病んでのことだった。
ラファも新潟時代にさんざん森脇から言われていたわけで、おそらくラファの心は、今、疑心暗鬼。チームへの不信感が芽生えているだろう。
まったく森脇は、本当にしょうもない。
森脇なら言いかねないと誰もが思っているから、チームメイトも真っ先に森脇に駆け寄っている。そんな森脇に同調するようなサポの多いことがレッズの暗部。ジャパニーズ・オンリーを公言するサポがいるんだものな。
本当か嘘か、オレが一番傷ついたのは、レオが「新潟時代は誰も守ってくれなかった」と口にしたという噂だ。「鹿島は小笠原が体を張って抗議してくれた。だが新潟では見て見ぬふりだった」ということか。
うーむ、もし本当にそう言ったのだとしたら、レオ、大変にすまない。
この問題、うやむやになるか。地上波のニュースでも流れ始めたし、うやむやにしてはいけないと思う。
森脇はとにかくクビだ、クビ。レッズも勝ち点没収。
レッズの次の相手はアルビレックスだから、次の試合は不戦敗ぐらいの処分にしてもらえるとありがたい。
2017.05.03
昨日は父の命日だった。
一周忌。月並みだが、早いものである。
朝、「病院から今すぐ来てくれという電話が入った」という弟からの連絡を受けて、大慌てで大宮から新幹線に飛び乗ったのを、今も鮮明に覚えている。
その2日後に娘を連れてお見舞いに行く予定にしていたので、大宮駅で切符の払い戻しを頼んだら、窓口の駅員がちんたら仕事していて、オレはこれからたった今死んだ父親に会うために5分後の新幹線に乗らなければならないんだから早くしてくれ、と怒鳴りそうになったっけ。
この季節は田植えの時期である。
新潟は一年で一番いい季節で、この時期の早朝、水を張った田んぼを渡る風のなんと爽やかなことだろう。
5月の新潟の空気は、最高のごちそうだと思う。
それにも、まあ、まったく及ばないのだが、せっかくの五月晴れだから、ヨメの両親を連れて一緒に新宿御苑に行った。
新宿御苑は実に広大なので、入り口は激しく混んでいても、中は絶対に混まない。
新宿の高島屋に立ち寄って、ちょっと奮発しておいしそうな弁当を買って、新宿御苑の木陰にシートを敷いた。
ヨメの両親とヨメ、そして娘は広い園内を散歩。オレは部活終了後に合流する息子を待って、シートの上で寝転がる。
部活を終えて電車に飛び乗り(今半のすき焼き弁当で釣った)、大慌てで駆けつけた息子は「木の下にシートを敷いて待っている」というオレの伝言に「ひー、木ばかりでさっぱり分からない」と泣き言を返す。
遠くからその姿を見つけたオレは、電話で「そこを曲がれ。そして三回回ってワンと言え」と指示を送る。
息子は律儀に三回回ってワンと言いながらなんとかオレのいるシートを見つけたのだった。
すき焼き弁当を食った息子と、芝生のシートの上に横になり、昼寝する。
五月の風が心地よく、日差しもぽかぽかと気持ちよくて、1時間も寝てしまって、最高に気分がよかった。
2017.05.02
連休の谷間だから、電車の中も駅の中も仕事姿は少なめで、大きなキャリーバッグを転がした人がたくさんいる。
そんな中での取材仕事だから、お互いに「連休の中、たいへんですねえ」というのが挨拶だ。
「新人二人には無理に休みを取らせて、私は出勤ですよ〜」と言うからどういうことかと思ったら、要するに新人の教育係なので普段は全く自分の仕事ができないから、せめて連休中はと思案したとのこと。
なるほど。
普段も新人が帰った夜になってからやっと自分の仕事を始められるそうで、そりゃあGWにはぜひ新人には休んでもらいたいと思うのも仕方ないだろう。
当の新人は、優しい先輩でラッキーぐらいにしか思っていないだろうけど。
オレは原稿仕事を夕方までに終わらせて、これから5日間は完全にオフだ。
3日はヨメの両親を連れて、弁当持参で新宿御苑へ行く。ピクニックだな。
5日は息子と等々力スタジアムに行ってアルビレックス新潟の試合を見る。負けてがっくり帰って、やけ酒の予定。
今のところはこれぐらいしか決まっていなくて、4日の浦和−鹿島はテレビ観戦。チケット即完売。ラファとレオのシルバ対決が非常に楽しみだ。
そして日本中がまたもや思うのだろう。「この二人がいてアルビレックス新潟はどうして2年連続降格争いだったんだ?」と。
そんなことを考えながら、ふと思い立ってケニー・ボールの「オリジナル・ディキシーランド・ワン・ステップ」がmp3で販売されてないか、検索する。以前は見つからなかった。
ところが今回は一番上の行にあっさりとヒット。レコチョクだ。200円。
おお、ある。
もちろん問答無用、速攻でダウンロードだ。
ケニー・ボールはイギリスのジャズマンで、アメリカのディキシーランドを英国流に演奏するトラッドジャズのトランペット奏者である。
オレの両親がかつて初めてステレオセットというものを買ったのは、オレが中学2年の春。茶の間にどどーんと鎮座したそのステレオセット様に、購入時に一緒についてきたレコードの一枚がこのケニー・ボールのバンドのものだった。
あの頃、田舎でレコードは貴重品で、電気屋が「聴きたい曲はないですか」と注文を取りに来て、そして数日後にその曲の入ったLPレコードを届けてくれた。
このケニー・ボールをオレの母が大好きで、オレもその流れで聴くようになり、3枚組のトラッドジャズベストのLPに入っていたのがかの「オリジナル・ディキーランド・ワン・ステップ」だったというわけだ。
これはけっこうな名演奏で、トランペットが華やかにリードを取り、トロンボーンがそのカウンターラインを力強く演じ、隙間を埋めるようにクラリネットがちょこまかと動き回るという、そのアンサンブルの絶妙さには心底しびれたのだった。
そのレコードはたぶん実家の物置に眠っているだろうが、もう聴くことはない。
ケニー・ボールのCDも何枚か買ってみたが「オリジナル〜」は入ってなくて、なかなか聴けなかった。
浅草にあるディキシーランドが聴けるライブハウスでこの曲をリクエストしたことがある。
バンマスが「おお、この曲は演奏するのが怖いですね」と言っていた。
ディキシーランドジャズの古典的名曲で、これを弾かせればだいたいそのプレーヤーの力量がわかってしまうらしいのだ。
なるほど、ブルーグラスの「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」のようなものか。どのジャンルにもそういう類いの曲があるということだろう。
その古典曲をケニー・ホールのバンドが演奏した音源を、今日、レコチョクで見つけたというわけだ。
ダウンロードし、パソコンにつないだスピーカーで聴いた。
もう今や音楽はこのスタイルだ。実を言うと、もう手元にCDプレーヤーがない。CDを聴くときはパソコンで再生しし、mp3に落としてクルマで聴いている。
ダウンロードした「オリジナル〜」を再生。おお、あの音がよみがえった。けっこう感動した。
やっぱりオレはこういう音楽が好きだなあと、改めてしみじみと実感。トランペットトロンボーンとクラリネットのアンサンブルは、そりゃもう見事なものだ。
またライブで聴きたくなってきたので、今度浅草でも行ってこよう。
2017.05.01
たまたまつけたテレビで「日本の歌ベスト100」とかいうタイトルの番組をやっていた。
安住アナウンサーが一人で過去の映像を紹介して終わりの安い番組である。
TBSだから、レコード大賞とドリフの映像を使いまくりなのだ。いいリサイクルである。
とにかく選曲が偏りすぎていて、中森明菜が一つも入っていないとか、ピンクレディーもゼロとか、「上を向いて歩こう」が入っていないとか、いったいどういう基準なんだこれはと怒る。
怒りつつ、ほとんどの歌が歌えてしまうというお茶の間カラオケボックス状態で、これはツイッターを見るとどこの家もそうだったようで、まったくうまくTBSにはめられたものだ。
ちょっと見たら消して風呂に入ろう、寝ようといってたのに、ついついそんな状況に流されてしまって、結局最後のベストワンまで見てしまう。
さーて、ベストワンは何かなあと思ったら、安住アナが「私が選びました」と言いながら紹介したのが、なんと「女の道」。
そうである、ぴんからトリオである。わ〜たしぃ〜がぁ〜ささあ〜げえたぁ〜、である。
カトちゃんのおまわりさんなのである。
こ、こ、れかよっ。テレビの前で思い切りずっこけたのはオレだけではないはずで、まったく斜め上過ぎるというか、意表を突きすぎるというか。
ちっくしょー、これかよ。でも、安住アナが選んだと言ってたな。個人の趣味なら、まあ、しょうがないか。
妙に納得してしまって、最後までTBSにやられまくりなのだった。
2017.04.30
最下位の大宮が首位の浦和に勝った。
さいたま市内の、なんともしょぼいダービーマッチである。
こういうジャイアントキリングが起きるから、サッカーは面白い。
タイガー・ジェット・シンが猪木に勝ったようなものだ。違うけど。
それに比べアルビレックス新潟は、とほほほ、このチーム、内部崩壊しているだろう。
そうとでも思わなければ、こんなにもギクシャクした試合をするわけがない。
ホニは、今日の相手の柏のサポが「化け物みたいだ」と驚くほどのポテンシャルを持っているのに、それをまったく引き出せていない。
つーことは、引き出そうとしてないというこてとだろう。
これはもう外人助っ人連中、心が離れてるだろうなあ。
こどもの日は、息子と試合を見に行く予定なのだが、なんだかあんまり行きたくなくなってきた。
とほほ。
2017.04.29
Amazonで昨日から「湯を沸かすほど熱い愛」がリリースされたので、問答無用で購入する。
これで世界のどこにいても、タブレットやスマホがあれば、この映画を観ることができる。
とはいえ、今日は家にいるのだから、家のテレビで見るのだ。無理にスマホで見ることもない。
映画館で見たときと同じ心の揺すられ方をして、号泣である。うーむ、すごい映画だ。
映画と言えば、先日、Amazonプライムで適当に面白そうな映画を探していて目にとまったのが「キツツキと雨」という映画だ。
主演は役所広司。
どれどれと見始めたら、これがどえらく面白くて、たちまち見入ってしまった。
役所広司がとにかく上手い。この人と中井貴一の二人は、役者としてバツグンだと思う。
物語は淡々として、それでいてグイグイと惹きつける魅力があって、それは何かと考えたら、画面の美しさにあると気がつく。
カメラをきちんと止めて、ちゃんと構図というものを考えて撮っているのがよくわかる。基本的にあまり動かない。
落ち着いたカメラワークで、それが岐阜の山中の美しい木々が広がる光景と相まって、とても懐かしく、心地よい空間を作り出しているのだ。
ストーリーも素晴らしいが、この画面だけを追いかけていても、心が落ち着く素晴らしい仕上がりである。
2071.04.28
今日はお台場に取材である。
ゴールデンウィーク゛前日ということでお台場はもうすっかりお遊びモード。空は晴れ渡り、まったくスーツなんかで来るところじゃないよなと思う。
ゆりかもめで、、潮風公園を見下ろす。
この公園には1歳ぐらいの息子を連れてよく遊びに来たなあ。中央に噴水があって、よく水遊びをしたものだ。
あの頃のことがつい先日のようで、それでいて二度と還らない遠い昔にも思えて、切なくなるくらいに懐かしいのであった。
「家族の言い訳」森裕美・Kindle。ちょっと前に評判になった作家で、なるほど、こういう小説なのか。要するに重松清の系譜の家族小説。でも、同じ系譜なら重松清がダントツで、やはりそこは越えていない。ちょっと残念。夫婦の心がすれ違ったまま、夫を急な病で喪った妻が、そのときになって初めていかに自分が夫を傷つけていたかに思い至る作品は、なかなかよかった。
2017.04.27
新社会人たちがぼちほち世に出てきた。みんな初々しい。
昨日一緒になった新人君は、初めての取材立ち会いいうことで前夜は眠れなかったそうだ。いいことである。
ベテランのオレたちは、嬉しくなって「じゃあ、今日の仕切りはキミね」「任せたよ」「ああ、これで安心だなあ」とからかう。
「あ、えと、ええっ」とうろたえる新人君の姿が楽しい。
九州から就職で上京して初めての東京ぐらし。
電車が覚えらなくて大変だよねと振ったら「でも、これがありますから」とスマホを見せる。確かにオレたちの頃とはずいぶんと様変わりだよなあ。
あの春からもう41年も経ってしまったのか。
ちょっと愕然としつつ、懐かしく思い出し、電車の外を見る。
「最後の医者は桜を見上げて君を思う」二宮敦人・Kindle。しまった。完全になめてた。医療ものの軽い小説ということで何気なく読み始めたのだが、甘く見ていた。オレの負けだ。3人の患者を主人公にした連作集で、それを取り囲む医者との関わりを通じて、医療の本質は何かを語っていく。文章はやや生硬で、展開も時に甘く、視点が次々に切り替わるカットバックもぎこちなかったりする。それでも物語の迫力はすさまじく、久々に読み進むのがもったいないと感じた。3人の患者は結局全員が病に敗れて死ぬのだが、その死に至る描写が実にリアルで、死ぬとは、生きるとは、ということを考えざるを得ない。いっぷう変わった題名も、読み終えてその意図が分かってくる。そうか、君とは、あの人のことだったのか。
2017.04.26
水を得た魚というのはこういうことだろうなあと、浦和レッズに行ったラファエル・シルバを見て思う。
公式戦10試合で、なんと11得点という暴れ方だ。
今日もACLで2点を取って、レッズサポがわざわざアルビレックスの掲示板に来て「ラファは化け物だ」と呆れていた。
そういや先日、八王子だか立川の駅でアルビレックスのユニフォームを着たサポーターとすれ違ったと、レッズのサポーターが書いていた。
ラファがあまりに活躍するもので、そのレッズサポは「アルビサポにからまれると思って覚悟した」が、「軽く会釈して通り過ぎただけだったのでほっとした」らしい。
それは自意識過剰(笑)。
それに選手の移籍なんて普通のことだし、むしろラファに活躍の場を与えてくれて、そして爆発中のラファを大切にしてくれて感謝だよ。
今日は鹿島もACLで、レオ・シルバが強烈なゴールを決めたらしい。
二人のシルバが驚異的な活躍をして、そしてその二人が去年まで所属していたアルビレックスはルヴァンカップで横浜相手に1−4の虐殺だ。
なんということだ、出て行った者と残った者の、この天国と地獄は。
ホームで8ヵ月勝っていない。今年に入って勝ったのは1試合だけ。
試合後の選手のコメントを読むと、どうもこのチームは崩壊しつつあるのではないかと思えてならない。
なんとかしなきゃ。もっとコミュニケーションを。連携を。個の力で行くしかない。
そんなことを多くの選手が異口同音に話していて、しかもそれが1ヵ月以上続いている。その1ヵ月、何をしていたのか。
まだ4月ではある。
たがなあ、今年はとうとうダメかもしれんなあ。
まあ、J2に落ちたところでサッカーがなくなるわけではないし、アルビレックス新潟が消滅するのでもない。
アルビはアルビでJ2て応援して、J1ではレオとラファの活躍を楽しめばいいではないか。
とほほ〜。
2017.04.25
先日、朝の9時頃、品川へ行ったら、港南口のマンション工事現場で、ヘルメットかぶった交通整理おじさんたち数人が、通行人に向かって声をそろえて「おはようございます」と挨拶していた。
前を通ったオレも、もちろんされた。
その工事に関係ある人だけでなく、前を通る人すべてに挨拶をしているようだ。
近隣との融和に配慮し、クレームが発生しないようにするためだろう。
確かに無愛想な工事人が交通整理の棒を振っているより、笑顔で「おはようございます」と頭を下げる人がいる方が、クレームはつけにくい。
これは各所で行われているようで、オレんちの近所の外環道工事現場でも「挨拶された」という声がネットに上がっている。
うーむ、オレだけが知らなくてもはやこれはゼネコンのデフォルトなのだろうか。
でも、明らかに行きすぎだと思うがなあ。
ちゃんと法令に則って安全に配慮して行っている工事なのだから、そんなに愛想を振りまかなくても。
なんだか卑屈にさえ見えてしまう。
過剰にコンプライアンスに配慮することが求められる時代なのかもしれない。
「ライターはいくら稼げるのか?」小川晶子・Kindle。生々しい話が続いて興味津々。なるほど、これを読むとオレのギャラとかは、まあまあ相場通りだということか。しかしどのライターも、単価がこの30年変わってない、と感じているのだな。困ったものだ。ところでこれはAmazonアンリミテッドの一冊。つまりタダで読み放題の本だ。こういうテーマの本がタタで読めるところにAmazonの異次元ぶりを感じる。
2017.04.24
コールセンターは、電話してもつながらないのが定番である。よって大変に評判が悪く、顧客満足度を高めるために設置したはずなのに逆に顧客の怒りを買う存在になってしまった。
それに気づいた各社が慌てて増員・効率・クォリティアップに力を入れたため、最近ではどこのコールセンターも大変につながりやすく、また、対応も神になって、不満を漏らす人はほとんどいなくなった。
はずなのに、久しぶりにまったくつながらないコールセンターに当たって激怒中のわたくし。
某流通大手のカード会員なのだが、仕事でちょっとしたからみもあったので、会員誌というのを義理で購読している。これがけっこう高くて年間3000円ぐらいする。
面白ければよいのだが、面白い会報誌というものに巡り会ったことがないオレとしては、これもまたまったくつまらない内容で、封こそ切るものの中身はぺらっと開いてゴミ箱へ直接フリーキック。
まったく毎年3000円を捨てているような状態で、それも仕事の絡みがあるから営業費の一部と割り切っていたのだが、その仕事の絡みも去年一杯で切れてしまったので、もはや何の義理もなく、これを機に会報誌も止めようと思ったわけだ。
それで購読中止を頼もうと電話したのに、これが「ただいま電話が混み合って」と延々とテープが流れるという噴飯もの。
腹が立つことに、16桁の会員番号を入れさせてから延々と待たせるという対応なのだ。しかも210秒ごとに10円もかかるという。
210秒で10円かかると念押しされた上に呼び出し音が鳴り、出たと思ったら16桁の会員番号を入力させられ、そのあげくに「ただいま電話が」と延々とリピートを聞かせられることを何度も繰り返したら、そりゃあ顧客の神経を逆なでするコールセンターに逆戻りだろう。
まったく腹の立つ。
ということしで今日はいい加減に会報誌の購読中止を諦めて、学校から帰ってきた息子を囲んで家族でケーキを食べる。
そうである。今日は息子の誕生日。
はっと気がつけばなんと16歳だという。
うーむ、このオレに高校生の息子がいて、その誕生日を家族で祝っているなんて、18年前のオレが聞いたら絶対に信じなかっただろう。
いろんなことに感謝である。
2017.04.23
一軒家である我が家は、外敵に対して無防備である。
そのため、宗教、新聞、リフォーム等、各種の勧誘攻撃を受けやすい。
オレが在宅時は、それらを撃退するのは当然オレの役目である。
先日など、おばちゃん二人組の宗教がピンポーンとチャイムを鳴らした。
ヨレヨレのトレーナーにボサボサの頭で仕事をしていたオレが出てきたので、おばちゃんたち二人は明らかに動揺していた。きっと失業中の旦那だと思ったのだろう。
原稿が佳境だったのでとっとと追い返したが、暇だったら少し付き合ってやってもよかった。きっと、失業という不幸な目に遭っているのは先祖の供養が足りないからだと言い出したに違いない。
今日は日曜日。
なのに午前中にピンポーンとチャイムが鳴って、一家団らんの時を狙ってやってくる、こいつはかなり悪質だと判断したオレは、ヨメを押しのけてドアを開けたときから戦闘モードである。
オレの姿を見てぎょっとしたセールスの兄ちゃんは「あの、えと、旦那さんですか」ときょどる。
はいはい。なんでしょ。何の用でしょ。
「あの、えと、太陽光の触媒で」。
はいはい、お帰りください。リフォームはいらない。よそに行ってね。ごめんね。
なのに、しつこいのだ。帰ってね、とオレが背中を向けたというのに、まだ話しかけようとする。
イラッとしたオレは、帰れっつってんだろ、セコム呼ぶぞ、いきなり威嚇してやった。
兄ちゃんはビビって「す、すみませんでした」と逃げていった。
その姿を見て、うーん、ちょっとやり過ぎたかと反省。
息子にも「お父さんは怖いんだから、やり過ぎだよ」と注意された。そ、そうか、オレは怖いのか?
「もっとも、隣が土建職人、反対隣が警視庁だから、このあたりに飛び込むリフォームのセールスが間抜けなんだけどね〜」と息子。
うーむ、確かに。
2017.04.22
ところでレオ・シルバはどうしてしまったのだろうか。
あれほど請われて加わった鹿島だったのに、そして一時はキングとして君臨した鹿島だったのに、ここ4試合、ベンチ要員。
しかも、鹿島サポがわざわざ新潟の掲示板にまで来て「いらね。返す」と悪態付く始末。
ラファエルのように新潟のことなんか忘れてしまったような笑顔を輝かせているのも切ないが、せっかくお嫁に出したうちの子があしざまに罵られているのはなおのこと悲しい。
なんて人様のことを心配している余裕などなく、こっちも大変だ。
いや〜、いいゲームができるようになりました。だいぶいい感じに仕上がってきました。
しかし、最後の決定力が。決め手が。
今日もどれだけゴール直前の決定機を作って、そしてどれだけ外したか。宇宙開発の連発で、もはや点の入る気配がない。
対する東京は、少ない決定機に確実に点を入れる。やっぱのこの差だよなあ。
そこまでのゲームの作り方は当初に比べると見違えるほどよくなってきたから、あとはそこだけなんだよなあ。
それにしても気分悪いのが、東京の大久保である。
オレはこんなに嫌いなサッカー選手はいない。対戦相手でなければ、見るだけで目が汚れるから、絶対に見たくない。それほど嫌いだ。
今日もひどいファールばかりだ。上手に転んでファールを取るし、口を手で覆って周囲からは見られないようにして主審に何事かささやいていたし。
中継のアナウンサーが「ホニが転んだらシミュレーションで、大久保が転んだらPKですか…」と呆れたように口にしていたが、これがすべてだろう。
フォワードとしては点を取るのが仕事だから優秀ということになるのかもしれないが、いくらそうでも、オレはこんな選手が自分のチームにいたらとてもイヤだ。その意味で、東京のサポは軽蔑する。
とことん腐った選手だと思う。
2017.04.21
ここ2ヵ月ほど、どうしようかなあと迷っていたけど、結局、買ってしまった。
レノボのyoga book。
普段、スタバで原稿を書くときに利用しているポメラが、いろいろと使いづらくなってきて、そろそろ買い換えかなと思い、最新機種が5万円近くもするようになったことで、これならパソコンと変わらないなあと、感じた。
そんなときに先輩のハーセさんが「ヨーガ、買ったよ。ヨーガない?なんちて」とつぶやくのを聞いて、ほほう、これこれは思い、ビックカメラで実機を見たら久々に物欲が刺激されてしまった次第。
それでも2ヵ月はガマンした。
でも、ポメラで原稿を書くたびのストレスが辛くなってきて、とうとう思い切って買ってしまった。
つーても、5万だけど。Windows10でOfficeが載って5万だけど。
どう考えてもお買い得なんだよ、これ。
今はとりあえずWi-Fiで使っているが、近々、格安フリーSIMを突っ込む予定だ。
何が受けるって、ハローキーボードだな。
これはペンタッチのボードに触ると、一瞬にしてキーボードが浮かび上がってくるという仕様で、インパクト絶大。とにかく受ける。
息子も娘も「ひゃー」と大喜びで、中でも一番ぶったまげたのがSEだったヨメ。
以前、ThikPad使いだっただけに、IBMが中国に買われてThinkがyogaに変わったという話に目を白黒なのだった。
一応、このyogaもカテゴリーではタブレットである。
おかげで家族4人スマホ持ちの我が家にはタブレットが全部で7台も並ぶことになった。ついでに言えばパソコンは5台、電子ブックは3台である。
ちょっと目がクラクラする。
おかげで我が家のコンセントは常に何台かのスマホ及びタブレットが充電中という有様だ。
ひどい話である。
「日本会議の研究」菅野完・Kindle。謎の右翼組織、日本会議についての研究だ。って別に謎でも何でもないか。
「藝人春秋」水道橋博士・Kindle。ハードカバーで出たときに読みたかったのだが、高くてやめた。Kindleで安くなったので読む。稲川淳二の次男はとんでもない障害を持って生まれてきて、稲川淳二はこの子は死なせてやった方がいいのではと悩む。だが、手術室から出てきた息子が小さな口以外はすべて包帯で巻かれ、無数の管も巻き付けられているのを見て、稲川淳二は必死で生きようとする息子に向けてオレはなんという馬鹿なことを考えたんだと打たれ、ストレッチャーに載せられて遠く運ばれていく彼に「オレはお前の父ちゃんだぞ」と叫んだ。電車の中なのにオレは涙が出てきて困ってしまった。
2017.04.20
ビートルズの「サージャント・ペパーズ」が発売50周年だそうな。
Amazonなどでは記念のボックスなどが発売されて、やかましい。なぜ発売50周年だと記念ボックスを出さなければならないのか、例によってさっぱり分からん。
「ペパーズ」はまぎれもなく名盤だが、個人的には「アビーロード」が一番好きで、「ペパーズ」は二番だな。というか、この2枚しか持ってないが。だははは。
それにしても半世紀も前にこの音を作ったのには驚きだ。
もっとも40年前にスティービー・ワンダーが「キー・オブ・ライフ」を作ったことの方がもっと驚きだが。
2017.04.19
仕事用に使っているiPadミニを買い換えた。いわゆる機種変である。
もう一台のiPadはほぼ娘の専用機になっていて、YouTubeとAmazonビデオだけに使われている。
非常にもったいない。
これならWi-Fi専用機でいいよなあと思ってふとのぞいてみたら、なんと娘は家の中にも関わらずLTE回線でビデオを観ていた。
Wi-Fi? なんのこっちゃ? くれるならもらうけど。的なスタンスの娘は、なななな、なんということをしてるんだと言われても「ふーん」てなもんである。
慌ててドコモに行って、Wi-Fi専用機にするからLTE回線を解約するぞと言ったら、違約金を払うよりは8月の切り替え月までそのままにしておいた方が安いと判明したので、そのままにしてある。
ドコモの店員も、いちいちこんな相談にまで付き合わせられるから大変である。
そんなわけで家のiPadはそのままにして、仕事で持ち歩いているミニを機種変だ。
ストレージが足りなくなってきたこととちょっと不具合が頻発するようになったので、一気に128Gまで格上げだ。今までがお笑い16Gだったからな。
手続きは簡単なものである。余計なことしなくていいからそのままちょうだい、で終わりである。
大変なのは家に帰ってからで、今まで同じ状態にしようといろんなアプリを入れて設定しようとして、どたばた。なんせ、記録してあったパスワードが間違ってたりするわけだから、酔った頭で自分を罵る始末だ。
はあ、やれやれ。
それにしても最近の携帯ショップのブラックぶり、ハードワークぶりは半端ではなく、心から同情する。
スマホの高機能化に加えてプランが複雑怪奇になり過ぎて、1人当たりの接客時間が軽く2時間オーバーな上に覚えることが多過ぎで勉強も欠かせない。
相変わらず自分では何も理解しようとしないのに文句ばかりは一人前のアホ客も多くて、そりゃあ、こんな仕事のなり手がいないのも当たり前だ。
心底、同情する。
そこで、たらたらと文句をつけにくいようにという配慮だろう、オレのようにおっさんには若くてかわいい子を担当させるので、オレは一人で大喜びだ。
2017.04.18
いやあ、急に暑くなっちゃってさあ。
夏日って言われたってこっちは冬服だから、汗がだらだら。不愉快ったらありゃしない。
昔は4月から5月って一年で一番快適な季節で、日本に住んでて良かったオレは勝ち組状態だったのにねえ。
駅から坂道をてくてく歩いて10分なんて状態で、取材先では汗だく。
「あれ、今日は暑いんですか? ずっと中にいるからわかんなくて」と言われ、あはは、と力なく笑ったり。
2017.04.17
Amazonの新型ファイアスティックの音声検索がすごい。
テレビの画面にAmazonビデオを呼び出し、リモコンに「シンゴジラ」とつぶやくと、なんとテレビの画面で「シンゴジラ」の映画が始まる。
これは400円。
改めて観てもなかなか面白い映画だ。劇場で観た当初は石原さとみがイマイチのミスキャストのように感じたが、今回観なおしたらそんなに悪くなく、むしろ嫌みったらしい日系アメリカ人の雰囲気が良く出ていると感じたというか、「シンゴジラ」の話ではなくてファイアスティックの話だった。
音声認識が非常に良くできているので、今度はテレビの画面にYouTubeを呼び出す。
んーと、何を観ようかな、そうだ久しぶりにチャゲアスのSayYesのライブ映像でも観ようかな。
そう思って音声検索にわざと「はげ&飛鳥」と入れてみる。
すると、おお、どういうことだ、画面にはちゃんと「はげ&飛鳥」と表示されたではないか。
さすがはAmazon、ファイアスティック。
娘と息子は画面を指さしてゲラゲラと笑い、ヨメも「何をやってるんですか」と言いながら腹を抱えるという、実に楽しい家族団らん。
皆さんもご家庭に一本、ファイスティックをどうぞ。
2017.04.16
アルビレックス、今シーズン初勝利!
いや〜、去年10月から公式で勝ってなかったって、どんだけ〜。
やっぱり勝利はいいものだなあ。
高卒ルーキーの原君が初ゴールを決めて、ホニが満面の笑顔で頭をポンポンして、チームのみんながお祝いにどついているのを見て、やっぱりこのチームはいいチームだなあと嬉しくなってしまった。
2017.04.15
生物の最終的にして絶対的な使命とは己の遺伝子を残していくことだから、生物自体は単なる乗り物、ビークルに過ぎない。
遺伝子自体は乗り物を次々乗り継いでいけばいいわけなので、ほとんどの生物は出産すれば役割を終えて死んでしまう。
ところが人間だけは、閉経後も長く生き続ける。
なぜだ。
このわけを説明するのが「おばさん仮説」らしい。
かいつまんで言えば、閉経後のおばちゃんは、まだ自分で生きられない子供の面倒を見るために長生きしているのだという理屈だ。
なんとなく納得できる。
問題はおじさんの方だ。
この理屈で言えば、おじさんだって子供の面倒を見れば長生きできるということになる。
たんさいぼうの活動に俄然意欲を燃やすわたくしであった。
2017.04.14
朝の満員電車はやっばりイヤだなあ。
オレは時々しか乗らないのだけれど、それでも、というか、だからこそ、イヤだ。
いやね、皆さんじっとガマンして乗っているんだから、オレもじっとガマンして乗る分にはいいのよ。耐えるのよ。仕方ないのよ。
腹が立つのは、時々傍若無人というかはた迷惑な人間がいることだ。
今日も隣に立ったおっさんがぎゅぎゅうに混んでいるのに、なんとポケットに手を入れてふんぞり返っているから、肘がオレの腹に当たる。非常に不快だ。
さらに信じられないことに、突然でっかいくしゃみをした。
満員電車の中で口を手で押さえることもせず、下を向くでもなく、立ったまま正面を向いたそのままの状態で。
あまりのことに周囲はぎょっとしておっさんを見たが、おっさん、知らんぷりである。
幸いオレの方に顔は向いていなかったものの、呆れた。
傍若無人さで社会に迷惑をかけているのはだいたいこの年代である。
と書いて、まさにオレの年代ではないかと頭を抱える。
よる、歯医者に行く。定期検診だ。
汚れを取ってもらって悪いところにレーザーを当ててもらって、今日で診察終了。
予約した時間に歯医者のドアを開けたら、ぎょっ、すげえ混んでいる。
なんだよ、オーバーブッキングかよ、警察に引きずり出してもらおうか。
スリッパに履き替えて待合室に座ったら、どうも様子が違う。
どうやら一人のおばちゃんが窓口で粘っていて、それで会計待ちのお客さんが山ほと滞留しているのだった。
このおばちゃん、別に窓口でねじ込んでいるのではなくて、わけのわからないことで時間を食っているようだ。
薬の禁忌があるから持病の薬について説明書を持ってきてくれと言われているのに、そんなものはない、一度ももらったことがないと言い張るし、次の予約を取ろうしてもなぜその日はダメなのかを延々と説明するし。
おかげで窓口が空かず、客が滞留というわけ。
これかコンビニなら別のレジで「お次にお待ちの方〜」と声がかかるところだが、そういうわけにもいかないし。
こんなふうに窓口ではた迷惑な行為に及ぶのは、だいたいがこの年代の、と書きかけて、ああ、またオレの年代ではないかと頭を抱える。
2017.04.13
パソコンなんて家の中で余っているくらいだから全然需要はないのだが、レノボのyogaはやっぱり物欲を刺激される。
WindowsとOfficeが載ってAmazonで5万ちょっと。
これはかなーりお買い得ではないか。
iPadのLTEをやめてWi-Fi専用機にしちゃって、YogaにLETをつけちゃったらちょっと楽しそうだな〜と妄想する日々である。
いやいや、無駄遣いはいかんいかん。
夏用のスーツを買わなければ。
2017.04.12
受話器の向こうでゴエちゃんが言う。
「タンゴさーん、明日の取材の場所なんですけど、えーと、ほん? ほんどころ? なんだこりゃ」
ゴエちゃん、なんだこりゃはこっちのセリフだよ。
「えーと、ほんどころ、ご、ごさいばし?」
ちょっと待て、それは本所吾妻橋ではないか? ほんじょあづまばし。
「あー、そう読むんですかあ、うきゃきゃ」
かわいく笑うゴエちゃんであるが、東京で仕事をしているのにこれが読めないのはどういうことだ。
とは思うものの、確かに地名は、知ってる人にとっては当たり前でも知らない人にとってはなんだこりゃである。
オレの住んでる石神井公園だって初めての人には到底読めないだろうし、日暮里は「ひぐれさと」だし、新宿は「にいじゅく」と読む場所もあるし、渋谷だって関西人に読ませると「しぶたに」だ。
オレも、東京に出てきたばかりの頃、三ノ輪が読めずに「さんのわってどこだべ?」と周囲に聞きまくって、ようやく「みのわ」だと教えてもらったのは、しばらくたってからだったものなあ。
今まで聞いた中で一番痛い読み間違いは「まぐいよこちょう」で、いったい何のことだろうとしばし考えて、それはひょっとして馬喰横山ではないかと思い至った。
「ばくろ」が「まぐい」は仕方ないとしても「よこやま」が「よこちょう」というのはどういう脳内変換だったんだろう、あのおじさん。
まあ、それに比べれば、ゴエちゃんの「ほんどころごさいばし」もかわいいものである。
2017.04.11
桜ってのは、なぜあんなにも日本人の心を狂わせるのだろうねえ。
今日は雨。しかも2月の冷たさ。
おかげで桜も散り始めて、日本人の心はもののあはれ状態。
そんな日本人の心を土足でかき乱すのが、北の国の黒電話頭とトランプだ。
黒電話が「これ以上挑発すると核をぶちこむど、おらおら」と切れかけていて、日本はちょっとやばいのではないか。
そして追い打ちをかけるように突如飛び込んできたのが、真生ちゃんの引退。オレは真生ちゃんのことをダマオーと呼んでいるのだが、その呼び方を真生ちゃんファンのヨメはたいへんに嫌がる。
このダマオーの引退ニュースもあって、ちょっと前の栃木の雪崩のニュースもベトナム人の女の子のニュースも吹っ飛んでしまって、篭池に至っては、誰だっけそのおっさん状態。
篭池問題の時、オレは、きっと大きなニュースが発生してうやむやになっちゃうぜと予言したが、その通りの展開になってしまった。
よって浅田真央は安倍政権のニュース潰しの特命を受けたスパイとみられ、次の選挙に蓮舫潰しの刺客として立候補すると考えられる。
どうだ、この予言は。
「ヒットソングの作り方」牧村憲一・Kindle。オレたちは、はっぴーえんどとサザンの間に生まれた世代だったんだなあ。
2017.04.10
仕事で池袋に行ったんだけど、改めてオレって池袋は何も知らないんだなあと実感。
石神井公園に住んでいるオレにとって池袋は最寄りのターミナルである。うちからは急行で一駅である。
たとえて言えば、祐天寺時代の渋谷のような。あるいは笹塚時代の新宿のような。
強引にたとえたが、要するにそんな近いターミナルで、普段から買い物に立ち寄ったり、飲みに行ったりして当たり前の街ではないか、というわけだ。
ところが振り返ってみれば、オレは池袋にはほとんど立ち寄っていない。たまに駅前の楽器屋でギターの弦を買うぐらいである。
飲みに行った記憶もほとんどない。
だから今日みたいに駅から5分のところへ行くのにも地図を見ながらうろうろして、あげくに軽く迷ったりするのである。
池袋かあ。
あんまり魅力ないんだよなあ。全然立ち寄りたいと思わないんだよなあ。
だが、待てよ、と自分を諫める。
学生時代に渋谷を征服し、独身時代に新宿を征服したんだから、これで池袋も征服したら三大拠点を征服することになるのではないか。
それはちょっと魅力的な考え方だろう。うーむ。
少しオレは池袋を見直した。
2017.04.09
高校生になった息子に言わせると「ももクロは完全にオワコンだよね」ということらしい。
娘も、友達がライブに行くと聞いても「ふーん」と完全に無反応になってしまった。
そんな息子と娘も含め、我が家では今も昔のももクロの曲はクルマでよく聴くし、昔のライブのDVDもよく観る。「ピンキージョーンズ」とか「DNA狂騒曲」とか「空のカーテン」とか、本当に名曲だよね〜。
まあ、要するに昔のももクロは今も大好きで、今のももクロにはまったく関心がないわけだ。
こないだもTSUTAYAに新しいCDがあったから、借りるかと娘に訊いたら「んーと、別にいいや」とあっさりスルーだったしなあ。
だから比較的近所のふじみ野市でライブをやるって聞いても「へー」で終わりなんだけど、そのライブの騒音がけっこうひどい騒音被害をもたらしたと聞くと、おいおい、ちょっと何やってんだ、と思ってしまう。
オワコンと言われているのに自分で拍車をかけてどうすんの。痛いだけだ。
本人たちには罪はなくて運営側の問題だが、要するに運営側は調子に乗っちゃったんだろうなあ。
などと冷たい視線を送るわけだが、そういうオレもあんまり調子に乗っていると、まだアルビレックスなんか応援してるのかよって言われそうだ。
なにしろ今やアルビレックスは完全にオワコン状態。悲しい。
でも、実際、昨日の試合のような情けないものを見せられると、いい加減オレもレオを追いかけてアントラーズのサポになっちゃおうかなとさえ思ってしまう。
まあ、どんなにに弱くても日本人である限りは韓国代表ではなくて日本代表を応援するように、オレもずっとアルビレックスを応援することになるわけだが、それでもあまりにひどい負けが続いてしまって、情けなさを通り越してぐったりしてしまう。
とほほ。
こりゃあ、夏には降格だなあ。
その一方で、いろんなところが少しずつ修正されてきて、どこか一つかみ合えば浮上のきっかけがつかめそうなところまではきたと思うのだが。
とほほ。
いかんいかん、またコイデ氏に「ぼやいてばかりですね」と怒られてしまう。
2017.04.08
原稿仕事の合間にふと思いついてこれを書いているのだが、オレのような請負の安売りライターにとって面倒なのが、クライアントごとに異なってくる表記ルールの問題である。
例えば「まったく」という表記が、あるクライアントではOKで、あるクライアントでは「全く」と書かなければならなかったりする。
「わかる」か「分かる」か、「なかで」か「中で」か、「一人ひとり」か「一人一人」か。
もちろんそれなりに気はつけて書き分けているつもりではあるが、いくつものクライアントの原稿を同時に進行している身としては、徹底するのはなかなか難しい。
そこは、編集サイド、ディレクションサイドでちゃんとチェックしてよね、というのがホンネである。
あまりうるさくないクライアントの場合は、だいたい「共同通信のルールに従ってまして」とか「朝日新聞の用字用語基準に準拠してまして」と添えれば問題ない。
だか、うるさいクライアントだとそういうおためごかしは通用せず「ちゃんと当社のルールに従っていただかないと困るざます」とお叱りを受け、無能ライターとのレッテルを貼られてしまう。
文章の本質ではないところでマイナス評価を受けるのは不本意ではないゆえ、なんとかしたいとは思っているのだが。
もちろんプロ用の校正ツールというのもがあって、例えばATOKのジャストシステムから専用ソフトが発売されているものの、5万円もするとあっては二の足を踏む。
クライアントごとの表記ルールの違いに対応してくれるのかも不明だし、まあ、気をつければいいんじゃね、という気持ちも働くし。
どうにかならんかなあ。
なお、読みやすい文章は漢字の含有率が3割だそうである。
世の中にはちゃんと漢字含有率を判断してくれるサイトというのがあって、例えば冒頭書いた今現在書きかけの原稿を判断してもらうと、漢字率は「30.11%、適正な漢字使用率です」と出た。よしよし。オレもちゃんと仕事しているではないか。
ならばとこの日記の漢字含有率を調べたら「18.21%、全体的に締まりのない文章です」という結果が出て、ぎゃふん!
2017.04.07
本日は息子の高校の入学式である。
早いものだ。
娘は中学で新入生を迎える側になり、こちらも1年前には新入生代表として言葉を読んだ時からあっという間である。我が家の子供たちはどちらも父親に似ないで立派なのだ。
息子は、高校入学と言っても一貫校だから昨日も部活で行ってた学校に今日も行くのである。
そして今日も部活だから、そのついでに入学式に出るのである。
だから、ちっとも緊張感も感動もないのであって、感慨を持つのは親だけなのである。
であるを続けてみたがどうだろう。どうということはないか。
午後、コイデ氏から久しぶりに電話。
「元気ですか。日記読んでますが、ぼやいてばかりじゃないですか」とお叱りを受ける。
うーむ、確かにぼやいてばかりでは、よくないな。もっと前向きな日記にしよう。前向きっていうのもおかしいか。
「羆嵐」吉村昭・Kindle。珍しく吉村昭を読む。新聞記事のような淡々とした文章で、カギ括弧の会話文もごくわずかという物語なのだが、それでもグイグイと読ませる筆力はさすがだ。北海道で羆が人を襲ったという1930年代の史実を素材にした物語で、襲撃の際の描写が実にリアルで、背筋が凍る。
2017.04.06
Amazonからファイヤスティックの新しいやつが届いた。
音声検索機能がついて、なんと前のバージョンと同じく4980円。
はっきりいってすごいお買い得である。
CPUがてんこ盛りという噂通り、実際につなげて試してみたら、びっくりするほどきれいな画像だ。悪評てんこ盛りのDAZNでさえも、実にクリアーでくっきりした画像である。
音声検索の機能もしっかりしていて、息子が最初に「宇宙の仕事」と試してみたら、すぐさま「宇宙の仕事」が表示された。
この春、高校生になった息子に言わせれば「Amazonプライムは入らない理由がないサービスだよね〜」というほどお得ということらしい。実際、すげえトクだ。
映画もドラマもどんどんラインナップが増えている。
もっとも例のヤマトの宅急便問題があって、即日配達サービスは今後なくなりそうだ。
でも、ヤマトの追い詰められっぷりを見ると、ネットでポチッとしたものがその日のうちに届けられるなんていうのは、さすがに行き過ぎだよなあという気になる。
自分の足で買いに行けるものは自分で買おうよ、と。
行きすぎるサービスは絶対に陰で誰かが泣いているはずだから、そういうのは見直さないとなあ。
などといいながら、Amazon超便利〜と、ファイスティックをカチカチやるのだった。
2017.04.05
仕事で南千住に行った。仕事でなければ行くような場所ではない。オレも今日が初めてだ。
早めに駅に着いたので、ちょっと周囲を散策。駅前にでかい寺がある。
通り過ぎながら横目で見たら、案内板に小塚がどうしたこうしたと書いてあった。
ひょっとしたらと思いよく見たら、なんと、ここだったのか、小塚原。ちょっとびっくりした。
詳細を書くのは控えるが、かつての江戸三大処刑場の一つ、小塚原がここだったのだ。
いや、まったく頭になくて、そういや確かにこのあたりだったと読んだ記憶があったなあと思い出した次第。
うーむ、朝っぱらから、これか。うーむ。
その後入ったマクドナルドが、なぜだかたまたまコーヒー無料キャンペーンをやっていて、ラッキーなことにコーヒーをタダで飲むことができた。
うーむ、ラッキーなんて言葉はこの街には似合わない気がする。
2017.04.04
ひゃー、春だなあ。忙しいなあ。
日記を書いている場合ではないのだ。
2017.04.03
娘とは、この春休みに3本の映画を観ようと約束した。
「ラ・ラ・ランド」「ひるね姫」「シング」である。
「ドラえもんは…お母さんと行くからいいや!」とのことであった。
だが、オレが予想外に忙しく、しかも毎週末のように遠くへ出かけたり泊まったりという予定が入っていて時間が取れなかった。おかげで映画のノルマはまったく果たせなかった。
ならば、せめて一番観たかった「シング」だけでもと思い、今日、行くことにした。
せっかく映画館のある街に暮らしているんだものね。
ちなみに映画館のある街に暮らしているおかげで、子供たちも友達と誘い合ってごく自然に映画を観に行くようになった。とてもいいことだなあと思う。
さて、「シング」である。
実は「ラ・ラ・ランド」はまもなく終了との告知がされていて、あれ、アカデミー賞、思い切りずっこけたようだ。まったく映画というのは水物だなあ。わからないものだ。
一方の「ひるね姫」もほとんど話題にならずまもなく終了。どうするかと娘に聞いたら「アマゾンでいいや」とのことであった。
「ラ・ラ・ランド」に対して、予想以上に人気なのが「シング」。観客動員も、新聞などを見れば先週あたりはダントツの一位だった。
「ミニオンズ」をつくったイルミネーション・エンターテイメントのアニメーションだ。
もっともこの製作会社の前作「ペット」は、ほとんど内容も覚えていないほど退屈な作品だったので、「シング」には期待半分といったところだった。
だが、これが実に面白いのよ〜。
動物たちが主役のアニメで、倒産寸前のぼろ劇場の再建のために音楽イベントを仕掛けようというストーリー。
冒頭、オープニングシーンで遙か遠くの幻のように流れてきたイントロを聴いて、オレはまさか! と思ったね。そして浮かび上がるように始まったボーカルは、なんとあの「ゴールデンスランバー」だったのだ!
言うまでもなく、ビートルズ、「アビイロード」のエンディングを飾る、とてつもなく美しいバラードだ。
あまりに短くて夢のように終わってしまう曲だからヒットチャートとは無縁だったけれど、この美しい歌は多くの人に愛され続けてきて、いろんなカバーがある。
そんな「ゴールデンスランバー」が幕を開ける音楽映画だ。このオープニングだけでオレはノックアウト。帰りに映画館の売店でサウンドトラックを買うことを決めた瞬間だった。
物語はシンプル。冒頭の場面切り替えのテンポがとてもいい。
このテンポの良さを活かして、登場人物それぞれについてカットバックを繰り返しながら小さなエピソードを積み上げていくという手法が、クライマックスのコンサートシーンを盛り上げる上でとても効いている。
キャラは類型的だが、だから混乱せずにストーリーに溶け込める。
それにしても動物たちのなんと愛らしいことよ。
CGの進歩のすさまじさから、もはや「本物みたい」「実写みたい」「リアル〜」なんていう感動の仕方は誰もしなくなって、リアルなのは当たり前、その上でアニメならではの面白みが求められるようになっている。
それに応えてこの映画では、動物たちの動きがとてもキュートというか、かわいいというか。
例えばブタのデュエットがロックに合わせて踊るシーンは、それだけでとてもハッピーな気持ちにさせてくれる。
そして、クライマックス。
このコンサートのシーンは素晴らしかった。
オレが観たのは吹き替え版だが、日本語の歌が何の違和感もなくアニメに載っていて、ひょっとしたらこの吹き替えは洋画史上に残っていいほどクオリティが高くないか。
長澤まさみとかが声優をして、ついでにロックも歌っていてるのだが、そのシャウトが実に素晴らしくてまったく違和感なく画面とシンクロしている。これは日本語版の制作陣に拍手だ。
そしてエンディング、再び「ゴールデンスランバー」が流れて、いやはやまったくこれは世代に関係なく楽しめる映画だったんだなあと感心。
娘もしっかり堪能したようで、やっぱり映画館のある街っていいねえ。
もっとも、ドラえもんは、ヨメがこれまた想定外に忙しくて、とても観に行く時間はなさそう。結局、娘の春休みの映画は「シング」のみで終わりそうだ。
2017.04.02
今年はなかなか映画を観ていない。
できれば週に一本は観たいと思っているのだが、とても無理だ。仕方ない。
せっかく映画館のある街に暮らしているのにもったいないことだと思う。
今日は久しぶりに息子と映画を観てきた。「キングコング」だ。
最初、キングコングのリメイクと聞いたときは、ひゃ〜、絶対に観ない、と思ったのだが案外評判がよいらしく、馬鹿映画が大好きな息子が興味を持ったので、一緒に観に行くことにした次第。
ちなみに息子が今一番観たがっているのが、もうすぐ公開の「グレート・ウォール」という映画である。
「万里の長城だよ。ひたすら万里の長城をぶっ壊す映画だよ、ひゃひゃひゃ、馬鹿だなあ!」。
さて、キングコングである。
面白かった。時代設定をベトナム戦争直後にしたのが効いていて、ベトナムで神経をやられてしまったのか、やたらと好戦的な黒人の隊長がチームを乱す。
舞台は、地図にない絶海の孤島。実は地球は空洞になっていて、地底には実に様々な化け物が暮らしており、この島はその地底を結ぶ玄関口なのだ! ひゃ〜、馬鹿!
出るわ出るわ、怪獣が。ひゃ〜、恐ろしい。
この怪獣たちが実に気色悪くて、それに探検隊の人間が食われまくるのである。
その食われる様がリアルに描かれていて、オレはあんな死に方だけはイヤだなあ、と背筋かゾクゾクする。
実にグロい。グロが苦手な方にはおすすめできない。
例えば10階建てのマンションぐらいの巨大な蜘蛛がのっしのっしと歩いてくるのだが、こいつの足が突如人間の口に突っ込まれて、あわれ一瞬で串刺し、てな案配である。
あるいはカラスのでっかいような鳥が襲ってきて、空高くすくい上げられた人間が、空中で鳥に引っ張られて八つ裂きにされてしまうのである。
グロい。実にグロい。こんな死に方だけはイヤだと、心底思ってしまう。
そして、こんな化け物だらけの島に君臨するのが、猿。つまりキングコングだ。
案の定というか、お約束というか、このキングコングは怪獣たちの親玉かと思わせておいて、実は地底の化け物が地表に進出するのを食い止めていたのでした、というのがオチだ。
この設定に、あなたはピンときませんでしたか?
あるいはキングコングが湖に現れたとき、そこにいたのは探検隊の美女。
ピチピチのTシャツを着てボディラインくっきりというのはお父さんたちへのサービスなのだが、この美女とキングコングが見つめ合い、ふれあい、なぜか心を通わせてしまうのである。
ここまでくれば、あなたももうわかりましたね?
そうなのである、ナウシカなのである。ナウシカの設定をパクって、オウムとナウシカの交流シーンがしっかりとパクられているのである。
このシーン、私の心の中には、らん、らんらら、らららん、とナウシカレクイエムが流れました。
あとで調べたら、この監督はやっぱり日本オタク、宮崎アニメオタクだったことが判明。確信犯的なパクりであったようだ。
結局、キングコングと地底の化け物の親玉であるトカゲが大迫力のバトルを繰り広げるのがこの映画のクライマックスだ。いやあ、すごい迫力でしたねえ。
キングコングは猿だから、まあ、役者がかぶり物をしていればいいのだが、あのトカゲはどうやって動かしているのだろう。うーむ、どう考えてもわからん。ものすごくリアルで大迫力だった。
このトカゲのボスに、探検隊の中の兵士が立ち向かっていく。仲間を救うために、自分の全身にダイナマイトを巻き付け、神風特攻隊だ。
ああ、自分を犠牲にして仲間を救うのか、お前は。ああ、なんという美しい戦士よ。
そんなシーンなのに、トカゲにあっさり尻尾で払われて山にぶつかってドカーンの無駄死に。壮大な体を張ったギャグだった。
ところでこの探検隊の中には何にもしない中国人美女がいる。無駄に美人で、いったい何のためにいるのかわからない美人だ。
これは最近のアメリカ映画の傾向で、去年見た「オデッセイ」もそうだったけれど、要するに中国の資本が制作費に入っているので、無駄に中国を美化する表現が出てくるのである。
キングコングでも同じで、レジェンダリーという製作会社が中国資本に買収されちゃったから、探検隊の中に意味もなく中国人の美女が登場するのだ。もちろんこの中国人美女は怪獣に食われることもなく、最後までロングヘアーをなびかせて艶然と微笑むのである。
息子が楽しみにしている万里の長城の映画も、このレジェンダリーという製作会社の作品だから、ストーリーは推して知るべし。万里の長城は世界平和を守っているのでした、めでたしめでたしという流れになるに決まっている。
そんなわけでキングコング、予想外に楽しめたのだった。
そして、エンディングのクレジットロールになっても絶対に席を立ってはいけないという噂が流れていたとおり、すべてが終わってからのサービスショットで、あっと驚く仕掛けが明かされる。
以下、ネタバレ。
実は映画の冒頭でキングコングの探検隊がモナークという組織からMUTO捜索のために派遣されている、という設定を聞いたときからピンときたのだが、エンドロール後に明かされたのが、案の定、実はこの話は後年のゴジラ探索の前振りであった、というオチだ。
ゴジラもモナークという組織によって発掘されたという流れだった。
ついでに言えば、ビキニの水爆実験は怪獣を退治するために行われたものであり、キングコングの中でも同様の話が盛られていて、例によってアメリカの自己正当化なのである。
このエピソードのちょっと前、エンドロールではナウシカのオープニングよろしく壁画(地上絵?)で物語の展開をなぞるようなシーンが流れるのだが、これをじっと観ていたら、あっ、あれはモスラの絵ではないか? あれはキングギドラではないか? と、おなじみの怪獣のシルエットがさりげなく出てきたのである。
あとで調べたら、案の定、このキングコングのシリーズでは、これからモスラやキングギドラが出てきて、しまいにはゴジラ対キングコングが映像化されるというのである(正式決定)!
ということは、ここからはオレと息子の映画トークなのだが、レジェンダリーは怪獣のアベンジャーズを企てているのではないだろうか。
つまりゴジラを親分として、キングコングやモスラがチームを組んで、地球を襲う化け物たちと闘うというシリーズである!
おお、なんと心躍る展開であろう。馬鹿もここまでくると立派だ。
この怪獣アベンジャーズシリーズが実現する日を、心躍らせながら待ちたいものである。
もちろんそのときも意味不明の中国人美女は絶対に登場するであろう。
「64(ロクヨン)」(上・下)横山秀夫・Kindle。横山秀夫はほとんど読んでいるので、これももちろん以前に読んだのだが、評場がいい割にはすっかり中身を忘れてしまっていたので、再読。主人公は警察署の広報担当。誘拐事件を核に、警察内部の権力争いや未解決事件の真相など、実に様々な物語が幾重にも積み上げられた構造の中で描かれていく。その複雑な物語の構造を、少しも複雑に感じさせず、実にスリリングに運ぶ技に脱帽だ。そして明かされた真相のあまりに衝撃的なことに驚かされる。横山秀夫が短編集でデビューしたときの驚きはかなりのものだったが、本作はまさに名人芸としか呼びようがない。いかにも新聞記者あがりらしく、文章は短文が中心。その一文一義の短文を畳みかけるように積み重ねていくことで、ねちっこく、くどく、粘り着くような暑苦しさを感じさせてくれる。
2017.04.01
本日はオレの父親の1回忌の法事である。
ついでにっちゃあ怒られるが、ついでに祖母の27回忌でもある。
そうか、ばあちゃんか死んでからもう26年も経ったのか。改めて時の流れの速さを思うオレ59歳であった。
その一度で二度おいしい法事のために実家へ日帰りしたわけだが、それはまあよい。つつがなくしめやかに執り行われたのだ。
つつがなくしめやかでなかったのは、その法事の直後のアルビレックス対ガンバ大阪のゲームである。
ガリャルドとホニの超絶プレーで逆転! そうだよそうだよ、ホームの試合っていうのはこうでなけりゃいかんのよ!
オレと弟は拳を突き上げたのだ。
ところがオレたちはその後、あり得ないモノを目撃することになる。
なんと2−1で逆転したというのに、その立役者であるガリャルドとホニを次々と交代。さらには守備で貢献していた山崎も交代。
そして、あろうことか、交代するたびに点を入れられる始末。
つまりだ。
ガリャルドを交代したら、直後に点を入れられて同点に追いつかれ、ホニを交代したら直後に点を入れられて逆転される。選手交代策のせいでことごとく劣勢に立たされるという、世にも珍しい采配を見せてもらったのだ。
オレなんてホニが交代された直後、あ、この試合はきっと負けるぞと予言してその通りになったものだから、鼻高々である。
2−1と逆転して、ホニのバク宙もホームで初披露されて、ムードは最高潮。スタジアムも爆発だ。
どうしてそのまま試合を塩漬けにできないのだ。塩ゲームすれば、2−1で逃げ切り、今季初勝利ではないか。
あまりのことにあきれ果ててしまって、3店目を入れられた時点で「はい、解散」というかけ声とともにオレと弟はテレビを離れた。
まったくオレはこんな無能な監督を初めて見た。
おれのような素人でも分かる、監督で負けた試合だった。戦術で敗れたゲームだった。
点を取ったブラジル人コンビを下げて、ガンバサポには掲示板で「なんで下げたの〜? 助かったよ」と感謝される始末。
どうもあの監督、ブラジル人を嫌っている節がある。弱いくせに日本人だけで固めようとしてる節がある。
終わってみればトップは鈴木武蔵と田中達也なのに、そこにパスを出す選手がいないという始末。
こいつはここまで馬鹿な監督だったのか。
あきれ果ててしまったのだ。
監督は三浦文丈。通称フミタケ。まんまだ。前職がJ3長野の監督。つまりJ1は初めてで、そのJ1でいまも勝っていない。
これは解任だなあ。開幕5試合、勝ちなしだから、問答無用だなあ。
フミタケ辞めろ。
すげえ気分悪いわ。
2017.03.31
年度末がプレミアム・フライデー(笑)。
速くも「E電」なみのネタだなあ。
2017.03.30
ヤマトの物流がボロボロになっているが、この事態をオレは1997年頃に予言していた。20年も前である。
ネットが発達するじゃん。すると通販が伸びるじゃん。情報の後をモノが追っかける時代が来るけど、モノを運ぶのは人間しかいないじゃん。だから人手が足りなくなる。
どうだ、この完璧な理論。
この予言通りの時代が到来したではないか。
噂では、ヤマトの営業所では怒号が飛び交い、事務の姉ちゃんは泣きながら仕事しているという。
うつろな目をして我が家に荷物を届けてくれるヤマトの兄ちゃんを見ると、なんだかとても申し訳ないような気がして、自分で買って帰れるモノはアマゾンではなくて自分の足で買いに行こうと決めた。最近。
もともと本はダウンロードだし、そう決めてからは少しだけ通販を控えるようになった。
それでもコピー用紙とかトマトジュースの箱買いとかは、どうしてもアマゾンに頼ってしまう。
今日は、ヘルスメーターが壊れたのでアマゾンで買い換えた。だってタニタのヘルスメーターが1200円で買えちゃうんだもの。激安なんだもの。ついポチッとしちゃうのよね〜。
そんなわけで、ちょっとはヤマトのにいちゃんが早く帰れるように気を遣ってはいるが、なかなか一気にアマゾン離れはできないというわけ。
もはやオレたちはアマゾンとグーグルがあれば生きていける時代にいるのだ。
2017.03.29
中学を卒業した40数年前の春、私は毎日のように地元の友人たちと集まっては、どうでもいいような時間を過ごしていた。
あの頃に撮った写真を眺めてみれば、自転車に乗って仲間と笑い合っている私がいる。
今日は格調高く、一人称は私なのだ。
田舎町だったから、中学を卒業した仲間はほとんど同じ顔ぶれでそのまま高校に進学する。
そのせいもあって、未来にはなんの不安もなく、ただ目の前の日々が春風のようにぬるく流れていくだけだった。
きっとあれは黄金の日々だったということに、人生もだいぶ過ぎてから気づく。
などということを、中学の卒業式を終え、一貫校ほぼ同じ顔ぶれでそのまま高校生活を迎えることになる息子の姿を見て思う。
部活、部活、部活。
何がそんなに楽しいのか、部活の毎日で息子の春休みは過ぎていくのだが、きっとこれも大人になって黄金の日々だったと息子は遠い未来に振り返るのだろう。
↑こういう「長文・長文・短文」というリズムで構成された文章はオレの得意技。けっこう読みやすいよね。
2017.03.28
そんなわけで、娘とその友達をクルマに乗せて新潟から帰ってきたのだが、そのクルマの中で聴いたのが「青春時計」だったのだ。
一回聴いて、たちまちとりこですな。なんとキャッチーな歌なのだ。
4月発売だから早速ダウンロードしよう。
そして帰ってきてから見たのが、代表の試合。最終予選で、相手はタイだ。
タイも、とうとう最終予選に出場するまでに力をつけてきたか。
日本の30年か35年前ぐらいの力量だな。
ベトナムもそうだけど、タイも真面目な国民性だから、このままコツコツと伸びてくるのではないか。
今日の試合も戦術理解がいまいちのようなところがあったが、サボることなく一生懸命ゲームに取り組む姿勢には好感が持てる。
対する日本は、まあ、タイが相手だから勝てたというところ。これがオーストラリアだったら2-2がいいところで、もしかしたら1-3であってもおかしくないような内容だったな。
よかったのは久保君だ。
久保にボールが渡ると何かが起きる。
かつて自分が中村俊介を追い出したように、今度は本田が久保君に追い出される格好になって、こういう世代交代はなかなか興味深い。
そんななかで岡崎のヘッドには仰天した。息子と二人で、ひゃー、なんだこれ、と飛び上がった。
あの角度のあのボールをあのヘッドで決めるのかよ。ありえねー。もはや芸だ。
このゴールを見られただけで、今日の試合の価値はあったな。
2017.03.27
新潟市の中心部にはバスセンターというのがあって、ずいぶんと幼い頃、オレは祖母に連れられてこのバスセンターでバスを待っていたことを覚えている。
確か祖母が歯医者に行くというのでバスに乗ってきた記憶があるが、どうして歯科ごときでわざわざそんな遠くまで(当時は1時間以上かかった)行ったのか、腑に落ちないし、どうして学校に上がる前のオレを連れて行ったのかも分からない。
案外、バスセンターの記憶と歯医者の記憶は別々のものが一緒になっちゃっているのかも。
それはともかく、そのバスセンターに、娘とその友達の遊びの引率でたまたま立ち寄った。
はあ、オレが祖母に連れられてやってきたのはここだったのかと、感慨深い。
確かにあの頃は、オレの地元から新潟行きのバスが走っていたなあ。
ところでそのバスセンターの近くにNGT48劇場を発見。
まったく関心はないのだが、この子たちの歌う「青春時計」という歌がなかなかいい歌で、これはおすすめ。神曲だ。
あと、「Maxとき315号」という歌もあって、これは新潟出身者ならたまんねえ歌。まさかMaxとき315号なんていうタイトルをつきつけられるとは、くそう、秋元康にやられてしまった自分が悔しいわ。
ちなみに「青春時計」のプロモーションビデオには、新潟のバスセンターが映っている。
2017.03.26
ひゃー、もうすぐ3月も終わるでねえの。
というわけではないが、娘とその友達を連れて、新潟の実家まで遊びに行く。
娘の友達の家は地元の美容院で、親戚も全部練馬区にいるから、娘はその友達に田舎の家や暮らしや風景を見せてあげたいと思って、それで春休みに一緒につれてってくれとオレに頼んできたのだ。
あいよっ、お安いご用でえ。
言われたときはお安いご用だったのだが、ところが実際にはどえらく忙しいまっただ中に仕事を放り出していくことになってしまい、ちょっとやばいのである。原稿山積みなのである。
だが、決まったものはしょうがない。
娘と友達は、オレの弟の取ってくれた新幹線指定席で越後湯沢から「現美新幹線」に乗って大興奮し、新潟駅で待ち合わせようと決めたのに、その新潟駅の中で迷子になって、駅から出るだけで1時間という大冒険をしたのだ。
この大興奮&大冒険は、詳細は忘れてしまっても、大人になっても、なんだか中学最初の夏休みは楽しかったなあという記憶が残るに違いない。
オレの実家では、弟夫婦の心からのもてなしを受け、大喜びのJCなのだった。
2017.03.25
本日はたんさいぼうのライブである。
埼玉県のある団地の自治会の依頼だ。
いいお天気で、会場近くの土手の桜並木も、ずいぶんいい感じだった。来週はきっと大勢の花見客で賑わうのだろう。
ライブには、伊豆原がやってきた。しらふで伊豆原に会うのは久しぶりである。
しばし、仕事のことを忘れて、ライブに熱中したのだった。
2017.03.24
なんだか、久しぶりに素晴らしい人に会って話を聞くことができた。
インタビュー仕事をしていると、こういう出会いがあって嬉しい。
25歳の女性だからオレの半分しか生きていないけれど、日本を変えるという志がすごくて、こういう人が新しい日本をつくってくれたら嬉しいな。
2017.03.23
ちょ、まっ。キムタク風。
どうもしゃれにならないぐらい、忙しくなってきた。マジでちょっとマズイ。
仕事が多いのはありがたいのだが、理由ははっきりしている。週末が使えないのだ。
先週は伊香保温泉で親孝行、今週はたんさいぼうライブに娘の春休み旅行、来週は父親の一回忌の法要。そんなわけで毎週土日が潰れてしまっている。
平日はよってたかって押し寄せてくる取材仕事を片付け、週末にそれらをまとめて原稿にするというのがオレの勝利の方程式なのだが、それが使えないのだ。
えーっと、金曜日が朝から夜まで取材仕事で、それを週末に片付けられないから来週の平日にやらないといけないわけで、でも、来週の平日は全部取材仕事で埋まっているから週末に持ち越すか、いやいや、その週末も埋まっている。というか、これでは締め切りが過ぎている。
そんな状態。
やばい。マジでやばい。
そんなわけで、ただ呆然と予定表を眺めながら、いったいどこに原稿の時間を確保しようかと悩むだけ。つ、つらい。
既にオレの頭では把握できない状況に陥っており、そうだ、木曜日にできるじゃないかと思ってカレンダーを見て、ああっ、しまった、五反田で役員インタビューがあったんだあ、しまったあと頭を抱える始末。
最近では夢でうなされる始末。
ありがたいんだが、困ったことだ。
でも、本当に困るのは仕事がなくて暇なことだから、本心では感謝しているのだ。
2017.03.22
今日も三軒茶屋で仕事があった。
この街に暮らしていたのはいつ頃だったろうと振り返ってみたら、あれは80年代の前半だったから、なんと35年も昔のことになる。
そりゃあ街の様子だって変わるって。
確かこの辺にあった「王将」でよく飯を食ってたけど、どこだっけなあとおしゃれな広場をうろうろしたら、突然、この広場の坂が「王将」のあった狭い路地だったことを思い出したり。
でも、35年ということを思えば、実はそれほど街の様子も変化していないのかも。
まさか35年後にはフリーランスのライターとして同じ街をうろうろすることになろうとは、泥を飲むようなサラリーマン生活を送っていた当時のオレは想像もしなかったな。
2017.03.21
日本人ってやっぱり野球が好きなんだなあと、WBCの盛り上がりを見て、改めて思う。ダルビッシュも大谷もマー君も出ない代表チームなんて興味ないから、オレは見てないけど、代表だと思わずにこういうチームが戦っていると割り切れば、それはそれでけっこうおもしろいのだろう。
しかし、代表ということではサッカーもずいぶんとつまらないチームになってしまったものだ。
今の代表には、オレは正直言ってほとんど興味がない。関心がない。
そろそろ自分の国が出場できなかったワールドカップというものを一度味わってみたいと思っていたので、このチームは頃合いかなと、そんなひどいことさえ思う。ひどいというか、贅沢か。
「鉄道員」浅田次郎・Kindle。久しぶりに表題作を読み返したくなってダウンロード。最初に読んだときは、上手いなあとうなり、映画化された時は、まさしく広末涼子でしか演じられない透明感ある幽霊の美しさに驚いたものだった。再読して「鉄道員」以上に「角筈にて」と「うらぼんえ」が絶品だったと発見。「角筈にて」は、以前も驚いた記憶があったが、自分自身が父を喪った今、改めて心にしみ入る物語だと感じた。
2017.03.20
夜明けと同時刻に露天風呂に入って、だんだんと明けてゆく山の空を眺めていると、木々の間からもやがぼんやりと流れてきたりして、いやあ、なんともいやはや、しか口を出ないのだった。
温泉はいいなあ。
2017.03.19
半年に一度のお楽しみ、ヨメの両親を連れて伊香保の温泉だ。
いつまで行けるかわからない。だから行けるときに行っておくのだ。
2017.03.18
基本的にオレはブーイングはしない。
時々、レフェリーがあんまりな笛を吹いた場合は激怒のブーイングはするが、それ以外は敵も味方も、一生懸命頑張っているんだから、ブーイングはしない。
負けたってブーイングはしない。そんな甘いことを言うのは本当のサポーターじゃないと言われるが、でも、オレはブーイングはしない。
そんなオレでも、今日のブーイングは仕方ないと思う。
マリノスの松原、通称マツケンだ。
マツケンは、新潟にいた3年間、その半分以上を怪我のリハビリで過ごした。
ようやく怪我が治ったと思ったとたん、マリノスに移籍した。
アルビレックスをリハビリセンター代わりにしやがった。
だが、まあ、それは仕方ないと思う。
怪我をしたくて怪我したわけじゃないし、リハビリ中に一番つらい思いをしたのは本人だし。マリノスへの移籍だって、プロなんだから条件のいい引き抜きがあれば応じるのは当然のこと。
一番許せないのは、だからそこじゃなくて、去年の終盤のことだ。
アルビレックスが残留争いのただ中にあり、チームの仲間があがくように必死で闘っていたとき、やっとリハビリから復帰したマツケンはまったくやる気のないプレーに終始した。
マリノスへの移籍が決まって、もはや心ここにあらず。こんなチームとはもう関係ない。
そんな言葉が聞こえてくるかのようなやる気のないプレーだった。
ギリギリで降格争いをしているチームを、声をからして応援していたサポーターは、あのときのマツケンの態度を忘れない。
だから、マリノスの関係者に促されてアルビレックスサポの席まで挨拶に来たとき、アルビサポは、応援の太鼓まで鳴らしながら盛大なブーイングを送ったのだ。
山本コースケやレオ・シルバ、ラファなら盛大な拍手で応える。チームを残留させるために、次の移籍が決まっていても必死で闘ったからだ。それが応援してくれたサポーターへの礼儀だとわきまえているからだ。
だが、こいつはダメだ。
そう思ったからサポーターは全力でブーイングだ。マツケンは顔をゆがめていたという。
いやはや、なんとも醜い話だと思う。
そのブーイングの場にオレはいなかったが、いたらどうしただろう。やっぱりブーイングしただろうな。
そして、ちょっと悪かったかな、マツケン、マリノスでも頑張れよ、と心の中で手を合わせたかも。
いずれにせよ、あんまり後味のいい話じゃないな。
まあ、そういうことまで含めての移籍話、移籍金だ。サッカー文化の一つと割り切る。教育的には、まったくほめられたことではないが。
ちなみにどのスタジアムでも椅子に立っての応援は禁止されているが、そんな注意書きには目もくれず、応援団は椅子の上に立ってフラッグを振っている。とても行儀が悪い。
時々、係員に見つかって注意されるが、逆ギレしている。みっともない。
すごく恥ずかしくなって、そんなときは、あえてサポーター席から距離を置いて観戦しているファンの気持ちがよくわかる。
まあ、よい。
そんなわけで、今日は日産スタジアムでマリノス戦。息子は部活の送別会とかで不参加。オレ一人でアウエーの応援だ。
勝てないなあ。とほほ。まあ、負けると思っていたので、1点追いついての引き分けは、いわゆる勝ちに等しい引き分けと無理矢理納得しよう。
でも、収穫はいくつかある。
守田に代わって出てきたキーパー、大谷がよかった。完全に守田の上。これからは大谷が守護神でいい。
浦和でずっと西川の陰に隠れて使われなかったキーパーだ。そんな控えキーパーでも守田の上だから、さすが浦和、選手層が違う。
ちなみに大谷はももクロファンで、ライブがあるとももクロのコスプレで、完全に一般ファンとなって表れる。その姿をしっかりとインスタに投稿されたりしている。
ホニがやっと点を取ってくれた。
向こうのゴールだったので、最初は何が起きたのかわからず、いきなりホニが走り出して高い高いバク宙を披露してくれたので、ああ、ホニが点を取ってくれたか、とわかった。
ホニは、ゴールを決めたらバク宙すると約束していて、4試合目でやっとそれが果たせたわけだ。
21歳で奥さんが妊娠中。奥さんのため、生まれてくる赤ん坊のために、という言葉が泣かせる。よかったなあ、ホニ。
ホニはすさまじく速い。速すぎで誰もついてこれない。この速さを活かせるチームになったとき、アルビレックスは爆発するだろう。
それにあのバク宙はやっぱり格好いい。
最初聞いたときは、そんなことをして怪我でもしたら笑えないからやめろよなあと思ったものだが、実際に生でホニのバク宙を見ると、やっぱり感動する。これは楽しい。
きっと子供たちには人気が出るだろう。
もっともバク宙を披露すればそれだけメディアに取り上げられる機会が増え、次のチームに高く売れるという計算も働いているはずだ。したたかなものである。
結果は1−1だったものの、このホニの日本で初めてのバク宙を見られただけで、オレはけっこう満足した。ああ、楽しかった。
今日の試合について、マリノスサポは「新潟に負けるなんて」と嘆いているが、そのマリノスサポに対して浦和サポが「そんな相手を見下した態度だから勝てないんだよ」と諫めていた。
続けて浦和サポは「今日の試合を見てわかったが、新潟は必ず上がってくる、必ず」と断言してくれて、これは嬉しかったなあ。
レッズは嫌いだけど、こういうサポは好きだよ。大谷、ありがとう。大事にするわ。
この浦和の言葉を信じて、じわじわと上がっていくのだ。じわじわと。
2017.03.17
というわけでダウンロード方式は却下され、通常通りに行われた息子の卒業式に行く。
卒業っていっても中高一貫校だから、来月の高校への入学式の後、また同じ校舎に同じ仲間と通うことになる。
そんなわけで、斉藤由貴的な心の琴線に触れる何かが起きることもなく、女子が泣くでもなく、男子のボタンが取れるわけでもなく、いんじゃまたね、とあっさりしたものだ。
保護者席もあっさりしたもので、それでもオレを含め、けっこうな数の父親が「オレもそんなに暇じゃないんだけどなあ」という顔をして参列していた。
都立中学だから小池百合子からの祝電が届いていたが、なぜか地元選出の自民党議員からは届いていなかった。
その小池百合子からの祝電を、司会進行の先生が、様もつけずに呼び捨てにした。
その司会の先生が、「在校生の言葉」のところを「卒業生の言葉」と言い間違えるとんでもないミスをやらかしたあげく、訂正もしなかった。
息子に聞いたら「ああ、またか、って感じなんだよ」ということで、この先生の通常運転らしく、だから特にざわつくこともなかったそうだ。
その息子は卒業式の後、なかなか帰ってこなくて、晩ご飯も外で食べたらしく、夜遅くなってから帰ってきた。
思い出せば、オレだって卒業式の後はいえになんか帰らなかったものなあ。
あのとき一緒に遊んだうちの一人は、昨年、亡くなったんだよなあ。
いろいろと思い出されて、なるほど、子育てをするということは自分の人生を振り返ることでもあるのだなあと思う。
2017.03.16
このIT時代に、たかが紙一枚を手渡すために100人以上の人間に順番待ちを強いているのはどうにも納得がいかない。
ここは、各自がダウンロードするようにすればいいではないか。
式ではそのパスワードを渡す。つまり卒業証書授与のためのパスワード授与式。
これなら早く終わるし、紙もいらないかエコじゃん。なあ、そうだよな、そう思うよな。
追いすがったが、息子に「はいはい、そうだね」と適当にあしらわれて、とほほと一人でビールを飲むお父さん。明日は息子の卒業式だ。
2017.03.15
朝6時半の新幹線で大阪へ。
日帰りで、石神井公園に帰ってきたのは23時を過ぎていた。
大阪には、ちょっと驚くほどたくさんの中国人がいた。
団体でわらわらと心斎橋のアーケードを歩く。まあ、オレも今はこの地ではよそ者だが、それにしても山ほどの中国人がわらわらと歩いていると、ちょっと鬱陶しかった。
「地図にない谷」藤本泉・Kindle。これは知らない作家だった。1970年代に書かれたミステリーで、江戸川乱歩賞の候補になりながら、部落差別を扱った作品ということが受賞を反対されたいう。なるほど、一読して確かに力のある作家だということがわかる。70年代という半世紀も昔の空気感が見事に描かれている。なかなか面白い作家だ。
「草原からの使者」浅田次郎・Kindle。たぶんスティーブン・キングの「恐怖の四季」にもらったと思わせる設定の中、登場人物がそれぞれに持ちネタを語るというシリーズの二作目。一作目は読んだのに、これは読んでいなかったのかと気づいて手にしてみた(ダウンロードしてみた)のだが、これはちょっと駄作。やっぱりつまらなくてシリーズ一作目でオレは見切ったのだろう。時々、浅田次郎はこういうつまらないものを書く。
2017.03.14
東芝が、今度は東芝テックを売却という。
東芝テックは10年ほど前に仕事したことがあるが、なかなかの優良会社だ。POSレジでトップシェアを握っていて、あれは要するに一度置いてもらえばあとは黙っていてもお金の入ってくる“座布団商売”だから、安定性はバツグンの会社なのだ。
こんな優良企業を売却してどういうつもりなんだろう。
同じ思いを、東芝メディカルを売却したときにも受けたのだが、東芝メディカルについても、30年以上も昔、オレが勤務していたおんぼろ会社で仕事していた。
以前も書いたが、そもそもは新卒で入社したそのおんぼろ会社が東芝の関連会社で、仕事も東芝住宅の広告が多かった。
この東芝住宅は、うまくいかなくなってさっさと見切りをつけて売り払ったようだったが。
そんなわけで、東芝はなんとなく他人のような気がしなくもないではない要するにどっちだということなわけだが、そんなに優良会社を売り払って不良事業の原発を残すというところが、哀れを通り越して、もはや滑稽。
アホの経営者が三代続くとどんな優良企業も潰れてしまうという見本だ。
2017.03.13
Kindleでの読書が中心となって大きく変わったことは、本を簡単に選んで、簡単に買う(ダウンロードする)ということだ。
先日書いたように、浅田次郎の「活動写真の女」を読んで京都の空気をもっと吸いたくなり、京都を舞台にした作品を多く発表している赤江曝を読み返そうと思った。
いくつか電子化されていたので、早速ダウンロード。
赤江曝は短編小説が中心なので簡単に読める。
ダウンロードした短編集の中の一つを読んで、面白いには面白いのだが、自分の肌に少し合わなくなってるかなあと感じて、残りはそのまま。
一方「ジュリーのシングル曲でたどる昭和女のイバラ道」という、なんじゃこりゃ的なタイトルの本を見つけ、ジュリーファンだったオレは即座にダウンロード。
これはプライム会員ならタダで読める。つーか、タダじゃなきゃ読まないな。
最近のジュリーは、ライブで「危険な二人」を歌うとき、「年上の人〜、美しすぎる〜」のところで客席を指さし、「ああー、ああー、それでも〜、愛しているのに」と頭を抱えるという、失礼極まりないパフォーマンスをするのだという。
それを見て、ジュリーより年上のお姉様たちは大喜びだそうだ。いつまでも健康でいてほしいものである。
このジュリーの本は、シングル曲それぞれに昭和女の著者が勝手に分析を加えているものなので、気に入ったところだけ適当に読み流して終わりである。
オレの好きな宮下奈津の作品を途中まで読んで、ちょっと気分転換に他に目移りし、さらに暇な時間にまた新しいものをダウンロードして、読んでいる。特にタダで読めるものはすぐにダウンロードしてしまう。
例えば「火の鳥」や「プロレススーパースター列伝」とかもタダで読めちゃうんだよね。
こんな感じで、やっぱりデジタル化されたコンテンツは大切にされず、次から次へと消費される運命にあるというのは、活字も音楽と同じなんだなあと実感しているところだ。
もちろんKindleの便利さは、もはや手放せない。
2017.03.12
息子は、今週末、中学を卒業する。
早いものだ。あっという間だった。
卒業式の後には何かいろいろと企んでいるらしく、今日はそのための買い物をするので、吉祥寺まで行ってきた。
もう吉祥寺になんて一人で勝手に行って用事を済ませてくる。どんどん親離れだね。
式の後には部活の送別会が予定されているらしく、遅くなるという。
ヨメは「早く帰って来りゃいいのに」と憤っているが、中学生が卒業式の後に家に素直に帰ってくるわけがなかろう。
そう言ったら「確かに自分も帰らなかったなあ〜、あはは」と思い出していた。
中学を卒業して高校に入学するまでの期間って、人生の中でも最も楽しいひとときだよね。
2017.03.11
小学校の卒業文集で「夢はアルビレックス新潟で働くこと」と書くほど、息子はアルビレックス新潟が大好きである。
働きたいといっても選手ではなくて、スタッフとして選手をサポートしたいという意味だ。
そんな息子もこの春で中学を卒業し、4月から高校生である。成長したけれど、アルビレックス愛にはいささかも変わりがないようだ。
そこまで大好きなアルビレックスの試合だが、時々、見られないことがある。部活だ。
今日も部活のため、午後からのゲームは見られなかった。
それでも息子は、部活が終わるや否や転がるように駆けだして、息せき切って家に帰ってきた。大好きなアルビレックスのゲームを見るため。
玄関のドアを開けて、はあはあ言いいながらテレビの前に座ったのが後半20分。
スコアは0−0。おっしゃ、これからだ。
なのにアルビレックスのタコたちはその直後に失点する。
そしてあろうことか、まだ時間はある、なんとか追いつこうと声をからしている後半アディショナルタイム、相手にダメ押しの追加点を許してしまう。
繰り返すが、後半ロスタイムに、だ。
ここはホーム。しかも開幕戦。
スポンサー関係の大動員があったようで、2年ぶりに3万人を超える客が集まった。そのうちの1万人がタダ券で動員された層だとして、このくっそ寒い中、凍えながら、それ以上に寒い試合を見せられたのだから、自腹で足を運ぶなんていうことは決してないだろう。
なんつーか、負けちゃったけど惜しかったねえ、次はきっと勝てるよねえ、よーし、次も応援しよう、という気持ちになれない負け方なんだよなあ。
2点目の守田のポロリなんて、目を覆うわ。体の前で受けたボールを逸らすなんて、あり得んわ。
一番のアホは監督だ。チーム状況打開するために何かの手を打つかと思いきや、何も打たない。
毎度おなじみの試合運びに交代策では、呆れを通り越してお笑いだよな。
今季のアルビレックスは、選手層が厚い。34人も選手がいて、とっても多い。
だが、毎回同じ先発、同じ交代策で、それで結果が出ていないと、選手選考に疑問がわき、どーせオレは出られないよ、という空気が生まれてきて、確実にチーム内の雰囲気は悪くなるはずだ。
やれやれ。
浦和へ行ったラファが昨日もビューティフルゴールを決めて3戦4得点。早くも浦和サポからはラファ様と呼ばれて愛されているのがツライ。それどころから「こんなすごい選手を発掘してきた浦和はスゴい」という声もあって、発掘したのは新潟だし、スゴいのは昔からなんだけど、とすねたくもなる。
やはり新潟は人を取られる県なのだ。
三国峠を越えて出て行った人間は、雪深い田舎などに、もう戻ることはないのだ。って、昭和の集団就職かよ。
息子は早くも監督を解任しろと激怒している。オレも同じ意見だ。
忙しい中、わざわざスタジアムまで駆けつけた弟は、情けなさ過ぎてあきれかえっている。
サッカーは、やっぱり勝たなくてはダメだな。
2017.03.10
持ち物はオレンジ色で統一しているので、時々、「オレンジがお好きなんですか」と聞かれる。
そうだと答えると、だいたいは“突っ込むと面倒そうだな”という顔をして話を切り上げられるのだが、時々、「へえ、どうしてですか」と重ねて質問されることもある。
そんなときは、好きなサッカーチームの色でして、と返事をするのだが、ここまでくると99%が“あ、やべ、踏んじゃった”という表情で目をそらしてくれる。
ところが先日、取材先で会ったお姉さんは違った。
好きなサッカーチームの色なんですと答えたら「あ、大宮ですか、それとも清水?」と返してくれたのだ。
おお、お姉さん。あなたは何者? 若い姉さんでその答えは、ただ者じゃないね。
「あ、昔、ちょっとジュビロが好きだったもので。名波さん、かっこよかったです」
そうかそうか、さすがだなあ。だけど、そこまで行ったらあと一歩、新潟も付け加えて欲しかったなあ。
「あ、ごめんなさーい」と姉さん。
うららかな春の昼下がりであった。
※
隣のオガワさんが家を売って引っ越して1ヵ月。
長く空き家だったところに、今日、新しい隣人が引っ越してきた。
オガワさんが「今度の人は警視庁の本庁の人らしいぞ」と言い残していったので、け、刑事さんかよ、デカ長と呼ぼうか、いや、本庁にお世話になった人かも、それじゃ反対の職業の人だろ、と我が家では想像をたくましくしていた。
今日見てみたら、いつの間にやらクルマが停まっていて、人がいる。おろろっ。
向こうから「こんにちは。このたび引っ越してきて」と挨拶をしてくれて、ともかく一安心。子供3人の大家族のようで、まずはよかった。
肝心の本庁事件については、まだ初日ということもあって踏み込めていない。
息子が「番長みたいな髪型をしていたよね」と言ったので、当面、番長さんと呼ぶことにする。
※
明日は3.11だ。
今も時々、あの日の日記を読み返すことがある。
津波が来るかもなあと思って隅田川の川縁を眺めてみるなど、今思えばのんきなものだった。
新潟地震、阪神大震災、東日本大震災と、オレは三回大地震を経験している。たぶん日本人は、同じように一生のうちに三回くらい、大きな地震に遭遇するのではないか。
すると子供たちはあと2回だ。
心しておくことは大切なことだ。
そうだ、昨日の20年後予想に付け加えておこう。
5.20年後までに南海トラフ大地震または首都圏直下型大地震が発生する。
もちろんノーであって欲しい。
2017.03.09
★大阪のおばはんの騒動だが、その主役である旦那は当然おっちゃんと呼ばれているのだろうな。
そのおっちゃん、なかなかいいキャラをしている。
息子は「滑舌がよい」と言い、オレは「声がよく通る」と感心する。息子が「言ってることの筋が局面では通っている」と指摘するから、オレは「それでいて極端に偏向している点がいい」と応じる。
そうである。つまりは非常にテレビ向きであるのだ。
ワイドショーのコメンテーター向きではないか。実に。
このおっちゃんに、昼のワイドショーに出てもらい、中国、韓国あたりを存分にぶった切ってもらったらすっきりすると思うがどうだろう。いや、案外、選挙に出ても右の票が取れちゃったりするんじゃないかな。
ちょっとわくわくする。
★夜、娘を塾へ迎えに行こうとクルマで家を出た。
我が家の隣にはサッカーフィールドぐらいの広い畑が広がっていて、その畑をはさんだ隣家が区立保育園。
その保育園の前にパトカーが2台停まり、道には大勢の警官が立っていた。
おろ、何事だ。パトカーで塞がれてしまって、前へ進めない。娘を迎えに行けないではないか。
警官が立ち寄ってきて「すいません、通れません」と言うのだが、そのときに見えたのが、大暴れして叫んでいるおっさんを警官どもが押さえつけている状況。
ありゃ、電波か、酔っ払いか。
ひょっとしたら覚醒剤か。だとすると、ちょいと物騒だな。
遠回りして娘を迎えに行き、帰ってから、しばらくは戸締まりをしっかりしようと家族で話す。
春になるといろんなものが沸いてくるのだ。
★大泉学園のレストラン、サンロイヤルが今月いっぱいで閉店との情報。
サンロイヤルは、まさに昭和の洋食屋という風情のレストラン。
テーブルにはビニールがかかり、100円入れる星占いが置いてあるような店で、メニューもエビフライやピラフなどの懐かしの定番がずらり。たんさいぼうのメンバーと行ったことがあるが、昭和育ちのおじさんにとっては、涙がちょちょ切れる(これも昭和のフレーズか)たたずまいの店なのだった。
店主の高齢化に伴うのか、あるいは再開発か。いや、あんなとこ再開発しても誰もトクしないから、きっと高齢化だろう。
名物の店がまた一つなくって、寂しいことである。
★オレの両親が亡くなった年齢を思うと、オレの人生もあと20年かそこらということになる。
案外あっという間かもしれないなあ。
ふと、この20年で実現されるのはどんなことだろうと考えた。毎年恒例、年末の新聞記者大予想みたいなものだな。
とりあえず、四つ。
1.今後20年でアルビレックス新潟がJ1で優勝する。
2.今後20年で自動運転のクルマが半数を超す。
3.20年後も北朝鮮が国家としての体制を維持している。
4.20年後には日本の人口が増加に転じている。
ふむ、なかなか面白いな。オレは、「3」以外はイエスだと思うな。なんだかこの日記の格調が一気に高くなった気がするので、もっと設問を考えてみよう。
2017.03.08
成長期だから息子の背が伸びるのは当然だ。
かなわないのは、服だ。
息子の学校の制服は学ランなのだが、来月、高校に進学するに際して、背も伸びたことだし新しいのを買ってやることにした。
それはいいのだが、学ランとズボンで3万5000円とは、なんというぼったくりなのだ。
あまりの金額に、のけぞって泡を吹いてしまった。
しかも決められた店で買うように指定されているし、信じられないことにオーダーしてから到着まで3週間もかかるという。
代金は宅急便の代引き。どれだけぼったくってるんだ。
絶対に業者と癒着だな。
私服だったらユニクロで一式そろえて3000円、いや、服に全く興味のない息子なら2000円ですむのに。
2017.03.07
特に野球が嫌いというわけではないのだが、世界大会と言われてもねえ、というのが正直なところ。
日本代表というなら、先発がダルビッシュ、中継ぎが大谷で締めが田中マー君と3イニングずつつないでこそ日本代表だろと思うのだが。
まあ、世界大会と思わず、単なるカップ戦と思って楽しめばいいだけなのだろう。
でも、このメンバーでは、本田や香川の出ないサッカーのような…って、本田に香川?
本当に本田や香川がいれば代表なのか? そもそも今の代表の核となっているのは誰なんだ? 岡崎か、長友か。
うーむ、余人をもって代えがたしというプレーヤーは、遠藤以来不在のような気がする。困ったものだ。
話を野球に戻すが、意外なことに最近ではサッカーより野球の方が人気なのだとか。
確かにスタジアムにはいっぱい人が入っている。
もっとも地上波ではほとんど野球中継をやらなくなった今、野球を見るにはスタジアムに行くしかなくて、行けば行ったで大きな広場に青い空はやっぱり気持ちがよくて、これも音楽同様、ライブの時代ということになるのだろう。
音楽だってCDが売れない今、一番儲かるのはライブだもんね。
会場で売ってるグッズなんて、札束を製造しているようなものらしい。
なんせ100円で仕入れたペンライトを1000円で売ってるんだものなあ。そりゃCDなんかあほくさくて作ってられないよな。
というわけで野球はライブが一番という話だが、ただ、ルールも知らずに行っている若者も多いらしくて、大きな声を上げてはしゃぐのが楽しいという層もいるとのこと。サッカーと同じではある。
2017.03.06
まあ、別にどうでもいい話なのだが、「沿線格差」という本が出て、首都圏の路線の中では1位が京急本線で、最下位がオレの住んでいる街のある西武池袋線だそうだ。
何を基準に決めているか、何の基準もなく恣意的に面白おかしく決めているだけの本なのでまともに相手にすることはないのはもちろんだ。
でも、先日、アルビレックスの開幕戦を応援するために息子と広島まで行くことにして羽田まで品川から京急線に乗ったときのことであるが、さして混んでいない車中、平和島あたりから乗ってきた中年の男性が、後ろの人の鞄があたったとかでいきなり「なんだ、この野郎!」とすごんでいた。
別にヤクザっぽい感じでもないし、まあ、こういう立ち振る舞いがこの中年のデフォルトなのだろう。
平和な週末の朝からこういう人が乗り込んでくる電車が沿線格差で1位なのだから、まあ、この本の適当さは推して知るべし。
なんて、マジで書くようなことではなかった。アホくさ。自分の沿線が気になる方はググってください。
2017.03.05
昨日、やたらと街に警官がいるなあ、パトカーが走っているなあと思ったら、なんと石神井公園の池に死体が浮かんでいたらしい。
あらま、物騒な。
事件性はなくて、酔っ払いが落ちて溺れたという噂である。
まあ、この時期、まだまだ水は冷たいからな。
それにしてもこんなことで死んでしまっては、家族がやりきれないだろう。
やれやれだ。
今年の照姫祭りはさぞ盛り上げるのではないか。
2017.03.04
大阪の国会議員がテレビの前で「おばはん」と言い放ってから、我が家ではヨメのことをおばはんと呼んでいる。
関西弁のことはよーわからんが、“おばはん”と“おばちゃん”は同じ意味ながらニュアンスは微妙に違うように感じるが、どうだろう。
おばはんは、はっきり言って蔑称。非常に馬鹿にしているというか、ののしってるというか、そんな感じがする。
だからヨメもオレにおばはん呼ばわりされて、激怒中である。このままではオレが離縁される日も遠くはない。
そんな渦中の我が家だが、今日は大変に素晴らしいことが起きた。
なんとラファエル・シルバがスーパーゴールを決めたかと思ったら続けてレオ・シルバがスーパーゴールを決め、そしてとどめとばかりに田中達也もスーパーゴールを決めたのだ。
そして、ラファとレオと達也がゴールを決めたのだからアルビレックスの勝利に決まっていると思うのだが、不思議なことに今日のアルビレックスは負けてしまったのだ。うーむ。
そんなことをネットに書かれてしまって、オレの心はかき乱される。
今日の相手は神戸。監督はネルシーニョ。策士。
今日の敗戦は、監督の差だった。
開始3分で、スローインから入れられるって、アホなの?
同点に追いついた1分後にフリーキックから入れられるって、やっぱりアホなの?
おっしゃあ、同点だあ、追いついたあ、この流れで逆転だあ、と息子と抱き合って喜んでるまさにそのさなかに入れられるって、アホなの?
89分にボールキープのできる超絶テクニックのガリャルドを投入するとか、監督は正気の沙汰とは思えない。得点状況を勘違いして、逃げ切ろうと企んだとしか思えない采配だ。
ラファとレオがスーパーゴールを決めた直後のあまりにアホなゲーム運びに、めまいがした。
まあ、だが、まだ2試合目。絶望するには早すぎる。
今季の目標は残留。志は低いのだ。
まだ慌てることはない。次はホーム。次こそ本当の開幕なのだ。
だが、あまりにアホなゲーム運びに、一抹の不安が…。
2017.03.03
明かりをつけましょぼんじりに〜、と今年も雛飾りを出して、ひな祭りのお祝いをした。
オレはビール、娘はケーキ。ヨメはしっかりちらし寿司を作ってくれた。
雛飾りは、女の子とのいなかったオレの親が、娘の誕生をことのほか喜んで買ってくれたものだ。
お祝いの後、日本アカデミー賞を見る。
オレの去年のベスト1「湯を沸かすほど熱い愛」が、3つも賞を取った。ちっとも話題にならなかったけど、あれはすごい映画だ。
宮沢りえ、大女優の風格。
オレ的ベスト2の「この世界の片隅で」がアニメ賞を受賞したのも嬉しい限り。およそ、映画的良心のすべてがつまった作品だったと思う。
それにしても作品紹介で、能年玲奈の声や名前がとことんカットされていたのは異常だったな。
作品賞がシン・ゴジラ。まあ、妥当だろう。
ところがこれで激怒したのが「君の名は」オタクの連中だそうだ。アニメーション賞も作品賞も取れず。
しょぅがねえなあ、オタクたちは。
というつながりではないが、今日呼んだ本が
「活動写真の女」(浅田次郎・集英社Kindle)。展開としては「異邦人の夏」と同じで、美人の幽霊が知人に取り憑くという話だ。素晴らしいのは、全編に漂うこれぞ京都という濃密な雰囲気。じとっとした湿気を感じさせる文体、話の流れが素晴らしい。久しぶりに赤江漠を読みたくなった。最後のオチは、不要だったのではないかな。ひねらず終わらせて欲しかった。そこだけちょっと残念。
2017.03.02
地元の幼稚園つながりの仲間から、志望していた高校に合格したという知らせがいろいろと入る。
子供たち、みんな頑張っていい春を迎えたなあ。
中には、日比谷高校に合格した友達もいて、おお、そりゃすげえ、となる。
息子はそれがちょっと悔しかったか、模試では日比谷高校がA判定だったといばっている。
その息子は、中高一貫校なので高校受験なし。なんか手続きの紙にハンコを押せば進学できるらしい。
それでも一応、卒業式はあるようだ。
そりまま同じ学び舎で高校に上がるという、感動も何もない卒業式と入学式らしい。
無駄だからやめたらいいのにと思うのだが、そういうものでもないらい。
それはともかく、友達関係では志望校に不合格だったという家は一つもなかったので、ほっと一安心。
みんな頑張ったな。いい春だ。
2017.03.01
昨夜、息子が39度近い高熱を出した。
勝手に熱なんか出すな、と怒ったら、「へい、失礼しました」と言って、今朝には熱が下がっていた。怒れば大抵の病気は治るというのが我が家の家訓である。
それでも体調がいまいちというので、今日は休ませることにした。今日から3月、春だというのに、鬱陶しいことである。
今日のオレは、午前中、家で原稿仕事である。
原稿仕事の時のオレは、上はユニクロのトレーナー、下はシマムラのズボンという、要するに底辺かつ貧相なヨレヨレである。
春だというのに、ちっとも爽やかではない。
ところで先週来、隣の旧・オガワさんちではリフォーム業者が作業をしている。
たぶん新年度に新しい住人が引っ越してくるので、それに合わせて壁紙を貼り替えたり、エアコンを入れ替えたり、といった作業をしているのだろう。
ご苦労なことである。
この業者は、10時の休憩時間になると外に出て一服するわけだが、そのタイミングでうちも外に出たらどうだろう。
きっと旦那は失業中、息子はニート、そしてヨメが独り言でもつぶやけば新興宗教にはまったという、そんな悲惨な一家に見えるのではないか。
それなのになぜか陽気で明るくて、ちゃんと挨拶もするとなれば、リフォーム業者はきっとびびって、わけわかんないから知らんぷりしよう、ということになるに違いない。うひひひ。
午後、インタビュー仕事で出かけることになった。
家を出るとき、大きな声で、じゃあ、ハローワークに行ってくるわ、とドアを開けたら、ヨメに「やめてください」と怒られてしまった。
今年も春から怒られてばかりである。
2017.02.28
最近増えていると感じるのが、原稿を送っても何のレスポンスがないというケース。
愚痴だ。
だが言いたい。
昨日みたいに、朝一のメールで「急な仕事ですみません、でも、急いでいるんです、助けてください」という連絡が入り、仕方なくいろいろと調整してそれなりの量の原稿を仕上げて夜には送ったというのに「ありがとう」も「助かりました」もなく、なしのつぶてだと、正直、萎える。
それも、世の中のことなど何もわかっていない新人ならともかく、いい年をしたおっさんだから、余計にあきれる。というか、腹が立つ。
というわけで冬の終わりに愚痴でした。
明日から3月。春。
2017.02.27
思うところがあって、去年の秋が深くなった頃から毎晩トマトジュースを飲んでいる。寝る前にコップ一杯だ。
そのせいだろうか、皮膚の調子がいい。
去年まで、冬になるとひどい乾燥肌に悩まされてきた。
手の皮はボロボロと剥け落ちるし、背中もボロボロ。かゆくて体中かきむしる。
睡眠中にも寝ながら体をかきむしるらしく、背中などはひどい状態だった。
おかげで名刺交換も手がボロボロで気が引けるし、インタビュー中も背中のかゆみで話に集中できないほど。
もちろん非常に困って皮膚科の門をたたいたわけだが、我が家のかかりつけコンビニドクターのナカムラは「加齢によって保湿力が落ちてますね」で片付けて、軟膏をくれたぐらい。
本職皮膚科、副業に内科と小児科と外科をやって、去年からついでに眼科も始めたというナカムラは、そんな具合にオレ程度の乾燥肌なんか相手にしてられないという態度だったのだ。
そんな苦境ゆえにトマトジュースにすがったわけではなく、トマトジュースは別の動機で飲み始めたのだが、そのおかげかどうか、乾燥肌がピタッと治まってしまったという案配。
いやね、トマトジュースを寝る前に飲むと朝の目覚めが実に快適と聞いて、飲み始めたわけですよ。そしたら確かに朝の目覚めは快適で、そんなに眠気を感じずに起きられるようになったわけ。
ただ、乾燥肌まで完璧に治っちゃうとは、ちょっと驚いた。
冬の間だけ洗濯の洗剤を変えてみたこと、風呂上がりにニベアを丁寧にすり込んでいることなど、いろいろあるが、やっぱりトマトジュースのおかげで肌が元に戻ったと考えたい。
飲んでいるのは、伊藤園の「理想のトマト」。
よくこの商標が独禁法にひっかからなかったなあと驚くネーミングだが、これが実に旨い。
一口飲んで、うめーっと驚くほど、旨い。試しに飲んでみ、とヨメに飲ませたら「おいしーっ」とヨメも驚いてた。
この「理想のトマト」のペットボトルをネットで大量に買って(ごめんよ、ヤマトさん)、毎晩飲んで3ヵ月。
なんとも素晴らしい結果で、これはこのまま飲み続けたら、オレの中1の娘のようにピチピチの肌になってしまうんじゃないかと期待している。
乾燥肌に悩んでいる中年の皆さん、これはもしかしたら大変なおすすめかもしれません。
2017.02.26
DAZNがやらかしたな。
広島からの帰り、羽田で飛行機を降りてモノレールの中、ガンバ対甲府をiPadで見ようとしたら、全然映らない。
あれ、トンネルの中だからかな。
浜松町に近づいても全然映らない。
どうもおかしいと思ってネットを見たら、DAZNがダウンだって、しゃれかよ。
DAZNは無駄損。
いや、しゃれにならないな、これは。
Jリーグ開幕戦が見られないんだから、サポーターは激怒だ。
自分のところを入り口にして「契約者は割引でDAZNが見られる」とぶち上げたドコモは大恥をかかされた形。たぶん今頃、激おこぷんぷん丸だろう。
そもそもドコモの件もおかしかったもんな。
オレはDAZNデビューの時に、スカパー時代が3000円だったのがDAZNだと1700円になると聞いて喜んでほいさっさとDAZNと契約したというのに、その後、開幕直前になってしれっと「ドコモでDAZNに申し込むと980円でえーす」ときたもんだ。
先に契約した方が1700円で、後から契約すれば980円って、なめているとしか思えない。
DAZNは、どうやら日本とJリーグをなめていたんだろうな。
契約殺到、みんなが一斉に見たからサーバが落ちました、見ないでくださいね、って馬鹿か。
Jリーグが公式で頭を下げたが、確かにカネに目がくらんで功労者のスカパー!をあっさり切ったあたり、罪は重い。
これから一体どうするんだ。
来週の開幕二戦目は神戸だ。さすがに神戸には行けない。ネットだけが頼りなのだ。
ちなみにかのに西村ひろゆきは「ネットはテレビにかなわない。テレビはネットに進出できるけど、ネットはテレビに進出できない。闘ったらテレビの勝ち」と語っている。慧眼かもしけない。
2017.02.25
鹿島が負けて浦和が負けた。
今年のJリーグ開幕戦は、いわゆる“波乱の幕開け”ということになる。
その文脈でいくなら、広島対新潟の1−1ドローも、波乱に含まれるのだろう。
なにしろ広島は何度も優勝している強豪で、対する新潟は同じ地方クラブという境遇にありながら甲府、札幌とともに降格候補に上げられる弱小チーム。
カードの地味さもあって、鹿島、浦和の負けに話題が集中する中で、ちっとも目を引かない結果となった。
だが、我々新潟サポにとっては、この1点は実に重い1点だった。
後半早々に1点を入れられて、その後、田中達也の左足を振り切った渾身のゴールで追いついて引き分け。ここ数年勝てていない相手に、アウエーゲームで追いついて引き分けたのだから、いわゆる勝ちに等しい引き分けだった。
何よりも嬉しいのは、去年までとは全く違ったゲームとなったことだ。
去年までなら後半早々に1点を入れられた時点で広島はゴールに蓋をして、いわゆる塩試合に持ち込んで、逃げ切っただろう。
新潟はその蓋をこじ開けられず、キックオフ直後のいい流れの中で得点できなかったことを振り返って「だからあそこで入れておけば」と悔やみながら、毎度おなじみの塩試合のフィニッシュとなっただろう。
あるいは、後半追いついたのに、ロスタイムで入れられて結局負け。
実際、今日の審判もひどくてロスタイムを5分も取ったばかりか結局笛を吹いたのは6分過ぎという明らかな広島びいきだ。
その審判に矢野が2枚目のイエローで退場させられたとき、新人監督である三浦史丈は迷わずフォワードのホニを下げて本間を入れ、“1-1で終わらせて勝ち点1を新潟に持って帰るぞ”というメッセージを選手とサポーターに送った。
この迷いのない判断にはしびれたぞ。
監督の、前線を高く上げてわざと空いたスペースを作って敵を誘い込み、潰すという作戦も、素晴らしかった。ここに広島は見事にはまる。立役者は、原君だ。
原君は、なんと高卒で開幕戦に先発出場したスーパーヒーロー。正確に言えばまだ卒業式も終えてないので、現役高校生ということになる。
よくぞ新潟に来てくれた。だが、いくらなんでも高校生には無理だろう。
そう思ったサポーターの不安を、原君はものの見事に吹き飛ばしてくれた。
空いたスペースに誘い込まれた広島の選手を、猛烈な走力で追い込んだのが原君。
対応に当たる矢野を補佐するように原君がテキに襲いかかり、攻撃の目を次から次へと潰してくれたのだ。このセンスと技術体力はただものではない。しびれた。
ロスタイムには両足がつるほど走った原君は、試合後のインタビューで「失うモノは何もなかったから全力で走った。でもプロは給水のタイミングも考えなければならないんだと学んだ」と答えている。
この原君が相手に襲いかかったことで生まれた広大なスペースを埋めるために仕事をしたのが、小泉だ。
いわゆる“水を運ぶ役”の汗仕事。今や小泉はチームの核だ。
その小泉の試合後のコメントがしびれる。
「自分はレオに助けてもらって精一杯やれた。今度は自分が原を助ける番だ」。
泣いたねえ。これは。
おそらく小泉は今シーズン限りで新潟を離れ、新天地で新しい挑戦をするつもりなのだろう。その後継者に原君。
レオから小泉、原君と受け継がれる、汗かき仕事の系譜だ。
小泉は原君と同じく高卒デビューの3年目。オレは高卒直後の小泉を、練習グラウンドで見ている。
見学していたオレたちサポーターの前に一人でとことこやってきた坊主頭の小泉は、一礼した後「小泉慶と言います。よろしくお願いします」と大きく頭を下げたのだった。
半分子供のその姿は実にりりしくて、ああ、こいつはいいなあと思ったものだ。
新潟が去年までの窮屈なサッカーを捨てたことで、ついに小泉は本領発揮。まさしく水を得た魚とはこういうことを言うのだろうと、全力で走り回ったのである。
去年まで、レオのいないときの小泉は「レオ、オレを見てくれ」と言わんばかりの走り方だった。それが今年は「原、オレを見ろ」という走り方だ。こっちの胸が熱くなるのは当然だ。
そのレオ・シルバがチームを去ったことで、面白いことに、新潟のサッカーが速くなった。
今までいかにレオ頼みだったか。すべてのボールが一度レオを経由し、そしてレオが自分一人で全部やるために前線まで持ち上がっていた。
レオがいなくなったことでそのプロセスが省かれ、目にもとまらぬカウンターが成立するようになった。
カウンターサッカーは面白い。まさしく弱者の戦法で、新潟ではこれを百姓一揆サッカーと呼ぶ。みんなで「わーっ」と叫んでなだれ込んでいくからだ。
そしてその先陣を切るのが、新加入のブラジル人、ホニである。
ホニは、速い。むちゃくちゃ速い。
なにしろ速すぎて味方が追いつけないほどだ。
しかも小さい。これだけ速くて小さいのが走り回っていると、相手はラインを下げざるを得ないし、PA近くでは倒すのが怖くて接触もできない。
しかもホニ、隙ありとみれば無茶な角度から強引にシュートを打って、そしてきちんと枠に飛ばす。
大当たりだよ、ホニ。いやあ、予想以上。しびれた。
開始10分でこのワンダーボーイにサポーターはすっかり魅了されてしまった。
今はまだ本調子ではない新外人のガリャルドが調子を上げてパスの配球王になってくれれば、ゴール量産間違いなし。
しかも驚くべきは、守備にも献身的なこの男の走力が、終盤になってもまったく落ちないことだった。走る走る。速い速い。
これは明らかに今シーズンから加入した新しいフィジカルトレーナーのおかげだろう。韓国代表を徹底的に鍛えてきたブラジル人のトレーナーだ。
ここに飛び道具の伊藤優太が復活すれば、終盤、ホニと二人でかき回すだろう。それは相手にとってもものすごい嫌がらせになるはずだ。
ホニのおかげで、オレたちはレオロスから救われた。もうレオはいらない。これからはホニだ。
なお、そのホニに対して、早くも浦和が目をつけたという話である。またかよ、浦和。
ホニは、浦和に移籍したラファエルの上位互換選手。ラファエルでガマンしてくれよ。
レオ、ラファエルという中心選手を抜かれた新潟が勝ちに等しい引き分けに持ち込んだのに、この二人が移籍した鹿島、浦和が負けたのも、なんとなく象徴的で面白い。
おかげでJリーグの順位表を見たら、なんと新潟が7位で鹿島、浦和の上にいる。それだけでサポーターはご飯のおかわりができるほどだ。
このほかにも、ダメダメだった酒井ノリヨシ(あの酒井高徳の弟)が、1年間のレンタルを終えて戻ってきたら、見違えるほどに成長していてびっくり。体の強さは一級品だったから、ここに技術がついたおかげで、素晴らしいSBになっていた。
戻ってきた矢野貴章も、さすがに頼りになる。あの成岡が危機感を抱くくらい、今年の選手層は厚い。
息子と初めて行った広島で見た新生アルビ。負け試合覚悟であったのに、こんなに素晴らしいゲームを見られて、息子は開始10分で「これだよ、これ。こんなチームが見たかったんだよ!」と絶叫だ。
開場の際はチームの社長がゲート入り口でサポーター一人ひとりに挨拶をしていたのも、すごく嬉しかった。
“波乱の幕開け”上等じゃん。
2017.02.24
暑くなったり寒くなったりで、なかなか春本番とはいかないが、いやしかし、オレの心の中は春なのだ。
なぜなら明日からJリーグが始まるからだ。
評論家やスポーツ記者らの予想では、甲府、札幌、新潟が降格予想。
冗談じゃない。今年も驚異の残留マジックを見せてやる。
そうなのだ、目標は残留。志は低くていいのだ。
そんな精一杯の思いをぶつけに、オレは明日、息子と一緒に広島に飛ぶのだ!
2017.02.23
仕事で板橋に行った。
約束の時間まで駅前を歩いてみた。
見上げたら街頭ポールに「新選組の街」と書かれた旗が下げられている。
おろ、新選組の街? なんでだ?
と不思議に思ってポールを見上げながら歩いていたら、駅前にすぐそれを見つけた。
なんと看板に「近藤勇の墓」と書いてあったのだ。
へえー、これが近藤勇の墓なの? ちょっと驚いて墓に入ってみる。
と、すぐに永倉新八の墓があった。ひゃーっ、こんなところに。
オレの頭の中で、比留間由哲が快哉を叫ぶ。オレにとって新選組とは、壬生義士伝なのだ。
永倉の墓と並んでそびえていたのは、近藤勇と土方歳三の墓。ひゃーっ。
塩見三省と野村祐人がオレの頭の中でふんぞりかえって講釈をたれる。
こうなったらきっと沖田総司もいるはずだ。オレは堺雅人が演じた絶品の沖田総司が好きなんだ。
浅田次郎の小説の中で、斎藤一に「ねえ、切っちゃおうか、一くん」と笑いかける沖田総司のエキセントリックさが、たまらんのだ。
だが残念、沖田総司の墓はなかった。
近くにあった説明看板を読む。これらの墓は明治初期、新選組の生き残りたちによって建てられた墓だそうだ。
ひゃー、あの当時のものがそのまま。ひゃー。
これはいいものを見たなあ。
嬉しくなってつい板橋駅前のなんとも魅力的な飲み屋街に突入しようとしたが、いやいや、仕事前だし、クルマだし、ここは自制する。
この飲み屋街が実に魅力的で、今度絶対に飲みに来ようと思ったのだった。桜の時期がいいかな。
ところで、今日の取材では、先方の社長がなかなかの暴れ馬で、周囲が制御できなくて苦労している様子。
オレは30分ほどかけてその暴れ馬を上手に操りながらちゃんと聞きたい話を引き出して、言質を取ってやった。
その社長、いったん引き下がったと思ったら突如再登場してオレの前に座って「あんた、なかなかやるな。さすが、だてに年は食ってないな」とにやっと笑った。
お、おう、それはどうも。
褒め言葉として受け取っておこう。
昨日の日記の続きのような展開だった。
2017.02.22
数年前、ある打ち合わせの席で「タンゴさんほどのベテランがこのギャラで受けてくれるかどうかわかりませんが」と言われたことがあった。
「あっ、オレってベテランなんだ」と、自分でもちょっとびっくりした。
50過ぎて今さら何を言ってるんだとは思うが、中身、特に仕事のスキルについてはペーペーの新人からいくらも成長していないという自覚があったので、ぱっと見た目はベテランというギャップに、ちょっとうろたえたものだった。
もっともベテランとみられて損することばかりではなくて、例えばインタビュー仕事に出向くと現場が妙に落ち着くということがよくある。
どうせ若手の営業が来るんだろと適当な格好で現れた先方の担当者が、オレの姿を見てぎょっとした表情を浮かべ、あわてて上着を着るということなんかは珍しくない。
うひゃー、オレは外注の下請けライター、つまりこの会議室で一番下の人間なんだけどなあ。
時々、若手の営業が予告なしに部長を同行させたと勘違いされることもあって、そんなときは、いやいや、違うんですと、余計なフォローを入れるのに気疲れしたりする。
そんなふうにだいたいの現場ではオレが最年長なので、どんなインタビューでもあまり険悪にならず、小馬鹿にされず、それなりに遇されている。
これに甘えてはならないと思うものの、インタビューの現場ではライターが制空権を握らねばならないと決めているオレにとって、“現場を落ち着かせられるライター”との評は望むところである。
そんなベテランであるのに、今日もオレは自分にむち打ってたんさいぼうライブだ。
なんと朝7時半に我孫子に集合。我孫子っていうのは、千葉県と茨城県の県境にあるような街で、簡単に言えば非常に遠い。
5時半に家を出て、圏央道・常磐道と走って7時に到着した。そして駅前の松屋で朝定食納豆付きを食っていたら、そこに現れたのがメンバーの伊達君。
伊達君はなんと川崎に住んでいるので、神奈川から東京・千葉を大横断するために5時の始発電車でやってきたという。
やれやれ。お互い、ご苦労なこったなあ。
毎年呼んでくれている我孫子市の保育園で、今日もそんなふうにしてライブを行って、いつもながらの大盛況。とても楽しむことが出来た。
もっとも今日は平日。いくつかのインタビュー仕事の依頼を断って、こっそりライブに来ている。
だからFacebookなどでこの様子をアップすることは、あんばいよくないのだ。
「ほほう、タンゴさん、私どもの仕事を断って、子供たち相手にちーちーぱっぱですか。ほほう、さすがベテランの余裕ですなあ」などと言われるに決まっているのである。
だからこの件は内緒なのだった。
2017.02.21
浦和と鹿島がACLに出場し、初戦だ。
浦和のラファエル・シルバはゴールを決める。相変わらずすさまじい得点感覚。ゴールを決める力はワールドクラスだ。
対して鹿島のレオ・シルバも、ピッチを制圧する存在感。すでに鹿島もレオ・シルバ依存症にかかり始めている。
もちろんどちらも去年まで新潟の選手。「この二人がいながらどうして新潟は」と、今夜もネットで笑われている。
2017.02.20
石神井公園駅前の再開発が進んでいて、3月1日にはまた新しいビルがオープンする。駅直結のビルだ。
低層階が店舗で上が住居。
その店舗のラインナップが、例によって微妙なのが石神井クオリティ。
靴屋、スーツ屋、ミスドなど。本当に気の利いた店がないよな。
まあ、地元であんまり気が利いてもしょうがないのだが。
それにしてもこの街は本当に美容院と歯医者ばかりでびっくりする。美容院なんて、そんなに儲かるのか。みんな、そんなにしょっちゅう髪を切りに行くのか。
オレは10日にいっぺん、駅前の1000円カット屋だけどな。
2017.02.19
鹿島の芝崎がスペインで草はやしてるらしい。
なんというメンタルなのだ。
よくあれで海外に行こうと思ったなあ。
もう帰っておいで。
帰ってきても居場所がない? ならばアルビレックスというチームが。
2017.02.18
「こんな化け物外人がいたのに、なんでオタクらは残留争いしてたんだ?」
真顔でそう鹿島サポーターに問われたほど、レオ・シルバの公式戦デビューは鮮烈だった。
最初のゲームだというのに、早くもスタジアムを制圧する王様。
普通にヨーロッパの強豪チームで活躍しておかしくないのに、なんでまた新潟なんていうチームでキャリアのピークを過ごしてしまったのか。
ううう、そんなことはわかっている。
わかっているからこそ、残りのキャリアは自分のために過ごしてくれ、レオ、という感謝の思いで送り出したのだ。
新潟に4年もいたのにかすりもしなかったタイトルを、鹿島に移籍第一試合であっさりゲット。
よかったなあ、レオ。
首からメダルを提げて、チームの計らいだろう、中央の位置に立って記念写真に収まったレオの満面の笑顔を見て、オレたち新潟のサポーターは、そうつぶやいた後、突っ伏して地面をたたくのであった。
こんな時は、一人で飲み屋に行き、やけ酒をあおって寂しさを紛らわせるに限る。
だが、なんということだ、驚くべきことにこの2週間、オレは飲み屋に行っていない。
今月になって1回だけ、今年になってからも4回しか飲みに行っていない。
これはオレにとって奇跡、というか、体の不調か、借金に追われているか、いったいどちらなのだ、と疑われかねない事態である。
だが、ものどもよ、心配はいらない。
すべては娘の塾のためだ。娘の塾の送迎のため、飲みに行けないのだ。
しかも2月に入ってから期末テスト対策というので土日も塾が入り、今日だって終わるのが10時過ぎ。明日も9時半まで。
そんな娘のために、オレは酒も飲まないで運転しているのだ。
当の娘は「体のためによかったじゃん」とケロッとしたものである。
その言葉を聞いて、再びオレは突っ伏して地面をたたくのだった。
2017.02.17
春一番が吹いた。
もうすぐはーるですねえ。
キャンディーズは、今聴くと、案外歌がうまかったんだなあ。
さんにんそろってえ〜。
石野真子は、あんまり上手くなかったな。
ま、そんなことはともかくとして、今年もトランプ騒動に北朝鮮暗殺事件にタレント出家騒動と、いろいろなことが起きている。
その中でも一番の注目はやっぱり東芝だよな。
いや、もうはっきり詰んでいるし。東芝。
半導体は、あっと驚くシャープが狙っているという話もあって、シャープが東芝の半導体を買っちゃうと、また台湾にやられてしまう屈辱。
サザエさんは、日立が買うのではないかという噂だけど、日立にとってサザエさんはあんまりおいしくない。
というか、これを機にサザエさんも終わったらどうだろう。
声優が次々と交代していて、いつ主役が交代するという悲報が届くのかと、みんなハラハラしていることだし。
というか、あれって、録りためた音声データでなんとかなりそうなものだけどな。
台詞だって「カツオーっ」とか「あれーっ」とか、そんなものしかないんだし、音声データの使い回しを前提にして、それに合わせた台本を書けばなんとかなると思うのだがなあ。
いや、そもそも新作を放送する意味があるのだろうか。サザエさん。
過去10年分ぐらいをリピートしたって、視聴者は入れ替わっているわけだし、わからないのではないか。
いや、再放送だってわかったところでなんの問題もないのではないか。
そんな番組になれば制作費もかかわらいし、貧乏になった東芝でもスポンサーが続けられて、まるくおさまる。
我ながらいいアイデアだ。
「東芝 粉飾の原点」小笠原 啓・日経BP。というわけで、去年出た東芝本。これは昨年暮れの珍ハウスの巨額赤字がばれる前の本だから、そこまでのことは書かれていないけれど、珍ハウスが爆弾になることは十分に示されている。いや、それにしても、ひどいな、東芝。ここまでひどいとは思わなかった。現場の技術者などはもちろん非常に優秀で真面目なんだが、経営者がどれだけ馬鹿だったんだ、という話だ。馬鹿な経営者が三代続くと、東芝のような超優良会社も傾いてしまうという話だ。ここが日立と東芝の違いだったのだろう。そう考えると、ソニーがストリンガーという超弩級の馬鹿たれを社長にしてしまったのは、相当なピンチだったということになる。その後に続く経営者が取り立てて優秀だったとは思えなくて、本当にギリギリの崖っぷちだったんだな。
2017.02.16
実家の近くの庵寺の庵主が亡くなった。76歳。
入浴中に倒れて、そのまま3日間、発見されなかったそうだ。
どんなへんぴな田舎にも寺はちゃんとある。どんなへんぴな田舎でも死人は出るし、弔わなければならないからだ。
とはいえ、好き好んでなるような商売ではなかろう。
しかも、庵寺だ。
亡くなった庵主は、2歳の時に佐渡の施設から連れてこられたという話を聞いたことがある。要するに孤児院だ。
親のない捨て子だった女の子が、昔のことだから食べられるだけでも幸せということで日本海を渡って連れてこられた。いや、もらわれてきた。
そして庵寺の跡継ぎという定めのもとで生きるしかなく、自分が庵主になった時には、もう捨て子をどこかからもらってくるというように時代ではなくなって、そして誰にも看取られることなく、風呂で果てたわけだ。
もしオレが聞いた話が本当だったとしたら、生まれて捨てられて、そして死ぬときも一人っきりで捨て置かれたような状態だった。なんだか、とても切ない人生だなあと思ってしまった。
きっと地元の人々が手厚く葬ってやるに違いない。
不幸な生まれのせいか、常に暗い影を漂わせた雰囲気の人だったなあ。そのせいか、あまり人に慕われなかったような気がする。
せめて安らかに。ただそれだけだ。
2017.02.15
いや、しかし、東芝はひどいな。ここのところずっと見ているけど、ある意味、すげえな。
2月14日は、東芝の血のバレンタインデーと言われているらしい。
東芝メディカルを売ったときには、ええーっと驚いたものだが、稼ぎ頭の半導体事業は売り払っても、元凶の原発事業はやめないって、頭がおかしいとしか思えない(もちろんやめるにやめられないわけだが)。
2019年からは、売る当てのないLNGをアメリカから大量に買わなくてはならないし(1兆円分!)、中国で原発の建設が滞っているし、と超弩級の爆弾を抱えている。
半導体は、キヤノンは諦めたようだが、足下を見ている感がなきにしもあらず。白物家電はすでになく、もはや原発以外ではエレベータぐらいしか売るものがないという。
まさか東芝は、原発の大損を、さらにはLNGの大損を、これからエレベータを売って穴埋めしようとしているのだろうか。
いや、冗談。もうとっくに東芝は終わっている。
三洋電機が消滅し、シャープが台湾企業になり、今度は東芝が消える番か。残るのはパナソニックにソニーに日立か。
まあ、日立はもう電気屋じゃなくてインフラ屋だけどな。
オレが大学を出て就職し、コピーライターとしてのスタートを切ったおんぼろ会社は、東芝の曾孫会社のさらに子会社ぐらいの立場だった。資本は入っていなかったが、取引先も東芝関係が多く、東芝系列のちび会社という位置づけだった。
そんな縁もあるから、東芝が消えるのは寂しい。
さらに言えば学生時代に何度か子供向けコンサートを行ったのが川崎の東芝科学館。
消えてなくなるのは残念だなあ。
でも、もうどうにも手の施しようがないか。
歴代の経営者、というより2000年代になってからの経営者のひどさは、経営者が無能だとこれほど伝統ある会社もあっさり潰れるという格好のケーススタディにふさわしい。
メザシの土光さんが泣いているぞ、という東芝社員の叫びは、きっと血の叫びだろう。
2017.02.14
バレンタインデーであるが、結局、娘から手作りチョコを一つ、取引先から女子を代表して郵送されてきたものが一つの、計2個だった。
中学生の娘は大量に手作りしたチョコを手提げ袋に詰め、学校から帰ってきたら「行ってきま〜す」と公園へ飛び出していった。
みんなで手作りチョコの交換会をするらしい。
そりゃあ、商戦が盛り上がらないわけだ。
2017.02.13
もう昔ほどバレンタインデーは盛り上がらないのな。
関係者に聞いた話では、売る側もバレンタインデーには期待しなくなったそうだ。
たいしてもうけにならないし、バレンタインだからといっても、関係ない業態の店のほうが多いし。
まあ、オレももともとあほらしいと思っていたから、それはなかなか慶賀の至り。もっとも代わりにのさばってきたのがハロウィンで、こっちは裾野が広い分、うっとうしさも広いかもしれない。
「続・聞き出す力」吉田豪・日本文芸社・Kindle。前作に続いて続編も読んだが、聞き出す力についてノウハウめいたものを披露することは全くなくて、ひたすら自慢話に終始する本。時々、他人のインタビューについてケチをつけたり悪口を言ったりするのはやめたほうがいいと思う。品がない。自分の仕事ぶりがインタビューという仕事のすべてだと思うのは過信そのものであって、鼻持ちならないというやつだ。まあ、そんなことにあんまり目くじら立てずにさらっと読めばいいか。
2017.02.12
息子と映画「サバイバルファミリー」を観に行った。
息子は今月3本目の映画だそうである。オレは今年になってまだ2本目。
昔は月に10本以上観たものだがなあ。
「サバイバルファミリー」は、「スイングガールズ」などを作った監督の作品である。
ある日突然、世界中で電気が消失してしまう。その中である家族がどう生きていくかという、サバイバルものだ。
基本的に突っ込みどころ満載。電気がなくなったら、今の世の中、死人が続出のはずだが、そうしたシリアスな面は全く描かれない。
そして、特にパニックもなく淡々としたテンポで物語が進む。
基本的には駄作だろうなあ。
矢口監督は、こういう馬鹿馬鹿しい映画が多くて、でも、馬鹿馬鹿しくても楽しいというのが持ち味なのだが、この作品に限ってはそういう楽しさはまったくなくて、基本的に退屈なだけだった。
テレ東の「三匹のおっさん」シリーズに出ている兄ちゃんがこの映画にも出ていて、「三匹のおっさん」では自転車の旅に出ているという設定で一時期休んでいた。その兄ちゃんが、フジテレビ制作のこの映画では自転車に乗って旅をしていた。
なんだよ、この小ネタは。
ここが一番面白かったなあ。
2017.02.11
21世紀になってからは登龍門をのぞいてほとんど見なくなったが、それまでのオレはプロレスが大好きだった。
ミル・マスカラスが飛んでいた頃、タイガー・ジェット・シンが暴れていた頃、スタン・ハンセンが吠えていた頃。
それぞれに夢中になったものだ。スタン・ハンセン対アンドレ・ザ・ジャイアントは今でもベストバウトの一つだな。
中でも新日本対UWFの抗争は本当に面白かった。
プロレスをしようとする新日本に真剣勝負を挑もうとするUWF。保守の新日本に革新のUWFという構図はたいへんにわかりやすく、頭の空っぽな青年(オレね)が体制の厚い壁をぶち破るんじゃあと握りこぶしで叫ぶにはちょぅどいいおもちゃだった。
藤原嘉明のアキレス腱固めが決まって星野貫太郎が必死で逃れようとする。逃がすな、藤原ぁ〜、決めてしまえ〜。
もちろん今ではアキレス腱固めが本当に決まったら一瞬で終わり。ロープに逃がすもんかという攻防なんてあり得ないということは知っている。
だが当時は、オレたちプロレスファンはあまりにもナイーブで馬鹿だったのだ。
でも、そんな中で突如行われた前田対アンドレのシュートマッチは、あれは確かに本物のけんかマッチで、今はYouTubeで見られる。
総合格闘技を知ってしまった今のオレたちの目からするとえらく面白い試合展開だが、当時は確かにまったく盛り上がらない試合内容で、こんなものを電波に乗せられないとお蔵入りしてしまったのもよくわかる。
当時、あのマスクト・スーパースターは前田のことが大嫌いだったようだ。今もインタビューで「最低のレスラーだった」とこき下ろしている。
マスクト・スーパースターは、今思えば、とてつもなく上手いレスラーだったのだ。巨体を操って迫力ある攻撃を見せてヒーローを追い込み、そしてタイミングを見計らって今度は自分が派手にやられてみせる。
決して相手を怪我させず、もちろん自分も怪我をしない。そしてヒーローをちゃんと勝たせて、会場を大いに盛り上げる。
こんなに仕事のできるレスラーなんだから、そりゃう一年に何度も呼ばれるはずだよなあ。でも当時の馬鹿なプロレスファンは(オレのことね)、またこのしょっぱいレスラーがメインイベントかよ〜と指さしていたものだった。
こうしていろいろと昔のプロレスを振り返ってみると、本当に面白い。特に、本当は誰が一番強かったんだみたいなガチ伝説はしびれる。それだけでご飯3杯はいけるぞ。
「1894年のUWF」(文藝春秋・柳澤健)
というわけで、出ました、柳澤健のUWF。本当にこの人のプロレス本は面白い。「1976年のアントニオ猪木」も「1993年の女子プロレス」も、もう何度も読み返したほどだ。
特に「1976年のアントニオ猪木」は新刊で読んで、文庫で読んで、そしていつでも再読できるようにとKindleでも持ち歩いている。モハメド・アリの章なんて、あまりにも面白すぎて青山で歩きながら読んだものだった。
この本で柳澤健は、アリの脅しにも屈せずに挑んだ猪木は勇者で、逃げ回ったアリは卑怯者だった、という定説を見事に覆して見せた。ここでの猪木はとことん卑怯者で、アリこそ真の勇者であることを見事に描き出している。それも、徹底的にロジカルに、完膚なきまでに。
それと同様、今回は前田日明がレスラーとしていかに弱かったか、人間としていかに駄目だったか、見事に描き出している。
いや、UWFが試合結果の決まっていたプロレスだったということは今になればよくわかる。だが、あの有明コロシアムのジェラルド・ゴルドー戦までもが、前日にリハーサルしていたとは驚きだ。
ゴルドーはインタビューに答えて「前田が弱すぎて困った。その弱すぎる相手を強そうに見せて負けるという仕事は本当に難しかった」と振り返っている。
当時、既成のプロレスを否定してみせることで快進撃を続けていたUWFが、実はチケットがさっぱり売れてなくて赤字だったこと、人気にあぐらをかいて全く練習しなくてぶくぶく太っていった前田が赤字の原因は経営陣が私腹を肥やしているからだと疑って、それが崩壊の引き金を引いたことなどが、この本では赤裸々に描かれている。
そして、佐山聡がいかに天才だったかが描かれ、その佐山も結局は自ら立ち上げたシュートを非常識な金銭感覚ゆえに追われたという駄目っぷり。
やっぱりね、プロレスラーってとことん駄目なんだよね、人間として。その駄目っぷりが、なんとも切ないというか、だから愛おしいというか。
やっぱり柳澤健は面白い。これも何度か再読することになると思う。
というわけで、久しぶりに「1993年の女子プロレス」を読み返すことにした。これも超絶面白い!
2017.02.10
こないだバッグを買い換えたら、オレンジだと思ったのに届いたのは赤だったので、しまった、これがネットの落とし穴だよなあと敗北感を味わった。
このバッグ、機能的には素晴らしくよくできているので、気に入って使っている。
それでもやっぱりオレンジのバッグがいいなあと思い、時々、アマゾンを眺めては欲しいなあと妄想に耽っている。
すると、クリックした記録が残されちゃって、次に2ちゃんねるのまとめサイトなんかを眺めていると、バナーにバッグの広告が表示される。
オレンジのバッグばかり見ていたから、表示されるのもオレンジのバッグだ。
だから、表示されるたび、おおっ、いいではないか、とつい反応して仕事の手が止まってしまう。困ったものだ。
もっと困るのは、おお、これが欲しい、とついクリックしそうになることだ。いけないいけない。
先日なんて、とっても素敵なデザインのオレンジのバッグが表示されて、しかも価格が7000円ちょっとと実に手頃。
やった、これだっ、と仕事中の熱を持った頭のまま、こんなに働いているんだから自分にご褒美だよねと、勢いでポチッとしそうになってしまった。
その瞬間気づいたのが、7000円ではなくて70000円だったという事実。
おお〜、あっぶねえ〜。
まったくネットは落とし穴がいっぱいで油断ならない。
2017.02.09
大宮なんていう街は地の果て。
遙か遠くの、めったに人が足を踏み入れないような人外魔境だと思っていた。
ところが今朝、大宮の駅に降り立った途端、オレはおなじみの懐かしい街に戻ってきたような感覚がわいて、うろたえてしまった。
こ、このオレが、お、大宮を、おなじみの…だとぉぉ?
こちら方面にはたんさいぼうのライブでよく足を運ぶ。新潟方面の新幹線に乗るときも車で大宮駅まで来て、駅前に駐車してから新幹線に乗る。
それどころか、ちょっとイオンまで買い物というときも、この周辺まで来る。
げっ。
なんだよ、けっこう大宮には来てるんじゃねえかよ。
げっ。
改めてすっかり大宮になじんでしまっていること気づいたオレは、激しく首を振って、い、いやだ…とつぶやき、そして、いつも行くおなじみのベローチェに入ったのだった。
2017.02.08
再開発が進む石神井公園駅前には続々と新しいビルが建っているのだが、今度開業する大型ビルは下の層が商業施設になる。
何が入るかということがネットでは大騒ぎだ。
だが発表されたのは靴屋に洋服屋に美容院など。飯屋はごくわずかだ。
まったく使えねーと早くも罵詈雑言。
まあ、気持ちはよくわかる。いったいこの街にはどれだけ美容室があるんだ? 明らかに信号の数より多い。
その上さらに美容院なのか? 困ったものだ。
2017.02.07
金を払ってくれていなかった客をせっつくなどして、2016年の売り上げがようやく固まった。
数字を見て驚く。ここ数年、まったく変わらない売り上げをキープしているのだ。
ということは、税金、社会保障費がどんどん上がるのに売り上げが変わっていない、つまり手取りは目減りする一方というわけで、まったくここは社会主義国家か。
売り上げがここ数年ほとんど変わらないと書いたが、本当にオレの立派なところは、実はそこにはない。
どんどん売り上げが減っている客がある一方で、それをきちんと穴埋めできているというところにこそ、真価がある。えへっん。
より具体的に言うならば、ここ数年でD社の売り上げが3分の1、4分の1という目を覆いたくなるような惨状(オレが何かしたか?)である一方、M社の売り上げは逆に2倍、3倍と増えていってその穴埋めができている。今や完全にこの2社はオレの中で逆転だ。
シビアなもんじゃのう。しょうがないじゃん、こっちも生活かかってんだから。
それでも足りないところはちゃんと新規開拓でフォローできている。
偉いな、オレ。
でも、そんなにえばっていても、結局は税金、社会保障費でむしり取られる。
どうなっているのだ、一体。
この無力感は、正直、半端ない。
2017.02.06
本日は稲毛海岸というところに仕事で行った。
いろいろとねじ曲がったことが多かった。
昼過ぎだったので、ご飯を食べようということになり、駅前の「王将」にするか、イオンのフードコートにするか、という話になって、相談の上、フードコートに行くことになった。
思えばこのとき、最初に候補に挙がった「王将」に素直にいっておけばよかったのだが。
イオンのフードコートは、しょぼかった。
だが、イオンコートの隣にあるレストランがなかなかの存在感で、中華にステーキにインド料理にハンバーグにと、圧倒的なメニュー揃え。よし、ここにすべえと我々は店内に突入だ。
そして、それぞれにオーダーを決め、注文を終えたその瞬間、オーダーをとった中国人が「それと、ごめなさい、今日、壊れててコーヒーありません、ごめなさいね」と言ったのである。
我々は耳を疑った。
ランチメニューはドリンクバー付きと書いてあったから入ったのに、なんとマシントラブルでコーヒーが飲めないのだというのだ。
仕方なく我々はウーロン茶やコーラなどでガマンしたのだが、こんなことなら素直に「王将」でチャーハンでも食って、その後、ドトールにでも入ればよかったのだ。
案の定、その何でもありレストランで出てきたチャーハンは、悲しいぐらいにまずかった。
肩を落とした我々は、オレたちはここに仕事に来ていたんだったと思い起こして気持ちを奮い立たせ、イオンのフードコートを出てタクシーをつかまえたのである。
なにしろ徒歩25分と聞いていたので、2月のこのくそ寒い北風の吹く中、とても歩く気にはならなかったのだ。
そして乗り込んだのが山*タクシー。運転手はじいさん。
ディレクターとカメラマンが後ろに乗り、オレが助手席に乗り込んだ。
どちらまで」と言うから住所を告げようとしたら「会社の名前でわかる」と言い張るので、じゃあ、P社へ、と答えたら「えーと、わかんねえな」と言う。
ナビを使う気になったようで「住所は」と聞いてきたので、住所を教えてやった。
そして走り出したタクシー。
10分以上も走ったあたりで、じいさんドライバーが「あ゛〜」と奇声を発したのだ。
なんだなんだ。何かと思ったら「メーター倒すの忘れた〜」。
確かにメーターを見たら空車となっている。このじいさん、オレたちを乗せていながら「空車」の表示のまま走ってたのか。
助手席で大きくずっこけたオレに対し、じいさんは「ナビだから、ナビに入れたから、メーター忘れた」と、さも住所を告げたオレのせいでメーターを倒し忘れたと恨みがましく言うのであった。
知らねえよ、オレは関係ねえよ。
オレのせいじゃねえよ。そんなことはいいから、早くメーター倒せよ。
そう言ったのに、じいさんは「いんや、今から倒したら安い料金しかもらえなくなる」と訳わからないことを言い張ってメーターを倒そうとしないのだった。
あげくに、捨ててあったレシートの切れっ端をごそごそと拾い上げて、前の客が残していったレシートをオレたちに押しつけて、金を払わせようという魂胆を見せる。
あ、あのなあ、じいさん。
すると「いや、しかし、この道はどうも遠回りだと思った」と、じいさんはさらに不思議なことを口走る。
どうやら、ナビのせいでずいぶんと遠回りをさせられてしまったようで「この行き先ならずっと短い行き方があったのに」と言うのだ。
だったら、最初からその道を走れよ。そもそも徒歩25分の目的地へ行くのに車で10分走ってもまだ着かないっていうのが怪しいと思ってたんだよ。
「いや、ナビが、ナビが」と、再びナビに住所を入れさせたオレのせいにしようとするじいさんドライバーであった。ああもう、頭がくらくらするわい。
結局、じいさんはメーターを倒さないままP社に到着し、我々に床から拾い上げたレシートを押しつけたのである。そのレシートの金額は1090円。後部座席のディレクターは1200円を出し、釣りはいらないと優しく言い放ったのだ。
「だっておじいちゃんの個人タクシーだからねえ、かわいそうだしねえ」とその心優しいディレクターは言うのであった。
そして、やれやれ、ドリンクバー付きなのにコーヒーが飲めなかったり、メーターを倒さなかった犯人扱いされたり、散々な目に遭ったなあとP社を訪れた我々を待っていたのは、取材相手が場所と時間を間違えてしまったので「30分ほどお待ちくださ〜い」という言葉であった。
2017.02.05
ぶっ壊れたパソコンは結局回復ディスクを使って初期化した。
回復ディスクを使っておいて本当によかったと胸をなで下ろしている。
もちろんファイルはすべて完璧にバックアップをとっているので問題なしだ。
復帰の作業がひたすら面倒くさいだけだ。
買ったときの状態に戻してまっさらになったWindowsパソコンに、外付けハードディスクから1テラ近くのデータをぶちこむ。
時間がかかる。
その間にATOKやオフィスをダウンロードしてインストールする。
そうなのだ。最近のアプリケーションは、ダウンロード販売が基本。
昔はCD-Rからインストールして、箱やマニュアルに書いてあるシリアルナンバーを打ち込めばよかった。
それが今ではダウンロード販売。パソコンがクラッシュしたので同じものを再インストールしようとすると、途端に面倒くさくなる。
ATOKもOfficeも、会員番号がどうしたとかパスワードがどうしたとか、ダウンロードまでに面倒くさいことこの上ない。
やっとダウンロードしたと思ったらなぜだかインストールが途中でストップしてしまう。うんざりだ。
うんざりしたままパソコンをうっちゃって、東京ドーム隣接のプリズムホールに行く。
今日は学生時代の先輩のハーセさんが仕切る毎年恒例のイベントの日で、それに合わせてOBが集まる日。
11人が集まって、なんと全員オレより年上。オレだけ50代。うむむむ、オレが最年少というのは実に新鮮で、360度、全方位から呼び捨てもしくはクンづけされる。
この年になると、「そういや、実は先日……」みたいな切り出し方をされると、その先には深刻な話が待っているに違いないから、「なになに」と乗っていけないのが寂しいところだ。
皆さん、来年も元気でお目にかかりましょう。
そして家に帰って再びパソコンと格闘。
結局、いろいろと苦労したけれど、明日からちゃんと仕事ができるまでには回復できて、やれやれ、2日がかりだったよと疲れる。
まったく困ったもんだ、パソコンは。
2017.02.04
まただ。
またパソコンが壊れた。
Dellのタワーに買い替えてまだ半年。いったどうなっているのか。
とれあえずサブマシンを立ち上げて、急ぎの原稿を片付ける。
その後、パソコンの修理なんか放っといて、息子と映画を観にいく。
今年最初の映画は、これだ。
「ドクター・ストレンジ」。おなじみ、マーベルの札束で頬をひっぱたくバカ映画である。
息子はマーベル映画が大好きだ。もちろんオレも。
この感覚は何かに似ているなあと思ったら、そうだ、プロレスのバカバカしさにそっくりじゃないか。
この映画もとことんバカバカしい。
悪役は悪役で見ただけですぐにわかるし、適当なロマンスと友情があるし、誰が見ても理解できるストーリーだし。
とにかく映像が破壊的に凄まじいので、ぽかんと口を開けていれば、時間がすぎていく。
マーベル映画には必ず途中、だれる時間帯があるのだが、後半のクライマックスを盛り上げるためにわざとだれているのではないかとさえ思わせる。
最後、エンディングでは必ず謎めいた仕掛けがさりげなく入っていて、見終わってもその謎について話し合えるというサービスぶり。案の定、息子は他のマーベル作品と今後の物語の展開について、熱く語るのだった。
家に帰ってきて、パソコンが直っているかと思ったら直っていなかった。
マーベル映画の魔術使いたちが直してくれているんじゃなかったのか。
仕方ない、今日は飲みに行くから、修理は明日だ。
ああ、めんどくさい。蹴飛ばしたいほどめんどくさい。
2017.02.03
隣に住むオガワさんは、70代なかば。生まれは中野。学歴は、中卒だ。
ずっと職人として生きてきて、苦しいときには子供を背中におぶって夫婦で内職のような暮らしもして、男の子を3人育て上げた。
ところがとても残念なことに長男を、成人してから交通事故で喪う。
その時の悲しみはいかばかりか、とても他人に推し量ることはできない。一度だけその思い出を聞こうと思ったことがあるけれど、もう忘れたと笑って、詳しくは話してくれなかった。
忘れたわけがなかろう。
そのオガワさんが、今日、引っ越していった。
自ら望んだのではない理由による引っ越しだった。
よそさまの家庭の事情に口出しする訳にはいかないから、お互い、元気でね、と笑って別れる。
次の住まいは現在の半分の広さの賃貸マンション。
大きな仏壇は「狭くて置いておけないから業者に処分してもらった」そうだ。
夜、いつもは煌々と灯のともるオガワさんちの窓が、暗い。
ああ、本当に行ってしまったんだなあ。
2017.02.02
読売新聞朝刊に「読解力が危ない」というシリーズが連載されている。
子どもたちの読解力低下が深刻化しているという話だ。
「Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある」という文章について「Alexandraの愛称は(××)である」という問題を出すと、正答率はなんと半数にも達していないというのだ。ちなみに中学生。
たったこの程度の文章でさえ正しく読むことができないというわけか。
最近ではテストの答えがわからないのではなくて、問題文そのものがわからない、何を問われているのかがわからない、という子どもが増えているとも聞く。
ちょっとびっくりだ。
読解力、つまり読むチカラはすべての学力の基本。同時に、読解力は、文章を読むことでしか身につかない。
当然、LINEやツイッターの短文しか目にしていない子どもたちに、読解力など期待できないわけだ。
こういう子どもたちが大人になって企業の広報担当とかになったりすると、ますますオレのような文章書きが「意味がわかんない」とか言われていじめられることになる。
2017.02.01
ポール・サイモンの曲に「Loves Me Like A Rock」という歌がある。邦題は「母からの愛のように」という不思議なものだが、“岩を愛するように愛する”つまり、“ガチで愛する”というニュアンスの、“オレの母ちゃんはオレのことをマジ愛してくれてやんの”という歌である。
たいした意味はない。何のメッセージもない。
曲は気持ちのいいロックンロールで、要するに他愛もない歌詞で皆で歌えるロックというだけの曲だ。
でも、トランプのおっさんが何か騒ぎを起こすたびに、オレはこの歌を思い出す。
三番でこの歌はこう唄っている。
If I was President / And the Congress call my name / I'd say "who do .. / Who do you think you're fooling?"
もしボクが大統領になって、議会がボクを呼びつけたって、何言ってんだ、こんちくしょーって言ってやる。だってお母ちゃんはボクをガチ愛してくれてるんだもん。
というような内容だ。
トランプが何か発するたび、こいつの頭の中は「ボクは大統領なんだぞ、ボクに逆らったってダメなんだぞ」と、この歌の状態になっているのではないかと察する。
いやはや、うんざりだ。
こっちはまだ対岸の火事と高みの見物であるものの、アメリカの人々の心情は察するに余りある。今や世界中の笑いものだものなあ、アメリカ。
アメリカの大統領がアメリカをどれだけ毀損すれば気が済むのだろう。なかなかの見ものである。
2017.01.31
いやまあしかし、紅白歌合戦を観ながらケツをかいていたのがつい先日のことだと思ったら、もう1月が終わるのね。
いや、比喩です。レトリックです。本当にケツをかいていたわけではない。
顧問税理士が予告したように、今年はマイナンバーの問題があって、支払調書の集まりが遅い。
そして、その集まり具合を見ていると、ちゃんと対応している会社、あわてて対応している会社と、体質がそれぞれ見えて面白い。
一番呆れたのは、今日になってurlだけを通知してきた会社。要はそこに行ってただちにマイナンバーを登録しろということらしいのだが、その方法はマニュアルをダウンロードして読めとあり、お願いしますの一言もない。
あんまりな対応だから、呆れて放ってある。
社長はとてもいい人なのに、その周囲がダメなんだろうな。
2017.01.30
そんなに忙しいなら、こんなしょうもない駄文日記なんか書いてないで、その分、少しでも仕事しろよなあ。
そういう内なる声が聞こえぬでもない今日この頃であるが、早くも1月が終わろうというのに、オレはとうとうやってしまった。まずったなあ。
ダブルブッキングである。
3月に息子の卒業式があるのに、そこにたんさいぼうのライブを入れてしまったオレ。およよよ、しまった、と思って、開始時間によっては卒業式が終わって駆けつければライブも間に合うのではと、主催者に時間確認の連絡をしたのだった。
すると、実はライブは卒業式の前日だったと判明。ホッと一息。
助手席に座っていた息子も「やったじゃん、お父さん、卒業式出られるじゃん」とオレをほめる。
ホッ、よかった。
だが、それもつかの間、卒業式の前日って、おいおい、オレは大阪で取材の仕事が入ってたじゃん!
げげ、げげっ、げげげっ。一気に転げ落ちるオレ。
助手席の息子は「ひゃー、やっちまったなあ、お父さん!」と喜んでいるんだか悲しんでいるんだか。
整理すると、たんさいぼのライブと大阪取材の仕事、ダブルブッキング。
たんさいぼうのライブでは、たくさんの子どもたちがオレを楽しみにしている。
大阪取材は、ありがたいことに「タンゴでなければダメだ」と指名してくれるお客さんの仕事だ。
げげっ。
今も書いてて冷や汗が出てきた。
やっちまったなあ、ダブルブッキング。フリーランスとして絶対にあってはならないダブルブッキング。
よし、誰かのせいにしようと思ったのだが、しかし、どう考えても100%オレが悪いことに気づく。
うーむうーむ。
さて、どうしよう。オレはひたすら汗を浮かべて、まあ、明日になればすべてが丸く収まっているだろうと考えて、酒を飲んで今日を忘れるのだった。
2017.01.29
最近この日記が短いのは、やる気がないわけではないのである。
忙しいのだ。なんだか忙しいのだ。
だからこの日記も長く書いているわけにはいかないのである。
今日も朝からずっと仕事。机に向かってずっと仕事。
おかげでちょっといい原稿が書けた。
もっとも最近は読解力皆無の間抜けなクライアントが多く、ほとんど意味不明の修正を入れてくるので、絶句することが多くなった。
なんて、こっそり愚痴を言い、罵倒する。よくないな、オレ。
反省するのだった。
そして、こんなに忙しく働いているのに、どうして金がないのだ。絶望的にないのだ。
昨日も住民税やらなんやらで、20万円もふんだくられた。
毎月、こんな調子である。
忙しいのに、稼いだカネは全部吸い上げられる。ワーキングプアだな、オレは。
60歳を前にして、国にむしり取られるとは、悲しい。ううっ。
2017.01.28
そして本日は志木である。
志木と言ったらイズハラ君が住んでいるのだが、今日はイズハラ君とは関係なく、たんさいぼうのライブである。
ここのところ体力が落ちてきて、というか筋力が落ちてきて、ライブもなかなかハードなものになってきたぞ。ちょっと鍛え直さなければ。
ギターも普段はほとんど弾かなくなってしまったし、ちょっと反省なのだ。
チェット・アトキンスのように四六時中、ギターを抱えていなければ。あ、ウクレレの弦も張り替えなきゃ。
2017.01.27
本日は長野である。
遠い・寒い・長いの長野である。
まあ、東京も寒いんすよ。寒いんすけど、長野の駅前に立ったら、そりゃもう。
というわけで向かったのが山の中。雪はしっかり積もっていて、底冷えがして。
もっとも先日いった岐阜のあたりよりは寒くなかった。
今のところ、日本で一番寒い場所タンゴちゃん大賞は岐阜県に決定。
2017.01.26
誕生日である。誰のって、オレのである。
59歳だ。
来年の誕生日は地元のパパ友がちゃんちゃんこをプレゼントしてくれるというので、楽しみである。
娘はケーキを作ってくれ、息子はコーヒーカップを買ってプレゼントしてくれた。
その息子は、仕事をしているオレの傍らにやってきて「もう59かよ〜。でも、65とかになっても普通に仕事してそうだよね。年金もらうの?先延ばしにするの?」と聞いてきた。
オレは、いーや、80までは現役で働くが、と答えたら「それ、マジでありそうだよなあ」と妙に納得しながら自分の部屋に帰っていった。
今年は免許の書き換えである。早めにやるつもりだったが時間が取れず、なら誕生日に行こうということで、今日、東陽町の試験場に行ってきた。
どうせ朝は混むと見越して、昼にした。
案の定、12時過ぎにいったらガラガラだった。受付も並ばずに済ませられた。
ここの人たちは、受付も視力検査も講習会も、毎日毎日、同じことを繰り返してうんざりしているに違いないはずだから、週も後半の昼過ぎにはもきっとやる気なくてモチベーションだだ下がりだろうとにらんだら、その通り。
何でもかんでも適当すぎて、楽であった。
それにしても以前はひどい対応だったが、今回はみんな丁寧な対応でちょっとびっくり。オレに頭を下げる職員もいたりした。
やっぱりこういう天下りずぶずぶの利権商売には世間の風当たりが強くなり、ちょっと姿勢を低くしないとやっていけなくなったのだろう。
いいことである。
毎度うんざりさせられる、運転試験場周辺に軒を連ねて勧誘のきいきい声を上げている司法書士事務所の連中も少なくなったようで、慶賀の至りだ。職業に貴賎はないというのは真実だが、オレはあの商売だけは、本当に卑しいと思うがなあ。
もっともこの商売で家族を食わせ、子どもを育てた人もいるわけだから、あんまりそういうことを言ってはいけないか。いま、反省した。
2017.01.25
やっぱり日本史では幕末のあたりが抜群に面白くて、最近は鳥羽伏見の戦いから戊辰戦争、箱館戦争あたりの一連の流れに興味津々である。
それも薩長史観ではなく、はめられて賊軍にさせられてしまった幕府軍と会津を中心とした奥州列藩の立場から見る風景がバツグンに面白い。
鳥羽伏見の戦いで、あろうことか徳川慶喜が部下を見捨てて尻尾巻いて江戸に逃げ、それに乗じて薩長が錦旗を掲げて勝手に正義の味方を名乗り、それを見た会津方の連中が、あの新撰組も含めて「じぇじぇっ」と腰を抜かして腰が引けてしまう様などは、なんのギャグだよ、ドリフかよって思うくらい、おかしい。
そして、気がつけば賊軍の汚名を着せられてしまった果てに白虎隊の悲劇が起きてしまう会津。いやあ、泣けますなあ。
まったく酷い時代で、これがたかが150年前の日本だったということに改めて驚いてしまう。
まあ、会津が今も長州を許していないのも当然だよな。
さて、先日はこの一連の流れの終盤、五稜郭での闘いについて読みたいなあと思って本を探して見つけたのが、佐々木譲の五稜郭の小説。おお、これは面白そうだと思ってページを開いたら、どうやら五稜郭の戦いが終わって逃げた二人のサムライの、蝦夷地での逃亡劇を描いたものだった。
うーむ、違うんだよなあ。陰謀の果てに、もはや破滅を選ぶしかない者たちの悲壮な闘いを読みたかったんだよな、オレは。
というわけで、やっぱり戻ってくるのが浅田次郎の「壬生義士伝」。再読である。
やっぱりこれは大変な名作で、電車の中で読んでいても涙がはらはらと流れ落ちてしまう。
五稜郭の戦いも、なんだ、こっちを読めばよっぽど詳しく書いてあるわい。この一章だけで他の一冊分はありそうな濃さだ。
オレのオールタイムベストワンは、学生時代以来、天童真の「大誘拐」だったのだが、この「壬生義士伝「」はそれと肩を並べるツートップなのだ。
2017.01.24
アルビレックス新潟から今年浦和レッズに移籍したラファエル・シルバが凄いことになっている。
先日は、アマチュアチーム相手の練習試合とは言え、8分間で6得点という驚天動地の活躍を見せて、レッズサポを狂喜乱舞させた。
もともとゴールを奪う技術に関しては世界で闘える選手だ。
いいパサーさえいればゴールを量産することは目に見えており、そのパサーが新潟にはいなくて浦和にはいたということだろう。怪我さえなければ、得点王も十分ある。
(もっともその怪我が問題で、怪我したら放っておかれて選手生命が終わってしまうのが浦和というチームということは、田中達也が証明している)
一方、アルビレックスにいたもう一人のシルバであるレオ・シルバは、こちらは鹿島アントラーズに移籍して、今夜、合宿先のタイで試合をした。
このゲームでレオ・シルバは無双。オレもネットで中継を見ていたのだが、明らかに一人だけ別次元のプレーだった。
アントラーズサポーターの間でも、神とか、レベルが違うとか、絶賛の嵐。常にいるべきところにポジションを取って、走る・受ける・蹴るのすべてにおいてパーフェクトだった。
もっともラファエルもレオも、アルビレックスサポーターにしてみれば通常運転。いつものラファにレオだ。
だから、驚喜するレッズサポやアントラーズサポを見て、こちらは、ふーん、今ごろやっと気づいたのか、遅いよねー、と上から目線だ。
だが、二人とも今ではよその家のヨメ。
どうだ、すげえ美人だろうと胸を張っても、もはや自分のヨメではないので、虚しいばかりである。
そんなオレたちアルビレックスサポーターに、レッズサポとアントラーズサポは、真顔でこう言うのだった。
「で、なんでこの二人がいたのにオタクらは2年連続残留争いだったの?」と。
く、悔しい。すげえ悔しい。
それは選手も酷いが、一番酷いのは監督だ。特に去年の監督には、恨み骨髄だ。なにしろ、あのラファエル・シルバをサイドで使ったんだから、ありえない。
その監督は、アルビレックスをクビになって、今年から甲府の監督である。ぐふふふ。
甲府のサポーターが新潟の掲示板に来て「あのー、あの監督は大丈夫なんでしょうか」と質問していて、どうやらやはりとんでもないアホさを見せているようだ。うししし。今年は甲府が残留争い決定だ。
そして、こちらは、レオ・シルバに可愛がられて直々に鍛えられた小泉慶の活躍が楽しみだ。
オレと息子は、今年は小泉慶がレオ・シルバを削りにいって、マジでぶち切れたレオが慶に悪質ファールをするシーンを見られるに違いない、うししし、と楽しみにしている。
早くJリーグが始まらないかなあ。
2017.01.23
いやー、寒いのなんのって。こういうのを底冷えというのだろう。
そんな中、オレが向かったのは岐阜県の大垣市というところ。去年の暮れにも行ってるので、2ヵ月続けての大垣詣でである。
この大垣が、輪をかけて寒かった。
いや、もう、ありえないぐらい寒かった。
それにも関わらず、戸外の仕事で、しかもコートなしでの立ち仕事だった。
途中、はらはらと粉雪が舞ってきて、こりゃあ間違いなく今年一番寒い仕事だな。
あまりの寒さに、帰りに名古屋で紹興酒をたらふく飲んで、はあ〜、やっと暖まったのだった。
2017.01.022
本日は、遊び歌バンド・たんさいぼうの今年一発目のライブである。
正月ボケが残るのか、そもそもボケが進んだのか、演奏は全員がボロボロであった。
それでも子どもたちは喜んでくれ、お母さんたちには手作りの豚汁を振る舞ってくれ、とても心豊かな真冬の青空なのだった。
へろへろになって帰るわけだか、そういうときの運転が辛くなってきたなあ。
2017.01.21
我が家が楽しみにしていたドラマのシリーズ3が始まった。テレ東の「三匹のおっさん3」である。
ベタな展開のベタなドラマだが、ホームドラマってこういうもんでしょ、っていう温さがたまらなく好き。
トレンドとかまったく関係なく、心地よいドラマだ。
それにしてもレギュラーの脇役の早苗ちゃん役の女優が、あの「あまちゃん」ヒロインのオーディションに最後まで残って、能年玲奈と争って敗れたというのは信じられない。
上を向いて笑う、下を向いてうつむくの2パターンの表情と、棒読みセリフしかできないのだからなあ。
この女優も、万が一「あまちゃん」オーディションに通っていたら、今ごろテレ東のドラマになんか出てなくて済んだのかも。
2017.01.20
レオ・シルバは太陽だ。
アルビレックスのサポーター、みんなでレオ・シルバを温かく送り出した。
ありがとう、レオ。もう十分だよ。これからは自分のためにプレーして、いっぱい稼いでくれ。
そうやって送り出した気持ちに偽りはない。
ないのだが、でも、あの満面の笑顔が今度は他チームのサポに向けられるのかと思うと、泣きたくなる。
レオ・シルバは太陽だったんだなあ。
2017.01.19
山梨県の大月まで行く。
いつもは車で行くことが多いが、今日は電車だ。車のほうが面倒くさくなってきた。
電車で行くとなると、新宿から「あずさ」とか「かいじ」とかの在来特急ということになる。
ところが調べてみたら、各停を乗り継いでいった方が早い場合もあって、ちょっと意外な発見だ。
そこで石神井公園から大月まで、各駅停車の旅にする。安いローカル番組みたいだ。
石神井公園から各停で秋津へ。JRに乗り換えて各停で西国分寺へ。中央線に乗り換えて各停で尾へ。尾からさらに各停で大月へ。
なんと驚いたことに2時間かからずに着いてしまった。
もちろん特急券も使わないので最安。高速代もいらない。
なるほどなあと、ちょっと驚きつつ、早く着きすぎてしまったので、駅前のカフェレストランのようなところでコーヒーを飲む。早く着いても、このあたりににゆっくり寛げるようなしゃれた店がないのだ。残念である。
2017.01.18
朝、学校に行く息子を車に乗せていたら、歩道を向こう側からよろよろとやってきた自転車の婆さんがいた。
その婆さんの後ろから、やはり自転車の婆さんがよろよろと走ってきた。
あららら〜と見ている間に、後ろの自転車婆さんが前の自転車婆さんに激突した。いや、激突っても、ふらふらぐしゃ、ぐらいのものだがね。
ぶつかられた自転車婆さんは、よろよろついでにぐらぐらドテっという感じでこけて、その上に後ろの自転車婆さんがのしかかるようにドテッとこけた。
その間、3秒。
転んだ自転車婆さんたちは、そのまままとまって車道に転がり出そうになり、そして、転がり出たらオレの車の前に身を投げ出すことになるわけで、オレと息子はうひゃ〜と絶叫。
だが幸いにもオレがほとんど停止ぐらいにスピードを落としていたことと、自転車婆さんたちがなんとか歩道で踏みとどまったことで、大惨事は避けられたのだった。
まったくシャレになんねえよ。
車はもちろん、高齢者には自転車も危険なのだった。
2017.01.17
胃カメラの検査を受ける。
1年前、胃がんにかすったので、念のためだ。
前回は内視鏡の画像処理の機械が調子悪く、無線が飛ばないというわけわからない状態だったので、鼻からチューブを入れてもらった。
壁には「鼻からの検査は痛くありません。オエッとしないので患者様に優しいです」と書いてある。
だが、これが痛いの何の。鼻から突っ込まれたチューブがそのまま脳天から飛び出すんじゃないかという苦しさで、いででででと泣きながらの検査になった。
センセ、あんなのはもう勘弁ですよ。
主治医のナカムラにそう圧をかける。鈍感なナカムラも、無線が飛ばなかったという負い目があるものだからオレの言うことは素直に聞き、今回は麻酔を使ってノドから検査ということになったのだ。
朝イチでクリニックに行き、ベッドに横になる。
「おはようございまーす」とやってきたばばあ看護師たちが「今日は寝てもらいますからねー」と腰を振る。なんだ、それ。近寄るな。
続いて登場したナカムラが「んではねー、手を出して−」と言ってオレの左手にちくっと何か刺した。
いででで。
その瞬間、気を失ったオレは、すぐにハッと目が覚めて、おいおい、何すんだ、早く検査しろや〜と訴えたのだった。
ところがばばあ看護師から返ってきたのは「あら〜、よーく寝てたわねー、もう12時よ」という返事。
ぎょっ。なんだとっ。
確かに時計を見たら12時だ。するってーと、一瞬気を失ったと思ったオレは、実は4時間も眠りこけていたのか。
ななななな、何をした。一服盛っただろう。←本当に言った。
ばばあ看護師たちは、何人もオレに向かって「よく寝てたわねー」「よく寝てたわよー」「よく寝てたのねー」と入れ替わり立ち替わりそう言う。
うっ、うるせえっ。寝てた寝てた言うなっ。
結局、4時間も眠りこけていた間にしっかり胃の中は調べられ、何の問題もないきけいな胃だということが判明したのだった。
まずはよかったのである。
しっし一瞬気を失ったと思ったら4時間も寝ていたとは、予期せぬ敗北感がハンパなく、オレはガックリ肩を落として家に帰る。
そして、昼飯を食ったのだが、一服盛られた影響がまだ残っているらしく、どうにも眠くてだるくて、結局午後も寝てしまったのだった。
おかげで、予定していた免許の更新にも行けず、仕事にもならずで、さんざんな一日だったのだ。
2017.01.16
重なるときは重なるもんだというありきたりの感想しか口を突いて出てこないのだが、今日は悲報が重なった。
オレが実家で子どもの頃にとても可愛がってもらった分家のおばあさんが今朝、亡くなった。
越後の農村地帯であるおれの実家のあたりでは、ヨメは嫁いでくると貴重な働き手として田畑で汗を流す。もちろんその傍らで家事全般をこなし、子育てもする。
ヨメたちは朝早くから働いて、夜は一番終わりに風呂に入るのが当たり前で、盆の里帰りには三つ指突いて挨拶した後に家を後にしたものだ。
嫁いできてそんな風に辛い毎日を送っているヨメたちは、当然、ヨメ同士が支え合って励まし合い、生きていく。ひとたび近所で葬式などの騒ぎがあれば、かっぽう着を片手に駆けつけて、おさんどんだ。
オレの母も、そうして支え合って一生を送り、そして支えてくれた人の一人が今朝息を引き取ったというわけだ。
昨日が母の命日で、今朝に分家のおばあさんの悲報。
そして、弟からその連絡をもらった、まさにその直後に届いたのが、近所のママ友の急死の報せだ。
ママ友と書いたけど、息子と幼稚園入園の時からずっと一緒に一家で、そのママはもちろんのこと、パパもよく知っている。
昨年暮れには、一家で食事しているところにたまたま我々も居合わせて、久しぶりですね〜などと挨拶したばかりだった。
亡くなったのは昨日だという。詳しいことはまったくわかっていない。
オレたち夫婦は、その報せにただ呆然とするばかり。何をどうしていいいかもわからず、いや、参ったな、やるせないなと繰り返すだけだ。
41歳という若さで中学生の息子と小学生の娘を遺すなんて、なんというか、言葉も出ない。
いや、参った。
2017.01.15
朝、弟からのLINEで、母の命日だったことを思い出す。罰当たりだな、母ちゃん、許せ。
家族で母の遺影に手を合わせる。息子はスマホで調べたお経を読み上げた。
昨年の春に父が逝って、今年の命日は2人でさぞ賑やかだろう。そんなことを想いながら空を見る。
母が亡くなった4年前も大雪だった。
前日、病室に見舞って母と最期の別れをしたオレは、夜の新幹線で帰ってきて、そして大宮駅から自宅までなんと2時間半もかけて雪道を走ったのだった。
走れただけマシ。途中、坂道を上れなくなって乗り捨てられた車が多数あって、母の病状から“この冬は新潟まで何度か行き来するかもしれない”と思ってスタッドレスに履き替えていたオレ、勝ち組だったっけ。
時の流れは早いもので、あの時、小学校6年生だった息子はこの春高校生だ。
2017.01.14
映画と言えば、あれだ、「この世界の片隅に」だ。
あれはとにかくすごい映画で、キネマ旬報でベストワンも取ったというのに、NHK以外の民放は全部スルーという状況になっている。
いや、テレビどころかスポーツ新聞なども同様で、まあ、一種異様と言ってもいい案配だ。
その理由は、ネットでは散々言われているとおり、主演の能年玲奈が独立騒動でバーニングともめているから。
大手芸能プロからの圧力で、民放各社ともこの映画の存在を抹殺しているというわけだ。
なんとも嘆かわしい。こんなことで、あの良質の映画が封じ込められるとは。
「100年の一度の映画」と言う評論家もいるほど(個人的には昨年2位。だはは〜)、素晴らしい映画なのは間違いない。
民放がまったく取り上げないにもかかわらず上映館は増える一方とのことで、その様はとても小気味いい。
このままずんずんと快進撃を続けてほしいものである。
2017.01.13
日本テレビの金曜ロードショーがまたジブリ特集だったので、ナウシカのことでも書こうかと思ったが、やめた。
それよりJリーグだ。各チームともそろそろ始動である。
レオ・シルバがアントラーズに移籍して、早くもハッピーターンネタで盛り上がっているが、まあ、勝手にやってくれ。
面白いのはジュビロだ。
中村俊介を獲得できて盛り上がっているが、その始動の記者会見を見たら、中村俊介とともに川又も映っている。そうだった、川又が名古屋からジュビロに移籍したんだった。
後ろ足で砂をかけて新潟から出て行ったから、新潟サポは川又に冷たい。レオ・シルバやラファエルには三顧の礼を尽くして見送ったが(こんな言い方あるのか?)、川又には、海外に行くと大見得切ったのにまだそんなところにいるのか、ひゃははは、と指さすのだった。
さて、川又と俊輔と言えば2013年である。俊輔属するマリノスがあと1勝で優勝という時の相手が新潟だった。
マリノスのホームで行われたこの大一番は、今も破られていないJリーグ最多観客動員記録。日産スタジアムに6間人以上の観客が詰めかけて、マリノスの優勝を待ち構えて声援を送った。
この完全アウエーで、しかし、勝ったのは新潟。先制点が川又でだめ押しが武蔵という、まったく空気の読めないツートップが日産スタジアムを沈黙に陥れたのである。いやあ、あれは痛快でしたな。
中村俊輔は、あまりのことに号泣だった。
この因縁の川又と俊輔が、何の因果か、同じチームで闘うことになってしまったわけだ。
あの鹿島の小笠原よりも根暗で陰険と言われる俊輔だから、あのし合いのことは絶対に忘れてなくて、川又のことは今でも恨んでいると思う。
だから今シーズンのジュビロの試合では、川又に俊輔がどんなパスを出すか、あるいはパスを出さないか、見ものだ。
絶対に俊輔は忘れてないと思う。そして、何も考えてない川又はすっかり忘れていると思う。
このぎくしゃくぶり、ぜひ見てみたい。
2017.01.12
知多半島に行く。久しぶりだ。
以前、常滑というところに数日滞在するという仕事があって、その穏やかで呑気な街がとても気に入った。街の中に普通に焼きものの窯があるというのもいい風情だった。
いつかまた行ってみたいなあ。
今日はその反対側の知多半田という街である。
もうちょっといったところには武豊という街があって、ここも水平線がとてもきれいな海辺の街だった。
そして、海を挟んだ反対側にあるのが碧南市というとてもきれいな名前の街で、ここも穏やかでとてもいい場所だ。印象に残っている。
そんなわけでこの一帯は大好きな場所だ。観光地でもなんでもないのでなかなか行く機会がないが、プライベートでじっくりと回ってみたいものだ。
2017.01.11
なんとこの3月から走ることになったと突然発表されたギャラクシーエクスプレスなんちゃらトレインネバーエンディングジャーニートゥザスターという西武線の電車がすごい。
小田急ならロマンスカー。西武ならレッドアロー。
その地下鉄バージョンなのだ。なんと無謀なのだろう。
全車指定席。トイレ付き。
これが素晴らしいことに石神井公園に停まるのよ。そして石神井公園の次は飯田橋、有楽町。なんということだ、池袋に停車しないという衝撃。
横浜方面にも走って、こちらは石神井公園の次は池袋、新宿三丁目、渋谷、自由が丘、横浜。
うーむ、素晴らしいではないか。
よくよく考えれば地下鉄の中は待避線がないから、各停の後をとろとろ走ることになるのだろうが、まあ細かいことはよろしい。よくぞこんな無駄な電車を走らせようと思ったものだと、胸が熱い。
早速これに乗って日産スタジアムまでいってアルビレックスを応援しよう。
それにしてもなぜ乗り換えもない石神井公園に停まるのだ、と他の住民からは嫉妬と怨嗟の視線。ふふふ、今や石神井公園は大都市だからしょうがなかろう。
2017.01.10
なんだか年明けからバタバタして、ひーひー言っている。
やだねー、心に余裕を持って仕事したいね。
「心を亡くすと書いて忙しいと読むのだよ。口が虚しいのは嘘」とは、母が教えてくれた言葉だ。
その言葉を胸に、今年も頑張って稼ぐのだ。
ところで昨日の夜はいつもの「YOUは何しに日本へ」に加え「はじめてのおつかい」「東京フレンドパーク」「声優人気投票」と、気になる番組がずらっとガチバトルで、いやあ、どれを見るか、大変だった。
YOUを見て、密着がつまらなそうだから、おつかいへ。げっ、おつかいに大久保のガキが出ている。東京フレンドパークだ。なんだ、この温さ加減は。昔はこんな温さでも面白かったんだなあ。どれ、声優は何位だ。なんだ、この偏り加減は。島本須美が24位って、なめてんのか、テレ朝。
という具合で忙しかったなあ。
ちなみに声優の一位は、テレ朝だから絶対に大山のぶ代が出てきて「こんにちは。ボクだれ〜」とやると思ったのだが、不謹慎だとヨメに殴られてしまった。
2017.01.09
今日は一年に一度、タンゴ家親族一同の新年会である。20数名の親戚が集まって、ホテルのランチバイキングで昼食会だ。
まあ、こういう付き合いをする親戚一同も珍しいわな。
それはそれで楽しく過ごしたんだが、どうもこのレストランの対応が毎年イマイチ。東京*ームホテルのレストランだ。
時間制限があるのはわかるが、こっちは今会費を集めて清算中なのに、出てくれ帰ってくれ時間だ次の客が来る、と追い立てるように席を立たせるのは感じが悪い。
コートや手荷物を一切預からず、ならばコート置き場にイスを2、3脚貸してくれといってもきっぱり拒否。
うーむ、もうちょっと気を利かせてくれよ。
今回は株主優待券を使って、10%引きだった。トクをした。
こういう類の株主優待券は、新橋あたりの金券ショップで激安で流通しているとのことで、なるほど、そういう手があったかと感心した。
ちょっと金券ショップをのぞいて、いつも行く回転寿司屋の株主優待券でもないか、見てみよう。
2017.01.08
実家から上京してきた弟と一緒に、池袋演芸場で寄席を見る。
寄席は面白いなあ。
こんなに近くに落語やコントを堪能できる場があるのだから、もっとこまめに見なければなあ。
そう思いつつ、去年も一度しか来なかった。いかんいかん。
トリは小遊三さん。
笑点で水色の着物を着ている人だ。
オレは落語はまったくの素人だが、そんな素人のオレでも、この人の話が他の落語家とは違ってずば抜けて上手だということがよくわかる。芸の力ってのはスゴいもんだなあ。
オレの好きな桃太郎という落語家が登場するはずだったのが、急に地方の仕事が入ったらしく欠席。残念だ。
近々、また寄って桃太郎の話を聞こう。
2017.01.07
今日は7日。
朝、ヨメが用意してくれた七草がゆを食べながら、一週間前はなんと大晦日だったのかと思い出して、愕然とする。
もうずいぶん昔のことだと思ったのに、たった一週間前のできごとだったのか、あの紅白は。
まったく時の流れってのは速いよな!
この調子では、来週の今ごろは、七草がゆはたった一週間前の、って目を回しているに違いない。
2017.01.06
今月はオレの誕生日である。59歳になる。
そして、鬱陶しいことに免許の書き換えがある。ゴールド免許だったのだが、いつだかのスピード違反のおかげで講習を受けなければならない。
ああ、めんどくせえ。一日仕事だ。
警察をリタイヤした天下りじじい連中がふんぞり返っているだけでも気分が悪いというのに、利権まみれの印刷物を山ほど押し付けられ、あげくに数千円をふんだくられる。
なんの因果でそんな目に遭わなければならないのかと、天を仰ぐ一日となるのだ。ああ、めんどくせえ。
なんで医者には免許の書き換えがなくて、クメマの運転にはあるんだよ、などと言いがかりもつけたくなるってもんだ。
「みかづき」森絵都。集英社。Kindle。
刊行されたときから読みたかったのだが、やっと電子化されたので早速ダウンロードして読む。なかなかの傑作だ。教育一家四代(!)の人間模様を縦軸に、学校教育と塾のバトルを横軸に、子どもを教えるとは何かを描いた長編小説だ。前半はテンポよく話が進み、テンポがよすぎて物足りないぐらいなのだが、後半になるとグッと物語の深みが増してくる。貧困世帯の教育をテーマにしたところなど、つい泣きそうになったくらいだ。森絵都の悪い点は人間の描き方が少々薄っぺらい点で、今回もそこはちょっと気になるが、まあ、そこは目をつぶって、物語としてはたいへんに面白い。教育に関係する仕事をしている人、教育に悩んでいる保護者は必読。伊達君、面白いよ。
2017.01.05
世間は年が明けてもSMAPロスで鬱陶しいことことの上ないが、オレもアルビ問題で鬱陶しいのである。
今日はセンターバックのマイケルジェームスの川崎移籍が発表された。
マイケルはニュージーランド出身で現在は日本に帰化している。
当初まったく期待されていなかったがJFLなどにレンタルされて新潟に戻ってきてからめきめきと頭角を現し、今では守備の要だ。
昨シーズンも移籍の噂があったが、周囲が思う以上に、自分を拾ってくれた新潟に恩義を感じているらしく、恩返しのために1年残ってくれた。
ニュージーランド生まれのマイケルに、新潟の冬はさぞ辛かったろう。これからは川崎で輝いてくれ。
こうして今日もまた一人、アルビから選手が去って行った。
驚くぞ。なんとこれでレギュラー7人がチームから抜けたことになる。
レオ、ラファ、コルテース、小林、松原、野津田、マイケル。
これで噂されるように守田まで移籍したら8人抜けるわけだ。
こうなると極めて本質的な疑問がわいてくる。
果たして11人でやる競技からレギュラー7人が抜けたら、それはもはやまったく違うチームではないのか。そんなまったく違うチームを、サポーターは愛せるのだろうか。
至極まっとうな疑問だ。
答えはもちろんどちらもイエスである。
アルビレックス新潟はまったく違うチームになった。チームトップの点取り屋、チームの心臓、チームの守備の要が抜けた時点で、もはや同じチームではありえない。
そして、そんなまったく違うチームであっても愛するしかないのだ、サポーターは。
レオ・シルバには鹿島で世間を驚かせ、CWCに出て世界を驚かせて欲しい。レオ本人はすごく応援しているが、しかし、鹿島というチームを愛するわけにはいかない。
ラファに対しても同様だ。レッズは依然として大嫌いだが、柏木からのパスによってラファは得点王を狙い、ヨーロッパ移籍も果たすだろう。
だが、選手はチームを選べても、我々はアルビレックスを愛するしかないのである。
貧乏暮らしで苦労ばかりかけた女房がとうとう家を出て、同じ町内の金持ちと再婚し、今は幸せにやっているのを、道すがら眺めるしかないのだ。ああ、お前は幸せになってよかったなあ。苦労かけて悪かったなあ。
だが、そんなチームにもあえて残ってくれた選手がいる。センターバックの大野だ。
カズと言えば三浦だが、アルビサポにとってカズと言えば大野なのである。
(エリーゼのためにのメロディーで)上越の星〜と歌われることからもわかるように、新潟出身の選手だ。
この大野は昨年も移籍を誘われ、今回もまた他のチームから声がかかった。年俸も、アルビよりはるかによかった。
サッカー選手として一段上にのぼるために、絶好の環境だった。
だが、大野はあえて新潟に残ることを選んだのだ。理由は、アルビレックスのため。
これだけ選手が抜けていく中、誰かが新潟のために頑張ろうと声を上げないと、チームは崩壊してしまう。そう考えて、あえて好条件のオファーを蹴って新潟に残る選択をしたのだ。
おお、これぞ男気。
そんなインタビューを読んで、アルビサポは涙する。
わかった、その男気にオレたちも応えよう。そして、来年こそは自分のための選択をしてくれ、カズ。
貧乏長屋に残ってくれた恋女房に、よよよと涙する甲斐性無しのオレたちなのだった。
2017.01.04
結局、一日3回も「お猿さん証券ですか?」という電話がかかってきた。新年早々、ご苦労なことである。
さて、昨年は映画が豊作だったわけだが、改めてよく考えてみると、オレにとってのベストワンは「ミュータントタートルス」ではなくて「この世界の片隅に」か「湯を沸かすほどの熱い愛」のどちらかと迷って、ここ数日、やっぱり「湯を沸かすほどの熱い愛」に決定だな、という気分である。
「湯を沸かす〜」は、やっぱり衝撃だった。伏線が張られまくったストーリー展開に、俳優の見事な演技。
余命ものね〜とわかって見ても驚かされた、宮沢りえの見事な死にっぷり。いや、名優だよ。
そしてなんといってもラストの衝撃。銭湯のシーンでテーマ音楽とともにタイルが、それこそバーンと貼られたときのやられた感はハンパなかった。
これがやっぱり昨年の1位だなあ。
従って2位は「この世界の片隅に」で決まり。
3位が「ミュータントタートルズ」だ。
「君の名は」は、オレとしてはあまり響かなかったな。6位。
4位は「シン・ゴジラ」で5位が「オデッセイ」。
6位が「ズートピア」(あの伏線は見事!)で「グッドモーニングショー」(名演)が7位だ。
一番ずっこけたのが「インディペンデンスデイ」で、いまだに何だったんだありゃ、という気分である。
映画は楽しいなあ。今のところ、楽しみにしているのが今月下旬から公開のマーベルの映画である。タイトル忘れた。
でも、例によってマーベルのヒーローたちが出てくる、札束で頬をひっぱたかれるようなバカ映画だ。問答無用のお楽しみなのである。
ただ、どうも今年は日本映画がダメらしい。うーむ。そんなことはないと思うので、こまめに小さな良作を拾わなくては。
「ヒットの崩壊」柴那典・講談社新書・Kindle。
10年代の日本のポップス市場は非常に面白いという切り口から書かれた本。なかなかに鋭い考察で、ふむふむなるほどとうなってしまった。10年代のアーティストは、洋楽の影響を受けていないという指摘など、大変に刺激的だ。それにしてもこれはピコ太朗が出てくる前に書かれたものであるが、ブロックバスターやモンスターヘッドという言葉で示される姿が、実によくピコ太朗には嵌まっている。
2017.01.03
早くも仕事の電話が鳴った。
だが、固定電話である。今やほとんど固定電話で仕事の用件はない。
一抹の不安を隠しながら電話を取る。「はい、早い安い断らない。直しも喜んで、のタンゴちゃんです」
すると、受話器からは「もしもし、お猿さん証券ですか?」の声。
だーっ、またかよ〜。またお猿さん証券かよ〜。
そうなのである。年に何回か、このお猿さん証券への間違い電話がオレのところにかかってくるのである。
今や仕事の連絡はメール6割、携帯4割。固定電話にはほとんどかかってこない。
つまり固定電話にかかってくる電話のうち、相当の割合がお猿さん証券なのである。
そこそこ有名なお猿さん証券。
巻き込まれついでに、そんなに似ている番号なのかとホームページで調べてみたが、それらしい番号は載っていない。
ということは口座開設申込みとかではなくて、会員専用の問い合わせ電話とかだろう。
お猿さん証券、困ったものである。
などということはさておき、箱根駅伝は青学がぶっちぎりで何の面白みもなかったが、ランナーたちの姿を見ていたら陸上本を読みたくなって、佐藤多佳子の「夏から夏へ」を再読しようと思った。
これは、男子400メートルリレーについて1年間追っかけた記録で、抜群に面白い。大阪の世界陸上で銅メダルを獲得するその寸前で終わっているから、ぜひ著者にはリオオリンピックの銀メダルまでを、続編として書いてもらいたいものだ。
「一瞬の風になれ」という高校陸上部の物語もあって、この著者の陸上作品はとっても面白い。
ところが本棚をひっくり返しても「夏から夏へ」が見つからない。あれえ、隣のオガワさんにあげちゃったかな。
仕方ない、Kindleをダウンロードだ。電子書籍とはこういう時、たいへんに便利である。
ところが「夏から夏へ」は、電子化されていなかった。Kindleでは読めない。
同じ著者の他の作品は電子化されているから、きっとあまり部数が稼げないと判断されて、見送られたのだろう。残念なことである。
こんな具合に、以前読んだ本の一部を再読したいと思い立ったとき、それが電車の中でもスタバでも出張先のホテルの枕元でも簡単にできるのが、電子書籍のいいところである。蔵書を何千冊も持ち歩いているわけだからな。
もちろんオレは紙の本を否定するものではなく、むしろ紙には紙のいいところがあって、分厚いハードカバーなどを手にすると、それだけで嬉しくなってしまう。書店も大好きだし、電子化されていない本が必要な時は、極力地元の書店で買うようにしている。
作家の側にもこうした電子化に積極的に応じている人もいれば、反対の人もいる。
後者の代表が宮部みゆきに東野圭吾だ。
東野圭吾は興味がないからいいが、宮部みゆきが電子化に応じてくれないのには困っている。なにしろ宮部みゆきの時代物の短編はどれもが極上で、何度も何度も読み返したくなる。
ぜひKindleで持ち歩きたいのだ。
だが、宮部みゆきは自著について認めていない。
その理由については本人が公言していて「街の書店の文化を守りたいから」と説明している。
なるほど、見識だ。
確かに街に書店があるだけで空気は少し文化的に感じられ、心地よい街のように思えてくる。ライターの間では、書店のない街に住むなんて考えられない、と話されていたものだ。
オレ自身も必ず書店のある街に住んできたし、都内ならだいたいどこにいっても、どこに書店があるか、記憶している。
そうした街の書店を守りたいという宮部みゆきの気持ちはたいへんに共感できるものだ。少しも間違っていない。
だが、だから電子化に反対するというのは、決して納得できることではない。というのは、出版された作品をどのようなフォーマットで読むかは、読者の勝手だからだ。
宮部みゆき本人は、パソコンのディスプレイで文字を読むのは400字が限度と言っているが、反対に紙の本は4ページが限度という人だっているだろうし、オレのようにどちらも好き、という人だって多いはずだ。オレは新聞だって紙と電子の両方だし。
それに、少し地方に足を伸ばせば書店どころかコンビニのない街も少なくないし、一番近い書店が車で1時間のイオンの中という街などごく普通だ。
そうした地域の人が新刊を早く読みたいと思ったとき、Amazonは福音だし、街の書店の文化なんてものはまったく関係ない。
宮部みゆきの考え方には、いわば活字デバイドに直面している人々を切り捨ててしまう危険性が含まれている。
オレはその考え方にははっきり反対だし、宮部みゆきはとっとと自著の電子化を認めるべきである。著者の許したフォーマットでしか読むことができないというのは、あまりに傲慢ではないだろうか。
そんなわけで、宮部みゆきの三島屋シリーズの新刊が出たのに、読みたくても読めないでオレは悶々中。いや、買ってもいいのだが、読後は邪魔になるだけだし。
頼むから、早く電子化してくれ。
2017.01.02
元日にはヨメの実家へ年始に行き、昼酒をくらってそのまま泊まって、2日に箱根駅伝の2区が終わった頃に辞して帰る、というのが我が家のいつものパターンだ。
今年も戦前の予想通り、青学が勝ちそうだな。
見ていたら、選手にくっついて走る車からどこかの大学の監督の「1年生だからって甘えるな」という叫び声が聞こえて、茶を噴く。それは今言うことなのかよ。
「死ぬ気で走れ」だの「男を見せろ」だの、その類の大声は聞いててあまり気持ちのいいものではないな。そうした練習スタイルに反旗を翻して、かつ結果を出しているから、青学の原監督は嫌われるのだろう。
陸上の古い体質の連中には、困ったものである。
もっとも原監督に加え、オリンピックの4継チームなど、確実に新しい陸上の風が吹いているのは嬉しいことだ。
箱根駅伝だって、たとえ負けているチームでも、タスキを受ける側がニコニコと満面の笑顔で仲間を迎え入れている。あのシーンはいいなあ。大好きだ。
正月2日の道路は激混み。初詣に初売りにUターンが重ねってあちらこちらで大渋滞だ。
正月に里帰りしなくなってもう15年。
東京はきれいに晴れ上がっているが、新潟の正月は曇天か雪がお約束で、時々、あの凍えるような湿った空気の中を初詣したことが、たまらなく懐かしくなる。
そういや中学時代、暖冬で雪のない正月に、自転車に乗ってヒロシの家に遊びに行ったっけなあ。そのヒロシも昨年亡くなってしまった。
共通の友人だったアクツから暮れに連絡があって、ヒロシの家へ行って線香を上げてきたとのこと。昔の友だちはみんなどうしているのだろう。
そんなことをしみじみ思うのも、年のせいだろうな。
「バブル」永野健二・新潮社。Kindle。
バブル時代を、人を切り口にして振り返っている話題の本。前半はちょっと退屈だった。それにしてもあの希有な時代をオレは生きたのかと思うと、なんだか感慨深い。タクシーを停めるのに、深夜の六本木通りでセンターラインまで飛び出していたのは、ほんとの話。
「天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両」浅田次郎・集英社。Kindle。
安定のシリーズ連作。もっともさすがにマンネリ感が強く、続けて読むと飽きてくるので、時々手に取るぐらいで読み進める。
「勝負哲学」岡田武史・羽生善治・サンマーク出版。Kindle。
狂気に近いほどの集中力の果てに見えてくるのが「玲瓏(れいろう)」と呼ばれる世界で、それがいわゆるゾーンであるという話は実に興味深い。勝負師2人によるトーク集だ。
2017.01.01
喪中につきましてご挨拶なしですが、まずは本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、何かと騒がしかったですねえ。去年の紅白。去年たって、夕べのことですが。
まずは、何をさておいてもあれですよ、あれ。タモリとマツコ。
初っぱなから延々とヤマなし・オチなし・イミなしのヤオイな小芝居を延々と続けて、ネットや茶の間で「いい加減やめーや」と鬱陶しがられたわけですが、あれは明らかにSMAP欠席で空いた時間の穴埋めでしょう。
ただし、紅白は毎年時間が押す。押しまくる。
そこで、SMAPで空いた時間を埋めると同時に、押したときの調整弁という役目だったのでしょう。
そんな汚れ役を黙々とこなせるのはプロのこの二人しかなく、あげくにマツコは「BSの邪魔な画面が消えない」という禁断の受信料ネタまでぶち込んできました。その姿に、ギャラ分の仕事はきっちりやるという根性を見ました。
さすがです。日本中から「やめろ」「まだやるのか」と鬱陶しがられるほどに嬉々として居座ることのできる神経を持っているのは、この二人ぐらいでしょう。天晴れです。
同じようなネタだったのが、シン・ゴジラですね。こちらは本物の映像に新しい映像を撮り足したというNHKの本気具合には驚きましたが、そのボケを受ける突っ込みが役不足すぎた。
番組の途中でメモを手渡されて臨時ニュースを読み上げる司会が余りに乗り切れず、残念でした。
もっとも、あれ以上作り込むと年寄りが本気にする、という指摘もあながち的外れとは言い切れず、あれぐらいでよかったのかもしれません。
解せないのはXなんちゃらです。ゴジラを倒す役が、どうしてあんなバンドなのでしょうか。
80年代〜90年代にカリスマだったバンドらしいですが、当時、音楽なんてまったく聴いてなかった私は全然知りません。単にうるさくて目障りだけなバンド。もはや、痛い。
私、実はこのバンドのボーカルが洗脳騒動を起こしたときのインチキ宗教家の、その本人にインタビューしたことがあるのです。洗脳騒動前でしたが、この宗教家は明らかに商売で自己啓発セミナーをやっていました。
私は、その商売の仕組みについてインタビューしたのですが、あんなのにころっと引っ掛かる男がボーカルのバンドかよ〜、という認識しかありません。
ゴジラは、このバンドではなく、ピコ太朗に倒されるべきでした。
Xなんちゃらのファンの皆さん、ごめんなさい。
ごめんなさいついでに言うのですが、イエロー・モンキーとかいうバンドも痛かったです。
ネットでは「感動した」という声が上がっていて、ちょっと驚いた。でも、あれ、痛いです。
歌は初めて聴きましたが、井上陽水のパクリではないですか。あと、昔、NHKのアナウンサーが海外での飛行機事故で「日本人が乗っていなかったのは不幸中の幸いでした」と口を滑らせたという事件があって、別に何も目新しい切り口ではない。
中2病をこじらせたまま大きくなった、痛い大人です。音程、明らかにフラットしていたし。
伊右衞門ファンの皆さん、ごめんなさい。あ、お茶か。
痛いのはパフィも同じで、これは本人というより、今さら出演させたNHKの読み違い。セカイノオワリは、音だけ聴けばいいバンドなのだから、余計なギミックはやめればいいのに。
せっかく競合のゲスが自滅して場所を空けてくれたのだから、実力派バンドとして復活すべきです。
実力派と言えば、仰天しましたなあ、椎名林檎。
都庁を使ったプロジェクションマッピングにも腰を抜かしましたが、このバンド、東京事変じゃないですか? ものすげえ演奏力にたまげました。今夜一番の音楽だったかも。
いやいや、それでいけば「君の名は」の「全然前夜」(←オレのカーナビだとこう表示される)のバンドも、なかなか上手かったです。フルコーラス歌わせてもらえたのかしら。
さらに言えば、TOKIOをみると、バンドというのはリズム隊が達者なら8割は成功するのだということがよくわかります。TOKIOさん、ドラムが抜群に上手いですよね。ドラムがこれだけたたければ、あとはコードを弾いてりゃなんとでもなります。
さて、音楽についてだけ言うならば、実は私がもっとも感動したのが、島津亜矢でした。演歌の。
ひゃー、こんな上手い人がいたんだと、思わず年越しソバのお箸を取り落としそうになりましたよ。
ちなみに皆さんのお宅では大晦日の晩ご飯はなんでしたか。我が家はすき焼きでした。
ほかには寿司、オードブルというご家庭が多いようです。
すき焼きは美味しかったですが、つい食べ過ぎてしまうのが難点で、そこにさらに年越しソバを詰め込んだものですから、吐きそうになりました。
そんな苦しい思いをしながら聴いた島津亜矢はよかったです。すぐにアマゾンで調べたらカバーアルバムを出しているのがわかり、中に「喝采」がありました。こ、これは聴きたい。
もう一つよかったのが、AIです。コマーシャルの。オクラホマミキサーの替え歌の。
「たまに晴れたら丸儲け」という歌詞は出色。聴きながら感動しまして、これも早速アマゾンで調べたらPrimeに入っていました。やった、タダで聴ける。
ちなみに最近はキーボードの入力ミスが多くて、今も「股に貼れたら丸儲け」と入力してしまい、いったい何のことだろうとしばし考えこんでしまいました。
ただ、今回の紅白の白眉は、あれでしょう、ピコ太朗でしょう。素晴らしかったです。
特に二度目に「歓喜の歌」にミックスして歌ったやつは、ダンスがキレキレで感動しました。私と息子は、神だ、神が降臨したと大興奮でした。
その流れで曲をぶった切ってニュースに飛んだら、アナウンサーが笑いをこらえていたというのがネットで話題です。こういう小ネタは好きです。
もっとも、白眉はピコ太朗と言いましたが、実は心の中では迷っています。というのも、神・有村架純ちゃんが「恋ダンス」をちょっと踊ったシーンこそ本当の白眉ではないかという思いがあるからです。
かわええです、佳純ちゃん。あ、これは石川だ。こっちの架純ちゃんだ。
あの適度な肥え方や腕のプルプル感がたまりません。やはり架純ちゃんは神です。
かわええ系で言えば、乃木坂48の西野七瀬がバツグンにかわええのですが、副音声ではバナナマンが乃木坂に対して「ブスがいねえ」と評したそうで、これは考えてみればとんでもない問題発言。困ったもんです。
まあ、私も人のことは言えませんが。
そんなわけで今回も十分に楽しませてくれました。紅白歌合戦。
途中まで圧倒的に白組が勝っていたのに審査員票であっさり赤組が逆転し、ネットでは「視聴者票と、どんだけ格差があるんだよっ」と炎上していました。1票の格差問題ですね。
まあまあ、架純ちゃんが優勝したんだからいいじゃないですか。嵐の人の司会は酷かったし。
なんだかんだいいながら、結局、紅白は全部見てしまいました、私。こんなことは記憶にないなあ。
自分でそれに気づいてちょっとびっくりした頃にゴーンと除夜の鐘が鳴って、そしてテレビでは突然ロス・プリモスの「さらば八戸」が流れて、我が家は全員、食ったばかりの年越しソバを噴きました。神! 神すぎる! 本当の神はここにいた!
というわけで、今年もどうぞよろしくお願いします。あ、年末ジャンボはあっさりハズレました。