ネリマの畑の真ん中で 2013
2012.12.31
皆さん、今年もお世話になりました。今年はろくな年じゃなかったですね〜。
なんて書こうと思いながら、昼飯に回転寿司で順番待ちをしていたとき、ネットニュースで飛び込んできたのが大瀧詠一の悲報。
げえっ、ウソだろ、というのが最初の言葉。まさに衝撃。
高校時代、岡林信康のコピーをやっていた時、バックのはっぴいえんどはよく聴いた。
その後、解散して細野晴臣などがまっしぐらに進んでいて、大瀧詠一は表舞台には登場せず、だからオレの学生時代の間は、「もう終わった人」的な見方をされていた。
ところが実際は水面下でとんでもない仕事をしていて、81年、ロンバケをぶっ放すわけだ。
当時オレは社会人2年目。
ぐたぐだのプロダクションで、薄給・義務の日々。泥水を飲むような生活を送っていた。
だから、大瀧詠一がすごいLPを出したとは小耳に挟んでも、とても買って聴く余裕などなかった。
なにしろこの時期、オレはポール・サイモンすらまともに聴いてなかったからなあ。音楽的には完全な白紙の時期。
数年後、EACH TIMEを新盤で買って聴いてぶっ飛んでしまい、あわててロンバケも買って、リアルタイムで聴かなかったことをずいぶん後悔したっけ。
このあたりのズレ具合が、オレの間抜けぶりをよく示しているのだが。
ミュージックマガジンだったかのアンケートでもオールタイムの堂々の1位だったように、この半世紀の日本のポップスで最もアルバムがロンバケだろう。
極めて革新的でありながら、同時に永遠の普遍性をも獲得したという、まさに奇跡の一枚。
冒頭の「君は天然色」のイントロには、誰もがのけぞった。
ちょっと前の「サウンド&レコーディング」で大瀧詠一がその録音を振り返っていて、これが異常に面白い。
なんと、一発録りのテイクを重ねてつくられているそうで、あの有名なキメのフレーズ「ダッダッ・ン・ダダッ・ダン」のところは、20人のプレーヤー×30回のダビングだそうだ。
すげえ〜。
アコギだけでも何台もいたらしい。
しかも、譜面なしのヘッドアレンジでやったというから、たまげたよ。
そんな具合でつくられた奇跡のサウンドは、まさにここ半世紀で最も重要なアルバム。今も当然、繰り返して聴いている。
それにしても年末にこんなニュースが飛び込んでくるなんて。
ドバシ君は「今日は何も手に着かない」とFacebookで嘆いていたが、心中、察するに余る。
こういうニュースは、もうイヤだな。
*
というわけで、改めまして本年もお世話になりました。
妄言多謝。お許しください。
来年の日記はこちらです。
では、来年もよろしくお願いします。
このたびは、年賀状、失礼させていただきました。皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。
家族が平和でありますように。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.30
野口健が「霞ヶ関のデモがひどい」と怒っている。
オレも、あの近辺で働く人から何度も「うるさくて仕事にならない」と聞いた。
石破さんが「テロ」と言っちゃって怒られたけど、あんなもん、テロ以下だろうな。
建設的なことを何も発信せず、ただ、やろめやろめと言うだけ。原発しかり、ヒミツなんちゃらしかり。
例えば携帯電話を1ミリ薄くするために電子部品会社の生産ラインがどれだけ努力をしているか、新幹線が当たり前のように走るために深夜に何が行われているか、そういうことに思いを巡らせたことのない人のメンタリティーは、「1番でなきゃだめなんですか」と発したバカのメンタリティーによく似ている。
デモも、そういうこっちゃ。
そんなにイヤならニッポン出て行けや。
というわけで、このあたりが今年最も腹立たしい出来事だったかなあ。
恒例の今年の重大ニュースは、悲しいことばかりが上位に来るので発表中止。
年が変わって気持ちを新たにしても、でも、決して忘れることはしないのだ。
しかし、世間はすっかり正月モードに入っておりますが、たんさいぼうは休むことなく働いております。
初夏には、たんさいぼうの手による本が書店に並ぶと思います。その原稿に追われているのです。
追われるばかりで、走って走って終わらない〜。
オレのパートは年内に片付けようと思ったけど、どうやら絶望的。来年へ持ち越しで、三が日が終わったら即また仕事だ。
銀行みたいなものですな。いや、コンビニはもっと働いているか。
そういう人たちによって社会は支えられているということを、デモのやつらは、というところに話が戻ってしまった。だはは。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.29
そしていよいよ迎えた今年最後の忘年会。
地元のパパ飲みだ。
今年は、地元パパにとって辛いことがあって、思い出すだけで切ないのだけれど、それもこれも全部飲み込んで、お疲れさまなのだ。
和民で乾杯して、大泉まで歩いて、お好み焼き屋。二軒目にがっつり食うのがパパ流だなあと笑って、最後は恒例、コンビニでアイス。
幼稚園前からつきあっているこのパパ仲間。早いもので来年には中学生のパパになる。
みんなそれぞれ行き先はバラバラだ。
そこで新しい人間関係がまたできるわけだが、それを大切にしつつ、このつながりもずっと続けていきたいものだねえ。
ふう、飲み疲れた〜。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.28
本日は忘年会である。
今シーズン5つめぐらいの忘年会である。
忘年会といっても毎年やっている学生時代の仲間との飲み会で、要するにどうでもいいのである。
その仲間もこの日記を見ているから本当のことを書くのはいかがかと思うのだが、でも、どうでもいいのである。
どうでもいいから、息子を連れて行った。
場所は有楽町、ガード下。
千と千尋の神隠しのような店に連れて行ってやる、と言ったら大喜びで、有楽町のガード下の路地を歩くときは「おおーっ」と大興奮なのだった。
店では、大好物の超特大ホタテを食い(放射能で巨大化した可能性あり)、山ほどの牡蠣を食い(放射能で繁殖した可能性あり)、満足なのであった。
オレはホッピーを飲んでいたのだが、息子はそのホッピーのアルコール抜きを飲んでは「うめえうめえ」と喜んでいた。ろくでなしの小学生である。
そんなろくでなしの息子の手を引いて、いい加減面倒になったので、途中で抜けて帰る。
漂流は遠くになりにけり。
さっさと有楽町を後にして地元に帰り、そこで息子と向かったのが本日最終営業日の魚せい。
息子はここで中おちを「うめーうめー」と食い、大満足なのだった。
こうして有楽町→石神井公園という時空を越えたはしご酒をして家に帰ったらば。
なんと、息子の担任からメールが来て「飲みましょうよー、待ってますよー」だと。
げげっ。
入れ違いに魚せいに行ったらしく、担任の呼び出しならば仕方ない、とオレは魚せいに再訪なのだった。
まったくバカみたいな話で、こうしてバカみたいに年の瀬は暮れていくのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.27
もういい加減年の瀬なんだから仕事は終わりにしようと言ってるのに、なかなか終わらない。
そんな中、出かけたのが六本木の某パーティー。音楽関係の、と言えばかっちょえーが、保育関係の、と言い換えるとばぶばぶでちゅねーとなり、出版関係のと言い換えると不景気泥沼溜息の会となる。
要するにオレが時々楽曲を発表したりアレンジしたりしている保育雑誌の忘年会なのだった。
ヒマだから大阪からわざわざやってきた小倉げんきとか、ヒマだから三重からわざわざやってきた浦中こういちとか、ヒマだから宮城からわざわざやってきたじゃいパパリーダーとか、そのほかにも暇な人がたくさんいて盛況だった。
浦中こういちが「三重は関西じゃなくて東海ですっっ」とどうでもいい主張を繰り返すのを聞き流し、最近オレへの発注が少ないのではないかと関係者にあたりちらすオレ。
どうも最近オレは「タンゴさんって怒るんです」「タンゴさんって怖いんです」と言われているようで、さらに「タンゴさんて文句が多いんです」「タンゴさんてうるさいんです」と後ろ指も刺されていて、こんなに腰が低くて穏和なオレがどうしてこういうことを言われなければならないのだと愕然とする。
まあ、いいか。
そんなわけで、たんさいぼうが腰掛けるテーブルはまるで絶海の孤島。誰も近寄らない。
その腹いせに、ビンゴ大会でダテ君が2等賞を当ててやったわい。かっかっかっ。どーだ、たんさいぼうをのけ者にすると怖いんだぞ。
ダテ君の商品は加湿器で、この箱が薄い布でくるまれているものだから、ほとんど骨壺。
その骨壺を首からさげて、ダテ君は夜の乃木坂に消えていったのだった。青山墓地にでも行くつもりだったのだろう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.26
読売新聞がなぜか今になって突然「中国のソフトがすべての入力情報を収集」みたいな記事を一面トップにどかーんと載せていた。
なんのこっちゃと見れば、バイドゥのIMがユーザーの入力データをすべて収集している、ということらしい。
ユーザーがネットで買い物する際に入力したカードの情報も、自分の住所も、彼女の名前も、飲みに行く相談も、とにかく全部の情報を収集しているという。
まあ、確かにインストールの際にそんな同意画面が出てきたな。かっかっかっ。迷惑なこっちゃ。
今ごろユーザーは「げげっ」とか叫んでいるのだろう。
そう思って、ふと立ち止まったオレ。
あれ? バイドゥって、シメジを買ったんじゃなかったっけ?
確かそうだ、シメジは今や中国企業だ。げっ。
げげっと叫ぶのはオレだった。
シメジは、昔から好きでずっと使っている。変換効率もいいしねえ。
入れた時は確かに日本企業だったのよ。それが、そういやバイドゥに買収されたというのは聞いていたな。
ということは、つまり、ああ、ビンゴ。オレのスマホのシメジも、オレの入力情報をせっせと真面目に送っていたのだった。
ありゃまあ。あわててシメジを外すオレ。
ああ、情けない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.25
今日は、あそびうたバンド・たんさいぼうの、年内最終ライブである。
例によって朝早くからえっちらおっちら、車を運転して向かった先は府中市の保育所。入園前の乳児さんたちが今日の客だ。
もちろん時節柄、クリスマスコンサートである。
共演は例によって西村直人さんと小沢かずとさん。二人とも安定のパフォーマンスだ。
特にかづとは、トークでもお母さんたちのハートをわしづかみで、ここは見習わなくては。
たんさいぼうも今日はよくうけました。ぱちぱちぱち。
終演後「最高に面白かったです。CDちょうだい」と言ってくれたお母さんもいて、CD1枚、売れました。
やれ、ありがたや。
これで今年のたんさいぼうは終了。来年はいきなり暇になって、次のライブは3月までありません。
その代わりに忙しくなるのが本作り。そうです、来年、たんさいぼうは本を出すのです。
発行予定は初夏の頃。
だが、しかーし、オレの作業が遅れて全体の足を引っ張っているのだ。
リーダーが足を引っ張ってどうするのだ。おい。
すす、すんません。反省しつつ、今日も魚せい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.24
クリスマスイブである。
年末の三連休が明けたら、もう世の中は正月モードだから、仕事なんてね〜よ。
とヨメに言ったそばから仕事が入って、なんだか引き続きどたばたしている。
夜は、コージーコーナーのケーキでクリスマス。
来年は息子が中学生だから、いつまでクリスマスができるんだろう。
娘はどうやらまだサンタクロースを信じているようで、ちゃんと手紙を書いてテーブルに置いて寝た。
ヨメは、寝静まってからプレゼントを枕元に置くために、準備している。
オレは、魚せい。例によって息子の担任が飲んだくれていたので、まままままと焼酎を注いで、これはワイロですから、えこひいきしてくださいね、と強要しておいた。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.23
コマちゃんから「池袋が大変なことになっています!」というLINEがくる。
そうである。本日は西武ドームでももクロのライブである。
12月の後半に武蔵野郊外の半屋外の会場で夜にライブをやるなんて!
客にどんだけ無茶を強いるのだ。そもそもそんな状況では楽器はまともな演奏ができないし、PAだってやばいし、最高のパフォーマンスが約束できないだろうに。
でも、そこに何か無理に物語をつくるんだろうなあ。
そんな物語をありがたがるほどオレは素直じゃないし、むしろひねくれてるから、最初から今日のライブは行くつもりなかった。
娘も「DVDのほうが大きく見えるからいい」と言ってたし。うひゃひゃ。
風邪でも引いたらたまらんしね。
なーんて書くと、オザキにまた怒られちゃうのだが、ももクロライブより今日は大変だ、皇后杯の決勝戦だ。
何かというとなでしこである。女子サッカーである。
女子サッカー日本一を決める大会で、今年は我がアルビレックス新潟レディースが2年ぶりに決勝進出なのだ。
しかも相手は2年前と同様、INAC神戸。澤、川澄、チ・ソヨン、海堀らを擁し、大好きな田中陽子ちゃんを絶賛飼い殺し中のINACである。
残念ながら2年前の決勝では、0-3とこてんぱんにやられてしまった。
その雪辱を期しての本日の決勝である。
しかもINACは全員がプロ契約であるのに対し、アルビレックスは全員が他に仕事を持って働きながらサッカーを続けている。これが燃えないでどうするというのだ。
試合会場はナック5スタジアム。大宮だ。
新潟からは例によって日帰りで大勢のサポーターが駆けつけている。
ならばオレも行くべきだろう。息子と共に。
だが、しっかり忘れていたのだった。だはははは〜。
そんなわけで3時からBSでテレビ観戦。テレビの前で燃えるのだ。
そしてこれが、掛け値なしにいいし合いだったのだ。
田中陽子ちゃんを飼い殺しにするくらい代表レベルがごろごろそろっているINACに対し、「あたいら全員有給もらって試合に出てるんだよっ」というアルビレックスは、当然のことながら守備を固めてのカウンター狙い。
この守備の様が実に美しく、献身とか忍耐とか、要するに美しき日本人の姿があったわけよ。
「しかも、あたいら雪国からトンネルを抜けてやってきたわけさ」と、アルビレックスの娘たちは風雪に耐え忍ぶ姿そのもので、攻撃に耐える。
まあ、澤とか川澄とかがいじわるな小姑で、アルビレックスの選手は唇かみしめてぐっと涙をこらえるお嫁さんだ。
そんなふうに雪国で耐え続けていた試合が動いたのが前半の終わり。
FWの黒人選手が一発どすーんと決めたのだった。
おお、誰だ、この黒人。こんな選手いたっけ? どこから来たか知らないが、雪の新潟は寒かろう、辛かろう。まあまあ、よく来なさった。お茶でも飲んでけ。
あとで調べたら3ヵ月だけのレンタル移籍らしい。代打あぶさんみたいなものだな。
あぶさんと言えば、ようやく終わるらしいけど、よくぞ今まで引っ張ったものだ。いつの頃からかギャグマンガになっちゃったものなあ。存在自体が。
権力は腐敗する。マンガはギャグになる。猪瀬は尊大になって、最後は自爆でギャグになる。
実際、自分で持ち込んだカバンを相手に「あれ?あれ?」と札束を入れようと悪戦苦闘する姿は、近年まれにみる自爆ネタだったよな。
おっと、いけない。アルビレックスだ。
こうして前半を1-0で折り返すという望外の展開。オレと息子は絶叫、娘は知らんぷりの我が家であった。
残念なことに、実に残念なことに、この時点でオレは時間切れ。別の約束の時間だ。
このまま見続けたいからあとのアポをキャンセルしようかとヨメに言ったら「いけません」と怒られてしまった。
仕方ない。行くか。
息子に、試合経過をLINEで送るように頼み、後ろ髪を引かれるように家を後にする。
その後、息子から試合経過と共にラインが届く。
後半になって、小姑軍団のにっくきINACが1-1と追いついた。
うーむ。こうなっても田中陽子ちゃんは飼い殺しか。だったら新潟にくれ。
1-1のまま、延長突入。と、延長前半にINACが1点入れる。
顔はニコニコしながら話しているふうでも、実は手元のスマホ見て、オレは、あうっ、うぎゃっと小さく叫ぶ。
もはやこれまで、と思ったらなんと後半、またもや南国から雪国に島送りにされた黒人が1点入れた。
おお、神だ。神の降臨だ。
このまま帰らないで新潟で働いてくれないか。雪の中で黒い肌は実によく映えるし。
結局延長終わって2-2の同点。決勝戦なのにPK戦となったのだ。
いつも思うけど、男子のワールドカップも含めて、決勝戦のPKだけはやめてほしいなあ。サドンデスの無制限延長でいいと思うのだが。
PKで雌雄は決することができないだろうに。
12月の大宮の青い空に響くアルビレックスサポーターの声援は感動的だ。
その声援も空しく、PK戦でアルビレックスは力尽きる。
残念。勝たせてやりたかったなあ。
でも、負けたわけじゃないし、今日は胸張って帰っていいぞ、アルビレックス。今日の試合は、誇らしい。
夜帰ってきたら、家ではフィギュアスケートを見ていた。真央ちゃん、こける。
こけても3位だからたいしたものだ。
優勝はペコちゃん。よく頑張ったなあ。
わからんのは男子のオリンピックで、どうして5位の選手が3位の選手を抑えてオリンピックに出られるんだ?
これは代表を決める試合だったのでは?
やっぱり採点競技というのは、こういう不透明さがつきまとう。どうしてもビッグネームの有利は否めないし、それが新人の登場を阻む一因になっているのかもしれんなあ。
一方、西武ドームでのライブを終えたももクロはというと、なんと3月に国立競技場で2日間のライブをやることが決定したらしい。
いい加減、ライブ会場で次のネタを発表するスタイルは飽きてきた。プロレスで、タイトルマッチの最後に悪役が乱入して次のシリーズにつないでいくパターンそのまんまである。
それにしても国立2日間か。
夢がかなったって、まーた自分たちのことしか考えてないじゃん。それ、自分たちの夢じゃん。
まあ、いいか。
国立競技場は芝生が傷むからライブは年に一度しかやらせない。
それが嵐、AKB、そしてももクロと大挙して出場で、オリンピックの建て替えを前にした安売りそのものじゃん。
おかげで「国立最後のライブです」と叫んだ嵐が大恥かいちゃって、ライブ中に何回もそう口にしたものだから、その部分の音声を消さないとDVDが発表できない事態になっているらしい。
さあ、怒ったのが嵐のファンだ。
ももクロのファンをモノノフ(笑)と呼ぶように、嵐のファンはアラシック(笑)と呼ぶらしい。
ジャニオタの中でも過激さで知られる嵐ファン。
東京ドームでのライブでは水道橋の駅近くに「チケットくれたら何でもします」と書いた紙を持って立ち並ぶ少女たちの姿が話題を呼んだ。要は前後、後先を考えない捨て身の特攻隊ですな。
そんな気質の嵐ファンが「どうしてアタイの嵐が国立最後じゃねーんだよ(怒)。どうしてAKBのブスどもが嵐の邪魔すんだよ(怒)」と髪を逆立てているという。
その逆立った髪をさらに逆なでするように、今度はももクロが国立でライブだ。
嵐ファンも全方位の攻撃態勢を取らなくてはいけないから大変であるが、ともかくこれでアラシック対モノノフという怪獣大決戦の火ぶたが切られたのである。国立競技場を舞台として。
それにしても男子のアルビレックスも天皇杯であっさりと淡泊に負けてしまわなければ、元旦に国立競技場で天皇杯の決勝に臨めたのになあ。残念なことだ。
アラシック対モノノフの戦いにアルビも割り込もうとしたのに叶わなかったという図式で、なべてこの世は平和なクリスマスイブのイブ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.22
思い立って、クリスマスイルミネーションを見に行く。
毎年、クリスマスだからって格別なことはしていないし、いつもせいぜいイルミネーションを見に行くくらいだ。
一時はやったマイホームデコレーションも、震災以降、やる家庭はめっきり減って、たまにそんな家があっても指をさされる状態。
イルミネーションを見るなら、遠出しなくてはならない。
ならば、六本木のミッドタウンまで行くか。
そう話して電車に乗って、念のためネットを見たら、げげ、なんと90分待ちだと。イルミネーションを見るだけで。
ひゃー。
ならば思い切り近くの豊島園にするか。
「イルミネーションは人が来る!」と気づいた豊島園、今年のイルミネーションはやたらに派手で、電車でもさかんに広告している。
そのキャラがなぜか田原俊彦。
豊島園とトシちゃんの「トシ」にひっかけて「トシピカ」というわけだ。
相変わらず捨て身というか、一か八かというか、チャレンジャーだ。
去年のスケート場のオープン告知、デーブ・スペクターの「一日も早くすべりたいと思います」という広告には電車の中で笑ったが。
だが、豊島園には問題が一つ。カネを取るのである。
入場料でなんぼか×4人分、駐車場が1400円。
うーむ、あくまでタダのところがいい。
というわけで、最終的に出向いたのが、去年もいったおなじみの場所、新宿南口のサザンテラスである。
カップルの山であるが、しかし、家族連れ、親子連れの率も割合高く、二人でスイッチを押すと光輝くという巨大なツリーでは父娘のカップルが並んでいたりして、けっこう楽しいのであった。
意外ときれいだったのが、ミロードだ。
狭い坂道に、星が降り注ぐイルミネーションの演出。娘は大喜びである。
10年ぐらいしたら、ここに娘はオトコと二人で来るのだろうか。
10年といったら、あっという間ではないか。
ゆっ、ゆるさんっ! お父さんはゆるさんぞっ!
ミロードで握り拳を固めて、仁王立ちするオレであった。
家に帰って、息子と風呂に入る。
今日は冬至。明日から毎日日が延びていく、希望の一日。
湯船には娘の浮かべたゆずが2個。
息子と一緒にほのかな香りを楽しんだのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.21
土曜日だというのに、新潟まで日帰り出張。
先週、実家の法事で新潟まで来たというのに。
今週は三重・静岡・京都と激しく移動したというのに。
今日も新潟。るるる〜。雪の新潟。ららら〜。
っても雪じゃなくて雨だったけどね。この時期の新潟はどんよりとした曇天が続く、心底、重い日々なのだった。
先週、実家に行ったばかりだったから、今日は立ち寄らずにそのまま帰る。直帰ですな。
スキー場がオープンして最初の連休ということで、朝から新幹線はスキーやスノボの客で一杯。これまた冬の新潟行きを鬱陶しくさせる一因だ。
スキーのやつらは朝からテンションが上がっていて、しかも団体で、さらにでかい荷物を持っていて、とにかくうるさくてしょうがない。ああ、鬱陶しい。
そいつらが越後湯沢でどどっと降りた後の車内のホッとした空気は、中国人の団体が出て行った後のレストランの空気と同じだ。
よってここにスキー=中国という公式が成立するのである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.20
ひどい雨だったなあ。
そんな雨の中を、車で出かけて仕事。帰りも必死に走って、塾への送りに間に合ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.19
マジ寒い。12月の雨。
そんな中、外でロケ。
霞ヶ関という都心ではあるが、外は極寒。えらく寒いのだ。
そんな天候でも頑張ったオレをほめてもらいたいものだ。
しかしあれだな、人間、寒いと眠くなるのだな。いや、暖かくても眠いから年中眠いのかも。
というわけで、都知事だ。
東国原とか蓮舫とか、またしょーもない名前が出ているが、こんなのが都知事になったらオレは引っ越す。税金払わない。
あのハゲがオリンピックで日本の顔になるなど国辱もの。
「2番じゃダメなのか」と言ったおばはんが、選手を迎え入れるのはギャグすぎる。
では誰がいいかというと、いったい誰がいいんだろうねえ。
この二人でなければ誰でもいいような気がする。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2012.12.18
本日は朝からたんさいぼうのライブなのだ。
昨日は夜遅くに京都から帰ってきたというのに、まったくご苦労なことである。
ご苦労といえばもっとご苦労なのが、天気予報が雪になるかもと告げているのに、0歳児、1歳児を抱えてやってきたママたちである。
寒くねえのか。寒いだろ。
その数、なんと100組200人だからびっくりだ。
もっとご苦労だったのが、キーボードのぽんきち(芸名)こと、伊達君である。
ライブの演奏中なのに演奏を放棄してステージから急に消えてしまったオレの代わりに、ワンマンバンドを強いられたのであった。
それをそつなくこなすあたり、たいしたものである。
そして一番ご苦労だったのが、オレのいない間に場つなぎの意味もあってステージに呼ばれた、オレのヨメである。
オレが不在中、ボーカルのてるること井澤君と夫婦漫才よろしく軽妙なトークで会場を盛り上げたそうで、おかげでオレはメンバー二人から「タンゴさんがいなくてもなんとかなる、いや、いないほうが面白い」と断言されてしまったのだ。
とほほ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「安井かずみがいた時代」島崎今日子・集英社。このライター、けっこう好きなのよ、オレ。オレよりちょい上の女性ライター。インタビュー記事が抜群にうまくて、けっこう影響を受けました。これは加藤和彦と結婚した安井かずみの生涯を、いろんな人へのインタビューをもとに構成した一冊。試みは意欲的なれど、ちょっと視点が定まらない感じがした。とはいえ、大変な労作だと思う。
「わたしを生きる」島崎今日子・紀伊國屋書店。ということで同じ作者の本をもう一冊。こちらはAERAのシリーズをまとめたものである。相変わらずうまいなあ。
2012.12.17
静岡で8時前から仕事をして、次のアポが京都で19時。
その間オレはどうすればいいのだ。
仕方なく、一人で京都を散策する。
あれだな、京都なんて別にオレは好きじゃないけれど、どうして好きじゃないか、わかった気がする。
要するに京都は陰気なのだ。暗い。
ちっとも陽気じゃない。
なんでこんな辛気くさい街が人気なのか、オレにはさっぱりわからん。
と、一人で京都御所のあたりを散策しながら、文句をつけるおじさんなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.16
朝一番で東京。その後、夜19時に三重県は桑名。
早めに行って桑名で時間を潰そうと思ったのだけれど、そんな場所は何もなく、ミスドで地元の女子高生に混じって時間を浪費したおじさんであった。
その後、9時半に桑名を出て10時半に静岡に移動。
静岡で一人、庄屋で晩飯なのだった。
桑名より静岡のほうがずっと都会。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.15
そういや、これを書くのを忘れていた。
大ベストセラー「海賊と呼ばれた男」百田尚樹・講談社である。
国民的ベストセラーとなった感さえあるこの本に、いちゃもんをつけるのは気が引けるのだが、まあ、オレの個人的な日記だしな。
上下二冊を買って、あまりのことに上巻だけで放り投げ、上下まとめて土曜日の資源ゴミの日に出そうと思ったら、実家の弟が読みたいというので喜んで送ってやったのだった。
まるで教科書を読んでいるような淡々とした文体。特に大きな展開もなくて、退屈の一言。人物が浮き上がってこなくて、よくぞこれで感情移入できるものだなあ。
前半、っても前半しか読んでなくて放り投げたわけだが、社員が献身的な働きで原油を溜めておくタンクを掃除する場面がある。
滅私奉公、国のため、会社のため、ろくな給料ももらえず泥まみれで男たちは働くのだが、それはまんまブラック企業そのものではないか。
なのにそれを放置し、さらに働かせるとは、なんというろくでなしの経営者なのだ。正直、たまげた。
あるいは、主人公は子どもに恵まれず、最初の妻は12年目にその責任を取って自ら離縁する。
おいおい、本当かよ。子どもができないということで離縁かよ。
しかも自ら身を引いたように書いているが、本当にそうだったか、怪しいものだ。
自ら身を引いたとしても、それを美談にするとはなんと非人道的な。
やがて後妻をめとって今度は子どもが生まれるのだが、前妻のことは片隅にもないのだ。
人間としてなんとろくでなしなのだ。どうしてこれが誇りある日本人の姿なのだ。
もうこのことだけで、ろくでなしの本だと思って、天井に投げつけてしまった。投げつけられた本は天井に当たってオレの頭の上に落ちてきたのだが。
国民的ベストセラーを、繰り返すが、このようにののしるのは大変に申し訳ないのだが、忘れないよう、今年のうちに書いておかなくては、と思った次第。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.14
本日は遊び歌バンド・たんさいぼうのライブである。場所はおなじみの南与野の児童センターだ。
常連のお客さんの顔もちらほら見えて、たんさいぼう、すっかり人気者である。
もっといろいろと呼んでもらいたいものだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.13
うーむ、原稿がたまっているのにちっとも片付かないのはなぜだ。なぜなんだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.12
文春のミステリで今年の1位になったから読んだわけだ、「教場」長岡弘樹・小学館を。
ま、普通の連作短編集じゃね?
つまらんとは言わないが、悶絶するほど面白いというわけでもなく。
文庫になるのを待つべし、って感じだな。
この著者、前の「傍えぎき」でもそうだったけど、時々、文章に凝りすぎるあまり、こねくりまわし過ぎて意味がすごくわかりづらくなることがある。編集は直させた方がいいな。
しかし、どうして今日のオレはこんなに尊大な物言いなのだろう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2012.12.11
最近は忙しくてさあ、昨日のことはなんとなく覚えてるけど、一昨日のことになるとさっぱりだなあ。
東口、残留してくれないかなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.10
「象は鼻が長い」とは言うが、「象が鼻は長い」とは言わない。
でも「象は大きい」も「象が大きい」も、どちらも正しい。
この「が」と「は」の使い分けの問題は、けっこう奥が深いんだってさ。
簡単に言えば、道のことを言う場合は「が」、既知のことを言う場合は「は」を使うのだそうだ。
「象」という存在は誰にとっても既知のことだから「は」、しかし「鼻が長い」というのはこれから明らかにされることだから「が」」。
なるほどねえ。
「あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」では、物語の主人公であるおじいさんとおばあさんが初めて登場する場面だから未知を示す「が」。
「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」は、既知の存在となった主人公の行動を示すのだから「は」。
おお、奥が深いぞう。
などと偉そうに言っているが、もちろん受け売り。
今日、新潟への日帰り出張の新幹線内で読んだ「がんと明け暮れ」という本だ。村串栄一・弓立社。
ガンになって10年間、あっちに転移しては手術して、こっちに転移しては放射線を当てて、呆れるほど入退院を繰り返しながら、それでも新聞記者としての仕事しを定年まで続け、しかも、普通に飲んで食って奥さんに「死にたいのっ」と怒られながらもタバコを吸って、そんなふうにガンを抱えながら生きてきたという記録だ。
新聞記者だから、事実関係を冷静に記し、主治医に取材もして、自分がいかにガンと付き合って生きているかを書いている。
面白いのは、特別な治療でもなければ、決してガンを克服したという話でもないことだ。
初期ならば内視鏡、進行していたら手術、放射線を当てて、抗がん剤の副作用に苦しむという、まあ、普通の治療しか受けていない。
そして格別達観しているのでもなく、怖い、痛い、イヤだ、もうイヤだ、と情けなく醜態をさらすのである。
つまりガン克服記でもなく、闘病記でもなく、ひたすから怖がりながらそれでもガンを抱えて10年間なんとか生きてきて、もちろん今もなんとか生きていて、でも、お酒も飲んじゃうもんねー、悟りなんか無理無理、という人の話なのだ。
今や日本人の2人に1人がガンになる時代。ということは、オレとヨメの、どちらかはガンになるという話だ。
遺伝子に埋め込まれた時限爆弾がガンなのだから、いずれ発症する可能性は大なわけで、つまりはガン闘病は人ごとではなく、だからこういう普通のガンと明け暮れた生活の記録が興味深い。
ついでに最近読んだ本の話。
「カウントダウン」は、佐々木譲お得意の北海道を舞台にしたサスペンス。新潮文庫。
夕張市を思わせる破綻した自治体の市長選を巡るミステリーで、いつもの佐々木譲らしくなく、展開はつまらん。話が見えている。
ただ、地方自治体がアホで横暴な首長と議会に翻弄されて巨額の赤字を抱えて落ちていくプロセスは大変に面白く、それを巡る議会でのやりとりもスリリング。これが日本の現実なのかっ。いや、まあ、小説だし。
「砂の王国」は、荻原浩の分厚い新刊が出たときに手にとって、文庫になったら買おうとやめた本。ようやく集英社文庫で登場だ。
上下二分冊の長い話なれど、そこは荻原浩。抜群のリーダビリティーでずんずん読み進める。この読みやすさこそ、著者の一番の持ち味。
コピーライター出身ということで、誰が読んでもわかる表現に組み立て、ちょっとしたくすぐりの数々など、いかに相手に受けるかを真剣に考えて書くことが染みついているのだろう。
テーマは、宗教。
ほら、誰でも一度は思いつく、宗教って儲かりそうだな、オレもやってみっかな、という妄想を実行に移したらどうなるか、という話だ。
しかも念入りなことに、主人公はリストラされて離婚されて、ホームレスに落ちてしまった中年。この救いのないシチュエーションのおっさんが、宗教を思いついて這い上がっていくという話だ。
もちろんその後また奈落の底に落とされるのではあるが。
飽きることなく一気に読める本。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.09
飲まないで寝る。
そういう日も、最近はけっこう増えてきたぞ。
飲むのが面倒というか、飲むより寝ようというか。
なかなかよいことである。
飲まないと睡眠も深いような気がするし。
新聞休刊日。
2013.12.08
母の一周忌。
冬枯れた田んぼの中、墓で線香を捧げる。
夕方東京に戻る。関越トンネルを抜けたら、空気の乾燥した関東平野だ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.07
新潟へ。
関越トンネルを抜けたら、もう上越は吹雪で一面真っ白。
冬なんだなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.06
Facebookに書くとケンカを売っちゃうみたいなので日記に書くのだが、なんとか秘密法案で強行突破って、実は民主党なんて政権時代に10回以上も強行採決してたらしいな。
「これでは民主主義の崩壊だ」と叫ぶ民主議員の間抜けさよ。うひひゃ。
それに、そもそも「秘密を守る法律が必要だ」と言いだしたのは政権時代の民主党だったそうで。なんだ、お前たちが言い出しっぺかよ〜。
しかも、それを言いだしたのがあの仙石じいさんだったらしく、民主党では今さら「やつに責任を取らせろ」と言いだしたらしいが、当のご本人は落選しちゃって普通のおじいちゃんになったから責任の取らせようがないという(笑)。
まったく、民主主義どころか日本を崩壊させようとした政党が何を今さら。
※
ワールドカップの組み合わせが決まって、早朝から大騒ぎだ。
まずコートジなんとかに軽く勝って、ベルギーには接戦で勝って、2試合で早くも決勝進出を決めておけば、3戦目のコロンビアとはお互い手抜きの大人の試合に持ち込めるな。
なんだ、楽勝じゃん。かっかっかっ。
と思ったら、コートジなんとかにはドロなんとかがいるらしい。げっ、あいつか。
こりゃあ最終戦勝負にもつれ込むかも。しかも得失点勝負かも。
でも、きっとそれでもコロンビアだけはイチ抜けを決めているから、なんとか大人の試合に持ち込めるのではないか。
よし、日本の商社の出番だ。南米に強いのはどこだ、三井か、三菱か。
ともかくいって、コロンビアで手打ちの相談をまとめてきてくれないかな。
なんてことを早朝から息子とぐたぐだしゃべる。
※
その息子の担任が、夕べも魚せいで飲んでいた。
そこで息子のクラスメートのりさちゃんのパパを呼び出す。
せっかく一人で週末の夜を穏やかに過ごしていたのに、教え子の保護者2人に囲まれて詰められる担任(笑)。
ところが担任によれば、息子が作文で区の賞を取ったらしい。へ? 知らなかったぞ。
どういうこっちゃ、センセ。
「ははあ、お父さんには言ってなかったですか。以前、作文を見たお父さんが“ふん、こんなもんか”って言ったそうですね。それをずいぶん気にしてましたからねえ」。
げ、オレが作文トラウマをつくったのかよ。
反対に担任に激詰めされるオレであった。
今度は学年主任と校長も魚せいに連れてくるらしいから、こっちもママ連合軍を組織して迎撃しなくては。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.05
そして本日もまたスカイツリーの真下。
3日も続けてスカイツリーを仰ぎ見ると、もやは面白くもなんともなく、単なる鉄塔。
取材に空き時間があったのでスタッフ一同、スカイツリーの中の喫茶店に入る。
出てきたバカ女に、喫茶だけどいいですかと聞いたら「えっ、喫茶だけ」と言ったきり、無言で席まで案内されたのだった。
ひゃーと驚く我々であったが、見ていたらこのバカ女はレジに立って金を受け取る際も客の顔を見ず、「ありがとうございました」と口にするときも顔を見ない。
それどころか、注文を取るときも出すときも、にこりともしないでぶすっとしている。まるで中国人みたいだ。
それなのに仲間同士でしゃべる時は、客の目の前でも満面の笑みである。
ははあ、これがスカイツリースタンダードなのか。
ほとんど昭和の観光地の土産物屋レベルのホスピタリティ。
だめだな、スカイツリー。足元のサービスがこれじゃ。
まあ、しょせんは下町。洗練のサービスなんてどだい無理。と、思われても平気ということなのか。
スタッフ一同呆れて、まあ、たぶんスカイツリーはもういいや、と思ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.04
娘に「せっかくスカイツリーに行ったのに、どうしてそらからちゃん、買ってきてくれないの」と怒られる。
そらからちゃんとは、スカイツリーのキャラだ。
ごめんごめかん、今日は買ってくるよ。
というわけで、本日も朝からスカイツリーの真下で仕事。
暗くまで働き、帰りがけにスカイツリーの中の、そらまちっていうのか、店に入る。
315円のメモ帳を、娘への土産に買った。
レジへいったらびっくり、なんと「包装はいたしません。お渡ししますのでご自分で袋に入れてください」という紙が貼ってあった。
オレが文句付けそうなうるさいオヤジに思われたか、何かの関係者と警戒されたか、あるいは単純にヒマだったからか、メモ帳はちゃんと袋に入れてもらった。
だが想像するに、土日とかの混雑時にはカネだけ受け取って、袋を渡しておしまい、あとは自分で袋に入れて、とやっているのだろう。
ひでえなあ。
遠くから遊びに来た子どもたちがお土産を買って帰る店だろう、ここ。
黙っていても賑わうから、こんな接客がまかり通っているのか。
あきれ果て、新宿のルミネの爪の垢でも、とクレームつけてやろうかと思ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.03
朝早くからスカイツリーの真下で仕事。冬の朝の空気はとても気持ちいいのだ。
しかし気持ちよくないのはスカイツリーで、その理由がどんどん明らかになっていく。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.02
冬が寒いのは当たり前だが、12月になって特に寝室での寒さが堪えるようになった。
もちろん布団をかぶって寝るわけだが、一緒に寝ている息子が夜中に布団を引っ張って全部自分のものにしてしまう。
おかげでオレは布団をはがされ、寒くて寒くて目が覚めるというわけだ。
畑に囲まれてぽつんと建つ我が家は、地面からの冷気にダイレクトに襲われる。大地とは、かくも冷たく寒いものであったか、などと絶句しても仕方ねえべ。
シャツが2枚にパジャマを着て、さらにどてらを着込んでから布団に入る始末だ。
いい加減一人で寝ろと息子には言うのだが、まだ一緒に寝るというので、しょうがねえなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.12.01
で、そのアルビレックス新潟だが、代表候補にもなったことのあるゴールキーパーが大阪に移籍だと。
なんだってぇ〜。
くっそう、いくら貧乏チームだからって、そりゃあないじゃないか。
しかも、どこかのチームが川又を買おうとしていて、新潟は川又に同じだけのギャラを払って引き留めようとしていて、川又は迷っていて、こうなりゃ田中達也を売ってカネを作るしかないというところまで追い詰められているそうじゃないか(後半は創作)。
かと思ったら、J2に落ちる磐田からキーパーの川口を引っ張ってこようとしているらしいな。
そんなカネ、どこにあるんだ。やっぱり田中達也を以下省略。
というわけで、一夜明けても新潟はいろいろと楽しませてくれるのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.30
日本が韓国、中国ともめているわけだが、ヨーロッパあたりの連中は「ふっ、甘いな」と鼻で笑う。
そしてこう付け加える。「そもそも近隣諸国ともめなかった国なんて、今までなかったのだよ」と。
なるほど。近隣だからもめて当たり前というわけか。
確かに学校でも「ノートがはみ出た」「消しゴムを黙って使われた」ともめるのは机を並べるどうしだし、地域でもゴミ出しや騒音でもめるのは隣近所どうしと決まっているな。
陸地続きのヨーロッパから見たら、近隣諸国で小競り合いがあるのは当たり前のことだったか。
とすると、本日、アルビレックス新潟が横浜にこの上なく見事な勝ちを収めたことがすげえ嬉しいのも、当然のことなわけだ。
熱心なアルビレックスサポである息子とオレは、とにかく浦和と大宮と東京には負けるな、と思っている。いずれも近所、地元だからだ。
横浜に対してはそんなに思わないのも、きっとちょっと離れていて近所という感覚がないからだろう。
対して近隣ともいえる浦和、大宮、東京は絶対に譲れない憎き相手なのだ。
ザックの目の前で横浜に快勝したら、一方で浦和は大負けして自滅。サポーターに罵声を浴びてやがる。だははは〜、気分がいいなあ。
東京も鳥栖なんかに大敗してやんの。うひゃひゃひゃひゃ〜、最高じゃん。
大宮は、おろ、久々に勝ったのか。へえ、よかったですねえ。8連敗中はさんざん笑わせてもらったので、もういいや。
近隣の連中がこのように転んでくれて、オレは気分がよろしいのだった。
それにしても凄かったですな、新潟のサポーター。
Jリーグ史上最高の観客数だったらしいが、スカパー!の中継で聞こえてきたのはアルビレックスのチャントだけ。
「さあ、行こうぜー、オレの新潟ぁ〜」という歌声が光ファイバー経由のWi-Fiで飛んできて、オレは感動したよ。数ばかりで沈黙の横浜サポの腰抜け具合に比べ、新潟からわざわざ駆けつけたオレンジのサポーターたちのなんと神々しいことよ。
そしてその中で見事なダイレクトシュートを決めた川又も素晴らしかった。
あれぞまさにストライカーのゴール。「オレが取るんじゃ、よこせ、オレが決めたる」という立ち位置のストライカーだけができるゴールだった。
まさに久保の再来。甦るドラゴンなのだ。
だがしかし、これでまた川又が見つかってしまう。満座の中で見つかってしまう。
見つかっても、浦和と大宮と東京にだけは移籍しないでくれえ。
しかし、後半戦だけを見れば我がアルビレックス新潟が1位で、前半戦だけに絞れば大宮が首位らしい。
ということは、2ステージ制だとしたら優勝決定戦、つまり日本シリーズは新潟対大宮とカード。上越新幹線シリーズと呼ばれたりするわけだ。
そんなことになったら、きっと日本中、勝手にやってろと、と思うに違いない。
同じように日中韓のもめ事も、世界中からそんなふうに勝手にやってろと思われてるのだろう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.29
もうすぐ冬である。ぼちぼち忘年会の季節である。
今年はいくつ入ってるんだ、忘年会。
えーと、プライベートを入れると、つーか、ほとんどプライベートだけど、7つか。多いな。
昨日はその一つを片付け、今日は二つ目だ。
まだ11月だっていうのに、よいお年をってのも、ナンだが。
行き先は中野である。時間が早かったので、ブロードウェーを散策する。
入り口でサラリーマンが「私はちょっとこっちの世界へ」と照れ笑いを浮かべながら仲間に別れを告げて入っていくシーンを目撃。
そうか、ここはそういうふうに恥ずかしげに入らなくてはいけないところなのか。
一回りする。プラモデル、フィギュア関係はスルー。
古書店に入る。京極夏彦の分厚い新刊がなんと100円で売られているのを発見。10分ほど迷ったが、持ち歩くのが大変という結論に達して買うのをやめた。
かわりに買い逃していたサッカーダイジェストを見つけたので買った。
サッカーマガジンが撤退してサッカーファンは他に読むものがなくなったせいか、サッカーダイジェストが手に入れづらくなった。いや、単純に代表がいい試合をしたので売れたのか。
続けてアイドルオタクの店に入る。
ももクロが山盛り。ばっか高いグッズが並んでいる。
マナ写真210円。か、買おうかな。
自制し、やめる。
かわりにDVDを買った。ライブではなくて、ももクロがコントをやってるやつである。
我が家でのももクロのポジションというのは、ほとんどドリフターズと変わらない。歌って踊れる、愉快な5人組ね。
だからコントのDVDは大受けなのだ。
サッカーダイジェストとももクロDVDをバッグに忍ばせ、忘年会。カキをたらふく食う。
ああ、旨かった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.28
昼に皇居を見下ろすビルの中で仕事。皇居の中は紅葉がすごくきれいだった。
天皇皇后にはいい空気を吸ってもらいたいものである。
夜は、飯田橋のいつも飲み屋・鳥よしで飲み会。ミヤケ、谷口の両氏である。
両氏ってほどではないのだが、まあ、オールドネームの飲み会だ。
ほどよく酔っ払って、家に帰り、娘とももクロのDVDを見る。
東武動物公園での子ども祭りのライブだ。
実は間違えでブルーレイで買ってしまい、狼狽したオレは、コマちゃんに電話してこのブルーレイを3000円で引き取ってくれるように要請。
ブルーレイ持ちのコマちゃんは快く引き取ってくれた。コマちゃん、いい奴である。
誰がコマちゃんにヨメを紹介してやってくれないか。
ついでに息子の担任にもヨメを紹介してやってくれないか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」いろいろと本も読んでいるのだが面倒で書かない。
2013.11.27
ひー、4時に起きて新幹線で豊橋に行って名鉄に乗り換えて国府という駅で乗り換えなきゃならなかったのだが、読んでいる本に夢中になって乗り換えを忘れてしまい、国府のホームで呆然とたたずむ朝9時のお父さんとはオレのことだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.26
ひー、忙しくて酒も飲んでいない。
体にいいのかわるいのか、わかんない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.25
ひー、忙しくて日記を書き忘れた。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.24
ネクタイ業界がすごいことになっている。ここ10年で売上が3分の1だそうだ。
言うまでもなく、クールビズが原因である。
今では夏以外でもノーネクタイは珍しくないし、よほどの場合以外、ノーネクタイでも失礼にはあたらなくなってきた。
それでところか夏にネクタイをしていると、電車の中では変人か非常識かという目を向けられる有様。
業者が霞ヶ関の官庁に出向くときは、わざわざ駅でネクタイを外してから行くそうである。
ひゃあ。
当然、ネクタイ業界は頭に血が上っている。わなわなと。
「クールビズなんて、世の中を上げての業界いじめだ」と、怒り心頭だそうだ。
まあ、そう言いたくなる気持ちもわからないではないが、そもそもあれっぽちの布きれが、高いものになると2万や3万もするというあたりから、そもそもの価格設定やマーケティングに間違いがあったようにも思うのだが。
実際、今やネクタイなんてあまり買わないもんねえ。
それよりも石油業界の爪の垢でのもんだ方が。
いかにガソリンを使わずに遠くまで走れるかという燃費競争は当たり前。
今やハイブリッドだ、電気自動車だ、果ては水素自動車だと、石油を使わずに走る時代がすぐそこまでやってきて、ガソリンスタンドは社会から不要とされようとしている。
であるのに、値段を上げれば暴利をむさぼっているがごとく怒られ、震災で営業がストップすれば「供給責任はどうなっているのだ」と糾弾され、そんなに言うならもう儲からないから商売を畳みますと引退しようとすると「社会インフラだ、店を閉めてもらっては困る」とすがられる。
じゃあどうしろと言うんだよ、と切れたくもなるだろうに、今日もスタンドは文句も言わず、下を向いて黙々と営業中である。
ネクタイ業界も「業界いじめだ」なんて口をとがらせてないで、ちょっとは見習ったらと思うなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.23
いつも行く伊香保温泉の旅館へ一泊旅行。
どんぴしゃのタイミングで紅葉の見頃にぶつかり、それはそれは見事な山々。そうか、日本の秋ってこんなに美しいのか。
決して高い温泉でもなく、メシだってごく普通なのだが、なんとなく居心地がよくて気に入っている。
近いっていうのが一番だ。
到着して早速息子と温泉に入る。もちろん露天風呂だ。
お湯に浸かって見上げれば、高い秋の青空に紅葉の葉。
いやあ、きれいだなあ。
裸で座る息子に、こうやってお前と二人で紅葉を見ながら温泉に入ったことを、お父さんはたぶんずっと忘れないよと言ったら、息子は「ん」と一言だけ返してきた。
今は小学生の子ども料金で来られるけど、今度来るときはもう大人料金か。
まったく時の流れは早いものだ。
時の流れと言えば、1年前に同じ旅館に泊まったときは、まだ母親は生きていて、朝、伊香保の石段から電話してしゃべったっけなあ。
母を連れて、一度、温泉に行きたかった。残念だ
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.22
「正面を切る」という言葉はもともと演劇用語だそうだが、落語の世界では演劇よりもちょっと広い意味で「お客一人ひとりの顔をしっかり見て正対すること」というように意味らしい。
お囃子に乗って登場して、座布団に座って顔を上げて、そしてまず正面を切る、というニュアンスでげすな。
するってーと「あいつはいい正面を切りやがる」というような評判になるそうで。
なるほど。正面を切るか。
よし、オレもそうしてみるか。
そう思って臨んだのが、本日の千葉県は我孫子市というほとんど茨城文化圏でのライブであった。
対象は子どもではなくて大人。つまり現役の保育士さん。
その保育士さんたちに向けて、講習会を行う、つまり本日のたんさいぼうはセンセなのである。
夜、仕事を終えた保育士さんたちが寒い中、集まってくる。みんな立派。えらいなあ。
こういうのを向上心と言うのだ。
ひるがえってオレたちはどうだ。仕事が終わったら、いやいや、どーも、なんて言いながらすぐに飲んでしまう。もっと見習わなければいかんな。
センセと呼ばれて偉そうにしながら、心の中では反省するオレであった。
ライブはもちろん大成功。たいへんに評判がよろしかった。ふふふ。
では、オレはちゃんと正面を切れたかというと、えーと、ごにょごにょ。
深く自分を省みて、夜の外環道をロンリー・ドライブで帰ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.11.21
車のタイヤがちょっと沈んでる感じだったので、いつも行くタイヤ館に持って行った。
タイヤをじゃなくて、車を持っていった。
神経質かなと思わないでもないし、すげえ面倒だからほうっておこうとも考えたのだが、週末にちょっと遠出もするし、予定していた仕事が一つなくなったので、やっぱり見てもらうことにしたのだ。
タイヤ館はいつでもフレンドリーかつ丁寧だ。
駐車場に車を停めると、いつものように従業員が駆け寄ってきて誘導したのち、「いらっしゃいませ」と聞いてくる。
ちょっと空気圧、見てください。
作業が立て込んでいて、一瞬「面倒くせえなあ」という顔をした従業員は「最近のタイヤは凹んでいるように見えるんですよねえ」とわけのわからないことをぶつぶつ言いながら車の後方に回る。
そして「ん? あれ、確かにちょっと…」と首をかしげるのであった。
「グリーンノート、ありますか?」と聞くので、会員証を出したらびっくりしたような顔をしていた。どうやら通りがかりのフリーの客と思ったらしく、オレがこの店のメンバーだと知ったら、途端に態度がよくなった。
わははは。いつでもフレンドリーかつ丁寧なのは、会員に対してだったのか。
結果、タイヤのパンクが判明。見事に釘が刺さっていた。
「空気圧も半分ぐらいに下がってますねえ」とのことで、あわわわ、これで高速を走ってたらけっこうシビアなことになっていたかもしれん。
面倒がらずに見てもらってよかったよ。
予定していた仕事がなくなってよかったよ。コマちゃんに感謝しなくては。
でも、移動も含めてなんだかんだで2時間近くかかってしまい、ちょっとうんざり。こんなことなら、読みかけの本でも持ってくるんだったよ。
「2ヵ月に一回は空気圧のチェックをしてくださいね。いつでも無料ですから、気軽に寄ってくださいね」と、相変わらずフレンドリーかつ丁寧な従業員の言葉に見送られてタイヤ館を後にしたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.20
昨日は未明に地震があって飛び起きて、今夜は夜中にずいぶんと長く犬が吠えていて、こりゃあいよいよ大きいのが来るのかなあと疑心暗鬼になりつつ、6時半の新幹線で愛知県は豊橋から豊川。
昼までに仕事を終えて、今度は夕方から都内で別件仕事。
なんだかんだと忙しく、仕事に加えてプライベートでもいろいろと予定があり、飲みもあり、うーん。
だがしかし、そうは言っても徹夜するでもないし、仕事ぶりは呑気なのかもしれないなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「サウンド&レコーディング」
「二丁目のフィールド・オブ・ドリームス」永沢光雄・廣済堂出版。オレの大好きな永沢光雄の一冊。数年前に死んでしまって、この本もだいぶ前に出ていたのだけれど、たぶん死の直前のことが書かれていて読むのが辛いなあと思って遠ざけていたのだった。読んでみて、案の定、死に至るまでの日々が、よくもまあと思えるほど自虐的に描かれている。この人、大きな文学賞をもらうのに十分な力量があったのに、そこにどうしても下半身の下品な匂いを漂わせてしまい、それはそれで業なのであるが、そこが審査員の大作家に嫌われて賞をもらえなかったと聞いたことがある。この人の本も、多くが絶版になってしまった。
2013.11.19
だいたいいつもアポの時間の30分前には到着するようにしている。何かトラブっても大丈夫なようにだ。
今朝も、有楽町線が少し遅れたのだが、ほーら、ちゃんと30分前の予定で行動しているから、15分前には現地に着いた。
どんなもんだい、この段取り力。
と、一人でえばった瞬間、ズボンと上着が別のスーツだったということに気づいたオレの衝撃を想像してもらいたいものだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「dゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子・新潮文庫。秋に思い立って息子と寄席に行ってから、落語って面白いかもと思い始め、急に落語の小説が読みたくなって評判の高いこの一冊を手に取った。特に大きな事件が起きるわけでもない、ぐたぐだの青春日常生活を描いたという小説は大好きだ。
2013.11.18
朝7時46分の「のぞみ」で新大阪。10時から40分ほどのインタビューをこなして、すぐに東京に戻る。
せわしないことで。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.17
ももクロをネタにした創作落語の会があると聞いたけど、今日の明日じゃなあ。
というわけで断念。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.16
一昨日、そういや昔はこんな試合があったんだぞと、息子にアジアカップの試合を見せた。2004年だから息子が2歳の時の大会である。
そうである、あの伝説の川口の神がかりセーブに、中澤の終了直前ボンバーヘッドだ。
国内組だけで臨んだ大会で、主力は中村俊介に福西に中澤に玉田といったところ。
松田直樹はまだジーコにサブ的に使われていて、遠藤はジーコに嫌われていて完全に控えだ。
PKを外したアレックスの驚愕の表情、審判にごり押しする宮本のネゴ、そしてまさかのPK移動と、今見てもびっくりするシーンの連続。そしてその後の川口の神がかりセーブ。
PKで2つ先行して勝ったと思い込んだ慢心こそがヨルダンの逆転負けの敗因ということが、素人目にもはっきりわかるのだった。
それにしても川口に鬼神の表情がすげえ。あきらかに違う世界に入っている。
これが準々決勝で次が準決勝のバーレーン。
2-1で後半ロスタイム。もはやこれまでというところで飛び出したのが中澤の同点ヘッドで、決まった瞬間に中澤がニヤッと笑ったのが最高に格好良かった。
あの試合、後半ロスタイムに入って、負けているのになぜだかオレは、大丈夫だ、追いつくぞ、これ、とヨメに言ったのを覚えている。そういう雰囲気というか、やっぱりこれも鬼神が伝わったのだった。
そして延長、玉田の人を食ったような、それでいて圧倒的な個人技のシュートが決まって勝った。
この2試合に比べれば決勝の中国戦なんておまけみたいなものだったなあと記憶していたのだが、今改めて見ると、この試合も鬼神だったのね。
しかも中国のホームで決勝戦という、国際問題にまでなりかけたほど荒れたアウエー。この異常な雰囲気の中で逆転勝ちで、あれもまさに鬼神だった。
今でもこのアジアカップのシリーズは最高だったと言われ、あの時の国内組だけのチームは素晴らしかったと絶賛されている。
ひるがえって。
こういう鬼神が感じられないのが、今のふぬけ代表ですな。こら、イタリア人。早く辞めろ。
という気分で迎えたオランダ戦であったわけだが、いやいや、これがなかなかどうして、いい試合だったではないか。
後半、香川と遠藤が入ったらまるで違うチームに生まれ変わったようで、びっくり。
特に遠藤。正直、さすがの遠藤もそろそろ終わりかなあと思っていたのだが、さすがのプレー。特に2点目につながる20メートルのロングパスはさすがだった。
それ以外にも、ここに遠藤がいれば、と思うところにちゃんとして、遠藤が入っただけでチームがまるで違うものになったのだから驚いてしまう。
もっとも20メートルのダイレクトパスなんて、オランダはそれをぽんぽんとつなぐのだから、ヨーロッパレベルでは当たり前のことか。
この遠藤のパスにつながる2点目は実に見事で、おい、いつもそういう試合をしろよなあと思ったのだった。
柿谷のシュートミスは大笑いだったが、まあ、教訓となってかえってよかろう。精進したまえ、柿谷君。
それにしても凄かったですなあ、ロッベンのシュート。
あれが決まり、こりゃ楽勝、あとは練習、とオランダが手を抜いたのははっきりしているが、それはそれとして、日本代表もいつもこれぐらいの試合をしてくれなきゃ困る。
それでもまだまだ鬼神が足りないな。せめて川口の表情ぐらいは真似してもらわないと。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.15
それにしても昨日の移動は凄かった。
まず朝の8時に埼玉県は川口市。
その後、外環・関越・圏央道・中央道と乗り継いで山梨県は甲府市。
甲府、遠かった。そして寒かった。
その後は中央道を延々と走り、長野県は伊那市。
ここは地の果て、南アルプスの麓。隣町は岐阜県。
ほとんど風の谷という辺境の地である。
伊那、遠かった。そして、甲府は風呂の中かと思うくらい、伊那は寒かった。
それでも一面に広がる冬枯れの田んぼに、白く雪をかぶった南アルプスがそびえ立ち、野を渡る寒風もまた美しい、何とも言えない日本の晩秋の光景なのだった。
などと詩人ぶってはいるが、現場は大変だったのだ。
なにしろ伊那でのアポが3時ちょうど。昼飯抜きで走り続け、それでも間に合うかどうかというギリギリの戦い。メロスは走った、走れメロス。
だが空腹も耐えがたく、とにかく吉野家があったら飛び込んで5分でメシを食おうと取材チームは話を決めていたのである。
だがしかし、伊那はあまりに辺境の地。風の谷に吉野家などない。
これはとうとう昼飯抜きかとチーム一同真っ青な南信州の空を見上げたわけだが、しかし、その時奇跡は起こったのだ。
アポまで後15分という絶体絶命、2004年アジアカップのヨルダン戦のPK戦におけるGK川口のように追い詰められた我々の目の前に突如として姿を現したのが、なんとラーメン屋だったのである。
冬枯れの野原にぽつんと1軒。辺境の地のさびれたラーメン屋だ。
だが我々に選択肢はない。それどころか白衣観音のような、あれは群馬か、ともかく救いの女神のラーメン屋だ。
何も考えずに我々チーム一同は飛び込み、一番早くできるのをちょうだいと叫んだのである。
そして出てきたのが、ラーメン。当たり前か。
ところがこのラーメンが、なんというか、激しく旨かったのである。
確かに空腹こそが最高の調味料という。飢えて走ってきた我々にとっては、何でもご馳走だ。
だがこのラーメンは、なんというか、その、つまり絶品なのだ。
出てきたのは塩味だ。
スープを一口。ん? ずいぶん薄いな。明らかに無化調。スープというより、ほとんどだし汁。ちょっと物足りない。
麺は自家製らしい。適度な腰があってなかなかよろしい。
たまげたのは、チャーシューだ。煮崩れしていなくて、それでいてトロトロ。信じられないほど柔らかい。
ひゃー、こんな旨いチャーシューが3枚も。もしチャーシュー麺を頼んだらいったいどんなことになっていたのだろう。
だが本当の驚きは最後にあった。
なんと、気がつかないうちにオレはスープを全部飲み干していたのである。しかも、途中からはどんぶりに直接口を付けて。
ううーむ、最初は物足りないと思っていただし汁スープ。それが次第に味わい深くなり、最後には飲み干さずにはいられなくなってしまうなんて。
こりゃたまげた。
ラーメン評論家でラーメン博士のオレが今まで食った中で、間違いなく最上位に来るラーメンだ。
店はオンナ2人で切り盛りしているようで、これがまた元気がいい。それにしてもこんな辺境の風の谷で、冬枯れの野原にへばりつくようにぽつんと営業しているラーメン屋が、こんな絶品ラーメンを出すとは。
調べてみたら、なんとこれが有名店で、南信州一の名店と評価されているラーメン屋だった。
ひゃー、知らなかった。辺境一のラーメン屋だったのか。
そんな有名店にしては客が他に誰もいなかったが、それにしてもたまげたなあ。
偶然にもそんなに旨いラーメンが食えて、我々はすごく満足。本日の強行軍の疲れも忘れたのであった。
ああ、旨かった。近くにあったら、確実にオレは通い詰めるな。
だが、そこは辺境の風の谷。東京から遥か200キロ以上。
もう二度と行くことはなかろう。
いやあ、車飛ばしても家族に食わせてやりたいなあ。そう思わせるラーメン屋なのだった。
店名は「蒼空」。
まさしく南信州の辺境、晩秋の高い空がよく似合う店なのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.14
夜、魚せいに行ったら、息子の担任が飲んでいた。
それとは知らずにオレはカウンターに座る。店には客が二人。
相変わらずしけた店だ。
と、畳に座っているドラえもんみたいな体型のおっさんが「息子さんの担任です」と名乗る。
なんだとお。
酔っ払ったおっさんにいきなり「担任です」と名乗られて、あ、こりゃどうも、と頭を下げるほど世間知らずのオレであるわけがない。
マジか? マジなのか? と、いきなり相手の顔にスマホを突きつけ、フラッシュ一閃、写真を撮った。
そしてすぐにヨメにLINEで写真を送り、このおっさん、知ってるか、とメッセージ。
ヨメからはすぐに「あら〜××センセ。よろしくお伝えください」と返事が来る。
本物だった。
本物の担任だった。
本物の担任のくせに魚せいであぐら組んで、焼酎飲んでやがる。きっとろくなセンセじゃないな。
こらしめてやることにする。
これはこれはセンセ、本物でしたか。失礼しました。しかしヒマですなあ、こんな店で飲むなんて。うひゃひゃひゃ。
そうおちょくりながら、今度はLINEのテレビ電話を使って息子を呼び出し、担任の前につきだす。
息子は大喜びでテレビ電話に出て「うひゃひゃひゃ、今晩は、うひゃひゃひゃ」。
そりゃそうだわな、オヤジが飲みに行ったらそこに担任がいて酔っ払ってるなんて、子どもにしたらこんなに面白いことはないな。
担任は「うひゃひゃ」とご機嫌のまま「おお、宿題やったか」とテレビ電話に話しかける。
バカめ、自分でネタをまきやがって。息子は「うひゃひゃひゃ、はい、やりました」と大喜びだ。
そうだ、ワイロを贈ろう。
そう思いついたオレは、自分の焼酎のボトルを手にして、センセのグラスに無理矢理注ぐ。
「ななな、何をする、やめてください」と言いながら目はボトルに釘付けのセンセ。
オレは自分のグラスにも注ぎ、まままま、乾杯しましょう、まままま、と迫る。
そして、センセ、これワイロですからね、息子をえこひいきしてくださいね、と頼む。
センセは「はいはいもちろんです、えこひいきしますとも、ええもう、がっつりと」胸を張る。
買収成功。息子よ、父の姿を見ろ。
家に帰って、えこひいきするよう頼んでおいたから、と言ったらヨメは頭を抱え息子はうひゃひゃひゃと笑うのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.11.13
大宮まで車でいって、新幹線に乗って新潟は燕三条。仕事だ。
国境の長い大清水トンネルを抜けたら、そこは雪国。まだ11月の半ばだというのに、一面真っ白でぶったまたげた。
当初は車を予定していたのだが、その予定が変わって助かったなあ。
平野に降りたらさすがに雪はなかったが、しかーし、寒いっ。
ぶるぶる震えながらの取材仕事だ。
長岡に移動して仕事を終え、駅弁を買おうと思った。
ホームの売店は閉まっていて「5分ほど留守にします」の札がぶら下がっている。
待っていたら大きな荷物を持った売店のお姉さんがえっちらおっちらやってきて売店に入り、そして入った途端に大きくこけた。
ありゃりゃ、大丈夫ですか。
声をかけたら「ひゃーっ、みられちゃいましたーっ」と可愛い反応。
それにつられたわけではないが、イクラとかニシンとかを使った旨そうな弁当を購入。高かった。1100円。
でもまあ、寒い中頑張ったんだし、自分へのご褒美なのさ。
と言い訳しながら車内で弁当を開く。
1つの車両に10人ぐらいの乗車率。ガラガラだなあ。
開いた弁当は、しかし、なんじやこりゃ〜というくらいに量が少なく、ここ、これで1100円とは、と泣きたくなってしまった。
とほほ。
駅弁に関しては、JR東日本管内は明らかにJR東海管内に負けている。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.12
ドラえもんの映画が3Dになるらしく、その映像が超絶にひどい。こりゃたまげた。
大事な日本の文化遺産が破壊されていく。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.11
棒が4本でポッキーの日。じゃがりこもチーカマも、なんだって全部棒じゃん! とネットでは大騒ぎの平和な一日である。
平和なのはいいんだが、一気に真冬の寒気で、超寒い。
それなのに隣の小学生は半ズボン。よく見たら相当な小学生が半ズボン。
オレの息子は半ズボンではなかったのだが、体育の時間にゲリラ雨に降られてびしょ濡れになったものだから、体操着の洗濯終わりとばかりに教室に干して帰ってきたというから、基本的に小学生男子はバカである。
そんな男子を「バッカじゃない」という目で見ているのが女子で、必然、男子と女子は相容れない。
その女子にしたって、息子に寄れば「二つのチームがあって二人のボスがいて表面的には仲良くやってる」らしいから、男子はオンナってバカだよなって思ってる。
男と女は、小学生の頃から相容れぬ存在なのだな。
「夕刊フジ」「週刊現代」
2013.11.10
本日は遊び歌バンド・たんさいぼうのライブである。
会場はさいたま市の某体育館。地元の子育てフェスタというイベントのゲストなのだ。
平たく言うと子ども祭りみたいなものだな。その盛り上げ役として、お気楽で脳天気な歌を披露するオレたちが呼ばれたというわけだ。
200人くらいの親子が集まった会場で、間抜けな歌と踊りを披露する。
最近はぼちぼちとファンもついてきたようで、今日も終わって後片付けをしていたら「CDないんですか」とお母さんに言われた。
なんでも以前、別の児童館でオレたちの歌を聴いて、それが耳から離れず「私はこのCDを欲しがってるのかも、って気づいたんです」ということらしい。
物好きな。
いや、ありがたや。
もちろん喜んで1枚お売りする。
こういう子育てイベントとか児童館とか、参加者はお金を使うつもりで来ていないので、まず、売れないのだ。
それなのに1枚買ってくれる人がいると、やっぱり嬉しいなあ。
「プロっぽいですけど、他にお仕事しているんですか」とか言われて、ちょっといい気のオレであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.09
土曜日だからのんびりと寝ていればいいのに、何を好きこのんで早起きするのだ、子どもたちは。
と思ったら今日は土曜授業らしい。学校だ。
へー、先生方もご苦労なことだな。
おかげでオレは仕事に集中できた。
集中できても終わらないのだから、オレのせいだ。
とほほ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.08
隣町のまったく知らない人からいきなりメッセージが送られてきた。Facebookである。
「お願いしたい仕事があるんですが」。
オ、オレはゴルゴ13だったのかっ。
なんでも練馬区のフリーライターということで検索したらオレが引っかかったらしい。
オレのFacebookのプロフィール写真は、ももクロアロハを着ているアホなおっさん。
そのメッセージには「私もモノノフです」と書いてあって、うひゃー、オレってこうやって公開で笑われてたのかと愕然とする。
愕然としつつも、まあ、仕事をくれるというなら、と会ってみることにした。
まったく知らないおっさん(オレのことだけど)に、ネット経由で仕事を頼むってのも、どうあかと思うが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
2013.11.07
仕事のスケジュールが相変わらずぐちゃぐちゃである。
忙しい。
なのにカネがない。
これは要するに足場の長い仕事ばかりで、支払いまでが相当に長いということだ。ちっ。
しょうがねえなあ。
などと書くと、またコマちゃんに「タンゴさん、怖いです」と言われてしまう。
オレは別に怖くねえって。いつもいつも文句を言ってるみたいに言うが、コマちゃん、オレはそんなに文句ばかり言ってるわけじゃないって。
そのコマちゃんと、霞ヶ関で昼飯を食う。
最近オザキはどうしたのかねえ、音沙汰ないねえ、などと言いながら中華料理屋のAランチを食う。
これがあなた、劇辛ラーメン。
なんのきなしに頼んだのに、出てきたラーメンを見たら真っ赤っかでびっくりだ。
ひえー、コマちゃん。これはランチに食うべきものじゃないなあ。やっぱりおとなしく和幸にしておけばよかったなあ。
泣きながら辛いラーメンを食って別れたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.11.06
有楽町での仕事の後、カメラマンのヨシダ氏とガード下で飲んだ。
以前から行こうと思っていた、ガード下に並ぶドヤ街的飲み屋の1軒である。
このあたりはサラリーマンが豪快に飲んで食って喋りまくる、まさに日本のパワーの源のような場所。外人もよく見物に来ては目を丸くしている。
中国人や韓国人は恐れをなしてこない。よしよし。
どこにしようかと物色してヨシダ氏と飛び込んだのは、よく見たら貝の専門店。ひゃー、貝かい。
この店、なかなか鋭かった。
厚揚げを注文する。なかなか出てこない。おっせーなあと思って見たら、なんと豆腐から揚げていた。
おかげで出てきた厚揚げは、まさに熱揚げ。あぢぢぢぢーと言いながら食ったのだった。
そしてメインに頼んでいたのが、牡蠣のカンカン蒸し。
空き缶に牡蠣をぶちこんで酒で蒸した食い物で、目の前でできたそれを空き缶の中から取りだして食うというもの。その量、なんと1キロもあるのだ。
目の前の調理場で蒸してくれたその缶が、カウンターに座る我々の目の前にどんと置かれ、我々は「おおおー」と叫ぶのみ。
店員の指導に従って軍手をはめて熱々の牡蠣を取りだしては、めりめりっと強引に開いて、湯気を上げているそれをはふはふと食うのだった。
絶品。ホッピーが進む、進む。
いやあ、旨かったなあ。
ヨシダさん、いい店に当たりましたねえ。「まったくですねえ、いやはや」。
十分に満足した我々は、ヨシダ氏は新幹線に乗るべく東京駅へ向かう山手線に、オレは地下鉄有楽町線に、それぞれ足を向けたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.05
夜中に目が覚めると、けっこう寒い。
一緒に寝ている息子が布団を蹴飛ばしてしまうので、オレも何もかけないで寝ている状態だ。
うーむ、風邪を引いてしまう。
息子に、早く自分部屋で寝ろ、と言うのだが、返事はいつも「一緒に寝ようよ」の一言。
まあ、いいか、と溺愛主義のオレはまた今夜も息子と同じ布団で寝るのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.04
寒くなってきたので、タイヤ交換の予約にいった。
12月には新潟に里帰りしなくてはならないし、預けてあるタイヤを取り寄せてもらうのにそこそこ時間がかかるので、早めに予約しておくのである。
関越入り口下のタイヤ館に行く。
作業服姿の兄ちゃんに、タイヤ交換の予約に来たんだけど、と言う。
兄ちゃん、てきぱきと愛想良く予約の手続きをしてくれた。
その手元の予約リストをのぞき込んだら、もうすでにけっこう予約で埋まってる。特に土日は大混雑だ。
へえー、もう予約で一杯だねーと言ったら「皆さん、今年は早いですね」と兄ちゃん。
要するに1月の大雪でえらい目にあったことから、今年は早めに準備しておこうという流れらしい。確かに、雪だ、タイヤだ、と言ってもすぐに無理だしな。
オレはこっそり平日の朝に予約。空いてる時にやってしまうのだ。
午後、美女木のヤマダ電機略してダ電に行く。外付けのハードディスクが一杯になったので買い替えるのだ。
ダ電は相変わらずダメ電で、駐車場に係員が3人もいるのに全員場内をうろうろするだけ。出入り口の誘導をだれもしようとしない。
意味ねーじゃんと指差して笑った。
1テラのハードディスクが1万円。2年前とあまり変わらないな。
外付けハードディスクは、バックアップソフトが命である。
現在使っているバッファローのは、タイムマシン。昔の日付を指定すると、その日のデスクトップを再現してくれるのだ。
とっても便利だ。
ならば次もそれを使い続ければいいものを、そこは飽きっぽくて変わり者のB型。違うのにしてみる。
そして案の定、これが使いづらくて、いや、慣れないだけかもしれないが、とにかく使いづらくて四苦八苦。
ああ、面倒くさい。ダ電め、と八つ当たりなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「風景は記憶の順にできていく」椎名誠・集英社新書。椎名誠もいい年になってしまって、ぼちぼち人生の店じまいを始めたようだ。以前、中国奥地に長期間滞在していたことがあって、実はその際に原爆実験で被ばくしたようで、そんなことが店じまいの背中をゆっくりと押したのかもしれない。この本は、かつて椎名誠が暮らしたり通ったり、思い入れ深い土地や街を今になってたずね歩くというものだ。まあ、誰だって学生時代を過ごした街が懐かしくなって、近くへ行ったついでにちょっと足を延ばして立ち寄ってみる、ということはあるから、要するにそれだけなのではあるが、しかし、全体に何となく“もうこれでここに来ることはないな”と思い出の土地に別れを告げに来たような、そんな雰囲気が漂っている。
2013.11.03
本日は朝から大宮の先の宮原という場所でライブである。
遠いのである。しかも朝早いのである。
だが、頑張るのである。
昼にかけてライブを2本。乳幼児とその親が観客だ。
小さい会場で、まったりと、呑気なライブで、なかなかに心地よかったと思う。
個人的には、ギターの弦を久しぶりにスチールに替えた。
今までずっとガット弦だったのである。ウクレレのような演奏法をしていたので、意図的にガット弦にしていたのだ。
それはそれでまろやかな音でよかったのだが、やはりスチール弦の透明な音が空きの澄んだ空気に似合うし、ガット弦は男性ボーカルとはやはりぶつかるような気がして。
そこまで気を遣うことなどないのだが、まあ、気分だな。
スチール弦は爪に負担がかかる。爪が傷む。
だからといってピックは使いたくないし、そのあたりは課題だな。
昔と違って人より速く弾きたいとは思わず、人が聴いて心地よい音を出したいと思うようになった。
その点では、室内弾き専用のラリビーが、やっぱりいいなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.02
本日は酉の市の前夜祭である。今年は三の酉まであって、その幕開けなのだ。
毎年この季節になると、一年もあと少しという気分になる。
いつもお参りに行っている新宿・花園神社に、息子と出かけた。
3歳くらいの時に一度連れてきているはずなのだが、息子はすっかり忘れてしまっている。こうして記憶は風化し、思い出だけが残っていくのだ。
地元の石神井公園の神社でも酉の市はやっているので、息子はずっとあれが酉の市だと思っていたわけだ。だから花園神社の酉の市を見て、あまりの迫力に目を丸くする。
まずはお参り。いつものように家内安全商売繁盛と百万回言えと命じたオレであるが、息子は「わかった」といいながらこっそり合格祈願のお願いも付け加えたのだった。
屋台でおでんやら焼きそばやらを食う。
射的好きの息子は、射的の屋台に吸い込まれて500円を散財してすごすごと帰ってくる。よいのである。
射的でお金を使っても、屋台のおでんがバカ高くても、お賽銭なのだ。
熊手を眺めて回る。
息子も自分で一つ欲しくなったらしく、ある熊手屋につかまって売りつけられたのを買おうかと迷っている。
よいのだ、買いなさい。
よく見たら、この熊手屋の屋号が「野原」となっていた。
あれえ、野原? 記憶にあるぞ。で、思い出した。だいぶ昔、酔った勢いで熊手を買った店だ。
確かイズハラと一緒で、5000円の熊手に1万円を出して、縁起ものだ、釣りなんか受け取れるかあ、と酔った勢いでかっうこつけた店だった。
そうか、あの店か。なんという偶然。今度は息子がここから買うのか。
オレ、昔、お宅の店から熊手を買ったよと言ったものの当然相手にされず、代わりに息子が1000円の熊手を売りつけられる。
この熊手が、どう見ても倍以上はしそうな立派なやつで、へー、男の子だからっていうのでサービスしてくれたかなあ、とオレもオレも嬉しくなる。
気のいい熊手屋なのかもしれんな。
今年は本当にいろいろあったが、来年はきっといい年になるだろう。
そうか、そろそろ喪中はがきを用意しなくては。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.11.01
某短大でインタビューした女子大生19歳が超かわいくておじさんは嬉しくてしょうがないのだが、話を聞いたら、なんと彼女の実家とオレの実家が10分くらいしか離れていないことが判明した。
ひょえー、同郷ですか。こりゃあ運命の出会いですなあ。
ということは、地元出身のあのミュージシャン、知ってる? と聞いたら「はい、親戚でえーす」との返事で再度びっくり。
こんな可愛い子を東京へ送り出すなんて、お父さん泣いたでしょ、と聞いたら「どうしても行くのか、どうしても行くのかって、ずっと言ってましたぁ、きゃぴっ」という答えだった。
まあ、飲め、父ちゃん。
帰ってきて、家で延々、原稿仕事。終わらない。
途中で飽きたから原稿やめて、酒を飲む。
巨人と楽天が第7戦までもつれこむ? そしてマー君が日本で最後のピッチングをして勝って、視聴率が大騒ぎでみんな大もうけ?
なんだ、プロレスだったか。
おととと、オザキにラーメン屋で殴られる。
風呂に入って寝るのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.31
田町で飲んだ。
昨年暮れは田町の慶応側で飲んでいやーな思いをしたので、今回は反対の港湾側である。
ちょっと前までは何もなかった街だが、最近はずいぶん立派になっちゃって、ベイエリアということで高そうなマンションも林立。
お金持ちの奥様がベビーカー転がして歩くような街になったのだ。
とは言え、港湾という本質は変わらず、田町駅のこっち側には港湾労働者向けだった安くて量の多い飲み屋が軒を連ね、本日もそうした系譜に連なる店に入ったのである。
つまり大変好きなタイプの店である。
かねがね思っているのだが、オレは居酒屋が大好きなようだ。
テレビで居酒屋紹介の番組などを見かけると、うほうほ見てしまう。
だが、それでいて注文がたいへんにうるさい。
路面店限定。ビル中の店は嫌い。地下の店は論外。
間接照明、大嫌い。個人経営に限る。
そんな条件で探そうとすると、実は案外難しい。おかげでオレと一緒に飲みに行くと、たいへんに面倒な思いをする。
あげくにせっかく入った店でも、さんざん文句をたれられる。
こうして飲み友だちを失っていくオレであった。
本日入った、その港湾系の飲み屋は、とにかく安い。それでいて旨い。野菜は長野から直接取り寄せているのだそうだ。
こういう店が近所にもあったらなあと、オレは深く思いつつも焼酎をずるずると飲んだのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.30
20代後半、本気でマーケティングの勉強をしていたオレの教科書が、フィリップ・コトラーの「マーケティング・マネジメント」だった。
分厚い本だったぞ。それを何度も繰り返して読んで、書き込みで真っ赤っかにしたものだった。
その本は、もちろん今もオレの本棚にある。
経済学部の学生が「マケマネ」などと呼ぶ程度の、まあ、古典的な教科書ではあるのだが、文学部出身でマーケティングなんてさっぱりだったオレにとっては、読むたびに刮目させられる一冊だったのである。
そのコトラー先生が、オレの目の前で喋っているのである。
仕事とはいえ、なんとも嬉しいことに。
セミナーだから1対1の会話をしたわけではないが、数百人のコトラーファンと一緒に先生の生の声を聞けたのは、本当に嬉しかった。
昨年、マイケル・ポーターの講演が聴けるというので楽しみにしていったら、アメリカからの衛星生中継・同時通訳付きということでガックリした。
今年もどうせ衛星生中継・同時通訳付きだろうと思って出かけたら、なんと本物が目の前に表れてライブでしゃべり出したのだ。もちろん同時通訳付き。
生きてるコトラー先生をこんなに近くで拝顔できるとは、ありがたやありがたや。
タイムマシンに乗って20代後半のオレに教えてあげたいものだ。
オレにとっては、そのへんのアーティストとかよりよっぽどありがたいお顔の先生なのだ。
おお、マーケティングの巨人が、生き神様が、オレの目の前でしゃべっているぞ。
もっとも中身はというと「優れた企業は顧客志向なのだ」みたいなどうでもいいようなことしか言わず、まあ、講演なんてそんなもんだろうな、と思ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」
2013.10.29
取材で学生10人と会う。ひゃー、若い。
ぐったりと疲れる。
若さに負けた。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.28
毎度のことながら、まったく医者ってのは、という話。
そうである。区の健康診断のことである。
本日の担当医は明らかに70歳を超えているおじいちゃん。
いや、年齢ではない。年齢ではないんだが、しかし、聴診器の手が震えているではないか、じいさん。
リタイヤしてヒマでしょうがない医者か、威張りたくてしょうがない医者しか、こういう区の健康診断にはやってこない。だって、誰もやりたくないもんね。
今日の医者は、オレのデータを見るなり、「太りすぎだね」と嬉しそうに言った。
そりゃオレを見れば誰だってそう言うし、そんなことは本人が一番よくわかってる。別に医者にこんなレベルのことを言って欲しくて来てるのではない。
「仕事はなんですか、もごもご」と聞く。
コピーライターとアレンジャーをやってて、時々、たんさいぼうにも変身する、と言ったところでわかりっこないだろうから、モノカキですが、と答える。
医者、大喜びで「モノカキですかあ、そりゃあいかんですなあ、モノカキは生活が不規則になって夜中に仕事をしますから不健康になるんです、規則正しい生活を送ってご飯もきちんと決められた時間に食べるように」と小学生レベルの指導をするのだが、そもそも生活が不規則で夜中も仕事をして、というのはオレの言うことだろう。アンタじゃなくて。
さらに医者は「腹八分目ですよ、腹八分目。生活が不規則だからって間食をしてはいけません」と追い打ちをかける。
帰り際まで「腹八分目」と言い続け、そういやおれの前のおやじにも「腹八分目」と言ってるのが衝立の向こうから聞こえていたから、「腹八分目」と言うことが自分の仕事だと思っているらしい。
やれやれと、毎度のことながらあきれ果て、さすがに練馬区の医師会に「やる気がないなら問診なんてやめたらどうか」とクレームつけようかと思いつつ、診療所を出たらすっかり忘れて、ついでに腹八分目もすっかり忘れて、ビッグボーイに飛び込んでハンバーグランチを食ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.27
穏やかな秋晴れの午後、オレはiPadでアルビレックス新潟の試合を見るのだった。
スカパーの中継である。解説は金田さん。
スカパーはカメラワークがとてもよくて、無意味なアップなどせず、常に選手全員の動きを丁寧に見せてくれる。面白いなあ。
ザッケローニが見に来ていたそうで、その眼前で、新潟の川又がハットトリック。ひゃ〜。
やべえよ、オレたちの川又が見つかっちゃったよ、来期はこれで移籍だよ、なにしろ年俸900万円だし。
息子と二人で、川又も今季限りか、と天を仰ぐ。
「お父さん、田中達也が3500万円もらってるから、入れ替えてもらったらどうだろう」と息子。
おお、それはいいアイデアだ。
川又、行くならせめて浦和と大宮はやめてくれえ。
そういやサッカーのU-17がすごいことになっているらしいな。
世界大会、決勝トーナメントに進んだそうだが、その戦いぶりが世界の度肝を抜いているそうだ。
確かにこないだのチュニジア戦だったか、データを見たらなんとディフェンスがゼロ!
ゼロトップというのは知ってるが、ゼロバックというのは初めてだ。たまげた。
要するに全員がミッドフィルダーみたいなもので、それが入れ替わり立ち替わり、攻めたり守ったりなのだろうなあ。
もしかして、幼稚園児にサッカーをやらせると全員が一斉に「わーっ」とボールを追いかけてだんご状態になる、あんなサッカーが見られるのか? とてつもなく面白そうだ。
テレビでやってないかなあと思ったけど、やってないのね。残念。
でも、この選手たちが主力になる次の次の代表あたりはすげえ面白そうだ。日本独自の幼稚園戦術。
その頃には川又もベテランになってJ2あたりでくすぶっるのかも。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.26
昨日、仕事がキャンセルになったもので、ラッキーとばかりに張り切っちゃっていろいろ片付けたものだから、その反動で今日はうへへへ〜楽ちんだ〜などと言ってちっともはかどらない。
こういうのをセルフマネジメント、自己管理ができていないっていうのだろうな。つーか、単なるバカじゃん。
いい年して、つーか、なんて表現を使うのもどうかと思うが。
昼、近所の焼き肉屋の2階にしゃぶしゃぶ食べ放題がオープンしたので行ってみたら、食べ放題なのは野菜とかライスとかで、肉は最初に出された分だけ。
なんじゃこりゃ。しかもけっこう高いし。
もう行かないな。これならカウボーイ家族のほうがよっぽどいい。
その帰り、ハードオフに寄ったら息子が昔のスーパーファミコンを見つけて、買った。ドラクエ5が100円。
高い買い物をしたり安い買い物をしたり、今日はよくわからん。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.25
予定していた取材がキャンセルになった。
しかも、場所は海浜幕張。
往復で4時間。1時間の取材のために4時間の移動。
まあ、名古屋往復に近いものがありますな。
それが直前でキャンネルになったので、5時間、空きができてた。いやあ、助かったなあ。
この5時間を使ったおかげで、たまっていた原稿の一部を片付けることができた。やれやれ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.10.24
「いいとも」終了宣言、「ほこたて」やらせ打ち切り、半信半疑ホテルの食品偽装と、細かなネタの日々。
「ほこたて」については、以前、出場した会社の広報の人に会ったので、あれって仕込みですよね、と聞いたことがある。
「それが完全ガチだったんですよ」と、返ってきたのは驚きの言葉。
対戦相手も知らされてなくてぶっつけ本番だったらしく、すごいなそりゃ、と思ったものだった。
たぶん初期はそういうガチで成立して、次第にその成功に自縛され、“ちょっとだけ”“これくらいはアリ”とだんだんエスカレートして自爆したのだろうな。
よい切り口の番組だったのに、愚かなことである。ふんっ。
半信半疑ホテルのあれは、完全に一番やっちゃいけない社長のお詫び会見だったな。即座にネットは大騒ぎ。たぶん騒ぎが大きくなる。
オレんところは被害者、というストーリーを描こうとしたのだが、あまりにアホすぎた。
「誤表示です」と胸を張ってふんぞり返ったのだから、マスコミも「じゃあ、これからは全部正確に表示するんですね」と言えばよかったのに。
そうすりゃソバでもなんでも、これからは中国産と表示しなきゃならんからな。わっはっはっ。
なーんて、世の中の小ネタで憂さ晴らし。
いや、憂さ晴らしっても何か面白くないことがあったとかいうのではなくて、単にすげえ忙しいだけなんですがね。
終わらない原稿がたまっていく。山になっていく。
そこへ加えて、連日、次の仕事の打診。申し訳ないけど、それを次から次へと断らざるを得ない。
何かを頼まれて断るっていうのは精神的にすごくきつくて、知らないうちにけっこうなストレス。うーむ、よろしくないな。
仕方なく、飲んで寝る。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.10.23
朝、浜松から三島に移動。新幹線。
当然「こだま」なのだが、それがなんとN700Aの車体で、おお、ラッキー。写真を一枚撮る。
そういや、昨日会ったキベさんもカトーも、FacebookやLINEをやっていないので、いちいち説明するのがたいへんに面倒だった。
でも、こっちも、えーじくんとお互いにLINEで見つけられず、どうしてだろうねーと首をひねっていたから、まあ、あまり偉そうなことは言えない。
えーじくんとは、要するに年齢制限による検索可能設定をそのままにしていたために検索できなかったと判明。
お互いに「やれやれよかった」と喜んだものの、どうでもいいようなスタンプを送って終わり。無駄というか無意味というか。
午後、三島から東京に移動。
今日は寒いなあ。台風はどうなるんだろうなあ。
けっこうぐったりと疲れて、帰ったのだった。
「日経新聞」
2013.10.22
朝7時の新幹線で、新大阪。リニューアルが終わった新大阪駅はずいぶんときれいになったのだ。
夜、浜松へ。
1年ぶりに、キベさん、カトーと会う。
たまたま飛び込んだ居酒屋が、おねえちゃんの質が驚異的に高くて、おじさん3人は大喜び。また来よう。
泊まったホテルは最悪。「じゃらん」で検索して安い順に並べ替えて上から3番目くらいのホテルだった。
地元のキベさんとカトーが「なんでここに」と呆れたホテルで、寝る前にペヤングソース焼きそばを食べようとお湯をわかしにかかったのだが、なんとポットが壊れて使えなかった。
他にもいろいろひどくて、フロントに電話してポットを取り替えてもらうのすら嫌になって、そのまま寝てしまったのだった。
「日経新聞」「週刊ダイヤモンド」「週刊ポスト」「週刊現代」
2013.10.21
昨日、この日記をソネットにアップしようとしたら、容量が一杯でもう入らない。
うーむ、もはや限界か。
このテキスト主体のファイルでさえ、もう入らないほど、ソネットは貧弱。なにしろ50M。ここは笑うところね。
仕方なく、古いやつを他の無料サーバに移した。
オレは毎月ソネットに接続料とホームページ開設費合わせて1980円も払っている。
それなのに無料サーバのほうがずっと使い出がある。いったいどういうわけだ。
なーん、ここで言っても始まらんわな。
まあ、世の中にちっとも役に立っていないホームページだし。まあ、えーわ。
本日、たんさいぼうの歌が広島テレビ放映された(はず)。
広島テレビから「楽曲を使わせてください」という連絡があったからね。
でも、広島じゃあ見られないしなあ。
後日、オンエアした映像を送ってくれるらしいので、楽しみに待とう。
これでたんさいぼも全国制覇だ! って、広島だって言ってるじゃん、オレ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ダビンチ」
2013.10.20
そうだそうだ、これを書こうと思っていたんだ。
サントリーのお茶、伊右衛門の特保である。ボトルに大きく「特」と書いてあるやつ。
今年の夏、コンビニの棚で妙にサントリーが頑張ってるなと思ってたのよ。
いつもの年より伊右衛門がたくさん並んでいて、しかも、冷茶とかほうじ茶とか、バリエーションも豊富で、なんか頑張って棚を死守しているなあと思ったのだった。
それがこの秋になって、あっという間の「特」。
一晩にして「特」のペットボトルがコンビニの棚に並んだのだった。
それはそれは見事なお手並み。まさん新商品ランチャーのお手本のような一斉立ち上げだった。
そうか、このために夏の間は無理して棚をキープしていたのね。しかも、現勢力では手薄と睨んで、あえて新製品も棚に並べたのね。
得点圏進出のためのバント要員。あるいは、“オレごと刈れ!”と橋本真也に向かって叫んだ小川直也。
そして、死屍累々たるシカバネの上に一夜にしてそびえ立ったのが、「特」だったというわけだ。
しかもこの「特」、どの店にいっても並んでいて、その「特」のパッケージのインパクトも凄い。
明らかにこの一斉ローンチを意図しての、強烈パッケージだったわけだ。
しかもすごい売れ行きだというのに、どこも品切れしていない。これは相当周到に生産計画を立てていたに違いない。
まさにこれはビールの新製品投入の流れとうり二つ。さすが酒メーカーである。
パッケージから生産ライの準備からコンビニの棚のキープまで、マーケティングの教科書に出てくるような見事さ。コトラー先生だったら100点満点をくれるだろう。
今もコンビニの冷蔵庫には「特」の字がふんぞり返っていて、それを見るたびオレは、さすがサントリー、と感心するのであった。飲んでないけど。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.19
本日は息子と一緒に、調布は味の素スタジアムに行った。
言うまでもなくアルビレックス新潟の応援である。
東京暮らしだからアルビレックスの試合は、年に数回しか応援できない。もちろん全部アウエー。
昔、何かの雑誌で読んだが「今日はご機嫌だねえ」「おうよ、今日はサッカーがあるからよ」という会話が、ブラジルでは交わされるのだそうだ。
その気持ちが、こうしてひいきチームがアウエーでゲームにやってくるのを楽しみにしていると、とてもよくわかるのだ。
実際、スタンドの夜空に故郷のチームの名前が響き渡るのは、感動的でさえある。
しかも新潟の応援歌には「アイシテル、新潟っ」と絶叫するものもあって、海老反りながら「故郷を愛してる」なんて叫べるのは感動的なのだ。
ひいきチームを応援するのはアウエーに限りますなあ。いやほんと。
息子は今日の試合のために、午後からの塾を休んだ。バカ息子だ。
もちろんバカ親のせいだが。
開場前に到着して並ぶ。行きの電車の中からFCのサポがいっぱいいたが、息子はその中で堂々とアルビレックスユニフォームなのだった。
天気予報は雨。それが半分当たって、途中からぽつぽつと冷たい雨が降る。
寒い。寒かった。
だがもっと寒かったのは新潟の試合だった。
とにかくパサーがいないのが致命的。フォワードはいいのがそろっているのに、パスが出ないのだ。
どこかの国の代表とは正反対ですなあ。
1点を先制されて、後半は登録フォワードを全部投入するという、なんと4トップ。いやあ、珍しいものを見せてもらった。
しかし、4人もフォワードがいてもパスの出し手がいなければ、点は取れないという当たり前の事実を見せられた。
田中達也は献身的に走り回るもののパスが出てこない。かわいそうだったなあ。見てて。
川又もパスが出ないからちっとも仕事ができず、ふて腐れている。
このチームに、松井大輔がいればすごく強くなるのになあ。
もっとも息子に言わせれば今季900万円の川又が、来季は他チームに引き抜かれるのは確実、ということだから、それはそれでどうなるか。
結局0-2で敗戦。ガックリ。
でも、まあ、いいや。負けも新潟。勝ちも新潟。
これが代表だったら、監督がボケだ、あいつがクビだ、とオレも怒りまくるのだが、クラブチームだと「くそ、次は頑張れ」という気になる。
なるほど、タイガースファンが「負けてもかわいい」と口にするのは、この感覚なのだな。よくわかった。
次は11月末の横浜戦か。どうするかなあ。
帰りに荻窪に出て、メシを食う。
たまたま、きりたんぽの店があったので「きりたんぽって食べたことないよなあ」と立ち寄り、息子と二人できりたんぽ鍋をつついたのだった。
来年には中学になる息子とこういう時間を持てる機会は減っていくだろうから、やっぱり横浜戦も行くかなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.18
本日は、オレのあそび歌バンド・たんさいぼうのライブである。
会場は、大宮の小学校。
そうである。今日は珍しく小学生相手のライブなのだった。
そして実はたんさいぼうというのは、小学生相手が一番得意なのだった。
少子化の時代に珍しく、この小学校は1学年が7クラスという大規模校。
今日は1年生が対象なので、子どもが200人。その親が200人。それに兄弟が加わってと、なんだかんだと約500人のライブになった。
以前、ワンちゃんこと犬飼聖二さんのバックを頼まれたとき、800人の客の前で一人でギターを弾いたことがある。
あれに次ぐ観客の多さだ。
ワンちゃんの時も、観客の視線の圧力にびびった。ギターから音を出した瞬間、800人の視線が一気にオレに向く。
視線には「圧力」があるのだと、あの時、はっきりと体で感じた。
今回もそれと同じ圧力を感じたぞ。500人。
それでも会場は大変な盛り上がり。たんさいぼうのあそび歌で、大騒ぎなのだった。
やっぱり小学生はやってて楽しいな。
小学校に入って初めての学年行事ということで「何事だ、いったいどんな大事な集会なんだ」と仕事を休んでわざわざやってきた父ちゃんも少々。
その父ちゃんたちも「なんだなんだ」とわけわからず一緒に踊らされていたのが面白かった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.17
朝から羽田の国際線ロビー。取材仕事だ。
待ち合わせは2階なのに、3階で「オレが一番早いと」偉そうにふんぞり返っていたバカは、私です。
気がついて慌てて2階に駆け下りる始末。
終了後、今度は急いで新宿。今度は場所も間違わなかった。
それにしても最近は忙しいなあ。毎日毎日、いろんなところから仕事の電話が入ってくる。
ありがたい話である。
なのにオレの処理が追いつかない。とほほほ。
夕方帰ってきて、それから原稿をいくつか片付けて、それでも追いつかないのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「ナンバー」
2013.10.16
大型の台風が未明から大暴れ。
とテレビは騒ぐのだが、実はそんなにたいしたことはなくて、新宿駅南口で絶叫するアナウンサーの後ろをサラリーマンが普通に歩いていたりする。
で、この間、実は新宿なんかじゃなくて伊豆大島で大災害が発生していたわけだが、テレビはそんなことはちっとも報じず、図らずも機動力不足を露呈してしまったのだ。
うーむ。
実は夏休みやゴールデンウィーク前の渋滞報道が、最近はけっこう嘘っぱちになっていることを我々は経験的に知っている。
長蛇の渋滞でうんざりのお父さん、というルーティンにこだわる余り、現実を見ないテレビ報道が増えたようだ。
実際、シーズン前になると専門家が「渋滞を避ける豆知識を教えてください」という取材攻勢にさらされ、「最近の渋滞事情は昔とちょっと違うんですよ、と言ってもテレビは聞く耳を持たない」と呆れているそうだ。
それと同じ構図に乗ってお約束の新宿南口で間抜けなレポートをしている間に、伊豆大島で大変なことになっていたわけだ。困ったもんだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」
2013.10.15
本日も某短大でインタビュー仕事。
短大と聞いてうらやましがる人も多いのだが、以前も書いたように、なーんにも思わないのだった。
夜、明日の台風に備えて家の周りの飛ばされそうなものを片付ける。
新聞休刊日。
2013.10.14
三連休は道が混むなあ。
ということで早くに家を出て、イオンのショッピングモール。
ちょちょっと買い物を済ませたのだった。
ビレバンで、ふち子、購入。こんなものがどうして面白いのかわからんが、なぜかはまるのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.13
用があって池袋に行ったので、寄席によって見た。
寄席っていうのは、初めてである。行ったことがない。
ならばちょっと寄ってみようと。息子もたぶん付き合ってくれるはずだ。
合流した息子に、おう、ちょっと寄席に行くぞ、と言う。「へ? 寄席?」と息子はぼけっとする。
大人2500円。けっこう高い、。子ども1500円。映画より高い。
池袋演芸場は、へー、こんなに狭いんだあとびっくりするほど小さい。90席だそう。
受付のおばちゃんに、初めてきたんですけどどこに座ればいいんですか、と聞いたら「どこでもいいですよー」とのこと。
後ろのほうの席に、適当に座る。
半分くらいの入りだ。
講談のおばちゃんがぎゃーぎゃー騒いでいる。続いて芸者のおばちゃんが三味線を聞かせる。
このあたりまでは退屈だったが、次から落語家が登場して、いやあ、これが面白いのなんの。
オレ、落語なんて見たの初めて。
それどころかテレビでもラジオでもほとんど聞いたことがない。落語家なんて「笑点」に出てくる人たちくらいしか知らない。
それがどうでえ、ここには、こんなにたくさん落語家がいらあ。こいつらが、おもしれーの、おもしろくねーの、一体どっちなんだい、えっ。
昔昔亭桃太郎という落語家のアナーキーぶりにはぶったまげました。いやあ、腹を抱えて笑った。
金太郎という落語家のふぐのネタには爆笑だ。
なるほど、落語が放送禁止になるのもわかる。差別用語に下ネタのオンパレード。
こんなに面白いものだとは思わなかった。息子も全身をけいれんさせて悶絶だ。
若手落語家が、これからオレも知ってる、目黒のサンマをやってくれて、お約束の安心。
最後の落ち(下げっていうのか?)のところで、噛んじゃって、「あちゃっ」という顔をしたのが面白かった。
あー、面白かった。また行こう。
それにしても客が半分で45人。一人2500円として10万円。
出演者は20人くらいいたぞ。半分は劇場が取るとして、一人いくらもらってるんだ。
ちょっと計算して、びっくり。
うーん、落語家って大変なのね。ちょっと応援したくなってしまった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.12
本日は、あそび歌バンド・たんさいぼうの公式リハーサル日。
書いてて自分でも意味がわからん。
ちかぢか500人という大きなライブがあるのだ。頑張るのだ。
でも、おじさんたちはすぐに疲れちゃって、一回やったらもういいか、とすぐに休んじゃうのだった。
夜、地元の神社で秋祭り&盆踊り。
ぼ、ぼ、盆踊り? 10月の半ばに?
もっとも日中は30度越えだから、神社の頭もおかしくなってもしょうがないか。
真夏のような秋の夜空に盆踊りが響くのであった。なんのこっちゃ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.11
で、どういう人材が欲しいんですか? とオレは問う。
先方の人事部長は「うーん、B型はダメね」と答える。
は、B型ですか。B型は周りを振り回しますからねえ、とオレ。
「そうなのよ、もう、大変なの。その上、長男だったりしたら、もうひどい。B型の長男は絶対にダメね」
あははは、そうですか、とお追従のオレ。
とうとう、ワタクシはそのB型長男でありますが、と言い出せずに終わってしまった。
10月だというのに30度超えの真夏日。それに似合いの、ぬるーい空気がオレを包むのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」「ブブカ」
2013.10.10
先日はカネを払わずにとぼけていた60代のおっさんを脅し、今日は段取りの悪さについぶち切れて60代のおっさんを責め立て、さらにあまりに理不尽なギャラの話に腹が立って60代のおっさんを罵倒する。
いかんなあ。先輩たちに対してオレは、なんという振る舞いをするのだ。
そういう仕打ちは、必ず自分に返ってくるのだ。
オレはオレ自身に対して深く反省。
「心を亡くすと書いて、忙しいと読むのだよ」と教えてくれたのは、亡き母だった。
母ちゃん、忙しさのせいにしてはいけないが、オレも毎日反省の日々だよ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.10.09
本日も引き続き群馬の工場。
帰ってきて、大急ぎで原稿仕事。
一つ仕事を片付けると一つ仕事が入ってくる状態。とてもありがたいのだ。
それなのにどうしてオレにカネがない? うーむ、やはりワーキングプアーか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.08
昨日とは一転、今日は群馬の工場だ。
モノづくりの最前線で頑張る兄ちゃんたちである。
この時期の北関東はとても気持ちいい。特に群馬は気持ちいい。
できればもうちょっと気温が下がるともっといいのだが。
夜、衝撃的なニュース。
昨日訪れた短大のすぐそばで、女子高生が刺されて死亡したというのだ。
まったくなんて嫌な事件なのだ。
これからいろんな恋愛をして、社会で活躍して、オリンピックに興奮して、というステキな10年が待っていたはずなのに、やりきれないなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.07
仕事で某女子短大へ。
19歳や20歳の女の子たちにインタビューだ。
短大でインタビューというと「うらやましいっす」というヤツがいるが、そんなことはまったくない。全然なんとも思わないのだ。
一緒に行ったウッチーも「なーんにも思わないなあ」とうなずく。
もちろん相手の女子大生も、オレたち50がらみのおっさんなんて何にも思っていない。
だからインタビューはなんの邪心もなく、極めてスムーズに進むのだった。
そけにしてもここの短大はいい子ばかりだなあ。
両親の愛情たっぷりに、まっすぐ育った子たちだということがわかる。素晴らしい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.06
先日購入した新しいPAに、やっと触ることができた。
今まで忙しくて、そんな時にいじり始めたら大変なことになるから、手をつけないでいたのである。
さすがに今までの倍の出力だけあって、音がでかい。
iPadが直接つなげる。
10円玉がなくてもセッティング作業ができる。
ハウリング防止機能がついている。
と、嬉しい仕様がてんこ盛り。
こうなると、モニターが欲しくなる。
そこで隣町のハードオフに出かけてみた。
そしたら、ありましたよ、ジャンク品。20年前のヤマハのモニター。「音でます、ガリ音あります」の張り紙付き。
ガリ音というのは、ボリュームのつまみをいじったときに出る「バリバリ」っていう雑音のことだ。
これで1500円。1万5000円じゃなくて千500円。
速攻、買い。
レジへ持って行って「ジャンク品なので返品はできませんよー」という言葉を聞き流し、家に持って帰る。
早速つないだところ、「音でます」の張り紙通り、ちゃんと音が出た。やれやれ、よかったなあ。さすがヤマハ。丈夫だ。
しかし、音がしょぼすぎる。とほほな音だ。
まあ、この程度がたんさいぼうにはちょうどいい。ないよりもマシなモニターということで、しばらくこれでやってみよう。
というわけで新しいPA、無事に準備完了。
古いPAはというと、これでもう用済みだ。誰か買ってくれないかなあ。6万円で買ったのを、スタンド付き2万円でいいや。オプション品が5000円くらいついてるからけっこうトクだぞ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.05
桜塚なんちゃらの事故にはちょっとびっくり。特に好きでもなんでもないが。
数年前、地方の大学が文化祭に呼んだことがあって、30分ほどのネタをやっているのを見た。
もちろんテレビそのまんまのネタを使い回している、いわゆる地方営業というやつだ。
ふーんと思って、実行委員の学生に「いくらだったの」と聞いたら「100万円です」との答えだった。
うひゃーっ、ぼられたなあ。
もちろん間にはブローカー(学園祭専門にブッキングを行う業者がいるのだ)が入っているだろうが、どうみても30万円がいいところのランク、内容だろうなあ。
そんなことを思い出したのだった。
まあ、人様の商売にケチ付けるのはよくないな。やめよう。
ここのところまた原稿が忙しく、追われるように机に向かっているのだった。でも、根性がなくなっていて、すぐに逃亡したがるのだった。
困ったオレである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.04
18歳の時に上京してから37年間東京に暮らしていることになる。
たいがいの場所に行っただろうとは思うのだが、実はそんなことはなくて、むしろ行ったことのない場所の方が多いかもしれん。
東京ってのは広いのだ。
本日もその一つに行った。
京浜東北線の上中里という駅である。
初めて降りてびっくり。なんと、駅前に何もない。ここが23区内のJRの駅かよ〜。
まだまだ未知の世界は多いなあ。
考えてみれば足立区とか、ほとんど足を踏み入れたことがないし、オレの世界も狭いものである。
まあ、狭くても別にいいのだが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
2013.10.03
前日に痛飲したせいで、ちょっと二日酔い気味。
だが、そんなのたいしたことはない。
たいしたことはないはずなのに、ぐったりと疲れている。
これはあれだな、飲み過ぎとかそういうのじゃなくて、要するに体力的に夜遊びがキツくなってきたということだな。
昼の遊び歌なら大丈夫だか、夜の遊びはもうダメだと。
そんなわけで、今日はほとんど仕事にならなかった。情けないことだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.10.02
新宿で取材仕事があったので、すがわらに寄った。
すがわらは歌舞伎町の寿司屋である。最近では年に1,2回しか行かないが、それでも以前と変わらぬ口調で接してくれるのが嬉しい。
取材後にお客さんが「タンゴさん、ちょっと日本酒でもごにょごにょ」と言ってたので、ちょうどよかった、寿司おごりますから付き合ってくださいよ、と連れて行くことにした。
相変わらず刺身と寿司はうまかったが、それは寿司屋だから当然だわな。相変わらずだったのは接客態度で、まったくよくそれで飲食業が務まるもんだと改めて感心した。
ネットに「客が気を遣って言葉を選ばなきゃならない」と書かれるのも当然である。
聞けば大将、2年後に開店20年・60歳になるのを待って引退する予定らしい。
そして山形の、今は空き家の実家に帰って、生活保護を受けながら墓守をして暮らすのだそうだ。
あと2年か。たまには来てやるか。
実はちょうどこの日は、コマちゃん、オザキと歌舞伎町のももクロ居酒屋で飲むことになっている。たまりダブルブッキングなのだ。
配置転換になってストレス激増の日々を送っているオザキは、とにかく「飲みたい酔いたいベロベロになりたい」とうるさい。そのリクエストに応じて、歌舞伎町のバカ酒場であるももクロ居酒屋に行くことになったのだ。
すがわらを出て、お客さんと別れた後、オレはアルタ裏の地下に潜る。ももクロ居酒屋だ。
本当にバカな店だ、ここは。
ももクロの映像を見ながら、酔っ払ったオタクどもが奇声を上げている。オリンピックまでに何とかしないと日本の恥になるだろう。
店内に入って見たら、なんと大画面に流れているのはテレビ録画かネットか、ものすげえ粗い画像。DVDではない。
ははあ、これは、怒られたな。
そりゃあDVDを勝手に店内で流したら怒られるに決まっていて、見逃してくるんじゃないかという甘い見通しはあっけなく砕け散り、今こそ稼げるだけ稼げという事務所(スターダスト)にキツく止められたのだろう。
それで、「こ、こ、これはテレビを自分で録画したんです」とギリギリ言い訳のできそうな素材を使っているというわけだ。
まったくバカな酒場である。
この酒場で、粗い画像を見ながら、バカどもが酒に酔って「ぷにっぷにっ、あーりんりん」と叫ぶのである。世も末すぎる。
ふと見れば、「あの空に向かって」を見ながらオザキが目頭を押さえているのではないか。
「一歩ずつ前へ〜」という歌詞に合わせて駆けっこのように両手を振るという、幼稚園のお遊戯レベルの振付に「おお、ここっ、これだっ」と叫んで、慟哭するのである。オザキは。
うーむ、この程度の物語に感動して泣くとは、オザキの心が心配である。
ももクロとは似ても似つかぬ店員どもを蹴飛ばし、気に入らない曲がかかると、おら、次の曲にしろ、と叫ぶオレは相当な危険物。暴言に狼藉である。
コマちゃんが「バカじゃねえか、こいつら」と叫ぶ何度もオレをなだめにかかるのだった。
あまりに荒れように自分自身がぐったり疲れて、帰ることにする。
新宿三丁目でオザキと、アン・ルイスのように「あなたは右に、私は左に〜」と分かれて、副都心線。
家に帰って風呂に入り、ふらつく頭で机に座る。
オレは毎晩、翌日やるべき仕事を付箋に書いてパソコンに貼っておく。
いつものその習慣で、酔った頭で明日やるべき仕事を書き出したところ、その仕事量に愕然としてしまった。
こ、こ、こんなにやることがあるのかあ!
まったく飲みになんか行くんじゃなかった。
しかし、そんなに忙しく働いているのに依然としてカネがないのはどういうわけだ。
私はフリーランスのワーキングプア。バカバカしくてめまいがする。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.10.01
本日より年度下期のスタートである。春までまだ半年もある。その前にあと3ヵ月で年末だ。
せわしないなあ。
ニュースが一つ。
広島のテレビで、今月、オレのあそび歌バンド・たんさいぼうの曲が流れます。21日の予定です。広島地方の方は見てください。
お知らせおわり。
本日は10月1日、都民の日である。
東京の人以外はまったく関係ないが、そうなのである。
この日は、都立学校は休日。つまり息子と娘も休みなのだった。
練馬区のガキどもの定番は、豊島園である。息子も、男子・女子のグループでとしまえんに行った。
男女グループ交際か。
いや、聞けば男子と女子に別れて遊んでいたというから、まあ、そういう年頃だわな。
娘はというと、ヨメと一緒にやはりとしまえんだ。
10歳の娘は母親と一緒にいるのが楽しいが、12歳の息子はもはや母親には見向きもせずに友だちと遊ぶほうを選ぶようになったというわけだ。
そういう年頃だわな。
こうして父ちゃんは誰にも相手にされず、一人寂しく、魚せいで焼酎ウーロン茶割りをあおるのだった。
ああ、めんどくせえ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.30
商売をしていれば未収金騒ぎはつきもので、オレが今まで直面した一番大きな金額は30万円だった。
予定していた30万円が入金されず、おかしいな思っていたら、カメラマンから「タンゴさん、知ってますか、えらいこっちゃ」という連絡が入り、初めて取引先の社長が行方をくらましたことを知ったのだった。
数年前に「中国で商売の話があるんですよ」と言ってたが、どうもそのあたりからヤバい話だったらしく、最終的に偽装離婚の末に社長は逃亡。埋められたとかいう噂もあったが、まあ、それは大げさとして、ヤバい筋の借金が山のようにあって、逃げてしまったというわけだ。
当然、取引先には真っ先にヤクザが乗り込んでいろいろ差し押さえてしまって、そうなりゃこちらは手も足も出ない。
債権者とは名ばかりで、要するに泣き寝入りするしかなかったというわけだ。
話のタネにはなるが、別に珍しいことでもないから、誰も聞いてくれないネタである。
で、本題はここからだ。
今年の2月にやった仕事のギャラ5万円が、ずーっと振り込まれないのだ。
延びて延びて、やっとこ「8月の終わりに振り込む」(それでも2ヵ月遅れだが)と返事をしてきたのに、それも振り込まれず、以後、何度メールしても返信がなく、まさか埋められたんじゃないだろうな、と半分心配しつつもあった。
結局9月末日の今日になっても振り込まれてなく、それを確認したオレは、揺さぶりをかけることにした。
相手はちびな広告会社。その上には元請けの大きな広告会社がいる。
建設業界と同じ構図で、一番エライ施主がいて、その下にゼネコンがいて、二次下請けに工務店がいて、三次下請けとして左官職人がいる。
その左官職人がオレで、工務店が日当を払ってくれねえ、ぶちのめしちゃる、と激怒したわけだ。いや、別に激怒はしてないが。
とりあえずの揺さぶりとしてオレは、元請けのゼネコン、いや、広告代理店の担当者にメールを出した。
工務店の大将と連絡取れなくて心配しているんですが、何かご存知ですか、と。
広告代理店の担当者はいい人で「昨日、見かけたけど元気そうでしたよ。タンゴさんが探してると、ちょっと連絡してみますね」という返事を、速攻で返してくれたのだった。
その数時間後。
くだんの工務店からメールが来た。「広告代理店から連絡来ました。今、タンゴさんの口座に振り込みました」とのことであった。
語るに落ちるとはこのことだよなあ。激しくうんざりだ。
「別の取引先から50万円が未回収で、そのばたばたでタンゴさんへの振込が遅れてしまいました。勘弁してください」。
そんなことが書かれてあったのだが、んもう、どこから突っ込んでいいのやら。
ともかく一番のポイントは「広告代理店から連絡あったので振り込んだ」ということだろう。要するにオレがメールする限り、払うつもりはなかったという。
それが広告代理店からただ「タンゴが探している」という連絡が来ただけで、速攻、振り込んじゃったという。
情けなくて、激しくうんざりだ。
50万円未回収で苦しいなら事前にそういう相談をするのが普通の商売人だろが、などというごく真っ当な突っ込みすら、する気が失せてしまった。
たかが5万円であるが、オレはそのたかが数万円というカネを積み上げる商売をして、それで家のローンを返して子どもを育てている。
この工務店の大将とは、絶縁だ。
オレと同業でオレより年上。つまりは先輩なのだからこんな言い方はしたくないのだが、そうさせたこのおっさんが自業自得。ああ、情けない。
「連絡来たから振り込みました」という信じがたい連絡をしてきたこのおっさんのせいで、図らずもオレは、元請けの広告代理店の担当に債権回収の手伝いをさせてしまったことになる。
まったくなんてことだ。
結局、オレは事情をすべて明かして、丁寧なお詫びのメールを送るしかなかった。おっさんのせいで。
ちなみに元請けの先の施主はというと、日本中、誰でも知っている総合電機メーカー。インフラ関係に強い会社だ。
その仕事をさせてもらって、とても中身の濃い仕事で充実感があった。いい仕事ができたのだがなあ。
ああ、気分が悪い。
だが、もう終わったことだ。上期が終了して明日から下期。ビジネス社会の空気も変わる。
気分が悪いことはオレも忘れてしまうのだった。
本来ならこんなことは書きたくないし、書くべきじゃないのだが、「連絡来たので振り込んだ」でオレもキレた。実名もさらしてやろうかと思ったほどだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」
2013.09.29
我が家から車で15分くらいのところ、荒川の河原に広大な公園がある。
この公園は開放感が実に素晴らしく、とても気持ちがいいのだ。バーベキューもできるので、大勢の家族連れがテントを張って楽しんでいる。
我が家は、ここでサイクリングにフリスビーにバドミントンとスポーツで汗を流したのだ。
実際、とても気持ちがよく、水辺でぼけっとしていると爽快だ。
もっとも張り切りすぎて肩がぐきごき悲鳴を上げ、足もよれよれなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.28
本日、息子は塾で模擬試験なのだという。
せっかくアルビレックスの試合が見られるようにスマホの中継を契約したというのに、残念じゃのう。ほほほ。
さっさといけと追い立て、オレが代わりに見てやる。
川又がゴールして、レオシルバの赤ちゃん誕生を祝したゆりかごパフォーマンス。いやあ、いいものが見られたなあ。
試合は1-1の引き分け。しょぼっ。
そういや、今日が「あまちゃん」最終回だったのね。全然見てないが、さすがにあれだけ大騒ぎになるとだいたいの内容がわかってしまう。
要するに小ネタ集だったのね。思想も理念もなく。いや、なくていいんだけど。
小泉キョンて、いくつだ。50過ぎたか。50過ぎてキョンもないだろう。
ひろ子は、もう声がダメだなあ。あの人、30代にもっと真剣に唄っておくべきだったのだ。
なんとも惜しい。
主演のなんとかいう女優は、若くて可愛いだけじゃないか。いや、普通はそうか。
などと、大方の人がほめるものにけちをつける最低のクセが出て、オレはやなやつ〜。
話は戻って、塾に行こうという息子が、玄関のピンポンの音でドアを開けて受け取ってくれたのが、佐川急便。
佐川が運んだ荷物はとにかくたばこ臭いというのが定評で、あまりのクレームに最近では車体に「禁煙」とでかく貼ってある。さすがに最近は臭くない。
届いた荷物を息子に開けさせたら「おとーさん、ももアロハだよ〜」との声。
んがー、忘れてた。
娘がファミリーマートの懸賞に応募して当ててくれたアロハだ。
お父さん思いの娘は、わざわざ大人サイズで申し込んでくれたのだ。万一、子どものサイズで申し込んで当たってしまっても、とても着れないや、こんなもん、と思ったのかもしれないが。
それにしてもよく当たったな、全国で500人だよ。
早速着てみる。だせえ。
息子に写真を撮ってもらってFacebookでさらしてみた。ちょっと気に入った。ふふふ。
このまま晩飯を食いに行こうかとも思ったが、デザインそのものよりも9月の末にアロハを着ているという事実がおまりに情けないので、やめた。
着るのは、次のライブにしよう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.27
本日は朝っぱらから横浜。鴨居というところである。
午後は移動して品川の、例の御殿山である。すごいなあ、御殿山。
夜はあばら屋のような飲み屋、魚せいである。
そんな中、ヨメの妹、つーことはオレの義理の妹に女児誕生の報せ。おお、よかったなあ。
ヨメの親にとっては6人目の孫である。孫が6人もできたんだ、立派なものだ。
オレのほうの親は孫が5人。負けた。いや、勝ち負けじゃないって。
息子と娘も、新しいいとこの誕生に大喜びだ。
退院して落ち着いたら会いに行こう。笑っちゃうくらいパパくりそつなのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」「Gスピリッツ」またカルガリーハリケーンズの同窓会という趣旨で、スーパーストロングマシーンとヒロ斎藤の対談だ。ここでも上田馬之助伝説が明かされて、まったくどんだけ酒豪だったのだ。2人で30分で日本酒二升とか。
2013.09.26
今持っているアコギは3台。
ライブで使っているのがヤマハで、サブに置いてあるのがハードオフで見つけたヤマハの安物。そしてじっくまり弾くための一台がラリビーだ。
ライブのヤマハにはガット弦を張っている。
ガット弦はとても楽なのと、ウクレレのような奏法ができるので演奏の幅が広がる。
ただ、やっぱりスチール弦の明るさ、きらびやかさにはかなわない。だから時々、スチール弦に張り替えようかなと考える。
でも、結局ガット弦のままなのは、やはり弾きやすさゆえだなあ。
易きに流れるのはどうかという気もするし、ここのところ思案である。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「謎だらけの日本語」日本経済新聞社編・日経プレミアシリーズ。“全然いい”という表現は、間違いではないそうだ。へー。全然+肯定語も、「ら抜き」と同様、時代と共に人々に受け入れられるようになったか。と思ったら全くの逆。全然+肯定は間違いという常識は、実は迷信に過ぎないというのが、近年の国語史研究における常識なのだという。ひゃあ、と仰天。全然いいは、じゃあ、全然いいんだ、などとベタな独り言を言う。漢字の書き順に、実は正解はない、というのもビックリだった。
「宮部みゆきの江戸怪談散歩」新人物文庫。そうか、宮部みゆきは怪談を書いていたのかあ。そう言われればデビュー当時はホラー作家という口上だった(この本の宮部みゆき自身による前書きは、完全なスティーヴン・キングのパクリ)。隣のオガワさんにあげてしまった「幻色江戸ごよみ」がまた
読みたくなった。
2013.09.25
本日はこの秋1発目の、たんさいぼうライブである。
ウソです。1発目は足利でした。今日は2発目でした。
足利が大人対象だったのに対し、今日は真逆。0歳児とか1歳児とか、要するに保育園に行く前のちびとママが対象である。
それにしても「平日の朝からこんなところで楽器を弾いて遊んでるなんて、このおじさんたち、大丈夫かしら。リストラかしら。奥さんは、ハローワークに行ってるんじゃないって知ってるのかしら。はっ、まさか株で一発ハッピーリタイヤ組? まっさかあ(笑)。しょぼすぎ」という視線は、相変わらずで、我々ももうそんなのには慣れたのだった。
ライブが終わって、府中から渋滞の中をとろとろと帰ってくる。交通安全週間で、どこで見られているかわからないから、下手に電話も使えない。
家に帰って、ぐったり。だいたいライブ後はいつもそうだが、ぐったりして寝てしまう。
夕方、かかりつけの医者。
ここ2、3ヵ月、左手が痛い。最近は痛くて夜中に目が覚めるほどだ。
さあ、治せ。
医者は「ははあ、肩ががちがちだね。肩こり。肩こりがひどくなって筋肉が堅くなり、それで腕全体が痛くなっている」と言う。
なんだとー。それは加齢だろ? 加齢に決まっている。こら、加齢だと言え。
「加齢はまったく関係ない。運動不足。運動不足以外のなにものでもない」
がっくり。運動不足か。たんさいぼうでも足りないか。
「ちょっと電気のマッサージでもしていけば? 気休めにはなるよ」と医者が言うので、電気マッサージをしてもらう。10分。
例のナースのタツミが「マッサージだけに来てもいいのよん。またいらしてねん」と色目を使う。ここは何の店だ、こらあ。
ぼろぼろの左肩を抱えて、そして次に向かったのは、歯医者。予約が入っている。
今日で終わる予定だったが、別に悪いところが見つかったらしく「ありゃー、これは放置していると抜けますねー」と、歯医者が嬉しそうに言う。
あがあがあが。
抜くな、治せ。
そう言ったのだが聞く耳など持たない歯医者は、ごりごりとオレの奥歯をいじくりまわし、オレは激痛に全身のたうちまわったのだった。
家に帰ってぐったり。
どうも今日は一日、体がボロボロの日だったらしい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.24
本日は原稿仕事が入っていないので、ひたすら曲作り。
12月に予定されているミュージカル用だ。
短い効果音ばかり4曲つくる。ふう、疲れた。
夕方、かかりつけの医者に薬をもらいに行く。
ところが駐車場が満杯。仕方なく近所を一周しても、まだ満杯。
それを繰り返して30分。結局あきらめる。
こんなことなら歩いてくればよかったよ。失敗だ。
隣のオガワさんが「疲れたー」と自転車で帰ってきた。今日も仕事だったそうだ。
オガワさんは屋根職人だから、屋根に登って仕事するので、今年の夏は特に大変だったらしい。
お疲れさま〜といいながら、冷蔵庫の発泡酒を1本差し入れ。オガワさんは庭先で旨そうに飲み干し「よし、風呂」と家に入っていった。
うーむ、仕事っていうのは、こうありたいなあ。
オレみたいにパソコンかちゃかちゃいじって音を出して、一曲できた、ほげー、なんて言ってるのはあんまり仕事らしくないような気がする。
まあ、いいけど、と言いながら寝転がってマンガを読む。「おい! おば!」という学園モノだ。
週刊チャンピオン連載中のラブコメを、なんでこんなおっさんが読んでいるかというと、隣町が舞台になっていると地元で話題だからだ。
しかし、読み進んでもちっとも隣町の話題が出てこないので、つまらなかった。
ヨメも「これのどこが?」と不満げなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.23
「お彼岸なのでヨメがおはぎを作ってお供えしてくれました」と弟からメールが来る。
そうか、今日はお彼岸か。
母のために、仏壇に飾られたおはぎを思い浮かべる。
本日、我が家は梨狩りだ。
いつもならヨメの姉妹一家と行くのだが、今年は都合が合わず、我が家だけ。ならばということで、オレのおばさんを誘って行くことにした。
母が嫁に来たとき、まだ実家で娘時代を過ごしていたおばさんだ。20歳そこそこの若さで旧家に一人嫁いできた母にとって、年の近い娘だったおばさんは、さぞ気安くて頼れる存在だっただろう。
「まるで姉妹のようだった」と母は以前話していた。
そんなおばさんを誘ってお彼岸に梨狩りに行くのだから、母も喜んでくれるだろう。
向かった先は、毎年恒例、桶川の観光農園。
いちご狩りやブドウ狩りなど、いろいろな農園に行ったが、ここが一番フレンドリーで心地よい。サラリーマンだった旦那が脱サラして始めた農園だからかもしれないな。
朝、家を出るときに「お、出かけるのか」と声をかけてきたのが隣のオガワさん。「梨狩りだよー」と娘が答えたら「アイスでも買いな」と1000円くれた。
いつも同じことを書くけど、いまどき、隣の子どもが出かけるというので小遣いをくれるおじさんというのも、すごいよね。
当然、オガワさんのお土産も、ということで大量の梨をもいだのだった。
採れたての梨は甘くてみずみずしい。オレは果物で梨が一番好きだなあ。
野菜では茄子が好きで、ももクロではあーりんが好きだなあ。
梨狩りが終わったら、これも恒例、鶴ヶ島のサイボクハムだ。
牧場併設のハム工場であるここは、バーベキューが食える。豚のバーベキューだ。
これが実に旨い豚で、いやもう、たまらん。園内には豚がごろごろしており、その可愛らしい豚を食うのだから己の罪深さに頭を垂れつつ、しかし、旨いのだから仕方ない。
男子がいるなら絶対におすすめだから、オザキも行くといいよ。今度一緒に行こうか。
ものすごく混んでいる。しかも予約は受け付けない。
名前を書いてひたすら待つのだが、待つのはオレの仕事で、その間子どもたちはおばさんと一緒に芝生でバドミントンなのだ。
バーベキューコーナーは黒山の人だかりで、受付の係員二人が辛抱強く案内業務をこなしている。
見ていたらすごいぞ、埼玉のじいさん、ばあさんたち。
受付の係員がてんてこ舞いなのにもかかわらず「何分待ち」「オレは何番」「バーベキューやめた、こっちのレストランにする」と、てんでに好き勝手を言っては受付の仕事を止める。
オレなら確実に切れるだろうに、受付は実に辛抱強く、笑顔を絶やさずに、すべてに応じるのだった。
うーむ、立派。
特に偉そうなのはゴルフ帰りのオヤジだな。会社の役員かブチョーか。
「オレはまだか」と言って、不満をもらしていて、やっと順番が来て「ヤマダ様」と呼ばれたら、なんと「表で待ってる連れの連中も呼んでこい」と受付に命じるのであった。
ここは会社じゃないし、それはおめーの部下じゃない。
会社なら部下が何も言わなくても喚びにに走るだろうが、ここはサイボクのバーベキューコーナー。バカじゃねえか。
お前なんか倍返しだ。
などと受付の様子を見ながら一人で腹を立ててるオレであったが、しかし、倍返しドラマって、そんなに面白いのか?
池井戸潤のドラマだろ。見なくてもすっごくよくわかる。
どうせ、人はいいけど気の弱い主人公が、さんざんな目に遭って、そして最後に印籠を取り出して逆ギレして、それを見た視聴者は「やっちゃえ」と快哉を叫ぶ、アントニオ猪木対タイガー・ジェット・シン、左フックのテリー・ファンク対フォーク攻撃のブッチャー、見て見ぬ振りのジョー樋口のお約束ドラマだろ。
なんで最初からスペシウム光線を出さないんだよう。
とにかく類型的でステロタイプで、出向先では必ずいじめられて苦労するというのが池井戸潤なんだよう。
なーんて、人様が盛り上がっているものに対して必ずけちを付けるというのが、オレの問題行動。友だちをなくす原因なのだ。
こうなったらついでに上巻で放り投げた「海賊と呼ばれた男」についても…いやいや、そういう話ではない。バーベキューだ。
たらふく食ったバーベキューは相変わらず旨くて、大満足なのだった。
いつものことながらここでバーベキューを食ったらもう晩飯はいらない。
帰り、サイボクの売店でおはぎが売っていた。そうだ、おはぎだ。
うるち米、砂糖、小豆、塩だけで作ったというおはぎだ。
このおはぎを二つ、ビールと一緒に食べて、晩飯だ。
おはぎとビールって、微妙だったが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.22
柳沢敦が「急にボールが来たので(シュートできなかった)」とテレビインタビューで言い訳したのは、ドイツ・ワールドカップの時だったっけ。
この発言は「QBK問題」として、たちまちレジェンドになってしまった。
そんな柳澤が、試合の途中で選手交代で出場し、20分ほどで監督を激怒させて下げられてしまったことがあったっけ。
トルシエの時だったけ? いや、そんな若くないぞ。じゃあ、オシムの時か?
まあ、いい。
そんな具合に、途中交代で出場してまた下げられるっていうのは選手にとって屈辱以外の何ものでもないのだが、それを味わったのが、そして途中出場の途中交代という珍しいパターンを久しぶりに見せてくれたのが、オレのお気に入りの田中陽子ちゃんだった。
期待の星、田中陽子ちゃん。20歳。
でも、同じ試合でJKの三宅さゃんがあっと驚く大活躍をしちゃったもんだから、田中陽子ちゃんはますますかすむのであった。
でも、同じ試合でJKの三宅さゃんがあっと驚く大活躍をしちゃったもんだから、田中陽子ちゃんはますますかすむのであった。
まあ、確かに大きなミスを一つしたけれど、それよりもちっともチームになじめず、ゲームに入って行けてないのが問題だったのではないか。
ちょこまかと動くだけでボールを要求するような動きにもなってないし、圧倒的な体力差ですぐにボールを奪われてしまうし。
それとも、あれだろうか、岩渕マナちゃんみたいに、ちょっと可愛くて若い子が入ると、潰しにかかるのが女子チームなのだろうか。
鮫島姉さんのように天然ならば潰されても平気なのに、マナちゃんのように真面目だとどうしても、萎縮しちゃうというか、大野に向かって「だからなんだっつーんだよ」とメンチ切れないというか。
ともかく田中陽子ちゃんは、こうしてあっさりと潰されてしまったのだった。うーん、残念。
まだ使ってもらえるのだろうか。無理だろうか。
澤おばちゃんが守ってくれないだろうか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.21
息子がアルビレックスの大ファンで、もちろんオレもそうなのだが、試合になると息子はいつもiPadのニュース速報を開きながら「あっ、点が入った」「ああっ、入れられたっ」と大騒ぎしている。
Jリーグの試合、ましてやアルビレックスの試合はテレビでやらないからなあ。
もちろん手がないわけではない。
スパカーだ。いや、スカパーだ。
スパカーは酔狂なことにJリーグの全試合の中継をやっている。まったく多チャンネル時代とはありがたいモノだ。
だが、オレんちはスカパーに入っていない。入る気もない。
しかし、それでもなんとかなるのである。そうである。ネットだ。
なんとスカパーではインターネットでも全試合のライブ中継をやっているのだ。
もちろん有料で、1ヵ月2000なんぼ。
うーむ、微妙な金額だな。
安くはないが品川まで2往復するぐらいと思うと、交通費ってなんて高いんだ、オレんちの4人がたかが池袋まで往復すると1200円、来年からは1400円かよっ、と怒ってしまう。
しかし、ニュース速報で一喜一憂している息子が不憫である。
ちょっと迷ったけれど、入ることにした。
もちろん加入、契約自体は簡単なもので、アルビレックスの前半が終わってハーフタイムに手続きしたら、もう後半からすぐにiPadで見られるのだった。
いやあ、便利な時代になりましたなあ。
こんなに簡単にJリーグの全試合が観られるなんて。しかもiPadでもスマホでもPCでも、端末はなんでもいい。
しかし、こうしてiPadで見ているこの映像は、果たして放送なのか、通信なのか、どっちなのでしょう。
うーん、これぞ通信と放送の融合。ハイブレリッド。あっ、そこ、川又っ、なにやっとんじゃ。お、田中達也だ。タナーカタツヤっ! アっイっシテルぜっ、ニイガタっ!
iPadを抱えて試合を見ながらオレはそんなふうにわめくのであるが、ところが肝心の息子は食卓で宿題なんぞと格闘中で、実に迷惑げ。
あげくに娘に「しーっ」と注意される始末であった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.20
風邪を引いてしまった。
夏の格好で、つまりTシャツ一枚に半ズボン姿で寝て、明け方には涼しくてくしゃみで目が覚めるという、ここ数日の気候のせいだ。
加えて日中の気温の高さだ。
涼しくなったとは言え、30度近くて、オレの子どもの頃なら立派な夏。オレも年取って体力がなくなったのか、今年は特に暑さが堪えるなあ。
そんなふうに風邪を引いてへろへろな上に、30度近い気温の中、オレが向かったのは御殿山だった。
御殿山。
すごい名前ではないか。品川と五反田の間にある、まさに御殿が建ち並ぶ一角である。
知ってはいたが行くのは初めてだ。どれどれ、せっかくだからじっくり歩いて見物してやろう。
そう思ったオレが浅はかで、風邪に暑さ、そこに加えてずっと坂道なのだった。
そりゃそうだ、御殿山ってぐらいだから、山なんだよ。坂道なんだよ。
ひーひー、ぜーぜー、あじーと言いながら坂道を登るオレに、あらあら、下界からご苦労様、何のお使いかしら? という風情でお屋敷がオレを見下ろす。
お屋敷が続くのみで喫茶店はおろかコンビニもないので、ひたすから坂道を登るだけなのだった。
ああ、御殿山。
下々のオレには遠い山だったよう。
実は本日は2時過ぎに目覚めてずっと原稿仕事をしていたので、風邪に暑さに坂道に眠気も加わった四重苦なのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「ゴルゴ13」
2013.09.19
作家(なのか?)の中村うさぎが、なにやらややこしい病気で心肺停止とな。ちょっとびっくり。
そういや先日読んだ「週刊文春」のコラムはなんだかちょっと変だったが。
特に好きな作家でもなく、ちゃんと読んだのも1冊かそこらだったと思うが、同い年ということでちょっと気になる。
整形しまくったり、買い物依存症になったり、風俗嬢になってみたりと、明らかに破滅願望型の作家だ。そういうヘンな人はやっぱりヘンな病気になるのだろうか。
同い年だから、生きながらえて欲しいが。
などと考えながら朝、駅に向かっていたら、ヨメから「山手線止まってるって」というライン。げっ、マジかよ。
今日は朝から品川である。これはまずい。非常にまずい。
なんてことはなくて、行き方は何通りもあるから平気なのだ。
湘南新宿ラインで大井町に出て京浜東北に乗るか。
混みそうだな。
有楽町線で飯田橋、東西線で日本橋、浅草線で品川という地下鉄バージョンもある。
遠回りだな。
では、池袋から丸ノ内線で東京に出て、東海道新幹線で一駅の品川へ、という裏技はどうだ。
バカみたい。
というわけでオーソドックスに有楽町線で有楽町から京浜東北に乗り換えというルートにしたのだが、オーソドックスということはやっぱり多くの人もそう考えるわけで、とても混んでいた。ぎゃふん。
午後に予定していた仕事が急にキャンセル。
時間がぽっかり空いた。
映画でも観るか。「風立ちぬ」はどうも食指が動かない。
仕方なくビックカメラでキーボードを買って帰る。そろそろ買い替えたいと思っていたのだ。
せっかく時間があるなら、ドコモへ行ってアローズタブレットを解約するか。
スマホをXperiaに変えてから半年。実はほとんどタブレットを使わなくなったのだ。
というのも、Xperiaの画面が広くて、これで十分に事足りるのである。
となると、実はタブレットは中途半端。重いし、かといってちゃんと原稿が書けるわけでもないし。
でも、解約しようかなと思ったら、まあ、もう少し手元にあってもいいか、という気になる。
なので、とりあえずそのままにすることにした。
午後の予定がキャンセルになると、一気に仕事する気はなくなり、早くもお月見が楽しみになってきた。
そうである、今日は十五夜。中秋の名月だ。
次に十五夜に中秋の名月が出るのは、2021年。つまり東京オリンピックの次の年らしい。
ならば子どもがまだ小さい今のうちに、しっかりお月見しよう、お団子買ってきてね、とヨメに頼んでおいたのだ。
そんなわけで午後も早い時間からすっかりお月見モード。早くお月さまが出ないかな〜と空を見上げる始末である。
そしてようやく夕方。お月さまも顔を出した。さあ、お月見だあ。
というタイミングで、なんと新しい仕事が超特急で飛び込んできた。本当に超特急である。
うう、お月見が。
その仕事を請けて、しかし、請けたはいいだ放り出して、オレは早くもお月見モード。子どもたちと一緒にお団子をそなえ、今年初めてのサンマをつつきながら、ビールをぐびぐび飲んで、あとは知らないからねーと寝てしまったのだった。
だはは。
だからこの日記を客先に見られるとまずいのである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.18
駅前の書店に寄ったら「あまちゃん」コーナーというのができていて、ビックリ。
そんなに人気があるのか、「あまちゃん」。
ヨメも毎日見ているし、面白いのかと聞いたら「面白いよ」と答えていたし。
うーむ、もともとテレビドラマというものをまったく見ないからなあ、オレ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「サウンド&レコーディング」
2013.09.17
今日、取材仕事で初めて会った人が、交換したオレの名刺を、じーっと眺めている。
ん? なんだ? もしかしてどこかで会ってたか? それとも何か因縁でもつける気か?
「タンゴさんですか〜。へえ。私の親戚にもタンゴさんているんですよ。沖永良部島ですが」。
ひえ〜、それは珍しい。沖永良部島って、そこは日本ですか? そんなところにタンゴ族がいるとは、こりゃびっくり。
「ですよねー、その親戚以外にタンゴさんて初めてお目にかかりましたよ」。
いやあ、私もそうですよ。(実はウソである。去年、訪問した広島のある金融機関で「上司がタンゴ」という人に会った)
オレは越後のタンゴ。沖永良部島とは何の関係もない。
ないが、もしかしたらずーっと昔のルーツは、つながっていたのかな。ふーん。だとしたら面白いな。
夜、仕事をしていたら隣で息子がパソコンをいじって「見つけた」と言う。
何だ? 訊いたら「ネットで千代太郎さんの写真を見つけた」というのだ。
千代太郎さんとは、オレのじいさんのじいさんだった人。タンゴ家9代目。名士。
地元の町長を務め、明治時代にシカゴの万博に米を出品して政府から表彰され、その他いろいろと業績を残した人だったらしい。
息子は、その千代太郎じいさんを検索して、写真を見つけたのだそうだ。
プリントアウトさせる。
明治時代の本らしく、古い解説文がついていて、息子が「読めないよー」と言ってきたので、解説してみた。
なるほど、なんとか組合を主催して幹事長になったりと、いろいろと活躍した人だったようだ。
写真をヨメに見せたら「やっぱりなんとなくタンゴ顔してるよねー」とのことであった。
こんなエライご先祖様は、さて、今のオレのへろへろの日々を見てどう思うだろう。もっとしゃんとしなくてはなあ。
そんな具合に、今日は、図らずもタンゴの歴史について考えた日になった。タンゴの歴史ったってピアソラじゃないが。
息子に、千代太郎じいさんが“よく見つけてくれたなあ〜〜”と夜中にお礼を言いに来るかもな、と言ったら「ひー」と頭を抱えるのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「新聞記者」若宮啓文・ちくまプリマー新書。朝日新聞を定年退職した記者が書いた本だからなあ、まったく食指はわかないんだがなあ、途中、部落問題を取材したときのエピソードが面白かったので手に取った。学校で同級生や教師(!)にもいじめられている子どもが母親に、どうして部落だといじめられるんだと訴えたら、母親は「おらだってわがんねえから困るんだ」と言って大粒の涙を流しながら子どもを抱きしめたというエピソードには心を激しく揺さぶられたが、でももっと驚いたのがとんでもない誤植で、岡林信康の「手紙」の歌詞の引用になんと「チューリップのアップリケ」と説明が書いてあった。編集と著者、どちらも間抜けだ。ちなみに「チューリップのアップリケ」を最近になって由紀さおりがカバーしたと紹介しているが、由紀さおりは在日韓国人。そこから被差別部落とはまた違う位相の差別問題へと話を広げるかと思ったら、あっさりスルーでずっこけた。
2013.0916
いやあ、すごかったですな。台風。
朝からひどい風が吹き荒れて。
雨はたいしたことなかったけど、もともとオレんちは目の前が広大な畑なので、どんな大雨でも全部染みこむから心配はない。
最近の雨の被害って、要はあれだろ、社会がコンクリート化して亀の逃げ道がなくなたっていうことだろ。亀じゃない、雨の打ち間違い。
その点、目の前だけでなく周囲に畑が点在する練馬でも田舎の方のオレんちは大丈夫なのだが、その分、やばいのが風だ。
だって広大な畑を抜けた風が、遮るモノが何もなく、オレんちを直撃なのだ。
案の定、朝から家が風に揺られてぎしぎしと。
テレビでは「不要不急の外出は控えてください」と叫んでいるが、オレんちの場合、緊急待避に外出せねばならない。
このまま家にいて風と一緒に、竜巻と一緒に、吹き飛ばされてはかなわない。
我が家の避難所、イオンに逃げろ!
「帰ってきたらおうちがなかったりして」と娘は心配するが、ばかもの、だからこそここにいては危ないのだ、と連れて出る。
道が空いてて調子がいい。
と、土支田の交差点の30メートル手前に来たところで、目の前で車4台の事故が勃発。
その瞬間をまさに目の前で目撃したのだが、けっこうなスピードで交差点に突っ込んできたアルファードが、雨でハンドルを取られてコーナーを曲がりきれず、対向車を避けようとしたフィットにぶつかって、そのまま中央分離帯に激突だ。
んげげ。こんな台風の日に出かけて、しかも道路が空いてるからって調子に乗ってスピード出して、それで急ハンドルで曲がるからこんな事故を起こすんだよなあ。
でも、あれだな、10秒速かったらこっちが事故に巻き込まれていたわけだ。ひゃー。
おそろしおそろし。
天国のかあちゃんが守ってくれたんだねえ、きっと、と感謝しながら事故現場脇を通り抜けてイオンに向かった。
イオン、がらがら。
靴擦れがひどかったので新しい靴を買ったり、「歴史を勉強したい」という息子に日本史の本を買ってやったり、「魔女の宅急便が見たい」という娘にビデオを見せたらもうテープがぼろぼろになっていてとても再生できなかったのでDVDを買おう」とタワーレコード(もうすぐ閉店だって!)に行ったりした。
おかげで台風であることなど頭からすっかり消えてしまった。
でも、一歩外に出ればそこは暴風。すぐに帰るわけにはいかない。
だらだらとイオンで過ごし、時間つぶしにイオンカードなども作ってみたりした。
ちんなみにイオンカードは、55歳以上になると、GGカードという特典が付くようなのだが、これは誰がどう見たってジジイカードということじゃないか。なあ。
こうして時間を潰して2時頃、台風も通り過ぎたようだということで帰ることにした。
家に帰ったら、果たして家はちゃんと飛ばされずに済んだものの、外にあった箱とかが飛んでいたりして、それはそれでけっこうひどい風だったんだなあと驚いた。
1ヵ月前は、実家で夏休み。その後は殺人的な暑さだったのに、こうしてきちんと秋らしく台風がやってきたりして、季節はそれなりにちゃんと仕事をしているんだなあと感心。
はっ、そういえば今日は敬老の日。ジジイの日ではないか。
あわてて実家の父に電話をしたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「とりあたま帝国」西原理恵子・佐藤優・新潮社。ちびちびと読んで読了。全体としておとなしくなったサイバラであるが、時々発する毒がなかなか心地よい。毎日かあさんじゃ、これは無理。
「アップル帝国の正体」後藤直良義・森川潤・文藝春秋。途中まで読んで放り投げていたのを思い出して読了。オレはどうしてアップルなんていうクソ企業が世の中で崇拝されるのか、まるで理解できない。かつてRest of usと言ってたアップルは、確かに“オレたちだけが儲かればいい”という生態系を創り上げた。そう、生態系である。一つの生態系に勝者は1種別だけでいいのは自然の摂理。その摂理に従い、アップルは日本のたくさんの企業を殺した。こんなアップルを崇拝するなんて、日本人はどうかしている。と、アンチアップルのオレはぶつぶつ言うのであるが、これでも90年代は熱烈なアップル信者だったのだが。ちなみにこの本はかなりのところまでアップルの黒いところに迫っている。
「知らないと恥をかく世界の大問題4」池上彰・角川新書。途中まで読んで放り投げていたのを思い出して読了。難しいことを、本当にわかりやすく解説してくれるおじさんだ。助かる。
2013.09.15
ちょっと前まであんなに忙しくてひーひー泣いていたのに、この三連休はヒマである。
原稿仕事は昨日で終えてしまい、今日はアレンジ仕事なのだ。
毎年頼まれている某短大のミュージカル用の音源製作を、ありがたいことに今年も依頼され、その作業のスタートだ。
今日は以前使った曲の新アレンジ作成と、効果音を3つ。ちょちょいと。
いやいや、魂込めましたからね。素晴らしい効果音ですからね。3秒ほどだけど。
このミュージカル用音源の製作は、もう5年くらいになるのかな。すっかり年中行事と化している。ありがたいことである。
机に向かって仕事をしていると、娘が「お父さん、今日はアレンジャーなの?」と寄ってくる。
日によってアレンジャーだったりコピーライターだったりするというのを理解していて、要するにお父さんは新聞記者だったりスーパーマンだったりするクラーク・ケントなのだ。
夕方、隣のオガワさんの奥さんが「バス旅行行ったけど、台風で引き返してきちゃって、サービスエリアしか寄れなかったよ」と、サービスエリアで買ったというお土産を持ってきてくれた。
こういう近隣関係を持てるのは、とてもありがたいことである。
近隣関係と言えば、昨年のゴールデンウィークに海で亡くなったサーファーさんの店がうちの目の前にある。
しばらく様子を見ないなあと思ったら急に奥さんが引っ越しの段取りをして、あれよあれよと閉店してしまった。
わけがわからず呆然としていたら、実は海で亡くなったという記事をネットで発見。ビックリした。
その後ずっと空き家だった店舗に、この夏、工事業者が入っていて、さて、どんな店ができるのだろうと期待していたら、なんとペットの写真屋という斜め上過ぎる展開だった。
飲み屋とは言わないが、せめてコンビニにするとか、他にいくらでもあっただろうに、どうしてペットの写真屋なんてものが。
犬猫に服を着せてうつろな顔をしたおばさんたちが、路上駐車しまくるのだと思うと今から憂鬱で、昨日、早速家の前に犬猫よけの薬剤を撒いてやった。だはは。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.09.14
オレの住む石神井公園(あのカナウチおじさんも、池上彰先生も住んでいる)の駅は、ターミナルから一つ目の急行停車駅だというのに、実にしょぼい街なのである。
工事中とは言え、立派な駅舎を構えているのに、駅前には何もない。
オレはとんかつが好きなのだが、石神井公園にはトンカツ屋もない。信じがたいことにファミレスもない。
スタバもなければ、気の利いた飲み屋もない。魚せいは、まったく気が利かない。気が利くのは、たけしぐらいだろう。
従って、たまには外でご飯でも食べようかねー、と家族で出かけたときなどは、非常に困る。また、ワタミかよ〜。
そこで本日は珍しく大泉学園のあたりまでいった。
目的地は、噂のお好み焼きである。
そしてこのお好み焼きが衝撃の旨さだったのだ!
世の中にこんなに旨いお好み焼きがあったとは! マジでビックリした。
家に帰って風呂の中で息子と、衝撃だったねー、また食べたいねー、と余韻を楽しんだほどである。
よーし、これはまた行かねば。
大泉学園は、しょぼい石神井公園とは大違いで楽しそうな店がたくさんあるんだよねー。
今狙っているのは、ネットで「日本一餃子が旨い」とささやかれている某店。
餃子はものすごく旨いが、しかし、サービスは最低、という店だ。
確かに、場所の確認のために前を通ったが、この店構えではとても一人では入りづらいな。
いずれ、たんさいぼうのメンバーを伴って突撃するつもりである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.13
東京オリンピックのメイン会場になる勝ちどきに行ったのだが、オリンピックとは関係なく、えらく暑かったなあ。
こんな暑い場所で7月にオリンピックをやるなんて正気の沙汰とは思えない。
なんていうことはどうでもよくて、久しぶりに下町で飲もうかと歩いて月島まで移動し、どうでもいいような居酒屋に入る。
これが本当にどうでもいい居酒屋で、まあ、時間の無駄であったな。
もっとも最初から時間の無駄遣いをしたくて飲み屋に寄ったようなものだから、これでいいのだが。
明るいうちからホッピーを飲んで、地下鉄に揺られて帰る。当然気持ちよくてぐっすり寝た。
終点は石神井公園。
こういう電車が増えたので、安心して寝られて、大変によろしいのだった。
家に帰って風呂に入ってドラえもんを見て寝たのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」
2013.09.12
本日は朝から水戸で仕事である。
水戸と言えば茨城県。遠いように思えるが、なんの、車に乗ったら1時間半なのだ。楽ちんなのだ。
そして茨城県と言えば納豆である。
帰り、土産物を買おうと高速のサービスエリアに寄ったオレが納豆売場を目指したのは当然であった。
実際、売場には大小さまざま、カラフルな納豆が並んでいる。そのうちの一つを手に取り、レジに並ぼうとして見つけたのが、これだった。納豆大福。
オレは大福が大好きである。特に豆大福、塩大福が大好きで、巣鴨の岡埜の塩大福は絶品なのだ。
そんなオレが大福と聞いて手を伸ばさないわけがないのだが、しかし、待てよ、納豆大福とはなんのこっちゃ。
そうである。文字通りそれはあんこの代わりに納豆の入った大福なのだった。
車に乗って走行車線に戻ったオレは、120キロで走りながら早速買ったばかりの納豆大福を食った。
わっ、中から納豆が出てきた。
当然のことながら、微妙な味であった。
うーむ「限定30個」とか書かれてあって、そりゃ30個も売れないから夕方になっても残っていたわけだ。
ビミョー。
二つ入ったパックだったので、一つをクルマの中で食い、残った一つを何も言わずにヨメにあげた。
オレと同様に大福が大好物のヨメは「わーい、大福だ」と大喜びで口に入れた。
オレはも−、うひゃひひゃ、やーい、ひっかかった、ひゃははは、と指差して笑ったのだが、しかし、ヨメは「あ、納豆、おもしろーい」とぱくぱく食べてしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊現代」
2013.09.11
朝、母のいとこだった方が亡くなったとの報せが入る。
早朝の電話でいい報せのあったためしはない。
まだ若かったのになあ。笑顔の穏やかな、とても優しい人だった。残念。
もっと長生きして欲しかったと思う。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.09.10
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学研から新しい本が出た。
今度は新生児も含めた、リズム体操の本である。そのすべての曲のアレンジを担当したのだ。
1400円。
今年はこれで担当した本が2冊目である。1年に2冊も本を出せば、立派なものだろう。
来年も、今の予定が頓挫しなければ春頃に一冊出る予定。それは、たんさいぼうとしての本になるのだが。
しかし、本を出したという、すごく儲けてるんだろうという顔で見られるので、いやになる。
まあ、ここは関係者が見ていないので遠慮なく書くが、本の仕事がこれほど儲からないとは思わなかったよ。びっくらこいた。
たぶん今回の本、まるまる全部アレンジしていくらもらったかを正直に話したら、誰もがひっくり返って驚くだろう。そんなに安いのか、と。
オレもひっくり返った。
だから半分以上は名誉職的な仕事。名刺代わり。
絶対に割が合わないけど箔を付けるために大学講師を引き受けるような、そんな感じだ。
今回はいろいろと手間もかかったし、斜め上からのさまざまな出来事もあったし、はあ、疲れた。
こうやって人の曲のアレンジばかりしていないで、ぼちぼち自分のアレンジもしなければなあ。アレンジャーだって、仕事を選びたいのだ!
なーんて、ずいぶんとオレも偉そうになったものである。
考えてみれば10年ちょっと前まではまったくの趣味でへろへろなアレンジばかりやっていたのを、様々な人の好意で仕事としてやらせてもらえるようになったのだ。
すべてがパーフェクトなアレンジであるわけもなく、中にはひどいアレンジもあったわけで、それでも辛抱強く使ってくれた人たちの恩を忘れてはいかんと思うのだった。
そもそもアレンジなんて、道楽で始めたことだ。
その道楽にお金を払ってくださるのだから、安いとか、仕事を選びたいとか、そんなことを言ったら罰が当たるな。
天国の母なら、顔を真っ赤にして怒り、世間様に謝れと言うに違いない。
うーむ、反省しよう。
よーし、これからも道楽で稼がねば。いや、あんまり稼げないんだよなあ。だから道楽なのか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.09.09
平日なのに出かける予定がないというのは、実に久しぶりである。
まあ、だからといって家にこもりっきりになるのは体によくないので、コンビニに行くことにした。
目的はももクロマンチョコである。
なんだか既に不穏な空気の漂う展開であるが、ももクロマンチョコとは、チョコレートの中にももクロの似顔絵の描かれたカードが入っているというお菓子である。
まったくろくな企画ではない。だが、それが案の定というかなんというか、ももクロ好きな大きなお友達に大人気。
実際、おなじみコマちゃんなんか何個も買って、「ももかのカードが出てこない」とLINEで泣きつく始末である。
そんなに全員のそろったカードが欲しいなら、箱買いすればいいのに。1個105円だし。
でもきっと「ももクロはそんな不正を許さないんです、キリッ」と言いそうだな、コマちゃん。
そんなももクロマンチョコを、コンビニに出かけたついでに買ったのだった。
なーに、社会勉強よ。話しについて行くための仕込みよ。ネタよ。仕方なく、さ。
しかもヨメに頼んで3個も買ってもらった。ほ、ほら、子どもたちのおやつにさ、ちょうどいいかと。
早速開けてみました。
がーん、1発目だというのに出てきたカードは、なんとマネージャー。
こらあ、何が悲しくて金払って買ったチョコから、おっさんの描かれたカードが飛び出してくるんじゃあ。
激怒である。
仕方ないのでそのイラストのシールをスマホの裏に貼ったのだが、「全部集める」と宣言した娘に取られてしまった。
ちっ。
あーりんの時は、娘に見つからないように貼らなきゃな。
新聞休刊日
2013.09.08
おおかたの日本人と同じように、朝起きたらオリンピックが決まっていた。
寝ぼけ眼で布団を出たら、同じように寝ぼけ眼でボケッとテレビを見ているヨメがいて、ほげー、決まったのか、と聞いたら、ほげー、決まったみたい、と答えが返ってきたのである。
決まったら決まったで文句を言う人がいるし、決まらないなら決まらないで文句を言う人がいる。
ここは素直に喜ぼうでは内科。いや、ないか。
息子10歳、娘7歳。
これから人生で最も多感な時期を迎えるわが家の子どもたちが、日本中が一つになって何かに取り組む空気を味わうということは、とてもいいことであると思っているから、オレんちはオリンピック万歳。
もっとも練馬なんて辺境の地はほとんど相手にしてもらえず、むしろ突貫工事のために集められた不良外人のたまり場になって治安が悪化し、家賃は上がって、食い物屋もまずくなる、という噂が広がる始末である。
だから練馬は田舎もんだと笑われるんだ。
それにしてももっと恥なのは、あれだな、東京の知事だな。
あのちっちゃいのが猫背できょろきょろと動き回っている姿を見ると、あまりに情けなくなる。
口を開けば下手な英語で、目は泳ぐし。
ちびのくせに上から目線だし。無理して。
うーん、ここは早急にあれを取り替えないと、東京が笑いものになる。
だからといって、東なんとかというハゲではもっと困るし。
ここは一つ、池上さんに出てもらってはどうだろう。練馬の利権込みで。
いや、これからジブリの倒産問題に直面必至の宮崎駿に出てもらうか。きっとマスコットキャラなんかすぐ作って、トトロだらけにしちゃうのではないか。
それはともかくとして、知事問題は、これは意外な難問になるのでは内科。いや、ないか。
オリンピック招致決定を祝して近所のイオンに行って、昼飯を食う。
帰ってきたら、玄関にセコムからのお知らせがあった。
読めば、外出中に緊急通報があったので駆けつけたところ異常なしでした、という報告である。
うぬぬ、留守中に泥棒が入ったというのかっ。オレんちにっ。
あわてて二階の様子を見に行った娘が「たいへんだよ、お兄ちゃんの部屋に泥棒が入ったんだよ、だって散らかってるもん」と叫び、息子がぎゃふんとひっくり返ったのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.07
本日は、栃木県足利市でライブである。
とは言っても、普通のライブとは違うぞ。足利市の幼児教育研究会というアカデミックなところの講習会に、講師として招かれたのだ。
講師、つまりセンセーである。オレが。オレたちが。たんさいぼうが。
たんさいぼうがセンセーなのだから、世も末だと思うのだが、いやいや、これはとても真面目な講習会。
地元の保育士の先生や短大で学ぶ学生さんが、休日にもかかわらず勉強のために集まってくるのである。そこでたんさいぼうが、あそび歌を教えてやろうという趣旨なのだ。
普段のオレは、原稿書きの業者、出入りの業者、外注の下請け業者。ぺこぺこしてばかりいる。
ところが本日はセンセーである。ぺこぺこしなくていい。大変に気分がよろしいのだ。
その証拠に訪れた短大の学長がわざわざ迎えてくれ、しかもお昼ご飯をおごってくれちゃったのだ!
日頃、末端業者扱いされているオレからしてみれば、天にも昇ろうかという気分。鼻はぐんぐん伸び、胸は反っくり返って、腹から先に歩くようになってしまったのも、にわかセンセー扱いされた嬉しさゆえなのだ。
ところで本日は物好きにもアンドー君が手伝いに同行してくれたのだが、実はアンドー君には何も詳細を知らせていなかったことが行きの車中で判明。
「ところでライブは何時から?」そんなことも知らずに手伝いに来たのか、3時スタートの5時終了だ。
「えっ。そんな遅くまで!」今日は晩飯抜きだな、かっかっかっ。
「し、しまった、はめられたああ」今さら遅いよ、アンドー君、ひゃーっはっはっはっ。
昼飯が出ると聞いてのこのこつれられてきたアンドー君の失敗であったな、これは。わはは。
さて、ライブである。
50人ほど集まった先生方は、基本的に自らの意志で休日返上で学びに来たのだから、実に真剣。全力投球だ。
だからこちらも全力で応えなければならない。
普段以上に熱のこもったライブを100分、体を張って行ったのだ。
学長が「いやあ、終わったらへろへろになると言われたのがよくわかりましたよ、あっはっは」と笑ったように、実にすさまじい盛り上がりのライブだった。
参加者の最高齢は68歳! この年で保育士の資格を取ろうと一念発起、短大に入学して、現在、1年生として孫のような子どもたちの間で一緒に学んでいるおじいちゃんである。
このおじいちゃんが、すごかった。尊敬する。
会場全体がどよめいて思わず全員で拍手を送ったほど、全力で遊んでくれたのだ。
孫のような男子学生と一緒になってオレたちのあそび歌で真剣に体を動かしている姿を見たら、ステージ上で胸が熱くなったぞ。
そんなふうに、本日はたんさいぼう史上、最上・最高のライブだったのは間違いない。
なにしろライブ終了後にはCD購入とサイン希望者の列が3メートルもできたほどだから。
サインだぞ、サイン。たんさいぼうの。
CDにサインしながら、ごめんなさいごめんなさい、オレなんかのサインでごめんなさい、しかも、適当なサインでごめんなさい、と謝り続けたのだった。
適当なサインじゅゃなくてちゃんとしたサインを練習したほうがいいかなあと、帰ってヨメに言ったら「ひゃひゃひゃー」と笑われちまった。
また行きたいなあ。また呼んでくれないかなあ。
本当に楽しいライブだった。
帰りは東北道がまったく渋滞してなくて、すーいすい。
こんなに遅くなるなんて聞いてなかったよう、だまされた〜と激おこぷんぷん丸のアンドー君だったが、7時前に帰ることができてホッと一息。
きっと家で晩ご飯を食べることができたに違いない。よかったね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「フラッシュ」
2013.09.06
思い出した。10数年前、日本テレビの仕事をしていた時だ。
オレは「もののけ姫」関係の取材をしていて、関係者に向かって「しものけ姫の制作秘話を教えてください」などという暴言を吐いてひんしゅくを買っていたのだが、ちょうどその頃、宮崎駿が引退宣言をした。
しものけと引退に因果関係があったかどうかは知らないが、へーっと思ったオレは、関係者にそのことを問うた。「ああ、あの人が引退するわけないじゃないですか」と誰も信じていなかった。
今回もそうかもしれないな。
それにしても「子どもたちに、この世は生きるに値すると言うことを伝えたかった」というのは名言だ。深く感じ入る。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.05
いやあ、すごかったですね、未明の雷と雨。あ、くっつけて雷雨っていうのか。
電車まで停まっちゃうという騒ぎで、ビックリしました。
あまりの雨のすごさに、一緒に山梨に行く予定だった客から「大丈夫ですか、どうですか」という連絡が。
もちろん、行くに決まってるじゃないかベイビー、レッゴーだぜベイビー、五輪東京招致祈願と明るく答えたオレでありました。
そして車に乗って一路、山梨へ。
目的地の上野原に到着した頃にはすでに雨は上がり、ぎらぎらと太陽が照りつけて激暑〜。
まっこと、オレの晴れ男伝説はすごいですぜ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.04
たんさいぼうの次のライブの打ち合わせのために、埼玉の小学校まで行った。
大きい小学校で、今どき、1学年7クラスもあるのだという。
校庭で理科の観察をしていた様子の子どもたちが、こちらを認めると元気に「こんにちは」と挨拶してくれる。
しばらくしたら突然の雨。激しい雨だ。
子どもたちは「きゃーっ」「ひゃーっ」と叫びながら走り出す。
なんということのない光景だけど、昔懐かしく、なかなかいいものだなあと感じ入った。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.03
うーむ、まだまだ暑い中、今日も都内をうろうろして3つのインタビュー。けっこうこたえるなあ。
夜、魚せいから帰ってきたら隣のヨコちゃん旦那がジョギングに出かけるところ。
ヨコちゃん旦那は筋金入りのももクロファンなので、たまたまオレが手にしていたももクロ本を「あげます」と渡したら、えらく喜んでいた。
たぶんジョギングは中止にして読みふけっただろうな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ももクロ活字録 ももいろクローバーZ公式記者追っかけレポート」その本がこれ。もと週プロの記者がももクロにはまってしまった、という本である。これがなんというか、実にくだらねえというか。ももクロをUFWにたとえ、南こうせつをカール・ゴッチと讃えるあたりは、気が違ったかと思うほどである。もっともオレもももクロ新日本プロレス説をとなえるのであるがのう。ほほほ。こんなクソ本、生ゴミ直行だと決定したところに、ヨコちゃん旦那に遭遇したので手渡したという次第。ごめんね、ゴミ箱扱いして。うひゃひゃ。
「感動をつくれますか」久石譲・角川ONEテーマ。題名を見て、つくれません、といいながらレジへ行ったわけだが、どうも以前に読んだことのがあるような気がして仕方なかった。たぶん読んだことがあるのだろうな。
2013.09.02
夕方の混んでる電車の中、ドア際に立っていたデブ男が汗まみれの頭をタオルでごしごしやっていた。
汗が飛び散りそうで、すげえいやだった。
ともかく暑い時の電車はイヤだなあ。汗まみれで、そういうオレ自身、スーツが汗臭くないか、体が臭わないか、気になる。
あっ、そこの女子高生「くすっ」と笑ったなっ。オ、オレのシャツが汗臭いのか?
あまりにも暑いと頭まで変になってくる。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.09.01
おりゃーっ、夏は終わったんじゃないのかよーっ。
なのにこの暑さは何なんだよーっ。
と、東京中の人が叫んだ36度。
ぼちぼち体もきつくなってきたなあ。ここのところずっと休みなしで、そろそろ何の予定もない一日というのが欲しくなってきたなあ。
いや、いかんいかん。これからまだまだ駆け抜けるのだ。
と、一人で握り拳なのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.08.31
今年の夏は忙しかった。
奥多摩での合宿を皮切りに、ももクロの日産スタジアムライブ、地元バーベキュー、イオンでのライブ、母親の新盆での墓参り、休日出勤のインタビュー仕事と、毎週いろんなことでどたばたしていた。
その締めくくりが今日。
夏休み最後の日、息子とアルビレックス新潟の試合を見に行ったのだ。
ホームではない。アウエーである。相手はなんとあの浦和レッズである。
かつてJ2に落ちたことがあるくせに、偉そうにしている浦和レッズである。言いたくはないが、新潟はJ2に落ちたことがないぞ。
だが、浦和レッズ、最近も相手チームのバスを囲んで投石し、逮捕者を出した連中である。その連中のホームに乗り込むのだから、オレも息子も命知らずだ。
息子とは綿密に打ち合わせし、新潟のユニフォームはサポーター席に座ってから着る、レッズに囲まれたらウィアーレッズと大声で叫ぶ、さらには田中達也をお返ししますと言う、などと決めたのだった。
しかし、アウエーだというのに新潟サポ、すげえ満席。たいしたもんだ。
おそらく夏休み最後の土日だというので日帰りの弾丸ツアーも多かっただろう。その証拠に帰りの電車では、大宮方面に向かうオレンジユニフォームがたくさんいたものなあ。
まあ、オレが高校を出て卒業した頃は一日がかりだった新潟・東京間も今や楽ちんの日帰り圏。サッカー見て、新幹線でビール飲んでりゃ帰れるという便利さだ。
隔世の感である。
いい試合だった。ほんまに。
浦和に帰ってきてテンションマックスなのだろう、最初から田中達也が飛ばしまくる。それに煽られたか、新潟の連中も攻める攻める。あと一歩の、その一歩が出ているからボール際で負けないし、走り負けないし、攻め負けない。
攻撃がリズムをつくれば守備も乗る。キーパーの東口が再三のファインプレーで、暇つぶしのサッカー見物に来ていたザッケローニに向かって新潟サポの間からは「見たか、ザック!」の声が上がったのだった。
ああ、そんなにも攻めて攻めて、浦和の連中に悲鳴を上げさせ続けたというのに、一瞬の間でボールを入れられてしまい、新潟は天を仰ぐ。
それにしてもゴール裏は面白い。
いつもは指定席でおとなしく見るのだが、今回はあえてゴール裏の自由席、サポーター席での観戦。試合の間中、叫びっぱなし、唄いっぱなし、もちろん立ちっぱなし。
ぴょんぴん跳ねながらの応援だ。
いやあ、面白かったなあ。息子なんて叫びすぎて酸欠寸前。ふらふらになりながら「かわまた〜けんごっ」と叫ぶのだった。
ああ、面白かった、また来よう。浦和の皆さん、お邪魔しました。
車で来れば本当に近い埼玉スタジアム。でも、帰りの東北道が激混みと見て、電車でとろとろとやってきた。
真っ赤なユニフォームで埋まった電車の中にオレンジがちらほらと見えると嬉しくなる。新潟の県民性を思えば、アルビレックスというのはまさしく奇跡だな。
帰り道の乗換駅、秋津で、安くて早いだけが取り柄の居酒屋、かぶ●屋に立ち寄る。
ホッピーはないし、つまみはまずいし、ろくな店ではないが、まあ、面倒だからいいや。
過呼吸で塩分不足と訴える息子に烏龍茶と梅干しを与える。
飲んで食って二人で3500円。
レジで姉ちゃんが「前にもお二人でお見えになりましたよね、やっぱりそうだ、ありがとうございます、また来てください」と調子のいいことを言う。
考えもなしに口から出任せを言うから、小学生の息子にも呆れられてしまうのだ。わはは。
家に帰って息子と風呂に入りながら新潟の応援歌を歌い、こうして今年の夏は終わっていく、そしてそれは息子にとって小学校最後の夏休みの終わりなのだなあと思いながら、隣の畑の虫の音に耳を傾けたのだった。
いい夏でした。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.30
いやあ、暑かったなあ。
昼に目黒まで取材に行き、帰ってきたら汗だく。すぐにシャワーなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「FRIDAY」
2013.082.9
今日は、特にシビアではないが決して気の抜けないというインタビューが、会社を変えて計3本。
一つひとつは大丈夫でも、一日がかりで三つとなると、けっこうがっくりときてしまった。トシかなあ。いや、残暑のせいだ。
最後が椎名町だったのでビールでも飲んで帰りたいと思ったけれど、がまん。
家に帰ってシャワーを浴びて、明日の取材の準備とメールの返信をいくつかと、それから納品用の音楽データの準備をしたら、もう疲れ果てて今日の仕事はおしまい。
メシを食いながら缶ビールなのだった。
おかげで原稿がまたたまりに溜まって、オレに迫ってくる。うーむ。
先週は土日も取材で走り回っていたので、今週が実に長い。頑張って乗り切るのだ。
関係ないけれど、ももクロをキャラにしたマンガがあったので、コミックス3巻を大人買い。そうしたら息子が繰り返して読んでゲラゲラ笑ってる。
そんなに面白いのか?
不思議に思ってたずねたら「こち亀レベルに面白い」とのこと。息子にとっては最上級のほめ言葉だ。
そんなに面白いのか、ももクロマンガ。娘もケラケラ笑ってる。
うーむ、ももクロはお笑いに転身してはどうか。あ、既に転身していたか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.08.28
本日はオレがやってるあそび歌バンド、たんさいぼうのライブである。
場所は浦和市の公民館。
近所の小学生が150人くらい来ると聞いてたが実際は50人ほど。宿題に追われて遊んでいる場合じゃないのだろうな。
それでも小学生50人のパワーはすさまじく、夏ばてのおじさんたちはヘロヘロなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊現代」
2013.08.27
うーむ、忙しいとオレってどうもいらつきがちになってしまうなあ。
いかんいかん。実ほど頭を垂れる稲穂かな。
かくあらねばな。
とは言え、ちょっと落ち着いてきた。気がつけば怒濤の8月もあとわずか。
家の前では隣のオガワさんがビールを飲みながら「いやー、こないだも熱中症になっちゃってさあ」と笑う。
屋根職人のオガワさんにとって、夏はすげえ厳しいらしい。真昼に屋根に登って仕事するんだものなあ。
昔はそれでも熱中症なんてかなったらしいから、やっぱり気候がおかしくなってしまったのだろう。
オレもつきあって一緒に庭でビールを飲みたいのだが、まだそこまで余裕はない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.26
テレビ東京の「YOUは何しに日本へ」がとてつもなく面白く、今日は日の2時間半スペシャルだったため、夜はほとんど仕事にならなかったのだ。
いやあ、面白いなあ、これ。うちじゅうでゲラゲラ笑いながら見たのだった。
中国人、韓国人を意図的に避けているとしか思えないつくりも大変に小気味よい。ふふふ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.25
もしや完全に熱が冷めて、半分義務で応募したということがバレたか。いやいや、単純にうっとうしがられているだけか。
毎年恒例、えーわんに今年も落ちた。
去年の暮れ、酒の席で審査員をつかまえて「もっと真面目にやれ」と、どついちゃったからなあ。
嫌われても仕方ないかなあ。
まあ、えーわん自体、ここまでタコツボ化するとはオレも予想してなかったし、完全にガラパゴス状態。
こんな閉じた生態系の中で何が起きようと世間的には孤島の中の事件に過ぎないのだから、まあ、プロモーション的にはえーわんなんてどうでもええわん。
なーんて憎まれ口を叩きながら今日もやってきました横浜埠頭。
自衛隊の歌姫の生歌に癒やされ、その後のインタビューでは、これが本当に美人でいい子で癒やされ、さらには自衛隊広報からレアもののストラップのお土産までいただいて、すっかり気分よく帰ってきたタンゴちゃん。
ところが家に帰って息子に自慢しようとしたらいつの間にかストラップが切れて行方不明。ありゃ〜。
娘には「お父さん、何のひもをつけてるの?」と聞かれるし、うーむ、悔しいっ。
しかし、自衛隊のジャズバンドの演奏を聴いたけど、レベル的にはセミプロといったところ。ドラムとサックスはかなりプロ。
聞けば年間100日もコンサートをやっているそうだから、売れないプロよりずっと忙しいではないか。
変にプロになって貧乏に耐えながら、カネのために不本意な仕事をこなしつつ、世の中に斜に構えて生きるより、なるほど、生活の安定が保証されてこうして好きな音楽を存分に演奏して暮らしていける自衛隊の音楽隊という道は実に素晴らしいかも。
よし、オレも今から自衛隊に入って、自衛隊初のあそび歌バンドをやるのだ。と決心したのだが、匍匐前進とかの訓練は他の隊員と同じ、と聞いてやっぱやめたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「民王」池井戸潤・文春文庫。政治ものなのはいいんだが、総理大臣が息子と入れ替わってしまうという設定はいくらホラ話としてもあまりにもアホらしく、要するにこの作者のいつものパターン通り、案の定、さえない人物が正論をかまして読者をスッキリさせるという、長谷部誠が喜びそうな物語なのだった。もう何度途中で本を切り裂いて放り投げようと思ったことか。それでも最後まで読んでしまったのは、要するに横浜までの往復で他に読むモノがなかったという、ただそれだけの理由である。
2013.8.24
今年の夏は毎週のようにイベントが入っていて大忙しなのだが、この土日、オレはイベントの取材仕事で、妻子は遠く府中の祭りでよさこいを踊るのだ。
横浜は赤レンガ倉庫。もちろん外なので、暑い。
府中だって外だから暑いに決まってる。
まったく今年の夏は暑いことだらけなのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.23
ヨメが息子に「好きな本を買ってきな」と金を渡したら、息子はなんとドストエフスキーの「未成年」新潮文庫を買ってきた。
なんだそれ。手に取ったことすらないぞ。
1ページ、改行もなしにずらずらと文章がつながっていたりする。
そんな本を息子は、何が面白いんだか、布団に潜り込んで11時頃まで真剣に読んでいる。
「未成年」を読む未成年。だははは。
ヨメは「こんな本読んで大丈夫かしら」などと心配するが、そんなことは知らん。面白ければいいんじゃないか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.22
コマちゃんがオレを見て言う。
「ひどいじゃないすか、タンゴさん」。涙目だ。
「あんなに好きだったももクロなのに、最近は悪口ばっかり」
そうである。オレが突如としてももクロを責め始めたのを、30代半ばにしてももクロ命のコマちゃんが“許せない”と怒っているのだ。
「オザキも泣いてます」。
そうである。やはり同じくももクロ命のあまり家庭崩壊の危機を迎えている30代半ばのオザキも、オレの変節を激しく嘆いているのだそうだ。
知ったことか。
ここのところ、コマちゃんとオザキは深夜になるとLINEでももクロについて熱く語り合っている。
おかげで枕元に置いたスマホがピンポンピンポンとうるさく、熟睡できない。
ちらっと見れば、20回もLINEのやりとりをして、ももクロについて二人で語っているのだ。30代後半が。
まあ、それはよい。
昨日書いた、武道館でみんなでDVDを見る会の料金が発表されて、なんと3800円だという。しかもファンクラブ限定。しかも厳格な身分チェック有り。
あのさあ、そんなの、ファンクラブサービスでやったっていいような内容だろ。
5000円近くの年会費を取っているんだから。
今のところ、会員特典が毎月の壁紙のダウンロードって、どこまでコケにするのだ。
ライブでの厳格すぎる本人チェックは、ファンクラブには通名で入会して、免許証には本名が記載されている在日韓国人の入場を事情に耳も貸さずにきっぱりと断って、と大騒ぎになったばかりではないか。
入れてやれよ、かわいそうに。というか、ちょっと前まで道ばたや店先で唄ってた小娘じゃないか。ずいぶん偉そうになったものだなあ。
涙目のコマちゃんを見ながら、オクムラ君が「ボクは、仕事が忙しくて家に帰れなくて家庭崩壊寸前ですよ。えっ、イワキがそんなことをばらしたんですかっ。イワキはイケメンのくせに、ひどいなあ」と青筋立てている。
そうである、イワキくんはイケメンなので、一緒に仕事をしていると女性の担当者の態度がオレの場合と明らかに違う。なーるほど、世の中の女たちは、可愛い新人が入るとこのような仕打ちに遭っていたということか。納得だ。
そこにやってきたのが、おなじみ、カナウチおじさん。
「オレはもう10年以上も前から、たんごちゃん日記に出ているんだよ。チミたちとは年季が違うんだよ。それにしても最近の長い日記はやめてくれないかなあ。老眼が進んで読みづらいし、老化が進んで肩も凝るし、ついでにすっかり早寝早起きになっちゃってさ」と、まくし立てる。
これはオレの日記だ。オレがオレの日記に何を書こうとオレの勝手だ。
だいたい人の日記を見てそこに文句を付けるとは何事だ。
そう言い置いて、オレは静かに立ち去る。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.21
本日は朝イチから新宿・六本木とまわって最後が19時に銀座。
なんじゃこりゃ、東京漂流、飲み屋放浪か。
湿気が高く、おまけに六本木では突然の雨が降って、先日買ったアルビレックスのオレンジの折りたたみ傘が早速大活躍なのだった。
それにしてもこの湿気でスーツ着てうろうろ彷徨うのは疲れるなあ。
最近はまったく飲みに行かず、家に帰ったら風呂に直行、すぐに仕事に戻って、それからメシ食いながら缶ビール。そしてすぐに布団。
忙しくてもしっかりと睡眠は確保できているから、まあ、まだまだのりしろはあるぞ。
そういや関係ないが、ももクロが武道館でのライブビューイングを発表した。ライブビューイング、つまりライブのdvdをみんなで一緒に見ようという企画である。
どんだけボロ儲けなんだ。
しかも当日はももクロ本人も武道館にやってきて一緒に見るのだという。アホか。来るならナマで唄え。
つーか、そんなコストをかけずに商売したいのだろうな。つまらん。
どんだけ世間をなめた商売しているのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ようこそわが家へ」池井戸潤・小学館文庫。まじめだけが取り柄のさえない小市民が、耐えに耐えて最後は爆発するというウルトラマン小説がこの人の持ち味。つーか、それしかない。ほとんど時代劇。とにかく人物造形が類型的すぎで、きっとこの人物はこういうセリフを言うのだろうと思うとちゃんとその通りに言うのであった。わはは。それでもストーリーテリングは、だいぶ磨かれてきて、それなりに面白かった。ちゃんと銀行が出てくるし。鉱脈だな、銀行は。
2013.08.20
本日は娘の10歳の誕生日。
2000グラムちょっとで生まれて周囲を心配させながら、本人はすぐに目を開いて元気にしていたのが、つい昨日のようである。
そんな娘の誕生日なのに、今日のオレは長野県の山奥まで出張なのだった。
ごめんなーと言ったら娘は「いいよー」とにっこり。しっかりと成長している。
そして長野に出張している間にも、新しい仕事の話を2本、お断りした。
そうである。ここのところ、ずっとこの調子なのである。この1ヵ月ばかり。
毎日、2〜3本の新しい仕事の話が来ては、お断りしている。
フリーランスという立場なので仕事を断るとしいうことにはほとんど本能的な恐怖があるのだが、それでもバッティングしちゃって断らざるを得ず、いろいろとご迷惑をおかけしている。
なんとか予定をねじ込もうとして、既にあった予定を変えてもらったり。
こんな状態なのに、怒りもせずに「新しいお仕事ですが」と何度でも電話をかけてきてくれる方がいて、本当に申し訳ない。
オレなら、これだけ断られたら怒ってもう仕事なんか出さないよなあ、とさえ思う。
そんな具合に忙しく、だが、忙しいことよりも仕事を毎日何本も断っているという状態が、ものすごいストレスだ。(お盆休み中も毎日のように連絡があって断っていた)
と聞くと、必ず「儲かっていいですねー」と言う人がいるのだけれど、それはまた別の話。儲かる仕事だけ選ぶなんてできるわけがないじゃんねー。
こうして本日もオレは長野の山奥で2本の仕事を断り、娘のための土産のお菓子をぶら下げて、オレは一体何様なのだと自分を責めつつ、がっくりと帰ってきたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「初ものがたり」宮部みゆき・PHP文庫。以前出たものに新しい話を追加した完本とのことである。江戸捕り物の連作集。個性豊かな登場人物たちがさまざまに騒ぎ立て、最後にラスボスが登場してそれまでの流れを完全にひっくり返すという大どんでん返しが宮部みゆきの得意技だが、ここにはその気配は漂うものの、気配だけで終わるという、なんとも中途半端ぶりだ。
2013.08.19
私をモノノフと呼ばないでいただきたい。
ももクロは解散モードに入るのではないか、という声が聞かれるようになった。
こり先の展開がイメージしにくいし、だいいち20歳過ぎてアクロバットでもないだろう、というのがその理由のようだ。
確かに、国立競技場が目標と言いながらより収容人員の多い日産スタジアムでしれっとライブをやって裏でベロを出していたり、CDあげるから来年のファンクラブの更新も今のうちにやっちゃいなさいよとけしかけてきたり、要するに「稼げるうちに稼いでおこう」という態度が見え見えだものな。
今は何を出しても、何をやっても売れるからここ半年はこれで稼いで、年末あたりに解散を発表して来年1年は解散ツアーで荒稼ぎするという作戦ではないか。
ふふふ、読めたぞ、スターダスト。
私をモノノフの仲間と決めつけないでいただきたい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」
2013.08.18
まあ、こんなにもひどい天候の夏は珍しいなあと思いつつ、ふと気がつけば夜の風には秋の気配が。
こうなると勝手なもので、去りゆく夏が惜しくなり、寂しく感じる。
そのような感傷に浸る振りをしつつ、本日はあそび歌バンド・たんさいぼうの練習なのだ。
練習でも、けっこう疲れるのだ。いやいや、ストレッチだと思ってやらなきゃいかんな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.17
夏休み終わりなのだ。東京に帰りたくないと泣きながら帰ってきたのだ。山のような仕事で地獄のような日々が待っているのだ。いやいやいや、仕事がいっぱいあってありがたい日々なのだ。
2013.08.16
それにしても日本代表の情けなさよ。
Aマッチで4失点て、あり得なくない? って、あるのか、ないのか、どっちなんだ?
2013.08.15
夏季休暇なのだ。バーベキューなのだ。
2013.08.14
お盆なのだ。海水浴なのだ。
2013.08.13
夏休みで里帰りなのだ。朝4時起きなのだ。
2013.0812
オレは最強の晴れ男である。
先日の夏合宿の際も、バーベキューが終わった途端に豪雨となった。オレが飲み食いしている間は、降りそうで降りそうで、絶対に降らないのである。
本日もそうだ。
猛暑の山梨に出張したのだが、向こうの山で雷がゴロゴロと鳴っていて、今にも降り出しそうなのに、結局撮影が終了するまで降らなかった。
オレは最強の晴れ男だから心配するな、とカメラのヨシダさんに教えてあげたので、これから大切な撮影の際は必ずお声がかかるだろう。
その山梨からの帰り道、普通なら新宿経由で帰るのだが、今日はなんとなく気分で吉祥寺で降りてバスに乗ることにした。
と、バス停で待っている間にどんどん空は暗くなり、雷が鳴り出した。そしてバスに乗った途端、土砂降り。
そう、まさにバケツをひっくり返したような雨である。
そして家にいるヨメからは「すごい雷雨でこわいよー」というLINEが入ったのだった。
もちろん、心配するな、オレが帰る頃には雨は完璧に上がっているから、と返信しておいた。
猛烈な雷雨の中を進んだバスも、やがて小雨の中となり、到着する頃には完全に上がっていて、家の周りも平穏であった。
どうだ、オレの晴れ男パワーは。
これがもし新宿経由で帰っていたら、ちょうど時間的に猛烈な豪雨の時に駅に着いたことになる。
もっともオレの乗ったバスは、雷雨でダイヤの乱れた踏切に引っかかってしまい、なんと20分以上も開かずの踏切で立ち往生。とんでもなく時間がかかってしまった。
まあ、どっちもどっちか。
というわけで私は明日から夏休みでございます。皆さん、よいバケーションを!
「クイックジャパン」
2013.08.11
この夏は予定が盛りだくさんがだが以下同文につき、えー、本日はたんさいぼうのライブなのであった。
8月11日なんてお盆の直前じゃん。つーことは夏休みじゃん。暇つぶしにちょうどいいじゃん。
この話を聞いたときには、そう思って引き受けたのであった。
それがまさかこんなに切羽詰まって追い詰められている状態になっていようとは。
ひー、忙しい。
しかし、ライブは待ってくれない。大和市という遙かな彼方でのライブである。
大和と言えば渋滞で名高い大和トンネル。地の果て、地獄の入り口。
遅刻してはいけないということで、(結果的に使わなかった)機材を5時に起きて汗だくになりながら車に積み込み、同時に前の晩のバーベキューの後始末を汗だくになりながら済ませ、6時過ぎに家を出たのだった。
そして環八を避ける裏道大作戦が奏功してか、予想では3時間のところ1時間半で到着してしまい、7時半にイオンの前の駐車場で呆然とたたずむ8月の青い空なのだった。
時間をもてあまして小沢かづとに電話し、早く来てくれと頼んだら「バカじゃねーの」と切られてしまった。
そうである、本日は小沢かづと先生とライブなのである。
というか、小沢かづとのライブがあるところに無理矢理押しかけてライブをやらせてもらうことしたのだ。
小沢かづと君、いい迷惑のはずだが嫌な顔一つせず、我々を迎え入れてくれたのだった。
会場はイオンモールの広場みたいなところ。
名前だけ聞くと盛り上がりそうだが、実はこういうモールでのイベントというのは、買い物目的に来た客ばかりを相手にするので、ちっとも盛り上がらない。要は無関心な通行客相手のストリートライブと変わらないのだ。
無視されて当たり前。遠くから指さされてなんぼ。
日産スタジアムで6万人を相手にライブをしたももクロも、スタートは代々木公園のストリートだ。俺達も3年後には紅白だ。
こういうシチュエーションでは、一瞬のつかみか勝負だな。
一方でずっと座っている客のためにある程度のストーリー、流れも必要で、なかなかに難しい。
だがオレにとって一番難しかったのは、小沢かづとのハードに体操遊びだな。
体がちっともついていかない。暑くて体がぼろぼなところに加えて、飛んだり、腕を振り回したり、ハードな動きだ。
最初からへろへろ状態なのである。
おかげで冷やかしに来たあんどー君に「疲れが顔に出てる」とクールに言い放たれてしまう始末。
今年一番ハードなライブだったな。しかも1時間を2本。
いや、実は来月、北関東のある短大でセミナーの講師をやることになっていて、そっちがもっと厳しいかもしれない。
そのためにも夏をなんとか乗り切らなければ。
再び決意を新たにするオレであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.10
この夏は予定が盛りだくさんだが、本日はその一つ、ご近所バーベキューなのだ。
もう6、7年やってるのか? 我が家と同じ建て売り敷地の4家族が、夏休みに顔を合わせてビールを飲むのだ。
4軒の予定を合わせたり準備をしたりするのは、案外と面倒なのだが、当日になるとワクワク。子供たちも大喜びのイベントなのだ。
引っ越した当時、小学校1年生だった小僧が高校のサッカー部で汗を流し、ランドセルしょってた女の子がOL1年生だ。
かくいうオレの娘も、引っ越した当時はおしめをしていたのだから、時の流れは誰にも平等なのだ。
さて、来年も同じようにできるだろうか。できると嬉しいなあ。ほんとにる
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.09
今日は朝から静岡で、それなら昨日名古屋に泊まればいいものを、泊めてもらえず、連日の日帰り出張でぐったりして日記を書く元気もない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.08
フジテレビの日なのだそうだが、名古屋まで日帰り出張でぐったりして日記を書く元気もない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.07
暑くてぐったりして日記を書く元気もない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.06
暑くてぐったりして日記を書く元気もない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.05
ももクロのライブの疲れで、ぐったりして日記を書く元気もない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.04
というわけで、ももクロの日産スタジアムに家族で行ってきたわけだ。ファミリーチケット、4名様席。
紅白出場を果たした後、ももクロは国立競技場でのライブが目標と公言しているが、国立の収容人員は約5万。今日の日産スタジアムで6万人集めたんだから、国立競技場を目標とするのはなんかおかしくね?
「いや、収容人員じゃないんです。シンボルとしての国立競技場ですよ」とコマちゃん。
なんじゃそれ。
メジャー化を進めていく上で紅白出場というのは非常にわかりやすいアイコンだったから、それはいいとして、最大の目標であったメジャー化を成し遂げた今、要するに次のアイコンが見つけられなくて適当に言ったのが国立競技場というわけだろ。
「かなこぉ〜↑↑」と吠えるオザキ。
次のライブはクリスマスに西武ドームだってよ。
厳冬期に、山の中の屋外の会場。
なんなんだろう、これは。絶対に客のことを馬鹿にしているな。
まあ、さいたまスーパーアリーナの倍入るから、客が風邪を引こうが凍死しようが、こっちの方が効率よく稼げるもんなあ。
メジャー化したことにより自家撞着をもう一つ。
メジャーになったことでモノノフ(ももクロファン)にも今まで以上に注目されるようになり、モノノフ=変な格好で奇声を上げる頭のおかしい人たち、ああ、気持ち悪い、という評価自体もメジャーになってしまった。
マイナーであれば世間から隠れて過ごすことができたというのに、メジャーになったばっかりに世間から後ろ指を刺され、糾弾されるようになってしまったモノノフ。
「やだ、あの人、ももクロファンなんだって」「さぶっ」と、ほとんどジャニオタと同列に語られるようになったモノノフ。
メジャーになったために世間にドン引きされ、結果的に、モノノフになる人が減ってしまうという、ああ、これぞパラドクス。
そもそもオレはモノノフという言い方が嫌いだな。いや、今日はっきりわかった、オレはももクロは好きだがモノノフは嫌いなのだ。オザキに怒られるだろうが、断固としてオレは気づいたのだ。
ももクロは好きだが、モノノフは嫌いだ。
そしてももクロは好きだが、運営は嫌いなのだ。
ももクロは好きだが、ゲストは嫌いなのだ(松崎しげるを除く)。
そうである、なんなんだ、今日のライブのゲストは。そしてタイアップの多さは。
布袋のギターなんか聴きたくないし、猫ひろしの走りなんか見たくないし、武井壮の走りも見たくないし、なんだよ、ワニシャンの女芸人の乱入は。殺意を覚えた。
許しがたいのは、ピンキージョーンズをぶったぎって、あろうことかサッカーを始めたことである。ほとんど犯罪行為だ。
北澤以下、元日本代表はすっこんでろ。元日本代表にはピンジョン並みの価値もないのだ。
はあ〜、それにしてもひどいライブだったなあ。
生バンド、やめてほしいなあ。下手くそな演奏に、適当なアレンジ。それからPAもひどかったなあ。
ゲストはいらない。生バンドもいらない。要するにオレは、脳天気で空っぽの歌を、おかしな振付と共に歌うももクロを見たいんだよ。そして2時間くらいでさっと引き上げて、アンコールも15分くらいで終わって。
何度も言うが、ゲストいらん。生演奏いらん。仲間内で盛り上がってるももクロいらん。
昨年の西武ドームの後、相当数の古いファンが離れたと聞くが、その気持ちはよーくわかるなあ。
コンサートが終わって新横浜までの道を歩いていたら、どこかの居酒屋が「ももクロのDVD流してますよー」と客引きやってた。
サッカーの時は「サッカーのDVDやってますよー」と客引きするのだろうなあ。なんだか面白かった。
石神井公園について駅前の牛丼屋に入ったら、黄色い服を着たモノノフが牛丼を食っていた。
よく見たら、その隣には、オレんちの隣のおじさんが座ってた。やはり一人でコンサートに行ったようだ。
この牛丼屋は、前から思ってたけど、深夜の女性一人客が多いのよ。たぶん休日出勤の広告代理店営業ウーマンが、どっと疲れて帰って一人牛丼のどんぶりを抱える深夜11時なのだ。
ああ、大都会の孤独よ。深夜のお一人様よ。
翌朝、フジテレビでももクロコンサートの速報をやってた。何かというと首を突っ込んで、ももクロの邪魔をするフジテレビだ。
テレビで大きく映ったあーりんを見て、その太り具合にびっくり。
げげ、あーりん、まずいぞ。これからは、あーりんデラックスと呼ぶことにしたのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.03
本日は音楽の一日なのだ。
まず午前中は、レコーディング。保育雑誌ピコロの12月号に収録の歌のアレンジを行ったので、そのボーカル収録である。
栃木からわざわざやってきてくれたマッキーくんが、本日のボーカリスト。練馬の畑の中の丹後湯で収録なのだ。
栃木も練馬も変わらんなあ。
収録は無事に終了。続けて午後は、たんさいぼうの練習である。
実は来週の日曜日、大和のイオンモールという大きな舞台で、小沢かづと君とジョイントライブなのだ。
すみません、盛りました。
ジョイントライブじゃなくてゲスト出演、いやいや、押しかけお手伝いの出演なのであります。
一週間前なので軽く音を合わせておこうと思ったのだが、小沢かづと、無茶ぶり! とことこ振りまくるのでたんさいぼうはへろへろ。1時間のステージが2本というだけでもヘロヘロなのに、ほとんどが初メニュー、観客は1000人と、今からぼろぼろなのだった。
ぜひ皆さん見に来てくださいね。
こうして音楽な一日は終わり、地元の焼き鳥屋で簡単に打ち上げをして帰って寝たという次第。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.02
赤坂見附と青山一丁目の間って、なんともきっつい坂道で、8月初旬の真っ昼間にそんなところを歩いて汗だくになって帰ってきたオレの気持ちというモノを想像して欲しいものだ。
誰も想像しないか。
家に帰ってきたら息子が宅急便の箱を開けて大騒ぎしている。
何かと思ったら将棋連盟から初段の免状が届いたそうなのだ。おお、そうか。しょーだんですか。
なんだか立派な毛筆で、会長のタニガワなんちゃらの直筆だという。へー。
千駄ヶ谷の将棋会館に行くとビックリするのだが、何しろ小中学生のガキどもでうじゃうじゃ大賑わいなのだ。
将棋って、そんなに人気があったのか。
とてもいいことである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.08.01
8月である。あっという間の8月である。
早いなあ。夏ももう3分の2が終わって、次の角を曲がれば秋だとは。
秋はおいしいものがたくさんだよね。楽しみだなあ。
なんて言ってる場合ではない。恐れていた、恐るべき8月が、ついにやってきたのだ。
反日の8月だからではない。
この8月、既にオレにスケジュールが恐ろしいことになってしまっているのだ。
連日予定がぎっしり。出張も入ってるし、しかも新幹線の出張だけでなく盆近辺だというのに車での出張もいくつか入ってるし、ライブが2本とそれに関する練習が入っているし、レコーディングが2本に、それから一週間たっぷりの夏休みに、ご近所バーベキューに、ももクロライブまで入っている。
もはやこれ以上新しい予定は入れられないというくらい、ぎっしりなのだ。
果たしてこれを乗り越えて、オレは無事に秋を迎えられるのか。
なんだか忙しい自慢みたいだけど、本当に忙しいんだからね。
これから先もずーっと忙しいと嬉しいけどなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」1文春の見出し『シャブ&飛鳥』には噴いてしまった。
2013.07.31
ファミリーマートで500円分買って応募すると抽選でももクログッズが当たるというキャンペーンをやってて、娘がジュースとかを買って応募していた。昨日のことだが。
もちろんネットからの応募だ。
商品を選ぶとき、娘に「タブレットにする?」と聞かれたので、タブレットなんか欲しくない、限定500名様のももクロのアロハが欲しい、と答えておいた。
娘は、立派なことに「じゃあお父さんが着られるように」と男性用サイズで応募してくれた。
それが当たってしまったのだ。
今どきはメールが結果が来るらしく、「おめでとうございます!」と。
ひえー、全国で500名様によく当選したなあ。しかも大人用サイズ。
ありがとう、娘よ。でかした。
問題は賞品の発送が9月下旬ということで、なめてんのか、ファミマは。
仕方ない、娘の気持ちに応えるために、この秋はアロハで過ごすのだ。
夜、フジテレビにももクロが出た。4時間くらいの長い歌番組。今年の流行らしいな、こういうのは。
ももクロ、カバーばかり唄わされる。
腰が砕けたのが、さだまさしとのコラボだ。へ、へたすぎる。あーりん。
ほとんどん放送事故レベルの下手さ。PAがこれまてひどくて、なんかももクロはフジテレビにいつもいじめられてるなあ。
いじめられても笑顔を忘れずにけなげに頑張るももクロちゃん、大好き。
ももクロはともかく、よかったのがきゃりーぱみゅぱみゅだ。
フジテレビでは口パク禁止になったらしいのに、堂々とマイクを手にして口パクだ。いいですねー、きゃりー。
きゃりーは別に口パクでいいのだ。歌手というよりアイコンみたいなものだからね。
にんじゃりぱん、楽しいぞー。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「喋る! 道場破り」吉田豪・白夜書房。し、知らなかった、こんな本が出ていたなんて。しかも鬼畜雑誌のBUBUKAの連載だったなんて。息子と立ち寄ったブックオフで偶然見つけて買った一冊。あの吉田豪がプロレスラーとがちトークなのだから、面白くないわけがないわけなのだ。ほんっと、プロレスラーって頭のおかしい連中だなあ。鈴木の改心に心が和み、安生がすっかりご町内のおじんさになっていることに、時の流れを思うのだった。
2013.07.30
本当におかしな天気の夏だな。
暑けりゃ暑いで文句を言うわけだが、いくらなんでももっと夏らしくしろと言いたいのだ。
すかっと晴れて暑いならともかく、どんより曇って蒸し蒸しするのはめげる。はっ、これってもしかして梅雨なのか?
そんな天気だからというわけではないが、本日は一日こもって仕事なのだ。
原稿に加え、経理仕事。たまりにたまった経理仕事。
フリーは何でも自分でやらなきゃいかんから、大変じゃ。
けっこうぐったりしてしまって、酒も飲まずに寝る。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.29
なぜだか知らないが、オレの地元の練馬区では「練馬餃子で町おこし中」らしい。
そのために「練馬野菜餃子」というものが企画され、専用のサイトには「26店舗がこだわりを持って提供する自慢の「練馬野菜ぎょうざ」、是非食べ歩いてみてください。」と書いてある。
これはダメなコピーの典型だな。最後が「歩いてみませんか」だったら、もっと素人臭くて笑えたのだが。
なぜ練馬で餃子なのか。宇都宮や浜松の柳の下を狙ったのは明らかで、「こりゃあ農業振興にもぴったりだべ。自民党も喜ぶ」というような発想だったに違いない。
もっとも、先日そのことを報じたテレビ番組の後は、各地で「知ってました?」「いいえ」という会話が交わされたらしい。
オレも隣のオガワさんの奥さんから「知ってた?」と聞かれて「はあ? 初耳ですが」と答えたばかりである。
餃子なんか別にいいから、とにかく普通の飲み屋とかレストランとかを、つくって欲しいものだ。
急行が停まる駅、しかもターミナル駅から1つめの急行停車駅なのに、ファミレスがない街なのだ、ここは。スタバもないし。
よって「じゃあ改札で待ち合わせてお茶でも飲みながら打ち合わせしましょう」というアポを入れてしまうと、とことん情けない状態になる。
打ち合わせのできる店を求めて駅前を漂流し、結局、「お昼だから、ご飯でも食べながら」とソバ屋に入るか、イタトマでまずいスパゲティを食うか。
そのくせファストフードというかジャンクというか、その手はてんこ盛りだ。東京チカラ飯にココイチにすき家にモスバーガー。
どうだ、この二流臭漂う駅前ラインアップは。ああ、情けない。
でも、そんな石神井公園がオレは好きだぞ。いったい何を言ってるんだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.28
オレたちが奥多摩の山荘で優雅なバケーションを楽しんでいた頃、下界では花火見物の連中が大変な目にあっていたそうで。あとはジャニオタも大変だったそうで。
いやあ、奥多摩の山荘は快適でしたなあ。
一夜明けて、朝飯のあと、恒例のスイカ割り。
わざと間違えて人の頭を狙うのはお約束であるが、ヨメの番の時、オレに向かって繰り出された突きがシャレになっていなかったのは、錯覚だったのだろうか。
10時半に武蔵五日市駅で解散。この駅は五日市線の終着駅だ。奥村チヨか。
昼前に家に帰った。
夕方、ちょっとまとまった雨が降る。
気温が一気に下がる。
なんだか夏合宿が終わって最初の雨を迎えると、いつものことだけれど、夏の終わりが始まったような寂しさを感じる。
今日も同じ気持ちになって、あれだけ暑くて文句たらたらだったのに、夏が終わりそうになると急に行く夏を惜しんでしまう。
そして惜しんだおかげで夏が戻ってきて、明日からまた暑かったりするわけだが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.27
年に一度の命の洗濯。学生時代の仲間と、檜原村のロッジで合宿なのだ。
真夏でもクーラーなしで過ごせる奥多摩の山荘。目の前の清流で、親分の指導で息子が魚を釣った。
夜は恒例のバーベキューに花火。
終了してロッジに入った途端に激しい落雷で、すごかったなあ。
大きい風呂に浸かって、のんびりとしゃべりながらギターを弾く。
毎年のことながら心身ともにリラックスなのだ。
こんなに素敵な山荘で、一拍5000円というのだから素晴らしい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.26
ここのところの湿気は凄いなあ。
ここのところといえば、ずっとサッカーだ。
今日はマンUの地方巡業。相手はセレッソ。
要するにどうでもいい試合であって、さすがに連日サッカーばかり見ていると飽きるから、途中で見るのをやめたのだった。
と、二日続けて適当な内容の短い日記。またオザキに怒られそうだな。
しかしあれだよな、平成の八墓村事件は、相当に哀しい話になってきたなあ。
職を捨てでまで両親の面倒見るために帰ったというのだから、根は相当にマジメで優しい男なのだろう。
それが濃密な人間関係の中、どこかでボタンを掛け違えてしまって、孤立を深めていったわけだ。
正月に警察へ相談に行ったというか、わざわざ正月に行く相手が警察しかいなかったというところが、なんとも哀しい。
おそらく集落ではささやかながらも正月の祝いをしていて、そこからもオミットされていたのだろう。
どんな思いで警察にすがったのかなあ。哀しい話だ。
60歳を過ぎて、このまま絶望的な孤立のままに老いていく未来しか見えず、もはや何かを断ち切ることしかできなかったのか。
積もり積もった憤怒の爆発ではなくて、おそらくこの男は未来を断ち切りたかったのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」「日経ビジネス」
2013.07.25
本日は一日こもって原稿仕事なのだった。
暑い時は、外に出る気にならないのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊文春」
2013.07.24
酒が好きだからよく飲み屋に行くオレである。
ただしアッパーな店はまるで縁がなく、アッパーミドルもまるでなく、ロウワーな店ばかりなのは言うまでもあるまい。
そしてロウワーであるだけに、バカな飲み屋、通称「バカ酒場」に遭遇する率も高くなる。
本日もそんな「バカ酒場」に遭遇してしまった。一緒に行ったのは、ももクロ仲間、通称もも仲のコマちゃんである。
本当ならバカ飲み仲間、通称バカ仲のオザキも一緒にいて欲しいところであったが、オザキはこの夏の異動で部署が変わり、通勤に片道2時間もかかるようになって毎日涙に暮れているのでとてもバカ酒場に行く心の余裕などないのであった。
コマちゃんとオレが発見したバカ酒場は、代々木駅の前、交番の裏にあった。
「昭和酒場」と書いてあって、そこからしてバカの香りが。
狭い階段を上って2階へ上がると、そこはカウンターだけの異常に人口密度の濃い店。自分の席に行くのに、人にぶつからないで歩くことは不可能という狭さなのだ。
だが本当の問題はそんなことではない。
なんと店全体のコンセプトが昭和歌謡なのだ! 昭和歌謡!
まず壁一面に歌謡曲のジャケットがべたべたと貼られている。壁の素材がまったく見えない。
全部シングルレコードのジャケット。「WANTED」のピンクレディーが長い足を見せて笑えば、隣で高田みづえがおでこを光らせ、そして西城秀樹が握りこぶしだ。
後ろ指さされ隊にニャンギラスまである。
頭がくらくらした。コマちゃんは悶絶である。
だがきっと70年代アイドルオタクのだてポンなら、全部のジャケットが理解でき、そして一気に興奮して説明してくれるであろう。まるでだてポンのための店だ。
もちろん流れている曲は、すべて昭和歌謡である。野口五郎がビブラートをきせて、松田聖子が負けじとバイブをきかせる。
コマちゃんは失神寸前である。
頭がくらくらしてきたが、だてポンなら喜んですべての楽曲を解説し、一緒に歌うところだろう。
まさにだてポンのためにあるような店だ。
カウンターの頭上には、なぜかヤカンがずらりと並んでいる。なななな、なんだ。実に異様な光景である。
その理由を判じたのは、正気を保つのにギリギリの戦いをしているコマちゃん。
なんとこのヤカンは、生ビールを注ぐためのヤカンなのだった!
つまりビールをまとめて頼むと、ビールがたっぷり入ったヤカンが出てくるのである! まさしくバカ酒場だ!
そのヤカンからビールを注いで呑む客は、バカ客である。
つまみのメニューを見る。や、安い! 魚肉ソーセージ1本60円。
枝豆が一人前100円だったので2人前頼んだら山のように出てきた。のけぞる。
しかも、まずい!
一番美味かったのは200円のサバの缶詰であった。
そうである。なんとこの店にはサバの缶詰というメニューがあり、頼むと当然のことながら缶詰がそのまま出てくるのだ! 客はそのフタをぱかっと開けて食うのである!
なお、サバの缶詰を頼むと、「水煮ですか、味噌煮ですかっ」と聞き返されるのは言うまでもない。
メニューの裏には昭和歌謡のスターの写真が並んでいる。
それを見たコマちゃんが、若い頃の郷ひろみを指さして「誰ですか」と聞くので、郷ひろみだよと教えてあげると「ええーっ」と仰天する。
続けて、若い頃の桜田淳子を指さして「こっちは誰ですか」と聞くので、桜田淳子だよと教えると「ええーっ」と悶絶する。
トイレに行ったら、西城秀樹が目の前でニカッと笑っていた。
もちろんだてポンならすべての写真が誰だかわかって、即座に解説してくれるだろう。
まったくだてポンのためにあるような店で、これは一度連れて行かねばならんなあ。
閉口したのは、フロアの姉ちゃんだ。うろうろしながら客を監視して、こっちの飲み物が少なくなるとすぐに駆け寄ってきて「お飲み物のお代わりはいかがですかっ」と迫ってくる。
ああ、もう鬱陶しい。客単価を上げるために常時何かを注文させようという仕組みなのだろう。
それが鬱陶しく、既に悶絶気味のコマちゃんを引き立て、店を出ることにしたのだが、もしかしたらこれは客を追い立てて回転をよくしようという店の作戦なのかもしれないなあ。
店を出ようとしたら入り口に、追い立て女が立っていて「また来てくださいねー」と飴をくれた。オレたちは回転寿司の子供客か!
その追い立て女は胸に「さーりん」というプレートをつけていて、暗がりで見れば可愛くないこともない。
飴一個にくらくらとしてしまったコマちゃんは、見送りのさーりんを何度も振り返りながら、「さーりんに会えるならまた来てもいいかな」と名残惜しそうに口走るのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「レコードコレクター」
「泣き童子」宮部みゆき・文藝春秋。三島屋シリーズの最新刊。自分を食ってしまう悲しい化け物「まぐる笛」と、死に神に我が子の生命1年と自分の生命10年のどっちを取るか問われて迷わず自分の生命を差し出した妊婦の話が、とても心を打った。
2013.07.23
いやあ、すごい雷雨でしたな。
朝はあんなに絶好調に快晴だったのに、午後に突然だ。
ヨメと子供が、進学先の学校公開に出かけていたのだが、帰りに突然の雷雨でスーパーへ緊急避難。「迎えに来て〜」と連絡あったけど、どうせすぐやむからそのままスーパーで待ってろ、と指示した。
結局1時間もしないでやんだのだが、南の方、渋谷とか目黒とかはすごかったみたいね。
東横線が止まるなんてビックリだ。
やっぱり今年の天候は変なのかなあ。
その雨が上がった後、かかりつけの医者に行く。先日の検査の結果をもらいに行ったのだ。
ヨメもついでに整体で一緒に行く。夫婦でクリニックだ。
クリニックもよくわかっているから、オレが会計になっても「奥さんと一緒に払いますよねー」と言ってまとめて会計なのだ。
そして夫婦で座っていたら、げ、見つかってしまった、例のナース、タツミに。
事務室の奥でオレを見つけたタツミは「あら、タンゴちゃーん」と言いながら投げキッスを放るのである。バカか。
オレは、こら、なんてことするんだ、しかも今日はヨメが一緒だぞ、と慌ててとめる。なぜ慌てなきゃいけないのか、自分でもわかってないが。
タツミは、かえって嬉しそうに「だははは」と笑って投げキッスするのだった。
なんなんだ、このクリニックは。
夜、マリノスとマンUの試合を見る。観光出稼ぎのマンUだから、まあ、どうでもよいわ。
息子はすっかりアルビレックス新潟ファンで、来月末には埼玉スタジアムでレッズ戦があるというので、完全に今から戦闘モード。
「アルビレックスのオレンジのユニフォームを着て、レッズサポーターの間を歩いてやる」と燃えている。
たぶんボロ負けして嘲笑されるからやめとけと言うのだが、聞く耳持たない息子は「あ、しまった、ユニフォーム買うお金がない。貯金箱こわそ。よし、川又、たのんだぞー」と興奮するばかりである。
まったく東京の小学生にこんなに熱狂的なサポーターがいるとは、アルビの連中もさぞ嬉しいだろう。
もちろん埼玉スタジアムの試合のチケットはぴあで買った。ホーム席はとっくに完売で、アウェー席はガラガラで、当日はどんなことになるのやら。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.22
こりゃあ完璧にエアコンの風邪だなあ。
咳がひどくてだるくて節々が痛い。インタビュー中だというのに鼻水が止まらん。
しかし、この暑さじゃエアコンなしは想像できないしなあ。困ったものだ。
もっとも夏は大好きだから、基本的にはご機嫌なのだが。
ところで春に買い換えたスマホ、Xperiaだが、絶好調である。
これがあればiPhoneはいらん。
ドコモのツートップ戦略で、これまで頑張ってきた国内メーカーが距離を置きつつあるらしいが、距離を置きたいのはオレだよ、東芝富士通。
REGZAなんて、縁を切って本当によかった。
ここ当分はXperiaで満足なのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.21
投票所はいつも子供らの通う小学校である。
買い物帰りだったため、かかりつけの診療所に勝手に車を停め、投票所に向かう。真夏の選挙は、候補者も投票者も選挙管理委員会もアルバイトも放送局も出口調査員も大変である。
そんな中で元気だったのが、池上さん。いやあ、いろいろと面白かったですなあ。
ネットで「放送事故レベル」と盛り上がったのが、アントニオ猪木とのやりとり。
「猪木さん、以前は消費税反対でしたねー」に対して猪木が「まだ維新の会と打ち合わせができてねえんですよ」と爆弾発言。
さすがの池上さんもイスからずり落ちそうになって「せ、選挙公約、読みましたよね」と思い切りおちょくったのだが、猪木は「オレは人気取りのために出馬」とこれ以上ない開き直り。いやあ、面白かった。
公明党の候補者に対しては「学会員ですか」と聞いて「はい」と言わせるし、小泉信次カには「演説に公約がない」と一刀両断だし。
テレビ東京スタッフも頑張っていて、ビデオではワタミの会長から「一人ぐらい死んでブラックなら日本中ブラック企業になってしまう」と言わせているし。
たぶん文春あたりがしつこく狙っているから、ワタミ会長と猪木はたぶんスキャンダルになって、辞任するんじゃないかな。
猪木は国会議員のくせに税金を滞納していて、もはや立候補の資格すらないと思うよなあ。
なーんてことをぶつぶつ言いつつも、裏でやっていた東アジアカップの中国戦を見る。
Jリーグの若手中心とはいえ、なんとも情けない試合で、がっくりだ。
PKを2っも取られたのに3-3の引き分けというのだから、わけわからん。もしかして中国ってバカなのか?
こんなチームには5-0で勝って当然。
若手発掘の場だから、結果は二の次とはいえ、失点にからんだのが栗原と駒野というベテラン組というのも、ずっこけるような話だ。
まったくよくわからん試合で、ぐったり疲れる。
しかしあれだね、サッカーってのはやっぱりその国の姿がよく現れるよね。ロングボール主体で「オレが蹴る」「オレによこせ」というサッカーは、やっぱり中国の「稼いだもん勝ち」というゆがんだ商業主義がストレートに反映されているわい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「深海の巨大イカを追え!」坂元志歩・光文社新書。例のダイオウイカを撮影したNHKのプロジェクトをまとめたもの。生硬なルポで盛り上がりに欠け、あまり面白くなかった。
2013.07.20
どうもここのところ体調がよろしくなく、これは完全に冷房風邪である。
取材等で出先に行くと、だいたい冷房が完璧に効いていて、汗がすーっと引いてあとは芯まで冷えていく。
それだけでなく電車でもコンビニでも、一時期ほどではないにせよ、冷房がくる。
今日も午後、ずっと冷房の風を当てられ続けて、やばいなあ、と思っていたら案の定だ。
困ったものである。
夜、家族で駅前のワタミに行く。
ブラック報道が相次いだものだから、和民の従業員は客に「おめーも大変だなあ」と同情されるらしい。
ワタミは、だいたいオペレーションに問題があって、出てくるのが遅いし、間違ったものが出てきたりすることがしょっちゅうである。
以前はその都度イラッとしていたいたが、最近では、まあブラックなところで働いているかわいそうな人たちだからあまり文句を言うのはやめようと、やさしい目で見るようになった。
これが狙いだったのか? いや、そんなわけはないか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.19
本日で子供たちの小学校は終わり。明日から夏休みである。
ただし一学期の終わりではない。二学期制なので一学期が終わるのは10月であり、従って今日は一学期の前期が終わった日、と説明される。
一学期が終わったわけではないので、当然、通信簿は出ない。つまらんな。
そういう不満に配慮したのか、区内の小学校を対象とした実力テストが返された。あんまり面白くない。
ちょっと前まで練馬区の夏休みは8月24日までだったのだが、評判が悪かったらしく、8月一杯に戻された。うーむ、夏休みなんてもっと短くていいのに。
むしろ、ない方がいいくらいなのに。
学校も色々と苦労しているようで「夏休みはいつ頃までがいいですか」「土曜授業はあった方がいいですか」とか、いろいろとアンケートが回ってきた。
土曜も授業しろ、夏休みはいらない、と回答するようにとヨメに言ったが、はて。
そんな大切な日だというのに、すぐ近くにまた刃物男が出てしまったよ。
小学生と中学生が切りつけられてしまったようだ。
あーもー、面倒くさいなあ。子供らには、決して一人で歩かないように、と言い聞かせなくてはならないではないか。
危ないから外に出ないでゲームしていよう、とか言い出しそうじゃないか、息子は。
よーし、みんなのために、この町の平和のために、お父さんが刃物男を退治してやる、と言って魚せいに行こうとしたら、息子が「じゃあ、武器を持っていって」と横断旗を持たせようとした。
うーむ、緊迫感に欠ける。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」「日経ビジネス」
2013.07.18
最近はももクロのDVDも見ないし、クルマの中で聴くのもきゃりーぱみゅぱみゅばっかりだなあ。
はっ、もしかしてオレはももクロに飽きてしまったのだろうか。
いやいや。ありえねー、ありえねー。
もっともももクロ居酒屋に行って頭のおかしい連中を目撃してから、オレもあの一員と世間的には思われているのかも、と気づいてからちょっと自分にごにょごにょ。
まあ、いいやそんなことは。どうでも。
オレが練馬の、この広大な畑の隣にある家に引っ越してきたとき、隣の家にやはり引っ越してきた一家では、小6の娘さんと小2の息子がいた。
それが今やOLさんに高校生である。
ランドセルしょって「おはよーっ」なんて言って走ってた女の子が、パンツスーツで「おはようございます」と頭を下げているのだから、はあ、子供って育つのね、と改めて感心してしまう。
まあ、その分、こっちは年を取るのだが。
夜、魚せいに行く。畳屋のオームラが酔っ払っていた。
オームラはオレを見て「おー、タンゴさん。タンゴさんてルポライターだっけ、エロ小説書いてるんだっけ」と言う。いつでもこんな調子だからまったく相手にしない。
初めて来た様子のおばちゃん客が「えっ、エロ小説」と反応していたが、目も合わさず放っておく。まったくこの店の客はろくなもんじゃない。
畳屋のオームラは「畳が売れないんだよ、タンゴさん。別の商売紹介してよ」とオレに泣きつく。
ふん、アパート持ってるんだからその家賃で食ってろ、と冷たく言い放つ。
「アパートなあ…アパート」とオームラが一瞬遠い目をしたので、こりゃあ別の愚痴が始まると思い、あわてて目をそらしたオレだった。
まったく面倒くさい店である。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.07.17
久しぶりに行きつけのクリニックへ定期検査に行った。ここのところ忙しくて、行けなかったのだ。
検査といっても採血だけだが。
血を採られながら座っていたら、医師が顔を出して「お、久しぶりだねー。検査の結果は、うちのタツミが魚せいに持って行くから」と言う。
そうである、ここの看護師は、魚せいの常連なのだ。だから酔っ払った状態でよくオレと顔を合わせては、「センセイは絶対に何かごまかしている」といいながら待遇の悪さをオレに訴えるのである。
会計をしていたら、その看護師がオレを見つけて近寄ってきた。
ぎょっ。見つかっちまった。
看護師はおばちゃんである。おばちゃんはオレに近寄って「タンゴちゃ〜ん、久しぶりい。どうして来てくれなかったの〜」と言うのである。
言っとくがここは待合室の中だ。待合室の中の会計窓口だ。
そんなところで、何を言うんだ、この看護師は。こら、やめろ、誤解されるようなことを大声で言うんじゃない、と諭す。
すると、ますます近寄ってきて、今度は耳元でささやくように「タンゴちゃ〜ん」と再び言うのだった。
こ、こら。ますます誤解されるようなことはやめろってんだ。
待合室中の患者がオレを見ているではないか。
会計担当のおばちゃんが、ケラケラと笑った。こ、これは、いわゆる“いじられ”ではないかっ。
患者をいじるな、診療所のくせにっ。
オレは這々の体で逃げ出したのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.16
オレの家から5分のところに住んでいるのが、あのカナウチおじさんだ。
そしてカナウチおじさんとオレの家の中間地点、つまりオレの家から2分30秒のところに住んでいるのがあの池上さんだ。
石原慎太郎に向かって「そんなことだから暴走老人って呼ばれるんですよ」「石原さんは相手によって態度を変える人だったんですねえ」と言い放ち、公明党に対しては「学会の組織票ですよね」と正面切って断罪した、あの池上さんの家である。
自転車の前かごに愛娘を乗せて隣町の保育園に送っていくカナウチおじさんは、時々、途中で池上さんとすれ違うという。
そしてカナウチおじさんの推察通りに、池上さんはすぐ近所に住んでいるのだった。
その家はオレがいつも歩く道にあって、ごく普通の小さな建て売りだ。
こんなに近くに住んでいるなら何度か見かけてもよさそうなのに、一度も見たことがない。
ところがヨメは何度かすれ違っているという。
不思議だなあ。
その理由がやったとわかった。池上さん、しょぼいのだ。
朝、車に乗っていたらヨメが「あ、池上さん」と口にした。お、どれどれ。
見たら後ろの方から歩道をよたよたと歩いてやってくるおっさんがいる。しょぼい。しょぼすぎる。
猫背でよろよろと歩きながら、けっこう見事なはげ頭だ。帽子をかぶったり、マスクをしたりとか、一切なし。
あまりに見事に地元のしょぼいおっさんであるため、完璧に練馬の田舎風景に溶け込んでいて、通勤時間帯の人混みの中を歩いているというのに誰も振り返らない。気づかない。
ほとんど忍者。
このしょぼいおっさんが、場に立つと一転して見事なジャーナリストになるんだから、たいしたものだ。
すごかったなあ、日銀総裁へのインタビュー。最初の質問が「最初から総裁になろうと思って入ったんですか」だもんな。
その場の誰もが仰天した、実に見事なつかみであった。
その後もインタビューをしながら進行を仕切り、難しい言葉が出ると「この言葉というのはですね」とすぐに周囲に解説までしてくれる。
これゃあテレビが手放さないわけだ。
そんな素晴らしいジャーナリストが、毎朝の日課なのか、こうして練馬の片田舎の路上をうろうろしているのだから、実に面白い。
オレもこんなふうになりたいものだ、と思ってしまった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊現代」
2013.07.15
「にんじゃりぱん」が聴きたくて、きゃりーぱみゅぱみゅの新しいCDを買った。
デビューアルバムも買ったから、これで2枚目である。なんだ、オレってファンじゃん。
非常に評判のいいアルバムで、確かに一度聴いて納得。こりゃすげえや。
すごい、というか、変、というか。とにかく異常に耳につく。頭の中を回る。
中毒性の非常に高いCDなのだ。
「インベーダー」なんて、聴いていると宇宙に飛んで行ってしまうぞ。
そんなきゃりーぱみゅぱみゅの新しいアルバムだが、車で流していて、ある曲に来て、えっと驚いた。
こ、こ、これは。
そうである、あの名曲「スーパー・スクーター・ハッピー」をきゃりーぱみゅぱみゅがカバーしていたのである!
いやあ、知らなかったなあ。知らないで買っちゃったなあ。
「スーパー・スクーター・ハッピー」は、中田ヤスタカのCAPSULE名義のユニットでのアルバムに入っていた曲である。
それがちゃっかりときゃりーぱみゅぱみゅの新作でカバー。これって一種のセルフカバーに入るのだろうなあ。
なんだかんだいって初期の中田ヤスタカの中ではこの曲が一番好き。中毒性が異常に高い。
きゃりーぱみゅぱみゅのバージョンは、おお、きゃりーぱみゅぱみゅの声ってこの曲にけっこうどんぴしゃじゃねーの? ってくらいはまっている。なかなかご機嫌なのだ。
ただ、アレンジがちょっと変わっていて、これは前の方のが好きだったなあ。
特に出だし。前のCAPSULEのバージョンでは「すーっ」と息を吸い込む音がかすかにきこえて、そしていきなり「今からっきっみっに会っいっにゆっくからっ」とぶっとびのサビが流れてくるのだった。
この出だしがとてつもなく格好良くて大好きだったのだがなあ。
これをぜひともきゃりーぱみゅぱみゅの声でぶっ飛ばして欲しかった。残念。
まあそれはそれとして、全体にとてもクオリティの高い、変なアルバムだ。相変わらず自分の部屋のパソコン一台で創ったに違いない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.14
オレの弟が新潟から遠路、群馬まで父を連れてきてくれ、久しぶりの親孝行に温泉なのだ。
ヨメと娘は予定があったので、オレと息子が現地の温泉で合流する。
行き先は伊香保温泉の天坊という旅館。最近のお気に入りだ。
いわゆる宴会客も受け入れる大衆向け温泉旅館。何と言っても風呂がよい。
ホスピタリティにやや難あれど、繁忙時にのみ雇われた地元主婦のアルバイトが一杯一杯でおろおろしているだけだから、特に気分が悪いわけではない。
食事はバイキングで世話いらず。好きなものを食って、好きなときに席を立てばいいから気楽なのだ。
着いてすぐに温泉に入り、露天風呂で日の長い夏の空を眺めていると「のんびりしていいなあ」と父が言う。
その嬉しそうな顔を見て、連れてきてやってよかったと思うのだった。
母も一緒に来られたらよかったのだけれど、過ぎたことを悔いても詮無い。
父とこうして一緒に露天風呂に入れるのは、あと何度あるか。もしかしたらこれが最後かもしれないなあ。
そんなふうに思いながら、のんびりお湯を楽しんだのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.13
飲んでいたら、ヨメから「洗面所で水漏れ」というLINEが飛んできた。
最近はメールは飛んでこなくて、飛ぶのは全部LINEである。家の中にいてもLINEである。
口もきかずにLINEかよ。
いや、家の外で飲んでたに決まってるじゃないか。
洗面所が水浸しとは、うーむ、困ったな。
翌朝、一番でクラシアンに来てもらう。いや、連絡したのはセコムなのだが、セコムが「業者を手配します」と答えて、やってきたのがクラシアンというわけだ。
ヨメの言うように最初からクラシアンにすればよかった。
クラシアンが見てくれて「ははあ、劣化してパイプがガタガタですね」というから、じゃあ修理して、と意ったらなんかいろいろと面倒なのだという。
どういうことか。
つまりクラシアンはセコムの下請けとしてやってきたので、セコムが命令した「水漏れを停めてこい」という以上の作業はできず、修理をするなら改めてセコム経由で発注しないといけないのだという。
なあ、要するに現場で下請けが勝手に営業するなと?
クラシアンの作業のおじさんは「ええ、まあ、そういうことです」と答えるのであった。
面倒くさいなあ。
そこでクラシアンがセコムに電話して、オレがセコムに修理を依頼する、という段取りを踏むことになった。
こんなことならセコム経由せずに最初からクラシアンに頼むんだったよ。そっちのほうが安いし。
こうして、なんとかパイプ交換の工事を終えてもらった。
金額は、洗濯機が一台買えるくらい。
がっくりと肩を落とす。
この家も8年くらいたつから、そろそろ小さいなガタがきてもおかしくない。エアコンとかも、怪しいし。
まったく生きていくだけで、いろいろとカネのかかることよ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.12
毎日のことながら今日も35度。そんな猛暑の中を、1キロ以上も歩いてクラスの子供たちが先生と一緒に葬儀に参列してくれた。
小4だから、葬式というイベント自体が初めての子も多いはずで、式では物珍しさが先に立ち、きょろきょろしながらお焼香のやり方を真似るのに精一杯だったりする。
けれど、最期のお別れとなると、やはりクラスメートとの別れが現実のものになってしまったのだろう、泣きじゃくる子供が続出なのだった。
子供たちの泣き声が響く葬儀っていうのは、本当にたまらんなあ。
坊主も顔をゆがめていた。
担任や校長や、引率の先生方は、大勢の子供たちを真夏の遠路、歩かせてきた責任から終始冷静さを保っていたが、出棺後、学校へ帰るために整列したときには担任が「ずっと忘れないでいよう」と半泣きで子供たちに号令をかけていたのが、痛々しかった。
おしめの頃から知っている彼女が9年間という短い生涯を終えて、棺に収まり、ずっとパパ友として一緒に飲んだり馬鹿話をしてきた友が棺の窓に笑顔で語りかけ、気丈にもそれまでずっと笑顔で周囲に接してきた小6のお姉ちゃんがとうとうこらえきれずに両手で顔を覆って号泣する。お母さんはずっと何かを耐え続けている。
子供が先に旅立つというのは心底切ない。
この街に引っ越してきて、知る人がまったくいない中、幼稚園入園を迎える息子のためにヨメはママ友づくりに一生懸命だった。
自転車の前と後ろに娘と息子を乗せて、あっちの公園に行っては親子連れを見つけて「ひかり幼稚園に行きますか」と話しかけ、こっちの公園では「お友達になってください」とメアドを交換し、こうしてだんだんと地域のつながりをふやしていった。
そんな中で知り合った友だち同士、幼なじみ同士だ。
いつも一緒に遊んでいた公園が、ペンキの塗り替え途中でオレンジ色の下地が露出していたことから、オレンジ公園と呼ばれ、おしめをした子供たちはいつもこのオレンジ公園で泥だらけになっていた。
その中の一人が旅立ってしまった。
時間は絶対に戻らない。頭の中には、どうして、どうしてという言葉が響くだけだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「FRIDAY」
2013.07.11
朝からバタバタと忙しく、最近は毎日何をやったっけ状態だ。
今日は夕方に取材仕事があって、それが終わってから隣町の斎場での通夜に行く。
仕事帰りだもので、ノーネクタイで失礼だ。
幼稚園時代の担任の先生とか、幼なじみのあの子にこの子とか、久しぶりの面々がみーんな泣きはらした目をしている。
お、大きくなったなあ、と声をかけるこっちも涙目だったりするわけだが。
喪主の、パパ友の笑顔がたまらんなあ。「今日は大丈夫だから、オレ。明日はダメだろうけどさあ」という、その言葉が重いなあ。
子供ってのはおかしな生き物で、さっきまで泣きはらしていたのに友だちと再会したらいきなりはしゃぎだして、斎場の庭で走り回っている。
今日も昔の写真を眺めて、溜息をつくのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」北海道の夕張では風邪薬30日分を処方してくれという患者が当たり前のようにいて、医師が理由を問うと「近所に配る」というらしい。医師が激怒して断ると「あの医者は薬も出さない」と悪評が立つらしい。無駄遣いを後の世代に押しつけることを何とも思わない市民がそんなにいたのだから、この市が倒産したのもわかる気がする。もう一つがガンネタ。年を取るほどガンになる確率は上がるので、一生懸命ガンを治療して長生きさせると、その分、さらにガンの死亡率が上がるというパラドックスらしい。さらに老化を防ごうとするガンの発生率が高まるから、不老を追求するとガンになるというジレンマもあるらしい。こうしたことから推論されるのが、種の保存という観点から生殖年齢を過ぎた個体をなるべく早く集団から排除するために仕込まれている仕組みがガンではないか、ということだ。なるほど。納得。抗がん剤は既に100年近い歴史があるのに、ほとんど効いていない。ほとんど効いていないのに使われ続ける抗がん剤とは何なんだ。抗がん剤ではガンは根治しないということがはっきりしている。
2013.07.10
千年猛暑と呼ばれているらしく、まあ、とにかく暑い。
仕事に行くのでも、駅までの徒歩15分で全身ぐっしょりで、激しく疲れ果ててしまう。困ったものだ。
暑いですねえ、というのはもはや挨拶にすらならないな。
ともかくこまめに水分補給だ。塩分のあるものが美味いな。
汗の中に時々目から出た汗も混じる。昨日からいろいろと考えてしまっているせいだ。
そうか、あの子にはもう夏休みもないのか。そんな当たり前のことを思ったりして。
そんなわけで心身ともにぐったりしていたようで、早々に寝てしまった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.09
彼女は小学校4年生。オレの娘と同い年で、隣町の小学校に通っている。
彼女のお姉ちゃんはオレの息子と同い年で、要するに小さい頃から、もっとはっきり言えば幼稚園に入る前のおしめ時代から、彼女の家族と我が家は家族ぐるみのつきあいだった。
お姉ちゃんとオレの息子の入園式で、おしめ姿の彼女が母親に抱かれている写真がある。
そして彼女の入園式では、オレの娘と、その友だちと友だちの、計4人の女の子が寄り添って、満面の笑みを浮かべている写真が撮られた。
それは実になんというか、疑うことや世の中に悪意があるということなどまったく知らない、人生が始まったばかりの喜びに満ちた笑顔なのだ。
彼女たち4人がカメラに収まっている様子を見ながら、その母親たち4人が「この子たちはこうやって一緒に大きくなっていくのかしらねえ」と、笑っていたのを覚えている。
もちろんオレもそう思っていたし、他の父親もそんな未来を疑いもしなかった。
彼女とオレの娘の卒園式には、彼女の父親と並んで列席した。
どんな状況でもすぐに居眠りしてしまって周囲をひやひやさせる年老いた園長が、この卒園式でも例によって満座の前でこっくりこっくりし始め、その首がガクンと折れた瞬間を目撃した彼女の父親は、沈黙の会場で「ぷっ」と吹き出してしまい、慌てたオレはその膝を叩いたっけ。
なんだか遠い日の、それでいてつい最近の光景のようだ。
仲良し4人組の女の子は、別の小学校に進学。うち一人の子が大人の事情で疎遠になり、もう一人が引っ越して遠くの街に行き、結局、幼稚園時代のままこの街で彼女と付き合っているのは、オレの娘だけになってしまった。
その彼女が亡くなったのは、昨夜だった。
半年ほど前に重い病にかかり、車椅子での闘病を続けたものの、ついに力尽きてしまった。
この春には、車椅子の彼女も混じって、幼稚園時代の仲良し家族が集まって花見をした。友だちがボールを追いかけたりしてはしゃぐ姿を眺めながら、彼女も同じようにケラケラと笑っていた。
母親に車椅子を押してもらって我が家に遊びに来たときも、ニコニコと笑いながらオレに挨拶してくれた。
発症と同時に余命1年を宣告され、彼女の死は間もなくやってくる確実な未来だということをみんな理解してはいたものの、決して受け止められる現実ではない。
まさか、本当にそんな現実が。ただうろたえ、呆然とするのみだ。
家族で彼女の家まで駆けつけ、会う。
小さな祭壇があまりに悲しい。
卒園式で吹き出した彼女の父親の顔を見た。穏やかに笑みを浮かべていて、それを見たオレは決壊だ。
彼女が息を引き取ったのは自宅。医師が見守る中、ゆっくりと呼吸が落ちていき、最期は世界で一番好きだった母親の腕に抱かれて眠るように逝ってしまったという。
そうか、苦しまなかったか。それだけが救いだ。
春にももクロのライブのチケットが当たり、どうしても行けなかった彼女の代わりに家族三人が出かけ、そしてももクロのスタッフに頼んで「頑張れ」というメッセージ付きのサインをもらってきた。
父親はそれをオレに見せながら「会長(オレ)に見せるんだって自慢してたんだよ−」と笑っていた。そんなことを聞かされたら、オレはもうももクロをネタにしてバカ話ができないじゃないか。
仲良し4人で撮った、入園式の写真を見る。
この瞬間が永遠に続き、そして4人で一緒に学校に上がり、時には喧嘩して、一緒に恋愛をして、一緒に大人になっていく、そんな未来を疑いもなく信じている顔が並んでいる。
わずか10年の人生。それゆえの重みに、オレは打ちのめされる。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.08
やばいですねー。ガチでやばいですよー。
こんな挨拶が各所で交わされた今日、都内は35度。梅雨明けいきなり。
なんでも千年猛暑とかいうらしく、10世紀に一度のレベルの夏なのだそうだ。
誰がそんなことを体験したんだと思うのだが、でもそう言われるのも仕方がないような。
一昨日梅雨が明けたら、いきなり光が丘公園にテレビ取材がやってきたらしくて、猛暑イコール練馬みたいなのはやめてほしいものだが、しかし、ガチで暑いのは確かだからなあ。
困ったものである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「東洋経済」
2013.07.07
結婚記念日の今日、某所でのイベントに呼ばれてたんさいぼうのライブである。
梅雨の晴れ間を狙った思われるウォーキング関係のイベントであった。
いや、狙ったのではなくてここしか予定が空いてなかったから、7月の初旬に市民が朝から数キロ歩くというイベントが開催されるはめになったらしい。
まさかの梅雨明け、テレビが喜んで練馬に取材に飛んでくるいきなりの酷暑、誰もが「なぜこんな日にウォーキングを」と嘆いたに違いない。
その会場での穴埋めに、たんさいぼうは頑張る。
炎天下。屋根なし。しかも足元は真っ赤なシート。
その状況で体を張ったライブを敢行したのだ。
たんさいぼうの3人はなとしか保ったが、昇天したのはiPad。なんと途中に高温で動かなくなり、カラオケがストップしてしまったのである。
耐久戦隊ガマンという曲でiPadがガマンできなかったという、Appleはカリフォルニア生まれというのがなんの冗談か、と言いたくなるような醜態であった。
へろへろになって家に帰り、夕刻、家族で銭湯に行く。あっついお湯に体を沈めると、ふー、疲れが芯から溶けていくようであった。七夕ということで桃の葉っぱが浮かべてあった。
息子に言われて鏡を見たら、顔が真っ赤。なんとも素晴らしい日焼けをしてしまった。
それも当然だろうなあ。
こうして12回目の結婚記念日のお祝いは、銭湯になってしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.06
その香川県であるが、今日、東京に帰るために高松空港に行ったら、なんとうどんのつゆが出てくる水道というのがあった。
本当の話である。
水道の蛇口をひねると水のようにじゃーっと、うどんのつゆが出てくるのだ。観光客はそれをコップで飲むという仕掛けである。
ただ残念ながら発見したときは5時。サービスは4時で終了だそうである。
しかも、本当に探しにくいところにひっそりと置いてあり、あまり見つけてほしくないのかと思ったら空港内にさりげなく案内ポスターが貼ってあったりする。
うどんの蛇口を見て欲しいのか見せたくないのか、飲ませたいのか飲んで欲しくないのか、すべてが中途半端で、誰もが「鬱陶しいからやめてくれ」と思ってるはずだ。
うどんのことは、あまり自慢したくないのだろうな。でも他に自慢することがないから、中途半端に自慢しているのかもしれない。
オレは高松空港に生まれなくて良かった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ももクロの美学」安西信一・廣済堂新書
2013.07.05
本日は四国は香川県、高松市まで出張である。
例によって西武線が遅れても大丈夫なように2時間も前に出てきたのだ。
高松は初めてであるが、噂のように町中うどんである。頭が少々おかしいようだ。
しかも聞けば平均して1年に一人350杯もうどんを食うのだそうである。
少々どころか、相当に頭がおかしいようだ。
うどんなんて好きでないオレは、一杯だけ付き合ったが、どうしてこれを1年に350杯も食えるのか、不思議でならなかった。
オレは香川県に生まれなくて良かったなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.04
最近の西武線にはほとほと迷惑している。
というのも東横線と直通運転を始めた結果、いったい何本の路線と相互乗り入れしているのか自分でもわかんなくなってきて、電車のやりくりがめちゃくちゃになってきているからだ。
今朝も和光市駅でドアの調子が悪くなったため、なぜだかこっちの電車がベタ遅れである。
おかげで普通なら15分もかからずに行ける池袋まで、なんと3倍の45分もかかってしまった。ちょっと走っては止まり、とょっち走ってはとまり。
その都度「和光市駅で電車のドアが」というアナウンスが入る。
結局、アポ先まで2時間半もかかり、それでもプチ遅刻。
プチ遅刻で済んだのは東京駅の長い乗り換えを走ったからであり、なぜ埼玉県で電車のドアの調子が悪いから、このクソ暑いときに東京駅を走らなければならないのか、さっぱりわからんのであった。
まったくえらい迷惑である。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」「日系エンターテイメント」
2013.07.03
本日はディープな中野で仕事飲み。
1軒目が、昭和の初めからやってるんじゃないのかというぼろ酒場で、かの井伏鱒二が常連だったという店だ。
客の平均年齢、異様に高い。
開店前に強引に店を開けさせ、だらだらと飲む。入り口で野良猫が「見かけない顔だな」とオレたちを試すような目で見ていて、なんとも不思議な時間なのだった。
2軒目は「美味しんぼ」で有名になったウナギの名店。いつも満員では入れないのだが、今日はたまたまエアポケット的に空いていたようで、すんなり座れた。
つまみはウナギのみ。
しかしウナギっていうのは、やっぱり鰻丼が一番美味いな。改めてそれを実感したのだった。
仕事飲みだからか、2軒でぐったり疲れてしまい、おとなしく帰る。夜の街を、オレを乗せたバスがとろとろと走るのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.07.02
隣町の刃物男騒動は幸いにして秒殺で逮捕されてまずは一安心であったわけだ。
当然のことながら地元のネット掲示板は大騒ぎで、たちまちにして犯人特定。いや、特定も何もご町内だからすぐに「あそこんち」とわかったわけだが、それが瞬時に全国に広がるんだからさすがネット時代やな。いきなり関西弁。
なんでも数年前に引っ越してきた家らしく、周囲は戦々恐々。そりゃそうだ。確かに家は選べても、隣人は選べないからなあ。
オレも今の家に引っ越す前、見に来たら隣のおじさんがちょっと強面でびびったけど、それが実はオガワさんだったわけで、なーんだ、いい人でよかったなあ、と。
オガワさんに聞いたら、逆に隣にどんな人が来るのかと戦々恐々だったそうで、とにかく地域の平和は大切にしたいものですね。
そして話は一気に飛ぶのだが、昨日、「ももクロぴあ」を買ってきた。
あの「ぴあ」がももクロの特集をした、というスペシャルな一冊。雑誌でも本でも平気でフライング発売するのが池袋のリブロなので、きっとこれも販売日前なのに置いているだろうと思って見てみたら、やっぱりちゃんと売ってた。さすがフライングリブロ。
そしてこの「ももクロぴあ」が実に実に、実に最低な内容で、あまりの最低ぶり、手抜きようにひっくり返ってしまった。
あーりんが男子の格好をして夏菜子とデートするとか。れにちゃんが株式会社ぴあの編集部を訪問とか。
よくこんなものを980円で売るよなあとあきれ果て、立ち読みでも時間が持ったいないような内容なのだ。
皆さん、こんなもの買ってはいけませんよ。
今はももクロなら何でも売れるということで、出したもん勝ち状態なのだろうな。むしりとられ続けるオレたち。
ももクロ=北の将軍様なのだった。
もっともそんな本を、娘はいたく気に入ったようで、オレが一行も読まずに「ふん」と放り投げたものを、喜んで読んでいる。ぴあには娘に感謝してもらいたいものである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.07.01
幼稚園時代から囲碁教室に、小学校に入ってからは将棋教室にも通っている息子であるが、先日、教室の帰りに「3万円、頼むからね−」と上から言ってきた。
何かと思ったら「初段の申請をするように」と講師に言われたのだそうだ。
つまり将棋初段の実力があるから、免許をくれてやるぞ、ついては3万円払え、消費税も忘れずに、という話らしい。
ほほう。初段とな。
初段がどんなものかわからないが、まあ、よかったな。精進しなさい。で、その3万円は講師の懐に入れられてしまうのかな。口利き料というか、袖の下というか、要するに口車で。
違った。千駄ヶ谷にある将棋連盟という元締めのようなところが徴収するのだそうだ。様子に元締めですな。って自分で元締めって書いてんじゃん、オレ。
暴利である。
仕事を紹介しますと言って教材費だけ集めて逃げていく資格商法と同じだ。
いいえ、同じではありません。言い過ぎました、オレ。
まあ、要するに息子は「初段を上げよう、3万円もってきな」と言われたわけで、それは当然オレに話が回ってきたということで。
頭を抱えて突っ伏したオレ。
ところで初段ということは、二段に上がる際にもカネを取られるのか?
そう聞いたら次は4万円だそうで、将棋連盟地獄の始まりだ、これは。
再び突っ伏すオレであった。
その初段息子とオレは、早朝に起きてコンフェデの決勝戦を見た。
梅干しはすっぺーい、とギャグを言っても「ふん」としか反応しない息子も含め、スペインの勝ちを予想した人が多かったようだが、なんと3-0ブラジル。
いやあ、たまげたなあ。
一番のプレーは前半終了間際、ブラジルの4番がゴールを守ったシーンだろう。
吉田麻也なら間違いなくオウンゴール、長谷部なら間違いなくオウンゴール、ウッチーも当然オウンゴールというあのボールを、ブラジルの4番はかきだしたのだった。
ネイマールの2点目もすごかったけれど、この4番の守備がこの日のハイライトではなかったか。
ブラジルは守備のチーム。このガチガチの守備があるから、前線でネイマールらが思い切り暴れられるのだろう。
いやあ、ブラジルはまさに規格外。本当にすごいチームだわ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.30
プリンタが壊れてけっこうたつ。
酷使したわけではないが、もう5年くらい使っていて、しょうがないかなあ、という感じだ。
メインで使っているのはもっと新しくて、これはサブで使用中。だから壊れても大きな迷惑にはならない。
ただ、もったいないという話だ。
どこが壊れたかというと、黒のインクが突然出なくなったのだ。
インクを入れ替えても、クリーニングをしても、ドライバを入れ替えてもダメ。
黒だけ出ないなら捨てるのももったいない。
このメーカーは確か宅急便で送れば修理してくれたと思ったが、ネットで見たらなぜだか対象外になっていて(古すぎる?)、結局、販売店に持ち込んでメーカーに送ってもらって時間をかけて修理するしかない。しかもきっと買った方が安いような修理費になるわけだ。
ということで、不本意ながらも処分することに決定。300円のゴミ処理シールを貼って、粗大ゴミでの処分を依頼したのだった。
そして何が気に入らないといって、大量に残った予備のインクカートリッジなのである。
予備のカートリッジは常に用意しておいてるから、これかけっこうな数になり、たぶん数千円分。下手したら1万円にいくのか?
なぜこんなに交換インクが高いかというと、修理するより買った方が安いという本体の価格のためである。
だから高いインクが大量に余ってしまうのだ。他の機種で使えるわけでもなく、かといってゆずる相手もなく。結局、不承不承、捨てるしかないのであった。
ああ、もったいない。
仕方ないとは言え、ああ、もったいない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「Gスピリッツ」今号はなんとダイナマイト・キッドの単独インタビュー。奇跡のインタビューだ。なんとFacebookでキッドを見つけ、半信半疑ながらもイギリスに渡ってようやくインタビューできたという経緯はスリリング。それ以上にたまげたのが現在のキッドの姿で、げっそりとやつれて、車椅子姿だ。インタビューもまともなものにはならなかった。ここまで体を壊したのは、ステロイドと、あの無茶苦茶なファイトスタイルが原因。最後に来日した際、立ち会ったサスケによれば「変な確度で頭がマットに刺さって危ないと思った」とのことで、案の定、翌日に成田空港のゲートを通過した瞬間に倒れて救急車で運ばれたらしい。そんな状態でプロレスを続け来た、そのツケが回ったのだろう。今のキッドの顔写真には、なんともいえない悲哀が漂っていて、人生の理不尽さというか、いろんなものを考えさせてくれる。
2013.06.29
本日はオレの父親の誕生日である。
一緒に暮らしていた時間よりも、遠く離れて暮らしている時間の方が、2倍も長くなってしまった。
記憶にはないが、きっと子供の頃は父親の誕生日ということで楽しみにしていたのだろうな。
一緒に暮らす弟一家がちゃんとお祝いをしてくれ、しかもその様子を写真で送ってくれたので、ありがたいことだ。ただ感謝するのみである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ナンバー」
2013.06.28
昨日は降りる駅を間違えたり、ビルを間違えたり、さんざんやらかしたオレであるが、本日はやられたというか。
駅から徒歩15分だろうとふんでタクシーはもったいないから歩き出したところ、予想以上に遠くてなんと30分も歩いてやっと到着したのだった。
うーむ、なめていたか。
この暑さと湿気の中、30分も歩けばへろへろなのは当然であって、しかも到着したビルはエレベーターがなく、4階まで階段を上らされたのだった。
朝から大運動会である。
夕方は新宿なのだったが、いつの間にかすつかりと景観が変わっていて、あれえ、この辺のはずだがなあと思って歩いた先がとんでもない方向で、これまたアワを食ったのだった。
要するにオレすっかり練馬の田舎者になってしまって、都会じゃ迷子というわけだな。
その練馬の田舎に刃物男が出現して小学生を切りつけたっていうので、全国トップニュース。そんな事件はつゆ知らずに帰ってちょっとビックリのオレだった。
事件現場は隣町。犯人が連れて行かれた警察は地元。
そういやつい先日、駅の付近で刃物を持っている男の目撃情報があり、注意するようにという報せが学校から回ってきたが、これだったのかな。
それにしても練馬がトップニュースになるときは、熱中症のニュースか刃物男のニュースかで、全国的にどんなひどい場所だと思われているのだろう。
練馬は泣いている。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ナンバー」
2013.06.27
天王洲アイルで降りなきゃいけないのになぜか一つ前の品川シーサイド駅で下車してしまって、あれえ、いつもと感じが違うなあ、としばらく気づかなかったオレであった。
あわてて改札を戻ってホームに行き、やっと目的の駅に着いたのはいいのだが、今度はビルを間違えてしまい、待ち合わせ時間に来ないオレをいぶかった客からの電話で仰天して、飛び上がる。
6月の湾岸地帯の蒸し暑い空気の中、5分間走ってたどりつき、はあはあぜえぜえと犬のように鬱陶しい姿をさらしたのだった。
やらかしちまったなあ。
ちなみにお客さんはとてもいい人たちで、「大丈夫ですよ−、暑そうですねー」とニコニコ笑って許してくれたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
「戦力外捜査官」似鳥鶏・河出書房新社。それなりに面白かったけど、人物造形が今ひとつで、オレの好みではなかったな。なんだかテレビドラマ化を意識したみたいな作品。
2013.06.26
先日来、ヨメが息子となにやらごちゃごちゃやっていて「服が」「持ち物が」「バスが」などつぶやいている。
なんやのこっちゃ。
追求したら「移動教室がある」という。
なんだそれ。漂流教室なら梅津だぞ。梅酢は体によい。
よく聞いたら、バスに乗って千葉の遠いところへ行き、地引き網を引いたりするのだそうだ。しかも泊まりがけで。
なんじゃそれ。そんなムダなことは、修学旅行でやればよろしい。
そう言ったら「修学旅行が移動教室なのよ」とのことで、なんのこっちゃ、さっぱりわからん。
要するに東京の小学校には修学旅行というものがなくて移動教室という名目で旅行するらしい。
なんだ、役人の言い逃れ仕事みたいなものだな。
ヨメに聞いたら、ヨメ自身も小学校時代は移動教室に行ってバス酔いで大変なな思いをしたというから、昔からあるらしいな。バス酔いが。いや、移動教室が。
今ちょっと検索してみたら、要するに修学旅行だとちっとも勉強にならないので、移動教室ということにすれば社会科の勉強になるから、よっぽと修学なのだ、という理由らしい。
オレの修学旅行は会津若松で、鶴ヶ城を見た後、旅館のだだっ広い宴会場でメシを食いながらばあさんが披露してくれた白虎隊の踊りを口を開けて見たことを、今も覚えている。
中学の修学旅行は東京で、東京タワーに上ったことと皇居前で記念撮影したことを覚えている。記念撮影ではどのクラスでも必ずパンツの写っている女子がいたものだったなあ。
高校の修学旅行は京都で、ホテルのトイレに入ろうとしたら、中から大量のタバコの煙が噴出して仰天したっけ。
西京極あたりでは都会の高校の不良にからまれるという噂が流れて、新潟の田んぼの中にある高校の生徒たちは、本気でびびっていたなあ。
まあ、そんな遠い目をしている場合ではない。
問題は移動教室だ。
息子に聞いたら何泊かするらしい。ムダだな。
そんなムダはやめろ。お前が夜いないとお父さんが寂しいから、移動教室なんて行かないで家にいなさい。
そう命じたのだが息子はあっさりと「行くよ」との返事。
たぶんオレはけっこううざい父親だな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サッカーマガジン」
2013.06.25
本日はれにちゃん会の定期会合である。
れにちゃん会とは何か。ももクロのれにちゃんそっくりな満里奈ちゃんを囲んで、コマちゃん、オザキ、そしてオレが集まって飲むという会である。バカだな。
ついでに、れにちゃんの母もついてくるのだ。ババクロなのだ。
いつもなら飯田橋の鳥よしなのだが、今回は新宿はアルタ裏の頭のおかしい酒場になった。
なぜ頭がおかしいか。
実はここはももクロ好きが集まり、バカの巣窟だからである。
店内に入れば、店員が「いらっしゃいませ、出席とります、番号!」と怪盗少女のネタを振ってくるし、ボトルは5色+黒の6色から選択する。
もちろん店内のでかいモニターには、常時ももクロのライブ映像が流されており、客は酔いに身を委ねて「あーりんわっしょい!」などと絶叫できる仕組みになっているのだ。
こんな店が後任であるわけがなく、完全にモグリ。DVDのパッケージとか、始まりのところに出てきますね、家庭での私的使用に限ります、公共の前で勝手に流してはいけませよ、的なウォーニングが。
こんな店が見つかってしまったら確実に取りつぶしにあうから、今のうちに行っておこうという話になったのだ。
行ってみたら、やはり頭のおかしい店だった。
いや、店というより客の頭がおかしかった。
飲んでいると、店に入ってきた男子2人がオレたちにぺこりと頭を下げる。どうもやつらとオレたちは同じ臭いがするらしい。
モニターを眺めながら「あーりん!」「うりゃおい」となどと一緒に叫ぶのだった。
この2人組は「ではこのへんで、我々はカラオケがありますので失礼します」と礼儀正しく挨拶して帰っていったのだ。
もちろん初対面なのであるが。
このあとにやってきた男2女2のグループが凄かった。
男子は明らかに女子に引っ張られてきたのだろう。この女子の頭のネジが完全に緩んでいる。
27歳と29歳。特に29歳は髪を伸ばして「あーりんだよー」とオレに向かって手を振るのであった。
首を絞めてやろうかと思った。29歳? ニクだ、肉!
このニクを中心に店は阿鼻叫喚。オザキが「現場ではやれないっすからここで」と披露してくれた「オリャ」が実に見事で場を盛り上げ、それに乗って店中が「オイ」と絶叫する。
そしてフロアーではニクがピンクのサイリウムを振り回して暴れる。だいたい飲みに行くのにサイリウムを持ってくるヤツがどこにいるのだ。
あまりの阿鼻叫喚にオレの頭はくらくらし、気がつけば「世界のももクロナンバーワン!」と叫んで割り箸を振り回しているのであった。
帰りの西武線飯能行き最終電車のなんとわびしかったことか。
じっと手を見ながら、先ほどの狂態を頭から振り払おうと苦悶するオレであった。なんのこっちゃ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.24
2011年の1月だからまだ東日本大震災が起きていなかった頃、さんざんオレに迷惑をかけてくれたのが、デルのパソコンである。
あっさりと昇天しやがったのはともかく、その後が最悪。
ネットから買い換えの注文をしたら1週間もたってから「部品の不具合で作れまへん」と中国人が電話してきて、あげくに「代わりに別の製品を買いなさい。特別にたったの1週間で届けてあげるよ」とふんぞり返ったのだ。
ア、アホか。誰がいるかそんなパソコン。今から隣町のヤマダ電機通称マダ電で買って持ち帰りすりゃ、パソコンなんかすぐに手に入る。誰がお前んとこのボロパソコンなんぞ。
と、激怒して電話をたたき切ったのだった。
その時のボロパソコンは結局業者が引き取って処分してくれたが、もう一台のデルマシンは最近まで子供のおもちゃになっていた。
それがヤマダ電機通称マダ電でNECの新品を買ったら引き取ってくれることになったので、やっと処分である。
ところがこれが大変だった。
ヤマダ電機通称マダ電が「初期化して持ってきてくださいねー」というものだから、初期化しようとしたのだが、これがどういうわけはまったくできない。そもそもリカバリーソフトもついていない。
もとSEであるヨメに任せたのだが、一昼夜いじっても初期化できず、えーじ君に聞いても不明。結局、えーじ君が会社のSEに教えてもらったソフトを送ってくれ、それてようやく初期化できたというわけだ。
どうやらデルのマシンは、処分する時も迷惑をかけるようにできているらしい。まったくアクマのようなパソコンである。
本当に、徹頭徹尾、困ったパソコンだ。
ともかくようやくこれで処分できることになり、オレはデルのバカパソコンとモニター、その他マウスとかの付属品を車に積んで、隣町のヤマダ電機通称マダ電に向かったのである。
そして、この際だからとついでに三菱のモニタも車に積み込んだ。
これはすごいぞ。なんと19インチのCRT。つまりブラウン管である。
よくこんな邪魔くさいものを机の上に置いていたものだなあ。改めて呆れてしまう。
この邪魔モニターを、処分しなければと思いつつ、面倒で机の下に放っておいて早くも7年。
デルの始末に合わせて、やっとこさ、えいやっと始末する気になったのだった。
ただ、CRTはさすがにヤマダ電機通称マダ電も引き取らない。メーカー引き取りである。
しかもリサイクル法以前だから有償。
三菱電機のサイトでその廃棄手続きをしたら4200円もとられちゃったよ。ちぇっ。
手続きが終わったので、こちらは郵便局に持ち込むことになったのだ。
ヤマダ電機通称マダ電の前に郵便局による。いつもの、地元の郵便局だ。
ちっ、邪魔なものを持ち込みやがって、という露骨な態度が気に入らなかったが、難なく処分が完了。すっきりしたのだった。
続いてその足でヤマダ電機通称マダ電に行く。車を停めて台車にパソコンとモニターを載せ、買取窓口まで持って行った。
窓口のおじさん「あー、これだと200円ですけど、いいですかあ」と言う。わはは、200円。デル、それでも200円で売れたか。わははは。
もちろんですとも。200円。ありがたやありがたや。三菱は4200円も払ったのに、もらえるだけでも奇跡的です。
こうして長年鬱陶しい思いをさせられたパソコンどもをきれいさっぱり処分し、心も晴れ晴れ。いい気分なのだった。
部屋がすっきりして嬉しくなり、そうなると今度は他のものも処分してもっとすっきりしたくなったのだが、いかんいかん、そんな本的確な大掃除を始めたらいくら時間があっても足りない。
それは今度に回すことにして、今日はおしまいなのだった。
今日の結論。デルは200円。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.06.23
3連敗で9失点。
ひゃー、想像以上にボロボロでしたなあ。
Aマッチの国際大会でこれだから、普通に考えたら監督はクビじゃね? だが、普通じゃないのが日本代表か。
疲労が溜まっていたとか、選手の体調がとか、全部、天に唾状態だったザック監督。
とにかく采配が無茶苦茶で、素人のオレでもあきれかえるほどだ。
交替が内田に吉田とか。遠藤が「一度もうまくいったことないじゃん」という3バックにしたとたん失点とか。
あのイタリア人の妙に自信喪失げな表情を見ていると、時々、トルシエのエキントリックぶりが懐かしくなるんだよなあ。
東アジア選手権は国内組中心だそうだが、その後はまた今のメンバーに戻すのだろう。
やれやれ、せっかくの日曜の朝に早起きしたっていうのに、見せられのがこんな試合だもんなあ。
気を取り直してもイオンのレイクタウンに行く。
うちから40分ほどだからそんなに遠くはないが、とにかく広い。広すぎるぞ、このショッピングセンター。
眼鏡屋へ。
オレンジのメガネがずっと欲しかったのだ。アルビレックスカラーの。
気に入ったのがあって、目の検査もしてもらって、ちょちょいと簡単に買える。PC対応仕様にしてもらっても、全部で1万円もしない。
本当に今や床屋に行く感覚でメガネが買えるんだなあ。季節ごとに買い換える、そんな時代になったようだ。
家に帰ってきて、今日は都議会選挙。子供たちの通う小学校が投票所だ。
投票用紙をもらって、記入する段になって、し、しまったあ、誰に入れるか決めてなかったあ。
げげっと頭を抱えた様子は、相当に挙動不審だったろう。
昼にイオンのバイキングレストランで食い過ぎたので、晩飯はリンゴだけ。なんとヘルシーな。
開票速報をぼけっと見ながら、日曜の夜を過ごしたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ダチョウは軽車両に該当します」似鳥鶏・文春文庫。やはり似鳥鶏の、こちらは動物園の飼育員が主人公のシリーズだ。2作目。シリーズとしての面白さは柳瀬さんの出てくる高校シリーズに劣るが、それでもライトなノリと登場人物の造形はさすが。限られた数の登場人物しか出てこなくて、一応ミステリーではあるのだが、真相は思い切り見え見えだったりする。それでも面白くてどんどん読み進んでしまうのは、やっぱりキャラのおかげだよなあ。もっといっぱい書いて欲しいけど、あまり有名にならずに、こっそり読み続けたいというおかしな心理になってくる。なお、作者は一応れっきとした男。
2013.06.22
梅雨の中休みだな。
だからというわけではないが、石神井公園北口に安倍首相が都議会選の応援に駆けつけた。
ということで、数日前から「安倍首相来たる!」という捨て看板が駅周辺に並ぶ。田舎の演歌ショーでも、今どきやらないだろうというノリだ。
ヨメは子供を連れて見に行ったが、オレは暑いからイヤだ、と断る。
ヨメによれば「すごい人出でちょびっとしか見られなかった」そうで、子供に聞いたら「何を言ってるかわかんなかった」そうだ。
政治家もご苦労である。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.06.21
本日はももクロの紫、れにちゃんの誕生日である。20歳だそうである。そうですか。
でも、他にも何かの記念日だったような気がする。
ということでハッと思い出したのが、大阪日帰り出張に赴くためにぼけっと立っていた東京駅東海道新幹線の14番ホーム。
そうだった、オレの事務所の設立記念日だった。つまりフリーになった日。
あれは1988年、つまり昭和63年の6月21日で、平成元年が1周年、平成2年が2周年と覚えやすいので、平成25年の今年は設立25周年なのだった。
25周年。つまり四半世紀。ひゃあ。
もう25年もたったか、早いなあ、という思いじゃなくて、げえ、25年もこんなことやってるのかよ、といううんざり感が本音だ。
独立した理由はざっくり言えば二つあった。
一つは、当日勤めていた広告会社で上の人間がどんどん辞め、いつの間にか自分が中間管理職的な立場になってしまったことに、愕然としたからだった。
会社に忠誠はいらん、仕事に対しては無限の忠誠心を持てというのが当時のオレの信条であった。だから残業も徹夜も土日出勤も、当たり前だと思っていた。
しかし、管理職的な立場になったらそれは「悪」だわな。徹夜で働けと思いつつ、口では早く帰れと言う。
そのアホらしさがストレスになり、管理職なんて絶対嫌だ、オレは人のためじゃなくて自分のために働きたいんだ、と思ったのが理由の一つだった。
二つ目の理由は、純粋にフリーランスというものを経験してみたくなったからだった。
広告業界にはフリーランスは星の数ほどいるから、一度やってみたいな、と思ったのだ。だから3年もやったらまたどこかの会社に就職しよう、次はもっと大きな会社がいいな、とか思っていたのだった。
そんなわけで、ワープロやコピー機やデスクとかの5年リースを組んだら、リース会社の人に「リースとローンは違いますからね。途中でいりませんと言っても解約できるわけじゃないですからね」と言われて、げげっ、じゃあ5年はどうしてもやらなきゃいけないのかよ、とびびったものだった。
それが25年も続いたのだから、うんざりなのである。
一番うんざりなのは25年たっても一人で仕事をしていて、事務所が大きくもならず、潰れもしていないということだ。管理職なんて絶対に嫌だ、と思っていたから人を入れることもあり得なかったわけで、それは首尾一貫して初志貫徹で、とも言えなくもない。
ヨメも「その性格じゃ人を雇うなんてあり得ないよね」と言ってるし。
それにしても独立の時は、いろんな人に助けてもらったなあ。特にイズハラは、事務機商社という家業ゆえ、いろんな事務機を融通してくれた。
「ちゃんと儲けが出るようにしているから心配するな」と言いつつ、それは数字的に赤字でないというだけで、絶対に商売になっていないのは、当時のオレにもよくわかった。
イズハラには今も感謝である。
まあ、そんなわけで25周年。はあ。
改めてうんざりするような溜息である。
まともな会社ならお世話になった人々を招いて謝恩のパーティーを開くのだろうが、今朝になってようやく気づいた間抜け事務所にそんな気の利くことは絶対に無理なのである。
独立して5年過ぎて、ありゃ、もう5年も過ぎたよ、もうサラリーマンには戻れない体になってしまったなあ、とか思っていた頃にれにちゃんが生まれたのかと思うと、いやはや、呆れるばかりで、あーりんに至ってはさらにその数年後というわけで、新宿御苑時代に生まれた娘っこに向かって、あーりん、うりゃおい、とか叫んでいる己がとことんアホらしくなるのも、まあ、当然だわな。
このアホさ加減を大切に、次の25年を目指すか。
えっ、次の25年は80歳か? そう言ったらヨメは「いいんじゃないのー」と眠そうに答えるのであった。
ということで、お世話になりました皆さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」日刊ゲンダイ」「夕刊フジ」
「昨日まで不思議の校舎」似鳥鶏・創元ミステリ。このシリーズ、好きなんだよな。待ちに待ってた5作目。高校を舞台にしたみずみずしい青春ミステリだ。ミステリ部分はそこそこなのだが、何よりも人物造形が抜群にうまい。特に女子。自分が今読書しているこの空間までもがみずみずしくなる、そんな話が得意な作者なのだ。今回はいつにも似合わぬシリアスな展開も入れつつ、女子造形は相変わらず素晴らしい。柳瀬さん、大好きでしゅ。
2013.06.20
冷静に考えれば、結果的に負けてよかったのではないか。
課題が明らかになったし、ブラジルには歯が立たないがヨーロッパの強豪とはガチで勝負できるくらいにはなったという位置確認の意味で。
読売新聞でベルディの元監督の李が「日本は二流の上」と書いていたが、これは明らかに盛りすぎ。三流から二流を目指して高いハードルに苦しんでいるというのが日本だべ。
一番の収穫は、強豪国相手に引いて戦う、つまり2010年仕様ではなくて、前を向いて仕掛けるほうがいいとわかったことだと、そして、リードしても守りに入っては守り切れない、ということだな。
後半立ち上がり、明らかに日本はぼんやりした空気があって、気持ちの中では逃げに入っていたのだろうな。それでは通用しないってわけだ。
それにしても香川のゴールは凄かったですねえ。やっと本領発揮。オレとしてはお気に入りの乾がからんでくれれば、もっとこぼれ球を拾えると期待したい。
こないだはオウンゴール、今日はPKと、いろいろやらかしてくれる長谷部が「ターニングポイントになる」と言ったとおり、この試合はきっと後になっても語られることになるな。
ザックジャパンで最高の試合でありました。
長谷部は次はお休みだそうだから、ベンチで人の道などを説いていればよろしい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「DTMトラック制作術」永野光浩・スカイトーン
2013.06.19
久しぶりに遭遇したぞ、本にシールを貼ろうとしたバカ書店。
M屋という名前の書店である。あちこちにありますねー。
その一つでオレは新書を買ったのだ。
で、いつものように、袋もカバーもいりません、カバンに入れますから、と言ったのだ。
と、その書店員は当たり前のようにテープを本に貼ろうとしたのだ。
当然激怒ですな。
シールを貼るな。貼るな。貼るんじゃない。
貼るなってんだろう、早くよこせ、カバンに入れるってんだろう。
「あ、いや、レシートをはさんでいただかないと」と店員。
スーパーのレジの脇でガムを手に取ったガキじゃねえんだよ、オレは。
ともかく本にシールを貼るな。貼るんじゃない。
ふんとにもう。
頭から湯気を立てたまま、書店を後にしたオレであった。ああ、疲れた。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」
2013.06.18
23曲のアレンジと音源制作を終えて、CD-Rに焼いて発送。これから出版社側でチェックしてもらうのだ。
はああ、疲れた。
こういう中にこもって疲れた日は、魚せいにいって焼酎だ。
ところが魚せい、ガラガラ。客がオレ一人。
仕方なく、いつもの大将の与太話に付き合って、さらにぐったりしたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.17
今日からフジテレビの朝の番組では、天気予報コーナーにももクロが交替で登場して、ジャンケンをする。
こうして文字にすると、いったい何のこっちゃという不思議さ、バカバカしさである。
本日はその初日。第一号はあーりんである。
朝っぱらからアイドル満開のバカな衣装で登場したあーりん、7時前のお台場で、カメラに向かって「じゃんけんぽーん」だ。
バカである。
そのじゃんけんに応えたオレもバカである。
あーりんはぐーで、オレはちょき。ま、負けた。
ちなみに、夏菜子ぉ↑はぱーだから、きっとぱーを出す、とネットでは断定されている。
おれもそう思う。
お台場でバカアイドルのじゃんけんを終えたあーりんは、きっと大急ぎで着替えて横浜の高校に向かったのだろう。ちゃんと勉強しなさいね、あーりん。
そんなあーりんを見ながら「お仕事してから学校に行くなんてえらいねえ」とヨメは感心していたが、ヨメの妹の旦那からはFacebookで「うちのヨメは、学校へ行くなんてえらいねえと感心していました」という連絡をもらったから、姉妹そろって同じ感想を口にしたことになる。
朝からほほえましい話ではないか。
さて、本日は9月に発売予定の本に収録される楽曲20数曲のアレンジを終え、スタジオでその歌録りである。
スタジオは、なんと練馬の畑の隣にある、木造2階建ての一室。つまりオレんちなのだ。だはは。
そのスタジオにやって来たのは朝の天気予報を終えて学校に行くと見せかけたあーりん、ではなくて、普通のオレのヨメなのだった。だはは。
普通のヨメってのも変な言い方だが。
一日こうしてスタジオにこもって音と向き合っていると、けっこうぐったりするのであった。
夜、子供と一緒に「YOUは何しに日本へ」を見てがはははと笑い、娘と一緒に風呂に入る。
あーりんよりも、娘の方が何百倍も可愛いのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.16
まさに寿司屋の客が「じゃあ、あがりちょうだい」と言ってお茶をぐいっと飲んだかのような、そんなブラジルの3点目でありました。
とすれば日本は、「なんとかなるんじゃないか」とおそるおそる銀座に店を出した二流の寿司屋。舌の肥えた客に、最初に出したマグロであっさりと力を見切られてしまったという風情ですな。
遠藤は、やっぱりしょせんはアジアレベルのお山の大将だったのか。うーむ。
どうして香川は日本代表では輝けないのだ。
いろいろとあるものの、やっぱり一番情けないのは、二流寿司店のザック店長。
素材の情けなさを腕で少しはカバーするかと思ったら、まったく反対で、腕をふるえばふるうほど見透かされるばかり。
乾なんてかわいそうに。ミドルをばんばん打ちまくるところに持ち味があるのだから、後半の早い時間帯から出して打たせまくれば、安心したブラジルの不意を突くことも十分にできただろうに。
前田はブラジルに通用しないと見限って先発から外したと思ったら、途中で投入したのには、口ぽかーん。おかげで交代枠が足りなくなってやんの。
入れるなら、せめてその存在だけでディフェンスを一人貼り付かせてしまうマイクだろうに。
長谷部を替える前に、この監督を替えなければ、日本のワールドカップ本大会は苦しいのじゃないか?
と、ここまで書いて気がついた。
もしかしたら「ね、だからダメでしょ。日本の皆さんのお気に入りの遠藤も長谷部も、世界じゃこんなもんなんですよ。だから替えますね。いいですね」という空気を作るためにあのイタリア野郎が仕組んだのではないか。
うーむ、なんたる佐久市。いや、策士。
いや、そんなわけはないな。
NHKの7時のニュースではこの試合のことはまったく取り上げられず、早くもなかったことにされていた。大笑いであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.06.15
ところで皆さんは「ぱんぢゅう」という珍奇な食べ物を知っているだろうか。
それに遭遇したのは、栃木県は足利市へ、たんさいぼうのライブの打ち合わせのためにいさわしと共に訪れた時だった。
市内を車で走っていたら神社の前の屋台に微妙な行列ができているのを発見した。何だろう。
しばらく後に再び通ったら、やっぱり行列ができていた。
決して長い行列ではない。4〜5人。それが途切れることなく続いているという感じだ。
一体何なんだ。
車を降りて近づいてみたところ「ぱんぢゅう」という看板を発見したのである。
ははあ、なるほど。パン+まんじゅうか。
そのような珍妙なものを、地元の人々が足を止めて行列してまで買い求めるとは、さどや美味か、中毒性が高いに違いない。
ここは足利。かの三沢光晴も川田利明も清水健太郎も、みんなぱんぢゅうを食べて戦いのリングに臨んだに違いない。清水健太郎は別の戦いのような気もするが。
これは我々も食べてみなくてはなるまい。
10分ほど並んで買った。
1個30円。やっすー。30個買っても千円でお釣りが来る。
きっと小銭を貯め込んでベンツに乗ってるんだろうなあという風情の嫌みのないおばちゃんが接客。300円で10個を求める。
いさわしが買った中から1個分けてもらい、クルマの中で食べてみた。ほほう、なるほど、これはちょっと美味い。
すごい美味いというわけじゃなくて、ちょっと美味い。
うちの田舎では祭りの縁日に「蒸気パン」という食べ物の屋台が出るが、その蒸気パンにあんこが入っている感じだ。
いい色に焼けた皮が、パリっとふにゃの中間ぐらいで、絶妙の食感。これで30円だから、ほどほどに美味い程度で十分という気になる。
不思議な街だ、足利。
ここに伊達君がいたら、大喜びで買い求めて、ばくばく食っただろう。
伊達君、次回の楽しみにしていてね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.14
「インターネットは便所の落書き」という名言を残して死んでしまったのが筑紫哲也だったか。
昔はいいジャーナリストだと思ったが、沖縄ボケが始まってからどんどんおかしくなり、こんな本質を見誤る発言を平気でやって悦に入る人になってしまった。
オレはネットとは要するに集合知のことだと思ってるがなあ。違うかなあ。
それはともかく、集合知の一部を形成するSNSはというと、電車でのおしゃべりみたいなもので、いくらブログやフェイスブックで偉そうな発言をしても(この日記のように一人で得意げな発言をしても)、偉そうであればあるほど周囲はしらけるのであり、しかも周囲の人間は割と聴き耳を立てていたりするのだ。
だからどこかの役人が被災地を馬鹿にしたツイートをしたのも、電車の中で被災地を罵倒したのと同じで、そりゃあ怒られるのはあったり前だよなあ。
そんなこともわからない、お前の方がよっぽどバカ。と世間は思っている。
同じようにバカじゃん、と世間が思っているのが、インチキボールのプロ野球コミッショナー。
役人と銀行家はとにかく責任を取りたがらないもので、ばればれの状況なのに、あくまで下が悪いとしらを切り通す。
下は下で、上からの命令は絶対だと刷り込まれているから何も進言できない。
海の向こうのダルビッシュに「自分でボールにサインしておきながら知らないってバカじゃん」(意訳)と断じられて、あっさりストライク三振なのだった。
それにしても「ほら、こんなにボールが飛んじゃうんだよ」という実例で流される映像がすべて日本ハムの中田のホームラン。
中田は相当に悔しかったのだろう、ヒーローインタビューで「オレのパワー、オレのパワー」と強調していた。気持ちは非常によくわかる。
日ハムといえば、大谷君はぜひ二刀流でいってほしい。ワクワクするじゃん。
栗山監督、大谷君が大好きなようで、そのまなざしはちょっと危ない領域。栗山監督って独身らしいが、大谷君、大丈夫か。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「プレイボーイ」
2013.06.13
2時間かけて出かけて1時間の打ち合わせをして、さて、時間が空いたなあと思いつつも、まあちょっと早いけどいいか、と飛び込んだのがいつもの飯田橋・鳥よし。
本日は、れにちゃん会の初会合である。
れにちゃん会とは何か。このバカっぽい名前を聞いただけで、多くの人はまたバカな集まりだろうと推測するわけだ。
もちろんそれは当たっている。
知り合いのゆみえちゃんの娘さん(女子大生・ぴちっぴち)がももクロのファンなのだが、周囲に同類がいなくて寂しい思いをしており、思い切りももクロについて語り合いたいというので、それなら任せろと、いつものメンツが集まったのである。
いつものメンツとは、コマちゃんにオザキである。
ももクロネタで始まって、いつも最後は話が落ちるところまで落ちてしまうという、ろくでなしのメンツである。
二人とも、現役の女子大生とお金を払わずに直接おしゃべりできる、と聞いただけで「何かある」と警戒するのだが、「むしろ何かあったほうがいいかも」と思い直して参加するタイプだ。
もっともオレはこんな会合のことは書きたくないのだが、オザキが「鳥よしで飲んだときのことは日記にちっとも書かれない」と噴飯やるかたないという表情なので、仕方なく書いている。書かれないのではなくて、書けないのだ、話が落ちすぎて。
集合は7時。
だがオレが鳥よしに着いたのは5時半。
店長に、いつもの連中といつもの飲み会、うるさかったら言ってね、と告げると「へい」と一番奥の席に案内される。毎度のことだ。
店内、いい感じにガラガラ。いいねえ。
集合までに1時間半もあるから、広い席を占領して、生ビールを飲む。そして飲みながら、さっき幕張の本屋で買ってきた「クイックジャパン」を読む。
今月号はなんと佐々木彩夏特集なのだ。誰ですか〜、佐々木。もちろん、あーりんのことであーりんます。
ここ数ヵ月のももクロの動きを追いながら、あーりんのインタビューを読む。昨日、17歳になったばかりだ。
えー子やなあ。
ももクロが春に被災地を訪れ、小学校の体育館でサプライズライブをした時のことが書かれていて、初めは照れていた男の子たちも最後は大声で一緒に騒いでくれたという話を読んで、ちょっと涙が出た。
たんさいぼうも被災地に呼ばれつつ、まだ招かれていない。たんさいぼうの代わりをももクロが務めてくれたわけだ。ご苦労さんです。
涙を拭いていると、7時半頃になってようやく現役女子大生がきゃぴきゃぴと現れる。だが、その影からぬっと姿を見せる人物が。
そうである、母親のゆみえちゃんがついてきたのである。娘が飯田橋の居酒屋路面店でおっさん三人に囲まれて飲むというから、呼ばれてもいないのに着いてきたのだろう。子を思う親の気持ちに涙が出るわい。
やがてオザキとコマちゃんも登場。コマちゃん、思い切りテンションが下がっている。
理由を聞いたら、8月の日産スタジアムのチケットに漏れたらしいのだ。ひゃ〜。
その反対にオレは、難関のファミリーチケット抽選に当たった! うひょ〜。
コマちゃんには西武ドームのチケットを回してもらったので、今度はお返しをせねば。オレの代わりにうちの妻子を連れていってもらうか。
いやいや、それは危険。ライオンにウサギだ。
次回の抽選にも応募してまた当ててやって、それを譲るか。
というか、ファンクラブ優先の販売で、どうして外れるんだ? そんなに爆発なのか? うーん。
現役女子大生を囲んでももクロトークは盛り上がる。
現役女子大生、よく見れば、れにちゃんに似ている。ももクロの紫ね。
本に名も「よく言われるんですう〜」ということで、れにちゃんと呼ぶことに決定。
しかもおじさんたちは、れにちゃんに教わって、LINEのグループ「れにちゃん会」まで作っちゃって、スタンプを送りながら盛り上がるのだった。
ひゃ〜スタンプ来た来た! かわいー! よーし、おじさんも送っちゃうぞ! きゃあ、うそうそほんとー!
同じ狂乱でもいつもと異なる狂乱に店は引きまくり、スマホを持っていない母は「わ、わたしもスマホにかえる!」と唇かみしめて仲間入りできないうさを晴らすのだった。
よーし、来週はれにちゃん会でももカラだあ(意訳:来週はみんなでカラオケ行ってももクロ唄おう)。
そんな誓いをしておあいそ。お釣りが3000円あったので、それをお賽銭のようにれにちゃんの前に置くおじさんたち。
若い女の子がおしゃべりしてくれたんだからお金を払うのは当然と刷り込まれている人たちなのだった。
はあ、楽しかった。
いや、別にこんなことは書きたくないのだが、オザキが書け書けとうるさいから書くのだ。
帰りの地下鉄では、エアコンの強烈な寒気がオレを直撃。しかも駅に着いたら土砂降りで、5分も歩いたら上着からカバンから靴から、全身ずぶ濡れ。
おかげで風呂から上がって布団に入る頃にはひどい風邪を引いてしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「クイックジャパン」「ナンバー」
2013.06.12
本土直撃かと思われた台風が直前で進路を変えたので、なーんだ、見かけ倒しのハーフナー・マイクな台風だな! と口走り、いかんいかん、体を張って頑張っている日の丸アスリートをそんなふうにコケにするのはよくないのだ、と自分を戒めたワタクシであった。
まるっきり西洋人の顔なのに、当たり前の顔をして普通にスラングな日本語を口にするマイクは、やっぱり見ていて面白いな。
李忠成は自分が在日から帰化したことを隠さないし、あの前田日明も長州力も在日であることを隠さない。さすがに前田、長州は「実はな…」という感じで重く語るのだが、李はあっけらかんとしたものだ。
ずいぶんと人々の意識も変わってきて、なかなかに日本もよい空気である。
だが、どんないい国であっても税金を取るときは恐ろしい国なのだ。
本日は住民税、固定資産税の本年第一回目の支払い。今月中でいいのだが、早めに払ってきた。
以前は1年分一括で払って、頭をかきむしりながら悶絶していたのだが、リーマンショック以来の手元不如意が続いたために最近では分割である。
支払いは地元の郵便局だ。
いつも書いている郵便局で、実にゆるくてよろしい。
何しろお昼時だというのに窓口での待ち人はゼロ!
一応、番号札を取るものの、オレが取る様子を窓口のお姉さんが見ていて、速攻、ピンポーンと鳴るのであった。
郵便局も必死である。定期預金をすれば、10万円でうどん一玉、50万円で水筒一つ、くれるそうだ。
うどん一玉もらってもなあ、とは窓口の姉さん自身も思っているだろうな。
ふと、隣の窓口を見たら、ドラえもんの記念切手を売っていた。
この夏休み、東京タワーで藤子不二雄の展示会が予定されていて、その前売り券がとんでもない売れ行きなのだそうである。
なにしろヨメがネットで前売りを買おうとしたのに、つながらなかったそうだ。
日本人はドラえもんが好きだなあ。
切手シート800円。買ってみる。
ところが、ほーらとヨメに見せびらかしたら「ちょうだい」とあっけなく奪われてしまった。あげくに「もったいないから大事に取っておく」と、郵便局が腹黒く笑いそうなセリフまで。
しょうがねえなあ。
夜、ぐったりと疲れた心身を引きずって、魚せいに行く。
常連がカウンターで沈み込んでいて、マイナスのオーラを放ちまくっていた。
どうしたのかと耳を傾けたら、起死回生の大きな取引が失敗に終わって、いよいよ経営している会社が立ちゆかなくなってしまったらしい。
うーん。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったのに、商売というのは難しく、厳しいなあ。特に仕入れがあって人を使っている商売だと、カネがいくらあっても全部出て行くという感じなのだろう。
オレは何もしてあげられないが、頑張って欲しいものだ。
でも、そんなことを口にしても何のチカラにもならないから、普通に挨拶して別れる。
もっとみんな元気になって欲しい。オレもだけれど。
岡崎のように、泥臭く結果を出し続けるしかないな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.11
当たり前のことではあるのだが、時々、子どもって本当に大きくなるんだなあと、しみじみ感じ入る。
登校班の後ろをよたよたとくっつしいて歩いていたのがついこないだのことのようなのに、今では先頭に立って下級生を引き連れている。
生まれてしばらくは、親としての自分がとてももろくて、おそるおそる。幼稚園を出るぐらいまでは、この子たちを大きく育てるなんて、とてつもない難事業のように思え、ほとんど絶望的な気持ちになっていたものだった。
ただひたすら、子どもを死なせない。
それだけのことが無茶苦茶高い壁に思えて、果たしてオレにそれができるだろうかと、自問自答の毎日だった。
きっとオレの親も同じ気持ちでオレを育てたのだろうなあ。
そしてそれは世界中の親が同じ気持ちなのだろうと思う。
だから、子どもがいつの間にか大きくなったなあと感じると、心の底から嬉しくなるのだ。
もっとも最近では、寝ていても息子に蹴られ、娘に蹴られ、とても安眠できなくなっているが。
その息子が9時前に寝て、11時に起きてきた。そうである、サッカーだ。
サッカー本にもいろいろあるが、なぜかラモス本は少ない。その希少なラモス本の一つ「天国と地獄」は、あのドーハの悲劇の直後に上梓された一冊で、なかなかの好著だ。
この本では、死闘を終えてホテルに戻ったラモスが、ばったり出くわしたイラクの選手(なんと同宿だったのだ)に「ラモス、グッドプレーヤー」と讃えられたそうだ。
そのラモスは、イラクのチームに対して「間違いなくアジアナンバーワンのチーム」と賞賛を贈り「だが、明らかにイラクを本大会に行かせたくないという力が働いていた」と明かしている。
湾岸戦争のごたごたが後を引いていた当時、イラクはワールドカップでアメリカの土地を踏み、米国本土にイラク国旗を立ててやると息巻き、アメリカはアメリカで絶対にそんなことはさせないと目をむいていた。
そんなアメリカの意向を勝手にくんだのか、至る所にイラクを行かせないという空気が漂っていたという。
実際、あの最後のコーナーキックの直前、ラモスはレフェリーに「このプレーで終わりだから」と告げられたそうだ。“このワンプレーをしのげば日本はワールドカップだ、おめでとう。そしてオレたちも仕事が終わる”と。
そのような逆風の中でも胸を張って立派に戦った相手を賞賛して、ラモスは「アジアナンバーワン」と口にしたのだった。
そんなふうに国際政治とか、いろんなものに翻弄されて、今に至るのだろう、イラクは今回も自国でのホーム開催を認められなかった。かわいそうに。
見ているといいチームなんだよなあ。スピードはあるし、まっすぐに、縦へ全力で突破するし。
気の短さゆえかすぐにイライラすること、勢いに技術がついていかないことがあるものの、総じていいチームだ。
まだ若い選手が核だから、次のワールドカップでは本大会出場を決めてもおかしくないよな。
ベトナムもそうだけど、こういうチームには好感が持てるのだ。
最後の最後にやっと日本が勝って、まずはよかった。
遠藤が全力疾走すると何かが起きる。
その伝説の通り、最後に左サイドを猛スピードで駆け上がった遠藤、格好良かったですねー。
それにしても相変わらずザックの起用は意味不明。キーパーは西川だろうが。
なぜ清武を下げたのかわからんし、なぜ前田を入れたのかもわからん。中村も最初からだろう。
大丈夫か、このイタリア人。
まあよい。
11時に起きてきた息子は、結局12時にテレビの前で寝入ってしまった。
試合が終わったので布団に連れて行かなくてはならない。
だが、もはや最近の息子は抱えることなど不可能に近い。オレが壊れてしまう。
そこでゆすり起こし、歩いて布団まで連れて行った。
当たり前だが子どもが大きくなるというのは、親が老いるということで、とほほなのである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」
2013.06.10
学校の創立記念日にはディズニーランドというのが首都圏の子どもたちのお約束である。
我が家もそうであった。
だから遠く千葉の片田舎の遊園地なのに、同級生にばったり、なんてことが珍しくもなく起きていた。
ところが今年は違う。どういうわけか息子が「つくばの宇宙センターに行きたいんだよ」とせがむのであった。
ん? なんだって? そんなところに何があるんだって?
「ロケットだよ、本物のロケットが展示してあるんだよ」と息子。へー、そうなのか。じゃあ、はやぶさも展示してあるよな、有名だから。
いや、はやぶさは「ボクは星になるんだよ」と言って燃え尽きたではないか。7年間のロンリー・ジャーニーの後に。
というわけで、まあ、ともかくつくばのJAXAに行ってロケットを見ることになったわけよ。平日だというのに。創立記念日だから。
つくばのJAXAなんてどんな地の果てかと思うが、なんのことはない、1時間で着いてしまう。高崎より近い。
昔は何もなかったところだったのに、ずいぶん家が建ったんだなあ。でも、こういう新しい街は飲み屋がないからいやだなあ。
JAXA、見学だけならフリーパス。受付もなけりゃ、カネも取られない。駐車場もタダ。
そして駐車場の近くに、ごく普通にロケットが置いてある。
ひゃへ、これが本物のロケットかよ。しょぼっ。
そうなのである。けっこうしょぼいのである。ロケット。ここ、こんなので本当に宇宙に行ったのかよ。ちょっと驚く。
ついでだから展示コーナーを見学。
この展示コーナーでは、職員の人が定時に案内役を務めてくれる。オレと息子もその説明に聞き入る。
「いつもはお兄ちゃんに付き合ってもらってるから」と今回は息子の都合に合わせてついてきた娘は、案の定、宇宙にもロケットにもまったく興味がないので展示なんか無視して走り回っている。
月曜日の朝である。当然、こんなところに見学に来るなんて、創立記念日の子どもぐらいだ。
だから職員さんの説明会が始まっても、参加者はパラパラ。全部で数名。しかも説明会の途中で脱落者が出て、結局、子どもは息子一人。まあ、存分に説明が聞けてよかった。
けっこう面白かったぞ、ここ。
アトラクション的なエンターテイメントはないけれど、宇宙やロケットに興味があればすげえ面白そうだ。オレは月の映像に釘付け。月から見る地球の出の映像は、激しく感動的であった。
ここでは平日に限り、JAXAの社員食堂が利用できる。
せっかくここまで来たのだから茨城のファミレスなんかに寄らず、JAXAの社員食堂でメシだ。
許可証をもらって社員食堂。メニューに「宇宙棒々鶏」があった。どこが宇宙なのかわからないが、ともかく旨そうだ。450円。
これに息子はえらく感激し「JAXAで仕事をすれば、これが毎日食べらるんだ」と、早くも将来の進路は決めた様子であった。
こうして昼飯を食って、そのまま帰る。片道1時間の楽ちんコースだ。
年に一度の創立記念日にこんなお手軽レジャーでいいのかとも思うが、まあ、ディズニーランドに行っても何があるというわけではないし、息子もそろそろディズニーランドは違うなあと思う年頃だろう。
家に帰ってきて、オレは仕事。子どもは今日の出来事を宿題の日記に書いた。
まあ、のんきな一日だった。
新聞休刊日。
2013.06.09
寒けりゃ寒いで文句を言うし、暑けりゃ暑いで文句を言い、雨が降っても降らなくても文句を言うわけだが、やっぱりここのところの日照りの梅雨はあんまりよろしくないのでは?
とは言いつつも、やはり夏は夏。暑い。
家の中にいると、じんわりと湿気がたまってきて不愉快になり、エアコンをつけると今度は寒い。
ちなみに今間違えてコントは寒いとタイプミスしたが、それはそれで意味が通じるのが面白いですなあ。
そんなふうに鬱陶しい中、西友で「いたたぎストリート」を安く売っていたので買ってきた。
モノポリーをまるパクリしたゲームである。オレはスーファミ時代によく遊んだが、これはWii版だ。
息子にやらせてみたら、大喜びだ。
ちなみに我が家ではオレがゲームを買ってきて息子にやらせている。一番問題なのが、親であるこのオレなのだ。わはは。
そのWiiを取り上げ、抗議中の息子を放っておいて、先週買ったWi-Fiに接続しなおそうとした。
ところがこれがなぜかうまくいかない。あれえ、Wii対応って書いてあるんだけどなあ。
どうしてもうまくいかないので、中止。また日を改めよう。
というわけで、まあ、特に書くこともない日なのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.06.08
本日はオレのあそび歌バンド・たんさいぼうのライブである。
会場はさいたま市の児童センター。
親分、安藤君、ゆみえちゃんもお手伝いに来てくれて、なかなかの賑わいだった。
ライブそのものは、順当にうまく行ったのだが、果たしてそれでよいのかというと、何の達成感もなく、それはもしかしたら惰性というのではないかという反省もあって、いろいろと考えるのだった。
たんさいぼう、まだまだ進化するのである。
次は多細胞生物なのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.07
朝イチで品川に行ったのだが、相変わらずあそこの駅の朝はすごいな。
とにかく人が多い。人の流れが激しい。
山手線の電車を降りてもホームの上が人で一杯なので、前に進めず、それでもどんどん電車から人が降りてくるのでホームは人でますますあふれ、電車はドアが閉められず、危なくて発車できない。
おかげでますます電車は遅れ、品川駅は目を血走らせた人でますます一杯になる。
こんな感じで、電車を降りてから改札を抜けるだけで5分はかかるのだ。
もちろん改札を抜けてからシーサイド方面へ行くには、大変な人の流れを渡らなくてはならない。人の川とは、このことだろうな。
かつては港湾口と呼ばれて、薄暗い通路を延々と歩いてたどりいた出口といったら、目立つ建物は東京中日新聞社屋くらいしかなかったこのあたりも、今や目もくらむような高層ビル街となっている。
いやはやまったく、この30年の時代の流れの大きいこと。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」
2013.06.06
6月6日は雨がザーザー降るものだが、なぜかいい天気が続く。
そんな中、急ぎの原稿かつ締め切りの重なった原稿を抱えたオレは、朝から一心不乱に原稿作業だ。
そんなところにアクマの電話が鳴った。
なんと、遊び歌作家の小沢かづとだった。
「今、大阪からげんき君が来てるんですけど、飲みませんかあ」だと。
げんき君とは、大阪の遊び歌作家の、小倉げんき君である。
遊び歌作家が2人、平日だというのに昼から遊んでいるのである。いい若いものが。
キミたちは遊んでいるかもしれないが、大人のボクはお仕事なのだよ。
そう伝えたのだが、小沢かづとは「酒が、飲みが、げんき君が」と聞き分けがない。
仕方ない、原稿をうっちゃって付き合ってやるか。
ということで向かったのが、有楽町。げんき君が大阪に帰るっていうから、東京駅の近くがいいからね。
久しぶりに有楽町の松惣だ。冬に行って以来、半年ぶりだな。
相変わらず道ばたにビールケースのテーブルを出して不法占拠営業である。つまみは、火を通したものだけにする。
ここで遊び歌作家の2人と飲みながら、過ごしたのだった。
有楽町駅から東京駅に向かうげんき君を見送って、小沢かづととオレは有楽町線。
ビックカメラを抜けていったのだが、欲しいものがたくさんあって、困った。
家に帰って風呂に入り、ももクロのビデオちょっとだけ見て寝た。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.05
ももクロのクリスマスライブ、、略してモモクリのDVDが届いた。同じようなDVDばかりがむそろって、まったく鬱陶しい限りである。
ももクロ大好きな娘は、さっそく大喜びで一緒に踊りながらDVDを見た。
ももクロなんてもうバカくせーという息子は、無視してさっさとパソコンをいじりはじめた。
オレはというと、まったくなんで毎回同じようなものばかり見るんだと自問自答しながら、気がつけば、テレビの前で「うりゃおい」と叫んでいるのであった。
バカだな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.04
本日、小学校6年生の息子の担任は「今日は宿題を出さないので、ちゃんと日本代表を応援するように」と言ったらしい。
一方、4年生の娘に聞いたらば「先生はきょう、4番のシャツを着てたよ」とのことであった。
こんなにも熱い先生方に教えられて、子供らは幸せ者だよなあっ、おいっ。
いや、もっと幸せ者はイタリア人に率いられた日本代表の面々ではないか。
あのイタリア人、セサミストリートのキャラに似てないか? バートだっけ。よし、これからセサミ野郎と呼ぶことにしよう。
こんなにも熱い先生方と、その先生方に強要されて応援した子どもたちの前で、あのセサミ野郎と愉快な仲間たちは、まったく恥さらしな試合をしやがって。
*
ドーハの時は、衝撃で呆然としたなあ。
ジョホールバルの時は、人間は興奮しすぎると本当に頭が真っ白になるんだと実感したほど、ぶっ飛んでしまった。
ドイツ大会では無観客試合で決まったが、ピッチを引き上げる瞬間のジーコの「おっしゃ!」という小さなガッツポーズに、仕事を成し遂げた男の誇りというものを見てしびれた。
前回のアフリカ大会でのことは覚えてない。きっぱり。
そんなふうにワールドカップ出場決定の瞬間を迎えてきたが、今回はまさか出場が決まって頭にきて、恥ずかしくなるとは、予想もしなかったなあ。
セサミ野郎は開口一番「出場が使命だった」と言い訳したが、このすっとこどっこいは、そんなことしか口にできないのか。たわけ。
*
それにしてもひどい試合でしたな。
香川のシュートを片手で阻んだオーストラリアのキーパーと、11番のシュートを果敢な飛び込みで防いだ川島と。
それぞれ1点ものを阻止して、まあ、おあいこ。
それにしてもあの時、守備にいて振り切られたのが遠藤というのは、どういうわけだ。完全にカウンターにしてやられた。
そしてビッグセーブの川島も、このまま行けばMVPかと思われたのに、へなちょこ失敗クロスを放り込まれて終了。
弟は「最近の川島はミスが多くないか」とメールしてきたが、本当だなあ。これも、取れよ。本人も「取れると思った」とコメントしていた。しょうもないミスだ。
もっとも、ここまでオレ的にはMVPだったのが内田。このウッチーも、へなちょこクロスを上げさせたことで終了。
それにしても相手の11番はいい選手だったね。ケーヒルがうまくおとりになってくれて、いきいきと走り回っていた。
今までのオーストラリアにはなかったタイプの選手で、ひょっとすると次のオーストラリアを背負う選手になるかもしれない。
*
確かにPKをもらった瞬間、オレも息子も「PKだっ」と万歳したのだが、すぐに恥ずかしくなってしまった。
おいおい、PKで引き分けに持ち込むのがやっとなのかよう。ホームでよう。
いくらなんでも恥ずかしいぞう。
すべてのチームが2位狙いに切り替えた今、オーストラリアははっきりとした引き分け狙い。
後半の立ち上がりなど、ともかく体力を温存してなんとか0-0でしのごう、もし1点入ったら儲けもの、と考えている様子がありありだった。
だから、セサミ野郎もがちがちに守ればいいものを、なんと栗原投入。
あれには驚きましたなあ。腰抜かしましたなあ。
そしてどうしたかというと、前田を下げた。抜かした腰が、落ちてしまったほど、驚きましたなあ。
栗原が監督の意図を周囲に慌てて伝え、周囲も「え?え?」という感じであたふたして、その間にひょろひょろとへなちょこクロスが入ってしまった。
4バックしたのではなかったらしいが、一瞬、どう見ても3バックになっていて、現場が混乱したのは明らかだ。もし負けていたらクビものの作戦ミスだ。
セサミ野郎が何をしようとしたのか。オレなりに考えてみると、たぶん守備を固めつつ超攻撃的な布陣になるというアイデアを思いついちゃって、どとうしてもそれを確かめたくなっちゃったんじゃないか。
お、この手をひらめいたぞ。オレって天才。
とかなんとか。
2002年、日韓ワールドカップの時だが、グループリーグを抜けて決勝トーナメントに進んだとき、トルシエは自分の手柄に酔ってしまって、なんとアレックスのワントップという奇襲に出たことがあった。
監督が、オレって天才と思って打った手はだいたい外れる。この時も、なんだか全体にぼやけた感じの不思議な戦いで、負けて全然悔しくない不思議な感じだった。
今回も、セサミ野郎の、オレって天才、が出てしまったのだろう。
このまましっかり守って、0-0で引き分けてりゃいいものを、おかしなばくちを打ちやがって、ばたばたしている間にひょろひょろっと1点だ。
ああ、みっともない。
*
本田もなあ。PKを真ん中に蹴ってえばるくらいなら、フリーキックをもうちょっと正確に飛ばして見ろってんだ。
ああ、情けない。
ワールドカップ出場を決めて、むしゃくしゃするなんて、初めてだ。
おそらく今はヨルダンの連中が味わっているであろう、出られるか、出られないか、もしかしたら出られるかもしれないというギリギリのところのヒリヒリとした感覚が、懐かしく、うらやましい。
再来週からはコンフェデか。ここでぼろぼろにされて、根本的に立て直さないといかんな。
放っておくと、セサミ野郎はこのままのメンツでワールドカップに出てしまう。きっちり選手を入れ替えよう。
欧州組のライバルは欧州組。
そんな状況にあるのだから。
「私のオウンゴールがなかったので引き分けました。よかったです」と長谷部が言ったとか、言わなかったとか。長谷部は蹴るな。お前は後ろで人の道を説いてればいいんだ。
*
あまりに情けなくて、すぐにテレビを消して、魚せいへ飲みにいった。
すると、オレの顔を見たおばちゃんが「サッカー勝ったみたいね。よかったわね」と言った。
ぐぎぎぎ。
ますます怒り心頭のオレであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「サッカーダイジェスト」「FRIDAY」
「禁漁区」乃波アサ・新潮文庫。女性警察ものだと音道貴子シリーズが白眉だが、これは新しいキャラによる新シリーズ。相変わらずストーリーテリングはうまいなあ。
2013.06.03
本日は朝から部屋にこもって、原稿仕事とかメールとか電話とかアレンジ仕事とかをやっていた。
そしたら、朝、子どもを見送るために外に出た以外、ずっと家の中にいたことが判明。いったい本日オレはどれだけ歩いたのだ。
これではいかん、ウォーキングしなければ。
と気がついたが、娘と一緒の風呂の中。
仕方ない。明日からにしよう。
諦めてワインを飲んで寝るのだった。
こんな状態だったからカネを使う状況には全然ないはずなのだが、驚くべきことに数千円が出て行った。
そうである。プリンターのインクである。
どうしてプリンターのインクってあんなに高いのだ。パック4つ買ったらもう本体が買えるじゃないか。
はい、お答えしましょう。最初は安く売って、逃げられないようにして、高い消耗品で稼ぐという商売ですからね。
要するに最初はタダでいいと言われて気軽に入って、気がつけば高いボトルを入れてツケで身動き取れなくなっている、悪徳ホストクラブみたいなもんですな。かっかっかっ。
そのインク切れが出たのが昼過ぎ。しまった、買い置きがない。
あわててアマゾンに頼んだから夜には届いてびっくり。
これでますます、引きこもりに拍車がかかるというわけだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.02
全国統一テストを受けた息子を駅前の会場まで迎えに行ったら、いるいる、幼稚園時代から知っている子どもたちが。
ちょっと見ない間にずいぶん大きくなったものだなあと、ありきたり過ぎる感想をもらす。
で、試験はどうだったと息子に聞いたら「えーと、ふつー」という答え。
こいつも間もなく「別に」「普通」の二つだけで親との会話を済ませるようになるのか。
そうはさせじと、首根っこをつかまえて、おら、どう普通だったのかちゃんと言え、と恫喝する。たぶん逆効果。
その足でヤマダ電機に行き、先日押しつけられたポイントカードを使ってWi-Fiの親機を買いに行く。
今使っているやつが5年くらいたってきたので、買い換えようかと思ったのだ。
別に不具合があるわけではないが、新しい通信速度に対応していないし、もうちょっとちゃんとネットワーク環境を整備しようと考えたのだ。
ヤマダ電機のポイントが7000点。買った親機が7千いくらか。
800円ほどで買えたのだった。「うひゃひゃ」と喜ぶ息子。ポイントカードはこういうふうに使うものだ、と威張るオレ。
しかし、ネットワーク周りをいじると、面倒なんだよなあ。
床をはいずりまわってケーブルを引き回し、ホコリとかが鬱陶しくて掃除が始まってしまい、その間にいろいろ設定して。
しかし、Windows8ってのはなんなんだ。
初期設定をヨメに任してたが、「ドライバーを入れてないのにプリンタが動いた」とビックリしていた。
んなバカなことがあるか、ヨメよ。
だがその通りだった。オレも何度もトライしたのにドライバーがインストールできず、困ったなあと思いつつ試しに印刷したらちゃんとできてビックリ。どういうことだ。
まあ、よい。できれば何も問題はない。
これでプリンタもLANに乗った。
って、今まで乗ってなかったんかい。はい、乗ってませんでした。
だって今までオレ一人でパソコン使ってたし、たまーに別のパソコンで印刷するときは、その時だけUSB引っこ抜いてつけかえれば済んだし。
しかし、子どもとヨメ用のパソコンを入れたからには、いちいちそんなことはしていられない。というわけでLANに乗せたのだ。
もちろん無線LANもできるのだが、デスクトップだし、家の中をいろんな無線が飛び交うのも気分よくないし。というわけで有線LANにしたのである。
なんということだ。だったらW-FiI親機を入れた意味がねえじゃねえかよ。
いやいや、ご安心を。タブレットがある。スマホがある。ゲームがある。
というわけで、次はそれらのWi-Fiセッティングだ。
いったいオレんちには、そうものがいくつあるんだろう。えーと。
iPadにREGZAにKindleに、でタブレットが3台。
ヨメのiPod Touch。スマホが2台。
そしてWii U。
こんなにあったのか。いくらギア好きだからって、これは多いのではないか。いや、本当を言うともっと欲しい。タブレット、いっぱい欲しい。
ともかくこれらをセッティングしなくてはならず、ぼちぼちとやっていくのだ゜。っても、簡単な話ではあるのだが。
ちなみにWii Uは、息子に任せることにした。オレにはわからん。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.06.01
例年になく寒かった春が終わって、今日から夏である。
例年通り、毎朝聴くCDを「ももかん」に替える。6月一ヵ月だけ、毎朝、これを聴くのだ。
1曲目のイントロが流れると、その湿気たっぷりの夏の音に、今年も夏が来たなあ、と思うのだ。
本日、娘は漢字検定である。
そして明日は息子が全国小学生統一テストである。
子どもはいろいろと大変なのだ。
もちろん大人もいろいろと大変なのだが、たんさいぼうの練習などをしていると、ちっとも大変そうには見えないのであった。
次のライブは6月8日の土曜日。南与野の児童館だ。
1時間たっぷり、ももクロもビックリの興奮のライブが幕開けなのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.31
朝、目覚ましが鳴らなかった。
あれ〜、なんでならないんだろうなあ、今日は日曜だっけ〜? などと布団の中で半覚醒状態。
ところがその頃、魚せいでは、早朝から大音量で変な音を発する機械によって恐慌をきたしていたのだった。
そうである。
あろうことか、オレは昨夜、魚せいに大切なスマホ、エクスペちゃんを忘れてきてしまったのだ。
律儀なエクスペちゃんは、それでも自分の務めを果たし、数百メートル先のオレにまで届けとばかりに目覚ましのベルを絶叫したのである。
バカみたいな文章だな、これ。まあいいや。
だったらオレもすぐに取りに行けばいいものの、突然、パソコンを買おうと思い立ってスマホは後回しにしたのだった。
ヨメや子供が使っているのは、オレが7年前くらいに買ったXPパソコン。メーカーは、にっくきDellだ。
これが遅いのなんの。バカなのだ。
息子なんて、ネットで検索を始めて結果が示されるまで「こち亀」を手にとって時間を潰すである。
まあ、それでもワープロにネットぐらいだからいいといえばいいのだが、しかし、その様子を隣で見ているオレがイライラしてしまう。
いずれ買わなきゃと思っていたのだが、なぜか、よし、今日買おうと決めたのだ。
そんなわけでスマホも持たず、クレジットカードだけ持って隣町のヤマダ電機へ突入である。
ボーナス前だから旧モデルがそろそろ安くなっているだろうと思ったが、まだ早かったか。あと2週間くらいしてから来ればよかったか。
まあ、それも面倒。とにかく何か買って帰ろう。
そう思って、一番安値クラスのNECのパソコンにする。これでも21インチモニターにHDDは1テラ。一昔前では考えられないスペックで、9万円を切るのだ。しかもOfficeが載っている。
オレの様子を見て「いかがですかー」と近づいてきた店員は、よく見ればNTTの派遣。
あれ、おたく、NTTさんでしょ、と言ったら「えへへ、でもちゃんと説明します」というので、このNECのパソコン持って帰るから包んで、と言い渡した。
NTTは「ついでに高速ブロードバンド回線はいかがでしょう」とセールストークするのだが、もうおたくのに入ってるよ、と胸を張ってやった。
カウンターに案内され、ヤマダ電機の店員と相対。ここで面倒が起きる。
そうである、例の「ポイントカードを」の一悶着だ。
ポイントカードなんて持ってない、とにかくこのパソコン持って帰るから包んでくれ。
「いやいや、えーと、そうだ、お客様、携帯会員になられては」。
そうである。オレのスマホはまだ魚せい。
オレ、携帯持ってないから。いいから、包んでくれって。
今時携帯も持っていないのか、このオヤジは、という顔をした店員は、こいつにパソコンを売って大丈夫かと思ったのだろう、「今パソコンはお持ちですか、何をお持ちですか、設定は、セキュリティは」と、徘徊老人に住所や家族のことを確認するように聞いてくる。
ああ、うぜえ。だーかーらーヤマダ電機は嫌いなのだ。つべこべぬかすと、電車に乗って池袋まで行ってビックカメラで同じパソコンを買って重い思いをして持って帰ってくるぞ、こらあ、と恫喝する。
ようやく諦めたかと思ったら、店員は「ちょっと相談してきます」と裏に消えて、しばらく後にぺらぺらのカードを持って現れた。
そして「本当はダメなんですけど、カードを紛失されたことにして再発行の手続きをしてお客様のカードをお作りしました。ほら、ポイントばっちりたまってます」と差し出すのだった。
そそそ、そんなにしてまで、ポイントを持たせたいのか、ヤマダ電機、通称ダ電は。
ともかくこうしてやっとカウンターから解放されたオレは、車にパソコンを積み、そしてその足で魚せいに行き、「座布団の下に落ちてたぞ」と言う大将からスマホを引き取ってきたのだった。
夜、千葉県は本八幡まで行き、飲み会。某流通企業との、仕事がらみの飲み会である。
もちろんオフィシャルではないので「気楽に行きましょう」ということではあるが、そこは全員が仕事の利害関係者。和やかに、穏やかに宴は進んだ。
みんな話とか飲み方とか、うまいよなあ。人の接し方が。
フリーランス25年。基本的に好きな人としか仕事しないままここまで来たオレは、こういう飲み会が珍しく、かつ緊張を強いられる。
みんな上手な立ち振る舞いで、いろいろと感心してしまった。オレも見習わなければ。ヤマダ電機で暴れている場合ではない。
10時に終了。
本八幡は危険な街。「日本で最初にオヤジ狩りが起きた街だ」とかつてオレに教えてくれたのは、いかにも若い連中に刃向かって刈られてしまいそうな藤田だった。
藤田とも、もっとゆっくり飲みたかったなあ。
本八幡から石神井公園は遠い。酔った頭で文庫本を読みつつ、ももクロを聴きながら帰る。
駅について、今度は、やくしまるえつこの「ロンリープラネット」を聴きながら歩く。
この曲をBGMに夜道を歩いていると、少ない街頭が遠くの星のように揺れて見えて、なんともじわじわと迫ってくるのだ。
「ロンリープラネット」神曲である。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.30
取材仕事が長引いてしまって、急いで帰ったのに試合開始に間に合わなかった。
ブルガリアとの練習試合である。琴欧洲も応援に来ている。
家に帰ったら、テレビの前に座っていた娘が「負けてるよー」と言い、息子がむすっとして「いろいろあったんだよ」と付け加える。
どれどれ。ほほう、確かに負けている。
リプレイを見たら川島がフリーキックをはじいていた。
無回転のブレ玉で、とテレビは言うが、真正面に飛んできたボールに手を当てながら、それでも入れられてしまうというのでは、川島は何の言い訳もできない。100%キーパーのミス、つーか技量不足、つーか負け。
もっともその後はいつものようにファインセーブ連発で、安定していた。
後半はビューティフルなオウンゴールまで見せてくれて、長谷部は「やらかしちまったぜ、てへっ」と、てへ顔でも見せてくれるかと思ったが、イケメンはこういう時つらいやね。あくまでクールにやり過ごすのだった。
1人、長友がかっかしていたのが面白かったが、まあ、悪いときの日本、本田がいない時の日本は、こんなものだろう。
お気に入りの乾が引っ込んだらつまらなくなって、途中でテレビを消してしまった。
いくら練習試合でも相手はブルガリア。ドーハ組の日本だったら歯が立たなかったに違いない。
たぶん身体的負荷もここにピークを持ってきているだろうから、かえってこれぐらいの負けでよかったと思うぞ、オレは。セルジオ丹後。
オーストラリアは高いボールをぼかぼか放り込んできて、天敵ケーヒルがどかーんと決めるだろう。うーん、やっぱり闘莉王が欲しいなあ。でも呼ばないだろうなあ。
あまりにもつまらない試合だったので、こっそりと魚せいに飲みにいったのだが、ガラガラ。オレ一人。
面白くもなんともないのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.29
本日は五反田の出版社で打ち合わせなのだ。
9月に出る本のアレンジを全曲担当することになったのである。
2月に続いて今年2冊目の本なのだ。
おお、1年に2冊も本が出るなんて、オレはまるで流行作家の先生! わはは、たいしたもんだ。
しかし、印税方式ではないのが情けないところで、いくら売れてもお金が増えるわけではないのであった。
今回は全部で20数曲をつくるのである。大変だ。
大変だけど、楽しいのだ。道楽でやっていることが少しでもお金になるなんて、ありがたやありがたや。
しかし会議室に缶詰になって3時間も打ち合わせをしていると、ぐったりと疲れるのであった。
はああ、しんど。
池袋の西武デパートで崎陽軒のシウマイを買って帰る。
駅で降りて、娘がピアノ教室の時間だったので、その足で娘を迎えに行く。
そしたらヨメも迎えに来ていて、娘は「お母さんの自転車がいい」と、あっさりオレを袖にしてヨメの自転車で2ケツなのだった。
まったく父親は切ないぜ。
仕方ないので書店でニュートンを買って帰り、息子に渡したのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」
2013.05.28
数年前に近所のホームセンターであじさいの鉢植えを買ってきた。
玄関前に置いたその鉢植えの花が終わってしまった頃、隣のオガワさんが「鉢から取り出して地面に植えてごらん。あじさいは強いから何もしなくてもどんどん大きくなるよ」と教えてくれた。
どれ、やってみよう。
その通りに地面に植えてみたところ、本当に何もしないのに、ぐんぐん大きくなって毎年今ごろにきれいな花を咲かせてくれる。
今では両手を回しても枝全体に手が届かないほどだ。
オレの家は、以前畑だったところ。だから栄養豊富な良質の土で、何もしなくても育つんじゃないですかねー、とオガワさんといつも話している。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊現代」
2013.05.27
土曜日の運動会の代わりに、子供らは休みである。
友だちが見に行って自慢していたらしく、娘が「デザインあ展に連れて行って」とヨメにせがむ。オレは仕事だ。
娘の懇願に応じ、六本木まで小学生2人を連れて遊ばせにいったヨメはエライと思う。
そんふうに1人で留守番していたら、というか普通に仕事をしていただけだけど、玄関でピンポーンと鳴って、佐川が荷物を持ってきた。
開けたら、ももクロのCD。
おお、そうであった。今日は、ももクロインディーズ時代のBestCDの発売日であった。
おお、と喜んではみせたが、実はさして楽しみだったわけではない。
最近のももクロはどうも方向がおかしいし、金儲けが目に余るし。運営側の大人が無茶ブリするのに必死で耐えて、全力でボールを打ち返してみせるところがももクロの魅力だったのに、5thDIMENSION以降は自らが運営側に立って世の中に向けて無茶ブリしているようにも見える。
どーよ、あたいら、こんなに凄いのよ。打ち返してごらん。
こんなのはつまらんな。
だったら昔のCDが届いて嬉しいだろ。お前の言うことには整合性がない。
はい。その通りです。その通りですが、インディーズCDなのに「冷凍みかん」が入っていないのがオレとしては納得できない。
いや、別にももクロの持ち歌でもなんでもないから入ってなくて当たり前なんですがね。
それでも納得できないなあ。
まあ、よい。とりあえず届いたCDを聴く。「あの空に向かって」だ。
うーん、いい歌だなあ。何度も聴く。でも、何度も聴いたら飽きてしまって、他の曲は聴く気にならなくなってしまった。
アホだな。
夜、子供らと一緒にテレビ東京の「Youは何しに日本へ」を見る。面白いなあ、この番組。
大阪・東京の徒歩踏破のためにやってきたイギリス人の密着レポートはよかった。このイギリス人はすこいけど、日本人も素晴らしい。
直前に福島原発の本を読んだからなおのこと、日本も見捨てたもんじゃないと、ょっと涙が出ました。いや、ほんと。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「死の淵を見た男」角田隆将・PHP。先日、カウントダウン・メルトダウンを読んだので、それに続けて読む。タイトルとしては吉田所長をメインにしたようであるが、内容はそれ以外の人の話で大部分が占められている。読めば読むほど、こんなに恐ろしいことが進行していたとは、と驚いてしまう。特に12日から15日の早朝にかけては、身の毛もよだつ。15日朝、日本は重大な岐路に立っていたとは。エピソード満載。地震直後に原発の地下室へ点検に行き、そのまま津波に襲われて亡くなってしまった22歳のエンジニアがいる。彼が発見されるまでおよそ3週間。その間の家族の物語は、涙なくして読めなかった。
2013.05.26
そういや、オレが学生時代から応援してきたニッポンハムで、あの大谷君がとうとう投げたな。
高校時代に160キロを投げた大谷君。そのマウンドでの姿は、確かに他チームの選手までもが「久しぶりにワクワクさせてくれる投手」と言うだけあって、独特の空気を漂わせている。
こういう若者が、ピッチャーとバッターの二刀流に挑戦するというのだから、素晴らしいではないか。若者が夢に挑戦するというのを、周囲の大人が止めるというのは愚の骨頂だべ。
いろいろと難しいのは、本人は百も承知。その上での大言壮語なのだから、大人は黙って見守ればいいのだ。
それにしても、独身の栗山監督の、大谷君を見る目の嬉しそうなことと言ったら、こちらが恥ずかしくなるほどだなあ。
大谷君が昇る太陽ならば、沈む夕日はもちろん斎藤佑樹である。まったく見事な凋落ぶりだ。復活の目はないのか。
オレが斎藤佑樹についてあれっと思ったのは、何かのテレビで「青山の土地を買ったらすごい」みたいな発言をした時だ。
そういうことをモチベーションにし始めたのか〜。
アスリートも芸人も、女にもてたいとかカネを稼ぎたいとかをモチベーションにするとダメになるねえ。「土俵にはカネが落ちている」と言われて目の色を変える程度では、しょせんそんなものなのだ。
斎藤佑樹、もはや終わったか。
終わったと言えば、あれだな、小笠原だ。
ジャイアンツに移籍しちゃって、まあ、移籍自体はしょうがねえかなあと思ったが、気に入らないのはトレードマークのヒゲをあっさりと切り落としたことだった。
あのヒゲがあってこそ野武士の風貌。不器用な野武士が全力疾走する姿に感動したのに。
ハムがリーグ優勝を決めた試合で、決勝点がふいにならないように、よろけながらも全力で2塁に飛び込んだ姿は感動ものだったぞ。
それがジャイアンツに入った途端、あっさりと切り落としちゃって、オレは激しく落胆したのだった。
その小笠原も今や引導を渡され、すっかり過去の人。このまま引退するのだろうと思ったが、しかし、一方でハムにカムバックして花道を飾るというプランもあるらしい。
それはそれでいいが、その時は絶対にまたヒゲをたっぷりとたくわえてほしいものだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.05.25
小さい子どもが目をむいて全力で走っている姿って、こんなにも感動的なのか!
とびっくりしたのが、息子が小学校で初めての運動会を迎えたときのこと。ビデオを撮りながら涙で目が曇ったっけなあ。
その小学校の運動会も、息子にとっては今日で最後。
初めての運動会で6年生の組体操を見たときは、ひゃー、うちの息子にはとても無理だなあ、と思ったものだったが、今日はそれを息子自身が演じている。子どもはちゃんと育つものなのだ。
もっとも息子は逆立ちがどうしてもできず、ゴールデンウィークの頃から毎日布団の上で練習だ。
時には悔しさのあまり泣きながら練習して、それでも結局一度も成功しないまま、本番を迎えたのだった。
さて、どうなるかなあと案じてみていたらば、オレの目の前で息子は一発で逆立ちに成功。
おお! 驚喜するオレの目は、また涙で曇ったのであった。
やったなあ、息子よ。立派なものだ。後で聞いたら心底嬉しかったそうだ。
6年生全員による組体操は、毎年のことながらやはり感動的で、一段上から号令をかけていた先生も、終わる頃には泣いていた。
できる子もできない子も懸命になって一つのことに取り組む姿は美しく、教師は教師でどこまで厳しくやるか、万が一にもケガでもさせてはならないという反対意見もある中でどこまで押し切るかというせめぎ合いもあったはずだし、そんな時間を経ての今日の子どもたちの姿に、心を揺すられたのだろう。
そしてクライマックスは高学年リレー。
ほとんど毎年のようにリレーの選手に選ばれて、今年も息子は選手として走ることになった。
もちろん1位である。えっへん。
午前は低学年リレーだったが、とにかく子どものリレーっていうのは自分の子が走っていなくても燃えるなあ。
組体操で逆立ちを成功させた高揚感そのままにリレーに突入した息子は、きっと完全燃焼だったろう。
そしてオレ的には最もクライマックスだったのが、閉会式の最後の挨拶。なんと生徒会長である息子がその大役を担ったのだ。
練習する様子を絶対に親に見せなかった息子であるが、予想以上にしっかりした挨拶を見せてくれ、先生方から「よかったですねー」と親がほめられた。
確かに立派な挨拶で、マジで息子は偉かった。
こうして息子の運動会は終わりだ。
6年間なんてあっという間だなあ。
昼には一緒に弁当を広げた仲良し家族とも、もうこういう時間を持てなくなるわけだ。
みんな別々の中学に行くかもしれず、こうして人生は様々に広がり、別れていくのだ。
砂だらけ、汗まみれになった一家四人。そろって地元の銭湯に行った。
服を脱いだら、息子の手足は日焼けで真っ赤っか。
銭湯の熱いお湯に「痛くて痛くて入れないよ〜」と泣くのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.24
早朝から静岡県は清水。もしかしてここはエスパルスの本拠地か。
同じオレンジ族として親しみを感じた。
出張で疲れて帰ってきて、あまり長く書きたくないのだ。手抜きではない。いや、手抜きか。
ちょっと時間があったので秋葉原のヨドバシカメラ。面白いマウスを売っていて、つい手が出そうになったが、なんと5000円もするので、踏みとどまる。
だっていまどき、マウスにそんなに出せない。
ルノアールでアイスコーヒーを飲みながらアマゾンを見たら4000円で売ってるし、けっこう評判悪いし。
結局買うのをやめた。
これぞまたにショールーム効果。いや、結局買わなかったのだからショールームよりひでえな。電気屋が泣くわけだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」「SPA!」
2013.05.23
魚せいに、また犬を連れてきた客がいた。二度目だ。
バカ酒場にはばかな客しか来ないのである。
思い切り睨みつけてやった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ナンバー」「週刊文春」
「大泉エッセイ」大泉洋・メディアファクトリー。水曜どうでしょうの大泉君のエッセイ。やたらと評判がよかったので読んでみたのだが、はあ、そうですか、という内容で1500円返せってなもんだ。
2013.05.22
本日は遊び歌バンド・たんさいぼうのライブである。
定期的にお邪魔している府中の保育園だ。年に四度お邪魔しているので、季節の変わり目にはここ、という感じでなかなかに楽しい。
前回は冬から春の変わり目に伺い、今日は春から夏の変わり目にライブなのだ。
ところが今日は、道がえらく混んでいた。いつもとは違う道を行ってみたのが裏目に出て、だいたい90分で着いて、コンビニでスイーツを食うなどの余裕をかましているのに、今日は120分きっちりかかり、9時の集合時間のところ、8時58分に到着なのだった。
とほほほ。朝から疲れた。
今日のライブも、いつものように小沢かづと君、西村直人さんとのジョイント。二人とも芸達者で、みんなでわいわい、楽しく遊んだのだ。
たんさいぼうも、新曲を交えて頑張った。
ここのお客さんはみんな明るくて楽しくて品があって、いいよね。来場者の半分ほどが初めての人で、去年の夏か秋に生まれた0歳児を抱いて参加したママも多かった。
子育てで戦っているママたちが少しでも気晴らししてくれたら、嬉しいのだ。
それにしても今日は疲れたな。トシか。トシだ。
渋滞の後にいろいろ体を動かして遊び、その後もちんたら走って帰って、家に着いたら機材を片付けて、終わったらぐったり。
仕事があるのだが、とてもそんな元気が出ないほど、ぐったりだった。
そこで学校から帰ってきた息子と4時頃から風呂に入った。
これでリフレッシュ。ようやく仕事に立ち向かう元気が出たのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.21
湘南新宿ラインは本当によく止まる軟弱電車で、今日はこれに乗って天王洲アイルまで行く予定だったが、悪い予感のした通り、池袋で乗り換えようとしたら止まっていた。
恵比寿で車体から異音がしたので確認中、とのアナウンスである。
ああ、面倒だ。
しかたなく有楽町線に切り替えて有楽町から浜松町、天王洲と乗り継いだのだった。
止まらなきゃ本当に便利なんだけど、実によく止まるんだよなあ、湘南新宿ライン。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サッカーダイジェスト」
「余命3ヵ月のウソ」近藤誠・ベスト新書。先日読んだ“医者に殺されないための〜”と同じことが書いてあるのだが、要するに本当の癌にかかったらもう助からない、助かるのはうそっこのガンだから、手術なんかしてもかえって寿命を縮める、という話だ。手術と抗がん剤は絶対にしちゃダメ、放射線治療は有効らしい。確かに知り合いのお父さんは、病院に行ったらガンで余命3ヵ月と宣告され、その後、わずか2週間で亡くなってしまった。今思えば自分で普通に歩ける人がそんなに簡単に亡くなったのは、やはり医者のせい、手術のせいだろう。癌にかかったらなにもしなにいのが一番余命が長く、かつ穏やかに暮らせるというのは、確かにそう思った。
2013.05.20
横浜市で待機児童がゼロになったと市長が発表するいうニュースが流れた。
この市長、確か前はダイエーの社長だったな。ググってみたら、確かにそうで、そのほかにもすごい経歴でビックリ。
それはともかく待機児童がゼロになったのはなかなかにめでたく、それは企業の進出を行政が支援したからだ、と市長は胸を張るのだった。
でも実態はちと違うぞ、きっと。
待機児童の問題はずっと前から言われていて、そして企業の保育分野への参入もずっと前から言われていた。
けれどそれが進まなかったのは、保育業界が受け入れなかったからだ。
保育園、幼稚園というのは地元の名士が長らく経営していて、経営体こそ社会福祉法人ではあるが、実態は家業。当然そこには既得権益意識が生まれる。
これは特定郵便局と同じ構造だわな。
だから企業が保育園の経営を始めようとしても、家業である社会福祉法人は「企業は業績が悪くなるとすぐに見捨てて廃業する」「利益を追求するので保育の質がおろそかになる」とめまいがするほど前近代的ないちゃもんをつけ、そんな地元と強く癒着した社会福祉法人のことをおもんばかった行政が、企業の保育業進出に認可を与えてこなかったというのが真相だ。
そのことを紙面でさりげなく伝えていたのが日経新聞。
実は数年前、我が子を保育園に入れようとした日経新聞の記者が、その待機児童の多さに仰天し、ニーズとシーズにこんなにも乖離があるのはおかしいと、独自に取材をしたことがあった。
それについては、確か「日経ビジネス」の編集後記的なところで軽く触れられていたような気がする。
確かにオレも、うちの子どもが幼稚園にいた頃、その幼稚園のあまりの過密ぶりに、そしてなお入園を希望しても入れない子がいるということに、びっくりしたっけ。
少子化とは、どこの国の話だ。
そして少子化対策をしなければと言いつつ、現実は何も改善されないことが、なんだかとても怪しかった。
ただこの問題、当事者にとっては抜き差しならない大問題ではあるのだが、数年たてば過去のことになってしまうわけだ。よって憤りを感じている間に、いつしかその時期を終えてしまっていて、すっかり他人事になってしまう。
他人事といえば、乳幼児の親以外にとってはハナから他人事なわけで、他人のガキに税金使うなよなあ、ぐらいの文句は出るわけだ。
ともかく本質は社会福祉法人に対する行政側の遠慮が一番の問題であって、その体質を改善した林市長は立派だと思う。さすがダイエーの再建請負人。って、ダイエーって再建したんだっけ?
「利益を追求するから企業は悪」などと口にする保育園、幼稚園は、この横浜の件がきっかけになって駆逐されてしまえばよいのである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
「カウントダウン・メルトダウン」(上)(下)船橋洋一・文藝春秋。ノンフィクション賞を文句なしで受賞したと文春に書いてあったので、Amazonで取り寄せる。大部だけれど、たちまち引き込まれ、ぐいぐいと読んでいった。まずは膨大な取材に基づくその取材力に驚愕する。おかげで出てくる人の名前だけでとんでもない数になり、しかも政府・東電・保安院・安全委員会・経産省・文科省・発電所現場・自治体と様々な立場からの見方が輻輳し、さらに日時が3月11日〜4月上旬までを行ったり来たりするので、時になかなか理解できないような文章も多いのだが、それでもなお引き込まれる。そしてビックリする。あの時、実はこんなにも恐ろしいことが起きていたのか、と。特に3月15日(親友の藤田が亡くなった日だ)は、ギリギリの本当に危なかった日だったらしく、13日から15日に至る間に様々な箇所で起きていた事実を知ると、冗談でなく鳥肌が立ってしまった。もし2号機が爆発していたらあそこはもはや手がつけられなくなり、福島第二まで連鎖的に爆発が続き、そして東日本には冗談ではなく人が住めなくなっていた。そんなふうに本当に、日本がダメになる、そのギリギリのところまで来ていたのだ。それを知って、筆者が終盤に記している、菅首相がもらしたという「日本には神のご加護があった」という一言の重みを痛感する。例えば15日早朝、2号機のあたりでとんでもない異音がして、結果的に格納収容器が爆発しなかったことや、4号機の燃料プールに“何かの弾み”で水が流れ込んで水量が維持できたことなど、まさに神のご加護。それにしても、まさに筆舌に尽くしがたいのが、東京電力という組織のひどさだ。例えば、事故直後、実は早い時期に米軍の消防車が現場に届けられたのに東電は「説明書が英語だから」という理由でそれを使わなかった。住民に危機を知らせる前に、あっという間に東電の社宅が空っぽになってしまった。そんな驚愕のエピソードが山のように出てくる。撤退を考えて菅総理が東電本店に乗り込んで怒鳴りまくったという話があったが、東電は本気で撤退を考えていて、菅総理が乗り込まなければ本当に撤退していたらしい。そんな東電の中で体を張っていたのはご存知吉田所長だが、その吉田所長も15日には日本がダメになると覚悟したそうだ。東電だけでない。文科省や経産省もひどいぞ。特にSPEEDIをめぐる文科省の暗躍ぶりは、いかに責任を取らないように処世するかだけが金科玉条の役人根性丸出しで、呆れ、そしておぞましくなるほどだった。東電や文科省、保安院といった組織のことを知れば知るほど、それでも今なお我々が日本にいられることに、まさしく神のご加護を痛感してしまう。なお、この本では最後になって福島第二についても触れている。それによれば福島第二もギリギリ紙一重だったところ、所長の超人的な判断と行動によって救われたらしい。その意味で米国は福島第二の増田所長こそ本当のヒーローと認めている。そして二人の所長の違いについて、筆者は「通じるか通じないかの二つに一つしかないのが電気の世界であり、その電気科の増田に対して、吉田所長はまず対象をぼこんと叩いてみる職人気質の機械科」と面白い表現をしている。
2013.05.19
光が丘公園で会ったケンちゃんが「このシーズンは忙しいですなあ」と笑う。
まったくです、とオレ。よさこい、よさこい、祭り、祭り、たんさいぼう、よさこい、よさこい、祭り、たんさいぼうで、週末はいつもつぶれますわ、だははは〜。
「だははは〜」とハモるケンちゃん。
本日は朝から息子が囲碁教室・将棋教室で、午後は光が丘公園の祭りにヨメと息子と娘が出場。
今日はファミリーフェスティバルで、先週は子ども祭りで先々週は照姫祭りで、なんだか毎週祭りなのだ。
娘がヒップホップダンスによさこいを披露しているのを見ながら、芝生に寝転がってぼけっと過ごす。
しまった、本でも持ってくるんだった。
終わったところで、家族全員で地元の銭湯に向かう。夕方になって雨粒がぽつり。今日は蒸し暑かったからなあ。
車で富士の湯。
娘は「ちっちゃいからまだ男子のお風呂でも平気」と言い張るが、小学4年生を入れるわけにいかんだろうが。ヨメと入ってもらう。
銭湯、熱いっ。そこをガマンして体を慣らしていく。
次第に体の芯からあったまってきて、うーん、こりゃあいい。先週に続き、今週も銭湯なのだ。
アイスクリームなめつつ出てきた息子を見て、娘が「いいなあ〜」とヨダレを垂らすので、帰りにセブンイレブンに寄る。
娘はアイス、オレは発泡酒だ。
家に帰ってその発泡酒を飲みながら晩飯を食い、家族で一緒に「ホコタテ」を見る。
よそ見するな、こぼすな、と言いながらも、うーむ、なかなかに黄金の家族時間ではないかと嬉しくなる。
先頭の熱いお湯に入って体の芯がぐったりして、発泡酒2本で眠くなり、8時前に布団に入る。
それを見て、家族全員、やっぱり8時に寝る。
家族一緒に早く寝るというのは、とても幸せなことなのだった。おやすみなさい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」
2013.05.18
本日は、遊び歌バンド「たんさいぼう」のオフィシャル練習日である。
来週に予定されているライブのためだ。
たんさいぼうは、娘に「TSB50って名前にしたら」と言われるように、全員貸せ50代のバンドである。
従って一番の問題は、記憶力があやういということである。
曲目を決定するときも、覚えられるかどうかが一番の問題になる。
3分ぐらいの曲になるともう歌詞とか覚えられないので、「やめよう」と決まってしまう。
必然的に繰り返しの多い曲ばかりになってしまうのだ。
なんとも情けないバンドなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.17
丸坊主にした。
0.8ミリである。
バリカンの一番短いヤツで刈ってもらったのだ。
「バリカンだけだと安いんです」と、床屋はいつもより500円安かった。さらに1ヵ月以内にリピートの500円サービスで、1000円も安くついたぞ。
小野伸二みたいでちょっとかっこいい。オレ。
魚せいの常連にガテン仕事のおじさんがいて、その人の頭が短くてナイスだったから、触ってもいいですかと聞いて触らせてもらい「床屋で0.8ミリと言うといいよ」と教えてもらったので、その通りにしてみたのである。
床屋のおばちゃん「いいんですかいいんですか本当にいいんですか」といいながら大喜びでバリカンを振り回すのであった。
予告なしに丸坊主にしたので、ヨメも子どもも仰天してひっくり返る。「つんつんする〜」と喜んで触りまくる。
娘はちょっとうらやましそうだ。
というのも、娘はショートカットが好きでどんどん短くしたいのだが、今も時々男の子と間違われるので、ヨメに「ちょっとは伸ばしなさい」と言われて、切りたいのをガマンしているからだ。
夜、魚せいに行ってガテンおじさんにこの頭を見せる。
「うひょ〜、でも日焼けするから気をつけな。オレはいつもヘルメットだから平気だけどな」とガテンは言う。
うーむ、オレも出かけるときはヘルメットをかぶらないといけないのか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「FRIDAY」
2013.05.16
本日は非常に珍しい体験をした。
都内某所にて某社の取材仕事である。インタビューの相手は働くお母さん。
とても40代に見えない若々しさで、まさか中学3年の娘がいるとは、驚きだ。
インタビュー後、どちらにお住まいですか、みたいな立ち話をする。
「高校は大泉学園だったんですよ」とお母さん。へー、とすると××高校ですか。ヨメと同じですよ。
「えっ、そうなんですか」。あれっ、ちょっと待ってくださいよ。××歳でしたよね、確か。あれ。あれれれ。あれー、ヨメと同い年じゃないですかあ。
「えっ、ええっ」。えーと、ヨメは××です。××子と言います。
「あーっ、××子ちゃんっ! 知ってますっ! つーか、同じ学年ですっ」。げほほほほっ。
なんとインタビュー相手が、偶然にもヨメと同じ高校の同じ学年だったのだ。
「卒業アルバムに映ってますよ、ワタシ。クラスは違うけど」。
いやあ、これはビックリだったなあ。こんなことってあるんだなあ。
以前、取材相手の部長さんが、オレと同じ高校の卒業生だったということがあって、ビックリした経験がある。
今日のはそれを上回るビックリ。
同じ時期に同じ高校で過ごした仲間が、かたやオレのヨメで、かたや本日の取材相手。こんなことってあるんだなあ。
一度きりのインタビュー相手。もう二度と会うこともあるまい。
お仕事頑張ってくださいね、ヨメに伝えておきますから、と別れたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊文春」水道橋博士が連載陣に加わって、文春のコラムがぐっさと面白くなった。その水道橋博士は、前々回に続いて橋下徹をやっつける。橋下の口8寸ぶりをからかい、人としての見識のなさを笑う。本当に橋下徹という人は下衆の極みだと思う。その水道橋博士と出身は同じと言える東国原については、適菜収がやっつける。東国原は国会の質問で「どうして政治家が子どもたちから後ろ指を指される存在になってしまったのですか」と安倍首相に問うたそうだが、このコラムでは“バラエティ番組に出まくってる当の本人がよく言うよ”ときつく刺す。あいたたたた。まったくその通りで、こんな人間が政治家だからこそ卑しい人間の職業だと思われているのだ。もっとも東国原が都知事選に出たときに膨大な票を獲得したことをあげて、“都民は大阪を笑えない”と釘を刺す。その都知事の、今のあの人の例の発言を取り上げて池上彰のコラムでは“もはや東京でのオリンピックはない”と断言。その理由を、都知事ごときの発言からではなくて、グローバルな視点でわかりやすく解説してくれる。なるほど、こりゃ東京じゃ無理だわ。特集記事の「モンスターペアレンツ春の大暴走」も面白かったが、とにかく今週の文春はコラムが必読。そうそう、やはりコラム陣の林真理子は、今週はどうってことがなかつたが、月刊誌の文藝春秋では矢沢永吉をからかっていて笑えた。
2013.05.15
ナビスコカップではあるが、国立競技場でやるというので、息子と一緒にアルビレックス新潟の試合を見に行った。
実は東京にいるとJリーグの試合を見る機会はあんまりない。
特に練馬にいると、FC東京の試合を見に調布まで行くよりも、アルディージャの試合を見に大宮まで行く方が近い。
こんな状態で新潟のチームを応援しようと思うと、年に何度か行われるアウエーを見るしかないのだ。
なお、練馬にヴェルディが身売りするという説は根強く、先日も地元の子ども祭りにヴェルディの選手たちがサッカー教室で来ていた。
豊島園を壊して競技場を作り、3年後にはヴェルディがやってくるのかもしれない。
ちなみにチーム名は、練馬ダイコンズ。当然、ダイコンちゃんという可愛いキャラが人気者だ。
それはともかく、息子はありがたいことにアルビレックス新潟の大ファンで、へたしたら地元の子どもたちよりファンかもしれない。
国立で試合があるけど行くか、と聞いたら即座に「行く」という返事をしたのも当然だ。
幸いにしてチケットはメインスタンドの、なんと最前列が買えた。ひょー、ラッキー。国立の最前列なんて、オレも初めてだよなあ。
試合前に、今日がJリーグ誕生20年目ということで、簡単なセレモニーが行われた。
川淵なんちゃらが挨拶をする。
Jリーグが開幕した20年前の今日、同じ国立のピッチで川淵チェアマンが行った挨拶は「サッカー」という言葉を一度も使わずにJリーグの理念を高らかに宣言した、それは名挨拶だった。
あの頃の一番の話題はカズダンズ。クロスはセンタリングと呼ばれていて、ヒールパスに会場が沸き、「どうしてフォワードを10人使わないんだろう」と真面目に議論する人間がいた。
オレが見たのは開幕2戦目だったが、誰もが「これはバブル」と思っていて、オレもまさか20年後に日本のサッカーがワールドカップの常連になっているとは、想像も付かなかった。
ましてや、20年後に同じ国立競技場の最前線で、自分の息子と並んで実家のJリーグチームを応援しているなんて、そしてその時には母はもういないなんて、考えもつかなかった。
タイムマシンに乗って当時のオレに教えることができても、たぶん信用してもらえないだろうなあ。
今日の試合はCF東京とアルビレックス新潟。息子と「アウエーもなかなかいいねえ」と言いながら見る。
国立競技場の夜空に「新潟!」の大コールが響くのは感動的で、このサポーター集団は平日にもかかわらずバスに乗って関越を走ってやってきたのだろう。
そして試合が終わったら、やはり今日のうちに関越で帰るのだろう。
そんなことができるようになったのも、時代の流れだ。
試合はスピーディーな展開だったものの、後半になったら新潟は押される一方で点が取れそうな気配が全くなかった。
前半の押しているときに取っておけば違ったものになったろうに、ということで1-2の負け。
川又、田中達也の二人が途中であっさり交替したのも、土曜日にはデーゲーム控えている週半ばの試合、しかも下位に低迷しているカップ戦だから仕方ないか。
あー、負けた負けたーと言いながら、FC東京ファンの群れの中を、息子と共に駅に向かう。
そういや、大江戸線の「国立競技場」なんて駅も、20年前にはなかったっけ。あの頃は千駄ヶ谷駅が大混雑しちゃうから、新宿まで歩いて帰ったものだった。
CF東京もなかったし、考えてみれば今日は20年前にはなかったものばかりだなあ。
ところでCF東京であるが、息子に言わせれば「ファミコン東京の略なんだよ」ということらしい。
ひーっ、ファミコン東京! だっせー! 息子と二人、そんなことを言いながらアウエーの肩身の狭さを晴らしたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.14
大阪のバカの従軍慰安婦発言は正直、仰天した。
ささいなことでも自分の意にそぐわぬ媒体は徹底的に許さず、自分の価値観を押しつけ、それでいて実は発言をころころ変える。
先週号の週刊文春で水道橋博士が明らかにした通り、原発反対・容認ところころ変わったのは、かつて「教育現場には体罰が必要」とテレビで堂々と言っていたことでもわかるように、要するにこれがこの男の本質というわけだ。
今日も石神井公園の駅前では「維新の会ですっ」と若い候補者が名前を絶叫していた。
よっぽど石をぶつけてやろうかと思ったわい。
などと一人でいらいらしていてもしょうがない。
その駅前までは我が家から徒歩15分。一緒に歩いた甥っ子からは「毎日これだけ歩いていれば痩せるはずだと思うけどなあ」と、鋭い指摘をされたオレであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「Wi-Fi&デザリング」日経PC21。
「文藝春秋」
「深川澪通り燈ともし頃」北原亞以子・講談社文庫。深川木戸番小屋シリーズの第二作。前作は連作短編集だったが、これは中編二作で構成されている。それぞれに主人公は違うが、物語はきちんとつながっており、主人公の夫婦は出番こそ少ないものの通奏低音のように常に気配を漂わせている。江戸の市井の人々の暮らしや感情が見事に表現されていて、そして何よりも文章が見事で、いつもうならされてしまう。時々、懲りすぎてしまって一読では意味がわからない文章もあったりするのはご愛敬。先頃亡くなったこの作家の作品はまだ未読のものがたっぷりあるので、しばらくは楽しめそうである。
2013.05.13
甥っ子が、就活のために上京して我が家に泊まった。
ただメシを食わせ、寝せてやっただけであるが、少しでも役に立てたなら嬉しいことである。
人の子ども成長としいうのはまったく速くて、あのびーびー泣いていた赤ん坊がスーツにネクタイ姿で新幹線に乗ってやってくるのだから、驚くやら感心するなら寂しいやら。
オレは大学受験の時に一週間ばかり横浜の親戚の家に泊めてもらったっけ。
おばさんに毎日弁当をつくってもらい、おじさんには「道に迷ったらすぐ人に聞け。みんな地方から来ているから恥ずかしくないんだぞ」というようなアドバイスをもらったっけ。
横浜の高台にあるその家の2階から眺めた夜景が、なぜか今も記憶に残っている。灯りのともった家々がなだらかに広がり、とてもきれいだった。
横浜駅西口から親戚の家までバスで帰るとき、たくさんの人々がバスの座席で疲れたような顔をしているのを見て、都会での生活は大変なんだなあと、高校生のマサヒコ少年は思ったのであった。
それから40年近くが過ぎて、少年はおじさんになり、疲れた顔して飲んでいるのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「医者に殺されない47の心得」近藤誠・アスコム。話題の書。この著者の本は以前から何冊か読んでいて、その内容は非常に刺激的だ。基本的に書いてあることは今までの著書と大差ない。そうわかっていながらも、読んでみたらやはり衝撃的な内容である。要するに薬はのむな、ガンは放っておけ、である。ほとんどのガンは治療するとかえって命を縮めるという指摘は、かなりセンセーショナルである。血圧もコレステロールも、薬で下がったら寿命が延びたという証拠は一つもない。そうなんだよなあ。わかってるんだよなあ。年を取ったら血圧が上がるのは、血圧を上げないと体の機能が維持できないからであって、それを薬でムリに下げてもいいことはない。確かにその理屈の通りだと思う。
2013.05.12
気温がぐんぐん上がって、一気に夏日か。
娘とヨメは、地元の子ども祭りに出かけた。
息子に、行かないのかと聞いたら、もうあんな子どものお祭りなんか興味がないとのこと。本音は、食べ物の屋台が出ない祭りだからつまらん、ということらしい。
子ども祭りでは野外ステージで子どもたちがダンスなどを披露したりするのだが、ネットで知ったところによれば、許可証を持った人以外の撮影は禁止らしい。
つまり親であっても許可証を持っていなければ撮影はできないのだ。
味気ないが、仕方ないかも。
というのも、こうう祭りになると本当に気味の悪いほど、素人カメラマンが集まってくるのだ。
特に光が丘公園の祭りなんかひどいもので、キモオタたちが「あの子が可愛い」「あっちの子もいい」と情報交換しながら写真を撮っているのだ。
それを、親の目の前で堂々とやるもんだから、主催者もトラブル防止のために、やむなく撮影禁止にしたのだろう。
撮り鉄のせいで鉄道会社が素人カメラマンを目の敵にするようになったように、要は自業自得の自爆なのだ。
まったく嫌な世の中になったものである。
そんなわけで、息子がヒマそうにしていたので、クリーニング屋やガソリンスタンドや宅急便やらと、細々とした用をこなすのにつきあわせた。
そして夕方、息子と連れだって地元の銭湯に行った。
明るいうちから入る銭湯はとても気持ちがいいのだ。
三件茶屋の風呂なしアパートに暮らしていた独身時代、仕事が遅い時間に終わって帰ると、大急ぎで銭湯に走ったものだった。
当然、遅い時間の銭湯は大混雑。
肩をくっつけるようにして洗い場に座り、頭を洗ったものである。
当然、隣のシャワーのお湯はこっちにかかるし、反対にオレのシャワーのお湯も隣にかかる。
その都度、お互いに「すんません」と言ったり、黙礼したりするわけだ。
それが当たり前で、そんなことを通じて「お互い様」ということを自然と学んだような気もする。
なんてことを考えながら、息子に「お互い様」を教えようと思ったが、今時の夕方の風呂屋はガラガラで、周りなんかちっとも気にせずに洗えるのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」
2013.05.11
雨だったし、出かけるのもおっくうなので、午前で原稿仕事を片付けて、後はだらだらと過ごす。
Jリーグの結果を見たら、アルビレックスが鳥栖に3-1で快勝。しかも、オレが押している川又がハットトリック。
ちょっとビックリの結果だった。
息子も大喜びである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「解錠師」スティーヴ・ハミルトン。早川文庫。ゴールデンウィークに里帰りしていた際、親戚のおばさんが「面白かったから読んでみて」とくれた本。このおばさんは、オレが大学苦入学のために上京する際、「チボー家の人々」全巻をプレゼントしてくれたっけ。あの本は今どこに行ったのかなあ。さて解錠師である。いろんな書評で褒めちぎられていたので読みたいと思っていたから、ちょうどよかった。子どもの頃の精神的なショックで言葉がまったく話せない青年が、ひょんなことから金庫破りの才能を身につけてしまい、自らは望まないのに犯罪に巻き込まれていくという話だ。サスペンスの部分も面白かったけれど、でも、一番よかったのはボーイ・ミーツ・ガール、つまり恋愛の話。これは一流のサスペンス小説であると同時に、一流の青春小説でもあるのだ。初期のスティーヴン・キングにも近い、爽やかな読後の一冊。おすすめである。
2013.05.10
オレぐらいの年代だと子どもの頃からソニー神話をすり込まれてきたから、なんだかんだとソニーが笑いものにされても、XperiaZで復活の兆しが見えてくれば大変に嬉しいのであった。
あの無能外人社長もやっと消えてくれたみたいだし。
ところがそんな安堵の気分に冷水をぶっかけてくれたのが、マックの原田社長が社外取締役に就任というニュース。
日経の朝刊を読んで噴いてしまったよ。
ソニーは、そんなにアップルになりたいのかよ。ああ、恥ずかしい。
ネットでは早くも「全商品値上げ」「VAIOのバリューセット誕生」と笑われている。
マックの迷走ぶりを見れば、調子に乗って自爆という経営パターンが見て取れるので、この原田さんという人をソニーに迎えるのには、非常に疑問。
ヨメがソニーミュージックの歌手だから、その縁で決まったのではという憶測もあって、なんだよ、縁故採用かよと脱力してしまった。
なお、一緒に社外取締役候補になった伊藤某氏であるが、この人とは昔、ある対談で一緒になったことがある。
対談相手は大手ゲームメーカーの有名プロデューサーだった。
その目黒の本社で対談は行われたのだが、有名プロデューサーが対談の冒頭で本人に向かって「伊藤某氏さんのことは存じ上げないのですが、何をしていらっしゃる方ですか」と口走ってしまった。
対談相手に対して失礼極まりないというか、ありえん言いぐさで、オレはイスから転がり落ちてしまった。
その場は全員がそれをスルーしてなんとか収まったのだが、聞かれた本人だけはいつまでも収まらなかったらしく、直後に「失礼すぎる。あの対談はなかったことにして欲しい」と掲載を拒否してきたのだった。
気持ちはわからないでもないが、おかげで何人もの人間が事態の収拾に走り回らなくてはならなくなり、もうちょっと大人の対応をしてくれよなあと、呆れたものだった。
そんなことを、日経の記事を読みながら懐かしく(もないか)思い出したオレであった。
さて仕事。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.09
本日は地の果て、千葉県は松戸市の外れの秋*駅というところまで行った。
集合は夜の7時。
とほほ。
低調に終わった昼のインタビュー仕事の後、クルマできていたカメラマンのヨシダ氏に、松戸まで送らせようと企む。
だが、ヨシダ氏は横浜の人。「え〜っ」と言われて断られた。当たり前か。
仕方ないので、乗り換えが少なくて済むように、日本橋駅まで乗せていってもらう。
楽器マニアのヨシダ氏は、クルマの中に置いてあったカリンバ(アフリカの楽器ね)を「はい、どうぞ」と渡してくれた。
受け取ったオレは、器用にカリンバを操り「蛍の光」を演奏する。
「おお、うまいですね、タンゴさん」とヨシダ氏。調子に乗ったオレは何度も「蛍の光」をリピートする。
その演奏をやめさせようとヨシダ氏は「そういや最近笛に凝っていましてね、こないだ見つけたのがアフリカの」と語り始めたが、「アフリカの」のところでちょうど日本橋の交差点に到着したので、ごめんね、ヨシダさん、すごくいい話が盛り上がってきたところだけど、すごく続きを聞きたいけど、それはまた今度ね、じゃあまたね、とさっさと降りる。
ヨシダタクシー、快適であった。
日本橋から地下鉄に乗る。
しかし、秋*駅への行き方がまったくわからない。いったい何線なのだ。どこでどうやるんだ。
東京も東北側に来ると、さっぱりわからない。スマホが示してくれた通りに乗るしかないのだ。
もはや鉄道路線図をアナログに平面図で考えることは不可能で、デジタルで目的地まで一直線という方法しかないのかもしれない。21世紀は。
ということで、オレは一体どこにいるのかもわからぬまま、電車で運ばれる。
押上駅で電車は地下から地上に出る。ここは、地下から電車が押し上げられるから押上駅と呼ばれているのだ。これ、豆な。
押上げということは、あれじゃないか、東京スカイなんちゃらツリーのあるところじゃないか?
ちょっと途中下車して見物するか。いやいや、いかん。仕事の途中だ。急がねば。
地上に出た電車は、京成線というらしい。地上に出たら同じ電車でも名前が変わるとは、出世魚みたいだな。
京成線は走る。
窓の外にはなんとも魅力的な駅名が流れる。
柴又、高砂、青砥。おお、これぞ下町。まったく縁遠かった駅名がこうして目の前を通過していくことに感動を覚え、ちょっと降りてみたくなる。
窓の外に広がる街並みは、家々の軒と軒がぴったりくっついて、その間を路地がぬうように走り、うひゃひゃひゃ、なんという小器用な街並みなんだ、と一人笑う。
おもしれえなあ。よくこんなごちゃごちゃしたところに暮らしていられるなあ。
いやいや、人様がよかれと思って暮らしている街を指さして笑ってはいかん、と自分を戒める。
ちょっと怖い物見たさに降りてみようかな。いやいや、仕事の途中。急がねば。
これが仕事の帰りならば柴又とか高砂とかで焼き鳥屋にでも突撃し、いい気分になって矢切の渡しなど渡ってみるのだが。
こうしてようやく到着した、ここは地の果て秋*駅。
約束の時間の1時間も前である。
取材終了時間が遅いので、その前に軽く食事でもしておこうと思って、こうして早めに到着したのだ。
さて、ドトールかスタバか。なければマックでもしょうがないか。ファミレスがあれば最高だがなあ。
そう思って改札をくぐって駅前に出たら、おおおおお、なんということだ、本当にここは地の果て、何もない。駅前だというのにスタバどころかコンビニさえないのだ。
あ、甘かった。松戸の実力をなめていた。
何もない駅前ロータリーを湿っぽい風がぴゅーっと渡り、部活帰りの女子中学生たちがしゃがんで時間を潰している。
こ、ここでオレはどうやって1時間を過ごすのだ。どうやってメシを食うのだ。
しかたなく周辺を歩いてみる。
陽気なフィリピン人が二人、にぎやかにしゃべりながらすれ違う。
片隅にラーメンののぼりを発見。この際、ラーメン屋でもいいや。
そう思って近づいてみたら、なんと店の看板に「ラーメン、そば、うどん」と書いてあった。ななな、なんという店だ。麺類全般の店か。それにしてはスパゲティがないな。
ガラスの引き戸には「かつ丼」「生姜焼き丼」「カレーライス」とメニューがぺたぺたと貼ってある。
こんなに面白い店に突撃しないわけにはいかない。引き戸を開けてみる。
…中では宴会をしていた。まだ6時前。明るいのに、オヤジとおばちゃんがサワーを飲みながら早くも酔っ払って大騒ぎをしていた。
なんともアナーキーな店である。
その中に入り、オレは一人、チャーシュー麺を頼んだのだった。真っ赤な口紅の店のおばば、愛想良く「チャーシュー麺いっちょ」と奥に声をかける。
宴会中のオヤジAが「だいたいあの医者は」と、かかりつけの医者の悪口を言い始める。
「だいたいあの医者は、オレのことを飲み過ぎだって言うんだよ。飲み過ぎじゃねえよ、更年期障害だってのによ」
それを聞いたもう一人のオヤジBが「更年期障害ってのは45から50ぐらいでなるもんだろ」と諭す。
そんなことに耳を貸さず、どう見ても60半ばのオヤジAは何度も「更年期障害だ、オレは更年期障害」と訴えるのである。
と、その更年期障害オヤジAの携帯が鳴った。オヤジAは「だからオレは更年期しょう、っと、客だ、客だ」と慌てて携帯に出る。
と、突然声音を変えて「はい、こちら**保育園です」と話し始めた。
「何時ですか…あ、8時ですか、了解しました。熱はありますか…あ、それなら大丈夫でしょう…はいはい、お待ちしています」
ははあ、どうやら病気から回復期にある子どもを預かるサービスをしているようだな。
インフルエンザみたいに、熱は下がったけど、まだ学校や保育園には行っちゃダメよ、という状態の子どもを臨時に預かるというサービスだ。
電話を切ったオヤジAは「ああー、これでまた赤字だ」と頭を抱え、オヤジBに「なんで客が来て赤字なんだよ」と問われると、オヤジAは「だって一日預かっても300円にしかならないのに、職員に残業代払わなきゃならないもん」と言うのであった。
よくわからない理屈であるが、どうやらオヤジAは園長、経営者らしい。
まさか保護者も今電話した園長が、ラーメン屋で明るいうちからサワーを飲みながら更年期障害を訴えているとは思わないだろう。
松戸の外れの秋*、アナーキーである。
なお、出されたチャーシュー麺は推して知るべしであったのは言うまでもない。
店を出てもまだ時間が余っていたのだが、しかし、他に行くところが何もないのである。喫茶店もなければ、書店もない。それどころかコンビニもない。
では、どうしたかというと、駅前の荒野に一人で40分以上も立ち尽くし、関東平野に沈み行く夕日を眺めながら時間をつぶしたのだった。
なお、取材終了は夜9時だったのだが、ラッキーにもカメラマンのサトウ氏が車だったので、帰りは乗せてもらった。行きも帰りも、今日はカメラマンにお世話になったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊新潮」
2013.05.08
幕張まで片道2時間近くかけて行ってきたが、いやあ、相変わらず遠いなあ。
かつて幕張は、横浜のみなとみらいから「おめえんところは、街づくり、失敗じゃん。砂漠にビル建てても、夜中に人がいないから真っ暗じゃん」と馬鹿にされていた。
それが今ではけっこうな住宅地になっている。マンションも多いし。
おかげで駅の乗降客数も相当な勢いだ。
幕張メッセのイベントの取材で連日通っていた頃が懐かしい。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.05.07
やくしまるえつこ、略して「まるえつ」は相対性理論というバンドのボーカル兼サウンドプロデューサーである。
このバンドはすごいぞ。ともかく演奏力が半端ない。若手のプレーヤーばかりなのに、すさまじいもんだ。
その、まるえつはバンドとは別にソロでも活動しているのだが、去年の暮れにリリースした「ロンリープラネット」という曲が素晴らしくいい。神曲とはこういうのを言うのだろう。
遠く離れた宇宙で一人、漂いながら仕事をしている宇宙飛行士が、地球の恋人を思い「そっちの暮らしはどうだい」「画像添付で送って」と呼びかけるという、実に切ない歌だ。
宇宙飛行士は「必ず帰るよベイビー」と繰り返すのだが、地球の恋人から返信はなく、そしてとうとう「ダメかもしれない ソーリー 燃料が尽きそう」と、彼は宇宙の彼方に消えていくのだ。
まるえつの詞は、いつもどこかに人間嫌いというか、悪意というか、絶望感みたいなものが漂っているが、この詞はまさに絶望感そのもので、それでいてなぜか神々しいのだ。
メロディーはキャッチー。
出だしの2行目でいきなり耳が持って行かれて、以後、しばらく頭の中でループする。この中毒性も、まるえつの持ち味だ。
そして、何よりもアレンジが素晴らしい。ミックスが素晴らしい。
15分以上の大曲で、まさに宇宙空間そのものの音場なのだ。自身が宇宙に浮いているかのような浮遊感が味わえる音である。
繰り返すが、まさに神曲。
まるえつは、作家としてはティカ・αという名前を使っている。そして、ももクロにもティカ・α名義で「乙女戦争」という作品を提供している。作詞作曲だ。
「三時の方向に敵機発見」という出だしはあまりに衝撃的であるが、これこそ、まるえつの持ち味なのだ。
今やサブカルのクイーン的な立場になったまるえつ。そんなサブカルにもオレは目配りしてるんだぜみたいなかっこ悪さがあるけど、でも、よいものはよいのだ。
まるえつの「ロンリープラネット」おすすめです。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.06
やっと春らしい陽気になったとはいうものの、この春は天候不順で気温が低く、農作物の生育が心配なのだ。
いつもの年なら、ゴールデンウィーク最終日に帰るとき、新潟の田んぼはすっかり田植えが終わっているのだが、今年はやっと田植えのピークを迎えた感じ。
それでもこれからまた寒波がやってきて朝晩は冬の冷え込みというから、ますます今年の農作物は心配だ。
もしかしたら米不足が起きるかも。
一方で冬が寒けりゃ夏は暑いというから、一転して酷暑かもしれず。
そんなことを考えながら午前中のうちに新潟から帰ってきたのだが、今年の連休は日並びがよくなくて国内旅行が中心という報道のように、いつもより高速の混み具合がひどい。
帰省数十年のベテランであるオレは渋滞なんてうまくくぐり抜けられるのだが、それでも今年は数キロの渋滞に二ヵ所も引っかかった。
一つは事故で一つは車輌故障。
事故も、大きいものなら心配が先に来るのだが、数キロの渋滞を抜けてほっとした時に目に飛び込んできた事故現場の様相が、車体に傷の一つも見当たらず、運転手同士が呑気に話し合っているような現場だったものだから、まったく迷惑な奴らだと頭にきた。
車輌故障も同様。
おかげで予定より1時間近くも余計にかかってしまったわい。
事故と言えば、すごかったですな、大宮対広島。
息子がJリーグを見ていたのでオレもつきあったのだが、まさにキーパー激突の瞬間を目撃してしまい、びびる。
結果的に大事には至らなくてよかったけれど、もろに頭から落下していて、本当に危なかったなあ。
連休中にたんさいぼうCDのオーダーが来ていたので、その発送の段取りをして、早めに風呂に入り、6時半からの「YOUは何しに日本へ」を見ながらビールを飲む。
いやあ、なかなか面白いなあ、この番組。
遅い時間ならもっと毒が欲しいが、ファミリーアワーだからこれぐらいの緩さでちょうどいいのだ。
「水曜どうでしょう」とそっくりのトーンも心地よく、あげくに「尺足らず」なんてテレビ用語もさりげなくかまして、ますますブラウン管の反対側を見せてくれる。
過疎の村で暮らす外国人を行き当たりばったりで探すという新企画は面白かったけれど、「どこかの番組にそっくり」とNHKの鶴瓶の旅番組のパクリであることもしらっと明かす。
それにしても群馬の山村に嫁いできたフィリピン人妻たちの明るさと逞しさにはちょっと感動した。
異国の空の下で「ニッポン、大好き」といいながら子どもを育てるピリピーナたち。同じことをお前がやってみろと言われたってできないものなあ。
同じことをお前が、という点では例の国民栄誉賞の松井もそうで、オレは松井の受賞に「WBCを辞退したやつがなんで国民栄誉賞を」と文句たらたらなのだが、だったらお前がもらってみろよ、と言われてぎゃふんなのだった。
いや、本当にそう言われたのではなくて、オレが自分に突っ込んでるわけで。
などといいながらピリピーナたちを見ながら缶ビールを飲み、渋滞の高速の疲れで、早々に寝てしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潟日報」
2013.05.05
こどもの日。
海を見たいという娘に応じて、新潟の海を見に行く。
もちろんまだ水は冷たい。
なのに娘は裸足になり、波打ち際でおおはしゃぎ。
当然ずぶ濡れ。砂まみれ。
仕方なく車までおぶって帰ったオレも、背中がぐしょぐしょなのだった。
「新潟日報」
213.05.04
昨日は母の墓参り。本日は買い物などをして過ごす。
弟の家に世話になり、申し訳なくもこちらはだらだらとするばかり。
とほほほ。情けない兄である。オレだけど。
「新潟日報」
「実録プロレス裁判」別冊宝島編集部・宝島社。なにも実家で過ごす呑気なゴールデンウィークにこんなろくでなしな本を読まなくてもいいのにとオレも思う。それにしてもプロレス界のアホさ加減は度しがたい。
2013.05.03
連休後半を利用し、早朝4時に出発して家族で新潟の実家へ。
関越トンネル付近は雪が舞っていて、ビックリ。今年の春の天候はなんだかおかしい。
途中で朝飯をと思ったのに、どこのSAも異常な混雑。越後川口でさえ満車で入れないとは。
4時に起きて出てきたというのに、なんなんだこの混み方は。
結局長岡インターで降りて、市内のガストで朝飯なのだった。
「読売新聞」「新潟日報」
2013.05.02
今年のゴールデンウィークは、日並びがあまりよろしくないのかな。
我が家は後半の明日から4連休。って、世間もみんな4連休か。
オレの実家へ家族で里帰りだ。
1月には母の葬儀で、3月は納骨で帰った。なんだ、2ヵ月ごとじゃないか。次は7月ということか。
新潟も近くなったもので、オレんちから車で4時間弱。
新幹線もなかった無か年は在来特急に乗って、半日がかりだったものなあ。
今の家も、特に意識してここに住んだわけではないのに、関越入り口すぐ近くで、なんだか自然と引き寄せられるように実家に便利なところになっている。
不思議なものである。
そうでももないか。
ところでゴールデンウィークといえばももクロの子ども祭り。去年はすぐ近くの戸田市民会館で行われた。
今年こそ行こうと楽しみにしていたのだが、なんと今年は5月5日に東武動物公園で行われるというのだ。
東武動物公園って、ほとんど栃木。普段でさえ、オレんちからガチで2時間だ。
それに連休の渋滞が加わると思うと、所要時間は想像するのも恐ろしい。加えて、子ども祭りと言いながら開始が5時半。終わったら8時ではないか。
ということは、ぐったり疲れて、渋滞に巻き込まれて、やっと家に帰ったら12時を過ぎている、というのは十分にあり得る話。
そんなものにつきあってはいられないので、パスする。
まったく最近のももクロは、いろいろとヤな感じである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.05.01
我が家の洗濯機が不調である。
すすぎをして、脱水して、えーと、終了まであと7分かあ。
そう思って6分後に見に行くと、「あと26分」とかいう表示がされていて、思い切りずっこける。
ずっこけると言えば、今年後半にはFirefoxとTizenという新しいOSを搭載したスマホが発売される予定だが、これは非常に興味深い。
というのも、これによってHTML5が解禁される、いや、解禁ってのも変か、要するにHTML5が本格的にリリースされるのだ。
今「要するに」と書いたけれど「要するに」が口癖のやつに限って、ちっとも話を要約していないそうである。
HTML5の時代になると、要するにアプリがすべてWebで動く。Googleカレンダーとかだね。
Webアプリは、ものによってはローカルのアプリよりも快適に動いたちゃったりするらしい。
そして、すべてWebで動くということは、端末は何でもいいわけだ。
ネットにつながれば、端末は何だっていい。火を噴くREGZAだろうが、Xperiaだろうが、愛ポンだろうが。
今、愛ポンと書いたけど、もちろんiPhoneをわざと間違えて書いたのです。
端末がなんだっていいということは、そこでの差別化がまったく意味をなさなくなるわけで、そうです、これは言うまでもなくアップルの終焉が始まるというわけですね。
ざまあみろ、である。
端末が何でもいいということであれば、ハード的なスペックはもはや意味をなさず、今まで史上最強の俺様商売を続けてきたアップルも、もはやその態度を悔い改めねばならぬ時が来るということだ。
繰り返すが、ざまあみろ、である。
アップルという一企業がどれだけ日本の企業の仕組みを壊したか、いや、世界のモノづくり企業の仕組みを破壊したか。
例えばワタクシが液晶メーカーだとしてアップル様に液晶ディスプレイの見積もりを出すとしますわなあ。
するとアップル様は「その液晶を作るのに必要な原価も全部書けや、この野郎」と、ふんぞり返って見積書を放り返すわけです。
ここで怒っては商売になりません。タンゴ液晶は、ぐっと奥歯をかみしめ、そして調達原価を記した見積書を再度提出するわけです。
するとアップル様は「ははあ、こんな原価だから高いんだよ。バカか。お前はぼったくられてんだよ。もっと原価を叩け。下請けが言うことを聞かない? だったらこっちで別の下請けを用意するからそこに発注しろ。そんで、お前んところの粗利はギリギリこれだけな。もちろん品質の責任もお前んところな」と言って、やっと発注するわけです。
さあ、タンゴ液晶は大変だ。
なにしろ世界中で使われているiPhoneだから、発注量が半端ない。材料をかき集め、ラインを増設し、人をかき集め、それこそ不眠不休で生産しないと納期に間に合わない。
ところが、そこまでしてやっと生産の見通しが立ったというのに、iPhoneの販売計画の見直しで「あ、その液晶いらないから」とくる。
いずれ必要だから置いといて、もなし。うちで引き取るから、も当然なし。
「いらないから」の一言で、終わりなのだ。膨大な在庫を抱えて呆然とするタンゴ液晶。
いるかいらないか、1か0かしかないのが、アップルの調達。
こんなビジネスにカイゼンもQCも関係なし。こうしてアップル様は日本をはじめとするモノづくり企業を壊し続け、世の春を味わってきたのだ。
だがHTML5で、それもやっと終わる。終わるに違いないと、オレはにらんでいる。
しかし、終わっては困るのが我が家の洗濯機。まだ5年ぐらいしか使ってない。
洗濯機にはもっと頑張って欲しい。
ちなみに三菱製。
そういや昔、「戦車を作ってるんだから丈夫なのだ」という理由でパジェロに乗っているカメラマンがいたなあ。きっとパジェロには大砲もついていたのだろう。
そんなわけで洗濯機が不調で、ワイシャツ1枚でも放っておけば1時間も回り続けるから、電気も水もひどく無駄なのだ。
同じように逆風が吹いているのが、最近のももクロ。まずは、パクリ疑惑だ。
オレがさんざんコケにしている新しい衣装。あれが、まんま、どこかのデザイナーの作品らしい。
確かにネットに上がった写真を見ると、同一。おんなじ。パクリのお手本。
ファンの間では衣装担当者が悪いということになっているが、そんな一人のやらかしなわけはなくて、制作者全体(芸能風に言えば運営)の責任に決まっている。
これは都知事と同じく、速攻土下座が最も好ましいのだが、どうも無視を決め込んでいるようだ。
もっともネットでは「ももクロのおかげで有名になったんだから感謝されていいはず」という声もあって、ももクロファンの空っぽ頭ぶりには拍車がかかる一方だ。
もう一つの逆風が、きたきたきた、醜聞。しかもオレの予想通りしおりん。
「Sりんがヘアメイクとできちゃった」という暴露話がサイ*ー関連のサイトに上がっていて、ははあ、なるほど、である。
しおりんのスキャンダルからももクロ崩壊は始まるのだというオレの予言通りの展開になって、どや顔である。
しかし、ヘアメイクとはなあ。極端に狭められた世界の中で完結されているあの年代の女子ならではの恋愛だろう。
まさに逆境こそがチャンスで、一生一度の青春なのだった。
で、なんの話だっけ。そうそう、洗濯機だ。
スイッチを押すとなかなか止まらない洗濯機。モーターはちゃんと回っているわけだから致命的なトラブルではないのだが、不便である。
なにしろタイミングを見計らって手動で脱水したり止めたりしなくてはならないからだ。
でも買い換えるのはもったいないなあ。
蹴りでも入れたらなおるのだろうか。再起動でもしてみるか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「フラッシュ」
「深川澪通り木戸番小屋」北原亞以子・講談社文庫。いやあ、見事、見事。泉鏡花賞受賞の短編集だ。深川の木戸番夫婦を主人公にした連作で、思い通りにならぬ人生に悩む人々の姿を描いている。それぞれの登場人物が見事であるのに加え、主人公の夫婦がこれまた奥深い造形で。何よりも文章が素晴らしい。「卯の花曇りの季節だが、今日はよく晴れている。」という一文を添えてそっと物語を閉じていたり。このシリーズ、もっと読みたいのだが、しかし、どの本屋に行っても北原亞以子の著作が見つからない。どうしたことだ。
「ひっかかる日本語」梶原しげる・新潮新書。日本語についてのあれこれ。コンプリメントという言葉も、この本に教わった。
2013.04.30
本日は橋本まで仕事。
遠いなあ、橋本。先日出かけた八王子も遠かったが、その八王子でさらに乗り換えていくのだから、本当に遠いのだ。
それはそうと、東京都知事の猪瀬のおっさん、バカだねー。
アラブの連中をコケにする発言しちゃって、こりゃあ、ヤツが辞任しない限りオリンピックはダメだな。
初めは「文脈とは関係なくコメントを使われた」としらを切ろうとしたのだが、ニューヨークタイムスの編集が「自信がある。録音も残っている」と反撃したら「すんませんでした」とすぐに撤回。
その速攻土下座ぶりには笑わせられた。
そりゃニューヨークタイムズが異国の公人の問題発言を掲載するのに、何の証拠もないなんてわけがないから、「文脈とは関係なくコメントを使われた」なんて言ったらかえって追い込まれるということがわからなかったのかね。
自分だってジャーナリストだったくせに。
さらに驚いたのが、土下座した際の言い訳が「インタビュー後の雑談を使われた」という一言。これには、オーマイガーと、オレも天を仰いだ。
インタビュー後の気の緩んだ一瞬の雑談を狙うのは取材の定番。
ここで発言するなら録音機が止まっていることを確認してからというのは、アホでもわかる常識。
本当にこの人、ジャーナリストだったんかいな。
というか、権力ボケで自分の足元をすくおうとする人間なんてもういない、と思っちゃったんだろうね。
しかも、「インタビュー後の雑談」なんて口にして、これって「本音ですわ」と言ったのと同じことだろう。
「中傷するつもりはなかった、トルコはいい国」とか言っても、それは上辺のことですと、自分で認めちゃったに等しい。さすがにこの発言にはニューヨークタイムスも呆れているだろうなあ。
これでもうオリンピックは無理じゃね? 責任取って辞任してもいいくらいのボケ発言だな。
トルコのネットでは「これでもう東京の目はない。イスタンブルーで決まり」と盛り上がっているそうだ。
聞くところでは案外小心者らしい猪瀬知事。9月に東京が落選したら、それは絶対に自分の発言のせいではないとするのに一生懸命になるだろうなあ。
などということを考えながら遠い橋本で取材仕事を終え、電車を乗り継いで帰ってきた。
参院選が近いから、最近の駅前はいろいろうるさくて、今日も維新の会の候補者がビラを配ってはマイクで名前を連呼していた。
ポスターには、橋下&石原が並んでいる。
この2人が並んでいるのを見て、投票しようと決める人がどれだけいるんだろうなあ、と純粋に不思議に思う。
そういや日曜日の石神井公園の照姫祭りでも、おおぜいの候補者陣営が押しかけて騒がしかった。
一緒に歩いていた息子が「小学生にアピールしてどうするんだろうねえ、あの人たち」と不思議がって、オレはオレで「なんとか八策はどうなったんだよ」とぶつぶつ言って、よーし、今からあの候補者に突撃してくるからな、と叫んでは息子に「やめなさいってば」と止められる始末であった。
ちなみにインタビュー後の雑談を使われて大騒ぎになったのが、サッカーの中田。
「君が代ってダサいじゃないですか」と軽いノリでもらした一言が朝日新聞の見出しに使われ、右翼が押しかける騒ぎになり、そこから逃げるためにイタリアに移籍してしまった。
ただ逃げるだけなのになんともスケールの大きな話だなあ。
それにしても猪瀬知事がどうにもこうにも息詰まって責任を取って辞任するなんていうことになったら、誰が代わりに知事をやるんだ?
もう、そのまんま東とかの顔は、たとえ選挙期間中だけでも見たくないのだが。
そういや一昨年の年末、宮崎まで日帰り出張したのだが、タクシーの運転手が「今でもこのあたりの人はみんな、東国原さんがよかったと言うちょります」と教えてくれたのにはびっくりしたっけ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊現代」
2013.04.29
これだけたくさんインタビュー仕事をしていると、当然、“聞いたことのある話”はしょっちゅう出会う。
それどころかテーマによっては、一を聞いて10を知るなんてことも珍しくない。
でも、そんな時も「知ってるよー」という顔をしてはならないのは当然だ。
オレの取材の極意は、徹底的に調べて白紙で聞く、ということ。だけど、オレもダメ人間だからついつすい「知ってるよー」という表情を浮かべそうになるわけだ。
ああ、修行がたらん。まだまだだ。
そういう時に覚えておきたいのが、コンプリメントである。
勇気づける賞賛、というか。
コマちゃん「タンゴさん、ふられちゃいましたけど、今のボクの突撃、どうでしたか」
オレ「おお、コマちゃん、最高だぜ。相手の女がバカだっただけさ。さあ、気を取り直して次行こうか」
こんな具合に相手を賞賛し、勇気づけて、次の行動へと促す言葉のことである。
これもこのコンプリメントをうまく使えるようになれば、取材仕事ももっと上達するのだがなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.28
そういや半月ほど前に新聞にどどーんとでたのが、ソネットの広告。
NUROの広告だ。
まったく予告も予感もなく目にした15段広告で、なんだなんだ、一体なんなんだとびっくりして読んだわけだ。
世界最速下り2Gbpsの光ファイバーサービスとある。何度読んでもそう書いてある。
下りが2ギガだと? ありえん。ありえん速さではないか。
でも、ソネットは単なるプロバイダ。オレが15年近くも加入しているプロバイダ。
それなのに既存客を大切にしないプロバイダ。ついでに言えばホームページの最大容量が50Mのプロバイダ。
オレなんか毎月2000円近くもふんだくられている。
そのプロバイダが、どうして下りが2ギガだって? 何度読み返してもこれはキャリアの広告じゃないか。
ソネットがキャリア? んなアホな。だいたい回線を引っ張り回すカネがソニーにあるわけなかろうが。
ところがいろいろと調べたら、どうやらこの広告は本物で、ソネットが回線サービスを始めたらしい。
その秘密は、どうやらダークファイバーにあるようなのだ。おお、そうか、その手があったか。
ダークファイバー。つまりは既存の光ファイバーで使われていない線を使うというサービスだ。
どうやらソネットはNTTの光回線のダークファイバーを利用してこの2ギガサービスを始めたらしい。
ダークファイバーならどうしてこんなに速いのか、そこがオレなんかにはさっぱりなのだが、まあ、速いらしい。
それで月額料金が4980円とNTTより安いらしい。最初に工事が3万円ぐらいかかるが、今はキャンペーン中でその分が実質タダになるらしい。
くっついてくる終端装置を使えば5台のWi-Fi機器をつないでもストレスなく利用できるらしい。
と、要するに「らしい」ばかりのサービスだ。
ともかくこんなすごいサービスが本当にあるなら、利用しない手はないだろう。
しかもソネットだし。これがソフトバンクやUSENとかいうなら、きっと何か裏があるに違いないと思うのだが、ソネットだから間違いはなかろう。
それでもちゅうちょするのは、初期段階では不具合が心配で、それがネットだとやっぱりけっこう致命的だからだ。
でも、申込みが殺到していて既に半年待ちという噂。試しに郵便番号を入力して調べてみたら、ちゃんちオレんちまで線が来ている。
うーむ、うーむ。
けっこう魅力的だなあ。しばし思案に暮れる、ここ数日のオレ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2013.04.27
まったくFacebookでももクロのことなんか書くもんじゃないな。
先日も、客先でオレ=ももクロという話題になって、ああ、みっともねえ。
自業自得、天に唾。
そのももクロだが、昨日、テレビに出ていて、いやあ、ひどかったな、歌が。
外しまくっていた。
まあ、うまく歌うことを期待しているわけではないので、下手なら下手でちっともかまわんのだが、ならばあの変な衣装と変な楽曲、やめろ。
オレは別にアーティストなんてものが聴きたいわけじゃないから。
それにあの衣装、すっかりパマリだったことがばれてるじゃん。
まんまパクリ。
おちゃらけならともかく、マジな路線変更を切ったというそのアイコンが完璧なパクリだったというのは、この上なく格好悪いことだなあ。
こら、運営。とっととあの変な格好やめさせろ。
脳天気な歌を、珍妙な振付で踊ってくれれば、それでかまわないから。
などと書くから、いかんのだな。まるでオレがももクロファンみたいじゃないか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「食品と暮らしの安全」
2013.04.26
本日は八王子で取材仕事である。遠いのである。
駅まで1時間ちょっと。駅からタクシーで25分。やたらと遠いのである。
順調に仕事を終え、4時半。
5時から芝で別件の取材が入っていたのだが、たぶん行けませんので、と言ってた通り、とても間に合わないのであった。
予想通り行けません、ごめんね、というメールをタニガワさんに入れる。
タニガワさん、いい人で、「じゃあ代わりに取材しておくからね」とのことであった。
八王子からオレんちに帰るには、秋津という駅でJRから西武線に乗り換えなくてはならない。
この秋津というところがとんでもなくろくでなしの町で、いつでもワクワクしてしまう。BR>
例えば駅前の立ち飲み屋だ。
乗換駅で、JRと西武線の間は徒歩3分くらいなのだが、朝晩に限らず、通勤の客や通学の客や買い物の客やよくわからない客が一日中ひっきりなしに往来する。
そこにあってこの立ち飲み屋は平然と昼間から焼き鳥片手にホッピーを飲むろくでなしで満員なのだ。
そんな店が、ちらほらと。いや、ずらずらと並ぶ。
さすがにオレは昼間っから立ち飲み屋に入るほどろくでなしではない。
でも、今日は仕事が終わった帰り道だし、立ち飲み屋じゃなくて、以前寄ったことのあるカウンターばかりの安い飲み屋ならいいかな、ちょっとだけ、と思ったのだ。
だが、そんなオレの心を見透かしたかのように、ちょうど大粒の雨がぽつりぽつりと降り出した。
雨宿りのため、という口実で飲み屋に寄れなくもないなあと思ったが、しかし、今日は息子の塾の日。
このまま雨雲が東に移動すれば、ちょうど息子が塾から帰る頃に雨が降るかもしれぬ。
ならばオレがクルマで迎えに行ってやらねばならぬ。
そう思案し、早くもにぎわっている飲み屋に背を向けてそのまま家に帰ったのだ。
オレの実家の甥っ子たちを送り迎えする両親に、さんざん「甘いなあ」と言っていたオレであるのに、気がつけばこうして甘々なのだった。
バカ親だな。
結局、家に帰っても雨は降らず、息子は普通に自転車で帰ってきて、オレはなんとなく面白くない気分のままなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「日経ビジネス」
「東京駅物語」北原亞以子・文春文庫。明治の時代から昭和の戦後まで、東京駅を舞台にした連作集。とても手練れの見事な作品。戦争中の東京駅を舞台にした話は、とても切ないものであった。
「伊良部秀輝」団野村・PHP新書。伊良部というピッチャーは非常に興味深い存在で、ものすごいボールを投げたけど人格的には破綻していた、というイメージだった。残念ながら自殺してしまったけれど、このまま再評価もされず、たぶん忘れられていく存在なのだろうと思う。それたけに残念で、この“伊良部の素顔は伝えられているイメージとはまったく違うんだ”と叫んでいる本を手に取った。例えば大阪のバーで暴力事件を起こしてバッシングされたことがあったが、実はあれは伊良部のカードを店長がスキミングしようとして、伊良部はそのカードを取り返そうとしたのだそうだ。事実、伊良部は無罪放免。だがそんな事情は確かにまったく報道されなかった。へえ、そうだったのか。本書にはそのようなエピソードがたくさん出てくる。野茂と並び、不世出の天才ピッチャーだったわけだ。なぜか心引かれる男である。
2013.04.25
本日は朝から高田馬場である。
今までは池袋乗り換えのJRで行ってたが、ふと思い立って今日は石神井公園から乗り換えなしの副都心線で西早稲田まで行ってみた。
時間がかかるが、楽ちんなのだ。
西早稲田駅で降りて諏訪神社のあたりをぷらぷらと歩きながら高田馬場に行った。
諏訪町と言えば、ここに詩人のT先生が住んでいて、交流のあった母と一緒に家を訪ねたことがある。
オレがまだサラリーマンだった頃じゃなかったかあ。
自宅に招き入れたT先生は、オレたち親子に茶を振る舞ってくれたっけ。
高田馬場のあたりはごちゃごちゃと落ち着かないが、諏訪町のあたりは本当にいい雰囲気の住宅街なのだ。
昼前に仕事を終えて、石神井公園。
急にカレーが食いたくなり、洋食屋に行く。地元の小さい洋食屋だ。
老夫婦2人でやっていて、営業時間も気まぐれなこの洋食屋はキッチン中川と言い、地元でも隠れファンのいる店である。
普通の洋食屋だから名店でもなんでもない。しかし、ここのカツカレーは絶品なのだ。
今日の昼はキッチン中川のカツカレー。そう決めただけで、唾を飲み込んでしまうオレであった。
注文を受けてからジュワーッといい音を立てておばちゃんがカツを揚げる。その揚げたてのカツにたっぷりのルーのかかったカツカレーだ。
嬉しいのは、ご飯の盛り方がオムライスみたいな、軍艦盛り。
やっぱり洋食はこうでなくちゃねえ。
などとわけりわからんことを言いながらカツカレーを食った。今日はご飯の炊き方がイマイチだったな。
学校から帰ってきた息子に、実は今まで内緒にしていたけどキッチン中川という店があって、お父さんは時々そこでこっそりカツカレーを食べてるんだぞ、ジュワーッと揚がったカツにたっぷりのルーがかかった、それはそれはおいしいカツカレーだぞ、とささやいたら息子は「うわーっうわーっ、食べたいっ」ともだえるのだった。
よーし、キッチン中川のカツカレーと餃子の王将スペシャル定食と、どっちがいい、と聞いたら、しばし悩んで「王将」と答える小6であった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「東洋経済」「週刊新潮」「週刊現代」西野さんと前園と城を招いてマイアミのブラジル戦を振り返っている。もちろん薄い内容なのだが、やっぱり懐かしかったなあ。メンバーを見て、服部の悪質ファールを思い出したり、松田のどや顔を思い出したり。ここにある遠藤の名は今の遠藤のお兄さんじゃなかったっけ。
2013.04.24
本日は息子の誕生日である。
12歳だ。
12年前のよく晴れた日の午後1時半、所沢市の産院で産声を上げたとき、12年後にこの子が肉をばくばく食って小学校の生徒会長になっているなんて、想像もしなかったよ。
もちろん母はまだ元気で生きていたし、父は祝いの一升瓶を2本ぶら下げて新幹線でやってきたっけ。
あの人はまったく違って、今日は冷たい雨の降る鬱陶しい一日。
移動の合間に原稿の修正をしようと高田馬場の喫茶店に寄ったら、近くのテーブルではスリムな黒人女に雑誌記者が英語と日本語を交えてインタービューしていて、反対側のテーブルではヒマそうなじいさんが4、5人集まってだらだらとしゃべっていた。
まったく鬱陶しい空の日にふさわしい、どんよりとした空気の流れる喫茶店だった。
夜、急いで帰って、息子のお誕生日会。
肉肉と言う息子のための今日はちょっと季節外れのすき焼き。
娘は、自分の小遣いを使って、地元のおもちゃ屋で買ったプラモデルをプレゼントしていた。
オレは、肉肉という息子にせがまれて、今度、牛角へ連れて行くことになっている。我が家の最大の贅沢は、牛角なのだ。
週刊文春の中国産食材調査では回答を無視したというから、牛角の野菜関係は思い切り中国産であろう。肉だけにしなければ。
それにしても、こんなふうに出かけている日に限ってメールの嵐。なんと一日で37通もメールがあった。もちろん迷惑メールをのぞいて。
移動しつつそれらのメールに追われ、帰ってからもメールに追われ、そしてその中に紛れて「抽選結果のお知らせ」という一通。
ぎょっと思って開いてみたら、案の定、6月のワールドカップ最終予選の大一番、オーストラリア戦の抽選結果であった。
そして、やはり、落選。
とほほほほ。重ねてとほほほほ。
先日のももクロのライブの際は、今度オーストラリア戦の抽選を当ててみせるから、と口から適当なことを言って、しぶる息子をライブに連れて行った。
そして、その約束を、この口先だけの父ちゃんは見事に破ってしまったのである。
えらいこっちゃ。
恐ろしくて、まだ息子には報告していない。しなしが、しかし、出来の良い息子は「しょうがないよ」と言いながら「ほげー」とこち亀の真似をするであろう。
12年前の今日、初めて抱いた我が子が12年後に「こち亀」の真似をしてへらへらするようになるとは、予想もしなかった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」「週刊新潮」
2013.04.23
街を歩いていると、そろそろ「母の日」が近いことを告げるポスターを目にする。
何気なく、今年ももうそんな季節か、などと思うのだが、ふと、ああそうか、オレにはもう母がいないから「母の日」は関係ないのか、と気づき、足を止めてしまう。
もちろんヨメの母もいるし、子どもたちにとってはヨメが母だから、「母の日」は変わらずに我が家にとってイベントだ。
けれど、オレ個人にはもう「母の日」は永遠に来ないのだという、その当たり前の事実にちょっと打たれる。
そう考えれば、「こどもの日」っていうのは、なんと残酷な日なのだろう。
以前はそんなことはまったく考えなかった。
母がいない子は白いカーネーションをつける、というのも実に残酷な話だ。
亡くなった橋本首相は、早くに喪った実母のために白いカーネーションを、継母のために赤いカーネーションを、という体験を子どもの頃にしたそうだ。
もう「母の日」なんてなくてもいいや。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「クイックジャパン」
2013.04.22
仕事で、約一年ぶりに会った人と「どうもどうも、お久しぶりです」と挨拶する。
まあ、これは普通だわな。
ところが今日は、これに続いて「でも、タンゴさんは久しぶりっていう気がしませんねえ」と言われた。
は? と問うと「だって、いつもFacebookで見てるから」との返事であった。
ああ、そうであった。この方とは、直接書き込んだりはしないけど、なんとなく横目で見ている感じの距離なのだった。
例えば取引先の担当者で退職してしまった人とか、従来だとそれっきりになるのが当たり前だった。電車の中で偶然再会して、それが話のネタになったりして。
でも、Facebookの今は、そういう「それっきりの関係」の人と、難なく再会できる。中には再会したくない人もいたりするわけだが、基本的にこれはなんだか嬉しい。
そして、同級生の再会とは違うんだから、そういう人とは、ちらちらと横見する程度の関係がちょうどいいのだろう。
それがきれいなFacebookの使い方なのさ。
なんて偉そうに語るオレであるが、今日は一年ぶりのその人から「タンゴさんって、ももクロ好きなんですねーっ、へーっ」と言われてしまった。
あわわわわ。ももクロのライブでの写真を載せたりしたからな。
まったく無防備に馬鹿面をさらした、このオレの情けなさよ。
こういうのを、文字通りダダ漏れと言うのだろう。
オレは、あわわわわ、見られましたか、と言いながら、ももクロのダンスは全部できますよ、と斜め上の自慢をして、あっさりスルーされたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.21
埼玉牧場、略してサイボクに行ったと先日書いたが、それを見たいとこのナオコちゃんが「連れてって」と連絡してきたので、今日、おばさんと共に行ってきた。
ナオコちゃん一家はさいたま市に住んでいる。同じ埼玉にある埼玉牧場サイボクは、むしろそっちの方が近いだろうとは思うのだが、銀座で飲んだことのない東京人が多いように、サイボクに行ったことのない埼玉人も多いのだ。
近所の連中が「今日サイボクに行ってきた」と言うのを耳にして、おばさんもいつか行ってみたいと思っていたそうである。
今日は雨。しかも、寒い。
どれくらい寒いかというと、長野では積雪があったというほど寒い。
しかも長野ではマラソン大会があって、ボストンテロのとばっちりで動員をかけられた多数のおまわりさんが震えていたそうだ。
選手が走るのは自分の勝手だが、バカ寒い中に急遽出勤を命じられたおまわりさんはご苦労なことである。
そんなにも悪天候なので、おかげでサイボクはガラガラである。駐車場も余裕、レストランも余裕。
いつもは30分以上は待たされるバーベキューコーナーで、入ってすぐに座れた。ここで例によって豚肉の大量食いである。
「肉肉肉」とうるさい息子は、焼けた肉にむしゃむしゃと食らいつくのであった。
食った後は、陶芸体験である。
ここでいったいどれだけ陶器を作ったか。我が家にはもう食器はいらない。
考えてみれば食器なんて、お茶碗のほかは、お皿が2、3枚あれば普段は十分なわけで、そんなに陶芸に励まなくてもよさそうなものだが、まあ、あそびだから。これは。
ナオコちゃんとおばさん、娘は絵筆を握って絵付けに挑戦である。
息子は、初体験のろくろに挑戦だ。
電動ろくろを回して、その上で土を指で成形する。
オレは経験ないけれど、やはり独特の感触らしく、土に触れる心地よさをどうにもうまく言葉にできない様子だ。
土に触れていると時間を忘れて無になるというのはよく聞く話だ。やっぱり指を通して原始の記憶というものが、体の奥底にあるなにかしらの遺伝子を心地よく刺激してくれるのであろう。
出来上がった作品は、1ヵ月後ぐらいに宅急便で届く。楽しみである。
陶芸の後は、雨もすっかり上がったので芝生に出て、パットゴルフをすることにする。
子ども向けの一周400円のコースだ。小学3年生までだから、娘が小4になった今は、本当は反則である。でもまあガラガラだから、いいだろう。
子どもたちは芝生の上でボールを打つというのかせ面白いらしく、大騒ぎである。大人はちょうどいい散歩になった。
けっこう面白かった。
サイボクでメシを食った日の夜は、大人は晩飯抜きである。腹がふくれてとても欲しくない。
ほどよい疲れもあって、心地よく眠りに就けるのであった。
さて、また一週間が始まるのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.04.20
久しぶりにアルビレックス新潟の試合をNHKが中継だ。
息子とテレビの前で応援である。
まったく関心のない娘はiPadで遊んでるし、ヨメは外出だ。
アルビレックスの相手は、目下負けなしで首位の横浜である。強敵である。
ここ数年のアルビレックスは常に降格争い。昨年は、ついにダメかと誰でも諦めたのに奇跡の残留を果たした。
おかげで「崖っぷちで落ちないオレンジ」という都市伝説が生まれ、受験生に人気だとか。
さらにオレンジ同士の大宮と闘うと、なぜか完全に互角の結果になるという、これまたおかしな都市伝説ができてしまい、なんだかネタだけのチームになってしまった。
そんなアルビレックスを心底応援しているのがオレの息子だ。どうだ、新潟県人。
もし練馬にJリーグのチーケガできたらどうすると聞いても、息子は「アルビを応援するに決まってるじゃん」と胸を張る。泣け、新潟県人。
ここに熱き越後パワー全開の小学生男子がいるぞ。
そのハートが伝わったか、アルビレックス、いい戦いだった。
格上とタイマン張るにはこれしかないんじゃあ、と開きなおったような情念のゲームで、走り回り、足を止めない。
へなちょこ俊輔がボールを持ったら、臆することなくぶつかって潰す。
中澤にもびびりながらぶつかって、あとで「すんませんでした」と小さく頭を下げ、中澤は「よし」とうなずくのだった。
後半やっともぎ取った1点は、代表クラスのビューティフルゴールだった。
そのゴールを、オレらは地の果てまで守り抜くんじゃあ、という執念の守備だった。
いや、実際、こういう試合いは面白いよ。走りまくり、休まない。こういう試合ができるんなら、もっと見たい。
新しいフォワードの川又というのが面白い。風貌が、なんとなくあの久保に似ていて好感だ。
ケガや家族の事故など不幸が重なり、さらにはジーコに不遇を味あわされてしまったドラゴン久保。
オレ的には、日本の史上最強フォワードなのだ。
むろん幻想に近いものではあるが、いつだったかの国際試合、驚異のジャンプ力で舞い上がった久保があり得ない高さからぶち込んだ強烈なシュートが、今も頭から離れないのである。
身体能力を活かしてオレ一人でなんとかしてやる、というタイプのフォワードはもう古いのかなあ。それでも、やっぱり久保のフォワード姿はもう一度見てみたい。
そんな幻想をちょっと思い出させてくれるのが川又だ。もちろんまだまだへなちょこである。
けれど、ちょっとでも久保に近づいてくれれば嬉しいのだ。
連勝中の横浜に、大方の予想を裏切って1-0で勝ちきって、息子は大喜びである。
代表も試合も面白いけど、地元の試合ってのは、やっぱり別物だよね。
ちなみに息子はWiiのサッカーゲームに夢中で、バルセロナに入って活躍中である。
最近まで試合に出ていないのでどうしたと聞いたら「調子が悪くて干されてる」とうなだれていてたが、今日見たら久しぶりに試合に出ていた。
聞けば「調子が戻って、監督が使ってくれたんだ」と嬉しそうであった。そうかそうか。それはよかった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「ミュージックマガジン」ももクロ特集。川上マネージャーへのインタビューが秀逸。インタビュアーがなんと吉田豪なのだ。
2013.04.19
紅白歌合戦以降のももクロに何となく漂う違和感はいったい何なのだろう。
「ボクらのマリちゃんが遠くに行っちゃう」的な切り捨て感も半端ではない。
実際、ネットでは「しおりんが(世間に)見つかってしまった」「ももがが(世間に)見つかっちゃう」というアホらしい悲鳴がさかんに聞かれるようになり、ボクたちのももクロがだんだん遠い存在になっちゃうようという寂寥感をファンに与えているようだ。
ちなみにオレは、モノノフとかいう呼び方は嫌いなので、オレをモノノフとしてくくらないでもらいたい。
最新アルバムを聴くと、これが実に完成度の高い音であり、びっくりしちゃう。すげえよ、これは。
誰かが「ビートルズとクィーン」という表現をしていたが、さすがにそれは言い過ぎ(笑)。
でも、カネの匂いにつられて集まったビッグネームたちがちゃんと仕事をすれば、こうなるのは当然だろうな。
以前のももクロは(って、オレもにわかではあるが)、えのきどいちろうが喝破したように「サーカスに売られた少女」だった。
親(子役仕事)から見捨てられた少女は、血も涙もない団長(事務所)のもと、ふらふらになりながらも、涙の上に厚塗りした偽りの笑顔で、踊り続けなければならなかったのである。
嗚呼、なんといふ哀れでいたいけな子どもたちでありませう。
むろん「サーカスに売られた少女たち」は同情の涙など欲しくはない。喝采が欲しかったのだ。あんまり頭もよくないし。
そういう見世物であったから、観る側も指さして「すげー」と笑ってよかったのだ。
そして、例えば「DNA狂詩曲」のような奇跡の神曲を見つけては、世間は知らないだろうけど、と密かに笑っては上から目線を楽しんでいたのだ。
それが紅白歌合戦を機に一気にメジャーへの道が開けてきて、ももクロは「サーカスに売られた少女たち」を、暗い過去として捨て去ろうとしている。
いや、捨てようとしているわけではないな。商材化しようとしているのだ。おお、我ながらうまい表現だ。「過去の商材化」。
そのように「過去を商材化」しつつ、ももクロ自体はどうなってきたかというと、あれだ、ほら、プログラム化されてきたのである。
プログラムであるということは、必然的に完成度が求められる。バグはあってはならない。
前山田ヒャダインが干されようとしているのも、バグつぶしだと思えば納得ではないか。
プログラムの完成度を求めるのであるから、ビッグネームたちが関わるようになったのも、当然だ。
かくしてももクロは、プログラム化の一途をたどる。
かつて「大人と闘っている」と公言していた少女たちも、今や自らがその大人になりつつあり、プログラミングする側に立とうとしているのだ。
これもまた、必然の流れというわけで。
そしてオレはというと、ももクロメジャー以前の曲ばかり集めたCDが6月に出るというので、早くも予約してしまったのだった。
ちなみに、コマちゃんは5月のファンの集いに行くそうで、さて、誰か嫁さんでも紹介してやってくれないだろうか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「FRIDAY」
2013.04.18
関西に住んでいるいとこのカナちゃんはカメラマンで、今日から銀座のギャラリーで個展を開催いる。
ちょっとだけ、顔を出してみた。
写真展は、高校時代の同級生の30年後の今を撮影したものだ。関西の小さい街の高校で一緒に青春を過ごした人たちが、30年後の今、どうなっといるか、追いかけて撮影している。
教師になったもの、企業の役員になったもの、医師になったもの、主婦になったものと、当然のように道は多彩だ。
それの表情も雰囲気も、当たり前のようにみんな違っている。笑顔が多いが、その下に苦しみや悲しみを潜めている人もいるだろう。
もちろん全員知らない人の肖像ばかりだけれど、見ていると時の流れとか人生とか友情とか、様々なことが頭に浮かんでくる。生きるというのは素晴らしいことだけれど、大変なことでもあるのだ。
当然のことだが、初日の会場は久しぶりの同級会の様相だろう。写真に見入っている人の中には、写真で見た顔もある。あちらこちらで「あれ」「あ、どうも」という再会の挨拶も聞かれた。
全員がカナちゃんに感謝しているだろう。いい仕事をしたなあ、カナちゃん。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サイゾー」「週刊文春」「週刊新潮」
「あんちゃん」北原亞以子・文春文庫。この作者は、雑誌でちょいと読んだことはあるが、まとめて読んだのは初めて。先日急逝したというニュースで、そういやちゃんと読んだことがないなと思い至り、文庫の最新刊を手にした。ページを開いて、物語の冒頭からどんどん引き込まれていく。いやあ、面白かった。人間の心の機微というものを見事にとらえていて、うなる。時代物の短編集。こんなに面白い作家を見逃していたとは、残念。慌てて何冊か、Amazonで注文した。
「壊れるもの」福澤徹三・幻冬舎文庫。これは怖いぞ。マイホームを買った中年サラリーマンが、大手デパート(西武百貨店?)で失敗し、再就職もうまく行かず、ヨメは不倫して娘は不純異性交遊して、ハローワークでも仕事が見つからず、現実から逃げるようにパチンコにおぼれていく。その過程で、ある恐怖の家にとりつかれる。いやあ、怖い怖い。恐怖の家のホラー要素は別に怖くない。ふーん、てなもんだ。怖かったのはこの中年男の転落ぶりである。なんともリアルで、恐ろしい。
2013.04.17
あー、今月のサンレコ(サウンド&レコーディング)はつまんねーなあ、早く20日にならないかなあ、20日になったらももクロ特集の「ミュージックマガジン」と「クイックジャパン」が出るのになあ、と言いながらページをめくっていたら、突然、マイク・オールドフィールドの顔が現れた。
そうである。あの「チューブーベルズ」の作者である。
ところでTwitterがバカ発見器というのはもはや常識であるが、大阪の市長の最近の連続ツイートが報じられたことで、それはもはやバカ以下発見器になったことが明らかにされた。
なんなの、あのバカは。
で、「チューブラーベルズ」であるが、オレがあのレコードを買ったのはエクソシストが流行った半年後だから高校3年の冬だった。
いやあ、たまげたよなあ。そして何度も何度も聴いたよなあ。
今も再発売はもちろんのこと、いろんなバージョンがCDになっているらしい。
サンレコでは、作者のマイク・オールドフィールド自身がその制作秘話を語ってくる。面白かった。
19歳で作ったこの1枚が、もっと言えばその出だしの5分ほどのチューンが、この人を一生食べさせてくれたわけだ。
こりゃほとんど「こち亀」ではないか。
チューブラーベルズ=こち亀説。
読んだら久々に聴きたくなり、確か再発売されたCDがどこかにあるはずだが、探すのが面倒だったので、YouTubeで聴くことにした。なんというおかしな時代なのだ。
そしてYouTubeには25分まるまる「チューブラーベルズ」が上がっていた。
昔のようにわざわざレコード針を落とすどころか、CDのケースを開けてセットする手間さえなく、クリックするだけでふんぞり返って「チューブラーベルズ」が聴ける楽ちんさ。
こりゃゅ「YouTubeラーベルズ」だな。
って、まるでこれを言いたいために長々と伏線を張ったみたいで、みっともないな、オレ。
YouTubeついでに、新譜が出たというやくしまるえつこ、略してまるえつの歌も聴く。いいねえ、まるえつ。
スタジオライブ盤がいいらしく、まるえつの「恋するニワトリ」とか「メトロポリタンミュージアム」とか、聴いてみたいよねえ。
それにしても最近のYouTube、コマーシャルが多くて鬱陶しい。困ったもんだ。と、タダで聴いておいて、なおかつ文句を言うワタクシ。
ところで、今日の地震の連鎖にはちょっとびびった。
千葉、静岡、地が、静岡とサイドチェンジしながら攻め上がってきて、しまった、来たかっと思った瞬間、大きく外れて三宅島。
いや、三宅島が外れだとか、三宅島でよかったとかいうのではありませんので、念のため。
遠く沖縄でも震度3だったらしく、これはコーナーキックだな。
この様相は、しかし、マジでちょっとやばいのではないかという気がするぞ。おいおい。
北のミサイルに中国の鳥インフルに今度は地震で、日本はぼろぼろか。アベノミクスで闘うか。
副都心線で東急線と西武線がつながってなんか都心が浮き足立ち、円安に株高で日本全体が、やれやれやっと終わったよ〜と一息ついたところへの、この諸々の仕打ち。
そりゃあないだろと言いつつ、本日はヒマなので、娘と一緒にコロッケなどを買いに駅前まで行ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」
2013.04.16
インタビュー仕事、取材仕事の時にオレが最近使っているのが、学研のコーネルメソッドというノートである。
左側にキーワードを記し、下欄に補足を入れるという、ただそれだけの工夫なのだが、これが実に案配よろしい。
書きやすいのはもちろん、後で見返したときにすぐ理解でき、全体像が把握しやすく、まとめるポイントがつかみやすい。
つまり取材後の作業が早い。ということは原稿が早いというわけで、要するに仕事の生産性が上がるノートなのだ。
何冊か試しに使ってみたけれど、確かに便利なノートである。
問題はなかなか売っていないということだ。
これまではAmazonで買っていたが、在庫切れという表示だったので、新宿の東急ハンズに買いに行った。
そうしたら、あるにはあったが何と1冊500円もする。単なるノートが。
Amazonでは300円だったから、東急ハンズ、高い。というかネットが安くて当たり前か。
しょうがなく東急ハンズで買うのは諦めて、Amazonに入荷するのを待つことにする。
ただ、B5のノートなら在庫が十分にあるのだ。
オレが必要なのはA4サイズ。だって左側と下欄が使えないのだからB5だったら本文を書くスペースがさらに狭くなってしまうではないか。
これでは取材情報がぶつ切りになってしまい、一覧性に欠ける。A4はマストなのである。
もちろん問題がないわけではない。
一番は、ノートだから当たり前なのだがふにゃふにゃということだ。
立ち話をしながらコメントを取ることもあれば、ヘルメットをかぶって工場のラインの説明を受けることもある。
そんな時、ふにゃふにゃだと大変に書きづらい。
そういう時に備えてオレはずっとルーズリーフを使っていたのたが、コーネルメソッドノートに変えてから、つこれが課題となった。
一番いいソリューションは、そうである、ノートではなくてルーズリーフのリフィルがあればいいということである。
そして、これがちゃんとあるのである。ただーし、B5なのだった。
うーむ、どうにかならんのか。
B5のルーズリーフでガマンするか。
A4のノートで、立って取材するのはレアケースと割り切るか。
A4のバインダーのようなものを用意するか。
あるいは…そうである、コクヨとかの普通のリフィルに自分で線を引いて自作しちゃう、という手もあるにはあるのだ。
いろいろ考えつつ、時間を見つけて文房具屋をのぞいてみるのだ。
ちなみに筆記具はずっと三菱鉛筆のジェットストリームの多色ペンを使ってきた。書き味はよろしいし、替え芯も安い。
しかし、最近息子にドクターグリップを買ってやったのをきっかけに、オレも久々にドクターグリップに戻した。
やっぱり書きやすいぞ、ドクターグリップ。なんだか30代の頃に戻ったみたいで、楽しいし。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊ポスト」
2013.04.15
テレビ東京の「Youは何しに日本へ?」が今日からゴールデン昇格だというので、放送評論家のワタクシが見てみた。
深夜枠で人気のあった番組である。
えーと、どういう番組かというと、成田空港にカメラがいって、到着したばかりの外人を手当たり次第につかまえて「何しに来た?」と突撃インタビューして、可能な限り密着取材するというもの。
一切仕込みナシ、完全ガチンコの行ってこい企画。“カネをかけずにいかに安易に作るかに精魂込める、テレ東らしい番組”と評判だ。
まあ、ノリは「水曜どうでしょう」と同じで、時々でかい一人突っ込みのテロップが入るところなど、まんま「どうでしょう」である。
見てみたらそれなりに面白かった。
フランスの美人がいたので「何しに日本へ」と突撃インタビューしたら「日本食のコックで包丁を買いに来た」というので浅草橋までくっついていったり、なんだかものものしい雰囲気でVIPが到着したのでおそるおそるカメラを向けたらちゃんとメッセージをもらえたが、最後まで「何しに来た」とは訊けなかった(後にどこかの国の防衛大臣だったと判明)とか、いろいろと面白い。
びっくりしたのは日本語の上手な外人が多かったこともそうだが、ほとんどの外人が完璧な英語を話すことだった。
フランス人だろうがロシア人だろうがイタリア人だろうがイラン人だろうが、それはそれは上手に英語を話す。
ちょっと前まではそんなことはなくて、もっともカタコトだったと思うが、今や完全に共通言語化しちゃってる。
これを見ると、日本人の英語力がいろいろとデバイドしちゃってというのも、よくわかる。
もちろん三木谷某のような社内公用語を英語にするというのは間抜けな話だから論外だが、やっぱり
もっとちゃんと英語でコミュニケーションできるようにならなければいかんなあ。
オレは、一応若い頃にそれなりに勉強したので基礎はあるから、一週間ほど外国に行けば適当にできるようになるという自信はあるぞ。
まあ、そんな昔自慢と仮定自慢をしててもしょうがない。
で、この「何しに来た」であるが、それなりに面白い。
ガチンコ取材、仕込み一切なしという宣言しているということは、反対にいえば今は「バラエティは仕込みが当たり前」ということを誰もが知っているということだ(「声点」の大喜利もちゃんと台本があることを子供だって知っている時代だ)。
だから、仕込みなしがウリになるというわけだ。
つまりはテレビ業界の言葉で言う「ブラウン管のこっち側」を明かしちゃうというわけですね。
もちろん全部明かしちゃってるわけではなくて、そのあたりがちょっと残念というか。
例えば成田空港でテレビカメラを振り回しているわけだから当然空港当局の許可は取っていることになる。ならばその許可のNGギリギリまでやってみるとか。
突撃取材なので、いろいろとやばいものが映っている可能性もあるので、それも見せちゃうとか。
いやあ、平日夜のファミリー番組にそれは必要ないか。予定調和で、あははと笑っておしまいでちょうどいいのかも。
突撃されたイラン人が上手に日本語を操って「日本が大好きデス、日本人が大好きデース」と答えるのを聞いて、おお、イラン人、いいヤツだなあ、一緒にワールドカップに行こうな、とハンドインハンドする、そんな程度のゆるさでちょうどいいのかも。
新聞休刊日。「日経ビジネス」
2013.04.14
本日はももクロ西武ドームの2日目である。
本当はこっちを狙って、ファミリーシートに申し込んだんだが、ダメだったんだわ。
それで仕方なく…あわわわ、楽しみにして1日目に行きました。
でも、2日目は抽選に外れたので行く予定がなくなってしまった。
ところではっと気がつけば今日は14日。
新宿で安藤画伯がなにやら面白い作品展をやるというので、仕方なく…あわわわ、楽しみにして行ってみた。
ももクロの2デイズのライブは2日目ですな、やっぱり。
それにしても、ももクロ。昨日のオレの日記を確実に読んでいるな。読んで反省し、展開を変えてきたな。
ヒャダインへのアリバイ的に使った「Overture」の中途半端ぶりについては、なんといきなりオープニングに持ってきて「どや」と言われたし、「コノウタ」「あの空に向かって」「怪盗少女」さらに、なんということだ「空のカーテン」までぶち込んできて「どや、どや、どないや!」と胸ぐらつかまれたし。
南こうせつを批判したら、坂本冬美がゲストだし。
坂本冬美が「夜桜お七」を唄ったというから、いいなあ、2日目。聴きたかったなあ。
はっ、昨日のオレは「見たくもないゲストに金払ってるんじゃない」とふて腐れていたが、坂本冬美と聞いてうらやましがっている。
ということは、単に南こうせつが嫌いだったということじゃないか。
まあ、確かに「和製ジョン・デンバー」を自称していると聞いたときは、日本の恥だからやめろと思ったよなあ。ちなみにさだまさしの「和製ポール・サイモン」」はほとんど国辱ものの犯罪なので、オレがアメリカまで謝りに行っておいた。
娘は2日目に南国ピーナツこと松崎しげるが出たことを悔しがっていた。
くっそう、ももクロめ。やっぱり2日目かよ。そんな予感はしていたがなあ。
まあ、でもここを読んでちゃんと反省し、修正したことは認めてやる。くわもも、そのように伝えてくれたまえ。
で、その安藤画伯の作品展であるが、立体作品ばかりを集めたなかなかにユニークなものであった。
会場でどや顔をして我々を待っていた安藤画伯。こういうときはなかなかに愛想がよろしい。
会場のアンケートには「本人の人柄を反映して、大変に細かい作品です」と書いておいた。
その後一緒に行った連中と昼間っから居酒屋である。うち、主婦2名。ろくでなしである。
なんだか「生きる力」についていろいろとしゃべった記憶があるが、よく覚えていない。
主婦2名のうち1名は、あろうことかまだ明るいというのに地元に帰って2件目に行ったというから、そりゃあ北もミサイルを撃ち込みたくもなるだろう。
さて、我々たんさいぼうも、ももクロには追いつかれたこともあるし、もっと頑張らねば。安藤画伯を見習わなければならない。
時々思うけど、書くことも書く気もないのにだらだらと日記を長くするのは、我ながらちょっと見苦しい。
そういや昨日、不良主婦その1のマリコに「面白い日記を書け」と言われてしまったので、なんとか面白くしようとはしているのだが、まあ、ぼちぼちということで。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.13
昔、ステファン・グロスマンというギタリストがいた。
ラグタイムギターを上手に演奏する人で
、教則本の「How to Play〜」シリーズというのを出して当てて、ここに鉱脈があったかと周囲を感心させた人だった。
そのステファン・グロスマンが初めて来日して一人でコンサートをしたとき(ライブという言葉はまだなかった)、ステージ上でレコードとまったく同じ演奏をひたすら黙々と演奏したのだった。
上手なギターではあったが、非常に退屈だったそうで「あれじゃ舞台でレコードをかけてるのと同じ」と酷評されたものだった。
本日のももクロ西武ドームに現れたのが、なんと生バンド。ブラスもコーラスも入っている豪華バンド。
武部聡志(ビッグネームだ!)率いるこのバンドがえらく上手で、こんなにも上手なバックバンドは加藤和彦のバックだったサディスティック・ミカ・バンド以来だと感心したのだが、時にCDと寸分違わぬ演奏力に驚きつつ、これじゃ生演奏の意味がないし、舞台にCDでも置いておけば、と思ったのである。
なぜ生バンドなのだろう。さっぱりわからない。
ももクロの本質は、サーカスに売られた少女。
チープでシャビーな子供だましの舞台演出で、売られてきた少女が生きていくために懸命に演じるのが本来の持ち味なのに。
そこに本気の大人が登壇して本気で演奏しては興ざめではないか。
真面目に言えば、会場との一体感を大切にしてきたももクロのライブが、会場を置き去りにしてステージでの一体感の方を大切にしたという印象で、非常に不愉快だったのである。
さらに「ももクロはカネになる」ということがわかったので、有象無象、いろんな連中がたかりにやってきたと見ることもできる。
まあ、カネのあるところに才能が集まるのは世の真理だから仕方ないのだが、あんまりそれを露骨に見せられても、だからヒャダインが押しのけられたのかい、と突っ込みたくなる。
さて、そんなわけでももクロの西武ドームライブである。
すごいですねえ、西武ドーム。3万5000人。しかも今日、明日と連日でフルハウスというんだから、ぶったまげた。
それでもチケットが取れないという人気ぶり。
オレも取れなくて、後でこっそり応募したファミリー席というのも取れなくて、大恩人・コマちゃん改めコマガタ先生にチケットを回していただいたのだ。
ただ、ももクロの場合、チケットは1人2枚までという横暴。ここは北朝鮮かという、ほとんど配給制に近い状態だ。
コマガタ恩師も2回に分けて2枚ずつとってやっと4枚。そのうちの2枚を我が家に配給してくださったのだ。ああ、仰げば尊し。
その2枚を使って、オレと娘が行く予定にしていたのだ。
ところがどんでん返し。直前になって「ステージ横の非常に見づらい席だけど、どうしても行きたければ配給しないでもない。しかも他の席より安いぞ。あはは、あはは」という哄笑と共に「追加販売」というメールがスターダストから送られてきたのである。
売れない子役を寄せ集めて、親がうるさいから適当にその辺で遊ばせておけと結成したももクロが、まさか本当に売れると思わなかったスターダスト。拾いものの集金マシーン、打ち出の小槌を手に入れたわけだ。
商売をしている大人なら誰もが当然考える「稼げるうちに稼いでおけ」という真理に従い、スターダストも「こんな端っこのクズ席でも、今なら売れる。売ってしまえ。売れれば空席も札束。スタッフの弁当代ぐらいにはなる」と、この席を売りに出したのだ。
ところがそのタイミングが凄いぞ。
土曜日にライブだというのに「クズ席、欲しけりゃ売ってやるよ」というメールで抽選受付が行われたのが水曜・木曜の二日間で、その当選発表が行われたのはなんとライブ前日の夜8時。
当選を告げるメールには「あははは、当たったよ、さあ、お金持ってチケットを受け取りに走るんだよ、あははは、コンサートは明日だから忙しいよ、あははは、遅れたらチケット使えなくなっちゃうよ、あははは、さあ、走れ走れ走れ、あははは」というものだった。
翌朝、つまりライブ当日、朝っぱらからセブンイレブンに走って金を下ろし、レジでチケットを買って、そして「次はサイリウムだっ」とドンキホーテに向かったのは、こういう事情による。まったく将軍様のために身を粉にして貢ぐ人民そのものである。
ともかく、我が家もチケットを4枚手に入れ、しかも2枚ずつバラバラに座るという状態ながらそろってライブに行けることになった。
ただ、ももクロなんてくっだらねーと思っている思春期前夜の小六男子である息子は、まったく行く気がなく、代わりに6月のワールドカップ予選のオーストラリア戦に連れてってやるから、となだめて連れ出すことにしたのだった。
ワールドカップ予選と言えば、日本代表の試合でさえチケットは1人5枚まで大丈夫だっていうのに、なんでももクロは2枚までなんだよ。どれだけ足元を見るのだ。
一緒に行くことになったコマガタ恩師と泥酔オザキとは、石神井公園駅のホームで待ち合わせだ。
現れた泥酔オザキは、顔が赤い。酒臭い。
そうである。オザキってば代々木公園で花見があって、それを途中で抜け出してももクロライブなのだった。
しかもその花見というのが奥さんつながりの集まりの花見らしく、まだ幼い男の子2人を奥さんに預けて本人はももクロライブに行くというオザキは相当の非難を浴びたらしい。当然だわな。
自業自得因果応報。桜の散った後に花見をするという時点で、何かが間違っている。
さて、西武ドームに着く。周囲は異常な盛り上がりである。
赤や黄色やピンクや緑や紫の衣装で目がちかちかする。そうである。ももクロの5色をまとった、巨大なコスプレショーと化しているのだ。
なんというか、全員、頭がおかしいんじゃないか。
かく言うオレもピンクの服でかため、息子には今朝慌てて駆け込んだドンキホーテの帰りにファッションセンターしまむらで買った黄色のトレーナーを着せている。それでも、この集団の中では地味すぎて恥ずかしいぐらいだ。
なあ、こいつら、頭がおかしいんじゃないか、とコマガタ恩師に話しかけようとした途端、恩師は背中のリュックからなにやり取り出した。
赤い法被である。そしてオザキには赤い野球ユニフォームを手渡した。
ニコニコしながら赤い法被を着込むコマガタ恩師。バカだ。
その姿は、なんというか、キャバレーの呼び込み! 「キャバレーかなこ」の呼び込みの兄ちゃん、コマちゃんなのだ。あ、頭が痛い。
オザキは赤い野球ユニフォームを着ていて、これは体の小さな子が着ればよく似合うのにオザキはでかいからちっとも似合わず、高校の部室で好きな女子マネージャーのユニフォームを盗んで着てみた無理目のキャプテンみたいな風情である。
キャバレーの呼び込みに無理目のキャプテン。そして周囲はそんなのばかりで大混雑だ。
全員頭がおかしいんじゃないか。
こんな様子を見たら、将軍様が「日本にミサイル落としちゃえ」と思うのも無理はない。中国だって同調しても仕方ない。
そんな人混みをかき分けて、我が家はヨメと娘、息子とオレという二組に分かれて北と南、ああ、悲しみの38度線で分断されて入場してしまったのだ。
ライブの開始は5時。
アンコールが始まったのが9時。
終わったのが9時45分。
ほぼ5時間、33曲のライブだった。しかし、アンコールだけで45分とか、なんじゃこりゃ。
黄色いサイリウムを手に「うりゃおいうりゃおい」と絶叫していた息子も「アンコールで45分〜?」と目を回していた。
そのサイリウムであるが、もちろんオレはピンクである。
そしてお尻のポケットに差し込んでいたのに、それをすっかり忘れて、あったあったこの席だ、あははは、よかったなあ息子よ、という喜びのあまりそのままドスンと席に座ってしまったのだ。
当然であるが、その瞬間、ボキッという大きな音を立ててサイリウムは真っ二つに割れてしまったのである。
ぎょえっ。
なお、今オレは当たり前のようにサイリウムと書いているが、知らない人にはさっぱり何のこっちゃだろう。オレもそうであった。しかし、ももクロを知れば、サイリウムは常識。
サイリウムとは、要するにペンライト。コンサートで振り回す、明かりの付いた棒ですな。
種類いろいろ。中に薬品が入っていて自動発火する方式が一番安くて、うちの隣のヤマモトさん(音楽関係)は「あれはすげえ儲かるんですよ、うひひひ」と笑っている。
我が家がドンキホーテで買ったのは電池式。もっとちゃんとした造りであって、何度でも使える。
だがこれもきっと裏で業者が「すげえ儲かる」と笑っているだろうなあ。
それはともかく、そんなサイリウムを尻のポケットに入れていてポキッと割ってしまったオレ。
ああああ、なんということだ、と頭を抱えたオレであったが、しかし、最近はそんなオレをすぐに助けてくれるのが息子である。
小六にして既にダメなオヤジの傍らで介助するりりしい少年。なんだかサーカスに売られたももクロみたいだな。
息子はオレのサイリウムを手に取り、折れた部分を無理矢理ねじ込んではなんとか使えるようにしてくれたのだった。
このサイリウムは、興奮のあまりに折れていることをすっかり忘れてぶんぶん振り回すオレによってその後も何度かポキンと折れて、その都度、息子の手によって修理されることになったのだった。
さて、ライブである。
今も言ったように、とにかく長い。長すぎた。
5時スタートだから8時で終わりだろう、9時には石神井公園に戻って、コマちゃん、オザキと
魚せいで呑めるなあと楽しみにしていたのだ。
だが、テレビ埼玉の中継が入って、それが9時までとあったらか、ちょっと嫌な予感がした。それでも10時に石神井公園に戻って、と算段していたのである。
それがなんと9時45分終了。
退場規制をずるしてすり抜けて急行に乗り込んだというのに、石神井公園に着いたのが11時。空腹のあまり息子と駅前の松屋で牛丼を食って家へ帰ったら11時半だった。
ともかく長い。長すぎた。
途中、恐竜イベントのタイアップが決まったとかでフジテレビの連中がステージに押しかけて、アナウンサーやらなんやとトークだ。だらだらと無駄な時間で、なんじゃこりゃと腹が立った。
そんなのとっとと止めて歌を歌ってりゃいいんだよとヤジを飛ばしたが、ももクロのファンは優しい人ばかりでみんなおとなしくフジテレビのトークを見つめるのだった。
ももクロはカネになるということで集まってきた一例だ。おかげで20分は時間を浪費した。
だが、こんなものではまだ呆れるには足りない。
後半、もっとすごいのが登場する。
なんと、ステージ中央にギターをぶら下げて現れたのが、南こうせつだった。
ななななな、なんですとーっ。南こうせつー?
オレは思い切りずっこけて、割れたサイリウムをさらに割ってしまったほどだった。
南こうせつは、昨年秋のイベントに紛れ込んでステージで唄い、その様子が特典CDになっている。その音源を、まさに今日、ドンキホーテに行く車内で聴いて、アホか、の一言でぶちっと切っていたのだった。
そのイベントつながりで今日も呼んだのだろうが、いかにもももクロはカネになると知ってやってきた年寄りの一人のようで正直、気分が悪かった。
だが、ももクロファンってやさしいのねー。本来ならブーイングだろう、これ。時間は無駄に使うし、南こうせつのためにカネ払ってるんじゃないし。
でも、ブーイングするどころか、拍手喝采、あげくに「若かったあの頃〜」なんて一緒に歌って「西武ドームで3畳一間の歌です」なんていうつまらない冗談にも笑うのだった。
このファンは芸人をダメにするなあ。
そしてテポドン級の驚愕の事態が勃発する。
なんと南こうせつ、二曲目に「あの素晴らしい愛を一緒に歌いましょう!」とほざき、あろうことか3万4449人(オレを除く)の観客が一緒になって「あのっ、すばーらしー」と合唱したのだった。
オレは後にも先にもこれほどにも身の毛のよだつ合唱を聴いたことがない。いや、マジで。
どうしてブーイングしないのだ。こんな気持ち悪い歌を合唱するためにお前たちは8000円も払ってチケットを買ったのか。オレのクズ席は7500円だったけど。
だいたいこれは南こうせつの歌でさえないじゃないか。
サディスティック・ミカ・バンドを率いて「タイムマシンにお願い」をかっ飛ばした、今は亡き加藤和彦の歌ではないか。それをなんだ南こうせつは、フォーク世代の代表でございますという顔で、現代の若いももクロファンに歌の心を伝えに来ました、みたいな風情で歌うのは。
ブーイングだろ、ブーイング。
一緒に歌った心優しきももクロファンは、やがて芸人をダメにする。
その場で気持ちよく歌っていた人たちの心を逆なでするかのようにオレが口汚くののしるのは、要するに無駄な時間が多くて、無駄に長いライブだったからよ。
長すぎる〜。
まったく、場所を考えろよなあ。東京ドームとか東京体育館とか、都心でやってるならともかく、西武ドームという埼玉のど田舎でのライブで、こんなに遅い時間までやるとは常識がなさすぎだ。
おかげで、花見の会場から子供を置いて抜け出したオザキなど、それでなくても沸騰している家庭に日付が変わった頃にそーっと忍び込まなくてはならないはめに陥ったではないか。
オザキの家庭と南こうせつと、いったいどっちが大切なのだ。スターダストは。
しおりん(黄色ね)は調子悪かったな。歌を一箇所間違えたし。ヨメと娘によれば「違うよ、二箇所間違えてたよ」ということらしいが。
れにちゃんは、グンと歌がうまくなって、抜群の安定感だった。
そして、あーりん!
ソロ「だってあーりんなんだもん」での会場の制圧ぶりはさすがの存在感。3万5000人を手玉に取る威圧感なのである。オレも、タワーの上で一人踊り狂うあーりんに向かって「あーりん!」と絶叫したのだった。
それに続くのが娘の大好きな「事務所に押され隊」。
反対の1塁側スタンドできっと娘が驚喜しているだろうなあと思いながらオレも「いえてねー、いえてねー」と絶叫だ。
ちなみに本日のご当地滑舌はデストラーデだった。もちろんももか本人は知らない名前だろう。
オレ的には、この「だってあーりんなんだもん」「事務所に押され隊」のあたりがクライマックスだった。
娘は後で聞いたら「Chai Max」「走れ」「労働賛歌」がよかったとのこと。全部アンコールじゃん。
そういや「走れ」ではあーりんがオレの近くまでやってきて唄って、オレと目が合ったのだった。おお、あーりん、そんなにオレを見つめないで。
ヨメに自慢したら「はいはい、よかったねー」と喜んでくれた。
それにしても長くて長くて、もう帰ろうと思いとどまったのは、息子があーりんわっしょいのコール準備をしていた「怪盗少女」を待っていたからである。
それなのにとうとう「怪盗少女」やらなかったのだ。これは犯罪行為である。
息子はがっくり、オレもがっくりだ。
さらに言えば、「コノウタ」をやらなかったので娘もガックリ。オレは「ピンキージョーンズ」をやらなかったので、頭から湯気噴いて激怒である。
そこまで初期のももクロを捨て去るか。客席との一体感を捨てて、ステージとの一体感を重視するか。
そう思ったら、アンコールのオープニングに「Overture」を突然やったりして、なんとも中途半端に「ヒャダインも一応おりますんで、まあ、今日のところは」的な挨拶ぶりだった。
ここにもカネの匂いに群がった連中からヒャダインがはじき出されてしまった構図がはっきりと。
そんなことを考えながら駅前の松屋で息子と牛丼を食ってたら、女性が一人で牛丼弁当を買って帰る姿があまりに多くてびっくり。
その都度、店員が「直盛りですか、セパレートですか」と聞くので何のことだろうと思ったが、どうやらご飯と牛肉を一緒にしていいか、それとも別にした方がいいか、とたずねていたわけね。
なるほど。どこにも専門用語というのは転がっているものだなあと感心。
その頃、「キャバレーかなこ」の呼び込みのコマちゃんと、無理目のキャプテン・オザキは、西武球場前駅で臨時運行の西武線電車にやっと乗り込んだ頃だった。
そういや、西武線をネタにトークした後にももクロが歌った「お座敷列車」という新曲が、実はオレの後輩でたんさいぼうサポートメンバーの、くわも先生の作詞だった。
くわもはちっともそんなことを教えてくれなかったが、きっと教えたら、あーりんを紹介しろ、とオレに脅されるのがわかっていたから無視してたんだろうなあとオレも納得。
くわもの作品を、今やトップアイドルになったももクロが西武ドームという晴れ舞台で歌っていというのは、その場にいてとても嬉しかった。
うーん、よかったなあ、くわも。さすがだよ。くわものことを、カネの匂いにつられて集まってきた、なんて言うヤツがいたらオレが裏でシメてやるからな。
くわもの作品をももクロが歌っているということは、逆に言えばたんさいぼうにももクロがやっと追いついたというわけだ。わははは。気分がいい。
牛丼食いながらビールを飲んで、どの曲が楽しかったと息子と話しながら歩いて帰ったら、娘がまだ起きていたので、一緒に風呂に入る。
「Chai Max、一緒に踊ったんだよー。労働賛歌のサイリウム、凄かったねー」と、満面の笑顔で教えてくれる娘であった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.12
昼ご飯を食べようと晴海で入ったのが、唐揚げ食べ放題の店。
唐揚げ定食を頼むと普通に出てくるが、唐揚げがなくなったら、テーブルのピンポンを押せば店員が駆け寄ってきて、追加してくれる。
店員の手には、かご。「おいくつですか」と聞いて、好きな数だけ唐揚げを皿に追加してくれる。
「おいくつですか」と聞かれても、決して56歳ですと答えてはならないのだった。そんなに唐揚げが盛られたら悶絶してしまう。
オレは3つ追加してみたのだが、2つでやめとけばよかったと後悔。そんなに大量に食えるものじゃないなあ。
オザキとかは好きそうだけれど。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「宝島」
2013.04.11
様々なものと闘いつつ、一日、あちこち駆け回る。
どっと疲れた一日だったなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊新潮」「FLASH」
2013.04.10
北からの脅威が現実化するのではと噂される中ではあるが、かねてから予定されていた飲みであるので、月島へ。
こちらも以前より噂の煮込み屋に行ってみた。
東京で5本の指に入ると言われるそうで、期待は大きかった。
だが、5時15分に行ったら既に満席で、さらに外に10人ほどの行列。ありゃりゃ。
まだ十分に明るい春の宵なのに、そんなにも人気があるのか。そこまで食べる価値のある煮込みなのか。
ラーメン屋と違って飲み屋なのだから回転もよくないだろうに、それでも待つというのか、この連中は。
もちろんオレは待つ気などさらさらないから、近くの適当な飲み屋に飛び込んで、ビールなのだった。
本日はももクロの新しいアルバムが届いた日である。
ジャケットが最悪で、しかもなお悪いことにジャケットと同じテイストの気持ち悪いカードが付いていた。娘、泣く。
肝心のアルバムの曲はというと、面倒くさくてまだ聴いていない。だはは。
いい音だ、いやひどい音だ、ももクロは攻めるのだ、アーティストなんかになるんじゃない、と賛否両論らしい。なんか面倒くさいなあ。
そうである、最近のももクロは面倒くさいのだ。
あえて面倒くさくすることで自縄自縛。それをむしろ売りにしているような。
ほんと、面倒くさくてアルバムも聴く気になれず。
関係ないけど本屋に立ち寄ったら「風の谷のナウシカ」の解説本がなぜか文春文庫で出ていて、ナウシカの映画のコミックブックも出ていた。
よく見たら文春ジブリ文庫とある。
なんだ〜、これ。
バッカじゃねえのと言いつつも、ナウシカの呪縛からまだマインドコントロールの解けないオレは、無意識に手に取ってしまったのだった。
ナウシカ、いいですねー。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.09
夕刊フジによると北朝鮮にはもう10年も前からアメリカのスパイがうようよいて、既に幹部の中にもいるから、何かあればすぐに政府転覆だって。
一方で日本には北のスパイがうようよいるから、何かあったらすぐにテロだって。
「うーん、そらそうだよな、アメリカにかなうわけねーよな」と、腕組みして感心する魚せいの大将なのであった。
それはともかくとして、先日買い換えたXperiaZはなかなかに快調である。
電池の持ちがよくないとの噂だったが、余計なことをやらせないようにしたら、一晩おいても10%程度しか減らず、なかなかに優秀である。
なによりも充電が優れもの。あっという間にフル充電だ。
ドコモのカウンターがいってたが、これは新しい充電ケーブルのおかげだそうだ。
そんなわけで今のところ何の問題もなく快調に使っているのだが、備えあれば憂いなし。一応持ち運び用のバッテリーも用意することにした。
今まで火を噴くREGZAに、アローズタブレットでも持ち運び電源は使っていたが、Xperiaは高い電圧が必要らしく、今までのバッテリーは力不足。もっと容量の大きいものが必要なのだ。このへん、適当な知識。
そこで池袋のビックカメラにいって、調達だ。
持ち運びのバッテリーはいっぱいあって、どれがいいかわからん。値段はピンキリ。
うろうろしていたら、迷える子羊さんに見えたのだろう、ドコモのジャンパーを着た店員が優しく声を掛けてくれた。
これこれこうで、Xperiaのをと言ったら「ゼットですか」と尋ねてきたので、ももクロのようにゼーットです、と答えた。
「でしたら容量の大きいのがよろしいかと。パッケージのここの数字を見てくださいね」と丁寧に教えてくれた。
ドコモの派遣、グッジョブである。
エクスペだからソニーのバッテリーにしてあげようかと思ったが、ソニー製は重くて高い。
隣に小さくて安いパナ製があったので、ソニーもパナも、どちらも負け組家電だから助けてあげなければと、パナにした。
なーに、中身はどちらも中国製。
3700円。レジで例の「ポイントカードは」攻撃を、はいはい、忘れてきました、はいはい、とあっさりかわす。
このパナのバッテリー、なんとライトが付いている。照明だ。
つまりスマホ用の予備電池でありながら、万一の時の照明にもなる。要するに、北のテロでひどい目にあった時でも、これを持っていれば暗闇も安心さ、というわけだ。
うむ、時宜を捉えた大変に好感の持てる企画であるぞ。
しかしよく見たらスイッチにロックが見当たらないから、カバンの中でいつの間にか照明がついちゃって、いざ北のテロに遭遇したときは放電しきって使い物にならない、という事態も考えられる。
そのような懸念を抑えつつ、娘に給食はまだかとたずねたら、「明日からだよー」との返事。メニューは「チャーハンだよー」。
ちなみに1年生はまだ給食が出ない。今はまだ昼前に下校で、来週になったら給食が始まるそうだ。
「「その時、カレーなんだよ。最初の給食はカレーって決まっているんだよ」と娘。
なるほど、王道だな。
子供の小学校では、地元の食材を使って、校内で調理している。大変に素晴らしいことである。
つくっている人の顔が見える食事は、とてもよいことだ。
一時期仕事で通っていた新潟の大学でも、地元のおばちゃんたちが学食で手作りしていた。
そのおばちゃんが自らご飯をよそってくれ、学生たちも素直に「いただきます」「ごちそうさま」と声に出していた。なかなか恵まれた学生たちだ。
夜、本屋大賞の発表。百田尚樹が受賞だ。
「海賊と呼ばれた男」も「永遠の0」も読もうと思っていたので、いいタイミング。
ちなみに百田は「ひゃくた」と読む。そうと知った娘は「えーっ、モモタじゃないのー? 夏菜子のお父さんかと思ったのに−」と抗議するのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊現代」
「すじぼり」福澤徹三・角川文庫。バカ大学の学生が就活もしないでゴロゴロしているうちに、ひょんなことからヤクザと関わりができて、ずぶずふにはまっていくという、どうもこれが著者の得意パターンなのか、という話。大藪春彦賞を受賞しただけあって、抜群のストーリーテリング。この疾走感はなかなかに楽しい。話の展開がご都合主義なところと、主人公の彼女という重要人物の描き方が今ひとつなのは気になったが、十分に面白い。なお、読んでいても主人公であるバカ学生にはまったく感情移入できない。オレは40歳でメーカーの総務部をリストラされて仕方なくヤクザになったという、さえないおじさんに感情移入。
2013.04.08
新学期のスタート、そして小学校では入学式である。
息子は6年生、娘は4年生。息子は最上級生として入学式の準備をしたり新入生の世話をしたり。娘は小学校の半分を終えてしまった。
まっこと早いものである。
どれくらい早いかというと、息子が入学したのは2008年。
もちろんまだ東日本大震災は起きてなく、石神井公園駅に地下通路ができて、消えた年金問題が表面化し、Perfumeが人気爆発、名波が引退して、暮れの漂流の会は大塚で大失敗だったという年で、こう並べると確かに「えっ、もうそんなにたったの?」と驚く。
本当に時の流れというのは早いものだ。
あの頃に「もうすぐ原発が爆発して日本中が大騒ぎになるんだよ」なんて教えられても、とうてい信じることはできなかったろうなあ。
この年、1年生になった息子は「こち亀」を発見し、以来、「こち亀」にすべてをかけた小学生時代を過ごしてしまった。
床屋の待ち時間に「こち亀」を見せたオレの責任である。
入学式のもろもろの手伝いがある息子を学校に残し、娘は早い時間に帰ってきた。
担任の先生はどうなったかと聞くと、同じ先生の持ち上がりだそうである。そうかそうか。
娘が郵便局に行きたいというので、ちょうど郵便局に用事のあったオレも一緒に行くことにする。
娘の用事は、たまったお小遣いを貯金することである。
オレの用事は、あそび歌バンド・たんさいぼうのCDの売上などを入金するためである。
そうなのだ。地元の郵便局には「たんさいぼう」という名前の口座があるのだ。びっくりである。
決済専用なので利息とかは一切付かないが、ちゃんと振込ができるのだ。
窓口に行き、順番待ちの紙を取ろうとしたら0だった。窓口のお姉さんが「はーい、こちらへどうぞー」と手招きする。
すんまへすんまへと言いながら娘の手を引いて、これこれこうでと入金の紙を出し、オレは年金の支払いもするのでその金も出し、娘は通帳を出した。
「じゃあ、これに書いてくださいねー」と姉さんが用紙を出したので、娘も自分の入金の紙は自分で書く。
こうして窓口を占領しつつも、まあ、呑気なものである。
「先に書いてから来いよ」という視線もなければ「はよせーや」という客のイライラもない。
普段から地元の畑農家のじいさん、ばあさんを相手にしている郵便局だから、こんなものだ。
東京駅前の三×東京Uなんとか銀行なんてすごいよ。窓口には、出勤前に2時間かけてつくってきたような顔がずらっと並び、「1000万以下の用事は受け付けないからね」という光線を発している。
練馬のじいさんがジャージで行ったりしたら、きっと張り倒されるだろう。
それに比べれば地元郵便局は、本当にゆるくてよろしい。
問題は、たんさいぼうの入金である。
手続きを終えると、当然のように「たんさいぼう様〜」と呼ばれるのが筋である。これが東京駅前のなんとかメガバンクなら「たんさいぼう様〜たんさいぼう様〜」と連呼され、「怪しい名前ですね。ちょっと身分証明を」などと追及されかねない。
ところが、ここは客の半分が顔見知りのような田舎郵便局だから、窓口のお姉ちゃんはオレにアイコンタクトして「お待たせしました」と言ってくれるのである。
本日もそうであった。
「たんさいぼう様って呼ばれたらどうしよう」と心配して他人のふりをしようとしていた娘も、一安心である。
普段はこうであるのだが、でも先日は窓口に新人が座っていて、もちろんこっちの顔など知らず、マニュアル通りにやらなくては、ということで新人君は思い切り「たんさいぼう様っ!」と叫んだのだった。
しかも、新人だから元気がいい。
研修中だとすれば「お客さまのお名前は滑舌よくお呼びしなさい、はいっ、練習」などと言われているから、余計に通りがよい。
こんな小さな郵便局でそんなに張り切った声を出さなくてもと思いながら、オレはこそこそと身をすくめて入金の控えを受け取ったのだった。
夕方、塾に行った息子が帰ってきた。
ニュースを見ていたら北朝鮮でもうすぐミサイル発射、みたいな報道だ。
「もうすぐだよー、お父さん」と息子。
数年後にこの日を振り返って、あの頃にまさか日本がこんなふうになるなんて誰も信じなかった、などということのないように。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.07
春の嵐が荒れ狂う中、昨日、今日と光が丘公園では「桜祭り」である。
桜なんかどこにも残ってねーよと誰もが突っ込みつつ、見えもしない桜を愛でに集まるのだった。
娘はダンスコンテストに出場。音感、リズム感に優れる娘はダンスが大好きで、大勢の聴衆の前でダンスを披露したのだった。
一方の息子は将棋・囲碁教室。その後、桜祭りに移動したが、関心はもっぱら屋台だ。
牛タン串に焼きそばに、ばくばく食うのであった。
オレは、とあるシナリオ書きに四苦八苦して、その気分転換に桜祭りに訪れた。
気分転換できたかどうかはわからないが、返ってなんとか片付けたのだった。
強風の桜祭りで、全身に葉っぱやホコリをかぶったので、家に帰ってすぐに風呂に入る。
明るいうちから娘と一緒に入る風呂は最高なのだ。
上がったらもちろんビールなわけで、休日はいいなあ。
桜が散って、5月の連休明けくらいまでが一番いい季節だ。あんまり風が強く吹いて欲しくない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.06
大阪の橋下徹が相も変わらず週刊朝日を相手にごねていて、提訴すると息巻いているらしい。
直近の記事でちゃかされたのが気にくわないのだろうが、要するに騒ぎを起こして耳目を集めたいという、ポピュリズムですな。
大阪のおばちゃんには喜ばれるという。
とはいえ、自分の意に染まないものはとにかく潰すという姿勢は極めて危険なので、早く消えてくれないものか。
という政治ネタはあまりここにはなじまないのであった。
本日は春の嵐。
おかげで外出を控える人が多いようで、サイゼリヤへメシを食いに行ったら、ガラガラだった。
ガラケーとは、ガラガラのケータイという意味だったのか。違いますね。ガラパゴスですね。
どうもNTTはiPhoneを解禁するのではないか、最近のソフトバンクのなりふり構わぬ「つながります」広告のキチガイぶりは、NTTのiPhoneが既定路線と知ってのことではないか。
六本木の駅のソフトバンクの広告「こんにちは!こんにちは!」には、あまりのことに腰を抜かした。
どうもソフトバンクは、六本木にはバカしかいなと思っているらしい。
そのソフトバンクの孫社長。「あんなに金持ちの孫さんでもままならないのがハゲ。だからみんなも諦めた方がいい」という変な勇気づけの喩えに使われているらしい。
確かにハゲの特効薬が出たらあいつならすぐに買いそうだよな。
孫さんの出自を「あんぽん」で赤裸々に明かしたのが、佐野眞一。橋本に提訴されることになる作家である。
「あんぽん」は週刊現代の連載で読んだけど、在日部落の劣悪な環境の中で育ったことを、何もそこまでと思うくらい、赤裸々につづられていた。
それを見せられた孫正義本人も、逃げることなく、堂々と自らの生き方を語ってみせた。
別にウソや誇張でもなくて事実なんだから、堂々と胸を張ればいいわけで。
同じことが橋下徹にはできなかった。孫正義に比べてなんとちっちぇー男よ。
と、結局は政治ネタに戻る。オレもちっちぇーよ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.04.05
世の中にはいろんな依存症があって、魚せいの大将はせんべい依存症である。
毎日大量のせんべいを食っており「カロリーオーバーだ」「塩分オーバーだ」「食っている音がうるさい」と周囲に責められながら「やめられねえんだよ」と言っては、毎日4袋ものせんべいを食い続けている。
その影響は当然腹回りに表れていて、今やすごいビヤ樽状態。さすがにちょっと危険だ。
最近では、せんべいをかじっていると音で周囲にばれるというので「「ピーナッツに変えたんだよ」と、毎日、大量のピーナッツをぽりぽりとかじっている。
かえってよくない。
今服用している薬と青汁は禁忌だというのに、「おお、そうか」と言いながら知らん顔して青汁を飲んでる。困ったものだ。
青汁って体に良さそうなイメージがあるが、実は脳梗塞の血管を広げる薬とは禁忌なのだ。かえって危ないのだ。
同じような禁忌で言えば、血圧の薬を飲んでいるならグレープフルーツは口にしてはならない。
なぜかというと、血圧の薬がすごくよく効き過ぎてしまうからだ。お、おそろしい。
しかし、なんでせんべいなんかに依存するかなあ。まあ、人それぞれだわな。
ではオレが何に依存しているかというと、うーん、酒か? 活字か?
ちょっと格好付けてみました。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「」Number」代表特集。以前なら最終予選中のNumberはむさぼり読んだものだが、どうしてか、今はあっさりと目を通してふーん、てなもんだ。代表に関心がなくなったのか、オレ。それにしてもレーシック疑惑の本田圭佑、もしかしたら本当にやばそうだな。Numberの取材では腸の病気、と書かれてあったが、どっちにしても軽いことではない。もしかしたら本当に本大会は本田抜きかも。それはそれとして、今の代表に呼んで欲しいのは、乾と闘莉王だ。あと、遠藤のバックアップとして小野伸二も面白い。特に闘莉王は、今の代表に絶対に必要だと思うがなあ。
「シャッター通りの死にぞこない」福澤徹三・双葉社。先日読んだ作品があまりに面白かったので、アマゾンの古本で福澤徹三をまとめ買いだ。3冊で1000円しないから、なかなか嬉しい。これは田舎のシャッター商店街を舞台にしたユーモア小説なのだが、惜しいことにまったく笑えない。ギャグのセンスがぬるい。これを先に読んでいたら福澤徹三はすぐに見限っていただろうな。
2013.04.04
スマホを買い換えた。
今度はソニーのXperiaZである。
ドコモのおばちゃんが「Xperiaにもいろいろありまして」と言うから、ももクロのゼットポーズをして、ゼーットと言ってやった。
そういや一時期仕事の上で気になったのが「共有」という言葉である。
「共有してください」「共有しましょう」と、仕事の場面でやたらと使われた。シェアしましょう、ということだろうが、なんとなく気持ち悪かった。
最近、同じような気持ち悪さを覚えるのが「展開」である。
「この情報、みなさんに展開してください」「タンゴさんからコマちゃんに展開しておいてください」てな具合である。
要するに「伝えとけ」ということらしい。
共有とか、展開とか、これに「必」「要」とかつけると「必共有案件」「要展開情報」となって、中国人と仕事しているみたいだから、やめろや。
などとフリーランスが叫んでみたところで世間様は相手にしないのであった。
それはともかく、Xperiaである。ドコモショップ光が丘である。
最近のドコモショップは、待ち時間クレーム対策だろう、どこも実時間の倍ぐらいの長さを「待ち時間」表示している。
今日も90分待ちだった。だが案の定、30分ほど待ったところで順番が来た。
この待ち時間の間、一緒についてきた息子に5000円札を持たせ、向こうのビルの6階に本屋さんがあるから好きな本を買ってきな、と言い渡した。
どうするかと思ったら、ちゃんと1人で本を選んで帰ってきた。
見たら佐藤優の本である。おおお、お前はこんなの読むつもりか。
「うん、面白そうだったから」と息子。外務省を目指すのか。
ドコモで手続き中に早くも3分の1ほども読んでしまって、「お父さん、デフレ時代のロシアじゃ100円で1万円ぐらい買えたらしいよ」などと教えてくる。
さて、スマホであるが、なんで買い換えたかというと、さすがにREGZAではそろそろ仕事にならなくなってきたからである。
本体富士通、液晶東芝の日本連合軍が創り上げたREGZA。ああ、それなのにサムスンにころっと負けてしまう。
でも、これじゃあ負けてもしょうがなかろ。
何しろバッテリーの暴走がひどくなってきて、朝100%充電して家を出たのに、1時間後に1本電話をかけたら「充電してください」と言い置いて一方的に切れる。
あわてて手持ちの充電を始めるも、いくらたっても0%のままで、それが急に51%になったかと思ったら、また1本電話しただけで「充電してください」と落ちる。
アホらしい。あまりにアホらしい。
だから先日の出張の際など、新幹線の車中でずっと充電しつつ、連絡はタブレットのメールで、という状態。いったいスマホは何のためにある。REGZAはオレになんの恨みがある。
電話だけならまだしも、先日など電車に乗ってる時にバッテリーが暴走してしまい、Suicaで入ったのに改札から出られない状態になってしまった。これは非常に困った。
バッテリーの落ちたREGZAのSuicaをいくら自動改札にかざしてもうんともすんとも言わず、駅員は何やってんだみたいな顔を向けるし、仕方なく改札前で充電器を取り出し、復活したその一瞬に通ったのである。
もちろん直後にREGZAは落ちた。こんなことを続けていられるわけもなく、仕方なくカードのSuicaに切り替えたのだが、これじゃスマホの意味がないではないか。
バッテリーの劣化が早いのは事実のようだが、どうやら加えて電源保護回路にロックがかかったようだ。
過充電のせいか。
いや、仕様だろう。
ドコモショップでこのロックを外してもらえばいけるかもしれないが、もうよい、そろそろ勘弁してやる。REGZAよ、永久の眠りにつきたまへ。
というわけで、話は頭に戻って「Xperiaにもいろいろ」、だからゼーットだ、というとこに戻るのである。
ドコモのおばちゃん、続けて「色はどうしますか」と聞くので、れにちゃんの紫に決まってる、と伝えたのだが「紫は在庫がねえです」とのこと。ちっ。仕方ない。一番人気のない白にしてやった。
だ゛せえな、白。XperiaZの裏側は強化ガラスなのだが、白だとガラスの質感がまったくわからん。
全然映えない。
ちなみに、ガラスということは落としたらどうなるんですか、と窓口で聞いたら「はい、割れます」というまっとうな返事だった。
それをを聞いた息子は「たぶん3日後にお父さんはここに駆け込むだろう」と予測するのであった。
それにしてもドコモのカウンターも大変である。待ち時間解消のために人手を増やしたくても、派遣も契約も全然足りない。
スマホ時代になって説明項目が何倍にも増え、平均接客時間も2時間と膨大になってしまった。
携帯からスマホに乗り換える客が増え、そりあ対応に手間取るに決まってる。それに、そもそもの使い勝手で言えばスマホは面倒くさい。客もぶつぶつ言いたくなる。
ドコモカウンターさんは本当に大変なのだ。つい、さん付けしてしまうが。
オレも待ち時間に「二台目のスマホでごぜえますか」と聞かれ、うんにゃのっと(強い否定)、三台目、いや、REGZA液晶昇天事件による無償交換を入れれば四台目じゃ。ついでにアローズタブレットも持ってるぞ。
そういや知らなかったのだが、ドコモのWi-Fiポイントが無料で使えるようになっていたらしい。
へー、そうだったの。こりゃ便利じゃん。
「ですので、タブレットもお使いいただけますよ」と言うから、あ、ということはiPadも使えるってことじゃん、と口走ったらイヤーな顔をされてしまった。
XperiaZ、大きい。当然、機種交換したばかりなので使いづらい。バッテリーの減り方も、心なしか早いような気がする。
1年シバリなので、まあ今年はこれを使ってみよう。
なお、オレに冷たく捨てられたREGZAはというと、「下取りすれば5000円の値引きですよ」というドコモのささやきにのせられて、下取りに出してしまった。
ほとんど若い愛人ができたので冷たく捨てられる古い愛人みたいな扱いである。だが、それは捨てられる方が悪いのだ。
火を噴くREGZA、カイロ代わりのREGZA。
コイデ氏なぞ、オレのREGZAを見て「ぶっ、こ、これがっ、あのっ、火を噴くっ」と腹を抱えて笑ったものだった。
それでもオレは優しくしてあげたのに、お前ってば火を噴くどころか、寝て起きて寝て起きて、暴走を始めてしまった。だから捨てられるのは、お前が悪いからなんだぞ。
別にやましいことは何もないのだが、妙に言い訳しながらXperiaZに乗り換えたのだった。
そういやオレと同じく火を噴くREGZAを親子で持っていて、その暴走ぶりに耐えつつ泣きながら使い続けているマリコは、この日記を読んでどう思うだろう。
また、たんさいぼうのライブに遊びに来てね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」
2013.04.03
そういや昨日乗った新幹線「ひかり」は、やたらと外人が多かったな。
ラテン系かと思ったら、英語が飛び交っていた。
この時期、何か外人が集まるようなイベントでもあるのか。夫婦連れ多し。
オレが座っていたら、その中の1人のおばちゃんが「これはキョウトに停まるのれすか、あはん?」と聞いてきたので「オブコース。京都に停車しない新幹線がこの世にあるなら、ぜひ見せて欲しいものだぜ。観光か? せいぜい日本のために散在してくれ。よい旅行を」という思いを込めて「イエス」と一言答えておいた。
本日は午前中、原稿仕事。
ネットを見たら「ダルビッシュ、パーフェクト中」のニュースだ。
あわててテレビを見る。NHKのBSだ。
それまでケーブルテレビのディズニーチャンネルを見ていた娘が、なんの断りもなく切り替えられたので「ええーっ」と抗議の声を上げる。
うるさい、黙れ、と言い置いてテキサスなんとかーずの試合を見る。7回でダルが投げて、パーフェクトだ。おお、こりゃすげえ。
娘が抗議を続けるので、仕方なくチャンネルを明け渡し、オレは再び原稿仕事に取りかかる。
そして30分後、再び娘の「ええーっ」という声を無視してBSをつける。
おお、9回裏ではないか。もちろんパーフェクト続行中。
ダルビッシュは知ってるけど、野球にはなんの興味もない娘は「あれー、打たれたじゃん」と言い、息子が「取ったからアウトなの」と諭す。
球場が異様な雰囲気でどよめいているのが、テレビでも伝わってきた。
すげえ、パーフェクトかよ。野茂のノーヒットノーランが2回というのも凄かったが、パーフェクトとなれば日本人初だ。
いや、もしかしてやつらはダルビッシュのことをイラン人と思っているのではないか?
そして誰もがパーフェクト間違いなしと思った27人目のバッターが、あっさり初球をピッチャーがえし。オレも思わず、だあーっと叫んだ。
股を抜いていった強烈なゴロ。正面なんだからダルビッシュが自分で取っていれば。
いや、せめてグラブに当てて勢いを殺していれば。
そうは思ったものの、他の野手がエラーしたとかじゃなくてよかった。これなら仕方なかろう。誰でも納得だ。
それにしても9回2アウトで打たれるなんて、ある意味、完全試合よりも凄いものを見たわけだ。
この夜の観客も、どこにいっても自慢できるネタを仕入れたことになる。
こんなふうにパーフェクトがダメになるというのも、ダルビッシュは凄い。びっくりした。
試合を見届けた後、取材仕事に出かける。
雨と風がひどい。傘を差していても、下半身がぐしょぐしょである。ひどい。ひどすぎるよね。許してなんて言えないよね。
1人でナウシカごっこをやりながら、オレは駅へと向かったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「グーグルに必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」辻野晃一郎・新潮文庫。ソニーでVAIO立ち上げなどを経験し、没落したソニーを去ってGoogleに移り、そこも辞めた著者の回想記。プロフィールを見たらオレと同じ世代なのね。よってまだ多くの仲間が現役として働いているから、いかにソニーがダメだったかを書こうとしてもつい筆が鈍ってしまうのだろう。しょうがない。抑えつつあるも、どうしても“オレたちの若い頃って”という年寄り回想録じみたものになってしまうのも、まあ、しょうがないか。
2013.04.02
本日は名古屋の近くの岡崎というところへ日帰りである。
仕事は味噌である。八丁味噌。
味噌一筋みたいなおじさんたちのお話は、やっぱりとんでもなく面白いのだった。
岡崎は桜が満開。駅のホームに花びらがはらはらと落ちてくる、そんな素敵なロケーションなのだった。
帰り、豊橋の駅で「ひかり」を待っていたら、反対の下り車線に「こだま」が停まっていた。
あれえと思ってよく見たら新型車輌のアドバンスだった。
へー、アドバンスも「こだま」に運用されるんだ、とちょっとした発見。早く乗ってみたいものだ。
つい、下りに乗って名古屋まで行ってしまおうかと思わないでもなかったわけでもないが、まあ、珍しいものが見られてよかったわい。
東京は朝から冷たい雨。一日中、雨。
「春は三日に一度雨が降ります」というのは、有名なコピーライター土屋耕一が考えた、確かバーバリの広告。
本当に春は雨が多いなあ。
そうそう、時事ネタを一つ。長島と松井の国民栄誉賞受賞である。
誰が考えたっておかしな受賞なのだが、要するに長島さんがいよいよ危なくなって、大鵬の例もあるからなんとか存命中に授与しておこうという見方が一般的。
しかし、いかにも唐突すぎて、かえって不自然になる。
何か口実はないかと探したら、ちょうど松井が引退したばかりで、そうだ、これをネタにしちゃえば、なぜ今、という疑問に答えられる、というわけだ。
もちろん松井にしてみれば、野茂やイチローや野村監督などを差し置いて、自分がもらうわけにはいかない。当然、辞退する。
そこを先回りして打診し、辞退しないように十分に根回ししてから(長島さんのためだ、ぐらいは言っただろう)、発表に持ち込んだわけだ。
考えてみればWBCを辞退した男に国民栄誉賞もないもんだが。
一方で、本当に危ないのは長島さんじゃなくて読売のナベツネ。意識のあるうちにご機嫌取りで授与しちゃえという思惑もあったのではないかという説もある。
そういや最近姿を見せないものな。
なんていう話が新年度早々、あちこちの酒場で繰り広げられたに違いない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊現代」
「暴雪圏」佐々木謙・新潮文庫。警察ものならやっぱり佐々木謙。この作家こそ、外れがない。これはお得意の北海道を舞台にしたシリーズで、この冬もあったような遭難者が出るほど強烈な吹雪の時の犯罪を描いている。冒頭、エピソードとして紹介されるある吹雪の夜の悲劇が強烈。子供ネタでもあり、いかに北海道の吹雪が恐ろしいものであるかがすり込まれる。そして物語では様々な事件が起きて、最後は一つに収斂される。それぞれの事件の運び方が見事で、時間を忘れて読ませてくれる。ただ、すべての事件が一つの大きな川になってからの展開が、やや尻切れトンボ。え、これで終わり? という感じで、ちょっと残念だった。ブックオフで400円のところ、割引券があったので200円。
2013.04.01
新年度である。入社式である。
そういや先日、ブックオフで奥田英明の「オリンピックの身代金」を見つけ、そうだそうだ、文庫になったら読もうと思ってたんだと手に取ったのだが、ちょっと中に目を通したら、どうも既に読んでしまったような気がしてきた。
おかしいなあ。まだ読んでないんだけどなあ。
そう思いつつ、疑惑の本は元に戻した。
そして帰ってきて、この日記を見てみたら、なんと2011年の11月にちゃんと読んでいるではないか。しかも「文庫になったら読もうと思っていた」と、まったく同じことを書いて。
う、うーむ。衝撃の発見。
似たようなことは以前もあって、その時は途中まで読んでやった気がついた間抜けぶりだった。
それに比べればマシだろうと自分をなぐさめるのだが、困ったものである。いや、別な困ってないか。
そのうち、本だけではなくて、さっき食ったメシまで忘れちゃうのだろうか。とほほ。
それはともかく、新年度なので電車の中もなんとなく浮ついているような空気だ。
もっとも朝、起きて電車の運行を調べたら、なんと西武線で早朝に人身事故だと。本年度一発め。
何が哀しくて新年度の朝5時に電車に飛び込まなくてはならんのだ。切ない人生だ。
その遅延の影響も考えて早く出て、もちろん予定より早めに現場について、新年度第一号の仕事。
街の中には意外と新入社員の姿は見かけず、リクルート姿の学生が目立った。選考が始まったからな。
そして金曜になると、街には研修と緊張から解放された新入社員があふれる。
中小零細のちび企業だと早くも配属後の歓迎会が行われたりして。
その姿は、目にするとやっぱり懐かしいなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.31
そうか、今日で平成24年度も終わりか。
そんなことには関係なく、ファッションセンターしまむらでは、ちょっと前からももクロとのコラボをやってる。
ももクロのタグが付いた服を買うと、ももクロの絵柄の服がもらえるというキャンペーンだ。
その新聞広告を見て、オレはヨメにすぐに買いに行くように命じた。オレが欲しいのではない。娘のためだ。
よっしゃ、と自転車でひとっ走りしてきたヨメは、首尾よくオマケの袋を入手していた。
ただし、色は黄色。娘がファンなのは緑だ。
オマケをもらうとき、色は選べない、という決まりだからしょうがない。
とは言え、それもせこい話。現場で色分けに対応するのが大変だというなら、こんなキャンペーンやらなきゃいいのに。しまむら。
スターダストも、こんなぺらぺらの薄い袋で、しかも色も選べないなんて、安っぽいコラボはやめたらいいのに。
どうもスターダストは最近、ファン無視の暴走企画が鼻につくな。
ライブでのサイリウム使用禁止しかり、前山田ボツしかり。
まあ、そんなことはどうでもよい。
ともかく今日で平成24年度は終わりなのである。そして明日から新年度だ。
先週満開になった桜は、案に相違してまだ十分に花びらが残っていて、どうやら桜の入社式になりそうだ。
オレが社会人になったのは今から30数年前。入社式なんてないポンコツ会社だった。
マンションの一室にあるその会社のドアを開けて、おはようございます、と言ってそれで入社終了てなもんだ。
それからしばらくは、とにかく朝ちゃんと起きて満員の電車に乗って会社に行くという、ただそれだけのことがどんなに大変か、身に染みて思い知らされる日々だった。バカですな。
そして、自分の入った会社が相当にポンコツのボロ会社ではないのか、と疑うようになるまで2年はかかったのだった。
まあ、いいや。あんな会社のことは。
夜、久しぶりに魚せいに行く。常連ばかりだ。
引越センターの兄ちゃんが「ひー、忙しかったー」と転げ込んできて、「ビールビール、とにかくビール」ともだえる。3月末は尋常でない忙しさだそうで、そりゃあ確かに引っ越し屋にとっては稼ぎ時だわな。
新年度を迎えるというのに、昼も夜も真冬の寒さ。花冷えの一日だった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
「Iターン」福澤徹三・文春文庫。平積みされていた文庫本を、何の予備知識もなくたまたま手に取ったのだが、いやはや、これが面白いのなんの。荻原浩や奥田英明に並ぶ面白さだ。さえない中年サラリーマンが思わぬことからヤミ金に借金してしまい、どんどん深みにはまっていくという恐ろしい話を、ユーモアたっぷりに描いていて、ユーモラスな分だけリアリティもたっぷりで、ページをめくる手が止められなかった。一昨日、飯田橋でオザキやコマちゃんと飲んで帰る、酔っ払いの有楽町線の中でも読み続けてしまったという、オレにしてはめったにないことをしてしまうほどの面白さだった。
2013.03.30
昨日、長い日記を書いたから疲れてしまった。今日はあんまり長く書きたくない。
我が家では、オレの思いつきで500円貯金というのを続けている。
コンビニのお釣りの中に500円玉があったら使わないで貯金箱に入れる、とかね。
それを半年ほどやったら6万円貯まったので、今日、伊香保温泉に行ってきた。足りない分は、前回の残りを足した。
寄ったのはこないだの秋と同じく、天坊という大きなホテルである。
大型の観光旅館で、例えば大人の隠れ家的な一軒家旅館を期待する向きにはまるで合わないが、オレたちのような小学生の家族連れにはまことにちょうどよい温泉旅館だ。
風呂は大きくて気持ちよい。息子と何度も入って、大満足である。
従業員はみな礼儀正しく、子供にも心地よく接してくれる。
晩飯は、希望によってバイキングが選べる。
大人だけとか、落ち着いてゆっくりしたいなら部屋食だろうが、子供がいたらバイキングが絶対に楽しい。
あれが旨いとか、こっちのが旨いとか、あっそれ何私も欲しいとか、食事自体がイベントになる。
もちろんそんな家族ばかりなので大騒ぎだが、それがイヤなら別のコースもあるから安心だ。
部屋は下のランクの予約しか取れなかったのだけれど、それでもきれいで十分に広かった。
この温泉旅館は、そんなわけで大変にお気に入りなので、いつも「また来ようね」と子供たちが言う。
もちろん伊香保温泉のようなメジャーな温泉地でも決して楽をしているわけではなく、休日のみ地元のパートを使って人件費を抑え、平日は中国の団体客を入れている。
中国人団体客のバイキングなんて、想像するのも恐ろしいが。
もっと小さい、メジャーでない温泉地の旅館なんて、本当に苦しいだろう。料理は客に合わせて仕出しで対応というのもある。
そんな状況でも、旅館やホテルは一生懸命頑張っているわけだ。
この伊香保の温泉も、精一杯のもてなしで、迎えてくれて、その気持ちは十分に伝わってくる。
でも、オレは「じゃらん」で予約したのだが、例えば「じゃらん」のコメント欄に「オムレツがちょっと冷めてた」とか「楽しみにしていた混ぜご飯が、遅く行ったらなかった」とか、一人でも書いてしまうと、一気にマイナスの印象になってしまう。
飲食店も同様で、まったく旅館・ホテル含め、接客業の皆さんには頭が下がるというか、なんというか。
これはネット時代の陰の側面だな。
そんなことをヨメと話ながら、卓球台を借りて家族で卓球。
あっちこっち跳ね回るボールを、浴衣姿の娘がけらけらと笑いながら追いかけて、こういう時間は家族の黄金時代だなあとしみじみ思う。
その後、貸切の露天風呂に浸かる。極楽〜。
今度はぜひ実家の弟一家と訪れたいものだ。父に、のんびりと温泉を楽しんでもらいたいと思う。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.29
いろいろとありえんことのおきた一日。あーりんじゃないよ、ありえんだよ。
夕方、六本木で打ち合わせがあったので出かけようとしたら、石神井公園の駅に東急の電車が停まっていた。
そりゃ相互乗り入れしたんだから普通に停まっているわけだが、しかし、やっぱり違和感あるよなあ。でも懐かしいよなあ。
学生時代にさんざん乗っていた電車が、家庭を持った今になってまた最寄り駅に停まるとは、おお、これぞ輪廻転生。まわるまわるよ、時代はまわる。
東横のれん街の中吊り広告などを眺めながら乗り換えて六本木。ここで打ち合わせを終えて、飯田橋に向かう。
六本木・飯田橋ってルートがすぐに浮かばない。日比谷線で日比谷・有楽町乗り換えか。面倒だな。
そうではない、大江戸線で国立競技場前に戻り、そこで中央線だ。おお、素晴らしい。
実は来週、名古屋方面に出張があって、新幹線の切符はと聞いたら「たてかえといてよ」とあっさり言われ、腹の中で舌打ちしつつの打ち合わせ帰り。
このルートの乗り換えなら千駄ヶ谷で新幹線の切符が買えるではないか。よしよし。
ところで皆さん知ってますか。新幹線の切符って、その8割が発車3時間前以内に売れるんですよ。
つまりみんな今日乗る列車、次に来る列車を買ってるというわけ。だから1日前に買っておくと、窓際とか、ぐんと確率が高くなる。新幹線は前の日に買いましょう。
これ、豆ね。
大江戸線に乗ったら、スーツ姿に花束を抱えたお姉さん。そうか、年度末で転勤か、退職か。
職場でお別れの花束をもらってきたのだな。
年度末の風物詩。つーことは、飲み屋なんかは締めの飲み会でいっぱいじゃないのか?
その予感は的中する。
実は本日、飯田橋の鳥よしでいつものだらだら飲み会の予定なのだ。いつものっていうことは、コマちゃんとオザキである。
さらに実は、コマちゃんとオザキとオレは、4月にももクロのライブに行くことになったのだ。
コマちゃんがチケットを手に入れてくれ、さて、どのような心構えと準備をしてライブに臨むべきか、ぜひミーティングをしなければということで、今夜の鳥よし集合となったのである。
いつもながら鳥よしには、まあだいたいの時間に適当に集まる、ということにしている。
本日はオレが1番だろう。6時過ぎに鳥よしに着いたのだ。
ところが、あーりんじゃないよ、ありえんだよ。鳥よしがしまっている。
「客がちゃんと閉めないから困っちゃって、とうとう自動ドアにしちゃいましたよ」と店長が威張っていた入り口に近づいたら「本日貸切」のA4の紙。
あ、ありえん。ありえへん。
何も今日に限って貸切にしなくてもいいではないか、鳥よし。
天を仰いで泣く。
だが泣いてばかりもいられない。集まる店を決めなければ。
天を仰いだその目で見れば、おお、なんと鳥よしの二階にも飲み屋があった。名前をいち×くという。
早速階段でい×ぢくに向かった。
ドアを開けて店員のあんちゃん(ヒゲ)に、今は1人だけと最終的には4人になる、と告げたら「本当に4人様そろいますか。結局2人とか3人とかだったら困るんですが」と返される。
あ、ありえん、ありえん、ありえへん。アリアハンはドラクエ。
客に向かってその言いぐさはなかろう。ちらっと店内を見たら、間接照明系のオレの大嫌いなタイプの店。
あまりの言いぐさに頭にきたオレは、んじゃいい、もう二度と来るか、豚のケツ、と言い置いて飛び出したのだった。
飛び出したのはいいのだが、しかし、どこか店を見つけなくてはならない。でも、あんまり動きたくない。
ということで、鳥よしから10メートルほどのビルの地下にあった源×という店に入ろうとする。
ただ、階段を降りながらスマホを開いたら一段降りるたびにアンテナが減っていく。外ではバリ3だったのが、階段半ばで1本も立たなくなった。
これでは後から来る連中と連絡が取れないではないか。
途中で引き返し、隣のビルの地下の店にする。
スマホを開きながらアンテナを確かめつつ階段を降りていったらちゃんと通じる。よしよし、これならよかろう。
と、スマホを見ながら一人でぶつぶつ言って階段を降りてきたオレにちょっとびびったのが、店のおばちゃん。「は? い、いらっしゃませ」と言うのだった。
ここはニュー浅草系列の店。オレンジの看板の横文字の名前だ。
看板だけ見ればバーのよう。そして店内に入ってみたら、しつらえもバーのよう。
何しろ壁にくっついた小さなテーブルと、そこに向かう固定式の高いスツールしかない。
ニュー浅草系列の居酒屋で、おばちゃんなのに、座敷も小上がりもカウンターもない。ショットバー風の店内に、お姉ちゃんのかわりにおばちゃんがいて、バーテンがシェイカーーを振る代わりにおやじが鉢巻きで焼き鳥の串を振っているのだ。
ひゃー、これは楽しいなあ。おもしれー。
ワクワクしてきたオレは高いスツールに座り、とりあえずナマね、と渋く決めたのだった。
10人も入ればいっぱいになる店内には、日本酒のオヤジ2人組と、ハイボール飲みつつゲームをしているガテン兄ちゃんだけ。
そこでオレはさっき買ったばかりのGスピリッツのスタン・ハンセン特集を読み始めたのである。
ハンセンの噛ませ犬だった長州力のインタビューなどを読みながら、オレはすっかりテキサスのロングホーン気分。おばちゃんに向かって左手を挙げながら「コロッケと湯豆腐くださウィー」と吠え、ホッピーにはラリアットをくらわすのだった。
こういうアグレッシブな店に初めて入ったときの鉄則は、火の通ったものを食べることである。
旨くもまずくもないつまみであったが、ハムカツはちょっと旨かったな。
トイレはと聞くと「下です」とおばちゃん。は? 下?
ありえん。ありえへん。
だが、言われたとおりに急角度の階段を降りていくと、天井に頭をぶつけそうな狭い空間に、確かにトイレがあるのだった。なんとアグレッシブな。
極度の近眼だったために相手がまったく見えなくて、それがあのひたすら腕をぶんぶん振り回しては殴って蹴るというファイトスタイルに結びついたスタン・ハンセンなら、絶対にこの狭い階段で頭をぶつけて「いたウィー」と叫ぶだろう。
よってこの階段はオレにハンセン階段と名付けられたのだった。なんのこっちゃ。
ホッピーを3杯飲み、スタン・ハンセン特集もあらかた読み終わった7時半。さすがにこの店に長居をするのもつらくなってきた。
だが、コマちゃんもオザキもこない。さらに急遽飛び入りすることになった、すどちんもこない。
仕方なくオレはおばちゃんにおあいそを命じる。2500円。ホッピー3杯にビール、そしてつまみたっぷりで、その値段かよ。
安ウィーと叫んだオレは、そのまま夜の飯田橋にさまよい出たのだった。
さまよい出たのはいいけれど、行くところがない。Facebookを見たら、コマちゃんも、すどちんも間もなく到着するとのことだ。
ならば、ぼけっと待っていよう。あてもなくオレは街角に立ち、途中にブックオフをのぞいたりして、待ち人なのだった。
やってきたコマちゃんとすどちん。「本日貸切」という鳥よしの張り紙を見て、驚愕。ありえへんと立ち尽くすのだった。
仕方なく別の店を探そうとするも、どこも一杯。満杯。
いよいよ行き詰まり、とうとう最終手段として、鳥よしの2階、そう、あの「2人とか3人だと困るんすよねー」と抜かした、いちぢ×という店に行くしかなくなってしまったのである。
見たらちょうど客が出てきたところだ。これなら入れるかもしれない。
案の定、店員のあんちゃん(ヒゲ)が「今片付けてますのでお待ちください」と言う。げっ、こいつかよ。
オレは目を合わせぬように顔をそらしたのだが、あんちゃん(ヒゲ)はめざとくオレを発見し「あっ、さっきのお客さん」と発したのだった。
ああああ、面倒くせー。おらおら、ちゃんとそろっただろと言おうかと思ったが、シュートはオレの好みではない。プロレスこそ人生よ。
個室に案内される。
間接照明、個室、創作和食、ビルの2階。オレの嫌いな要素がすべてそろった店だ。二度とくるもんか。
そう思いながら、コマちゃん、すどちんとビールを飲む。
ところでこの日記だが、これはあくまでオレの日記であって、別に人様にお見せするものではない。
仮に見る人がいるとしたら、それは他人の日記を盗み見るという非常に恥ずかしい行為なのだ。そういう自覚を持ってほしいものである。
それなのにコマちゃんや、後から合流したオザキは「一緒に飲んだ翌日にオレのことが書かれてないとむかつくんすよね」とオレにからむのである。言いがかりをつけるのである。
オレがオレの日記に何を書こうとオレの勝手であるのが道理だが、コマちゃんとオザキにはそんな理屈は通じないようで、「オレたちのことを書け」と言うのである。
そこまて言うならば書かないでもないと思うのだが、しかし、いや、待てよ、と思いとどまるのだ。
コマちゃん、オザキと飲むと、酒が入るほどに話はどんどん落ちていくのである。ひたすら落ちていくのである。下品というのはこういうことを言うのだろうと納得できるほど、とことん落ちるのである。
どうやらカナちゃんとかミカちゃんとかナオコちゃんとか、親戚も読んでいるフシのあるこの日記に、とてもそんな下品なことは書けないだろうというほど下品なのだ。
だからいくらコマちゃんやオザキが書けと言っても、それは無理な話なのである。
本日も、再来週に迫ったももクロライブにどういうスタンスで臨むのかを話し合うはずだったのに、話は落ちる一方で、終始下品になってしまったのだった。
前向きだったのは、美術系の出版社に勤めるすどちゃんの話の景気よさに、思わず全員で「おお、これがアベノミクスか!」と叫んだことくらいか。
このすどちん、実は芦屋のお嬢様である。
里帰りした際のUターン時、実家に転がっていたベンツのジープを運転して東京まで戻ってきたのだが、ずいぶんと走りやすい車だと感心したそうだ。
違うって。あんたのクルマが走りやすいんじゃないって。周りのクルマがよけてるんだって。
すどちんも、我々の話に合わせてどんどん落ちてくれた。さすがである。
こうして飲んで11時過ぎ。結局本日も何の実りある話ができず、解散だ。
困ったものである。
12時過ぎに家に帰り着いたら、ヨメが起きていて、「ももクロのミュージックステーション見る?」と聞いてくる。
おお、そうだった、ミュージックステーションに出たんだった。
ヨメは「ひどかったよー」と言う。どれど、見せてみろ。
…。ありえん、ありえへん。
曲も歌もダンスも衣装も、すべてがひどかった。
あのなあ、ももクロよ、ちゃんと五色に色分けして、そしていつもの元気の出る歌を元気よく歌ってくれよ。
奇抜ならばいいってもんじゃないだろ。
「ももクロは攻める」というのが魅力ではあるが、しかーし、攻める方向(DIMENSION)を間違えたら、近眼のあまり明後日の方向にラリアットをくらわせてしまうスタン・ハンセンみたいなものではないか。
簡単に言えば、バカみたい。
という具合に、ありえん一日は終わったのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「Gspirits」
2013.03.28
ご近所の大きな家が、昔はニコニコといい人ばかりだったのが、最近は急に態度を変えてあたりを威嚇したりゴミの収集日を守らなかったりするようになってきた。
ちょっと問題だから町内会で話し合おうか。
って感じだと思うのだが、TPPって。
だから、とりあえず話し合いには出ておいたほうがいいと思うんだけどなあ。
こんなふうに身近なところに置き換えるといろいろわかりやすいことっていっぱいあって、例えば流行っているラーメン屋は、味は普通でも、とびきり愛想がいいとか、駐車場が完備していて停めやすいとか、すっごく清潔だとか、そんなプラスαがあるはずで、これってやっぱりどんなビジネスにも言えることだよね〜、とか。
うーむ、なんだか自己啓発書みたいな内容になってきた。
それにしても中国の食品汚染は凄いな。週刊文春を読むと仰天する。
それが形を変えて日本に入ってきて、まあ、オレなんかはいいとしても子どもが口にしたと思うとぞっとする。
やっぱり外食は気をつけないとなあ。
完全に国産の原料を使っていますというラーメン屋も必要というわけだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」「週刊新潮」
「プリンセス・トヨトミ」万城目学・文春文庫。山崎はヤマちゃん、浜崎はハマちゃん、篠崎はシノちゃんと、崎のつく人はみんな「ちゃん」だ。同様に内田、内山、内村はみんな「ウッチー」だ。というわけで、ウッチーこと内田氏が今読んでるよというので、オレも手に取ってみたプリンセス・トヨトミ。万城目学は、デビュー作のホルモーは読んだけれど、その後は手を出さなかった。なので久しぶり。大阪国という国家の話。要するにいつもの壮大なホラ話だ。ホラ話を成立させるには、ホラ以外の部分に限りなくリアリティを持たせなくてはならない、というのはスティーブン・キングの確立したメソッド。この作品もそれに則ったような話で進む。出だしは。そのあたりまではなかなか好調だ。ところが半分も進むと急に筆が疲れてきたのか、話が上滑りしてしまって、結局読み終わったら前半の会計検査院のエピソードが一番面白かった、ということだった。アマゾンの古本で1円。送料込みで250円。
2013.03.27
本日は、オレのあそび歌バンド・たんさいぼうのライブである。場所は、府中市の保育園だ。
しかし、ダイエーがイオンに買われちゃうとは、栄枯盛衰、時の流れは無情だねえ。
オレは就活の頃にジャスコを受けた。あの頃はダイエーが圧倒的な王者で、ジャスコはしょぼかった。
それが逆転し、今やイオンがダイエーを買収する時代。
あの時、もしもオレがジャスコに入社していたら、今頃は「ダイエー買っちゃった」とか言って、幕張の飲み屋で乾杯してたりしたのだろうか。
それはともかく、去年の夏、イオンへ取材に行ったとき、同行したカメラマンが「ジャスコってイオンに買収されたんだっけ」と口にしたのには、めまいがした。
頼むから取材先にそんなことは口走らないでくれ、と卒倒しそうになりながらお願いしたっけ。
で、府中の保育園だが、ここでは0歳から3歳くらいまでの子どもを持つ地域のお母さんを対象に、年4回、ライブを行っている。
都市に限ったことではないだろうか、子どもを持ったばかりの若い母親は本当に大変だ。
オレも、ヨメの姿をそばで見ていて、これは戦いだなあと思ったもの。
ぎりぎりのストレスの中で、耐えきれるか、虐待などに力が向いてしまうかは、ほんのわずかな分かれ道。
一言でいいから愚痴を言えるような、そんな時間が持てるだけでもずいぶんと違うのだ。
そんな場になれば、そんなママ友が見つかれば、ということでこうした子育て支援は行われている。
30代の頃、仕事でいろんな主婦に会うことがあって、とかく軽く見られがちな主婦が実はとても大変な毎日を送っていることを知り、オレは「主婦の味方」を自称していたものだった。
まるでダイエーである。
子どもができてからは、母親の大変さを知り、今はママの味方だ。
子育てのさなかにあって、ダンナからは仕事を理由に任されっぱなしで、働く同性からは生産性のない女性みたいな視線を向けられ、頼りにしたい熟年層からは「今時の若い母親は」と呆れられる。
孤軍奮闘で、歯を食いしばってストレスに耐えても、ちゃんとできるのが当たり前と言われて、褒めてももらえず、感謝もされない。
そんな立場の若い母親が、たんさいぼうのアホなあそび歌で少しでも吐き出すことができたら、オレとしてもとても嬉しいのだ。
そんな思いで、この保育園でのライブを続けてきた。
おかげで毎回申し込みは満員だそうで、嬉しい限りである。
それはそうと、昨日のヨルダン戦はアウェーと言いながらも、やはり悔しいなあ。
もっともこれですべてが終わったわけではなくて、2位でも予選通過できる中でダントツの1位なのだから別に慌てふためく必要もあるまい。
そのヨルダン戦で、ヨルダンの姿を見ながらふと思ったのは、ああ、これは15年前の日本の姿だということだった。
そう、ジョホールバルの時の、あのギリギリの緊張感で過ごした予選の日々である。
目先の試合に血眼になり、この世のすべてがかかっているかのようなテンションで、声を限りに張り上げていた、あの頃の日本の姿だ。
だからヨルダンの戦いを見ていて、なんとなく懐かしい気持ちになったのだった。
相変わらず見事だったのは、日経新聞のサッカー欄。
夕刊であるがヨルダンを「情念の塊のような2つのゴール」と讃え、日本の失点を「長友なら地の果てまで食らいついていっただろう」と切る。まったく見事なものだなあ。
で、保育園でのライブであるが、いつも一緒の小沢かづとくんは全部新曲という攻めの姿勢で演奏し、絵本を使った遊び歌の西村直人さんはいつもの見事な職人芸。
西村さんはこの後、東京駅に直行して岩手県の被災地へ行き、4泊5日の日程で被災者に歌を届けて来るのだそうだ。
オレも早く被災地に行きたいなあ。今年こそはその機会が来そうなのだが、なかなか実現しない。
ライブを終えて、近くでメシ。
小沢かづとが、ずっと前からオレのギターケースを欲しがっていたので、あげることにする。決して特別なギターケースではなくて、ヤマハのギターを買ったらついてきたケースである。
なんでこんなのが欲しいのか、よくわからないが、そんなに欲しいならあげることにした。
今日は朝から冷たい雨がぼそぼそと降り続き、気温は真冬。ケースを奪われたギターも寒そうである。
おおっと、そういや今日のライブでは、オレがカラオケを持ってくるのをすっかり忘れてしまったのだよ。
大ピーンチ!
だが、そこは優れもののオレたち、プロフェッショナル。急遽、生演奏で対応したのでした。
しかも、その生演奏が西村さんに「かっこよかったですよー」とか褒められちゃった。
逆境こそがチャンスなのだ←ももクロね。
と、オレがすっかり忘れたせいでどたばたになったことを、ごまかすことができた。しめしめ。
そういやバブルの頃、リクルートがダイエーの子会社になってしまい「主婦の店・リクルート」とからかわれたことがあったっけ。
今やリクルートは巨大化し、ダイエーは自力で立つ力さえ失った。まっこと栄枯盛衰。ちなみに子どもが通っていた幼稚園には栄子先生という先生がいたなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」「夕刊フジ」
2013.03.26
子どもは春休みに入ったわけだが、塾の講習があるらしく、朝からいない。
学校があるときと同じではないか。
最近の子どもは大変だなあ。
その大変な子どもである息子とヨルダン戦を深夜に見たわけであるが、あのイタリア人はいったい何を考えているのか。
トップ下では香川が生きない、活かされないことがはっきりしたというのに、直前のカナダ戦などなかったかのような布陣。
マイクのあとにコマちゃんが来て、残り5分で乾とは、どう考えても順番がおかしいだろうに。
本日の最低点はこのイタリア人と、最終ラインなのにすぐ振り切られる悪いクセの吉田だ。
遠藤のPKはしょうがない。キーパーがよすぎた。1点目も仕方ないだろう。1点はくれてやらなきゃ。
まあ、要するに本田がいなけりゃ日本もこんなもん、というのが結論と言うことで。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「あるこーる白書」西原理恵子・吾妻ひでお。徳間書店。アルコール依存症になった吾妻ひでおと、アルコール依存症のダンナを持った西原理恵子の対談。うーん、つまんなかった。単なる啓蒙書でしかなかった。
「ラグジュアリー歌謡」藤井陽一・DU BOOKS。大変な労作である。バブル期の、ふんだんに金を掛けた(それでいて大急ぎでつくられた)ゴージャスな音の歌謡曲ばかりを解説した本。いわゆる歌謡曲を見直そうという気運が高まっているのは嬉しいことで、オレも日本の歌謡曲は実は世界に誇れる文化資産ではないかと思っている。それはそれとして、この本は労作であるけれど、高いんだよなあ。どうしようかなあとリブロ書店で30分も迷って買った。
2013.03.25
ネットには「ママもの」というジャンルがあって(たった今オレが勝手に命名)、近所の変なママ、いわゆる放射脳ママ、危ない隣人ママ、泥棒クセの抜けないママなど、いろんなおかしな人の行状を知ることができる。
面白い。読んでいて非常に面白い。
例えば泥ママの話など、世の中にはこんなに手癖の悪い普通人がいるのかと、びっくりだ。
ただ、面白いのだけれど、読んでいるうちにだんだと不快になるような、えーと、たとえて言えば強風の日に外出して土埃やら黄砂やらを全身に浴びて家に帰ってきたときのような、そんな気分になってくる。
あーっ、このまま風呂に飛び込んで全身を洗い流したいっ! ってな感じね。
不健康な人々の話を読んでいるうちに、だんだん自分も汚れていくような感じがするからだろうな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.24
今年の冬は異常に寒くて長かったが、春が来たと思ったら桜の開花も異常に早くて、なんと昨日で既に満開。
芋煮会のライブの帰りに朝霞の陸上自衛隊や大泉学園の公園など桜の名所を通ったのだが、どこもそれは見事に咲き誇っていたのだった。
そしてあちこちに「3月30日・31日は桜祭り」の看板。その頃にはすっかり葉桜だなあ。
というようわけで、本日は地元の石神井公園で幼稚園時代の仲良し家族と一緒に花見なのだった。
天気予報では昼から雨。実際に肌寒く、空はどんよりしている。
そんな天候のせいだろう、桜は満開なのに人はまばらで、10時過ぎに行ったというのに好きなところに基地をつくることができた。
テーブルを組み立て、イスを並べ、シートを敷いて、スーパーで買ってきた総菜やら飲み物を並べる。
ケンちゃんが小型のバーナーでコーヒーを湧かしてくれ、まっちゃんは七輪で手羽先を焼いてくれた。
子どもたちは全員が幼稚園に入る前から一緒に公園で転げ回って遊んでいた仲間だから、すぐにキャッチボールやバドミントンやサッカーであそび始める。
クルマなのでアルコール抜きではあるが、オレもとても楽しく過ごすことができた。
こういう地元のつながりは大切にしたいものだ。
深入りせずとも目配りし合う。昨日、団地の高齢者コミュニティに感じ入ったからこそ、余計にそう思うのかもしれないなあ。
仲間として、助けが欲しいときには黙って手伝う、そういう関係であり続けたいと思う。
同じ幼稚園で時間を共有した子どもたちも、今では別々の小学校に通っており、1年後にはさらに別々の中学に進むことになる。
それでも出発点は同じだから、こうして集まればいつでも手をつなぐことができるべ。
雨が降らないものだから土埃がひどく、その中を子どもたちが走り回って、全身砂まみれ。大人もそれをかぶって全身砂まみれ。
うひゃー、きったねー、と叫びながらみんなニコニコするのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.03.23
本日はあそび歌バンド・たんさいぼうのライブである。
場所は埼玉県の新座市。
新座市っていうのは練馬の隣で、子どもが通っていた幼稚園の先生も新座から原付で通っていた。
その気になれば、たいして苦もなくうちから歩いて行けるくらいの距離である。
新座と言えば有名なのは、新座中学である。略してザチュー。
ザチューは武闘派として恐れられていて、練馬の中学では、ザチューが攻めてきたと聞くと生徒が逃げ惑うほどである。
だが今回のライブはザチューとは関係なく、場所もうちから近い新座の反対。最も遠い新座なのだった。
その団地で芋煮会があり、余興として呼ばれたのだ。
別に揶揄しているわけでもなんでもないのだが、この団地も高齢化が進んで芋煮会の開催者も参加者もほとんどが高齢者。こどもはごくわずかで、これでは夏祭りもやれないだろうなあという感じだ。
そしてそれは紛れもなく日本の現実で、今や全国の至るところが高齢者だけのコミュニティになってしまっている。
だからこそ、いかに地域内に快適な集いをつくるかが大切になってくる。
互いに深入りせずとも目配りしあう、そんなほどよい距離のコミュニティが必要で、それがこの団地ではとてもうまく機能していると感じた。
まあ、高齢者がほとんどということで、どうなることかと思って、オレたちもおそるおそるライブをやってみたわけよ。
そうしたら、なんということだ、参加した50〜60人ほどの高齢者がみんなニコニコしながら一緒に遊んでくれるではないか!
体操したり、野菜の物まねクイズに参加したりと、そりゃもうとても愉しそうに嬉しそうに遊んでくれて、いやあ、高齢者のこういう表情をたくさん見ているととても幸せな気持ちになるのだった。
こういう余興の場に出てくること自体、前向きな人ばかりではあるのだが、人生の大先輩たちの満面の笑みを拝見して、なんだかこちらが元気づけられたような、背中をどんと押されたような、そんなハッピーな気持ちになったのだった。
やるねー、じいさんたち。
芋煮会の残り物のおにぎりと甘酒をたっぷりお土産にもらい、帰る。
晩飯は、一軒め酒場にした。
聞き慣れない名前の酒場であるが、養老の瀧系列のバカ安飲み屋である。
なにしろつまみが99円からという安さで、日本酒も一合180円なのだ。
ジュースも100円。自動販売機より安い。
ここで家族4人、たらふく飲んで食って4000円。1人1000円で、や、安いっ!
オレは、ここの名物バクハイを飲んだ。何かというと、ウィスキーのビール割りである。
実にろくでなしな飲み物ではないか。ウィスキーのビール割り。
290円。
オレはこれを2杯飲んだだけで、べろべろなのだった。
ちなみに追加用火薬60円というのがあって、店員にこれは何かときいたら「ウィスキーです。もっと濃くしたいと思ったらこれを入れてください」というわけだ。
追加とは言え60円のウィスキーって、レッドか、トリスか。
高校を卒業してすぐの春休み、部屋に隠し持っていたサントリーレッドの瓶を父に見つかったことがある。その時、父は怒るのではなく「酒だけはいいものを飲め。安い酒は体を壊す」とオレを諭したのだった。
まだ昭和50年代の初め。日本の酒も混ぜ物ばかりのひどいものが多かった時代で、自らも酒好きだった父が息子の体を案じて教えてくれた一言だった。
そんな時代とはさすがに違うが、それにしても60円のウィスキーを追加するほどの勇気は、オレにはなかった。というか、十分に酔っ払っていたし。
昼のライブ自体はそんなに大変ではないと思ったが、やっぱりそれなりに疲れていたようで、家に帰って風呂に入ったら眠くなり、8時に布団に入ってしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.22
本日は小学校の終業式。二学期制なので、二学期の終了なのだ。
だから通知票も1年で二度しか出ない。
息子には、一つ成績が下がっているたびにこち亀を10冊捨てるぞと脅してあり、娘には一つ成績が下がるたびにおかずを減らすと宣言している。
「隣のマンションのりょうくんは、成績が上がったらWiiを買ってもらう約束をしてるっていうのに」、うちはえらい違いだと息子は抗議するが、無視だ。
その脅しがきいたか、2人ともちゃんと成績が上がっている。うむ、なかなかよろしい。
オレが子どもの頃は通信簿は仏壇にあげたものだったが、我が家には仏壇がない。
とりあえずカラーコピーを取って、家族の記録を付けている日記に貼った。
よし、ちゃんと成績が上がったご褒美に、お昼ご飯は餃子の王将に連れて行ってやろう。
終業式のねぎらいの食事が餃子の王将というのもひどい親だと思うが、息子は大喜びだからよいのだ。
なにしろ、餃子の王将には餃子3人前のスペシャル定食があるぞと教えたら、息子は「ひゃー、さっ、3人前っ」と大喜びで、いつか行きたい、早く行きたいと常々騒いでいたのだ。
対して娘は別に餃子がたくさん食えるからって別に嬉しくないから、うへーっという顔だが。
二つ隣の駅前に餃子の王将があるので、クルマで出かける。
小さい店だが昼飯時が終わりかけていたので、5分ほど待ったら座れた。
息子は当然餃子3人前のスペシャル定食。仕方ないからオレもつきあった。
食った。完食。
食ったが、苦しい。晩になっても腹が重い。
そういや昔、新宿の王将では餃子100個を30分で食べると1万円とかいう企画があったなあ。早く食うコツは、水をざーっとかけて冷まして口に入れることだと教わったが、そんなことしても旨くなかろう。
いや、3人前で十分うんざりなのだ。
久しぶりに餃子の顔はしばらく見たくないと思った。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.03.21
西武線が東横線と直通になって初めて渋谷へ行った。
東横線のホームは囲いがしてあって中が見えない。週末にイベントをやるようだから、その準備か。
これから10年、渋谷駅は常にどこか工事中になるので、全体的に落ち着かなくなる。その始まりを告げるというわけだな。
渋谷に行ったのは、もちろん仕事のためだ。
初対面の相手に、初めて東横直通に乗りましたよと言ったら「いやあ、不便になりましたよ」と答えた。
「今まで渋谷始発だったから終電でも座れたのに座れなくなったし、朝は安心して寝てこられたのに今日は寝過ごして自由が丘までいっちゃぃました」とのことである。
なるほど、そういうものか。
確かに帰りに乗った副都心線は、案外混んでいた。座れるには座れたけれども、日中だというのにしっかり行列ができていたからなあ。
今まで山手線で新宿や池袋、原宿に行ってた人たちが乗り換えなしでそのまま副都心線で行くようになったということだろう。
夜、なぜか知らないがぐったり疲れていて、ご飯の時に缶ビール飲んだら寝込んでしまった。
季節の変わり目ですから。
って、あまり関係ないか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「噂の女」奥田英明・新潮社。地方都市の退屈な日常を、いつものようにユーモラスに描いた作品だと思ったら、途中からけっこうシリアスな展開になっていってちょっとびっくりした。木嶋早苗みたいな女を描いたわけだな、要するに。
2013.03.20
お彼岸。春分の日。
とてもいい陽気である。
特に予定もない一日だったのでどうやって過ごそうか、前夜の食卓で家族と話し合った結果、娘のイチオシであるイチゴ狩りに行くことにした。
早速ヨメに調べてもらうと、予約が必要なところが案外多い。
予約不要、飛び込みOKで一番近いところへ行くことに決め、墓参りの渋滞が予想される関越道を走ったのだった。
案に相違して渋滞はまったくなく、予定の30分前にイチゴ農園に到着。一番乗りで待っていると、ぞろぞろと30人ほどの行列ができたので、それなりに人のある農園だったらしい。
園内、小ぎれいでさっぱり。今は地面に植えるのではなくて棚に栽培しているのね。だから、腰をかがめることなく、いちごが摘める。
もっともオレはイチゴなんて2つも食べれば十分。頑張って4つも食べた。入場料1600円だから1粒400円。
「400円あれば西友で1パック買えるよー」と息子に笑われる。
まあ、オレの分をヨメと娘が食べてくれたので、元は取っただろう。
今時の観光公園は人当たりも良く営業熱心。しとても感じのいい農園だったので、また来年来よう。
さて、イチゴ狩りは30分もすれば十分に堪能できる。
まだ昼前。こうなれば当然お約束のサイボクである。
埼玉牧場、略してサイボク。
鶴ヶ島インターの近くで、イチゴ農園からは20分ほどの距離だ。
サイボクはとにかく肉が旨い。それも豚肉。
本日も昼は巨大レストランでバーベキューだ。肉をお代わりして、ばくばく食う。イチゴでお腹いっぱいのヨメと娘も肉だ。
ああ、旨かった。
ここのバーベキューは一度父親に食わせてやりたいなあ。肉が好きだからなあ。
昼食後は売店でバドミントンセットとフリスビーを買って、広場で腹ごなしに遊ぶ。
芝生の上で走って転げて、いやあ10分もすればもう息が切れるのであるが、家族でこうして一緒に遊べるのももうそんなにないだろうと思う。
来年の今頃は、息子の中学入学を前に我が家はどことなく浮ついた日々になり、中学生男子になったらそれこそ親と一緒に行動することもないだろう。
汗を流した後、同じサイボク内にある陶芸教室で陶芸体験。
先生に土のこね方を教わって、息子はご飯茶わん、娘は湯飲みをつくった。
色を選べば、あとは窯で焼いてくれて、宅急便で送ってくれる。1ヵ月半くらいかかる。楽しみだ。
汗をかいて、しかも大量の花粉と黄砂が飛んでいたので全身がほこりっぽく、さらに芝生の上で転がったりもしたので、家に帰ってすぐに風呂だ。
午後4時、娘と一緒に風呂に入って、はあ〜、いい気持ち。
外はまだ明るく、今日を境に昼のほうが長くなる。ようやく季節は陰から陽に転じた。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「SPA!」
2013.03.19
キティレコードのプロデューサー・多賀さんの仕事を集めたCDが出ていて、ついぽちっと買ってしまった。
なにしろ1曲目が小椋佳「さらば青春」というので、無性に聞きたくなったのである。
ぽちっとした後、聴くだけならYouTubeでいくらでも聴けると思い出したわけたが、まあ、よかろ。
そのCDが届いて、中の詳しい解説を読んで、多賀さんが小椋佳を見いだしたときのエピソードに笑ってしまった。
小椋佳という新しい才能がいるというので多賀さんは会いに行ったのだが、現役銀行員であるということと、あのルックスに、会った瞬間に「どうやって帰ってもらおうか、としか考えていなかった」というのだ。
確かにあの時代、新人アーティストの卵としてやってきたのが、ネクタイに黒縁メガネのおっさんでは、その瞬間に話は流れる。
とこころが、目の前で小椋佳が弾き語りを始めた瞬間、多賀さんは契約することを決めたそうである。
そんなエピソードを読みながら「さらば青春」を聴いて、改めていい歌だなあし感じ入ったのだった。
オレが高校生の頃だったよなあ、これ。
オレは友人と二人でフォークデュオを組んで、この「さらば青春」もレパートリーにしていたっけ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊ポスト」
2013.03.18
あの逆転劇の裏には神がかった走塁があった、てな具合に台湾戦の島谷、あ、ちがう、鳥谷の盗塁が持ち上げられたものだから、山本コージもいい具合に勘違いしちゃったんだろ。
日経だったかも、昔の長嶋監督のばくちがたまたま当たった試合を引き合いにして、台湾戦の盗塁をほめていたし。
たまたま偶然うまくいった成功を必然と勘違いして繰り返すというのは賢者のやることではありませんな。かっかっかっ。
似たようなケースに、上場なんてオレにかかれば何度でもできちゃうのさとえばり散らすベンチャー経営者がありますね。最初の上場は徹底した市場志向が功を奏したというのに、二度目は上場自体が目的にすり替わってしまっているオレ様ベンチャー。
いかんいかん、コージの話だった。
その台湾戦の盗塁がたまたま成功したから、よーし、今度も決めてまた物語をつくるんじゃけんのう、われ、とコージは思ったわけだ。
1アウト2塁1塁でバッターは4番。
こ、こ、これでどうしてダブルスチールなのか、小学校のクラス対抗ソフトボール大会でキャッチャーをやって準優勝を果たしたオレでも疑問に思うそ。ちなみにクラスは2クラスしかなかった。
せめて2塁走者が走ってなければ、「1塁ランナーがアホで、うっかり2塁走者の存在を忘れよったんじゃ、どあほ」と、コージもとぼけて1塁走者に責任転嫁できただろうに、あれではいいわけはできないな。
あげくに「行けたら行け」という田舎の交差点赤信号作戦だったとは。
などとさも偉そうに上から言ってますが、ワタクシ、実際に見たのは最終回のツーアウトからでして、ダブルスチールがどうしたこうしたというのは夜のニュースで知った次第でありました。
では、どうして野球を見るほどヒマじゃなかったかというと、オーディオインターフェースの入替をやっていたからであります。
えー、オーディオインターフェースとは何か。
アナログの音をPCに取り込むためにデジタル処理する機械で、これがないと外部音源やボーカルを取り込んで処理できない、つまりは音楽制作がまったくできないというほど重要な機械なのだ。
もうこの時点で先を読むのをやめたという人も多いに違いない。かっかっかっ。
ミヤケさんなんて「長すぎるっ」と怒り始める頃だ。
そのような大切な機械であるのに、音楽制作を始めた頃のオレはまったくその存在を知らず、うろうろするばかりであった。
編曲はできた。音も出る。では、その音をどうやって録音するのだ? というわけだ。
それで1年くらいして、ようやくオーディオインターフェースという機械が必要なのでは、と思い至ったわけである。バカだな。オレ。
それで秋葉原のソフマップだかTゾーンに行き(まだあるのか?)、店員のすすめるままに1万いくらかのオーディオインターフェースを買ってきたのだ。外付けじゃなくて、中に組み込むタイプの。
ところがPCに取り付けようとしたら入らない。よく見たらWindows用とある。
当時のオレはMacだ。
ひゃー、これは面白いことになったと喜んだオレは、すぐにソフマップだかTゾーンだかに電話して売場責任者に「これこれこういうことで、間違ったものを売りつけやがったですね」と穏やかに伝えたのである。
「あわわわ」とフロア責任者は焦るわけだが、いやいや、クレームではありません、このWindows用機材をMacで使うにはどうしたらいいかを教えてくれればよいのですよ、ふふふ、と詰める。
売場責任者はメーカーに確認を取って「えー、どうにかつなげばMacでも使えます。ただ使うにはMacに穴を空けなくてはなりません」と答えてよこした。
おっしゃあ、やったあとオレは大喜びで電話を切り、近所の金物屋まで走ってノミやらペンチやらの工具を買いに行ったのである。
そして、戻ってワクワクしながらMacのボディにゴリゴリと5センチ四方の孔を空け、そこから無理矢理ケーブルを引っ張り出し、オーディオインターフェースをつなげたのだった。
こうしてWindows用の機材を無理矢理つなげられた変態Mac、まあ、途中まで性転換したようなこのアホなものを、オレはしばらく愛用したのであった。
前置きが長すぎるなあ。
要するにそれぐらいに音楽制作に必須の機械なのである。
現在使用しているのは、Lexiconである。7万円ぐらいのを4万円ぐらいで買って、4年ほど使った。
デザイン的に優れていたのはいいんだけれど、使い勝手があまりよくなく、最近、ノイズも乗るようになってきた。これはもしかしたドライバの問題かもとは思ったのだが、ドライバ自体があまりよいものではない。
ここのとこずっと、そろそろ替え時かなあと思っていた次第である。
そして本日、ついに新しいオーディオインターフェースを導入したというわけだ。
オーディオインターフェースというのは音楽機材らしく値段はピンキリ。1万円から100万円を超えるものまである。
そしてデジタル機器らしく性能はドンドン向上して価格はドンドン下がっているのだ。
オレが今回導入したのは、スタインバーグのUR28Mという機材。3万円とちょっと。
安い。安いが、これだけの機材を3万円で買えるとは、すごい時代である。
同じ機材を、電気グルーブの石野卓球も使っていたことも、この機材に決めた理由の一つ。
さて、音楽機材の常であるが、覚悟していた通り一日がかりのセッティングであった。
朝からこもりっきりでケーブルを取り回し、インストゥールを行い、設定に四苦八苦。
スタインバーグはドイツの会社だが、ヤマハに買われて今はヤマハグループ。で、オレの使っているソフトはスタインバーグ製で音源はヤマハ製。同じ仲間同士なのだから問題はないはずなのに、なぜかつながらない、音が出ない。
一日がかりでいいところまで行ったのだが、どうにも先へ進めず、とうとう6時頃になってヤマハのサポートに質問メールを送ったのであった。
そして、案の定というか、ありがちというか、相談メールを送った数時間後に問題は自分で解決できてしまったのである。
もうばっちり、これで何の問題もなく音楽制作を再開できようになったのだ。
ふふふ、いいでず、新しいオーディオインターフェース。
なにしろボーカル録音中にエコーをかけられるので、とてもいい気分で歌えるのだ。
言うまでもなく返りの音にエコーがかかっているだけなので、データそのものはまっさら。自由に加工できるというわけだ。
「えっ、そんなことができなかったの」と驚かれそうだが、そうである。できなかったのである。それができようになったというのが、テクノロジーの進化と価格の下落というわけだ。
気分がいいなあ。
さあ、これでまたばりばりと音楽をつくるのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.17
花粉やら黄砂やらPM2.5やら練馬の畑の土埃やらで、最近はガソリンスタンドの洗車場が大混雑である。
確かにオレのクルマもひどく汚れている。
でも、洗ってもどうせすぐに汚れるんだから、わさわざ洗車機の行列に並ぶこともあるめえと諦めている。
同じように家も砂まみれになっていて洗いたいのだが、このシーズンが過ぎるまでは放っておく。
洗うといっても外壁とか窓とかにホースで水をぶっかけるだけなのだが、これがまあ宿便かとおもうほど、どっちゃり汚れが出てくるのでびっくりするのであった。
夜、魚せいに行く。西武線沿線最低の居酒屋だ。
実は昨夜、魚せいの引き戸を開けたら、なんと「ぎゃんぎゃんぎゃん」と叫びながら店の中から犬が飛びかかってきた。
仰天した。
たまげたことに、常連客が連れてきたのだという。
心底、呆れた。
大将がオレに向かって「本当は絶対にダメなんだけどよ」と、ぼそっとつぶやく。まったくいくら常連とはいえ、店にとっては大迷惑だよな。
保健所にでも通報されたらおおごとだべ。
その犬の飼い主の常連客が、オレに向かって「ぎゃんぎゃんぎゃん」と吠えかかる犬を押さえながら、笑って「タンゴさん、犬、大丈夫?」と聞くから、大っ嫌い、とはっきり言ってやった。
一瞬固まったその常連客は、犬をカバンに押し込んで店の隅っこに押しやった。
しばらくして常連客はオレを振り返り「タンゴさん、犬とか猫とか、飼ったことないの?」聞くから、犬も猫も飼ったことがあるけど大嫌い、と答えておいた。
高校時代には一緒に同じ布団で寝るほど、猫をかわいがっていたオレである。そんなに唾棄するほど嫌いというわけではない(犬は除く)。
いい年をしているくせに、飲食店に堂々と犬を連れて入るという、そのバカさ加減が大嫌いなのだ。ということを言外に伝えたが、わかっただろうか。
昨日のあのバカ犬はすぐ帰ったのか、と今夜、、大将に聞いたら「すぐに帰った」という返事。
まったく春はいろいろとバカがわいてきて困ったものである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.03.16
「こち亀ってずいぶん長いな。何巻まで出てるんだろう」
「100巻ぐらいじゃね?」
「ギネスがどうとかいう話があったから1000巻あってもおかしくないだろ」
「そういやうちのオヤジが両さんそっくりでさあ」
昔はこんな風に一つの話題で盛り上がった職場も、今ではこんな具合である。
「こち亀ってずいぶん長いな。何巻まで出てるんだろう」
「…そういうことは自分で検索してから人に聞いてくださいね」
おかげで職場からは潤いがなくなってしまった。これなどはまだいい方で、現実はこうである。
「……」
「……」
人の潤いどころか、会話さえなくなってしまったのである。困ったもんだ。
まあ、それはいいとして、我が家の息子はこち亀が大好きで、家中、やたらとこち亀の本が置いてある。
おい、風呂に入れ。「はーい」と返事したそばから、風呂へ行くまでの1メートルの距離でこち亀を立ち読みしている。
つまりはその間にもこち亀が置いてあるのだ。
こんな具合にあちこちにトラップが仕掛けてあり、あちこちで引っかかって息子はこち亀を読んでいる。
アホだ。
ちなみにこち亀は184巻まで刊行されている。もちろんネットで調べた。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「ゴルゴ13」
「桜ほうさら」宮部みゆき・PHP研究所。待ってましたの、宮部みゆきの時代もの。やっぱり宮部は時代ものに尽きる。これも本当に面白く、素晴らしい話だ。お家騒動をきっかけに話はさまざまに広がり、合間に江戸市中の人々の暮らしが情感たっぷりに描かれ、どんどん読み進みたいような、読み終えるのがもったいないような、至福の読書時間を味わった。そして、すべての話が一つに収斂して大団円を迎える、宮部みゆきならではの大仕掛けの職人芸。カバーも素晴らしく、こちらも出色の出来だ。もちろん今年一番の作品。あ、まだ3月か。
「霧のむこうのふしぎな町」柏葉幸子・講談社文庫。「千と千尋の神隠し」の元ネタになったというので有名な児童小説。なかなか愉快なファンタジーだ。書かれたのが、オレが高校生の頃と知ってびっくり。アマゾンの1円古本で購入。古本っていっても折り目など付いていない美本。これが1円だから、そりゃあ書店もやってられないよなあ。
2013.03.15
朝から両国。
相撲取りが鉄砲しながら歩いているかと思ったら、今は大阪で四股を踏んでいるらしく、かわりに袴姿の学生がいっぱいいた。
両国国技館を借りて卒業式をするなんて、ずいぶん大きい学校だなあ。
そう思ったら、専門学校グループの、グループ合同卒業式だった。
袴姿の女子も、スーツ姿の女子もみんな照れながら嬉しそうである。親たちもにこにこ顔だ。
見ているこちらもなんだか気持ちが華やいでくる。
一緒にいたキムラくんも「なんだか、いいもんですね、卒業式って」と笑う。
オレの大学の卒業式は、留年仲間だった山口と一緒にいった記憶がある。式自体はまったく覚えていない。
確か父が出席し、父兄席で見ていたはずなのだが、父と顔を合わせた記憶も消えた。
5年もかけて呑気に卒業しやがって、あげくに長男のくせに実家に帰ってこないとは、まったくしょうもない男だ。オレ。
ばあちゃんに「今までありがとうございましたって、ちゃんと両親に挨拶するんだよ」と言われて、でへへと照れて結局何も言わなかった。
後で送られてきた卒業証書を見て、母は、ばあちゃんの「よく頑張ったね」の言葉に声を上げて泣いたそうである。
キラキラと輝く隅田川と、その堤防に並ぶブルーシートを眺めて、次は秋葉原。
ヨドバシカメラでオーディオ関係のケーブルを買う。
レジでは案の定「カードをお持ちですか」「今すぐお作りしますが」「今作ると明日から割引ですが」とリピートして言われ、そのすべてに、いらない、ときっぱり断る。
カードいりません専用カウンターを作ってくれないかな。
秋葉原で昼飯を食って、思い立って日比谷線で中目黒まで行く。ぐっすり眠れた。
そして中目黒で折り返して、東横線で渋谷。
そうである。今日が東横線渋谷駅のラストラン。あの駅舎が消滅して、明日からは地下化するのだ。
やっぱり最後は見ておこうかなと思って、遠回りして渋谷に行ったのだった。
学生時代に祐天寺に住んでいて、東横線はやっぱり思い入れがあって、時間にすればわずか5年ばかりなのだけれど、やはり最も感受性の高い年齢を過ごした街というのは特別なのだ。
東横線で代官山を過ぎて、車中から並木橋を見下ろす。
懐かしいなあ。とっても懐かしい。上京したのも、ちょうど今頃、18歳の春だった。
いつかこの街を離れるときがきたら、きっと並木橋の光景を思い出すだろうなあと考えながら電車に乗っていた日々を思い出した。
渋谷駅は、まだ午後1時半だというのに大変な人だかり。ホームでは山のような人が身を乗り出して車輌の写真を撮り、改札付近でもカメラ片手の人で大変な騒ぎだ。
「立ち止まらないでくださ〜い」「お気を付けくださ〜い」と、東急の社員が声をからす。
集団を刺激しないよう、対応はあくまでもソフトだ。ソフトだが、今からこんな様子じゃ夜にはどんな騒ぎになっちゃうんだようというビビリが感じられた。
増築増築で大きくなってきた渋谷駅。
今でこそ案内板を見なくてもどこでも行けるが、上京した頃は常に渋谷では迷っていた。今もおばちゃんたちはよく迷うらしい。
明日か渋谷で東横線と副都心線がつながり、西武線と東武線が乗り入れていることから、埼玉から神奈川まで一本なのだ。
飯能に済んでいる知り合いがフェースブックで「改札を出なけりゃ、、最低料金で飯能から横浜まで行って帰って来られるじゃん」と語っていた。こらこら、それは世間に向かって語っていいことではありません。
テレビでもこの相互乗り入れをいろいろと取り上げているが、どれも埼玉の山奥の田舎者がおしゃれな横浜へ行くのを楽しみにしている、というニュアンスなのはどういうわけだ。
川越あたりのおばちゃんが「中華街行きたいわん」とか言って、それに拍車をかけている。
この場合、レポーターは「行っチャイナ」と返すのが正しいのだが、そんなこともなく、番組はあくまで田舎者が都会へ遊びに行くというトーンだ。
それはそうかもしれないが、だからといって埼玉の田舎のゆるキャラが横浜あたりでイベントに参加しているのもどうかと思うが、よく見たらその中に練馬のゆるキャラも混じってて、げええ、オレも同じ扱いされているのかようとのけぞる。
オ、オ、オレなんか昔は東横線沿線に住んでて、横浜なんて親戚が住んでたんだぞ、とテレビに向かって威張る。が、空しい。
さて、いい陽気になったし、家族で横浜でも行ってみるか。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」
2013.03.14
数字とか計算とかに弱いオレの面倒を見てくれている税理士の事務所は、秋葉原にある。
確定申告も無事に終わって、税理士事務所では関係資料をオレに返すことになった。佐川急便に資料一式を託したのである。
「ところが、同封する資料を忘れちゃったので、1枚だけ、別に送りますね」と連絡が来た。
紙が1枚だけだから、それは郵便である。もちろん普通郵便。
それが昨日の話。
そして今日になって、あっと驚くことにポストにはその郵便封筒が入っていて、佐川の荷物はまだ来ていなかった。
つまり佐川急便より普通郵便の方が早く着いた、というわけである。けっこう笑えるなあ、これ。
佐川急便の荷物は、昔はたばこ臭いのがお約束だったが、クレームが殺到してからは運転手の禁煙が徹底され、たばこ臭くなくなった。ちょっとは改善したわけだ。
でも、80円の普通郵便より遅いというのは、飛脚としてはちょっとどうかと思うが。
まあ、面白いからいいや。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.13
昨日、隣の畑の土埃のことを書いたら、今日手はかつてないほとひどい土埃が舞ってげんなり。
ウソじゃなくて、道を歩けない。
わざわざ遠回りして仕事に行ったほどだ。
夜、ニュースで「和光市ではこんなにひどい土埃が」ってやってたけど、和光市はウチから徒歩圏内。
我が家の周囲と寸分違わぬ光景が、和光市の土埃なのだ。
まったく、これでは杉並区はじめ残りの21区(足立区は除く)から文句を言われても仕方ないと思うのだった。
電車も止まったり送れたりで、おかげで行きも帰りも大変な混雑で、いやになってしまった。
嫌になってしまったと言えば、ホワイトデーだな。
ヨメと娘にお返しをしなければと思っていたら、ちょうど池袋駅の中でチョコレートが売られていて、おっさんが行列している。
こりゃいいや、ここで買おうとオレもその行列に並んだわけだ。
そして待つことなんと3分、やっと次がオレの番が、と思ったら前のおっさんが「ありがとうございます。3個入りですね。おいくつでしょうか」と聞かれて、あろう事か、その場で「えーと、一つ、二つ…」と数え始めたのだ。
おいおい、おっさん、並んでる間に数えるだろう、普通。
行列している全員が心の中で同じ叫びを上げたのだった。
駅に着いた帰り道、スーパーのサミットストアでワインを買う。今日はこれにしよう、十勝ワインだ。525円。
夜、なでしこのサッカーを見ながら飲もうと思ってコルクの栓を抜こうとしたら、なんということだ、コルクに突っ込んだまま、ワイン抜きの途中から半分がぽっきり折れてしまった。
ふんぎゃ、なんと間抜けな。
しばし呆然とした後「今から買ってこようか」というヨメを制してオレはドライバーを駆使してなんとかこじ開けたのだった。
あまり旨いワインではなかった。薬と思って飲もう。
今週土曜日には西武線が東横線とつながって、渋谷駅の東横線ホームがなくなる。
品川からの帰り道、消失する前に最後に見ておこうかと思ったけど、まあ、郷愁に浸るのもみっともないと考え、途中下車をやめた。
渋谷の東横線ホームは、途中でカーブしている。
上京した長男と歩いた時に見たそのカーブの具合がよほど印象的だったのか、父は今も「カーブしてたっけなあ」と時々思い出す。
オレ自身の学生時代への郷愁というより、そんな父と過ごした時間への思い出のほうが強いなあ。
西武線と東横線がつながったら、子どもの春休みにでも電車を乗り継いで、三崎半島あたりまで行ってみようかな。
本日、実家の甥っ子が第一志望の高校に合格したとの報せ。
春だ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.12
だいぶいい陽気になってきた。
暖かいねえと、カメラマンのタカハシ氏が話しかけてくる。
「タンゴちゃん、あったかいねえ。これでようやくユニクロのズボン下から解放されるねえ」
だからズボン下って言うから、じじい扱いされるんだよっ。
タイツだよ、ヒートテックだよっ。
だが、タカハシ氏、そんなことに関係なく「あったかいねえ」とご機嫌であった。
まあ、暖かいのはいいんだれど、今年は花粉がひどいそうで。
オレはまったく平気なのだが、ヨメがかゆいかゆいと悶絶している。
迷惑なのは、電車の中で、でかいくしゃみをして平然としているおっさんだ。
どうしてマスクをしないのだ、おっさん。密閉された空間ででかいくしゃみをして、なぜ平然としていられるのだ、おっさん。
今年はこれにPM2.5が加わっているので、大気の汚れはますますひどい。
そして我が家の場合、隣の畑問題が加わる。
そうである。毎度同じ話題であるが、家の隣には広大な畑があって、春一番が吹く頃からゴールデンウィークの頃まで、大量の土埃が舞うのである。
念のため、一応23区内である。
この大量の土埃を見ると、先日の黄砂騒ぎの時に「練馬の畑のせいだ」と杉並区につけられた因縁も、あながち違うとは胸を張って言い切れなくなってしまう。。
この大量の土埃のため、せっかくのぽかぽか陽気で空が真っ青でも、洗濯物も干せない。布団やシーツなどもってのほか。
おかげでどんなにいい天気でも、部屋干しという鬱陶しさなのである。
この家に引っ越すことになった時は、隣が広い畑というのは開放的でのどかだなあ、と喜んだものだった。
まったくどんな土地でも住んでみないとわからないものである。
まあ、だからと言って、畑でなくてここが公園だったら夜ごとに高校生が集まって不用心この上なかったり、スーパーだったらうるさくて臭くて車出入りが危なかったりするわけだ。
畑でよかったと言うべきだろう。まっこと家は選べても隣人は選べないのだ。
もちろんこの畑から舞い上がる激しい土埃に迷惑しているのは我が家だけではなくて、近所が全部そうであるから、当然、近所中から畑には恨めしい視線が集中する。
その視線を浴びながら農作業しているおっさん、おばちゃんは、まあ、考えてみれば代々自分たちはここで農業やってただけだから、ある意味でオレたちよりも「隣人は選べないなあ」とトホホ状態なわけだ。
隣接してマンションも建っちゃったし。
生産緑地だからしばらくはこのままだろうが、いずれ広大な畑を維持できなくなり何かに転用されるだろう。
住宅やマンションなら、まあしょうがない。一番困っちゃうのは、斎場になっちゃうことだな。
社会にとって大切な施設ではあるが、だからといってそれがウチの隣にあって、毎日黒い車と泣きはらした人々が出入りするのを眺めるのは、ちょっとイヤだなあ。
もっとも、目の前の配送所がいつの間にか葬儀会社に入れ替わっていて、ある朝起きたら家の前に「ありがとう、そしてさようなら」というでっかい看板が立っていたときはのけぞったものだったが、それもいつしか何とも思わなくなったから、要するに慣れということだろう。
斎場といえば、近くの住宅街に小さいマンションができたと思ったら、実はそれが斎場だったというのでびっくりした。
どこから見てもワンルームマンション。なのに中は斎場で、普通の家のようになっていて、要するに自宅から見送る気分で葬儀ができますよー、という売りらしい。
へー、なるほどね。いろいろと考えるものだ。
まあ、そんなわけで暖かくなってきて、出かける際には何を着ていいかわかんなくなって。電車に乗ってもダウンを着ている人もいれば上着なしの人もいて、三寒四温、日々はゆるゆるとぬるくなっていくのである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊ポスト」
2013.03.11
読売新聞の夕刊を開いてびっくり。
なんと、広告欄がすべて白紙になっている!
と思ってよく見たら、それぞれちょびっとだけ文字が書いてある。
と思ってよく見たら、コピーだった。
なんのこっちゃと全部の広告を見たら、東京都医師会の広告だと判明。
3.11で救助活動にあたった医師たちからのメッセージが書かれていた。
知らなかったけれど、読売新聞では以前も同じようなことをしているのね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.10
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、見事にオレは今日の午前中ですべての原稿を終わらせたのであった。ぜえぜえ。
昼、隣町の住宅街に見つけたインド料理屋に行く。
ソバ屋か寿司屋を居抜きで借りたようで、掘りごたつに座ってカレーを食べたのだった。
けっこう旨かったぞ。ここなら通ってもいいなあ。
また来よう。
おいしかったねーと娘としゃべりながら店を出たら、ぎょっ、空が黄色くなっている。強風だ。
はっきりわかるほど、砂が飛んでいる。
ちょっ前にFacebookで、世田谷のおーいちゃんが「空が黄色い」と上げていたが、それが練馬まで来たか。終末も近いぞと思わせるような不気味な空だ。
黄砂か。黄砂だろう。
道行くオヤジも手ぬぐいを顔に当てて、えらい騒ぎになっていた。
家に帰ってシャッターを降ろし、シェルター状態。籠城態勢に入る。
気象庁の発表では、どうやら黄砂ではなくて春霞らしい。北風と南風が急にぶつかって大気が不安定になりどうしたこうしたという説明だった。
だまされるもんか。黄砂に決まってる。
だが、ネットでは、練馬の畑の土のせいだ、なんとかしろ練馬、という声がちらほら。
どういうことだ、練馬を中国と一緒にするな。
オレは涙目である。
こういうことを言い出すのは、決まって練馬の隣でいつも文句を言っている杉並に違いない。
濡れ衣をかけるんじゃない。杉並。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.09
ラジオから「50歳を過ぎて思い切ってスマホに挑戦しました」という投書が流れてきて、別にスマホに年齢は関係ないし、挑戦するものでもなかろうと思う。
いや、誰だってそう思うよね。
昔、40歳過ぎてパソコンを始めましたっていばってた人がいたけれど、あれもなんだか変だったな。
要するに、年を取っても若いことに挑戦する私ってすごい、ということなんだろうか。
まあ、いいや。いちいち反応することもなかろう。流せ流せ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.08
朝早くから橋本という遠い場所までいって、一日中取材仕事。
こうして仕事のあることは有り難いことである。感謝せねば。
しかーし! どっこもかしこも、口裏を合わせたように来週月曜日の朝までに原稿をちょうだいと言うのは、どういうわけだ!
夜、新宿でカメラマンの吉田先生に会ってビールをおごる。
なぜおごったかというと、吉田先生、すっからかんで100円も持っていなかったからだ。
そんな状態でロケをこなして、大量の機材を抱えながら移動していたとは、社会人としてどうなのかと思わないでもないが、まあ、よいのだ。
吉田先生、アシスタントにとっぱらいでギャラを払ったら、すっからかんになってしまったのだという。
それどころか手持ちが足りなくて、ギャラを190円、値切ったのだという。
飲みながら吉田先生が本日陥った様々な修羅場を聞き、締め切りが重なって現実逃避的に新宿の場末で飲んでいるオレ自身がいかに甘かったかを教えられた。
ビールだけでなく、機材を置いておくコインロッカー代をおごってやったことも、小さいことだと思えてくるのだ。たとえそれが600円の大型コインロッカーだったとしても。
急いで家に帰って、なでしこ。アルガルベなんとかとかいう試合だ。
文句アルガルベ。
息子はオレと一緒に見ようと楽しみにしていたらしい。「ひゃー、1対1だよ、ひゃー」と暴れている。
まずは風呂だ風呂。続いて焼酎のお湯割りをつくって、後半から見る。
オレのお気に入りの田中陽子ちんが出てる。頑張れ、陽子ちん!
しかし、陽子ちんが頑張っても、ダメなものはダメだな。
見ていてちっとも躍動感がないし、面白くない。熊谷も体のキレがなくなったし。
これじゃあ勝てないなあ。こんなチームじゃあ、見ていてちっとも魅力を感じないなあ。
ずるずる、あっさり負けてしまう。相手があのドイツだとしても、ひでえなあ。
やっぱりこのチームは、宮間と阪口がいなければダメなのだろうか。ちっとも試合がつくれない。
陽子ちんも、つまらなそうである。
若手に経験を積ませつつ、しっかり結果も残そうと目論んだノリオだったが、思惑が外れてしまったようだ。
サッカーが終わってチャンネルを回したら、野球をやってる。こんな時間まで何をやってるんだよ。
と思ったら、中田が大ホームラン。と思ったら、外野フライ。
なんで外野フライで山本浩二が飛び上がって喜ぶのだ。ちっちぇーな。
などとぶつぶつ文句ばかりつけていたから、ヨメと息子にうるさがられる。単なる酔っ払いのオヤジだ、これじゃ。
パソコンを開いてメールに向かって呪詛の言葉を吐きつつ、がおーっと吠えながら寝たのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.07
瞬間風速的に忙しくて、ばたばたなのである。
そのくせ、隙あらば飲みに行こうと構えている、ろくでなしがオレなのであった。うひゃひゃ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊新潮」
2013.03.06
昨日の「ももクロ新日本プロレス論」は非常に大きな反響を呼んだ。
中でも圧倒的だったのが「れにちゃんはキラー・カーンではなくて藤原嘉明ではないのか」という意見であった。
よいのである。ものの見方など、人それぞれ。自由でよいのである。
ただ、わたくしの場合、先だってキラー・カーンのインタビューを再読して改めて感動したため、ついキラー・カーンと書いてしまったのである。
ついでに言えば、キラー・カーンと書くことでちょっと通ぶりたいという、そんな思いもあったのだ。
しかし、こんな程度のことを書くのに、どうしてこんなにも偉そうなのかな、オレは。
まあよい。
春らしい陽気の今日、日中はコートいらずで朝晩はコートなしではつらいという中途半端な状況になってきた。
まあ、日中はよいのだが、問題はあれだ、ほら、PMなんとか。
うちは大量にマスクを買い込んであるが、それでも限界はあるだろうし、鬱陶しい限りである。まったく中国ってやつは。
もっとも尖閣に関しては、今になって思えば石原・東京都が買っちゃった時点でほったらかしにしておけばうやむやにできたものを、民主党が気張ってつい国有化なんてしちゃったもんだから(しかも相手の大将に会った直後に)、中国も引っ込みがつかなくなったということだろうな。
つくづくアホな党を選んでしまったものだ、オレたちも。
それにしてもPMなんとかは、早く終わってほしいものである。
ところで、コマちゃんによれば、ももクロのファンクラブの会員は5万人という噂である。
えーと、年会費が4000円だから5万人だといくらになのだろう。
すぐに計算ができないので一緒に風呂に入っていた息子に計算させたら「ひぇーっ、お父さん、2億円だよ」とのことであった。
ひぇーっ。
ファンクラブなんて、カモネギもいいところで、アホじゃねえの、こんなのに4000円も出して入会するなんて。
しかも本日発売されたももクロスタジャンが、なんと1着3万円もする。
いやあ、たまらんなあ。
スターダストは毎日、自分で札束を印刷しているような気分だろうな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「黄金旅風」飯嶋和一・小学館文庫。いつも思うのだが、飯嶋和一は小学館文庫なんかじゃなくて、新潮文庫あたりから出せば爆発的に売れると思うのだがなあ。これも600ページを超える文庫本。会話のない地の文だけが10ページも平気で続くようなとっつきにくい本なのだが、いったん入り込んでしまうとぐいぐいと読み進められるのが飯嶋和一。これも買ってから読み始めるまでに2年くらいかかったなあ。さて、黄金旅風。なんというロマンあふれる響きだろう。しかも舞台は鎖国時代の長崎。ここで黄金旅風というタイトルなのだから、さぞや血湧き肉躍る大冒険スペクタクルが展開されると思うではないか。ところが実体は、江戸と長崎のせこい内紛に権力争いの物語なのだった。ずっこける。でも、キリシタン弾圧の場面は、さすがの迫力。どうも今まで読んできて、飯嶋和一は人がとことん痛めつけられて不幸になっていく場目を描かせると天才的なようだ。
2013.03.05
ももクロは、新日本プロレスである。
かなこ(赤)は、その驚異の身体能力と不器用さから坂口征二であり、しおりん(黄色)は見た目に反して一番腹黒いと思わせるキラーぶりからアントニオ猪木そのものである。
そして、ももか(緑)は、目立たぬところで下克上を虎視眈々と狙うわかりやすさが長州力で、れにちゃん(紫)は、実力はあるのに要所を締める役割に徹している職人ぶりがキラー・カーンだ。
そして、オレのお気に入りのあーりん(ピンクね)は、文句なしにタイガー・ジェット・シンで決まりである。徹底したヒールぶりは、会場のファンでさえ容赦なくたたきのめすのだ。
「アイドルはトイレなんか行かない」と言うあーりんは、ライブで「私の食べたケーキは、お腹の中でかりんとうになって出てくるんだもーん」と発言して、会場をパニックに陥れた。
この姿には、客に向かってサーベルを振り回すタイガー・ジェット・シンの狂気が見事に重なるではないか。
素晴らしい。
ちなみにマネージャーの川上氏は、言うまでもなく過激な仕掛け人・新間にうり二つである。
そして、勢いついでにここで白状するが、オレは先日、ももクロのファンクラブに入ってしまった。飲みながら、ついふらふらと、ぽちっと。
年会費が4000円であることを聞いた息子には「たけえ〜!」と責められ、いや、ほら、野乃花のために、と娘に責任転嫁するも相手にされず、思い切り呆れられてしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊現代」「日経エンターテイメント」
2013.03.04
インタビュー仕事をしていると、時々、それなりに上のポジションの人と話をする機会がある。
そんな時、よく耳にするのが「いやあ、何も準備してなくってねえ(にこっ)」という言葉だ。
取材窓口の担当者が「ちっ、またかよ」とか「すんません、ブチョー」とか「おいおい、頼みますよ」とか、瞬時にいろんな顔をするので面白い。
こちらは、お忙しい時に申し訳ありません、お時間をいただきありがとうございます、と言いながら、で早速、と質問に入る。
そして「何も準備してなくって」の言葉の意味がすぐ分かる。
本当に何も準備してなくて、その場で初めて質問項目を知った場合と、実はばっちり準備していて何を聞かれても大丈夫、という場合だ。
もちろんできるトップほど後者の場合が多い。
そういう見方ができるので、インタビュー仕事もけっこう面白い。
などとひねたことを書いているが、別に特定の会社のことを書いているのではないので、念のため。
本日は予定されていた急ぎの取材仕事が「先方の予算がなくなったため」という腰砕けの理由でキャンセル。いきなり空いてしまった。
今日の取材仕事の時間を作るために先週は頑張っていろいろ片付けたのになあ。まあ、よくあることだ。
そういうことになると途端に緊張の糸が切れてしまい、晩飯にビールを一本飲んだら眠くなってしまい、息子と一緒に本当に寝てしまった。8時半。
早寝は楽しいなあ。
たっぷりし睡眠を取り戻したのだった。
睡眠と言えば、昨日見た夢がアホ極まりなかったな。
松本零士に「飲み屋に連れて行け」」と言われて、「たけし」を紹介したら「地元の人間で、たけしを知らなかったらもぐりだろ! もっと違う店だ」と怒られて、じゃあ「魚せい」はどうでしょうと紹介したら「こんな店に連れてくるな!」と怒られた夢。
なんなんだ、これは。
誰か解説してください。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.03
ひな祭りの今日、母の四十九日の納骨で実家に行く。
息子が一緒だ。
5時前に起きてクルマで大宮に行き、朝イチの上越新幹線。
この時期の新幹線に乗ったのは久しぶりだけれど、スキー客のひどさは昔と変わっていないのね。
遊びに行くからテンション上がっているのはわからんでもないが、仲間どうしで大声でしゃべる、笑う、大きな荷物を持ち込んで堂々と置いている、あげくに他人の網棚にまでスキーをおく。
大宮から乗り込んだオレも、自分の席の上の網棚がスキーで埋まっているのを見て、ちょっと愕然としたわ。
帰りにはスキー客同士が「ちょっとこれ誰の」「別に置いてもいいでしょ」ってな具合で言い争いを始めるし、呆れたものだ。
まあ、運悪く中国人の団体に乗り合わせたと思って諦めたけど。オレは。
越後湯沢駅に着くと、この中国人、じゃなかったスキー客は「おお、いいねえいいねえ、いい雪だねえ」などぎゃあぎゃあとはしゃぎながら降りていく。
この連中が降りた後の車内は、やりれやれ中国人がやっと降りてくれたか、という空気が漂う。これも昔と変わらない。
スキー客には、一度この空気を味わってもらいたいものだ。
などと思っても顔には出さず、息子と一緒に朝飯の駅弁などを食べながら母の四十九日と納骨に向かうオレ。
まったく今年の寒波はひどくて、新潟も3月の声を聞けば春めいてくるのだが、まだまだ真冬の状態。うーむ。
実家で坊さんにお経を上げてもらい、この坊主が通夜の時のようにまた無茶苦茶な説教を始めたのだが、タイミングよく迎えのマイクロバスが来たので喪主である弟が坊主の説教をぶった切ってくれた。喪主、GJ。
マイクロバスったってオレんちから墓までは100メートル。ボルトなら長靴はいても9秒で行っちゃう距離である。
地元の人々は当然のように歩いて行くのだった。
3月だと言うのに横殴りの雪が舞う中、納骨。
先祖代々の墓を開けば、中にはオレのばあちゃんやじいちゃんのお骨。
息子に中を見せてやって、ほら、こうしてご先祖様のお骨がここにあって、ばあちゃんもここに入るんだ、でもばあちゃんはまだ入りたくないって駄々をこねて、それで雪が降ってるのかもしれないなあ、と教える。
向こうで、みんなと仲良くやってな。兄弟も全員そろったからな。と母に別れを告げる。これで本当にお別れなのだ。
その後、会食。
寺に立ち寄った坊主は、弟と父に向かって先祖の周回忌の営業をかましたそうだから、ますますこっちは萎える。先代は大変な人格者だったのになあ。
日帰り。新幹線で途中からまたスキー客がたくさん乗り込んできて、さすがに疲れているか、今度は静かでよかった。
まったく、スキーに行くならクルマにしてほしいものである。でも、そのクルマのせいで今日の関越も30キロ以上の渋滞。
こうなるとスキーも難行だな。物好きにもほどがある。
オレと息子はずっと礼服。
席を立ったオレと息子の黒ネクタイを見て、しゃべっているスキー客も一瞬、はっと息を止めるのがわかって面白かった。こういうのを、盛り上がりに水を差すというのだろう。わはは、たっぷり差してやったわい。
さすがに日帰りは疲れる。息子もぐったりだ。
でも、長男として立派に務めを果たしたぞ、息子よ。えらい。
時はただ過ぎていく。区切りの儀式は、残されたもののためにある。
さて、明日からまた顔を上げていこう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.02
人間のできたお釈迦様のような人ならば他人様の成功をにこにこと喜んであげられるのだろうが、まったく人間のできていない底の浅い心根の集団であるあそび歌バンド「たんさいぼう」は、他の連中が精力的に活動しているのにこっちにはちっともお声がかからないと、すぐに妬んでしまうのだ。
あいつらが呼ばれて、ど〜してオレたちが呼ばれないんだよお〜。
そんな干された状態も、春の訪れと共に溶けてゆき、本日は今年に入って初めてのライブとなったのである。
今年に入って初めてだよ、繰り返すが。どんだけ人気がないんだ、オレたち。
訪れたのは川崎の保育園。二回目だ。
とても行儀が良くて元気のいい子どもたちで、加えてパパママがこれまたノリがいい。一緒になって楽しんでくれてる。
こういうあそび歌のライブを見たのはほとんどのパパママが初めてだったそうだが、引っ込むことなく、テレながらも一緒になって踊って遊んでくれたのだ。
野菜の物まねをするゲームなど、パパたちは照れながらもノリノリ。すげえ楽しかった。
おかげでこっちも前向きな心を取り戻し、よいよい、人は人、我は我、この世の平和を願うのだ、と急に悟りを開いたのだった。
帰りに洋食屋さんでカツカレー。
旨い! カツカレーは、やっぱり洋食屋で食うのが一番だ。
そんな気持ちも吹っ飛んだのが、環八、高井戸のあたり。
まつさに反対車線で交通事故直後の現場に遭遇し、バイクが横倒しになって、路上に女の人が仰向けになって動かない状態。パトカーは駆けつけたものの、救急車もまだ来ていない現場だった。
大丈夫だったか、あの人。大丈夫じゃなさそうだったけど、大丈夫だったらいいが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.03.01
春3月を迎えた途端、嵐のような南風が吹いて、オレんちの周囲は大変な事態に。
というのも隣が畑で、思いっきり土埃が舞い上がっては降り注ぐのだ。
おかげでこの季節はどんなに天気が良くても洗濯物さえ干せない。布団なんてとてもとても。
何しろ外に出しておいたサンダルが、砂まみれになって二度と履く気にならないほどだ。
今年はこれに加えて中国のPM2.5に、毎度お馴染みの黄砂に、昨年の倍以上という花粉。
クルマは、中国から飛来した得体の知れない汚れと秩父の山奥からトンできた花粉とで、ぐちゃぐちゃになっている。
まったく今年の春は困ったものだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」Evernote社の社長のインタビューが実に興味深い。モーレツ社員を育てるには給与やボーナスだけじゃなくて、自分は大切にされている、と感じさせることだと話している。これ、とても大切なことだ。すべてのマネジメント層は必読である。
2013.02.28
ことのほか寒くて厳しかった冬がようやく終わるという、春らしい陽気の今日、母の実家のおばさんが亡くなったという報せが届いた。
母にとっては実家の兄嫁にあたる人だ。
豪農に嫁いで、苦労を重ねて生きてきた人だと思う。
子どもの頃、夏祭りなどで遊びに行くと、満面の笑みでトウモロコシなどをゆでてくれたものだった。
だいぶ以前、お盆に母の実家へお線香を上げに行ったとき、出てきてくれたのが最後だったか。暑い夏で、扇風機を回してくれた。
昔からよく知っている人が、しかも親戚が、こうして欠けていくのはやっぱり堪える。
しかも、母が亡くなって49日を前にしての、続けての悲報だ。
弟は、この10ヵ月で4つめの葬式になるという。
明日から春だというのに、気持ちは沈んでしまう。
今年の冬は、ろくでもない冬だったよ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」
2013.02.27
そういや昨日の帰りの新幹線での出来事なんだが、予約していた席に座ろうとカバンをイスに置いたとき、カバンからペットボトルのお茶が転がり落ちてしまったんだわ。
ゴトンと落ちて、ペットボトルは動き出した列車による慣性の法則でゴロゴロと。
あら。あらら。あららら。
オレが呆然としている間もなく、ペットボトルの奴は転がっていって、通路を挟んで反対側の座席の下に潜り込んでしまったのだった。
あちゃー、なんたる不始末。
その座席には出張帰りのおじさんが座っている。明らかに年上。
つーか、だいたいこの時間の新幹線に乗っているのは出張がほとんどだ。
仕方ない。オレはそのおじさんの席まで行き、すみませんが、と頭を下げた。
するとおじさん、荷物を置いていた隣の席に予約客が来たのかと思って「あわわわ、おろろろ、すいませんすいません」と荷物をどかそうとしたのだ。おじさん、いい人である。
いえいえ、違うんです、実はこれこれしかじかで、ウチのペットボトルのバカがお宅様の足元に転がり込んでしまいまして。
「ほう」とおじさん。
大変申し訳ありませんが取らせていただけますでしょうかとオレは頭を下げ、そののち、おじさんの足元に跪いて座席下に手を伸ばして無事にペットボトルのバカを捕まえたのだった。
一件落着。世は事もなき。
こういう時はけっこう周囲の人も見ていて恥ずかしいものなだが、恥ずかしさのあまりこそこそと対処するより、むしろ堂々としていた方が事態はうまく進むのだ。
それを学んだのは、以前も書いたけれど、カメラマン・ヨシダ氏の新幹線コーヒー事件に遭遇したからである。
朝の新幹線で隣に座ったヨシダ氏は、缶コーヒーのプルトップを引いた途端、手を滑らせてしまった。
あたりに飛び散るコーヒー。そしてそれは、つつーっと床を伝って流れていく。
するとヨシダ氏は、車輌の前に立って「申し訳ありませんでした」と深く頭を下げ、そしてハンカチを取り出して床のコーヒーを拭き取ったのである。
うーむ、なんと潔くて男らしいのだろう。
その姿にオレは感動し、いつかオレもコーヒーをこぼすような日を迎えたら、ヨシダ氏のようにふるまわねば、と固く誓った次第である。
なんか、青年の主張みたいになってきたな。
ともかくそういうわけで、今回のペットボトルころころ事件でも、オレはそのような対処を心がけたというわけだ。
でも考えてみれば、これって別に普通じゃんね。小学生でもできる当たり前のことをして、どうだと威張っているわけで、オレってバカかも。
まあ、いいや。そんなことがありましたという話である。
本日、赤坂で懐かしい面々と会って、久しぶりに一緒に仕事。かつての仲間がお互いに頑張ってまだ最前線で仕事をしているのを見ると、やっぱり元気づけられる。
その後、毎年恒例、秋葉原の顧問会計士の事務所に行って、確定申告用紙にハンコを押した。
「どかーんと稼いでどかーんと税金を納めなきゃなあ、わっはっはっ」と背中をどつかれるオレ。
どかーんどころか、しょぼーんな内容の申告用紙を前に、がっくりと肩を落として買える冬から春へと移り変わる季節の夕暮れ。
こんなときは、斉藤由貴の「卒業」が聴きたくなる。名曲だよなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「食品と暮らしの安全」知らなかったけれど鳩ポッポの馬鹿野郎が1月に中国へ行って「尖閣は領土問題でごぜえます」と笑って答えたらしいな。明白に日本の国土なので領土問題などではない、としている政府の主張をあっさりとコケにしてみせた。まったく天晴れな頭だ。史上最低・最悪の首相だったが、バカは一生治らないらしいな。ところでこの雑誌、定期購読期間が切れたので更新してくださいと言ってきた。確かに有益な雑誌であることは認めるが、でも年1万円は高いなあ。いつものことだけど逡巡中。
2013.02.26
本日は日本一の大きさの湖のある県での取材。
まず新幹線で京都。そこで折り返すような形で琵琶湖線に乗って栗東に行った。
栗東っていうのは、幻の新幹線で知られている。
地元が「新幹線の駅が欲しい、つくってつくって」とあまりにもうるさく、とうとう「ほら、お金ならボクたち、用意したから。駅舎も駅前も税金でつくるから」と言いだした。
そこまで言うなら、とJRも重い腰を上げて、何年もかけていろんな調査や調整をやったわけだ。
ところが、あとは着工するだけという段になって、地元が「リーマンでデフレっちゃってるし、お金がもったいないからやっぱやめる」と言いだした。そして反対派の市長が当選してしまって、あっさりと計画は白紙になってしまったのである。
まあ、ありがちな話ではある。
そもそも新幹線の駅さえつくれば町は発展するという幻想からしてずれているのだ。
リニアを通せと、ふんぞり返って大騒ぎした長野県も同様である。
岐阜羽島という駅を見てもわかるように、何もないところに新幹線の駅をつくったところで、何もないのだから発展などしないのだ。
後に残るのは空しさばかりなりけり。
岐阜羽島の駅前には「ここに新幹線を持ってきたのはワシじゃ」と威張っている政治家の銅像が、何もないところにどーんと立っていて、要するに恥ずかしさだけが残っている、という話である。
などと斜めの目線で栗東に降り立ち、一仕事。帰りも同じルートで京都に戻る。
途中、大津という駅を通って、おお、ここがあのいじめ事件で全国的に有名になり、微妙な美人の市長が注目を集めた大津か、と知る。
ここの市長が新幹線誘致を考えたかどうかはわからないが、いじめであんな大騒ぎになったくらいだから、駅にもいじめっ子がいっぱいいるだろうと思ったら、みんな普通の子ばかりだった。
って、当たり前か。
要するに何か耳目を集める事件が起きれば、そのイメージはついて回るというわけだ。
東京の綾瀬が、今も「あのコンクリートの」と言われるように。
だから栗東がどんなに素知らぬ顔をしても、世の中の人は「ああ、新幹線の」と思い出すのである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」先週号の続きで永沢光男についての話を読む。面白かった。アマゾンをクリックしても1冊しか出てこないように、早くも埋もれてしまった作家になってしまったが、オレはこの人の著作を全部持っていて、絶対に手放さないと決めている。「プレジデント」オレが大学を出て入った小さな会社で、ブチョーがいつもこれを読んでいた。思えばなんともスノッブなおっさんだった。以来、20数年ぶりに手にした雑誌だ。書名を聞くだけであの頃の泥沼でもがくようなサラリーマン生活を思い出すというトラウマ雑誌なのに、なぜ池袋駅の売店で発売日に購入したかというと、ももクロの対談が載っているからである。対談相手は小泉純一郎の秘書だった飯島勲。ライブでの公開対談の再録だ。早速丸ノ内線の中で読む。周囲からはプレジデントを読む素敵なナイスミドルの社長さん、と思われたに違いない。ふふふ、どうだい、エグゼクティブなボクちゃん。記事では冒頭、飯島勲が孫にももクロのチケットが手に入らないと泣きつかれ、事務所になんとかならんかとねじ込んだら、バーターでこの対談をセットされてしまった、と明かしている。上品にごまかして書いてあったが、要はそういうことだろう。金と権力は使いようである。対談ではももクロがバカな女子高生ぶりを存分に発揮。飯島が「共産主義と違って日本では」と言うと、バカ女子高生が全員が「共産主義って何ですか」と返す。まあ、何の役にも立たないゴミ対談であった。というか、ももクロの対談が何かの役に立つなどとはとうてい思えないが。それにしてもプレジデント、特集記事が「稲森某のしかり方」である。日本全国のブチョーやカチョーはこれを読んで自分も稲森某のように叱らなければ、と思うのだろうか。それもまたおかしな話であって、世にスノッブは尽きないのだ。
2013.02.25
本日は埼玉の山の中の大学で取材。
快晴で実に素晴らしい青空が広がったが、さすが山の中。実に寒い。
凍えたくなるような寒さであった。
でもその中であった学生たちは、誰もが素晴らしい子たちで、オレは少し嬉しくなった。
たぶんこの子たちの父親はオレより年下だったりするだろうが、それは別として、こういう素直でまっすぐな若者たちと少しの時間でも接することができたのは、本当によかった。
感謝である。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.24
成長期に突入しようかという時期の息子は、とにかく肉肉の人になりつつあり、何かというと「肉食わせろ」状態なのだ。
本日は、ハンバーグが食いたいというので、近くのハンバーグ屋に行った。
息子が頼んだのは、ダブルのハンバーグ定食。450グラムのハンバーグだ。
見ているこっちが満腹になりそうである。
もちろん息子は当然のようにあっさり平らげて、サラダバーを往復したりしている。
あげくに晩飯は、どんぶりの玉子かけご飯をあっさり完食。
今は肉一筋だが、これから米一筋の時期を迎えるのだろう。
げんなりだが、たぶんオレの母と父も同じ思いだったに違いない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.23
しかし、新潟は大雪に強風だっていうんだから、東京の快晴が申し訳なくなるな。
本日は、たんさいぼうの練習。
今年に入って初めてのライブが来週なのだ。
2ヵ月間もライブの予定がなく、こりゃあ干されたか、たんさいぼう。
とほほ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」
2013.02.22
なーんてことを書いてアップしたら、直後にピンボーンと鳴って、郵便局が本を配達してくれたではないか。
ナツメ社様が見本誌を送ってくれたのである。ありがたやありがたや。
前の本は、母親に見せてたらことのほか喜んでいたっけ。
今度の本も一冊実家に送って、母のお骨の前に置いてもらおう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」
2013.02.21
ナツメ社から新刊が出た。「わくわく・楽しいパネルシアター」というベタなタイトルの本である。
著者は、小沢がつと先生に浦中こういち先生である。
この本には音源のCDがついていて、そのアレンジ及び音源制作はタンゴ先生である。つまりワタクシ。ぐふふふ。
ぐふふはいいんだけれど、しかし、本の出たことをFacebookで知るっていうのは、どういうことだ?
せめて先に見本ぐらい送って欲しいものである。
いや、今に至るも見本は送られてこなくて、仕方ないからアマゾンでポチッとしてしまったではないか。自分の本を。
すげえ情けない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊ポスト」永沢光男についての2ページの記事。必読。後半は来週とのことで、また買わなければ。
2013.02.20
アマゾンからメールが届く。
「これがお勧めよっ!」とある。
イヤーな予感がする。
開いたら、案の定というか、やっぱりというか、まさかというか、またしてもサイモンとガーファンクルのCDのお知らせだった。
1960年代に発売された名盤「ブックエンド」が来月再発売されるので買えという連絡であった。
げんなりする。
確かにオレはポール・サイモン及びサイモンとガーファンクルのフリークであるが、だからといってボーナストラックのついた吸盤が出るたび、買わされるのはうんざりだ。
ほぼ毎年、何かしら買わされているではないか。
ひょっとして、と思ってリンクをたどっていったらソロも含めて全部来月に再発売されるというので、心底脱力する。
まったくこいつらの商売ときたら。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.19
さ、寒い。なんでこんなに寒いんだ。
あまりの寒さに、普段はちゃんと子どもたちを外まで見送るのに、寒いから今日は見送りなしね〜と逃げてしまった根性なし父ちゃんなのだった。
本日は八王子の山の中まで行かなくてはならない。
練馬は曇りだったのだが、もしやと思って傘を持っていって正解だった。
だって八王子は大雪。すっかり積もっていたのだ。
まして山の中だ。雪道に足を取られながらよろよろと坂道を登っていく。
いったいどこの雪国じゃ〜。
そう叫びながら、しかし、電車で数駅戻ったらもう雪の気配はまったくなくて、八王子って本当に山の中なんだなあと実感。
夜、魚せいに行く。
30過ぎの女性客が帰った後、大将は得意の客の話をべらべらしゃべる。
客が帰った途端にその客の情報をべらべらとしゃべりまくるから、誰だって自分も言われるとわかって近寄らなくなる。そんなこともわからない店だから、楽しくなる。
今日はその30過ぎの女性客について「銀座のいすてにいるんだよ」と言う。
はあ、いすて? 「だからいすてだよ、銀座の」。なんだ? いすてって。
「ほら、女の人がきれいになる」。エステかよおおお〜!
一気に悪酔いしたのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「サウンド&レコーディングマガジン」オーディオテクニカのヘッドホンが欲しいけど、とても手が出ない。
「新潮45」表紙にでかでかと「皇太子殿下、ご退位なさいませ」の見出し。とうとうこういう声が出てきたか。実際、オレもそう思うよなあ。80近い老親に数多くの仕事を任せ、その老親は被災地まで日帰りでも足を運んで人々を励ましているというのに、本人は口を開けばマサコマサコ、アイコアイコと、嫁と娘のことばかり。同じ事を身近な家庭、例えばオレの実家に置き換えてみると、それがいかにとんでもないことかがわかる。この雑誌の論では先頃天皇が「土葬ではなく火葬を望む」と発言したことを、、戦後の昭和天皇の人間宣言に続く大きな節目と指摘している。これはちょっと新鮮。なかなか面白いと思った。
「最悪」奥田英明・講談社文庫。先日読んだ奥田英明の新刊で、そういや最初に読んだ一冊も面白かったと思い出し、再読。ブックオフで105円。奥田英明の二作目で、当時、まったく無名の作家でなんの予断もなく手にとって読んだのだった。そうしたらジェットコースターのような展開で非常に面白く、いやあ、拾いものだったなあと喜んだ記憶がある。その一冊は、確か後輩のタカハシ君が「探しているのに見つかりません、貸してください」とメールしてきたので宅急便で送ったのだけれど、そのままなしのつぶて。ついでに没交渉。なるほど、借りた側は忘れても、貸した側はこうして10数年前の一冊の本でもしぶとく覚えているのだなと実感するのである。で、この本の内容だが、まあ、誰が読んでも面白い内容だろう。でも、重要なキャラの一人である零細鉄工所の経営者のオヤジが、やることなすことすべて外れてどんどんくすぶっていくプロセスは、同じ自営業者として読んでいて人ごととは思えず、大変に辛かった。
2013.02.18
東通原発の下に活断層が確定とのことである。
いくら東北電力が「ないない、ないったらない」と言おうと、こりゃ確定なのである。
東通村は青森県の下北半島の先っぽにある。オレがここを訪れたのは15年ほど前のことだった。
東通村の風土とか文化とかを取材して紹介するという仕事で、隣のむつ市に宿を取って5日ほど村内をいろいろ取材して回ったのだ。
時は12月。三沢空港に着いた時から雪が舞っていて、東通村は既に一面の雪景色だった。
東通村で有名なのが、寒立馬だ。「かんだちめ」と読む。
下北半島の先っぽの岬で放牧されている馬で、こいつらが真冬に太平洋から吹き付ける寒風の中でもじっと立ち尽くしている姿が素晴らしいと評判なのだ。
風雪に耐える日本人の象徴だ、というわけですな。
だがオレたちが行ったとき、馬は別に風雪に耐えてなく、普通に馬小屋にいたのだった。
そして、本来ならば岬の灯台を背に立ち尽くす馬たち、という素晴らしい写真が撮れるはずだったのに、それがかなわないと知ったカメラマンのタカハシ氏は、「かわりに夜の灯台を撮りたい」と言い出したのである。
繰り返すが12月の下北半島の先っぽである。時間は5時過ぎ。
なんと無茶を言うのだ、このカメラマンは。
クルマは灯台まで入れず、岬の入り口に置いておくしかない。ここから灯台まで約2キロの道のりだ。
クルマの中に編集担当のマキウラ氏を残し、オレとタカハシ氏はその雪の道を歩き出した。5時を過ぎて、あたりは既に真っ暗である。
寒い。とにかく寒い。
下北半島というだけでも凍えるのに、その岬の先っぽだから遮るものは何もなく、太平洋を渡った風がもろに吹き付けてくる。
闇の中、津軽海峡の先の北海道の姿が黒くくっきりと浮かび上がっている。こうして描写するだけで凍えてくるようではないか。
ようやく2キロの道のりを歩いて灯台に到達した我々は、撮影を始めた。
タカハシ氏が三脚を立て、シャッターを切る。
ところが、先ほどから強調しているように下北半島の先っぽだから強烈な海風が吹き付けてきて、カメラの三脚がぐらぐらと揺れてしまう。
そこでタカハシ氏はオレに向かって「タンゴちゃん、風よけやって!」と叫んだのだった。
オレは素直にその命令に従い、コートを広げた状態で三脚の前に立ち、風を遮ろうと必死の形相。
おー、タカハシさん、まだー?「まだー、もっとー」ひー、凍えちゃうよ−、早く−。「もうちょっとー、がんばれ−」ひー。
無人の岬に、そのような悲鳴が響き渡ったのであった。
ようやく地獄の撮影を終え、機材をかついで2キロの道のりを歩いて帰る。
やっぱり海風が強烈に吹き付ける中、たぶんこれは人生で一番か二番の極寒体験だろうと、震えながら悟った。
と、その時、携帯が鳴ったのである。
だれだ、こんな時に。
出てみたら、当時のオレの新宿御苑の事務所からで、一緒に仕事をしていた女の子からの「タンゴさーん、プリンターに紙が詰まっちゃって、取れないんです、どうしたらいいですかー」というものだった。
あ、あまりのことにオレは、頼むから後回しにさせてください、と拝みながら電話を切った。
こんなにも大変な思いをして撮った写真だというのに、結局採用されることはなく、ボツ。
まあ、ありがちなオチではあるが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.17
息子の囲碁教室の送迎で光が丘まで行ったので、ドコモに寄ってみた。
いろいろとオプションでくっついているサービスを解約するためである。
端末から解約できるものは既に解約済みだか、中には窓口でなきゃ解約できないサービスもある。テレビとか、フォトパネルとか。
ただ、日曜の光が丘だ。どこも中国並みに混雑している。
案の定、ドコモも店頭で聞いたら2時間待ちだそうだ。やっぱりなあ。
まあ、一応順番カードはもらっておくけど、メシ食ってからまた来ますわ、と案内係に告げる。
メシは、光が丘和民のランチだ。
いつもならさく×水産だが、先週の週刊文春に中国産の汚染米が大量に外食で消費されていると報じられたので安いところはちょっと怖くなり、和民。
和民なら大丈夫かというと、よくはわからないのだが、まあ、大丈夫だろうとの見込みだ。
外食と言えば、やっぱりサイゼリヤはすごい。
サイゼリヤでは米を福島県の農家から一年分をまとめて購入し、保存して使っている。国内産だし、福島の復興にも貢献できるし、みんな、サイゼリヤでミラノ風ドリアをたくさん食べようじゃないか。
ちなみにサイゼリヤではワインも商社を通さずに自分たちでスペインから買って運んでいる。
ちゃんと冷蔵保存して船に積んでいるので、暑いインド洋を渡っても平気なのだ。安いワインは常温輸送が当たり前だから、これだけでもたいしたもんだ。
そんなにサイゼリヤを絶賛するならそっちへ行けばいいのだが、まあ、今日は面倒くさいから和民だ。
ドコモの近くだし。
ドコモって言えば、海外のメディアが「iPhoneを扱うのでは」と報じていたな。
大量仕入れ、値引き一切なし、利益ほぼゼロという条件でなければ扱えないiPhone。
ドコモもとうとう殿様・アップルに屈するのか。
どうもコンテンツ商売に色気を見せ始めたようだし、何よりも回線の純減が続く状況は恐怖だろうから、耐えきれなくなって殿様に白旗を挙げる可能性も十分にあるな。
そんなことを考えながら昼飯に天丼を食って、これが大量の古い油で思い切り胸焼け。やっぱりサイゼリヤに行くんだった。オリーブオイルは体にいいし。
食後、ダメモトでドコモに行く。まだ1時間もたっていないし、2時間待ちと言われたのだから、行ってもダメだろう。
その時は、また来るね、といって帰ろう。
そう決めて行ってみたらなんとびっくり、すでにオレの順番は過ぎてしまって、呼び出しがなかったのでキャンセルにされてしまっていた。
ありゃりゃ、失敗。天丼なんか食ってる場合じゃなかったのね。
オレが悪いのだから、しょうがない、来週にでも出直すかと思ったら、ドコモの案内係が「わかりました、次、お呼びしますので」と揉み手する。
念のために書くが、オレはまったくごねていないし、ただ出直そうとしただけである。
それなのに一方的に揉み手をされて、ははあ、これはやっぱり「なんて順番とばしたんだ」とか声を荒げる人が多いので、先手を打ったということなのだろう、と勝手に察する。
中国では、遠慮深いのは、ウスノロと同義。
きっと光が丘でも、大きな声を出したものの勝ちなのだろうなあ。人口が多いということは、こういうことなのだ。
一人勝手に光が丘をそう決め付けて、ドコのカウンターに座る。
そして、あれ解約、これ解約、とやって毎月1000円くらいは節約できた。
それを見ていた息子は「これなら毎月、こち亀を2冊買える」と大喜び。ったくバカ息子め。
帰りにブックオフ。原寮の単行本が100円で、同じタイトルの文庫本が400円。本の状態で価格が決まるから、こういうことになるのか。
なんだかおかしかった。
家に帰って夕方からNHKで福祉大相撲を見る。ももクロがゲストで出演なのだ。
怪盗少女で相撲取りが5人、一緒に踊っていたので家中で大爆笑。相撲取り、すげえ。あの巨体でジャンプしてる。
なかなかにいいものを見せてもらった。←見させてもらった、と書くのはバカであるからね。念のため。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.16
学校公開、昔で言えば授業参観である。
幼稚園時代の授業参観は地元育ちの茶髪ママがおしゃべりしまくって、オレでさえも切れそうになったものだったが、小学校も程度は違えど、やっぱり親のおしゃべりがうるさい。
困ったものだ。
まあ、先生もそんなことには慣れっこだろうし、そんな程度で躓いていては、何もできなくなる。
まったく今の先生方の置かれた状況には心底同情する。書類仕事の山だし、責任ばっかりとらされるし。
体罰問題だって、あんなことになったらますます部活の引き受け手はいなくなる。
本当に同情する。
夜、久しぶりに焼き肉を食いに行った。近所の牛角である。
「肉を、小学生男子にもっと肉を」と訴える息子のために、牛角の食べ放題プランに行ったのだ。
なんと小学生は半額。我が家はその小学生が最もたくさん食うのだぞ、がはは。
食った食った、一週間肉も見たくないぐらいに食った。
肉って、いくら食っても血糖値が上がらないらい。ご飯が茶わん一杯でぐわーっと血糖値が上がるのと大違いだ。
たらふく食って、そのまま風呂に入ってさっぱりして、ああいい気持ち。
さて、娘と一緒にももクロでも見ようかと思ったら、息子がテレビゲームを占領していて見られない。
しょうがねえなあ。じゃあ、他にすることもないから寝るか。
と、娘と一緒に布団に入ったのだった。
9時就寝。
いやあ、早寝は楽しいなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.15
日本に住んでるフランス人が、東京の衝撃的な満員電車について「恐ろしい」とブログに書き、話題になっている。
まあ、恐ろしいっちゃあ恐ろしいが、フランスの右翼もたいがい恐ろしくね? って、それは別の話。
満員電車も昔に比べればだいぶましになったと思うが、それでもピーク時は。
オレは西武池袋線で、7時半を過ぎるともう急行には乗りたくない。早めに出て各停だね。
オレもナマっちろくなったもんだ。仕方ない。
日比谷線や田園都市線、埼京線なんかは今でも相当ひどいんだろうなあ。
サラリーマン時代はラッシュがいやで、会社支給の交通費に自腹で不足分を足して、バスを乗り継いで通勤していた。
もっともあのラッシュは日本経済の元気度を象徴するようなものだから、人口減社会になって通勤人口が減るとラッシュはますます緩和されて、それはそれで寂しいかもしれない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「ひとりフラぶら散歩酒」大竹聡・光文社新書。現代のバカ雑誌“サケとつまみ”の編集者が、ふらふらと飲み歩いた紀行文。っても地元中心だから紀行文とは言わないか。ダウンライトじゃないB級居酒屋で厚揚げを食いながら飲むというのが好きなオレだが、少人数の仲間とゲラゲラ笑いながら知らない店ばかり梯子するというのも大好きである。だからこういう本を読んでいると、飲み歩きしたくなってたまらないのだ。
2013.02.14
バレンタインデーである。
日本も大人になって、もはやかつてのような狂乱騒ぎはないのだろう。
昔、チョコレート売場でアルバイトしていたことのあるヨメは、バレンタイン間近に押し寄せる髪振り乱した女たちを「こわかったよ〜」と話している。
今でも、多少はそういう空気も残っているだろうが、基本は穏やかなものだ。
今年もオレは、娘とヨメからもらった。先日、いとこのカナちゃんにももらったから、計3つ。
世界の狭いフリーランス、しかも50代半ばなんて、こんなものか。当然といえば当然。
同じ立場の、伊達君や井澤君は果たしてどうなのだろう。オレより多かったらちょっと悔しいな。
まあ、よい。大人らしく、軽く流すのだ。
真夏、軽装で出かけたらクーラーが効きすぎて寒かったという話はよくある。
その反対のことが、最近は多い。
つまり寒くて厚着して出かけたら、先方の会議室の暖房が効きすぎて、ミーティング中に汗をかいてしまった、ということが。その状態で外に出て、くしゃみ。
そして、よく考えたらこれは先方の会議室に問題があるのではなくて、オレの住んでいる練馬の問題ではないかと思うようになった。
要するに練馬は寒いのだ。
デザイナーのアキヤマ君が「バイクで環八を越えると気温が下がるのを実感しますよ〜」と言ってたけど、まさしくその通り。練馬は寒いのだ。
しかもオレんちの隣は広大な畑で、北風がぴーぷー吹き抜ける。走って行く。
そこで厚いコートを着て家を出ると、都心に着く頃には汗をかいているといてうわけだ。
困ったものである。
つーても、もうじき春だし。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「沈黙の町で」奥田英明・朝日新聞出版。オレの中では、長州と藤波あるいは桑田と清原みたいに、奥田英明は荻原浩と対で並んでいるような印象の作家だ。その奥田英明の作品中では、この作品はいつもと芸風が違うという感じ。なんというか、長州力がいきなりプランチャやローリングソバットを仕掛けたような、意表を突くものだった。内容はシリアスである。極めてシリアス。ある地方都市(北関東で特産品はネギ。酷暑。深谷か?)の中学で生徒が屋上から落ちて死んでしまう。果たして事故が自殺か事件か。同じようなテーマを扱った宮部みゆき「ソロモンの法廷」に激しく落胆させられた(読後すぐに隣のオガワさんに三巻まとめてあげちゃったよ〜)オレにとっては、宮部作品よりよほどスリリングでテンションの上がる作品だった(昼に買ってインタビュー仕事をこなしながら夜に読了)。その生徒が死に至る大きな理由が、いじめである。問題はその方向だ。ここで奥田英明は、いじめに遭った生徒が問題だ、ということにしている。まあ、自業自得。そして丹念に書き込まれた人間像や中学生の日常、家庭環境などが、確かにこれじゃあいじめられてもしょうがない、と思わせる。反対にいじめる側の人間たちがよほど魅力的に描かれているわけだ。そして、“いじめられる側に原因がある”というある意味で禁じ手の主題は、これが連載されたのが朝日新聞という点で、小説以上にスリリングだ。というのも、この小説連載中に発覚したのがあの大津市のいじめ自殺問題。いじめ問題を激しく追及したい“人権派”の朝日新聞にとって、いじめられる側が問題だ、という小説を連載しているのはあまりに案配悪いというわけだ。実際、連載中に読者からクレームも入っていたらしいし(もちろん気に入らなければ読まなきゃいいのだがクレーマーにそんな理屈は通じない)。そんなわけで、どうも朝日新聞はこの連載小説を強引に打ち切らせ、そして、大津のいじめに端を発する追及キャンペーンを始めたようなのだ。真偽はともかく、そういう前提で読むと確かに終わり方は尻切れトンボの印象も否めない。だが、たとえそうであっても、終盤、いじめられた少年が死に至る場面の追い込まれ方、そして追い込んでしまった方の衝撃ぶりは、激しく胸を揺さぶってくる。これじゃ、しょうがないなあと、思わせるような。何度か出てくる「中学生というのは人生で一番残酷な時期」というフレーズが、実に重いのだ。
2013.02.13
昔からフリーウェアが大好きで、マックユーザーだった頃からいろんなフリーウェアを落としては使っていた。
Jeditは最高だったなあ。エディターだ。
今だにあれを超えるエディターには出会ってなくて、あれを使うためだけにマッキントッシュを買ってもいいと思うくらい。
つーか、Windows版も作ってくれればいいんだが。
もちろんフリーウェア好きは今も変わらずで、特にAndroidのスマホはフリーウェアが星の数ほどあるから、面白いのなんの。
基本的にはマーケットにある安全なやつを選んでいるものの、時々、マーケットに乗っていないいわゆる野良アプリにも激しく心引かれたりする。
本日凝っているのはToDoアプリだ。
今日やること、今週やること、そのうちやること、見つけたら買っておく本なんていうものをまとめて表示しておくアプリで、Googleカレンダーとの連携が基本だ。
いやあ、いっぱいありますなあ、このジャンルも。
帯に短したすきに、ってわけで入れては削除、別のを入れてはまた削除の繰り返し。どんどんバッテリーを無駄遣いしつつ、遊んでいる。
そんなふうに移動中遊んでいて、まとまった空き時間には、アローズタブレットで原稿書き。なかなかできるライターだな、オレ様。ふふ。
いったんメールで自分に送って、あとで机の上で推敲するのだ。
そこでクラウドで同期、という発想のないところが、まあ、なんとも中途半端なオレではあるが。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.12
建国記念日にジャスコに行ったら、文具コーナーに掘り出し物コーナーがあった。
息子に、何かお買い得品がないか探せと命じる。娘はバレンタイン用の手作りチョココーナーをあさっている。
息子はマウスを見つけてきた。500円。
変な形をしたマウスで、なんとかというデザイナーがつくったのだそうだ。形はともかく、色は赤。
かなこぉ↑の赤。
オレのパソコンのモニターが赤なので、これはなかなかによい配色と思って買うことにした。500円だし。掘り出し物だし。
ところが使ってみたら、これが使いづらいのなんの。
ほどよい重さが必要なのに軽くて、その分、疲れる。
こりゃあダメだなあ、使えないなあ。
ふと思い立ってネットを見た。そしたらメーカーサイトでなんと290円で売っていた。
メーカーが290円で投げ売りしているマウスを、なんでジャスコの掘り出し物コーナーで500円で買わなきゃなんないんだよ(怒)。
オレは息子を呼び寄せ、お父さんは騙された、こういうのを安物買いの銭失いというのだ、世間は甘くない、わかったか、と諭したのであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.11
佐川急便の不在票が入っていたので、ドライバーに電話する。
ぷるるるー、あ、つながった。
あー、すんません、タンゴと言いますけど、不在票が。「はいはい」。谷原××丁目です。「さっき行ったから、わかってますって」。
ちょっとむかっとする。
イオンで買い物をして、昼飯を食おうと和食の店に入ろうとした。けっこうすいてる。
入り口で店員の案内を待っていたら「あっ、外でお待ちくださーい」と言われる。
いらっしゃいませもなしかよ、とむかっとする。
そんな小さなことに常々むかっとして、ああ、オレってちっちぇーなあと反省する。
それにしても飲食店とか旅館とかは大変だよな。
どんなに懸命にサービスしても、ピントの外れた客に「食べログ」や「じゃらん」に文句書かれたら終わりだもの。
朝食の時間に30分も遅れてやってきて、目玉焼きがさめていた、と「じゃらん」に文句を書いた旅行客がいたけれど、たとえそうであっても言われた側は言い返せもせず、これから行こうかと考えている客は的外れのクレームでも気にしてしまうし。
飲食や旅館は、本当に大変だなあ。
だからオレも、ちょっとくらいむかっとしても、公に文句を言うのはやっちゃいけないと思うのだ。
んが、しかしっ。
それでも文句を言いたくなるほどひどい店も、あるにはあるな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.10
LINEは便利だ。
最近では「もうすぐ到着」「場所どこ」みたいなちょっとした連絡はすべてLINEである。メールは、きちんとした用件のみだ。
感覚としてはページャーだな。メッセンジャーでもいいか。
パソコン通信時代に盛んに使っていたページと同じ感覚である。
パソコン通信ではチャットをしている時に、内緒でひそひそ話をするのにページを使っていたっけ。
特定の人を仲間はずれにするのにページは非常に有効だったが、時々操作ミスをして隠れて言ってた悪口が堂々と流れてしまい、非常に気まずい空気になることがよくあったっけ。
それはそれとしてLINEであるが、昨日は先輩のミヤーチさんとお友達になった。
ハーセさんによりば「ミヤーチさんにLINEすると、なぜか奥さんから速攻で返事が返ってくるんだよ」とことであった。
へー、そうなのか。
返事が返るって、牛の牛肉と同じじゃん。でも、どれどれ、試してみよう。
ということで「ひでちゃん、こんにちは。今度飲みましょう」とLINEしたらちゃんと返事がきた。
なので「ハーセさんによればかくかくしかじかということでしたが、あなたは奥様ですか」とたずねたら「本人です」との返事だったので、あわわわと慌てて逃げた。
チャットでページが漏れてしまったみたいなものである。
このように大変に便利なLINEであるが、一つの懸念は韓国製のサービスであるということだ。
この韓国ソフトは、インストールすると問答無用で登録してある電話番号をすべて吸い上げてしまう。まあ、LINE自体がそういう仕組みではあるのだが。
この韓国ソフトによる電話番号吸い上げが気に入らんということでLINEをやらないという人も、実はけっこういる。
オレはと言うと、中国に吸い上げられるよりはマシかなあと思って使っているが、まあ、別にどうでもいいといえばどうでもよいことである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.09
本日は毎年恒例、東京ドーム(のすぐ近くの小さなホール)で行われている、いしかわフェアという(やや)大規模なイベントである。
主催は北陸のトシちゃんことハーセ先輩なので、毎年、この日は学生時代の仲間が集まって昼飯を食うのだ。
今年は久しぶりにジュンさんも来ていた。
ジュンさん、久しぶりですね−。お元気ですか。
「おうよ、オレには手放せないものが三つあってなあ、それがタバコとサケと血圧の薬だよ、だははは」。
それは素敵な3点セットです。お互い長生きしましょうね。
なんで久しぶりにジュンさんが来ていたかというと、今年はTさんが来てくれたからだ。
Tさんとはほとんど卒業以来だから30数年ぶり。
誰でも知っている有名企業の経営者になるなど、非常に活躍していたのだが、ハードワークがたたったか、数年前に脳梗塞で倒れ、リハビリ中である。
そんなTさんを、親分がクルマで迎えに行って連れ出してくれ、本日、こうして30数年ぶりに再会となったわけだ。
変な言い方であるが、Tさん、元気だった。
半身と言葉が自由にならないのだけれど、にこにこと笑って「ばたーんと行っちゃってさあ」と倒れたときのことを話してくれた。
聞けば、孫が2人もいるとのこと。そうか。よかった。
「健康が一番だ、タンゴ、がっはっは」と笑うTさん。それは昔の姿のまんまで、ちゃんと今の自分と向き合ってこれからしっかり生きていこうと決めた人の顔だった。
そのTさんが一瞬顔をゆがめたのが、フジタもヤマグチも死んじゃったよ、Tさん、と話しかけたとき。
フジタもヤマグチも、今更ながらに馬鹿野郎だったな。なんとも悔しい。
にこにこと笑うTさんを見送って、家に帰る。
ミヤーチさんからは、「またゆっくり飲もう」というラインが入る。
月の半分を中国で過ごしているミヤーチさんは、「汚染されていないキューリを食おうと思ったら1本150円もするんだよ。大気汚染もすげーんだよ」とうんざり顔だったなあ。
よーし、今夜はすき焼きでも食いに行くか。
「肉が足りない。肉、肉。小学生男子にもっと肉を」と訴えていた息子は大喜び。家族で駅前の居酒屋に行き、すき焼きをつつきながら、オレはホッピーだ。
いい気分で酔った後、本屋で「よりぬきサザエさん」を娘に買ってやって、手を引きながら夜道を帰る。
そして、ぼけっと酔った頭のまま、久しぶりに「ねがい」CDの最後の曲「友へ」を聴く。
今のところ、丹後湯最後の曲だ。
いい歌だなあ。「あなたの隣でいつだって、 私はあなたを思ってる」の一言に、いつも胸を衝かれてしまう。
ボーカルの親分が「この歌を歌っていると、いろんなことを想い出しちゃうんだよ」と語っていた。
丹後湯CD、再開するかなあ。
そんなことを思いつつ、氷の上でくるくると回る浅田真央を横目で睨んで、「友へ」をリピートした。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.08
いとこのカナちゃんに会った。
ほとんど初対面。よく連絡先がわかったなあと思ったら「ミカちゃんに聞いたら、たんごちゃーはーいって検索すれば出てくる、って教わっ」たらしい。
げげっ、いとこのミカちゃんもこの日記を見ているのか。
ほとんど初対面と書いたが、以前に会った記憶がないだけで確実に母の実家で接してはいるはずだ。
母の実家は、山村の酪農家。それなりに、いや、かなりに大きな家で、盆暮れや夏祭りなどには親戚一同、たくさん押しかけたものだった。
オレと弟もよく遊びに行って、畑で獲れたばかりの牛の飼料のトウモロコシを試しに食べて「うまくねー」などと大笑いしていたものだった。
母の父、つまりオレのじいちゃんは、オレが小学校の時に亡くなってしまった。小さいオレの両足をそろえては「右がちょっと長いなあ」と楽しそうに笑っていたのを覚えている。
あれって、どういう意味だったんだろうなあ。
祖母が亡くなったときは、遺体のすぐ隣で一晩寝かされた記憶がある。
いとこたちと一緒だったせいか、少しも怖いとか嫌とか、感じなかったなあ。
たぶんこの世の名残に孫たちと一緒に過ごさせてやろうという大人の配慮だったか。
こんな具合に何かあると孫たちが大勢集まって、一緒に過ごしたものだった。
布団を並べて寝て、朝、目が覚めても布団の中でごろごろしながらみんなでしゃべるのがことのほか楽しかった。
そんないとこの中に確実にカナちゃんもいたはずである。だから初対面ではないのだ。
でも、40数年ぶりの再会だから実質、初めましてなのだ。
そして、初めましてでも、話題があちこち広がってはっと気がつけば2時間近くも喫茶店でしゃべっていたのだった。
母は、自分の子どもが男だけだったせいか、兄弟の女の子、つまり姪っ子をとてもかわいがっていた。
カナちゃんのことも、よく「カナちゃん、カナちゃん」と話していたっけ。
久しぶりに会えたと報告できたなら、きっと喜んでくれただろうな。
時間と場所を超えて、でもこんなふうに血のつながっている人が一緒に生きてきたんだと感じるのは、とても不思議で、ちょっと感動的でさえある。
ありきたりだが、母が会わせてくれたのだろうな。
戦前の生まれだから両親も兄弟が多くて、その分、孫も多い。たぶんオレのいとこは、全部合わせると30人以上のはず。
いとこだけで1クラスできちゃうわけだ。
改めて、これはすごいなあと驚いてしまう。
カナちゃん、わざわざ連絡くれてありがとう。上京の忙しい中、時間を割いてくれてありがとう。
ちょっと早めのチョコレート、娘に見せたら「食べないで飾っておく!」って。
今度は他のいとこも一緒に会えたら楽しいなあ。
いつの間にか葬式や法事でしかいとこと顔を合わせなくなって、それは当たり前のことではあるけれど、でも、子どもの頃のように何もなくても会ってしゃべるということも大切にしたいと、しみじみ思ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「Number」フィギュア特集。
「朝倉大介の作曲・アレンジ教室」浅倉大介・リットーミュージック。期待したような内容ではなかったが、それでも役に立ちそうなアイデアがいくつか。それにしてもこれで2300円は高いなあ。
2013.02.07
中国の大気汚染がひどくなって大騒ぎだが、日本への飛来情報のサイトを見ていた息子が「今日はけっこう飛んでくるよ」と教えてくれた。
あらま、そうか。風も強いしなあ。
どうやらこの春は洗濯物もまともに干せなくなりそうだ。布団なんてとんでもない。
という事態になったら、やっぱりマスクが必要で、今のうちからネットでせっせと買い集めている。
必殺のN95マスクは未使用のが押し入れに相当数あるから、今はその前段階ぐらいで使いたいサージカルマスク。
商品によってはぼちぼち品切れのところも出てきたようで、ともかく買えるうちに買っておこうか。
まあ、大人はいいとしても、やっぱり子どもがなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.06
20年近く前のあの「ドーハの悲劇」の時、ここからが本当のスタートだ、ここから歴史が始まるんだ、みたいなことが盛んに言われて、オレなんかは、そんな調子のいいこと言うなよなあと思ったものだった。
ところがこれは本当だったのね。
あれがあったから、やっぱり日本のサッカーは強くなったのよね。
ということで、本日はラトビアとの練習試合。
ラトビアってどこだ? アフリカか? そう間抜けなことを訊いたら「違うよ、昔のソ連だよ」と息子が地球儀を回して調べてくれた。
小学生がいると、何かと便利である。
11人中10人が海外組というのでびっくりした前半は、ただそれだけで終わってしまった。
細かくパスをつないで崩そうとするばかりで、迫力はないし、何よりも躍動感に欠けて、つまらなかった。何がやりたいんだよ、このチームは。
それが後半、遠藤が入ってからは見違えるようになった。
やっぱりこのチームは遠藤なのね。
オレなんかが見ていても何がすごいのかはわからないが、展開力っていうの? その展開力が凄まじく世界レベルであることがわかった。
必要なところにちゃんと顔を出し、遠藤がボールを持つと試合が落ち着く。そして必ず遠藤を基点にしてフィニッシュまで行く。
岡崎の3点目も、基点となった後にちゃんとゴール前に顔を出していたし、あれは自分がボールを前に出した瞬間にそこまでの展開を読んでいなければできない仕事だよなあ。
香川も本田も代わりはいるが、遠藤の代わりはいないのが日本。そこが最大のリスク。
その遠藤がJ2で消耗して怪我でもしちゃったら、目も当てられない。J2は休み休みやってくれないかな。
面白かったのは後半に入った乾だ。
もう、ばしばしとシュートを打つ。ゴール前で前田が欲しがっているのに遠くから打つ。
外してもまた打って、無理しても打つ。
これだけシュートすると、乾が持ったらすぐさまこぼれ球を狙う態勢に入ればいいわけで、これはこれでなかなか楽しいオプションである。
乾たちの世代は、たぶんジーコ・ジャパンが「なぜシュートしないでパスするんだ!」とさんざん非難されていた頃に、同じようにサッカー少年として「オレならシュートするぜ」と叫びながらテレビを見ていたに違いない。
その意識が今になって活きてきているわけで、これもやっぱり歴史の積み重ね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「夕刊フジ」「週刊文春」
2013.02.05
スペックは最強なれど電池が最弱という、まったくもって見かけ倒しもいいところのスマホが、ご存じ火を噴くレグザ。この日記ではすっかりお馴染みのスマホくんである。
まるで猪木と異種格闘技戦をするために無理矢理覆面をかぶらされた素人みたいな、見かけ倒しぶりである。
同じような見かけ倒しが、もう一つ。そう、湘南新宿ラインだ。
大船とか神奈川の外れから栃木の外れまで一気に走るこの電車は、横浜・池袋を直通で30数分という便利さであるのだが、なにしろよく止まる。
へっへっへっ、どうだ、オレ様のスピードと便利さには誰もかなわないだろという佇まいなのに、すぐに事故や故障で止まってしまう。
まったく見かけ倒しもいいところだ。
明日は首都圏に雪が降る、という予報が出ただけで、早くも前日には運休を決め込んでしまう軟弱ぶり。まったく見かけ倒しだ。
そして、その間隙を突いて華々しく登場する予定なのが、副都心線直通電車。
そうである。西武線や東武線と東横線が直通しちゃうという、東京在住の人間でもさっぱり理解できない路線だ。
例えば所沢駅で待っていると、横浜中華街行きの電車が来る。
横浜で待っていると、飯能行きの電車が来る。
ど、ど、どこですか、それ。私が行きたいのは所沢から二つばかり先の清瀬なんですが、清瀬には停まるのでしょうか。
何も知らない所沢市民をそんなパニックに陥れそうな電車である。
きっと今頃おしゃれな横浜市民は、埼玉県人が大挙して押し寄せてくると頭を抱えているだろう。
こっちでは、新座市民が川崎のろくでなしを、かかってこーい、と待ち構えているのだが。ちなみに新座市の中学は「ザチュー」と呼ばれ、ろくでなし選抜の集まる中学として地元では大変に恐れられている。
そういやバブルが過ぎた頃、田園都市線と東武線の直通運転が始まり、電車の中には「債務整理」「自己破産」なんて書かれた広告が一気にあふれ、たまプラーザあたりの金妻連中はが目を白黒させていたものだった。
話を直通副都心線に戻す。
飯能・中華街の直通相互乗り入れ電車ができると、要するにオレんちから横浜まで乗り換えなし、一本で行けてしまうという素敵な話なのだ。
これはちょっと便利ではないか。
えーじくんも武蔵新城なんかに引っ越さないで日吉に住んでいれば、オレんちまで乗り換えなしだったのに、残念だったね。
そして、オレんちから横浜まで一本ということになる、当然オレは見かけ倒しの湘南新宿ラインなんかに乗ることはなくなるのだ。短いつきあいだったな、湘南新宿ライン。
と、オレは一方的に湘南新宿ラインに三行半を突きつけるのであった。
東横線との直通運転は3月16日スタートだ。
最近、三崎半島の居酒屋でマグロを食いながら昼間からビールを飲むというエッセイを読んだせいか、どうも三崎半島に行きたくて仕方ない。
城ヶ島もいいなあ。
昔、30年近くも前だが、山口君と一緒にドライブで城ヶ島に行ったことがあった。
なんで社会人1年生が、男だけでドライブなんかに行ったかというと、彼女がいなかったからである。
その山口君も、もういなくなっちゃったしなあ。
いやいや、そんな感傷に浸っているのではなくて、三崎半島でマグロを食ってビールを飲んで帰るというプランに、とても心惹かれているのである。
それにオレは、横須賀という街にも行ったことがないので、一度は見ておきたいし。
そんなわけで東横線との直通開始がとても楽しみなオレであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊ポスト」
2013.02.04
女子柔道の問題がますますわけわかんなくなり、茶髪のいんちき臭いいかにもカネにはうるさそうな弁護士が女子選手の代弁をし始めて、うさんくささは一気に加速だ。
監督の人選にまで言及して、そもそも監督って選手が選ぶものじゃないだろうに。
選手の頭がおかしいのか、あるいは他の思惑があるのか。
ネットでは「告発するなら選手もちゃんと名乗れ」といてう批判があり、それに対して「お前も名乗れ」という突っ込みがあって、大笑いなのだ。
*
大笑いといえば、上の写真である。
ももクロと黒柳徹子である。
来週の月曜、11日、つまりは建国記念日で休日だが、ももクロが「徹子の部屋」に出演する。
その収録が本日終わって、なんと連中はこの頭で出演したらしいのだ。
ネットでは「やらかした」「ただでは出ないとは思ったいたが」なにやってんだ」「さすがももクロ」と絶賛の嵐である。
昨年の紅白の「たかし〜」に続くやらかしだ。わはははは。
皆さん、11日の徹子、必見ですぜ。
ちなみに、この髪型が似合うには相当の小顔がなければならないことが判明し、改めて徹子がいかに小顔であったか、絶賛されている。
*
こないだ原遼のミステリ「そして夜は甦る」をKindleで再読していたのだけれど、あれだね、この位の年代の小説ってのが一番携帯の影響を受けているね。
探偵が焦って公衆電話を探す場面とか、アホ、とっとと電話すればいいじゃん、あ、そか、まだ携帯はないんだ、とつい思ってしまう。
そして一度それが気になり出すと、携帯のない時代のミステリーって、なんとも呑気で間抜けなものに思えて仕方がない。
これは作者も読者も不幸だな。不幸だけど興味深いので、今度「新宿鮫」なんかも再読してみようかと思っている。
かように携帯電話の普及はミステリの世界を大きく変えてしまった。
ところでJRのことを「E電」と呼ばせようとして大コケしたのは今でも笑いぐさだが、同じように大きく外した呼称に「ポケ電」というのをご存じか。
ポケ電とはポケット電話。つまり携帯電話のことをこう呼ばせようとして「どうだ」と世に問うたのだが、思い切り無視されて、今ではなかったことにされてしまっている名前だ。
確か言いだしたのは、KDDI。
まさか携帯電話がそのままケータイと呼ばれるようになるとはなあ。
というか、「携帯電話はケータイでいいんじゃないですか」とコピーライターが言ったのに、広告代理店が「バカ、それじゃカネになんねえんだよ、何かネーミングつけろよ」と無茶振りしたような気がする。
そう思えば、よくある話ではあるわな。
*
なお、徹子の部屋のももクロであるが、左端に写っているのは「キンタローではないか」とネットで騒ぎになっている。
そうではないのだが、でも、そう言われても仕方ないような気もする。ふふふ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.03
弟に初めての子どもが生まれた直後のことだから、20年以上前になる。
2月に母が、笹塚のオレのマンションに1週間ほど滞在したことがある。
別に父に三行半を突きつけてきたわけではない。しばらくは孫の世話に忙殺されるだろうから、その前にのんびり息子の部屋で過ごしたいという気持ちのようだった。
滞在の最後には父も合流して3人で外房の温泉に行ったのだが、今も思い出に残っているのは、その前に母と二人で百草園の梅を見に行ったことである。
確か平日だった。人気の少ない百草園をのんびり歩きながら、梅を見て回り、イスに腰を下ろして眼下に多摩の街並みを眺めた。
別にどうということのない時間だったけれど、春が目の前までやってきていることを感じさせる温んだ空気を、今もけっこう鮮やかに思い出す。
日々の暮らしの中で時折ふいにそんなことを思い出しつつ、今日は節分。
息子と娘の「鬼は〜外っ」の声が、夜の練馬の畑の上を渡っていく。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.02.02
実家の新潟では連日雪であるが、今日の東京は春の空気が流れていた。
冬と春の間のこの緩い空気というのは一種独特で、どこかに懐かしささえ感じさせる。
やるべき仕事もないこの土日は完全オフなのだ。
基本的に呑気に過ごすのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「姫椿」浅田次郎・文春文庫。ブックオフで105円。安くていいねえ。名手・浅田次郎の短編集で、まあ、いつもながらさすがの切れ味だ。最後の「永遠の緑」はとても素敵なラブストーリーで、春間近な今の季節のような心温まるお話。最後の二行を読んで本を閉じ、そしてしばらくして、ああ、そういうことだったのかとタイトルの意味がわかった。オレはちょっとにぶいかも。
2013.02.01
2月である。
節分ももうすぐである。
そんなことはタンゴなんかに教えてもらわなくてもわかる。なーにが偉そうに、2月である、だ。
おおかたの人はそう思うわけだが、それはともかくとして、特に寒かった今年の冬ももうすぐ終わりだ。
長かったが、母の死などというスペシャル・イベントがあったりしたものだから、妙に懐かしい思いもする、不思議な冬だった。
おっと、まだ冬は終わっていない。一人で先走ってはならない。
2月から3月にかけては、自営業者にとっての山場である確定申告がやってくる。
客ではないのだから、やってくるというのも変だが。
オレは毎年割と早めに準備しちゃうので、今日も伝票やら書類の整理をしておった。
そして支払い調書を見て、あまりの少なさに愕然。おいおい、なんだよ、これ。
手元にカネがないのも、これでは当然ではないか。
納得する。いや、納得してはいけない。ガックリする。
まあ、過ぎたことを言っても仕方ない。今年はもっと頑張るのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経ビジネス」「日経エレクトロニクス」
2013.01.31
本日もなぜかまた恵比寿。
新年会が続いたのではなくて、こちらは普通に仕事だ。
帰りに駅ビルの有隣堂に寄ろうと思ったら、見つけられない。
あれえ、閉店したのか?
あとでネットで調べたらちゃんと存在している。
どうしてさっきはオレが見つけられなかったのだろう。オレだけ時空のねじれに迷い込んでしまったか。
うーむ、ミステリーだ。
中国の大気汚染がすごいことになっているというので、品不足を前にネットでマスクを注文。
ふふふ、情報リテラシーのオレ様は、どんなもんだい。と空しく胸を張る。
今年の春は花粉も凄いらしいから、マスク、もっと必要かな。洗濯物や布団も干せなくなりそうだな。
吉川英治の「三国志」が突然新潮文庫から新装刊された。
「三国志」というと、オレが高校生ぐらいの時に父がいつも枕元で読んでいた記憶がある。あれは講談社の吉川英治文庫だったな。
オレは読んでいないので、へー、どれどれと新潮文庫版を手にしてみる。
あとでアマゾンのマーケットプレイスを見たらば、講談社版がなんと一冊1円で売られていた。8巻買って8円(笑)。
約1000分の1だ。
まだ読んだことがないから、ちょっと試しに買ってみようかな。
マスクは、たぶん騒動が起きても1ヵ月ぐらいで終息するだろうから、そんなにたくさんいらないか。
柔道の女子選手への体罰問題が大騒ぎになっているのでびっくり。
柔道ってのは格闘技だよなあ。殴られた、叩かれた、蹴られたって、どうよ。
何よりも日本代表クラスの選手がみんなで一緒に言いつけに行った、というのが情けなくて笑える。ゆとり世代か。
自らの意志で柔道を選び、日本代表クラスとなった大人たちだ。
絶対的な上下関係かつ学校の中という部活問題とはまったく次元が違うだろう。
監督の辞意会見は偉かったと思う。言い訳も言い逃れもせず、まっすぐ顔を上げ、しっかりと頭を下げた。
お姉ちゃんたち10人以上にチクられ、大の男が頭を下げさせられて、なんか変だなあ。
もっとひどかったのが、AKB48のなんとかという20歳のお姉ちゃんが、男に部屋に泊まったということで怒られ、自ら丸坊主になってYouTubeで謝ったという騒動。
あまりにグロテスクだから動画は見ていないけど、写真を見ただけでも、アウシュビッツにとらえられたユダヤ人の姿を連想させられる。
これがグロでなくて何だろう。
20歳の女の子が恋をして相手の部屋に泊まったって、それのどこが丸坊主なのかねえ。
柔道の監督よりもよっぽどひどい、これは人権侵害に相当するんじゃないの?
秋本豚の、体臭がぷーんと漂ってくるようで、吐き気を催す出来事だ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日刊ゲンダイ」「週刊新潮」
「初陣」今野敏・新潮文庫。伊丹と竜崎の人気シリーズの、番外短編集。さくっと読める。警察小説で独特のポジションを築いた作家である。ストーリー展開もさることながら、やはり人物造形が上手。文章も、変に凝ってなくて、それが読みやすさにつながっている。
2013.01.30
本日は某出版社の新年会に、たんさいぼうがご招待された。
場所は恵比寿。おされな場所の、おされなイタ飯屋である。
イタ飯と言えばサイゼリヤのオレは、何がなんだか、おろおろするだけである。
二次会は失礼して、たんさいぼうの新年初ミーティング。
今年前半の大きな仕事について、ようやく方向性が見えてきた。まずはよかった。
と言いつつ、あまり時間がないので焦らなければ。
でも、焦ってもいいことはないので、まずは落ち着いて酒を飲むのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「読売新聞編集手帳 第二十集」竹内政明・中公新書。ちょっと前にも書いたように、読売新聞一面下のコラム編集手帳は、全国紙随一の文章である。このコラムを半年ごとにまとめた新書が出ていて、これはその一冊。どこの半年かというと、2011年1月1日〜6月30日。そう、東日本大震災の前後を挟んだ新聞コラム集なのだ。当然のことながら3.11を境に内容もトーンもまったく変わる。例えば両親と妹を津波にさらわれた4歳の女の子が、親戚の家でこたつにノートを広げて書いた「ままへ。いきてるといいね おげんきですか」という手紙が載っている。色鉛筆で1時間もかけてこの一文を書いたらしい。電車の中でこの項を読んで、もちろんオレは涙が止まらないわけだ。あの時の日本人の心というものを改めて振り返るという意味でも、この一冊はなかなかに貴重である。
2013.01.29
2月に発売されるソニーの新しいスマホは、けっこういいみたいですなあ。Xperia。
どこがどういいのか、わかんないですが、何かしらこちらの物欲をびんびん刺激してくる。
おっ、タイミングよく、1月末で今使っている火を噴くレグザの本体支払いが終了するではないですか。機種変更は1年経てば違約金も不要。
ということは、ソニーのスマホに交換する絶好のチャンス。ふふふ。
しかーし! 緊縮財政の今、そんな余裕はないのだった。
いかにして毎月出て行く金を減らすか、頭を悩ませている中、やっと本体価格の支払いが終わったというのに、また新たに別の本体価格を払うなんていうのは、許されないのだった。
そういや先日、車の12ヵ月点検に行ったら、「もうすぐ10万キロなので、あれとこれを交換してくたせさいね」と言われ、見積もりを取ったら8万円もかかるとわかって卒倒した。
今年中には10万キロは間違いないから、8万円はやがてかかってしまうのだ。
これが車検に重なったら間違いなく20万円である。
うーむ、20万払うなら、いっそ新車に買い換えか?
いやいや、まだ乗れる。十分乗れる。
ともかくカネのかかる話ばかりで、オレはへろへろなのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊ポスト」
2013.01.28
1年に2クール、歯医者に通っている。
歯垢除去や検診などのためだ。悪いところがあれば、ついでに数週間かかって、治療してもらう。
今日も、久しぶりに行った。
本当は秋に行かなくてはならなかったのだが、ちょっとさぼってしまい、てへへへ、どうもつい忘れっぽくていけねえや、などとごまかしの愛想笑いを浮かべながらの歯科検診である。
秋をさぼったので、いろいろ悪いところが進んでいるだろうなあと半ば覚悟しての診察台であった。
ところが歯の骨のレントゲンを撮った医者は「へえ、再生してますねえ」と驚く。
は? なんですと? 再生?
「ええ、歯を支える骨が再生して、歯をしっかり支えていますね。だからぐらついていたのが治ってる」
再生って、そんなことあるんですかい、先生。「ええ、まれにありますねえ」。
ありゃま。再生医療してしまったのかよ、オレは一人で。
以前、親知らずを抜いたらその下からまた新しい親知らずが生えてきて、医者に「何万人かに一人ですよ」と呆れられたみとがある。
同じ場所の親知らずを二度抜くという、あまりに間抜けな体験をしたオレである。
どうも歯に関してはオレはモンスターであるらしい。うーむ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.27
練馬と言えば、練馬大根である。
郷土の文化について学ぶことに力を入れている小学校では、児童にこの練馬大根を育てさせている。
実は本来の練馬大根とは、1メートルにも達するほど長い。
畑で抜くのにはえらい力と技術が必要で、恥ずかしながら練馬区では、練馬大根引っこ抜き競争のようなイベントが開催され、しかもそれがローカルニュースになっている。
そんなものを、小学生が抜けるわけもないから、子どもが育てるのは普通の大根である。
大きく立派に育った頃に子どもたちは畑に出かけていき、大根を引っこ抜いて帰ってくる。
それをどうするかというと、半分は給食の材料だ。地産地消、たいへんに素晴らしいことである。
残り半分については、先生の指導のもと、なんと学校で干して沢庵にする。
そして沢庵が完成すると、一人一本、子どもたちが家に持って帰る。
要するにですね、冬になると練馬区では子どもが沢庵を一本まるまるぶら下げて下校するという光景が見られるわけですよ!
もちろん我が家でも同じであるのだが、実はこの沢庵が、うまいのなんの。
これが昔からの日本の沢庵だよなあという味で、ぽりぽり、何枚でも食えるのだった。
そんなふうに沢庵をかじった日曜日の今日、オレは光が丘のJ;Comまで出かけて電話の料金を安くしたいという相談にいった。
今はテレビと電話をケーブル局のJ;Comにしているのだが、ネットもこっちにして、さらに電話もauにしたらもっと安くなるのでは、という相談に行ったのである。
結論としてはまるっとまとめて月6000円くらいの節約になることがわかった。
うーむ、これはでかい。ぐらつく。
しかし、それにはいろいろな壁があって、例えばJ;Comのネット回線は同軸ケーブルを使っているのでノイズによって途切れ途切れになってしまう宿命にあり、160Mをうたっていても40Mが精一杯だったり。
ソネットに載せているこの日記をどうするか、という問題があったり。
いろいろな壁を乗り越えなければならないとわかった。
J;Comとauが喧嘩から仲直りしたと思ったら一気につきあい始めちゃったので、J;Com加入者はauが安く使えるようになった。実際、auからJ;Comの固定電話への通話は、なんとタダである。
だから携帯もドコモからauに乗り換えるとちょっと安くなるのだ。
でも、2年縛りの解約金などを計算したらトータルで、劇的に安くなるわけでもないとわかったし。
結局、いろいろ考えて今はやっぱりJ;Comはテレビと固定電話だけ、つまり現状維持という結論に落ち着きそうである。
それよりも、例えばフレッツのコースを変更したりするほうが、ずっと簡単に節約になりそうだとわかった。
倹約生活には、やはり細かな努力が大切なのだな。
そうである、現在我が家はピンチなのである。キャッシュフローがひどいことになっていて、ももクロを眺めて笑っている場合ではないのだ。
節約できるところは節約し、頑張って仕事に励まなければならないのである。
というわけで、J;Comで節約相談の後は、さくら水産で昼飯である。
お馴染みの500円ランチ。ご飯、味噌汁、生卵、ふりかけがお代わり自由で、1杯目は生卵で、2杯目にやっとおかずを供にして、3杯目は生卵と焼き海苔という合わせ技で、都合、どんぶり飯3杯は行けるという店だ。
ここで腹を膨らませた後、今度は光が丘のダイソーに立ち寄る。
毎度のことながらダイソーに行くと、あまりの安さに目がくらくらしてしまう。
あっ、年賀状ホルダーが100円っ! こないだ西友で600円で買ったのにっ!
あっ、ファイルホルダーが100円っ! こないだ西友で400円で買ったのにっ!
娘は「欲しいのがあった」と、100円の手袋を見つけてご機嫌である。
そんな中、驚愕の品物を発見。なんとワインである。
スペイン産のフルボトルのワインがなんと315円っ!
魚せいのお通しより安いぞ!
だだだ、大丈夫か。もちろん大丈夫に決まっている。
当然、迷わず速攻購入。いやあ、いい買い物をしたなあ。
もっとも冷静に考えればスーパーで売っている1.8リットルの紙パックワインが800円から900円だから、750ミリリットル315円が格別に安いというわけではないのだが。
こうして激安手袋と激安ワインを手にして、次に我が家が立ち寄ったのは光が丘のブックオフ。
わははは、なんでも光が丘だ。光が丘に暮らしていたら、なんでも安くすむんだなあ。
こうして本日の我が家の行動を振り返って、絵に描いたようなデフレ生活だなあと、ヨメと話し合う。
なかなかによろしい。
帰ってから、315円のダイソーワインに練馬大根の沢庵を合わせてみようかと思ったが、いくらなんでも合わないのではないかという気がして、まだワインの封は切っていない。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「暮らしの安全と食品」野菜ジュースはカゴメが一番たくさんなんとかの成分が入っていて、セシウムの排出に効果的らしい。ということで、野菜ジュースを買うならカゴメでしょうと勧めている。でも、数ヵ月前には、野菜ジュースは伊藤園がオススメ! と書いてたはずだがなあ。ちなみに関係ないけど、今世間では「いつやるか、今でしょ」という予備校のコマーシャルの先生が大人気だそうだ。今でしょ先生と呼ぶらしい。
2013.01.26
本日は誕生日である。
誰のって、オレのである。
55歳である。
昨年まで「何歳になったんだい? ひえー、そんなになったのか」と驚いて、あんたが産んだんだろとオレに突っ込まれていた母は、今年はもういない。
今年の誕生日も絶対に祝ってくれよと言ったのに、その約束を守らない逝ってしまったわけで、ひどいよ母ちゃん、と恨み言を心で口にするのであった。
お約束で、子どもたちがケーキを作ってくれて、そこに「55」という数字が書かれたローソクを立て、発泡酒と共に食べた。
この発泡酒、某スーパーのプライベートブランドで、烏龍茶より安い。驚愕の安値だ。
味はというと、まったくしなくて、単に泡が立っている飲み物という感じだった。
それでもきちんと酔えるから、十分といえば十分。
これにスーパーの安売りワイン1本500円があれば、もう満足だ。我が家のデフレ生活もなかなかに板に付いてきたわけである。
もうすぐ確定申告。
とほほと泣きながらじっと手を見る季節。
教員が退職金ほしさに、卒業式前に大量退職したというニュースに触れて、いったいどういう志で教職に就いていたのだと憤慨するものの、そんな非難は百も承知での選択だろうから、さらに言うなら同級会にも呼んでもらえないことも覚悟の上でだろうから、言っても詮無い。
こちらは55歳。まだまだあと20年は現役でやるつもりである。
昨日のおっさん新年会でも、かつての仲間が70歳過ぎても現役カメラマンとして活躍していることしを知り、おーし、オレも意を新たにした。
これでも昔は99歳まで現役で仕事すると宣言していたのだから、20年後つまり75歳まで現役で頑張るというのは、だいぶ現実と折り合いをつけたことになるのだ。
フリーに退職金はないから、退職金ほしさに引退することもできないし。
なーんて、人様の仕事上のことについて、こうしてちくりちくり皮肉を言うのはよろしくないな。
人の仕事がうらやましければ、自分もその道を選べばよかったわけで。
その道に進む努力をしないで、他人をうらやむのは、“ねたみ”以外のなにものでもないわな。
などとしょうもないことを考えながら、ももクロのDVDを見る。
とにかくまだ全部見切っていなくて、娘と頑張りながら見ていくのだ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.25
本日は新年会である。
主催は、編集者のマキウラ氏。参加者は、やはり編集者のハラ氏とカメラマンのタカハシ氏、そしてライターのオレの計4人だ。
そしてこの4人ということになると、衝撃の事実がここに明らかになった。
なんと、オレが最年少なのである!
全員年上。わははは。
明日で誕生日を迎えるという54歳最後の夜に参加した宴で、オレが最年少。これは気分がいいなあ。
もっとも上は65歳から下はオレの54歳までという宴会であるがため、話題は当然のことながら健康と病気に集中する。
ああ、おっさんくせえなあ。
マキウラ氏は、なんと明日、バリウムを飲まなくてはならず、8時以降は飲食禁止を言い渡されているのだそうだ。
「なんでこんな夜に飲み会をやろうなんて言ったんだ、オレは」と自分を責めるマキウラ氏。
それを聞いて「大丈夫だよ、12時までなら飲んでもいいんだよ」と無責任に言い放つタカハシ氏。
店は、ソバ屋だ。
酒も飲めるソバ屋ということで、つまみもそれなりにそろっている。
そして、おっさんばかりだから、よせばいいのに揚げ物ばかり注文してしまう。おっさんはも揚げ物が大好きなのだ。
オレも注文した。
ソバ屋なのだから、当然天ぷらである。
しかも、特製かき揚げだ。特製かき揚げだから自慢の一品だろう。
呼びつけた姉ちゃん(顔は可愛いのに無愛想)に、かき揚げをくれと頼んでみた。
すると姉ちゃんは、一瞬固まって「あの、特製かき揚げでよろしいでしょうか」と無愛想に確かめたのである。
もちろんそうに決まっている。さぞ旨いかき揚げなんだろうな。早く持ってきなさい。
そうして届いた特製かき揚げを見て、我々一同、びっくりしてイスから転げ落ちたのだった。
巨大なのだ。実に巨大。そう、たとえて言えばホールケーキのような大きさなのである。
特製とはスペシャルに旨いという意味ではなく、スペシャルに巨大ということであったのか。
我々4人は、しかし、この特製かき揚げに果敢に挑んだ。
明日はオレの誕生日。一足早い誕生日ケーキだと思えば、このホールケーキのようなかき揚げも旨いだろう。
当然のことながら、食っても食っても巨大かき揚げは小さくならない。途中で明らかに全員、うんざりする。
かき揚げなんていうのは、やっぱり小ぶりなのがちょうどいいのだ。巨大なだけでは、見ているだけで胸焼けがしちゃうのだ。
これに気を取られたか、マキウラ氏の頼んだ牡蠣の天ぷらがすっかり忘れられてしまって、はあ、助かったと胸をなで下ろす。
会計の時にはきっちりその牡蠣の分を引いてもらった。
2時間ほど飲んで食って、次の店に流れることなくきれいに解散。
一番若いオレが眠いのだから、当然他のおっさんたちも眠いのだ。
今年もよろしくね、と声はかけあったが、ビールを手にしても「乾杯」はなし。
母を亡くしたオレに気を遣ってくれているのだろうな。その話題にも触れず、癒やしてくれた。
長いつきあいの先輩たちで、その気遣いに黙って頭を下げる。ありがとうございました。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.24
先日来のごたごたで疲れが残っているのか、あるいは年と共に体力が落ちたか、たぶん両方なのだろうが、午前中に取材に出かけただけでぐったりして帰ってくる。
うむ、困ったものだ。
途中、練馬駅での乗り換えの際に近所のトンカツ屋で昼飯。
トンカツそのものは普通にうまく、接客も気持ちよかったのだが、しかし、従業員に一人、中国人らしきおばちゃんがいて、こいつが調理場にいるにも関わらず店中に響き渡るような大声でしゃべりまくるのには閉口した。
何に文句があるのか「おかシイよ、ありえないでショウ」と、大声で休みなくしゃべり続けるものだから、耳障りで耳障りで。
店長、黙らせろよなあ。
疲れているところに、このトンカツ中国人の大声攻撃を受けて、さらに弱ってしまったオレ。
おかげで、午後、仕事の気力もなく、しばし寝込んでしまった。
夜、NHKでサハラ砂漠マラソンの続きを見る。ヨメと息子も一緒だ。
砂漠の250キロを10日間で走破するというこのレース、まあ、信じられないほど過酷である。
それ以上に信じられないのが参加者の一人であるスペイン人の消防士で、なんと40キロ3時間というペースで悠々の1着ゴールイン。化け物だ。
この人たちはどういうつもりでこんなレースに参加したのだろうなあ。とうていオレには量れない。
最近、家で飲む酒はほとんどがワインである。
それも、1.8リットルの紙パック入りの安いやつ。スーパーで買ってくるのだ。
ワインが格別好きというわけでもなく、それどころか今までほとんど飲んだことがなかったのだが、突如として日本酒を飲めなくなったため、ワインに切り替えたのである。
焼酎はいろいろ割ったりするのが面倒で、紙パック入りのワインなら、コップか湯飲み茶わんにどばどばつぐだけだから楽ちんだ。ワイングラスなんて使わない。
1.8リットルで800円だから非常に経済的である。
それにしても日本酒を飲めなくなる日が来るとは、自分でもいまだに信じられないなあ。どういう体のメカニズムなのだろう。
ただし、ワインに切り替えて困っていることが一つあって、それはつまみが難しいということだ。
まあ、オレは別に気にしないで何でも食ってしまうが、やはりチーズとかの相性がいいように思う。
だが、わざわざ用意するのも面倒なので、適当に転がっているクッキーとかをつまんで終わりだ。
意外とヨーグルトの相性がいいようなので、時にはヨーグルトをなめながらワインを飲んだりしている。
チーズとヨーグルトは親戚だから、要するに乳製品がワインにはおすすめということかね。なんとなく納得。
ポリフェノールたっぷりで、ワインは健康にいいんだぞーとえばりながら、適当に酔ったところで寝るのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「新潮45」自民党政権についての特集。全体にあまり面白くなかったのだが、池上彰の選挙中継の舞台裏レポートはひどく興味深かった。インビュアーとして見透かした橋下徹の正体などは、大変に鋭い。同様に福島瑞穂についても「人のいいおばちゃん」「党首の覚悟に問題あり」とばっさりだ(笑)。そんな池上彰が今回の選挙取材で最も高く評価した政治家は…さて誰でしょう。
2013.01.23
新しいSNSのサービスでTangoというのを見つけた。
おお、タンゴ。
まさにオレのためにあるようなアプリだな。早速ダウンロードしてみる。
無料電話はもちろんのこと、無料でテレビ電話もできる。
なるほど。実家の弟にもこれを入れてもらっていれば、母親と孫がテレビ電話で会話できたというわけか。残念。もっと早く気づくんだった。
まあ、いい。とにかくダウンロードしたのだから試してみよう。
なのに、試す相手がいない。
仕方なく、あ、いや、仕方なくではなくて、えーと、窮余の策として、あ、これも違うか、えーとえーと、まあいいや、とにかくヨメのスマホを取り上げて勝手にTangoをインストールして、設定した。
そして夫婦でこのアプリが使えるか、テストである。
早速、テレビ電話を試す。おお、ちゃんとクリアーに映って音声もはっきり聞こえる。
あー、もしもし。「はいはい」。おお、ちゃんと映ってる。そっちもオレの顔が見えるか? 「うん、見えるよ」。そうかそう、よかったなあ、会いたかったよ。
なんだかだんだんバカバカしくなってきたのでテレビ電話は中止だ。
遠距離恋愛でもなけりゃ、意味がないサービスだな。まあ、いいや。
とにかくTangoという名前のアプリがあったという、ただそれだけのことであった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「編集手帳の文章術」竹内政明・文春新書。新聞の一面下のコラムで群をぬいて上手いのが、読売新聞である。他の記事は読まなくても読売のコラムだけはいつも目を通している。この本は、そのコラムの書き手がまとめた文章指南の一冊。けっこう示唆に富んだ良書だ。例えば「だ」で終わる文を書かないとか、接続詞を使わないとか、思いも寄らなかったようなヒントが書かれていて、いちいちそれに納得である。ちょっとオレも見習ってみよう。とか言いつつ、既に「だ」も接続詞もたっぷり使ってるじゃないか、ここで。
2013.01.22
レコチョクが980円聴き放題の音楽配信サービスを3月から始めるらしい。ストリーミング形式。
100万曲だそうだ。
ともかく980円という価格は魅力的である。
商売柄、ヒット曲にはなるべく耳を傾けるようにしていても、カネとスペースを考えればそうそうCDを買い込むわけにもいかない。
その点、980円は確かに魅力的だ。
そして、CDはさらに売れなくなるということだな。
同じ時期に、1万円を切るタブレットを売り出すのがドコモである。
スペックを見たらWi-Fiのみ。タブレット本体のハードは原価割れ(台湾製?)で、Eコマースで利益を上げるという、まんまKindleのパクリだ。
アマゾンは誰でも知ってるけれど、ドコモのEコマースであるdマーケットなんて、誰も知らないだろう。
肝心の店がダメだというのに形だけアマゾンの真似をして、ドコモ、失敗するだろうな。
タブレットでは、グーグルのネクサスがついにiPadをぬいたそうで、うーむ、Kindleじゃなくてネクサスにすればよかったなあ。確かにネクサスのほうがよっぽど使いやすそうだ。
*
茶の湯の席に不向きな話題が「わが仏、隣の宝、婿しゅうと、天下の軍、人の善悪」だそうである。
それぞれ「宗教、貧富、家庭の事情、政治、人物評」ということだ(「編集手帳の文章術」文春新書)。
この日記は茶の湯の席ではないから、まあ、何を書いてもいいのだが、20人くらいの人が見ているようで(藤沢のクミコおばさんにも「見てるわよ!」と言われてドキッ)、あまり人様を嫌な気持ちにさせるような内容は避けている。
政治の話題などはその一つだけれど、でも、橋下市長の大阪の高校への介入はあまりにひどすぎないか、と言いたくなる。
「言うことを聞かなければ予算を出さない」とヤクザ並みの高圧的な態度で、肝心の生徒や先生の言葉に耳を貸すことなく、入試中止を通してしまった。
子どもの進路を一方的にふさいでしまうやり方には、どうしても納得できない。田中真紀子と変わらないではないかねえ。
週刊朝日騒動の時もそうだったが、自分の意に沿わないものは徹底的にたたきつぶすという姿勢には警戒感を覚えるぞ。
*
ももクロが去年、親子限定で開いたライブ「子ども祭り」のDVDが届いた。発売1日前のフライングである。
内容は、ドリフの「全員集合」のパクリ、というか、再現。
お馴染みの「志村! うしろ!」のギャグや、バケツ回しなどがあって、大笑いだ。何よりもドリフをあまり知らないであろう子どもたちが大笑いしているのが面白い。
ドリフを知らない子どもと、ももクロを知らない親が一堂に会した、なかなかによろしいライブだったようだ。
実はこのライブ、いったんDVDの発売が決まった後、無期延期になったという問題物件でもある。
まだ全部見ていないのでわからないのだが、サプライズゲストで加藤茶が登場したそうで、そのあたりの権利問題でもめたのかな。いわゆる大人の事情だ。
そんなことは関係なく、我が家の子どもたちも大笑い。ドリフが偉大なのか、ももクロが偉大なのか。
ともかくオザキよ、子どもに見せたら大ウケだぞ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「サウンド&レコーディング」ブンブンサテライツが新しいスタジオを完成させたそうで、興味深かった。いい音作りをしてるもんなあ/Cubaseがバージョン7へメジャーアップデート。依然として5.1のまま使っているオレは、ここのところの急ピッチなアップデートにただ呆然とするばかりである。欲しいなあ。でも新しいインターフェースも欲しいなあ。先立つものがなくて、ただ指をくわえて立ち尽くすのみである。
2013.01.21
仕事が途切れたら「やばい、ヒマだ、仕事くれ、仕事!」と叫びまわり、ちょっと仕事が重なると「忙しい、忙しい、あー、忙しい!」吠えまくる、まったくフリーランスという職種は相当に鬱陶しい存在だろうな。
などと思いながら、品川まで仕事に行く。遠い。
帰りに池袋の西武百貨店地下で崎陽軒のシウマイを晩ご飯用に買う。子どもが大好きなのだ。
案の定、「なんとかカードはお持ちですか」と聞かれる。
地元に帰ってから、サミットストアで500円の安いワインを買う。寝酒だ。
案の定、「ポイントカードはお持ちですか」と聞かれる。
カードカードと、本当に鬱陶しい。
たぶんフリーランスが叫びまわるのも同じくらいに鬱陶しいだろう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「サイバラ絵日記」西原理恵子・双葉社。下品なサイバラのマンガばかり。うーん、なぜかサイバラが面白くなくなった。賞味期限が切れたか、オレの好みが変わったか。週刊新潮の連載はまだそこそこ面白く読めるが、そのほかの作品はなんか違和感を覚えるようになってきた。どうしてだろう。
2013.01.20
セルフのガソリンスタンドで給油をしていたら、例によって店の女の子が近づいてきた。
またセールスだろうなあ。断るのが面倒くさいから、あまり近寄って欲しくないのだがなあ。
女の子はオレの車をちらっと見て「車検ですね−、うちでもご検討ください」と言い出す。
あれ、車検は来年じゃなかったっけ。
「えー、今年じゃないですか。ちょっと見せてください」とフロントガラスに近寄ってシールをじっと確かめる。
そして、あからさまにガックリと肩を落とし「来年でした…」と去って行ったのだった。
そうだよ、今年は12ヵ月点検だよ。
今まではこの車を買ったディーラーまで持って行ってた。江東区まで1時間半もかけて。なんていい人なんだ、オレは。
ところが、いつもは営業が電話をかけてきて「タンゴさん、そろそろ点検ですよ」と教えてくれるのに、今回は印刷された営業ハガキだけで音沙汰なし。
どうやらなかなか買い換えないし、見放されたようだ。
そこで薄情なオレはあっさりと今までのディーラーを見限り、地元の支店に行くことにした。支店が違うだけで同じ販売会社だから、どっちでもいいのではあるが。
というわけで、谷原の交差点近くのトヨタに行く。
ちなみにこのトヨタには、アンドー君の高校の友だちが勤めていて、アンドー君自身も車を持って行っている。その友だちはもう辞めちゃったらしいが。
ディーラーで12ヵ月点検の予約をする。「調子はいかがですか」と聞くので、自動ドアがおかしいんですよ、と答える。
「えっ」と、ディーラーの顔が緊張する。
そりゃあ、自動ドアの調子がおかしくて走行中に開いちゃったりしたら大問題。大変なリコール騒動になるものな。「やべえ」という顔をしたのも当然だろう。
見てもらったら何かのロックの効きが悪くなっているらしく「部品の交換ですかねー」とのことで、ぐえー、また金が出て行くではないか。
キャッシュフローが最悪の状態が続いているオレとしては、無駄な出費は避けたいのだが、そういう時に限ってスタッドレスタイヤとか、いろいろと物入りになってしまう。
ああ、無情。レミゼラブルなのだ。
日曜日だが、いろいろとたまった仕事を片付けていく。
春にはナツメ出版より保育園向けのパネルシアターの本が出版される予定で、その音源制作を請け負っており、その最終の仕上げもやった。
去年の夏に学研から出たお遊戯会用の本もオレが音源制作したが、それを母親に一冊あげたらことのほか喜んでいたっけ。
春に新しいのが出たら、仏前に供えるべ。
しかし、音楽の仕事なんて一見派手なようで、さぞ儲けているだろうと思われるのだが、まったくそんなことはなくて、ほとんど趣味の延長。好きでなきゃできないなあ。
娘はたまった宿題を片付け、息子はしばらくできなかったゲームの続きをやりながら奇声を上げている。
そんなところへ、近所のママ友が香典を持ってきた。
誰かの実家で不幸があったりすると、ママ友たちがお金を出し合って、香典を出している。そんな習慣がなんとなく根づいている。
息子が幼稚園に入る前からずっとつきあっているママ友たちで、こういう地元のつきあいは本当にありがたいものだ。
早速、その香典袋を持って魚せいに飲みに行こうとしたのだが、娘にしがみつかれて止められる。
あたふたと1月も気がつけば下旬に入り、まさに大寒。一年で最も寒い時期だ。
二十四節気の第24で、これを過ぎると立春である。
母は幼い頃から花が大好きで、句集を自費出版する際、父が「お前は花が好きだから」と『花影』という題を付けてくれたっけ。
この句集は、1冊は棺に入れ、1冊はオレの机の上にある。
ページをめくった最初の句が、春を読んだ「上京の 子に持たせやる ふきのとう」だ。
“上京の子”とは言うまでもなくオレのことで、親としてどんな思いでふきのとうを持たせてくれたのだろう。もちろんオレはそんな気持ちなどまったく察することなく、ぼけっと日々を送るだけだったが。
大寒を過ぎれば、今年も地元ではふきのとうが顔を出す。
母が好きだったたくさんの花たちも、春を待ち望んでいる。
「文藝春秋」
2013.01.19
吹雪の関越道を走って、新潟から東京に帰る。
まったくスタッドレスタイヤに替えてなかったら、真っ青になるところだった。
でも家に帰ったらスタッドレスタイヤを買ったカードの決済明細が届いてて、真っ青になってしまったのだが。
関係ないけど、FM放送のナック5の朝のキャスターが大嫌いである。
先日の大雪の際には、Jリーグ秋冬論者のこのキャスター「こんな大雪は10年に一度です。Jリーグは秋冬に移行すべきです」と偉そうに断じていた。
10年に一度のその大雪が、北国では毎日のことなんだということが、想像できないのだな、このバカは。それだけで放送人失格であろう。
まあ、そんなことはどうでもよい。
一週間前には、翌日の親族一同新年会のことを話題にしていたなんて、とても信じられないぐらい遠い昔。まさしく奇妙な一週間だった。
家に帰って、隣のオガワさんに香典返しを届ける。
そうなのである。葬儀で数日家を空けるのでよろしくと挨拶に行ったら、オガワさんはなんと香典を持ってきてくれたのだ。
今時の東京で、隣の家で不幸があったならともかく、その実家の不祝儀に香典を言付けるなんて、本当にびっくりだ。オガワさんに感謝。
続いて、ウサギを引き取りに隣駅のウサギ屋へ行く。
そうである。急遽家を空けることになって困ったのが、このウサギの扱いであった。
そこで買ったショップに電話したところ、預かってくれるということになったのである。
もちろん有料。なんだかんだで1万円もかかって、げっそり。ウサギの分際で偉そうだな。
もともと愛想がなく、なつかないウサギである。
大枚払って泊めてもらった上、やっと迎えにいったというのに「何しに来た、なんだなんだ、オラ帰らねえぞ」という態度を取るのであった。
そこを無理矢理かごに押し込んで連れて帰る。
そのウサギに餌をやり、オガワさんが預かってくれていた大量の郵便物を眺めつつ、さて、日常に戻ろうかと腰を上げる。
そしてふとした瞬間、まさに不意打ちのように母はどうしているだろうと思い、そうか、もういないんだった、と気がつく。それが堪えるね。
子どもと一緒に風呂に入り、頭を洗ってやった後、溜息をつく。さすがに疲れたよ。今週。奇妙で哀しかった今週。
2013.01.18
それにしても、と思う。
いろんな人に助けられた。
この日の遠くないことを予期して事前に伝えてはいたけれど、仕事関係のすべての人が「気にしないで」「大丈夫だから」と快くキャンセルを受け入れてくれた。
ウッチー、ヒロイさん、タカイさん。特にミヤケさんにはピンチヒッターとして取材まで引き受けてもらった。
皆さんに頭を下げます。どうもありがとうございました。
フリーランスというのは、こういう時に困る。代わりがいない。
オレが自分の事務所をもっと拡大して商売を繁盛させ、たくさんの人を使って「ふぉっふぉっ、ワシは社長だ」とふんぞり返っているぐらいになっていればよかったのだが、そうもいかず、1人でおろおろするしかない立場ゆえに、こういうエマージェンシーでウロウロしてしまうのだ。
まあ、仕方ない。助けてくれた皆さんには、絶対、お仕事を通じて恩返しをします。
というわけで、本日はいよいよ葬儀である。
表はえらい吹雪だ。
その吹雪の中を、オレは寺まで坊主を迎えに行く。
この坊主、昨日の通夜では会場の全員がびっくりしてイスから転げ落ちるような噴飯物の説法をくらわしてくれた。
あまりのひどさに頭にきたオレは、坊主を迎えて乗せた車の中で、絶対にももクロをかけてやると思ったのだが、弟に「それだけはやめてくれ」と言われたので、泣く泣くあきらめたのだった。
それにしてもひどい吹雪だ。
朝一番の新幹線で駆けつけてくれたヨメの両親など、「雪が横に振るのを初めて見ました」と目を白黒させていた。
噴飯物の説法坊主に加え、全部で坊主が5人も立つという立派な葬儀を滞りなく終える。
30数年前、祖父が亡くなったとき、父は遺骨をもの悲しげな顔で抱えていた。あの日も雪が深く、そのシーンは今も鮮明に覚えている。
あの時、父は40代半ば。
今日の葬儀のことを、息子や娘はどれだけ覚えてくれるか。
葬儀が終わり、説法坊主の寺で再度お経を上げて、ようやくすべて終了。
雪で電車が遅れ、えらいこっちゃ、どうやって東京に帰るんだ、という騒ぎもあったが、それも何とか片付いた。
そして、母の遺骨を抱えて家に戻り、いよいよお楽しみ、段崩しである。
これはこの地方だけの言い方なのだろうな。要するに葬儀に至る一連の事態を手伝ってくれた近隣の人たちをねぎらうための、いわば打ち上げの会だ。基本的に無礼講。
祖母の時もこれが実ににぎやかで楽しかったのを覚えている。
母はたくさんの人に慕われ、たくさんの人に見守られて生きてきた。
そして病の床にあっても、家族に手厚く支えられ、会いたい人にすべて自ら別れを告げ、そして大勢の人に感謝と共に見送られた。
そんな母の人生に拍手を送ろうということで、無礼講のこの席は、できるだけ賑やかに明るく過ごすのが約束である。
オレも、子どもたちに言ってある。
おばあちゃんが亡くなったのは哀しいし寂しいけれど、決して怖いことでもないし、かわいそうなことでもない。おばあちゃんはみんなに親しまれて生きてきて、みんなに見送られて、とても幸せなんだ。だから、明るく笑顔でさようならを言おうよ。
もちろんそれはそのまま、オレが自分に言い聞かせた言葉でもあった。
79歳。
あと10年は生きて欲しかったですよねー。ちょっと早すぎたなあ。
無礼講の席で昨日、一昨日の分まで飲むようにグラスをあおりながら、オレはそんなことを何回も繰り返して口にしていた。
2013.01.17
しきたりってのは地方によって様々で、その多様性こそが文化なのだな。
オレの実家のあたりでは、一般的な順番と違って、まず火葬をして、それから通夜、葬儀という流れだ。
本人との別れは親しい者のみ、ということから来ているのだろうか。よくわからん。
だから葬儀の段取りを伝え聞いた人たちの間では「火葬してからお通夜って、あんた、何を聞き間違えてんのよっ」「だって確かにそう言ってたぜ」「ありえないありえない、あんた、耳までバカなんじゃないの」「なんだとっ、夫婦でも言っていいことと悪いことがあるぞ」という騒動が起きたらしい。
それほど、一般的な流れからすれば奇異に思える順番なのだ。
その最初の儀式である火葬場へ出向くことが、出棺。
近くの山村から22歳で嫁に来て57年を過ごした家を、母は棺に収められて出る。かついだ男衆の中には、オレの息子。
火葬を経て、そして夜には通夜。
1時間しか寝ていないのに不思議とオレには眠気はなく、ただ淡々と母を見送るための時間を過ごす。
たぶんオレとヨメの背中を、子どもたちは見ているはずだ。毅然とした立ち振る舞いを心がけ、息子として立派に母を送ることだけを考える。
2013.01.16
7時に家を出て、大宮の親戚に寄って叔母といとこをピックアップ。みんなでオレの実家に向かう。
一体今年になってオレは何日、実家に向かったことになるのだ。
いや、それよりも笑えるのが、オレの息子である。なんと今年になってまだ4日しか学校に行っていないというのだ。
だははは〜。風邪で休んだのに加え、今回の忌引きである。確かにほとんど行けてないよな。登校拒否かよ〜。いや、登校拒否で辛い思いをしている人は世の中にたくさんいるのだから、こういう言い方はよくないか。自分を戒める。
午後、家に着く。
冷たくなったおばあちゃんに対面し、息子も娘も号泣だ。ヨメも唇をかみしめて涙を流す。
哀しみに直面した時、自分はぐっとこらえることができても、人の涙を見るとどうしても弱くなっちゃうよね。ましてやそれが子どもだったりすると、こらえられない。
ガマンガマン〜と言いつつも、誰もこんな歌など知らないしなあ。
昨日と同じく、基本的に身内から外に出た人間は、することがない。ただ時をやり過ごすのみである。
昨夜は弟と父が母の傍らで一晩を過ごしたそうだ。
なので、今夜はオレの当番。1人で母のそばにいて、お線香が絶えないように見張るのだ。
ただし、基本的に寒い。仏様なので部屋を暖めるわけにもいかず、まさしく厳寒。そこで一晩過ごしたら確実に凍死だ。
というわけで、隣の部屋に陣取ることで勘弁してもらい、1人で線香番をしたのだった。
ああ、ビールが飲みたい。しかし、連日の実家通いで疲れており、ビールを飲んだら確実に寝てしまうし、そんなことになったら絶対母に怒鳴られる。
ビールは我慢して、Kindleで本を読むことにした。
そして読みながら時々隣室の母をのぞき、線香を付け加えるというわけである。
ところがあれだね、本を読んでいると、やっぱり眠くなるのだね。
いかんいかん、これではいかん。
そこでテレビをつけてみた。
すると、おおどうだ、正月番組で最高の視聴率を上げたというNHKの番組「ダイオウイカ」の再放送をやっていた。こりゃラッキー。
早速見る。
いやあ、すごいね、ダイオウイカ。なんと全長3メートル。しかも金色に輝いている。
3メートルのイカなんて想像を絶するし、しかもそのイカが目を閉じてウィンクしちゃったりするのだ。
ひぇー、すげえすげえと夜中に1人で手を叩いて興奮するワタクシ。
そして、ハッと気がつけば隣室では線香が消えてしまっていて、あわわわ、母ちゃんゴメンよ〜と駆け寄って手を合わせるという繰り返し。なんたる不始末な息子なのだ。
ようやく「ダイオウイカ」が終わったら、今度は3時からサハラ砂漠をマラソンするという、やはりNHKの番組の再放送だ。
サハラ砂漠で10日間、200キロのマラソンをするというイベントがあって、これは賞金も金メダルも何もないのだが、世界から参加費30万円も払って130人も参加するのだそうである。
ひゃーっ、バカじゃないのこの人たち。
温度計の針が振り切れるという炎天下のサハラ砂漠で、でっかい荷物をしょいながら走るランナーたち。
それぞれに物語があって、NHKはその物語を追ってくれるのだ。
だけどオレが最も興奮したのは、スペインの消防士が、2日目に40キロの距離を4時間で走ったことである。
平地でも40キロ4時間なんてすげえ記録なのに、それをサハラ砂漠でやっちゃうんだぞ。スペイン人。いやあ、仰天したなあ。
でも、よく見たら、列をなして走るランナーの最後尾にはラクダを引く地元民がいて、こいつに追いつかれたらランナーは失格なのだそうだが、点々と置かれているマークを拾いながら平然と歩いているその姿を見ると、最強なのはこの地元民ではないかと思ってしまった。
さあ、レースもいよいよ後半に、というところで「続きはまた来週」。がくっとずっこける。
おっと、いけない。線香、線香。母ちゃんごめんよ。
サハラ砂漠のレースが終わって、よーし、次はサッカーだ。
チャンネルを替えたらスペインの試合をやっていて、しばらく眺める。
ところがあれだね、知らないチームどうしの試合って、はっきり言って見てても何も面白くないね。
得点シーンになっても、へえー、で終わりである。
そんなわけで、サッカーの試合なのにどんどん眠くなってしまい、うとうとしかけては、あわわわ、線香線香と言いながら目を覚ます状態だった。
こうしてようやく5時半になり、起き出してきた弟と交替して、オレは風呂に入り、1時間ほど仮眠を取ることができたのだった。
2013.01.15
昨日、親子4人で同じ時間を共有した病室で、その後、母は弟の嫁さんと最期の時を迎えた。
親子だけの時間をもち、そして嫁姑として過ごしてきた嫁さんに看取ってもらうとは、まあ、なんという幸せ者なんだろう。
雪の大渋滞から夜遅くに帰還した昨夜、オレはヨメに、もう母は無理だなあと伝えたが、その言葉通り未明にかかってきた弟の電話は母の臨終を伝えるものだった。
昨日日帰りしたばかりなんだよなあ。でも、電話が鳴った瞬間に飛び起きたオレはすぐに本日も帰省する支度をして家を飛び出した。
目指すは大宮。
ところが今日は大雪の後だ。首都高全面封鎖という異常事態で、まったくオレの母ちゃんはなんでこんな人騒がせな朝に、と一人で文句を言いながら高崎まで行くことに決めた。
普段なら大宮まで30分。高崎は1時間。
急げ急げと飛ばしたが、朝一番の新幹線には間に合わず、まあ、考えてみれば一刻を争って帰省したところで、事態に本質的な変わりはないのだと思い至る。
結局、オレは母の死に目に会えなかった。
それも前夜、残っていれば会えたものを。
まあ、それは悔いが残るけれど、でも、昨日帰ったおかげで最期に会うことができたんじゃないか、と自分を許してやるのだった。
母ちゃんも許してくれるって。
大雪で大騒ぎの東京だったが、所沢を過ぎたらがらっと変わって、高崎なんかまったく雪なし。穏やかなもんだ。
駅のソバ屋で朝飯を食い、新幹線に乗り込み、新潟駅で在来線に乗り換える。
相変わらず凄い雪。って、昨日もいたんだから、相変わらずってのは当たり前か。
雪国の在来線は、ドアの開閉を客がやらなくてはならない。外の冷たい風が入り込まないように、という配慮だ。
地元の大学に通う女の子たちが賑やかにドアを開閉しては、雪の野に飛び出していく。
60年前も同じように雪が積もっていて、電車通学ではなかったものの、母もこの子たちと同じように歓声を上げながら雪の野を駆けていたんだろうなあ。
実家につき、まだぬくもりの残る母と対面。
弟の嫁さんのお母さんが自らの手で母に最期の化粧を施してくれて、その傍らで母に呼びかける。
昨日はまだわずかながらも会話した親が翌朝にはもう動かなくなっている。
ポール・サイモンが母親の死をテーマにつくった「母と子の絆」という歌に「この奇妙で哀しげな日に」というフレーズがあって、まさにその“奇妙で哀しい”という表現がぴったりだ。
もっともポール・サイモンがこれをつくったのは、自分の犬が死んだことがきっかけだったそうで、とほほ〜。
身内の死を前に、身内から出た者は、基本的に何もすることがない。
次々と弔問に訪れる客に相対するぐらいがせいぜいである。
その傍らで弟の家族は、弔いの準備に忙しい。
葬儀とは残された者の哀しみを忘れさせるためのシステムであるらしいが、まさしくその通り。
哀しいが、しかし嘆いたところで母が帰ってくるわけでもなく、やるべきことは姿勢を正して見送ることだ。母に恥をかかせてはならない。
そんな思いが自然とよぎる、それこそまさに“奇妙で哀しい”時間だ。
取るものも取りあえず駆けつけたオレであるがゆえに、いったん練馬の家に戻り、明日からの儀式に備える準備をしなくてはならない。
在来線から新幹線に乗り換える新潟駅のホームで、いつものように立ち食いソバ屋で天ぷらソバを一杯。
新潟駅のホームのソバ屋は本当に美味しいのだ。この味はいつまでも残して欲しい。
家に帰り、ともかくなんでもかんでも車に積み込むよう、嫁に言う。新潟の寒さは、10数年ぶりの雪に驚く東京にいては遙かに想定外。子どもに風邪を引かせぬよう、着替えはたっぷりと用意する。
さて、用意も一段落したところで、一人で魚せいにいって酔いつぶれ、しみじみと母を思うか。
そうたくらんで出かけたら、魚せいは、こんな寒い晩に客なんか来ないと決めつけたか、9時過ぎにはもう閉めていた。つ、つ、つ、使えねえ〜。
仕方なくセブンイレブンでワインとおでんを買い(そうそう香典袋も必要だったと思い出し)、家に帰ってヨメと話しながら一人飲み。
母が最初に手術をしたのは、オレが小学校4年の時。小学生の男の子2人を家に残しながら半年も入院するというのは、当時の我が家にとっても大変な荒波だったろう。今ならそれがわかる。
週末になるたび、オレは弟はバスを乗り継いで母を見舞ったものだった。
迎えた母は、きっと子どもの寂しさを紛らわそうと思ったのだろう、いつもオレと弟に小遣いをくれて、そしてオレたちは売店に走ってマンガ雑誌や安いプラモデルなどを買うのだった。
それからさらに三度、母は大きな病気で体にメスを入れている。
昨年、救急車で運ばれた際に救急隊員が「えっ」と言って胸を開く手を止めたほど、満身創痍、メスのあとだらけなのだ。
今朝、弟の嫁さんに見守られながら息を引き取った病院は、まさにオレと弟がバスで毎週見舞いに行っていた、その病院であった。
飲みながらそんなことを思い出す。そして考える。
昨日、病室で一緒に過ごしたのが遠い昔のようだ。
男の子は誰だって母親が大好きなのだ。文句あっか。
2013.01.14
いやはや、大変な一日であった。
昨日、水道橋のホテルで開催されたのが、丹後家一族の新年会。同じような顔をした親戚一同が集まってメシを食うというイベントだ。
新潟の実家からは甥っ子が参加。一人で新幹線に乗って上京したのだった。
その甥っ子に、昨夜は本人のリクエストによって魚せいで刺身を食わせ、本日はオレと一緒に新潟に帰るのだった。
オレが新潟の実家に行くのは、病床にある母を見舞うためだ。
あと数ヵ月、あと数週間と言われて、その数ヵ月が過ぎてしまい、会えるうちにできるだけ会っておこうと思ったから、甥っ子と一緒に実家に日帰りすることにしたのである。
もっとも、まさかこれが最後の別れになるとは、この時点で予想もしていなかったが。
甥っ子と共に車で大宮駅。
甥っ子は駅ナカで土産物を物色する。
でっかい紙袋にたっぷりのお土産を買ったので、なんでそんなにいるんだよ〜とびっくりして尋ねたら「部活の友だちの分だよ」との返事だった。
甥っ子は高校で陸上部のマネージャーをやっており、その土産物なのだそうだ。
その買い物を終えて新幹線ホームに立ったら、外の雨はいつしか雪に変わっていた。横殴りの本格的な雪である。
ああ、これは積もるなあ。「うん、そうだね、積もるね」と甥っ子。
雪国出身者にはすぐにそれとわかるような降り方だった。
そんな雪の中を新幹線は走り出したが、もちろん大清水トンネルを越えればそこは雪国。
大宮の横殴りの雪など子どもの遊びだとばかりに、暴力的に雪が舞うのだった。
在来線に乗り継いで、実家へ。途中、駅弁を食いそびれたので、申し訳ないが実家で昼飯をごちそうになる。
母ならば、腹減った〜、なんかない? で済むが、弟の嫁さんにそういうわけにはいかない。遠慮しつつ、ゆでてくれたパスタを食う。
弟の嫁さんは料理が上手なんだよなあ。いつも感心する。そのお母さんはもっと上手なので、しっかり似たらしい。
パスタ、んまかった。ごちそうさまでした。
弟の車に乗って、雪の中を母の病院に向かう。
これが去年から何度目の入院なんだろう。出たり入ったり。
まあ、家では十分な看護もできないから、ちょっと体調が悪ければすぐに入院させてきた。その方が安心だし、病院もわかっているから。
帰りの新幹線は18時。
それまでを病室で過ごす。図らずも、母と父と弟とオレの親子4人が同じ空間、同じ時間を共有することになった。
今思えば天の配剤。いや、母が呼び集めたか。
いやいや、順番は逆。親子4人の時間が持てたことで、もう思い残すことはないと断ち切ったのかもしれないな。
半覚醒ながら意識があったりさまよったり、言葉が出たり出なかったり。
それでも、タブレットに録画していった息子と娘の「おばあちゃん、早く良くなってね」というメッセージを再生して見せたら、メガネをかけてじっと見入って、画面に向かって手を差し伸べていた。
きっと孫の姿を触ろうとしたんだろうなあ。
時々、口を差して「くち、くち」と苦しそうに言うので、ブラシを口に入れて掃除してやる。痰が切れなくて苦しかったのだろう。
そういやオレと弟が幼い頃、風邪を引いて苦しそうにしていると、鼻の穴に口を当てて鼻水を直接吸い出してくれていたっけ。
端から見れば「きったねえ〜」というわけだが、親子間では何の苦もなくそんなことができる。それを、オレは自分が親になって知った。
それにしてもあれだね、目の前で親がどんどん弱っていく、確実に死期が近づいていると思い知らされるのは、なんというか、実に不条理だね。
親はいて当たり前。その親に死が迫っているという現実は、大地がぐらりと揺れるような不条理さに近い。
そんな母を囲みながら、父と弟とオレは、特別な話をするでもなく、ただ時間を共有したのだった。振り返ればあれはとても大切でステキな時間で、そしてもう二度とは戻らないひとときだったのだ。
もうすぐオレの誕生日である。
誕生日にまた会いに来るからね。誕生日の祝いをしてもらわないと困るぞ。
そう言いながら病室の母に別れを告げる。
そういえば正月休みに家族で母を見舞ったとき、母は「今日は泣かないよ」とオレに断った後、息子と娘の手を握って笑いながら「さよなら」と言ったっけ。
あれは、きっと覚悟のお別れを告げたのだな。笑顔で別れを言おうと決めていたのだな。
でも、直後にヨメの手を握って「いつまでも仲良く」と言いながら母は、結局泣き出したのだった。
そんなことを思い出しながら、もはやどう見ても深刻な状態にあることが否定できない母に向かって、オレは、また来るから、と告げて病室を去った。
そして、これが最後の別れになったわけだが。
病院のある小さな町の小さな駅に着いたら、窓口で駅員と客が「新幹線が運休していて」とかぼそぼそ話している。
くぉらー、そういう大事な話はきちんとアナウンスせんかい。
確認したら、やっぱり運休だと。じゃあ、どうすればいいんだと詰め寄ったら「新潟駅で確認してください」とのことであった。
まったくしょうがねえなあ。
もちろん、これは母がオレを引き留めようとしているのかもしれない、と真っ先に思ったのだが。
新潟駅に着いたら、やっぱり運休。しょうがなく、次の新幹線の自由席に乗るしかない。
だが、昔は自由席が当たり前。帰省何十年という歴史を持つオレにとって、たかだか一人分の自由席の確保なんて、朝飯前である。つーか、朝飯食いながらでもできちゃうほど簡単である。
あっさり席を確保してオレは雪深き新潟を後にしたのだった。
ところが大宮に到着してびっくり仰天。街はすっかり雪景色だ。
降るのはやんだけれど、積雪が凄い。案の定、首都高は全面通行止めだ。
こりゃあ参ったなあと思いながら車を駅前の駐車場から出し、幹線道路に乗り入れる。
動かない。停まったまま動かない。
いやあ、ひどい渋滞。高速がダメになって車が全部ここに流入したのに加え、雪で車線が狭くなり、さらにあちこちでノーマルタイヤの車が立ち往生して渋滞に拍車をかけているというわけだ。
つくづく去年の暮れにスタッドレスに交換してよかったよ。
ホッと胸をなでおろし、そしてノーマルタイヤの周囲を見ながら、ふふん、キミたちはスノータイヤって知らないんでちゅかね、気をつけてよちよちと走るんでちゅよ、と一人でつぶやく。
弱い立場のものを見つけると途端にかさにかかって攻めていくのは、オレの悪いクセである。
10分100メートルというペースの大渋滞にあって、しかし、最も腹が立ったのは地元のFMであるナック5だ。
地元の道路状況、お天気状況が10数年に一度とも言われるほどなのに、このバカ放送局はそんなことにはちっとも触れず、お笑い芸人によるトークを流し続けるだけ。
地元の局なんだから、緊急の渋滞情報など、やるべきことはたくさんあるだろう。このFM局は、災害の時にはまったく役に立たないに違いない。
見下げ果てた局である。
などと一人で怒りながら車を進める。
そしてようやく抜け道のところまで来た。
普段ならなんということのない抜け道だが、しかし、途中3ヵ所ほど、けっこうハードな坂道があるルートだ。
この雪では、あの坂道は厳しいかなあ。
逡巡しつつも、えーい、行ってしまえと判断する。この時点で大宮駅を出て既に2時間。いい加減うんざりしていたからな。
それでも、もしヨメと子供を乗せていたら、きっとこの抜け道は選ばず、時間はかかっても幹線道路を確実に行っただろう。
そして予想は当たり、抜け道では坂のあちらこちらで動けなくなった車が放置されていた。
それが交差点をふさいだりしていて、大変な状態である。そこをオレは、キミたちスノータイヤというものを、と再び攻めながら走り抜けたのだった。
結局、駅を出てから家に着くまで2時間半。普段なら30分なのに。
家の前はヨメが雪かきしてくれたおかげで、難なく車を停めることができた。
ところが、溜息をつきながらドアを開けようとしたら、ドアが何かにふさがれて開かない。
なななな、なんなんだ、どうしたんだ。
よく見たら、オレの子どもと隣の子どもが協力してつくったでっかい雪だるまが、車のドアをふさいでいるのだった。
ぎゃふん。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
「すれ違う背中を」乃南アサ・新潮文庫。刑務所帰りの二人の女を主人公にした、人情モノの連作。基本的にゆるいシリーズである。同じノリなら、若い警官を主人公にしたボクの街シリーズのほうがオレは好きだ。
2013.01.13
電車の中に美人がいるのは楽しいのだ。
特に近くにいるわけでなくても、美人が視界に入っているのはなかなかによろしいのだ。
本日も西武線には美人が乗っていた。つんとすまして、ドアの脇に立っていた。
ところがその美人は、駅に泊まってドアが開いた際、ホームに向かって突然「ぶわっくしょーん!!」とでっかいくしゃみをしたのだった。
ああ、びっくりした。
インフルエンザだノロだと言われている真冬に、そのような振る舞いはまったくやめてほしいものである。
車内のそんな思いをよそに美人は、再びすまして立つのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.12
昼にラーメンを食いに行った。●源である。
テーブルの上にティッシュの箱が置いてあって、数枚使ったら空になってしまった。
通りがかった店員に新しいものを持ってきて、と頼み、大盛り、堅めでね、と言い添えた。
店員は「へいっ」と威勢良かったのだが、持ってきたティッシュは普通の箱入りだった。
くぉらー、大盛りとちゃうやないけー、とクレームつけようしたのだが、ヨメに「やめなさい」と言われておとなしく下がったオレであった。
本日、ももクロのバレンタインライブのチケット発売日。
そういえば、なんて思い出すレベルではとっても追いつけなくて、なんと10時に売り出して20秒後に完売だったと!
プラチナどころじゃないな、もはや。
誰も見たことのないUFOみたいなもんだ、チケット。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.11
一が三つでワンワンワン。犬の日なのだそうである。
そんなバカなことを言うのは、やめてもらいたいものだ。
それはともかく、実はまだ今年の手帳を買っていない。
毎年、12月に入ったら一冊買っていたのだが、今年はなんとなく買わずにいて、ここまで来てしまった。
理由ははっきりしている。
今や完全にGoogleカレンダーでスケジュールを管理しているためだ。
PCでもスマホでもタブレットでも、すべて完全に同期。しかも必要な人にはそれをネットで見られるようにしている。
紙の手帳を持たなくてもまったく不便じゃなくて、歩きながらでも片手でスケジュールが確認できちゃうのだ。
困るのは、アポイントの内容などをあまり詳細に書けないことだが、まあ、たいした機密があるわけでなし、国際的な諜報員でもないし。オレ。
手帳を買わないというのは、もしかしたら社会人になって初めてのことではないか。
学生時代にどうだったかというと、手帳を持っていたかどうか、まったく思い出せない。
たぶんぼけっと日々を流されていただけだから、きっと手帳なんかなくても、頭で覚えていられる範囲だけで十分毎日を過ごすことができたのだろう。
なんせ下宿の部屋には電話もなかったから、電話番号を控える必要もなかったし。
こう書くとほとんど原始人のような生活だな。いや、それは言い過ぎか。せいぜい江戸時代か。
ともかく携帯電話のあるなしで我らの生きている時代というのは区切られるのだな。
それに加えて手帳を持つか持たないかでも時代は区切られる、と。オレの場合だけど。
去年ぐらいからめったに紙の手帳のページを開かなくなって、気がつけば後日あわててネットから手帳に転記している始末。これって無意味だよねーと言いながら、終わった予定を手帳に書いていたのだった。
そんなわけでなんとなく新しい手帳を買いそびれて、今や手帳なしで普通に日々を送っている。
一方でなんとなく落ち着かないところもあって、やっぱりきちんと紙で残しておかないといけないかなあという思いもある。
過去の手帳はちゃんと棚にしまってあるけれど、代わりにネットにだけ記録が残るわけで、それがなんとなく落ち着かないというか。
以前、税務署の調査が入ったとき、署員はオレの手帳を3年分持って帰って、書いてある内容を詳細にチェックしていた。
「ほほう、この日はお友達と食事されていますね。でも、領収証は接待費になっていますね」とか「ほほう、この日はお友達と出かけていますが、交通費はちゃんと計上されていますね」とか。
手帳を見られると、ぎゃふんとしか言えないような突っ込みをされるわけだ。
あまり考えたくないが、もしまた同じような調査が入ったら、見せられる手帳がないわけだから痛くもない腹を探られる可能性もあるわけだ。
それにしても、時々電車の中で隣に座った女子大生が手帳を開いているのを横目でこっそり眺めると、びっしりと予定で埋まっているのに驚く。
頭で覚えていられる前後3日ぐらいがせいぜいだったオレの学生時代とはえらい違いだ。
いまどきの学生は忙しいのだなあ。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「文藝春秋」
「日本の選択」池上彰・角川。おそらく口述したものをライターと編集がまとめたのだろう、やたらと誤植が多いのが気になったが、
内容はさすがにわかりやすく丁寧にまとめられている。司会進行しながら自分で解説までやっちゃうからテレビで大人気というのも、よくわかる。
2013.01.10
しまった、じばたしてて、日記を書き忘れた。まあ、いいか。
フラッシュをバージョンアップしたら、Chromeで読み込めないページが出現するようになった。
ああ、面倒くさい。アドビは早く修正するように。って、フラッシュはアドビだったよね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.09
長野のまっちゃんと話していると、同学年かつ渋谷ベースで学生時代を過ごしたということもあって、いろいろとエバーグリーンなものがよみがえってくるのだった。
由紀さおりのヒットをきっかけに、実は60年代〜70年代の歌謡曲ってジャパン・クールなんじゃないか、という気運が高まっているが、まったく同感。
歌謡曲こそエバー・グリーンなのだ。
もっと発掘が進むと楽しいなあ。
その意味でも、えりずの70年代アイドルバンド「フラワーズ」は最高。たまーにしかやってないけど、まっちゃん、今度ライブを聴きに行きましょう。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「週刊文春」
2013.01.08
世に猫好き、犬好きは多いからめったなことを言うと袋だたきにされそうであるが、それにしても犬のことを犬と言っただけで「ワンちゃんですっ!」と目を吊り上げるのはどうしたものか。
これ、実話ね。
猫の場合は「ニャンちゃんですっ!」とか反応するのだろうか。
実は我が家は犬猫にはたいへんに迷惑している。もちろんフン被害である。
昨日も敷地内に猫がいるのを発見。威嚇して追い払った。
二度と来ないようにと常備してある忌避剤をまく。
この忌避剤が臭いのなんの。これならフンの方がマシだというくらい臭い。
そしてその忌避剤をまいたら、買い置きがなくなってしまい、アマゾンに注文した。
ポチッとしたのは昼前。それがなんと当日の夜に届くのだから、リアルはかなわないな。
配達に現れたのは郵便局員である。
最近、佐川がアマゾンを届けることがなくなったので、やっぱり交渉は決裂したか、佐川がストライキしているかと見た。
もちろん佐川が郵便局にかわったところで業務内容は同じ。佐川の疲弊がそのまま郵便局にいっちゃって、郵便配達の現場が疲弊するわけだ。
実際、書留や速達など、本来優先すべき郵便物よりもアマゾンの荷物を先に届けなければならない状況があちこちで起きているそうで、本末転倒もいいところだという現場の嘆きが聞こえてくる。
家電量販店のショーケース化は常態化し、書店もやがては同じ道へと向かうわけだ。
いよいよ日本はアマゾンにがっつりとやられちまいそうだな。
そのアマゾンに戦いを挑もうとしているのが楽天で、今週の日経新聞にはその戦いぶりが連載されている。
楽天のは零細商店が銀座4丁目に出店できるようにするというビジネスモデルで、アマゾンは自宅を銀座4丁目にしてしまうビジネスモデル、という比較はなかなかに面白かった。
というわけで、話がどういう方向に行くのかまったくわからなくなってきたので、今日の出来事。
えーと、今日はお仕事で新宿に行きました。
ところが正月ボケもいいところで、石神井公園の駅について改札を入った瞬間、名刺を忘れてきたことに気がついた。
おろおろ。社会人が仕事に行くのに名刺を持たないとは、なんたる失態。しかも本日は全員が初対面だ。
おろおろ。
せめて電車に乗る前に気がついてよかったと自分を慰め、ヨメに電話して、駅まで持ってきてもらう。
ありがとう、ヨメ。感謝のチューをしようかと思ったが、逃げられてしまった。
新宿でちょっと時間があったのでヨドバシカメラに遊びに行く。モバイルコーナーなど、客より店員+メーカー派遣の方が多い。
ふらふらと眺めているのだが、何かを手にした途端にセールスしようと待ち構えているメーカー派遣の視線が痛く、落ち着いて遊べないのであった。
本日から学校が始まった。
しかも子どもたちの小学校は校舎の建て替えが終わり、今日から新校舎。
晩飯でその様子などを聞く。
当然教室のすべてがぴかぴかとのことで、「給食をこぼしたらどうしよう」というのが一番の心配らしい。
まあ、たぶん最初にこぼすのは先生だな。
子どもに教室が新しいから汚しちゃダメと言っても無理だもんな。
ちなみに隣の光が丘の街では、限界集落目前という現実を受けて、たくさんあった小学校がどんどん廃校・統合され、残った古い校舎は老人施設に転用されている。
なるほど、それはいい手かもしれないな。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.07
この日記を預けているのはソニー系列のプロバイダであるソネットだ。
加入は早かったなあ。確か1997年だった。
最初は単なるネット接続業者として選んだ。
当時はネット黎明期。いろんな業者がまさしく雨後の竹の子状態で、安さを競い合っていた。
だからコストだけで選ぶならいくらでも他の選択肢はあったのだけれど、プロバイダってのは一種のインフラ業者だから、信用と体力が大事だと考えてオレはソネットを選んだわけよ。えっへん。
それは慧眼かもしれないが、今のソニーを思えばそうも言い切れない中途半端さが、まあ、オレらしいか。
話はそれるけれど、やっぱりオレなんかはソニー神話がしっかりすり込まれていて、両親が「ソニーはいい、ソニーにしろ」といつも口にしていたこともあって、品質ならやっぱりソニーという思いがある。
だからiPodじゃなくてついウォークマンを選んじゃうわけだが。(でもさすがにベータは手を出さなかった)
で、そのソネットにホームページをつくったのが1998年。以来、こうしてへたれな文章を世にさらし続けているわけだ。
そして、どんなにへたれでも、時には写真なんかもあって次第にボリュームは増えてきた。
さらに音楽関係の丹後湯サイト、親戚関係との交流サイト(!)、あそび歌バンドたんさいぼうのサイトと、いつの間にか分家も増えて、なんと気がつけば4つのサイトを持っていることになってしまった。
そのすべてをテキストエディタにタグをこちょこちょ書きながらつくっているというところが、笑えるのだが。
そして、こんなふうに容量が増えてきた結果、ソネットの容量が一杯になってしまったのである。
その容量、なんと50メガ!
毎月のオプション料金を払って容量を最大限に設定してあるというのに50メガ!
1ギガどころか2ギガでも無料のホームページ預かりサービスが山のようにあるという時代に、カネを取って50メガというのだから、呆れたものである。
しかし、いざ引っ越すとなるとそれも面倒くさいし、しばらくはやりくりするしかない。
そこで写真がたくさん増えていく予定の、たんさいぼうのライブページのみ他の無料サーバに移動させた。
多くの無料サイトではストレージ代わりに使うことを禁じているので、これは違反ギリギリかもしれないので、内緒である。
そのライブ報告のページを引っ越すだけでもすげえ面倒くさかったので、いずれ本格的な引越を思うと、今からうんざりなのだ。
おそらく4つのサイトのトップページのみソネットにおいて、本体は他に移し、1年か2年かけて新サイトの周知徹底を図るという、広報戦略になるであろうよ。
こんな面倒くさいことをしなきゃいけないのも、すべてはソネットがせこくて50メガしか貸してくれないからなのだ。
まったく何とかしてもらいたいものである。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」「日経エレクトロニクス」宇宙民営化という特集の切り口はなんと斬新なんだろう。日本の現在の宇宙開発行政は10年前の原発行政とそっくりらしく、これから日本はどんどん世界に取り残されていくことになるらしい。こんなところにも凋落日本。
2013.01.06
前日の新潟は快晴で、白銀の大地と青い空の、それはそれは美しい冬景色だった。
「冬景色」で思い出すのは、オレが小学校5年か6年の4月。
もらったばかりの新しい音楽の教科書を見せたら、母はページをぱらぱらとめくって「これは知ってる?」と言って「さぎり、きーゆる」と歌い出したっけ。
「さ霧(ぎり)消ゆる湊江(みなとえ)の舟に白し、朝の霜」と歌われる、大正2年発表の小学唱歌だ。
小学唱歌というのは民間から広く募った秀作を文部省作として教科書に載せた経緯ゆえ、基本的に作者不詳だ。
今になって作者が明らかになった作品も多いが、「冬景色は今も作者不詳のようだ。
口語体の難しい歌詞だけれど、古い日本の里の風景を描いた、情感豊かな歌で、オレも大好きだ。
やっぱり童謡とか唱歌とか、オレの根っこにあるようだ。
まだ小学校に上がる前、祖母がこたつで「はーるよ、こい、はーやく、こい」と歌ってくれたのは鮮明に覚えているし、ユーミンの「はーるよー」なんて歌は鼻かんでポイだ。
まあ、よい。
1シーズンに何日もないほど見事に晴れた新潟の青空の話だ。
高速を走っていると、雪に覆われた田んぼの上を、白い鳥が群れて飛んでいる。
白鳥だ。
そうである、オレの実家のあたりでは冬になると白鳥がカラスかスズメのようにごく当たり前に飛んでいるのである。
初めて見る人はびっくりするが。
白い田んぼと青い空。そこに浮かぶ白い鳥の群れは、それはそれは美しい日本の風景なのだった。
そして一転、本日は吹雪にも近い天候となった。いつもの変わらない冬の新潟である。
高速道路は雪で覆われて真っ白。窓の外を見れば、大地と山と空の区別がつかないほど、前部真っ白。
それは凶暴とさえ言える風景なのだった。
その高速道を、スタッドレスを履いているとはいえ、よろよろと走るオレ。いつもより長く時間がかかり、緊張の度合いも強くて、ぐったりと疲れてしまったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.05
暮れに履き替えたスタッドレスタイヤもまぶしく、我が家は関越道に乗って一路雪の新潟を目指したのだった。
いやあ、冬に車で帰省するのは初めてだなあ。
ところがこの日は冬休みの週末とあって車がやたらと多く、あちこちで渋滞してやがる。
ようやくその渋滞も落ち着いてきたかという頃、関越トンネルまであと数キロのあたりで目に飛び込んできたのが「関越トンネル 事故 通行止め」の表示。
はああ〜っ? 一瞬、なんのことか理解できず、それでも高速道路はまっすぐに進むようにしかできていないのであった。
そして関越トンネルの前、本当に車が数十台も停まっていて、「通行止め」の表示。
マジかっ。マジかよっ。
ここは天下の三国峠。関越トンネル通っちゃダメと言われたら、遭難するしかない。
仕方なくトンネル入り口脇の谷川岳PAに入り、車を停める。
まだ十分に停める余地が残されていたことから、まさしくたった今事故が起きたことがわかるのだった。
高速のトンネルの事故ときたら、誰だって笹子トンネルを連想するじゃないか。
しかも関越トンネルは、笹子と同じ天井板設置構造。
こ、こ、こ、これは! もしかしたら崩落か!
と疑ったとしても、自然な流れだろう。
もし渋滞に引っかからないでもうちょっと早めにトンネルに進入していたら、オレたち家族の上に崩落が!
と想像したとしても、誰もオレを責められないだろう。
緊急車両がサイレンを響かせて次々とトンネルに入っていく。PAでは「ただいま事故で通行止めです」というのんびりしたアナウンスが流れる。
ありゃあ、これは今夜のニュースかなあ。それより何より、オレたちはどうなるんだろうなあ。
緊急通路を使って引き返させられるのだろうか。
そうなったら高崎あたりにクルマを置いて新幹線の自由席に突撃だなあ、などとぼけっと考える。
PAでは、足止め食ってヒマなファミリーが雪をぶつけたりして遊んでいる。
せっかくなので緊迫するトンネル入り口をFACEBOOKにアップしようとしたが、混んでてうまくつながらなかった。
そうこうして30分、ようやく「通行止めは間もなく解除です」というアナウンス。やれやれ、よかった。
そんなに大きな事故ではなかったみたいね。
大昔に起きた東名の日本坂トンネルの事故の記憶があるから、トンネル事故と聞くと非常に恐ろしいと連想してしまう。これぐらいで済んでよかった。
ところが「間もなく解除ですよ〜」と呑気なアナウンスがあり、PAの車が一斉に出口を目指すポールポジション争いの緊迫した態勢に入ったというのに、一向に状況は変わらない。
数分おきに「間もなく解除」というアナウンスが雪山に繰り返されるのみである。
そのままなんと30分もポールポジション争いの態勢で待たされてしまったのだった。
ようやく解除して関越トンネルに入る。
と、入り口から1キロもしないあたりで前部がひしゃげた軽のワンボックス。
滑って側壁にぶつかっちゃったのだろうな。
まあ、こんな程度の事故で済んでよかったわい。
大幅に遅れてしまったことを苦々しく思いながらも、いいふうに受け取ろうと自戒して、オレは雪の新潟目指して走ったのだった。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.04
増え続ける雑誌と同様に鬱陶しいのが、CDの山である。
雑誌を処分したのに続き、とうとうガマンならず、CDの処分も決めた。
収納に入りきらず、むき出しで山積み。その中には、もう二度と聴かないのはもちろんのこと、一度も聴いていないCDすらある。
1曲だけ聴きたくて、他の曲は知らないというCDも多い。
こういうCDの山を眺めると、ネットでのダウンロード購入は確かに魅力的だなあと思えるわ。
でも、オレはやっぱりパッケージ派。CDで買いたいなあ。
なんて言っておいて、ろくに聴きもしないで処分しようとしているオレ。
まあよい。
何枚あるかわからないCDの山から、もう聴かないと思うCDをざっとより分ける。50枚ぐらいだ。
ちっとも山が減らないではないか。
そこでもっと心を鬼にして、もう一度聴けば十分だなあと思うCDもより分ける。
これで100枚ぐらいだ。
ブックオフにたたき売るつもりなので二束三文は覚悟の上。それでもちょっとは高く売れたら儲けものというスケベ根性で、一枚ずつきれいにふいてジャケットのシワなどもちゃんと直す。
ブックオフに売るということになると、ジャケットが破れているやつや、紛失しているやつ、2枚組のなぜか1枚だけないやつ、JASRACを通っていない自主制作盤といった類のCDはさすがに持ち込みにくいから、仕方なく家に残る。
こうしてより分けたCDをブックオフに持って行こうと思い、さていくらでしょう、とFACEBOOKにアップしたらなんと物好きにも長野のまっちゃんが「1枚100円で買います」とコメントしてくれた。
あらららら、なんと太っ腹な。1枚100円なんて、確実にブックオフの10倍だ。
持つべき友は会社の幹部。
オレに断る理由はまったくないから、まっちゃんが心変わりしないうちにと、速攻、箱詰めしてヤマト運輸の営業所に持ち込んだのだった。
これでCDの山もだいぶスッキリ。ちょっとは片付いたのだ。
オレでさえこんなんだから、年間数百枚から千枚以上もCDを買うというドバシ君は、いったいどういうことになっているのだろう。
CD用の倉でも建てているのだろうか。一度訊いてみたいものである。
なにはともあれ、まっちゃん、お買い上げありがとうございました。
今度、魚せいで飲みましょうね。
「読売新聞」「日経新聞」「日刊スポーツ」
2013.01.03
故郷を離れて暮らしたことのある人ならわかると思うが、オレも30歳を過ぎた頃、帰省の際に「こうして『ただいま』と言って親の顔を見ることができるのは、あと何回だろう」と突然思ったものだった。
その時は「あと100回もないのではないか」と気づき、ちょっと愕然としたのを覚えている。
いつだったか母に「お前は親のことなんてちっとも思い出さないだろう」と恨めしそうに言われたことがある。
そんなこと言ったって、親も子どものことなんて普段は忘れているだろうに。
そんなふうに思ったのだったが、とんでもない罰当たりだった。
親は子どものことが片時も頭から離れないのである。自分が親になってようやくそれを知った。
ふるさとは遠きにありて思うものだが、逆も真なりで、親にとっては子どもも遠きにありて思うものなのだろう。
今になって母に「なんでお前はそんな遠いところに暮らしているんだ」と言われても、オレはただ口を開けておろおろするのみであった。
東京は冬の快晴。寒いとは言え、太陽が出ている。
こんな時は決まって新潟は大雪。しかも冬の嵐だそうだ。
彼我の違いに、距離の重さを実感する。
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「陽気な容疑者」天藤真・Kindle。リアルの本ではなかなか入手できない天藤真の小説も、電子書籍ならけっこうそろっている。続けて読んだのは、これ。オレが学生時代に最初に手にした天藤作品だ。強欲で誰からも恨まれている地方の金持ちが密室の中で殺されていて、登場人物全員が“陽気に”犯人捜しをするという話である。トリック部分は弱いものの、全編に流れるとぼけた感覚、何よりも陽気な殺人事件という設定が新しくて、とても楽しく読んだ記憶がある。今読み返してみて思うのは、なんと文章の上手な人だったのだろうということだ。一文字ずつ思いを込めて手で書いた、まさにその味わいが伝わってくる文章なのだ。永久保存にKindleはちょうどいいなあ。
2013.01.02
正月のテレビがつまらないのは今に始まったことではなく、箱根駅伝をちらっと眺めたらあとはもう見る気がしないわけだ。
かといって他にすることがあるわけでもなし。ぼけっと過ごすのであった。
「大誘拐」天藤真・Kindle。20世紀No.1ミステリー。学生時代に初めて読んで以来、何度も読み返して、今度はついに電子書籍で再読だ。本当に何度読んでも面白くて、まさに奇跡のミステリー。身代金100億円(しかも昭和40年代)の誘拐事件というスケールの大きさ。しかも、物語の冒頭から犯人はわかっているという意外性。それであるのに最後までぐいぐいと引っ張っていく展開。そして(これが一番素晴らしいのだが)全体に漂うユーモア。あらゆる点で最高の作品だと思う。この空前絶後の大事件のすべてが、実は主人公のおばあちゃんの人柄に収斂されるという構成は、素晴らしいの一言だと思う。Kindleで読んでもまったくその肌触りに変わりはなかった。Kindleで読んでみてわかったのは、とにかくいつでも読めるというメリットだ。実際、この本も、夜中にトイレに起きて30分ほど読んでみたり、といった読書スタイル。テレビの前で寝転がって読むときはKindleで、深夜に目覚めて続きを布団で読むときはスマホで、といった具合。酔っ払って帰る電車の中でも、ポケットからスマホを出して続きを読むのであった。なるほど、こんな具合に何度も読み返したい古典や愛読書を入れておき、気が向いたときに続きをちょっとずつ読むというスタイルに電子書籍は向いているのかもしれない。
2013.01.01
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
めでたいと言えば、昨夜の紅白歌合戦。いろいろと見所満載でしたな。
まずはあれです。ももクロです。
胸のライトが青い光、歌詞にも旧メンバーの名前を入れてカメラに向かって指さし、ということで、脱退した旧メンバーと一緒に夢の紅白に出場したんだ、という物語を見せてくれました。
おかげで純なファンの泣くこと泣くこと。
ツイッターで号泣、FACEBOOKで号泣、ブログで号泣。
この程度の物語で泣くこと自体、ももクロファンがいかに情けないかがよくわかります。
スターダスト、笑いが止まりませんなあ。
そういう私は、細川たかしの「たかしー」に大笑いし、かなこ↑のエビぞりジャンプに号泣でした。
なお、元旦に重大発表があるとアナウンスされていたため、入場シーンで天童よしみと手をつないでいる様子を目にし、こここ、これは新メンバーとしてこの珍獣が加入するという報せなのか、とびびってしまったのは私だけではないでしょう。
あと、見所としては一人で全部持って行ってしまった美輪明宏でしょうか。ヨイトマケおじさん。
これに関しては読売新聞の一面コラムが前日の12月30日に「普段の妖艶な衣装ではなくて泥臭い演出で出るのではないか」と喝破していたとおり、普段とはまった違う出で立ちでした。
おそらくは原点であるシャンソン歌手としての自分を披露したということでしょう。
歌唱は、文句なし。さすがでありました。
ただ号泣度では米良ちゃんのほうが上回っていたかと、個人的には思います。
あくまで芸術度で、紅白はすべて持って行ってしまったと。
あとは砂漠で歌った姉ちゃんの、NHKの無駄使いぶりとか、矢沢永吉の場違いぶりなどが面白かったですが、何と言っても最高だったのは、司会の愛のなさでしたなあ。
堀北なんちゃらという昔の六ちゃん、今の梅ちゃん。
あまりのスタイルのよさにびっくりし、さらにあまりの美形ぶりに驚いたのですが、なによりも司会の淡々ぶりに度肝を抜かれました。
プレッシャーだったのでしょう。いっぱいいっぱいだったのでしょう。
それがあの愛のなさわ現れてしまったわけで、非常に興味深い司会ぶりでありました。
最後の「蛍の光」で指揮者・平尾なんちゃらが出てきて指揮棒を振るものの、オーケストラなんていないじゃん。
カラオケを聴いて棒を振るなんて、そりゃ本職の指揮者は誰も引き受けないって。
そんなわけで去年の紅白歌合戦もいろいろと見所満載でありました。
それはともかく、今年もどうぞよろしくお願いします。
初詣には地元の神社に行き、娘は見事に大吉を引き当てておりました。
その娘は大変によくわかっていて、何をお参りしたかと問うと「家内安全、商売繁盛を百万回言った」と答えるのでありました。
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